一般社団法人JPCERTコーディネーションセンター(JPCERT/CC)は1月4日、Adobe Flash Playerに存在する脆弱性に注意を喚起した。細工されたコンテンツをユーザーが開いた場合、システムが攻撃者に制御される恐れがある。米Adobe Systemsは現地時間12月28日、脆弱性に対処したAdobe Flash Player最新版を公開済み。JPCERT/CCは速やかな適用を呼びかけている。今回提供されたセキュリティパッチでは、遠隔でのコード実行などにつながる19件の脆弱性に対処。すでに、この脆弱性を悪用した攻撃も確認しているという。影響を受けるFlash Playerは下記のバージョン。Adobe Flash Player Desktop Runtime 20.0.0.235およびこれ以前(Windows、Mac)Adobe Flash Player Extended Support Release 18.0.0.268およびこれ以前(Windows、Mac)Adobe Flash Player 20.0.0.228およびこれ以前(Microsoft Edge、IE 10/11、Chrome)Adobe Flash Player 11.2.202.554およびこれ以前(Linux)Google ChromeやMicrosoft Edge、Windows 8もしくは8.1環境のInternet Explorer(IE)にインストールされているFlash Playerも影響を受けるが、各ブラウザを最新版にアップデートした場合、自動的に最新版のFlash Playerが適用される。バージョンの確認は「Adobe Flash Player:Version Information」から行える。
2016年01月04日日本人の生産性の低さが取りざたされている昨今だが、2016年に向けて「仕事がデキる」と言われるためには、単に与えられた仕事をやるだけでなく、プラスアルファを与えられる存在になりたいものだ。そんな目的があるあなたは、The Next Webの記事「生産性を重視する人のための発見(原題:The productive person’s guide to serendipity)」を参考にしてはいかがだろうか? キーワードは「ルーティン」と「行動力」だ。生産性を重視する人は、のんびり構えて「驚き」や「発見」を待つ余裕はない。一方で、新たなビジネスアイデアに「驚き」や「発見」は必要不可欠といっても過言ではない。記事では、"働く人"向けの生産性アップを目指すWebサイト「Remotive」のキュレーターを務めるRodolphe Dutel氏が自身の経験をまとめている。○ルーティンで生産力をアップ生産性アップのためにDutel氏が薦めているのは、ルーティンの見直しだ。いつもやるような仕事は、しっかりした"骨組み"を持とう。曜日単位でも良いし、午前・午後といった時間の区切りでも良いだろう。仕事内容にもよるが、ルーティンで基本的な作業が完了すれば、それ以外の仕事がスムーズに進むようになるはずだ。朝のメールは30分間しか見ず、それを過ぎたらメールチェックは午後に先送りして、別の作業をこなすという風に決めれば、おのずと集中力が生まれてくることになる。効率アップと共に、短時間で仕事をこなしたいというあなたにとって、ルーティンを作ることは強い味方になるはずだ。○驚きを得られる方程式? 学習+行動+刺激=驚きただ、ルーティン作業だけでは「驚き」や「発見」は得られないだろう。では、そうした要素はどこからやって来るのか。Dutel氏はリモートワークの環境があるのなら、コワーキングスペースで作業したり、勉強会や会議などのイベントに顔を出したりするようにと助言している。普段の生活では会えない人との対話を通して、「なるほど、そんなやり方があったのか」という発見、あるいは「このニーズはほかにもありそう」といったビジネスアイデアに直結するひらめきにつながることがある。とはいえ、「驚き」や「発見」を、「これだ!」と認識できないことは日常茶飯事だろう。Dutel氏は論理的に驚きを感じるために必要な条件として「学習」「行動」「刺激」の3つを挙げる。学習は、洞察力を鍛えるために体験・関係し、ネットワーキングを行う。行動は興味関心を持ち、コミット・拡散を行う。刺激はイベントや衝突などから内省も含めての経験が必要と説いている。
