『アイドルマスター ミリオンライブ!』のラジオ番組『ミリオンラジオ』の公開録音イベント"THE IDOLM@STER MILLION RADIO SPECIAL PARTY 02 ~Welcome!! 2015年~"が12月27日、新宿BLAZEで開催された。今回は、パーソナリティの山崎はるか (春日未来役)、田所あずさ (最上静香役)、麻倉もも (箱崎星梨花役)に加えて、ゲストの阿部里果 (真壁瑞希役)、上田麗奈 (高坂海美役)、藤井ゆきよ (所恵美役)が出演した昼の部「Day Party」をレポートする。『ミリオンライブ!』最初のCDアルバムシリーズ『LIVE THE@TER PERFORMANCE』の発売記念イベントでは"ぴょんころもち"として、毎回のようにイベントに参加していた山崎、田所、麻倉の『ミリラジ』パーソナリティトリオ。そんな三人が参加するイベントで名物になっていたのが、前説にぴょんころもちが登場してのオープニング漫才だ。今回はそんな漫才が「みりらじ歳末笑い締め」として久々に復活。麻倉のかわいいボケと田所の一生懸命なボケに、真ん中の山崎が孤軍奮闘で次々とツッコミを入れていき、漫才にも進歩が感じられた。トークコーナーでは「シアターミッション ゲームで振り返るミリオンライブ2014」と題して、6人でゲームに挑戦。2015年の『ミリオンライブ!』にまつわる出来事を振り返りながら、「やせろ矢吹可奈万歩計カウントゲーム」「未来になりきれアドリブアフレコゲーム」「どっち、どっち? 運命の選択ゲーム」「手抜きじゃないよ、ハーモニーシアターゲーム」「つなぐぜ氷の味 利きカキ氷対決」「中村繪里子さんクイズ」の6つのゲームを行った。アドリブアフレコでは、上田がお題の映像を台詞で地元富山の薬のCMに仕立てたりと技を見せるも、「おもしろいこととか言わないでいいよねー。(o・∇・o)終わりだよー」と口パクに合わせる気もないいつも通りの麻倉が一番ウケていた。高級品と普通の梅干しを当てる「どっち、どっち? 運命の選択ゲーム」では、麻倉が実は苦手らしい梅干しを一生懸命食べたりも。そんな麻倉のかわいさにゲストは「もちょかわいいね~」(上田)、「もちょかわいいな~」(阿部)、「私ももちょにあーんってされたい!!」「私ももちょと汽車ぽっぽやりたかった!!」(藤井)とメロメロな様子だった。山崎がしっかり仕切り、田所がオチ担当を押し付けられるいつも通りの和やかな番組の様子は、1月1日に配信の『ミリオンラジオ』で楽しんでほしい。『ミリオンラジオ』でおなじみの「ミリラジシアター」は、今回は生アフレコの特別編。物語のテーマになったのはキャラクターの入れ替わり。気風のいい箱崎星梨花ととふわふわした女の子らしい所恵美など、普段とは一味違った公演に客席は笑いと感嘆に包まれていた。後半のライブパートは、山崎、田所、麻倉による『ミリオンラジオ』テーマソング「U・N・ M・E・I ライブ」からスタート。6月のライブで初披露した際は田所の体調が良くなく、参加が危ぶまれた中だったこともあり、今回はようやく楽しさ100%でのステージとなった。ソロでは「夢色トレイン」(麻倉)、「恋愛ロードランナー」(上田)、「...In The Name Of。 ...LOVE?」(阿部)、「フローズン・ワード」(藤井)、「Catch my dream」(田所)、「未来飛行」(山崎)と、最新の「LIVE THE@TER HARMONY」シリーズの最新ソロ曲を披露。ほとんどの出演者が二度目の披露ということで、それぞれに工夫を凝らし、よりよいステージにしようとする意気込みが感じられた。唯一初披露となった田所は「Catch my dream」をさわやかで前向きに聴かせ、また違う最上静香の歌の魅力を表現してみせた。ゲストの藤井、上田、阿部はユニット"灼熱少女"のユニット曲「ジレるハートに火をつけて」を披露。なかなか歌われる機会がないユニット曲、しかもオリジナルメンバーの2人に、別ユニットの阿部が加わるこの日限りのスペシャルバージョンに会場は大いに盛り上がった。ライブパートのラストは、『ミリオンライブ!』テーマソングのひとつ「Welcome!!」を全員で歌い、幸せで楽しいムードの中終了。最後は山崎が音頭をとって「アイマスですよ、アイマス!」でステージと会場が声を揃え、イベントを締めくくった。
2014年12月28日12月17日、東京・浅草寺で開催中の羽子板市に、女優の水谷八重子、波乃久里子、瀬戸摩純、石原舞子、鴨原桂、川上彌生が出席。2015年1月2日(金)より東京・三越劇場で開幕する初春新派公演『大つごもり』/『寒菊寒牡丹』をPRした。【チケット情報はこちら】水谷と波乃は自身がモチーフになった羽子板を持って会見に臨んだ。「私より羽子板の方が全然良いでしょう(笑)。これで羽をつくなんてもったいないくらい(笑)」(水谷)。「いただいた羽子板、勘三郎そっくり!やっぱり兄弟ですね(笑)」(波乃)と出来栄えに満足の様子。作品ついて水谷は「私たちは1月2日(金)より三越劇場で新春新派公演に出ます。2日からですよ!お休みは1月1日だけ(笑)。今、一生懸命稽古しています。それもこれも全てお客様のためなので、ぜひぜひ三越劇場にお運びください!」とコメント。また波乃も「1月2日(金)からやる舞台のひとつは『大つごもり』といって、寒くてどうしようもないというお芝居なんですが、今日の寒さはこれからの稽古に役立ちそうです(笑)。あと『寒菊寒牡丹』は菊葉と言う役を瀬戸さん、石原さん、鴨原さんのトリプルキャストで演じるので、3回見に来てくださいね(笑)」とPRした。水谷は2015年のの抱負について「来年は私が初舞台を踏んでから60年になるので、ただただ年を重ねた60年じゃなく、実り多い60年にしたいと考えていますので、皆様の力をお貸しください。また、新派は今年で127年目。新波というのは皆さんの生活とともにあります。生活は変わっていきますが、ここ浅草は新波に出てくる生活を残しています。どうか皆さん、それをなくさないよう、新波をお心の中に、いつもふるさととして据え置いてくださいませ。良いお年を迎えられることを願っております」と語った。初春新派公演『大つごもり』/『寒菊寒牡丹』は2015年1月2日(金)から1月26日(月)まで、東京・三越劇場で上演。チケットは発売中。
2014年12月19日12月6日に公開されたアニメーション映画『宇宙戦艦ヤマト 2199 星巡る方舟』が14日、東京・丸の内ピカデリーにて行われ、古代進役の小野大輔、フォムト・バーガー役の諏訪部順一、桐生美影役の中村繪里子、郡司幹雄プロデューサーが登壇した。公開2週目を迎えた本作だが、小野は「純粋に胸が一杯になりました」、諏訪部は「感無量です!」とそれぞれに喜びを口にしたが、続く中村は喉の不調のため筆談での参加。中村が言葉を書くと、諏訪部が声色を変えて読み上げ、それに合わせて中村がリアクションを取るという光景が繰り広げられた。「よく(完成)できたなと思います」と安堵の表情を浮かべていた郡司プロデューサーは「試写の時に古代の『諦めない』という言葉にぐっときました」と話していたが、これはアフレコの段階では画が出来ておらず、社内で「諦めなよ」と言われたこともあるらしく、無事に完成したからこその逸話を明かした。また、映画でのキャラの印象の変化について小野は「言葉を選ばずに言えば」と前置きした上で「最初はうじうじしていたが、お兄さんのことに決着がついた後はバカになった」とストレートに表現。砲雷長である南部康雄の名前が出ると「彼はすぐに波動砲、波動砲って」と茶化す場面も。「撃ちますか?」「待て!」というやり取りは、もはや様式美の域に達しているようだ。バーガーについて諏訪部は「乱暴な物言いだが、誠実で真面目なやつだとわかって演じやすくなった」と語る。バーガーが大好きだとこれまでの舞台挨拶で公言してきた中村は「そこがいい!」と同意し、彼女が演じる桐生については「(映画になって印象が)変わりました。女子らしい部分がいっぱいになった」という。ちなみに、彼女が履いているソックスは「サイハイ」と呼ぶらしく、中村は「靴下」「ハイソックス」「ニーハイ」「サイハイ」の違いを図解付きで説明していた。さらに、楽曲の収録秘話として諏訪部は「ガミラス国家」を収録しようとした際、すでに他の人の収録が終わっていたため「ちょい足しするのは大変だし紛れてわからないので、やらなくていいです」と言われ、実は歌っていないことを暴露。すると小野も「銀河航路」収録時に他の現場に行く時間になってしまい「残ったメンバーでやりますので、次の現場に行ってください」と歌っていない事実を明かした。おまけとして中村は「小野さんがいない時に、小野さんの分のケーキを食べた」と告白。「うそ、だろ……ケーキ!ケーキーーー!!!」と声を張り上げて悲しむ小野だった。他にも、好きな異性キャラを聞かれて小野は新見薫を挙げる。「ドS感といじらしさのマリアージュが最高」とのこと。諏訪部は「桐生と言っておくしかない」とかわし、中村は「島大介」と回答。独り身なのがポイントらしい。最後のあいさつで小野は「ヤマトの旅は終わっていない。旅に終わりはないと思っています。この旅を一緒に続けていきましょう」と締めくくった。諏訪部が冗談まじりに「バーガーのスピンオフ作品はいくらでも作れる」と話していたように、新たな旅にも期待が寄せられている。
