美しくデザイン性の高いヘアスタイルの著名人に対して贈られる「THE BEAUTY WEEK AWARD」が9月1日(火)に開催され、安達祐実、シシド・カフカ、河北麻友子がそれぞれ受賞した。9月4日の「くしの日」を中心にした1週間を「BEAUTY WEEK」とし、美容業界の繁栄と理解を広めるべく、2004年よりその年の輝く人物に、とりわけヘアスタイルをポイントにアワードを贈ってきた。安達さんは大人っぽさとかわいらしさを兼ね備えたショートボブ・スタイルが同年代の女性を中心に高い支持を集めており「SHORT HAIR STYLE」部門で受賞。トロフィーと記念品を受け取り「普段は役柄に合わせた髪形をしていることが多いですが、役に入っていない時もヘアスタイルは自己表現のひとつとして大事にしています」と笑顔。以前はロングヘアだったが、3~4年まえに現在のようなショートボブにしており「19歳の時にも、一度ショートにしたんですが、しっくりこなくてすぐに伸ばしたんです。その時の精神や状況が反映されるのかなと思います」と語り、ここ数年の公私にわたる充実ぶりをうかがわせる。また「役の上でもいいので、人生で一度でいいから金髪にしてみたい」と明かし「これからもいろんなヘアスタイルを楽しんでいけたらと思います」とうなずいた。「NEW HAIR STYLE」部門に輝いたシシドさんはドラマーにしてボーカリストとして活躍しているが「ドラムセットにいると動けないので髪の毛の揺れもパフォーマンスのひとつと思っています」とヘアスタイルへの強い思いを口にする。こうしたアワードの受賞は「人生初」とのことで喜びもひとしおのよう。「この9月でデビューして3年になり、この髪形も3年とちょっとになりますが、やっと世の中に浸透してきたのかと感慨深いです」と笑顔で語った。河北さんは「LONG HAIR」部門と魅力的なウェーブスタイルを持つ人物に贈られる「WAVE STYLE」部門をW受賞!10代の頃から「ロングヘア一筋なので!」と受賞に満面の笑みを浮かべていた。(text:cinemacafe.net)
2015年09月01日10月10日に公開される3DCGアニメ映画『GAMBA ガンバと仲間たち』に、かつてTVアニメ『ガンバの冒険』で主人公・ガンバを演じた声優の野沢雅子が、今度はガンバを助けるオオミズナギドリのツブリ役として出演することが明らかになった。本作は、作家・斎藤惇夫氏が手がけた小さなネズミたちが力を合わせて巨大な敵に立ち向かう壮大な冒険物語『冒険者たち ガンバと15 ひきの仲間』を、『ALWAYS 三丁目の夕日』『STAND BY ME ドラえもん』などのヒット作を世に送り出してきた映像製作会社・白組が3DCG映画化。企画構想から15年、総製作費20億にも及ぶ巨大プロジェクトとして始動し、製作期間10年を経て完成した。野沢は、「今回はガンバではなくツブリ役ということだったので、最初はとても驚きました」とオファー時を振り返り「ただ、ガンバを演じていた以前からツブリは良い役だと思っていましたし、ツブリのキャラクターが大好きなのでうれしかったです」と出演を喜んでいる。役どころについては、「ツブリは最初から最後まで出ているわけではないけれども、登場する要所要所でガンバを手助けしてくれる。以前のTVアニメでは、ツブリは男性の役で、声も男性(嶋俊介)が演じていましたが、今回のツブリは女性のキャラクターに変わっています」と説明し、「女性ながらも、悟空のようにバイタリティーのある大人のキャラクターとして演じました」と、演技では長年「ドラゴンボール」シリーズで担当している孫悟空と重ねたことを明かした。1975年4月~9月のTVアニメ『ガンバの冒険』、劇場アニメ『冒険者たち ガンバと7匹のなかま』(1984年)、『ガンバとカワウソの冒険』(1991年)でガンバを演じてきた野沢。今回の出演は、長年ガンバ役を務めてきたことに敬意を表しての依頼だったという。野沢は「今まで数多くの役を演じてきましたが、ガンバとは長くお仕事をさせていただき、ずっと一緒に生きてきたので、私の中ではガンバは分身のような存在です」とガンバへの愛情を語り、キャラクターの魅力として「ガンバ自身は大きな力を持っているわけではないけれども、強敵であるノロイに立ち向かっていく。その勇気がすごいと思います。そして、皆と協力してノロイを倒そうとする仲間意識。これもガンバのすごいところです。リーダーシップもあり、仲間のためなら自分の身を投げ打ってでも行動するところ。ガンバの魅力は、彼のひとつひとつの行動に象徴されていると思います」と分析している。最後に野沢は、本作の見どころについて「皆で力を合わせるという"団結力"です。それは、最近世の中に欠けているものですよね。この映画を見て、あらためて仲間の大切さを感じてほしいです。一人より二人。二人より三人。この映画では、その団結力が、いかなる者をも倒せる強い力になり得ることを教えてくれます。団結力が、この映画の最大の魅力です」と力強く語った。本作の脚本を担当するのはドラマ『相棒』シリーズや『リーガル・ハイ』で知られる人気脚本家・古沢良太氏。さらにエグゼクティブ・プロデューサーには『スパイダーマン』、『アイアンマン』を手がけたマーベル・スタジオズの創設者であるアヴィ・アラッド、劇中曲には第86回アカデミー賞作品賞受けた『それでも夜は明ける』の楽曲を担当したベンジャミン・ウォルフィッシュを迎えるなど、トップクリエイターたちが集結して製作されている。キャストには、主人公・ガンバ役にアニメ『進撃の巨人』のエレン・イェーガー役などで知られる声優の梶裕貴、ヒロイン・潮路役をディズニー映画『アナと雪の女王』(2014年)の日本語吹替版でアナを演じた神田沙也加が務めるほか、マンプク役を高木渉、忠太役を矢島晶子、ボーボ役を高戸靖広、イカサマ役を藤原啓治、ガクシャ役を池田秀一、ヨイショ役を大塚明夫が担当する。(C)SHIROGUMI INC., GAMBA
