バレエダンサー、セルゲイ・ポルーニンの素顔に迫るドキュメンタリー映画『ダンサー、セルゲイ・ポルーニン 世界一優雅な野獣』が、2017年7月15日(土)に東京・渋谷のBunkamuraル・シネマほか全国の劇場にて順次公開される。19歳で英ロイヤル・バレエ団の史上最年少プリンシパルとなったセルゲイ・ポルーニン。端正な容姿と驚異的なジャンプ力、そして何よりその圧倒的な表現力で、ソ連生まれの名バレエダンサー、ルドルフ・ヌレエフの再来とも評された人物だ。しかし人気のピークで英ロイヤル・バレエ団の退団を突然発表。その後彼が再び注目を集めたのは、グラミー賞にもノミネートされたホージアのヒット曲「Take Me To Church」のMVへの出演だ。写真家のデヴィッド・ラシャペルが監督し、ポルーニンが踊ったこのビデオはyoutubeで1,700万回以上再生され、ポルーニンを知らなかった人々をも熱狂の渦に巻き込んだ。その体に無数のタトゥーを刻んだ、バレエ界の異端児にして“世界一優雅な野獣”。世界三大バレエ団の一つと称される格式高い英ロイヤル・バレエ団との確執など、様々な噂が飛び交かった彼の素顔とは?本作では、本人や家族、関係者のインタビューを通して、その本当の姿に迫る。さらに映画の公開に先駆け、セルゲイ・ポルーニン本人が来日し、東京藝術大学にてイベントを開催することが決定した。会場では作品の先行上映をはじめ、youtube動画「Take Me To Church」のトークイベントとパフォーマンスが行われる。【作品情報】ドキュメンタリー映画『ダンサー、セルゲイ・ポルーニン 世界一優雅な野獣』公開時期:2017年7月15日(土) 渋谷Bunkamuraル・シネマほかにて全国順次公開監督:スティーヴン・カンター演出・撮影:デヴィッド・ラシャペル出演:セルゲイ・ポルーニン、イーゴリ・ゼレンスキー、モニカ・メイソン他© British Broadcasting Corporation and Polunin Ltd. / 2016■ライブプレミアイベント with セルゲイ・ポルーニン日時:2017年4月27日(木) )18:30 開場 / 19:00 開映会場:東京藝術大学奏楽堂住所:東京都台東区上野公園12-8プレゼンテーター:箭内道彦料金:2,500円 (全席指定)チケット販売:4月1日(土) 10:00~ イープラス、チケットぴあにて販売開始
2016年12月25日お笑いタレントの東野幸治と藤井隆が19日、東京・赤坂のTBSで行われたTBS系お笑い特番『あらびき団オールナイト祭!』(12月28日24:10~)の収録後に囲み取材に応じた。2007年10月から2011年9月まで地上波で放送された『あらびき団』は、東野扮する"ライト東野"と藤井扮する"レフト藤井"がMCを務め、あら削りな一芸を持ったパフォーマーを紹介する番組。はるな愛や椿鬼奴、横澤夏子など多くの人気芸人を輩出した伝説の番組が、このたび、3時間のスペシャル番組として一夜限りの復活を果たす。東野は、5年ぶりの復活に「びっくりです。いろんな奇跡が重なりできて良かった」と喜ぶも、「『あらびき団』ってあんまり楽しい収録じゃなかったんだなと。気付いたら必死にしゃべっているだけという苦行のような仕事なのかなと」と苦笑。「こんな感じだったなと懐かしみながら収録させていただいた」と話した。そして、同番組のコンセプトについて、東野は「『エンタの神様』に出ていただける方を発掘しようというところから始まったんですが、どんどん違う方向に走っていき、奇人変人みたいな…」と説明し、「いい奇人変人がたまにいて、たまに腹がちぎれるくらい笑うやつがあるので、それを期待していただければ」とアピール。「『復活や!』って期待したらバカ見るのはそっちですから! 期待しないで、たまたま見てください」と笑いを誘い、「『M-1』もお笑いですが『あらびき団』もお笑いだと、お笑いの幅としてわかってほしい。次のパフォーマーが面白いので、ちょっと待ってください!」と訴えた。藤井は「いろんな方から喜んでくださる声をいただいた」と復活の反響を明かし、東野について「切れ味は変わらず。あらびきパフォーマーのパフォーマンスが終わったあとの第一声を楽しみにしていた方もいたと思いますが、今回も期待していただいていいんじゃないかと思います」と太鼓判。また、音楽も魅力だと言い、「うれしい新曲を早速聞かせてもらったので、『あらびき団』のミュージックラバーズのみなさんもどうぞ期待ください」と呼びかけた。今回のスペシャル番組は2部構成。第1部(24:10~25:40)では、あらびき団の濃い歴史を振り返りつつ、2017年話題になりそうな注目芸人から目も当てられないようなどん底パフォーマーまでが新ネタを披露する。第2部(26:10~27:40)では、豪華ゲストを迎え、特別企画「あらびき、あの人は今(仮)」と題して、あらびきスターたちの現在に密着する。
2016年12月20日“あら削りな一芸を持ったパフォーマー”を紹介する番組「あらびき団」が、「あらびき団オールナイト祭!」として12月28日(水)に放送されることが決定した。「あらびき団」は、東野幸治(ライト東野)と藤井隆(レフト藤井)がMC務め、2007年10月から2011年9月までの4年間、地上波で放送された人気番組。地上波放送終了したあとも、インターネット番組として配信されるなど、根強い人気を誇ってきた。これまで本番組では、「R-1グランプリ」で優勝したハリウッドザコシショウ(2016)やじゅんいちダビッドソン(2015)、「キングオブコント」2014覇者のシソンヌのほか、はるな愛、楽しんご、椿鬼奴、どぶろっく、厚切りジェイソン、バイきんぐ、横澤夏子など人気芸人たちが多数出演していたほか、アーティスト、グラビアアイドル、大道芸人なども出演し、ブレイクのキッカケにも。そんな番組が、今回オールナイトで一夜限りのスペシャルとして復活!深夜0時10分から放送される「第1部」では、「あらびき団」の歴史をふり返りつつ、来年話題になりそうな注目芸人からどん底パフォーマーまで、新ネタを披露。そして深夜2時10分からの「第2部」では、豪華ゲストを迎えあらびきスターたちの現在に密着した特別企画が放送されるという。MCのライト東野さんは「まさかの復活ありがとうございます。TBSとR-1チャンピオンのおかげです」と今回の復活を喜び、今回の2部構成については「私が他局で旅しているからです。本当にすみません」と明かした。さらに「藤井くんには、恋ダンスを踊ってもらいます。ドラマファンの方も必見です」と見どころについても語った。同じくMCのレフト藤井さんは「全力でライト東野さんについていくしかないと思っています。芝公園スタジオ、TBSの入り口、吉本興業本社の床へと収録場所が変わってきました。今回はどこで収録するのかも気になっています。よろしくお願いします」とコメントを寄せている。「あらびき団オールナイト祭!」は12月28日(水)、「第1部」深夜0時10分~、「第2部」深夜2時10分~TBSにて放送。(cinemacafe.net)
2016年11月29日2007年10月から2011年9月まで地上波で放送されたTBS系列のお笑い番組『あらびき団』が、3時間のスペシャル番組『あらびき団オールナイト祭!』として12月28日深夜に放送されることが29日、明らかになった。同番組は、東野幸治扮するライト東野と藤井隆扮するレフト藤井をMCに、あら削りな一芸を持ったパフォーマーを紹介する番組。はるな愛や椿鬼奴、ハリウッドザコシショウ、じゅんいちダビッドソン、シソンヌ、どぶろっく、厚切りジェイソン、バイきんぐ、横澤夏子などを発掘し、地上波での放送が終了した後もネット番組として配信されるなど、根強い人気を誇ってきた。今回のスペシャル番組は2部構成。第1部(24:10~25:40)では、あらびき団の濃い歴史を振り返りつつ、2017年話題になりそうな注目芸人から目も当てられないようなどん底パフォーマーまでが新ネタを披露する。第2部(26:10~27:40)では、豪華ゲストを迎え、特別企画「あらびき、あの人は今(仮)」と題して、あらびきスターたちの現在に密着する。東野は「まさかの復活ありがとうございます。TBSとR-1チャンピオンのおかげです」と喜び、「二部構成になっているのは、私が他局で旅しているからです。本当にすみません」と裏事情を告白。「藤井くんには"恋ダンス"を踊ってもらいます。ドラマファンの方も必見です」と、藤井が出演しているドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』(同局)のファンにもアピールしている。藤井も「全力でライト東野さんについていくしかないと思っています」と気合十分。「芝公園スタジオ、TBSの入り口、吉本本社の床と、収録場所が変わっていきました。今回はどこで収録するのかも気になっています」と話している。(C)TBS
