もしかしてあなたも…?「遊園地デートの出来事」4つ遊園地は幅広い世代の人々に愛される定番のデートスポットです。今回は、遊園地特有の「あるあるな出来事」を4つ紹介します。意外な一面?ペアルックに惹かれる彼氏普段とは違った雰囲気を楽しめる遊園地デートでは、ペアルックも楽しめる機会です。お揃いのコーディネートやさりげなくアイテムを合わせることで、カップルは楽しい時間を過ごせるでしょう。ペアルックに積極的な彼は、お互いの性格も合っており、デート当日も楽しいひとときを過ごせることでしょう。一方で、恥ずかしがる彼を強要することは避けた方が無難です。はしゃぎすぎ注意!愛がケンカの元に遊園地が大好きすぎて遊ぶことを優先してしまうカップルも少なくありません。たとえば、彼女の体調が万全でないのに、興奮して無理をしてしまったり、待ち時間を気にせずに自分の都合でアトラクションを楽しもうとすることも。このような行動が原因でカップル間の亀裂が生まれることも少なくありません。アトラクション派 vs それ以外派で見解が分かれる遊園地の熱烈なファンは、いろんなアトラクションを楽しんでいることでしょう。一方で、アトラクションよりもショー、イベント、雰囲気、買い物などを重視する人も存在します。遊園地に滅多に行かない人々は、やはりアトラクションを楽しみたいと考えることが多いようです。計画は大事!ノープランは逆効果に人気のアトラクションの長い待ち時間や、買い物に時間を費やしすぎて相手が不満を感じることもあります。初めは会話も弾んで楽しいかもしれませんが、だんだん会話が尽きて気まずい雰囲気になることも。計画が苦手でも、遊園地デートでは最低限のプランを立てることが重要です。遊園地デートを楽しもう付き合い始めのカップルや遊園地ファンとそうでない人との間で、思わぬトラブルが生じることもあるようですね。テンションを合わせつつも、相手にも気遣いを忘れず、遊園地デートを存分に楽しんでくださいね。(愛カツ編集部)
2024年03月05日車を駐車することは、人によっては難しいもの。左右に車がとまっている場合、ぶつけないよう気を付けながら駐車するため、ある程度の運転技術が求められるのです。毎日車を利用しているという、うま助(@umasukekun)さんは、駐車の技術が上がったといいます。「都内の狭小戸建て住宅に住んでいる」と説明するうま助さん。駐車場は決して広いとはいいがたいでしょう。その駐車場で車庫入れをした結果、ある意味『神業』を披露したような光景になっています!私はね、毎日毎日このハイパー車庫入れをキめているので、ちょっとの事じゃ動じなくなったんですよ。 #都内狭小戸建 pic.twitter.com/O103JMyJzk — うま助 (@umasukekun) March 31, 2023 駐車場が狭いため、壁と車の距離がギリギリの位置でとめる必要があるのです!格納したサイドミラーと壁の距離がほとんどなく、ピッタリと駐車できているのが分かります。駐車が苦手な人にとっては、見るだけでヒヤヒヤすることでしょう。車庫入れの様子を、うま助さんが動画で撮影した様子がこちら。なんかツイートが少し伸びてたので帰宅のタイミングで車庫入れの動画撮ってみました。こんな感じでやるんですよ。どう?簡単でしょ? pic.twitter.com/vQKJN1N16R — うま助 (@umasukekun) April 1, 2023 速度を緩めながら、慎重に駐車していますね!うま助さんの駐車技術に、「自分には無理だ」「駐車の神様!」といったコメントが続出。この駐車技術があれば、どこでもとめられるでしょう![文・構成/grape編集部]
2023年04月02日遊園地と言えば、デートの定番!様々なアトラクションやパレードの数々は、2人にとってかけがえのない思い出になることでしょう。ただ、有名遊園地のアトラクションともなると、数時間並ぶことも多いもの。付き合いたてのカップルだとその待ち時間をどう楽しめるかが重要になってくるでしょう。そのほかにも、「遊園地デート」にはカップルの間でトラブルになりやすいポイントが意外と隠されているもの……。そこで今回は、そんな「遊園地デートあるある」の中からいくつかを、上手な対処法とともにご紹介していきます。■ はしゃぎすぎて…彼氏か彼女のどちらかがその遊園地を好きすぎて、相手よりも遊ぶことを優先してしまう人も多いようです。彼女の体調がそんなによくないのに、ついはしゃぎすぎてしまったり。彼氏があまり並ぶのが好きではないのにどうしても自分がそのアトラクションに乗りたいからと、無理をさせてしまったり。そんなことから、ケンカに繋がってしまうこともしばしば。遊園地デートでは、長時間立ちっぱなしになってしまうこともあるでしょう。性格や好みが合うどうしなら話も盛り上がりそうですが、もし合わない場合は要注意。相手への思いやりは忘れずに!■ 意見が割れる遊園地の熱心なファンは、ひととおりアトラクションは網羅しているもの。アトラクションよりも、ショー、イベント、雰囲気、買い物などを楽しみたい人も多いでしょう。いっぽうで、あまり遊園地に行く機会がない人は、やっぱりまずはアトラクションも楽しみたいはず。アトラクション派かそれ以外以外派かで、意見が割れてしまうなんてこともよくあるようです。ケンカになってしまうカップルもいるので、事前にデート先でやりたいことはすり合わせたほうがよいかもしれません。■ ノープランで行ってしまうと…「遊園地だから、まあ何しても楽しめるでしょ!」という考えで行くこともあるかと思います。しかし、人気のアトラクションは待ち時間が長すぎてほかのアトラクションにぜんぜん乗れなかったり、彼女の買い物が長すぎて彼氏がいらいらしたりということも。もちろん最初のうちは会話が盛り上がるようですが、次第に話すことがなくなって気まずい雰囲気になってしまうかもしれません。ということで計画を立てるのが苦手な人でも、遊園地デートはある程度計画を立てたほうがベター。絶対に乗りたいアトラクション、食べたいご飯、見たいエリアなどを決めるだけでも、ぐっと楽しめるはずです。■ 遊園地デートを楽しむには付き合って間もないカップルや彼氏彼女のどちらかがその遊園地の熱心なファンで温度差のある場合、ケンカに繋がってしまうことがあるんだとか。やはりある程度下調べをして意見を出し合って大体のプランを決めて向かうのが、付き合い立てで間もないときの遊園地デートを楽しい1日にする秘訣です。自分だけ盛り上がらないようテンションには気をつけて、遊園地デートを楽しんで!(恋愛メディア・愛カツ編集部)presented by愛カツ ()
2021年12月25日工房と稽古場がほしい「つくりものがあるのでレーザーカッターなどの機械や道具類をちゃんと置けるような工房と稽古場のスペースがほしいというのをまずお願いしました」と話すのは翔さん。劇場などの施設計画のコンサルタントをしている翔さんは、休日にはパフォーマンス活動をしているという。工房と稽古場はそのためのものだ。奥さんの千尋さんは「前に住んでいたマンションではそういった道具類が生活スペースを侵食していたので家を建てるならきれいに片づけられる家にしたかった」という。3階。階段が天井に突き当たっている。右がキッチンで左がリビングダイニング。各階、階段の左右でフロアのレベルが異なる。階段を真ん中に土地が狭く建築面積もそう大きくは取れない敷地での設計を担当したのは千尋さんがメンバーの一員として勤務するアーキペラゴアーキテクツスタジオの畠山さんと吉野さん。この家の最大の特徴は家の中央部分につくられた階段だが、階段を端に寄せず中央に配するアイデアは敷地条件から生まれたものだった。「建てられるボリュームもだいたい決まっているなかで、パフォーマンスのための稽古場や工房がほしいというご要望を最初にいただいていたので、床を積層させてつくる必要がありました」と畠山さん。しかしそのときに縦動線である階段を上下の移動のためだけのものにしてしまうと、限られたスペースのなかにそれ以外の用途には使えない場所ができてしまってもったいない。そこで家の真ん中にゆるやかな階段を配置して、階段ではあるけれども、居場所にもなるし物を置ける家具にもなるというものにしたという。そしてまた、この階段が実はこの家ではなくてはならない重要な構造要素になっていて、中に入っている鉄骨ブレースが建物の横幅いっぱいに架け渡されている——どの階段も壁や天井に突き当たって行き止まりになっているのはそのためだ。東西両面とも長手方向いっぱいに窓が連続している。これだけの空間に壁がないのは階段の鉄骨がブレースとして効いているため。ダイニング、キッチンとも床と階段の1段の踏み面のレベルが揃えられている。北側から見る。スペースが限られているため、建て方が終わったところで段ボールを使って家具の大きさを確認した。南側からキッチンを見る。下の階段は壁に突き当たっている。模型で確認最上階のスペースは広く感じられるが、翔さんは「図面ではかなり狭く見えた」という。しかし家具も入った20分の1という大きめの模型とパースで確認した上で階段を中央にすえる案をスタートさせることに。「自分では階段を真ん中にするというのは思いつかなかった」という千尋さん。空間のなかで中心的な存在ともなるため実寸で確認したという。スケールだけでなく踏み面の幅や奥行き、蹴上げの高さを段ボールでつくった階段に実際に座ったり上り下りしてみて確認を行った。階段越しにダイニング部分を見る。この家のために製作されたオリジナル家具はすべて窓台の高さにそろえられている。特製レシピの仕上げ出来上がった階段は空間のなかで存在感を発揮しているが、それはたぶんそのスケールだけではなく、グリーン系の表面の仕上げも大きく作用しているのだろう。「この階段は構造でもあるし家具でも居場所でもあるのですが、たとえばこの階段を木でつくってしまうとキッチンや収納も木でつくる予定だったので家具としての印象が強くなってしまう。あるいはブレースとして鉄骨が中に2本入っていますが鉄骨現しの階段にすると構造として使っている印象が強くなる。このどちらにも偏らないように、仕上げには木でも鉄でもない素材を使うことにしました」(畠山さん)。緑青仕上げと呼ぶその仕上げは、事務所で開発したオリジナルのもので、木と石と金属、樹脂を混ぜ合わせたものという。北側から見る。階段の途中に置いてあるプロジェクターで奥の壁に映画などを投影して見ることができる。緑青仕上げは材料の配合がオリジナルなだけでなく、工程も特殊なため塗装は事務所で行ったという。床を極力薄く最上階は東西の両面とも長手方向いっぱいに窓が連続して光がふんだんに入るがその下階のスペースは小さな窓が3つあるのみ。しかし、暗く感じることはないという。これには建築的な工夫があって、マッシブホルツという工法を採用し45㎜の角材を1本1本つないでつくることで床を限りなく薄くしているのだという。「通常であれば床が倍以上厚くなって光がなかなか下まで届かないのですが、この工法でつくることで階段の吹抜けを通して光が下にも広がっていくのです」(吉野さん)。空間が明るくなるだけでなく上下階の遮断感も感じにくくなっているという。左右の柱は40mmの無垢の鉄骨。これだけ細くできたのは階段が柱の座屈止めの役目を果たしているため。床は45㎜の角材を1歩1本つないでつくっている。通常よりも2分の1以下の厚さのため、光が階段を通じて下階に広がる。リビングダイニングの下に水回りスペースが続く。水回りスペースの前から見る。上がキッチンで下が寝室。寝室側から見る。洗面スペースの下に本棚が置かれている。1階を見下ろす。階段が壁に突き当たっている。1階から階段を上ると壁に突き当たる。右が寝室。4カ月暮らしてみての感想をうかがった。まずは翔さん。「以前よりも生活の質がとても上がって早く家に帰りたいと思うようになりました」。千尋さんは「毎日楽しく暮らしている」と話す。「今までだと一日家に引きこもっていると気がめいるようなこともあったのですが、この家は上は開放感があるし下はちょっと落ち着いた感じで切り替えられるのでそういうことがほとんどなくなりました」最後に隣家のお話がでた。この敷地はもとはお隣りの家の庭だった土地だが、緑青仕上げを施した家が建ち上がってから隣家の方が「老後は今の家を売ってどこかのマンションに引っ越すことも考えていたけれども、この家が建ったことによってわたしは死ぬまでここに住まう」という話をされて、グリーン系の外壁に合わせてリビングのカーテンも変えたのだという。隣人にとっても素敵な風景になり庭の一部になっているということなのだろう。こうしたお話をうかがうのははじめての経験。こういうこともあるのだなと感じ入った。玄関から見る。本棚の上に洗面スペースがある。右が玄関、中央に見える扉から翔さんの稽古場兼工房に入ることができる。周囲は住宅が建て込んでいるため、頭だけ少し飛び出るようなボリュームにして開口を大きく開けた。取材時には稽古場のスペースがパフォーマンスのための大道具の製作スペースになっていた。「パーティをやったときにこの階段に料理を載せたお皿が並んでひな壇みたいになって面白かったですね」(翔さん)。河童の家設計アーキペラゴアーキテクツスタジオ所在地神奈川県川崎市構造木造規模地上2階、一部ロフト延床面積49.30㎡施工床面積73.95㎡
