人種、年齢、セクシュアリティを越えた普遍的な感情を描き、観る者の心を大きく揺さぶる『ムーンライト』。本作で主人公の母親を演じ、アカデミー賞助演女優賞に初ノミネートされたのは、インディペンデント映画から『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズ、『007』シリーズなどハリウッド大作で重要な役を演じ、幅広く活躍する英国女優のナオミ・ハリス。本作の撮影と『007 スペクター』のプレスツアーの時期が重なり、わずか3日間の撮影期間ながら、強烈な印象を残したナオミのインタビューがシネマカフェに到着した。第89回アカデミー賞にて、『ラ・ラ・ランド』を抑え作品賞を獲得した本作。劇中でナオミが演じるポーラは、息子シャロンを愛する気持ちはもちろんありながらも、麻薬中毒に陥り、育児放棄をしてしまう母親。息子が偶然出会い、父のように慕っているフアンから麻薬を買っている。ナオミは、問題を抱えた複雑な役柄を熱演し、アカデミー賞はじめ各賞で助演女優賞にノミネートされた。そんなポーラの役柄について、ナオミは「シングルマザーで1人で息子を育てている彼女はドラッグ中毒を隠しているの。でも次第にドラッグのせいでひどく自身を見失っていく。それでも最終的に自分を取り戻して立ち直るのよ」と語る。そもそも多忙を極める中、本作に出演したきっかけは、「エージェントから持ち込まれた台本を読んで、ものすごくきれいな物語に深く感動したの。バリー・ジェンキンスの初監督作品もすばらしく、ぜひ参加したいと思ったの」と言う。「まず思ったのは、愛を探し求める物語で、愛を切に求める人間が美しく描かれていることよ。そして、登場人物たちが自分たちの居場所を探し求め、他人を通してそれを見出していく過程もとても美しく描いているの」と、ジェンキンス監督が紡いだ物語の美しさに大きく惹かれたことを告白する。また、主人公がもがきながら生きていく様子を3つの時代で綴った本作は、少年期・青年期・成人期で主人公を演じる俳優が変わっている。ナオミは1人で3つの時代の母親を演じており、3人の息子役と共演しているが、「皆とても素晴らしかった、そのうち2人は演技が初めてだったのに。3人とも賢くて献身的だったわ。お互いよく分かりあえるほど時間がない中、たったの3日間だけ撮影に入った私によく付き合ってくれたわ」と、3人の“子どもたち”アレックス・ヒバート、アッシュトン・サンダース、トレバヴァンテ・ローズの献身と柔軟性を称えている。麻薬中毒者という難しい役柄ではあったが、「役のためにたくさんリサーチをしたわ。まずは、ドラッグ中毒から調べて、コカイン依存症を描いたドキュメンタリーをネットで何本も見て、ポーラのような女性を調べていて、だんだん役への糸口が見えてきたの」と語り、ドラッグはもちろんのこと、アルコールもタバコもやらない彼女なりの真摯な役作りの秘訣を明かした。さらに、ナオミ自身が台本を読み、ぜひこの人と仕事がしたいと思ったというジェンキンス監督については、「バリーは才能のある監督で美しい作品を作る人よ。ただの才能のある監督ではなくて、本物の紳士なの。自分の目指すものや明確なビジョンをしっかり持ってブレずに追及する強さがあって、やさしく穏やかに話してくれるからセットにいて安心感があるの。だから、バリーとの仕事はのびのびできるわ。そういう環境だと俳優たちは奇跡を起こせるの。ベストの力が発揮できるから」と、若き監督を大絶賛。本作を見事にアカデミー賞作品賞に導いた監督の才能と俳優たちの力を引き出す力に、絶大な信頼を寄せていたことを語っている。『ムーンライト』はTOHOシネマズシャンテほか全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ムーンライト 2017年3月31日よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開(C) 2016 A24 Distribution, LLC
2017年04月15日第89回アカデミー賞で8部門にノミネートされ、作品賞ほか3部門を制した『ムーンライト』。このほど、同助演男優賞に輝いたマハーシャラ・アリ演じる男が、主人公シャロンの父親代わりとなって人生を教え、本作のタイトルの意味が明かされる名シーンの本編映像が解禁となった。自分の居場所を探し求める主人公の成長を、圧倒的な映像美と音楽とともに、幼少期“リトル”、少年期“シャロン”、青年期“ブラック”と3つの時代で綴った物語。あるとき、いじめっ子たちに追いかけられ、廃墟に身を隠していた“リトル”ことシャロン(アレックス・ヒバート)を偶然見つけたのは、麻薬ディーラーのフアン(マハーシャラ)。はじめは心を閉ざしていたシャロンだったが、フアンのすべて包み込むような温かさに触れ、2人は次第に交流を深めていく。今回届いた映像では、海でフアンがシャロンに泳ぎを教える印象的なシーンをとらえている。広い海の中で、シャロンを抱えるフアン。「俺の手に預けろ、力を抜け。ちゃんと支えている。離さないから安心しろ」と、まるで父親のような優しさで語りかけるフアンの姿が胸に迫る。海からあがったあと、本作の原案となった戯曲のタイトル「In Moonlight Black Boys Look Blue」(月明かりの下で、黒人の子どもは青く輝く)に繋がる、幼いころのエピソードをフアンは語り始める。そして、「自分の道は自分で決めろよ。周りに決めさせるな」と優しくも強いまなざしで伝えるフアン。その意味をよく理解していない様子のシャロンだが、この言葉は確かに彼の中に息づき、その後の人生に大きな影響を与えていくことになる。このタイトルについて、バリー・ジェンキンス監督は「戯曲の中で“夜”は、シャロンが最も落ち着ける場所であり、素の自分をだせる時間として描かれていたんだ。通常、青色は“哀しみ”を表すために使われるけど、この作品の中では、メランコリックな気持ちだけでなくて、“美しさ”も同時で描かれていた」と語る。「だから映画でも、シャロンが最も安らぐとき、自分らしくいられる夜を、月明かりの下で美しく描いたつもりだよ」と、“月明かり”に込めた思いを明かしている。『ムーンライト』はTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ムーンライト 2017年3月31日よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開(C) 2016 A24 Distribution, LLC
2017年04月11日販売12ヶ月で累計25万枚を突破福岡県福岡市の株式会社エコライフは、販売中の『マジックフェイシャル』の販売数が、12ヶ月で累計25万枚を突破したと発表した。『マジックフェイシャル』は、2016年3月に販売開始。特許出願中のナノファイバーシートを使用している。『マジックフェイシャル』『マジックフェイシャル』は、150~200ナノメートルの超極細繊維を使用した商品。髪の毛の400分の1という細さだ。使用していても、何も貼っていないような透明度を実現しており、1日中目元のケアがおこなえる優れもの。専用の美容液を使えば、肌への水分量やキメに対する効果がさらに高まるという。シートなのにつけたまま外出同商品は、「見えないシート」であるため、「ちょっとした買い物なら貼ったままでもOK」「目元をケアしたまま週末を過ごすことができる」などの声があるほど。極細繊維を使用しているため、従来のシートでは入り込めない角質層の細部まで入り込むことができる。リフティング効果もあがり、キメを整える効果も、小じわやたるみに対する効果もアップする。1度試してみたいと思う人は、『マジックフェイシャルトライアル』なら、1週間分(14枚:7回分)で通常2,268円(税込み)のところ、1,980円(税込み)にて購入可能となっている。(画像はプレスリリースより)【参考】※シートによる引上げ効果で目元スッキリ 『マジックフェイシャル』累計販売枚数25万枚突破!