2015年08月04日人気アニメ『ドラゴンボールZ』の孫悟空役などで知られる声優の野沢雅子が、7月7日より放送開始のTVアニメ『それが声優!』(TOKYO MX1 23:00~ほか)第1話に本人役で出演することが明らかになった。これは、6月27日に東京・アニメイト池袋本店にて行われた本作の先行上映会で発表され、本人役での出演となる野沢は、第1話に主人公・一ノ瀬双葉らが同じ作品のアフレコに参加するという形で登場。第2話以降でも、実在の声優の登場に注目が集まる。上映会後に行われたトークイベントでは、野沢のコメントが届けられ、メインキャストを務める新人声優の高野麻里佳、高橋李依、長久友紀に、声優として成長するためのアドバイスを伝授したという。『それが声優!』は、『PSYCHO-PASS サイコパス』の青柳璃彩役などで知られる声優の浅野真澄(本作の名義は、あさのますみ)と漫画『ハヤテのごとく!』で知られる畑健二郎がタッグを組んで発行された同人誌およびWEB漫画が原作。劇中では、浅野が実際の声優業の中で体験してきたシビアな実情や舞台裏も盛り込まれたリアルな物語が、新人声優3人のキャラクターを通して描かれる。TVアニメ『それが声優!』は、7月7日からTOKYO MX1で23:00~、MBSで27:00~より放送がスタートする。(C)あさのますみ・畑健二郎/イヤホンズ応援団
2015年06月27日水谷豊が主演する『王妃の館』の完成披露イベントが4月16日(木)、グランドプリンスホテル高輪貴賓館で行われ、水谷さんをはじめ、共演する田中麗奈、吹石一恵、安達祐実、中村倫也、山中崇史、野口かおる、石橋蓮司、石丸幹二、尾上寛之が勢ぞろいした。作家・浅田次郎の同名小説を原作に、水谷さん演じるスランプ気味の小説家、その名も北白川右京が、パリ・ヴォージュ広場でおよそ300年の伝統と格式を誇るホテル“シャトー・ドゥ・ラレーヌ”(別名:王妃の館)に宿泊するワケあり旅行者10人の珍道中に同行し、そこからインスピレーションを受けた新作を執筆させようと奮闘するトラベルミステリー。実際にパリで22日間のロケを敢行し、ルーブル美術館、セーヌ川といった観光名所に加えて、邦画初となるベルサイユ宮殿での撮影も実現した本作。水谷さんは「浅田先生は『この小説は唯一映像化できない』とおっしゃっていた。ベルサイユはもちろん、ルーブルも撮影は制限が多く無理だろうと…。ところがこうして、すべてが実現したのですから、私は心からうれしいです」と感激しきり。また、撮影の合間をぬって観光も満喫したようで、「美術館に行ったり、(画家の)藤田嗣治やドラクロワが住んでいたと言われるアパートを訪ねたり。それにパリはカフェ文化がすばらしい。壁を見れば、ピカソやマリア・カラス、オードリー・ヘプバーンが来た印があって」とうっとりした表情。そこで何を飲んだかは明かされなかったが、もしかすると“右京”のように紅茶を味わったのかも?共演陣については、「ワケありが似合う俳優さんばかり」と意味深な水谷さん。旅行者のひとりを演じる安達さんは、「私にとって水谷さんは、“元子役”の先輩。こういう先輩がいてくれる幸せに涙が出ました」と感極まっていた。『王妃の館』は4月25日(土)全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:王妃の館 2015年4月25日より全国にて公開(C) 浅田次郎/集英社 (C) 2015「王妃の館」製作委員会
2015年04月16日4月18日に公開されるアニメーション映画『ドラゴンボールZ 復活の「F」』の会見が3日、都内で行われ、孫悟空役の野沢雅子と主題歌を務めるアイドルグループのももいろクローバーZが出席した。『ドラゴンボールZ 復活の「F」』は、2013年3月に劇場公開された『ドラゴンボールZ 神と神』の続編で、フリーザを復活させるためにドラゴンボールを狙って地球にやってきた1,000人のフリーザ軍と戦う孫悟空らZ戦士たちの激烈なバトルが描かれる。原作、脚本、キャラクターデザインは、原作者の鳥山氏がすべて担当。監督は、『ドラゴンボールZ 神と神』でアニメーションキャラクター設計、総作画監督、絵コンテ、原画を、人気ゲーム『クロノ・トリガー』でアニメーションキャラクターデザイン、作画監督を担当した山室直儀氏が務めている。この日の会見では、ももクロが本作の主題歌に加え、ゲスト声優(天使役)に挑戦することも明らかに。実は野沢とももクロは、2013年に行われた安倍晋三首相主催の「桜を見る会」で出会い、写真を取り合った仲で、野沢は「私の中ではもう身内。ドラゴンボール一家になってます」と映画の参戦を歓迎。また、佐々木以外のももクロメンバーは声優初挑戦で、かなり緊張している様子だったものの、野沢は「"私は天使よ"と本当に天使になったつもりで。あとは監督さんの言うことを聞いていれば絶対大丈夫!」とエールを送った。その後、2月3日の節分にちなんで、"亀仙流道着"を着用した登壇者全員で豆まきを実施。孫悟空が応援に駆けつけた。さらにパワーアップして蘇った悟空の宿敵・フリーザも会場に登場。このフリーザを鬼に見立てて、登壇者は豆攻撃を繰り出したが、微動だにしないフリーザに「まったく動じない!」とももクロメンバーはたじたじ。悟空たちとフリーザとの戦いは映画公開まで持ち越されることになった。最後のあいさつで百田は「たくさんの人に愛されている作品なので、イメージを崩さないよう、メンバーと共に頑張ります!」と意気込みを語ったほか、野沢はストーリーについて「いい意味で裏切られます。次はこうなるだろうと思い描いていると『え? こうなるの!? さすが先生!』といった展開です。最高です!」と太鼓判を押していた。『ドラゴンボールZ 復活の「F」』は4月18日より、2D/3Dで全国公開。(C)バードスタジオ/集英社(C)「2015 ドラゴンボールZ」製作委員会