2016年11月29日織田裕二主演で贈るTBSの新・日曜劇場「IQ246~華麗なる事件簿~」。この度、人気バレエ団「Kバレエカンパニー」のプリンシパルとして活躍中の“バレエ王子”こと宮尾俊太郎が、本作にレギュラー出演することが分かった。本ドラマは、やんごとなき貴族の流れを汲みながら、時の権力とは無関係に代々ありとあらゆる学問のみを探求してきた法門寺家の末裔で現89代目当主、沙羅駆が、嫡子だけに連綿と受け継がれるという“IQ246”という異能を武器に、世にはびこる難事件を鮮やかに解決する本格ミステリー。ストーリーは1話完結で描かれる。キャストには、主人公・法門寺沙羅駆役の織田さんを始め、土屋太鳳、ディーン・フジオカ、真飛聖、矢野聖人、篠井英介、寺島進、そして中谷美紀と個性豊かなキャスト陣が集結。そして今回新たに出演が明かされた、日本のバレエ界を牽引している「Kバレエカンパニー」のバレエダンサー・宮尾さんが演じるのは、警視庁捜査一課の刑事・山田次郎。ドラマの見どころは、常に暇を持て余し、自らが解くに値する謎を求める沙羅駆が、世間にはびこる難事件を鮮やかに解決へと導いていく姿であるが、そんな沙羅駆が首を突っ込んでいくことになる難事件の捜査を担当する刑事として登場するのが宮尾さんが演じる山田なのだ。山田は、灘高、東大、ハーバード大という超名門を次々首席で卒業したという経歴を持つ超インテリで、その上拳銃、柔術などにも長け、数か国語を操るという警視庁内でも一見優秀な刑事。警視庁内でその能力を見込まれているかは定かでないが、沙羅駆に出会って以来、難事件の捜査にあたる度に沙羅駆から捜査に首を突っ込まれては振り回され、その上その地味な名前をイジられたりしてプライドを踏みにじられるという役どころだ。連続ドラマのレギュラー出演は、2010年放送の「ヤマトナデシコ七変化」以来、本作で2作目となる宮尾さん。「出演オファーを頂き、とても嬉しかったです」と喜び、「映像のお仕事をしっかりとやってみたい、という気持ちがありましたし、豪華なキャストの方々からも沢山学ばせていただける機会をいただけたので、役者としての成長ができるように取り組みたい」と意気込んだ。また、今回は初の刑事役ということで、「刑事らしい所作、話し方など、普段経験したことがないので難しい部分もあると思っております。山田次郎は少し変わっているところがありますが、刑事という根本的な部分が揺らがないようにしたい」ともコメントした。今回の宮尾さん起用にあたって植田博樹プロデューサーは、「バレエ界という、ドラマとは異なるフィールドで日々戦っている宮尾さんから、新鮮で、バレエのように伸びやかな刺激をこの作品も受ける事を期待しています。気品溢れる佇まいの奥に親しみやすさを持つ宮尾さんは、この“山田次郎”の役にピッタリだと確信しております。ぜひ、お楽しみに!」と期待を寄せた。「IQ246~華麗なる事件簿~」は10月より毎週日曜日TBSにて放送予定。(cinemacafe.net)
2016年09月07日東京タワーで、「リオデジャネイロ 2016 パラリンピック競技大会」記念した特別ライトアップ「日本代表選手団応援!スペシャルダイヤモンドヴェール」が、開会式にあたる2016年9月7日(水)に実施されます。さらに、大会期間中、日本代表選手・チームが金メダルを獲得した際には、「金メダルおめでとう!スペシャルダイヤモンドヴェール」が点灯。国際パラリンピック委員会のシンボルマークの緑・青・赤が鮮やかに、東京の夜空を彩ります。緑・青・赤の 3色に輝く「特別ライトアップ」が点灯!2016年9月7日(水)~9月18日(日)にかけて開催される「リオデジャネイロ 2016 パラリンピック競技大会」。出場する日本代表選手団の健闘を願い、エールを送る意味を込めて、東京タワーでは、特別ライトアップ「日本代表選手団応援!スペシャルダイヤモンドヴェール」を点灯します。なお、五輪応援企画として特別ライトアップをおこなうのは、2012年の「ロンドン 2012 パラリンピック競技大会」に続き2回目です。点灯日時は、開会式が開催される2016年9月7日(水)の日没から23時まで。国際パラリンピック委員会のシンボルマーク、緑・青・赤の3色が秋空に輝きます。4年に1度の特別なライトアップは必見ですよ。お見逃しのないようにしてくださいね。「金メダルおめでとう!スペシャルダイヤモンドヴェール」も実施!大会期間中、日本代表選手・チームが「金メダル」を獲得した際にも、祝福の気持ちを込めた特別ライトアップ「金メダルおめでとう!スペシャルダイヤモンドヴェール」が点灯。金メダル獲得時間から1番近い日本時間の日没~23:00まで実施されます。なお、ライトアップは開会式の特別ライトアップと同じカラーリングです。中秋の名月にちなんだ「お月見ダイヤモンドヴェール」にも注目!また、今年も東京タワーでは、中秋の名月にちなんだ「お月見ダイヤモンドヴェール」を点灯します。開催日は2016年9月15日(木)。月の輝きを一層引き立てるアクア・ブルーのダイヤモンドヴェールのライトアップはとても幻想的で、デートにもぴったり。また、約600段の外階段を大展望台まで歩いて昇ることができる「お月見階段ウォーク」や、名月と夜景と音楽を楽しむ「お月見 LIVE」も開催されます。ぜひ、こちらのライトアップにも注目してください。パラリンピックの特別ライトアップ詳細<日本代表選手団応援!スペシャルダイヤモンドヴェール>開催日:2016年9月7日(水) ※パラリンピック開会式の実施日※雨天決行開催時間:日没~23:00まで※23:00~翌日の明け方までは、オレンジ色の「ランドマークライト」を点灯<金メダルおめでとう!スペシャルダイヤモンドヴェール>開催日:2016年9月7日(水)~18日(日)※期間中に、日本代表選手・チームが金メダルを獲得した時間から1番近い日本時間の夜※雨天決行開催時間:日没~23:00まで※23:00~翌日の明け方までは、オレンジ色の「ランドマークライト」を点灯お月見ダイヤモンドヴェール詳細名称:お月見ダイヤモンドヴェール点灯日:2016年9月15日(木)点灯時間:日没~22:00※22:00~翌日の明け方までは、「ランドマークライト」を点灯。※パラリンピック特別ライトアップ「金メダルおめでとう!スペシャルダイヤモンドヴェール」と点灯日が重なった場合は、「お月見ダイヤモンドヴェール」の点灯は中止します。東京タワー公式サイト:
2016年09月07日ジョニー・デップの弁護団が、アンバー・ハードが宣誓証言を拒否したと主張している。TMZによれば、ジョニーの弁護を務めるローラ・ワッサー氏によって提出された法廷書類には、結婚生活中ずっと暴力や暴言を受けていたとするアンバーが6日に宣誓証言を取る部屋に入ろうとしなかったと記載されているという。同書類によれば、アンバーは10時に予定されていた裁判所外での宣誓証言に11時50分まで現れず、21時までその建物内にいたにも関わらず、証言を取る部屋に入って来ないで隣接した部屋で泣き叫びながら抵抗していたという。これを受け、ジョニーの弁護団はドメスティック・バイオレンスの訴えの棄却、またはアンバーの証言を禁止する処置を裁判所に求めている。一方でアンバーが入室を拒否した事実は一切ないという説もある。ある関係者はニューヨーク・デイリー・ニュースに「彼女はその場にいましたし、証言をする準備が出来ていました。入室を拒否したことなどありません」と話し、アンバーとジョニーの弁護団が全体的な問題の解決策を話し合う間、9時間以上も待ち、ある時点では入室に至る寸前までいったものの、弁護団間での交渉がまた始まったと続けた。法廷争いになった場合、アンバーはジョニーの出廷も要請するつもりのようだ。アンバーは友人である隣人ラケル・ペニントンとその恋人ジョシュア・ドリューを含めた7人の証人を用意しているほか、医療記録や2014年に撮影されたアンバーが薬を手にしている写真などを証拠として提出している。一方でジョニー側は、現在発行されている一時的な接近禁止令が永続的なものになるのを避けるため、自身の弁護として23人もの証人を用意していると報じられている。その中には、アンバーにジョニーがiPhoneを投げたとされる一件の時に現場に駆け付けた2人の警察官のほか、ジョニーとアンバーの家政婦、アンバーの広報担当などが含まれているという。(C)BANG Media International
