LINEは11月26日、11月30日まで、ユーザーと一緒にLINEの安心・安全な利用方法を考えるセキュリティ啓発キャンペーン「LINE安心安全ウィーク」を実施すると発表した。LINEでは、サービス公開以降、社内のセキュリティ専門組織によるセキュリティ検証の実施や、内外の専門家によるアプリケーションへの脆弱性対策、LINEアプリの脆弱性の発見を公募し、報告者に報奨金を支払う「LINE Bug Bounty Program」など、継続的にセキュリティ強化に向けた取り組みを行ってきた(関連記事:【インタビュー】LINEのCISOがメディアに初めて語る「脆弱性報奨金プログラム」「LINEのセキュリティ」)。「LINE安心安全ウィーク」は、LINEなどのインターネットサービス利用上の普遍的なセキュリティに関するクイズやコラム記事の投稿、ユーザーのセキュリティに対する意識・行動アンケートなどを行い、ユーザーから得られた反響や意見を、今後のキャンペーンや機能改善に生かしていく。今後はこうした取り組みを定期的に実施する予定で、ユーザーのセキュリティ意識向上や、最新バージョンへのアップデート促進を継続的に行っていく。クイズは、「LINEチーム」LINE公式アカウント(LINE ID:@lineteamjp)のタイムライン上で、LINE利用上のセキュリティに関するクイズを1日1問、ユーザーに出題する。最終日には、ユーザーのLINE利用時におけるセキュリティ設定や意識に関するアンケートを実施し、後日LINE公式ブログで結果を公表する。なお、クイズの正解者やアンケートの参加者には、抽選でLINEギフトコード 2100円分をプレゼントする。
2015年11月27日マクニカネットワークスは11月24日、安全な企業向けファイル共有クラウドサービス「Box」をより安全に利用するためのクラウドセキュリティソリューションとして、「Skyhigh for Box」を販売開始したと発表した。Skyhighのクラウドサービス「Skyhigh for ShadowIT」のアドオンとして提供される。Skyhigh for Boxは、「Skyhigh for ShadowIT」上で、企業のクラウド利用状況を可視化・リスク分析を行い、企業として許可していないリスクの高いファイル共有サービスを検知する。「Skyhigh for Box」を利用した「Box」を企業標準のファイル共有サービスとすることで、シャドーITへの対応策として大きな効果を発揮するという。Skyhigh for Boxを経由してBoxへのアクセスを行うことで、アクティビティ監視や、アノマリ検知、DLP、共有制限の機能を提供し、クラウドサービスであるBoxのさらなるセキュリティ強化を実現する。
2015年11月24日ペンタセキュリティシステムズは10月1日、「マイナンバーは安全なのか」と題するセキュリティコラムを公開した。コラムでは、韓国で実施されている住民登録番号と比較して、日本のマイナンバーの安全性を解説している。住民登録番号は1968年から韓国で実施されている制度。生年月日、性別、出生地、検証番号などが個人に対し13ケタの数字で割り当てられ、番号で個人を特定できる設計となっている。開始当初はセキュリティ上の問題は起きなかったものの、近年は多数の情報漏洩事故が発覚し、社会問題になっている。問題となった理由について、コンピューターシステムで個人情報を取り扱うようになったからと指摘している。コンピューターで使われる個人番号の機能は「識別(Identification)」と「認証(Authentication)」に大別され、個人番号を通じて当該個人が誰なのかを「識別」し、その人が番号に当たる人であるかどうかを「認証」する仕組みになっている。住民登録番号の情報漏洩事故の多くは、住民登録番号を「識別」と「認証」の機能を区分せず混用したこと、個人番号の暗号化を行っていなかったことが主な原因となっている。住民登録番号に個人を特定できる情報が盛り込まれていたため、さらに問題は深刻化した。「識別」と「認証」機能の混用する危険性は、住民登録番号を通じて個人の身分を確認したり、入力者が個人番号保有者の本人であることを証明したりしてしまうこと。さらに、他人の住民登録番号がわかれば、その人になりすますことも可能である。問題が起きた経緯を受け、韓国政府は現在、個人情報関連法の改正を進めている。方向性は「識別」と「認証」の完全な分離と安全な保管を目指すのが妥当と同社は分析している。一方の日本国内のマイナンバー制度において住民登録番号と大きく異なるのが、個人情報が盛り込まれていない点だ。また、現時点での政府の発表によると、個人を「識別」するためにのみ使われ「認証」には使われない方針になっている。マイナンバーの仕組みは、任意の人が誰なのかを「識別」して特定し、その後本当にその人なのかをマイナンバーとは別の「認証情報」を通じて確認する。「認証情報」とは、その人のみが知っている知識、その人のみが持っている所有物など。同社は、住民登録番号関連問題を見てきた経緯からマイナンバーを分析すると、現時点で一応「安全」だと判断できるという。同社は、マイナンバーが安全だと見なすポイントとして以下を挙げている。マイナンバーは「識別」のためにのみ使われるべき。「認証」には使ってはいけない。暗証番号、生体情報などの認証情報は、識別者のマイナンバーとは別のものでなければならない。個人情報と認証情報は、それぞれ暗号化して安全に管理しなければならない。両情報は物理的に分離された場所に保管することを推奨する。暗号化する場合、暗号鍵を徹底管理することによりセキュリティを高めなければならない。なお、改正に向かう韓国の個人情報関連法では、個人情報と認証情報を分離し、暗号化して保管。住民登録番号に代わる他の識別者番号制度を作り、細心の注意を払って住民登録番号を収集するようになる。この点を踏まえ、住民登録番号はマイナンバーと類似した方向性になると見られている。
2015年10月07日Twitterは9月17日、サービスをより安全に使うための「セーフティセンター」の提供を開始した。セーフティセンターは、Twitterを安全に使うためのノウハウをまとめたWebページ。Twitterをどのように使ったら良いか、ポリシー違反があった時にどのような行動を起こしたら良いかなどを知るために活用できる。Webページでは、若年層、保護者、教職員向けのセクションが用意されているが、若年層がTwitterを安全に使うためのアドバイスなどを掲載している。また、アカウントの安全性を高めるためのパスワードの作り方、ユーザー本人だけがTwitterにアクセスできるようにするするログイン認証の方法なども紹介している。万一のトラブルがあった際などを想定し、運営元にポリシー/ルール違反の報告方法を解説。報告後にTwitterがルール違反と判断したアカウントに対しては、ツイートとプロフィールが削除の対象になる。なお、トラブルが脅迫行為につながった場合などは地域の執行機関/捜査機関に相談してほしいとしている。
2015年09月18日損害保険ジャパン日本興亜は8月25日、横浜市民の交通安全とリスク管理に関する取り組みにおいて、相互の協力が可能な分野を推進するために、横浜市と「市民の交通安全とリスク管理に関わる包括連携に関する協定」を提携したことを発表した。横浜市が損害保険会社と包括連携協定を締結するのは、今回が初となる。横浜市では現在、"自転車を正しく使ってみんなが快適に過ごせるまち"を目指して「自転車総合計画」の策定を進めている。損保ジャパン日本興亜では、自動車保険などの引き受け実績を元に交通安全とリスク管理に関するノウハウを有しており、横浜市の進める計画策定等に寄与する協力について提案し、今回の協定に至ったという。協定は相互に連携および協力を行い、安全管理体制の構築に向けた情報提供や制度設計などの各種取り組みを通じて、横浜市民の日常生活における安心と安全の向上に資することを目的としている。具体的な内容としては、「自転車交通事故発生時のセーフティーネットの構築」「交通安全事業や道路管理上のリスク管理に資する各種データ分析や資料の提供」「交通安全啓発活動や交通安全教育に関わる各種取り組み」を予定している。その中で、自転車保険加入に向けた周知・啓発や、道路の保守管理に関わる賠償事故情報や事故発生時の対応に関する情報の提供、交通安全講習会への講師派遣などを行うとしている。