2021年12月06日白髪をぼかすハイライト この投稿をInstagramで見る 川俣 百合香(@yurika0808)がシェアした投稿 インナーもかわいい地毛ハイライト この投稿をInstagramで見る 川俣 百合香(@yurika0808)がシェアした投稿 メリハリハイライト この投稿をInstagramで見る 川俣 百合香(@yurika0808)がシェアした投稿
2021年11月19日建坪7.5坪の変形敷地夫婦そろって一級建築士の青柳創さんと綾夏さん。2019年に竣工した自邸は、高低差4m以上の変形敷地に建ち、建坪はわずか7.5坪。土地を探し始めて2年が経過した頃この土地に出会い、「即決でした」と話す。「予算が限られていたので、相場より安くなる特殊な土地を探していました。道路側と奥に2m強の擁壁があり、さらに斜線規制などの厳しい条件もありましたが、前面道路を挟んだ向かい側が学校の校庭で視界が開けていることが魅力でした。建築家の自分たちなら、この難しい土地も何とかなるのではないかと思ったのです」(創さん)。土地を購入後、近くに住み、さまざまな時間帯に訪れてはいろいろな高さから眺め、太陽の動きや周辺環境、場所の空気感をつかんでいったという。設計に要した期間は2年半。限られたスペースならではの工夫やアイデアが詰まった心地の良い家が完成した。地下2階、地上2階の浮遊感のある外観。突き出たテラスが1階に位置する。テラスからダイニングを見る。ダイニングの床は、ホワイトオーク材を白く塗装してふき取り、白っぽく仕上げた。天井や壁とともに光の陰影が楽しめる。ダイニングからテラスを見る。大きな引き込み窓で全開可能。1階とはいえ、地上3mの高さで開放感があり、道路からの視線も気にならない。光と影のコントラストを意識「床面積が欲しかったので地下2階を掘ることを決断しました」と話すお2人。敷地の高低差を逆手に取り、地下2階、地上2階の4層のボリュームを確保した。建蔽率や容積率、斜線規制などの条件に合わせて、ミリ単位で考えていったという。「階段の高さは、自分たちサイズで決めているので、背の高い人が来ると頭をぶつけます(笑)」(創さん)。「限られた開口をいかに活用するかということも大きなテーマでした」とは綾夏さん。各フロアはまわり階段や部屋の隅に設けた吹き抜けにより、ゆるやかにつながっている。光や空気を通し、人の気配をも感じられる空間となっている。「時間帯によって光の射し方が変わるように設計しています。明るいところと暗いところのコントラストをつけることで、狭いながらも空間に奥行をもたせています」(創さん)。道路から見ると、宙に浮いたように見えるせり出したテラスは1階に位置する。テラスから大きな開口を通して奥のダイニングキッチンへと光が導かれる。ダイニング奥の南西の隅に設けた吹き抜けからは、カーブを描いた天井に沿って、美しい光が拡散される。テラスや吹き抜けから入る光の動きや、交差して生まれる光と影のグラデーションを意識したという。「壁や天井はすべて珪藻土にし、光が優しくまわるようにしました。もとは白っぽい壁ですが、日中や夕方で色味が違って見えるんですよ」(綾夏さん)。1階のダイニングキッチンは16畳ほど。テラスまで一続きでさらに広く感じられる。天井と壁はすべて珪藻土を採用。南西(右側)の隅に設けた吹き抜けは、曲線を描く天井により幻想的な雰囲気。『カール・ハンセン&サン』の丸いダイニングテーブルとYチェアがシンプルな空間を引き立てる。生活感やスケール感の出るテレビは引き戸を閉めて隠して収納。幻想的な空間を盛り上げているのが現代アーティスト・永原トミヒロ氏の絵画で、創さんのお気に入り。青柳邸のインテリアには欠かせない存在。地下2階から地下1階へと続く吹き抜けと本棚。地下1階の高窓から光を取り込んでいる。地下1階のシアタールーム。東側(左)が吹き抜けで、地上に出ている高窓から光が降り注ぐ。壁面の本棚に加え、テレビの裏側も収納になっている。大きなキッチンをあえて造作コンパクトな家の中であえて大きく造作したというのが、5.5mに及ぶ壁付けのキッチン。継ぎ目のない一枚板のステンレスのワークトップが美しい。「狭い家で小さなキッチンではこじんまりしてしまうので、この空間にこの大きさのキッチンをあえてもってくることで、空間の狭さを感じさせないのではないかという狙いです。ギャップを楽しんでいますね」(綾夏さん)。キッチンはまわり階段の上まで続く。キッチン下の収納は、階段途中から取り出すというアイデアだ。「階段にあたる部分にオーブンも収納していますが、腰をかがめることなく使用できて、むしろ便利ですよ(笑)」と綾夏さん。壁一面を使用した5.5mのキッチン。料理好きの綾夏さんが使い勝手を考えて図面を描き、家具屋にオーダー。「『GAGGENAU』の食洗器は絶対に入れたかった」と綾夏さん。コンロはIHを採用し、レンジフードを壁付けにしたためすっきり。コンロ下の収納内にスイッチ等を隠し、表に出さない工夫も。一石二鳥の“兼ねる”アイデア青柳邸では、1か所で2つの用途として利用する“兼ねる”アイデアが随所に採用されている。まず、玄関の扉を開けると、そこは階段の踊り場でもある。地下1階に位置する玄関ホールと地下2階のアトリエへ向かう階段の踊り場と玄関を兼ねているのだ。また、広々とした玄関ホールの奥に見える手洗い場は、扉内にあるトイレの手洗い場であり、玄関の明かり取りの役割も持たせている。ほかにも、2階のバスルームは、屋上へと続く階段を洗い場として使用するなど、至る所にスペースの有効活用が施されている。「冷蔵庫やテレビなどスケール感が出るものは隠し、相対的なバランスで部屋が狭く感じないようにしています。また、窓や吹き抜け、カーブで視線の先に行き止まりをつくらないことも大事ですね。壁になる場合は絵を飾ったり、動きのあるものを置いたりして、流れるように続くことを意識し、奥へと期待が高まるように工夫しています」(創さん)。立地の難点を見事にクリアし、建築家夫妻が生み出した創意工夫により、7.5坪とは感じさせない空間の広がりを実現した。「狭いながらも、家族3人、思い思いに過ごせる場所が作れたことがよかったですね。ひととおりの断捨離を終えたので、住まいながらまた変化を楽しんでいきたいです」(創さん)。地下1階に位置する玄関ホール。キッチンと同様に、コンパクトな家に対してあえて広々とした玄関スペースに。くもりガラスの玄関の扉からやわらかな光が射す。玄関を入ると階段の踊り場に。玄関ホールの奥の扉内は、靴のまま使用できるトイレ。右側の手洗い場は明り取りの役目も。玄関から階段を下りると、綾夏さんが主宰する設計事務所のアトリエへ。コンクリート打ちっぱなしの無機質な空間は、「仕事に集中できます」と綾夏さん。2階の寝室。奥の吹き抜けから光が入る。布団等を入れた収納の上には、古道具屋で出会った“糸巻き機”をディスプレイ。「動きのあるものを置き、空間の流動感を演出しています」と創さん。各階をつなぐまわり階段は、光のまわり込みとカーブによる奥行き感を演出。階段上には無駄なく収納を設置。1階から続く吹き抜けを介して、2階のトイレと左奥の寝室へと光が届く。隣家が迫っているため、窓はくもりガラスを採用。2階トイレの洗面所の鏡は、スライド式で出し入れ自在。開けると、奥の吹き抜けから光が射し込む。FRPを使用したバスルームは階段まで防水になっていて、洗い場として使用可能。階段を上がると屋上へ。屋上では綾夏さんと娘の未詠(みよ)ちゃん(6歳)が野菜を栽培中。植木鉢には、軽量のルーツポーチ(不織布製)を使用。青柳邸設計aoyagi design所在地東京都杉並区構造木造、RC造規模地上2階、地下2階延床面積92.99㎡
2021年09月20日マスクの下でもつるんとなめらか肌に最新の化粧下地はココがすごい!出典:byBirth表面はサラリとするのに、保湿力も抜群マスク生活が始まり、肌表面がサラッとしていない水光肌やみずみずしいツヤ肌にするのが難しくなってきました。マスクの下ではベタつきが気になるので、フェイスパウダーを馴染ませて、サラサラで快適なベースメイクに仕上げる方も多いのではないかと思います。化粧下地でも、肌表面をさらりと整えてくれるタイプが多く発売されていますが、気になるのは保湿力。時間が経つとパサっとしてこない?あまりサラサラしすぎると、乾燥肌の私としてはちょっと不安…。そんな声もあるかと思います。ですが、最近発売されている化粧下地は、表面はサラサラなのに保湿成分たっぷりで保湿力も抜群!という贅沢な下地ばかり。乾燥が気になる方でも、日中のパサつきを気にせず、サラサラで快適なベースメイク作りができそうです。素肌と一体化するような、軽いつけ心地がポイントこちらは最新の化粧下地や、人気を集めている化粧下地の最大の特徴とも言えるでしょう。使用感が、とにかく軽い!まるで何もつけていないかのような使用感なので、お休みの日でもストレスフリーで使えます。また、薄膜であるのでベースメイクの厚塗り感も出づらいですし、ナチュラルで素肌を生かしたメイクが楽しめます。今っぽい抜け感メイクもバランスよく仕上がります。この春使いたい!最新の化粧下地&話題の化粧下地5選クレ・ド・ポー ボーテヴォワールマティフィアンリサン出典:byBirthこの記事の中では、一番最新の化粧下地です。クリームのような厚みのあるテクスチャー。半透明なので、色はつかないタイプです。こちらの化粧下地は、みずみずしく伸び広がるというより、少しずつとどまるようにピターっとフィットします。見た目はマット仕上がりで、密着感が高く化粧持ちも良さそうです。テカリなどの化粧崩れも防ぐことができるので、これからの季節にちょうどいいかと思います。馴染ませた後は、肌の表面は驚くほどサラサラに!毛穴の凹凸をなめらかに整えてくれるので、毛穴が気になる方に特におすすめ!上から重ねるファンデーションのノリも良くなります。また、それでいて保湿成分もばっちり配合されているので、スキンケア感覚で使えます。KANEBOイーブンフィット プライマー出典:byBirthこちらも2021年に発売された新しい化粧下地。こちらはとてもみずみずしく伸び広がるので、つけ心地がとても快適です。ほんのりツヤっぽさを残しつつ、肌表面はサラサラに整えてくれるので、できるだけツヤ肌を維持したい方にもおすすめです。カラーは、ほんのりオレンジ色。肌に馴染ませるとそこまで色は出ませんが、毛穴の影やくすみ、クマなどの「青影」をコントロールしてくれる優れものです。肌のくすみが気になる方、肌色を自然に明るく整えたい方におすすめです。また、こちらも皮脂のテカリを防止してくれるので、暑くなるこれからの季節にぴったりです。d プログラムアレルバリア エッセンス N出典:byBirthd プログラムのこちらは以前から人気で、リニューアルしてさらにパワーアップしたようです。最大の特徴は、花粉やちり、ほこりなどの空気中の微粒子から肌を守ってくれるところ。春はなにかと肌にトラブルが現れやすい時期かと思いますが、紫外線カット率も高いので、特に暖かい季節は重宝しそうです。手に出すと白っぽい色をしていますが、馴染ませると色はつきません。ほんのりトーンアップをしてくれるぐらいの自然さです。とてもみずみずしく、薄膜で伸び広がります。子どもも一緒に使えるので、1本あると便利かもしれません。ノンケミカル処方であったり、肌あれを防ぐ特徴もあるので、敏感肌の方にもおすすめしたいです。ラ ロッシュ ポゼUVイデア XL プロテクション トーンアップ ローズ出典:byBirthこちらも今SNSで話題になっている、日焼け止め兼化粧下地です。筆者はホワイトとローズの両方のカラーを使ったことがありますが、ローズの方が肌馴染みがよく、普段使いしやすいです。ホワイトはトーンアップ効果がとても高いので、肌をしっかり明るく見せたい!という方はホワイトの方が良さそうです。こちらの化粧下地も敏感肌、乾燥肌の方も使いやすい低刺激設計。無香料・パラベンフリーであり、そして石けんで落とせるという特徴があります。化粧下地の優しい設計にプラスして、クレンジングによる肌負担も軽減できるので、肌あれが気になる時に使いたいですね。こちらも少量で伸び広がるので、コスパも抜群です。ズルズル広がりすぎず指止まりはいいので、ムラなく均一に馴染ませることができます。エトヴォスミネラルインナートリートメントベース出典:byBirthこちらも同じくSNSで話題になっている化粧下地。まるで美容液のようなみずみずしさと高い保湿力が特徴です。みずみずしいツヤ感を出すことができ、マスクをしないお休みの日は、これ1本で紫外線対策と肌の美しさを演出できそうです。スキンケア効果が高いですが、乾燥小じわを目立たなくする(効能評価試験済)という機能まで備わっているので、是非とも毎日使いたい化粧下地です。こちらの化粧下地も石けんで落とせるという特徴があります。色はほんのりベージュのトーンで、自然なトーンアップ効果が期待できます。どれを選んでも優秀?出典:byBirth最新の化粧下地、人気の化粧下地は使用感も良く、どれを選んでも満足できそうです。あとは、質感の好みやトーンアップ効果、崩れにくさや肌への優しさを考慮して選ぶといいでしょう。是非この記事を参考に、自分にぴったりな化粧下地を選んでくださいね!
