メディアで話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロがほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「恋愛と仕事の両立はできるのでしょうか」という、かじのさん(28歳 公務員)のお悩みに心屋塾上級認定講師の志緒村亜希子さんがアドバ イスしてくれました。■かじのさん(28歳 公務員)のお悩み仕事と恋愛の両立はできるのでしょうか。私には夢があります。独立して会社を持つことです。けれど、それがうまくいってしまったら、女性の幸せを逃しそうで怖いです。結婚や出産もしたいし、夢も叶えたいです。どうしたらいいでしょうか。■心屋塾上級認定講師の志緒村亜希子さんよりかじのさん、こんにちは。「夢がある」とはっきり言えること、とっても素敵です。その上で結婚も出産もしたい。女性にとって、仕事とプライベートの両立は永遠のテーマですよね。そんなかじのさんの「ステキ」を更に解き放つこんな言葉をプレゼントします。次の言葉を、良かったら口に出して言ってみてください。「私の仕事が上手く行くと、女として更に充実しちゃうかも!」…言ってみて、どんな思いが浮かびましたか? 「そうかも!?」とテンションが上がる感覚があるようあれば、この言葉をしばらくお守りにしてみてください。反対に、「そうは言っても…」と少しモヤッとした場合、どのような言葉が浮かんできましたか? 例えば心の中に「そうなれば嬉しいけれど、そんなに簡単に行かない」と感じている部分はありませんか? ・仕事を楽しむと恋愛がうまくいかない・仕事と恋愛どちらかを選ばなければならない・どちらもうまく行かせることは無理そう心の中で自分が勝手に「決めて」いる部分はありませんか? 実はこれ、自分に暗示をかけている状況と同じなのです。あなたは誰かを見て、誰かの話を聞いて、こう思うような状況を見て、そう思ってきただけなのかもしれません。実は私もそう思ってきました。女性にとって仕事とプライベートの両立はとても難しい。何かを犠牲にしないと成立しない、と。ところが今は仕事もプライベートも充実させ、若くして結婚し、優しい旦那様との間に子供を授かりつつ、実業家として活躍している女性が私の周りにはたくさんいます。両立させるには、大変なことも実際あります。それでも彼女たちは何より自分のやりたいことを思いきりやりながら、家族に囲まれている今を心から楽しんでいます。これからは、思い込みや不安を増長させるようなケースではなく、あなたがまさに描いている理想の人生を歩んでいる人たちを、その目でたくさん見て話を聞いてみてください。有名人であればネットや本で読んで下さい。その上で「でも私はあんな風にはできない」「あの人たちは特別なんだ」と思うのであれば、元々ある不安を握っていたいのかもしれません。しかし今のかじのさんは、まさに新しい価値観を自分にインストールしようとされているのだと思いました。自分の古い思い込みとは真逆を生きている輝く女性にたくさん影響され、自分の世界をたくさん広げてみてください。その活動の中に運命の人へと繋がる赤い糸が紛れ込んでいたら、尚楽しいですね。夢が叶いますように、心から応援しています。【特集】 凍えたココロがほっこり温まる、心屋仁之助 塾 【質問募集】 心屋仁之助 塾 一門にお悩みを相談したい方はこちら
2013年12月31日仕事をしながら子育てをする女性にとって、その両立は至難のワザ。「子供と過ごす時間が少なくて大丈夫? 」という想いと、「仕事でも周りに迷惑をかけたくない」というジレンマと、常に戦っています。保育園にお迎えに行って帰宅すればご飯の準備をしなくてはいけないから、本当は見せたくないけれどテレビやDVDをつけ、ご飯を食べさせてお風呂に入れ、寝かしつけて、やっと1日が終わる…。一緒にいる貴重な時間をどう有効的に使えば、自分も、子供にとってもハッピーでいられるのか…。仕事をしながらでも、ふたりの絆をもっともっと強くするコツを、話題の脳科学者、黒川伊保子さんにお聞きしました。■子どもに、母親を独占させる時間を作る働く母親にとって最も大事なのは、子どもとの時間に仕事を持ち込まないこと。子どもと関わっている時間に、携帯電話を鳴らさない。メールを見ない。どうしてもというときは、トイレに行って隠れてする(不倫みたい? )くらいの覚悟が必要です。子どもには、母親の"意識"を独占していると感じる時間が必要です。ただ一緒にいるだけじゃダメ。