2015年02月03日先日、再婚を発表したばかりの安達祐実が11月29日(土)、ヌードを辞さずに体当たりで臨んだ主演映画『花宵道中』のヒット御礼舞台挨拶に登壇。左手薬指に指輪をはめて、幸せいっぱいの様子で豊島圭介監督から祝福の花束を受け取った。江戸時代末期の吉原を舞台に、一生に一度の恋を咲かせようとする遊女・朝霧の生きる姿を描き出した本作。安達さんにとっては子役時代から数えて芸歴30周年の節目の年に撮影された20年ぶりの主演作であり、妖艶で美しいヌードシーンも大きな話題を呼んでいる。安達さんは公開後、本作の評価について自らネットで検索することもあるそうで「無謀にもTwitterとか見てしまうんです…(笑)」と明かし、「厳しい意見もあるけど、伝えたいことを分かってくれる方もいるし、『そうか!こう見えるのか』とみなさんから教えていただけることもある」と語る。劇中、相手役の淵上泰史から和服のままで“お姫様抱っこ”をされるシーンもあるが「私はされる方なのでヒョイと持ち上げてもらいましたが、淵上さんは苦労されたと思います。される方は体重のことが気になってしょうがない(苦笑)!」とふり返った。改めて、本作について「この映画に出ることで、20年ぶりの主演でしたが、たくさんの番組に出させていただき、取材の機会も多くて、こんな風に出してもらえることに感動しました。『(自分の女優としてのイメージを)変えたい』と思ってやった作品だし、これから変わっていくだろうと思いますし、そうでなきゃ意味がない」と強い決意と覚悟を口にする。この映画の公開後に再婚を発表したことについて「タイミングが重なったというのはあるけど、これが公開されないと結婚できない!とりあえずこの映画を送り出してから!という気持ちはありました(笑)」とこの作品の存在の重さ、大きさがプライベートにも影響を及ぼしていたことをうかがわせる。「この職業はみなさんにプライベートを知ってもらう職業でもあるし、(プライベートの)人生と俳優の仕事が重なってるし、ひとりで2人分の人生を生きている感じ」と語り、今回演じた朝霧と自分の人生の重なる部分を数多く感じたとも明かした。さらに「この作品がスタート。楽しんで一歩一歩進んでいきたい。(その思いは)“母親”としてもというのもある。ますます母親としての部分を充実させたい」とも語り、これから映画を観る観客に「新しい安達祐実を発見していただけたら」と呼びかけた。『花宵道中』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:花宵道中 2014年11月8日より全国にて公開(C) 2014 東映ビデオ
2014年12月01日安達祐実、結婚報告11月13日に写真家の桑島さんと結婚したタレントの安達祐実。彼女のオフィシャルブログにて同日付けで結婚報告となった。同ブログでは新しい家庭をあたたかく楽しいものにしたいとコメント。「娘が朗らかに伸び伸びと育っていける環境を整えたい」と子供のことを第一に考える母親としての側面もうかがえた。20年ぶり主演「花宵道中」彼女にとって、今年はプライベートのみならず仕事も面でも節目の年となり、20年ぶりに主演をつとめた映画「花宵道中」が、11月8日に封切りされた。同ブログでは舞台挨拶に忙しい彼女の様子が次々と記事なり、また、ドレスチェンジをした写真も公開され、華奢でスレンダーなプロポーションで、黒のシックなドレスを可愛らしく着こなしている姿がアップされた。青と黒の軽やかコーディネイト映画では花魁の衣装に身を包み、艶やかな役どころを演じた彼女だが、プライベートではイノセントなオシャレを楽しんでいるようだ。同ブログの10月30日付けの記事では、微妙にピンクをいれた秋らしいヘアカラーにチェンジしている。最近気になるカラーは青だそうで、透け感のある青のミニスカートに、黒のトップスやシューズをあわせた写真をアップ。重たくなりがちな黒を、軽やかに着こなすお手本コーディネイトを披露している。(画像はプレスリリースより)【参考】・安達祐実 オフィシャルブログ
2014年11月19日女優の安達祐実が、28日に放送された日本テレビ系トークバラエティ番組『今夜くらべてみました』(毎週火曜23:59~24:54)で、ヌードに初挑戦した主演映画『花宵道中』(11月8日公開)の撮影秘話を語った。『花宵道中』で遊女の悲しい運命を背負った主人公・朝霧を演じ、ヌードに初挑戦した安達は、「何年も前から、もし必要であれば、脱ぐ場面があってもやっていい」と考えていたそうで、「『花宵道中』の話をいただいて、やろう」とすぐ決心したという。そして、演じる朝霧について「小さい頃せっかんを受けていて、きせるを肌に押し付けられたりしていたという虐待を受けていた役で、男の人と絡んだりすると体温が上がってきて、(肌に)赤い花が咲くというので有名な遊女という役」と紹介。「撮影現場で脱ぐ前に、花のチェックをしないといけなくて、メイク室で上半身裸になって、監督とカメラマンに見せるという日があった」と明かし、「すごい恥ずかしくなっちゃって、体が赤くなっちゃって、花がどこにあるかわからなくなっちゃって」と、花のチェックができなくなったエピソードを披露。「落ちつかせてからまた」と時間を置いたと語った。撮影については、「一回脱いでしまえばわりと平気になる」と話す安達。「照明さんは、テストで照明を決めてOKが出たら本番中は目をそらしてとか、みんな気を遣ってくれて」と、撮影の様子を明かした。
2014年10月29日第27回東京国際映画祭・特別招待作品『花宵道中』(11月8日公開)のアジアンプレミアが27日、東京のTOHOシネマズ六本木ヒルズで行われ、主演の安達祐実をはじめ、淵上泰史、小篠恵奈、友近、津田寛治、そして、豊島圭介監督が、着物姿で舞台あいさつに登壇した。ベストセラーを記録し、漫画化されてさらに話題となった宮木あや子の同名小説を原作とする本作は、遊女たちの美しくも切ない生きざまを描いた物語。遊女の悲しい運命を背負った主人公・朝霧を安達祐実が演じ、相手役に淵上泰史、妹女郎役に小篠恵奈が扮(ふん)する。舞台挨拶で安達は、「今回挑戦したことがたくさんあり、演技の方法も今までと違うアプローチで試みていますし、ヌードになっていることも大きな挑戦でした」と話し、「皆さまにどう見ていただけるか、緊張とともにうれしく思っています」と挨拶。また、同映画祭のオープニングを振り返り、「花魁の扮装(ふんそう)をしてレッドカーペットを歩けるというのは光栄でしたし、朝霧の気持ちがよみがえってきて幸せでした」と語った。続けて安達は、「この映画は純愛を描いている物語」であると紹介。「恋する気持ちとか人を愛する気持ちは、時代を経て、現代であっても共感していただける部分は多くあると思う」と言い、「人を愛することとか人を好きになることで、苦しい状況とかせつないこともあるけれど、やっぱりすばらしいことなんだと感じていただけたらと思います」と期待した。また、相手役の淵上は、安達との絡みのシーンについて、「12月の京都はものすごく寒かったので、絡むたびに『毛布!』って衣装さんに僕が一番声を出して、すぐ毛布をかけるという気を遣いました」と撮影を振り、津田は「安達祐実さんが男気のある背中を見せてくれて、僕らは、安達さんの背中を見ながら頑張った」と安達を絶賛。小篠は「着物を着た時の動作が大変でした」と語り、友近は「本当にいい役をいただいた」と喜びを表した。
