プラチナ・ペーパーズの堤泰之が作・演出を手がける『トリスケリオンの靴音』が赤坂RED/THEATERで上演される。今は亡き彫刻家の人生をめぐる物語で、久保田秀敏、糸原舞、曽世海司が顔をそろえる。物語の舞台は、とある田舎町。その町出身の彫刻家・見城海山の工房を資料館として生まれ変わらせるべく、設計事務所の職員である佐久間が派遣される。彼を迎えたのは海山の弟子だった土門。海山亡き後も師匠の生家を掃除しては花を生けていたが、そんなふたりのもとに、海山の娘を名乗る女が現れて……。2018年3月にも、碓井将大、赤澤ムック、粟根まことの顔合わせで上演された同作。今回は元美容師という経験を経て、ミュージカル『テニスの王子様』で花開いた久保田秀敏が佐久間役を務める。迎え撃つ土門役は、Studio Lifeや数々の舞台で着実に経験を重ねる曽世海司。ヒロインは堤泰之による若手発掘企画『ラフカット』で才能を発揮した糸原舞だ。濃密に組み上げられた、たった3人による会話劇。その空気がじかに伝わる小劇場空間で、贅沢な演劇体験を堪能したい。公演は9月4日から16日まで。文:小川志津子
2019年08月30日俳優の久保田悠来が、舞台版『PSYCHO-PASS サイコパス Chapter1―犯罪係数―』に主演することが21日、明らかになった。同作は、人気アニメ『PSYCHO-PASS サイコパス』の舞台化作品。人間のあらゆる心理状態・思考傾向を数値化し監視する巨大システムが治安を維持する近未来の世界を舞台に、 犯罪とは何か、正義とは何かを大胆な表現で鋭角的に描いたオリジナルアニメーション作品で、2012年10月よりフジテレビ“ノイタミナ”にて放送され、テレビアニメのストーリーを原作に舞台化するのはシリーズ初となる。第1期のストーリー原案・脚本を担当した虚淵玄(ニトロプラス)が全面監修を務める。久保田は公安局刑事課一係の執行官、狡噛慎也役を演じ、同じく公安局刑事課一係で監視官の宜野座伸元役には、2004 年より様々な分野で活動し、今年5月に結成した 『7ORDER project』のメンバーとしての活動にも期待が寄せられている真田佑馬が決定した。また、刑事課一係のムードメーカー的存在、執行官の縢秀星役の橋本祥平、カリスマ的な資質と特殊な体質を持ち、刑事課一係が追う数々の犯罪の裏で暗躍する槙島聖護役の前山剛久が出演する。物語はその中心人物となる新人監視官・常守 朱が刑事課一係に配属された日からを描いており、テレビアニメ第1期『PSYCHO-PASS サイコパス』が演劇という表現方法で舞台上に描き出されることになる。脚本は亀田真二郎(東京パチプロデュース)、演出は三浦かおりが務め、品川プリンスホテル ステラボールにて10月25日〜11月10日の上演となる。○キャスト一覧狡噛慎也…久保田悠来宜野座伸元…真田佑馬常守朱…河内美里縢秀星…橋本祥平唐之杜志恩…愛加あゆ六合塚弥生…立道梨緒奈チェ・グソン…磯野大泉宮寺豊久…大塚尚吾王陵璃華子…藤本結衣佐々山光留…細貝圭征陸智己…今村ねずみ槙島聖護…前山剛久(C)サイコパス製作委員会 (C)舞台版『PSYCHO-PASS サイコパス Chapter1―犯罪係数―』 製作委員会
2019年08月21日日本酒「久保田」の蔵元による直営店「銀座 久保田」で、日本酒とコース仕立ての和スイーツとのペアリングを楽しむ企画「久保田とスイーツの会 夏薫るメロン」が、2019年6月22日(土)、23日(日)に開催される。日本酒と和スイーツとの新しいペアリングを提案する「久保田とスイーツの会」が開催されるのは、2019年2月の“苺×ショコラ”に次ぐ4度目。今回は初夏の旬である静岡産マスクメロンや茨木産アンデスメロンを使ったスイーツを、日本酒と共に提供する。スイーツは3皿のコース仕立て。一の皿では、濃厚パンナコッタに、アンデスメロンの果肉をつぶした爽やかなソースや、スイカ、マンゴー、さくらんぼといったフルーツを合わせた「パンナコッタ 初夏フルーツ盛り」を、みずみずしく華やかな香りが特徴の春夏限定大吟醸生酒「久保田 翠寿」と共に楽しむことができる。二の皿では、3種のスイーツ盛り合わせと甘酸っぱくジューシーな果実のような「朝日山 香里音」をペアリング。マスクメロン果汁を凍らせてシャーベットにした「メロングラニテ」、マスクメロン果汁と久保田 純米大吟醸、炭酸を合わせたゼリーを果実をくりぬいたメロンに流し込んだ「メロンの酒造ゼリー」、さっぱりとしたヨーグルトと濃厚なレアチーズを合わせたチーズケーキにあんこを重ねた「水無月風ヨーグルトムース」を味わえる。コースを締めくくる三の皿では、山椒とレモンでマスクメロンの甘み、香りを引き立てた「メロンと山椒のパフェ」を、メロンのような香りの「久保田 純米大吟醸」と共に提供。パフェはメロンの果肉、メロンゼリー、ほうじ茶ゼリー、レモンの蜜煮、タピオカなどに、山椒クリームやレモンソースをあしらった逸品となっている。【詳細】久保田とスイーツの会 夏薫るメロン日時:2019年6月22日(土)、23日(日) 14:00~16:00場所:銀座 久保田住所:東京都中央区銀座8-8-8 銀座888ビル 3F料金:5,000円(税込) ※サービス料込※各日20名の事前予約制メニュー:・一の皿 久保田 翠寿/パンナコッタ 初夏フルーツ盛り・二の皿 朝日山 香里音/メロングラニテ、メロンの酒造ゼリー、水無月風ヨーグルトムース・三の皿 久保田 純米大吟醸/メロンと山椒のパフェ【予約先】銀座 久保田TEL:03-6264-6888
2019年06月08日3月15日、バラエティ番組「じっくり聞いタロウ~スター近況(秘)報告~」(テレビ東京系)にお笑いコンビ・とろサーモンの久保田かずのぶ(39)が出演。そこでM-1騒動中に起きた悲惨な出来事を告白し、話題を呼んでいる。騒動中、Instagramのダイレクトメッセージで多くの人から罵詈雑言をぶつけられた久保田。そのなかに一人だけ、「応援してるので頑張ってください」と優しいメッセージを送ってくれたファンがいたという。喜んだ久保田は返信し、そのままやり取りが続くように。そのファンが大阪在住の女性美容師だと知り、ちょうど大阪に行く予定があった久保田は「もしよかったら(髪を切りに)行ってもいいですか」と連絡。ファンは快諾し、それからはLINEを交換して詳細を詰めることとなった。「彼女さんいるんですか?」「いませんよ」「髪の毛切る日ご飯行きませんか?」「暇があれば行きます」とやり取りは続き、さらに「泊まって行きませんか?」との誘いが。「家に泊まるのはちょっと……」と渋ると、「手料理できるので!」とさらに押してくる。戸惑いながらひとまず「わかりました」と送ると、返ってきたのは衝撃のセリフだった。「ここまでのやり取り、週刊誌に提供していいですか」その後、おそらく女性は週刊誌にネタを持って行って買ってくれなかったのか、なんと「5ちゃんねる」にやり取りをアップしたという。だが「これ以上叩かれるのは嫌だ」と思ってスレッドを見たところ、意外にも5ちゃんねるの住民からは「久保田はこんなもんやろ」「いけいけどんどん」という反応。むしろ擁護してくれていることに少しほっとしたという。このニュースに、ネット上では震撼する声が上がっている。《怖すぎ》《こんなんされたら人間不信になるわ》《詐欺とかの手口はこうやるんだな》M-1騒動であわや芸能界から干されるかと思われたが、「クズキャラ」として少しずつTVに復帰してきている久保田。完全復活は近い?
