こんにちは、ライターのパピルスです。先日、子どもの通う小学校から不審者情報が一斉メールで送られてきました。新学期に入ってから生活パターンが変わったり、一人で通学することになったりして、子どもの安全に不安を抱えておられる保護者の方も多いのではないでしょうか。今回は、子どもの身を守るために知っておきたいことをまとめてみたいと思います。●子どもたちの身近にある不審者からの「声かけ」不審者情報の中でもよく耳にするのが、「声かけ」です。「声かけ」は犯罪行為に至っていないものの、誘拐や性的犯罪などの前兆と捉えられることもありますから、要注意です。埼玉県警のまとめた資料『子どもに対する声かけ事案』では・声をかける・手を引く・肩に手を掛ける・後をつけるなどを広く「声かけ事案」としています。この資料によると、平成27年度の18歳以下の「声かけ事案」のうち、小学生以下が対象のものが約半数、中学生も含めると約8割 にのぼっており、子どもたちが狙われていることが分かります。今回はこちらの資料を元に、親子で知っておきたい「声かけ」の傾向と対策を考えてみたいと思います。●気を付けるべき時間帯、場所は?子どもへの「声かけ」は16時台の発生が突出しており、次いで15時台、17時台となっています。「暗い道には気をつけなさい」「暗くなる前に帰りなさい」と子どもに言い聞かせることが多いと思いますが、実は一番狙われるのはまだまだ明るい「下校の時間帯」 であることを覚えておきましょう。発生場所は「路上」 が80.4%と、2番目の「公園」7.3%を大きく引き離しています。学校の登下校時、放課後遊びや習い事の行き帰りなどが考えられます。また、「声かけ」にあったときの状況としては「単独(一人のとき)」 が約7割となっています。こうした傾向を見ると、「一人で下校せず、なるべく複数人で行動する」「遊びに行く際もできるだけ一人にならないように注意する」「やむを得ず一人で行動する際は人目がある道を通る」といったことを子どもに徹底させることが大切になるでしょう。●こんな手口に注意して!警察が注意を促している「声かけ」の手口をまとめてみると、以下のようになります。【甘い言葉で誘う】「アメをあげる」「お菓子をあげる」「レアなカードを見せてあげる」「芸能人の写真をあげる」「かわいいね。モデルにならない?」など、子どもの興味 を引くもので誘うような言葉を掛ける。【親切心につけこむ】「〇〇小学校への行き方を教えて」「大人の手の届かない隙間に物を落としたので、手伝ってほしい」「アンケートに協力して」など、子どもの親切心 につけこんで誘う。【混乱させる】「お母さんが事故にあった。一緒に病院へ行こう」「お母さんから、連れて帰ってくるように言われた。車に乗って」「(子どもが)車に傷をつけた。親に説明するから一緒に来て」「警察に一緒に来なさい(警察官を装う)」「大事な物を落としたよ」など、子どもの判断を惑わせる ようなことを言って、言うことを聞かせる。【大声で怖がらせる】大声で威嚇 しながら接近し、無理やり手をつかむなど接触してくる。特に「〇〇ちゃん!」「〇〇君だよね?」などと名前で呼びかける など、手口が巧妙化しているそうです。自分の名前を知っているからといって、信用しないこと、足を止めないことを教えておくべきです。●被害に合わないために、子どもに教えておくべきことは?子どもが「声かけ」をきっかけとした犯罪行為にあわないためには「知らない人についていってはいけないよ」「不審者に声を掛けられたら逃げて」と教えておくだけでは不十分です。子どもにはどんな人が不審者かわからない のです。そこで、子どもに教えておきたいのは「予防策」と「声をかけられたときの対処法」です。【予防策】・学校からは友達と一緒に帰る・遊ぶときは一人にならないように気を付ける・大人が近寄って来たら、手の届かない距離を保つ・声を掛けられても立ち止まらない・どうしたらよいかわからないときは、その場を離れて大人に相談する【声をかけられたときの対処法】・話しかけられても、無視して走ってその場を離れる・『わかりません』『いりません』とはっきり言ってその場を離れる・手の届かない距離を保つ・車から声をかけられても近づかない・近づいて来たら防犯ブザーを鳴らす・近くの大人やお店、こども110番の家に助けを求めるまた、防犯ブザーを鳴らすのは実は勇気がいることです。家で試しに鳴らしてみましょう。どれくらいの音がするのか、止め方などわかっていると安心です。ランドセルの奥にしまわれていてはいざというときに役に立たないので、実際にランドセルを背負って試してみる ことをおすすめします。----------できれば不審者に出会わないことが一番良いのですが、いつ、どこで子どもがそういった事例に遭遇するかはわかりません。また、高学年になったからといって安心できるかというとまだまだ大人に比べれば判断力も未熟ですし、体格でも大人にはかないません。ぜひ、新学期の生活に慣れてきた今だからこそ、もう一度親子で安全対策を確認してみてください。【参考リンク】・『子どもに対する声かけ事案』 | 埼玉県警察本部(PDF)()●ライター/パピルス(フリーライター)