2014年12月14日『アイドルマスター ミリオンライブ!』のCD「THE IDOLM@STER LIVE THE@TER HARMONY 05&06」発売記念イベントが2014年12月13日、都内で行われ、ユニット「リコッタ」から村川梨衣 (松田亜利沙役)、渡部恵子 (周防桃子役)、渡部優衣 (横山奈緒役)、「灼熱少女」から上田麗奈 (高坂海美役)、桐谷蝶々 (宮尾美也役)、藤井ゆきよ (所恵美役)が登場した。「THE IDOLM@STER LIVE THE@TER HARMONY」は、GREEで展開中の『アイドルマスター ミリオンライブ!』2つ目のCDシリーズ。ゲームで2カ月1シーズンで開催されている大型イベント「プラチナスターライブ」内で結成される2つのユニットのメンバーが、現実でもアルバムをリリースする試みだ。前シリーズ「LIVE THE@TER PERFORMANCE」発売イベントでは765プロ組の先輩たちや、『ミリオンラジオ』のパーソナリティである「ぴょんころもち(山崎、田所、麻倉)」トリオといった面々がステージを引っ張っていたこともあり、今回は「ぴょんころもちがいない!」と出演者たちも緊張しがち。そんな空気をオーバーアクションと超音波ボイスが印象的な村川のいい意味での空気の読まなさが和らげていた。他のメンバーに長身のメンバーが多かったこともあり、みんなで村川をもみくちゃにしながら身長比べをしていたのが微笑ましかった。トークコーナーのメインは「リコッタ」チームと「灼熱少女」チームの3人ずつに分かれて、お題に対する答を合わせる「ハーモニーシアター」ゲーム。"今日いないメンバーも含めて、相手のユニットの中の人(キャスト)で一番教えるのがうまそうな人は?"というお題では、リコッタチームは「種ちゃん(田中琴葉役の種田梨沙)」、灼熱少女チームは「えりこさん(天海春香役の中村繪里子)」で全会一致で正解! 続く"自分たちのユニットが成長するために必要なものは?"というお題ではリコッタチームがそれぞれ我が道を行く中、灼熱少女の上田と藤井が「頭脳」「頭の良さ」でぴったり一致。見事灼熱少女チームが勝利してご褒美スイーツをゲットしたが、今のリコッタが好きだから変化があまりイメージできない、と話した渡部恵子や、ゲーム中判断が別れる解答が出ると走りよって「審議! ……合格!!」と勝手に判定する村川の自由さなど、リコッタチームのらしさも感じられるコーナーだった。ライブコーナーではそれぞれが「LTH」シリーズのソロ新曲を初披露。村川が「Up!10sion♪Pleeeeeeeeease!」でさらに突き抜けたテンションと浮遊感を見せると、客席も「A! R! I・S・A!」(ありさ)と初めてとは思えないほど息のあったコールで応えていく。上田の「恋愛ロードランナー」は海美らしい、恋愛にも全力でぶつかっていくロックナンバー。歌い終えた上田も考えていたコメントの内容が全て飛んでしまうほど高揚していた。渡部恵子の「MY STYLE! OUR STYLE!!!!」はリハーサルでは一度もうまく行かなかったそう。それを本番で最高のテンションで歌い切るのだからたいしたもの。「最後まで歌えたのはみんながオレンジをふってくれたから!」の言葉はまさに本心だろう。桐谷は「初恋バタフライ」で恋を歌う美也の大人の一面を披露。歌い終えた桐谷は緊張と歌い終えた安心感からか「ちょっとドキドキしていて……」と涙ぐむ場面もあった。渡部優衣が歌う「Super Lover」は、クールな所作と彼女ならではのキュートな歌声のアンバランスさが楽しい。渡部によればこの曲は「狼男をイメージした曲」とのことなので、そう思って聴くと感じ方も変わりそうだ。トリの藤井ゆきよは、所恵美が乗り移ったようなテンションで「フローズン・ワード」の冷たさと熱さを表現しきった。歌い終えた藤井は「気持ちを入れると泣きそうになってしまうので……」と語り、ステージで張り詰めていた心境を吐露していた。ラストを締めたのは、『ミリオンライブ!』の新たなテーマ曲である「Welcome!!」。最後に歌っているメンバーがソロで呼びかけを歌い継ぐのがこの曲の見どころだが、個性派揃いの今日のメンバーにはまさに見せどころ。中でも初っ端の村川の「ここまでこれたよ!」の一言はテンションといい響きといい飛び道具としか言いようのないカオス感だった。数多くのイベントを重ねてきた『ミリオンライブ!』だが、今回はミリオンのイベント慣れしたメンバーが少なかったこともあり、最初にイベントが始まった頃を思い出すような初々しい空気。毎回イベントの中心になっていた山崎らの存在の大きさを感じると同時に、今日いるメンバーでやりきろう、キャラクターを表現しようとする姿勢からは、彼女たちがこうした経験を通して成長すれば『ミリオンライブ!』はもっと魅力的なコンテンツになるような気がした。舞台の震えが伝わってくるような瑞々しい空気も悪くないと感じたイベントだった。
2014年12月14日公開初日を迎えたアニメーション映画『宇宙戦艦ヤマト2199 星巡る方舟』の初日舞台あいさつが6日、東京・新宿ピカデリーで行われ、声優の桑島法子、内田彩、中村繪里子が登壇した。『宇宙戦艦ヤマト2199』シリーズでは初の舞台あいさつとなった桑島は「(イベント上映の)1章から7章までの間に舞台あいさつに呼ばれるだろうと思っていたら、やっと今回呼んでいただけてほっとしているところです(笑)」と安堵の表情。続く内田と中村は、WEBラジオ「YRAラジオヤマト」のパーソナリティコンビでもあり、内田は番組について「劇場版上映に向けて番組をリニューアルして2人でラジオをやってきましたが、本編が緊迫したシーンが多い中、ほっとする癒しの空気を作ってこれたらと思っていました」と語り、中村は「ラジオの中で皆さんに教えていただいたさまざまなことは、アフレコの収録の中ですごく助けになりました」と感謝の気持ちを伝えていた。森雪とユリーシャ・イスカンダルの二役を演じた桑島は「ヤマトは受け継いでいくテーマがあります。今回若い世代の活躍もあり、『古代君かっこよくなったな』って思いながら見ていました。劇場版では森雪も後輩のオペレーターたちを見守る立場になって少し肩の力が抜けましたね」と森雪と似た感情を抱いていたという。また、重要キャラクター二役を演じ分ける重役については「これだけの大作で、しかも見た目が森雪と同じユリーシャを同じ声でどう演じるかをすごく悩みました」と苦労を明かしていた。そのユリーシャに憑依されたこともある岬百合亜役の内田は、「最初は出渕監督に、桑島さんのユリーシャの演技を見てから演じる? と言ってくれて、見させていただいたのがほんの一言だったので、私の演技でユリーシャが崩れてしまったらどうしようと思いましたね」とプレッシャーを吐露。桑島は「難しかったよね。私は(内田のユリーシャを)真似ようかと聞いたら、桑島さんは桑島さんでと言われたので、お互い自由にやってました」と話していた。現場でのそんなやりとりを見ていたという桐生美影役の中村は、「私も今回の劇場版で兼役をやりますかというお話があったんです。桑島さんたちが大変な思いをされながら素晴らしい演技をされているのを見て、自分も挑戦したいと思いました」と二人からの影響を吐露。また、印象に残ったシーンとしては、桑島は古代が「逃げる」とかっこよく宣言したシーン、内田は沖田艦長が本編で百合亜のラジオの話をしてくれたシーンを挙げた。『星巡る方舟』では桐生美影の恋愛模様も描かれており、中村は「私個人はバーガーさんが好きなんですけど(笑)。美影ちゃんとしては初めてときめきというか、異性を感じたからこそ沢村君に最初は反発していたんだと思います。そのあと素直に会話をして笑顔を見せられるようになったので、この後どうなるかが楽しみです」と期待を寄せていた。完全新作劇場版となるアニメーション映画『宇宙戦艦ヤマト2199 星巡る方舟』は、イスカンダルにたどり着いたヤマトが地球に帰還する途上のエピソードで、大マゼラン外縁部で突如出現した「ガトランティス」と名乗る謎の艦隊、さらには未知の生命体に遭遇。ヤマトの引き渡しを要求してくるガトランティス、そしてガミラスと三つ巴の戦いとともに、壮大なスケールの物語が描かれている。(C) 西崎義展/2014 宇宙戦艦ヤマト2199 製作委員会
2014年12月07日来年1月、東京・三越劇場で行われる初春新派公演。出演者の水谷八重子、波乃久里子らが11月26日、都内で公演に向けて記者懇親会を開催した。初春新派公演 チケット情報新派を代表する女方、花柳章太郎の没後五十年を追悼して行う同公演。亡き名優縁の2演目、樋口一葉の短編小説を久保田万太郎が脚色・演出した『大つごもり』と川口松太郎が花柳に当てて書下ろした『寒菊寒牡丹』を上演する。懇親会で水谷は「花柳章太郎没後五十年ということで、ちょっとぞっとする気もするくらい、ついこの間のことのように覚えております。ひとりでも花柳先生の名演、魅力、日本の香りを大切に演じていきたいと思います。『寒菊寒牡丹』はトリプルキャストの菊葉がどう競って、どういう風に歯向かうか、自分のものにするか、女優の葛藤が間近に見られるのが楽しみです」と期待を寄せた。『寒菊寒牡丹』では、若き実業家に正妻として迎えられる売れっ子芸者、菊葉を瀬戸摩純、石原舞子、鴫原桂の3人が演じ、水谷はその菊葉に特別な思いを抱く姉さん芸者妻吉を演じる。一方、波乃は『大つごもり』で主演。大晦日、恩ある伯父一家のため奉公先の屋敷にあった手文庫の金に手をかけてしまう女中みねを演じる。「昨日新橋演舞場の千穐楽(新派特別公演十七世中村勘三郎十八世中村勘三郎追善)を終えまして、温度が冷め切っていない状態で今日の初春新派の懇親会。盆と正月が一度にきたような気持ちです。この温度が冷めないように皆様、宜しくお願いします。『大つごもり』は一世一代と銘打っておりますが、特別なことではなく、いつも一世一代と思って演じております」と意欲を語った。公演は1月2日(金)から26日(月)まで。チケットの一般発売は11月30日(日)午前10時より。
