岡崎体育の連載「体育ですけど、オンガクです」。今回のテーマは「川島明さん」です。先日、麒麟の川島明さんがやられているラジオ番組『SUBARU Wonderful Journey ~土曜日のエウレカ~』に出演させていただきました。川島さんといえば京都の宇治出身。そう、僕と同郷なんです。お互いの実家の場所もめちゃくちゃ近くて自転車で7分くらいあれば余裕で行けます。中学校も、同じ宇治市立宇治中学校出身です。川島さんとはちょうど10歳年が離れているので共通して知っている先生とか友達はいないのですが、僕からしたら学生のころから『M‐1グランプリ』などで活躍されているのを見ていましたから、偉大な地元の先輩と誇りに思う存在です。これまでお会いしたことは、実は1回だけあるんです。フジテレビのメイク室で一緒になって「同じ宇治出身だよね」と話しかけていただきました。でも、川島さんはメイク中だったので、ドライヤーの音と川島さんの美しい低音ボイスがちょうどピッタリいい周波数でかぶってしまい、ほっとんど何言っているか聞き取れませんでした。なので、今回じっくりお話をすることができてうれしかったです。やはり地元が一緒だと急に距離感が縮まる気がします。川島さんの話す言葉に、「宇治の人やなあ」としみじみ感じながら会話をしていました。これは僕の私感ですが、宇治の人は関西弁の中でも音符の振れ幅が大きい。会話のときのキーの幅が広いと思うんです。低いだけじゃなくて、アクセントつけるときに高くいってひっくり返る癖があります。その話し方を川島さんもされていて、「ああ、やっぱり宇治の人や」と話していてほっとしてしまいました。ラジオの収録では、地元の話で盛り上がりました。僕が学生のころ通っていたゲームショップ『ドラゴンヒーロー』の話とかを普通にできるのが、すごく不思議な感覚でした。当時の生活圏がほぼほぼ同じなので、思い出の場所とかが全部共有できるんです。花火大会の話やお祭りの話などもっと地元の話をしたかったです。なので、ぜひ次回は同じく宇治出身のヤバTのこやま(たくや)くんも誘って、ごはんでも食べながら、まだまだあるいろいろな地元の話をしたいです。川島さんはとても謙虚で誰に対しても配慮のある方なので、ずっと敬語で話しておられました。でも、宇治の先輩やし、次会ったときはぜひタメ口で話してほしいです。尊敬する先輩なのでもっともっと距離を縮めたいです!おかざきたいいくNHK Eテレ『ヒャダ×体育のワンルームミュージック』Season3(毎週土曜21:00~)に出演中。最新タイアップ・シングル曲「レディキャップ!」「季節の報せ」が配信中!※『anan』2022年6月22日号より。写真・小笠原真紀ヘア&メイク・大矢佑奈(KIND)文・梅原加奈(by anan編集部)
2022年06月18日『久原本家 茅乃舎 presents 葉加瀬太郎 音楽祭 2022』が6月11日・12日、京都・上賀茂神社で開催された。『葉加瀬太郎 音楽祭』は、これまで葉加瀬太郎が行ってきた野外フェス『情熱大陸ライブ』『葉加瀬太郎 サマーフェス』を引き継ぎ、2019年に上賀茂神社で初開催。2020年、2021年はコロナ禍の影響により中止となったものの、今年は6月4日・5日の東京・明治神宮での初開催を経て、上賀茂神社でも2度目の開催が実現した。――6月11日(土)――あいにくの雨模様ながら、朗らかな歌声で冒頭の「10 years」から盛り上げたのは渡辺美里。「3年ぶり、延び延びになっていました上賀茂神社でのコンサート、ついに実現することになりました。たくさんお集まりいただき、心から感謝いたします!」と葉加瀬の思いを代弁するような開幕宣言の後も、「Believe」「My Revolution」と代表曲を惜しみなく届け、「サマータイム ブルース」では彼女の声と葉加瀬のバイオリンが溶け合う極上のセッションを展開。「こうして集うということ、大好きな歌を届けられるのは当たり前じゃないんだな、奇跡みたいなことの連続でここまで走ってきたんだなと思います」とかみ締めた、「オーディナリー・ライフ」まで全5曲。3年ぶりの『葉加瀬太郎 音楽祭』の開催を祝う、これ以上ない幕開けとなった。ここで音楽祭のハウスバンドの一員でもある羽毛田丈史が、「地球に乾杯」のピアノ演奏&ごあいさつ。盟友の葉加瀬と日頃の仲の良さがうかがえる、ユーモアに溢れたやりとりでも場をにぎわせる。「Fragrant Woods」でも息の合ったプレイを見せ、終始和やかな空気が上賀茂神社を包み込む。それに続き葉加瀬が、「僕の曲にイタリア語の歌詞を付けて歌ってくれたりもして。素晴らしいテノール歌手です!」と大瀧賢一郎を紹介。大瀧が映画『グラディエーター』から「Nelle tue mani」を見事な歌唱で聴かせ、音楽祭に花を添えた。初っぱなから「すいません、雨の中。お願い、やんで~!本当に風邪をひかないように。寒くなったらどうぞお帰りください(笑)」と観衆をねぎらい和ませたのは、大竹しのぶ。「歌だったら男にも女にもなれる」とRADWIMPSの「オーダーメイド」をまるで目の前で舞台を繰り広げるように情感たっぷりに歌い、演じてみせる彼女。谷川俊太郎作詞、武満徹作曲による反戦歌「死んだ男の残したものは」でも、脈々と歌い継がれてきた言葉を、今こそ改めて伝えたいという意思を歌に宿すかのよう。フランスの国民的シャンソン歌手、エディット・ピアフの「バラ色の人生」や「愛の讃歌」では葉加瀬と共に、ひときわロマンチックにその歌声を響かせる。さらには、昭和歌謡の名曲「黄昏のビギン」では、山崎まさよしとの豪華デュエットも。「歌手・大竹しのぶ」を存分に堪能できた豊潤な時間となった。「また出てきてしまいました(笑)」と登場した山崎まさよしが、「メヌエット」でワイルドにアコースティックギターをかき鳴らしたかと思えば、早速、「普段は帽子なんてかぶらないんだから!」と麦わら帽をかぶった葉加瀬が合流。各出演者のテイストに合わせた衣装でももてなした葉加瀬が、「僕はここにいる」、そして「One more time, One more chance」と、名曲めじろ押しのセットリストをバイオリンの調べで彩っていく。その後も、SMAPがカバーしたことでも有名な「セロリ」、昨年のデビュー25周年に書かれた「Updraft」と、山崎まさよしのキャリアを凝縮したような濃厚なライブに。藤井フミヤは、1300年間にわたり20年に一度行われてきた「式年遷宮」のイメージソングとして伊勢神宮に奉納した「鎮守の里」からスタート。上賀茂神社の厳かなムードともマッチした同曲から葉加瀬が参加し、「今日は皆さんの心の中の青空に向かって歌いたいと思います」とはフミヤ。大ヒット曲「TRUE LOVE」、続く新曲「水色と空色」の美しくもはかないメロディ、それに寄り添う葉加瀬の旋律に、グッと引き込まれる会場。葉加瀬と入れ替わりで実弟の藤井尚之が現れ、猿岩石に楽曲提供した「白い雲のように」に続いて、チェッカーズ時代の「ジュリアに傷心」では華麗なステップでも魅了。世界の平和を願ったバラード「夜明けのブレス」で、後に控える葉加瀬へとバトンをつないだ。初日のトリはもちろん、葉加瀬太郎。白いスーツを身にまとい、NHK連続テレビ小説『てっぱん』のオープニングテーマとしても知られる「ひまわり」を奏でた後は、「今日は心から感謝を申し上げます、本当にどうもありがとう!」と、満員御礼の景色を前に礼を述べる。「風の向こうに」の力強いサウンドに身を委ねる頃には雨もすっかり弱まり、「明日は晴れるだろう!」と葉加瀬。バラエティ番組『サンドウィッチマン&芦田愛菜の博士ちゃん』のために書き下ろした「博士ちゃん」の躍動感もそのままに、ラストは待ってましたの「情熱大陸」!総立ちで手拍子が巻き起こる中、1日目を締めくくった。――6月12日(日)――前日の雨がうそのような晴天に恵まれた2日目のトップバッターは倖田來未。客席の後方にまで手を振り「WIND」を歌い上げ、「晴れましたね~!すごい天気」と思わず漏らすほどの野外ライブ日和に、松田聖子のカバー「SWEET MEMORIES」も映える。続く「100のコドク達へ」でコラボした葉加瀬も、「あんたのコンサートになってるやん!(笑)」と認めるほど、京都出身というパーソナリティと親しみやすいトークでも初見のオーディエンスをあっという間に笑顔にしていた。代表曲「愛のうた」や「You’re So Beautiful」に加え、ラッツ&スターの「め組のひと」でも大いに沸いた2日目のオープニングとなった。Vaundyと葉加瀬はおそろいのイエローのパーカー姿で、髪型までそっくり(笑)。1曲目の「恋風邪にのせて」から2人の相性の良さが際立つコラボレーションで、まだ22歳とこの日の最年少出演者ながらラインアップに名を連ねる理由を、「踊り子」でもこれでもかと曲で証明していく。「2~3年前にたまたまYouTubeで聴いて、ほれて、ラブコールしました!」と葉加瀬が熱く語る才能は、壮大なスケールで圧倒した「しわあわせ」でも明白。それに全幅の信頼をもって並走する葉加瀬のバイオリンの音色が、「花占い」でも冴えわたる。葉加瀬も舞台に出ずっぱりでサポートする期待に十二分に応えた、次世代のポップスターたるパフォーマンスだった。アカペラの「もらい泣き」から、一気に歌の世界観にいざなったのは一青窈。鮮やかなピンクのオーバーオールもキュートで、時にステージに腰掛け、語り掛けるようなアットホームなライブ。ジャズのスタンダードナンバーであり美空ひばりも愛した「LOVE」、敬愛する台湾のR&Bシンガー・陶喆(デヴィッド・タオ)の「飛機場的10:30」と、どの国の誰の歌でも自分色に染め上げ、MCでは「20年歌ってきて、今日、初めてスニーカーを履いて歌いました(笑)」というエピソードも。葉加瀬を迎えた昭和チックな「江戸ポルカ」では、バイオリンが楽曲のスリルを増幅。「あなたと、あなたの好きな人が、百年続きますように」の一言に自ずと拍手が起きた名曲「ハナミズキ」まで、歌い手としての唯一無二の存在感を改めて放っていた。桐谷健太は、ド頭の「喜びの歌」から俳優のみならずボーカリストとしての可能性をひしひしと感じさせる。葉加瀬のバイオリンとの絡みも絶妙だ。「僕、あと2曲なんです。すぐ帰るんです(笑)。全身全霊で歌うんで、皆さんも最後まで楽しんで帰ってください!」と告げた後は、ミドルバラードの「遣らずの雨と、光」をじっくり聴かせ、CMソングとしても耳慣れた「海の声」では、三線を弾きながら真っすぐで温かなボーカルを披露。わずか3曲ながら、見る者をきっちり虜にしたのはさすがだ。「春一番」「その気にさせないで」と、コーラスを従えキャンディーズ時代のヒット曲を連発し、いきなり歓喜の渦を生み出したのは伊藤蘭。昨年リリースしたアルバム『Beside you』からチョイスした「shalala ♪ Happy Birthday」「ICE ON FIRE」も、いつまでもみずみずしさが失われない魅力でいっぱいだ。後半戦も、「やさしい悪魔」「暑中お見舞い申し上げます」と日本の歌謡史に残るポップスで立て続けに魅せ、「年下の男の子」「恋するリボルバー」では葉加瀬とも共演。新旧の伊藤蘭の歩みをたどったスペシャルな30分だった。純白のスーツで徳永英明が「壊れかけのRadio」を一節歌うたび大きな拍手が。日が落ち始めた時間帯に、ハスキーで切ない歌声が胸に沁みわたる。続いても、手拍子に背中を押されるような「夢を信じて」、ドラマチックな感情が静かに押し寄せる「永遠の果てに」と緩急自在。葉加瀬も白いスーツという状況に笑い合いながら、坂本九の「上を向いて歩こう」では、歌声、バイオリン、そして不朽の名曲という三つどもえの感動が心を揺さぶる。これには徳永も「ブラボー!今でも鳥肌が立ってます」と声を上げる。クライマックスは「最後の言い訳」、そして「レイニー ブルー」。音楽に一心に身を捧げるような神懸かった光景に、とことん酔いしれた。いよいよ『葉加瀬太郎 音楽祭』もフィナーレへ。その時を脳裏に刻むように目を閉じ「ひまわり」を演奏する葉加瀬。音楽祭を支えたバンドメンバーに目線を送りながら、「昨日からたくさんの皆さんに力をお借りして、素敵な音楽祭を開催することができました。楽しかった!?いや~よかった!」