2021年04月14日「スタイルのある家と暮らし」をテーマに情報発信する『100%LiFE』。クリエイティブな感性で暮らしと空間を楽しむ人たちのライフスタイルメディアとして2012年の7月にスタート、8周年を迎えました。そこで、今回、特別企画として、これまで取材した家の中で『100%LiFE』に集う読者の方々に人気のあった家を、テーマごと振り返ってみました。読者の皆さんが興味をもった家とは?第4回は、都市の住まい造りの永遠の課題「狭小住宅」、人気の10軒を紹介します。type1子どもが自由に駆け回る暮らしに合わせてDIY進化し続ける都心の狭小住宅東京・文京区の住宅密集地に、間口3m、奥行き10mの木造3階建てを新築。筋交いで建物を支えることで、広々とした空間を生み出した。type2狭小敷地を最大限にどこにいても心地いい“ミルクカートン”の中の開放感ミルクカートン(牛乳パック)のような建物の中は、4層に分けて居住空間を確保。光が取り込まれた開放的な住まいが誕生した。type3360度広がる都会のパノラマ6坪で叶える快適でゆとりのある暮らし住み慣れた都会の街での永住を決めたオーナー。建築面積わずか6坪の超狭小地。建築家の知恵とアイディアで広々とした美しい空間が生まれた。type4狭小敷地にあえて庭を残す小さな土地に大らかに住まう都心の息苦しくない暮らし鋭角な三角形の18坪の土地。敷地いっぱいに建てるのではなく、あえて土を残し隣家との距離を取ることを、一級建築士・腰越耕太さんは考えた。type5光や風に満たされる地下2階、地上2階建坪8坪で豊かに住まう規制が厳しい地に4層構成の家を建てた建築家の近藤正隆さん。2つの大胆な吹き抜けや大きな窓等で、開放的かつ一年中快適な住まいを創り出した。type6素材,工法,設備にこだわりの工夫都心の狭小地で快適に暮らす住宅が建ち並ぶ路地でスチールの出窓と入口が目を引く川久保邸。間口3.3mの敷地に建てられたこの家には、さまざまな工夫が詰め込まれている。type7曖昧な境界が広げる可能性狭小を感じさせない開かれた街のスタンド建坪8.8坪に、自宅兼事務所、ときにカフェスペースを併用。建築家・落合正行さんの自邸は、アイデアと創意が溢れていた。type8ミニマムに暮らす恵比寿の狭小住宅は都心のキャンプ場…!?狭くてもいいから都心に住む。その家は、JR恵比寿駅から徒歩10分、幅2mほどの狭い路地の両脇に2~3階建の住宅が肩を寄せ合うように立ち並ぶ一角にある。type9狭小だが開放感のある家都心近くの住宅街につくられた“異空間”蔵のような雰囲気も漂わせる池村邸。周囲を建物に囲まれた狭小スペースに、広がり感と明るさをもたらす工夫がさまざまに凝らされている。type10見たことないつくりのRC住宅都会の狭小地で街とつながって暮らす建築家が正方形の敷地にほれ込んで建てた家は、梁と床・天井のスラブを大胆にずらしてつくられた、今までにない体験のできるコンクリート住宅だ。
2020年08月03日株式会社WTWが運営するライフスタイルショップ『WTW(ダブルティー)』と家をもっとカジュアルに楽しむためのエンターテインメントメディア『Dolive(ドライブ)』とコラボレーションして開発した新築規格住宅『WTW HOUSE PROJECT』を 2019 年7 月にコンセプトプランとしてリリース。リリースしてから約 1 年、同プロジェクトはこれまで多くの反響をいただき、【Dolive HOUSE】が展開する住宅商品の中で主力商品となりました。 そして今季、マンションや都市部の狭小住宅地といったさまざまな環境に合わせ、同コンセプトを取り入れたスタイルバリエーションを公開いたします。『WTW HOUSE PROJECT』とは?家をもっとカジュアルに楽しむためのエンターテインメントメディア「Dolive」と西海岸テイストのインテリアで人気のライフスタイルブランド「WTW」とコラボレーションして開発した新築規格住宅『WTW HOUSE PROJECT』。商品コンセプトは、WTW のブランド名の由来でもある「Waiting for the wave(波待ち)」のひとときような、開放的でリラックスした日々を過ごせる空間を提案。また、住宅の提案だけではなく、オリジナルアイテムの開発・販売やデザイン にあうインテリアまで、さまざまな角度から、多彩なライフスタイルを発信しています。【「WTW HOUSE PROJECT」スタイルバリエーション 】「WTW HOUSE PROJECT」 ■ コンセプトプラン海沿いの家でサーフライフに浸る。「WTW HOUSE PROJECT」を象徴するコンセプトプラン。■ Case_01 :コンパクト事例都市部の住宅地でも、子どもといっしょに海を感じながら暮らす。■ Case_02 :リノベーション事例マンションでも、リノベーションでWTWスタイルを楽しむ。▽コンパクト事例では、「WTW HOUSE PROJECT」 のデザインをそのままに、コンパクトながら心地よい開放感をキープ 。個性的な外観やウッドデッキ、サーフテイストの空間など、敷地制限がある中でも、コンセプトプランの要素をあきらめることなく実現できています。▽リノベーション事例ではコンパクト事例同様、商品コンセプトはそのままに、アーバンライフをバランスよく楽しむ自分だけの時間や空間をしっかりと確保できる住まいが完成しました。■『Dolive media』掲載記事はこちら▼どんな場所にもフィットするWTW HOUSEを徹底解説!▼WTW HOUSEのデザインでそのままリノベーションできるんです!【WTW】について海でゆったりとサーフィンの波待ちをしている時の様に、開放的なリラックス感で毎日をすごしたい。 アーバンカルチャーを自分流に自由にミックスして楽しみたい。都会と自然、両極を楽しむライフスタイルを持つ人々に向けた、URBAN. SURF. NATURAL.がコンセプトのライフスタイルショップです。【Dolive(ドライブ)】について「RE 住むリノベーション」が家をもっとカジュアルに楽しむためのエンターテインメントメディアとして 2019 年 5 月に「Dolive」として生まれ変わりました。私たちが共感したり、欲しいと思えるような今までになかった住宅関連メディアを目指し、ウェブサイトを中心に、日々の暮らしをもっと楽しくする情報や、クリエイターや人気ブランドとコラボしたデザイン住宅などをお届けしていきます。【BETSUDAI Inc.TOKYO 】について私たちは、全国展開している住宅ブランド「LIFE LABEL」「Dolive」のフランチャイズ運営を行なっています。住宅業界にまだない新しい視点とアイディアで、住サービスの価値創造を行うチームとして、常に業界のフラグシップでありたいと考えます。 家づくりが決まり切った息苦しいものではなく、「好みのスタイル」「生活にあった間取り」「そこでの過ごし方」をお客様自身が想像し、楽しみながらセレクトしていく家づくりをしてほしい。「暮らしはもっと楽しめる」私たちは、住宅の提案のみではなく、そこで今後始まるそれぞれのストーリーづくりを応援します。企業プレスリリース詳細へ本記事に掲載しているプレスリリースは、株式会社PR TIMESから提供を受けた企業等のプレスリリースを原文のまま掲載しています。FASHION HEADLINEが、掲載している製品やサービスを推奨したり、プレスリリースの内容を保証したりするものではございません。掲載内容に関するお問い合わせは、株式会社PR TIMES()まで直接ご連絡ください。
2020年06月19日編集部:学研キッズネット編集部那須ハイランドパークは、東日本遊園地協会が運営し、おうちで様々な遊園地コンテンツがオンライン上で楽しめる「おうち遊園地」に参加することを発表しました。協会加盟遊園地が手を組み、各遊園地の人気アトラクションに乗車している感覚が味わえる体験動画や、おうちでできる遊園地の作り方動画など様々なコンテンツがお楽しみいただけます。今後、コンテンツは随時更新していく予定です。さらに楽しくなっていく「おうち遊園地」にもどうぞご期待ください。おうち遊園地概要新型コロナウイルスの感染拡大を受け、たくさんの笑顔と歓声で溢れていた全国の遊園地が休業しています。遊園地の使命ともいえる、人々を笑顔にする、元気にすることができない状況が続いております。そんな中、私たちにできることは、おうちで楽しんでいただけるコンテンツをご提供することだと考えました。【参加遊園地】浅草花やしき、国営ひたち海浜公園プレジャーガーデン、西武園ゆうえんち、東京サマーランド、東京ドームシティ アトラクションズ、東武動物公園、としまえん、那須ハイランドパーク、箱根小涌園ユネッサン、浜名湖パルパル、北海道グリーンランド、むさしの村、よこはまコスモワールド、横浜・八景島シーパラダイス、よみうりランド(2020年4月28日現在、あいうえお順)【コンテンツ】1.共同メッセージ新型コロナウイルス感染拡大防止のため、多くの遊園地が休業しています。今わたしたちにできることは何なのか。遊園地で遊んでもらうことはできませんが、みなさまがご自宅で少しでも楽しい時間を過ごせるように“遊園地の力”を結集しました。人気アトラクションの乗車動画や、かわいらしい動物たちの姿、自宅でできる遊園地体験など、おうちで遊園地を楽しんでいただけるコンテンツをご用意しました。今はこのようなことしかできませんが、その時が来るまで遊園地はずっとみんなを待っています。2.無料で乗り放題!動画でアトラクション体験全国の遊園地のアトラクション体験動画が楽しめます。動画は随時追加更新いたします。おうちでアトラクションを使って楽しめる動画<ビッグバーンコースター>ほとんど垂直落下で急降下する究極のコースター。とあるジェットコースターランキングで日本第4位にも輝いた那須ハイランドパーク随一を誇る絶叫マシーン。<おうちで楽しむ>おうちでアトラクション作って楽しめる動画コンテンツです。動画は随時追加更新いたします。用意するものは、YouTubeを流せる環境と小イスかソファー、そして扇風機!ジェットコースターの動画に合わせてイスを揺らして乗車している気分を味わおう!!名称:おうち遊園地公開日時:2020年4月28日(火)15時サイトURL:※準備が整い次第、以下のURLに変更いたします。■「学研キッズネットFor Parents」のニュース一覧はコチラ■学研キッズネット編集部(がっけんきっずねっと)『学研キッズネット』は、1996年にオープンした小・中学生のためのWebメディアです。学研の子ども向け書籍や雑誌の編集ノウハウを活かし、子どもたちが安全に楽しめるサイトとして運営しています。子どもたちのしあわせのために、家族のしあわせのために、有益な情報やサービスをお届けできるよう、いつも精一杯がんばっています。すくすく伸びる子どもたちのために
2020年04月29日メイクをする際の重要なものの1つに、化粧下地がある。クレ・ド・ポー ボーテは現在、人気の化粧下地「ヴォワールコレクチュール」を販売しているが、リニューアルを行う。そのリニューアルを経て、2020年3月21日より販売されるのが、「ヴォワールコレクチュールn」だ。今回は、このヴォワールコレクチュールnを紹介する。人気の化粧下地ヴォワールコレクチュール人気の化粧下地ヴォワールコレクチュールは、肌表面の乱れを整え、うるおい効果で肌の内側も輝かせることで、上質な肌質感を演出。この化粧下地をリニューアルしたものが、ヴォワールコレクチュールnだ。リニューアルしたヴォワールコレクチュールnリニューアルしたヴォワールコレクチュールnは、スキンケアテクノロジーが進化し、メイクをしながらも肌を美しくケアしてくれる化粧下地。テクスチャーはなめらかで、肌に軽やかに溶け込み、まるで上質なスキンケアクリームのようだ。保湿と整肌効果のある成分を配合し、長時間うるおいを保つことはもちろん、肌そのものもケアしてくれる。肌のくすみやデコボコといった悩みも、瞬時にカバー。均一で美しく整った肌を演出することはもちろん、肌を明るくトーンアップ。さらにSPF25、PA++でUVケアだけではなく、素肌を空気中の微粒子からも守る。価格は、40gで6500円(税抜き)。(画像はプレスリリースより)【参考】※資生堂
