萩の陶芸家・濱中史朗氏は、無駄のないフォルム、吸い込まれるような素材感の作品で知られる。陶芸の伝統と、彼らしいモダンさが注目され、ミラノサローネでもボッデガベネタのイベントの参加クリエイターとして選ばれるなど、幅広い活躍をしている。そんな彼の作品を、もっと暮らしに取り入れてほしいと、山口県で北欧雑貨などを扱うショップ「Bells Fleurs」と、濱中氏の共同開発で生まれたのが、この香炉「リュース]だ。灯りの意味のデンマーク語と、再生のリユースを組み合わせた名前だ。北欧のヴィンテージ家具やシンプルな生活道具と相性のいいフォルム。が、美しいだけではなく、「空気清浄」という機能も持ち合わせている。加熱皿の裏に「白金触媒」を仕込み、キャンドルの熱で間接的に熱することで、タバコやアンモニア、ホルムアルデヒドなどの臭いを取り除いてくれる。一方で加熱皿の上にはアロマオイルや茶葉、コーヒー豆など好みの香りを放つことができる。香りを広げ、空気の臭いを取る。温かい空気と冷たい空気の動きを利用して、一見矛盾している2つのことが同時にできるのだ。空焚きも可能、また水を張ってプチ加湿もできる。そしてもう一つが癒しの効果。夜の長い北欧では、間接照明など柔らかい光が好まれる。本体の開口部を壁に向け、光をバウンドさせれば、間接照明に。直接向ければ、灯りそのものを幻想的に鑑賞することができる。そんな工夫もこらされている。濱中氏による手づくりタイプが¥31,500。お値ごろタイプが¥12,600(白、青、ピンク/花柄は¥13,860)。この商品は経済産業省が主催する「ものづくり大賞」の優秀賞も受賞した。同じ香炉の別バージョンとしてニューヨークのアーティスト、マイク・ペリー氏のイラストが入ったタイプも登場(¥14,700)。モノクロの線画が加わると、シックな香炉がまた違った雰囲気に見えて不思議な魅力がある。お問い合わせ:北欧雑貨Belles Fleurs tel.083−972−4556 公式サイト
2012年02月24日北欧フィンランドの巨匠、インテリアデザイナーのエーロ・アールニオの新作、ペンギン型のおきあがりこぼしに、今注目が集まっている。アールニオ曰く、“少々食べ過ぎてしまった”ペンギンの雛たちのまん丸としたお腹が、重たくてゆらゆらと揺れてしまう様子は、実に愛らしくてたまらない。この動きが私たちに日常を離れた癒しを提供してくれる。まあるいお腹の中身は重しが入っていて、約7kgと結構重たい。アーモンド形の目がついた顔は左右非対称で、それが何かペンギンの持つ独特の暖かみを感じさせる。お問い合わせ:Magis Japan株式会社 公式サイト
2012年01月28日ヨーロッパのアーティストたちのアトリエや、おしゃれな雑貨、インテリアを紹介した本などで人気のジュウ・ドゥ・ポゥムの新刊『北欧ストックホルムの雑貨屋さん』が16(金)より、発売される。本書では、インテリア雑貨から、家具、陶器、文房具、子ども雑貨、北欧ヴィンテージ、ニットや手芸用品、ミュージアムショップ、さらに、かわいいパッケージが自慢のキャンディーショップやオーガニック食料品店まで、ストックホルムにある注目の41店鋪を、ビジュアルとともにたっぷり紹介。表紙を飾るのは、 『Uni(ウニ)』 というオリジナルの子ども服ブランドのショップ。“男の子も女の子も好きなデザインを自由に楽しんでほしい”とのコンセプトのもと、学生時代からの友人同士、リンダさんとサラさんがデザインを手がける子ども服は、エコロジカルな素材を使い、品質にもこだわったものばかり。ほかに雑貨もセレクトして販売している。また、日本でもすっかりお馴染みのスウェーデンを代表するブランド 『10-Gruppen(ティオ=グルッペン)』 のショップも紹介! 店内は、『10-Gruppen』ならではのビビッドなカラーがとっても印象的。 『Iris Hantverk(イーリス・ハントヴェルク)』 は視覚に障害を持つ人たちをサポートするアソシエーションが運営するショップ。視力が不自由な人たちが技術を身につけ、職人として手がけたブラシを中心に、スウェーデンの手工芸品を扱っている。また、 『Manos(マノス)』 は、セラミック作品が並ぶアトリエショップ。繊細で温もりを感じさせる、セラミックアーティストのカリンの作品とともに、アーティスト仲間が手がけた雑貨やオブジェが勢揃いしている。日本でも大人気のスウェーデン作家による作品がずらりと揃う、ヴィンテージ屋 『Wigerdals Värld (ヴィエルダルス・ヴェルド)』 も見逃せないお店。