と、その反応に葉加瀬の顔もほころぶ。「風の向こうに」でも「世界中を探しても、こんな幸せなバイオリニストはいない」と感無量の面持ちで、最後はアップテンポでロックな「博士ちゃん」を経由し、ご存じ「情熱大陸」!2日間にわたる幸福な宴が幕を閉じた。取材・文:奥“ボウイ”昌史(写真順不同) 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年06月15日岡崎体育の連載「体育ですけど、オンガクです」。今回のテーマは「Sexy Zone」です。Sexy Zoneの最新アルバム『ザ・ハイライト』に楽曲提供をさせていただきました。「休みの日くらい休ませて」という曲で、働いている人なら誰もが感じる思いを曲にしました。休みの日も、ちょっとメールしたり何かの確認でパソコンを開いたりと、なんやかんや仕事してしまうことってありませんか?休みの日くらいちゃんと休みたい、そんな切実な実体験を元にしたためた一曲です。すべての社会人への応援ソングになっていると思います。アルバム発売前に特設サイトで楽曲の試聴ができたのですが、ファンの方々がそれを聴いて「共感した」とか「いい曲!」だとか感想をSNSなどにあげてくれていたのもうれしかったです。今回のSexy Zoneのアルバムはコンセプチュアルなアルバムで、参加アーティストもとても豪華。めっちゃシュッとしていておしゃれです。そんなアルバムの中で、ファンの方々がいい曲と言ってくれているとはいえ、「岡崎体育楽曲、浮いてない?」とちょっと心配にもなっています。ジャニーズ界隈で言うところの“トンチキソング”すぎないか、と。でもまあ、それがフックになってなんか逆に目立つ感じもします。なので個人的にはとてもありがたいなと思っています。あと、これは後日知ったのですが、メンバーの松島聡さんが「岡崎体育さんに曲を書いてもらいたい」と会議でおっしゃってくださって今回のオファーが叶ったのだそうです。よくこの業界では「本人たっての希望で」と言われることがありますが、まさに今回はそれだったみたいで。なんだかとても特別な感じがしてうれしいです。Sexy Zoneは正統派アイドルグループのイメージ。だからこそ、僕が作るようなコミックソングをメンバーが全力でやりきってくれるのを聴くと感動しますね。楽曲提供の一番の楽しみはそれなんですが、曲ができたら自分がデモを歌ってメンバーのみなさんにお届けします。それを元にみなさんがレコーディングをして、今度はできあがった楽曲が僕のところに届く。この、メンバーの声に入れ替わって届くときが特別にうれしい瞬間です。今回もとても良かったんです。歌詞と歌詞の合間のガヤの部分も僕のデモ通り……いや、それを跳び越えたテンションでやってくれていた。こんなに声張ってくれるんや、叫んでくれるんやとうれしくなりました。ぜひたくさんの方に聴いてほしいです!おかざきたいいくNHK Eテレ『ヒャダ×体育のワンルームミュージック』Season3(毎週土曜21:00~)に出演中。最新タイアップ・シングル曲「レディキャップ!」「季節の報せ」が配信中!※『anan』2022年6月15日号より。写真・小笠原真紀ヘア&メイク・大矢佑奈(KIND)文・梅原加奈(by anan編集部)
2022年06月10日岡崎体育の連載「体育ですけど、オンガクです」。今回のテーマは「辞めどき」です。ラジオで悩み相談を受けることがあります。仕事に行くのがツライという話を聞くと僕は「やりたくないことは一切やらなくていい」と、いつもはっきり答えるようにしています。これは、自分がこれまで生きてきた結果論ですが、自分が前向きに意欲を持って取り組めないことはやらないという選択をしてもいいんじゃないか、と思っています。僕自身も、新卒でせっかく採用していただいた会社を半年で辞めてしまった経験があります。いわゆる脱サラです。なんで会社を辞めてしまったかというと、まさに前向きに意欲を持って仕事に取り組めない、と感じてしまったからなんですね。たった半年ですけど、サラリーマンとしての忍耐力がなかったのだと思います。友達にも会社の先輩にも相談することなく辞表を出しました。当然会社には、かなり難色を示されました。それでも、辞めたいという気持ちを貫き通したのは、“人生は時間が決まっている”と思ったからです。どんどん年をとっていきますし、やりたいことがあるのならそれを早めに始めたほうがいい。向いてない、ツライと思いながら続けることほど無駄なことはない、と思ってしまったからです。僕は、会社を辞めてでも音楽を本気でやってみたかった。結果、ミュージシャンになれました。不思議なことにミュージシャンという仕事をする中でも、しんどいことやツライこと、逃げ出したいと思うことはたくさんあります。でもそういうプレッシャーは耐えられるんですよね。自分が選んだこと、良しと思ってやっていることであれば、人はツライことも耐えられる、乗り越えられるのではないかと思います。でも今これを読んでいる新社会人の方や仕事がしんどいと感じている方の中には、自分にはやりたいことなんてないし…と思っている方もたくさんいるのではないかと思います。でも僕はそれって、しっかり自分と向き合えてないだけなんじゃないかな、と思います。己の心の声をよく聞いて、それを素直に受け止めてみるのも大事です。とにかく迷っている方がいるなら岡崎体育がはっきり言います!「今が辞めどき、すぐ辞めましょう」。労働はツラくてしんどいことのほうが多い。だからこそ、やりがいを感じられることをやっているほうが幸せではないでしょうか。まず、辞めることから始めてみてください。おかざきたいいくNHK Eテレ『ヒャダ×体育のワンルームミュージック』Season3(毎週土曜21:00~)に出演中。最新タイアップ・シングル曲「レディキャップ!」「季節の報せ」が配信中!※『anan』2022年6月8日号より。写真・小笠原真紀ヘア&メイク・大矢佑奈(KIND)文・梅原加奈(by anan編集部)
2022年06月03日岡崎体育の連載「体育ですけど、オンガクです」。今回のテーマは「脱力期間」です。レギュラーキャストとして参加したドラマの撮影と全国ツアーが終わった4月の初めに、少しだけほっと一息つくことができ、久しぶりに丸一日、24時間なにも仕事をしなくていいお休みの日がありました。ドラマの収録など長時間かかる仕事はなくなったものの、提供曲の制作やリミックスの依頼、レギュラー番組の収録など、日々やらないといけない仕事はたくさんあります。その中で丸一日のお休みはとても貴重でうれしいです。休みとはいえそれはインプットの時間で、遊びなどの予定を詰め込みたいという人もいるでしょう。でも僕は休みの日はとにかく脱力して過ごしたい。なにも考えずにぼんやり過ごすことも大事だと、最近思うようになりました。これはそれぞれのモチベーションやキャリアによって考え方が変わるんじゃないかなと思います。僕もデビュー前は休みが怖くて仕方なかった。スケジュールにオフの日があると、大丈夫なのかなと不安になっていましたが、デビューして5年が経ち日々絶え間なく仕事をしていて、きちんと休むことの重要性にようやく気づけたんですね。それこそ子どもの頃は、ピッチャーが1日投げて6日休むとか意味わからんと思っていました。休みすぎちゃう?と。でも、今ならわかります。体力を回復し、調子を整えたり気持ちを切り替える“表(おもて)に出ない”時間はすごく大事なもの。じゃあ、脱力期間と割り切って上手に休めるのかというとそうでもないんです。なんか歌詞を書いてみたり、覚えないといけない台本を読んで覚えてしまったり、なんかしてしまう。これは日本人の悪いところです。24時間なにもしない脱力期間をフルに満喫するのって、なかなかできない。「脱力しないと」と焦っている時点で脱力ができてない証拠です。だから、僕は“休み”の定義を前倒しすることにしました。明日は休みなんだって思ったときが一番ウキウキと解放されますよね?そのときは心が休まっているはずです。脱力期間は、その瞬間にもう始まっている。丸一日の休みが始まる直前、僕はこのananの連載というお仕事をしていましたが、それが終わったら24時間休みで、「なにしようかな?映画でも観たいな…」と、心がちょっとウキウキとしていた。それはすでに脱力期間なんです。休みの定義を前倒しして受け止めると、ちょっと心に余裕ができるのでおすすめです。おかざきたいいくNHK Eテレ『ヒャダ×体育のワンルームミュージック』Season3(毎週土曜21:00~)に出演中。最新タイアップ・シングル曲「レディキャップ!」「季節の報せ」が配信中!※『anan』2022年6月1日号より。写真・小笠原真紀ヘア&メイク・大矢佑奈(KIND)文・梅原加奈(by anan編集部)
2022年05月27日福田靖脚本ドラマ「オールドルーキー」より、綾野剛演じる主人公が働くスポーツマネージメント会社「ビクトリー」の社長秘書役で岡崎紗絵が出演することが分かった。本作は、サッカー以外のスキルや経験が何もないどん底主人公・新町亮太郎が、新たな目標に向かって生きるヒューマンドラマであると同時に、もう一度娘が誇れる父親になるために奮闘する家族再生の物語。新町を綾野さんが演じるほか、上司役に高橋克実、愛娘役に稲垣来泉と泉谷星奈が決定している。今回新たに発表された岡崎さんは、『シノノメ色の週末』「パーフェクトワールド」「ナイト・ドクター」「ドクターホワイト」やバラエティ番組などに出演、モデルとしても活躍し、マルチな才能を見せている。本作で演じるのは、「ビクトリー」の社長が絶大な信頼を置く凄腕社長秘書・真崎かほり。夜な夜な飲み会を開いては優しい言葉を投げかけることから、社員たちにとって女神のような存在で、一目置かれている。一方で、社長秘書として社長の辛辣な社員評価を知り尽くしているが、そのことは決して社員には明かさないという小悪魔系女子でもある。「名だたる俳優の皆様とご一緒できるのはとても光栄です」と出演を喜んだ岡崎さんは、「葛藤するけども、持ち前の明るさと強さで打開し、新たな道を切り拓いていく。今までにない考え方や行動で、周りをも巻き込んで影響させていく。熱を伝導していくパワーを持った主人公に、私も熱く感化されて、希望溢れる作品の一員になりたいです」と意気込んでいる。「オールドルーキー」は7月期、毎週日曜日21時~TBSにて放送予定。(cinemacafe.net)
2022年05月24日岡崎体育の連載「体育ですけど、オンガクです」。今回のテーマは「土佐兄弟の有輝という男」です。お笑いコンビ土佐兄弟の有輝くんとは、ドラマ『DCU』で共演して以来、公私ともに仲良くさせてもらっています。先日の僕のツアーでは幕間(まくあい)に流すライブ映像にも出演してもらいました。僕は、性格上そんなにすぐに人と打ち解けるタイプではないのですが、有輝くんとはドラマ撮影というかなり濃密な時間を共にしたせいか、もう何年もの付き合いがあるような特別な関係が築けたように思います。実際に、彼はとても素晴らしい男なんです。なにが素晴らしいのかというと、人付き合いの仕方、コミュニケーション能力が抜群にある。誰とでも楽しく会話ができるし、誰かの懐に入るポジショニングとかタイミングがいつも完璧。有輝くんと話すと、変な間ができたり、無言で困ったりすることがなく、時間を気にせず会話が続きます。ポンポンといろいろな話題が出てくるし、それが無理に作った感じがしない。何か聞かれてもそれも気持ちよく答えられるようないい質問ばかりなんです。それが僕だけじゃなく、誰に対してもそうできるのが本当にすごい。ドラマの座長である阿部寛さんとも有輝くんはサシでおしゃべりしていましたから。阿部さんも、なんか有輝くんと話しているときめちゃくちゃ楽しそうなんですよね。とにかく誰とでも分け隔てなく接することができる。そんな雰囲気を持っている男なんで、見習いたいなと思いましたね。僕とは、ドラマでの役柄のポジションが似ていたので、お互いバディのように感じていました。メインキャストのお芝居のうしろで、即興で何か動きをつけないといけないときなど、2人でアドリブで演じたこともいい思い出です。たいていアドリブを仕掛けるのは僕なのですが、彼はそれをいつもうまく返してくれます。軽いボケも全部拾ってくれるので、信頼して自由にお芝居できたと感じています。撮影の合間の休憩時間に二人で買い物に行ったこともありました。休憩時間くらい一人になりたいとかもなくて「一緒に買い物行きましょうよ!」と気さくに誘ってくれたのもうれしかったです。ちょうど有輝くんのお母さんの誕生日が近かったので、ロケ場所の近くにあったアウトレットに二人でお母さんの誕生日プレゼントを買いに行ったんです。僕が見立てて、かわいいパジャマを買いました。有輝くんのお母さん、喜んでくれているかな。おかざきたいいくNHK Eテレ『ヒャダ×体育のワンルームミュージック』Season3(毎週土曜21:00~)に出演中。最新タイアップ・シングル曲「レディキャップ!」「季節の報せ」が配信中!※『anan』2022年5月25日号より。写真・小笠原真紀ヘア&メイク・大矢佑奈(KIND)文・梅原加奈(by anan編集部)