2020年02月21日大胆な発想のプランに驚いた「通勤に便利かどうかが大事だったので、狭くても都心がいいね、というのがふたりの一致した意見でした」。新宿の高層ビルが間近に望めるエリアに、宮本さんご夫妻は南向きの土地を見つけて購入。「敷地面積44㎡、北側斜線制限のある土地をどう活かしたらいいか、半年程かけて毎週打ち合わせを重ねました」。設計を担当したのは一級建築士事務所「.8 / TENHACHI」の佐々木倫子さん。妻・直子さんとは小学校からの幼馴染で、建築士である夫・将毅さんとは大学院の同窓だったそう。「私たちのキューピットでもあるんです(笑)。当初、出してもらった別の2社のプランはどちらも同じような図面だったのですが、彼女が出してきてくれたプランが驚きで」。そのプランはまず、「ガレージなし、バルコニーなし、玄関なし」というもの。「ガレージはなくてもいいし、バルコニーも、夜洗濯物を室内干しする私たちには合っていました。でも玄関なしというのは想定していませんでしたね(笑)」。誕生したのはガルバリウム鋼板のファサードを持つ、牛乳パックのような箱型の“ミルクカートンハウス”。無駄を削ぎ落としながら、開放感と広がりが最大限に感じられる空間が、そのパックの中には広がっていた。ロフトを設けた2階のLDK。トップライトから明るい光が入る。壁は9㎜のラーチ合板を仕上げに張り、クリアなウレタン塗装を施した。ミルクカートン(牛乳パック)のような外観。正面には屋根からつなげてガルバリウム鋼板を斜め張りに。技術が必要とされる職人泣かせの仕上げ。室内の内装は白、木目、グレーで統一。隣家の視線を避けるため、LDKには横長の窓を少し高めの位置に設けた。壁のウレタン塗装は友人に協力してもらい、DIYで。家全体を3日間で塗装した。ロフトを2カ所設けて4層に玄関という明確な区切りのない1階は、土足のまま入ってもいいモルタル敷きの土間。そこに、白い箱に囲まれるように水まわりが設置されている。「壁を設けるのではなく箱にすることで、現しの天井がそのまま奥まで続いていきます。それによって連続性が生まれ、奥行きが感じられるんです」。その白い箱の上は、なんとベッドルーム。「建ぺい率、容積率から計算すると、ここには65㎡までしか建てられないはずなんです。そこを71㎡迄取ることができたのは、延床面積から外すことができるロフトを設けた結果です」。1階の水まわりの上と2階のLDKの上にロフトを設け、4層の構造にすることで広さを確保。階段は1階から北側を回り込んで2階に到達する設計で、斜線にかかる空間が活かされている。「佐々木さんは、“空間に高低差の抑揚のある方がいい”ということと、“長くいる空間に贅沢な高さがあるといい”ということを提案してくれました。だから寝るだけの寝室は天井が低いのですが、それでもセミダブルベッドを2つ置ける広さがあるので快適です」。土間やLDKの天井高に対して、ベッドルームはコンパクトに。メリハリのある空間が、無駄なく生活にフィットする。玄関を入るとすぐに現れる土間は、多目的な使用が可能。現在は、ニットデザイナーである直子さんの仕事場でもあり、スタジオとして貸し出すことも。水まわりを収める白い箱は、PORTER’S PAINTSのザラザラ感のある白い塗料を選び、ふたりで塗装した。貸しスタジオに対応するため、ロックのできるガラス戸を設置。白い箱の中にはゲスト用の洗面と、こちらの家族専用の洗面&ランドリー&バスルームのふたつのブースが。洗面台の天板はグレーのフレキシブルボードにウレタン塗装をかけた。木と白い壁に挟まれ2階へ。オランダ人のX線写真のアーティストALBERT KOETSIERの写真を飾る。階段にも天窓を設けて明るさを確保。右手がベッドルームへの入り口になっている。階段側からベッドルームを見る。手前のカーテンの奥には分電盤があり、収納としても使用。スポットライトが幻想的。ベッドに入る時間に差があるためロールカーテンを。照明選びは、佐々木さんにも相談して特にこだわった。こちらはヨーロッパから取り寄せたPLUMEN。コストカットのため、木釘と丸棒の組み合わせで取り付けた階段の手すり。これも大工さん泣かせだったそう。白、木目、グレーで空間を統一LDKに到達すると、トップライトから落ちてくる光に包まれる。壁材のラーチ合板の木目と、キッチンや収納棚の白、光に囲まれたナチュラルで居心地のいい空間が広がっている。「リビングが小上がりになっているのも落ち着けますね。ここでゴロゴロしている頻度が高いです(笑)。小上がり下には収納や本棚も設けてくれました」。小上がりがあることで、キッチン台からテレビ台へと天板が同じ高さでつながる。「完全な造作だとコストがかかるので、引出しや扉、棚板などをIKEAで揃えて、それに合わせて設計してもらいました。クッキングヒーターや水栓などもパーツを選んで、はめ込んでもらいました」。設備もインテリアも、セレクトには佐々木さんからの指令があったそう。「白、木、グレーの3色で統一したい、と。だからオレンジだったIDÉEのソファーはグレーに張り替え、水栓も探しまわってやっと見つけたBRIZOの白を取り付けました(笑)。でも感覚が似ているので、私たちも全面的に信頼しているんです」。小上がりから階段をあがると第二のロフトが。ここは将毅さんが籠って過ごすことが多い場所。「狭小住宅にもかかわらず、色んな居場所があるのがうれしいですね。どこで何をするかというのは決めていません。その時々の気分で場所を変えられて、どこにいても気持ちがいい。贅沢な空間ができたと思っています」。キッチンから小上がり側のテレビ台まで、フレキシブルボードにウレタン塗装をした天板がひとつながりに。オーダーして造った白い鉄製の片持ち階段でロフトにあがる。IKEAの引出しに合わせて設計したキッチン。“この空間のイメージにぴったりだった”toolboxの吊り戸棚も採用。ロフトには愛読するマンガを揃え、リラックスタイムを楽しんでいる。「暖かいので、冬は特にお気に入りの場所です」。ロフトからリビングを見る。たくさん持っている本を収納するスペースも工夫してもらった。ソファーはIDÉEのAO SOFA。佐々木さんおすすめmenuのBollard Lamp。コードの使い方でライトの向きが変えられる。木口を見せるデザインが特徴的。モダンさの中に自然な風合いが感じられる。将毅さんは病院の設計を担当する建築士。休日は自転車に乗り、ふたりで都内のあちこちを回るのが楽しみだそう。“色と木口の出ているところが空間にぴったりだった”ダイニングテーブルと、椅子はHAYのもの。小上がり下には本棚も設けられている。宮本邸設計一級建築士事務所「.8 / TENHACHI」所在地東京都渋谷区構造木造規模地上2階延床面積71㎡
2020年02月03日超狭小地での建て替え高級感と庶民性を併せ持った雰囲気と利便性の良さが魅力の東京・四谷。大きな通りから1本奥へ入ると、細かく区切られた昔ながらの住宅街がある。古河さん一家が暮らすのは、車は入ることができない狭い路地に面した敷地。「両親が新婚時代に購入したところで、築40年くらいの古家に住んでいました。子育てをはじめその住みやすさから、この先もずっと四谷に住み続けたいと思い、建て替えを決意しました」と話すのは、四谷育ちの奥さま。建築面積は、わずか6坪の超狭小地。「土地は狭いのに、リビングやキッチン、テラス、屋上など、いろいろなところの空間を“広く”とってほしいとリクエストしました(笑)」とご主人。「その難題をすべて叶えていただき、感動しています」とご満悦である。設計を依頼されたのは、建築家の岡本浩さん。明るく広がりのある家を目指し、プロならではの工夫を詰め込んだ。そして、地上3階、地下1階のコンパクトながらも開放感のある家が完成した。ダイニングとリビングはスキップフロアになっていて、バルコニーまで一続きに。長女(6歳)、長男(4歳)も自由に行き来し、のびやかに過ごしている。住宅密集地に建つ。マーブル模様の外壁は左官コテ塗仕上げで落ち着いた雰囲気。2階のバルコニーに設置した木製ルーバーの羽根の角度にこだわり、道路からの視線をカット。ダイニングの上は吹き抜けで、4.5mの天井高を確保。天井にはご主人が希望したアンティーク調のシーリングファンを設置。「ビールを飲みながら、ファンが回っているのを見ているのが好きです」。防火壁を最大限に活用する玄関奥の階段を昇ると、たっぷりの光が降り注ぐダイニングキッチンが現れる。「朝起きて、半地下の寝室からここに上がってきた瞬間がとても気持ちいいんです。まぶしいほどの光に包まれ、一気に目が覚めますね」とご主人。スキップフロアによって半階上のリビングを見通すことができ、さらにリビングからフルオープン窓でつながるバルコニーへと続く。バルコニーには周囲からの視線を遮りつつ、光と風を通す木製ルーバーが設置されているため、リビングの延長として安心して使用できる。内外一体の開放感が気持ちよく、子どもたちや愛犬も自由に行き来している。隣地の境界ギリギリの位置には、防火壁を設けた。これにより、法規制で必要とされていた階段室の設置を回避したうえに、隣からの視線も完全にカット。そのためカーテンいらずの大きな開口を実現し、日中は豊かな自然光が室内の隅々まで行きわたる。また夜間は、外部照明の光を反射させて室内に送り込み、防火壁が間接照明の役割も。自宅で仕事をしている奥さまは、「夕方くらいまで照明をつける必要がないですね」と話す。防火壁と建物との間には30cmほどの隙間があり、さらに奥行きを感じさせてくれる利点も。その隙間はドッグランとしても活用し、長年共に暮らす愛犬ピースちゃん(8歳・メス)が嬉しそうに駆け回っていた。ご夫妻で立てるよう作業台を広めにとったキッチン。衣服等が引っ掛からないようにフラットなデザインをチョイス。造作のテーブルにはカトラリーの収納を設けた。扉の奥には地下の寝室へと続く階段があり、まるで隠し部屋のよう。扉は階段のほうまで開くため、大きな荷物も搬入可能に。左の階段を昇るとダイニングキッチンへ。半地下にある寝室は、1年中安定した気温で快適。造作棚には間接照明を組み込み、演出効果を。大きな開口(右側〉の奥が防火壁。シャビーシックな床はご主人の希望。「あまり真新しい感じが好きではないので、少しレトロな感じにしたかったんです」。犬のハウスやオモチャを置くスペースをリクエスト。ピースちゃんのサイズに合わせて棚の高さを決定。ベンチとしても使用できるようにした。防火壁と建物の隙間によって生まれたドッグラン。大人はやっとすり抜けられる幅ではあるが、ピースちゃんにはちょうどよい。3階はキッズスペース。奥が長女の部屋、手前が長男の部屋。扉によって分けられるようになっている。螺旋階段を昇ってきた正面には、大きめの収納を確保。梁が必要だったところに板を置いてデスクにした。自宅で仕事をする奥さまのちょうどよい仕事スペースとなった。屋上は家族の憩いの場空間を広く見せるために、仕切りとなる壁は極力抑えたという岡本さんは、「必要な壁は、逆手にとってポジティブに利用しました」と話す。例えば、リビングとバルコニーを結ぶ開口部。家の四隅には壁が必要なため、ここにも壁を設置しなければならなかった。「ならば壁で窓のフレームを隠し、風景だけが見えるような空間にしたら面白いかなと思って」と岡本さん。さらに、壁をアーチ型にし、裏側には間接照明を設けるなど徹底的にこだわった。まるで額縁の中の1枚の絵のような美しい光景は、奥さまの最もお気に入りの場所という。「ダイニングから見上げたときに目に飛び込んでくる、窓際のその光景が好きです」。また、ほかの壁も収納や家具として利用している。スキップフロアの階段部分はベンチ兼収納になっていて、テレビ脇の壁も収納を兼ねている。さらにそこに間接照明を組み込むなど、一石二鳥、三鳥の発想が随所にあり、使い勝手のよい空間となっている。これからの季節は屋上テラスも活躍。都会の風景や空が360度見渡せ、風も心地よい。バーベキューや子どもたちのプールなど、屋外にいながら人目を気にせず寛ぐことができ、家族だけの時間が満喫できる。「先日、玄関前に子どもたちとひまわりを植えました。もっと緑を増やしていきたいので、屋上でのガーデニングも構想中です」とご主人。家族で植物にふれる豊かなひととき。まさに古河家のオアシスになりそうだ。フルオープンの窓は、壁でフレームを隠し、窓の存在を消した。スキップフロアの段差を利用し、ベンチを2つ設けた。ベンチの中は収納に。毎日使うものを即収納できて便利だそう。長男が顔を出しているのはトイレの窓。ダイニングとつながり、コミュニケーションの場にもなっている。360度眺望が楽しめる、気持ちのよい屋上テラス。ベンチは折りたたみ可能。古河邸設計OASis一級建築士事務所所在地東京都新宿区構造木造規模地上3階地下1階延床面積65.14㎡
2019年06月03日一目惚れの敷地正方形の敷地を探していたという建築家の古澤さん。「見た瞬間にここだと思った」敷地は約45㎡の狭小地で、私道(位置指定道路)の突き当りに位置する。そして、住宅に両脇を挟まれたその私道は古澤邸のためだけに存在しているかのように見える。「正面性もあって一目惚れでした。そして、ここだったら街とつながったような生活ができるんじゃないかと」私道奥の真正面に立つ古澤邸。敷地は約45㎡。建物の半分近くが外部空間になっている。外部空間が半分当初の計画ではプランの真ん中に螺旋階段をもうけていたが、「図式的には美しいけれども、求心力が強すぎて生活が束縛されそうな感じがしたため」、多数の案を経て現在のプランへと変更を行った。しかし、道路に面した建物の半分近くを外部空間にするというコンセプトははじめと変わらずに維持した。「こういう繁華街に近い場所ではどうしても外部が少なくなってしまう。さらに、子どもを育てるうえでも外があるほうが絶対いいと思ったので」と古澤さん。2階バルコニー。都会ではどうしても外部空間が少なくなってしまうため、2~4階でバルコニーを4カ所もうけた。2階の入口近くから外階段越しにバルコニーを見る。コンクリート階段が途中からスチールにかわる。2階へ上る階段途中から見る。梁とスラブを分離する試行錯誤を重ねて行き着いたプランは中央に十字形を配したものだった。図面を見る限りこのプランにも空間を支配するような図式の強さが感じられるが、十字の四隅に柱を設けて十字の交点の部分には柱を置いていないため、ある意味、螺旋のプランとは違って中心といえるものもなく、十字形によって「生活が束縛されそうな感じ」はまったくしない。十字形を意識させない要素としてはこのほか、梁と床/天井のスラブが分離していることが挙げられる。通常は梁と同じレベルにスラブがつくられるが、古澤邸では上下の梁の間にもうけられている。そのため床レベルから見ると天井までの途中に梁が見えることになる。2階スペース。柱から出ているのはスラブではなく梁。この梁が上から見ると十字の形になっている。梁が直角にぶつかっている部分が建物の中央になる。2階スペース。左からキッチン、階段室、バルコニー。ガラス面が大きいが、梁が視線をほどよくさえぎるためプライバシーの面ではあまり気にならないという。