2019年03月18日日本酒「久保田」の蔵元による直営店「銀座 久保田」で、日本酒とコース仕立ての和スイーツとのペアリングを楽しむ企画「久保田とスイーツの会 苺×ショコラ」が、2019年2月10日(日)、11日(月・祝)に開催される。日本酒と和スイーツとの新しいペアリングを提案する「久保田とスイーツの会」が開催されるのは、2018年11月に次ぐ3度目。今回はバレンタインに向けて旬の苺とチョコレートを使ったスイーツと共に、様々な日本酒を用意する。スイーツは3皿のコース仕立て。一の皿では、ホワイトチョコレートのプリンや、ドーム型のチョコレートムースケーキ、イタリアの伝統菓子であるカンノーリをお麩や豆腐、苺などを使い和風に仕上げたものを、華やかな香りの「久保田 純米大吟醸」と共に提供する。二の皿では、カカオニブとアラレをアクセントに加えた、とちおとめとこしあんの温かいぜんざいに合わせて、ぬる燗の「久保田 碧寿」を。三の皿では、苺とチョコレートを「久保田 純米大吟醸」を使ったソースでまとめあげたパフェと共に、甘酸っぱくジューシーな果実のような純米酒「朝日山 香里音」を楽しむことができる。パフェには、あまおう、スカイベリー、さがほのか、白いちごといった4種のフレッシュ苺を使用した。【詳細】久保田とスイーツの会 苺×ショコラ日時:2019年2月10日(日)、11日(月・祝) 14:00~16:00場所:銀座 久保田住所:東京都中央区銀座8-8-8 銀座888ビル 3F料金:5,000円(税込) ※サービス料込※各日20名の事前予約制メニュー:・一の皿 久保田 純米大吟醸/ホワイトショコラプリン、苺の和風カンノーリ、ショコラムースドーム・二の皿 久保田 碧寿/温々苺ぜんざい・三の皿 朝日山 香里音/久保田香る、苺パフェ【予約先】銀座 久保田TEL:03-6264-6888
2019年01月12日東京・京都にて「舞台『仮面ライダー斬月』 -鎧武外伝-」の上演が決定しました。舞台のみどころやキャストなどをご紹介。メロン兄さんの舞台上での活躍に、期待が高まりますね。2019年3月上演「舞台『仮面ライダー斬月』 -鎧武外伝-」平成仮面ライダーシリーズの第15作として、2013年10月~2014年9月に放送されて今でも圧倒的な人気を誇る『仮面ライダー鎧武/ガイム』。そこに登場する仮面ライダー斬月を主役とした、平成仮面ライダーシリーズ初の演劇作品「舞台『仮面ライダー斬月』 -鎧武外伝-」が、2019年3月に上演されることが決定しました。仮面ライダー斬月とは?『仮面ライダー鎧武/ガイム』TVシリーズの舞台・沢芽市を再開発した、巨大企業ユグドラシル・コーポレーション。研究部門のリーダーである呉島貴虎(くれしまたかとら)が変身するのが仮面ライダー斬月(ざんげつ)です。メロンの鎧をまとった純白のライダーで、“子ども”の鎧武たちに対して“大人”として立ちふさがり、目的のためには手段を選ばない冷酷なリアリスト。仮面ライダー龍玄(りゅうげん)に変身する弟・光実(みつざね)にはつい甘くなりがちです。“仮面ライダー斬月、どれだけヤバいかって・作中最強だったのに真っ先に新型ドライバーで変身して強化される・崖から落とされたり海に沈んだりしても生存・新型で変身した弟に旧式で事実上勝利・それどころか映画で強化された敵まで旧式で勝利・他ライダーがメインの外伝でも問答無用で敵を撃退”出典:仮面ライダー舞台版の主演は久保田悠来さん『仮面ライダー鎧武/ガイム』のTVシリーズから仮面ライダー斬月・呉島貴虎役を演じる久保田悠来(くぼたゆうき)さんが、舞台版でも同役で主演を務め、これまで描かれていない新たなオリジナルストーリーで、人間ドラマを深く描きます。久保田悠来さんプロフィール久保田悠来さんは、2007年に舞台デビューを果たした俳優です。舞台作品はもちろん、映画でも活躍しています。・『仮面ライダー鎧武/ガイム』:呉島貴虎役・『新宿スワン』『新宿スワンII』:洋介 役・『奴隷区 僕と23人の奴隷』:新宿 セイヤ 役など『仮面ライダー鎧武/ガイム』の製作陣が勢揃い!脚本・演出を手がけるのは、TVシリーズの脚本も手がけた毛利亘宏さん。シリーズ原案・監修には虚淵玄さん、脚本協力に鋼屋ジンさんと、『仮面ライダー鎧武/ガイム』をつくりあげたスタッフが揃います。公演詳細・出演者情報などの続報は後日発表されるのだそう。平成仮面ライダーシリーズの、新たな展開に期待が高まりますね。仮面ライダー舞台版のSNSの反応は?2018年12月26日に「舞台『仮面ライダー斬月』 -鎧武外伝-」の上演が公式Twitterで発表されると、ファンからは歓喜の声が集まりました。仮面ライダーの舞台化を喜ぶ声 “おぉぉぉぉぉぉぉ‼️‼️‼️o(T□T)oメロン兄さん来たぁぁぁぁ‼️‼️(*≧∀≦)”出典:“最前列の客はメロン汁を浴びられるんですね”出典:ファイナルステージ疑惑の声 “仮面ライダーが放送終わった後にやるファイナルステージとは違うの?これ”出典:“超豪華なヒーローショーみたいですね。こういう試み凄い良い。ファイナルライブみたいだなあ。”出典:「舞台『仮面ライダー斬月』 -鎧武外伝-」概要タイトル舞台『仮面ライダー斬月』 -鎧武外伝-日程・場所2019年3月 東京・京都出演主演:久保田悠来製作原作:石ノ森章太郎脚本・演出:毛利亘宏(少年社中)シリーズ原案・監修:虚淵玄(ニトロプラス)脚本協力:鋼屋ジン(ニトロプラス)詳細出典:『平成仮面ライダー20作品記念仮面ライダー平成ジェネレーションズ FOREVER』「ジオウ&ビルド」製作委員会 (c)石森プロ・テレビ朝日・ADK・東映
2018年12月27日お笑いコンビの博多華丸・大吉の博多大吉が5日に放送されたTBSラジオ『たまむすび』(毎週月曜~金曜 13:00~)に出演し、お笑いコンビ・とろサーモンの久保田かずのぶとスーパーマラドーナの武智正剛が『M-1グランプリ2018』審査員の上沼恵美子に暴言を放った騒動について言及した。『M-1グランプリ2017』で審査員を務めた大吉は、最終決戦でとろサーモンに投票。結果的に和牛3票、とろサーモン4票となり、とろサーモンが優勝を決めている。大吉は「あんまり言いたくないけど、『M-1』時期、僕がちょっとだけネットで叩かれるのはとろサーモンのせいやからね、結局。アイツがなんかやるから、怒られるというか……」と切り出した。久保田と武智に対して、「本当にリスナーのみなさんに宣言しますよ。僕史上最大級の雷を落としますよ! あの2人には(笑)。ひき肉どころじゃすまないです(笑)。もうこねて炒めて火を通して……」と宣言。さらに「あのヤロ~、本当に(笑)。本当にもうお任せください。コテンパンにしてやります」と明かした。パーソナリティの赤江珠緒が「そういう意味では、吉本さんは先輩が多いですから」と漏らすと、大吉は「本当ですよ。僕を倒してもまだまだ、雷が持っていますから」と語っていた。
2018年12月06日浄瑠璃・歌舞伎作家の近松門左衛門と竹本義太夫、江戸時代の世を沸かせたふたりの演劇人の交流を、ふたりが世に送り出した作品を絡めて紡ぐ『うつろのまこと-近松浄瑠璃久遠道行』が博品館劇場で開幕した。【チケット情報はこちら】物語は1685年、近松33歳、義太夫35歳。義太夫が近松に本の書き下ろしを依頼するところから始まる。老獪な近松に“青二才”と罵られ、全く相手にされない義太夫。しかし、あるひと言をきっかけに近松が筆を執る……そうして生まれたのが『出世景清』(【出世之章】)。続いて、世話物として確立させた『曽根崎心中』、心中物の代表作『心中天綱島』、それぞれを【名残之章】【生瓢之章】と題す、3つの章からなる本公演。30代から60代後半までの近松を演じるのは伊藤裕一。口跡のよい台詞回しと常に纏った陰のオーラで佇まいの枯れ感に相反し、消えることのない世の中への反骨心、歳を重ねるごとに凄みを増す“書くことに対する執念”を余すところなく表現。近松の作品に宿る言霊の力にいち早く気づいた高潔で実直な義太夫と、その後継の政太夫を全身全霊で演じるのは今拓哉。義太夫の語りを台詞と歌で表現する今の広いレンジの歌声と表現の豊かさに唸る。近松と義太夫のやり取りから、いつしか人形浄瑠璃の劇世界へと移ろう、その“誘い人”は本作の音楽を担当するかみむら周平。