2022年05月22日岡崎体育の連載「体育ですけど、オンガクです」。今回のテーマは「マニピュレーター」です。「ポテト探検隊」という岡崎体育のバンドセット。これまでボーカル、ギター、ベース、ドラムの4人編成でしたが、今回のワンマンツアーから新メンバーが加入しました。それがマニピュレーターの“蛇賀(ジャガ)”さんです。マニピュレーターとは、バンドの演奏にはない、ストリングスやピアノなどの音をコンピューターで制御し、バンドの演奏に合わせてスピーカーから出してくれる方です。ジャガさんは、ステージ上にはあがらず、舞台袖でその作業をしてくれています。生バンドだけでは出せない音を加えることができるので演奏にぐっと厚みが増します。今回のツアーの曲だと「おっさん」のストリングスや「八月の冒険者」のコーラスなどはマニピュレーターさんがいたからこそできたサウンドです。しかし、たいていマニピュレーターさんはいわゆる裏方としてツアーに帯同してくださいます。では、なぜ今回は新メンバーとして参加することになったのか。それは完全な伝達不足です。「ポテト探検隊」のグッズを以前から作っていたのですが、なぜかそこには5人のポテトが描かれていました。4人組バンドのはずが、イラストレーターさんへの伝達ミスで5人描かれていた。ファンの皆さんの間でも、5人目のポテトは誰なのか?これは何かの伏線ではないか?と静かに話題を集めていました。しかし、単なる伝達不足でポテトが5人で描かれていただけでした。僕のほうでそれに気付き、ポテトの数に合わせにいった形になります。マニピュレーターさんにツアーに参加してほしかったし、ポテト5人おるし、メンバーになってもらおう、というのが今回の流れです。でも、マニピュレーションをしてくれたジャガさんが、ツアー最終日にわざわざ僕の楽屋で待っていてくれて「マニピュレーターとしてバンドの正式メンバーに参加するのが長年の夢でした。こうして夢を叶えてもらえてうれしかったです」と伝えてくださった。その言葉を聞いて、ジャガさんに正式メンバーになってもらって良かったと思いました。まだまだ、マニピュレーターという仕事は知られていないのではと思います。僕のツアーで初めて知った人や、この連載記事を読んで初めて知った人もいるかもしれない。そういう方に、ライブに欠かせない重要な仕事を一つ知ってもらえて良かったと思っています。おかざきたいいくEテレ『ヒャダ×体育のワンルームミュージック』Season3(土曜21:00~)に出演中。昨年11月に横浜アリーナで行われたライブを収録した映像商品『めっちゃめちゃおもしろライブ』が発売中。※『anan』2022年5月18日号より。写真・小笠原真紀ヘア&メイク・大矢佑奈(KIND)文・梅原加奈(by anan編集部)
2022年05月14日岡崎体育の連載「体育ですけど、オンガクです」。今回のテーマは「眠れぬ夜」です。先日もお話ししましたが3月に久しぶりに全国を巡るワンマンツアーを開催しました。その中で「ポテト探検隊」という岡崎体育のバンドセットで何曲か披露したのですが、僕のオリジナル曲だけでなくカバーも2曲披露しました。一曲は、SMBCグループのCMソングとして歌ったフラワーカンパニーズさんの「深夜高速」。これはレコーディングした音源でもポテト探検隊のメンバーが演奏をしてくれていたので、ライブで聴きたいという声も多かった。実際に歌ってみたらオーディエンスの反応も良く、バンドでやることに意味のある曲なので、すごくステージ映えして良かったと思っています。もう一曲は、フジファブリックさんの「眠れぬ夜」を歌いました。これはなんで選んだかというと、この曲、僕の母が大好きな曲なんです。2021年の年末くらいだったか京都に帰省したとき(たしか牛丼屋のドライブスルーだったと思います)、そこで母に「あんた、この曲めっちゃいいから聴いて」と「眠れぬ夜」を薦められました。うちの母は音楽がとても好きなので、ミュージシャンである息子にも急に、曲を薦めてきます。知っていた曲でしたが、母に言われてあらためて聴き直したら本当にいい曲で。あ、歌ってみたいと思いました。この曲は、亡くなられた志村(正彦)さんが携わった最後のアルバム『MUSIC』のいちばん最後に収録されているナンバーで、作詞・作曲も志村さんが手がけたものです。ファンのみなさんにとってはとても思い入れのある曲だと思います。いまも大事にみなさんが聴いているだろう曲をカバーするというのは恐れ多い気持ちもありましたが、でも単純にこの曲が好きですし、岡崎体育の楽曲はフジファブリックさんからたくさんの影響を受けているので、リスペクトと愛を込めて歌わせていただきました。また、ポテト探検隊の“芋田”こと城戸紘志さんは、フジファブリックのサポートドラマーをずっとされていた方。その城戸さんの叩くドラムで歌えたというのもうれしかった。そしてライブのあと母は特に何も言ってなかったけれど、一緒にライブを観に来ていた叔母が「となりでめっちゃ泣いてたよ」と教えてくれたのもうれしかったですね。自分が誇りを持ってやっている仕事で親孝行できたのは、このツアーで良かったことのひとつです。おかざきたいいくEテレ『ヒャダ×体育のワンルームミュージック』Season3(土曜21:00~)に出演中。昨年11月に横浜アリーナで行われたライブを収録した映像商品『めっちゃめちゃおもしろライブ』が発売中。※『anan』2022年5月4‐11日合併号。写真・小笠原真紀ヘア&メイク・大矢佑奈(KIND)文・梅原加奈(by anan編集部)
2022年05月08日岡崎体育の連載「体育ですけど、オンガクです」。今回のテーマは「バラエティ番組」です。最近、ドラマの番宣などもあり、バラエティ番組に呼んでいただく機会が多くありました。ありがたいことです。あらためて出演して感じることは、バラエティ番組って難しいな、ということ。なぜなら何も準備ができないからです。音楽のライブは楽曲を用意したり、セットリストを事前に自分で決めることができる。お芝居の仕事は台本があるから練習することができます。でも、バラエティ番組は台本があるといっても番組の流れが決まっているだけで、VTRを見てどういうコメントをするのか、どういう会話がありそれにどう返しをするかは、いつも本番一発です。必要とされるのは瞬発力。これは毎日毎日バラエティの現場をこなしていないと身につかない特別なもの、限られた人たちにしか培われない筋力なんじゃないかと思います。僕のようにたまに呼ばれて出演するようなタイプのミュージシャンでは、とても太刀打ちができないと感じてしまいます。それでも、ここ最近は『おはスタ』や『ヒャダ×体育のワンルームミュージック』などのレギュラー番組のほか、地元の京都では『岡崎体育の京の観察日記』という街ブラ番組もしています。なので、昔よりはバラエティ番組での立ち回りはスムーズにできるようになったと思います。逆に、オンエアを見て反省することも増えました。出演した番組は必ずオンエアを見るのですが、良かった点と悪かった点が明確にあります。ダメだったなと思うのは、自分のカラーが出せてないなと感じたとき。また、これは使われるだろうと思った会心のコメントが見事にカットされているとけっこうショックを受けます。テレビ番組は制作者の意図があり、時間の制約もあります。ライブのDVDならここのコメントは使って、ここは切ってと自分で指示が出せますが、バラエティ番組はそうはいきません。オンエアまでどう使われているかわからない。なので、自分の言葉がテロップになっていたり、いい感じで使われているとめちゃくちゃうれしいです。良かったと思うのはそういうときです。バラエティの演出では、“ここぞ”というワードに入るときに後ろで流れているBGMの音が切れるんです。言葉を引き立たせるためにあえて無音にする。僕の発言のときにBGMが切れていると「やった!」となる。これからもBGMを切ってもらえるようにいいコメントを連発したいです。おかざきたいいくEテレ『ヒャダ×体育のワンルームミュージック』Season3(土曜21:00~)に出演中。昨年11月に横浜アリーナで行われたライブを収録した映像商品『めっちゃめちゃおもしろライブ』が発売中。※『anan』2022年4月27日号より。写真・小笠原真紀ヘア&メイク・大矢佑奈(KIND)文・梅原加奈(by anan編集部)
2022年04月22日岡崎体育の連載「体育ですけど、オンガクです」。今回のテーマは「作詞」です。最近、作詞に対しての考え方が変わってきたように思います。過去にもこの連載で作詞について話をしていますが、そのときは、歌詞は譜割りに合っていればよくて、内容そのものについては二の次で、わりとどうでもいいと言っていました。今はもう少し、“言葉”や“意味”に比重があるような楽曲が増えてきていると思います。長く活動をしていると、コード進行や曲調などがどうしても限られてきてしまう。その中で差別化や自分のオリジナリティを際立たせるためには、もっと岡崎体育らしい歌詞を作らないといけないんだ、と意識が変わってきました。そのきっかけのひとつに、ミュージシャンで作詞家としても活躍されている、いしわたり淳治さんに僕の「ニニニニニ」という楽曲を褒めてもらったことがあります。これはNHKのドラマ『いいね!光源氏くん』の主題歌で、短歌をテーマに書いた曲です。短歌は“5・7・5・7・7”のリズムで作ることが基本ですが、恋をしたら31音も選んでいられない、“好き”の二文字だけで精一杯という歌です。この表現をいしわたりさんに褒めていただいて、それがとてもうれしかったんです。僕自身も、自分らしい発想の歌詞でいい曲にまとめることができたと思えた一曲。岡崎体育らしさを、曲やアレンジではなく、まず歌詞で出せるんだということに気づいた曲だと思います。日本語は言葉の表現が本当に豊かです。感謝の気持ちを表したいと思っただけでもいろんな言葉がある。それをどんなボキャブラリーや発想で歌詞にするかで、個性が出るのだと思います。たとえば10個歌詞があったとしても、一目で「これは岡崎体育が書いたやろ」とわかるような歌詞をこれからもどんどん書いていきたいと思っています。僕らしくといってもパターンはいろいろあります。たとえばポケモンの主題歌の歌詞を書くときと、自分のアルバムの5~6曲目の歌詞を書くときでは全然テンションが違う。メッセージソングやバラードなどは、先ほど話した意味や内容に重きをおいて書きます。でも最近の曲だと、「Okazaki Little Opera」などは過去曲に近い考え方で、言葉の羅列で気持ちよくメロディやリズムに合うもので、ボーカルもひとつの楽器として捉えているような楽曲です。過去のやり方もひとつの手法だと思うので、この2つをうまく使いこなせるアーティストでいたいですね。おかざきたいいくEテレ『ヒャダ×体育のワンルームミュージック』Season3(土曜21:00~)に出演中。昨年11月に横浜アリーナで行われたライブを収録した映像商品『めっちゃめちゃおもしろライブ』が発売中。※『anan』2022年4月20日号より。写真・小笠原真紀ヘア&メイク・大矢佑奈(KIND)文・梅原加奈(by anan編集部)