2015年12月26日○1.スペアナ測定の基礎スペアナは、AC電力を測定する高感度な測定機なので、DC電圧を加えると壊れてしまったり、冬場の人体の静電気でも壊れたりしますし、たとえAC電圧でも限度を超えた過大入力でスペアナ自身の入力回路が歪み、測定信号に実際には含まれていない周波数成分があたかもあるように表示されてしまいます。このような目的外の不要な周波数成分をスプリアスと言います。また、測定条件のRBWやVBW(ビデオ帯域幅)の設定値を変更すると測定結果の電力値が変わることもあり、何が本当の値かよくわからない、壊れやすくて面倒な測定機、というイメージを持っているエンジニアが少なからずいます。また、スペアナはデシベル表示なので苦手というエンジニアもいるようなので、ここで、スペアナの機種選定や測定作業を正しく正確に行うための最低限の基礎知識を確認しておきましょう。(1)スペアナの表示画面スペアナはdB(デシベル)のログ(対数)単位で測定結果を表示します。理由は、キャリア信号のような大きな信号とノイズのように微小な信号を同時に表示して測定する広いダイナミックレンジが必要だからです。一般的なスペアナの表示画面は、初期設定では縦軸が -100dBm ~0dBmの電力値を表示しますが、スペアナは50Ω系なのでこれをリニアな電圧に換算すると2.24μV ~224mVを測定表示していることになります。この電圧値の最大/最小の比率は100,000倍=100dB(デシベル)です。電圧は20logで計算します。無線組込み機器で携帯型のものは、バッテリの消耗を減らすために送信電力制御(TPC)機能があるものもありますが、TPCは必要ないときには送信電力を極力抑え、必要な時だけ大きな電力を使うことによって電力消費をコントロールする機能です。たとえば携帯電話では80dBのダイナミックレンジでTPC制御している製品がありますので、スペアナのような測定機にはそれ以上に広いダイナミックレンジでの測定表示能力が必要になります。(2)dBm、dBc、dBμV、dBμV/m とは?dBはデシベルで比率(相対値)ですが、dBmのmはmW(ミリワット)のmで、0dBm=1mWなので、dBmは比率ではなく、絶対値の電力値を表します。スペアナは50Ω系の測定機なので、オームの法則から、W=V2 ÷ R で、0dBm=1mW=224mVになります。ただし、通信関連の測定機器はすべて50Ω系とは限りません。TV放送機器の測定系は75Ω系ですし、オーディオ信号の測定機器は600Ω系なので、1mW=224mVではなくなるので注意が必要です。dBcはダイナミックレンジの単位で比率になります。cはキャリア周波数を意味します。たとえば -60dBcは、キャリア周波数の電力値から、60dB小さい信号を認識できることを意味します。-60dB=10-6 =百万分の1の電力です。電力は10logで計算します。dBμVは、dBmと同様の絶対値の電圧値で、0dBμV=1μVです。50Ω終端では、0dBm=224mV=107dBμV、と計算できるので、dBmの値に107を足すとdBμVに換算できます。dBμV/mは、電界強度の単位で、EMI/EMC認証試験の規格限度値で使用されます。スペアナは電圧を測定して電力値を表示しますが、アンテナ係数の周波数特性値をスペアナに補正設定することで電界強度に換算して測定表示することができます。(3)電力は10*log, 電圧は20*log の意味は?電力は10*logで計算するので、30dBm=103mW=1Wという計算になりますが、スペアナに、外付けのx10のアッテネータ(減衰器)を接続すると、何dB減衰して表示されるでしょうか?と質問すると、電力が十分の1になるから、-10dBと答える人がいますが間違いです。正解は-20dB減衰して10dBmと測定表示されます。スペアナの入力インピーダンスは50Ωで固定なので、電圧が1/10になると、電流も1/10になり、電力は1/100になります。スペアナは電力を測定しているのではなく、電圧を測定して50Ω系の電力値に換算しています。電力は10*logで計算するので、-20dBの減衰は1/100ですが、電圧は20*logなので、-20dBの減衰は1/10という計算になります。(4)RBW(分解能帯域幅)の設定次第で測定結果が変わる?RBWの設定はスペアナの測定では大変重要です。EMI/EMCの規格認証試験でも、電波法の技適認証試験でも、最大電力の測定はRBWを10kHzにして測定しなさいといったような測定条件の記述があります。たとえば2.4GHzの無線LANの最大電力値をスペアナで測定する時に、RBWが10kHzと、RBWが100kHzでは最大電力値の測定結果は大きく異なりますし、ノイズフロアのレベルも変わります。では、信号発生器から2.4GHzのサイン波を出力して、同じ測定をしたら結果はどうなるでしょうか? 結果は、RBWが10kHzでも100kHzでも最大電力値は同じ値になります。何故でしょう?無線組込み機器設計で使用される電波は、周波数成分が一つしかない単純なサイン波ではなく、アナログ無線でもデジタル無線でも変調信号なので、周波数成分は横軸方向に広がって(拡散して)います。スペアナはIFフィルタ=RBWフィルタを通過した電力のみを測定表示しますが、RBWフィルタの帯域幅の中に2つ以上の周波数成分があれば、電力値は足されて積分した値が表示されます。FFTって何?無線組込み機器設計では、広帯域なデジタル通信の復調評価もできるFFT方式のスペアナが重宝されるようになってきましたが、最近はFFT方式のUSBスペアナでも、DANL(表示平均ノイズ・レベル)が -163dBm/Hzという製品が市販されています。FFT方式のスペアナはIF帯域幅が広いのに、なぜ、ノイズフロアを下げることができるのでしょうか? FFTの原理を知ることでその理由がわかります。