この構造は構造家との話し合いの中から生まれたものという。「梁とスラブが一体になっていることに疑いをもつ人はいないと思いますが、ラーメン構造というのは柱梁構造のためスラブは本来、構造的に不要です。ジャングルジムのようなものなので、ある意味、スラブは柱や梁とは別の要素なんですね」こうしてできた空間ではスラブと梁が絵画のフレームのようになって外部空間をさまざまなプロポ―ションで切り取るだけでなく、視線が内外ともに斜めにも抜けて都会の狭小敷地では得難い開放性も獲得している。さらにはまた、正面がガラス張りのため、内へと閉じがちの都会生活では珍しく街とのほどよい距離感と関係性もつくり出されている。4階からの見下げ。基本的に外の階段をコンクリート、内部は木にしているが、それだけでは対比的になりすぎるので途中にスチールの階段もつくっている。寝室のある4階スペース。柱から出た梁によって十字の形ができているのがわかる。階段部分の吹き抜けは1階から4階まで続く。狭小住宅では上下移動の体験が重要になるため、歩くごとに風景が変わる、街を散歩するような楽しさを目指した。2階と3階を見る。2つの床の途中に存在感のある梁があるため、スキップフロアと勘違いする人が多いという。スラブがピン角でぶつかる部分はスチールで接合されている。3階バルコニー。和室のある3階スペース。3階和室から見る。厳しさとは真逆の居心地がいい引っ越しをしてから1カ月という古澤さん一家。間仕切り壁のような存在感のある梁はモノを置く棚としても活用しているというが、はじめてチャレンジしたつくりの空間の中で古澤さんは「モノをどこに置くのかがまったく決まらなかった」と話す。「ようやく落ち着いてきましたが、いろんなところにモノを置いていいきっかけがあるから、しばらくの間、毎日のようにモノが移動していました」家族の戸惑いは、古澤さんよりもさらに大きかった。「最初は開放的すぎて全部外につながっている気がして自分の部屋がないような感じがしました」と娘さん。しかし今は心地よい開放感に慣れて外の目が気にならなくなり、カーテンも開けて暮らしているという。いろいろなプロポーションの開口部が外をさまざまに切り取って風景の変化を楽しませてくれる。1階玄関内部から外を見る。壁と天井のスリットから光が入る。1階。木のボックスの内部はトイレ。階段越しに玄関のほうを見る。階段途中から見る。梁とスラブが分離することで、通常ではありえないような外との関係性が建物のいたるところで生まれている。古澤さんと息子さんの2人がいるのは梁の上。40×40cmの梁は棚としても使えるし、腰かけたりすることもできる。奥さんも「家の中まで見えてしまうのかなと思っていたんですが、意外に見えないので、外からの視線はだんだん気にならなくなってきました」と話す。「あと、頭をコンクリートの梁にぶつけたりするととても痛いのですが、そうした厳しさとは真逆の居心地の良さがあってそれがとても気に入っています。コンクリートでなければ、このような快適な開放性は得られなかったんだろうなと」奥さんは古澤さんに「狭い面積の中でバルコニーを広く取りすぎてもったいない」と設計中ずっと言っていたそうだ。しかし「外とつながって空間が広く感じられるし、よくあそこでお茶を飲んだりして楽しんでいるので、これで良かったなと思って」いるという。設計で外を意識的に多く取り込んだ古澤さんもこう話す。「昨日も友人たちをまねいてバルコニーで食事をしたんですが、外というのはやはり気持ちがいいですね。外とつながっているというのは街とつながっているというのと同じなので、そのあたりの気持ちの良さに住んでみてあらためて気づいたような気がします」。古澤さんはまたこの気持ちの良さを「街と体験が一体化する」という建築家らしい表現でも伝えてくれた。古澤邸設計古澤大輔/リライト_D+日本大学理工学部古澤研究室所在地東京都杉並区構造RC造規模地上4階延床面積90.59㎡
2019年05月27日間口3m。筋交いが生み出す広々空間東京23区の中心部に位置し、歴史と文化の街として発展してきた文京区。Kさん夫妻がこの地に家を建てたのが5年前。共働きで子育てをすることを考え、文京区育ちの奥様の実家の近くに住もうと思ったのがきっかけだった。文京区という場所柄、限られた予算の中で購入できる建売住宅はとても狭く感じたという。そこで、土地探しからお願いしたのが石井井上建築事務所。「テレビの住宅番組で、いい雰囲気だなと思った家を手掛けていて、事務所も文京区だったのでお願いしました」(ご主人)。いくつか提案のあったなかで、Kさん夫妻が決めたのは約16坪の細長い狭小地。そこに、間口3m、奥行き10mの木造3階建ての家を建築した。「ご主人が『土地の特徴を活かして、建物も細長くしたほうが面白い』と言われたことが設計の決め手となりました」と当時を振り返るのは、建築家の石井大さん。通常、かなりの量の構造壁が室内に出るところを、見通せる筋交いで建物を支えるように設計した。天井高3mの2階は、階段部分に2つの筋交いを設置。リビング・ダイニングとキッチンを振り分けつつ、奥行きのある広々とした空間を実現した。4歳になる息子さんはひとつながりのワンルームを元気に走り回り、筋交いと絡んだ階段は格好の遊び場に。「筋交いがアクセントになり、楽しい家になりました」とご夫妻も微笑む。2階は、間口3m、奥行10mの細長いワンルーム。天井高3mがより開放的に印象付ける。「好きな家具を揃えていきたい」と、マルニ木工でジャスパー・モリソンのダイニングテーブルと椅子(手前)を購入。筋交いのある階段奥がキッチン。ダイニングスペースと分けたのは奥様の希望。使い勝手の良いコンパクトなキッチン。階段は移動手段だけでなく、コミュニケーションの場にもなっている。大きく窓をとったリビング。窓に筋交いを設け、耐震強化。住宅が密集した狭小地。アウトドアが趣味のご夫妻にとってガレージは必須だった。キャンピングカーの上部の棚は既製品の鋼製足場板を利用。アウトドアグッズが置かれている。リゾート気分のバスルームK邸の天井は、木のまま見せた梁が一定間隔で並んでいる。生活しながら木で造られた家であることを実感できるのが心地よい。「都心部の住宅ゆえに準防火地域に属するものの、火災に強い“燃え代設計”を利用していることで、通常は石膏ボードで覆われるところを回避しました」(石井さん)。階段を昇りきるとガラス張りの真っ白なバスルームが登場する。「リゾートホテル風なお風呂を希望しました」とはご主人。昼間は階段上の天窓からたっぷりの光が降り注ぎ、夜は季節によって天窓越しに月見風呂が楽しめるという。この天窓からの光は2階のダイニングまで届き、北向きのリビングを明るく演出している。3階まで階段を昇った右手には、扉のないガラス張りのバスルームがある。天窓を通して空が眺められる。開閉式の天窓。階下に十分な光を届ける。3階の左手(南側)には寝室がある。3階の右手奥(北側)は将来の子供部屋。白い机はご主人が20年ほど前に「unico」で購入したもの。家具職人!?必要なものは自分で製作今回、壁はご主人が中心になって塗装されたそう。「ビスを隠すために厚めに塗ったこともあり、時間がかかって大変でしたが、工事中に現場に入って大工さんの作業を見ていられるというのが楽しかったですね」。その影響なのか、ここに住むまではあまり経験がなかったというDIYだが、いまではまるで家具職人のように製作しているという。キッチンのスパイスラックやコーナー収納、本棚、PC机……と数えきれないほどである。「生活していて、こういうのがあったらいいね、と言うと図面を描いて作ってくれます」と奥様。「ただ時間がかかりますけどね」と笑うご主人。暮らしながら、必要なものを自ら作り、住まいやすいように手を加えていくことで、家への愛着がさらに深まっていくという。今、あったらいいなと思うものを訊いてみると、「屋上」とのこと。「料理に使うハーブなどを屋上で育てたい」と。なんでも作るKさんのこと。きっと何年後かに実現していることだろう。玄関奥にある書斎は80cm高くなっている。PCデスクや棚などすべてご主人が製作したもの。壁に取り付けたガス暖炉がオシャレ。玄関を入って階段へ向かう通路。洋服掛けや自転車のフックはご主人がDIY。キッチンに立つご主人が「あったらいいな」と思い作製したコーナー収納。構想2年の力作。「カップをつるす棚が欲しいと言ったら作ってくれました」(奥様)階段からのぞいたり、腰掛けたり。階段は4歳の息子さんの遊び場でもある。K邸設計石井井上建築事務所所在地東京都文京区構造木造規模地上3階延床面積89.40㎡
2019年05月20日ワクワク楽しい遊園地デートでは持ち物の準備も大切です。彼に「気が利く女性」と思ってもらえるモテアイテムを紹介します。忘れ物のないよう、前日にしっかり用意しておきましょう。ティッシュやウェットティッシュが大活躍!遊園地では急流すべりなどのアトラクションで水を浴びることもあるでしょう。また園内を歩き回るので、暑い季節には汗もかきます。子供達も多いので、休憩するときに椅子やテーブルに食べ物が落ちて汚れているかもしれません。そんなときにとても役に立つのが、ティッシュやウェットティッシュです。ボディやベンチなどを拭きたいときに、かばんの中からサッとウェットティッシュが出てきたら、さすが準備の行き届いた女性だと感心してもらえることでしょう。季節によって、折り畳み傘やカイロなどを遊園地デートでは、そのほとんどが野外で過ごすことになりますよね。天気の変わりやすい春や梅雨時期は、突然雨が降ってくる可能性もあります。寒い季節は、ずっと外にいるので体も冷えてしまうでしょう。シーズンに応じて、折り畳み傘やカイロを用意しておけば、いざというときに助かるものです。折り畳み傘は、小さな傘に一緒に入ることで二人の距離もグッと近くなりますね。冬場、手がかじかんでいる彼にそっとカイロを手渡せば、その優しさと気遣いに彼の気持ちも高まることでしょう。突然の怪我や靴擦れに役に立つ携帯用救急セット元気に楽しむ遊園地デートは、ちょっとした怪我に見舞われることがあるかもしれません。長時間歩くことで靴擦れしてしまったり、広場で走り回って足を滑らして膝をちょっと擦りむいたり。そんなときに絆創膏や消毒薬を持っていれば安心ですよね。鎮痛剤や胃薬などの薬も持参していれば、万が一彼がおなかを壊したときなどにも応急処置ができます。携帯用の小さな救急セットをかばんにしのばせておきましょう。彼の目には、優しい彼女が天使のように映るかもしれませんよ。
2019年02月02日「ちっちゃな家」シリーズで有名な、建築家・杉浦伝宗さんの名言、狭小住宅の空間三原則「透ける」「抜ける」「兼ねる」前々回は「透ける」について、前回は「抜ける」についてご紹介しました。最後にご紹介するのは「兼ねる」です。■ 「空間の共有・共存」という昔からの知恵おそらく「兼ねる」については、皆さんも聞いただけで、なんとなく想像がつくかもしれません。限られた平米数の狭小住宅に、部屋を幾つも作るのは物理的に難しい……。そこで、部屋や空間に複数の用途・機能を持たせ省スペース化していこうというのが、この「兼ねる」です。思えば昔の日本で庶民の暮らしといえば、ちゃぶ台を置いた畳の部屋で食事をし、時にお客様を迎え、夜は布団を敷いて寝ていたことからも、「兼ねる」は日本人には腑に落ちやすいのではないでしょうか。polkadots / PIXTA(ピクスタ)■ 事例でより具体的に「兼ねる」をご紹介1.玄関を省略してLDKと兼ねる先日お亡くなりになった樹木希林さんのナレーションも印象的だった、昨年大ヒットしたドキュメンタリー映画『人生フルーツ』では、故・津端修一さんが自ら設計された玄関を省略してLDKと兼ねるご自宅を見ることができます。写真はイメージです家が1つの大きなワンルーム形式になっているだけでなく、玄関らしい玄関もなく、庭に面した掃出し窓からの出入りになっているのが印象的でした。2.廊下を省略して「洗面所」と「脱衣所」と兼ねる長い廊下は、狭小住宅にとって極力避けたいプランです。古い木造一戸建てをリノベーションした筆者の元・自宅ですが、奥に位置する洗濯機や浴室までの廊下の途中に、トイレや洗面脱衣を配置しました。洗濯機側からの見返し、左手のピンク色のタイルは浴室部分ただし、玄関からも丸見えなので、いざという時の目隠しドアに、隣接する納戸のドアを90度ふって兼用です!しかし、こういった「玄関がない」「廊下が脱衣になる」等のプランは、住むにあたり、それなりの覚悟が要求されます。ライフスタイルや家族の希望などを充分に検討シミュレーションして、決定してください。■ もっと身近で取り入れやすい事例も!洗面所やキッチンの一角に家事コーナーを作ったり、ワンルームでベッドをソファ代わりにする、というのも「兼ねる」ですよね。LDに大きめのダイニングテーブルを置き、子どもの勉強や家事、事務作業をするのだって立派な「兼ねる」です。プラナ / PIXTA(ピクスタ)さらに外へも目を向けて、庭やテラス、バルコニーや屋上との繋がりを感じさせるプランも、広い意味での「兼ねる」となります。■ 総論:3原則のもたらす大きなメリットいかがでしたか?「透ける」「抜ける」「兼ねる」は、改めて名言だと思いました。柔軟な発想と工夫・大胆な割り切りで、小さな家でも窮屈にならずに、楽しく住まうことができる……。また、資材や内装材が節約できるので、工事費の削減も狙えるかもしれません。杉浦さんも、小さな家でコンパクトに住まうことは、結果として冷暖房効率もよく、掃除にかける労働力が減る、つまり家事効率も上がると嬉しいメリットを挙げられていました。ぜひ今日からでも、この「透ける」「抜ける「兼ねる」の中から、皆さんの住まいに取り入れられる技を探してみてください!