2014年11月28日12月6日から全国公開されるアニメーション映画『宇宙戦艦ヤマト2199 星巡る方舟』の見どころを紹介するテレビ特番「劇場公開記念!!『宇宙戦艦ヤマト2199 星巡る方舟』発進SP」が、12月3日より各局で順次放送される。本番組は、桐生美影役の中村繪里子と岬百合亜役の内田彩がナビゲーターを務め、豪華キャストや、メインテーマ曲「宇宙戦艦ヤマト2199」を担当した宮川彬良氏と葉加瀬太郎氏らのメッセージを公開。そのほかにも、本邦初公開となる『星巡る方舟』の最新映像や「2分でわかるヤマトヒストリー」など、盛りだくさんな内容の番組になるという。番組の放送局、放送日は以下のとおり。○「劇場公開記念!!『宇宙戦艦ヤマト2199 星巡る方舟』発進SP」放送日程テレビ埼玉 12月3日21:00~21:30北海道放送 12月4日25:40~26:10TOKYO MX 12月5日25:35~26:05九州朝日放送 12月5日26:31~27:01熊本朝日放送 12月6日7:30~8:00メ~テレ 12月6日25:55~26:25ファミリー劇場 12月7日5:20~6:00(再放送 14日5:20~6:00、17日22:00~22:30)静岡放送 12月7日24:50~25:20東北放送 12月7日25:25~25:55テレビ新潟 12月13日 時間調整中テレビ大阪 日時調整中中村は「ヤマトにおける人間愛……これが熱く熱く描かれていきます。40年間変わることのないヤマトへの愛、ヤマトを通した愛……劇場でぜひ皆さんに見ていただきたきたいです」と『宇宙戦艦ヤマト2199 星巡る方舟』を魅力を解説。そして内田も「オリジナルのヤマト世代からのファンの方々も、そして『2199』からファンになって下さった方々…すべてのヤマトファンの方々に贈る……オリジナル!」と語り「完全オリジナルとなっていますので、どなたが見ても手に汗握る展開になっていると思います」とアピールしている。『宇宙戦艦ヤマト2199』は、1974年に放送された『宇宙戦艦ヤマト』(読売テレビ・日本テレビ系)第1作をベースに、出渕裕総監督ら新たなスタッフで制作された完全新作アニメーション。2012年より全七章にわたるイベント上映と劇場限定版Blu-rayの同時発売、さらにVODと、これまでのアニメーションシリーズとは異なる展開を行い、開始1年半で経済圏100億円を突破した。また、2013年4月~9月に放送されていたTVアニメ『宇宙戦艦ヤマト2199』全26話の特別総集編で、シリーズ初の5.1ch化、さらに追加カットや新たな視点で再構成された『宇宙戦艦ヤマト2199 追憶の航海』が、全国で順次上映中。完全新作劇場版となる『宇宙戦艦ヤマト2199 星巡る方舟』が、12月6日より全国公開される。(C)西﨑義展/2014 宇宙戦艦ヤマト2199 製作委員会(C)2012 宇宙戦艦ヤマト2199 製作委員会
2014年11月22日『宇宙戦艦ヤマト2199 星巡る方舟』の公開を記念してキャストによる舞台あいさつが12月13日(土)、14日(日)に丸の内ピカデリーほかで開催される。その他の写真本作は、1974年に放映を開始し、社会現象を巻き起こしたアニメシリーズを新たなスタッフで新生させた『宇宙戦艦ヤマト2199』の最新劇場版。本作のために書き下ろされた完全新作ストーリーで、熾烈な航海を終え、地球を絶滅の危機から救ったヤマト乗組員たちの新たな航海を壮大なスケールで描く。舞台あいさつは12月13日(土)に、なんばパークスシネマ、ミッドランドスクエアで開催され、14日(日)は、丸の内ピカデリー、シネマサンシャイン池袋、MOVIXさいたまで行われる。登壇者は小野大輔、中村繪里子ら。チケットは、最速抽選販売(いち早プレリザーブ)が11月22日(土)より申込み受付を開始し、先行抽選販売(プレリザーブ)は、11月24日(月・祝)より受付開始。一般発売は11月29日(土)午前10時より開始される。『宇宙戦艦ヤマト2199 星巡る方舟』舞台挨拶12月13日(土)会場:なんばパークスシネマ11:20の回上映後/14:10の回上映前会場:ミッドランドスクエア15:50の回上映後/18:40の回上映前登壇者(予定):小野大輔、中村繪里子12月14日(日)会場:丸の内ピカデリー 9:50の回上映後会場:シネマサンシャイン池袋 13:10の回上映後会場:MOVIXさいたま 17:10の回上映前登壇者(予定):小野大輔、中村繪里子、諏訪部順一料金:2000円(税込)いち早プレリザーブ:11月22日(土)11:00AMより~26日(水)11:00AMまでプレリザーブ:11月24日(月・祝)11:00AMより~28日(金)11:00AMまでチケット発売:11月29日(土)10:00AMより
2014年11月19日12月6日から全国公開されるアニメーション映画『宇宙戦艦ヤマト2199 星巡る方舟』のメインテーマ曲「宇宙戦艦ヤマト2199」に、世界的なヴァイオリニスト・葉加瀬太郎氏が参加することが明らかになった。メインテーマ曲「宇宙戦艦ヤマト2199」は、本シリーズの編曲を手がける宮川彬良氏が作曲・編曲を行い、ヴァイオリン演奏を葉加瀬太郎氏が担当するという奇跡のコラボレーションが実現。初めて企画を聞いた時に信じられなかったという葉加瀬氏は、「『歌のイメージが強いこの曲をヴァイオリンで弾くなんて、なんてことを考えるんだろう!』と驚かされましたし、同時に『子供のころに夢中になっていたヤマトのあのメロディーを弾けるんだ』とわくわくしました」と名誉を感じたという。続けて葉加瀬氏は「昔のイメージがありながらも、今でなければできない音をどうしても作りたかった」と感じており、楽曲については「パッと聞いたらすごく懐かしいけれど、よくよく聞くとすごく刺激的な感じ」と表現。「だから、ビートも入っているし現代的なリズム感も入っているのですが、宮川彬良さんの重厚さや、ヤマトの世界観も全部ひっくるめて、すべてを踏襲するようなものにしました」と語っている。また「ゴージャスなオーケストレーションの中で、一本のヴァイオリンでメロディーを奏でなければならないため、そのオケに太刀打ちできるよう"一音入魂"で挑みました」「歌声のイメージが強い曲なので、音階をどう歌詞に結び付けるかというのも本当に大変でした」と明かしている。また、企画プロデューサーの西崎彰司氏は、「このサウンドであれば、昔からのファンも、『2199』でファンになった方たちも、十分に喜んでいただけると思います」と、仕上がったサウンドに感激したという。本楽曲は、「レコチョク」「iTunes」「mora」などの音楽配信サイトにて12月3日より配信スタートする。そして、葉加氏は、自ら音楽総監督を務める音楽レーベル「HATS」のレーベルメイトたちと『ヤマト』の名曲をイメージカバーしたCD『宇宙戦艦ヤマト2199 40th Anniversary ベストトラックイメージアルバム』を12月3日に発売する。本アルバムには、『宇宙戦艦ヤマト2199 星巡る方舟』のメインテーマ曲「宇宙戦艦ヤマト2199」をはじめ、「真っ赤なスカーフ」や「ヤマトより愛をこめて」などの名曲をカバーした全13曲を収録。封入特典には、岬百合亜役の内田彩と桐生美影役の中村繪里子がパーソナリティを務める「YRA ラジオヤマトHATS 特別編」も収められるという(2015年5月31日までの期間限定)。価格は3,240円。『宇宙戦艦ヤマト2199』は、1974年に放送された『宇宙戦艦ヤマト』(読売テレビ・日本テレビ系)第1作をベースに、出渕裕総監督ら新たなスタッフで制作された完全新作アニメーション。2012年より全七章にわたるイベント上映と劇場限定版Blu-rayの同時発売、さらにVODと、これまでのアニメーションシリーズとは異なる展開を行い、開始1年半で経済圏100億円を突破した。また、2013年4月~9月に放送されていたTVアニメ『宇宙戦艦ヤマト2199』全26話の特別総集編で、シリーズ初の5.1ch化、さらに追加カットや新たな視点で再構成された『宇宙戦艦ヤマト2199 追憶の航海』が、全国で順次上映中。完全新作劇場版となる『宇宙戦艦ヤマト2199 星巡る方舟』が、12月6日より全国公開される。(C)西﨑義展/2014 宇宙戦艦ヤマト2199 製作委員会(C)2012 宇宙戦艦ヤマト2199 製作委員会
2014年11月14日「宇宙戦艦ヤマト」のTVシリーズ第1作をベースに、新たなスタッフで制作した「宇宙戦艦ヤマト2199」のすべてが詰まったムック本『宇宙戦艦ヤマト2199ぴあ』が11月26日(水)に発売される。イラストギャラリーをはじめ、ヤマト第1作を現代的にリメイクしたTVシリーズ(2013年)クロニクル、10月公開の総集編となる映画「追憶の航海」解説、そして12月6日(土)公開の完全新作映画「星巡る方舟」の新設定完全紹介など、「2199」シリーズの魅力を凝縮。新作映画の総監督を務める出渕裕や、総集編のエンディング主題歌を唄う水樹奈々、中村繪里子、内田彩ら豪華声優陣のインタビューも満載で、表紙はTVシリーズのエンディングイラストを手がけた漫画家・麻宮輝亜による最新描き下ろしとなっている。現在「BOOKぴあ」では、予約購入者特典として表紙イラストのオリジナルクリアファイルがもらえるキャンペーンを実施している。■『宇宙戦艦ヤマト2199ぴあ』2014年11月26日(水)発売1350円(税込)ぴあ<コンテンツ内容>◎「宇宙戦艦ヤマト 2199 星巡る方舟」新設定全紹介◎7大スペシャルインタビュー・出渕 裕総監督・結城信輝・宮川彬良・山寺宏一・水樹奈々・中村繪里子・内田 彩◎描き下ろしイラスト◎濃縮「宇宙戦艦ヤマト 2199」クロニクル◎「2199」プラモデル完全ガイド他※麻宮騎亜描き下ろしB3ポスター付★BOOKぴあ予約購入特典★麻宮輝亜描き下ろし表紙イラストのオリジナルクリアファイルプレゼント(送料無料)■『宇宙戦艦ヤマト2199 星巡る方舟』12月6日(土)より公開