2014年10月27日安達祐実が花魁を演じ、果敢にヌードに挑戦したことでも話題の『花宵道中』が10月27日(火)、開催中の第27回東京国際映画祭にて上映され、主演の安達さんを始め、淵上泰史、小篠恵奈、友近、津田寛治、豊島圭介監督が上映前の舞台挨拶に登壇した。吉原の遊女たちの甘美で美しくも切ない姿を描く本作。連作短編として新潮社より書籍化された原作は、女性層を中心に共感を呼び、約12万部のベストセラーとなり、漫画も累計30万部を超えた。登壇陣は粋な浴衣姿で登場。安達さんは「この作品は挑戦したことがたくさんありました。演技の方法もそうですし、ヌードになったということも大きな挑戦でした。みなさんにどう観ていただけるか?緊張と共に楽しみでもあります」と語る。作品に関しては「純愛を描いている」と安達さん。「恋する気持ち、人を愛する気持ちは時代を超えて共感していただけると思います。人を愛することで切なく苦しい状況にもなるけど、それでも素晴らしいことなんだと感じていただけたら」と呼びかけた。相手役を務めた淵上さんは撮影をふり返り「12月の京都(太秦撮影所)はすごく寒いんです。絡みのシーンは、絡むたびに『毛布!』とすぐに(安達さんに)毛布を掛けることに気を遣ってました」と語る。女郎屋の女将を演じた友近さんは開口一番「藤原紀香です」と挨拶。「念願の吉原を舞台にした映画で、花魁道中はしてないんですが、それは単独ライヴでやらせていただくとして、いい役をいただきました」と充実の表情。友近さんのためにわざわざ用意されたセリフもあったそうで、友近さんは「ありがたいセリフで、この先10年は使って、喰いっぱぐれないでやっていける!」と語り、「股開かざる者、食うべからず!」というセリフを壇上で再演!「吉原=脱がなきゃと思ってたけど女将役で脱ぐことはなかった…」と残念そうに語りつつも、存分に女将役を楽しんだようだった。第27回東京国際映画祭は開催中。『花宵道中』は11月8日(土)よりテアトル新宿ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:花宵道中 2014年11月8日より全国にて公開(C) 2014 東映ビデオ
2014年10月27日藤原竜也と岡田将生が再び競演を果たす、人気ドラマの劇場版『ST 赤と白の捜査ファイル』。このほど、安達祐実、ユースケ・サンタマリア、天才子役の鈴木梨央の新キャスト3名の出演が発表され、その役柄が明らかとなった。対人恐怖症の天才分析官・赤城左門(藤原竜也)とお人好しのキャリア警部・百合根友久(岡田将生)が所属する、サイエンティフィック・タスクフォースこと、通称“ST”チームが難解な事件に挑む姿を描いた本シリーズ。劇場版では、囚人の脱獄を仕組んだ天才ハッカー・鏑木が焼死体で発見されたことから物語は幕を開ける。殺人の容疑者として逮捕されたのはSTリーダー・赤城左門。それと同時にSTは解散に追い込まれてしまう。真相がつかめないまま時が過ぎようとしていたが、突如、赤城が拘置所から脱走。警察は追跡にSTメンバーを招集し、「赤城 vs STメンバー」の逃走劇が始まる。一方、赤城の無実を信じる百合根は、独自の捜査で感染したコンピューターから情報を抜き取るサイバー暴露ウィルス“フギン”が事件の鍵を握っていることに気づくのだが…。そんな緊迫感が漂う本作で今回、明らかとなったキャスト陣が演じるのはまさにキーパーソンといえる、物語を語る上で重要なキャラクターたち。ユースケ・サンタマリアが演じるのは、囚人の脱獄を仕組んだ天才ハッカーにして、やがて国家を揺るがす大事件の黒幕である鏑木徹。さらに、芸能生活30年を超えた実力派・安達祐実が扮するは、鏑木と元同僚でサイバー暴露ウィルス“フギン”について知る謎の女・堂島菜緒美。その娘・堂島椿を演じるのは、天才子役として注目されている鈴木梨央だ。果たして、この新キャラクター3人が藤原さんと岡田さんとどのような演技を魅せてくれるのか注目だ。劇場版『ST 赤と白の捜査ファイル』は2015年1月10日(土)より全国東宝系にて公開。(text:cinemacafe.net)
2014年10月27日第27回東京国際映画祭が23日、開幕し、東京・六本木ヒルズアリーナで行われたオープニングイベントで、宮沢りえや安達祐実、中谷美紀、菅野美穂ら豪華女優陣が、それぞれセクシードレスや花魁姿などを披露した。フェスティバル・ミューズを務める中谷美紀は、黒いロングドレスで登場。ファンの歓声を浴びながらレッドカーペットを歩き、ステージで「多くのお客さまがいらしていただいて。本当に映画が好きでいてくださっているんだなと思いうれしい」と感激を示した。中谷は、イベントのラストでも再び登場し、安倍晋三内閣総理大臣と共にレッドカーペットを歩く重要な役割を果たした。コンペティション部門の日本代表作品『紙の月』で主演を務める宮沢りえは、胸元の開いたセクシーなドレス姿で観客を魅了。吉田大八監督、池松壮亮と共にステージに上がり、「撮影は過酷で、ものを作る喜びとつらさを感じながらも、できあがった作品をこうやって華やかな場所に持ってこられたという興奮があります」と語った。また、『花宵道中』の安達祐実は、劇中と同じ花魁姿、『救いたい』の鈴木京香は、落ち着いた色合いの着物で登場した。そして、クロージング作品『寄生獣』に出演する深津絵里は、黒いパンツスーツ、橋本愛はワンピース姿を披露。深津は「雨の中、こんなにたくさんの方に集まっていただいてうれしいです」と喜び、橋本も「たくさんの方々に集まっていただいて、ものすごく大きな力を感じているので、このままみなさんで盛り上がっていければうれしいなと思います」と呼びかけた。さらに、オープニング作品『ベイマックス』の日本語吹き替え版で声優を務める菅野美穂は、星のスパンコールがちりばめられたドレスで、キラキラと輝きを放った。撮影:蔦野裕