かみむら自身によるアナログシンセサイザーの生演奏が、幻想的でありながら、生々しい劇世界を作りあげる。また、時折現れる人形振りも、人形浄瑠璃特有の人形に宿る魂を可視化させる。振付は広崎うらん。そんな劇世界を生きるのは久保田秀敏、戸谷公人、松井勇歩、大月さゆ、中村龍介ら、男と女の情・義理・誇りに翻弄される人間たちを演じる顔ぶれも実に多彩!作・演出は歌舞伎をはじめとする古典作品への造詣が深く、人間を描くことに定評のある西森英行。近松が生み出す言霊、近松の創作魂に火をつける義太夫の言葉、物語の根幹をなすものは言葉。そこに劇作家としての真髄を感じる。そして、いつの世も変わらぬ愚かながら愛おしい人間たちの姿に心打たれ、魂を削るようにして作品を生み出すふたりの壮絶さに打ち震える。舞台という虚構に宿る実(まこと)、これは偉大な先人へのリスペクトであり、今に継承される演劇人の精神なのだろう。本公演は、【出世の章】を発端に、日替わりで【名残】か【生瓢】を上演する2章上演、もしくは3章連続上演というユニークな上演形式をもつ。それぞれが独立した話でありながら、【名残】で見せる義太夫の凄み、すべてが明かされる【生瓢】と、やはりすべてを観たくなるというのが人情。近松の、義太夫の、ふたりの劇世界を生きた人々の血が“たぎる”舞台をお見逃しなく。コンプリートチケットや3章連続上演(Cパターン)の追加公演あり。6月10日(日)まで、東京・博品館劇場にて上演。取材・文:功刀千曉
2018年06月06日日本酒「久保田」の蔵元の直営店「銀座 久保田」で、日本酒と和スイーツのコースを楽しむ「久保田とスイーツの会 秋」が、2018年11月3日(土)、10日(土)に開催される。「久保田とスイーツの会 秋」は、日本酒と和スイーツのコースを通して、新しい美味しさとの出会いや、日本酒に親しむきっかけを提案するイベント。今回は、柿や栗、かぼちゃ、ぶどう、りんごなどの秋の味覚をふんだんに使った3皿のスイーツと、それぞれに合う日本酒が提供される。一の皿では、かぼちゃクリームで、ピスタチオムースとフランボワーズクリームを包んだ「かぼちゃのモンブラン」などのスイーツ3品に、華やかな香りの「久保田 純米大吟醸」を提供する。二の皿では、洋栗のペーストに久保田 純米大吟醸が入った糖水で伸ばした「栗ぜんざい」とともに、ぬる燗の「久保田 碧寿」を。三の皿では、フランスの伝統的なケーキ・サバランを日本酒でアレンジし、上にぶどうをあしらった「久保田香るサバラン」とともに、甘酸っぱくジューシーな果実を思わせる純米酒「朝日山 香里音」を用意。さらに、本イベント限定で、「朝日山 香里音」の原酒も試すことができる。【詳細】久保田とスイーツの会 秋日時:2018年11月3日(土)、10日(土)※各日20名限定時間:14:00~16:00場所:銀座 久保田住所:東京都中央区銀座8-8-8 銀座888ビル 3F料金:5,000円(税込) ※サービス料込メニュー:・一の皿 久保田 純米大吟醸かぼちゃのモンブラン、小さいパルフェ、熟し柿 純米大吟醸掛け・二の皿 久保田 碧寿 栗ぜんざい・三の皿 朝日山 香里音/朝日山 香里音 原酒久保田香るサラバン【予約先】銀座 久保田TEL:03-6264-6888
2018年06月01日お笑いコンビ・とろサーモンの久保田かずのぶが、「業界悪評の真偽を聞くと激昂」と報じられたことを受け4日、自身のTwitterに「#フェイクニュース」と共に「事実無根のニュースで傷つき不快な気持」と心境をつづった。とろサーモン・久保田かずのぶ久保田がツイートで引用した『週刊女性PRIME』の記事によると、多忙のあまり精神的に追い込まれた久保田は3月に入って番組の打ち合わせを何度か無断欠席。真相を確かめるために本人を直撃取材し、「全部、行ってるよ!」と反論する様子を伝えている。今年2月には『女性自身』に「とろサーモン収録でスベって掟破り要求日テレ"出禁"状態に」と報じられ、インスタに「#夢なのか」「#日テレ出禁にはなってない。謝罪文掲載を求める」「#事実無根でっち上げ」、ツイッターで「僕がトランプ大統領ならフェイクニュース大賞を差し上げます。笑」「事実無根のでっち上げ売れたらこんな事なるんやな」と否定していた久保田。今回の報道を受け「我慢の限界」とツイートし、「事実無根のニュースで傷つき不快な気持」とショックを受けている様子。「この様な雑誌の悪意しかない嘘情報で泣き寝入りしてる芸能人がいるなら先頭に立ち戦う事にした」と宣言し、「芸能人も1人の人間という事忘れるな。嘘の出回りが速くとも真実はこれを追い抜く」と呼びかけている。
2018年04月05日3月6日、お笑いコンビ・とろサーモンの久保田かずのぶ(38)が自身のInstagramを更新。ファンに教えてもらったという“驚愕の出来事”を報告し話題となっている。 久保田はInstagramに「ファンに教えてもらった。」とし、「驚愕。『Kinki メンバー』といれたらこれが出る」と、Googleの検索画面のスクリーンショットを公開。 そこには、「Kinki メンバー」という検索結果に、堂本光一(39)の写真とともに、“堂本剛”として久保田の顔写真が表示されていた。 久保田は「#100年に一度のバズ #m1から3ヶ月 #こういうコンビの形になると誰が予想できた #今年もエントリーか? #ジャニーズやないチャイニーズの顔してる #なんか毎週ニュースになってる気がする」とタグ付けしツッコミを入れるとともに、堂本光一との新コンビで「M-1グランプリ」へ挑戦することをほのめかし、ファンを喜ばせた。 これに対しファンは「知らぬ間にジャニーズ入ってたんですね…笑」「今、確かめてきました!ほんまですね!超面白いです」「ミラクルすぎる!」「結成1年目なんでまたMー1出れますね(笑) 目指せ二連覇」などの反応を見せている。
2018年03月06日5人組ダンス&ボーカルグループ・Da-iCEの花村想太らが8日、東京・天王洲銀河劇場で舞台『駆けはやぶさ ひと大和』(東京:天王洲劇場2月8日~18日 大阪:森ノ宮ピロティホール2月23日~25日)の上演初日に舞台あいさつと公開ゲネプロを実施した。Da-iCEの花村想太白虎隊の青春を描いた『もののふ白き虎』(15年)、新撰組なき後の斎藤一を主軸にした『瞑るおおかみ黒き鴨』(16年)。「もののふシリーズ」の最新作にして最終章となる本作は、初の単独舞台主演となる花村が新撰組隊士・中島登を演じる。近藤勇や土方歳三と同じ武州多摩出身の中島は、念願の新撰組に入隊後、会津戦争を経て函館に渡ると土方の死後に降伏。絵を描くことを好み、新撰組同志たちを描いた『戦友姿絵』を後世に残した。花村はこの中島登を「重要な役柄」とした上で、自ら作詞・歌唱するテーマソングについては「意識したのは、『主役は中島登であって中島登ではない』。中島登が一番残したかったものを楽曲にも残していきたいという思いで歌詞を書かせていただきました」と説明。ゲネプロ後、会場は温かい拍手に包まれ、花村はその余韻に浸りながら「このキャスト、スタッフで最終日までしっかり突っ走っていこうと思っております!」と気を引き締めていた。この日は花村のほか、久保田秀敏、山本涼介、杉江大志、健人、近藤頌利、林田航平、中村亀鶴、青木玄徳、荒木宏文、的場浩司、作・演出の西田大輔氏が出席した。
2018年02月08日漫才の日本一を決める「M-1グランプリ2017」優勝したお笑いコンビ・とろサーモンの久保田かずのぶ(38)が、インスタグラムを更新。優勝後、所属する吉本興業が運営する「よしもと幕張イオンモール劇場」での対応の差を報告した。 久保田は自身のインスタグラムで「こんなにも変わるのか。」とコメントと共に、一枚の写真を投稿。そこには「キングコング、NONSTYLE、とにかく明るい安村」が同室、さらに「ライス、コロコロチキチキペッパーズ、アポロン山崎、竹内健人、LLR」が同室に、個室にはとろサーモンの名前が書かれている楽屋案内の用紙を移した写真が投稿されていた。 さらにハッシュタグで「#今までは若手楽屋 #まるで相撲番付#稀勢の里でありたい #劇場からの最大忖度 #ある意味人間らしい #少しだけ組織に愛を感じた」と明かし、「人間ていいなお笑いていいな正直ていいな」と感想を記した。 これに対しファンは「それが今までのおふたりの努力の結果ですよ~VIP待遇たのしんでくださいませ」「すぐに元に戻るさ」「コロチキやキンコンより上ですね!」「やっぱり王者ってすごいですね」「忖度バンザイ!とろサーモン最高です!」「こういうのインスタに載せる久保田さん好きです」とコメントを寄せている。