2014年11月13日「ニュータイプアニメアワード2014 凱旋上映会」が11月2日、東京・TOHOシネマズ日本橋で行われ、劇場版『THE IDOLM@STER MOVIE 輝きの向こう側へ!』に出演する天海春香役の中村繪里子と萩原雪歩役の浅倉杏美が登壇した。「ニュータイプアニメアワード」は、今年で4回目を迎えるアニメアワード。前年10月~開催年の9月までに放送されたTVアニメ・上映された劇場アニメ作品と、出演者、スタッフなどを対象にファン投票で選出され、結果は毎年10月に徳島県で開催されるアニメイベント「マチ★アソビ」内の授賞式で発表されている。今回の凱旋上映会では、「ニュータイプアニメアワード2014」でテレビ作品賞を含む四部門を受賞した『キルラキル』、そして劇場作品賞を含む五部門を受賞した『THE IDOLM@STER MOVIE 輝きの向こう側へ!』の特別上映と、出演キャストによるトークが行われた。今回は2日に行われた『THE IDOLM@STER MOVIE 輝きの向こう側へ!』凱旋上映会をレポートする。トークの冒頭では、アワードの黄金のトロフィーの授与が改めて行われた。個人としても女性声優賞と女性キャラクター賞(天海春香役)を受賞した中村は、作品と春香の存在があってこその受賞であることを強調。「2012年に最初にニュータイプアニメアワードを受賞させて頂いたあと、映画の中で春香がアイドルアワードを受賞するシーンが描かれていて、まるで春香が体現してくれたような気がしたんです。それが今度はその映画でまた授賞式に参加させて頂くなんて、全部つながってるんだなと感じます」と真摯に語った中村だったが、アワードとトロフィーの重さについては、とても重いので文鎮に使えるといった冗談で表現。その時授賞式で舞台裏にいた浅倉たちは、中村が重いトロフィーをふたつ渡され、マイクが持てず悪戦苦闘している姿に爆笑していたとのことだった。先月の「マチ★アソビ」では765プロを代表して中村、浅倉、そして双海亜美・真美役の下田麻美が徳島を訪れた。トークでは中村自身が撮影した写真をスライドで見せながら、徳島での珍道中についても語られた。徳島の食について、浅倉と下田が事前から熱望していたのが徳島ラーメンで、イベント終了後に食べられる店を探し求めたとのこと。タクシーの車中で浅倉が寝ている間、中村と下田がずっと二人でコントをして遊んでいたエピソードが語られると「そんな面白そうなもの、なんで起こしてくれないんですか!」と真顔になる浅倉だった。徳島の食については阿波尾鶏がおいしい、魚がおいしい、すだちワインがおいしい、なかなか料理が来ないから大皿が来るたびにみんな山賊のようになっていた……とさらにトークに花が咲いていた。阿波踊りの銅像の前でおどける中村や、前説のピアノ演奏会でガチガチに緊張するアニプレックスの高橋ゆまプロデューサーらの写真を見せながらのトークはあっという間に終わりの時間に。最後は「あちこちで気持ちをお話しさせて頂いてもまだ話したい、皆さんに見て頂きたいと思う作品になりました。最後まで楽しんでいって頂けたらと思います」(浅倉)、「BDやDVDでご自宅で楽しめる環境があるのに、こうして上映があると駆けつけてくださることを本当に嬉しく思います。これからもみんなで作っていく『アイドルマスター』でありますように、よろしくお願いします」(中村)と締めくくり、公の場ではおそらく最後の『THE IDOLM@STER MOVIE 輝きの向こう側へ!』上映が行われたのだった。
2014年11月05日1世紀に渡り親しまれてきた新宿の老舗食品メーカー「中村屋」が、新宿本店ビルの建て替えにあたり、新たに「中村屋サロン美術館」を開館する。10月29日のグランドオープンに先駆けた内覧会では、開館記念特別展「中村屋サロン―ここで生まれた、ここから生まれた―」がお披露目された。新宿中村屋ビル3階に設えられた中村屋サロン美術館は、展示室と多目的スペースを備えた約240平方メートルの文化芸術施設としてオープンする。白と赤の壁、木製の什器とレトロなランプが落ち着いた雰囲気。開館記念展は、中村屋から広まった近代日本の芸術潮流であり、また館名の由来ともなった「中村屋サロン」にスポットを当てる。荻原守衛、中村彝、高村光太郎、會津八一、中原悌二郎ら関連する作家による絵画、彫刻および書など約50点を集め、明治から昭和に掛けての芸術家達の文化交流の様相を提示した。中村屋の創業者である相馬愛蔵・黒光夫妻は芸術に深い理解を示した文化人である。愛蔵と同郷の彫刻家・荻原守衛(碌山)を中心に、中村屋には多くの芸術家達が自然と集い、その様子がさながらヨーロッパのサロンのようであったことから、夫妻のもとに開花した芸術潮流は「中村屋サロン」と呼ばれた。同館の染谷省三館長は、「ここ新宿中村屋で生まれ、発信された芸術文化は中村屋のアイデンティティーである。それを後世に伝え、また人々の文化的集いの場“サロン”となる美術館にしたい」と話す。本展の目玉となる作品が、萩原守衛によるブロンズ彫像『女』だ。不安定な膝立ちのポーズに秘められた躍動感を感じる一作であり、その造形美は必見である。同館の太田美喜子学芸員は、「美術史上ではよく知られた“中村屋サロン”の一般認知度の低下を食い止めるとともに、若者にその存在をもっと知ってもらいたい」と言い、若い世代の鑑賞者に向けて、出品作の中から中村彝の油彩画『小女』を推薦した。相馬夫妻の長女・俊子をモデルに制作された本作は、肺病に侵された画家とモデルの恋のエピソードで有名。俊子の強いまなざしときりりとした太い眉、頬にさす紅色の生命感が鮮烈で、どこか現代にも通ずる魅力を持った作品だ。その他、高村光太郎の『自画像』や、鶴田吾郎の『盲目のエロシェンコ』など有名作が出展され、コンパクトながら見どころの多い展覧会にまとめられた。かつて多くの企業美術館が立ち並んだ新宿。新たな新宿の芸術サロンとしての同館の今後に注目したい。【イベント情報】中村屋サロン美術館 開館記念特別展「中村屋サロン―ここで生まれた、ここから生まれた―」会場:中村屋サロン美術館住所:東京都新宿区新宿3-26-13 新宿中村屋ビル3階会期:2014年10月29日から2015年2月15日時間:10:30から19:00休館日:火曜日、1月1日(火曜が祝祭日の場合は開館、翌日休館)入館料:300円
2014年10月22日10月11日~12日の2日間にわたって徳島県で開催されたアニメイベント「マチ★アソビvol.13」にて、「ニュータイプアニメアワード」が開催され、劇場版『THE IDOLM@STER MOVIE 輝きの向こう側へ!』が五冠(スタジオ賞を含む)、TVアニメ『キルラキル』が四冠を受賞した。「ニュータイプアニメアワード」は今年で4回目を迎えるアニメアワードで、毎年10月に「マチ★アソビ」で授賞式を開催。2013年10月~2014年9月までに放送、または上映されたアニメ作品が対象で、テレビ作品賞、劇場作品賞、男性キャラクター賞、女性キャラクター賞、マスコットキャラクター賞、男性声優賞、女性声優賞、サウンド(劇伴)賞、主題歌賞、監督賞、脚本賞、キャラクターデザイン賞、メカデザイン賞、スタジオ賞の14部門がファン投票により選出された。発表された各賞は以下のとおり。テレビ作品賞:『キルラキル』劇場作品賞:『THE IDOLM@STER MOVIE 輝きの向こう側へ!』男性キャラクター賞:『ソードアート・オンラインII』キリト女性キャラクター賞:『THE IDOLM@STER MOVIE 輝きの向こう側へ!』天海春香マスコットキャラクター賞:『蒼き鋼のアルペジオ-アルス・ノヴァ-』ヨタロウ男性声優賞:梶裕貴女性声優賞:中村繪里子サウンド(劇伴)賞:『キルラキル』主題歌賞:『THE IDOLM@STER MOVIE 輝きの向こう側へ!』「M@STERPIECE」監督賞:『THE IDOLM@STER MOVIE 輝きの向こう側へ!』錦織敦史脚本賞:『キルラキル』中島かずきキャラクターデザイン賞:『キルラキル』すしおメカデザイン賞:『蒼き鋼のアルペジオ-アルス・ノヴァ-』スタジオ賞:A-1 Pictures序盤の発表では『キルラキル』が脚本、キャラクターデザイン、サウンド各賞を立て続けに受賞し、『アイマス』は2位、3位に入る展開が続く。その後『アイマス』は主題歌賞、劇場作品賞、監督賞を立て続けに受賞、最終的には『キルラキル』が四冠、『THE IDOLM@STER MOVIE 輝きの向こう側へ!』が五冠を達成し、TVアニメ作品と劇場アニメ作品で多くの賞を分け合う形となった。『THE IDOLM@STER MOVIE 輝きの向こう側へ!』ヒロインの中村繪里子は女性キャラクター賞と女性声優賞のダブル受賞を果たし、「(声優とアイマスを)ずっと続けていたいです。約束します!」と宣言していた。各賞発表には『キルラキル』脚本の中島かずき氏、『THE IDOLM@STER MOVIE 輝きの向こう側へ!』の坂上総合プロデューサー、鳥羽プロデューサー、『蒼き鋼のアルペジオ-アルス・ノヴァ-』脚本の上江洲誠氏らが登壇して感謝を伝えた。また、男性キャラクター賞を受賞した『ソードアート・オンラインII』からは、制作会社のA-1 Picturesの植田益朗社長がキリトのコスチュームで登場し大歓声を浴びていた。「M@STERPIECE」で主題歌賞を受賞した『THE IDOLM@STER MOVIE 輝きの向こう側へ!』からは中村繪里子、浅倉杏美、下田麻美がゲストとして登壇。中村は"夢を初めて願って今日までどの位経っただろう"という歌詞を引用しながら、ファンへの感謝と次の夢に進む意志を話した。劇場作品賞では、クライマックスのライブシーンをほぼ丸ごと上映。キャラクターたちのダンスに合わせてキャスト陣が一緒に踊り、客席ではサイリウムが振られ、さながらライブ会場のようだった。さらにキャスト陣は「M@STERPIECE」をライブで披露。超満員の観衆が揃ってピースを突き上げてアイマスの受賞を祝っていた。マスコットキャラクター賞発表には『スペースダンディ』のミャウと『うーさーのその日暮らし』のうーさーがスペシャルゲストとして登場。ところが、2人ともベスト10にはランクインせず、『蒼き鋼のアルペジオ-アルス・ノヴァ-』ヨタロウ(キリシマ)が受賞するオチがついた。授賞式のラストには飯泉嘉門県知事がプレゼンターとして登場し、徳島アニメ大使に就任したばかりの中村繪里子との貴重なツーショットも実現。さらにラストには、2年前の「ニュータイプアニメアワード」で男性声優賞を受賞した大塚明夫がサプライズで登場。眉山から下山するルートは混雑するため、早めに帰り支度をする人も多い時間帯だったが、大塚が一声発した瞬間、帰宅しかけた来場者がフィルムの逆回しのようにステージ前に走って戻ってきたのには一流の役者の引力を感じた。