2014年10月24日小説は約12万部、コミックスも累計30万部を突破した宮木あや子による原作を、安達祐実・主演で映画化した『花宵道中』が、いよいよ11月8日(土)より劇場公開となる。第27回東京国際映画祭でアジアン・プレミアを迎える本作は、芸能生活30周年を迎えた安達さんが、キャリアのすべてを注ぎ、一途な恋を貫く吉原遊女を演じた渾身作。そんな本作をいち早く鑑賞した各界の多彩な著名人たちから、コメントが到着!安達さんが初のヌードを披露していることから、「具が大きいのかなー」という事務所の後輩・鳥居みゆきの過激発言(!?)が飛び出したものの、いずれもがっちりと女性陣の心をつかみ、現代最高峰の女優のひとりとなったことを裏づける絶賛の声が相次いでいる。江戸時代末期の新吉原。囚われの身ながらも地道に働き、間もなく年季明けを迎えようとしていた人気女郎・朝霧(安達祐実)は、縁日で半次郎(淵上泰史)という青年と出会う。彼との思いがけない出会いは、やがて彼女の運命をさらに壮絶なものへと変えていく――。同名の原作小説は、第5回「女による女のためのR-18文学賞」で大賞、読者賞をW受賞し、コミック化も大反響を呼んだベストセラー小説。遊女たちの甘美で美しくも、哀しく切ない生き様を、赤裸々かつ繊細な筆致で描き、逃れられない宿命を背負った主人公・朝霧の生き方には共感する女性が続出した。主演を務めた安達さんは、キャリア30周年の節目に艶やかな演技で肌を露わに熱演し、新境地を開拓。相手役を淵上泰史、妹女郎役を小篠恵奈が務めるほか、三津谷葉子、多岐川華子、立花彩野ら若手女優陣が彩りを添え、高岡早紀、友近、津田寛治ら個性派共演陣が脇を固めている。■コメント一覧■假屋崎省吾/華道家一世一代の恋の花を咲かせいさぎよく散った吉原遊女。これほどまでに哀しく美しく妖艶な安達祐実の凛とした女優魂に目をみはるばかりである。鳥居みゆき/芸人ヌードがあると聞いていたので、「具が大きいのかなあー」と過去のCMを思い出し下心満開でしたが、実際観ると、これはエロの映画じゃないと思い反省しました。良い映画です。内田春菊/漫画家・俳優既に遠いものとなった、どうしようもない運命と、悲しみの中から生まれる官能を体験できる作品です。ハッピーな話ではありませんが、共感し、同情の涙を流すことが出来る、まさに女性のための映画。スガ シカオ/シンガーソングライター『花宵道中』、安達祐実さんの本気が伝わる素晴らしい映画でした。最後のセリフ、相当心つかまれましたよ。豊島監督の繊細な演出も素晴らしかったです。「CLAMP」/女性創作集団原作ファンとして映像化されると知って喜びつつも、どんな風になるのだろうと少しだけ不安でしたが、まさに杞憂でした。女性にこそみて欲しい、本当に儚くて美しくて、でも力強い恋物語です。内舘牧子/脚本家どんなに幸せな楽しいシーンでも、目の奥に悲しみをたたえている安達祐実に感服した。ホリエアツシ「ストレイテナー」/ミュージシャン遊女朝霧の凛とした生き様、安達祐実が見せる艶美な表情と、押し殺す感情の移ろいに、心を締め付けられた。静かに、優しく描き出される愛の悲劇に、江戸時代、吉原の背景がエキゾチックに見えてくるのが不思議だ。三味線を弾くシーンがとても印象的だった。ドーキンズ英里奈/タレント朝霧の表情・声を感じて伝わる、悲しくも美しい愛の儚さ、人の儚さが心に響きました。全身全霊で愛することって、こんなに綺麗なんだなぁと感じました。ヴィーナス・カワムラユキ/DJ Bar「しぶや花魁」コンセプト・プロデューサー女なら人生という花宵道中に花を咲かせてみたい。時代を越えて女が男を真剣に愛するという事の美しさと強さ、そして儚さを感じさせてくれる作品。姫野カオルコ/小説家「幼児のころに吉原に売られ、身を売ることしか教えられなかった」というヒロインを、安達祐実が演じる…これはもう幼児のころから祐実ちゃんを見てきた国民には、胸に迫るものがあるのではないだろうか?清川あさみ/アーティスト妖艶さと、無垢さを兼ね揃えた安達祐実の美しさは素晴らしい。すぐにでも美女採集したくなりました。神田サオリ/踊絵師安達祐実さんの引力。瞳に 肌に ゆびさきに。押しとどめても滲みあふれる色が満ちて、引力。何故こんなにも胸がさわぐのか。それはきっと私の中にも同じ朱色が満ちているから。観ている間中、脳天をそっと触れられて ふるえるように花が咲きました。『花宵道中』は11月8日(土)よりテアトル新宿ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2014年10月22日安達祐実が花魁役に挑んだ意欲作『花宵道中』のキャストと監督による初日舞台あいさつが11月8日(土)にテアトル新宿、TOHOシネマズ川崎、京成ローザ10で開催される。その他の写真本作は、2006年に第5回女による女のためのR-18文学賞で大賞・読者賞をW受賞した宮木あや子による同名小説が原作。安達が『家なき子』以来20年ぶりに映画主演を務め、江戸時代末期の新吉原を舞台に、宿命に翻弄されながらも一途な恋を貫き通す主人公・朝霧を演じる。安達のほか、淵上泰史、小篠恵奈、三津谷葉子、多岐川華子らが出演し、『ソフトボーイ』『裁判長! ここは懲役4年でどうすか』の豊島圭介が監督を務める。初日舞台あいさつは、テアトル新宿、TOHOシネマズ川崎、京成ローザ10で行われ、安達、淵上、小篠、豊島監督らが登壇する。チケットは、プレリザーブ(先行抽選)が10月25日(土)より受付開始。一般発売は、11月1日(土)より開始される。なお本イベントは15歳以上の観客が参加できる。『花宵道中』初日舞台あいさつ11月8日(土)■会場:テアトル新宿13:20の回上映後/15:55の回上映前登壇者(予定):豊島圭介監督、安達祐実、淵上泰史、小篠恵奈、友近、津田寛治■会場:TOHOシネマズ川崎16:00の回上映後■会場:京成ローザ1010:00の回上映後登壇者(予定):豊島圭介監督、安達祐実、淵上泰史、小篠恵奈料金:2000円(税込)プレリザーブ:10月25日(土)11:00AM~31日(金)11:00AMチケット発売:11月1日(土)10:00AMより