2017年03月30日本年度アカデミー賞にて作品賞、脚色賞、助演男優賞に輝いた『ムーンライト』。このたび、本作の日本オリジナル予告編がついに完成。主人公シャロンの成長を幼少期、少年期、青年期の3つの時代に切り取り、その一途で純粋な愛を映し出している。本作が長編2作目となるバリー・ジェンキンス監督が、自分の居場所を探し求める主人公の姿を、色彩豊かで圧倒的な映像美と情緒的な音楽と共に3つの時代で綴った本作。北米で大ヒットを記録し、タイム誌、NYタイムズ紙、LAタイムズ紙などが「2016年ベスト1ムービー」に選出するなど、世界中から熱狂的な賛辞を贈られている。エグゼクティブ・プロデューサーはブラッド・ピット。主人公の母親役には、本作でオスカーに初ノミネートされたナオミ・ハリス、少年の父親代わりになる麻薬ディーラー役で見事オスカーを獲得したマハーシャラ・アリ、そのガールフレンドには『Hidden Figures』(原題)にも出演するシンガーのジャネール・モネイ。そして、それぞれの時代の主人公シャロンには、同じ内面を感じさせる“瞳”を持つアレックス・ヒバート、アッシュトン・サンダース、トレバヴァンテ・ローズが抜擢されている。なぜ、『ムーンライト』がこれほどまでに世界中を魅了しているのか。それは、人種、年齢、セクシュアリティを越えた普遍的な感情が描かれているから。本作は、貧困やネグレクト、いじめ、ドラッグなどが描かれてはいるものの、実は主人公シャロンのピュアで一途な恋心が綴られた切ないラブストーリー。89回を迎えたアカデミー賞の歴史の中で、セクシャルマイノリティの人々を描いた映画として初めて作品賞を受賞し、まさに「映画史を変えた作品」となった。また、米・映画サイト「THE PLAYLIST」が選ぶ「21世紀のロマンス映画」でも、『エターナル・サンシャイン』『花様年華』『キャロル』『ビフォア・サンセット』に次ぐ5位に選ばれている。そして今回、ついに日本だけのオリジナル本予告編が完成。幼少期、少年期、青年期の“3人のシャロン”の人生を切り取りながら、シャロンが秘めた想いを寄せる親友ケヴィンと再会する様をとらえた、切なくも純粋な愛が情緒的に描かれたものとなっている。幼少期。母親ポーラはドラッグに溺れ、どこにも居場所がなかった少年のシャロンは、父親代わりとなる麻薬ディーラーのフアンとの出会い、たった1人の親友ケヴィンへの淡い恋心を通し、少しずつ成長していく。少年期。月明りが輝く浜辺で、初めてお互いの心に触れあったケヴィンとシャロン。しかし、ある事件をきっかけに2人は別々の道へと進むことに。二度と会うことはないと思っていた2人だが、大人になり、ふたたび巡り合う――。「あの夜のことを、いまでもずっと、覚えている」。どんなに時が流れても忘れられずにいた、シャロンの一途な秘めた想いに貫かれた美しい映像を、ここから確かめてみて。『ムーンライト』は3月31日(金)よりTOHOシネマズシャンテほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ムーンライト 2017年3月31日よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開(C) 2016 A24 Distribution, LLC
2017年03月17日本年度アカデミー賞作品賞を獲得し、異例の1か月“前倒し”の拡大公開が決定した『ムーンライト』。マイアミの貧困地区を舞台に、少年の成長と愛を3つの時代構成で追った本作が、“21世紀の5大ロマンス映画”に選ばれたことが分かった。名前はシャロン、あだ名はリトル。内気な性格で、学校ではいじめっ子たちから標的にされる日々。母親はドラッグに溺れている。そんなシャロン少年にとって、同級生のケヴィンだけが唯一の友だちだった。高校生になっても何も変わらない日常の中、ある日の夜、月明かりが輝く浜辺で、シャロンとケヴィンは初めてお互いの心に触れる。やがて、成人した2人は再会を果たすが…。第74回ゴールデン・グローブ賞では作品賞(ドラマ部門)受賞、第89回アカデミー賞では8部門にノミネートされ、作品賞・脚色賞・助演男優賞(マハーシャラ・アリ)の3部門を獲得した本作。“オスカー前哨戦”では、最も多くの作品賞を受賞していた(329部門ノミネート・158部門受賞)。さらに、89年のアカデミー賞の歴史の中で、LGBTQをテーマにした作品として初めて作品賞を獲得、まさに「映画史を変えた作品」となった。LGBTQとは、レズビアン(L)、ゲイ(G)、バイセクシャル(B)、トランスジェンダー(T)に加え、クィアまたはクエスチョニング(Q:性同一性や性的志向がはっきりしない、確信が持てない)を含めた人たちのこと。自分の居場所を探し求める黒人少年の成長を、色彩豊かで革新的な映像美と心情に迫る音楽で綴った本作は、貧困やネグレクト、いじめ、ドラッグなどが描かれ、重めのドラマを連想しがちではあるものの、実は主人公シャロンのピュアすぎる恋心が綴られた切ないラブストーリーだ。過去の“恋人的”な同性の旧友と再会するまでの20年間を、3つの時代構成で描いた物語は、米・映画サイト「THE PLAYLIST」が選ぶ「21世紀のロマンス映画」でも、『エターナル・サンシャイン』『花様年華』『キャロル』『ビフォア・サンセット』に次ぐラブストーリーとして5位にランクイン。観たあとも、ずっと頭や心から離れない余韻を残す作品、むしろ時間が経つにつれて印象が色濃くなってくる作品として高く評価されている。これまで、LGBTQをテーマにした作品としては『めぐりあう時間たち』(’02)、『ブロークバック・マウンテン』(’05)、『ミルク』(’08)、『キッズ・オールライト』(’10)、『イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密』(‘14)など、アカデミー賞作品賞にノミネートされながら受賞できなかった作品は数多い。例えば、『ブロークバック・マウンテン』は第78回において作品賞を含む最多8部門にノミネートされたが、アン・リーの監督賞ほか、脚色賞、作曲賞の3部門受賞にとどまり、ケイト・ブランシェット&ルーニー・マーラがそれぞれ第88回主演・助演女優賞にノミネートされた『キャロル』は作品賞にノミネートさえされなかった。こうした経緯を鑑みると、本作はまさに映画史、アカデミー賞の歴史を塗り替えた記念碑的作品といえる。この春に上陸する、最も切なく、最も純粋な愛の物語を楽しみしていて。『ムーンライト』は3月31日(金)よりTOHOシネマズシャンテほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ムーンライト 2017年3月31日よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開(C) 2016 A24 Distribution, LLC
2017年03月13日第89回アカデミー賞で作品賞・脚色賞・助演男優賞の3部門を受賞した『ムーンライト』が、当初予定していた4月28日の公開日を繰り上げ、3月31日より公開規模を大幅に拡大し、全国公開することが3日、明らかになった。公開日繰り上げは、作品賞受賞を祝して決定。授賞式後には、「少しでも早く劇場で鑑賞したい」と公開を待ち望む声が殺到したという。本作は、エグゼクティブプロデューサーにブラッド・ピットを迎え、自身が創設したプランBエンターテインメントで製作した作品。自分の居場所を探し求める主人公の姿を、色彩豊かで革新的な映像美と情緒的な音楽と共に3つの時代でつづった。2月26日(日本時間27日)に行われた第89回アカデミー賞の授賞式では、作品賞発表間違えという前代未聞のハプニングが発生。はじめに最多14ノミネートを果たしていた『ラ・ラ・ランド』と発表されたが、その後『ムーンライト』と訂正され、会場は一時大混乱となった。(C)2016 A24 Distribution, LLC
2017年03月03日第89回アカデミー賞にて作品賞、脚色賞、助演男優賞(マハーシャラ・アリ)の3部門を受賞した『ムーンライト』。その後、「早く劇場で観たい」という日本公開を待ち望む声が殺到したことを受け、3月31日(金)より緊急拡大公開されることが決定した。名前はシャロン、あだ名はリトル。内気な性格で、学校ではいじめっ子たちから標的にされる日々。母親はドラッグに溺れている。そんなシャロンにとって、同級生のケヴィンだけが唯一の友達だった。高校生になっても何も変わらない日常の中、ある日の夜、月明かりが輝く浜辺で、シャロンとケヴィンは初めてお互いの心に触れることに…。ブラッド・ピットが代表を務める「プランBエンターテインメント」が制作した本作は、自分の居場所を探し求める主人公の姿を、色彩豊かで革新的な映像美と情緒的な音楽と共に3つの時代で綴った“愛”の物語。人種、年齢、セクシュアリティを越えた普遍的な感情が描かれ、どうにもならない日常、胸を締め付ける痛み、初恋のような切なさ、いつまでも心に残る後悔が押し寄せる。やがて思いもよらない再会により、秘めた想いを抱えてきたシャロンの暗闇に光がさしたとき、観る者の心は大きく揺さぶられ、深い感動と余韻に包まれていく。主な前哨戦では、最も多くの“作品賞”を受賞していた本作(329部門ノミネート・158部門受賞)。さらに、第89回アカデミー賞では8部門にノミネートされ、作品賞を含む3部門を獲得。劇的な作品賞受賞の瞬間もさることながら、アカデミー賞の歴史の中でLGBTをテーマにした映画として初めて作品賞を受賞し、まさに“映画史の歴史を変えた”1本となった。そんな本作に「少しでも早く劇場で鑑賞したい」という声が多数寄せられたことから、当初予定していた4月28日(金)の公開日を約1か月繰り上げ、3月31日(金)から公開規模を大幅に拡大して全国公開する。本作のビジュアルにも登場する少年期、ティーンエイジャー期、成人期で主人公シャロンを演じたアレックス・ヒバート、アッシュトン・サンダース、トレバヴァンテ・ローズは、「カルバン・クライン(Calvin Klein)」春夏アンダーウェアの広告モデルにも抜擢されており、さらなる注目を集めそうだ。『ムーンライト』は3月31日(金)よりTOHOシネマズシャンテほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年03月03日今年のはじめ、"占いって信じる?" という話題になったROBE編集部。