2017年12月18日ダウンタウンの松本人志(54)が12月10日放送の「ワイドナショー」(フジテレビ系)に出演。「M-1グランプリ2017」で優勝した、とろサーモン(久保田かずのぶ・38、村田秀亮・38)についてコメントした。 この日の放送ではとろサーモンをゲストに迎え、「M-1グランプリ2017」を振り返った。司会の東野幸治(50)のインタビューに答えていたとろサーモンだが、松本は会話を遮り、「久保田君。今日、面白いことを言わないと決めている?誓ってきた?」と、ボケ担当の久保田に話を振った。 これに久保田は、「松本さんに先日、『女性のことも考えながら喋るように』と言われたので。勇気を出して、ずっとだんまりを決め込もうかと」と返答。これに松本は「とろサーモンは、“F層”というか女性のファンがつきづらいのでは?」と気にかけていることを明かした。それでも、久保田のとった“だんまり”という作戦には「最低やで!どのファンも逃がすわ!」とダメ出しをした。 とろサーモンの先輩にあたる東野も、「(久保田は)ゲスい人間性とボケで生きてきたのに、急に“東京シフト”しているから、『コイツつまんないな』と僕も思っていたんですよ」と痛烈なダメ出し。いっぽうの松本は、久保田がこれまでとは異なるキャラクターを模索している状況に気付き、「そうだよなぁ」と理解を示していた。 当日の優勝発表時は、目を見開いて呆然としていた村田。その心境に話が及ぶと、村田は「発表されたときの、あの僕の顔を見てもらったらわかりますけれど、僕らにはまったく(票が)入っていないと思っていた」と振り返った。松本は、「(票が)ミキか和牛かに分かれると思ってたんや」と聞き入っていた。 久保田は、「嬉しくて。15年やってきたものがあったので、俺、(手を広げて)こうしたんですよ。抱いてほしくて。そしたらコイツ、目をバッキバキにして、警備員みたいに目を”クッ!”としていたんですよ。『なんじゃコイツ!』と思って」とコメントした。松本は「久保田。もっとおもろいこと言うてええねんで。我慢するなよ」と、後輩にアドバイス。東野も「解放していい」と励ました。
2017年12月10日KREVA主催のライブイベント「908 FESTIVAL 2017」の9月8日(金)東京・日本武道館公演に久保田利伸の出演が決定した。【チケット情報はこちら】久保田は2014年KREVAソロデビュー10周年イヤーに行われた「908 FESTIVAL」に出演。その際はKREVAとのコラボも披露しており、今回もどういったライブを見せるのか、期待が高まる。東京公演には久保田のほか、三浦大知、絢香が出演。さらに8月19日(土)に行われる大阪公演には三浦大知、葉加瀬太郎、MIYAVI、AKLOが出演する。チケットは大阪公演が発売中。東京公演が7月31日(月)午前11時まで先行抽選プレリザーブを実施中。■5th Anniversary 908 FESTIVAL in OSAKA 20178月19日(土)大阪城ホール(大阪府)出演: KREVA / 三浦大知 / 葉加瀬太郎 / MIYAVI / AKLO■908 FESTIVAL in TOKYO 20179月8日(金)日本武道館(東京都)出演:KREVA / 三浦大知 / 絢香 / 久保田利伸 / and more
2017年07月28日神永学の同名人気推理小説の舞台版『心霊探偵八雲 裁きの塔』が5月31日に開幕した。本作は「心霊探偵八雲 ANOTHER FILES」シリーズの舞台化第3弾で、2013年に上演された『いつわりの樹』、2015年の『祈りの柩』に続く最終章。第1弾から主人公・斉藤八雲を務めてきた久保田秀敏にとっても“ラスト八雲”となる。開幕公演を取材した。舞台『心霊探偵八雲 裁きの塔』 チケット情報久保田をはじめレギュラーメンバーのキャストは美山加恋、東地宏樹、佐野大樹、樋口智恵子が前作以来2年ぶりに再集結。さらに今作の登場人物として石坂勇(THE CONVOY)、水石亜飛夢、北園涼、田中涼星、今村美歩、OH-SE(電撃チョモランマ隊)が参加し、本作ならではの魅力をつくりだす。今回の舞台となるのは八雲(久保田)と晴香(美山)が通う大学。その時計塔で女子学生が殺され、その場にいた晴香が殺人容疑で逮捕されてしまう。これまで多くの事件を共に解決してきた晴香の逮捕という衝撃の中で、推理の前に八雲がぶつかったのは「信じる」ことへの葛藤。「僕は信じるに値するだけ彼女のことを知っているのか」と立ち止まってしまった彼に「人を信じるのに理由は必要ない!」と教えたのは、晴香同様ずっと一緒に事件を解決してきた刑事の後藤(東地)だった。もがく八雲と全身で向き合う後藤のシーンは、後藤にしか見せない八雲の姿に3作目ならではの深みが感じられた。それ以外にも、後藤の部下・石井(佐野)と同期のエリート・小野寺(OH-SE)が刑事を続ける中で分かれてしまった道や、真琴(樋口)を導いた恩師・恩田(石坂)の言葉、桜井(水石)と西澤(北園)の仲がこじれた理由、殺された花苗(今村)が抱えていた想い、瀬尾(田中)が本当に見たものなど、登場人物それぞれのドラマが一つひとつ丁寧に描かれている本作。そのエピソードは、劇場を出て改めて「裁きを受けるのは誰なのか」を考え始めたときに更に深く突き刺さってくるものになるはずだ。また、セットはシンプルで、場面の切り替わりは芝居と光と音で表現。まるでテレビや映画のように時計塔、警察、大学校舎とシーンが替わっていく演出は鮮やかで、小説を読んでいるようにイメージが広がる。さらに、ステージは低く客席通路も使うため、息づかいや振動まで感じられる距離で芝居が繰り広げられる。シリーズで演出を手掛ける伊藤マサミが「とにかく熱いステージを」とコメントした通り、俳優の存在が際立ち、放たれる熱がこぼれずに伝わってくる。公演は6月11日(日)まで東京・品川プリンスホテル クラブeⅩ、6月16日(金)から18日(日)まで大阪・大阪ビジネスパーク円形ホールにて。原作者の神永自らがシナリオを手掛けるのは舞台版だけ。神永ファンもお見逃しなく!取材・文:中川美穂
2017年06月01日神永学の人気推理小説の舞台化シリーズ最新作『心霊探偵八雲 裁きの塔』が5月31日(水)から東京・大阪で上演される。開幕を目前にした稽古場に潜入した。舞台『心霊探偵八雲 裁きの塔』チケット情報本作は、漫画化、ドラマCD化、テレビアニメ化と幅広く展開される人気推理小説「心霊探偵八雲」シリーズの舞台版最新作。今作『裁きの塔』は、2013年に上演された『いつわりの樹』、2015年の『祈りの柩』に続く「心霊探偵八雲 ANOTHER FILES」シリーズが原作の舞台第3弾となり、「ANOTHER FILES」舞台化“最終章”という重要な作品。死者の魂が見える赤い左眼を持つ主人公・斉藤八雲を演じるのは久保田秀敏。過去2作品で八雲を演じてきた久保田は今作で“ラスト八雲”が予告されている。共演者には、前作から出演する美山加恋と樋口智恵子、アニメやドラマCDでは声優も務め舞台には前々作から出演する東地宏樹、舞台シリーズ一作目から出演し続けている佐野大樹というお馴染みの顔がズラリ。さらに今作の鍵を握る登場人物たちを、石坂勇(THE CONVOY)、水石亜飛夢、北園涼、田中涼星、今村美歩、OH-SE(電撃チョモランマ隊)という個性豊かな俳優陣が演じる。演出を手掛けるのは、久保田同様2013年から参加する伊藤マサミ。そして脚本は原作者の神永学自らが手掛ける。この日は衣裳を着ての通し稽古。緊張感もあるだろうが、キャスト達はワイワイと明るい空気。いい雰囲気が伝わってくる。物語は、八雲の相棒・晴香(美山)が殺人容疑で逮捕されるというまさかの展開から始まる。そんなショッキングな出来事の中で描かれるのは、「信じる」「向き合う」といった登場人物それぞれの葛藤や成長の物語。中でもクールな八雲が感情を爆発させるシーンは、今作ならではの見どころのひとつだろう。八雲と晴香のテンポのいい会話や、後藤(東地)と石井(佐野)のコミカルなやり取りなどは、“いつもの”感が伝わるさすがの息の合い方。また、ゲストキャストの水石や北園らの熱演は最後まで真犯人が誰なのか混乱させ、石坂やOH-SEによる登場人物の想いを引き立てるような巧みな芝居が今作の物語の面白さを体感させてくれた。ミステリーならではの次々と変わる場所や時間は、セットチェンジなどではなく棒状の照明を光らせたり動かしたりすることで表現。空気が途切れることなく物語が進んでいくことに加え、その演出そのものも美しく魅力的だった。小説からアレンジが加えられ、原作ファンも新鮮な気持ちでストーリーを堪能できる本作。公演は5月31日(水)から6月11日(日)まで東京・品川プリンスホテル クラブeⅩ、6月16日(金)から18日(日)まで大阪・大阪ビジネスパーク円形ホールにて上演。取材・文:中川美穂