2014年10月13日『アイドルマスター』の9周年ライブツアー"THE IDOLM@STER 9th ANNIVERSARY WE ARE M@STERPIECE!!"の東京公演が10月4日~5日、東京体育館で行なわれ、中村繪里子(天海春香役)、今井麻美(如月千早役)、釘宮理恵(水瀬伊織役)、平田宏美(菊地真役)、下田麻美(双海亜美・真美役)、沼倉愛美(我那覇響役)、原由実(四条貴音役)、浅倉杏美(萩原雪歩役)が出演。さらに千秋楽のサプライズゲストとして、『アイドルマスター ワンフォーオール』玲音役の茅原実里が登場した。茅原が登場したのはツアー最終日、ソロコーナーとカバーコーナーを折り返したライブ半ばでのこと。ゲームでおなじみの高木社長の呼び込みから、スタイリッシュなアイドル衣装に身を包んだ茅原実里の登場に、会場はどよめきと歓声が入り混じった地鳴りのような唸りに包まれ、ウルトラオレンジ一色に染め上げられた。ゲーム最新作PS3『ワンフォーオール』に登場する最強アイドル・玲音として「アクセルレーション」を熱唱している時は"玲音の魂と一緒に"と言うほど入り込んだ歌唱を見せた茅原だったが、MCでは「みんなが受け入れてくれるか不安だったけど、こんなに暖かく迎え入れてくれるなんて……」と大感激。如月千早役の今井に「『ワンフォーオール』で気になったキャラクターはいる?」と聞かれた茅原は「うーん、悩むけどプロデューサーさん(プレイヤーキャラ)!」と答えて大歓声を浴びていた。MCでは中村が、大胆にお腹を出した茅原の衣装に驚いたり、釘宮が茅原の汗をタオルで甲斐甲斐しく拭いたりと、すっかりアイマスの一員になった様子。アイマス初期からCDドラマに登場するなど関わりはありながらも、直接の共演は叶わなかった茅原が、9年目にしてアイマスライブに初登場した瞬間だった。茅原はメンバー紹介コーナーや、「待ち受けプリンス」の序盤にも参加し、ノリノリでステージを楽しんでいた。さらに茅原はアンコール、「虹色ミラクル」の直後に再び登場。「今回参加して、みんなやスタッフさんのアイマスへの愛を感じて、本当に素敵なチームだと思いました」と挨拶。またアイマスに来てくれる? と聞かれると「来ます!」と即答し、出演メンバー全員と一緒に「THE IDOLM@STER」を楽しそうに熱唱していた。ライブラストには、アニメ『アイドルマスター』のプロデューサーがシルエットと音声で登場。来年2月15日に開催される「THE IDOLM@STER MOVIE 輝きの向こう側へ! 打ち上げパーティー」の出演者が765プロより中村繪里子、浅倉杏美、沼倉愛美、原由実、釘宮理恵、平田宏美、滝田樹里の7人、『アイドルマスター ミリオンライブ!』より木戸衣吹、伊藤美来、雨宮天、麻倉もも、夏川椎菜、渡部優衣、大関英里の7人、そしてアニメ『アイドルマスター』プロデューサー役の赤羽根健治となることが発表された。同イベントには10月8日に発売される『THE IDOLM@STER MOVIE 輝きの向こう側へ!』完全生産限定版の劇場版Blu-ray&DVD購入者が申し込むことができる。
2014年10月05日中村アン 秋冬イベント出演抜群のプロポーションにストレートな発言で人気急上昇中の中村アンさん。バラエティ番組にひっぱりだこの彼女はタレントとして活躍の幅を広げています。もちろん、本業ともいえるモデルのお仕事もノリにのっていて、彼女のオフィシャルブログによれば、8月~10月にかけて複数のファッションイベントに出演が決まっています。ヘビロテアイテムは?同ブログでは、彼女のプライベートをのぞき見ることができ、7月23日付けの記事ではヘビロテアイテムを紹介。「カシウエアの触りに病みつきです」と愛用品を大絶賛しています。また、私服も公開されており、同ブログ7月26日付け記事では、オーシャンパシフィックの水着写真が載せられています。「かわいいし 形がキレイだししっかりしてる」とモデルらしいコメントも。もう秋物ですトレンドの先取りがモデルの宿命。同ブログ7月27日付けの記事では、「and GIRL」の撮影で秋物の撮影をしたことを明かしました。スタッフが半袖のなか、長袖のトップスや厚手のパンツをスマートに着こなす姿はさすがプロ!モノトーンのシックなコーディネイトが秋らしさを誘っています。しかし、同日の私服はスイカ柄のワンピース。スタバのドリンクを片手にまだまだ夏を楽しんでいる写真がアップされています。【参考】・中村アン オフィシャルブログ
2014年07月29日資生堂ギャラリーは、昨年永眠したグラフィックデザイナー兼アートディレクターの中村真の没後初となる回顧展「中村誠の資生堂 美人を創る」を開催している。6月29日まで。本展では、資生堂のイラスト広告を写真広告へと転換させた中村の創作プロセスを、自宅に遺されていた記録写真や校正刷りポスターなどの未公開資料を交えながら展示。モデルに山口小夜子を起用した香水の広告など、数々のポスターも紹介する。デザイン評論家の柏木博、グラフィックデザイナーの佐藤卓と松永真を迎えてのトークショーも6月22日の14時より資生堂銀座ビル3階の花椿ホールにて実施(申し込み制)。中村は1926年岩手生まれ。東京美術学校(現・東京藝術大学)を卒業後し、49年に資生堂に入社。写真を用いた写真表現で頭角を表し、50年代半ばから80年代まで多くの広告を製作した。資生堂の宣伝部政策室長から顧問までを務め、国際グラフィック連盟などで幅広く活動し、93年に紫綬褒章受章。2013年6月永眠。【イベント情報】「中村誠の資生堂 美人を創る」展会場:資生堂ギャラリー住所:東京都中央区銀座8-8-3東京銀座資生堂ビル地下1階会期:6月3日から6月29日時間:11:00から19:00(日曜日は18:00まで)休館日:月曜日入場無料
2014年06月10日戦前のイラスト広告を写真へ資生堂ギャラリー(東京都中央区)で昨年永眠した中村誠氏の回顧展「中村誠の資生堂 美人を創る」が開催される。中村誠氏は資生堂の広告を数多く手がけてきたグラフィックデザイナーでアートディレクター。1949年に資生堂に入社してから戦前の資生堂のイラスト広告を写真広告へ転換させた人物として知られている。ただ単にイラストから写真へ変えただけでなく、その仕事内容は実に繊細なもの。中村氏は生前「計数に表現することのできない表情とか、雰囲気、空気感を大切にしてきた」と語っていた。資生堂が確立していた独自のイラスト広告の伝統を受け継ぎながら、製版の工夫、大胆なトリミングといった手法により広告を進化させていった。(画像はプレスリリースより)「一業、一社、一生、一広告」中村氏が築いたスタイルは他の人ではできなかったということは、こんなエピソードからうかがえる。「一業、一社、一生、一広告」、これは中村氏が企業デザイナーとして掲げていたモットー。「企業のアイデンティティーをビジュアライズするのがアートディレクターの仕事」と語っており、生涯、企業イメージの創出に力を注いだ。そんな実直な意識のもと生み出された広告だからこそ、見る人に深い印象を与えるものになったのだろう。中村氏の広告は国内だけでなく海外でも賞を得るなど世界的に高く評価されている。回顧展は2014年6月3日(火)~6月29日(日)11:00-19:00 (日曜のみ11:00-18:00) 開催される。【参考】・株式会社資生堂 プレスリリース(PRTIME)
2014年05月30日4月26日、27日に千葉県・幕張メッセで開催されるニコニコ動画の超巨大イベント「ニコニコ超会議3」。さまざまなブースが立ち並ぶ超会議だが、4月10日のニコニコ生放送番組で「超アニメエリア」の詳細が発表された。人気作品のブースが多数設けられるということで、気になっている人も多いだろう。番組のレポートと共に発表内容を紹介していこう。番組の司会はアメリカザリガニの柳原哲也と平井善之。アシスタントはグラビアアイドルの菜乃花が務めた。「超アニメエリア」は複数の作品ブースからなる巨大エリアだ。出展されるのは『進撃の巨人』『THE IDOLM@STER』『To LOVEる-とらぶる-ダークネス』『艦隊これくしょん -艦これ-』の4作品。タイトルと企画概要はすでに明らかになっていたが、詳細は未発表となっていた。○『進撃の巨人』ブースで立体機動装置体験まずは『進撃の巨人』。おそらく2013年にもっとも話題になったアニメであり、単行本の売上が3,000万部を突破したモンスターコンテンツである。ニコニコ動画でもアニメをもとにしたさまざまなファン動画が作成され、カテゴリを超えた一台ムーブメントを巻き起こしていた。そんな『進撃の巨人』の作中では、訓練兵団に入団した主人公たちが「立体機動装置」のバランス訓練を行う場面が登場する。ニコニコ超会議ではこれをブース内で完全再現。腰を固定して吊るされた状態でのバランステストに6人同時で挑戦し、最後まで残った参加者は訓練装置を使っての立体機動装置の動き、簡単に言うと"逆バンジー"を体験することができる。番組では、訓練兵団のコスプレをした菜乃花が実際に立体機動装置を使っての逆バンジーに挑戦するVTRが放送され、開脚や後ろ回り、前回りといった技を果敢に繰り出していた。このとき菜乃花が飛んだ立体機動装置は4メートルの高さだが、超会議本番で用意されるものは10メートルの高さまで上がるものになるという。また、参加者全員に「進撃の巨人」オリジナルシールがプレゼントされるとのことで、ファンなら見逃せないブースだ。○『THE IDOLM@STER』『THE IDOLM@STER』はニコニコ動画の「御三家」の一つに数えられる人気コンテンツだ。過去2回の超会議でもさまざまな企画を実施してきたが、今回はさらにパワーアップ。「生っすか!? レボリューション」と題して、各キャラクターを演じる声優たちがゲームや英会話、イラストコンテストといった企画に挑戦する。今回の番組では、2日間で行われる企画のタイムスケジュールと出演者が発表となった。4月26日11:00~12:00ぷちます! チャレンジ~ぷっちぷちにしてみた~13:00~14:00イラストコンテストチャレンジ~選んで、描いてみた~15:00~16:00英会話チャレンジ~演奏されてみた~16:30~17:30ゲームチャレンジ~ONE FOR ALLしてみた~4月27日11:00~12:00アイマスマニアチャレンジ~選曲してみた~13:00~14:00デレラジ&ミリラ~紹介してみた~15:00~16:30シークレットチャレンジ~隠してみた~出演者中村繪里子(天海春香役)/沼倉愛美(我那覇響役)/浅倉杏美(萩原雪歩役)/福原綾香(渋谷凛役)/原紗友里(本田未央役)/佳村はるか(城ヶ崎美嘉役)/内田真礼(神崎蘭子役)/山崎はるか(春日未来役)/田所あずさ(最上静香役)/麻倉もも(箱崎星梨花役)●「ラッキースケベ体験」にはOculus Riftというバーチャルリアリティ技術を採用また、番組には中村繪里子と佳村はるかが出演。