たとえば1MHzの矩形波をスペアナで観測すると、1MHz,3MHz,5MHz,7MHz,9MHz,………….と、奇数の高調波の周波数成分が表示されます。この矩形波の立上り/立下り時間がより高速になり、ゼロ(0)時間に近づくほど、高調波の周波数が大きな値(∞)まで延びていきます。これを検証する為に1MHzと3MHzのサイン波を合成してみましょう。すると、少し矩形波に近づきます、これに5MHzのサイン波を合成すると、さらに矩形波に近くなります。計算上、このまま∞(無限大)の周波数まで合成していけば、立上り/立下り時間が0(ゼロ)の理想矩形波ができあがります。フーリエ変換はその逆の手順で、矩形波の時間軸のサンプリング電圧値から、サイン波の周波数成分と電圧値を計算しますが、矩形波に限らずどんな複雑な形状の時間軸信号でも、異なる周波数のサイン波の足し合わせとして計算してくれます。ところがフーリエ変換は∞(無限数)を扱うのでコンピュータでは計算できません。そこで、有限数の離散フーリエ変換(DFT)にして、計算ポイント数を2nの数に制約して高速計算するのがFFT(高速フーリエ変換)です。FFTはN個のサンプリング数があれば、N個の周波数成分を計算しますが、ナイキストの定理からサンプリング周波数の半分の位置で折り返すので、たとえば210=1024ポイントを電圧サンプリングした場合、半分の512の周波数成分をスペアナのように表示することができます。このようにFFT方式のスペアナは、計算するサンプリングのポイント数が多ければ多いほど、周波数分解能(RBW)を小さくできます。ただ、カタログにDANLが-163dBm/Hzと書いてあるスペアナがノイズフロアを-163dBmまで下げられるわけではないので注意が必要です。たとえば、カタログに最小RBW値が10Hzと書いてあれば、ノイズフロアは-153dBmまでしか下げることはできません。著者紹介中塚修司(なかつか・しゅうじ)元テクトロニクス社 アプリケーション・エンジニア
2015年12月24日○生産性は高く、残業はほとんどない諸外国に比べて日本人の労働時間は長い、とよく言われる。サービス残業が常態化しているブラック企業の労働時間が長いのは当然として、普通の企業であっても残業がまったくないということは珍しい。有給休暇をほとんど消化できないという悩みもよく耳にする。残念ながら、多くの労働者にとって日本の労働環境はよいとは言えない。労働基準法という法律はあるものの、厳密に運用されているとは到底思えない。一方で外国に目を向けてみると、日本よりもずっと労働時間が短く、有給休暇もほぼ100%消化できるという国がいくつかある。たとえば、ドイツではほとんどの会社員が毎年約30日の有給休暇をほぼ100%消化し、1日10時間以上は働かない。ではその分ドイツの人たちの仕事のアウトプット量が少ないのかというと、決してそういうわけではない。むしろ、彼らは日本人よりも高い生産性で仕事をこなしている。経済だって好調だ。本書『ドイツ人はなぜ、1年に150日休んでも仕事が回るのか』(熊谷徹/青春出版社/2015年8月/880円+税)では、このような「ドイツ流の働き方」や「ドイツの経済成長を支える政策や法律」が紹介されている。日本企業で働くことに慣れてしまっている人にとって、ドイツ人の休暇に対する考え方や会社についての考え方はきっと奇異に映るだろう。中には「そんな非常識な!」と怒り出す人すらいるかもしれない。しかし、冷静に考えてみるとドイツ人の働き方や休暇についての考え方には、僕たち日本人も見習ってもよいものが数多くある。この本をきっかけに、日本人の働き方が今のままでいいのか考えてみるのは有益に違いない。○ドイツの年間休日は150日、残業もほとんどない本書のタイトルにもあるが、多くのドイツ人は1年に約150日程度休みをとっている。1年は365日であるから、1年の約41%は休みだという計算になる。これは驚異的な数字だ。日本の場合、会社で長期休暇を取ろうとすると長くて1週間程度しか取れないが、ドイツでは多くの人々が少なくとも2週間の休暇を取る。しかも、休暇中は会社のメールを見たり電話に出たりする必要は一切ない。では休暇が多い分を平日の残業で補っているのかというと、決してそんなことはない。午後6時には、たいていの企業のオフィスはガランとしているという。ドイツ人の働く時間が短いことは統計にもはっきり現れている。2012年の就業者一人あたりの労働時間は、日本が1,745時間だったのに対し、ドイツは1,393時間である。その差は歴然だ。しかも、日本の場合サービス残業のような統計に現れない数字があることまで考えると、差はさらに開くことになる。○ドイツ人にとって休暇は神聖なものドイツの労働時間が日本よりも短い理由にはいくつかあるが、まず挙げられるのが休暇に対する考え方の違いだ。多くの日本の会社では、休暇を取ることは基本的には後ろめたいものとされている。(本当にバカげていると思うのだけど)有給を申請するときには「申し訳ありませんが」と枕詞をつけるし、休みをとって旅行に行ったのであれば職場にお土産を買っていくのは常識とされている。会社によっては、休暇中にメールに返信したり、電話に出たりしなければならないこともある。