懐疑的な回答をするメンズをよそに、信じるか否かを棚に上げても誰かの予感に敏感になってしまうのが、レディの性。そんな今回は、ウディ・アレンがおくる、断固迷信を信じなかった捻くれたマジシャンと、よもや全知全能かと疑いたくなるほど有能でチャーミングな占い師との、とびきり軽妙な恋愛賛歌!の映画をピックアップ。巧妙にしかけられた "魔法 vs トリック" ?物語は、東洋人の格好に扮し人気を誇る捻くれ者のマジシャン、スタンリー(コリン・ファース)がはるばるやってきた南仏で繰り広げられる。というのも、幼馴染から、「資産家の婚約者をたぶらかす占い師ソフィ(エマ・ストーン)の嘘を暴いてほしい」という依頼に応えるため。しかしソフィは、見た目も美しく、婚約者や双方の家族にも愛され、ちょっと不思議ちゃんではあるもののその天真爛漫さに誰もが好いてしまうような魅力的な女性だったのだ。スタンリーはソフィを疑ってかかるも、逆にソフィは、スタンリーがふだんは中国人奇術師に扮し世界を股にかける “東洋の魔術師” であることもいとも簡単に見破ってしまうのだった。"魔法VSトリック" 勃発?と思いきや、なんと捻くれ者のスタンリーですら、あれよあれよという間にソフィに惹かれてしまう!だけれどそこで “はい、ハッピーエンディング!” といかせないのはウディ・アレンだからこそ。二転三転しながら、どこまでも小粋なエンディングへと誘われる過程をまえに、声を大にして言いたいです。見届けてください、と。どこを切り取っても美しい南仏を切り取るスタッフワークもうひとつの見所は、なんといってもその "美しさ" に尽きる。美しい演者はもちろん、彩り豊かな映像美が終始物語を引き込み続けてくれるのだ。調べてみたらそれもそのはず、〈マリー・アントワネット(’06)〉や〈プラダを着た悪魔(‘06)〉のアン・ヘイベルを美術に迎え、衣装は同監督の〈それでも恋するバルセロナ(‘08)〉や〈ミッドナイト・イン・パリ(‘11)〉でおなじみのソニア・グランデ! 殊に衣装については、20sの本物のセカンドメイドを世界中で探し回ったという徹底ぶり。エマ・ストーン演じるソフィーのコケティッシュな魅力に十二分に貢献している。また、前作〈ミッドナイト・イン・パリ〉に次ぎ南仏が舞台の今作、物語の設定も図ってか同じ1920年代である。20年代の時点ですでにバカンス地だった南仏は、当時フィッツ・ジェラルドが別荘で−––近年レオナルド・ディカプリオ主演で映像化されたことも記憶に新しい−––〈華麗なるギャッツビー〉を執筆していたことも特筆しておきたい。ウディ・アレンのことだから、1から10まで計算の上だとしても驚くことはありません。だって、わたしたちは仕組まれているかもしれないこれらのマリアージュに “魔法とトリック” の狭間へと身を委ねるだけでよいのですから。あいにく、恋愛は往々にして予定調和とは無縁なもの。目の敵にされていたはずなのに、憎まれ口ばかりたたいていたはずなのに、そんな相手にある日突然惹かれているなんてことも日常茶飯事。幾らそんなはずじゃないと自問自答してみたところで、恋には落ちていってしまうのは世の常そして、人の常。Magic in the moonlight−––月下のマジックにて、ウディ・アレンの分身かの如き諧謔もてあそぶ登場人物たちと、スタッフの織りなす “美しさ” に、肩の力をぬいて委ねてみては?たとえいまこの瞬間に恋をしてなくても、もしかしたらある日突然憎き “あの人” へ「落ちる」魔法にかかるためかもしれないんだから。って、なんだか恋占いのような締めみたい?『 Magic In The Moonlight / マジックインムーンライト 』監督・脚本:ウディ・アレンキャスト:コリン・ファース、エマ・ストーンほかこんな時に観たい:目の保養がほしい時過去のコラムを覗いてみよう【洒脱なレディ論】とは、映画・音楽・本・舞台といった作品を通じて、様々なレディ像を紐解いていく連載です。混沌とした時代に軽妙洒脱なレディとして生きる指南書を、目指します。Text. Midori Tokiokaillustration. Hitomi Ito
2017年03月01日第89回アカデミー賞の授賞式が27日(現地時間26日)、アメリカ・ロサンゼルスのドルビー・シアターで開催され、最高賞である作品賞に『ムーンライト』(4月28日日本公開)が輝いた。『ムーンライト』は、脚色賞(バリー・ジェンキンス、タレル・アルビン・マクレイニー)、助演男優賞(マハーシャラ・アリ)も受賞し、3部門を獲得した。本作は、エグゼクティブプロデューサーにブラッド・ピットを迎え、自身が創設したプランBエンターテインメントで製作した作品。自分の居場所を探し求める主人公の姿を、色彩豊かで革新的な映像美と情緒的な音楽と共に3つの時代でつづった。作品賞の発表の場面では、はじめに最多14ノミネートを果たしていた『ラ・ラ・ランド』と発表され、ステージ上にキャストやスタッフが集結してスピーチが行われている最中に間違えが発覚。正しくは『ムーンライト』だと訂正されるという前代未聞のハプニングに会場は混乱したが、『ラ・ラ・ランド』陣も切り替えて祝福した。作品賞は、『ムーンライト』のほか、『メッセージ』、『フェンス』、『ハックソー・リッジ』、『最後の追跡』、『ヒドゥン・フィギュアズ(原題)』、『ラ・ラ・ランド』、『LION/ライオン ~25年目のただいま~』、『マンチェスター・バイ・ザ・シー』がノミネートされていた。WOWOWプライムでは、2月27日21時から同授賞式の字幕版を放送。3月5日18時からダイジェスト版も放送する。(C)2016 A24 Distribution, LLC
2017年02月27日「第89回アカデミー賞」の授賞式が2月27日(日本時間)、ハリウッドのドルビー・シアターにて開幕。ブラッド・ピットの製作会社「プランB」が贈る『ムーンライト』のマハーシャラ・アリが「助演男優賞」を受賞した。本年度の賞レースを席巻し、低予算作品ながら北米で大ヒットを記録している本作。マイアミを舞台に、自分の居場所とアイデンティティを探すある少年の成長を少年期から3つの時代構成で描き、ドラッグ、いじめ、貧困、LGBTなど多くのテーマをはらみながら映し出す。マハーシャラは、2001年テレビシリーズ「女検死医ジョーダン」で本格デビューを飾り、「4400 未知からの生還者」で知名度をあげると、『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』『プレデターズ』『ハンガー・ゲーム FINAL: レジスタンス』『ニュートン・ナイト/自由の旗をかかげた男』などにメジャー映画作品に次々と出演。本作では、第82回ニューヨーク映画批評家協会賞にて「助演男優賞」を受賞しており、遅咲きのブレイクを果たしている。マハーシャラは、本作で主人公・シャロン(アレックス・ヒバート)の近所に住む麻薬のディーラーの男ホアンを熱演し、自身初の「助演男優賞」を受賞した。スピーチでは目に涙を浮かべてキャストやスタッフ、10年共にしたマネージャーにも感謝を述べ、「アカデミーに感謝します。そして妻に感謝します」と明かし、自身が父になったことも明かした。『ムーンライト』は4月、TOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年02月27日第32回インディペンデント・スピリット賞授賞式が25日(現地時間)にロサンゼルスで開催され、『ムーンライト』が作品賞、監督賞など6部門を受賞した。製作費が2,000万ドル以下のインディペンデント系作品が対象で、26日(現地時間)発表の第89回アカデミー賞では8部門にノミネートされている『ムーンライト』は作品賞、監督賞のほかに脚本賞、撮影賞、編集賞など作品の監督とキャスティング・ディレクター、キャストたちに贈られるロバート・アルトマン賞と候補になった全6部門で受賞を果たした。ブラッド・ピットが製作総指揮を務める同作は、マイアミを舞台に、人種やセクシュアリティなど自らのアイデンティティと向き合う青年を描いたヒューマンドラマ。アカデミー賞では作品賞や監督賞などのほか、マハーシャラ・アリが助演男優賞に、ナオミ・ハリスが助演女優賞にノミネートされている。『ムーンライト』と同じく6部門で候補になっていたアンドレア・アーノルド監督の『American Honey』(原題)は惜しくも無冠に終わった。受賞結果は以下の通り。作品賞:『ムーンライト』監督賞:バリー・ジェンキンズ(『ムーンライト』)主演男優賞:ケイシー・アフレック(『マンチェスター・バイ・ザ・シー』)主演女優賞:イザベル・ユペール(『ELLE』原題)助演男優賞:ベン・フォスター(『最後の追跡』)助演女優賞:モリー・シャノン(『Other People』原題)脚本賞:バリー・ジェンキンズ、タレル・アルヴィン・マクレイニー(原作)(『ムーンライト』)長編映画デビュー作賞:『The Witch』脚本デビュー作賞:ロバート・エッガーズ(『The Witch』原題)撮影賞:ジェームズ・ラクストン(『ムーンライト』)編集賞:ジョイ・マクミロン、ナット・サンダーズ(『ムーンライト』)ドキュメンタリー賞:『O.J.: Made in America』(原題)国際映画賞:『ありがとう、トニ・エルドマン』(ドイツ、ルーマニア)ロバート・アルトマン賞:『ムーンライト』(text:Yuki Tominaga)