4月18日まで開催中の「アイドルマスター超イラストコンテスト」にちなんでイラスト対決が行われた。これは、中村、佳村、さらにアメリカザリガニ・柳原の3人が、お題である「ダビデ像」を描き、ニコ生アンケートの投票でもっとも人気のある絵を選ぶという企画。2人の声優が負ければ、アイドルマスターブースの詳細発表はなし(!)というルールが設けられた。イラストに自信のなさげな中村は、棒人間とお腹にくっついたメロンパンのような腹筋でダビデ像を表現するという斬新なイラストを披露し、アメリカザリガニとニコ生視聴者から総ツッコミが入っていた。一方、マンガ家を目指していたこともあったという佳村は、パンチパーマにしか見えないダビデ像を描き、さらに股間を描きたくないという理由で、下半身がそのままボードの外へフェードアウトするという不思議な体勢のダビデ像に。股間をモザイクで隠すというボケで勝負(?)したアメリカザリガニ・柳原だったが、声優二人のイラストのパンチ力には及ばず、アンケートの結果は中村が見事1位を獲得して上記の内容が発表される運びとなった。○『To LOVEる-とらぶる-ダークネス』ジャンプSQで連載中の『To LOVEる-とらぶる-ダークネス』ブースでは、ニコニコ運営・伴氏のアイデアにより、主人公のリトが作中で遭遇する「ラッキースケベ体験」が行われることがかねてより告知されていた。「ラッキースケベ体験」のために使用されるのが、最近何かと話題のOculus Rift(オキュラスリフト)と呼ばれるバーチャルリアリティ技術である。ゴーグルをつけると仮想現実が体験できる技術で、視野角がかなり広いため、まるで本当に架空の世界に入ったかのような体験ができるのだ。さらに、『To LOVEる-とらぶる-ダークネス』ブースでは登場キャラクターのヤミを3Dで仮想世界に再現。最大8名でオキュラスリフトのゴーグルをつけ、ヤミの同じところを見続けると服が透けていくという仕掛けを施している。つまり、8名の参加者全員がヤミの胸を見つめれば、その部分の服がどんどんなくなっていくわけだ。ただし、一人ひとりが透かせる量には限界があるため、皆がバラバラのところを見つめてしまうと、各箇所が中途半端に透けるだけという結果になってしまう。制限時間内に心を一つにできるかどうかがこの企画のポイントなのだ。○『艦隊これくしょん -艦これ-』最後にニコニコ動画でも大人気のゲーム「艦これ」ブースの詳細が告知された。以前からゲームのホーム画面でおなじみ「提督の部屋」がニコニコ超会議で再現されること、艦娘のコスプレイヤーがブースに立つことは告知されていたが、番組では続報として、コスプレされる艦娘が島風、金剛になることが発表になった。また、艤装も再現するということで、実際の制作の様子が写真で紹介された。完成形は当日のお楽しみだが、制作現場を見る限りはかなり本格的なものになりそうだ。
2014年04月16日劇場版『THE IDOLM@STER MOVIE 輝きの向こう側へ!』最後の舞台挨拶が4月11日、東京・新宿バルト9で開催され、天海春香役の中村繪里子、如月千早役の今井麻美、我那覇響役の沼倉愛美、四条貴音役の原由実が登壇した。劇場版『THE IDOLM@STER MOVIE 輝きの向こう側へ!』は、2011年に放送されたTVアニメ『アイドルマスター』から直接つながる"その先"を描いた劇場アニメ作品。本作にはソーシャルゲームとして展開中の姉妹作品『アイドルマスター ミリオンライブ』から7人のアイドル候補生たちが765プロメンバーの後輩としてゲスト参加。先輩という新たな立場で一緒に悩みながら進み、答を出す天海春香たちの物語は大きな感動を呼び、のべ45万人以上が劇場を訪れる大ヒットとなった。1月25日に公開された同作だが、公開初日にプレミア舞台挨拶が行われた新宿バルト9は劇場版アイマスの聖地と言える会場。そのバルト9での上映が最終日を迎えることを受け、最後の舞台挨拶が行われた。会場には100回以上映画を見たという人もおり、出演陣を驚かせた。中村の「後ろのほうまでちゃんと見えてるからね! この言葉を舞台挨拶で言うのが最後だと思うと、感慨深い気持ちでいっぱいです」の言葉で舞台挨拶はスタートした。今回出演した4人は全員バルト9にてお忍びで劇場版を見ており、それぞれにチケットを買って入場したとのこと。「予約の仕方ががよくわからなかったから、窓口でくださいって買って入りました」(中村)、「(今井)麻美さんと朝一番で待ち合わせて、一番後ろの席に入りました。階段のパネルの前で一緒に写真も撮りました」(原)、「下の機械でふふ、って笑いながら指定席を買いました。まずはポップコーンだって思って買いに行きました」(今井)。「公開直後ぐらいに一度偵察に来て、皆さんの様子をにやにやしながら見ていました。それから一週間後、私はインターネットで予約したんですけど、入口側のつもりが一番奥を取っちゃいました」(沼倉)と、それぞれに劇場での鑑賞を楽しんだことを語った。バルト9といえば、公開初日の1月25日にプレミア舞台挨拶が行われた会場。今井は当日を振り返り、「感無量という言葉が体の底からふつふつと沸き上がってくるような気持ちでした。『アイドルマスター』という作品に関わって、約10年強になります。最初は映画になるなんて思ってもいなかったので、それがこれだけ多くの方に見届けてもらえるなんて……」と、感動がよみがえっている様子。そして公開初日、実は体調不良をこらえながら舞台挨拶に参加していたのが中村だ。中村は「感極まったのももちろんなんですが、実は私、翌日の舞台挨拶で梅田と京都の方に体調不良でお会いできなくて、その体調不良は初日にもう起こっていたんです。でもメンバーと並んで、皆さんの前に立っている時は不思議とそんなにつらくなかったです。スタッフさんにはつらかったら戻ってもいいよって言われてたんですけど、その時私が戻る場所は舞台袖じゃないなって思いました。映画はステージをみんなで作っていく作品で、それが舞台挨拶の時もみんなでって力につながっていたんだと思います。今年は健康第一でいきます!」と語っていた。東京以外にも、舞台挨拶で全国を飛び回っていたのが原と沼倉だ。原は名古屋での舞台挨拶を振り返り、「アッキー(長谷川明子)と愛美と私と3人で一緒に行動するのって、アイマスでデビューした頃みたいで、すごく懐かしい気持ちでした。久しぶりの名古屋で美味しいものをたくさん食べさせて頂いて、すごく楽しくって幸せでした!」とにっこり笑って、参加していなかった今井を悔しがらせていた。一番遠隔地での舞台挨拶に参加したのが、沖縄での舞台挨拶に参加した沼倉だ。沖縄出身の我那覇響を演じる沼倉は「本当に沖縄に、響の故郷にアイマスで行くのがずっと夢だったんです。行きたいよ、行けませんか、なんで行けないの? ってずっと話していたんです(笑)。響がデビューして6年弱、やっと故郷に連れて行ってあげることができました。それだけで胸いっぱいで、しゃべれなくなっちゃいました。でも駆けつけてくれたプロデューサーさんがすごくあったかかったので、なんとか想いを伝えることができました。でもまた行きたい!」と熱望。すると兼役で響の相棒・ハム蔵役を演じる中村も「ハムも行きたい!」と同調していた。この3カ月の盛り上がりや熱についてのトークでは、中村は「スクリーンの中で輝いているキャラクターたちに、演じている私たちも尊敬の気持ちがあるんです。彼女たちは二次元の存在だけど、現実でたくさんの人たちの心を動かす力を持っていることを色々なところで感じました。私たちが現場で込めた想いやエネルギーを、映画を見てくださった人たちから感じたのは不思議でした。お手紙や、Twitterや、たくさんの場所で、みなさんが二次元と三次元をつないでくださってありがとうございます」という心境を語ると、劇中でもっとも印象的な春香の名台詞を、魂を込めて熱演。まるでそこに天海春香がいるような、不思議な感覚だった。劇場版で『ミリオンライブ』のメンバーたちと協力し、2月のさいたまスーパーアリーナライブでは『シンデレラガールズ』を含めた多くの後輩たちと一緒にライブを作った経験については、今井が「アニメを通じて輪が広がっていくのを感じている中で、昨年からアイマスに大きな大きな変化が起こっていることを私は体感しています。劇場版の準備をする中で、新しい後輩ができて、私たちが伝えようとしてきたことが、一緒にステージを作ったり、作品をつくったりしているみんなと、アイマスってこういうものだって想いを共有できていたと思います。それを(ファンの)皆さんにも広げていきたいと思って活動してきました。変わっていくことは、怖いです。映画だって、どういう風に受け止めてもらえるんだろうって怖さがありました。でも、アイドルマスターはそれをみんなで乗り越えていける作品なんだって思いました。さいたまスーパーアリーナで一緒にライブをやって、後輩たちが本当に頑張ってくれているのを見て、私の役目をきちんと果たせたのかなって、今は思っています。アイドルマスターはこういう作品なんだと、後輩たちに伝えることができたと思います」と、つながっていく『アイドルマスター』という作品への深い愛情を語っていた。舞台挨拶の締めには、全42回の舞台挨拶を陰日向で支えてきたアニプレックス・高橋祐馬氏の発案で、記念撮影を実施。高橋氏からは劇場版で使われた「ラムネ色青春」収録CDが6月18日、「虹色ミラクル」と「Fate of the World」収録CDが7月16日に発売されることが告知されていた。最後は原が「3カ月も長い間上映して頂けたのも、プロデューサーさんの力のおかげだなって思います。こうやって皆さんにお会いできて、すごくすごく嬉しいです。これから先も素敵なことが起こればいいなと思います」と挨拶。沼倉は「アイマスに関わって色々なことをさせて頂いて、劇場版を見て、いつも最後はアイマスっていいなって思えるのは本当に幸せだと思います。これからも幸せを噛み締められる日々が続いて、プロデューサーさんたちと分かち合っていければと思います。今日まで見てくださった方、本当にありがとうございました。これからもたくさんたくさんお会いできるように頑張ります!」。今井は「私が初めて千早さんに出会ったのは2002年の12月でした。そこからいろんな経験を経て、アイマスは世界中の人に愛されるようなコンテンツになりました。これからもいろんな形でアイマスをお届けできると思います。それがどんな形であっても、アイマスが好きでよかったと思ってもらえるように、私たちはこれからも頑張っていきたい、関わっていきたいと心から思っています。本当に、今日までありがとうございます。これからも、アイドルマスターをよろしくお願いします!」と語っていた。そして劇場版『THE IDOLM@STER MOVIE 輝きの向こう側へ!』最後の舞台挨拶は、中村の「プロデューサーさん、輝きの向こう側へ、これからも私たちを連れて行ってください!」の言葉で幕となった。(C)NBGI/PROJECT iM@S