2015年08月25日「自然通販!shizenshop」株式会社CBが運営中のサイト「自然通販!shizenshop」は、7月10日よりライン@を開設している。「自然通販!shizenshop」は安全で体に良い高品質な商品と情報を提供するサイトだ。メインターゲットは、20代~40代の女性。安全で安心なオーガニックの食の情報や、美容や健康に関する知識などを提供中だ。オーガニック化粧品自然通販が主に扱っている商品は化粧品、医薬部外品、健康 衣料品、健康食品など。昨今では、オーガニック化粧品の注目度が高まっており、男女問わず人気だ。自然通販では、肌に良い化粧品を厳選。医薬部外品は厳しい厚生労働省の認可を受けた日本製だけを取り扱っている。健康医療品自然通販の医療品は、特に「姿勢」を意識したもの。最近では、スマホ、タブレット、PCの普及により、姿勢が悪化、健康被害につながることが多い。衣料品は姿勢を矯正できる商品をメインに扱っている。カテゴリー毎の情報もサイトでは、「ビューティー」「ボディ・ヘルス」「料理・グルメ」「ライフスタイル」「趣味・エンタテイメント」「仕事・勉強・自己啓発」「恋愛・結婚」などのカテゴリー毎の情報も多数掲載中している。(画像はプレスリリースより)【参考】・オーガニックな情報をお届けする「自然通販!shizenshop」がライン@を始めました
2015年07月28日ペンタセキュリティは7月22日、「オープン・ソース・ソフトウェア(Open Source Software)」の安全性について、同社ブログで解説している。「オープン・ソース・ソフトウェア」とは、従来の「クローズド・ソース・ソフトウェア(Closed Source Software、以下CSSと言う)」に対立する概念のことだ。「ソースコードに対する全てのユーザのアクセスを許可することで、自主参加や協力によって最高の技術を生み出すことができる」という概念は、ある種の哲学としての魅力を備える。OSSの哲学に共感する開発者は、開発や配布、修正の作業に積極的に参加しているという。OSSのメリットは、多くのユーザがそのほとんどを無料でダウンロードし、学習用に使用できる点。これによって企業は人材確保が容易になり、システムの導入コストを削減できる。また異種ソフトウェア間の相互連動性が高く、利便性の向上や課題と解決策をユーザが共有しながら運用する開発環境が確立しているため、CSSに比べて技術の進歩が速いのも大きなメリットと言える。しかし、100%個人の参加意志によって開発が行われるため、確実で具体的な発展は期待できない点がデメリットと言えるだろう。OSSの直接開発および配布、デバッギングには、世界の数多くの開発者が参加している。その結果、閉鎖的な組織の中で開発される独占的ソフトウェアに比べ、比較的安定的な操作が保証されている。その一方で、こうしたOSSの信頼性と安定性は、多くの開発者が積極的に参加した結果得たものなので、その開発状況や評判を注意深く検討する必要が発生するのも事実だ。また、OSSは独占的ソフトウェアに比べ、不確実で不明確な発展をする場合が多い。突然アップデートが停止されたり、ライセンス関連の法的イシューが発生しポリシーが変更されることもある。そうなった場合、ダウンロードしたOSSが高い安全性を持っていても、それを生かせない結果になってしまう。OSSはユーザのそれぞれのフィードバックに断片的に対応し、全体の仕様を整えていくものだ。そのため、例え問題が発生した場合でも、OSSの仕様が確立されるまでの間は、総合的な検討は不可能という結論が出て、「セキュリティ性」を左右する問題となってしまう。OSSの大部分は安全と言える。問題が発生すれば全世界の数多くの開発者が問題の解決に当たるため、OSSを構成する各機能はその部分に限っては完璧に安全と言えるからだ。しかし、ソフトウェア全体の仕様を視野に入れるなら、一概に安全とは言い切れないのが現状だ。つまり、全体ICTシステムの各階層や各部分を縦横問わず全体的に検討し、総合的に完成するべきなのが「セキュリティの体系」と言える。OSSを利用してシステムを構成する際は、各機能における構成を整えた最終の全体構成図を基に、セキュリティを設計・点検する必要があるだろう。代表的なOSSである「MySQL」を見てみると、そのシステムの安全性について、ユーザがいかに検討を重ねなければいけないかが分かる。事実、「MySQL」にはデータ暗号化のためのツールも多く、ほぼ全ての暗号化方法論をサポートされている。このことは、部分的な機能における安全対策の、ある程度の堅牢性を保証する事実だ。しかし、「MySQL」のシステム全体の仕様に関し、安全性を確認するには、多くの手順を踏む必要がある。「MySQL」のデータベースをエンジンレベルで暗号化するシステムを構築し、場合によってはAESのような国際標準暗号アルゴリズムもサポートできるようにする必要がある。また、パスワード暗号化のためには一方向暗号化を、インデックスカラムのためには部分暗号化を、PCI-DSS準拠のためにはクレジットカード番号のマスキング機能を有効にする必要があるだろう。これらの手順を踏めば、OSSが安全であるか確認可能だ。しかし、これらの確認は本来データベースのセキュリティ専門家の仕事であり、もしユーザがこれらの手順をすべて踏めば、本来の業務を妨げる一因になってしまうだろう。ペンタセキュリティは、OSSの安全性に関し「データベースのセキュリティのためには、データベースのセキュリティソリューションを利用すればよい」と結論を出している。
2015年07月28日赤ちゃんがぐずった時、おでかけの時などに重宝するスリング。スリングは、赤ちゃんとママとピッタリ密着した状態になるので、赤ちゃんも安心感を得やすく、情緒の安定にも繋がるといわれています。最近は、エルゴベビーやベビービョルンに代表されるキャリー型の抱っこ紐が主流のようですが、スリング派のママいわく、「一度使ったら、スリング以外は考えられない」という意見もあります。これから赤ちゃんの誕生を迎えるママは、ベビーウェアリングのアイテムとして、スリングの購入を検討してみるのもよいのではないでしょうか? 今回は育児の便利アイテム、スリングにスポットを当ててみました。スリングって何? スリングとは、新生児から使用できる布状(袋状)の抱っこ紐のことです。布をタスキのように肩からかけて、袋の部分に赤ちゃんを入れるというとてもシンプルなもの。布1枚で赤ちゃんを固定するので、荷物にもならず、携帯にも便利なアイテムです。また、スリングで縦抱きにすると、背中が丸まり、脚がM字型になる自然な姿勢になるので、赤ちゃんの成長の妨げにもなりにくいといわれています。キャリー型抱っこ紐との違いは? キャリー型抱っこ紐は、リュックを背負うのと同じような仕組みで赤ちゃんを抱っこします。誰でも使いやすいですが、肩紐と腰のバックルで赤ちゃんの体重を支えるので、肩への負担が大きいのが、若干のデメリットだといえるでしょう。一方スリングは、布をたすき掛けにして、背中全体で赤ちゃんを支えるつくりになっています。そのため、腰や肩にかかる負担を少なく抑えられるという利点があります。ただし、スリングには、使い方に慣れるまで少し時間がかかるという難点もあります。