横山秀夫の傑作警察小説を二部作で映画化した『64 -ロクヨン- 前編』が5月7日(土)に公開を迎え、主演の佐藤浩市をはじめ、綾野剛、榮倉奈々、瑛太、坂口健太郎、夏川結衣、永瀬正敏、三浦友和、瀬々敬久監督が初回上映後の舞台挨拶に揃って登壇した。たった7日間で幕を閉じた昭和64年に起きた未解決誘拐殺人事件“ロクヨン”、14年後にその事件を模倣する形で起きた新たな誘拐事件、さらには警察の内部抗争や記者クラブと広報の対立など様々なドラマが絡み合っていくさまを重厚に描き出す。佐藤さんらは劇場後方の扉から、客席通路の間を通り、映画を観終えたばかりの観客の歓声に迎えられながらステージへ。佐藤さんは初日を無事に迎え「ホッとしております」と安堵の表情を浮かべ「これだけたくさんのお客様に来ていただき、やってきてよかったと嬉しい気持ちです」と語り深々と客席に頭を下げた。撮影現場のエピソードを尋ねられると、佐藤さんは綾野さん、榮倉さん、そしてこの場にいない金井勇太を加えた広報室のメンバー4人で飲みに行くことが多かったと述懐。この発言を受け、榮倉さんが「今回のプロモーションの中で、浩市さんに『お寿司を食べさせてほしい』と言ってたんですが、実はもうすでに連れて行ってもらってまして…(苦笑)」と申し訳なさそうに明かす。話を整理すると、すでに過去に一度、佐藤さんは榮倉さん、綾野さんらを寿司に連れて行ったにもかかわらず、おごった当の佐藤さんさえもその事実をすっかりと忘れていたとのこと…。ここで、普段は広報室とは対立する“記者クラブ”所属ということで、あまり一緒に飲みに行くことがなかったという瑛太さんが「僕は覚えてますよ!」と自分も一緒に連れて行ってもらったと告白。さらに「帰りのタクシーで浩市さんに『瑛太もやっと俳優になったな』と言っていただいたんですけど…」と振り返るも、佐藤さんは「瑛太もいた?それ言ったのってそのときだっけ…(苦笑)?」とせっかくの感動的なやり取りもお酒のせいかうろ覚え…?とはいえ、お会計はしっかりと佐藤さんが全員分を支払ったようで、佐藤さんは「僕はみんなの“WALLET(お財布)”と呼ばれてたので…」と自虐的に語り、会場は笑いに包まれていた。『64 -ロクヨン- 前編』は公開中。『64 -ロクヨン- 後編』は6月11日(土)より公開。(text:cinemacafe.net)
2016年05月07日笑福亭鶴瓶と森川葵が司会でゲストの素顔に徹底取材で迫るトークバラエティー「A-Studio」が8日(金)今夜放送となる。今夜のゲストは俳優の坂口健太郎。4月12日(火)22時からTBS系でスタートするドラマ「重版出来!」で出版社のコミック営業担当・小泉純を演じる坂口さんだが、ドラマや映画では見られない坂口さんの“素顔”に鶴瓶さんが徹底取材で迫っていく。番組では“塩顔男子”として人気急上昇中の坂口さんに鶴瓶さんが「俺も好きな顔」と告白。そんな鶴瓶さん、昨年坂口さんが出演した映画<a href="">『ヒロイン失格』</a>から、世の女子たちの胸をキュンキュンさせた「連続壁ドン」シーンの再現を要求!坂口さんが鶴瓶さんに迫り、“壁ドン”する。坂口さんは「重版出来!」のほか、4月からスタートした連続テレビ小説「とと姉ちゃん」にも出演。続く5月7日(土)には映画<a href="">『64-ロクヨン- 前編』</a>の公開が控えている。さらに6月4日(土)には映画<a href="">『高台家の人々』</a>の公開、その翌週11日(土)には<a href="">『64-ロクヨン- 後編』</a>も公開予定といま、最も“旬”な俳優のひとり。そんな坂口さんのプライベートを垣間見られるとあって、ファンならずとも見逃せない放送となりそうだ。「A-Studio」は8日(金)23時15分~TBS系にて放送。(笠緒)■関連作品:ヒロイン失格 2015年9月19日より新宿ピカデリーほか全国にて公開(C) 2015 映画「ヒロイン失格」製作委員会(C) 幸田もも子/集英社