2017年02月27日日本時間2月27日(月)に迫った本年度アカデミー賞にて作品賞、監督賞ほか8部門にノミネートされている『ムーンライト』。このほど、本作の主人公を映し出した3パターンの新ビジュアルとともに本国アメリカ版予告が解禁となった。名前はシャロン、あだ名はリトル。内気な性格で、学校ではいじめっ子たちから標的にされる毎日のシャロンにとって、同級生のケヴィンだけが唯一の友達だった。高校生になっても何も変わらない日常の中、ある日の夜、月明かりが輝く浜辺で、シャロンとケヴィンは初めてお互いの心に触れることに…。本作は、自分の居場所を探す主人公シャロンの姿を3つの時代で描いた美しい愛の物語。ほぼ無名だったバリー・ジェンキンス監督が手がけた本作は、2016年のテルライド映画祭での上映を皮切りに、圧倒的な支持を得て北米で大ヒットを記録。第74回ゴールデン・グローブ賞では作品賞(ドラマ部門)受賞、第89回アカデミー賞では8部門(作品賞、監督賞、脚色賞、助演男優賞、助演女優賞、編集賞、撮影賞、作曲賞)にノミネートされている。エグゼクティブ・プロデューサーをブラッド・ピットが務め、キャストには、主人公の母親に『007』シリーズのナオミ・ハリス、少年の父親代わりになる男に人気ドラマ「ハウス・オブ・カード野望の階段」のマハーシャラ・アリ、そのガールフレンドに『Hidden Figures』(原題)にも出演するシンガーのジャネール・モネイ。そして、それぞれの時代で主人公シャロンを演じた3人の俳優アレックス・ヒバート、アッシュトン・サンダース、トレバヴァンテ・ローズは、同じ内面を感じさせる“瞳”を持ち、1人の人間の感情の揺れ動きを見事なまでに表現している。今回解禁となるポスタービジュアルも、月明かり(ムーンライト)に照らされたそれぞれの時代のシャロンを映した3パターンのビジュアル。顔つきそのものはそれほど似ていないのに、3つを1つに合わせると、驚くべきことに1人の人物として違和感なく映し出されるビジュアルとなっている。ジェンキンス監督は、その理由は「瞳」であると説明する。「お互いが一度も会わずに、同じ内面を持つ主人公を演じられる3人を見つけることがなによりも重要だった。3人は年齢も顔つきも違うが、共通する内なる感情があって、それを『瞳』で完璧に表現できたんだ。第3章の大人になったシャロンは筋肉という鎧を着ているが、彼の瞳に子どものころのシャロンを感じさせるものがあれば、観客は絶対についてきてくれると思った。見た目がどんなに変わろうとも、中身はいつまでも少年のままなんだよ」と語る。さらに、各ビジュアルには、それぞれの時代の感情を象徴するエモーショナルなコピーが、添えられている。少年期のビジュアルには、「月明かりで、おまえはブルーに輝く」。シャロンの父親代わりとなるドラッグの売人ホアン(マハーシャラ・アリ)が、シャロンに話したあるエピソードからとられたもので、彼の人生の礎となる言葉だ。また、ティーンネイジャー時代には「泣きすぎて、自分が水滴になりそうだ」。これは、月が輝く夜の浜辺で、友人のケヴィンに初めて胸の内を明かしたシャロンの言葉となっている。そして成人期には「あの夜のことを、今でもずっと、覚えている」。大人になり、ケヴィンとの思いもよらない再会がきっかけで明かされた、シャロンがずっと胸に秘めていた想いが記されている。人生を変えた言葉、初めて伝えられた自分の想い、ずっと忘れられない過去の出来事…。本作が映し出す美しくも切ない感情を垣間見せるそれぞれのビジュアルとともに、色彩豊かで革新的な映像美と情緒的な音楽によって描かれる本国予告映像を、ここから確かめてみて。『ムーンライト』は4月、TOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年02月21日第74回ゴールデン・グローブ賞で作品賞(ドラマ部門)を受賞し、第89回アカデミー賞では8部門にノミネートされている「プランB」製作の『ムーンライト』。このほど、本作で同監督賞にもノミネートされているバリー・ジェンキンス監督からコメントが到着、さらに最新の映像技術で映し出される、独特の色彩を放つ場面写真が一挙に解禁となった。学校では“チビ”(Little)というあだ名でいじめられ、麻薬常習者の母親のポーラ(ナオミ・ハリス)からは育児放棄をされているシャロンは、マイアミの貧困地域で暮らしている、内気な性格の男の子。彼にとっての救いは、近所に住む麻薬のディーラーの男ホアン(マハーシャラ・アリ)とその妻、そしてたった1人の男友達のケビンの存在だった。そんな日々の中、シャロンは、ケビンに惹かれている自分に気づく。しかし、彼が生きるコミュニティでは、ゲイであることは受け入れてもらえないと、幼いながらも気づいていたシャロン。誰にも、もちろんケビンに対してもそのことを伝えられずにいた。そんなとき、ある事件が起きて…。人種、年齢、セクシュアリティを越えた、普遍的な感情に訴えかけ、人が人を想うことの“純真さ”を描いた“愛”の物語となる本作。全米の主要メディアから「2016年ベスト1ムービー」に選出され、「この映画を観終わって映画館を出るときに、人生がかわっている」(ローリングストーン誌)、「この映画こそが、我々が映画を観る理由なのだ」(タイムアウト)など、世界中から熱狂的な賛辞が贈られている。本作の脚本も手がけ、脚色賞にもノミネートされているジェンキンス監督は、本作について「映画が心に沁みるというより、観客自身がこの映画の中に沁みていくという感覚じゃないかな。だから、映画館を出た後も、登場人物のことが、観客の心の中にあるんだ」とコメント。「この映画は、自分の気持ちを言葉にできずに押し殺したことがあったり、自分を変えようと願ったことがある人間が、自由になる感動を描いている。心の中では強く望んでいるのに、それを表現する勇気がない人間もいる。自分が何者かを探し、本当の自分を愛することができたとき、初めて誰かを愛することができるんだ」と語り、世界中が瞬く間に虜になったこの愛の物語について、自身の言葉で語っている。また、本作で特徴的なのは、登場人物の感情の機微も余すことなく映し出すような圧倒的な映像美。今回届いた場面写真の1枚1枚からも伺い知ることができそうだ。『ムーンライト』は4月、TOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年02月15日ワンランク上の美しさを手に入れる「ラ・プレリー」は現在、『SC エッセンス-イン-ローション』を購入した人を対象に、『SC エッセンス-イン-ローション』をもう一品と、フォームクレンザー(洗顔料)のサンプルをプレゼントするキャンペーンを行っている。2017年2月1日(水)~3月31日(金)までの期間中に商品を購入すれば、美肌だけでなくラグジュアリーセットまでプレゼントしてもらえるという魅力的な内容。これまで手に取ったことのない人も、この機会に美肌とラグジュアリーなプレゼントを手にしてみてはいかがだろうか。スキンキャビアコレクション初の美容液スキンキャビアコレクションは、その名の通り、キャビアから美容成分を抽出。たっぷりの美容成分で、肌に贅沢な美しさを与える。つけるとラグジュアリーで美しい肌へ導いてくれる『SC エッセンス-イン-ローション』。30年以上ロングセラーを記録し、多くの人に愛されているスキンキャビアコレクションから、2016年に初の美容液として発売された。これまでのスキンケアに加え、化粧水と美容液の間に使用することで、他のスキンケア商品とのなじみがよくなり、より効果が高まると言う。ワンステップ足すだけで、これまでよりもさらに美しい、極上の美肌を手に入れる。この機会にぜひ、検討してみてほしい商品となっている。(画像はプレスリリースより)【参考】※ラ・プレリーのプレスリリース
2017年02月14日米国時間1月8日に発表された第74回ゴールデン・グローブ賞で作品賞(ドラマ部門)を受賞した、ブラッド・ピットの製作会社「プランB」が贈る『ムーンライト』。このほど、米監督組合賞(DGA)に、本作の監督バリー・ジェンキンスがノミネートされ、1月13日現在でトータル118部門受賞、300部門ノミネートに到達したことが分かった。学校では“チビ”(Little)というあだ名でいじめられ、麻薬常習者の母親のポーラ(ナオミ・ハリス)からは育児放棄をされているシャロン(アレックス・ヒバート)はマイアミの貧困地域で暮らしている、内気な性格の男の子。生活の中で行き場を失ったシャロンだったが、彼にとっての救いは、近所に住む麻薬のディーラーの男ホアン(マハーシャラ・アリ)とその妻、そしてたった1人の男友達のケビンだった。そんな日々の中、シャロンは、ケビンに惹かれている自分に気づく。しかし、彼が生きるコミュニティでは、ゲイであることは受け入れてもらえないと幼いながらも気づいていたシャロン。誰にも、もちろんケビンに対してもそのことを伝えられずにいた。そんなとき、ある事件が起きて…。本年度の賞レースを席巻し、低予算作品ながら北米で大ヒットを記録している本作。マイアミを舞台に、自分の居場所とアイデンティティを探すある少年の成長を少年期から3つの時代構成で描き、ドラッグ、いじめ、貧困、LGBTなど多くのテーマをはらみながら映し出す。先日発表された第74回ゴールデン・グローブ賞での作品賞(ドラマ部門)受賞、英国アカデミー賞でも作品賞など4部門、米製作者組合賞(PGA)にもノミネートされている中、監督組合賞(DGA)にジェンキンス監督がノミネートされた(発表は2月4日)。全米メディアでも高評価のレビューが続き、米映画批評サイト「ロッテントマト」では98%の高評価を獲得。さらに米タイム誌をはじめワシントン・ポスト紙、ロサンゼルスタイムズ紙、ザ・ガーディアン紙などが今年の映画ベスト1に選出するなど、今年最大の賛辞が寄せられている。エグゼクティブプロデューサーをブラッドが務めており、主人公シャロンの麻薬常習者の母親を演じたナオミ・ハリス(『007』シリーズ)、シャロンの面倒を見る麻薬ディーラーを演じたマハーシャラ・アリ(「ハウス・オブ・カード野望の階段」)のキャスト陣も各賞で受賞・ノミネート。ジェンキンス監督による脚本も注目を集めている。『ムーンライト』は2017年、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年01月13日古くは平安時代まで遡るという長い歴史を持つ日本のマジック、手妻(てづま)。奇術にストーリーや踊りを盛り込んだ手妻はヨーロッパや中国のマジックと一線を画しており、日本独自の進化を遂げている。そんな手妻を引き継ぐ第一人者、藤山新太郎の公演が大阪の文楽劇場で開催される。「手妻 水芸の世界」チケット情報自由自在に水を操る水芸に和紙で作られた蝶々をまるで生き物のように見せつつ、人間の一生を表している「蝶のたはむれ」、富山の薬売りの口上を復元し、奇術と併せて魅せる「越中反魂丹」などを披露する。「実は、水芸は大阪が発祥の地なんです。元は“水からくり”と呼ばれ、単発の水を出すだけでしたが、笑いや踊りなど何でも取り入れた非常に大阪らしい芸能になりました。そんな発祥の地である大阪でぜひ、水芸の興行をやりたかったんです」と語る新太郎。今回の舞台では、明治時代ごろの大阪・道頓堀の中座や角座で上演されていた水芸を再現したいと企画した。「文楽劇場はあの頃の芝居小屋と同じくらいのサイズなんです。今回は、鼓や笛、三味線、琴など生演奏に合わせて水芸や手妻をやります」。また、富山の薬売りの長台詞を復元し、口上を聞かせながら奇術でも楽しませる「越中反魂丹」では、その場で瓜が種から実になる「植瓜術(しょっかじゅつ)」や、砂を5色に染め分ける「五色の砂」という奇術を織り交ぜて見せる。「植瓜術」はインドを発祥とする2000年の歴史を持つ奇術で、日本でも『今昔物語』に登場する。古い歴史を持ちながら、滅多にお目にかかれない珍しい奇術を堪能できるのも本公演の魅力だ。他に、能と手妻の関係性を紐解く能の観世流シテ方 人間国宝の梅若玄祥との対談や、新太郎の弟子たちのショーも上演する。「大阪のお客様は水芸が大阪で生まれたことを知らない方が多く、また観たくても観られる場所がありません。それではもったいない。これは大阪が誇るべき文化です。ぜひ観てください」と誘う。『澤田隆治プロデュース 藤山新太郎 手妻興行「手妻水芸の世界」』は2月15日(水)大阪・国立文楽劇場 大ホールで上演。チケット発売中。