2016年08月11日『溺れるナイフ』『ピース オブ ケイク』などでおなじみのジョージ朝倉さんが、青年週刊誌で連載している『ダンス・ダンス・ダンスール』2は、クラシックバレエに情熱を傾ける男子中学生が主人公。バレエがテーマの現代版スポ根物語とは、ちょっと意外な気もするが…。「私も意外です(笑)。好きな作家さんでも、バレエマンガは読み飛ばしてしまうくらい興味がなかったので。だけど娘が習っているバレエ教室に男の子が入ってきて、この子はどういうメンタリティでバレエを始めて、この先、思春期をどう乗り越えていくんだろうってところから興味を持つようになったんです」幼い頃バレエにひかれながらも、父を亡くした潤平は、男らしくあろうとあきらめた。そんな彼がバレエと再び出合い、ピタピタのタイツ姿で舞う独特の美意識や、「女の子の習いごと」というイメージに反発しながらも、取り込まれていく。「やりたいことを見つけた人は羨ましいなって、自分の青春時代を走馬灯のように振り返って気づいたんです。オレの分まで羽ばたけ、潤平!と思いながら描いてます(笑)」本作のためにバレエを習い始めた朝倉さんは、うまく踊れないストレスで一時的に激ヤセ(!)してしまったほど。迫力あるダンスシーンも、そんな努力の賜物といえる。『溺れるナイフ』で実証済みだが、思春期の危なっかしい心のうちを描く手腕は本作でも際立っているし、男性目線なところも新鮮だ。「私のなかの中2男子を出しているだけ。潤平はお調子者だからフワッと生きてこられたけど、自分で人生を選ばなければいけない時期に差し掛かった感じを表現したいんです」いじめやスクールカーストなど、バレエ以外の部分も読み応えあり。人生をかけるべきものと出合った愛すべきおバカ中学生がどう成長していくのか、先物買いのファンのような気持ちで応援したくなるはず。◇幼い頃に出合ったバレエへの未練を隠しながら、男らしく振る舞う村尾潤平の前に、転校生の美少女と、孤高の天才少年が現れる。著者初の青年週刊誌連載。小学館各552円。◇(C)ジョージ朝倉/小学館「ビッグコミックスピリッツ」連載中。◇じょーじ・あさくらマンガ家。代表作に『恋文日和』『ピースオブ ケイク』『溺れるナイフ』『テケテケ★ランデブー』など。『溺れるナイフ』の実写映画版が11月公開予定。※『anan』2016年7月13日号より。写真・森山祐子インタビュー、文・兵藤育子
2016年07月12日左)Ella black love heart 29000円右)NICOLE suedestars 25000円スペイン発バレエシューズブランド「プリティ・バレリーナ(Pretty Ballerinas)」から、2016年秋冬の新作が登場。プリティ・バレリーナはバレエをコンセプトに、バレエシューズ、フラットシューズなどを中心に展開している。そのはき心地のよさと、脚を美しく見せる絶妙なカッティングが評判で、世界中のファッショニスタに愛されるブランドだ。今季のテーマはレトロ&クラシック。ウール、ポンポンファー、ベルベットなど異素材を組み合わせたり、鮮やかなブルー、ボルドー、深みのあるグリーンなどレトロ感のあるカラーのシューズがラインナップ。ソックスやタイツとも合わせて、女性らしいスタイルを演出したい。【概要】プリティ・バレリーナ 2016年秋冬コレクション発売日:2016年8月4日(木)価格帯:21,000〜38,000円取り扱い店舗:プリティ・バレリーナ ギンザ、アオヤマ / 他、百貨店・セレクトショップ【問い合わせ先】F.E.N.TEL:03-3498-1642
2016年06月26日ヴァレンティノ(VALENTINO)2016-17年秋冬コレクションで発表された、新作「バレエシューズ」が2016年6月より発売される。バレエやミュージックなどのアートからのエッセンスを受けた今季は、エレガントなドレスルックが目立つ。美しいドレープを効かせたもの、細やかなプリーツを配したもの、幾何学模様をあしらったものなど、多種多様なドレスたちがランウェイに彩りを添える。足元は、ウェアの優美さとは対照的とも言える、バレエシューズをマッチ。ブラックとベビーピンクをベースに、甲の部分にはストラップを添えた。ヴァレンティノのアイコンの一つ‟スタッズ”を均等に並べ、エレガンスと相反するハードさも香らせている。【アイテム詳細】ヴァレンティノ バレエシューズ 71,000円+税展開時期:2016年6月(予定)【問い合わせ先】ヴァレンティノ インフォメーションデスクTEL:03-6384-3512
2016年06月18日英国ロイヤル・バレエ団の日本公演が開幕、多くのファンが待ちわびた3年ぶりの日本公演とあって、会場は熱気に溢れ、華やいだ雰囲気に。6月16日の初日の模様をレポートする。英国ロイヤル・バレエ団 チケット情報日本公演で上演されるのは、『ロミオとジュリエット』と『ジゼル』の2作品。いずれも同団ならではの伝統を体現する、人気のレパートリーだ。特に公演日程前半に組まれた『ロミオとジュリエット』は、1965年に英国ロイヤル・バレエ団で創作、世紀のスター、マーゴ・フォンテインとルドルフ・ヌレエフが初演したことでも知られる同団の看板演目。いくつものバレエ団でレパートリー化された人気作でもあるが、この公演では、“本家”だからこその優れたれた上演に、皆が期待を寄せる。初日のジュリエットは、同団のプリンシパル、ローレン・カスバートソン。この役を得意とするという彼女だが、第1幕の登場場面から、まさに十代前半としか思えない無邪気さと可憐さで、瞬く間に客席を魅了してしまう。最大の見どころとなるバルコニーのパ・ド・ドゥは、弾けるような瑞々しさで恋の喜びを表現するフェデリコ・ボネッリのロミオとの、うっとりするような愛の語らいに、すっかり心を奪われる──。ダイナミックなリフトを多用した見応えある踊りも、身体のラインの美しさや技術の確かさより、何より、ふたりの心の動き、そのドラマが胸を打つ。“シェイクスピアの国のバレエ”のなせる技か、台詞のあるお芝居を見るように、ごく自然に、気負わずに楽しめることも、大きな魅力だ。悲劇へと突き進み、どんどんその印象が変わっていくふたりの姿に息を呑むいっぽうで、町の人々が集まる市場や厳かな舞踏会の場の迫力に、圧倒されることもしばしば。ヴェローナの町の人々を活き活きと演じる彼らの姿を前に、初演以来、この作品の魂を大切に受け継ぎ、上演してきた彼らの素晴らしき伝統を実感した。日替わりで登場する主役ダンサーたちは皆、いまが旬とも言うべき実力派ばかり。多彩な才能を擁するロイヤル・バレエ団の魅力を存分に味わいたく、連日劇場に足を運ぶファンも少なくないだろう。日程後半に上演される『ジゼル』は、細やかな演劇的アプローチが特徴的なピーター・ライト版。これも英国ならではの魅力的な作品だ。さらに、先ごろ日本人ダンサーの高田茜、平野亮一のふたりがプリンシパルに昇進するという嬉しいニュースも飛び込んできた。彼らの活躍への注目度も、自ずと高まる。公演は6月26日(日)まで東京文化会館にて。チケットは発売中。取材・文:加藤智子
2016年06月17日ロシア名門バレエ団で「白鳥の湖」に出演するなど、注目のバレエダンサーがスクリーンデビューを果たす、音楽とダンスが融合するエンタテインメント・ムービー『High Strung』が邦題『ハートビート』として、8月20日(土)より全国公開されることが決まった。誰もが夢を叶えるために訪れる街、ニューヨーク。プロのバレエダンサーになるために上京してきたルビーは、ある日、生活のために地下鉄で演奏するバイオリニストのジョニーと出会う。2人は徐々に惹かれ合っていくが、自分が思い描くようなダンスができないルビーは、同居人のジャジーと共に奨学金の資格剥奪の危機に直面する。一方、ジョニーは大切なバイオリンを盗まれてしまった上、グリーンカード詐欺に遭ってしまう。追い詰められた2人は、ヒップホップダンスチーム“スイッチ・ステップス”を誘い、お互いの夢を叶えるために“弦楽器&ダンスコンクール”に出場することになるが…。ニューヨークの街で夢を叶えるために奮闘し、成長していく2人を、ジャンルを超えた音楽とダンスが彩る、夏にぴったりなアツいエンタテインメント・ムービー。主人公のルビーには、アメリカ人で初めてロシアの名門マリインスキー・バレエに入団し、本作が女優デビューとなるキーナン・カンパ。また、彼女が出会うジョニーには、ミュージシャンとしても活躍し、イケメン英国男子の新星として注目を集めているニコラス・ガリツィン。さらに、ルビーのルームメイト、ジャジーには、英国ロイヤル・バレエ学校出身で、アリシア・ヴィキャンデル出演『エクス・マキナ』でAIロボットのひとり(?)を演じ、オスカー・アイザックとキレッキレなダンスも披露、エマ・ワトソン主演『美女と野獣』への出演も決まっている日系英国人のソノヤ・ミズノ。加えて、ロンドン、パリ、ロサンゼルス、ニューヨークから集められた、世界最高峰のダンサーたち62人が参加し、圧巻のパフォーマンスを披露する。『ハートビート』は8月20日(土)より新宿シネマカリテほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)