陶器のリサ・ラーソンやスティグ・リンドベリ、ガラスのエリック・ホグランといった作家の、特に50年代から70年代にかけてのヴィンテージ・アイテムが充実。オーナーのマッツさんによる美しいディスプレイも必見!スウェディッシュ・デザインの魅力がぎゅっと詰め込まれた、おしゃれで実用的なガイドブック『北欧ストックホルムの雑貨屋さん』。ビジュアル満載でインテリアの参考になるのはもちろんのこと、眺めているだけで楽しく、夢が広がる一冊である。『北欧ストックホルムの雑貨屋さん』編著:ジュウ・ドゥ・ポゥム判型:A5・本文128ページ・オールカラー定価:1890円発行:ジュウ・ドゥ・ポゥム発売:主婦の友社ジュウ・ドゥ・ポゥムHP 上記ショップのリンク先 ※スウェーデン語または英語 『Uni(ウニ)』 『10-Gruppen(ティオ=グルッペン)』 『Iris Hantverk(イーリス・ハントヴェルク)』 『Manos(マノス)』 『Wigerdals Värld (ヴィエルダルス・ヴェルド)』 取材/田辺香
2011年12月12日横浜・山手にある、昔ながらの雰囲気を残す「山元町商店街」の一角に、10月14日(金)、国内外の古本と雑貨を扱うギャラリースペースを併設したお店「greenpoint books & things(グリーンポイント ブックス アンド シングス)」がオープンした。 もともとは「ウェストン商会」という名前のカメラ屋さんだった物件を改装し、レトロで味わいのただよう看板やショーケース、棚などをそのまま生かした昔懐かしい雰囲気のお店だ。2階には和室を改装したギャラリースペースも設けられている。現在は、オープニング企画展として画家のnakabanさんによる展示「旅する画材箱」展を開催中。旅好きとして知られ、スケッチブックを片手にいろいろな国を旅しているnakabanさんが、この夏旅したベトナムを中心に、スペイン、アメリカ、台北、モロッコ、五島列島で描いたスケッチの数々や、実際に旅先で使っている、貴重な画材も展示している。(期間は11月12日(土)まで)横浜散策の際には、ちょっと足を伸ばして立ち寄ってみてはいかが?greenpoint books & things神奈川県横浜市中区山元町1-7営業日時:木~土 13:00~19:00TEL:050-3637-0017 取材/おうちスタイル編集部
2011年10月27日横浜を拠点に活動するアーティストと障害者、企業のコラボレーションでモノづくりを行う横浜ランデヴープロジェクトから、雑貨ブランド『スローレーベル』が誕生した。商品は全て一点モノで、手づくりの温もりあふれるラインナップが魅力。10月12日(水)からは、横浜高島屋に期間限定ショップもオープンし、ものづくりの現場を間近で見ることができる製作実演も行われる。一点モノが生まれる瞬間に立ち会える、またとないチャンスだ。『スローレーベル』の商品は、どれもこれまでにないユニークなものばかり。ハンカチとエコバッグを兼用できる「ハンカチエコバッグ 刺し子エディション」や、読み終えた点字新聞を使用して作った封筒「look with your hand」、織物を使った自転車のチェーン「CHAIN LOCK」など、形式にこだわらない自由な発想で生まれた雑貨類は、どれも洗練されたデザインながら、手づくりの良さが存分に活かされている。「ハンカチエコバッグ 刺し子エディション」(左上)「look with your hand」(右上)、「CHAIN LOCK」(下)ブランドコンセプトは“マスプロダクションから、スローマニュファクチャリングへ。” 大量生産では実現できない自由な物づくりを支える現場は、障害者施設にある。例えば、写真の「スポンジモグラ」は、アーティストのaccoがデザインし、中途障害者地域活動センター「とつかわかば」にて、手作業で丁寧に編まれたもの。キッチンでもしっかり活躍してくれる実用的なアイテムでありながら、一つひとつ違う表情を見せるモグラは、手にした人を笑顔にしてくれそうだ。その他の商品もどれもその背後に、アーティストと障害者の出会いのストーリーがあり、それが商品の味わいとなっている。 「スポンジモグラ」先日、9月27日(火)には、「SLOW LABEL DEBUT EVENT」として、アーティストや障害者施設の方々を招いたトークショーが開催され、ブランド誕生までの経緯や製作秘話なども明かされた。印象的だったのは、製作に関わった障害者のみなさんの変化についてのお話。「作業の度にイキイキとしている」「でき上がったことが自信につながっている」「動かないはずの左手でしっかりと布をつかんでいた」といったエピソードが作業所の職員の方により披露される一方で、アーティストの皆さんも、「一つひとつ手づくりだからこそできる表現がある」と語り、このコラボレーションの意義を感じることができた。今後、また新たな出会いによりどのような商品が生まれていくのか、ますます楽しみだ。 「SLOW LABEL DEBUT EVENT」の様子『スローレーベル』の期間限定ショップは、横浜高島屋の1階正面特設会場にて、10月12日(水)から10月18日(火)までの期間オープンしている。製作実演スケジュールなどは、ランデヴープロジェクトのホームページにてご確認を。『スローレーベル』ホームページ(ランデヴープロジェクト内) 取材/池田美砂子