2018年10月19日「ちっちゃな家」シリーズで有名な、建築家・杉浦伝宗さんの名言、狭小住宅の空間3原則「透ける・抜ける・兼ねる」前回は「透ける」についてお話しましたが、今回は「抜ける」ついてお話いたします。■ 狭小住宅テクニックの「抜ける」とは?杉浦さんが提唱した住宅の「抜ける」は、ファッションで言うところの「抜け感」とは異なります。ガチガチに決めず、カジュアルアイテム等で「すき」を作るのがファッションの抜け感狭小なのに広く見える住宅には、以下のこんな共通点がありませんか?それは、「取り払われた壁」「高い天井」「吹き抜け」「オープンなロフトや階段」などで、開放感のある空間になっている点です。つまり床壁天井等を上手に抜くと、風が抜ける・光が抜ける・そして視線が抜けるので、広く快適に住めるという事なんですね。■ 「抜ける」は3原則の中でもハードルが高い?しかし、この「抜ける」の場合は、「設計段階でないとダメでしょ」とか、「既にでき上がっている家や賃貸住宅では無理!」と思われるかもしれません。確かに床壁天井を抜いたり、階段に手を加えるのは、基本大規模な工事になってしまいます。ですが、うまく使って空間に「抜け」を作ることが可能、しかも知らない人はいないポピュラーなアイテムがあります。そう、それは鏡・ミラーを使うことです!■ その先も空間が続いて見える!「鏡」の有効活用法鏡は、左手の壁に大きく貼られていますこの場合、できればなるべく大きくシンプルな鏡を選び、床も映り込む位置に設置すると効果は抜群です。壁一面に大きな鏡を貼ったヨガやダンススタジオが、驚くほど広く見えることを思い出してください。つむぎ / PIXTA(ピクスタ)ただし、場所の検討は充分に行いましょう。鏡に映ったテレビとローテーブル落ち着かないと感じる人もいますし、もし多くの物が映り込んで、ごちゃつき感が倍になってしまっては本末転倒です。これは筆者の狭小平屋での導入例です。長方形の鏡を前の家では、姿見として縦長に使っていましたが、ふと思いついて窓の上に横長で当ててみたら、なんだかとても新鮮に見えたんです。しかも照明が映り込んで、光熱費ゼロで明るくなる(笑)というオマケが付いてきました。ペンダント照明、実際は2つなのに3つ分の明るさ(右が鏡に映ったもの)このように部屋とバランスが取れていて、インテリアにマッチすれば、サイズやフレームデザインは好みのものでも、充分その効果を狙えるでしょう。もう一つ「抜ける」のお手軽な取り入れ方を。大きめのテーブルの天板がガラスだと、視線が床壁に抜けて、圧迫感がありません。これは置くだけでできる、「抜ける」と「透ける」の合わせ技ですね。いかがでしたか?気になる技がありましたら、ぜひチャレンジしてみてくださいね。次回は3つ目の「兼ねる」です。
2018年10月12日突然ですが質問です。皆さんは「ちっちゃな家の空間3原則」というものを聞いたことはありますか?これは、狭小住宅を数多く手掛けている建築家・杉浦伝宗さんが提唱された名言です。杉浦さんは『それでも建てたい!!10坪の土地に広い家―「ちっちゃな家」の空間3原則』という本も出版されています。住まいのプランやデザインを考える上で、筆者はこれをよくキーワードにさせてもらっています。では、この3原則とは、いったい何でしょうか?■ 「透ける」「抜ける」「兼ねる」。この3原則に込められた意味とは?それは「透ける」「抜ける」「兼ねる」。この3つを駆使することで、限られたスペースを最大限に活用し、快適に、そして楽しく住める「ちっちゃな家」が実現できるということなんですね。と、ここまで読んだ皆さんの中には、「なんだ、杉浦さんのような著名な建築家に依頼しないと、狭さを感じない素敵な狭小住宅なんて無理なのね」と、思う方もおられるかもしれませんが、そうとは限りません。makaron* / PIXTA(ピクスタ)既にでき上がった新築でも、これからやるリノベーションでも、賃貸住宅であっても、ちょっとした発想の転換や割り切りで、簡単に、しかもローコストに取り入れられることもあるはず。ご紹介する第1回目は、「透ける」です。■ 建築家・杉浦さんによる本来の「透ける」とは?ちっちゃな家シリーズを拝見すると、エキスパンドメタルというメッシュ状の金属板で内外を仕切ったり、パンチングメタルという穴のあいた金属板が階段に使われています。エキスパンドメタルパンチングメタルこれら透ける素材のおかげで、圧迫感の無い開放的な家、そして光や風を通してくれる快適な家になっているんですね。※念のため補足しておくと、エキスパンドメタルは、室内側からは透けて外が見渡せるのに、外からは室内の様子が見えないというメッシュの特性を持っているので、内外の仕切りに使えるのだそうです。■ 身近にもこんなにある!「透ける素材」を取り入れた実例ガラス・アクリル・プラスチック・ポリカーボネート等は透ける素材の代表格。これらの「透ける素材」と使っている実例を3つご紹介します。事例1上の写真は、ホームセンターで買ったポリカーボネート製の透明波板を窓の無い廊下の天井に使っています。狭い空間の圧迫感を抑えられ、しかも超ローコスト・簡単施工の天井です。事例2これは、蜂の巣状に形成されたプラスチックハニカムコアという素材を床に使い、階段下や玄関にも光が届くようにしています。事例3こちらは「透ける素材」を使っての収納や棚です。もし棚板が透明ではなく、透けない色柄の付いた板だったとしたら……主張が大きく違ってきますよね。空間を少しでも広く見せたいなら、重さや厚みを感じさせない透ける素材は非常に効果的なのです。■ 「透ける素材」のデメリットも把握し、自分に合った取り入れ方を!ここまでは、「透ける素材」の魅力と効果を力説してきましたが、気をつけるべきポイントも、ご紹介しなければなりません。取り入れるにあたっては、プライバシー性、断熱性や遮音性、強度等が、適切で納得のいくものなのか?波板を棚板にしたら、ご覧の通りたわんでしまいました。 今は波板を二重にして強度を出していますせっかく取り入れたのに、なんだか落ち着かない、暑い寒い、使用に不便を感じてしまっては、残念ですよね。そして、日本の障子や、すだれ・よしず、ブラインドや薄手のカーテンが持つ「視線や光を柔らかく遮り・風を通す」という性質も、手軽に使える「透ける」素材として、見直したいところです。ぜひ、皆さんも参考にしてくださいね。次回は「抜ける」についてご紹介します。
2018年10月05日都心で戸建てを建てようとすると、限られた広さの土地でいかに工夫して心地よい住まいを生み出すかが課題となります。今回はそんな狭小住宅にフォーカスします!狭さや窮屈さをまったく感じさせない、魅力にあふれた狭小住宅には、一体どんな工夫があるのでしょうか。10坪以下の土地に、素敵な店舗兼住宅を実現した実例もあわせて紹介します!■ スキップフロアで広々!住んでみて分かった意外なメリットとは?渋谷区で家を建てようと考えた神林さん夫妻。土地は14坪、しかも建物の高さ制限まであり、厳しい条件の中で狭小住宅を建てることになりました。問題の高さ制限は、地下1階、地上2階の設計にすることで解決を図りました。地階は半地下で窓もあり、閉塞感とは無縁。窓から風がさっと入るので、地階でも空気が循環して気持ちよく過ごせます。室内にはスキップフロアで段差を作り、高低差から広々とした視覚効果を生み出しています。実際に暮らしてみると、スキップフロアには空間を広く見せる以外にもメリットがあることが分かりました。詳しくは記事をチェック!14坪でも快適な空間の狭小住宅■ 「鋭角な三角形の狭小地」なのにこんな素敵な家ができた!Yさん一家は突然の道路拡張工事で、敷地が鋭角な三角形になってしまい、以前よりも狭い土地になりました。そして、土地の形に合わせて家を建て替えることに。「三角形の土地を活用して、カッコいいデザインの家を作りたい!」そんな思いから始まったプランニングで、鋭角な部分を煙突状にデザインして、シンボルとして建物に組み込みました。LDKは2階に置き、天井を3.8mもの吹き抜けにして開放感を演出。床にシックな差し色を使って内装をスタイリッシュに仕上げました。「今の家のほうが広く感じますね」とYさん夫婦。三角形の土地を不便ととらえるのは思い込みかもしれません。無限の可能性を感じさせてくれるデザインの力に脱帽です。三角形の狭小地でも素敵な家を実現!■ 眺望にうっとり。42平米の超コンパクトワンルーム松下さん夫婦は、専有面積が42平米のマンションをリノベーション。コンパクトな空間なのに狭さをまったく感じないのは、ゆったりとした広さのルーフバルコニーがあるからなのかもしれません。窓からは隣接する大学のキャンパスの緑が望めます。渋谷区という立地でありながら、山荘のような景色に思わずうっとり。室内は壁を撤去してワンルームにしています。収納や仕切りにも、真似したいアイデアが満載です!コンパクトでもゆったり空間を実現したマンションリノベ■ かわいくて快適!7坪の狭小でも実現できた北欧雑貨店兼自宅塚本さん宅は土地が約10坪で建坪がわずか7坪の狭小住宅。しかも店舗付き住居で、北欧の器と雑貨のショップを週末限定で開いています。奥には住まいのスペースがあり、ショップと家の空間が地続きになっています。2つの空間を完全に分けるのではなく、あえて繋がりを持たせるというこの設計には、生活空間をより豊かにするという狙いがあります。天窓やベランダから光が入り込み、室内は清潔感でいっぱい。光が白い壁に反射して、部屋が広く見える効果もあり、狭さをまったく感じさせません。デッドスペースや隙間を生かした収納も参考になりますよ!>かわいくて快適!7坪の狭小でも実現できた北欧雑貨店兼自宅■ 三角形の変形地で建坪は9坪!コンパクトなのにゆったり癒されるカフェ兼住宅和田さん夫妻は、三角形の変形地で建坪は9坪という狭小地にカフェ兼住宅を建てました。条件だけ聞くとずいぶん大変そうですが、実物は開放感あふれる緑いっぱいの癒し空間で、居心地抜群です。カフェの天井は高く設計し、住居となる2階の床はスキップフロアにしています。玄関には靴箱を置かず、階段の段差を利用して靴を収納。住居部の南側には、天井までの大きなガラス窓を採用し、光あふれる空間に。コンパクトなのに、ゆったりのびのび暮らせる家が完成しました!三角形の変形地。建坪は9坪!空間をうまく使った店舗兼住居を実現!