2016年06月13日今のセレブたちの定番エクササイズといえばやっぱりバレエ。ミランダ・カーをはじめ、ロージー・ハンティントン=ホワイトリーやジョーダン・ダンなどもバレエを取り入れた運動をしているとか。ボクシングをしているジジ・ハディッドも、最近はバレエを始めて、さらにスッキリ細くキレイになっています!セレブが火付け役となり、大人からバレエを始める人たちが続々といる中、自分も始めようかな……と考えている人もいるはず。そこで今回は、今さら聞けないけど知っておきたいバレエで痩せる理由と「太もも痩せポーズ」に迫りたいと思います。バレエをすると、なぜ痩せるの?バレエは全身運動なので、さまざまな筋肉を使います。だからダイエット効果が高いのですが、特にスマホをよく使う現代女性にオススメしたい理由は、姿勢が良くなるから!バレエは、お尻もお腹もキュッと引き締め、上から引っ張られたような感覚でまっすぐに立つことが基本。そのため、何度も繰り返すことで自然に美しい姿勢が身につきます。美しい、正しい姿勢をすれば、全身の血流が良くなり、脂肪燃焼効果がアップ。すると、日常の活動で消費するカロリーが上がり、痩せボディを手に入れることができるんです!気になる下半身は、このポーズでほっそり!?JCelesteFMさん(@sicelise)が投稿した写真 – 2015 7月 25 8:09午前 PDTPhoto by Instagramバレエやバレエエクササイズを行っている人の下半身は、適度に筋肉がついていて細い!その秘密は、かかと同士をくっつけ、つま先を外に広げたバレエの基本ポーズにあります。やってみると分かると思いますが、単純に見えてかなり難しいもの。まずはつま先を外に向けるだけでも大変ですし、そのポーズを保っていると、お尻や太ももの内側などがピリピリしてくると思います。でも、それこそがバレエの良いところ!普段使わない筋肉、特に下半身の筋肉をくまなく使うので、引き締め効果がバッチリなのです。究極の「太もも痩せポーズ」を家でやってみよう!Jourdan Dunnさん(@officialjdunn)が投稿した写真 – 2015 3月 14 8:05午前 PDTPhoto by Instagram(ジョーダン・ダン)バレエでは、かかと同士と膝同士をくっつけ、つま先を外に広げたポーズを第一ポジションと言います。そこから膝を曲げると「プリエ」、かかとを上げると「ルルベアップ」になります。第一ポジションから、ルルベアップ、さらにプリエしたポーズは「ダイアモンドポーズ」と言われ、究極の太もも痩せが叶うポーズ!さっそくやってみましょう。ダイアモンドポーズの作り方Aleenta BARREさん(@aleentabarre)が投稿した写真 – 2016 5月 18 8:56午後 PDTPhoto by Instagram1. まっすぐ立ち、膝とかかと同士をくっつけ、つま先をできるだけ外に向けます(第一ポジション)。2. かかとを上げ、つま先に体重を乗せます(ルルベアップ)。3. 膝をできるだけ深く曲げ(プリエ)、10秒キープ!4. もう一度かかとをくっつけ、ゆっくり降ろし、膝を伸ばせばOK。このポーズを一日10回ほど行ってみましょう。上半身はまっすぐ、両手もしくは片手を腰の高さほどの椅子に置いて行いましょう。注意してほしいのは、ふくらはぎばかりに集中してしまい、ふくらはぎに筋肉がついてしまうこと。あくまでも意識は太ももに向けるのがポイントです!太ももがプルプルするのは効いている証拠なので、それを実感してみてください。もしダイアモンドポーズが難しいという人は、まずは第一ポジションからプリエをするだけでもOK。その際、膝はつま先と同じ方向に向けましょう。また、膝を伸ばすとき、太ももをくっつけるように意識すると、内側の筋肉が使われて太ももの引き締めに◎。もっとチャレンジしたいなら、第一ポジションからプリエ、そこからさらに膝を深く曲げた「グラン・プリエ」に挑戦!深く膝を曲げたときはお尻が出たり、上半身が傾かないように注意。こちらも膝を伸ばすときに太ももの内側を意識しましょう。Gigi Hadidさん(@gigihadid)が投稿した写真 – 2015 11月 5 1:56午後 PSTPhoto by Instagram(ジジ・ハディッド)エクササイズなら家で簡単にできますし、本格的に始めたいなら手軽にレッスンも受けられるバレエ。自分ができる範囲で日常生活に取り入れて、痩せボディを手に入れちゃいましょう!
2016年06月03日ジョニー・デップとアンバー・ハードの離婚騒動で、DV疑惑をかけられたジョニーを擁護する声が高まっていることにアンバー側の弁護団が反論した。弁護団は、21日(現地時間)にアンバーがジョニーにスマートフォンを投げつけられたとき、警察に話さなかったことをジョニー側が都合良く利用していると訴えている。彼女が黙っていたのは自身のプライバシーとジョニーのキャリアを守るためだったいうのが、アンバー側の言い分だ。アンバーはできるだけ事を荒立てたくなく、警察に通報したのも彼女ではなく第三者だという。アンバーの弁護団は23日に離婚を申請した翌朝、ジョニーの弁護団に対して、この件についてメディアを巻き込まないことを書面で求め、ジョニーがバンド「ハリウッド・ヴァンパイアズ」のツアーで海外に出国した後に、アンバーへの接近禁止命令を申請したと説明。だが、ジョニー側がメディアを使ってアンバーをバッシングしているとしている。そして「アンバーは家庭内暴力の被害者であり、彼女の行動は金銭目的ではありません。アンバーは勇敢で、経済的に独立している女性です。信念をもって、ジョニーの弁護士たちや代理人たちの容赦ない攻撃と戦う勇気を見せています」「アンバーが被害者です。アンバーはヒーローです」と強調している。(text:Yuki Tominaga)
2016年06月01日ピエール・ラコット版『ラ・シルフィード』の上演を控えた東京バレエ団が公開リハーサルを開催、続いて行われた記者懇親会で、斎藤友佳理芸術監と主演ダンサーたちが舞台への意欲を語った。【チケット情報はこちら】懇親会冒頭、「すべてこの作品からスタートした、私の原点ともいえる作品。踊り込んできたことでわかったことがたくさんあります。ラコットさん、(ギレーヌ・)テスマーさん(同作品の初演ダンサーで、指導者として活躍)から教えていただいたことを、すべて伝えたい」と、指導への並々ならぬ熱意を明かす斎藤。東京バレエ団のプリマとしてこの作品にたびたび主演、海外公演でも絶賛されたが、近年は、ラコットの信頼を得てモスクワ音楽劇場で振付指導アシスタントを務め、2013年の東京バレエ団での上演では振付指導を手がけている。愛着のある作品だけに、その指導ぶりは熱く、厳しくもなる。「ラコットさんから教えられたことを大切にし、ロマンティック・バレエの薫りを伝えたい」(斎藤)。『ラ・シルフィード』は19世紀前半のロマンティック・バレエの傑作だが、1972年にラコットが復元上演して人気を得た作品だ。スコットランドの農村を舞台に、結婚式を控えた青年ジェイムズと、彼の前に突然現れた空気の精シルフィードとの悲恋を描く。初日に主役を踊るのは、この4月にプリンシパルに昇進したばかりの渡辺理恵と、昨年8月に入団した宮川新大のペア。「2度目のシルフィード役。ジェイムズへの思いを軸に、柔軟に創っていきたい」(渡辺)、「毎日が勉強!物語の中での表現を、つきつめたい」(宮川)。また、2日目に主演する沖香菜子と松野乃知は2013年の上演でもペアを組んだが、「いろんな作品に触れ、成長できたのではないかと思う。私なりのシルフィードを出していきたい」(沖)、「この3年で感じ方は変わってきた。今の僕ができるジェイムズとして、舞台を生きたい」(松野)と抱負を語る。彼らの言葉に目を細める斎藤。「指導で同じことを要求しても、人によって受け取り方は違うもの。このふたりの妖精も、全く違う。それはとても素晴らしいこと」と、彼らの個性に期待を寄せる。「皆、舞台に命をかけているなと思うけれど、命はかけ過ぎず(笑)、楽しんでもらいたい。そうなったとき、それぞれの良さがでる。成功を見守っていただきたいと思っています」と、ダンサーたちを激励した。公演は4月29日(金・祝)、30日(土)、東京・東京文化会館にて。チケットは発売中。取材・文:加藤智子