その時間が僅少でもいい。決まった時間帯に、安定して母親の意識を独占していること。これが、子どもの精神の安定を作ります。精神が安定していれば、ぐずらないしキレないから、手がかからない。集中すれば、かえって時間のコスパが上がります。保育園の帰り道、料理の時間、お風呂の時間、添い寝の時間。とにかく、全身全霊で、子どもを感じてあげてください。母親が自分を思っていてくれることを、子どもは肌で感じます。それは、時間の長さではなく大事なのは、定番の時間。「この場所、この時だけは、母親は自分のもの」という安心感なのです。生活のどんな時間にも、常に携帯電話が鳴ったり、メールを見たりしていては子どもに安寧の「定番時間」が訪れません。兄弟がいるこの場合も、10分でいいから(あるいは週末にまとめて1時間か)、母親を独占できる定番の時間を持たせてあげましょう。たとえば、弟を先に寝かしつけて(この時間は弟に集中)、15分後、兄は兄で寝かしつけるとか…。子育ての第一のコツは、僅少でもいい、週末の帳尻合わせでもいいから、「定番の母親を独占させる時間」を作ること。つまり、働く母親でいることは、まったく不利ではないのです。四六時中傍にいても、子どもに集中できない母親なら(自分の理想を押し付けて、現実の子どもを見ていない母親も一緒)、子どもに安寧を与えられません。一極集中できる働く母親の方が、専業主婦より、ずっと子育て上手だったりします。今の母親たちは、携帯やスマホがあるから、知らず知らずのうちに「定番の安寧時間」のない子育てをしているのでは? そんなの数分よ、と思うかもしれないけど、あるときは散歩の途中、あるときは料理の途中という不確定性が問題。子どもの脳に、「定番」が出来上がらないんです。これは、携帯電話と生きる21世紀人類の最大の育児トラブルだと私は思っています。会社の同僚にも、「私は、18時以降は基本、メールを見ません。でも、明け方、見て対応しておきますから」と宣言しておきましょう。タスク処理なんて、夜中に処理しても、明け方処理してもかわりませんよ。もしも、管理職で、夜中にスタッフの完了報告を受けて、帰ってもいいかどうかの判断をしてやる必要があるなら、子どもに、ちゃんと事情を話して、子どもから時間をもらうべきです。「ママの部下に帰ってもいいよ、って電話かけてあげなきゃいけないの。いい? 」と確認して。相手が赤ちゃんでも。なお、子どもに集中する時間を確保するためには、家事は大いにサボってください。我が家の息子は、家事が片付かなくてテンパって、息子に向かってキレまくる私を優しく抱きしめて、「ママ、落ち着いて。おいらは、ママに抱きしめてほしいだけなんだ。おうちなんて汚くてもいい」と言ってくれてました(涙)。ちなみに、我が家の「母親独占時間」の筆頭は、本の読み聞かせ。息子の15歳(おとな脳完成期)の誕生日に「今日で子育ては終わり。後は親友になろうね。ところで、私の子育ての何が一番良かった? 」と聞いたら「絵本を読んでくれたこと。ずいぶんたくさん読んでくれたよねぇ」と答えてくれました。ちなみに、テレビやDVDを見せてしまうことについては、電子画面の耐性については個人差があるので、いいとも言えないし、悪いとも言えません。要は、子どもを観察しておくことです。子どもが、キレやすい、疲れやすい、根気が続かない、食事に集中しないといった症状を呈しない程度なら、問題が無いとみていいように思います。目安としては、就寝時間の1時間前には止め、早寝・早起き・しっかりご飯・絵本の読み聞かせの邪魔にならない程度なら、多くの場合、問題ないはずです。■頼りにして甘えて、自分の相談役にする私は、早くから、会社での困ったことや、新商品開発の話なんかを息子にして、息子の意見やアイデアをもらってました。たとえ、3歳の子でも、びっくりするような慧眼を見せてくれたりします。「ママのスタッフ、ママの言うことがわからないみたい」とかいうと、「おいらも、ママの話、ちょっとなぞのときがある」「え? どんな? 」なんて話が進み、意外なアドバイスをもらうことも。商品のアイデアなんて、奇想天外で素敵。小学校1年のときは、自動車部品会社のクライアントを持っていた私に「電気がなくても永久に回るファン」を発明したから、特許取っといて、と理解不能な図面を渡してくれたりしました。時には実際に役に立つアイデアもたくさんもらいましたよ。連載エッセィのネタに詰まると、本当、いろいろ考えてくれたなぁ~。そんなわけで、彼は母親の相談役だと思ってるから、相談を持ちかける態で話をすると、ことはスムーズ。