最初は難しく感じられるかもしれませんが、慣れてしまえば、数十秒で簡単に装着し、赤ちゃんを抱っこすることができます。そのほか、密着度も抱っこ紐より高いので、赤ちゃんに安心感を与えられるだけでなく、パパやママが常に手で支えていなくても大丈夫=両手が開くというメリットもあります。リングなし、リングあり。スリングは種類が豊富でピッタリなものが選べるスリングには、キャリー型抱っこ紐同様、多彩な種類がありますが、かたちとしては大きく以下の2種類に分けることができます。<リングありスリング>長さの調節ができるよう、リングがついたタイプのスリングです。赤ちゃんの成長や、使う人の体型に合わせて紐の長さを変えられるので、長く愛用することができます。また、いろいろな抱っこの仕方に対応できるというのも、リングありスリングの魅力。パパと兼用したい場合は、こちらのタイプがおすすめです。<リングなしスリング>リングなしのメリットは、コンパクトで持ち運びに便利なところ。リングありのように、長さの調節はできませんが、装着が簡単かつ、シンプルなデザインなので、ファッション感覚で取り入れられるという魅力があります。ただし、長さの調節ができない分、赤ちゃんとの密着度は少なくなるため、落下しないよう一層の注意が必要になりますし、首の支えも甘くなるので、赤ちゃんの首が座ってから使用したほうがよいでしょう。子どもの体重やスリングのタイプにもよりますが、3歳頃まで使用が可能です。子どもが少し大きくなってからも、「お出かけ中に寝てしまって困る!」という事態は多発しますので、抱っこ紐選びに迷っている人は、スリングを候補に入れてもいいかもしれませんね。
2015年06月30日NBCのTV番組「The Hacking of America」は、クレジットカード詐欺、安全ではないWi-Fiネットワーク、悪意あるスマートフォンアプリなど、われわれが日々対面しているサイバーセキュリティのリスクを取り扱ったものだ。サイバー犯罪は言うまでもなく大きなテーマで、日々紙面を賑わしている。米小売業のTargetやAnthemの顧客情報流出は、数百万人もの消費者の個人情報と財務情報を漏洩してしまった。Sophosは安全を維持するためのツールと情報の提供を通じて、これらのサイバー犯罪に対抗するのを支援している。Sophosのセキュリティリサーチ担当グローバルトップのJames LyneはNBCの「TODAY Show」と「NBC Nightly News」に出演し、NBCのTom Costello氏にハッカーがいかに簡単にわれわれの情報を取得しているのかについて語った。LyneがNBCに出演してサイバーセキュリティの重大さについて説明したのは、これが初めてではない。Lyneは”Warbiking Project”として、コンピューターを搭載した自転車で都市のWi-Fiネットワークの安全性を調べる自転車ツアーを行ったが、NBCはこれまでにもこのような公衆のWi-Fiホットスポットの危険性についての調査を紹介している。
2015年06月04日家の中で大地震にあったらどうしますか? 小さな子をもつママやパパは、その瞬間、自分だけでなく子どもの安全も守りながら、適切に行動しなければなりません。突然大きな揺れがきても、家の中は安全でしょうか? 今回は、子どもと自分の身を守る、とっさの避難方法や、自宅を安全な場所にするためのチェックポイントを紹介します。■ぐらっときた! その瞬間にどう身を守る? 子どもがそばにいる場合は震度7以上の地震は、何かにつかまっていないとその場に留まることもできないような揺れです。吊り下げ式の照明は壁や天井にぶつかって割れ、机の上や棚に置かれている物は飛んできます。そんな時、子どもがそばにいたら、なるべく安全なところで、子どもと向かい合わせになった状態で、子どもの頭を大人のおなかで覆うように抱きかかえて座りこみましょう(写真参照)。抱っこでは、子どもが腕の中から飛び出してしまうので危険です。子どもが2人以上いる場合は、机の下などに避難し、まずは落下物から身を守りましょう。■地震の時、子どもが離れたところにいる場合は子どもがすぐには親の手の届かない、離れた場所にいる時に大地震がきた場合、あわててそばに行こうとするのは危険です。揺れがおさまるまで待ちましょう。子どもの名前を呼ぶのもやめてください。名前を何度も呼ぶと、小さな子は周りの状況もわからずママやパパのところに行こうとするので、これも危険な行為です。子どもは恐怖で泣き叫ぶかもしれませんが、まずは大人が冷静になって、その場で頭をかかえて座り込むように指示しましょう。「だんご虫のポーズになって」と教えると小さな子にもイメージしやすいので、普段からこのポーズはしっかり教えておきましょう。■あなたの家は安全? 子ども目線で家の中をチェックしてみよう地震対策でまず一番にやるべきことは、「自宅を安全な場所にすること」といわれています(注)。小さな子どもがいる家は、特に念入りに対策をして、危険を減らしましょう。大きな家具の固定も重要ですが、余計な物をなるべく置かないようにすることも重要です。とりわけ、避難経路になる廊下やベランダなどには、なるべく物を置かないようにしましょう。高いところに重い物は置いていないつもりでも、大人にとって腰の位置にあるものは、小さな子どもにとっては頭の上です。子どもの目線になって、落ちてくるものはないか、もう一度チェックしてみましょう。食器棚の中身も飛び出さないように、扉にはすべてフックを付けたほうが安全です。電子レンジや炊飯器、ノートパソコン、花びんなども、頭に落ちれば重傷を負います。ジェルマットを敷くといった工夫をして、できるだけ固定しましょう。■ママの意識が家族を変える、できるところから少しずつ地震対策を家の中の地震対策、できるところから少しずつ始めてみませんか。地震のことを意識するだけで、今まで見えていなかった危険に気付くでしょう。ママが意識するようになると、家族の意識も変わってきます。小さな子でも、「自分の身は自分で守る」という意識を持つのは大事なこと。心の準備ができていれば大きな揺れが来ても、命を守れる可能性が高まります。大きな地震に、家族みんなでしっかり備えましょう。(注)『地震から子どもを守る50の方法』(国崎信江・著/ブロンズ新社)より
2015年05月31日東芝と日本IBMは5月14日、両社の技術・知見を融合させ、ドライブレコーダーやGPSなどの従来情報にドライバーの生体情報を加え、安心・安全・省エネルギーを実現する自動車運行管理ソリューション分野で協力していくと発表した。東芝は、2015年中に欧州での実証実験を開始する予定で、将来的には運送会社・タクシー会社・保険会社など幅広い企業へのサービス提供を目指す。具体的には、リストバンド型活動量計で収集したドライバーの睡眠状況や生体情報とドライブレコーダーで計測した道路交通情報を、タイムリーにクラウド上のプラットフォームを利用してデータ解析を行い、最適運転経路への誘導や、事故率の高い経路を回避することで、低燃費で安全なフリートマネジメントソリューションの検討を進めていく。想定事例としては、ストレスが過度にかかる道路の通行を避ける運行ルートの作成や、生体センサの情報をもとにしたドライバーへの休憩の指示・睡眠データによるシフトの組み替えなど、従来にない生体データを加味したソリューションの展開を目指す。日本IBMは、同社が全世界で展開している「Smarter Planet」に関するプロジェクトで蓄積された技術や知見を活用し上記調査に協力するとともに、2015年中に開始することを目指している実証実験で必要となるIT環境、具体的にはIBMのクラウド、ビッグデータ解析技術・プラットフォームを提供していく計画。