2018年09月30日東京・西麻布の交差点近くの脇道を入り、住宅街に入ったところにある「地鶏 仲みち」は地鶏料理がおいしいお店。狭い入り口やひっそりとした佇まいが隠れ家のような雰囲気を演出しています。大人のデートにおすすめのスポットをご紹介します。西麻布の住宅街に佇む大人の隠れ家西麻布にある「地鶏 仲みち」は毎日博多から届く、新鮮な地鶏と九州の食材を使った料理が楽しめるお店です。住宅街にひっそりと佇み、日本庭園があるような隠れ家を思わせるお店はデートにおすすめ。西麻布というおしゃれで大人な街の雰囲気のなか、知らないお店に足を踏み入れる感覚と、隣にいる彼へのドキドキで、お店に入る前から、今夜はお酒が進む予感。「地鶏 仲みち」は福岡にある名店の姉妹店!「福岡から毎朝直送の地鶏をみなさんに届けている」と語るのは店主の仲道さんです。「地鶏 仲みち」は、福岡で愛され続けている水炊きと地鶏料理を扱う人気店「ぢどりの宴屋」の姉妹店として、2005年にオープンしました。以来13年間、西麻布で営業しています。お店で提供される地鶏は、臭みがなく新鮮。パクパク食べるというよりは、少しずつ地鶏の旨みを味わいながら、焼酎と一緒にいただくのがオツなのだとか。薩摩地鶏 朝びき盛り合わせお店で一番人気のメニュー「薩摩地鶏 朝びき盛り合わせ(2,300円)」は、ささみ・すなずり・ハツ・レバー・もものたたきを、お刺身で堪能できます。生姜醤油、にんにく醤油、薄味ポン酢の3種のタレからお好みをつけて味わって。鹿児島から朝一番に届く新鮮な地鶏は、臭みがなく特徴的な食感と旨みを楽しめます。口の中でプリプリと踊る地鶏がたまりません。生なのにジューシーさもあって、食感とタレのマッチにお酒が進む一皿です。薩摩地鶏もも 備長焼き豪快な火で焼き上げる「薩摩地鶏もも 備長焼き(2,200円)」。実は珍しい一品なんです。一般的なお店では、切り離されて出てくるのが普通ですが、「地鶏 仲みち」では、骨付きのまま提供されます。骨付きであることで、骨の周りのお肉はレア焼きにするなど、部位によって異なる旨みを引き出しています。きちんと焼き上がってないと嫌、という方には献身的に焼き加減を調整してくれるので安心してくださいね。店主の“愛”を感じるお店仲道さんは店内のBGMにもこだわっていて、お客さんの雰囲気によって曲を変えているそう。曲選びは、仲道さんのお客さんへの愛。BGMによってお酒の進み方も変わるそうですよ。知れば知るほど店主の地鶏愛を感じられるお店「地鶏 仲みち」。知っているだけで日常を華やかにしてくれるお店に、ぜひ一度足を運んでみませんか。スポット情報スポット名:地鶏 仲みち住所:東京都港区西麻布2-24-8電話番号:03-5467-2729
2018年09月27日筆者宅は狭小地に建てた3階建てで、コンパクトな造りです。そのため、何でも出しっぱなしにしていると、ただ雑然とした散らかった家になってしまいます。そうかといって、何でも仕舞いこんでしまうのも、不便ですよね。生活していく上でサッと取り出しせたり、サッと使える出しっぱなしOKアイテムは、インテリアに馴染むものだけに絞るのがオススメです。■ 出しっ放しでも綺麗に見せるインテリアのコツ、キッチンの場合キッチンの背面カウンターには、ポールを取り付けて鍋敷きやざるなどを、飾りながら引っ掛け収納をしています。北欧のキッチン雑貨を選んだり、鍋敷きの色を統一したり、天然素材を選択することでキッチンインテリアとしての役割も担っています。冷蔵庫の上には、掃除用のウエスとお菓子をカゴに入れて置いています。デザインの良いカゴを選ぶことでダイニングからキッチンを眺めたときの良いアクセントにもなっています。浄水器はブリタのカートリッジが設置可能なステルトン社のウォーターフィルタージャグを使用していて、常に出しっぱなしにしています。生ごみ入れには、野田琺瑯の容器を利用しています。どちらも機能的でデザインの良いところが気に入っていて長年愛用中です。■ 出しっ放しでも綺麗に見せるインテリアのコツ、リビング編リビングでは、デザインの良い収納アイテムを使うことで出しっぱなしを可能にしています。テレビのリモコンやティッシュなどは、大きめのカゴにまとめて入れています。真上まで来ると何が入っているかわかりますが、深さがあるので少し離れると中が見えません。多少カゴの中が雑然としても中が見えないので部屋が散らかった印象にならないところも気に入っています。ちょっと床を拭いたり、子ども達が手を拭いたりとサッとすぐに取り出す場所に置いておきたいウェットティッシュは、ウェットティッシュケースに入れています。インテリアに馴染むケースなので棚の上にポンと置きっぱなしでも違和感がありません。カラの状態でリビングに置いている頑丈なフエルト素材でできた北欧デザインのバスケットは、乾いた洗濯物やリビングに持ち込んだものをそれぞれの部屋に戻すときに重宝しています。ちなみにキッチンやリビングに置く出しっぱなしOKアイテムは、眺めていたくなるようなデザインの良いものに限定しています。程よくその家らしさの出るこだわりアイテムはインテリアの一部にもなり得るのです。
2018年09月11日こんにちは。新宿に注文住宅を建てて暮らしている鳥と申します。庶民にとって人生をかけた買い物なのに適当なことを言うR社社長、職人気質が感じられない設計士保奈美(40代半ばだと思われる女性設計士さん)との家づくりで、気持ちが萎え萎えの鳥夫婦です……。■ 土地の諸条件今回、鳥夫婦が契約した土地は、約20坪北側接道(北向き)北側以外は全方位が隣家に囲まれているという住宅密集地の狭小地です。1階の陽当りなど期待できません。いわゆる「ヨンパチの東南角地」等を希望される方々からは、敬遠される物件でしょう。でもありがたいことに(?)鳥夫婦は陽当たりや角地にこだわりがありませんでした。人それぞれの好みでしょうが、鳥夫婦が譲れなかったのはとにかく立地!陽当たりが悪い・狭小3階建て・隣家が近い・旗竿地などは、とにかく立地さえ好みであれば気になりませんでした(でも極端すぎて資産価値が低いのはNGです)。■ 狭小地でも南向き角地って良いものなの?日本人は南向きを好むのため、北向きの土地やマンションは価格が安く設定されますよね。北向きでも全くかまわなかった点も、鳥夫婦が安く土地を手に入れられたポイントだったと思います。新居は、3階南向きの一番良い部屋をパソコン部屋としたのですが、明るすぎて眼やフローリングを傷めるので、日中はブラインド閉めっぱなしです。結果として、窓をたくさん作った北向きリビングよりも暗くなっています。また狭小地となると、南向きの土地は(北側斜線のため)家が半地下になってしまうケースもあります。土地探しをしている時期、ある仲介業者さんから、「昨今のゲリラ豪雨で、半地下の家の被害が増えているんですよ。だから弊社としては半地下の物件を積極的にはお勧めしていません」と教えてもらいました。それ以来、カビ恐怖症の鳥夫により「半地下は対象外」となりました。あと角地も、狭小地の場合はデメリットになりえます。家のすぐ横が道路になるので、窓から通行人の気配がするでしょうし、散歩中のお犬様にマーキングされるリスクがあります。ということで、狭小地の場合は一概に「南向き」「角地」が良いとは限らないと思っています。それでも、鳥夫婦が購入した土地と同時分譲された南向き角地は、鳥夫婦の土地よりも坪数も少なく・変形地・家は半地下という条件にも関わらず、土地代が15%も高く設定されていました。日本人の「南向き信仰」が良く表れているなあと思いました。■ しっかり勉強してから契約しましょう……さて、保奈美さんとの設計の話。3F(不安・不信・不快)に満ちた悪夢の家造りとなってしまい、「ああ、もう、止めたい、逃げたい……」と本気で思いました。しかし、コンサルさんから「とにかく3か月間は白紙解除のことを考えずに、真剣に取組みましょう」と言われているので、なんとか踏ん張って保奈美さんと作業を続けました。それでもやはり根本的な諦めモードは否めず……。保奈美さんに伝えた間取図への要望は、その後の注文住宅の建築士さん相手に伝えたことの30分の1ぐらいでしたかね……。でもこの状況って、別にR社や保奈美さんが悪いことをしているわけではなく、R社の今回のサービスと鳥夫婦のニーズが合っていないだけなんですよね。強いて言えば、家づくりの勉強もせずに無知な状態で建築条件付きの土地契約をしてしまった鳥夫婦の責任です……。いや……。そうではないな……。ほら、あの場には、悪意(法律用語)の第三者がいたじゃないか……。そう。営業Sさん、お前だーーーー!!Sさんなら「鳥夫婦の要望的には建築条件付きではない」とわかっていたはず。にもかかわらず、そのことを鳥夫婦に教えてくれないまま契約させました。マイホームは人生にダメージを与えかねない高額な買い物なので、ほんと自分たちが勉強して身を守らないといけません……。(でもSさんには後々良い仕事をしてもらえることになるので、恨んでいません・笑)そして、この打合せの数日後、保奈美さんからメールで最新の間取図が送信されてきました。その間取図をコンサルさんに転送して見てもらったところ、「いろいろ質問や伝えたいことがありますので、電話で打合せを」という返信が送られてきました。(鳥)■この連載の一覧を見る■
2018年07月12日実はすでにしれっと家が出来上がっていてしれっと住んでいる我が家です(笑)。出来上がってからのお話もまだまだたくさんあるのですが、今回は、我が家の家へのお金のかけ方で特に「削ったところ」に焦点を当てて書いていきたいと思います。これまで散々書いていたように、「土地にお金をかけたので上物にはあまりかけない方針」をベースに読み進めていってもらえればと思います。■ 使う頻度が低い場所にお金をかけるのはどうなのか?我が家はまず、思っていたよりお金がかかるねという理由から、打ち合わせの初期の段階でオプションリストから除外した場所があります。それは「ロフト(天井裏収納)」と「屋上(テラス含む)」。そもそも我が家の場合は「斜線規制にひっかかるため、あまり広いスペースを確保できない」という現状が前提にありました。もちろんどちらも「作ることは可能」だったのですが、わざわざ作るにしてはスぺースが小さい。かといって、その分値段が下がるわけではありません。例えばロフトを10畳作る予定が5畳になったからといって半額になるわけでもない、という現実。人が上に立つことに耐えうる場所を作るので、そこまで簡易的なものでもありませんものね。K.M.S.P. / PIXTA(ピクスタ)そしてもう一つ、「そのロフトにあがるためのはしごが常に視界に存在する」というストレスも想像できました。ひろーい家ならまだしも……はしご邪魔!絶対邪魔!!!そして思いました。「オフシーズンのものやイベントもの(キャンプ用品とか)のためのスペースになるであろう、日常ほとんど足を踏み入れない可能性が高い場所のために金銭的負担、視界的にも圧迫感を感じてまで作る必要あるのかな?」と。家にかけるお金のうち何パーセントまでなら「日常でない部分」にお金をかけられるかなと考えてみたんですけど、私が思うパーセンテージ分じゃロフトなんて作れませんでした。■ 物があふれたらどうしよう?でも収納は確かに大事。置くところがなくなってしまうくらい物が増えたらどうしよう?だったらどうしても必要になったその時に「近くでトランクルームを借りる」方がいいと感じました。お金を払ってまで物を置くのはどちらも同じなのに、毎月いくらか払ってトランクルームに、ということに抵抗を感じる人も多いようです。でも「空間的、視界的に日常生活を圧迫するものを家の中から追い出せる」けど「処分は出来ない」のならロフトよりトランクルームの方が私には魅力的に感じました。なにより「そこまでして保管したいか?」と物と真剣に向き合えますしね。CAN CAN / PIXTA(ピクスタ)あと私はそもそも「フタをしてしまえば見えない場所」を作ることにそもそも抵抗がありました。今流行りのミニマリストほどのストイックさには程遠いのですが、「今必要でないもの」「もう好きではなくなってしまったもの」を持ち続けるのがストレスなタイプではあります。捨てることにもストレスはあるのですが、本当はもう使っていないものたちなのに今、現在大切なものたちを圧迫してまで持っていたいものなのか?と考えることが年々増えているのです。なのでロフトのような場所に「とりあえず」置いたが最後、きっと「捨てるほどじゃないんだけど今はいらないし」みたいな扱いでずっとそこに鎮座すると思うんです。そんなもののために数十万、数百万かけたいか?と考えたとき……私は「絶対NO!」でした。あれば便利かもしれない、でもあれば便利くらいのものに日常生活でそんな大金かけませんよね?家という大きな買い物の場合は「その中では少ない金額」かもしれませんが、日常生活で「普段は使わないんだけどあったら便利だよねぇこういうバッグ」レベルのものに数十万円なんて出せますか?屋上も同じ理由で、我が家は夏の花火が近くで見える立地なのですが、365日中たった1日「あったらいいよね」な場所にそんな大金かけるのか?と言われたら…私はNOでした。もちろんあったら素敵だな、とは思うんです。ゆったり家の屋上から花火。うん素敵。マイケル / PIXTA(ピクスタ)でも、じゃあその日だけ特別に花火が見える素敵な場所でディナーなんてのはどうでしょう?な、なんて贅沢!!!そんなものすごい贅沢を感じるような行為も、屋上を作るくらいなら10回はできちゃうんですよ。屋上で見るなら自分でお料理運んだり椅子やテーブル用意したりするよね?屋上への階段も作らなきゃならないから三階の部屋が狭くなるよね?などなど、デメリットに目を向けてみることも大切。364日不必要になるかもしれない、それなりにメンテナンスしなきゃいけない場所に大金を投入するくらいなら、違うやり方でその夢を叶える方法も考えてみる。そしてその分のお金を、普段目にする場所や毎日使うキッチンのオプションにまわす方が私にとって「価値がある」と感じました。■ 私は大金持ちじゃない!大金持ちならどっちも作っていいと思うんです。ただ、「ここまで」と決めていたり「必要になったときのお金を残しておきたい」という家計状況なら「本当に必要な場所」に「本当に必要な内容」でお金を使いたいなぁと家づくりでよく感じました。簡単に買い替えがきかないからこそ「あとで必要になったらどうしよう」という不安にかられたりもしましたが、「自分にとって価値がある部分」「我が家のライフスタイルの傾向」を把握していれば、「ここは我が家に必要ないかも?」な場所も見えてくると思います。もちろん「屋上でBBQが我が家の夢!毎年10回はやっちゃうよー!」というライフスタイルなら屋上やテラスは必須だと思います。アウトドアが大好きで毎年必ず山に登る!なんて人には土間やロフトが必須かも。どの場所に使っても「お金はお金」なので、自分たちに一番価値のある部分のオプションに使いたいですよね。もし迷ったらパーセンテージで考えてみるのもおすすめですよ。2,000万円の家で100万円を占めるオプション=5%一年の5%って約18日。(ここではローン年数は無視してくださいね!)一年の18日分の住宅ローンを投入してでも欲しいオプションかな?なんて。なんとなく想像しやすくなりませんか?いろんな数字に置き換えてみるのもおすすめです!家族で海外旅行に行くより高いな、でもいいと思います。支払うまではすべて「同じ価値」のお金ですからね!