「ママさぁ、明日朝いちばんの飛行機に乗らなきゃいけなんだけど、眠れそうにないんだよね。困ったな」とか言うと「一緒に寝てあげるから早く早く」と布団の中に入ってくれる(微笑)。そのまま、彼は優しくて素敵な22歳になり、今や、かけがえのない正真正銘の相談役。料理はプロ並み、機械いじりはバイクを組み立てるくらいは朝飯前だし、ことばのセンスも、経営センスも、遥かに私を凌駕してるし。頼りにした方がことがスムーズだから、作戦で頼りにしてきたけど、結果は予想以上。世界中、どこに言っても、食べていける男になりましたね。手作りのご飯が、優秀な脳と親子の絆を強める。■時間が僅少だからこそ、手を抜いてはいけないのが食生活食事を手抜きしていては、子どもは不機嫌でぐずるし、理解力も不足するため、かえって、子どもにかかる時間が増えます。子ども自身は、成績も伸び悩み、運動能力もいまいちになり、かわいそう。ママやパパの能力も、食事に大いに影響を受けます。なかでも、朝ごはんを食べないのと、朝ごはんにいきなり甘いものを食べるのは要注意。前者は脳のエネルギーが枯渇して、頭が悪くなると共に、背が伸びず、筋肉もつきにくくなります。後者は、脳にエネルギーを届ける血糖の値が乱高下し、躁鬱のような状態をもたらします。(食べた直後はとても元気なのに、ほどなくだるくなり、やがてムカついてキレる)ごはんは、朝ごはんに限らず、野菜や海草、大豆製品(豆腐、枝豆)などの低GI食品とタンパク質(特にたまご、豚肉は脳にいい!)を欠かさないこと。また、夕飯のあと、甘いもの(アイスクリームや果物)を食べると寝ている間に血糖値が乱高下し、ちょうど朝目覚めの頃、低血糖になるので、目が覚めません。朝、寝起きが悪く、機嫌が悪い子の多くが、夜の糖質食を習慣にしています。一日は誰にでも等しく24時間しかありませんが、正しく食べれば脳の力は倍増し、一日にできることは何倍にもなるのです。時には手抜きでいいけれど、手の抜き方にも知恵の利かせようがある。外食や弁当でも、バランスを考えて、あれこれメニューを組み合わせてあげる余地があります。日々の食のサポートには、「大切にされている」と感じさせる効果があります。「大切にされた」という記憶は自尊心をつくり、自分や自分に関わる人を大切にしてくれることに。安易に非行に走るのを、止める力にもつながります。一緒にいる時間が短かったとしても、ときにはごはんを手作りできなくても、「思いと知恵を添えれば」、ちゃんと効果も出るし、見えない愛情の絆で結ばれていきます。たとえ、100%手作りしていても、ずっと傍にいても、意識の集中が足りなければ意味がない。専業主婦でないことに、引け目を感じなくても大丈夫ですよ。黒川 伊保子さんプロフィール:(くろかわ いほこ)奈良女子大学理学部物理学科卒業。株式会社「感性リサーチ」代表取締役。人工知能の研究に携わったのち、脳と言葉の研究を始める。語感と人間の意識の関係を発見し、独自のマーケティング論が各企業からの注目を浴びる。ユーモアを織り込んだ的確なコメントや、女性ならではの柔らかな感性、言い回しに雑誌やラジオほか、テレビでも引っ張りだこ。朝日ワイドスクランブル火曜日レギュラーとしても活躍。最新刊、「キレる女 懲りない男-男と女の脳科学」(ちくま書房)も好評。(取材・文:安田 光絵)
2013年09月07日経済力に自信がないという男性が増え、それが独身率の増加につながっているという調査結果もある現代の結婚事情。そんな背景から、男性たちは昔のように「守ってあげたい女性」ではなく、一緒に支え合える「働く女性」に目を向けているよう。ただ、働くキャリアを持った女性といえば、ハードな仕事と家事や育児の両立は? 忙しくても旦那さんとの関係はうまくいく? ……と不安に思っている人も多いのでは?今回は、キャリア女性の中でも働く女性の代表という印象のある看護師に、居心地のいい家庭をつくるコツを聞いてみました。ぜひ、参考にしてみてくださいね。■感謝の気持ちをオーバーなぐらい表すSさん(42歳)は、看護師歴22年のベテラン。プライベートでは、26歳の時に友達の紹介で出会った男性と結婚し、3人の子供を育てています。独身時代は都心の大病院でバリバリ働き、結婚後は転勤族の旦那さんについて行き、転勤先でもスキルを活かして、その土地毎で看護師を続けています。「普段から、気を付けているのは『決して上から目線にならない』こと。2人で働くことで家計はかなり助かっていますし、正直なところ、主人より私の収入の方が上なのです。