2014年04月12日波乃久里子が主演する初春新派公演『明治一代女』が1月2日(木)に開幕する。出演は波乃をはじめ、水谷八重子、市川春猿、佐藤B作。初春新派公演『明治一代女』チケット情報『明治一代女』は昭和10年に初演した川口松太郎の作品。花柳章太郎、水谷八重子(初代)らの名優が演じてきた新派の代表作だ。将来を誓い合う柳橋芸者の叶家 お梅(波乃久里子)と人気役者の沢村仙枝(市川春猿)。お梅への嫉妬に狂う芸者秀の家 秀吉、お梅を恋慕う箱家 巳之吉(佐藤B作)。かれら4人の男女の愛と情念を描いていく。15年ぶり3度となるお梅役の波乃。先月行われた会見では「15年ぶりとは思いませんでしたが、水谷八重子(初代)先生の形を踏襲しながら、新しい息吹を吹き込むことができたら」とコメント。共演する3人は「秀吉というのはちょっとしか出番はないが、敵役の中に悲しいストーリーが凝縮して入っている。短い間にどれだけ表現できるか。それが来年初めの私の冒険です」(水谷)、「立ち役をやることが少ないので、どこまでつとまるかわからないが気持ちを大事にして演じていきたい」(春猿)、「巳之吉は(自分と同じ)地方出身者。そこをよりどころに芝居を頑張りたい」(佐藤B作)とそれぞれ意気込みを話している。公演は1月2日(木)から26日(日)まで東京・三越劇場にて。チケット発売中。
2013年12月26日高視聴率を集めているドラマ「ガリレオ」のヒロインを務める吉高由里子さん。誰とも似ていないキャラクターで男性から人気を集めています。今回は、吉高由里子がお手本!不思議キャラでモテる方法をご紹介したいと思います。■1.好き嫌いがはっきりしているので分かりやすい不思議キャラの人は、自分の世界観を持っており、ブレない芯を持っている点が男性からみると好印象にうつります。また、好き嫌いがはっきりしているので、一緒にいて男性を疲れさせることもありません。一方で、自分がなく、ふわふわしていて、いつもまわりに流されているような人は、「簡単に手に入る」というイメージがあるので、本命にされにくいでしょう。■2.突飛なトークで男性を惹きつける不思議キャラの人は、会話で男性を惹きつけます。とつぜんぶっ飛んだことを言うので、一見「天然キャラを演じてるのか?」と思われがちですが、実際のところはそうではありません。包み隠さずに自分の考えを話しながら、自然と男性に「この子、面白い子だな」と思わせて、心の中に入り込みます。無難な会話で男性の機嫌を伺う女性よりも、会話で男性をたのしませる女性のほうがモテるということです。■3.意外と聞き上手不思議キャラの人はおしゃべりなタイプというよりも、じっくりと人の話を聞いてから、ポロっと自分の切り口で話し始めます。聞き上手な人が多いので、一緒にいていて疲れることはありません。男性は、受け身で話題を提供されるのを待っているような女性に飽き飽きしているので、会話のキャッチボールができる女性は好かれます。■4.かまってちゃんではないのでラク不思議キャラの人は、個性があり、ひとり時間の使い方を知っているため、男性からみると「放っておいても大丈夫そう」と安心感を抱きます。男性は基本的にわがままな生き物なので、「かまってくれないと寂しいからイヤなの」と義務的な要求をされると気持ちが冷めてしまいます。そのため、自由で気ままな不思議キャラの女性とは相性がいいのです。■5.少数派だから注目を集める不思議キャラは、どこに行ってもレアキャラになれます。レアキャラになるというのは、簡単に言えば特別な存在としてみられるようにすることであり、これはモテるための常套手段です。友達やグループで話していて目立てるのは、少数派の人。すこし変わった意見を持っている人の話は、聞きたくなります。そこで注目を集められる不思議キャラは、場を盛り上げる特別な存在です。そうなると男性はその人のことが気になって仕方がなくなるのです。■おわりにいかがでしたでしょうか?不思議キャラは、わざとらしく演じる必要はありません。あくまで、人と違う一面を持っていたらナチュラルにアピールしてください。そうすることで、気になる個性を持った女性としてあなたの魅力にひかれた男性が近づいてきますよ!(白武ときお/ハウコレ)
2013年06月11日「あなたには双子の姉がいるのよ。名前は具里子」雑誌のスクープ記事で、双子の姉がいることを知り、母親から「それ本当なの。あなたには双子の姉がいるのよ。名前は具里子(ぐりこ)」と、衝撃の告白を受けた女優 吉高由里子。グリコの“チーズをカリカリに焼いたような、濃厚おつまみスナック”「Cheeza(チーザ)」のCMが15日よりオンエアー。“「Cheeza」と「宅飲み」を巡る運命のストーリー”“「Cheeza」と「宅飲み」を巡る運命のストーリー”「由里子と具里子」の予告編~第4話が、グリコのサイトで公開中。どうやら、具里子は双子の妹の由里子を夫や子供に教え、常日頃、女優 吉高由里子を応援していたような、妙に親近感のある出会いがどことなくひっかかるCMだが、由里子にしてみれば「Cheeza」とビールと、幸せそうな具里子の一家に出会えれば、あっけらかんとして、それでいいのかもしれない。元の記事を読む
2012年05月17日生田斗真と吉高由里子が4月21日(土)、揃って主演している映画『僕等がいた・後篇』の公開を記念して行われた舞台挨拶に登壇。三木孝浩監督が朗読した感謝の手紙に思わず泣きそうになり、涙をこらえる一幕もあった。このほど最終巻が発売された同名人気漫画を前後篇二部作で映画化した本作。前篇では心に傷を抱えた高校生・矢野(生田さん)と七美(吉高さん)の出会いが、後篇では東京と北海道で離れ離れになった2人の7年越しの恋の結末が描かれる。この日は後篇の公開を記念し、「前後篇イッキミ上映」と銘打って、前後篇を連続上映。舞台挨拶は前篇と後篇の上映の合間に行われた。映画の中の出会い、また再び別れるという2人を暗示するように、生田さんと吉高さんは客席脇の別々の扉から登場し、客席中央で一度、ガッチリ握手。それからまたそれぞれ別の通路を歩いて壇上へ。客席からは歓声と拍手がわき起こったが、生田さんとしては微妙だったようで「なんか『COMPLEX』の布袋(寅泰)さんと吉川(晃司)さんみたいで『BE MY BABY』的でガッカリしてます」と苦笑いを浮かべていた。前篇は主に北海道の釧路で、後篇は東京で撮影されたが、かなり苦労も多かったよう。吉高さんは「釧路はメチャクチャ寒かったんですが、東京に戻ったら一発目の撮影の日から熱射病になるくらい暑くて、気温の変化に体がついていかなかった」とふり返った。生田さんは「人生で初めてお肌のトラブルに悩まされた」と告白。天候の変化などの影響もあってか日光による肌荒れの症状が出たそうだが、吉高さんはそれを思い出しながらなぜか爆笑。そのときの生田さんの様子について「ショック受けてセリフ言えなくなってたし、治ったら飛び跳ねて戻ってきましたね」と懐かしそうに明かした。吉高さんはさらに、これから後篇を観る観客に対し「(七美や矢野が)大人になっていく姿が、かっこよくはないけど描かれています。人の愛し方は教科書には書いてないですからね…。矢野と高橋はこうして大人になっていきました」とどこか作品が自らの手を離れていくのが寂しそうな様子で語りかけた。三木監督は手紙で、ハードスケジュールの撮影続きでスタッフにもキャストにも疲労がたまっていたときに、生田さんがあえて自らの喉の不調を理由にして撮影の順延をプロデューサーに申し出たことを明かし「相手や周りを気遣う思いやりのある人」と語った。吉高さんについても、駅での別れのシーンに何度もトライしうずくまって泣いていたこと、ケータリングの残ったご飯でスタッフのためにおにぎりを握ってくれたこと、カラオケで酔いながら「監督のこと信じてるから」と叫んだことなどを明かし、改めて感謝の思いを口にした。生田さんは「嬉しいですね、いろんなことを思い出した…ヤバい、このまま喋ってると泣いてしまいます」と苦笑い。吉高さんも涙をこらえるように顔を上に向け「『吉高、手紙で涙』とマスコミの人に書かれるのは悔しい」と言いつつ「あとで監督の前で素直になります」と漏らした。『僕等がいた』は前後篇ともに全国にて公開中。女性読者が語る!『僕等がいた』■関連作品:僕等がいた・後篇 2012年4月21日より全国東宝系にて公開© 2012「僕等がいた」製作委員会 &© 2002小畑友紀/小学館僕等がいた・前篇 2012年3月17日より全国東宝系にて公開© 2012「僕等がいた」製作委員会 &© 2002小畑友紀/小学館■関連記事:吉高由里子、純白スーツの生田斗真に「キュンとしました!」と告白“運命”の恋の結末は…?『僕等がいた』特製エメリーボード&タオルセットを3名様プレゼント「再会」の先にある物語は?『僕等がいた・後篇』試写会に15組30名様ご招待吉高由里子&生田斗真の“生”「好きだ、バカ!」に観客熱狂生田斗真&吉高由里子、揃って高校時代の哀しい失恋エピソードを告白!