2015年05月15日子供を巻き込んだ犯罪やトラブルを見聞きしたり、子供を学校や遊びなどに送り出すたびに子供の安全が気にかかる安全が気になる親は多いだろう。法務省の平成26年版 犯罪白書によると、平成16年からの10年で犯罪被害に遭った13歳未満の子供の被害者数は全体では減少しているものの、暴行事件および強制わいせつといった犯罪の被害者数は減り幅が少なく、親にとっては依然として不安なところだ。加えて、犯罪被害以外にも事故や迷子といったトラブル、そしてこれからの季節は熱中症といった心配もある。そんな親の不安に応える形で登場したのが、さりげなく子供の見守りができるサービスであるNTTドコモの「ドコッチサービス」だ。○子供の居場所がスマートフォンやパソコンで検索可能「ドコッチサービス」は、3G通信機能やGPS、Bluetooth、各種センサーを搭載した専用の腕時計型端末「ドコッチ01」を子供が着けることで、子供の居場所や状態がパソコンやスマートフォン上で分かるというサービスだ。この「ドコッチサービス」では、NTTドコモの位置情報サービス「イマドコサーチ」を利用することで居場所が検索可能。子供の帰りが遅くて心配な時など、この機能を使うことでどこにいるのか確認できるというわけだ。また、SMSを使ってスマートフォンから「ドコッチ01」へメッセージを送ることができ、「ドコッチ01」からも登録されている定型文を使って親側への連絡ができるようになっている。もしも、子供に事故などのトラブルや雨や迷子といったアクシデントが起きた場合は、「ドコッチ01」に搭載されている「SOSボタン」を使えば、ボタンひとつで子供側から親に助けを呼ぶことが可能。ほかにも、親にとってうれしい機能が「みまもりアラート」。子供が小さい場合、親が目を離したスキに子供がどこかに行ってしまうということがありがちだ。しかしこの「みまもりアラート」では、専用アプリ「ドコッチおでかけアプリ」をインストールしたスマートフォンと「ドコッチ01」をBluetoothでペアリングすることで、子供が親から一定距離を離れると、すぐに親と子供両方にアラート音または画面表示で離れている旨を知らせてくれる。○子供の活動状況が分かる「状態モニター」搭載子供がいる場所が気になるものの、それと同じくらい親にとって心配なのが子供の状況だ。子供自身は夢中で遊んでいても気が付いたら体調不良で動けなくなる、暑い時や寒い時でも無頓着に活動しては熱中症や風邪になってしまうなど、大人では想像つかない展開に陥ることが多い。そんな時に役立つのがスマホで子供の今が分かる「状態モニター」機能だ。「ドコッチ」に搭載された加速度センサーを使い、「運動している」「休んでいる」など子供の現在の状況がスマートフォン・パソコン上で分かるようになっている。また、温度/湿度センサーも搭載されており、子供の活動状況と組み合わせて夏場の熱中症予防や、乾燥した冬場の風邪対策などNTT東日本関東病院小児科が監修したアドバイスを親側に知らせる仕組みになっている。このアドバイスを受けて、子供にSMSで注意を送るという使い方ができそうだ。○最大6台のスマートフォン・パソコンから確認可能子供の見守りについての便利な機能が用意されている「ドコッチサービス」。位置情報や活動状態といった子供の情報は、子供ひとりにつき最大6台までの端末でチェックできるようになっている。共働き家庭が増えている中、お母さんひとりで何もかも対応というのは限界があるが、6台まで使えるなら両親はもちろん祖父母や兄弟姉妹といった家族で対応可能だろう。また、スマートフォンだけでなく仕事用のパソコンも登録して、仕事しながらでも子供の様子を確認するという使い方もできそうだ。○腕時計型なので活動的な子供でも安心このNTTドコモの「ドコッチサービス」は4月4日にサービスが開始される。また、初の対応端末である「ドコッチ01」のホワイトは4月4日発売、ライトブルーは4月上旬発売予定だ。従来も子供の安全用としてのGPS機能が搭載されたケータイや小型端末はあったが、子供が落としてしまう、もしくは持ち歩くのを忘れるなどの問題があった。しかし、「ドコッチ01」は腕時計型ということで、常に身に着けていられて落としにくいというメリットがある。この「ドコッチ01」のベルトを含まない本体の大きさは高さ約44mm×幅約44mm×厚さ約15mmで、重量はベルト込みで約46g。子供の安全を守る機能が充実しながらも、子供にとっては普通の腕時計として利用できるサイズと重さだ。また、IPX5の防水機能とIP5Xの防塵機能に対応しているので、手洗いや雨で端末が濡れてしまっても、グラウンドや公園といった砂ぼこりが多い環境で遊んでも故障の心配はないだろう。子育てをしていて、「ウチの子はどこに行くか分からない」「すぐに体調崩すので心配」という親は少なくない。迷子対策のためにハーネスを利用するかどうか、子供だけで外で遊ばせていいのかどうかと、いろいろな局面で親としての選択に迷う方も多いのではないだろうか。そんな中、登場した「ドコッチサービス」は子供の活動を妨げずさりげない見守りが可能になっており、さらに何かあった時の場所やメッセージの通信もできる点で便利なサービスだ。子供の安全においてどんな対策ができるか考えている方は、ぜひ検討してみてはいかがだろうか。
2015年03月31日スカイマークは3月2日、安全の維持・向上を図りつつ、選ばれる航空会社を目指すべく、「経営・安全改革会議」を設置したことを発表した。「経営・安全改革会議」は新生スカイマークとしての全社的な取り組み方針について議論・周知するとともに、各委員会運営の監督を行う会議で、スカイマークから代表取締役会長の井手隆司氏と代表取締役社長の有森正和氏、インテグラルから代表取締役の佐山展生氏、代表取締役の山本礼二郎氏がメンバーになっている。改善すべき課題の抽出やそれに対する解決策について、事業改善委員会、サービス向上委員会、営業推進委員会、職場環境改善委員会と、4つの委員会において部門横断的に議論する。また、安全管理体制の継続的な改善を目的に常設されている独立機関の安全推進委員会は、全委員会を安全面から監督するという。スカイマークは「経営・安全改革会議」設置にともない、「全社一丸となって、新生スカイマークを創り上げていく所存でございます」とコメントしている。
2015年03月04日Googleは2月19日、インターネットの安全を推進する公募企画「ウェブレンジャープログラム」を開始すると発表した。ウェブレンジャープログラムは、インターネットを安全に使うためのアイデアを収録した動画を募るというもの。対象は、中学生、高校生、専門学校生で、投稿された動画はYoutube上に公開される。グーグルでは、プログラムのルールとして2つのミッションを用意。1つが「みんながインターネットをより安心・安全に使えるように、君ならではの作戦を立て、遂行せよ」で、もう1つが「その活動を紹介する動画を作成し、 YouTubeにアップロードせよ」となる。優れた動画を企画・実施した5組にアンバサダー賞を用意する。受賞者は、6月にGoogle東京オフィスで開催される表彰式に招待される。プログラムの開始にあたり、ウェブレンジャープログラムの参加者を対象に、3月21日と3月22日に「ウェブレンジャートレーニングセッション」を開催する。