2016年05月24日【ママからのご相談】最近、誘拐事件の犯人が逮捕されて話題となっていますが、今回の事件に限らず、近年子どもが被害者になる事件が多いので、親としてとても心配です。私が小学生のころは、学校が終わるとランドセルを玄関に放り投げ、夕方遅くまで友達と楽しく遊んでいた記憶があります。しかし、今の時代ではそのように自由に遊ぶことができない危険な世の中になってしまっていることが残念で仕方ありません。子どもにしっかりとした防犯意識を持ってもらうにはどうすれば良いでしょうか。●A. 不審者事例データを参考にして考えてみましょう。ご相談ありがとうございます。ママライターのあしださきです。私たち親にとって、近年の子どもが被害者となる事件の多さに驚きと不安を感じずにはいられませんよね。こんな危険な時代だからこそ、今一度“自分の身は自分で守る”ということを親子で考える必要があります。そこで今回は、現在報道されている誘拐事件のあった埼玉県のデータを参考に、子どもが事件に巻き込まれないための“自己防衛の知識”を一緒に考えていきたいと思います。●声かけ事案は“水曜16時”が最も多い埼玉県警察による『子どもに対する声かけ事案』の“時間帯別発生状況”に注目してみたいと思います。このデータを見てみると、“声かけ事案”は15〜16時の時間帯に最も多く発生している ことが分かりました。これは学校帰りや遊びからの帰宅時間帯である夕方が狙われやすいことを示唆しています。一方、意外と知られていないのは、朝の7時も発生件数が多い という事実です。朝、学校に向かっている時間帯に声かけ事案が発生していることを、子どもと話し合っておきましょう。事前に知っておくことで適切な対処を取ることができます。地域の方々との日頃のコミュニケーションを大切にし、子どもを見守ってもらえるような関係性を作っておくことも有効です。また、声かけ事案が最も多い曜日は水曜日で、子どもが多く遊んでいる土曜や日曜は逆に発生件数が少ないことが分かっています。次に、月別の発生状況にも注目してみましょう。平成26年と27年の資料ですが、意外にも8月が最も声かけ事案が少なく、9〜10月が最も多い という結果となっています。これには日照時間が関係していると考えられ、明るい時間の多い8月は犯罪をしにくい傾向にあると推測できます。●不審者から逃げ切るには、20mの差が必要「不審な人に声をかけられたら逃げる」ということは、子どもたちは皆知っています。しかし、実際に声をかけられてしまったら、具体的にどのように逃げればいいのか分からない という子どもも少なくないはず。そのため、万が一のときに備え、どのように逃げるべきかを親子でよく話し合っておく必要があります。どのように逃げるのが最適かという疑問については、『防犯先生の子ども安全マニュアル』という書籍にヒントがあります。**********犯罪者は(ターゲットにした)子どもが20メートル先へにげてしまうと完全に諦めてしまいます。ですから、大人と競争して20メートル逃げ切る力を子どもにつけさせる必要があるということです。逃げ切る力がない限り、逃げ切れない部分は周囲の大人がカバーしてあげなければなりません。幼い子どもほど20メートルは逃げ切れない。「小さな子どもから親は目を離してはいけない」というのは、ここからきているのです。**********●逃げるときは、迷わずランドセルを捨てるでは、逃げるのが小学生ならどうでしょうか?**********子どもの4メートル手前から大人が追いかけ、子どもは20メートル必死で逃げるという実験を行った結果が以下のように出ています。1年生から3年生までの子どもがランドセルを背負って逃げた時には、全員が追いつかれてしまいました。しかし、6メートル手前からだと逃げ切れました。