2016年04月22日ディースクエアード(DSQUARED2)が、2016年夏に開催されるリオデジャネイロ・オリンピックのカナダ選手団が開会式で着用する公式ユニフォームをデザインした。公開されたユニフォームは、ジャケットそしてインナー共にカナダを表す赤と白を基調にし、前面や背面に描かれたロゴ、そしてメイプルリーフがポイントになっている。なお、ユニフォームはカナダで最も有名な百貨店であるハドソンベイと共同で作り上げた。ハドソンベイの社長リズ・ロッドベル(Liz Rodbell)は「私たちは彼らに強い気持ちと自信に満ち溢れてスタジ アムに入場してもらいたいですし、ディースクエアードのデザインするユニフォームはカナダ人の カッコ良さをより一層高めてくれるでしょう。それによって彼らの士気も高まることに間違いありません」 と語った。
2016年04月17日俳優の石坂浩二が、29日のテレビ東京系バラエティ番組『開運! なんでも鑑定団』(毎週火曜20:54~21:54)で、22年にわたって司会を務めてきた同番組に感謝の言葉を語った。石坂は、1994年の番組スタート以来、司会を務めてきたが、この日の放送で降板。4月7日にスタートするBSジャパンの兄弟番組『開運! なんでも鑑定団 極上! お宝サロン』(毎週木曜21:00~21:54)の司会に"異動"することになっている。今回の降板の背景には、番組プロデューサーとの確執があり、発言が意図的にカットされているという報道もあったが、この日の放送では、ゲストの作家・山口恵以子が「(番組を)初回からずっと見ていたんです!」と話すも、オープニングから特に降板について触れず、その後も石坂の発言はほとんどなかった。そして、エンディングで、石坂から「長い間ありがとうございました」とあいさつ。これまでの22年間の出演シーンが映し出される中で、「いやぁ、色んな物を見せていただいて大変うれしかったです。ひどいものを見たときにも、その陰に面白い話があったりして、やっぱり物を集める方の力というものを感じましたね」と振り返った。また、この日の放送で、2代目アシスタントとして21年半にわたって出演してきた吉田真由子も卒業。吉田は涙を見せながら「始めた時は10代だったので、司会の(石坂と島田紳助)の2人があまりにも先輩で緊張して何も話せなかったら、(紳助に)"日本一やる気のないアシスタント"と言われまして…。あれは緊張して黙ってたんです」と弁解したが、司会の今田耕司から「やる気だけは僕、いまだに感じませんからね」とひと言。あらためて、「これまでも私はマイペースで頑張っていきたいと思います」とあいさつし、最後に今田から石坂と吉田に花束が贈呈された。4月からは、新たにフリーアナウンサーの福澤朗が加入し、引き続き司会を務める今田とのタッグで、新生『鑑定団』がスタートする。
2016年03月29日俳優の石坂浩二が、22年間にわたって司会を務めてきたテレビ東京系バラエティ番組『開運! なんでも鑑定団』(毎週火曜20:54~21:54)を、きょう29日の放送で卒業する。この日は、両親が50年前に友人から借金を頼まれた際に、そのカタとして受け取ったというお宝が登場。あまりに巨大で箱から出し入れするのも大変だそうだが、最近調べてみると有名な日本画家の作品だったことが分かり、今回鑑定が依頼された。ゲストには、松本清張賞作家の山口恵以子氏が出演する。石坂は、4月7日スタートのBSジャパンの兄弟番組『開運! なんでも鑑定団 極上! お宝サロン』(毎週木曜21:00~21:54)の司会に"異動"することになっており、今夜の放送のエンディングでは、番組開始当初からの司会者である石坂に対して、感謝を伝える模様も流される。なお、この日の放送で、2代目アシスタントとして21年半にわたって出演してきた吉田真由子も番組を卒業。4月からは、新たにフリーアナウンサーの福澤朗が加入し、引き続き司会を務める今田耕司とのタッグで、新生『鑑定団』がスタートする。
2016年03月29日ママたちが子どもの頃は、ほんの少し敷居が高い印象のあったクラシックバレエですが、最近は個人のバレエ教室だけでなく、さまざまな場所で学べるようになっています。どんなところでレッスンを受けられるのか、どんなクラスがあるのか、それぞれの特徴について紹介します。クラシックバレエのレッスン場所は増えている以前は先生の自宅やスタジオのバレエ教室でのレッスンがほとんどでしたが、最近はカルチャースクール、スポーツクラブ、公民館でのレッスン、幼稚園での出張レッスンなどがあります。レッスン場所として多いのは、次の3つです。・ベビークラスから上級者まで幅広いバレエ教室まずは先生の自宅やダンススタジオ、ビルなどでバレエ教室の看板を掲げているケース。先生はバレエ専門の講師がほとんどです。ベビークラスからトウシューズを履く上級者向けまで、たくさんのクラスがあります。最近ではママとベビーのクラスを開講している教室も見かけます。きちんと通うことにより、習熟度が増していき、発表会やおさらい会が行われる教室もあります。その頻度は1年~2年に1回程度。発表会にはお手伝いが必要なので、「保護者の会」や「母の会」という形で保護者同士の連携がはかられることが多いようです。・先生との出会いが期待できるカルチャースクールバレエ教室の先生やフリーの先生が出張レッスンのような形でクラスを開講しています。レッスン内容に満足したら講座修了後、先生が主宰する教室にスライドしてもよいでしょう。いきなりバレエ教室に通うのは敷居が高いと思う方にはおすすめです。カルチャースクールの規模によりますが、子ども向けの入門~初級レベルのクラスが複数の先生により開講されているところが多いようです。基本レベルのクラスでも選択肢が多いのはうれしいポイントです。・気軽に体験できるスポーツクラブスポーツクラブやジムのスタジオプラグラムとしてバレエクラスが設けられていることがあります。バレエ経験者のスポーツインストラクターが講師を務めています。クラス分けは年齢別ではなく、大人のクラスに子どもが入ってもOKというようにラフで、入門クラスからスタートするプログラムが多いようです。クラシックバレエがどのようなものか気軽に体験してみたいお子さんにはよいかもしれません。まず、体験レッスンや見学してから始めてみてはバレエのレッスンはさまざまな場所で受けることができて、それぞれ長所短所があります。そのポイントはママやお子さんによって違うでしょう。まずは体験レッスンを受けたり、レッスン風景を見学したりして、親子とも納得してから始めてみるのがよいでしょう。バレエは姿勢の美しさや柔軟性を高めるだけでなく、あいさつや礼儀を身につけることのできる習い事です。子どもが興味を持っているのなら、その背中を押してあげるのもよいのではないでしょうか。(田中かなた<フォークラス>)
2016年03月20日『映画ドラえもん』シリーズ第36作目『映画ドラえもん新・のび太の日本誕生』のスペシャル応援団「ウンタカ!ドラドラ団」が、このほどCDデビューを果たすことが明らかとなった。家出を決心したのび太たち5人は、タイムマシンで、誰もいない7万年前の日本に行くことに。原始時代の日本で、自分たちだけのパラダイスを作り、たっぷり遊んだのび太たちは、いったん家に帰ることにしたが、なぜか現代で原始人のククルと出会う。どうやら時空乱流に巻き込まれて現代に来てしまったらしい。そして、ククルの家族がいるヒカリ族は、精霊王ギガゾンビとクラヤミ族に襲われたという。ククルとともに原始時代に戻った5人は、ヒカリ族を救うため立ち上がる!1980年に映画第1作目が公開され、昨年度の『映画ドラえもんのび太の宇宙英雄記(スペースヒーローズ)』では観客動員数351万人、興行収入39.3億円を記録し、ファミリー映画の金字塔として不動の地位を確立している『映画ドラえもん』シリーズ。前作で35周年を迎え、新たに36作目として公開される本作は、1989年に公開され、シリーズ歴代1位の動員数420万人を誇る人気作『のび太の日本誕生』のリメイクに挑んでいる。このほどCDデビューが決まった「ウンタカ!