2017年05月30日観客が豪華キャストたちとの共演で映画を作り上げる観客参加型上映プログラム“デルシネ”。今回、宮崎香蓮や久保田悠来、覆面レスラー“エル・シュリケン”、板尾創路、木村祐一らによる『エル・シュリケン vs 新昆虫デスキート』が、大阪・ABCホールにて1週間上映されることになった。新種の蚊「デスキート」を使って、次々と芸人から笑いを奪っていく蜥蜴沢教授の陰謀に気づいた、西ゆりこ(宮崎香蓮)と東浩二(久保田悠来)。彼らは覆面レスラー“エル・シュリケン”の力を借り、悪の組織の壊滅へ乗り出すのだった――。“デルシネ”とは、劇作家・後藤ひろひとが手がける超変化球の観客参加型上映プログラム。宮崎さんや久保田さんほか、エル・シュリケン、板尾さん、木村さん、ほんこん、ケンドーコバヤシら、よしもとの芸人たちによるキャストたちと、映画を見にきた観客が共演し、数時間で完成する作品はアトラクション感覚満載の新しい形が話題を呼んでいる。まず、開演とともに後藤監督が登場し、「本編の未完成部分のエキストラシーンに出演してください」という説明があり、その場で、観客を出演シーンごとにグループ分け。その後すぐに演技指導に入り、撮影開始!撮影したものを編集する間は、芸人たちによるネタや、アイドルたちが登場するトークコーナーを楽しみながら過ごしたら、完成した作品を全員で鑑賞。スクリーンには、よしもとオールスター、アイドルたちと一緒に観客の姿が映し出される、という。当日入場した観客は、この映画に出演することが原則となる。「観るシネマ」から「出るシネマ」=“デルシネ”へ。新しい映画の形を体験してみては?『エル・シュリケン vs 新昆虫デスキート』は6月1日(木)~7日(水)まで大阪・ABCホールにて上映。(text:cinemacafe.net)
2017年05月14日久保田利伸が4月19日(水)に開催された、70年代後半のニューヨークのミュージックシーンを舞台にしたNetflix配信のドラマ「ゲットダウン」パート2の配信開始記念トークイベントに登場!自らのニューヨーク体験や音楽活動への思いを語った。ディスコシーン最盛期のニューヨークで、自己表現にもがきながら青春を送る若者たちの姿を描く、人気ドラマの完結編。久保田さん自身、R&B、ソウル、そしてブラックミュージックに多大な影響を受けただけに、本作を見て感じることも多かったよう。音楽はもちろん、劇中で描かれるブレイクダンス、グラフィティアート、ラップといったカルチャーについて「僕の好きなものばかりが出てきます」と嬉しそうに語る。特に劇中で展開する「ロミオとジュリエット」ばりの禁断の恋愛模様について、司会者から「恋愛ソングのスペシャリストとして」感想を求められると「別に恋愛ソングのスペシャリストじゃないですけど…」と苦笑しつつ「見てて照れくさいけど、青春だなという感じ(笑)。同時に大人たちのドロドロの恋もサイドストーリーとして入ってくるので、ラブストーリーとしても見ごたえがある」と語った。ドラマでは、主人公たちが初めてディスコに足を踏み入れ、ちょっと背伸びするような描写が登場するが、久保田さんのディスコ初体験は?と尋ねられると「ディスコ…まだ“クラブ”なんて呼ばない頃、30年以上前ですね」と懐かしそう。「少なくとも週に1回は必ず行ってました。19時ごろにオープンするんですが、19時半ごろに行って、閉店までいました。19時くらいに行くとフリードリンクで食べ物もケータリングでタダで、そこでご飯を食べて踊ってました」と明かした。さらに、話題はその後、音楽活動のために渡ったニューヨークでの思い出に。現地で危険な目に遭遇したこともあったそうで、ハーレム地区の評判の、医者に赴いた際は「車から降りたら、おまわりと泥棒がチェイシングしてて、足元にピストルが転がってきた」と危険な思い出を明かすが、これはいくつもの経験のごく一部とのこと…。一方で、どんな危険な目に遭っても「ニューヨークが好きだし、そこから生まれた音楽をリスペクトしている気持ちがど真ん中にあれば、大丈夫!」とも。これからニューヨークに渡ろうと考えている若者に、先駆者としての助言を求められると「まずは行くってことでOK!」とニッコリ。自身は、現地でのパーティなどの社交の場に出るのは「めんどくさいのでキライ。居心地が悪い」と言いつつ「もしもっと社交の場に出ていたら、音楽活動ももっとスムーズだった」と語り「そこに何かを見つけに行くことで、出会いや仕事につながる。いろんな人と勇気を持ってコミュニケーションをとること」とアドバイスを送った。「ゲットダウン」はNetflixにて配信中。(text:cinemacafe.net)
2017年04月19日3月4日、演劇集団キャラメルボックス『鍵泥棒のメソッド』終演後に、原作映画の監督である内田けんじを迎えたトークイベント「鍵泥棒のメソッドのメリット」が開催された。初演、再演ともに出演している岡田達也司会のもと、脚本・演出の成井豊、2014年の初演に出演した多田直人、今回ゲストとして参加している久保田秀敏が登壇。5人それぞれの作品に対する思いなどが語られ、大いに盛り上がった。キャラメルボックス『鍵泥棒のメソッド』チケット情報この日に行われた公演は、キャラメルボックス31年の歴史の中でも初めての試みとなる「新人抜擢ステージ」。物語の主軸となるふたりを入団3年目の若手が演じるというチャレンジングなものだった。内田は「自分の子どもである作品が成井さんと結婚して、かわいい孫が生まれたよう。だから『何をやってもかわいい』というおじいちゃんのような気持ちで見ていました」と人一倍楽しんだ様子。それを受けて多田が「身内ながら、メンバーがみんな助け合って演じているのがいいなと思う」、岡田も「ドキュメンタリーな部分も見せていくのが劇団の強み」と話す。ゲストの久保田は「キャラメルボックスはセリフ回しがとにかく速い。最初はついていくのに必死でした」と告白すると、成井が「劇団をはじめて10年くらいは、たっぷり演技する力がないから速くなってしまっていた。それからゆっくりやってももつようになってきたけれど、今映像を見ると『遅い!』と思ってしまう」と、あえてテンポを速くして密度を上げていると明かす。『鍵泥棒のメソッド』も、初演に比べると5分ほど短縮されているという。内田が「自分が描いたキャラクターにぴったりすぎてはつまらない。自分でも『この人がやったらどうなっちゃうんだろう?』とワクワクするような人を選ぶようにしている」というキャスティングのコツを明かすと、成井がすかさず「内田さんは日本の芸能界全員の中から選べるからいいですよ! うちは劇団員の中からなんとか選ばないといけないんですから」と言い、会場はその日いちばんの爆笑に。とはいえ、成井も「わりと合っている役と、そうでもない役を交互に演じてもらうようにしている」「ベテランにこそ楽できない役を与える」と、劇団ならではのキャスティングの秘訣を語っていた。キャラメルボックスにとって、映画を原作とした舞台は初めてのこと。岡田や多田は初演時、「どうやって演じるべきか、映画を穴があくほど観ました」と振り返る。さらに多田が「行き着いた先は顔芸でした」と笑いを誘う。その顔芸は再演の畑中智行にも受け継がれているのだとか。さらに岡田が「千秋楽に向けて、ひとつでも笑いを増やしていけたら」と意欲を見せた。原作者も太鼓判をおす舞台版『鍵泥棒のメソッド』は、今後さらに面白さを増していきそうだ。東京公演は3月12日(日)まで。3月18日(土)から20日(月・祝)まで大阪・梅田芸術劇場シアター・ドラマシティにて上演。取材・文/釣木文恵