ランドセルを背負っていない場合、4メートル手前からでも20メートル逃げ切ることができました。**********つまり、この実験から学べることは「ランドセルを背負っているときに襲われそうになったら、ランドセルを捨てなさい 」ということです。捨てて逃げることが重要なのだということです。「ランドセルを下ろしているよりもまず逃げたほうが良いのでは?」と思いますが、それでは先ほどの実験のように20m逃げ切ることができないのです。そのためには、ランドセルをストンと落とすという練習をしておく といいです。両肩を後ろに反らした状態にして肩のベルトをずらして落とすというイメージですが、これはぜひ、お子さんと一緒に練習してみてください。----------いかがでしたか?近頃は子育てをしていく者にとって非常に不安な事件が多く、子どもの安全により一層の注意が必要となっているのは、残念なことです。しかし、日頃からしっかりと対策を考え、練習をしていれば、万が一の事態でも子どもが自分の身を自分で守ることができると信じています。ぜひ、一緒に考えてみてください。【参考文献】・『防犯先生の子ども安全マニュアル』清永賢二・著【参考リンク】・子どもに対する声かけ事案 | 埼玉県警察本部子ども女性安全対策課(PDF)()●ライター/あしださき(元モデル)
2016年04月11日NTTコミュニケーションズ(NTT Com)は3月30日、Deep Learning(深層学習)などを含む人工知能(AI)技術を活用し、不審者の動作検出や複数カメラに映る同一人物の推定などを実証する実験を綜合警備保障(ALSOK)と連携して、2015年12月~2016年1月に実施し、高い精度での検出に成功したと発表した。近年、オフィス商業ビルをはじめとした都市空間や大規模イベント会場等、不特定多数の人が集まる環境下では、施設・空間におけるインシデント(事故)発生時の対処・被害拡大防止に加え、犯罪等の予兆検知・未然防止の必要性が高まってきている。また、昨今の国際情勢を受け、比較的警備が厳重でないソフトターゲットにおけるテロなどへの脅威に対し、警戒・警備の強化が求められている。こうした状況を踏まえ、NTT Comは新たにAIを活用した動作検知技術や再照合技術を取り入れることで、不審者の検出や人物特徴に基づく画像検索精度を向上させ、ALSOKなどとともに警備品質の向上を目指すとしている。NTT Comは、ALSOKとの共同実証実験において、再照合技術と時系列Deep Learning技術の2つの技術について高い精度での検知を実現したという。再照合技術は、Preferred Networksの協力を得て、1枚の画像から特定人物の特徴をAIの利用により抽出。複数のカメラをまたいだ映像から同一人物の候補を推定し、提示する。ALSOKとの共同検証では、ある人物がエスカレーターを使って複数のフロアを移動した映像から、同一人物の候補を100%の確率で抽出することに成功している。また、時系列Deep Learning技術は映像データの解析により、人の動作を高精度に識別できる技術。あらかじめ検知したい「きょろきょろする」「荷物を置く」などの動作をAIに学習させておき、映像データからそれらの動作を自動検知。ユースケースの例として再照合技術は、何らかの犯罪行為が発生した際に不審人物の画像をもとに施設間/施設内のカメラを跨いで同一人物の行動を追跡することを可能とするほか、時系列Deep Learning技術では商業施設などにおいて、該当の動作を行う人物を自動検知し、警備員に発報することができるという。今後、両社では大型のオフィス商業ビル、大規模イベント、空港・税関をはじめとした重要施設、公共交通機関や大規模集客施設などのそれぞれのユースケースに応じ、NTT ComはALSOKとともに2016年度も引き続き実証実験を通じて有用性を確認し、導入を進めていく。NTT Comは映像データの解析を可能とする「映像解析プラットフォームサービス(仮称)」の提供を検討している。店舗や製造工場における不審行動の検出、2020年に向けて観光客の増加が見込まれる多くの施設で防犯対策などに応用できるサービス開発を今後も進めていく考えだ。