2016年04月08日miwaと坂口健太郎が主演を務める映画『君と100回目の恋』が来年2月に公開されることが決定した。愛する女性を事故から救うために何度も時間をさかのぼる主人公の姿を描いたラブストーリーだ。その他の情報陸は、愛する葵海(あおい)を救うために何度も時間を巻き戻すが、陸には重大な秘密が隠されていた。劇中ではふたりが仲間とバンドを組む場面も登場し、miwaがオリジナルで楽曲を書き下ろし、『黒崎くんの言いなりになんてならない』の月川翔が監督を務める。映画はオリジナル作品だが、今月28日(木)の週刊ヤングジャンプから同タイトルの漫画連載がスタート。秋には集英社から関連小説が発売になる。日向葵海役のmiwaは「脚本を読んで、ラストは涙が止まらないほど、とても切ない気持ちになりました。音楽も作品の肝になっていて、劇中でバンドを組む設定なので、今ちょうど曲を作っていますが、自分で歌うのとはまた違った楽しみがあるなと思っています」と言い、「私は映画が2本目で、演技経験がほとんどないのでこんなにセリフがある役はとても不安だし、プレッシャーですが、坂口くんに引っ張ってもらって、同世代の方が多く出演されるので、和気あいあいと楽しくできればいいなと思っています」とコメント。長谷川陸役の坂口は「ギター初挑戦で、人前で演奏したり、歌うことは全く未知の世界です。しっかり弾けなくてはならない役柄なので、時間を掛けて頑張りたいと思っています」と言い、「miwaさんは、きっと天真爛漫な葵海のような人だと思うので、とても楽しくなりそうだなと思っています」と語っている。来月から撮影が始まり、来年2月に全国で公開になる。『君と100回目の恋』2017年2月ロードショー
2016年04月07日俳優の坂口健太郎が5日、都内で行われた4月12日スタートのTBS系ドラマ『重版出来!』(毎週火曜22:00~22:54、初回15分拡大)の完成披露特別試写会に出席し、初恋の相手は『風の谷のナウシカ』のヒロイン・ナウシカだと明かした。本作は、『月刊!スピリッツ』で連載中の松田奈緒子作の同名漫画を原作とする物語。コミック雑誌『週刊バイブス』の編集部を舞台に、新人編集者の黒沢心(黒木華)が、一癖も二癖もある編集部員や漫画家、営業担当、書店スタッフたちを巻き込み、ライバル雑誌に打ち勝とうと奮闘する姿を描く。坂口が演じるのは、コミック営業部担当の小泉純。自身の役について「最初は覇気がなかったり熱量をあまり持っていない男の子。心と触れ合うことによってどんどん燃えていく、少しずつ変わっていく役」と説明した。そして、本作にちなんで好きな漫画を聞かれると、坂口は「『風の谷のナウシカ』と『三つ目がとおる』が好きです」と答え、「初めて恋をしたのはナウシカでしたね」と告白。また、主演の黒木は「いろいろ読みます。『東京喰種トーキョーグール』や『亜人』も見ます」、オダギリジョーは「漫画は読まないですが、『キン肉マン』とか読んでいました」と語った。試写会には、黒木、坂口、オダギリのほか、松重豊、安田顕、脚本家の野木亜紀子が出席した。
2016年04月05日10月に入り、内定式を行う企業も多いのではないだろうか。そこで今回は、過去に社長自ら歌劇団風の新卒採用説明会など、個性的な会社イベントを行うGMOペパボの新卒採用内定式に行ってきた。○内定式が運動会……!?内定式の会場に入ると、オフィス内がまるで運動会会場のように装飾されていた……! 今年の内定式のテーマは、なんと運動会。コンセプトには、「社会人生活において 正々堂々プレーし活躍してほしいという想いをこめてペパボ応援団長よりエールをおくる」ことを掲げている。いよいよ、運動会の開幕。"父兄"である役員・マネージャーがGMOペパボのロゴマークがついた旗を振り、「わー! 」という歓声が挙がるなか、"選手"の内定者が私服姿で入場した。○"応援団長"が登場・・・!司会者の「応援団長、佐藤健太郎社長の入場です! 」というアナウンスと共に会場に軽快なBGMが鳴り響いた。会場の期待が高まるなか、入場門には額に白ハチマキ・学ラン姿の応援団長の佐藤健太郎社長の姿が……!佐藤社長は、会場内を颯爽と駆け抜け、マイクの前に立つと「押忍! 本日は数ある運動会のなかから、ペパボ運動会にお越しいだきありがとうございます」と勢いよく挨拶した。