仕事が忙しくなれば、休暇がなくなることだってある。日本では、仕事と休暇のどっちが大事かと問われれば、(本心でどう思っているかはともかく)仕事と答えなければいけないような空気がある。一方で、ドイツ人にとって休暇は神聖なものだ。仕事と休暇のどっちが大事かと問われれば、多くのドイツ人は「休暇」と即答するに違いない。本書の中に、あるドイツ人裁判官が「我々ドイツ人にとって、休暇とは、人生の中で最も重要なものです」と語ったというエピソードが出てくるが、このような考え方がドイツでは社会の本流であり、企業も法律もこのような価値観の下で動いている。だから当然有給休暇は100%消化するし、休みの日に会社のメールや電話に出ることもない。この神聖な休暇を守るために、労働者は自分が休んでも仕事が回るように日頃から情報共有を心がけるし、効率的な仕事のやり方を模索する。多くの日本人が残業をする代わりに私用でネットサーフィンをしたり、無意味な会議に時間を浪費するのと対照的だ。果たして、どちらが賢いやり方だろうか。○日本人が取り入れるべきドイツ流の働き方もちろん、ドイツ流の働き方がすべてにおいて日本に優っているというわけではない。たとえば、サービス業の提供するサービスの質はドイツより日本のほうが圧倒的に高いという。すべての面で従業員の休暇や業務効率を優先すべきかは、議論の余地があるだろう。本書の第6章では、筆者がドイツ流の働き方のうちどれを取り入れるべきであり、どれを取り入れるべきでないかのひとつの案が提示されている。僕自身も、すべてを取り入れればよいとは思わない。本書を読んで、ドイツに見習うべき点はどこにあるのか、考えていただければ幸いである。
2015年12月18日ユーザーローカルは12月15日、インスタグラムのユーザーグループとなる「InstagramersJapan」と提携し、写真投稿コンテストの効果測定レポートの提供を企業向けに開始した。同レポートは、インスタグラムのデータ分析に特化した「ユーザーローカル インスタグラム解析ツール」を活用し、InstagramersJapanが実施する写真投稿コンテストなどのユーザー活用支援施策の効果を分析したもの。具体定期には、「ハッシュタグ・キャンペーンの効果測定」や「自社・競合アカウントのフォロワーの分析」「位置情報分析」を提供する。これにより企業は、これまで計測が難しかったインスタグラム上のキャンペーンの効果をデータで可視化し、施策の改善につなげることができる。なお、InstagramersJapanとは、フォロワー数約6万人、投稿写真総数123万枚を超えるユーザーグループ。インスタグラム上だけでなく、オフラインでの展示会や撮影会、写真集の発行を実施している。また、2015年から企業タイアップのコンテストなどユーザー活用支援施策を行っており、タイアップ企業または商品に関連した写真を多数投稿している。
2015年12月16日東北大学(東北大)は12月14日、遺伝性ミオパチーのひとつである筋変性疾患ジスフェルリン異常症を引き起こす遺伝子群を解明したと発表した。同成果は、同大学大学院医学系研究科 神経内科学分野 青木正志 教授らの研究グループ、および遺伝医療学分野 新堀哲也 准教授、青木洋子 教授らによるもので、12月10日付の米科学誌「Neurology Genetics」オンライン版に掲載された。ミオパチーは病状の進行とともに筋力の低下や筋肉の萎縮が生じる筋疾患の総称。成人で発病する遺伝性ミオパチーのなかで患者数の多いものが、肢帯型筋ジストロフィーと遠位型ミオパチーで、ジスフェルリン異常症は、DYSF遺伝子変異によっておこる肢帯型筋ジストロフィー2B型や三好型遠位型ミオパチーの総称となっている。ジスフェルリンは、筋細胞膜の傷害後の修復過程で重要な役割を持つタンパク質とされており、ジスフェルリン異常症の患者においては、ジスフェルリンの機能が失われることで、筋細胞の炎症や変性が生じると考えられている。先行研究では、ジスフェルリン異常症が疑われる160人のPCR-SSCP法によるDYSF遺伝子検査を行ってきたが、そのうちDYSF遺伝子に変異が確認できたのは約60%で、残りの患者では変異が確認されていなかった。今回の研究では、これらの患者を対象に、次世代シークエンサーを用いて筋疾患と関連することが知られている42遺伝子の翻訳領域を対象に遺伝子の配列決定を行い、原因遺伝子を探索した。この結果、解析した64名のうち新たに38名で症状と関連が疑われる原因遺伝子変異が確認された。骨格筋組織でジスフェルリンの発現の低下が確認されている90名の横断的解析では、その70%にDYSF遺伝子、10%にCAPN3遺伝子、5%にほかの遺伝子の変異が認められ、ジスフェルリン異常症を引き起こす遺伝子の種類やその割合などの具体的な遺伝子背景が明らかとなった。今後は解析を継続することで、ジスフェルリンの機能と密接に関わる新たな分子が明らかとなり、ジスフェルリン異常症の筋細胞膜の修復障害の病的機序が明らかとなる可能性があるという。