2015年02月20日~女性のためのバスソルト“Monthly Bath Salts (R)”の新シリーズ~アロマテラピーの商品やサービスの企画会社mayc(メイク)は、アロマバスソルト“ママ&キッズ”を新発売。“ママ&キッズ”は、保存料・合成着色料を使っておらず、子どもも一緒には入れる安心な商品だ。子どもが小さいママにとって、自分の美容や健康にかける時間は少ない。“ママ&キッズ”はそんなママにハッピーを届ける一品。“ママ&キッズ”の特徴”ママ&キッズ“のバスソルトは4種。女性ホルモン周期に合わせた組み合わせで、週替わりで使用することによって、心身のリズムを整える作用がある。保存料や合成着色料に加え、合成香料も未使用で、天然塩と100%のピュアナチュラルエッセンシャルオイルが主な成分。さらに、水道水の残量塩素を軽減させるビタミンCも配合されており、ママにもキッズにも優しい。また、ホホバオイルを配合しており、湯冷めも防ぐ。作りはシンプル利便性を重視にした仕上がりで、シンプルなパッケージ。リーフレットやパッケージにも、エコフレンドリーを意識した。「マンスリーバスソルト(R)“ママ&キッズ”」はバスソルト4種×3包(約一ヶ月分)で7,560円(税込み)。ハーフサイズの手ぬぐい付き。(画像はプレスリリースより)【参考】・忙しいママも時短で美容や健康のケアができる! 保存料や合成着色料を使用せずに子どもも一緒に入れるアロマバスソルト発売
2015年02月20日Texas Instruments(TI)は2月12日、機能安全ソフトウェア開発プロセス「SafeTI」が、ISO 26262とIEC 61508の各機能安全規格に準拠したソフトウェアコンポーネントの開発への適合認証を取得したと発表した。今回、独立した調査機関であるTUV NORDが同プロセスの査定を行った。そして、同社では、マイコン「Hercules」用ソフトウェアコンポーネント向けに、同社の認証取得済みのソフトウェア開発プロセスに準拠して開発された「SafeTI」CSP群(コンプライアンスサポートパッケージ群)の供給も開始した。これらのCSP群は、「Hercules」ソフトウェアを使って最終システムの機能安全の認証取得を実現しようとするユーザーのために開発されたという。また、これらのCSP群には、統計解析や動的解析テスト結果、各要件へのコードのトレーサビリティ、コードの適用範囲、コード品質のメトリクスなどが含まれている。ユーザーのソフトウェアの検証作業を軽減する他、動作する製品を提供することで、最終システムの機能安全の認証取得に役立つという。さらに、同社では、これらのCSP群の開発に、LDRA(Liverpool Data Research Associates)のソフトウェア解析ツールスイートを使用している。そして、CSP群はLDRAunitを使ったテストオートメーションユニットを提供しており、付属のユニットレベルのテストケース群を独自の動作環境で実行し再現できる。加えて、HALCoGen(Hardware Abstraction Layer Code Generator)のデバイスドライバ群と、「Hercules」マイコン製品向けのSafeTI Diagnostic Libraryで利用可能となっており、製品の市場投入期間の短縮、検証作業の軽減や、ソフトウェアの認証取得作業の簡素化に役立つとしている。なお、現在、評価バージョンのCSP群や、単一ターゲットまたは複数ターゲット向けの完備した量産ライセンスは供給中。
2015年02月17日富士通エフ・アイ・ピーと富士通ソーシアルサイエンスラボラトリは1月27日、簡単かつ安全に、電子メールと同様の操作でファイル送信を実現するソリューションの販売を開始すると発表した。このソリューションは、富士通FIPが提供している暗号化ファイル伝送ツール「FUJITSU Security Solution Confidential Posting(Confidential Posting)」と、富士通SSLが提供しているメール誤送信防止製品「FUJITSU Security Solution SHieldMailChecker誤送信防止(SHieldMailChecker 誤送信防止)」を連携させたもの。従来の「SHieldMailChecker 誤送信防止」と同様、宛先などに基づき送信リスクを自動検出し、利用者に通知、再確認を促すことで、誤送信対策を行う。さらに、今回の連携により、送信リスクを通知する確認画面において、「添付ファイルを暗号化する」のチェックボックスを選択するだけで、添付ファイルのみを自動的に分離して暗号化し、安全に送信することが可能になるという。
2015年01月28日富士通は1月19日、ドライバーの安全運転を支援するウェアラブルセンサー「FUJITSU Vehicle ICT FEELythm(FEELythm)」を2015年2月より運輸業者向けに販売開始すると発表した。同製品はドライバーの耳に装着したセンサーで取得した脈波情報などからドライバーの眠気状態を検知し、本人および運行管理者に通知するというもの。自動キャリブレーションと学習機能により、バイタルデータの個人差による精度のばらつきを解消することができるという。また、長距離運行での活用が想定されており、5日間連続使用が可能なバッテリーを搭載している。運行管理システムとの連携面では、デジタコなどの車載機と接続することで、運行管理者がドライバーの状態をリアルタイムに確認し、データに基づいて最適な指示を出すことができるようになる。同社は「今後、運転者情報や緊張の条件を蓄積・分析したハザードマップなどの活用により、事前に危険予測を行い運輸業での運輸安全マネジメント支援を拡大していく」とコメントしており、3年間で7万台の販売を目指すとしている。
2015年01月19日ルネサス エレクトロニクスは1月13日、自動車向け機能安全とセキュリティの対応支援を統合した「自動車向け機能安全・セキュリティサポートプログラム(Safety and Security Support Program for Automotive)」の提供を開始すると発表した。同社は、自動車向け事業で世界中のあらゆるアプリケーションから蓄積したユースケースと、これまでのデバイス開発のノウハウを併せてデータベース化している。このデータベースを活用し、システム構成に合わせた安全分析や安全を考慮したセキュリティ脅威分析のツールを同プログラムによって提供するという。これにより、規格が求める最適なアーキテクチャやコモンセンスを簡単に開発へ反映することができる他、安全分析・セキュリティ脅威分析の作業軽減も可能となるとしている。同プログラムでは、ハードウェア安全要求やセキュリティ要求を構築する際の、ハードウェアに密接に関わる部分のソフトウェアが提供される。具体的には、CPU自己診断、各種診断、およびセキュリティ機能を実現するソフトウェアが提供され、機能安全の場合はセーフティアプリケーションノートや安全分析と、車載セキュリティの場合では脅威分析とそれぞれ相関が取られており、開発プロセスとの親和性を高くしている。ユーザーは、これらの内容に従うだけで、システムの構築に必要な診断ソフトウェアの開発などを簡単に実現でき、アプリケーションソフトウェアの開発など、他の業務に注力できる。ルネサスには、150名を超える機能安全管理者やレビュワの有資格者を有し、製品開発に携わっている。また、セキュリティに関してもICカードなど多くの知見を持ったエキスパートを有し、自動車向けの標準化活動にも貢献している。同プログラムでは、このようなノウハウ・英知を結集した確証方策レポートや検証レポートといった作業成果物も一括して提供される。また、必要に応じその検証支援、教育(e-ラーニング)やコンサルティングも行われるという。同社では、これらのソリューションを提供し、ユーザの安全なシステム開発に貢献するとコメントしている。なお、同プログラムは、自動車向け半導体製品への適応を予定しており、1月30日より、ボディシステム向けソリューション「RH850」から順次提供が開始される予定。