2014年10月22日12月3日にNBCユニバーサル・エンターテイメントから発売される『秘密結社 鷹の爪 EX(エクストリーム)』のBlu-ray&DVD-BOX(上巻)に、声優の野沢雅子と杉田智和が1人全役を担当した特典映像が収録されることが明らかになった。NHK Eテレ『ビットワールド』内にて現在放送中(毎週金曜18:20~)のTVシリーズ『秘密結社 鷹の爪 EX』は、監督・脚本などを務めるFROGMAN氏がほぼ全役を1人で担当していることで知られるが、今回は「もしもあの大物が鷹の爪の声優をやってみたら」という観点で、野沢雅子と杉田智和が1人全役にチャレンジする企画が実現。2人のオファーについてFROGMAN氏は「誰が聴いてもわかる人と考えたら、真っ先に野沢さんが浮かんできました。杉田さんは、ご自身のラジオで吉田くんの物真似をしていた話を聞き、ご出演いただきました」と語り、作品の出来については「ヤバいです」と一言。「これは『鷹の爪』を知っていようが知るまいが、関係なく見るべき衝撃作です」と断言している。また、野沢については「もう完全に野沢ワールドです。もうわけがわかりません」、杉田については「カオス過ぎて気が変になりそうです。もう後戻りできない領域に人類は到達した感じです」とうれしそうに困惑している。『ドラゴンボール』シリーズでは、孫悟空、孫悟飯、孫悟天の3役を演じた経験がある野沢だが、今回は1人8役。「1話の中で3役やったわけじゃないので、今回のような経験はたぶん初めてだと思います」と収録を振り返りながら、「今のアニメは機械で綺麗に描かれているけど、『鷹の爪』って手作りという感じがして、そこがすごく好きです」と作品のにも太鼓判。ちなみに自分の性格と似ている気がするということで、キャラクターの吉田くんがお気に入りという。そして、特典映像で1人7役を演じた杉田智和は「やはり、オリジナルは偉大でした。本編をもう一度見たいです」と『鷹の爪』愛を再確認し、『鷹の爪』の魅力がわかれば職業にできると嘯いた。演じたキャラクターのお気に入りは「あの、何かキャプテ◯アメリ◯みたいな奴が印象的です」を挙げている。なお、本特典映像や収録風景の一部を垣間見られるPVも公開中。○【鷹の爪EX DVD CM】もしもあの大物が鷹の爪の声優をやってみたら『秘密結社 鷹の爪 EX(エクストリーム)』のBlu-ray&DVD-BOX(上巻)は、「秘密結社 鷹の爪 謎解きゲーム『人形屋敷の魔人』予告編」「『鷹の爪情報局』傑作選」「『鷹の爪EX』下巻 予告」「鷹の爪×Yahoo!きっず 鷹の爪団の教えて!学校あるある!(全8話)」「『鷹の爪.jp』DVD未収録作品(第27話、第28話、第38話、第40話)」を収録。特典ディスクには、野沢と杉田による「もしもあの大物が鷹の爪の声優をやってみたら」と「ビジュアルコメンタリー(野沢雅子&FROGMAN氏、杉田智和&FROGMAN氏)」が収録される。価格は、Blu-ray-BOXが1万1,664円、DVD-BOXが1万584円。また、劇場版第7弾となる『鷹の爪7~女王陛下のジョブーブ~』も同日に発売。こちらの価格は、DVD&Blu-rayデラックス版(初回限定生産)が6,458円、スタンダード版が4,104円。(C)秘密結社鷹の爪 Extreme 製作委員会(C)ET7
2014年10月10日(画像はプレスリリースより)イメージキャラクターとして登場するのは、話題の『水谷雅子』!アサヒフードアンドヘルスケア株式会社は、「パーフェクトアスタコラーゲン パウダープレミアリッチ(2回分増量品)」を9月1日から数量を限定して発売する。この製品は“モンドセレクション”で【金賞】を獲得しており、【16種類の美容系の成分】を体内に摂取できる優れた美容食品として高い評価をうけているという。また「パーフェクトアスタコラーゲン」シリーズに、いつまでも年齢を感じさせない若々しさで有名な『水谷雅子』さんが、イメージキャラクターとして登場している。水谷雅子さんについて1968年生まれの愛知県出身でファッションモデル。ファッション雑誌の美STORYによる【国民的美魔女コンテスト】で話題となり、その後も雑誌や広告、テレビなどに出演している。今年5月に放映されたCM(現在もアサヒグループの公式チャンネルで公開中)に登場している『水谷雅子』さんは、すばらしくうるおいのある美しい肌を披露しており、“いつまでも若々しくいたい”と願う、多くの前向きな女性たちに“元気”を与えてくれているにちがいない。【参考】・アサヒフードアンドヘルスケア株式会社 プレスリリース (PR TIMES)・アサヒフードアンドヘルスケア株式会社・水谷雅子オフィシャルブログ
2014年09月05日江戸末期の新吉原を舞台に、叶わぬ恋と知りながら儚い夢を見てしまう遊女たちの生き様を描いた、宮木あやこによる小説「花宵道中」が、安達祐実・主演で映画化。この秋の劇場公開されることが決定し、安達さんが“花魁”という新境地に挑んだ特報映像が到着した。江戸時代末期の新吉原。囚われの身ながらも地道に働き、間もなく年季明けを迎えようとしていた人気女郎・朝霧(安達祐実)は、縁日で半次郎という青年の職人と出会う。彼との出会いが、彼女の運命を大きく変えていくとも知らずに…。宮木あや子のデビュー小説「花宵道中」は、 2006年の第5回「女による女のためのR-18文学賞」で大賞と読者賞をW受賞した衝撃作。遊女たちの甘美で美しくも、哀しく切ない宿命を、赤裸々かつ繊細な筆致で描き、女性層を中心に共感を呼んで、単行本、文庫合わせて約12万部のベストセラーとなった。小学館「女性セブン」にて漫画化、連載されると、さらに大きな話題を呼び、こちらも累計30万部を超えるヒット作に。