2017年01月04日驚異の販売スピード2016年12月22日、株式会社エコライフは自社が販売するナノファイバーシート「マジックフェイシャル」が発売からたったの10ヶ月で販売枚数15万枚突破したことを発表した。これだけの短期間に15万枚も売れるということはそれだけ多くの人がこの商品を使っているということだ。もしかすると気づいていないだけで、使っている人は身近にいるかもしれない。なんでこんなに売れているの?このフェイシャルマジックは、肌の矯正下着と言っても過言ではない。目元に貼るだけでリフティング効果を期待することができるのだ。人工皮膚の研究から生まれたこの商品は、驚くほどの透明度。そのため、目元に貼ったまま外出しても大丈夫。近所のコンビニやスーパーくらいならそのまま出かけられると大好評なのだ。また、この商品に採用されている繊維は空気が通ることが可能なため長時間貼っていても蒸れる心配がない。「今日は外出しない」と決めた休日に1日中貼りっぱなしで過ごす人も。同社が販売する美容液「美輝肌モイスチャーセラム」を塗ってからこのマジックフェイシャルを貼れば肌の水分量と肌理への効果は倍増。本気で目元のリフトアップ効果を狙いたい人は美容液とシートを一緒に使うことをおすすめする。(画像はプレスリリースより)【参考】※株式会社エコライフプレスリリース(@Press)
2016年12月27日チキンカレー(レギュラー1,000円アクエリアス¥1,660円)チキンカレーは定番の人気メニュー。どのカレーも自由に辛さを選べます。辛さのレベルは10以上あり、覚醒・瞑想・悶絶・涅槃・極楽・天空・虚空と上り詰めた先には「アクエリアス」が君臨。超絶な辛さをぜひご体験ください!「魔法薬草辛世界へのトリップ」から帰ってくるときのアイテムとして、サフランライスに添えられたパイナップルを活用しましょう。途中で頼るもよし、最後に味わうもよし。スパイス・トリップを存分に楽しめます!ベジマッシュ1,100円きのこと季節の野菜がたっぷりのヘルシーカレー!MAGIC SPICEはスープに約20種類もの野菜を入れているので、一人暮らしの方も野菜補給をするために足しげく通うのだとか。野菜は揚げていないので、なんと一食300キロカロリー以下という女性にやさしいメニューです。トッピングには、免疫力を高めると言われているたもぎ茸「マジックマッシュ」がオススメ!元気カレー(モモ)1,160円濃厚トマトベースの「元気カレー」は、クセになる酸味が女性に大人気!どのカレーもプラス110円で元気カレーに変更できます。「モモ」とはネパールギョーザのことで、いわゆる水餃子。スープカレーとの相性が良く、ごはんが進みます!取材・文/萩原かおり店舗情報店名:MAGIC SPICE 下北沢店TEL・予約:03-5454-8801住所:東京都世田谷区北沢1-40-15 北沢ゴルフマンション 1Fアクセス:下北沢駅から徒歩6分営業時間:[月~金]11:30~15:00、17:30~23:00[土・日・祝]11:30~23:00定休日:火・水曜
2016年12月21日映画『ムーンライト』が、当初2017年4月を予定していた公開日を繰り上げ、3月31日(金)よりロードショー。公開規模も予定より大幅に拡大される。なお、本作は第89回アカデミー賞で作品賞を受賞している。ムーンライトのあらすじ・ストーリーブラッド・ピット率いる映画製作会社プランBエンターテインメントが手がけた『ムーンライト』は、マイアミを舞台に、自分の居場所とアイデンティティを探すある少年の成長を、少年期・ティーンエージャー期・大人になるまで、の3つの時代構成で描いたヒューマンドラマ。ドラッグ、いじめ、虐待、父親の不在と、たくさんの傷を負いながらも強く生きる主人公シャロンは、時代に分けてトレバンテ・ローズ、アッシュトン・サンダース、アレックス・ヒバートの3人の俳優が演じている。その他、麻薬常習者の母親を『007』シリーズのナオミ・ハリス、主人公の少年の面倒を見る麻薬ディーラーを人気ドラマ「ハウス・オブ・カード野望の階段」などに出演するマハーシャラ・アリらが出演。監督・脚本は、『ムーンライト』が長編2作目となる新鋭バリー・ジェンキンス、そしてエグゼクティブプロデューサーをブラッド・ピットが担当している。ムーンライトが賞レースを席巻「第26回ゴッサム・インディペンデント・フィルム・アワード」では、作品賞、審査員特別賞、観客賞、脚本賞の最多4部門を受賞。『スポットライト世紀のスクープ』、『バードマンあるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』、『それでも夜は明ける』と、同賞で作品賞を受賞した作品がそのままアカデミー賞作品賞に輝いていたが、第89回アカデミー賞では『ムーンライト』も同様に作品賞を受賞した。アカデミー賞では作品賞、監督賞、脚色賞、助演男優賞(マハーシャラ・アリ)、助演女優賞(ナオミ・ハリス)、編集賞、撮影賞、作曲賞と8部門でノミネートされ、作品賞、脚色賞、助演男優賞合計3部門を受賞。第74回ゴールデン・グローブ賞授賞式においても、ドラマ部門の作品賞を受賞した。そのほか、各映画祭や映画批評家協会賞など含めると307部門ノミネート、132部門以上の受賞を果たしている。監督のバリー・ジェンキンスは、作品賞を受賞した第89回アカデミー賞授賞式にディオール オム(DIOR HOMME)のタキシードで登場。白いコットンシャツにシルクのボウタイをスタイリングし、フォーマルなルックに仕上げていた。アカデミー賞では、作品賞発表の際、間違ったタイトルが呼ばれてしまうという前代未聞のハプニングで会場は混乱。結果的には簡略化したスピーチをしたジェンキンス監督。彼は、シングルマザーの元育ち、また、そんな母も薬物中毒という貧困家庭で育った。夢なんてかなうはずないと自身を否定し、自分自身にリミットを設けてきたという。そんな彼がアカデミー賞を受賞できたら…と次のようなスピーチを考えていたそうだ。「この映画の元になった戯曲を書いたタレル・アルバン・マクレイニーと僕は“シャロン”です。僕たちはあの少年そのものなんです。『ムーンライト』を観たら、あのような環境で育ってきた少年が、大人になってアカデミー賞に輝く作品を作るとは誰も思わないでしょう。僕も自分についてそう繰り返し思っていました。自らの夢を抑え込んで、否定してきたんです。周りに否定されたわけではなく、自分自身が。だから僕たちに自分を投影している人は、これを機に自分自身を愛して。なぜなら、そうすることによって夢を見るだけでなく、許されないと思っていた夢を実現できるかもしれないからです。」助演男優賞を受賞したマハーシャラ・アリは次のようにコメント。「多くの恩人に巡り合いました。キャスト、スタッフ素晴らしいチームでした。キャスト皆からインスピレーションを受けました。妻に感謝しています。4日間前に娘が生まれたんですが、その間もずっとサポートしてくれていました。ありがとう。」。作品情報映画『ムーンライト』(原題:MOONLIGHT)公開日:2017年3月31日(金)、TOHOシネマズシャンテ他全国ロードショー監督・脚本:バリー・ジェンキンスエグゼクティブプロデューサー:ブラッド・ピットキャスト:トレバンテ・ローズ、アッシュトン・サンダース、アレックス・ヒバート、マハーシャラ・アリ、ナオミ・ハリス、アンドレ・ホーランド【映画紹介】学校では“チビ”というあだ名でいじめられ、麻薬常習者の母親のポーラ(ナオミ・ハリス)からは育児放棄をされているシャロン(アレックス・ヒバート)はマイアミの貧困地域で暮らしている、内気な性格の男の子。生活の中で行き場を失ったシャロンだったが、彼にとっての唯一の救いは、自分の親代わりになってくれる、近所に住む麻薬のディーラーの男・ホアン(マハーシャラ・アリ)とその妻、そしてたった一人の男友達のケビンだった。そんな日々の中、シャロンは、ケビンに惹かれている自分に気づく。しかし、このコミュニティでは、この感情は受け入れてもらえないと、幼いながらも勘づいていたシャロンは、誰にも、もちろんケビンに対してもそのことを伝えられずにいた。そんな時、ある事件が起きて…。
2016年12月10日ユニクロ(UNIQLO)から、ディズニーとのプロジェクト「マジック フォー オール(MAGIC FOR ALL)の2017年春夏コレクションが登場する。「マジック フォー オール」は、ウォルト・ディズニー・カンパニー協力のもと、ユニクロのライフウェアを通して夢と喜びを届けるプロジェクト。「ディズニー」「マーベル」「スター・ウォーズ」「ピクサー」の人気キャラクターたちを、ユニクロのベーシックなスタイルに落とし込む。「MICKEY STANDS」馴染みのポーズで立つミッキーをプリント最もスタンダードで印象深い“スタンディングポーズ”のミッキーをデザインに用いた「MICKEY STANDS」コレクション、アメリカ西海岸のカルチャーと日本の藍染めからインスパイアされた「MICKEY BLUE」コレクション。「MICKEY STANDS」はベーシックな4色のTシャツで展開、「MICKEY BLUE」はブルーを様々なデザインで用いたTシャツやリラコで展開される。ミニーをモチーフにした、オランピアルタンとのコラボレーションデザイナー・オランピア ル タン(Olympia Le-Tan)とコラボレーションした「Minnie Mouse Loves Dots Collection」が販売される。アクセサリー6型とウィメンズTシャツ11型、ガールズTシャツ6型の全23アイテムには、ミニーマウスのトレードマークであるドットとクラシックなビンテージカラーのブルードレスをモチーフにファンタジーな世界が吹き込まれた。Tシャツにはミニーがドレスにドットを縫い付けている姿を、フェルトアップリケや刺繍のように見えるプリントで表現。