「社会は、戦場です! 今から皆さんは死闘を繰り広げるわけですが、死闘に打ち勝つために、そしてペパボがインターネットというフィールドの中で一番であり続けるために活躍してもらえる選手を選抜しました。皆さんにまずはGMOペパボのことを知っていただいて、4月からチームとなる内定者の皆にインターネットの力によって絆を築いて頂き、スタートダッシュできるようにしてもらいたい」と佐藤氏。○応援団長から選手へエール挨拶の後、内定者のこれから活躍と本日の運動会の安全を祈願して、三三七拍子に合わせて応援を披露。続いて行われた内定通知書授与では、応援団長の佐藤氏から内定者に手渡された。佐藤氏は、内定者一人ひとりとしっかり握手を交わし、「よろしくお願いします」と一言添えていた。○"運動会"ならではの演出も内定通知書授与の後、1年目の社員から内定者へたすきの授与が行われた。最後に、内定者の代表2名による選手宣誓が行われた。「GMOペパボが会社として大切にしていることとして、"アウトプット"することがあります。就職活動を通して、会社と向き合う際にどこまで会社を知ることができるのか、を度々感じていました。その中で、社員の皆様がこうしたアウトプットを披露して下さった結果、GMOペパボがどういう会社か、どんな社員がいるのか、さまざまな形で知ることができました。アウトプットの大切さを体感したからこそ、入社したら様々な形でアウトプットをしていきたい」と意気込みを語り、運動会は閉会した。内定式兼運動会を通じて、現場社員からの"熱い"エールが内定者に届いたのではないだろうか。来年4月からは、社員としての活躍に期待が高まるところだ。
2015年10月02日JUGEMブログやレンタルサーバー「ロリポップ!」など多くのインターネットサービスを提供し、最近はハンドメイドマーケット「minne」のCMも話題になっているGMOペパボ。マイナビニュースでも過去に社長のコスプレやボーイスカウト風内定式、ペパランチョンなどの取材に伺っているが、今回も「新卒採用にむけて、『普通じゃない説明会』を行うのでぜひ来てください!」と誘っていただいた。一体何が行われるのだろうか……!?○会場に入ったところからもう普通じゃない会場に到着するとまず目に入るのが、ロビーに点在する看板。とんかつQ&Aでおなじみ「グーペ」のロースおじさんによる「ベルサイユのぶた」、ロリポップ! キャラクターによる「ロリオとロリエット」など、すでに今回のネタはもしかして……? と思わせるつくりとなっていた。受付をすませると、渡されたのはチケット・チラシ・パンフレットのセット。ちゃんと"もぎり"までいる芸の細かさに感動しながら客席へ向かう。目の前に広がるステージで、何かが行われる予感がビンビンだ。「これは内緒ですけど……下から出てきます」スタッフの方に囁かれ、取材陣に緊張が走った。○豪華なオープニング場内が薄暗くなると、映像が流れ始めた。映画館などでよくある「公演前の注意」だが、なんと出てきたのは「地獄のミサワ」。地獄のミサワさんと縁があるという同社ならではの映像に、集まった学生からも絶えずくすくす笑いが漏れていた。その空気を突き破るように突如スモークがたかれ、ドラマチックな光が場内を満たす。せり上がってきたのは、羽根を背負ったトップスター・佐藤健太郎氏。代表取締役社長という肩書きにふさわしい自信に満ちた眼差しに、堂々としたダンスはまさにトップの風格! ダンサーを従えて踊る姿に、観客は熱い視線を注ぐ。続々と増えるダンサーもよく見ると若手から立場が上の方までそろっており、トップを支える心が伝わってくるようだ。一体感あふれるステージに惜しみない拍手が送られた。○そのまま通常の説明会にワンステージ終えた佐藤社長が「さて、ここからは通常の説明会です」と宣言すると、事業の今後や「もっとおもしろくできる」という理念とミッション、採用方針など説明会はまじめな内容に。だが、Twitter等では「羽根がふよふよして集中できない」「衣装がゆらゆらして集中できない」と絶えずツッコミが入っており、ハッシュタグ「#ペパボ新卒」がトレンド入りするなど話題性においても「普通じゃない説明会」となっている。