2015年12月15日東芝は12月10日、テレビの自社生産から完全撤退すると新聞各紙などが報道したことに対して、「当社が発表したものではない」とのコメントを発表した。不適切会計問題に端を発するライフスタイル事業の構造改革に関しても、公表可能になり次第、速やかに発表するとしている。12月10日の朝刊で新聞各紙は、東芝がテレビの自社生産から完全撤退する、と一斉に報道。一部には、国内での販売撤退も視野に入れているとの論調もみられた。また、パソコンや白物家電事業における人員削減についても触れていた。これらの報道に対して東芝は、「当社が発表したものではない」とのコメントを発表。ただし、その内容を明確には否定せず、テレビ事業を含むライフスタイル事業について、他社との事業再編も含め制約を設けることなく検討しているが、「現時点で決定したものはない」と述べている。東芝のライフスタイル事業再編をめぐっては、12月5日から7日にかけて、シャープとの白物家電統合についての報道が過熱。7日に東芝から今回と同様に「当社が発表したものではない」との声明が発信された。
2015年12月10日日立システムズは12月8日、Web業務システムや表計算ソフトのデータなどを活用して行われる定型業務の自動化を支援する「定型業務自動化支援サービス」を販売開始することを発表した。同サービスは、ビズロボジャパンの業務自動化ツールを活用できる環境を日立システムズが構築・提供するサービスで、専有型とクラウド(共有)型の2種類の提供形態が用意される。専有型は同日から提供を開始、クラウド型は2015年度中に提供開始予定となっている。同サービスでは、まず業務自動化ツールの実行基盤を顧客システム環境内(専有型の場合)、または日立システムズのデータセンターにあるクラウド上(共有型の場合)に構築される。その後、実際に自動化したい人手による操作手順をツールに記録させることで、クリック一つで操作手順を再現できるようになり、業務が自動化されるという。日立システムズでは、業務自動化にあたり、コンサルテーションや業務自動化ツールに操作手順を記録させる作業の代行なども必要に応じて支援するとしている。なお、自動化ツールの適用業務の例としては、競合他社の価格動向のWeb調査とレポート作成業務、公的機関の情報をWeb照会する業務、納品リストを元にした商品登録業務、ECサイトで注文された商品の発送や在庫管理、しきい値を下回った在庫の追加発注業務、表計算ソフトなどの台帳情報を業務システムに入力する業務などが挙げられている。
2015年12月08日日産自動車は3日、インフィニティブランド初となるアクティブコンパクト「Q30」の生産を、英国サンダーランドに新設された同ブランド専用の組立工場にて開始したと発表した。同ブランドの欧州生産車は、Q30が初となる。サンダーランド工場でのQ30の生産は、同工場の従業員が長年に亘り築き上げてきた高い品質基準に鑑みて2012年に決定。以降、同工場はインフィニティ車生産に向けて、従業員4,000名を対象にした前例のないトレーニングプログラムを実施し、新世代のプレミアムカー組立専門のスタッフを育成してきた。プログラムを受けた従業員の中には、新たに任命された選りすぐりの熟練した職人グループも含まれる。彼らは、生産工程の各段階において、Q30一台一台が確実にインフィニティのプレミアム生産基準を満たすように管理するとのこと。サンダーランド工場内にある総敷地面積2万5千平方メートルの新生産工場は、完全自動ラインの車体工場を有し、そこでは精密なレーザー溶接を行う134体の新型ロボットが剛性の高い車体骨格を組み立てている。これによりQ30のキャビンは非常に高いレベルの静粛性を実現しているという。Q30の開発は、英国パディントンのデザインセンターおよびクランフィールドのテクニカルセンターがそれぞれ指揮してきた。サンダーランドでの生産開始は、英国内のインフィニティ販売店のネットワーク拡大と共に、同ブランドの英国市場に対する確固たる決意を証明するものだとしている。
2015年12月04日東京デバイセズは12月3日、室内の二酸化炭素(CO2)濃度を測定するUSBデバイス「エア・アナライザ」を発表した。価格は税別36,800円。室内の二酸化炭素濃度が高くなると、集中力や作業効率が低下したり、体調不良を引き起こしたりするといわれている。エア・アナライザは、二酸化炭素濃度と温度、湿度の3つのセンサーを搭載。電源はUSBバスパワーで、10秒ごとに空気の状態を測定する。測定データは、専用の制御ソフトウェア(ダウンロード提供)によりPC上で随時モニタリングできるほか、ファイルに記録して後から参照することも可能だ。技術者向けにSKDも無償配布され、二酸化炭素濃度や温湿度を用いたアプリを開発できる。東京デバイセズは、室内環境モニタリングだけでなく、二酸化炭素濃度を利用した植物工場の管理や侵入者の検知など防犯にも活用できるとしている。エア・アナライザの対応OSはWindows 7以降およびLinux。本体サイズは約50.4×D90.4×H29.5mm、CO2測定レンジは0~5,000ppm、CO2濃度精度は±3%、動作温度は-10~60℃。USBケーブルが付属。