2015年01月13日日本マクドナルドは「食の安全」に対する一般消費者の意識や関心の高まりを受けて、「食の安全」に関する数々の取り組みを行ってきた。まずは8月、オフィシャルページ内に、商品の品質および品質管理に関するQ&Aサイト「『見える、マクドナルド品質』~品質管理について、お話しします」を開設。顧客から実際に問い合わせの多い質問をまとめ、それに対する回答を掲載した。そして9月からは、同サイト内に「マクドナルド食材紀行」と題した連載をスタート。その第一弾として、日本マクドナルド用のチキン商品の加工を行うタイの工場に関する動画とレポートをアップした。○第二弾は「ビーフパティ」の製造工程を辿るそれに続く第二弾として主力商品であるハンバーガーの「ビーフパティ」(※ハンバーガーのハンバーグ部分)の製造工程に関する動画とレポートが先週掲載された。本稿は、その「ビーフ篇」の撮影風景を取材した筆者によるレポートである。11月中旬、まず筆者が訪れたのは、千葉県山武市にある「スターゼン千葉工場」だ。この工場は、マクドナルドの「ビーフパティ」のみを製造している工場であるという。-20℃に保たれた冷凍トラックから直接倉庫へと搬入された牛肉を、いっさいの「つなぎ」を使わずに練り上げ、機械によってひとつひとつ成型される「ビーフパティ」。その原材料となる牛肉は、箱に貼ってあるラベルによって原産国はもちろん、加工工場名、加工日などが厳重に管理されている。さらに、工場で製造された「ビーフパティ」はランダムに採取され、細菌や病原菌の有無など、日本マクドナルド独自の品質管理基準に則った検査を受けるという。実際、工場に併設されたラボでは、白衣を着た担当者が細菌検査を行っていた。ちなみに、この工場には実際の店舗と同じ調理設備が設置されており、そこで実際に調理したのち「味」のチェックと評価も行われているのだという。データの管理も重要だが、最後に信頼できるのは、人間の「舌」ということだろう。11月下旬、次に筆者が訪れたのは、牛肉の輸出元のひとつ――オーストラリアの「テイズ・オーストラリア」社だ。1946年より精肉業に携わってきたテイズ家と精肉加工会社が共同出資で設立した「テイズ・オーストラリア」。筆者が案内されたのは、この「テイズ」社のブリスベン郊外にある工場だった。と畜から冷却、加工・包装、そして輸送に至るまでを一手に担うこの工場。白衣に白長靴、そして髪の毛の落下を防止するネットを装備したのち入場した工場の内部は、始業前の入念な清掃作業の最中だった。作業台はもちろん、床や天井に至るまで徹底的に清掃する作業員たち。そして、始業と同時に「枝肉」と呼ばれる牛の塊がそこにゆっくりと運び込まれていく。流れ作業で一体一体ていねいに切り分けられていく「枝肉」。その手さばきは、実に鮮やかなものだった。なお、始業前には、工場の検査官が清掃状況を逐一チェックしてまわり、作業台や枝肉の表面からサンプルを採取。それらは、第三者機関である「シンビオ・アライアンス」社に毎日送り届けられ、そこで細菌検査や感染症の有無など、厳重な検査を受けることになるのだという。その後、筆者ら一行が向かったのは、工場から車で2時間ほどの距離にある牧場――オーストラリアの一般的な牧場「ブラック・ソー・アンガス」だった。見渡す限り広大な平原が広がる土地。門を潜り抜けてからしばらくすると、放牧された牛たちに取り囲まれる。筆者がイメージしていた「牧場」とは、少々勝手が異なるようだ。そう、このように「牛舎」を用いず、牧草地をローテーションしながら牛を自由に育てるのがオーストラリアの流儀なのだ。牧場管理者は言う。「ストレスこそが、牛の品質にとって最大の敵なのです」。ただし、自由とは言っても、牛たちの耳たぶには2006年から全州で義務付けられている電子タグが取り付けられており、そこには牛の生年から病歴まで様々な情報が記録されている。しかも、出生牧場からと畜までの移動履歴が中央のデータベースで一元的に管理されており、万が一の時に遡れるよう厳密な「トレーサビリティー」が確保されているのだ。そもそも、日本のみならず世界100カ国以上の国々に牛肉を輸出している畜産大国オーストラリア。かの国にとって自国の牛肉の安全と品質管理は、文字通り国をあげて取り組むべき最重要事項なのだろう。工場や牧場主らによる不断の努力と、それをサポートする検査機関、そして国が一体となって取り組む安全と品質管理。世間を騒がせた中国の鶏肉問題とは、そもそもの成り立ちや考え方が違うのだ。一連の取材を通して筆者が感じたのは、そんなごく当たり前の結論であった。なお、これらの現地の様子やさらに詳しい情報は、日本マクドナルドのホームページに随時アップされているのでそちらも合わせてチェックしてもらいたい。自社商品の安全と品質に関する詳細な情報の開示と、原材料およびその工程の透明化を推進すること。日本マクドナルドの今後の取り組みに、引き続き注目したい。
2014年12月26日ナビタイムジャパンは、阪神高速道路にて「安全、安心で快適な走行を支援する情報配信実験(プロジェクト名:Project Z NAVI de HANSHIN!)」を12月17日より実施すると発表した。Project Z NAVI de HANSHIN!は、ドライバーの"安全・安心"で"快適な"走行を支援するための情報をわかりやすく配信する取組み。ナビタイムジャパンが国土交通省国土技術政策総合研究所、ゼンリン、ゼンリンデータコム、一般財団法人日本デジタル道路地図協会、阪神高速道路、本田技研工業とともに実施するもの。本実験の第1弾として、平成24年度に、阪神高速道路に関する「交通事故多発地点情報」「分合流部における安全運転に関する情報」「工事予定情報」の3種類の情報を阪神高速道路の一部路線を対象にナビタイムが提供するスマートフォン向けのカーナビアプリケーションにより配信した。今回の実験では、実施エリアを阪神高速道路全路線に拡大して実施。平成24年度と同様の情報について、ナビタイムが提供するアプリケーションに加え、ゼンリンデータコムが用意するWebサイトを用いる。本実験を通じ、ドライバーの安全・安心、快適な走行をサポートする情報配信の効果、「道路の区間ID方式」の利用による情報流通効果を検証するとのこと。なおナビタイムジャパンでは、本実験にご協力いただける参加者(実験モニター)を随時募集している。詳細は本実験の案内ページで確認できる。
2014年12月19日Alteraは11月25日(現地時間)、欧州の安全関連電子システムの大手企業であるNewTecを通じて、機能安全開発ボードとFPGAリファレンスデザインを提供すると発表した。今回発表のボードとリファレンスデザインは、AleteraのTUV Rheinland認証FPGA、ツール、およびIPを統合しているため、ユーザーは認証を前提としたFPGAベースシステムの設計を行って、開発期間を短縮できるようになる。また、機能安全データパッケージには、包括的なデバイスサポート、機能安全システム設計のために強化されたソフトウェアデザインフローおよびIPが含まれており、FPGA「Cyclone」を使用する設計全体にわたり、リスクを低減し、コスト効率良く、安全重視システムの要件を満たすことが可能になる。さらに、機能安全ボードとリファレンスデザインは、SIL 3(Safety Integrity Level 3)までのIEC 61508認証を取得している。機能安全は、入力に対応した正確な動作を必要とするシステム全体の安全の一部として定義されており、消費者の製品に対する信頼性において、重要な役割を担っている。そして、IEC 61508認証は、電気、電子、あるいはプログラマブル電子システムにおいて、システムもしくは機器の一部が、ある条件下で障害を起こしうる可能性に基づいて評価された業界標準の安全指針に準拠する安全機能を実行できることを保証する。なお、機能安全ボードとリファレンスデザインは、現在、NewTecより評価用に提供されている。