さらにリボンやボビンなどハンドクラフト感溢れるモチーフも登場する。さらに、小物類も充実しており、オランピア ル タンのアイコニックなクラッチバッグをユニクロらしく解釈してリーズナブルに提案。また、2WAYのショルダーバッグなど乙女心をくすぐるラインナップが揃う。ディズニー実写版映画『美女と野獣』主人公ベルの衣装をデイリーにディズニー実写版映画『美女と野獣』の公開を記念してDisney「Beauty and the Beast Collection」を発売。デザインモチーフは、劇中で主人公ベルが着用している衣装だ。全体的にリラックス感のあるボヘミアンムードが漂う。パフスリーブシャツや、ガウンのようにさらっと羽織れるロングシャツなど、カジュアルながらも軽やかで女性らしいシルエットを提案。夏に映えるビビッドなロイヤルブルーとグッと力のあるレッドを取り入れたカラーパレットに、フェミニンなポイントとしてフラワープリントを採用している。なお、クラシックのディズニーアニメーション『美女と野獣』のキャラクターを描いた Tシャツコレクションもあわせて展開する。主人公「ベル」の衣装が日本へ劇場公開となる2017年4月21日(金)から5月16日(火)までは、ユニクロ銀座店・名古屋店が、ディズニー実写版映画『美女と野獣』仕様に。劇中で主人公・ベルが着用した衣装が展示される。また、ポスターなども散りばめられ、作品の世界を堪能できる空間となる。Tシャツとピンバッチがセットになったボックスキャラクターたちを描いたボックスの中に、Tシャツとピンバッチが入ったスペシャルアイテムも登場。ボックスはまるで一冊の本のようなデザインになっており、ページをめくると中には折りたたまれたTシャツとピンバッチが。ミッキーマウスとミニーマウスはもちろん、『不思議の国のアリス』や『バンビ』に至るまで、誰もが知る人気キャラクターたちがレトロな描写で展開される。そのほか、2016年12月に実写映画スピンオフ第1弾、映画『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』の公開が決定している「スター・ウォーズ」、同じく映画『カーズ/クロスロード』が2017年7月に公開予定の「カーズ」などが揃い、これまで以上の豊富なラインナップで私たちを楽しませてくれる。なお、ユニクロは2017年春夏、「マジック フォー オール」コレクション以外にも、MoMAやイネス・ド・ラ・フレサンジュとのコラボレーションも行っている。詳細マジック フォー オール 2017年春夏コレクション■MICKEY STANDS発売日:2017年2月20日(月)・ミッキースタンズグラフィック T(S) 4色 ユニセックス 990円・ミッキースタンズ T(S)ポケツキ 4色 ユニセックス 990円■Minnie Mouse Loves Dots Collection展開時期:2017年3月17日(金)取り扱い:ユニクロ店舗及びユニクロオンラインストア・W ディズニーMinnie Mouse Loves Dots CollectionグラフィックTシャツ(半袖) 11色柄 1,500円グラフィックTシャツ(半袖) 6色柄 ガールズ 990円・アクセサリー W ディズニーMinnie Mouse Loves Dots Collectionポーチ 2色柄 990円クラッチバッグ 2色柄 1,500円ショルダーバッグ 2色柄 1,990円※一部取り扱いのない店舗かあり。※地域によって発売時期が異なる。■Disney「Beauty and the Beast Collection」発売日:2017年4月3日(月)・W ディズニーBeauty and the Beast ブラウス 5色柄 ウィメンズ 2,990円+税・W ディズニーBeauty and the Beast ロングシャツ 2色柄 ウィメンズ 2,990円+税・W ディズニーBeauty and the Beast Tシャツ 4色柄 ウィメンズ 1,500円+税・W ディズニーBeauty and the Beast グラフィック Tシャツ 6色柄 ウィメンズ 990円+税・G ディズニーBeauty and the Beast 半袖(チュニック) 3色柄 ガールズ 1,500円+税・G ディズニーBeauty and the Beast グラフィック Tシャツ 5色柄 ガールズ 990円+税※一部店舗では取り扱いのない場合がある。■ベルの衣装展示期間:2017年4月21日(金)~5月16日(火)会場:ユニクロ銀座店、名古屋店■MICKEY BLUE発売時期:2017年4月中旬~・W ミッキーブルーグラフィック T(S) 6色柄 ウィメンズ 990円・ミッキーブルーグラフィック T(S) 8色柄 メンズ 990円・K ミッキーブルーグラフィック T(S) 4色柄 キッズ 790円・BT ディズニーグラフィック T(S) 4色柄 ベビー 790円・W ミッキーブルーリラコワイド 8色柄 ウィメンズ 990円・ディズニーグラフィックステテコ 8色柄 メンズ 990円・G ディズニーコレクションリラコ 3色柄 ガールズ 790円・B ディズニーコレクションステテコ 3色柄 ボーイズ 790円・BT ディズニーレギンス(10) 4色柄 ベビー 790円※沖縄の一部店舗では2月27日(月)より先行発売。© Disney
2016年11月21日鬼才ティム・バートンが「不思議の国のアリス」の“その後”の物語を描いた、『アリス・イン・ワンダーランド』から6年。待望の続編『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』は、お馴染みマッドハッター役ジョニー・デップをはじめ、アリス役のミア・ワシコウスカ、赤の女王役のヘレナ・ボナム=カーター、白の女王役のアン・ハサウェイらが続投、新たに時間の番人“タイム”役にサシャ・バロン・コーエンを迎えた。今回、製作を務めたティム・バートンに代わってメガホンをとったのは、『ザ・マペッツ』で“マペット(操り人形)”たちと人間が共存する世界を描いたジェームズ・ボビン監督だ。そして、ボビン監督のもと、前作の世界観を引き継ぎながらも、また新しいワンダーランドの創造を任されたのは、ピーター・ジャクソン監督の『ロード・オブ・ザ・リング』三部作や『ホビット』三部作などに携わり、『ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還』でアカデミー賞に輝いたプロダクション・デザイナー、ダン・ヘナ。本作では、再び不思議の国、ワンダーランドへと誘われたアリスが、親友マッドハッターの悲しみの原因を探るため“時間の旅”に向かうのだが、この新たな冒険をファンタジー世界の名手、ダン・ヘナはどのように構築したのだろうか?まさに“時を越えて”読み継がれているルイス・キャロルによる原作を、「私も子どものころに読んでワクワクしていた」と語るダン。「ですが、子どものころに感じていたことを、映画に携わるにあたって実際に視覚化するということはなかなか大変でした。本作の脚本を読んだときに、ちょっと“奇妙な感じ”が印象に残ったんですが、とにかく素晴らしいものでしたので、それを基にものづくりをするということには非常にやりがいを感じました」と、脚本に触れた際の心境を明かす。「前作の『アリス・イン・ワンダーランド』では多くのデジタル・オペレーションを使っていて、今回はそれを参考にしつつも、前作に比べてよりフィジカルな部分が多くなりましたね。自分たちの手で新たに作ったものと、デジタル・オペレーションとを組み合わせて素晴らしい作品ができたと思っています。従来的なファンタジーの世界から一歩踏み出した、ワクワクすると同時に奇妙な感じもする、この『アリス』の世界で、ものづくりができたことは本当に楽しいことでした」と、試行錯誤の末の撮影をふり返った。監督が本作のワンダーランドで目指したのは、実際に手にとることができそうな“リアルさ”だ。過去、子ども時代のマッドハッターが家族と暮らしていたハイトップ帽子店をはじめ、ウィッツエンドの街並みや、子ども時代の赤の女王や白の女王が暮らすお城、現在のマッドハッターや赤の女王の家など、今回はキャラクターたちの個性や心情とともに、彼らのリアルな日常が垣間見えるかのような世界が広がっている。ダンも「前作ではデジタル環境をより多く使用していましたが、今作では実際に人が出たり、入ったりできるセットをつくり、大道具という以上に、その中でお芝居ができる“環境”そのものをつくりました」と明かす。「それは、作品の世界をつくる上で、役者さんたちにとっても手助けになったのではと思っています。実際に手で触れられる環境でお芝居をすることで、グリーン・バックのときとは違った気持ちで違ったアプローチができたのではと思います」と、その手応えを力強く語る。一方で、アリスが時間の流れをさかのぼる旅は、現実にはあり得ない、最もファンタジックなもの。「“時間の旅”の部分は、いろいろ考えて一番工夫をこらしました」とダンは言う。「時間の流れを波と捉え、そこから海の中を突き進んでいくような見え方を作っていきました。時間の波を進んでいく際に、その波の中に過去のできごとが走馬灯のように見えるかたちにして、ある場所からある場所への二点間の移動であると同時に、時間の流れの中を旅しているんだ、ということを表現するのに非常に注力しました」と、そのコンセプトに言及。過去へとさかのぼる旅は、同時に過去への執着や後悔などもまた浮き彫りにさせることを見事に表現してみせた。また、見れば見るほど、細部まで作りこまれていることが分かるタイムの城についても、「永遠に動き続ける、という象徴的で巨大な時計を軸に、非常に大きなものとして具体的にセットに盛り込んで表現するということが大きな目標のひとつでした」と、ダンは語る。「城そのものに関しては、巨大なメカニズムになっていて、床や天井という仕切りが見えるわけではないのですが、何層にも分かれていて無限の大きさを感じられるようなものを表現しなければなりませんでした。そして、機械仕掛けの巨大な時計ですね。ねじやスプリングなどの部品という細かい部分までもデザインしました」と苦労をにじませながら、「城の中には、タイムの小さい部屋のようなものがあり、そこでは彼自身がリラックスしていられるような空間として作りました」といった“遊び心”も忘れない。「広大なスペースを感じさせ、海の真ん中にあるような雰囲気で、タイム自身が時間の波の中に存在するというような、いろいろな要素が盛り込まれた複雑さがそこにはあります。それをどう表していくのか、自分の中でも課題となっていました」と、“時間”という形のないものと、その番人タイムの城の表現に挑んだ難しさをふり返るダン。時間の波を果敢にくぐり抜けていくアリスの姿は、父親の跡を継ぎ、大海原で船を操る現実世界でのアリスにも重なっている。『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』MovieNEXは11月2日(水)より発売(同日、ブルーレイ・DVDレンタル開始)※10月26日(水)先行デジタル配信開始。(text:cinemacafe.net)