2018年07月04日今回ご紹介するのは、都内で約10坪の狭小地に念願の店舗付き住居を実現した塚本佳子さんの住まい。建坪わずか7坪とは思えない開放的な住まいの一角で、北欧の器と雑貨のショップを週末限定で開いています。■ オープン棚を介してつながる店と暮らし縦に長いプロポーションのファサードに呼応するように、大きな縦長の窓が開く建物。中をのぞくと、素敵な器や雑貨がにぎやかに並んでいます。オーナーの塚本佳子さんの本業は編集者兼ライターですが、北欧の器や雑貨、家具を集める長年の趣味が高じて、住まいの一角で週末限定のショップを開いています。内部には通りに面して2層半を貫く大きな吹き抜けがあり、地面より少し下がった吹き抜けの底面が店舗スペースです。面白いのが、この吹き抜けと奥のスペースを仕切る特大のオープン棚。下段に並ぶ器は半地下のお店の商品ですが、上段に見える器は、1階奥のダイニングキッチンで塚本さんが普段使っているものなのだそう。「北欧の器はヴィンテージものも扱っているので、自分が使っていた器を売ることもあるし、商品として仕入れたものを気に入ってしまい、自分で使うこともあります」空間も暮らしぶりも、店と家の境目のあいまいさが緩やかな魅力を生んでいます。北欧雑貨のある暮らしを垣間見える空間はお客さんにとっても興味深いようで、空間に興味を示す人には塚本さんが「上も見ますか?」と声をかけ、案内することもあるのだとか。■ 吹き抜けのおかげで住居スペースも開放的に実は設計を依頼した当初、「のちのちお店ができる家にしたい」という程度に考えていたという塚本さん。しかし提案されたのは、意外にも南の一等地を大きな吹き抜けのある店が占める大胆なプランでした。設計を担当したオンデザインパートナーズの一色ヒロタカさんは、「通常なら1階が店、2階が住居と分けがちですが、そうすると空間の使い方として閉店中の平日がもったいない。住宅の一部をお店としてつくることで、日常使うものも店に参加できる一方、店舗スペースも平日の生活空間を豊かにする場所になるのではないかと考えました」奥の住まいスペースに入って、その言葉に納得。1階のダイニングキッチンや2階のリビングまで吹き抜けを通じて光が入り、開放感が増し、さらに道路と住空間の間に距離ができることで落ち着きが生まれています。ダイニングキッチンは約7畳、2階のリビングは約6畳。完成間際まで「狭いのでは」と心配していたというリビングには、天窓やベランダから光がふんだんに入り、白い壁の効果もあって面積以上の広がりを感じます。図面や模型では分からなかった空間の広がりを初めて体感したときは「衝撃的でした」と笑う塚本さん。屋根の傾斜が表れたリビングは、一段上がったロフト部分を和室にして床面積を増やしています(写真下)。和室の床下は吹き抜けとつながっていて、開放感を損ないません。ちなみにこの和室は塚本さんの寝室スペース。床下には、布団も入る大型収納が。階段脇や階段下などのスペースも余すことなく収納に活用しています。下左は廊下から見た店舗スペース。右手の腰壁上部は飾り棚としていかしています。下右は地下1階の造作洗面台。既製品の鏡ともよく合います。暮らし始めてみると、通りに面して店があることで、見守られているような安心感があると実感しているそう。店が家と街をつなぐ役目も果たす、都市住宅の新しい可能性を示す住まいです。もっと詳しく見たい方は、ぜひ「住まいの設計2017年3.4月号」も参考にしてみてくださいね。設計/オンデザインパートナーズ撮影桑田瑞穂
2018年04月23日明るく落ち着いた雰囲気で居心地よいお店大阪・北新地の「活地鶏料理 ひないや」は、店主自らが吟味した厳選素材を堪能できる比内鶏料理のお店。ビジネス街に立つ駅前ビルのなかにひっそりとたたずむお店は、看板や入り口に天然木を使用しています。一歩踏み入れると、ナチュラルな雰囲気の空間が広がります。カウンター奥にはテーブル席や個室もあり、接待や子ども連れの家族にもぴったりです。スイーツまで! バラエティ豊かに比内鶏を堪能2003年に寝屋川市でオープンし、2011年に北新地へ移転。店名も一新し、より鮮度の高いおいしい比内鶏を提供できるお店となりました。ヘルシーで味わい深い味を求めて来店するのは、女性客が中心。リニューアルしたお店には、比内鶏の卵を使ったケーキもメニューに加え、バリエーション豊かに比内鶏を楽しめます。コラーゲンがたっぷり入った秋田名物「きりたんぽ鍋」「きりたんぽ鍋」(1人前 3,000円/税込)は、秋田名物の鍋料理に比内鶏を丸ごと使用したお店オリジナルのメニュー。モモ、胸肉、きんかん、卵管などの部位を余すことなく鍋に入れ、大きめのひと口サイズについたきりたんぽでフタをします。煮えたぎる比内鶏の生ガラスープは、12時間も煮込んでコラーゲンたっぷり! 噛みごたえがある比内鶏の味わいは、濃厚なうまみとコクが際立ちます。手作りこんにゃくやきりたんぽもこだわりの具材です。本場である秋田のきりたんぽ鍋との違いは、醤油。オリジナルで調合したものを使用し、本場と比べて入れる量も半分ほどなのだそう。入荷稀少!「ホワイトレバーの刺身」は特別メニュー「ホワイトレバーの刺身」(1,200円/税込)は、ごく稀に登場する一品。通常雌鶏は生後150日目ごろから卵を産みますが、比内鶏は最長で生後180日目まで出荷が待たれます。そのなかで一部の成長の早い雌鶏が、栄養を蓄えるためホワイトレバーになります。その鶏を入荷したときだけ巡り会えるメニューなのです。特徴は、まろやかでクリーミーな食感。お皿に添えられた塩をつけて、まったりとした素材の味わいを楽しめます。店主が現地で感動した比内鶏の味を伝える店主がかつて感動した比内鶏の奥深い味わいをお客さんに伝えようと、比内鶏専門店をオープンしたのが始まり。ヘルシー&無添加を大切に、希少な食材にも妥協しない姿勢を貫き、多くのお客さんが日々訪れる人気店となりました。比内鶏の卵をふんだんに使ったケーキは、なんと漢方薬がスパイス。比内鶏を余すことなく食べ尽くす、お店にぴったりのデザートです。店舗は、JR東西線「北新地駅」11-23出口から出てすぐ、ビルの6Fにあります。木の温もりあるリラックスした雰囲気の店内では、秋田でたった34軒の養鶏場しかない貴重な比内鶏の各部位を余すことなく使用した料理の数々に舌鼓を打てます。スポット情報スポット名:活地鶏料理 ひないや住所:大阪市北区曽根崎新地1-10-16 永楽ビル6F電話番号:06-6344-1718
2017年12月23日大阪・北新地。目印は白地に赤で「元気」の文字!大阪でも指折りの繁華街、北新地にある「播州地鶏 元気」は、新鮮な播州地鶏を楽しめる専門店です。目印は、白い外壁に赤字文字で書いてある「元気」の看板。店内は、手塗り風の壁にスポットライトの照明が当たり、落ち着いた雰囲気を演出しています。カウンター前にずらりと並ぶ日本酒は圧巻。新鮮な地鶏をつまみに、ついつい日本酒が進みます。鶏を知り尽くした料理人が送り出す播州地鶏料理多彩な地鶏料理を送り出すのは、大阪出身の料理人。高校卒業後、数々の飲食店で修業を積んだそう。お店がオープンしたのは2011年12月。たくさんの地鶏を食べ比べ、味や輸送時間などを考慮し、ベストで提供できるものとして播州地鶏を使うことに。姫路の養鶏場に足を運び直談判。毎日業者を通さず新鮮な地鶏が仕入れられます。播州地鶏の旨さをシンプルに食べ比べられる贅沢!播州地鶏のじゅうぶんに味わうなら、「播州地鶏5種盛り」(1,706円 税込)がオススメです。播州地鶏を食べ比べられるのは専門店ならでは。関西でも珍しいメニューです。ささみ梅、胸たたき、モモたたき、ズリ、キモとハツ、ハラミ湯引き、ムネ昆布締めという充実の内容。とっておきの播州地鶏を、ポン酢、ゴマ油、生姜醤油で楽しみます。ふわとろ食感に癒される女性に人気のメニュー!「トトロチーズ」(745円 税込)は、女性に人気のメニューです。とろとろの山芋を桜エビ、卵白とともに鉄板に載せ、チーズとともに焼き上げた逸品。ふわふわ、とろとろの食感とチーズの風味がたまらなく、お酒との相性も抜群です。コラーゲンたっぷりの「秘伝の白い地鶏鍋」(4,104円 税込)も人気メニュー。3日間かけて地鶏丸鶏をじっくり煮込み、岩塩と生姜で味を整えます。この出汁が楽しめるのは関西でもこのお店だけ。この鍋目当てに来店する人もいるほどの、リピート率の高いメニューです。枠にとらわれないメニューで訪れる人を元気にするお店数ある地鶏の中でも、ほどよい歯ごたえが特徴の播州地鶏。鮮度が勝負の刺身などのメニューが楽しめる、関西でも珍しいお店です。地鶏だけではなく、お店で使う野菜も契約農家から直送されたものを使用。野菜をたっぷり使った惣菜も人気です。数々の飲食店で修業を積んだ料理人が作りだす、枠にとらわれない料理は、お店を訪れる人を元気にします。JR東西線の「北新地駅」が最寄り駅です。駅を出て徒歩2分の場所にお店はあります。他ではなかなかお目にかかることができない、新鮮な播州地鶏を多彩なメニューで楽しめるお店です。スポット情報スポット名:播州地鶏 元気住所:大阪府大阪市北区曽根崎新地1-8-7 梅紫津ビル1F電話番号:06-6341-8884
2017年10月30日住宅設備機器・建材の総合メーカーである株式会社LIXILは、INAXブランドから、洗髪・洗面化粧台「オフト」をリニューアル。狭小洗面空間のリフォームに最適なように、奥行き500mmに変更したとのこと。6月1日に発売開始する。同社によると、現在築20年以上のストック住宅は日本全国に約3,300万戸あり、その中でも主流なのが奥行き500mm以下の洗面化粧台がある住宅。このほどリニューアル発売する「オフト」は、その狭小洗面室でのリフォームに適した洗髪・洗面化粧台だという。手軽にエコに貢献できるアイテムも多数ラインアップしているとのこと。サイズは、奥行きを500mmとコンパクト。0.75坪の洗面室でも洗面室を広々と使えるようにしたという。また、高さを10mm単位で調整できるミラーキャビネットや、取りつけをスムーズにするリフォームアイテムを標準装備。さらに、「エコハンドル」仕様のシャワー水栓や電気を使わない「くもり止めコート」仕様の鏡、インバータ式蛍光灯照明、「ラクとれヘアキャッチャー」などの汚れにくいお手入れアイテムも多数搭載している。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年04月23日