トップスターである佐藤社長は「サービスもバックオフィスも含めておもしろくしていく、会社そのものがおもしろくなっていけばいいよねという理念でやっています」と語ってくれた。その後も社内の様子がわかる映像、エンジニア職、デザイナー職、総合職の説明、社長×新卒のパネルトークなど、かなり充実。質疑応答も非常に和やかでフランクな雰囲気で進んだ。そしてフィナーレでは再度トップとダンサーズが登場! 惜しまれながらその幕を閉じた。○どうしてこんな説明会になったのかさて、今回の「普通じゃない説明会」一体どういったコンセプトだったのだろうか? 人材開発グループの内田さんにお話を伺った。――今回のテーマに決まったのはどうしてですか?内田さん「昨年、歌舞伎風の説明会を行いました。うちでは"前年をしのぐ壮大さ"がルールなんです。期待に応えるために、今年は更に派手なものとして歌劇団風という試みになりました」――練習にはどれくらいかかっているんですか?内田さん「オープニングには4週間かけています。週1で集まって、あとは各メンバー自主練を重ねました。トップスターが社長、あとはダンスのうまい人が自然に2番手3番手とフォーメンーションを組んでいったのですが、『"次は自分がトップ"という気持ちで踊ってください』と指示を出しました(笑)」――今回の説明会のポイントはどこにありますか?内田さん「マネージャーなど立場が上の人も『新卒ウェルカムでバックアップします』と伝えたかった、というのはひとつのポイントかもしれません。新卒に近い若手社員だけではなく、あえて各職種の責任者を登壇させることで、何も知らずに社会に出てくる人たちに対して教育、バックアップ体制を用意しているというメッセージを贈りたかったんです。本人たちは、とても緊張していましたが(笑)」――就活中の学生さんへのメッセージなどはありますか?内田さん「もともとおかしげな説明会をやりはじめた発端が、就活中の学生さんが普通の説明会に行きすぎて疲れてしまうのではないか、という気持ちからでした。『就活がいやだな』となってしまっていたら悲しいですから……。来ていただいた方に、『就活も悪くない』と思っていただけたらうれしいですね」就活生を思う気持ちから始まっていたGMOペパボの「普通じゃない説明会」また来年も更に壮大なテーマで行ってくれるに違いない。
2015年04月23日ハンドメイド作品の展示・販売・購入ができるオンラインマーケット「minne」。同サイトが主催する「ハンドメイド大賞」の表彰式が行われた。今回が初開催となる同コンテストだが、応募作品は何と1万3,000点以上。表彰式の会場には、審査を経て最終ノミネートされた149作品の作家が招待された。作品の審査を行ったのは、俳優の片桐仁さん、タレントの光浦靖子さんや篠原ともえさん、クロスステッチデザイナーの大図まことさんなど。このレポートでは、審査員の心を見事射止めた受賞作品を紹介しよう。○大賞は毛糸の動物ブローチ大賞はtrikotriさんの「森の動物たちのぽんぽんブローチ」。満場一致で大賞に決まったという同作品は、「毛糸のポンポン」で作られたアイテムだ。大きさは手のひらにすっぽり収まるサイズで、顔の造作や柔らかな毛糸の質感、動物の特徴を見事に捉えた色使いがとてもリアル。つぶらな瞳もキュートで、思わずモフモフしたくなってしまう。審査員からも「『どうやって作っているの?』と審査会場がざわついた作品です。色合いや表情がかわいらしく、毛糸でできているのが信じられないです」とコメントが寄せられた。毛糸のポンポンを作るのにはまっており、そこから動物が作れないかということでこの作品を思いついたというtrikotriさん。ブローチを胸につけてのスピーチで「小さな頃からものを作ることが大好きだったのですが、ものづくりをしながら生きていくというのは結構大変なことだと思います。今回この賞をいただけたことで、ものづくりをしてきてよかったなとうれしく感じています」と喜びを語った。○部門賞は抱きしめてくれるメモなど部門賞では、「アクセサリー」「小物」「ファッション」「ベビー・キッズ」「ステーショナリ」の5部門5作品が表彰された。