ですが、私が働き続けていることで、主人には家事や育児を協力してもらっていますし、我慢させてしまっている事もあります。それを忘れずに、手伝ってもらっても当然の事と思わず『ありがとう、助かったよ』とどんな時でも必ず言うようにしています」家族だから協力するのが当たり前と…ついつい感謝の心を忘れてしまうもの。「私も働いているんだし、やってもらって当然! 」と思わずに、その都度お礼を伝えることを忘れないようにする事が大事なようです。Sさんのように旦那さんより収入が多い場合は「上から目線」にならないように、特に注意が必要です。男性のプライドを守りつつ、上手に頼れるといいですね。■完璧を求めず適度な手抜きが大事夫を上手に立てながら家事の協力を得ているSさん。仕事と家庭を両立するにあたり、ほかに何か心がけていることはないか聞いてみました。「秘訣というとおおげさですが、唯一言えるのは一人で抱え込まないこと。日々の家事も子育ても、女性がひとりでやるのは大変です。“自分も仕事をしているのになぜこんなに大変な思いをしなきゃいけないんだろう”と思うと、どうしても態度や表情に出てしまいます。でも、私がピリピリすると家族の間で衝突が起きてしまうので、だったら最初から、“私はあなたたちにこうして欲しい”と伝えた方がいいんです。例えば、子供が受験時期でも、家の手伝いをしてもらいます。その代わり、“頑張ってくれてありがとうね”と必ず言うようにしています。それは主人に対しても一緒ですね」また、Sさんは、“適度な手抜き”を推奨すると言います。「食事も、仕事が忙しい時は、できあいのものを利用することがあります。そのかわり、時間がある時は、心をこめて料理を作ります。そういったメリハリは大事なのではないでしょうか」■作業を細かく分けて、具体的にお願いをする「まずはお願いする内容をできるだけ細かくします。例えば『部屋の掃除』ではなく、『玄関の靴箱の整理』や『リビングの掃除』のように作業を分散する事で、気持ちの負担が軽くなります。さらに、無理のない範囲で時間制限を設け『いついつまでにこれをお願い』といったように締め切りがあると、『やらなきゃ』という気になってくれるみたいです」「注意として、手伝ってもらった作業に不満があったとしても、ある程度は我慢をする事。服の畳み方や物の整理の仕方がついつい気になる事もありますが、旦那さんのやる気を削がない様に気を付けて下さい。ここでもやはり感謝の気持ちを忘れずに」細かく作業を分けて役割を決めたり、時間制限を設けたりするのは、テキパキと仕事を行う看護師という職業だからこそかもしれませんね。そういったSさんの接し方に効果があったのか、Sさん一家は旦那さんも子供も家事を手伝うことに協力的だそうです。忙しいと、自分の大変さを相手にわかってもらいたいとピリピリしてしてしまいがち。しかし、それをストレートに言って“強制的にやらせる”のではなく、旦那さんや子供が“気持ちよく手伝ってくれる”ような言い方ややり方をすることで、結局は自分にとっていい状況となるようです。このテクニックを使って、仕事と家庭を楽しめる賢い女性を目指しませんか?■今回ご紹介した以外にも、恋愛術や生活の知恵など、ナースの意外な情報を大公開中! ナースフル×ウーマンエキサイト特別企画ページ ■取材協力: リクルートの看護師求人・転職パートナー「ナースフル」
2013年02月19日コンビニエンスストアのファミリーマートが運営するインターネットショッピングサイト「ファミマ.com」()では、株式会社カジタクが提供する家事代行サービスのパッケージ商品「家事玄人(カジクラウド)」を2011年11月8日(火)AM11時より販売開始した。「家事玄人」は、クリーニング、お掃除などのプロが行う高品質な家事代行サービスを、「商品」として購入できるようパッケージ化。一律価格でサービス内容・価格が分かりやすいのが特徴だ。ご家庭での家事の手間を軽減するほか、両親や祖父母へのギフトとしても最適。年末の大掃除を控えたこれからのシーズンにぴったりのギフトとなるだろう。【商品内容】■家事玄人 ぽわぽわ保管付衣類クリーニングパック(6点)税込価格:¥6,300内容:衣類6点をクリーニングし、最長9ヶ月間お預かりします。■家事玄人 ぽわぽわ保管付衣類クリーニングパック(15点)税込価格:¥12,600内容:衣類15点をクリーニングし、最長9ヶ月間お預かりします。■家事玄人 ふわふわ保管付布団丸洗いパック税込価格:¥12,600内容:防ダニ加工付の布団3点丸洗い。最長9ヶ月間、最適な環境で保管。■家事玄人 らくらくお掃除セレクトパック税込価格:¥12,600内容:専門のプロが訪問して掃除を行う「お掃除メニュー」4種類(きらきら浴室パック/つやつやレンジフード洗浄パック/ぴかぴかキッチンパック/すやすやエアコンカビ取りパック)からひとつを選べるギフト商品。商品の詳細は、ファミマ.comのホームページにてURL:※「家事玄人」のサービス内容を動画にてご紹介プレスリリース提供元: PR TIMES