2015年12月03日アークレイは12月3日、グルコース測定装置「アダムス グルコース GA-1172」とグリコヘモグロビン分析装置「アダムス A1c HA-8182」を12月17日に発売すると発表した。今回発表した「アダムス グルコース GA-1172」と「アダムス A1c HA-8182」は、同社のアダムスシリーズの測定性能をベースに、トレーサビリティーを担保する試薬管理機能ならびにオペレーター管理機能を新しく搭載した。また、「アダムス A1c HA-8182」では、HbA1c値に影響をおよぼす高HbF検体に対して自動でHbA1c値を補正し、参考値を算出する機能も追加されている。両製品は、搬送システムで装置を連結し、血糖とHbA1cを同時に測定することが可能となっており、ファーストレポートは約3分、連続測定では2検体目以降38秒ごとに結果を得ることができる。価格は「アダムス グルコース GA-1172」が730万円(税別)で、「アダムス A1c HA-8182」が700万円(税別)となる。
2015年12月03日ケースレーインスツルメンツは12月2日、グラフィカル・タッチスクリーンを搭載したベンチトップ電気化学測定システム「2450-EC型/2460-EC型」を発表した。電気化学テストは従来、ポテンショスタットと一般的にはカスタマイズできないメーカ製ソフトウェアを使用して行われてきたが、同ソリューションはカスタマイズが可能なソフトウェアを備えることで、実験の実行、測定、ボルタモグラム曲線などを容易に実現できるようになった。また、結果は計測器のディスプレイに直接表示でき、ピンチ/ズームなどのジェスチャ操作も実行可能。そのため、測定結果をすばやく解析し、迅速に研究/設計の判断を下すことができるようになるという。なお、2450-EC型は最高200Vまたは1Aの印加/測定、最大22Wのソース/シンクが可能であり、2460-EC型は最高100Vまたは7Aの印加/測定、最大100Wのソース/シンクが可能。両機種ともに最小10nV、10fAの測定感度、最小20mV、10nAの印加/測定レンジ、0.012%の基本測定確度、6.5桁の分解能を有しているほか、高解像度5型タッチスクリーン・ディスプレイを装備しているため、直感的な操作が可能だという。
2015年12月02日東京エレクトロンデバイス(TED)と光コムは12月1日、三次元形状測定器の共同開発に合意したと発表した。光コムは「光コム方式」と呼ばれる独自技術を三次元形状測定に応用する技術を有しており、両社は同方式の三次元形状測定器を開発していくこととなる。光コム方式は、従来のレーザーやマルチモードの光源を使用する方式とは異なり、少しずつ周波数の異なる光の波が一定の位相関係で同時に存在する「光のくし」を使用する。両社は光コム方式を搭載した三次元形状測定器の販売を2016年春に開始する予定で、同測定器を市場投入することで自動車、航空部品などの精密加工部品、大型プレス加工などの金属部品の開発支援に加え、製造現場における検査効率の向上に貢献するとしている。
2015年12月01日スターティアは11月26日、「業務におけるオンラインストレージの利用実態調査」の結果を発表した。これは、同社が提供する法人向けオンラインストレージサービス「セキュア SAMBA」の市場方向・シェアの認識を目的に2013年より毎年実施しているもの。今回は2015年11月13日から20日にかけて、オンラインストレージを仕事で利用している、20歳から60歳までの経営者・役員 、会社445名を対象にインターネット調査を行った。この結果、オンラインストレージを業務で利用している人の割合は個人向けで47.0%、法人向けで53.0%となり、業務で利用している個人向けオンラインストレージは3年連続「Dropbox」がトップで35.9%、2位のGoogle Driveは前年比約3ポイント減となる16.7%となり、3位以下のサービスのシェアが増加したという。また法人向けオンラインストレージは、2年連続でMicrosoft OneDriveがトップとなったが、Dropbox for BusinessやGoogle Driveが高い伸び率を示しており、2位のGoogle DriveとOneDriveの差が3ポイントを切るまでに縮まっているという。なお、オンラインストレージの利用者に選定基準を聞いたところ、トップが価格、2位がセキュリティとなったほか、3位に容量、次いで速度、機能といった順となったという。
2015年11月30日11月27日、スリーエフとローソンは、資本業務提携に関する基本合意書を締結し、具体的な協議を開始すると発表した。12月下旬を目途に提携に関する資本業務提携契約を締結する予定。ローソンがスリーエフの既存株主から、スリーエフの発行済株式総数の最大5%に相当する普通株式を取得する。「スリーエフ」は1都3県に558店舗を展開(平成27年2月末現在)、一方ローソンは、全国に12,276店舗を展開(平成27年2月末現在)している。両社の経営の独立性及び固有の企業ブランド・文化は維持され、商品等の共同開発・共同仕入、共同販売促進キャンペーンの実施、及びその他経営効率を高めるための情報共有などで協業する。業務提携の具体的な方針および内容等については、今後両社間で分科会等を設けて協議を進める予定だという。