2022年04月16日岡崎体育の連載「体育ですけど、オンガクです」。今回のテーマは「『anan』の表紙」です。2月9日に発売された『anan』2286増刊号をみなさん、ご覧いただけましたでしょうか?岡崎体育、初の表紙を飾らせていただきました。一緒にカバーに登場したのは横浜流星くんと佐野勇斗さんです。え?どこに岡崎体育がいたかって?表紙の右下をしっかり見てほしいです。僕、ちゃんといますから!表紙にこの登場の仕方ができるのは、僕しかおらんやろと思います。実現できたのは、連載でずーーーっと「『anan』の表紙になりたい」と言い続けていたからだと思います。それが編集部の上層部の目に留まり、「岡崎体育さんに出ていただこう」という話になったのだと思います。しょっちゅうお願いはしていたものの、まさか本当に表紙を飾れるとは思っていなかったので、実際このお話をいただいたときには、なんでも言ってみるもんやなと、あらためて言葉にすることの大切さを感じました。みなさんも、自分のやってみたいことや叶えたいことは言葉にすることをおすすめします。これだけインターネットやSNSが発達している世の中です。どこで誰が見ているか聞いているかわかりません。SNSなどで発言したことをきっかけにそれが現実になるのは有り得ることだと思います。今回、表紙に載った僕のサイズはたったの15×15mm。これは『anan』の表紙を飾った人の中でもっとも小さいサイズだと思います。でも、小さいからこそすごいんです。だって、これまでこんな出方をしたミュージシャンは他にはいないはず。この先も、僕より小さく表紙を飾る人は出てこないのでは?それに僕だったから『anan』さんもトライしてくださったのだと思いますし、こういう面白い出方をよしとしてくれた編集部の方々、そしてうちのスタッフに感謝したいと思います。だって、普通のマネージャーやったらこんな出方、怒ってもおかしくないのに……。でも、僕のマネージャーは「もっと小さくてもいいのに」とこぼすくらいでしたから。みんなが岡崎体育の“おいしさ”を理解して共有してくれたからできたこと。Twitterの反応を見ていても思いましたが、ファンのみなさんも僕の出方をすごく楽しんで面白がってくれた。本当にみんな楽しく“岡崎体育”をいじってくれたと感じてます。唯一、ちゃんと怒っていたのは横浜流星くんです。流星くんだけは「体育さんがあんなに小さいなんて!」と怒ってくれました。おかざきたいいくEテレ『ヒャダ×体育のワンルームミュージック』Season3が、4/9(土)スタート。昨年11月に横浜アリーナで行われたライブを収録した映像商品『めっちゃめちゃおもしろライブ』が発売中。※『anan』2022年4月13日号より。写真・小笠原真紀ヘア&メイク・大矢佑奈(KIND)文・梅原加奈(by anan編集部)
2022年04月09日岡崎体育の連載「体育ですけど、オンガクです」。今回のテーマは「マルチな才能」です。この連載で、ドラマの最終話についての話をさせていただきました。「ドラマの撮影が終わったらロスになりそう」と書きましたが、まさに今そんな感じです。しみじみと、この作品に関われたことを良かったなと感じています。他の演者さんから「日曜劇場を経験しておくと役者としての体力がつくよ」と言われたことも、本当にその通りだなと思います。本作では、吉川晃司さんと共演をさせていただきましたが(あまり絡むシーンはありませんでしたが)、吉川さんもミュージシャンで役者としてもめちゃくちゃ活躍されている方。僕も同じようにいろいろな分野でマルチに活躍できるようになりたいと、心底思うようになりました。ミュージシャンなのに役者としても違和感がないと思っていただけるように、これからももっと精進していきたいと思いました。しかしその域にはまだまだだな、というのも切実に感じました。ミュージシャンとしては、こういう曲を準備して、セットリストをこうして、ステージでこうパフォーマンスすればみんなが楽しんでくれるというのがなんとなくわかるのですが、役者としてはわからないことだらけです。今回の現場でもたくさん勉強をさせていただきました。自分が映らなくていいシーンでは、監督さんの後ろで他の方のお芝居を見させていただくことも多かったです。こういうタイミングでまばたきをするんだとか、目の動かし方、間の取り方など、みなさんのお芝居から盗めることは盗む。また、監督さんがどういうことを言うのか、役者にどんな演出をするのかなど、役者のあれこれを現場で勉強していくのは本当に楽しかったです。だから、お芝居の仕事をいただくのは本当にありがたいことです。今後もチャンスがあれば続けていきたいと思っています。ミュージシャンとして音楽一本でやっていくのももちろんかっこいいです。でも、自分の性格的にはお芝居やバラエティ番組などでいろいろな経験をして、それがどの仕事にも相互作用して好循環となるほうが自分のスタイルに合っているような気がします。だからこそ、器用貧乏な人と言われないようにしないといけない。なんでも平均点ではなく、すべてで100点を取れるようにしたいです。そのためにはどのお仕事も超一流を目指す。これは難しいことですが、あらためて今後の人生のテーマにしたいです。おかざきたいいく『ヒャダ×体育のワンルームミュージック』Season3が、4/9(土)スタート。昨年11月に横浜アリーナで行われたライブを収録した映像商品『めっちゃめちゃおもしろライブ』が発売中。※『anan』2022年4月6日号より。写真・小笠原真紀ヘア&メイク・大矢佑奈(KIND)文・梅原加奈(by anan編集部)
2022年04月01日株式会社ツカモトコーポレーションは(本社:東京都中央区、代表取締役社長:百瀬二郎)はAiMYブランドより有名ヘアサロン監修の速乾軽量ドライヤー「エイミー ビュートリート プロ」を2022年4月より発売します。ブランド紹介毎日を、自分らしく、美しく、すこやかに。ココロとカラダを見つめる家電ブランドとして、ツカモトコーポレーションより新ブランドAiMY(エイミー)が誕生しました。「Mindful Beauty & Wellness」な毎日に、シンプルでひと工夫が光る美容・健康商品をご提案いたします。AiMYホームページ : 軽いからストレスフリー、速乾コンパクトドライヤー「エイミー ビュートリート プロ」は、プロ仕様の速乾ドライヤー。驚くほど軽くて小さいのに、髪のうるおいを保ちながら大風量ですばやく乾かします。毎日のドライ時間をもっとかんたん快適に。テラヘルツとマイナスイオンで、すばやく乾いてうるおいキープ遠赤外線”テラヘルツ波”で髪の水分を内部にとじこめながら、しっかりドライ。内側からあたためてすばやく乾かすことで風や熱のダメージからキューティクルを守り、マイナスイオンの力でまとまりのある美しい髪の毛へと導きます。髪をいたわる自動風温切り替えモード髪の温度が高くなりすぎないよう、自動で温風/冷風を切り替えるAUTOモードつき。髪質や髪の⻑さ、スタイリングに合わせて4モードからセレクトできます。「AiMY BEAUTREAT PRO」5つのポイント小型軽量&大風量の速乾ドライヤー。遠赤外線”テラヘルツ波”で髪を内部からあたため、ドライ時間を短縮。風温を自動で調節して髪へのダメージを抑え、うるおいを保ちながら乾かします。。大風量&軽量コンパクト腕に負担をかけない約350gの軽量ボディながら、最大2.2㎥/minの大風量。持ち手を回してたたむと、収納にも持ち運びにも便利なコンパクトサイズに。マイナスイオン+テラヘルツ遠赤外線2,000万個のマイナスイオンが静電気の発生を抑え、まとまりのある髪へ。遠赤外線”テラヘルツ波”が髪表面の水分を分解し、浸透させます。さらに、髪を内部からあたため、すばやくうるツヤに乾かします。AUTO機能NTC温度ヒューズが温度をチェックし、ドライヤーの熱で髪が熱くなりすぎないようにコントロール。自動で温度を切り替えて熱によるダメージを軽減します。シーンに合わせて使える4モードAUTO機能つきの「SPEED(おいそぎ強風)」、「NURSING(うるおい中風)」、「SMOOTH(まとまり弱風)」で毛先までやさしく乾かします。仕上げには「SKIN(つやだし冷風)」をお使いください。ブラシレスモーター毎分110,000回転の超強力ブラシレスモーター搭載により、軽量のまま大風量を実現。風量が多いので、低温でもすぐに乾き、髪へのダメージを最小限にとどめます。プロ監修のこだわり機能美容室 Ashの情報はこちら : 美容室 NYNYの情報はこちら : プロの意見を詰め込んだお得ドライヤー関東で美容室 Ash(アッシュ)・関西で美容室 NYNY(ニューヨーク・ニューヨーク)など300店舗以上もサロンを展開している大手美容室のアルテ サロン ホールディングス監修のプロ仕様ドライヤー。プロ目線で髪に欲しい機能と、使いやすさ、見た目も可愛いカラーにこだわりました!毎日使うものだから、軽さと速乾を第一に考え、髪に優しいオールインワンドライヤーが誕生。これで毎日のドライ時間が美容時間に!商品情報ビュートリート プロ型番:AIM-HD01カラー:グレー (GY) / ピンク (PK)JANコード:(GY)4571167470846 /(PK)4571167470853外形寸法:W20×D4.75×H21.5cm質量:約480g(電源コード+ノズル含む)価格:29,800円(税込)BEAUTREAT PRO : 企業情報名称:株式会社ツカモトコーポレーション エイム事業部所在地:〒103-0023 東京都中央区日本橋本町1-6-5TEL:03-3279-1516URL: 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年03月29日岡崎体育の連載「体育ですけど、オンガクです」。今回のテーマは「ワンマンツアー」です。岡崎体育ワンマンライブ「実写版クッキングばぁば」が3月4日のZepp Nagoyaを皮切りにスタートしています。全国5か所6公演とツアーの規模としてはコンパクトですが、僕にとってはなんと3年ぶりとなる全国ツアー。なので、とても楽しみながら回っています。ここ数年は、さいたまスーパーアリーナ、エディオンアリーナ大阪、横浜アリーナと、アリーナクラスの会場でどかんと単発のライブを行うことに注力をしていました。なので今回、ライブハウスでワンマンツアーを行うことに対して、いささか緊張感があります。あれ、ツアーってどうやってやるんやったっけ?と、正直思っています。3年ぶりってけっこう長いことやってなかったですよね。名古屋も北海道も福岡もライブをしにいくのは3年ぶり。だから3年ぶりに岡崎体育を見るよって人も多いのではないでしょうか。そういう方々にこの期間の僕の成長をしっかり感じ取ってもらいたいですね。それで“岡崎体育なかなかレベル上がったな”と感じてもらえたらうれしい。ひとりでも多くの方にまだまだ伸びしろあると思っていただきたいです。今回のライブの見どころをひとつ申し上げるとすると、僕は「ポテト探検隊」という(架空の)バンドをやっているのですが、今回のツアーでは「ポテト探検隊」のメンバーも参加してバンドセットで披露する楽曲があります。今までずっとひとりきりでステージをやっていた岡崎体育の新しい形を見せることができるのではないかと思っています。カバー楽曲もライブで初披露しています。カバーした楽曲を生バンドで演奏するのも初めてのことで、ドキドキしています。ぜひたくさんの人に聴いてほしいです。ちなみに前回のツアーのとき、僕は急性ウイルス性胃腸炎で1公演をキャンセルしてしまっているんです。それがすごく記憶に残っているので、今回は体調管理にかなり気を使っています。お腹が痛くならないように食べ物にも気を使ったり、喉のケアも万全に整えるようにしています。今は人前では常にマスクをつけている世の中なので、幸いなことにここ最近は風邪をひくこともなく過ごせています。なので、この調子でツアーを最後まで無事乗り切りたいと思っています。残りの日程もあとわずかですが久しぶりのツアーを思い切り楽しみたいと思います!おかざきたいいく『ヒャダ×体育のワンルームミュージック』Season3が、4/9(土)スタート。昨年11月に横浜アリーナで行われたライブを収録した映像商品『めっちゃめちゃおもしろライブ』が発売中。※『anan』2022年3月30日号より。写真・小笠原真紀ヘア&メイク・大矢佑奈(KIND)文・梅原加奈(by anan編集部)