「ステーショナリ部門」の受賞作品は、おはなばたけだよさんによる「抱きしめも」。「もらってうれしいメモ」をテーマに作られたという同作品は、かわいらしいキャラクターがメッセージを「ぎゅっ」と抱きしめてくれるメモだ。審査員からは、「抱きしめている腕を開くと…? どんなうれしいメッセージが書かれているのか気になってしまいます。今すぐ使いたくなる、かわいいデザインがとても愛らしいです」と評価された。○トキ、ヤギなど独創的なテーマ別賞「アイディア賞」「ユーモア賞」「話題賞」「こだわり賞」「技術賞」「商品化賞」の6作品を表彰するテーマ別賞では、独創的な視点で作られた作品が表彰された。「アイディア賞」受賞作品は、リペアハウス北澤さんの「箸を使わないトキ」。「ニッポニア・ニッポン」の学名を持つ鳥、「トキ」をモチーフにしたくちばしが箸になる箸置きだ。審査員も「『こんな箸置きがあるなんて!』と思わず驚く、お箸をくちばしに見立てたアイデアが斬新。『箸を使わないトキ』というタイトルにも審査員一同脱帽でした。日本ならではのアイテムとして、海外の方にも紹介したくなる作品」と絶賛された。カラフルな色使いについては「ピンクのときは恋したトキ、黄色のトキはカレーうどんを食べたトキ、青いトキは冷え性なトキ」なのだそう。「ユーモア賞」にはlumienaさんの「毛糸から生まれたヤギのトイレットペーパーカバー」が選出。「普通のトイレットペーパー1つを丸飲みできる」大きさの同作品は、「紙が大好物なイメージ」があるヤギの口から、紙が出てきたら面白いなという思い付きから生まれたという。審査員からは「何と、やぎさんの口からトイレットペーパーが…!! こだわりの毛糸を使用し、かぎ編みで作りこまれた作品です。やぎさんのとぼけた表情がとてもかわいらしいところも素敵です」とコメントが寄せられた。minneで紹介されているヤギの飼い方は、「餌は与えないでください。でもあなたが紙を必要とするとき、口から出してもらってください」。とても役に立ちそうなヤギさんだ。○光浦さん、片桐さん注目のネックレスとは?最後に、ゲスト審査員がときめいた作品に贈られる「ゲスト審査員賞」の受賞作を紹介しよう。受賞6作品の中でも異彩を放っていたのが、「片桐仁賞」「光浦靖子賞」をダブル受賞した岡田敏幸さんによる「馬のからくりネックレス」だ。木でできた馬モチーフのネックレスは、1番下の取っ手を回すと、歯車が動き、馬が走るというからくりが! 同作品に対し、光浦靖子さんと片桐仁さんからユーモアあふれるメッセージが寄せられた。「存在感に目をうばわれ、ギミックを知ったら審査会場が騒然となりました。なぜネックレスにしたのかは分かりませんが、『作りたくて作った』というすばらしい作品」(片桐さん)「オリジナリティーのすごさ、精密さ、『すごいけどそんなに欲しくない~』という無駄なかんじがすばらしい! 木でできていて、痛くないように角も取られている優しさ、『でもそんなに欲しくない~』『何で?』というバランス感。手のこみ具合も群を抜いていました」(光浦さん)また「篠原ともえ賞」の表彰では、篠原さんが自ら作成したドレス姿で登場。「昔からハンドメイドは身近なものだった」という篠原さん。「篠原ともえ賞」を受賞した旻(みん)さんの「星空の指輪(12星座)」については、「光の等級まで表現されていて、『星空を手に集めた』ような愛を込めた感覚が伝わってきました」と語った。独創的な作品が多数寄せられたハンドメイド大賞。GMOペパボ 代表取締役社長 佐藤健太郎さんは、「びっくりする物、カワイイ物など我々が思いつかないようなものがたくさんあって、みなさんの創作意欲を感じることができました。この賞が、日本のものづくりのさらなる発展とものづくり業界活性化の一歩になればと考えております」とコンテストを振り返った。このレポートでは各受賞作の一部を紹介したが、minneでは他にも素敵な作品も多数掲載されている。詳細が気になる人、ハンドメイドに興味がある人は、ぜひサイトを覗いてみてほしい。素敵な作品との出会いがあるはずだ。