2016年10月25日イーバランスから、食べられる器が2つ同時に作れる「ROOMMATE® ツインカップケーキメーカー CUP de マジック EB-RM8700A」が発売されました。「ROOMMATE® ツインカップケーキメーカー CUP de マジック EB-RM8700A」は、ホットケーキの素や食パンなどで立体的な器が作れる調理家電です。生地を焼いてその上にアイスやフルーツを盛りつければ、かわいくて美味しいスイーツが簡単に作れます。生地の種類や具材を変えれば様々な料理に早変わり。1カップの大きさは約直径8cm 高さ3.3cmで同時に2個作ることができます。使い方は簡単!使い方はとっても簡単。本体プレートに器の素になる材料を流し込み、蓋を閉めて約3分~5分で焼き上がります。あとはカップにお好みの具材をのせるだけでOK。オシャレなカフェ風のスイーツやホームパーティーなどでも大活躍間違いなし。本体は立てて収納が可能。使用しない時もキッチン周りで邪魔になりません。主な仕様商品名:ROOMMATE® ツインカップケーキメーカー CUP de マジック型名:EB-RM8700Aメーカー希望小売価格:¥10,800(税込)発売日:2016年9月10日販売元:株式会社イーバランスJANコード:4560481898313色:ブラウン/ベージュ電源:AC100V 50/60Hz消費電力:750W製品サイズ: 約幅24.8x奥行24.4x高さ9.8cm製品重量:約1.32Kgコード長さ:約1.25cm温度ヒューズ:240℃安全装置:サーモスタット/異常過熱防止装置プレート:ヒーター一体型材質:PF樹脂、ABS樹脂、テフロンコート付属品:取扱説明書、 保証書生産国:中国※商品仕様および外観は現在予定のものであり、 予告なく変更する可能性があります。■問い合わせ先株式会社イーバランス電話:050-5812-0253メールアドレス:info@e-balan.com公式HP
2016年10月19日アカデミー賞俳優のケヴィン・スペイシーと『メン・イン・ブラック』シリーズのバリー・ソネンフェルド監督がタッグを組んだコメディ『メン・イン・キャット』。本作から、ある日突然、ネコに“ニャっちゃった”ゴーマン社長が奮闘する予告編が解禁となった。大企業の社長トムは、仕事ひと筋人間で、家庭をかえりみないゴーマンな男。ある日、娘の誕生日プレゼントに苦手なネコを飼おうとするが、その帰りにビルから転落!そしてなんと…トムの意識はネコの体に移ってしまう!オレの家族と会社、いったいどうニャっちゃうの!?見た目はキュートなのに、中身はおっさん!そのギャップが爆笑を巻き起こす“ニャンだふる”コメディとなる本作。このたび解禁された予告編では、『アダムス・ファミリー』や『メン・イン・ブラック』シリーズなど、これまでハリウッドコメディ界を牽引してきたソネンフェルド監督らしさが炸裂!「サザエさん」のアナゴさんや「人志松本のすべらない話」でもおなじみのベテラン声優・若本規夫によるナレーションが、さらに笑いを誘う。社員の前で横暴に振る舞い、自慢の愛車をアクセル全開、猛スピードで疾走する超ゴーマン社長トム(ケヴィン・スペイシー)が、落雷によって起きたアクシデントでネコ社長に“ニャっちゃった”かと思えば、ゴミ箱に映った自分の姿にびっくり!娘にはピンクの可愛らしいリボンをつけられ、ため息…ととにかくドタバタ。ネコの姿になっている間に会社を乗っ取ろうとする社員には、負けじと懸垂で気合を入れるも、やっぱりネコの習性には逆らえず、猫じゃらしに夢中!そして、中身はおっさんなのでお酒はやめられニャい。果たして、彼はもとの姿を取り戻すことができるのか…?オヤジくさいけど、キュートで憎めない“ネコ社長”を、まずはこちらから確かめてみて。『メン・イン・キャット』は11月25日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年09月30日ジョニー・デップ×ティム・バートンで贈る『アリス・イン・ワンダーランド』のシリーズ最新作、『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』が、10月26日(水)より先行デジタル配信開始、11月2日(水)にはMovieNEXが発売されることが決定。また今回の発売に合わせて、個性的なキャラクターたちが登場する予告編も到着している。舞台は前作から3年後。亡き父の後を継ぎ、船長として大海原でたくましく活躍するアリス。しかし、厳しい現実に直面し再び不思議の国、ワンダーランドへと誘われる――。そこにいたのは、悲しい過去に心を奪われ、帰らぬ家族を待ち続けるマッドハッター。大切な友、マッドハッターを救うため、アリスは “時間をさかのぼって過去を変える”ことを決意する。そこに待ち受けるのは、ワンダーランドの住人たちの秘められた真実と、時間の番人“タイム”との戦いだった…。キャストには、お馴染みのマッドハッター役ジョニーやアリス役のミア・ワシコウスカを始め、赤の女王役のヘレナ・ボナム=カーター、白の女王役のアン・ハサウェイ、そして本作のキーとなるタイムにはサシャ・バロン・コーエンが出演している。また、日本語版吹き替えには、深田恭子が白の女王を前作から続投するほか、タイムを滝藤賢一、ほかにも平田広明、朴ロ美、茶風林ら豪華俳優陣が集結している。本作のテーマは「時間」。アリスは時間をさかのぼり“タイム”と戦う。冒頭ではアリスは自分の時間をどう使うべきか、あまり注意を払っていない人物、そして亡き父を想って嘆く過去にとらわれた人として描かれている。しかし、アリスは時間は何かを奪うが同じように何かを与えてくれると学んでいく。それを理解することで、アリスは時間と向き合い、いまこの時を共にする人=母を大切に思うようになる。「いまという時間に感謝することができれば、将来後悔する原因や、喪失感は生まれない」…それが、ボビン監督のシンプルなメッセージとなっている。アリスが学ぶこのレッスンは、ある意味いま、誰もが迷ったり悩んだりしている、仕事と人生と愛する人々との間の“バランスを取る”ということについての現代の物語でもあるのだ。今回発売されるMovieNEXには、ボーナスコンテンツも収録。ディズニーが贈るファンタジー・アドベンチャーの代表作であり全世界で話題を呼んだ本作を、ぜひMovieNEXでお楽しみあれ。『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』MovieNEXは11月2日(水)より発売(同日、ブルーレイ・DVDレンタル開始)※10月26日(水)先行デジタル配信開始。(cinemacafe.net)
2016年09月06日『ゴーストバスターズ』や『オーシャンズ11』の“女性版”リブート映画化に目を付けたエレン・デジェネレスが、『マジック・マイク』の女性版映画を製作すると発表した。司会を務めるトーク番組「エレンの部屋」で、すでに製作したという映像の一部を公開。その映像では4人のメンバーを1人ずつ紹介。まず初めはメロンの「ハニーデュー」を抱えて出てきたオリヴィア・マン。メロン級の(詰め物の)爆乳を持つ彼女の役名はもちろん、「ハニーデュー」。続いて『マジック・マイク』の主演チャニング・テイタムの妻ジェナ・ディーワン・テイタムが、スクールガール風の衣装とツインテールで現れた。「博士号」を持つストリッパー「ペパーミント」役だそうだ。スーパーモデルのクリッシー・ティーゲンは「リンダ・ピーターソン」となってポールダンス! しかしポールを華麗に滑り降りることができず、尻餅の形で落下。そして「マジック・ミシェル」を演じるエレンが作業着姿でお出まし。偽巨乳を見せつけながらダンスを踊り、あまりに激しく頭を振り過ぎてレディー・ガガのようなウィッグが飛んで行ってしまった。これにてメンバー紹介が終了かと思いきや、最後になんとオプラ・ウィンフリーが本人として登場。最近大幅な減量に成功したオプラは、露出度の高いボディースーツで前後開脚を披露した。もちろんこれはネタなのだが、本当に『マジック・ミシェル』が製作されれば大ヒットが確実だろう。(Hiromi Kaku)
2016年09月02日貼ったままでOK2016年8月17日、株式会社エコライフは自社が販売する「マジックフェイシャル」が発売からたったの4ヶ月で販売数が累計10万枚を突破したことを発表した。このマジックフェイシャルは1日中目元ケアをすることができるシート。人工皮膚の研究から誕生したナノファイバーシートを採用することで肌に貼っても透明でわからない。多くのユーザーは「コンビニくらいなら貼ったまま出かけられる」「休日に遠出の予定がないなら貼ったままで大丈夫」と太鼓判を押している。このナノファイバーシートは通気性があるため1日中貼っていても蒸れることがないのが嬉しい。美容液と併用で効果アップこのマジックフェイシャルは美容液と併用することでその効果を何倍にも引き出すことができる。同社が実施した検証実験によると、マジックフェイシャル単体使用時とマジックフェイシャルと美容液併用時では水分の保持効果に差が出ることが明らかに。それだけでなく、肌のキメを整える効果にも差が現れた。引き上げ効果も抜群マジックフェイシャルにはリフティング効果も。このシートを貼ることで小じわを隠してハリのある肌を演出可能なのだが、貼り続けることで小じわやたるみを改善することも可能。つまり、応急処置的に小じわを隠すこともできるし、小じわ自体も改善することができる商品なのだ。これは目元が気になる人なら1度は試す価値ありの商品だ。(画像はプレスリリースより)【参考】※株式会社エコライフプレスリリース(@Press)