2022年03月26日岡崎体育の連載「体育ですけど、オンガクです」。今回のテーマは「ドラマ実況」です。3月20日にTBS日曜劇場『DCU』がいよいよ最終話を迎えます。みなさん、ご覧いただけておりましたでしょうか。クライマックスに向けて盛り上がりを見せていますよね。僕はこれまで、ツイッターでドラマ実況をしながらオンエアを楽しんできました。ドラマに出演している演者がドラマの実況をするというのはなかなか珍しいことではないでしょうか。この『DCU』の現場でもやっているのは僕だけのようです。TBSの人たちからは、この件に関して「やめとけ」とも「もっとやれ」とも特に何も言われていません。完全に野放し状態です。僕が自分の裁量で勝手にやっていることですが、ドラマ実況をすることで一緒に作品を見るのを楽しんでくれる人がいればいいな、ちょっとでも盛り上がることができればいいなと思ってやっています。最終話もできればやりたいですね。当日の仕事の都合もあるのでどうなるかは現段階ではわかりませんが、できたらやるつもりでいます。ドラマ実況をしていて面白いなと思うのは、みなさんの推理です。これはミステリー作品ならではの楽しみ方だと思いますが、「こいつが犯人やろ」「いや、こっちがあやしい」と盛り上がりながら見ることができるのが楽しいです。本格ミステリー作品である『DCU』にとても合っているSNSの楽しみ方だと感じています。さらに言うと、僕は各話の結末を知っていますから、例えば5話でみんなが「秘書の日村があやしい」と口々に言っているのを読みながら、「いや、それはミスリードで実は黒幕は……」と、ちょっと俯瞰で楽しめます。ドンデン返しがあるのがミステリーの定石ですから。最終話にも大きな「まさか!」「そんな!」があると思います。みんなで一緒に推理や予想をしながら楽しみたいところです。まあ、僕は完全にすべてを知っているわけですが……。そんなわけで、最終話を迎えるのでドラマの撮影も終わってしまいます。週に5~6日ペースで会っていた演者のみなさんやスタッフさんと急に会えなくなってしまうんだと思うと、めちゃくちゃ寂しいです。これは完全にロスになりそうです。もうなっています。阿部さんや流星くんと「またなにかで共演しないと会えないんだ」と思うと、今から泣きそうです。こんな気持ちになるのも初めての体験で驚いています。おかざきたいいく岡崎体育ワンマンライブツアー「実写版 クッキングばぁば」開催中。昨年11月に横浜アリーナで行われたワンマンライブを収録した映像商品『めっちゃめちゃおもしろライブ』が発売中。※『anan』2022年3月23日号より。写真・小笠原真紀ヘア&メイク・大矢佑奈(KIND)文・梅原加奈(by anan編集部)
2022年03月19日岡崎体育の連載「体育ですけど、オンガクです」。今回のテーマは「定額恐怖症」です。前世で何かあったのかもしれない…と思うほど、毎月いくらという定額制のモノやサブスクリプションのサービスが苦手です。わかりやすいことで言うと、家賃を払うことや時間制の駐車場などが苦手です。家賃は家を借りてその対価を払っている、車のパーキングも停めている間の場所代を支払っているということは理解していますが、お金を払ってカタチのあるものが残らないことに、何とも言えないもどかしさを感じてしまいます。ですので、家はできることならば持ち家がいいと考えていますし、駐車場もできるだけ短時間で用事を済ませて余分に支払わないようにしています。さらに細かい話になりますが、マッサージなども苦手です。60分6000円とか言われてもなんかピンとこない。「施術を受けたからその対価を支払っている」と言われると、それはそうだなと思いますが、結果、凝りがほぐれたとか、疲れが取れたという実感を得られなかったらどうしよう?と思ってなかなか試すことができません。自分が一定の金額を支払って、その金額以上の幸せをもたらしてもらっているかどうか。それが僕にとっては重要なようです。今、様々なサービスがサブスクでできますが、音楽やゲームを登録しているくらいで積極的にいろいろ試そうとは思っていません。音楽制作においてもその考え方は同じです。サンプリング音源をサブスクで自由にダウンロードできるサービスがあり、プロのミュージシャンでも利用している方が多いです。というか、周りの友達はほぼ使っています。ヒャダ(イン)さんにも「なんで登録しないんだ」と言われていますし、利用したほうが絶対に時短にもなるし、音色も増えて、いいことずくめだとわかっていますが、僕は登録していません。月に2000円払っているとします。それで、もしその月一曲も制作しなかったら損をしてしまう…。そう考えると怖くて登録ができません。「次の月に倍使ったらええやんか」とか「必要経費なんやからこれは支払っておいても損ではない」と言ってくださる方もいますが、それでもなんだか胸がぎゅーっとなってしまい、登録できずにいます。あとは、できることなら誰かとかぶる可能性のあるサンプリング音源は使いたくないという気持ちも。便利なものがあると知りながらも手作りでコツコツやる。そんな泥くさいスタンスが、自分のやりがいやこだわりになっているのかもしれません。おかざきたいいく岡崎体育ワンマンライブツアー「実写版 クッキングばぁば」開催中。昨年11月に横浜アリーナで行われたワンマンライブを収録した映像商品『めっちゃめちゃおもしろライブ』が発売中。※『anan』2022年3月16日号より。写真・小笠原真紀ヘア&メイク・大矢佑奈(KIND)文・梅原加奈(by anan編集部)
2022年03月12日岡崎体育の連載「体育ですけど、オンガクです」。今回のテーマは「疲労」です。ミュージシャンも30歳を過ぎると疲れが取れにくくなります。どうすれば疲れって取れるんでしょう?とりあえず寝るしかないと、毎日早く寝ています(最近はドラマの撮影が続き肉体を酷使しているので、寝つきはめちゃくちゃいいです)。でも、寝たら寝たで起きるとしんどい。30代になったばっかりで何を言っているんだと、みなさんおっしゃるかもしれませんが、僕は体年齢が54歳なんです。本当です。体組成計付きの体重計で毎日測っているのですが、それによると僕のボディは完全に54歳だそうです…。『DCU』で共演中の阿部寛さんと変わりません。いや、阿部さんは逆に体年齢がめちゃくちゃお若いと推測できます。若いに違いない。なので、このドラマの出演者の一番手はある意味、僕です。実はいろいろ試してみています。整体に行ってみたりとか、タイ古式のマッサージに行ってみたりとか。でもそれもあまり効果を感じられなくて。試した中でいちばん癒されたのは、意外にも犬でした。犬と触れ合うというのがいちばん疲れが取れたんです。そのときだけは、体の疲れから解放された感じがしました。今の宣材写真や、アルバム『FIGHT CLUB』のジャケット写真も犬と一緒に撮影させてもらっていることからもわかる通り、僕は犬が大好きです。かわいいです。京都の実家でずっと犬を飼っていたこともあり、犬がずっとそばにいてくれたらええのになあと思います。そうしたらずっと疲れ知らずでいられそうです。でも、体の疲れはやっぱりどうにかデトックスしたいところ。マッサージや鍼灸も効かなかったので、日々溜めないようにするしかないのかなと。そう思ってお風呂にはちゃんと入るようになりました。実家にいたころは、夏でも冬でもシャワーしかしてなかったんです。でも、東京で部屋を借りるようになってからはボタンひとつでお湯が張れるので、お風呂に入る習慣ができました。ちゃんとストレッチをして体をほぐしてからお風呂に入る。これだけでだいぶ違うとanan編集部のみなさんにも言われたので、実践してみたいと思います。でも、これだけぐったり疲れられるってことはそれだけ充実した仕事ができているということ。疲れられることの幸せをかみしめながら、ちゃんと柔軟したいと思います。おかざきたいいく岡崎体育ワンマンライブツアー「実写版 クッキングばぁば」が、3/4愛知公演を皮切りにスタート。昨年11月に横浜アリーナで行われたワンマンライブを収録した映像商品『めっちゃめちゃおもしろライブ』が発売中。※『anan』2022年3月9日号より。写真・小笠原真紀ヘア&メイク・大矢佑奈(KIND)文・梅原加奈(by anan編集部)
2022年03月05日吉田鋼太郎主演「おいハンサム!!」の最終回が2月26日オンエア。吉田さん演じる源太郎の最後のセリフに「私もしっかりしないと」「どんな人生になっても楽しもうと思った」など勇気づけられる視聴者続出、「定番化希望」と続編の要望も数多く上がっている。本作は東海テレビ×日本映画放送の共同製作により、伊藤理佐による“食”と“恋”を描いた人気コミック「おいピータン!!」&「おいおいピータン!!」を中核原作に、「渡る世間はオヤジばかり」「チューネン娘。」「あさって朝子さん」など伊藤氏の数ある人気コミックのモチーフを加え実写化。“昭和頑固親父”感あふれる伊藤源太郎を吉田さんが演じるほか、捨てたはずの元カレと様々な店で出くわす長女・由香に木南晴夏。夫の浮気が発覚し離婚し、実家に帰省した次女・里香に佐久間由衣。エリートサラリーマンと別れた三女の美香に武田玲奈。そんな家族を支える母親の千鶴にはMEGUMI。由香の元カレで源太郎の取引相手でもあるが、由香との交際の過去は隠している大森利夫に浜野謙太。漫画家志望でだらしなく美香に愛想をつかされたユウジに須藤蓮。美香と結婚しようとしていたがフラれた大倉学に高杉真宙。由香の不倫相手の竜也に久保田悠来。美香の同僚・シイナに野波麻帆。シイナと親しい楠山に山中聡。大森の同僚の渡辺に太田莉菜。大森の会社の新入社員・山下に京典和玖といったキャストが出演。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。1年前に宝くじを買った伊藤家だが、娘たちはそのことをすっかり忘れていた。娘たちを前に源太郎は宝くじの束を見せたうえで、封筒をみせ「この中にはその宝くじで当たった金額を書いたメモが入っている」と伝える。くじは換金の期限が昨日で終わっており、当選金額を知ったところで受け取ることはできない。そのうえで金額を知りたいかどうか訊ねる源太郎。見るか見ないかで揉める姉妹に「お前たちの人生は可能性に満ちている」と告げ、日々の小さな選択から職業やパートナーなど人生の大きな選択まで、様々な選択をして生きていると続ける。その翌朝、子どもの頃よく通った道を歩く伊藤家。娘たちを見送る源太郎は「日々の選択の中で、無数に枝分かれする可能性の道のうち、今、現実に歩くその道を歩き続けなさい」と言葉を送る。「そう思ったら何も恐れる事も後悔する事も無いんだろうな」「それぞれが何を選ぼうと今進む道を行く!私もしっかりしないとな」「大切な人にはたくさん会って、どんな人生になっても楽しもうと思った」「毎日、選択の連続。選択し続け前を向いて歩こう!」など、このセリフに勇気づけられた視聴者からの投稿が殺到。「未来に繋がるハッピーエンドが良かった。season2あると良いな」「昭和の渡る世間の様に、令和のおいハンサムがホームドラマとして定番化希望」など続編を求める声もあがるなか、「次女の本の相手は出ないままか」「アフリカの夜のお相手が気になりすぎる」「アフリカの夜のひとはだれだったんだろ。これは続編あるのか?」など、里香が間違えて本を持ってきてしまった男性について触れたコメントも数多く投稿されている。(笠緒)