2015年03月03日10月1日、多くの企業が学生の内定式を行う中、毎年ユニークな式を行う企業があるらしい…早速伺ったのは、レンタルサーバー「ロリポップ!」やブログサービス「JUGEM」などを運営するGMOペパボ。以前「コスプレをする社長」として取材させてもらったが、内定式でもコスプレを行っているらしい。○内定式兼入隊式内定式会場に向かうと、目に入ったのは大きなテント。さらに「ペパボーイスカウト入隊式」という看板が立てられている。なるほど、ボーイスカウトの入隊式に模した形で内定式を行うらしい。しかし、いったいどうして?「社長がキャンプにはまっていることが発端です。みんなでキャンプに行きたいので内定式をキャンプ風にしようとした結果、キャンプ場でおこなう式典=ボーイスカウト入隊式となりました」(同社 採用担当)「社長がキャンプにはまっている」…理由は驚くほどに簡単だった。ずらりと並んだ役員やマネージャーの方々もおそろいの旗を振って、内定者を迎える準備は万端だ。会場では福岡支社とも中継がつながっていたが、福岡ではライフルを用意するというサービス精神。同社採用担当は「弊社の企業理念は"もっとおもしろくできる"なので、それにのっとって行っています。でも、こういった式をする1番の理由は内定者のみなさんに喜んでもらいたいという気持ちですね」と語ってくれた。○軽快な音楽にのって社長が登場予定の時刻になると、受付から1列になって内定者が入場してきた。同社の2015年入社予定は10名、社内の評価制度を整え、エンジニアの採用数を増やしたそうだ。内定者が席に着くと、早速「ペパボーイスカウト 隊長 佐藤健太郎の入場です!」のアナウンス…軽快なミュージックをバックに同社 代表取締役社長 佐藤氏が入場してきた。その姿はまさにボーイスカウト! きびきびと歩く隊長の姿、内定者たちはくすくす笑いと拍手で迎える。内定者たちには隊長から内定通知書と特製ネッカチーフが与えられる。このネッカチーフこそが「ペパボーイスカウト」の証なのだ!(おそらく)内定者からは「本日は私たちのために内定式、もとい入隊式をひらいてくれてありがとうございます」「魅力的ですてきな先輩方から心温まるお言葉をいただき、一同、そこそこ感激しております」「あんまり疲れすぎない程度に全力を尽くしたいです」「ご迷惑、ご心配をおかけすることもあるかと思いますが、一日も早く信頼をいただけるよう脱・ペーペーを目指します」と、すでに同社になじんでいる様子のスピーチ。また、社長兼隊長の佐藤氏からは「社会というサバイバルを繰り広げるわけですが、ペパボーイスカウトはここにいるマネージャーたちやすべての仲間たちが心待ちにしています。サバイバルですけど、安心して荒波に乗ってきてください。少しでも早く一人前の社会人になれるよう、全力でサポートします」と温かい言葉が贈られた。「社長の話が長い」「Facebookに"最高の仲間!"と書きこまれる」などさまざまなエピソードが寄せられる内定式だが、こんなユニークな式なら大歓迎かもしれない。終始笑顔に包まれたペパボーイスカウトの入隊式だった。
2014年10月02日ここまで一方的なスコアとなるとは思わなかった。11月18日に行われたJ1昇格プレーオフ準決勝の話である。決勝・国立競技場へのキップを手にした大分トリニータと、ジェフ千葉のサポーターも、さすがにアウェイに乗り込んでの4-0は予想しなかっただろう。相手はJ2リーグ戦で上位に位置している。引き分けならばリーグ戦順位が上のチームが勝ち残る特別ルールのため、90分間で勝ち切らなければならない。千葉は横浜FCに、大分は京都サンガにリーグ戦で連勝しているが、決して簡単な相手ではない。大一番の重圧も半端ではないだろう。そんな逆風の中での4-0だ。まさかの完勝劇だが、不思議な勝利ではない。大分、千葉には勝利の理由があった。2012 J1昇格プレーオフ 決勝 大分トリニータ対ジェフユナイテッド千葉 開催情報大分の勝因は秘策にあった。田坂和昭監督はプレーオフ用の一手として、フリーキックのキッカーに普段ターゲットになる長身FW・森島康仁を指名。