2012年04月23日『悪人』や『パレード』など映画化作品の多い作家・吉田修一の小説『横道世之介(よこみちよのすけ)』が、高良健吾と吉高由里子をキャストに迎えて映画化されることが決定した。その他の写真『横道世之介』は、1980年代を舞台に、大学進学のために長崎から上京したばかりのお人よしで嫌みのない世之介(高良)と、ガールフレンドの祥子(吉高)や周りを取り囲む若者たちがおくる青春の日々とその後を描いた作品。原作は、毎日新聞の夕刊で2008年から約1年にわたり連載され、単行本が昨年の本屋大賞3位、第23回柴田錬三郎賞を受賞している。お人よしの青年・世之介を演じる高良は脚本を読んで「とにかく面白い! 世之介が大好きになりましたし、なにがなんでも世之介役をやりたいと思いました」とコメント。吉高とは『蛇にピアス』で共演しているが「久しぶりに会う友達みたいに再会できたらうれしいです。吉高さん自身がコメディ映画のように面白い方ですし、しっかりしているので、現場をひっぱってくれると思います」と早くも撮影現場での再会を楽しみにしているようだ。また、吉高も高良との共演に「共演という形で再会するのはとてもうれしく思います。信頼しあえるような関係性を作っていい作品を残したいです」と意気込みを語っている。本作の脚本と監督を務めるのは、『南極料理人』『キツツキと雨』など、独特のユーモアと確かな演出力で定評のある沖田修一氏。沖田監督は「世之介を表現するには色んな言葉があると思うのですが、どれもあっているようでどれも違うようで、形容詞をうまくもてなくて、なかなか説明できない」とコメント。そんな世之介を演じる高良とは前2作に続いてのタッグとなるが「本人の感じが世之介に近いなと思っています。これまで一緒に仕事をしているしていないに関らず、高良君がいいいと思っていました」と言い、沖田作品初出演の吉高については「魅力的な女優さんだし、(彼女が演じる)祥子もそんな風に魅力的な人物になったらいいなと思います。まだお会いしていないんで会うのを楽しみにしています」と期待を寄せている。3月下旬から都内や長崎でロケを行い、5月上旬にクランクアップ。2013年の公開を予定している。『横道世之介』2013年、全国ロードショー
2012年02月09日2010年本屋大賞3位の話題作、『横道世之介』(吉田修一著)が、監督に『南極料理人』『キツツキと雨』の沖田修一を、そしてキャストに高良健吾と吉高由里子を迎え、実写映画化されることが決定した。1980年代を舞台に、上京したての大学一年生・横道世之介の日常と、彼を取り巻く人々を優しい目線から描いた吉田修一の青春感動長編「横道世之介」。毎日新聞夕刊にて2008年年4月1日~2009年3月31日の間連載され、単行本は2009年9月に刊行、現在全国書店で絶賛発売中だ。主人公・世之介を演じるのは、2011年『軽蔑』にて主演を務め、NHK連続テレビ小説「おひさま」に出演するなど、話題作への出演が続いている注目の俳優、高良健吾。『南極料理人』『キツツキと雨』に続き、沖田作品初の主演を満を持して務める。世之介のガールフレンドで社長令嬢の与謝野祥子には、連続ドラマ「私が恋愛できない理由」や映画『カイジ2~人生奪回ゲーム~』、『ロボジー』、そして今年3月に『僕等がいた』の公開を控えるなど、若手実力派女優として高く評価されている吉高由里子が演じる。一生懸命生きる人々を優しく見つめ、独特のユーモアを生み出す絶妙な演出に定評のある沖田修一監督が、1980年代後半に青春時代を送った若者たちの日常と彼らのその後を温かく描く期待の新作映画に、是非ご注目を。作品情報『横道世之介』原作:吉田修一監督・脚本:沖田修一出演:高良健吾、吉高由里子 他配給:ショウゲート2013年、全国ロードショー
2012年02月09日2月より六代目中村勘九郎襲名披露興行を行う中村勘太郎が都内で取材会を行い、現在の心境を語った。襲名興行は2月に東京・新橋演舞場にて、3月に東京・浅草の平成中村座で上演後、主要都市を回る。新橋演舞場二月大歌舞伎<中村勘太郎改め六代目中村勘九郎襲名披露>チケット情報「演舞場と中村座で襲名興行ができるのは、なんだか勘九郎らしいですね。父が19歳の時から夢見て建てた中村座で初の襲名ができる。うれしいですね」と勘太郎。父・勘三郎が勘九郎時代に築いてきた功績は数限りない。1994年よりほぼ毎年、若者の街渋谷で『コクーン歌舞伎』を上演。また、現代の作家に新作歌舞伎を創って欲しいという思いから、串田和美、野田秀樹、渡辺えり、宮藤官九郎などに演出や執筆を依頼し新たなファンを掘り起こした。2000年には中村座にゆかりある浅草に仮設劇場を建て、“平成中村座”として公演を行った。その後この一座は日本国内のみならず、世界各地で上演を行っている。そんな勘九郎の名を継ぐ重責については「とりあえず怖い」と話す。「やっぱり戦ってきた名前ですから。(中村座やコクーンでの上演は)歌舞伎を愛してもらいたい、色々な人に知ってもらいたいって。危機感をずっと持っていたんでしょうね。お客様が入ってくれなきゃ話にならないですし。ただ、新しいことをするとよく思わない人もいますよ。いいものをすることによって戦うというか。熱い魂を持って戦ってきた名前ですね」12月の中村座は勘太郎として最後の舞台出演になる。「今月はいい最後を迎える事ができるんじゃないかな。『積恋雪関扉』の関兵衛は今までの役者人生の中で一番苦心した役ですね。演じた者にしかわからない苦しみや疲れがあります。勘太郎という名前で関兵衛をやらせてもらい、偉大なる先輩方が愛した役で、同じ疲れを自分自身で体感でき、歌舞伎ってこういう楽しさもあるんだなと思いました」今年は震災はもちろん、長男の誕生、父の病気、祖父(七代目中村芝翫)の逝去と勘太郎にとっても大きな出来事が続いた。「すごい年になっちゃいましたね。(父の代役を務めた際)命を削ってでもやりますと言ってたら、本当にそれぐらい大変でした(笑)」2月興行では『土蜘』の僧智籌と、『河内山』松江出雲守、『春興鏡獅子』の弥生での出演が決定している。「『土蜘』は、今まで中村屋にあまり縁のなかった役ですが楽しいです。弥生は、祖父(七代目中村芝翫)と1対1でずっと稽古をやってました。父も祖父もすごく大事にしています。おじいちゃま(十七代目中村勘三郎)も。全員の血が入っているから大切にしなければと思いますね。3人とは体型が違うので、当時振り付けられた踊りをどうこの身長で踊るかですね」襲名興行まであと僅か。「今月の“勘太郎”最後をまずは楽しみたいです。襲名はお祭りですからね。お客様にも楽しんで頂いて、一緒に祝って欲しいです」。公演は2月2日(木)から26日(日)まで新橋演舞場で上演。その後、3月平成中村座、9月に大阪・松竹座、10月に名古屋・御園座、12月に京都・南座、2013年2月に博多・博多座で上演される。
2011年12月22日歌舞伎俳優の中村勘太郎が、来年2月に六代目中村勘九郎襲名披露の成功を祈願して11月27日、東京・浅草寺でお練りを行った。父、中村勘三郎と弟の中村七之助らとともに雷門前を出発し、ゆっくりと本堂までお練りを開始。晴天となったこの日、人気役者を一目見ようと2万5千人が集まり、「中村屋!」と声がかかると笑顔で応えていた。新橋演舞場二月大歌舞伎<中村勘太郎改め六代目中村勘九郎襲名披露>チケット情報勘太郎は「勘九郎という、父が46年間名乗っていた名前を継ぐプレッシャーはあります。みなさまからの笑顔とご声援を胸に、1年間しっかり務めたいと思います」と挨拶。また勘三郎は「勘九郎っていい名前ですけど大した事ありません。(自分が)勘三郎を継いだ時のほうがプレッシャーがありました。気楽にいい勘九郎にしてもらいたい」とエールを送った。勘九郎を名乗る実感がまだ湧かないという勘太郎だが、「謙虚な気持ちと向上心と、ハングリー精神を忘れないように務めたい」と話し、気持ちを引き締めていた。なお、勘太郎としての出演は今年12月の『平成中村座』(東京・浅草)が最後となる。襲名披露は、来年2月2日(木)から26日(日)まで東京・新橋演舞場にて興行を行い、その後、3月に平成中村座、9月に大阪・松竹座、10月に名古屋・御園座、12月に京都・南座、2013年2月に福岡・博多座と各地を回る。新橋演舞場のチケットは12月23日(金)より発売。
2011年11月28日今年9月、東京・新橋演舞場『秀山祭九月大歌舞伎』興行で、三代目中村又五郎、四代目中村歌昇をそれぞれ襲名する歌舞伎俳優の中村歌昇と長男の中村種太郎が、中村吉右衛門、中村歌六らとともに8月22日、東京・浅草寺で「お練り」を行った。チケット情報鳴物の山車と木遣り(きやり)に先導され、雷門を盛大に出発。1万人の人で賑わう仲見世を経て、「播磨屋!」、「又播磨!」などの掛け声が飛び交う中、本堂に向かい成功を祈願した。朝から激しく降っていた雨も「お練り」が始まるとすっかり止み、天さえも味方につけているかのよう。なお、浅草寺での「お練り」は2005年1月の中村勘三郎以来6年7か月ぶり。三代目又五郎を襲名する中村歌昇は、「本日は本当にありがとうございます。お天気の悪い中、木遣りの方々、お囃子のあやめ連の方々、浅草の芸子の皆様、ありがとうございます。皆様のご声援に応えるべく、この道一層の精進をいたし、ひとかどの役者になることが、皆様へのご恩返しだと思っております」とコメント。また、四代目歌昇を襲名する中村種太郎は「このようにお練りをさせていただくことは、色々な方々のお力があってのことだと思っております。感謝の気持ちを持って、一所懸命舞台を勤めることが一番の恩返しだと思ってております」と抱負を語った。播磨屋一門の長である中村吉右衛門は「本日はお足元の悪いなか、かくも賑々しくお運びいただき誠にありがとうございます。皆様方のお力によって、舞台で力を発揮できることと思います。ぜひとも又五郎、歌昇をどうぞ宜しくお願いいたします」と締めた。公演は同劇場にて9月1日(木)から25日(日)まで上演。チケットは発売中。
2011年08月23日