ドラドラ団」は、本作のゲスト声優として参加している、新日本プロレス所属のNo.1イケメンレスラー棚橋弘至選手、お茶の間では“スイーツ番長”としておなじみの真壁刀義選手、さらに“日本一ベビーカーの行列ができる芸人”として子どもたちに大人気の小島よしおの3人に、“天使のように愛らしいキッズモデル”のエヴァちゃんを加えて結成されたスペシャル応援団。現在、放送中のテレビアニメ「ドラえもん」のエンディングにて、「ウンタカダンス」が披露されている。「ウンタカ!ドラドラ団」は、本作の舞台である7万年前の原始時代の世界をイメージしており、真壁選手・棚橋選手・小島さんは原始人風の衣装、エヴァちゃんは原始人風ワンピースに身を包んでダンスを披露。独特なテンポで一度聴いたら癖になる曲調と、リハーサルを重ねた4人のなんとも絶妙なキレのあるダンスをマネをする子どもたちが急増し、親御さんからの問合せが殺到したという。TVCMにも起用され、ますます注目を集める「ウンタカ!ドラドラ団」。今回のCDデビューで、さらに子どもたちを虜にしそうだ。以下、コメントが届いた。■棚橋選手「ドラえもん」作品に関わることができて光栄なうえに今回…CDデビュー!嬉しいです。自分のソロパートは緊張しましたが甘い歌声が披露できました。「ダダダイダイダイダダダイスキ!」の部分のパートも担当しているはず!?引き続き、ウンタカドラドラ団!として盛り上げていきます!!■真壁刀義おうッ!お前らぁ!『ウンタカ!ドラドラ団』の真壁刀義だぁ!なにぃ!?俺様の美声が収録された「ウンタカダンス」がCDになるってぇ?しかもミュージックビデオの入ったDVDもセットになってるだとぉ?そいつぁ…マジで嬉しいじゃねぇの♪全国の「ドラえもん」大好きなチビッコたち、俺様の歌とダンスに注目しろよッ!■小島よしおピーヤ!!小さい頃からのヒーロードラえもんのCDに関われるなんてホントにおっぱっぴーです!日本中いや世界中にウンタカ旋風が巻き起こるように筋や腱の限界を超えて踊りまくります!■エヴァちゃん大好きなドラえもんの歌が歌えてとても嬉しいです。初めは難しかったですが、覚えると何度も歌って踊りたくなる曲です。クラヤミ族が悪い役だと知ったときは、ちょっと悲しかったですが、ツチダマはかわいくて大好きです。いっしよにダンスをがんばっています。ぜひみなさんも一緒におどってください。『映画ドラえもん 新・のび太の日本誕生』は2016年3月5日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年02月03日新制作のウラジーミル・ブルメイステル版『白鳥の湖』上演を半月後に控える東京バレエ団が1月15日、公開リハーサルおよび記者懇親会を開催。斎藤友佳理芸術監督はじめ指導陣と、日替わりで主演する3組のダンサーたちが、作品の魅力、舞台への意気込みを語った。東京バレエ団 ブルメイステル版『白鳥の湖』 チケット情報リハーサルで采配を振った斎藤は、昨年8月に芸術監督に就任したばかり。今回の新たなヴァージョンでの『白鳥の湖』上演は、就任後初のビッグプロジェクトとして注目される。稽古場ではロシアから招いた指導者、モスクワ音楽劇場の元ソリストで、民族舞踊をベースとしたキャラクターダンスの名手として知られたマルガリータ・ルアノ、元ボリショイ・バレエのプリンシパル、ニコライ・フョードロフの姿も。昨年秋にはモスクワ音楽劇場バレエマスター、アルカージー・ニコラエフも来日しており、初演にむけての指導体制の充実ぶりが目を引いた。ブルメイステル版『白鳥の湖』は、1953年にモスクワ音楽劇場で初演、現在も同劇場で上演され続け、パリ・オペラ座やミラノ・スカラ座でもレパートリーとなっている傑作。斎藤にとっても「ロシアで初めて観た時、心を動かされた」という思い出深い作品だ。ドラマティックな演出で知られ、とくに各国の踊りが次々と登場する第3幕が特徴的。指導者ルアノも、「第3幕はドラマティックな要素がとても強い。ダンサーたちは皆、ただ自分を美しく見せるためだけに出てくるのではなく、悪の力によって、王子の意識を虜にするために登場するのです」と、熱く語った。初日にオデット/オディール役で登場するプリンシパルの上野水香は、「新芸術監督のもとでの初めてのブルメイステル版、新鮮な気持ちで取り組んでいる」という。ジークフリート王子役の柄本弾も、「先生方の教えをすべて吸収し、素晴らしい舞台にしたい」と意欲的だ。2日目の主演は、その透明感ある美しさが目を引く渡辺理恵と、ロシアのバレエ団で活躍ののち昨年8月に入団した秋元康臣のペア。3日目には今伸び盛りの川島麻実子と岸本秀雄のフレッシュなふたりが登場する。オデット/オディール役のダンサーたちを「皆、私にとって大切なバレリーナ」と紹介する斎藤。自身のダンサーとしての経験、知識をもって全力で指導に打ち込む姿が印象的だ。王子役を指導するフョードロフも、「自分らしい、“ハンドメイド”の王子を演じてほしい」と彼らにエールをおくった。公演は2月5日(金)から7日(日)、東京文化会館にて。チケットは発売中。取材・文:加藤智子
2016年01月19日世界最高峰のバレエ団のひとつ、「マリインスキー・バレエ」東京公演開幕を前に11月25日(水)、取材会が開催。舞踊監督のユーリー・ファテーエフをはじめ、ウリヤーナ・ロパートキナ、ウラジーミル・シクリャローフ、キミン・キム、ザンダー・パリッシュらダンサーが出席した。マリインスキー・バレエ チケット情報ファテーエフ舞踊監督は、同バレエ団の来日の歴史が半世紀以上にもわたることに触れ「日本に来るたびに、目の肥えた聴衆のみなさんの愛情、温かさを感じています」と来日の喜びを口にする。今回、「ロミオとジュリエット」「白鳥の湖」という伝統的な作品に加え、「ジュエルズ」、そしてマリインスキーが日本で上演するのはこれが初めてとなる「愛の伝説」が上演される。過去には、ボリショイ・バレエが37年前の来日時に同作の上演を行なったことがあるが、ファテーエフ舞踊監督は「この作品はあくまでもマリインスキー劇場のために作られたものです」と強調!これまでほぼ門外不出とされてきた点について「規模が大きく、『ロミオとジュリエット』、『白鳥の湖』などよりも人数を必要とし、主役級のダンサー、それを飾るコール・ド・バレエの人数も多くなる」と説明。「今回、我々の誇りをかけて、あえてこの作品を持ってきました。ここ日本をスタートに、これから世界中でお見せできるようになれば」と意気込みを語った。ロパートキナはリハーサルの都合で冒頭のみの出席となったが「また日本に戻ってこられて嬉しいです。日本の独特の雰囲気が大好きです」と喜びを語ると共に「私にとって『愛の伝説』は最も好きな作品のひとつ。私は複数の主人公の中でも情熱的な女性を演じますが、みんなで主人公を作り上げていくところに魅力を感じています」と笑顔を見せた。シクリャローフも「日本公演は我々にとって特別なもの」とうなずく。近年、英国出身のパリッシュの人気が高まっている点について、ライバル意識を問われると「よきライバルの存在は、ダンサーがステージで成長するための糧です。その意味で素晴らしいライバルに恵まれていることを喜んでいます」と余裕の笑顔を浮かべていた。アジア人としてマリインスキー初のプリンシパル昇格を果たしたキムは、日本がマリインスキー入団後の初の海外公演を行った地でもあり「強い思い入れがあり、ステキな役を携えて戻ってこられてワクワクしています」と力強く語った。ファテーエフ舞踊監督は改めて公演を前に「絶対にがっかりさせません。日本のみなさんのための入念な準備を摘んできましたのでご期待ください」と自信をうかがわせていた。公演は12月6日(日)まで東京・文京シビックホール、東京文化会館にて。取材・文:黒豆直樹