2011年11月08日家事と仕事の両立。一番大切にしたい子育ての時間。時間はいくらあっても足りず、その中で自分の時間は減っていくばかり…。子育てをするようになってそんなふうに焦っていました。自分の時間だって充実させたいし、ママが自分の世界を持っていた方が育児もうまくいく。何も考えずにだらだらと家事を進めていた私がそう思うようになったのは、収納を整え始めた頃から。子育て中心の生活にさらに仕事を持つようになり、そこで思い知った時間の大切さ。そして、暮らしと仕事との時間のバランス。今日は、整理収納アドバイザーとして収納を整えることで得た、時間の整え方についてお話ししたいと思います。収納を整えたことで、時間も整うようになった、うれしいお話。家事の引き算をする暮らしの軸は子育て。仕事を始めるにあたり悩んだのが、子育てベースの生活に、仕事時間をどうやって作るかということ。当時、末っ子はまだ2歳。長男小4、次男小1という、まだまだ手のかかる男の子3人の、週末ワンオペ育児真っ只中!という時期でした。これ以上時間をつくるのは無理。「それなら、家事の引き算をしよう。」発想を変えて、家事の無駄な動きをカットしていきました。手を抜くのだけど、それは「質の引き算」ではなく、無駄な作業を省くという意味の「量の引き算」。全ての家事において無駄な作業を減らして、より効率的なものになるよう、徹底的に家事計算をしました。洗濯物を取り込む家事を20分短縮!例えば、毎日の洗濯物。洗濯物を取り込んだら、きれいに畳んでそれぞれの引き出しに丁寧に収めるというのが、夕方の家事の一つですよね。座って畳み始めると作業に取られる時間は30分。やってもやっても山のようにある洗濯物に、引き出し収納をやめ、10分で終わる家事に変えました。洗濯物をハンガーから取ったら、立ったまま、ひらりと折り畳んでボックスへポイっ!使用頻度の高い衣類は、引き出しにはおさめないことに。家族が開ける度にぐちゃぐちゃなる引き出しには、ストック衣類だけを収納。衣類は衣替えの度に、必要のないものを手放していき、必要最低限しか持たないように数も減らしました。たくさんあっても結局着ているものはいつもお気に入りばかりだから。使っていないものに、自分の仕事を費やす作業は「引き算」したのです。作業で浮いた時間は20分!これがなんともうれしいご褒美時間となるのです。「行ったり来たり」を減らす「家事の引き算」でポイントとなるのが、家事動線の短縮。家事の中での、行ったり来たりを減らすだけで、ずいぶん体と時間の負担を減らすことができます。例えばキッチンでいつもの位置に立って、その場から歩くことなく道具が取れたら、ずいぶんラクだと思いませんか?立ったまま必要な道具に手が届き、行ったり来たりの動作がなくなるだけで、動作の交差がなくなり、動きがシンプルに変わります。よく使うものは、立ち位置から届く場所に収納し、あまり使わないものは使いにくい収納スペースに。こうして自分に動きやすい場所の収納を整えることで、コンパクトに効率化させることができるのです。まさにこれが収納の力。便利でおしゃれな道具にも頼るのも手。これは市販の醤油にかぶせる、醤油カバー。醤油さしを管理するのが苦手な私は、市販の卓上醤油を活用。パッケージを隠し、そのままテーブルに置いても気にならないデザインにしてくれるカバーなのですが、これのおかげで、お醤油を補充する手間と洗う手間まで省けているのです。家事計算をして生み出した時間は、私のぶん。小さな時間を積み重ね、浮いた時間を足し算していくと、別の活動ができる大切な時間に変えることができます。「この家事、無駄になってるんじゃないかな?」そう感じたら、思い切って家事の引き算。収納を整えて、新しい時間を見つけてみてくださいね。 ■暮らしのはなし 連載:整理収納アドバイザーのお片付けノート nami sasaki整理収納アドバイザー。暮らしのまんなかにはいつも散らかし三兄弟。毎日の暮らしを愉しむ工夫探しがすき。収納で家事を心地よく。
2001年12月05日