「非常にガチガチで、自分たちらしいサッカーが全くできなかった」と田坂監督が振り返った通り、試合開始早々京都にペースを掴まれるが、17分に森島康仁のフリーキックがゴール右上隅に吸い込まれ先制!これで大分イレブンのカタさがほぐれた。エースの一撃で大分は堅守速攻のスタイルを取り戻した。芸術的な弾道を描いたフリーキックでノッた森島はその後も凄みを見せ、PKを含む4ゴールと大爆発。3位・京都を奈落へと突き落とした。千葉の勝因はチームの意思統一にあった。こちらも立ち上がりは横浜FCに攻め込まれるが、チームは落ち着いていた。MF・兵働昭弘の相手DFの裏をついたパスにFW・藤田祥史が反応、得点に結びつかなかったが、「裏のスペースを狙える」と共通認識が生まれた。33分、MF・佐藤勇人のロングパスにFW・藤田が飛び出し、相手をかわして先制弾を決めた。風下の前半は相手DFとGKの間にボールを供給し、後半になると遠目からのシュートともに、前掛りになった相手にカウンターを決めた。結局、横浜FCに主導権を渡さず、藤田の2得点、MF・米倉恒貴とMF・佐藤健太郎のゴールで4位・横浜FCの夢を砕いた。プレーオフの2試合はいずれも下位チームが勝ち、リーグ戦の結果も反映されていた。J2リーグ戦の5位は千葉、6位は大分。両軍の直接対決は1勝1敗だ。千葉・木山隆之監督は「自分たちは引き分け云々ではなく、連勝で終わらせるスタンスでやる。有利不利はないんじゃないかと思う。最後は死力を尽くす試合になると思う」とジンクスを否定した。対する田坂監督は「(千葉は)攻撃陣のクオリティが非常に高く、バランスの取れたチームなので、簡単な相手ではない。千葉に対してしっかりと対策を練って、いい準備をしたい」と次なる秘策を予告した。千葉の1トップも大分の2トップも裏への意識は高い。藤田、森島の両エースもノッている。両軍ともプレーオフ2試合目の落ち着きもあるだろう。となると、不用意な失点は考えにくい。ならば、1点が重いヒリヒリした緊迫感漲る90分間が演じられるはずだ。2012J1昇格プレーオフ決勝は11月23日(金・祝)・国立競技場にて開催。チケット発売中。
2012年11月20日佐藤健主演の映画『るろうに剣心』の舞台あいさつが13日に名古屋で行なわれ、佐藤と大友啓史監督が登壇した。その他の写真『るろうに剣心』は、1994年から『週刊少年ジャンプ』に連載され、コミックの累計発行部数は5000万部を突破、テレビアニメ化もされた人気作。かつては“人斬り抜刀斎”として恐れられるも、維新後に殺さずの誓いを立てた伝説の剣客・緋村剣心(佐藤)が、様々な人との出会いを通じて、自らの生きる道を見出していく姿を描く。子どもの頃、リアルタイムでテレビアニメの放送を見ていたという佐藤は「ハードルは高かったです。僕自身がこのアニメを好きだったし、誰もが知っているマンガっていうのがわかっていたので、剣心を演じるっていうのがどれだけ高いハードルかっていうのは、最初から意識していました。でも、このハードルを超えられないならやらない方が良いと思った」と役への想いを告白。大友監督は「彼は自分から高いハードルを設定していた。そこに時間や場所を用意してあげれば、どんどん吸収していっていた」と称賛した。本作には本格的なアクションシーンが多く登場するが、大友監督は「今回は、時代劇の“殺陣”ではなく、“ソード(刀)アクション”と呼んでいます。“斬り合い”というのは人間とのぶつかり合いなので、そこにはドラマがある。今回はアクション俳優ではなく、健くんはじめ、素晴らしい役者たちが練習して演じた、CGに頼らない、汗を感じる生身のアクションになっています」と語った。また司会者から、この日を心待ちにしていたファンが開場の11時間前から列を作っていたことを聞くと佐藤は「マジっすか!? 暑いなか…。お水飲んでくださいね(笑)」と声をかけ、「この映画を楽しみにしていただいていたと思いますが、みなさんに見ていただけるのが本当にうれしいです」と笑顔を見せた。『るろうに剣心』8月25日(土)全国ロードショー※8月22日(水)、23日(木)、24日(金) 先行上映
2012年08月14日