2015年11月26日世界三大バレエ団の一つであり、ロシアの至宝でもあるボリショイ・バレエ団。創立から約240年もの間一度も撮影が許されなかった内部に初めてカメラが入り、誕生した禁断のドキュメンタリー『ボリショイ・バビロン華麗なるバレエの舞台裏』。ついにそのベールを脱ぎます!2013年1月、世界中を震撼させたボリショイ・バレエ団の芸術監督襲撃事件。覆面の男に襲われた元スターダンサーであり芸術監督のセルゲイ・フィーリンは、顔に硫酸をかけられ片目を失明してしまう。その凶悪な手口だけでなく、首謀者として捕まったのがなんとバレエ団のソリストであるパーヴェル・ドミトリチェンコという衝撃の展開はますます世間の関心を集めることとなった。当初は彼の恋人のダンサーが主役をもらえなかったことが原因とされていたが、フィーリン派とドミトリチェンコ派の真っ二つに分かれたバレエ団では、さまざまな陰謀説がささやかれ始めていた。最高峰バレエ団の一大スキャンダルへと発展してしまった事態を収束すべく、ロシア政府が送りこんだのは新たな総裁ウラジーミル・ウーリン。果たして、新体制でボリショイ・バレエ団は再び世界一のバレエ団としての誇りを取り戻すことはできるのか。バレエ団を支えるすべての人たちが一団となって目指す先に見えるものとは……?日本でも大きく取り上げられたこのニュースは覚えている人も多いはず。しかし、報道されていたような恋人の復讐のために起きた事件というそんな簡単なものではなく、ボリショイ・バレエ団が抱える大きな闇が引き起こした事件だといっても過言ではありません。未だ残るさまざまな疑問点やバレエ団の舞台裏について、ダンサーや劇場関係者がインタビューに答えていますが、あまりに赤裸々な内容に見ているこちらが思わずハラハラしてしまうほど。やはり美しいものには棘があり、そして影があるからこそ舞台上での光がより輝いて見えるのかもしれないとさえ感じてしまいます。バレエ好きな人はもちろん、普段はバレエをあまり見ない人というにも興味深いドキュメンタリー。世界一に君臨しつづけるボリショイ・バレエ団が、240年という長きに渡って閉ざし続けた秘密が今明らかになります。今後撮影が許可されなければ二度と内部を覗くことができないかもしれない貴重な映像の数々。ぜひ、この機会にお見逃しなく!イベントデータ:『ボリショイ・バビロン華麗なるバレエの舞台裏』公開表記:9月19日(土)よりBunkamuraル・シネマほか全国順次公開配給:東北新社© 2015 RED VELVET FILMS LTD. ALL RIGHTS RESERVED
2015年09月19日英国バレエを代表する振付家、ピーター・ダレルによる『ホフマン物語』。日本での上演機会が少ないこの作品を、新国立劇場バレエ団が今シーズンのオープニング作品に選んだ。昨年から新国立劇場の舞踊芸術監督に就任した大原永子は、ダレルが設立したスコティッシュ・バレエで長くプリンシパルを務め、「ダレルのミューズ」とも呼ばれたダンサー。今作に登場する3人の女性すべてを踊った経験もある。ダレルの薫陶を受けた彼女が、新国立劇場バレエ団にその踊りを直伝する。【チケット情報はこちら】『ホフマン物語』はバレエでは珍しい、男性が主役の物語。タイトルロールのホフマンを演じる男性ダンサーは、ひとりで20代から初老までの年代を演じることとなる。また、1幕では人形オリンピア、2幕では病弱なアントニア、3幕では魔性の女ジュリエッタと、それぞれの幕でホフマンがまったく違うタイプの女性に恋をするため、観客は幕ごとに変わる3人の女性ダンサーによる多彩な踊りを楽しむことができる。「3作のまったく違う演目を観ているような気分になるのが『ホフマン物語』の魅力。悲劇でありながらファンタジックな部分もあり、ビジュアル的な要素にも優れている作品です。今回は衣裳も装置も新制作で、すばらしい世界をお届けできると思います」と自信をのぞかせる大原。今回は大原はもちろん、ダレルの振付を世界中で教えているコレオロジストのジュリー・ヘイドンも参加する。ホフマンを踊る福岡雄大は「一幕ごとに違う女性に恋をしては振られる役。幕ごとに異なった表現ができれば」と意気込む。アントニア役のプリンシパル小野絢子は「先日、ジュリーさんがひとりひとりの役に関して時代背景や性格などを話してくださいました。アントニアはどんな性格か、理解して踊りたい。そして今この時期に、このバレエ団に『ホフマン物語』を持ってきてくださったことに感謝したい」と感慨深げ。同じくアントニアとジュリエッタの二役を踊るプリンシパルの米沢唯は一転、「ジュリエッタは自分の髪で演じることになるのですが、人生初のパーマをかけるのが楽しみです」と会場を笑わせた。「私はバレエに行き詰っていたときにダレルに出会い、“私が踊りたいバレエがここにあった!”と感じました。彼がいなければ今の私はありません。かつての私のように、今回のダンサーたちにも今作を通じて何かを見つけてほしいと思います」と語る大原。新しい「ホフマン物語」の歴史がいまはじまろうとしている。公演は10月30日(金)から11月3日(火・祝)まで東京・新国立劇場 オペラパレスにて上演。チケットは発売中。取材・文:釣木文恵
2015年09月11日バレエの公演というと、興味は合っても敷居が高い、なんて思う人も多いのでは。そんなバレエビギナーにこそオススメしたい、3年に一度の祭典が日本にやって来る!音楽の世界では、アルバムとベスト盤のどちらがいいかという話がよく語られる。ひとりのアーティストの世界を堪能するには、冒頭からすべての流れを考えて、全体をひとつの作品として作り上げたアルバムが一番であることは確か。でも、ヒット曲ばかりで構成されたベスト盤は、誰もが楽しめて、ハズレなしの安定感がある。3年に一度おこなわれる「世界バレエフェスティバル」は、世界の超一流バレエのおいしいところだけを集めた、まさにベスト盤ともいえる公演。バレエには興味があるけれど、どのバレエ団のどんな演目を観ていいのかわからないという人にこそ、ぜひオススメなのだ。出演者に名前を連ねているのは、世界でも屈指のダンサーたち。パリ・オペラ座バレエ団をはじめ、英国ロイヤル・バレエ団、ドイツのハンブルク・バレエ団、アメリカン・バレエ・シアターといった超一流バレエ団で活躍する新旧プリンシパルばかりだといえば、その豪華さは伝わるはず。しかもそのなかには、マニュエル・ルグリやウラジーミル・マラーホフという、いまやレジェンド級の大ベテランも。それがこの日本で一堂に集結するのだからすごい。彼らが踊るのは、『白鳥の湖』や『マノン』といった古典の有名作品から現代バレエまで。オーソドックスなバレエしか知らないと「これもバレエ?」と驚くかも。肉体だけで喜びも悲しみも表現する世界レベルのバレエとはどんなものか、まずはここで堪能してほしい。◇第14回世界バレエフェスティバル8月1日(土)~13日(木)上野・東京文化会館S席2 万6000 円~ E 席8000 円NBS チケットセンターTEL:03・3791・8888www.nbs.or.jp◇技術に裏打ちされた高い表現力で魅了するディアナ・ヴィシニョーワ。◇圧倒的な華を持つダンスール・ノーブル、マチュー・ガニオ。◇パリ・オペラ座を退団したばかりの踊る美神・オレリー・デュポン。◇美しくダイナミックなバレエ界の貴公子・ウラジーミル・マラーホフ。◇圧倒的存在感を放つバレエ界のレジェンド、マニュエル・ルグリ。※『anan』2015年7月29日号より。写真・長谷川清徳文・望月リサ
2015年07月27日男性だけで演じる元祖コメディ・バレエ団、トロカデロ・デ・モンテカルロバレエ団が、約2年ぶりに来日し、6月27日に東京文化会館よりジャパン・ツアーをスタートした。同会場2日目の28日には、今年の公式サポーターを務めるはるな愛も登場し、会場は大きな感動と笑いに包まれた。トロカデロ・デ・モンテカルロバレエ団 チケット情報トロカデロ・デ・モンテカルロバレエ団は、誰もが気軽に楽しめるバレエを目指し、41年前にニューヨークのオフ・オフ・ブロードウェイの小さなスペースで旗揚げ。2006年にバレエ界のアカデミー賞と呼ばれる「英国批評家協会ダンス賞」最優秀賞を受賞するなど、クラシック・バレエ界からもその優れた業績を認められた。ジャパン・ツアーは、これが29回目となる。この日の公演は、名作「白鳥の湖」で幕を開けた。お馴染みのメロディでダンサーたちが登場し、男性ながらもしなやかに華麗な演技を披露するのだが、時折見せる大げさなキメポーズやコミカルな動きに笑いが起きる。そのうち、隊列を間違えたり、転んだり、蹴飛ばしたりとエスカレート。会場は大爆笑に包まれた。第3部には、鮮やかなチュチュで舞い踊る「パキータ」を上演。ダンサーひとりひとりが競い合うようにパワフルでダイナミックなダンスを披露し、会場はヒートアップ。ひとときも目を離せない演技に、観客は釘づけとなった。はるな愛が登場したのは第2部。この日のためにニューヨークへ渡り、トゥシューズを履いて本格的なレッスンを受けて彼女が挑んだのは、「瀕死の白鳥」。通常であれば、いまにも命が尽きようとする1羽の白鳥のストーリーなのだが、今回ははるな愛が2羽の白鳥を引き連れて登場。舞台上に羽を散らしながらの堂々とした演技に会場は拍手喝采。お馴染みのあややの振りまねも繰り出し、会場は爆笑に包まれた。アンコールには全キャストと再び登場し、息の合った演技で沸かせた。今後、7月10日(金)東京・府中の森芸術劇場 どりーむホール、7月11日(土)東京・Bunkamura オーチャードホール、7月12日(日)埼玉・大宮ソニックシティ大ホールほか、鹿児島、福岡、神戸、高松など全国で公演。各地で演目が入れ替わり、初演から上演している「ドン・キホーテ」や新作「ナイアーデ」なども。チケット発売中。