2014年11月28日トヨタ自動車は11月20日、駐車場での安全・支援技術として2つの新技術を開発したと発表した。今回、事故全体の約30%が発生している駐車場での安全性向上のため、ペダル踏み間違い・踏み過ぎによる事故被害を軽減する「インテリジェントクリアランスソナー(ICS)」に、アクセル・ブレーキペダル操作に関係なく低速取り回し時における衝突回避・被害軽減を支援する新たな機能を追加した。さらに、車体周囲の安全確認をサポートする「パノラミックビューモニター」に障害物の確認をより容易にした新たな画面モード「シースルービュー」機能を追加した。「ICS」では、機能を拡張し、踏み間違いなどによる急発進時に、クリアランスソナーで障害物を認識して衝突被害の軽減を図る。具体的には、センサの増設と検出距離の延伸により、検出範囲を拡大するとともに、制御ソフトを改良し、従来のペダル踏み間違いによる衝突被害の軽減だけでなく、駐車場内の低速での移動や、車庫入れなど、ペダルの誤操作がない場合にも隣接車両や障害物との衝突回避や被害軽減を支援できるようにした。また、駐車支援機能「インテリジェントパーキングアシスト2(IPA2)」では、従来のIPAにICSと連携した自動ブレーキによる「衝突回避/被害軽減支援機能」の他、複数回の前後移動が必要な狭い駐車環境において、自動でステアリング操作を行う「切り返し支援機能」、前後が狭い縦列駐車空間からの出庫を半自動で行う「縦列駐車時の出庫支援機能」を追加した。これらにより、駐車場での使用性を大幅に向上させている。そして、ナビ画面に表示する機能として、従来の車両を上から見下ろしたような映像の「パノラミックビューモニター」に、「シースルービュー」を新たに追加した。スイッチ操作で車両の外側から見下ろしたような映像を表示する従来の「ムービングビュー」と、ドライバーの視線で車両を透かしたような映像を表示する「シースルービュー」が選択できる。シースルービューでは、ムービングビューと比較して、障害物を大きく見やすい映像として表示できる。なお、これらの新技術は2015年に発売する新型車に採用される予定。
2014年11月21日ニュージーランド航空は10月24日、同社機内安全ビデオの最新作となる「壮大すぎる機内安全ビデオ」の日本語版を公開。この新作は、映画「ホビット」シリーズの完結編である「ホビット 決戦のゆくえ」公開にちなんだもので、映画「ホビット」全3作品に出演しているキャラクターたちも登場している。○映画「ホビット」のスタッフも参画本ビデオは6日間をかけて、「ホビット庄」やセントラル・オタゴなど、映画「ホビット」シリーズのロケ地をはじめ「中つ国(ニュージーランド)」各地で撮影。衣装や150以上の特殊メイクを担当したウェタ・ワークショップや、特殊視覚効果の技術をもつウェタ・デジタルなどのクリエイティブスタッフも、本ビデオの制作に関わっている。映画「ホビット」シリーズのピーター・ジャクソン監督は、「この新しい贈り物は、映画の出演者やロケ地と、ニュージーランド航空のユニークなパーソナリティとを上手く結び付けています。私自身、ワイティティ監督やチームのメンバーとともにビデオに出演できて、非常に楽しかったです。機内でこのビデオが観られるのを楽しみにしています」とコメントしている。「壮大すぎる機内安全ビデオ」は、ホビットをテーマに制作したニュージーランド航空の機内安全ビデオ第1弾「思いがけないブリーフィング」の続編。前作は1,200万以上のオンライン視聴を獲得し、メディアやSNS等でも大きく取り上げられた。今回はさらに、ニュージーランド航空の機内安全ビデオに日本人として初めて、横浜ベイスターズの清水直行選手がカメオ出演している。清水氏はニュージーランド野球連盟ゼネラルマネジャー補佐兼ニュージーランド代表統括コーチで、7月にはニュージーランド航空、ニュージーランド政府観光局、オークランド観光局の協力のもと「ニュージーランド観光大使」に就任した。これまでのニュージーランド航空の機内安全ビデオには、冒険家ベア・グリルスを起用した「ベア・エッセンシャルズ」、ベティ・ホワイトが登場する「昔ながらの機内安全説明」、そしてフィットネス番組で知られるリチャード・シモンズ主演の「フィット・トゥー・フライ」などがある。同社の機内安全ビデオに関するオンライン上のヒット数は、これまでのすべての作品を併せると合計で3,000万件以上にもなっている。
2014年10月24日(画像はプレスリリースより)サラヤ株式会社サラヤ株式会社では、感染対策ブランド「Smart Hygiene(スマートハイジーン)」シリーズ5アイテムを新発売。9月3日(水)より販売開始です。プロの現場のノウハウを「スマートハイジーン」は、衛生管理に厳しい飲食店や食品工場、院内感染予防に努める医療機関などで長年培われた「衛生と感染予防のノウハウ」をもとに開発されたもの。経口や接触感染を防ぐアルコール除菌をはじめ、二次感染予防のための汚物処理用品までの5アイテムをそろえました。心強い5アイテムまずは「スマートハイジーンキッチンアルペットV」。食品成分100%で、まな板や食器にも使用可能。使い方も簡単で、スプレーするのみ。拭き取りや洗い流しは不要です。幅広いウイルスや細菌に効果があり、エタノールとクエン酸の相乗効果による高い除菌力をもつもの。お子様のいるご家庭に役立ちそうです。その他にも「スマートハイジーン プラスチック手袋 EVA」、「スマートハイジーン フェイスフィットサージカルマスク」は一般家庭に即にお役にたちそうなアイテム。食材を使用する使い捨て手袋に不安をもっていた方お試しを。他にも日常の生活シーンにそろえておきたいアイテムが用意。より安心で安全な除菌ライフを送りませんか。【参考】・「スマートハイジーン」除菌スプレーなど5アイテムを9月3日新発売 ~医療機関・飲食店で培ったプロの品質をご家庭で~
2014年08月31日化粧品は女性が毎日使うものだから、やっぱり安全性にはこだわりたいですよね。ただ、いくら安全でもその使い心地が物足りなければ、満足はいかないもの。その両方を兼ね備えたスキンケアアイテムが、「スキンピース」です。「スキンピース」は、デリケートな赤ちゃんから肌が弱い人も使用できるように、口に入っても安心なレベルまで「徹底無添加」にこだわっているスキンケアブランド。また、「100%食べ物成分」を使用し、食べられるレベルの究極の安心を実現。それが、肌に栄養を与え、元気にしてくれるそう。このようなこだわりは、ときに刺激となったり、使い続けることで正常な肌の機能を乱す化学物質を一切排除するため。さらに放射性物質の抽出検査なども行い、徹底した安全性を追求しているから、安心して使うことができますね。「スキンピース モイスチャライフ フェイスローション」は、セラミド、コラーゲン、ヒアルロン酸をはじめとする15種類もの保湿美容成分が、一度でぐんぐん潤って、毎日不安定に変化する肌を元気に立て直してくれる化粧水。赤ちゃんから敏感な肌の人まで、肌状態を選ばず幅広く仕えるから、赤ちゃんと一緒に使ってもよさそうです。「スキンピース モイスチャライフ フェイスクリーム」は、外気の湿度によって、肌への付着量を自動調節し、疲れた肌にまっすぐ栄養を届け、乾燥・肌荒れを防ぎ、ふっくらとツヤのある肌に導いてくれます。100%食べ物由来の美容成分で、バリア機能と保湿持続を強化。乾燥・肌荒れを寄せ付けないうえ、赤ちゃんに使えるほど徹底したやさしさで、目の周りなどのデリケートな部分でもたっぷり使えるのもうれしいですね。これらのアイテムは、贅沢にたくさんの食べ物由来成分を配合しているにも関わらず、使い続けやすい価格帯なのもポイント。さらに、アフリカ・ベナン共和国のシアバターを使用することで、現地の経済自立を支援しています。資源の少ない途上国に産業を作ることで、「自立」と「子どもたちの幸せ」を支援するために、アフリカのベナン共和国からシアバターを化粧品原料として輸入しているのです。肌に優しい「スキンピース」のアイテムを使うだけで、途上国を応援できるというこの仕組み。肌にいいスキンケアを使うだけで、現地の子どもたちの役に立てるというのは本当にうれしいことですね。肌にはもちろん、赤ちゃんにも、そしてアフリカの子どもたちにもやさしい「スキンピース」、ぜひ使ってみては?・スキンピース 公式サイト スキンピース モイスチャライフ フェイスローション スキンピース モイスチャライフ フェイスクリーム