2016年08月19日公開中の映画『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』が日本でも公開され、好評を博している。本作は、『アリス・イン・ワンダーランド』の“続編”という位置づけだが、製作者たちは“新しい物語”を描くことに注力したようだ。キャストと監督が語る特別映像が公開になった。公開された特別映像『アリス・イン・ワンダーランド』シリーズは、ルイス・キャロルの小説の世界観を基に、主人公アリスが不思議な国“ワンダーランド”で冒険を繰り広げる作品だが、このほど公開になった映像でジェームズ・ボビン監督は「新しい物語だ。新しい役柄や世界を披露したい」と語る。前作はまだ少女のアリスが、ワンダーランドでの冒険を通じて成長し、自分の意思で自身の進むべき道を選び取るまでが描かれたが、本作では“時間”をテーマに大人に成長したアリスが現在の自身の環境を見つめなおしていくドラマが、ワクワクする冒険と共に描かれる。さらに“時間を逆行する冒険”というモチーフを取り入れたことで、前作に登場したキャラクターを“そのまま”使うのではなく、過去や変化になったきっかけをイチから創造。前作を観ていない観客でもすべてのキャラクターの事情や変化が楽しめるのが大きな特徴だ。映像には、色鮮やかなワンダーランドや歯車がひしめきあう“タイムの城”など華麗な本編カットや、ミア・ワシコウスカ、ジョニー・デップ、アン・ハサウェイらのインタビューを収録。前作とは異なる展開や、人物造形の一端を垣間見える映像がたっぷりと収録されており、なぜスタッフたちが長いインターバルを経て、“新しい”作品を製作したのかが伺える内容になっている。『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』公開中
2016年07月13日かつて世界一有名な魔法使いだった男、ダニエル・ラドクリフが“マジックを全否定”することでも話題の『グランド・イリュージョン 見破られたトリック』。このほど、本作でダニエルが演じた、正義のイリュージョニスト集団“フォー・ホースメン”を執拗に追う悪役キャラに関する詳細が、新たな場面写真とともに明らかになった。本作は、汚れた金だけを華麗なイリュージョンを駆使して奪い、世間に還元する「義賊」のようなイリュージョン犯罪者集団“フォー・ホースメン”の物語。ジェシー・アイゼンバーグ、ウディ・ハレルソン、デイヴ・フランコ、リジー・キャプランが“フォー・ホースメン”の4人を演じ、マーク・ラファロやジェイ・チョウ、モーガン・フリーマンら豪華なキャストが集結する。今回、フォー・ホースメンは、とあるハイテク起業の不正を暴露するために、ニューヨークでの企業プレゼン会場をド派手なイリュージョンでジャック。観客も大喜びでフォー・ホースメンに歓声を上げ、イリュージョンを期待するが、なんと計画は大失敗し、逆に会場をジャックされてしまう。彼らを逆にダマし、混乱に陥れたのが、ダニエル演じる“科学の天才”ウォルター・メイブリーだ。ウォルターはフォー・ホースメンを追い詰めて拉致。彼らに対し、科学的観点からイリュージョンを見破り、出し抜いたことを自慢気に説明しながら、全てにおいて自分のほうが上手であることを不気味に植え付けていく。さらに、ウォルターは世界中のあらゆるシステムにアクセス可能なコンピューター・チップを盗むよう、ホースメンの面々を脅迫し、コントロールしていこうとする。完全なる悪人にして、マジックやイリュージョンを完全否定する役柄を演じたラドクリフ。“アンチ・マジック”のキャラクターを演じることについて聞かれると、「僕も面白いと思うよ。僕が次にマジックに関する大作映画に出演するなら、ウォルターのような役だと思っていたから楽しかったね」と明かす。『ハリー・ポッター』卒業後は、『キル・ユア・ダーリン』『もしも君に恋したら。』『ホーンズ 容疑者と告白の角』『ヴィクター・フランケンシュタイン』など、さまざまなジャンルの作品にチャレンジしてきただけに、「実は『グランド・イリュージョン』の脚本を読んだとき、マヌケなことなんだけど『ハリー・ポッター』との繋がり(マジック)を全く意識しなかったんだ。魅力的なキャラクターだったので引き受けたときに気がついた。あぁ、これは『ハリー・ポッター』との繋がりについてたくさん質問されるなってね」と笑顔を見せ、世間の注目とは裏腹に冷静に事態を見守っている。本作では、彼が尊敬する英国のベテラン俳優マイケル・ケインとも共演を果たしており、「大好きだ」という演技を楽しみながら俳優としてのキャリアを着々と積み上げているようだ。『グランド・イリュージョン 見破られたトリック』は9月1日(木)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年07月08日ティム・バートン×ジョニー・デップのタッグで贈る『アリス・イン・ワンダーランド』の待望の最新作『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』。いよいよ、日本公開を間近に控えた本作だが、このほど赤の女王とタイムの映像がいち早くシネマカフェに到着した。物語は前作『アリス・イン・ワンダーランド』から3年後。亡き父の後を継ぎ、船長として大海原で活躍していたアリス(ミア・ワシコウスカ)。だが厳しい現実に直面し、再びワンダーランドへと誘われる。そこにいたのは、悲しい過去に心を奪われ、帰らぬ家族を待ち続けるマッドハッター(ジョニー・デップ)。大切な友を救うため、アリスは時間をさかのぼる旅へと出発する――。そしてアリスの前に立ちはだかるのは、前作での暴れっぷりも記憶に新しい、巨大な頭がトレードマークの暴君・“赤の女王“と、新登場の時間を操る番人“タイム”。タイムは、なんと自身が「時間そのもの」という摩訶不思議なキャラクターで、時間をさかのぼる動力源「クロノスフィア」を持つ最重要人物。常にえらそうでナルシストっぽく、だけどちょっと間の抜けた憎めないキャラクター。アリスは彼の持つ「クロノスフィア」を使って、過去へ戻ってマッドハッターを助けようとする。しかし、盗まれたものを取り返そうとするタイムと、「現在も過去も未来も思いのままに支配する」という暴君らしい発想で「クロノスフィア」奪還をもくろむ赤の女王、いずれにも狙われることになってしまうのだ。こうしてアリスの脅威として君臨する赤の女王とタイムだが、実はタイム、あの誰もが恐れる赤の女王に恋をしているというのだ。そんなただならぬ関係(?)にある2人を裏付けるような映像がこのほど到着!映像にあるのは、タイムのもとに赤の女王が訪問するシーン。訪問するやいなや、「贈り物!」と一言。対しタイムは「もちろんだ」と目を輝かせ、うっとりと彼女をほめたたえながらプレゼントを贈る。そんな姿は、アリスの前でエラそうに振る舞う姿とは大違い! 赤の女王もまた、ぶっきらぼうにプレゼントを受け取りつつも「一生大事にする」と答えるあたり、ツンデレの魅力がさく裂している。赤の女王にゾッコンなタイムだが、同時にひどく恐れてもいると語ったのは、タイム役のサシャ・バロン・コーエン。続けて「多くの人々がそうした相反する感情を誰かに対して抱いたことがあると思うんだけど、そんな風に強烈な愛と極度の恐怖が入り混じることで、タイムは彼女に身も心もすっかり奪われてしまうんだ」と説明した。赤の女王を演じるヘレナ・ボナム=カーターとサシャは、これまでにも『スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師』『レ・ミゼラブル』などで共演済み。そんな彼らの役柄について、プロデューサーのスザンヌ・トッドはこう語る。「彼らはこれまで多くのほかの映画でカップルを演じてきたけど、私たちはそういうふうにしようと決めていたわけじゃないの。たまたまそういうふうになったのよ」とあくまで偶然だと説明。「でも彼らには素晴らしいコメディ的相性があって、彼ら2人が一緒のシーンは、映画の中で最も可笑しいシーンのいくつかだわ」と話しており、相性抜群の演技を披露していたようだ。前作よりもパワーアップして帰ってくる本作。劇中で明かされる、赤の女王の「頭が巨大化した原因」や、タイムがもたらす「時間の大切な意味」にも注目だ。『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』は7月1日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)
2016年06月26日ジョニー・デップをはじめ豪華スタッフ・キャストが集結した『アリス・イン・ワンダーランド』のシリーズ最新作『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』が7月1日(土)より公開される。この度、豪華俳優陣が撮影で着用した衣装が日本に上陸し、展示されることが決定した。悲しい過去に心を奪われ、帰らぬ家族を待ち続けるマッドハッターを救うため、時間を遡るアリスの冒険を描くファンタジー・アドベンチャー。彼女を待ち受けるのは、秘められた真実と“時間の番人”タイムとの戦い。はたして、マッドハッターを救うことはできるのか?そして、運命に逆らい過去を変えることはできるのか――。「不思議の国のアリス」のその後を想像を超えた映像美で映画化し、映画の大ヒットのみならず、ファッションや音楽といった様々な分野に並みならぬ影響を与え続け、未だ熱狂的なファンも多く抱えている本シリーズ。最新作となる『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』は、一流クリエイターたちによって生み出された衣装や美術の数々によって前作よりもその世界観はパワーアップし、キャラクターたちを鮮やかに彩っている。今回、日本に上陸するのはジョニー演じるマッドハッターの奇抜な帽子や衣装、ミア・ワシコウスカ演じるアリスの色鮮やかなドレスなど、3度のアカデミー賞に輝く世界的デザイナー、コリーン・アトウッドが手掛けた衣装と映画で使用された小道具だ。会場では、登場人物をイメージしたセットや、“鏡の世界”に迷い込んだような演出による空間で、『アリス・イン・ワンダーランド』の世界を堪能できる。これらの衣装は銀座三越、伊勢丹新宿店、名古屋のイセタンハウスにて、 6月15日(水)から順次展示されるとのこと。映画に登場するキャラクターをモチーフとしたアイテムの販売も行われるようだ。『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』は7月1日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年06月08日