2015年07月10日6月4日、ナタリヤ・マカロワ振付・演出『ラ・バヤデール』の公演を直前に控えた東京バレエ団が、記者懇親会を開催、同作の指導にあたっているオルガ・エヴレイノフと、主演ダンサーの上野水香、柄本弾が、作品への思いを語った。東京バレエ団『ラ・バヤデール』チケット情報マカロワ作品の指導で世界的に知られるエヴレイノフだが、「1988年からこの作品を指導しています。マカロワ版は、魔法のクオリティをもっていて、ピュアな踊り、美しいライン、ほかとは違う何かがある。そのフレージング、ムーヴメントはとても優雅。だからこそ、私は彼女の作品に惹かれたのでしょう」という。1877年、サンクトペテルブルクで初演された『ラ・バヤデール』は、古代インドが舞台のエキゾティックな雰囲気が魅力のバレエ。禁断の恋をめぐる愛憎劇、“影の王国”の場での女性の群舞など見どころが多く、とくにこのマカロワ版は、アメリカン・バレエ・シアターはじめ世界の著名バレエ団が上演する名ヴァージョンだ。「ロシアで上演されていた版と最も違う点は、失われていた終幕を新たに創り直し、登場人物3人のストーリーをしっかりと終わらせて見せていること。近年上演されている多くのヴァージョンはマカロワ版を基本としていると言えますが、この版の力強さゆえでしょう」。2009年以来、上演のたびに東京バレエ団で指導を手がけているエヴレイノフ。東京バレエ団について尋ねられると、「パーフェクト!コール・ド・バレエが本当に素晴らしい。他の国ではこれほどのコール・ドを観ることはできませんよ」。懇親会に先立って行われた公開リハーサルでも、“影の王国”の女性群舞が、エヴレイノフの声に応えながら見事なアンサンブルを創り上げていた。本公演では、海外からのゲスト、アリーナ・コジョカルとウラジーミル・シクリャローフの主演も予定されているが、主役については「これまで培ってきたものすべてを出さなければいけない」と、その難しさを指摘。3度目の挑戦となる上野は、「ニキヤ役は初演の時から踊らせていただいていますが、踊るたびに、どんどん大切な役になっている。より深く、よりクオリティの高い踊りを目指したい」。ソロル役の柄本は「昨年8月、東京バレエ団50周年〈祝祭ガラ〉で“影の王国”を踊る機会に恵まれました。全幕では今回が初ですが、指導していただいていることを忠実にできるよう、日々努めています」と、魅力ある新ソロル誕生を期待させる。公演は、6月11日(木)から13日(土)まで、東京文化会館 大ホールにて。チケットは発売中。取材・文:加藤智子
2015年06月08日ノルウェーでプロのバレエダンサーを目指す3人の少年たちの、夢と友情の4年間を追った青春ドキュメンタリー『バレエボーイズ』。まさに北欧版『リトル・ダンサー』ともいえる本作から、待望の予告編映像が到着した。ノルウェーの首都オスロでプロを目指す3人のバレエ少年、ルーカス、トルゲール、シーヴェルト。いまだ男子は数少ないバレエ界で花開くため、ひたむきにレッスンに打ち込む彼らは、時にはふざけ合いながらも厳しい練習に耐え、お互い夢に向かって切磋琢磨していた。だが、ある日、ルーカス1人だけが名門ロンドン・ロイヤル・バレエスクールから招待を受ける。そのとき、3人は人生の分岐点に立っていた…。本作は、12歳から16歳というもっとも多感な少年期の4年間の友情と、夢への挑戦、葛藤、挫折など、青春のすべてが詰まったドキュメンタリー。予告映像では、日々目標高くバレエの練習に励みながらも、勉強との両立に悩む少年たちが、それでも諦めることのできない夢に向かって進む姿が、まぶしいくらいに映し出されている。時には年相応にふざけ合う姿や、陽気な素顔を見せるバレエボーイズたち。ひたむきに夢に向かって踊り続け、「仲間といるときは本当の自分でいられる」と話す彼らの前に立ちはだかるのは、“将来を見据えろ”という大人たちが突きつける現実だった。躍動感溢れるバレエの映像とともに、彼らのきらめく一瞬一瞬が刻まれていく本作。バレエに打ち込む3人の少年の成長物語を、まずはこちらから確かめてみて。『バレエボーイズ』は8月29日(土)よりヒューマントラストシネマ有楽町、渋谷アップリンクほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年06月03日プロのバレエダンサーを目指す3人の少年を捉えた青春ドキュメンタリー映画『バレエボーイズ』が、8月29日(土)より公開されることが明らかになった。本作はノルウェーの首都、オスロでプロのバレエダンサーを目指す3人の少年を追った成長物語。時にはふざけ合いながらも厳しい練習に耐え、お互い夢に向かって切磋琢磨していたが、ある日、彼らの中の1人だけが名門ロンドン・ロイヤル・バレエスクールから招待を受けて…。人生の分かれ道の選択を余儀なくされる3人の少年の、12歳から16歳というもっとも多感な4年間の友情、葛藤、挫折、挑戦、すべてが詰まった青春ドキュメンタリーの本作。今年の2月に開催された北欧映画祭「トーキョーノーザンライフェスティバル2015」でジャパンプレミア上映された際には、満席で立見が出るなど大きな反響を呼んだ。北欧版『リトル・ダンサー』と呼びたくなるような本作は、男子にはめずらしいバレエの世界で、ひたむきにレッスンに打ち込む3人の少年の姿がきっと胸を打つはず。躍動感溢れる映像に、彼らのきらめく一瞬一瞬が刻まれた本作の公開を楽しみに待ちたい。『バレエボーイズ』は、8月29日(土)よりヒューマントラストシネマ有楽町、渋谷アップリンクほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年05月20日国立モスクワ音楽劇場バレエが5月20日(木)から24日(日)まで、『エスメラルダ』『白鳥の湖』を上演する。公演に先駆けて19日に行われたリハーサルの現場に潜入した。国立モスクワ音楽劇場バレエ チケット情報リハーサル開始前。イーゴリ・ゼレンスキー芸術監督が、バレエ団スーパーバイザーのアンドレイ・ウヴァーロフと、オケピットの前で立ち話をしている。舞台上には、本番の衣裳の下にレッスン着をつけたダンサーたち。踊りの確認に余念がない。ほどなくゼレンスキーがマイクでスタートを告げ、ウヴァーロフとともに客席に着くと、オケピットの指揮者がタクトを振り下ろし、リハーサルが始まった。セーヌ川を描いた幕と共に、これから始まる激動のドラマを示唆するように、力強い音楽が流れる。幕が上がると、小さな女の子を抱きかかえた母親がよろよろと登場し、聖母子像のふもとで眠り込む。するとジプシーたちが現れ、女の子を連れ去ってしまう。目を覚ました母は半狂乱で娘を探しまわるが見つからない。像に向かって振り上げかけた拳を自ら下ろし、悲嘆に暮れる母。この場面こそ全ての発端だ。女の子は成長して、タイトルロールのエスメラルダとなる。続いて舞台は10数年後、祭りで賑わうノートルダム寺院前の広場に。この場面の特徴は、大勢のダンサーたちが、ひとまとまりの群舞としてではなく、町の人々として一人一人独立した演技や踊りを展開すること。演技理論として演劇界・映画界に大きな影響を与えている “スタニスラフキー・システム”と縁の深いバレエ団ならではと言えるかもしれない。東京文化会館大ホールの舞台全体にパリの広場の活気を再現するべく、バレエマスターのミハイル・クラピーヴィンが客席と舞台を行き来し、ダンサーたちの動きや立ち位置を細かく指示。一方、バレエミストレスのマルガリータ・ドロズドーワは客席最前列から、主にソリストたちを指導する。さらに、指揮者がダンサーに曲のカウントを確かめるなど、最終調整に取り組むバレエ団の白熱した空気が伝わって来た。広場で踊る美しいヒロイン、エスメラルダに、聖職者ながら欲望をぎらつかせるフロロが目をつけ、せむし男カジモドに命じて誘拐させようとするが、フェビュス隊長がこれを阻止し、フェビュスとエスメラルダは恋に落ちる。エスメラルダとフェビュスをメインで踊っていたのは、20日昼のキャスト、オクサーナ・カルダシュとイワン・ミハリョフだったが、袖の近くで同日夜に踊るナターリヤ・ソーモワとゲオルギー・スミレフスキも振りを確認。同じ動きをする彼らを見比べることで、体型や踊りの質、タイミングの取り方などが全く違うことが、改めてよくわかる。どちらの活躍も楽しみだ。堅牢・重厚な美術に、ダンサーたちの躍動する身体が映える、モスクワ音楽劇場バレエの舞台。そのドラマティックな世界にどっぷりと浸かりたい。チケットは発売中。取材・文:高橋彩子
2015年05月20日