2017年03月06日3月2日、キャラメルボックスの『鍵泥棒のメソッド』が東京・サンシャイン劇場にて開幕した。内田けんじ監督による同名映画を舞台化したこの作品は、2014年の初演から3年ぶりの上演。今回、中心となる3人には初演から岡田達也、畑中智行が続投、そして実川貴美子が新たに参加し、初演のよいところを活かした“決定版”ともいえる再演となっている。キャラメルボックス『鍵泥棒のメソッド』チケット情報売れないまま35歳になってしまった舞台俳優、桜井(畑中)。銭湯に行くと、目の前で男が転倒。転がってきた彼のロッカーの鍵を、つい出来心で自分のものと交換してしまう。転倒した男、コンドウ(岡田)はそのショックで記憶をなくしてしまい、所持品から自分を桜井と思いながら生きることに。さらに雑誌編集長の香苗(実川)がコンドウと出会う……。今回はコンドウとして生きる桜井に厄介な依頼を持ちかける工藤に文学座の石橋徹郎、その手下である土屋に久保田秀敏が出演。石橋はひと筋縄ではいかない裏社会の男を、久保田はその有能な右腕を好演している。また、ふたりとももうひと役、かなり癖の強い役柄で登場し、ほかではなかなか見られない振り切った演技を見せる場面も。映画を舞台に仕立てるにあたって、キャラメルボックスが選んだのは「原作に忠実に演じる」こと。役者たちも「自分らしさを出そう」と気負うのではなく、映画に込められた魅力を再現することに楽しさを見出している様子が演技の端々に見てとれる。舞台を目で追っていると映画の記憶がところどころでよみがえり、それがシンプルなセットで表現された舞台にさらなる彩りを与える。一方で、映画を観ていない観客にとっては、これが映画原作であることが意外に感じられるかもしれない。それくらい、舞台ならではの表現方法も随所にちりばめられているからだ。特筆すべきは序盤、コンドウが記憶喪失に陥る瞬間の表現。CGにもワイヤーにも頼らない表現によって、ダイナミズムと笑いが同時に押し寄せる名場面が生まれている。またふたつの人生の交差を象徴的な白と黒のドアによって表現していく面白さは、まさに舞台でしか味わうことのできないもの。舞台俳優の桜井と、謎の仕事をするコンドウ。ふたりとも、演技すること、誰かの人生を盗んでその人になりきることを必要としている。そのため、セリフにはしばしば演技論に関する言葉が織り込まれている。そのセリフが発せられると、ふと映画で演じられた役柄を舞台で演じるというこの状況自体に意識が及ぶ。物語に現実が重なることで、思いがけない深みを与えているのだ。こんな構造のなかで役者たちが素直に演じることを楽しんでいる様子からして、この作品はキャラメルボックスにとって、新たなる代表作のひとつといえるのではないだろうか。ちなみに、舞台俳優の男が所属していた劇団について話すくだりにちょっとしたお楽しみが潜んでいるので、ぜひ注目してほしい。東京公演は3月12日(日)まで。3月18日(土)から20日(月・祝)まで大阪・梅田芸術劇場シアター・ドラマシティにて上演。取材・文/釣木文恵
2017年03月03日演劇集団キャラメルボックスの2017年第一弾公演が『鍵泥棒のメソッド』に決定した。本作は内田けんじ監督の同名映画(2012年公開)をキャラメルボックスが2014年に舞台化したもの。公演は東京と大阪で3月に開催される。キャラメルボックス『鍵泥棒のメソッド』チケット情報物語は腕利きの殺し屋・コンドウと売れない役者・桜井の人生がひょんな事から体が入れ替わり、事件に巻き込まれていく痛快アクションコメディ。キャラメルボックスにとっては、映画をそのまま舞台化するという初めての挑戦だったが、演劇ならではの手法や、舞台上で繰り広げられるスピーディな展開で初演は大成功を収めた。その人気作を来年、早くも再演。出演は畑中智行、実川貴美子、岡田達也ら劇団メンバーに加え、ゲストに文学座の石橋徹郎、若手人気俳優の久保田秀敏が決定。また、新しい試みとして「新人抜擢ステージ」を設定。入団2年目の山崎雄也と大滝真実を主演に据え、主軸が脇に回って支える未来のためのチャレンジステージを実施する。公演は3月2日(木)から12日(日)まで東京・サンシャイン劇場、3月18日(土)から20日(月・祝)まで大阪・梅田芸術劇場シアター・ドラマシティにて。「新人抜擢ステージ」は東京が3月4日(土)17:00と9日(木)19:00、大阪が3月19日(日)18:00の計3回。チケットは12月25日(日)発売開始。
2016年11月25日舞台『AZUMI ~幕末編~』で、キレのある殺陣とシリアスな演技で魅了し、おバカキャラのイメージをガラリと一変させた川栄李奈さん。初日が幕を開けるやいなや、その本格的なアクションと演技を絶賛するニュースやツイートがネット上を飾り、一度は目にした方も多いのではないでしょうか。そんな川栄さんがアクション女優として開眼した舞台『AZUMI』が、“斬新カウントダウンスペシャル AZUMI NEW YEAR PARTY”となって、年末年始に再び帰ってきます。川栄李奈さんが“あずみ”を演じた『AZUMI ~幕末編~』は、小山ゆうさんの人気コミックが原作で、“戦国時代編”の映画は上戸彩さん、舞台は黒木メイサさんがそれぞれあずみを演じました。今作は漫画の第二部である“幕末編”の初舞台化で、刺客として育てられた少女あずみが、激動の幕末にたった一人で立ち向かっていく物語です。今年8月にAKB48を卒業し、その翌月の舞台主演ということで上演前から話題となっていました。さらに、彼女をとりまく男性キャストがブレイク目前の若手イケメン俳優たちばかりが揃っていたため、そこでも注目に。NHK朝の連続ドラマ『マッサン』で注目を浴びた浅香航大さんはあずみが恋に落ちる坂本龍馬を演じ、『仮面ライダーオーズ』の主演で主婦層からの人気も高い渡部秀さんがあずみの双子の兄役、『テニスの王子様シーズン2』で注目を集めた久保田秀敏さんがあずみと敵対する新撰組隊士を演じました。さらに舞台を中心に活躍する早乙女友貴さんや町田慎吾さんたちもあずみの敵役として存在感を放っていました。そんな個性的なキャストたちが、イベント“斬新カウントダウンスペシャル AZUMI NEW YEAR PARTY”で再び一堂に会します。『AZUMI』本編で魅せた壮絶な殺陣を再現したり、当時のエピソードを語るトークショーがあったりと、舞台のもう一段上の魅力を楽しめる内容になるようです。ほかにも、“もちつき大会”や“羽子板バトル大会”など、川栄李奈さんのもうひとつの魅力であるおバカキャラを発揮できそうな企画も満載ですので、舞台を観に行くことができなかった人も楽しめそうです。12月31日(木)から2016年1月4日(月)にかけてZeppブルーシアター六本木にて開催。チケット発売中です。
2015年12月22日2016年1月29日(金)より東京・天王洲 銀河劇場にて上演される『私のホストちゃんTHE FINAL~激突!名古屋栄編~』。前代未聞の“指名・ランキング制”で話題を呼んできた本シリーズの完結篇となる今回、ラストを飾るにふさわしい豪華ゲストの出演が決定した。【チケット情報はこちら】前作、福岡中洲篇で余命半年を宣告されたホスト役を演じた松岡充(華音役)が、2月2日(火)昼・夜の2公演に出演し、この日限りのオリジナルストーリーを展開する予定だ。そのほか2月9日(火)昼・夜公演に松下優也、2月5日(金)夜公演に荒木宏文、1月31日(日)夜公演にSOLIDEMOのゲスト出演が決定。さらに、東京・大阪・愛知にて追加公演の開催も決定した。『私のホストちゃん』は、人気モバイルゲームからドラマ化を経て2013年に舞台化。ホストのきらびやかで厳しい世界をコメディ・タッチで描き、歌やダンスだけでなく、その場のアドリブでお客さんを実際に口説く“口説きタイム”などを導入し、臨場感溢れる演出で人気を博しているライブ・エンターテインメント。今回ホストに名を連ねるのは、なんと史上最多の20人。“不動の人気No.1”夕妃(廣瀬智紀)、“甘いマスクの王子様”咲夜(平田裕一郎)、“ふんわり系九州男児”流星(久保田秀敏)、“孤高の一匹狼”隼人(五十嵐麻朝)、“濡れた瞳の不思議系”深雪(染谷俊之)など、前作の人気メンバーも再び登場。今回発表された追加公演の一般販売は2016年1月10日(日)より。■舞台『私のホストちゃんTHE FINAL~激突!名古屋栄編~』【公演日】<東京公演>2016年1月29日(金)~2月14日(日)天王洲銀河劇場(東京都)<福岡公演>2016年2月20日(金)ももちパレス大ホール(福岡県)<大阪公演>2016年2月27日(土)~28日(日)森ノ宮ピロティホール(大阪府)<名古屋公演>2016年3月1日(火)~2日(水)名古屋市芸術総合センター(愛知県)【追加公演※計4公演】東京・2月2日(火)13:30公演 / 2月9日(火)19:00公演大阪・2月26日(金)19:00公演名古屋・3月1日(火)14:00公演【ゲスト出演】SOLIDEMO (※出演メンバーは後日発表)1月31日(日)17:30公演松岡充 2月2日(火)13:30公演/18:30公演荒木宏文 2月5日(金)18:30公演松下優也 2月9日(火)14:00公演/19:00公演