2016年03月30日日本郵政と日本郵便は2月16日、日本郵政を装った不審なメールが急増しているとして注意を呼びかけた。両社は、2015年12月にも不審なメールへの注意喚起を行っているが、2月15日から「不審なメールが届いた」という問い合わせが再び急増したことから、重ねて注意喚起を行った。この不審なメールは、差出人名称が「JAPAN POST」「日本郵政」などに設定されており、本文でも「JAPAN POST ジャパン」という署名が記載されているが、いずれも日本郵政と日本郵便には関係がなく、「お客様にそのようなメールをお送りすることはございません」(リリースより)としている。リリースに掲載された事例では「最寄りのJAPAN POST 取り扱い郵便局」などと、日本郵政や日本郵便が送付するメールでは考えにくい文面も見られることから、両社からのメールを受信した場合は、本文をよく読んで対処することで、被害を未然に防げる可能性がある。なお、不審なメールにはリンクもしくは添付ファイルがあるとのことで、これらを「安易にアクセスしたり、ファイルを開いたりしないように」と両社は呼びかけている。これらは、バラマキ型攻撃メールの可能性があり、マルウェアに感染してしまう恐れもあると見られる。
2016年02月18日じぶん銀行は20日、じぶん銀行を名乗る不審なメールが、同行の口座保有の有無にかかわらず、不特定多数の顧客へ発信されていると発表した。じぶん銀行とは一切関わりがない、フィッシング詐欺とよばれる偽のメールのため、注意を呼び掛けている。○「本人認証」や「個人情報の漏洩」などで偽サイトへ誘導このメールは、「本人認証」や「個人情報の漏洩」などの要件を語り、偽メール内のリンクから偽サイトへ誘導し、ログインパスワードや、確認番号の数字等を盗み取ろうとする。じぶん銀行は「不審なメールに記載のリンク先にアクセスしたり、添付されていたファイルを開いたりしないよう注意してほしい。万が一、不審なメールのリンク先にアクセスしてしまった場合、偽サイトでパスワードや確認番号表の数字の入力を求められても絶対に入力しないでください」としている。○配信されている偽メールについて偽メールの件名「じぶん銀行本人認証サービス」「じぶん銀行重要なお知らせ」「メールアドレスの確認」「じぶん銀行より大切なお知らせです」など偽メールのドメインbk@jibunbank.co.jp偽メールの一例じぶん銀行からのメールについてじぶん銀行から送るメールには、冒頭に顧客の名前を記載(じぶん銀行FXに関する通知メールのみ、顧客の名前を記載していない)している。メールについて、不審に思った場合は、むやみにリンクをクリックせず、まずメールの冒頭の名前を確認する。じぶん銀行からEメールで、パスワードなどの入力を依頼することは絶対にない。決して入力することのないよう注意する。不審なメールが届いた場合は安易にリンク先にアクセスしたり、添付ファイルを開いたりせず削除する。万が一、不審なサイトにパスワードなど入力した場合は速やかに、お客さまセンターまで連絡してほしいとしている。
2016年01月21日独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)は17日、IPAの名前を騙った不審メールが出回っていることを確認。不審メールおよびメールに添付されている添付ファイルを開かないよう、注意を喚起した。不審なメールは、外部組織より「IPAの名前を騙った不審メールが届いた」と情報提供があったことで発覚。不審メールには、IPAが7月15日に発信した、Microsoft製品やAdobe製品に関するセキュリティ対策情報が使用され、IPAのメールニュースを模した内容だったという。また、正式なメールニュースでは存在しない圧縮ファイルが添付されていた。添付の圧縮ファイルを展開すると、ウイルス感染を目的とするショートカットファイル(.lnk)が現れる。メールの件名や本文は、IPAの実際の公式サイトを元に作成され、添付ファイルの開封を促す文面になっている。不審なメールの特徴は、「送信元がフリーメール」「添付ファイルがある」という2点。これら特徴を備えたIPAからのメールは不審メールである可能性が高い。IPAでは、添付ファイルを安易に開かないよう呼びかけるほか、HTML形式の場合、本文内のリンクがマルウェア感染用のURLに偽装されている可能性があるとして、注意を喚起している。