2022年02月27日岡崎体育の連載「体育ですけど、オンガクです」。今回のテーマは「差し入れ」です。ミュージシャンの間でもライブの差し入れなどをいただくことがありますが、ドラマに出演していると差し入れのクオリティの高さにびっくりさせられます。まず、届いたときの反応が違います。ライブでは、気づけば長テーブルに「様よりいただきました」とメモ書きとともにぽんっと置いてあるだけのことも多いですが、ドラマの現場ではADさんがむちゃくちゃデカい声で「様よりいただきましたーーーーー!!!」と現場全体にお知らせしてくれる。それにスタッフのみなさんが「ありがとうございまーーーす!」と応える。なんか、もうぶち上がりぃぃ!って感じです。その盛大に発表される決まりにまずびっくりしました。差し入れの内容もまた豪華です。普通、差し入れってチョコレートや、お饅頭など軽めのお菓子をイメージすると思いますが、「豚汁と牛丼の差し入れをいただきましたーーーーーー!」とか、がっつり重めの飯物の差し入れも普通にあるんです。あとは、外ロケ撮影のときにカフェカーを出してくれるとか。『DCU』は外での撮影が多いので、あったかいものの差し入れはやっぱりうれしいですね。差し入れはいただくばかりでなく、演者も次々に差し入れをします。僕もさせていただきました。何にしようかなとめちゃくちゃ悩んだんですが、以前、「次世代ワールドホビーフェア」というイベントで、テレビ東京系列『ポケモンの家あつまる?』の番組スタッフさんが差し入れしてくださった“朝マック”がすごくよかったのが記憶にあって。それを真似させていただき、マクドナルドのハンバーガーを大量に差し入れさせていただきました。「マックなんていつでも食べれるやろ」と思うかもしれませんが、これが大好評。まず絵面がいい。ハンバーガー80個が山盛りになっているのなんてなかなか見ることがない。子供の頃の夢が叶ったみたいで僕自身もワクワクしてしまいました。あと、スタッフさんが手を伸ばしやすい。高級なお菓子や食べ物だと、まずは演者さんから…と遠慮してしまうけれど、ハンバーガーなら片手間で食べやすいし、みんな手に取りやすいんです。おかげさまですぐにはけてしまいました。その日の監督さんも「これはうれしいな~」と言ってくださったと聞いて、僕もうれしくなりました。もう1回くらい差し入れようかなと思います。おかざきたいいく岡崎体育ワンマンライブ「実写版 クッキングばぁば」を、3/4愛知公演を皮切りに5都市で6公演開催。ダイバーの森田七雄役で出演中のTBS日曜劇場『DCU』は、21:00~放送中。※『anan』2022年3月2日号より。写真・小笠原真紀ヘア&メイク・大矢佑奈(KIND)文・梅原加奈(by anan編集部)
2022年02月26日岡崎体育の連載「体育ですけど、オンガクです」。今回のテーマは「横浜流星くん」です。TBS日曜劇場『DCU』では横浜流星くんとも共演をしています。はじめて流星くんと会ったのは、クランクイン前のこと。スキューバダイビングのライセンスを取得するためにスクールに通ったのですが、そこで僕と流星くんはトレーニング中にずっとバディを組んでいたんです。めちゃくちゃ男前ですから、それこそ最初はちょっと話をするのも緊張していたのですが、彼の方から、僕の曲を以前から聴いていますと声を掛けてくれたり、流星くんのマネージャーさんから「体育さんのこと、人として大好きらしいです」と聞いたりして、これはぜひ仲良くさせていただきたいと思いました。現場で休憩時間に話をしたり、キャンペーンのためにバラエティ番組に一緒に出演したりと、最近では敬語だけではなく、合間合間にタメ口で話してくれるようになって、距離がだんだん縮まっているなあと、うれしく思っています。地元の友達に自慢しようと思います。俳優としての横浜流星はさすがの一言です。ドラマで演じている瀬能(陽生)とよく似ていて、実直で仕事に対して真正面から向き合っている。シリアスなシーンでの集中力などは、こちらがビビってしまうほどです。脚本の読み込みもそこまでするんだ、と勉強になることばかりです。僕は、常日頃イケメンをなめてしまうところがあるのですが、彼を見ていて自分の考えは大バカ者だったなと反省しました。外見だけでなく、芯から湧いてくる情熱や思いがあるからこそ、かっこいい存在でいられるんですよね。横浜流星はまさにそんな芯からのイケメンだと思います。ただ、ひとつ気になることがあって…。流星くんは僕と会うといつも僕の相棒であるペンギンの“てっくん”のモノマネをします。岡崎体育の好きな曲は何かと聞くと「フェイクファー」だと言います。「フェイクファー」は、てっくんのソロ曲です。「嘴がキミの口紅で染まり~」と、てっくんのモノマネをめちゃくちゃ上手にしながら歌ってくれます。もしかしたら流星くんが仲良くなりたいのは岡崎体育じゃなくて、てっくんかもしれない…という疑問がここ最近、湧き上がっています。俺はてっくんのバーターちゃうか?横浜流星は単なるペンギンオタクなのではないか?と、少しだけ怪しんでいます。機会があったら、本当に好きなのはてっくんなのか、僕なのか、聞いてみたいと思います。おかざきたいいく岡崎体育ワンマンライブ「実写版 クッキングばぁば」を、3/4愛知公演を皮切りに5都市で6公演開催。ダイバーの森田七雄役で出演中のTBS日曜劇場『DCU』は、21:00~放送中。※『anan』2022年2月23日号より。写真・小笠原真紀ヘア&メイク・大矢佑奈(KIND)文・梅原加奈(by anan編集部)
2022年02月17日岡崎体育の連載「体育ですけど、オンガクです」。今回のテーマは「『DCU』始まりました!」です。みなさん、TBS 日曜劇場『DCU』見ていただいていますでしょうか。僕は、阿部寛さん演じる新名正義隊長が率いるDCU(潜水特殊捜査隊)のメンバーの一人、中堅隊員の森田七雄を演じています。これまでもドラマに出演させていただいたことはありましたが、番組のポスターにも載るような主要キャストとして参加するのは初めてのこと。いやあ、レギュラーメンバーってこんなに大変なんや!というのを日々実感しています。今まではたいてい一つの話のゲストとして登場したり、何話かに一回など、ちょこっと出てくるくらいの役柄だったので、1日か2日ほど撮影チームに参加させていただいて、すぐに「岡崎体育さん、クランクアップで~す!」ときれいなお花をいただいて、「おつかれさまでした!」で終わっていた。それが、今回はゲストを毎回見送る側になっています。自分の撮影はまだまだ続くし、ドラマのために稼働する時間も長い。これはやりがいがありますし、自分の成長になるなと実感しています。成長につながっていると確信する理由の一つが、現場の雰囲気の良さです。むちゃくちゃいい雰囲気すぎて、「これ、日本のドラマ史上いちばんええんとちゃうかな!?」とさえ思います。お話の中ではチーム内で衝突があったり裏切りがあったりして、このチームはどうなるんだろうというヒューマンドラマな部分が一つの見どころですが、素の演者たちの関係はとてもいいです。主演の阿部さんはいつも演者たちの待機場にいてくださって、僕たちと同じパイプ椅子に座って、同じお菓子を食べて、僕たちと同じトーンや目線で会話してくださる。それがとてもうれしいですし、光栄です。俳優が本業でない僕や土佐兄弟の有輝くんの演技の悩みや質問にもちゃんと答えてくれる。超一流の俳優さんの話を聞くことなんて、そうそうない機会です。めちゃくちゃ勉強になります。この間も、僕はドライアイなので乾燥するとまばたきが多くなり気になると相談したら、「できないことは仕方ない、無理してやる必要はないよ」と優しく話してくださいました。「まばたきをしないことが一流の俳優ってことじゃない」と。僕たちが現場でやりやすくなるような言葉をくださるんですよね。隊長、さすがです。もうこのチームなら、シーズン14くらいまで続いてほしいと本気で感じています。おかざきたいいく岡崎体育ワンマンライブ「実写版 クッキングばぁば」を、3/4愛知公演を皮切りに5都市で6公演開催。NHK Eテレ『ヒャダ×体育のワンルームミュージック』Season 2(毎週水曜22:00~)に出演中。※『anan』2022年2月16日号より。写真・小笠原真紀ヘア&メイク・大矢佑奈(KIND)文・梅原加奈(by anan編集部)
2022年02月12日減量に成功し、精悍さが増したと話題を呼んでいるミュージシャンの岡崎体育さんが今回挑戦したのは、骨格を強調するコントゥアリングメイク。ドラマティックな陰影メイク効果で背筋まで伸びるような感覚に。「シェーディングを入れるだけで、顔の雰囲気ってかなり変わるんですね。僕は眉が離れていてぼんやり見えがちなんですが、眉の内側を足したりノーズシャドウを入れたりすることで立体的に見えて嬉しかった~!自分が律されるような感覚になったので、帰ったらスムージーでも飲もうかな(笑)」ステージには飾り気のないスタイルで登場することが多く、メイクもほぼしていなかったそう。「最近は自分の周りを含めて男性でもメイクする人が増えているけれど、僕自身は自分くらいの顔でメイクしたとて何も変わらんやろって思っていたんです。でも実際にやってみたら、顔だけじゃなくて気持ちも変わった。なので、容姿に自信がない人も美容のセオリーに則ったメイクをすることで、自分のことが少し好きになれたり、ポジティブな一歩が踏み出せるようになるんちゃうかなって思います。次の機会があるなら?こう見えて実はブルベなので、肌を明るく見せるメイクに挑戦してみたいですね」Makeup PointA 2色を混ぜてあご下、フェイスライン、頬骨の下、アイホールから鼻筋にオン。さらに、上まぶたのキワに下のカラーをライン状にのせて目元の強調を。アイシャドウ(上から、セメント、マホガニー)各¥3,850(ボビイ ブラウン TEL:0570・003・770)B 鼻根から鼻先、そして頬骨の上とほうれい線に塗って立体感をアップ。ザ グロウスティック 011G¥4,180(アディクション ビューティ TEL:0120・586・683)C 細筆にとり、眉の隙間を埋めるように描き足して。ブロウポマード 01¥3,080(アナスタシア ミアレ TEL:06・6376・5599)Okazakitaiiku’s Beauty Rules1、横向き睡眠でたるみを防止。「仰向けで寝るよりも横向きの方がたるみ予防になると聞き、できるだけ仰向けにならないように気をつけています。といっても、もとから横向き派だから何気なくやっていることなんですけどね。睡眠環境はわりとこだわっていて、特注品とかではないものの、低め&硬めの枕を愛用中」2、肌のお手入れは保湿を重視。「皮がめくれるくらいの乾燥肌で保湿が必須。いま使っているのはラ ロッシュ ポゼとさいきで、肌の赤みに効果があるさいきはMyマザーが薦めてくれたんです。使ううちに小鼻の赤みが治ってきて僕自身が効果を身にしみて感じたので、男性でもスキンケアはやった方がいいと思います」3、頭皮の乾燥対策にヘッドスパを実践。「頭皮も乾燥しやすいので、冬場はフケが気になって…。コラージュフルフルネクストの乾燥肌用シャンプーで洗いつつ、パナソニックのヘッドマッサージャーで毎日頭皮マッサージをしています。そう考えると、僕にとって美容はコンプレックスや悩み改善のために取り入れることが多いかも」おかざきたいいく1989年7月3日生まれ、京都府出身。音楽活動のほか俳優としても活躍し、ドラマ『DCU』(TBS系日曜21時~)に出演中。ライブBlu-ray&DVD『めっちゃめちゃおもしろライブ』を3月2日にリリース。ブルゾン¥46,200(アーネイ/ジョワイユ TEL:03・4361・4464)ノーカラーシャツ¥28,600(ヴェイン/サカス ピーアール TEL:03・6447・2762)中に着たシャツ¥41,800(エズミ/Ri Design TEL:03・6447・1264)右耳のイヤーカフ¥6,600(フォーク バイ エヌ/HEMT PR TEL:03・6721・0882)左耳のイヤーカフ¥9,900(ハーゴ/ロジェ TEL:03・6380・4836)人差し指のリング¥36,300(プリュイ/プリュイ トウキョウ TEL:03・6450・5777)小指のリング¥19,800(バフ TEL:0154・38・2600)※『anan』2022年2月16日号より。写真・小笠原真紀スタイリスト・藤長祥平ヘア&メイク・坂西 透取材、文・真島絵麻里