2015年11月27日劇団ポップンマッシュルームチキン野郎とぴあががっちりタッグを組んで演劇作品を手掛ける期間限定プロジェクト“ポップンマッシュルームぴあ野郎”による舞台『錆びつきジャックは死ぬほど死にたい』のゲネプロが、10月28日、初日舞台の直前に行われた。【チケット情報はこちら】今作は、何千年もの時を生きた機械人間ジャックの物語。古代ローマ文明から現代の東京まで、次々と時代が移り変わり、様々な人間模様が繰り広げられる。そんな中で、ジャックが機械人間として生まれたいきさつや、数千年の間何をして過ごしていたのか、次第に明らかになっていく。そんな壮大なストーリーも蓋を開ければ、2013年・2014年の黄金のコメディフェスティバルでグランプリを受賞した当劇団とあって、至る所にふんだんに笑いが盛り込まれている。ばかばかしくもナンセンスな笑いや突拍子もないキャラクター設定に最初は戸惑いながらも、ジェットコースターのように展開する物語と絡み合い、いつの間にやら彼らの世界に引き込まれていく。彼らの持ち味のひとつである超ド派手なメイクは、ハロウィーン期間ということもあり、これまで以上に盛ってパワーアップ。演者が誰なのかわからないほどの濃いメイクと大がかりな衣装をしたモンスターたちが登場し、物語を盛り上げた。脚本・演出は、映画『日々ロック』やNHKアニメ『ガッ活!』の脚本など多方面でも活躍する劇団主宰者の吹原幸太。今作では多くのゲストキャストを迎え、ミュージカル『テニスの王子様 2nd Season』の久保田秀敏がジャック役となり、数千年の長きにわたり存在し続ける孤独な主人公を演じる。当劇団3度目の出演となる萩野崇は敵役となり、まさにはまり役となる熱演を見せた。本作でコメディ初挑戦となる水石亜飛夢も随所で観客の笑いを誘った。また、舞台とは別にイベントも盛りだくさん。仮装して観劇すると終演後にキャストと一緒に集合写真を撮影できたり、出演者と楽しむ仮装パーティ(10分)や、「ポップンダイナマイト」(30分)という劇団お馴染みのアフターイベントが用意された上演回も。『錆びつきジャックは死ぬほど死にたい』は、11月3日(火・祝)までCBGKシブゲキ!!にて上演。全11公演。チケット発売中。取材・文:門 宏
2015年11月02日10月28日(水)に開幕する、舞台『ポップンマッシュルームぴあ野郎「錆びつきジャックは死ぬほど死にたい」』。映画『日々ロック』やアニメ『ガッ活!』の脚本で知られる吹原幸太が主宰を務める劇団「ポップンマッシュルームチキン野郎」とぴあの共同プロデュースで行われる作品だ。【チケット情報はこちら】同劇団は、2012年度サンモールスタジオ最優秀演出賞、2013年度黄金のコメディフェスティバル最優秀作品賞、優秀演出賞を受賞するなど、勢い十分。独特で強烈なメイクと大がかりの衣装、スピード感のある舞台演出、そしてぐいぐい引き込まれる脚本が特徴だ。今作は、ドラマ『私のホストちゃん』やミュージカル『テニスの王子様 2nd Season』の久保田秀敏、元・宝塚歌劇団雪組娘役トップの愛加あゆ、同じく『テニスの王子様2nd Season』の水石亜飛夢、同劇団の作品は3回目の出演となる萩野崇らをゲストに迎え、古代ギリシャ時代に機械人間に改造され、永遠に生きることになった男・ジャック(久保田)が見てきた数千年の物語を描く。開幕を約2週間後に控えた10月15日、都内で公開舞台稽古が行われた。今作ではまず全体の流れを作ってから、1シーンごとに丁寧に作り直す、新たなスタイルでの芝居作りに挑戦しているという。この日も1シーン通しては、台詞回しや動きのひとつひとつを、脚本・演出を手掛ける吹原が丁寧にブラッシュアップ。何を目的とした台詞なのか、何を強調した動きなのかを役者と確認し合うことで、より深く芝居が作りこまれていく。ときにはひとつの台詞について、吹原と役者たちがアイデアを出し合いながら詰めていく場面も。途切れない緊迫感の中でも稽古場の雰囲気は和やか。役者それぞれが考えているというアドリブに稽古場が笑いに包まれるなど、舞台を見つめる目に期待がこもっている。全員がこの作品を楽しんでいるのだと感じた。物語の舞台は、久保田演じるジャックが数千年生きる中で見てきた、いくつもの時代の場面が次々と移り変わっていく。輪廻転生で生まれ変わる人々は、死ぬことのできないジャックだけが知っている顔ぶれ。その人々が生きる各時代は永遠のようで実ははかなく、だけどどこかでつながっている。公演時間2時間の中で描かれるいくつもの物語は、ひとつひとつが鮮やかだ。同劇団にはなくてはならない笑いのシーンは、取材しながら思わず吹き出してしまう瞬間がいくつもあった。また、役者たちはいくつもの役、いくつもの時代の人間を演じることになり、同劇団ならではの個性的な衣装も楽しみにしたい。ちなみに上演期間はハロウィーンど真ん中、劇場のある渋谷は仮装した人達でごった返す時季だ。なので(!?)、仮装して来場すると終演後の写真撮影会に参加できるという特典も(全公演日)。終演後に出演者との仮装パーティーが楽しめる日なども設定されている。HPで確認してほしい。公演は10月28日(水)から11月3日(火・祝)まで東京・CBGKシブゲキ!!にて。取材・文:中川實穗
2015年10月21日ド派手で愉快でナンセンスで重厚、ときに切ない舞台を紡ぐ、劇団ポップンマッシュルームチキン野郎がハロウィンに放つのは悠久の時を生きる機械人間の物語──壊れかけながらも彼はなぜ、存在し続けるのか?主演・ジャックに久保田秀敏、彼と深く関わる幸雄に水石亜飛夢。脚本・演出・出演を手がける劇団主宰の吹原幸太。鍵を握る3人が登場。チケット情報「ずっと劇団の方々とお芝居をしたかったのでとてもうれしい。コメディタッチの作品なのでぶっとんだ演技をしたい」と意気込む久保田、「顔合わせで皆さんのお名前を聞いて、ぼくの亜飛夢という名が全然目立たなくてびっくりしました……独特の世界観の中で新しい自分を出せそうでうれしいです」と驚く水石。そんな彼らに「サファリパークに猫を放り込む気持ちでいます」と吹原。しかし「舞台が終わる頃にはチーターになっているはず!」と期待も寄せる。久々の共演となるふたりだが「やっぱり、秀さんはかっこいいなあ、と思いました。追い付け追い越せで引っ張ってもらい、幸雄の成長を見せられるよう付いていきます」と真摯に語る水石に「なに言ってんの(笑)。亜飛夢こそすっかり大人びて、まだ十代なのに末恐ろしい……追い付かれないようケツ叩かれながらがんばります」と久保田が返す。一方、吹原も「久保田さんは主役として爆発する情と情報量を込めた演技をするはずです!男同士で気持ち悪いんですが(笑)、手に手をとって片時も目を放せないジャックを創りたい。水石さんにはうんと汗をかいてもらいます。まだまだ若くて内にくすぶる熱があると思うので舞台の上で心の底から吠える、そんな演技を見せます」と断言。ジャックが暮らすのは吸血鬼や狼男らが集うフリークス劇団──というわけでハロウィンだけに、観客の仮装も大歓迎!「最近の渋谷の盛り上がりはまるで寺山修司の世界のようです。その街にある劇場で、とてつもない大人の本気の文化祭を贈ります。見終わったあと、世界が変わって見えるくらい楽しませます」と吹原。水石も「全力で振り切る姿を届けます!」と決意を見せ、久保田も「この仕事は実はなくてもいいもので、でもだからこそ、やる意味を考えて大切に演じます。うんと感情を動かしてほしい、いや、僕らが動かしてみせます」と語った。そんな、心弾む舞台は10月28日(水)から11月3日(火・祝)まで東京・CBGKシブゲキ!!にて上演。チケット発売中。取材・文:おーちようこ