2015年11月28日D2C Rは11月25日、海外の広告効果測定ツール提供会社「adjust(アジャスト)」「AppsFlyer(アップスフライヤー)」「TUNE(チューン)」と提携したことを発表した。これに伴い、3社が提供する広告ツールと連携するデータ基盤「ART DMP」を開発し、提供を開始する。「ART DMP」によって蓄積・分析されたデータは、提携先のDSP・アドネットワーク・ソーシャルメディアに提供されることでリテンション広告配信などに活用することが可能。3つの広告効果測定ツールのいずれかをセットで利用できるため、多角的かつ多様な切り口での広告効果測定を効率的に行うことができる。同社によるとこれまで、DMPや広告効果測定ツールの利用にはさまざまな制約があったという。しかし今回、広告主に対し制約なく利用を可能にすることにより、広告代理店や広告効果測定ツールにしばられることなく、ワンストップで高度な広告配信を可能にする。また、同社ではユーザーID(IDFA/Google Advertising ID)を含む計測データは広告主に帰属するものと考え、広告効果・測定ツールの切り替え時などに「ART DMP」の計測データを広告主に提供する考えだ。
2015年11月26日Tableau Japanは11月25日、アジアパシフィック地域に先駆け、同社が展開するOEMプログラムの提供を日本で開始することを発表した。OEM提携先には、独立系ソフトウェアベンダー (ISV)やハードウェアベンダー、クラウドを利用したSaaSベンダー、ビッグデータ保有企業を想定。これら提携先各社は、自社製品やサービスにTableauを組み込み、自社ブランドとして一体化した製品を市場に提供することが可能となり、自社製品・サービスに新たな付加価値をつけることができる。なお、既にNTTデータおよびJBCCがTableau OEMの検討を始めているという。NTTデータは、「Tableau製品を自社サービスに組込み、自社ブランドとして展開することで、さらに付加価値を付けて顧客に提供したい」とコメントしたほか、JBCCは「Ecoシステム"俺のクラウド"の追加機能として、Tableau製品を活用した意思決定や行動支援サービスの検討を開始した。これにより、今まで以上の顧客のビジネスの成長を支援したい」とコメントをよせる。また、Tableau Japan社長の浜田俊氏は、「OEMプログラム採用により提携企業は、新たなデータ分析という付加価値を顧客に提供することができる。また、このプログラムはビッグデータを保有している企業の情報提供サービスの手段にもなる」と語った。
2015年11月26日ユナイテッドは11月25日、同社のエージェンシー事業においてイスラエルのAppsFlyerと提携し、同社のモバイル広告効果測定プラットフォームである「AppsFlyer」の取り扱いを開始した。「AppsFlyer」は属性分析をはじめ、ディープリンク、モバイル広告キャンペーン分析、アプリ内エンゲージメント・トラッキング、顧客生涯価値(Life Time Value)、投資対効果(ROI)、リターゲティング属性分析を提供している。同プラットフォームは、世界各国で5,000社以上の企業が利用しており、年間20億ドル以上のモバイル広告費及び、月間5億件以上のモバイルアプリ・インストール数を対象に効果測定を行っているという。また、公式のFacebook Mobile Measurement Partner及びTwitter Official Partnerでもあり、モバイル・エコシステムでパフォーマンスが最も高いという広告ネットワーク上において、ソーシャルキャンペーンの計測と最適化を可能にしているとのことだ。ユナイテッドは同プラットフォームの取り扱い開始により、アプリ広告主の要望に幅広く対応できる広告効果測定プラットフォームの提案が可能になったという。さらに、同社のエージェンシー事業は今後も多彩なサービスとの連携を通し、拡大が見込まれるスマートフォン広告市場において、さらなる成長を目指していくとしている。
2015年11月26日インテリジェンス ビジネスソリューションズ(IBS)とランサーズは11月20日、業務提携し、中小企業を対象にした、業務課題の解決サポートサービスを開始した。本提携は、クラウドソーシングサービス「ランサーズ」に寄せられる、企業からのコンサルティング案件に対し、両社で課題解決に取り組むもの。具体的には、IBSの受託経験とプロジェクトマネジメント経験を持つコンサルタントをプロジェクトマネジャーとして、業務支援に関する経験を持つランサーズ登録者(ランサー)を含めたプロジェクトチームを結成し、現状分析や解決施策の提示、実務支援、アウトソーシングなど、課題解決に必要なさまざまなサポートを行うという。日本全国に在住するランサーと協力することで、大都市圏に限らず、各地の企業にもサービス提供するほか、従来のコンサルティングサービスよりも低価格でのサービス提供を実現するとしている。