2022年02月11日岡崎体育が、自身2作目となる映像作品『岡崎体育ワンマンライブ「めっちゃめちゃおもしろライブ」@横浜アリーナ』の全収録楽曲、ジャケット写真、特典内容を公開した。今作は、昨年11月23日に横浜アリーナにて開催されたワンマンライブ『めっちゃめちゃおもしろライブ』の模様を完全収録。ニューアルバム『FIGHT CLUB』からの全曲披露に加え、THE FIRST TAKEで話題となった「なにをやってもあかんわ」、ライブでおなじみの「FRIENDS」「エクレア」など人気曲のパフォーマンスのほか、ライブの裏側を追いかけたメイキング映像も収められている。販売形態は通常盤Blu-ray、通常盤DVD、完全生産限定盤の3種類で、完全生産限定盤はカラー28ページの大判フォトブックとオリジナル組み立て式立体カレンダーを付属した豪華LPサイズBOX仕様でリリースされる。<リリース情報>『岡崎体育ワンマンライブ「めっちゃめちゃおもしろライブ」@横浜アリーナ』2022年3月2日(水) リリース●完全生産限定盤【BD+グッズ】9,790円(税込)※LPサイズBOX仕様特典付属:LPサイズ大判フォトブック / 組み立て式オリジナルカレンダー『岡崎体育ワンマンライブ「めっちゃめちゃおもしろライブ」@横浜アリーナ』完全生産限定盤ジャケット完全生産限定盤 商品画像●通常盤【BD】7,590円(税込)『岡崎体育ワンマンライブ「めっちゃめちゃおもしろライブ」@横浜アリーナ』通常盤BDジャケット●通常盤【DVD】5,280円(税込)『岡崎体育ワンマンライブ「めっちゃめちゃおもしろライブ」@横浜アリーナ』通常盤DVDジャケット【収録内容】※全形態共通M01. Okazaki Little OperaM02. ChampionshipM03. Quick ReportM04. YesM05. おっさんM06. FRIENDSM07. キミの冒険M08. ふしぎなふしぎな生きものM09. 湖M10. Eagle幕間映像「Fight on the Web」M11. XXLM12. OpenM13. R.S.PM14. Voice of Heart 2M15. なにをやってもあかんわM16. 普通の日M17. 八月の冒険者M18. HoroscopeM19. エクレアM20. The AbyssEN1. HospitalEN2. 鴨川等間隔『めっちゃめちゃおもしろライブ』ダイジェスト映像【FC会員限定CD購入特典】■スナップマルチケース【CD購入特典】■Amazon.co.jp:トートバック※特典ご希望の方は特典付き商品をご予約・ご購入いただくようご注意ください。■楽天ブックス:アクリルキーホルダー■セブンネットショッピング:スマホスタンド■全国のCDショップ / オンラインショップ:巾着ポーチ『岡崎体育ワンマンライブ「めっちゃめちゃおもしろライブ」@横浜アリーナ』特典一覧予約リンク:<ライブ情報>『岡崎体育ワンマンライブ「実写版 クッキングばぁば」』【日程】2022年3月4日(金) 愛知・Zepp Nagoya開場18:00 / 開演19:002022年3月05日(土) 大阪・Zepp Osaka Bayside開場17:00 / 開演18:002022年3月11日(金) 福岡・Zepp Fukuoka開場18:00 / 開演19:002022年3月21日(月・祝) 北海道・Zepp Sapporo開場17:00 / 開演18:002022年3月24日(木) 東京・Zepp Haneda開場18:30 / 開演19:302022年3月25日(金) 東京・Zepp Haneda開場18:30 / 開演19:30【チケット料金】全席指定席:5,500円(税込 / ドリンク代別)※未就学児童の入場不可※4歳以上1人1枚チケット必要となります。<配信情報>Digital SingleヤバイTシャツ屋さんvs岡崎体育「Beats Per Minute 220」配信リンク: Single「深夜高速」配信リンク:ヤバイTシャツ屋さんVS岡崎体育 「Beats Per Minute 220」MV関連リンク岡崎体育 Official HP岡崎体育 Music岡崎体育 Official YouTube Channel岡崎体育 Twitter岡崎体育 Instagram岡崎体育 TikTok
2022年02月07日岡崎体育の連載「体育ですけど、オンガクです」。今回のテーマは「スタッフをねぎらいたい」です。最近、なにをしても疲れが取れません。よくよく考えれば僕は実年齢こそ32歳ですが体幹年齢は54歳です。2時間のライブを一人きりでこなすと、とにかくしんどいのです。好きなことをやっていてしんどいとは何ごとか、と思われるかもしれませんが疲れるものは疲れます。寝てもなかなか疲れが取れません。しかし、はたと気づいたのは、僕より周りのスタッフのほうがしんどいのではないか?ということ。先日の横浜アリーナのライブでは、マネージャーの松下はその日の歩行距離が10kmもあったそうです。入り口までゲストを迎えに行ったり僕の楽屋へ用事をしに来たりと、朝から終演まで、なんなら終演後もずーっと走りっぱなし。どう考えても、ステージの端から端まで走るのは無理だからとママチャリを用意してもらった僕よりも重労働です。そのほかにも誰よりも先に会場に入って準備している舞台監督をはじめとしたスタッフのみなさん、ライブの写真を撮影してくださるライブカメラマンさんは重い機材を抱えて会場中を走り回ってくれるし、ライブが終わってからも撤収作業をするために何百人というアルバイトさんも待ってくれている。そういうことをあらためて考えると、僕のやりたいことを実現するために多くの方々にご協力をいただいていて、本当にスタッフのみなさんをねぎらいたい気持ちになります。では、どうやってねぎらえばいいかなと考えると、おいしいものを差し入れるとか豪勢な打ち上げを企画するなど、なにかをしてあげるのもいいですが、もっといいことは、シンプルでスムーズでコンパクトなライブをすることなのではないかと思い至りました。まず、ライブ用の楽曲を即座にあげる。そうすることでライブ映像を作ってくれているVJチームはとても助かるはずです。いつもぎりぎりまで粘って楽曲制作をしているので、そのしわ寄せで映像制作はいつもライブ当日ぎりぎりまで作業をしてくれています。僕が曲を早くあげれば早く作業を進めることができるはずです。また、ライブ当日も無駄なMCなどはしない。決まっている通りにきちんとライブを進めて、素早く撤収できるように配慮する。それが今のミュージシャンにできることなのではないかと思いました。働き方改革が叫ばれている昨今、ミュージシャンばかりがいちばん偉くて甘やかされる時代は終わりです。もっとスタッフをいたわりたいです!おかざきたいいく岡崎体育ワンマンライブ「実写版 クッキングばぁば」を、3/4愛知公演を皮切りに5都市で6公演開催。TBS日曜劇場『DCU』(21:00~)に、ダイバーの森田七雄役で出演中。※『anan』2022年2月9日号より。写真・小笠原真紀ヘア&メイク・大矢佑奈(KIND)文・梅原加奈(by anan編集部)
2022年02月05日岡崎体育の連載「体育ですけど、オンガクです」。今回のテーマは「休憩時間」です。昨年、横浜アリーナでライブを開催しましたが、途中で休憩時間を入れてました。それがミュージシャンのライブとしては新鮮だったと、感想をいただきました。僕のライブでは休憩時間を設けることは定番です。その間、幕間映像などを楽しんでもらうようにしています。ただ、横浜アリーナでは「これから5分間の休憩に入ります」とアナウンスを流したので、特に印象に残ったのかもしれません。僕がライブに休憩時間を設けるにはいくつか理由があります。まずは、みんなにちゃんと休んでほしいんです。自分自身が10代のころから3時間ぶっ通し、立ちっぱなしのライブに参加すると「しんどいって」と思うタイプだったので、観客の立場から考えても休憩があるとうれしいな、と思うんです。とくにホールやアリーナ公演だと椅子がありますから。みなさんに椅子に座ってもらって、水分補給をしたりトイレ休憩をとったりしてほしい。それで、また集中力を持ってライブ後半戦を楽しんでほしいと思います。と同時に、僕も休憩をちゃんとしたい。みなさんが休んでいる時、僕がなにをしているかというと、次のステージの準備とかではなくて、同じようにしっかりと休んでいます。スポーツドリンクとかを飲んで普通に座って呼吸を整えています。僕にとっても大事な休憩時間なんです。もうひとつ大きな理由としては1回リセットができるということ。僕はセットリストを長尺で考えるのが実は苦手です。だからサッカーの試合のように、前半後半の45分ハーフずつで考えたい。例えばオープニングの曲、観客を掴む派手な1曲目は長尺のセットリストで考えると当然、1回しかできません。でも、休憩を挟みリセットすることでもう1回組み込むことができる。僕の楽曲は「XXL」や「Championship」など1曲目に向いている派手なナンバーが充実しています。1番バッターの打席が2回あれば2曲エントリーすることができる。お客さんも2回盛り上がることができて楽しい。他の楽曲も同様に、踊れるコーナーも聴かせるコーナーも2度作れます。全20曲を通して組むより、10曲と10曲それぞれで打線を考えるほうがちょうどいいんです。なので、休憩を挟むスタイルが自分のライブには合っているんだと思います。おかざきたいいく岡崎体育ワンマンライブ「実写版 クッキングばぁば」を、3/4愛知公演を皮切りに5都市で6公演開催。TBS日曜劇場『DCU』(21:00~)に、ダイバーの森田七雄役で出演中。※『anan』2022年2月2日号より。写真・小笠原真紀ヘア&メイク・大矢佑奈(KIND)文・梅原加奈(by anan編集部)
2022年01月29日ヤバイTシャツ屋さんと岡崎体育のコラボレーションによる新曲「Beats Per Minute 220」が、2022年1月24日(月)に配信リリース。ヤバTと岡崎体育の初コラボ楽曲「Beats Per Minute 220」ヤバイTシャツ屋さんと岡崎体育が初のコラボレーションを実施。お互い2016年にメジャーデビューし、ヤバイTシャツ屋さんのこやまたくやと岡崎体育が同じ中学校の先輩後輩であることなど、共通点が多く、互いに高め合いながら日本のカルチャーシーンを築き上げてきた両者が初めてタッグを組む。コラボレーションによる新曲「Beats Per Minute 220」は、2022年4月2日(土)に幕張メッセで開催される音楽イベント「Red Bull SoundClash 2022」に向けて制作した楽曲。2組のアーティストが個性と技量を競い合う新スタイルの歌合戦イベントに相応しい、疾走感に溢れた一曲となっている。本楽曲の発表にあたり、こやまたくやは「今回初めてがっつり 1 曲を一緒に作りました。めちゃくちゃカッコいい自信作。ほんまにすごい楽しくてライブ映えする。」とコメント。岡崎体育はは「お互いがゼロの状態からイチにして 100 にするってのは無かったので、どんな風になるのかな想像できなかったけど、疾走感が凄くあるので、もしかして曲の途中でお客さんみんな走って出てっちゃうかもしれない」とのコメントを寄せている。ミュージックビデオも公開なお、1月27日(木)20:00にはミュージックビデオも公開。こちらも併せてチェックしてみて。詳細ヤバイTシャツ屋さん×岡崎体育 新曲「Beats Per Minute 220」配信リリース日:2022年1月24日(月)<イベント情報>Red Bull SoundClash 2022開催日:4月2日(土)開催時間:開場 15:00/開演 17:00会場:幕張メッセ9~11番ホール住所:千葉県千葉市美浜区中瀬2-1料金:限定盤(CD+DVD)付指定席 7,777円/小人 5,777円、指定席 6,500円/小人 4,500円※18歳未満購入不可。※チケットは1人6枚まで。※大人は18歳以上、小人は6歳以上18歳未満。未就学児同無料。