2011年10月05日新年のお楽しみといえば「新春セール」。アンジェでも昨年からファッションセールはスタートしていますが、本日からは一番人気の「雑貨セール」がドドンっ!とスタート。一挙250アイテムが登場する中から、目玉商品をご紹介します。年末年始食べ過ぎちゃったかも?そんな時はレンチンレシピにおまかせ!忘年会、クリスマスのお正月…。ついつい食べ過ぎ、飲み過ぎで胃腸に負担がかかったり、ダイエットを意識し始める人も。そんな「今」おすすめなのがレンチン!で簡単に調理ができて、食卓で食器としても使える人気ツール。昨年夏に登場して人気だった「クッキングディッシュ」がセールに登場です。レンチン用のツールは数あれど、「クッキングディッシュ」のすごい点は■テーブルにそのままサーブして、食器として使えるルックス■蒸す・煮る・茹でる・炊く・焼く・冷凍保存まで、たったひとつでOKという万能っぷり。簡単なのはもちろん、湯切りも不要、洗い物も驚くほど少なく済む、まさに救世主的アイテムです。⇒ レンジ・オーブン対応LIBERALISTAクッキングディッシュスクエア/レクタングル/ラウンド レシピも多数紹介中です。⇒ クッキングディッシュで作ろう!「レンジで簡単レシピ」 ガラス派にはこちら!3サイズそろった万能セットハリオから届いた保存容器3個セットは、耐熱温度差120度の耐熱ガラス製。電子レンジはもちろん、オーブンでのグラタン作りなどもOKで、用途に合わせて使い分けられる3サイズが揃っています。下ごしらえから本格的なお料理まで使えて、器代わりに食卓にサーブもできる、どこまでも使い勝手の良いアイテムです。⇒ ハリオ/耐熱ガラス製保存容器3個セット ポケットの中にキュートなあったか相棒をイン!どこかユーモラスなルックスに癒される、ぬいぐるみ型ポケットカイロ。電子レンジで約90秒温めれば、ほっかほかカイロの出来上がり。肩に乗せたりアイピローにしてじっくり温めたり、ポケットに入れてお出かけしても。肩こりや筋肉痛を和らげてくれる麦のホットパックは、北欧でも伝統的な自然療法として親しまれています。⇒ ハガブル/fiftytwowaysbittenHuggableエコウォーマーPOCKETPALS ⇒ ハガブル/fiftytwowaysbittenHuggableエコウォーマー 北欧最強ソックス、初体験チャンス!寒さの厳しい北極圏ラップランドの人々も愛用する、「TOIVO」北欧もこもこソックス。防寒衣料最先進国フィンランドから届いたこの靴下は、最強のあったかソックスです。内側全体をみっしりと覆うのは、ふわふわモコモコの濃密な起毛素材。糸からこだわった素材を使い、熟練職人さんが丁寧に起毛加工を行うので、履き心地も抜群なんです。自然豊かな北欧らしいノルディック柄は、気持ちもほっこり温めてくれる遊び心あるデザインばかり。冬の寒がりさんに是非試して頂きたいアイテムです。⇒ TOIVO北欧もこもこソックスレディースサイズ ⇒ TOIVO北欧もこもこソックスメンズサイズ 着るボアも登場、人気アイテムが初参戦!寒くてお布団から出られない朝も、これがあれば平気。サッと羽織れば全身暖かなZELTwearルームコーディガン。表は圧縮ウールのような風合いの生地、裏地はなめらかな肌触りのボア素材なので、着るとお布団の中にいるような温もりで全身を暖かく包み込んでくれます。いわゆる「着る毛布」のようですが、シックな色使いやドロップショルダーで、部屋着っぽさを極力カット。暖房の入れ過ぎで乾燥が気になる時期も、1枚羽織ればじんわりポカポカ。冬の節電対策にも役立ちます。⇒ ルームコーディガン/ZELTwear まだまだあります!新春セール。在庫僅かなものも多数、是非お早めにチェックをどうぞ。⇒ 新春セールはこちら ■暮らしのはなし ■食のはなし アンジェ編集部気ままな暮らしのライフスタイルショップ。話題のグッズや限定イベント、暮らしに役立つ情報をお届けします。
2001年12月05日