2015年07月17日NTTドコモは、不審な番号からの着信を自動判別して表示する「あんしんナンバーチェック」の正式版サービスを15日より開始する。月額利用料は税別200円。「あんしんナンバーチェック」は、McAfeeの検知技術、トビラシステムズのデータベースを活用して、不審な電話番号からの着信を自動で判別し、着信を4つのパターンに分けてユーザーに通知するサービス。しつこいセールス電話、詐欺などの可能性が高い着信には、赤、黄色で表示してユーザーに警告する。設定により、警告ではなく、着信拒否を選択することも可能。個別に登録することで、任意の電話番号の着信拒否も行える。なお、正式版の開始に先立ち、これまで無料お試し版を提供してきたが、7月14日に無料版のサービス提供を終了する。無料版利用者が正式版に移行するには、別途申込みを行い、正式版アプリにアップデートする必要がある。
2015年07月10日マカフィーは14日、Google Playで配布されているあるゲームアプリに、不審な点を複数発見したと公式ブログ「McAfee Blog」で注意喚起を行なった。該当ゲームアプリのタイトルは、オランダ語の「Kunt u Vang de tovenaar」(魔法使いを捕まえて)。第1の不審な点は、Google Play上ではオランダ語により説明文が記載されていたのだが、ゲームアプリ内の設定ファイルにはベトナムのドメインのURLが使用されていたこと。そのURLはベトナム向けのアプリマーケットで、そこでは正規アプリそのものではなく広告モジュールを含んだダウンローダーを配布している。第2の不審な点は、ゲームアプリにおいてはあまり一般的ではない、デバイス管理者権限を利用していること。ランサムウェアやマルウェアでは、このデバイス管理者権限を悪用して感染したデバイスをロックし、金銭をだまし取ろうとする事例がある。現状ではこのアプリ内にユーザーに不利益となるようなコードは発見されなかったが、今後のアップデートにより悪意ある形に変更される可能性もあるという。実際にこのゲームアプリが悪意なくこうしたコードを持っただけのものか、ユーザーが増えたところでアップデートにより攻撃を開始する予定かは判断できないが、同社はこうした怪しいアプリに注意が必要だとしている。
2015年05月15日McAfee Labsは5月14日、同社ブログで、Google Playストアでホストされていた不審なAndroidのゲームアプリ「Kunt u Vang de tovenaar(オランダ語で"魔法使いを捕まえて")」について、不審な点を発見したとして、その詳細を発表した。1つ目の不審なポイントは、Google Play上のタイトルや説明ではオランダ語が使用されていたにもかかわらず、アプリケーション内の設定ファイルに記載されたURLにはベトナムのドメインが使用されている点だ。実際のWebサイトはベトナム向けのAndroidアプリマーケットで、Gmail、Angry BirdsやFacebookといった有名なアプリやよく知られているタイトルのアプリがホストされていた。2つ目の不審なポイントは、このゲームアプリがデバイス管理者権限を利用している点だ。一般的にデバイス管理者権限は、リモートロック、リモートワイプ、パスワードポリシーの変更といった、特にデバイスを紛失した時に利用するユーザのデバイスや情報を守るための強い権限だが、一方で、ランサムウェアや他のマルウェアはこのデバイス管理者権限を悪用して、感染したデバイスをロックし、金銭をだまし取ろうとする事例が報告されている。このアプリでは、APKTrackerクラスによって、デバイス管理者権限のオン・オフ状態がこのベトナムのアプリマーケットに通知されていた。また、このアプリに実装されたデバイス管理者権限のポリシーによると、アプリケーションデータを暗号化するために、ストレージの暗号化を要求する可能性があることがわかっている。ゲームアプリが、このデバイス管理者権限を利用するのは一般的ではなく、このアプリの現在の実装では、特に端末に害を及ぼすようなコードは見受けられなかったが、この権限は悪意ある動作に対しても有利に働いてしまうため、今後のアプリアップデートによって悪意あるものに変更される可能性は否定できないという。