その傑作小説が、最高のキャストとスタッフを得て、満を持して映画化となる。主人公・朝霧を演じるのは、その高い演技力と存在感を知らぬ人はいない、女優・安達祐実。絢爛な遊郭の中にあっても「心が疼いたことはない…」という、花魁の悲しい生き様を新境地で演じきっている。「花魁の役は今までやったことがなかったので嬉しかったですし、今の私にはとてもいい役だと思いました」という安達さん。原作を読んで撮影に臨んだが、「その世界観をどう表現するかは総合力だと思うので、私はただ、役の心や想いに集中して演じるようにしていました」と、その女優魂を語り、重たい衣装やカツラを付けての花魁道中も「素敵な場面になっています」と自信を覗かせる。監督は、『ソフトボーイ』『裁判長!ここは懲役4年でどうすか』の豊島圭介。相手役には淵上泰史、妹女郎役に小篠恵奈が扮するほか、三津谷葉子、多岐川華子、立花彩野ら若手女優陣が彩りを添え、高岡早紀、友近、津田寛治らベテラン個性派共演陣が脇を固める。かつて『吉原炎上』、『陽暉楼』など、遊郭や花街を舞台にした数々の名作を生んできた東映京都撮影所で撮影された本作は、4月に完成する予定だ。『花宵道中』は秋、テアトル新宿ほか全国にて公開。(上原礼子(cinema名義))
2014年03月01日第25回東京国際映画祭(以下、TIFF)の開幕を前に実現した、映画祭プログラミング・ディレクターの矢田部吉彦とモデルの雅子による対談<後編>をお届け!今年で創設5年目を迎え、雅子さんが審査員を務めることになった「natural TIFF」の魅力、さらに矢田部さんを毎年、刺激しつつも苦しめるコンペティション作品15本の選定のプロセスとは――?雅子:矢田部さんがTIFFに関わるようになったのは第何回からですか?矢田部:15回目からですね。トム・クルーズが『マイノリティ・リポート』(’02)のプレミアで渋谷の街を歩きました。その年はエイドリアン・ブロディも来日しました。選定に関わるようになったのは18回目からですが、最初は日本映画でした。徐々に海外作品にも携わるようになり、コンペティションに関わるのは今回で6回目です。雅子:作品選びは慣れていくものですか?矢田部:慣れませんねぇ…。でも作品の選び方は変わってきたと思います。初めて選んだコンペ作品と見比べてみると、良い作品だと思いつつもいまだったら選ばないかもというものもありますね。――矢田部さんの中では選ぶ上での基準などはあるんですか?観客層を想定したり、あるいはとことん作品の質を重視したり…。矢田部:そこは両方意識してます。15本の中で、完全なアート映画で作家の個性が炸裂しているけど、万人受けしなくてもいいから入れようと思う作品もある。でも、15本全てそんな作品が揃うと偏ってしまうので、クオリティを重視しつつ、よりオープンな作品を入れてバランスを取ったりします。雅子:年ごとの全体のテーマがあるわけではないんですね?矢田部:ないです。結果的に、例えば昨年は移民問題を描いた作品が多かったりというのはありますし、今年は安楽死を扱った作品が多いですが、選んでる最中は意識してないですね。雅子:選ぶ際は候補作をふるいにかけていく感じですか?矢田部:そうですね。今年は1,000本以上あったんですが、それを50本くらいに絞って。30本くらいになれば、後はパズルのような感じですね。「この2本はどちらも良いけどカブっているのでこちら」とか。あとは国のバランスです。今年はチリ映画で面白いものがいくつもあったんです。でも東京の映画祭のコンペに3本もチリの作品が入ってるのも不自然でしょ?そのチリ映画には全く罪はないし、違う年や国だったら入ってもおかしくないけど泣く泣く外したり…。8月中はそんな感じでずっと胃が痛いです(苦笑)。夢の中でもとり憑かれてます。雅子:頭の中を覗いてみたいですね(笑)。一晩、考えに考えた末に外したりとか?矢田部:もちろんあります。雅子:夜中に書いたラブレターを朝になって読み返すような(笑)。矢田部:背負いきれなくなったら周りに観てもらって、「いいよね?」と背中を押してもらいます。非常に孤独な作業であると同時に共同作業なんです。ただ合議制で選べば全てが中途半端になってしまうので、最終的には誰かが個性を汲んで選ばないといけないとは思ってます。――先述の『最強のふたり』もそうですし、『アーティスト』で今年のアカデミー賞を制覇したミシェル・アザナヴィシウス監督の『OSS 117 私を愛したカフェオーレ』(TIFF上映時の邦題は、『OSS 117 カイロ、スパイの巣窟』)が2006年のTIFF(第19回)でグランプリに輝いたり、TIFFで注目を浴びて、その後、世界的な飛躍を遂げる作品や監督、俳優も大勢います。矢田部さんが関わってきたこの10年ほどの中でもいろいろな思い出があるのでは?矢田部:アザナヴィシウス監督が受賞した際は、僕はまだ選定の責任者ではなかったのですが、『これがコンペ作品?』という声もある中で僕の前任のディレクターが選んだんです。その後の化けっぷりを見ると、その才能を見抜いていた前任者、そしてTIFFはそのことを誇っていいと思うし、オスカーを獲ったときは本当に嬉しかったです。雅子:『最強のふたり』は選ぶ過程でもこれまでと違う感触がありましたか?矢田部:正直、コンペに入れるかどうか1か月くらい悩んだんです。もっとアート寄りのフランス映画を入れるべきか?それとも観た後の爽快感を重視してこれを入れるか?コンペの性質が変わってくるので、そういう意味で最も悩んだ作品と言えるかもしれません。その後のヒットも含めて印象深いです。矢田部:さて、そんな我々が今年、これまで以上に強い思いで取り組んだのが「natural TIFF」部門です。エコロジーグリーンを映画祭のテーマカラーとして5年目になります。最初は「エコロジーと映画って相性がよくないかも…」という思いもあって、あまりガチガチなエコロジーにこだわらず、“自然と人間の共生”を描いた作品を幅広く選んできました。今年はもっとアピールしようと、どの部門よりも早めに選考に入ったんですが、観始めるとメチャクチャ面白いし、勉強にもなる。何より「このままじゃ地球がヤバい!」