2014年03月26日JR東日本はこのほど、2014年度から5カ年にわたって取り組む「グループ安全計画2018」を策定し、その概要を発表した。「安全文化を根付かせる」「安全マネジメント体制を磨く」「着実にリスクを低減させる」「安全設備重点整備計画を推進する」の4項目を柱に、具体的な施策を展開するとしている。第1の柱「安全文化を根付かせる」は、事故や事象を正しく報告することや、原因究明の際にさまざまな意見を出し合って議論することなど、JR東日本グループがこれまで培ってきた安全文化をさらに育てるとの意味。正確な運行を守ろうとするあまり、安全確認の手順をおろそかにすることがないよう、「危ないと思ったらまず列車を止める」をグループ全体の確固たる行動規範として徹底するとした。第2の柱とした「安全マネジメント体制を磨く」は、安全を担う人材を育て、安全の技術・知識などを継承することを指す。各部門の経験豊富なOBを、「安全の語り部」として組織し、現役世代への経験の継承を図るという。ヒューマンエラー防止のため、ソフト・ハード両面のシンプル化も推進。複雑なルールや多くの操作を要する機器類はヒューマンエラーを招きやすいことから、安全ルールの絞込みや機器類の仕様統一などを行う。3本目の柱「着実にリスクを低減させる」では、部内原因による事故をゼロにするとともに、自然災害などの外的要因による事故についても、設備強化などにより被害の最小限化を図るとした。踏切事故やホーム転落事故などについても、利用者や地域住民などと協働しつつ総合的な施策を展開するという。最後に掲げた「安全設備重点整備計画を推進する」の項目では、安全設備の整備に5年間で1兆円を投じると表明。大規模地震への対策に引き続き取組むほか、災害時の異常を運転士に知らせる装置や許容速度超過時に自動的にブレーキを作動させる保安装置などの導入を進める。山手線の一部駅に導入したホームドアについても、全23駅での整備を完了するほか、他の線区での整備計画を立て、順次整備を進めるとしている。
2014年02月06日セコムはこのほど、同社Webページにて「年末年始の安全チャックのポイント」を掲載した。同社では年末年始を前に、12月28日~2013年1月4日を「特別安全体制強化期間」に設定、より厳重な警戒と予防対策を講じていくとしている。同時に、この時期に発生しやすい事故や留意したいポイントなどをまとめ、Webに掲載。各人のいっそうの注意喚起を呼びかけている。『防犯 CHECK POINT!』の「強盗対策」では、侵入強盗の認知件数は減少傾向にあるものの、住宅を対象とするものは全体の約2割。これは全体の約6割を占める商店に次いで数多く発生しているため、注意が必要としている。家屋への犯人の侵入手段のトップは、なんと「無施錠状態」、次いで「ガラス破り」となっている。「玄関や窓の防犯対策」としては、何よりもまずは「施錠の徹底」、そして窓ガラスのチェックおよびその強化の必要性を指摘している。『防火 CHECK POINT!』の「可燃物・不審物の取り扱い」については、出火原因のトップが放火であることから、自宅周辺に可燃物が放置されていないか点検し、不要品は早めに処分するよう促している。そのほか、詳細は同社Webページで確認できる。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年12月20日「日経BPコンサルティング」は21日、「食の安全・安心ブランド調査」の調査結果を発表した。この調査は、食べ物や飲み物を製造・販売する企業や、外食関連企業・店舗など300ブランドの「安全・安心」イメージを消費者に聞いたもの。6月27日~7月22日にインターネットアンケートとして行われ、2万2,537件の回答を得た。「食の安全・安心ブランドスコア」で首位となったのは、2011年の同調査で20位だったキリンビール。認知、利用、イメージ、利用意向、推薦意向、安心の6指標のうち、認知度を除く5指標が昨年の結果を上回った。2位は昨年1位のサントリー。6指標の結果はいずれも昨年と同レベルを維持し、0.1ポイントという僅差でキリンビールに続いた。「食ブランドの安心イメージ」について聞いたところ、66.8%が「気にする」(非常に気にする+気にする)と回答。「気にしない」(まったく気にしない+気にしない)は1割未満に止まった。「外食店や中食店で提供される食品の原材料に対する意識」への質問では、54.1%の人が「気にする」(非常に気にする+気にする)と回答した。調査結果の詳細、自由回答の例などは「日経BPコンサルティング調査報告書・書籍のページ」で閲覧できる。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年09月26日NEXCO東日本・NEXCO中日本・NEXCO西日本の3社では、高速道路を安全・安心・快適・便利に運用するために、作業の目的に応じた車で高速道路を管理しています。今回は、そんな「働く車」をご紹介します。NEXCO東日本・NEXCO中日本・NEXCO西日本の3社では、高速道路を安全・安心・快適・便利に運用するために、作業の目的に応じた車で高速道路を管理しています。今回は、そんな「働く車」をご紹介します。地震や大雨などで高速道路が壊れた時、その場所に行って衛星通信で音や映像を配信します。この車から送られる映像を基に復旧方法を検討します。道路照明や標識など、高いところに設置した設備のメンテナンスに使用する車です。道路照明は高さが12mもあり、作業の際には背の高い車が必要です。この車は15mまで高くすることができます。降雪時に雪かきを行う車です。ブルドーザーのような「スノープラウ」という大きな道具を取り付け、何台もの除雪車がチームを組んで並び、雪を一気に端に寄せていきます。スノープラウの大きさは幅4mと、間近で見ると思わず圧倒される大きさです。作業に応じて装置を載せ替えて、中央分離帯部の樹木選定や、のり面の草刈り、トンネル照明灯具清掃、除雪作業などを行います。写真はトンネルの側壁洗浄を行う装置を取り付けた状態です。遮音壁外装板の点検作業や補修作業に使用します。NEXCO東日本管内の東京外環道の場合だと、高さは約8mにもなります。遮音壁に近づいて作業が出来るよう、アームが遮音壁の高さを越えて、遮音壁背面に作業台を配置します。高速道路の巡回に使用します。落下物の回収等や交通規制を行うこともあるため、後続車に落下物の存在を知らせる電光式の標識を設置したり、カラーコーン等の規制機材を搭載したりしています。トンネル内の照明や換気装置「ジェットファン」などの設備の点検や清掃、補修などに使用します。最大で5m以上の高さまで荷台を昇降させて作業を行います。道路の上に落ちているゴミを掃除します。高速で回転する「掃き寄せブラシ」やゴミを吸い取る「吸い込みブラシ」で土やゴミを吸い取ります。いかがでしたか?上記の車両は、高速道路で働く車の代表的なものです。この他にも、災害時に活躍する災害対策本部車や、雪道での作業に特化した圧雪処理車など、多くの車が高速道路を安全に管理するために活躍しています。高速道路を走行中に見慣れない作業車があったら、調べてみるのも面白いかもしれません。ただし、わきみ運転にはご注意を。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年09月14日