2015年05月15日風邪を引いたとき、不審者にあったとき、男子にアプローチをされているとき。こういうときにカレから本気で心配してもらえると、やっぱり嬉しいですよね。しかし! いくらカレが本気で心配しているように見えても、じつはそれは見せかけでうわべだけのものかも?男子が本気で愛していない彼女に対して見せる「うわべだけの心配」とは?元No.1キャバ嬢のナナミ・ブルボンヌさんに聞いてみました。■1.ひたすらLINEで「大丈夫?」「とにかく薄っぺらい男がしがちなのが、風邪などのときに『ひたすらメールだけは送る』というもの。とにかくたくさんメール、LINEを送っておけば、心配してるっぽいだろ。そんな安易な気持ちが丸見えです」みなさんも、「私のカレ、こんなにこまめにLINEくれてやさしー! うるうる」なんてならないでくださいね。それよりも、ただLINEだけで一度も看病とかに来てくれない事実を見るべき!■2.「○○に相談してみた?」「少しでも重たい話をすると、ろくに話を聞かずに『あー、それ親に聞いてみた?』とか言う男子。おめえに相談してるんだよ!と言いたくなりますね」もちろん話を全部聞いてくれた上で、きちんとアドバイスもくれて、それで「一応親にも言っておきな」と言うならいいですが、いきなりこんなふうに放り投げるなんて、内心「めんどくさー」と思っているのがバレバレですね。■3.デートの話「風邪だって言ってるのに、『今週末のデートどうする?』みたいに、自分の楽しみ(もっといえば、エッチです)が奪われることだけを心配しているのも危ないですね。彼女が心配なら、ふつうそんなことは気になりませんよ」「もし今週ダメそうだったら、予定いれたいんだけど」みたいなのって最悪ですよね。風邪とかだったら、そんなのまだわかるわけないし・・・・・・。■4.「俺はさぁ・・・・・・」「こういうタイミングで、なぜか自分の話もしてくる男子はたまにいます。ありえないですよね。せめてその日くらいはひたすら彼女の話題だけにすべきでしょう」私も以前、「元カレが最近ちょっとストーカーになりかけてるんだけど」とか言ったら、「ああ、俺も元カノと会ったりしてるわ」とか言われてドン引きしたことあります(笑)。自分が好きなだけなんでしょうが、ちょっと思いやりに欠けますよね。■5.「まだ? 長くね?」「風邪だとしましょう。いっちばん最悪なのは『まだ治らないの?』と苛立ってくる男子。たぶん、看病とかをするのに飽きてしまったんでしょうね・・・・・・」最初はすごく心配してくれて優しくても油断はなりません。「ようし、おかゆ作ったげる!」と最初こそ張り切っていたものの、数日経つと「まだ治んないの?」となぜか怒っている・・・・・・。心配しているというよりも、「良いカレ」を演じるただのイベントだったんでしょうね。■おわりにどうでしたか?自分が困ったときのカレの対応で、本当にその人が良い人かって結構わかると思います。みなさんも、こういうピンチのときのカレの対応、見逃さないでくださいね。(遣水あかり/ハウコレ)
2015年05月08日トレンドマイクロは9月1日、Microsoftの次期OSとして噂される「Windows 9」の無料ダウンロードを装った不審なWebサイトが多数存在するとして注意を呼びかけた。不審なWebサイトは、Windows 9の無料ダウンロードができることをアナウンスしたもの。Webサイト上には、Windows 9のインストールDVDらしき写真やダウンロード先のリンクなどが掲載されている。利用者がダウンロード用のボタンをクリックすると、ファイル共有サービス「Turbobit.net」のページが開く。ここからインストーラーをダウンロードすることができる。トレンドマイクロはインストーラーの中身を解析した結果、Windows 9のデータではなく64ビット版のWindows 7 SP1であることがわかった。初期の言語設定はブラジル・ポルトガル語だったという。このファイル自体に不正なプログラムは含まれていなかったという。また、Windows 9を装ったインストーラーから利用者に不正なプログラムをインストールさせようとするケースも確認されている。ブログで紹介していた例では、利用者がインストール作業中に不正なプログラムを自動的にダウンロードするものだったという。さらに、Windows 9のダウンロードサイトを装い、携帯電話の番号を入力させて盗み取るフィッシング詐欺サイトも確認できたという。ダウンロードページの誘導方法はさまざまあり、検索サイトで特定のキーワードを入力するとダウンロードページが検索結果に表示され、リンクをクリックした利用者を呼びこむものや、Youtubeの動画の詳細ページに貼られたページをクリックして呼びこむものなどがあるという。トレンドマイクロは、従来サイバー犯罪者が話題性の高いものに便乗して攻撃を仕掛ける傾向にあることから、Windows 9に便乗した脅威が今後も拡大すると予測している。
2014年09月02日