って思うようになりました。そこで中途半端なエコロジーではなく、ガチなエコ映画を入れて8本を揃えました。その審査員の一人を雅子さんに務めていただくことになりまして。雅子:コンペ、ワールド・シネマと同様に注目している部門で、昨年もいくつかの作品を観ています。審査員のお話をいただいたときは単純に嬉しかったし、とても光栄なことです。やはり昨年の震災以降、環境問題やエコに興味を持っている人が非常に多くなってきたと思います。特にファッション界とエコロジーは手を結ぼうという流れもありします。いまは正直、どんなに過酷な現状を見せられてもビックリしないんですよね。少し前なら「こんなのを見せるの?」と思われていたのが、実際に震災で惨憺たる現実を見せられましたから。矢田部:これをきっかけにファッションやライフスタイルなど映画とは違う世界にアピールできればと思います。いわばほかの映画、部門とは違う戦略で売り出していけたら。審査員という立場なので言えないことも多いと思いますが、ラインナップをご覧になっていかがですか?雅子:環境を扱ったもの、動物を描いたもの、それから夢を売るような作品と3つくらいのタイプに分かれてますね。エコロジーについて描く作品はすでに山ほどありますが、だからこそどんな切り口で来るのか、観るのが楽しみです。すんなりと心に入ってきたものを感じたい。全てドキュメンタリー作品ですが、映像の美しさにも期待しています。もうウソは見たくない、真実を知る発見がありますから。矢田部:こういう作品の難しさって扱っているテーマは重要だけど、作品としてつまらないことも多いということ。「この問題は伝えたいんだけど…」と思っちゃう。その点、今回はそういった部分で悩む必要のない作品が揃ってますので期待してください!雅子:はい、楽しみにしてます!(photo/interview:Naoki Kurozu)第25回東京国際映画祭は10月28日(日)までTOHOシネマズ六本木ヒルズほかにて開催中。特集「東京国際映画祭のススメ2012」■関連作品:アーティスト 2012年4月7日よりシネスイッチ銀座、新宿ピカデリーほか全国にて公開© La Petite Reine - Studio 37 - La Classe Americaine - JD Prod - France 3 Cinema - Jouror Productions - uFilmOSS 117カイロ、スパイの巣窟第25回東京国際映画祭 [映画祭] 2012年10月20日から10月28日まで東京にて開催最強のふたり 2012年9月1日よりTOHOシネマズシャンテほか全国にて公開© 2011 SPLENDIDO/GAUMONT/TF1 FILMS PRODUCTION/TEN FILMS/CHAOCORP
2012年10月24日映画『水曜日のエミリア』の女性限定試写会が6月29日(水)、都内で開催され、安達祐実が上映前のトークイベントに登場。映画の魅力に加え、自身の男性感から元夫との関係までざっくばらんに語った。ナタリー・ポートマンが主演と製作総指揮を務める本作。不倫の末に子連れの男性と結婚し、幸せを掴んだかに思えた主人公が、その後も様々な苦難に見舞われつつも、自らの人生と向き合い、進むべき道を選び取っていくさまを描く。安達さんとナタリーは同い年で、共に子役からキャリアを積んできたが「私にとっては雲の上の遠い存在で、観客としてずっと見てきました。10代の頃は(ナタリーが出演した)『レオン』を観て、こういう役やりたいな、とか思いましたね」と語り、「プロ意識が高く、ストイックですごいですね」と称賛を送った。ナタリーは第一子を先日、出産したばかり。ママとしては安達さんが“先輩”にあたるが、子育てと仕事の両立の秘訣を問われると「自分を追い詰めすぎないこと。できなくても落ち込まないで、『今日できなかったから明日』という気持ちでいること」と明かした。現在、芦田愛菜ちゃんに加藤清史郎くんなど、子役たちが映画やドラマで大活躍を見せているが、いわば安達さんはその先駆けとも言える存在。現在の子役たちの活躍については「私は子供の頃、何も考えてなかったので(笑)、いまの子たちは本当にしっかりしてるな、と思います」と感心している様子。劇中の主人公のエミリアは、不倫愛を成就させるが、安達さんは「道徳的には良くないけど、人を想う気持ちは理性で止められないことがあるのは、誰でも理解できることだと思う」と一途な思いについて理解を示す。報道陣から「安達さん自身はそういう恋の経験は?」と問われると「ないです(笑)!」と即答。安達さん自身は現在、シングルマザーということで、恋に関してはいわば“フリー”の身。男性に対して「素敵だなと思うことはしょっちゅうありますが、恋心には…」と語り、再婚についても「いまはほしいと思わないけど、ゆくゆくは…。老後にひとりは寂しいので」と素直な心情を明かしてくれた。元夫・井戸田潤(スピードワゴン)との関係についても「子供のことで話さないといけないこともあるし、話を聞いてほしいときもある。仕事のことについても話を聞いてもらうこともあります」と語り、男女の仲を超えた“親友”であることを強調。井戸田さんからは復縁を望むような声も聞こえてくるが、安達さんは笑顔を浮かべて「人生長いので、たくさん恋をしていただいて(笑)」と明るく突き放していた。『水曜日のエミリア』は7月2日(土)よりヒューマントラストシネマ有楽町、シネマート新宿ほか全国にて順次公開。■関連作品:水曜日のエミリア 2011年7月2日よりヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて順次公開© 2009 INCENTIVE FILM PRODUCTIONS, LLC ALL RIGHTS RESERVED■関連記事:今年だけで公開作は5本注目せざるをえない女優、ナタリー・ポートマンの魅力ナタリー・ポートマンが出産!男児であることが判明ナタリーの演技が光る『水曜日のエミリア』女性限定独占試写会に20組40名様ご招待ナタリー・ポートマンが悩める義母役を熱演!『水曜日のエミリア』予告編先行到着
2011年06月29日