2022年01月27日岡崎体育の連載「体育ですけど、オンガクです」。今回のテーマは「2022年」です。年明けなので今年の抱負をここに記しておきたいと思います。2022年にやりたいことといえば、まず何よりオリジナルアルバムをリリースしたいですね。昨年10月に『FIGHT CLUB』というアルバムをリリースしましたが、これが前作から2年9か月ぶりと結構間が空いてしまったので、次はもう少し早めのスパンでリリースしたい。いや、正直言えば、空いている間にタイアップ曲などをまとめた『OT WORKS II』や、ポケモン映画の劇中歌をまとめたアルバムも出しているので、結構楽曲制作はしているんです。僕はデビューして6年たちますが、アルバムだけでいえば7枚出しているので1年に1枚以上出していることに。でもオリジナルアルバムにはタイアップ曲を入れないという縛りを自分に課しているので、そこはどうしても間隔が空いてしまう。なので今年はできるだけ自分のための楽曲制作に時間をあてたいですね(とはいえ、タイアップや楽曲提供のお話も引き続き積極的に取り組んでいきたいと思っています)。あとはやっぱりライブをもっとできるようになるといいですね。3月からワンマンライブの全国ツアーを予定しています。先日の横浜アリーナでのワンマンでも実感しましたがライブはいいです。でも、やっぱりみなさんの声が聞けないのが残念です。少しずつ日常が戻りつつある今、期待するのはノーマスクで、お客さんたちが自由に声を出して歌ったり、歓声を出せるライブができること。早くもっとダイレクトな交流がしたいです。プライベートでいうと「死ぬまでにやりたい100のこと」リストを少しでも消化したいです。富士山にも登ってみたいし、バンジージャンプも跳んでみたい。以前、バンジーを跳ぶとしたらマザー牧場のちびっこでもできるようなバンジーでええやろというような話をしたと思いますが、そこは少し考えが変わりました。僕がマザー牧場のバンジー跳んで、何がおもろいねんと。どうせやるならとびきり怖い日本一高いバンジーに挑戦したいです。とはいえ、自分で跳ぶ勇気があるとはまだ全然思えません。誰かに背中を押してほしいと思って、押してくれないかとマネージャーの松下にお願いしてみましたが、「バンジーは押してはいけないんですよ。自分の意志で跳んでください」とあっさり断られてしまいました。そうなってくると、やっぱりイヤやな、と思っています。おかざきたいいく全国ツアー、岡崎体育ワンマンライブ「実写版 クッキングばぁば」は、3/4愛知公演を皮切りに5都市で6公演開催。TBS日曜劇場『DCU』(21:00~)に、ダイバーの森田七雄役で出演中。※『anan』2022年1月26日号より。写真・小笠原真紀ヘア&メイク・大矢佑奈(KIND)文・梅原加奈(by anan編集部)
2022年01月22日『ホテルオークラ京都 岡崎別邸』(所在地:京都府京都市左京区)が、美しい自然と文化・歴史が調和した京都岡崎において、日本国内では約20年ぶりとなる「ホテルオークラ」ブランドの新ホテルが、本日2022年1月20日に開業しました。ホテルオークラ京都 岡崎別邸は、スイートルーム8室を含む60室のホテルで、ホテルオークラとして手掛ける初のスモールラグジュアリーホテル。大人の隠れ家のような“別邸”で、新時代の京の美意識を感じられる空間、お客様一人ひとりへのきめ細かなおもてなし、そして美食に癒される滞在を楽しめる。『ホテルオークラ京都 岡崎別邸』日本庭園からの外観開業に際して、『ホテルオークラ京都 岡崎別邸』の総支配人に就任した新川 達也は、以下のように述べております。 「世界から注目され、数々のラグジュアリーホテルが誕生する京都において、伝統と革新が交差する、独創的で文化の薫り高いホテルを開業できたことを嬉しく思います。新時代の京の美意識を継ぐホテルとして、お客様一人ひとりに寄り添うおもてなしを通じて長く愛されるホテルを目指してまいります」■客室タイプごとに異なるアートピースを設えた趣ある空間当ホテルでは、館内のインテリアやダイニングシーンを通して、現代的な京の美を随所で感じることができます。インテリアには京都の伝統工芸を担う後継者6人によるプロジェクトユニット「GO ON(ゴオン)」をはじめ、京都を拠点に活動する芸術家を中心に精緻なアート作品を設えました。西陣織「細尾」のオリジナルアートピースを設えた『別邸スイートルーム』東山に佇む山荘をテーマに設えた客室は60室。北側に位置する客室からは、隣接する「真宗大谷派岡崎別院(東本願寺岡崎別院)」の庭園や東山に広がる豊かな自然の連なりが楽しめます。また、西陣織「細尾」が手掛けた“光と揺らぎをまとった湖面”を織物で表現した作品(2部屋)や、書家の川尾朋子氏が空中での筆の動きに着目した作品「呼応」の連作(6部屋)を堪能できる全室バルコニー付きのスイートルームを用意しています。水面を織物で表現した西陣織「細尾」のアートピース書家 川尾 朋子氏による連作「呼応」柾合わせの技法を用いた 「中川木工芸」の中川 周士氏による作品「開化堂」の茶筒の製法を用いたルームナンバーと 石塚 源太氏の漆(奥)と佐藤 聡氏のガラス(前)アート■イノベーティブ・ガストロノミー「ヌーヴェル・エポック」イノベーティブ・ガストロノミーをテーマとする「ヌーヴェル・エポック」では、オークラフレンチの系譜を引く美食に、京都の四季や食文化を融合させた、その名のとおり“新しい時代”(Nouvelle Epoque)のフランス料理を提供します。旬をとらえ、繊細な味わいを表現した料理の数々や、オークラフレンチを代表するスペシャリテに京のエッセンスを取り入れた一品など、総料理長 山下の美食がゲストのダイニングシーンを華やかに彩ります。総料理長 山下 亮一ホテルオークラに入社後、フランス料理「ラ・ベル・エポック」をはじめ、ホテルの洋食調理部門にて経験を積む。ホテルオークラアムステルダムのコンテンポラリー・フレンチ「シエルブルー」(現 ミシュラン二つ星)での勤務や、サン=レミ=ド=プロヴァンスのミシュラン一つ星レストラン「ラ・メゾン・ジョンヌ」にて更なる研鑽を重ね、帰国後は、ホテルオークラ東京(現The Okura Tokyo)にて腕を振るう。館内のレストランにて副料理長、料理長を歴任し、「ホテルオークラ京都 岡崎別邸」の開業に際して総料理長に就任。和牛パイ包み焼きほんのり味噌の香る九条ネギと フォアグラ 旬の京野菜と赤ワインソースヌーヴェル・エポック内観【イノベーティブ・ガストロノミー「ヌーヴェル・エポック」営業概要】〈営業時間〉ブレックファスト: 7:00~10:00 (L.O. 10:00)ランチ: 12:00~15:00 (L.O. 14:00)ディナー: 17:30~21:30 (L.O. 20:00)〈提供コース料金〉ブレックファスト:アメリカン・ブレックファスト・・・6,050円 / きょうと・ブレックファスト・・・7,865円ランチ:Lunch A・・・1万8,150円 (全8品)Lunch B・・・1万4,520円 (全8品)Lunch C・・・ 9,680円 (全7品)ディナー:Dinner A・・・3万250円 (全9品)Dinner B・・・2万4,200円 (全9品)Dinner C・・・1万8,150円 (全7品)※京の季節に合わせた料理をお召し上がりいただくため、ランチ・ディナーは2カ月毎に新メニューをご用意。※上記料金には、全て消費税・サービス料が含まれています。〈ご予約・お問い合わせ〉ヌーヴェル・エポック TEL:075-771-5766 / E-mail:fb@okazakibettei.hotelokurakyoto.com■『ホテルオークラ京都 岡崎別邸』 開業記念宿泊プラン開業を記念した特別料金を用意いたしました。この機会に新たなホテルでの滞在をご堪能ください。予約期間: 2022年7月31日(日)まで宿泊期間: 2022年7月31日(日)チェックインまで〈特典〉一般: ベスト・アベイラブル・レートより15%オフOne Harmony会員: 会員料金(ベスト・アベイラブル・レートより5%オフ)より20%オフ〈共通内容〉 開業記念ギフト付き一般料金:スーペリアルーム 5万4,510円~(1室2名様/消費税・サービス料込、宿泊税別)One Harmony会員料金:スーペリアルーム 4万8,738円~(1室2名様/消費税・サービス料込、宿泊税別)※上記は、特典適応後の料金です。ご予約・お問い合わせ:オンライン予約 一般: / One Harmony会員:ホテルオークラ京都 岡崎別邸 予約センターTEL: 075-252-5201 (9:00~18:00)/E-mail:rvs@okazakibettei.hotelokurakyoto.com※One Harmonyは、オークラ ニッコー ホテルズでご利用いただける会員プログラムです。入会金・年会費が無料でホテルをご利用のたびにポイントがたまるほか、多彩な特典を用意しております。-『ホテルオークラ京都 岡崎別邸』 施設概要-所在地 : 京都市左京区岡崎天王町26-6階数 : 地上4階客室数 : 60室レストラン : フランス料理、ラウンジその他の施設 : フィットネスアクセス : 京都市営地下鉄東西線「蹴上」駅 徒歩14分京都市営バス「岡崎神社前」停留所 徒歩1分設計・監理 : 株式会社三菱地所設計施工 : 株式会社大林組内装設計 : 株式会社乃村工藝社 RENS()内装施工 : 株式会社乃村工藝社アートワーク協力先 : 株式会社細尾()、同社参画京都伝統後継者によるプロジェクトユニット「GO ON」()※当ホテルは、三菱地所が開発し、オークラ ニッコー ホテルマネジメントが委託を受けて運営します。
2022年01月21日岡崎体育の連載「体育ですけど、オンガクです」。今回のテーマは「アオリ」です。前回の“フェイク”の話とつながるのですが、歌の合間などで入れる「飛べー!」や「踊れー!」のような“アオリ”もライブでとても大事にしています。僕は観客を盛り上げるアオリもよくするタイプのミュージシャンだと思います。これをする上で「影響を受けているな」と思うのが、小さいころからよく聴いていたQueenのフレディ・マーキュリーです。例えば「We Will Rock You」では、フレディはサビの「We will, we will rock you」の部分をほぼほぼ歌わないんですよね。ライブではサビの部分は観客が声を合わせて歌って盛り上がります。フレディはサビ前に「everybody」とか「come on up」「sing it」と声をかけてオーディエンスを煽ります。その煽り方がめちゃくちゃうまいんです。観客が歌いやすくなるような音の持っていき方だったり、タイミングを計ってアオリを入れてくれるんです。みんなが「We will」の「ウィ」の音が出しやすいように、持っていってくれるんです。それがすごいなと思います。僕もライブでは、みんながノリやすくなるようなアオリを常に考えています。「Quick Report」という曲では「観客のボルテージは一気に最高潮に!」というフレーズを入れました。この歌詞で煽られたら「観客のボルテージは一気に最高潮」にならざるを得ないじゃないですか。こちらから先に言ってしまえば、それにノらないのは損ですから、もうやるしかない!となるはず。日本のお客さんは受け身の方が多い。自由に踊るとか、自由に歌うとかを自分発信ですることが苦手です。だからこそ、ステージに立つ側が先導して盛り上げるのが大事かなと思います。僕的なアオリのポイントはまずは声量。どんなことでもめちゃくちゃ叫ぶと「え、大事なこと言ってる!?」とみんな聴いてくれるし、盛り上がってくれる。あとは尺感やタイミングなども大事ですが、もっとも大事なのはやはり、何を言うかだと思います。言葉が大事。本心から湧き上がってきた言葉であれば、小さいライブハウスでもどでかいアリーナでも同じように響くと思う。だから、僕はアオリの文句は事前に決めておかないんです。本番の時にアドリブで出てきたものを言っています。ど直球で泥くさい考え方かもしれませんが、その場その場の思いを乗せたものほどみんながついてきてくれると思っているんです。おかざきたいいくNHK Eテレ『ヒャダ×体育のワンルームミュージック』Season2(毎週水曜22:00~)の放送がスタート。また、1月16日から始まるTBS日曜劇場『DCU』(21:00~)に、ダイバーの森田七雄役で出演する。※『anan』2022年1月19日号より。写真・小笠原真紀ヘア&メイク・大矢佑奈(KIND)文・梅原加奈(by anan編集部)
2022年01月15日