2015年09月25日10月28日(水)より東京・CBGKシブゲキ!!で、舞台『ポップンマッシュルームぴあ野郎「錆びつきジャックは死ぬほど死にたい」』が上演される。【チケット情報はこちら】同公演は、映画『日々ロック』などの脚本で知られる吹原幸太が主宰を務める劇団「ポップンマッシュルームチキン野郎」とぴあの共同プロデュースで行われる。学者によって機械人間に改造され、死ぬ事ができなくなった男、ジャック役を俳優の久保田秀敏が務める。そのほか、女優の愛加あゆ、俳優の水石亜飛夢、萩野崇などが出演。同公演の上演に際し、脚本・演出・出演を務める吹原は「ハロウィンの渋谷で、最も派手で過激で楽しい空間…それがポップンマッシュルームぴあ野郎が『錆びつきジャックは死ぬほど死にたい』を上演するシブゲキです。古代ギリシャの天才学者・アルキメデスによって機械人間に改造され、永遠に死ぬことを許されなくなった気弱な男が、悠久の時の中で様々な事情を抱えた人々と繋がり、人生の意味を見い出していく…そんな物語を観て、アナタも人生観をひっくり返してみませんか。最高の俳優達と最高の舞台作品を作ってお待ちしております」とコメントを寄せている。舞台『ポップンマッシュルームぴあ野郎「錆びつきジャックは死ぬほど死にたい」』は10月28日(水)から11月3日(火・祝)まで、東京・CBGKシブゲキ!!にて上演。チケットは発売中。
2015年09月03日本谷有希子が2005年に発表した同名戯曲を読み直す「リーディング公演『乱暴と待機』」が7月10日(金)、赤坂RED/THEATERで開幕。初日に主役を務める久保田秀敏に話を聞いた。リーディング公演『乱暴と待機』チケット情報舞台版『心霊探偵八雲』シリーズで主演するなど、着実に舞台でのキャリアを積んできた久保田。意外にもリーディングは苦手なのだという。「音読が学生時代から苦手だったんです。でも、最近、周りでもリーディング公演が増えてきていて、興味をもちかけたときに、今回のお話を頂きました。俳優として苦手だからと避けていちゃいけな、リーディングを経験することで、自分も変わる部分もあるのではないかと思いました」と今回の舞台に期待を寄せる。作品は2005年に上演後、小説家でもある本谷が2008年に小説版を発表。2010年には浅野忠信の主演で映画化もされている。兄妹をよそおい一緒に暮らす山根英則と緒川奈々瀬の物語。山根はマラソンに出かけるといっては屋根裏に潜み、奈々瀬を覗き見するのだが、山根に負い目を感じている奈々瀬はそれを黙認している。戯曲を読んで久保田は「これまで、経験したことないタイプの作品」と話す。「舞台と映画のDVDを見て、小説も読んだのですが、とにかくまず話自体がすごく面白い。非日常というか、言い方は悪いですがまともじゃない人間たちの絡み合いを描いている。ぼくが舞台でやりたいタイプの作品だなと思いました。ちょっとした人への視点や、緩急のつけ方、表現の幅の出し方がすごくて、演じる側にとっては難しいですね」久保田が演じる山根役は多田直人(演劇集団キャラメルボックス)とのダブルキャスト。「同じ役ですけど、捉え方も表現の仕方も違いますし、ああ、そういう表現もあるんだと、勉強になります。でも、それをまねしても、ダブルキャストの意味はないので、自分なりの山根というキャラクターを、自分をいかしつつ作りたいです」やがて、山根と奈々瀬のもとに山根の同僚・番上と、その恋人・梓が現れると、ふたりの奇妙な関係は微妙に変化していく。「山根は、番上くんや梓ちゃんとは違った世界を生きている人で、そんな世の中の見方があるんだなあと、稽古をしながら山根から発見しています」と手ごたえを話す久保田。「今までやったことない役柄、方法に取り組むことで、自信とか何かが自分の内側からにじみでてきたらと。ぼくは、自分から進んでぐいぐい行くタイプでも、わちゃわちゃ騒ぐタイプでもないのですが、台本さえあれば何でもやれる。やりたいことを貫き通していきたいと思います」と気合を入れた。公演は7月10日(金)から12日(日)まで。久保田の出演は10日(金)の昼夜2ステージ。
2015年07月09日6月20日に公開される特撮映画『KIRI -「職業・殺し屋。」外伝-』の完成披露舞台あいさつが9日、池袋・HUMAXシネマズで行われ、釈由美子、久保田悠来、文音が登壇した。『KIRI -「職業・殺し屋。」外伝-』は、漫画誌『ヤングアニマル』(白泉社)で連載中の西川秀明による漫画『職業・殺し屋。』を原案とする特撮映画で、メガホンをとるのは、国内外の特撮・アクション映画界で絶大な支持を誇る坂本浩一監督。古武道の黒帯を持つ釈由美子が主人公・キリとして、『修羅雪姫』以来14年ぶりに本格アクションに挑戦している。キリと対峙する殺し屋役リョウ役は、『仮面ライダー鎧武』の呉島貴虎/仮面ライダー斬月役も記憶に新しい久保田悠来が担当。キリの妹分・ルイを演じる文音は本作が本格アクション映画デビューだが、母親である元祖アクションヒロイン・志穂美悦子の血を受け継ぐ注目株だ。釈は役柄について「キリは幼少の頃にさらわれて、殺し屋として育てられました。心に孤独を抱えていますが、強さの中にも儚さや憂いがある、かっこよさの奥で瞳が濡れているようなキャラクターを目指しました」と説明。キリのアクションの注目は、ナイフを使った殺陣で、釈は「古武道とは型が違うんですが、監督と打ち合わせを重ねながら教えてもらいました。独特の動きがあるんですが、映像の中で見ればちゃんとアクションしていると思います」とアクションにも自信をのぞかせた。久保田が演じるワイヤー使いのリョウは二面性があるキャラクター。久保田は「演じ分けにバイトの掛け持ち感がありましたが、いつでも心は変態サラリーマンのつもりで演じていました。変態サラリーマンは違和感なくできましたよ」と語ると、会場は大爆笑。女性陣が真冬の撮影にも関わらずショートパンツにキャミソールのような衣装だったのは、坂本監督の趣味? と振られた久保田は「間違いないですね」と、ニヤリとしながら断言していた。久保田はワイヤーアクションにも挑戦しており「ワイヤーは絡まりやすいし、扱いを間違えると怪我もすると思うんですが、その努力が画面には全く出ないのがポイントですね」と語るが、共演者たちから「CGでも良かったんじゃ?」というつっこみがあったらしく苦笑いしていた。文音は役柄と撮影の苦労について「撮影が12月の半ば、山梨の山奥だったんです。でも女性陣はショートパンツにキャミソールとかなので、震えながらアクションをしたのをとても覚えています。ルイは怒りと悲しみ、闇を抱えた女の子なので、スクリーンの中で表現できていたらいいなと思いました」と振り返る。普段撮影の際には母・志穂美悦子にアドバイスをもらうこともあるが、今回はその暇もないほどタイトなスケジュールで充実した撮影だったことを明かしていた。舞台あいさつの後半には、釈と久保田のサプライズバースデーも。釈が「(久保田と)誕生日が近いからサプライズがあるんじゃないかと思ってました」と語ると、久保田は花束を受け取りながら「(サプライズに)生まれてきて良かったと思いましたが、この映画が『殺し屋。』なのは皮肉ですね」と大人のコメント。締めのあいさつでは久保田が「映画の中で躍動する女性陣の鍛えられた肉体を見て、会場の女性の皆さんは『キリザップ』で鍛えてもらえたらと思います」と笑わせ、最後は釈が「皆さんも学校や会社、ご家庭で戦っていると思うので、一緒に戦っている気持ちで楽しんでもらえたらと思います」ときっちりと締め、劇中で敵対しているとは思えないコンビネーションを見せていた。映画『KIRI -「職業・殺し屋。」外伝-』は、6月20日より全国公開予定。
2015年06月10日