2015年11月24日TVアニメ『アイドルマスター シンデレラガールズ』のステージで"島村卯月"たちが着用していたステージ衣装「マイファーストスター!!」ピンクver.が【完全受注生産限定】のコスパティオリミテッドから登場する。衣装には、スポットライトのような光を浴びたときに程良い光沢が出る生地を厳選して使用。特徴的なシルエットを再現するため細部までこだわり仕上げられたワンピースやスカート、クラウンや胸のブローチといった1点ずつ職人手作りの立体造形パーツなどアイドルの衣装にピッタリなステージ映えする仕上がりとなっている。特にスカートは、ドレスに良く使用されるオーガンジー生地でチュールを包み、軽さとボリュームを両立。チュールの重ね方に一工夫加えたパニエとクリノリンで支えることで綺麗なシルエットをキープできる造りになっているという。さらに、「コスチュームセット」「ニーソックス/ブーツカバーセット」はセット内の各パーツごとにサイズが選択可能となっている点も注目だ。現在、渋谷凛たち着用の『ブルーver.』、本田未央たち着用『イエローver.』も鋭意開発中とのこと。続報はコスパティオ公式サイトなどで告知される。なお、『アイドルマスター シンデレラガールズ』の3rdライブ「THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS 3rdLIVE シンデレラの舞踏会 - Power of Smile -」の会場ほかにて開発サンプルの展示も決定。受注生産だからこそ可能となるハイクオリティな衣装をぜひ間近でチェックしてみたい。■展示スケジュール▼「THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS 3rdLIVE シンデレラの舞踏会 - Power of Smile -」2015年11月27日(金)15:00~2015年11月28日(土)9:00~【開演後】30分程度2015年11月29日(日)9:00~17:00【場所】幕張メッセ国際展示場※野外エリアの為、天候により展示が中止になる場合がある。▼2015年12月13日(日)~2015年12月26日(土)【場所】コスパティオ ジーストア大阪店▼2015年12月29日(火)~2016年1月11日(月・祝)【場所】コスパティオ秋葉原本店(ジーストア・アキバ3F)「マイファーストスター!!」の価格は、チョーカー、ワンピース、スカート、クリノリン、ショートパンツ、手袋がセットになった「コスチュームセット ピンクver.」が136,300円(税別)、「ブローチ/リボンセット ピンクver.」が27,000円(税別)、「クラウン(共通)」が22,000円(税別)、「ニーソックス/ブーツカバーセット(共通)」が37,800円(税別)となる。第1回申込受付期間は、2015年11月20日(金)~2016年1月8日(金)で、発送は2016年4月上旬予定。そのほか詳細はコスパティオ公式サイトにて。(C)BNEI/PROJECT CINDERELLA
2015年11月20日キヤノンは、レンズ交換式カメラEOSシリーズの累計生産台数が11月10日に8,000万台に達したと発表した。1987年3月「EOS 650」の生産開始以来28年、フィルムカメラとデジタルカメラを合わせて達成した数字となる。EOSとは、「Electro Optical System」の頭文字をとった名称で、ギリシャ神話には同名の「曙の女神」が登場する。この度、8,000万台目として生産された機種は「EOS 5Ds R」であったという。また、キヤノンは2015年7月にEFレンズの累計1億1,000万本生産も達成している。
2015年11月18日東レは11月9日、ボーイングとの間で、既存の787プログラムに加え、新型機777Xプログラム向けに炭素繊維トレカプリプレグを供給する包括的長期供給契約を正式に締結したことを発表した。同契約は、2005年11月に締結した包括供給契約を2015年からさらに10年以上延長するもので、今後の787、777X両プログラム向けの契約期間における東レグループの供給総額は、1.3兆円(110億ドル)を超える見込みとなっている。これに合わせて東レは、米国サウスカロライナ州スパータンバーグ郡の新規事業用地において、約500億円を投じ、原糸(プリカーサ)から焼成まで一貫の高性能炭素繊維トレカ生産設備(年産能力 2,000t)、および炭素繊維トレカを使用したプリプレグ(炭素繊維樹脂含浸シート)の生産設備の新設を決定した。東レは新規事業用地において、2020年までに1,000億円規模を投じて米国での炭素繊維複合材料事業の拡大を図ることを計画しており、今回の投資はその第一弾となる。原糸から炭素繊維トレカおよびトレカプリプレグまでの一貫生産設備の建設は、米国では初めてとなる。2017年5月以降、原糸から順次生産を経てボーイング向けトレカプリプレグの供給が始められるのは、認定取得完了後の2019年を予定している。787では、当初から主翼や胴体などの一次構造部材にトレカプリプレグが採用されており、生産機数を現行の月産10機から、2016年に月産12機、さらに2019年末までには月産14機まで引き上げることが計画されている。さらに、今後は787ファミリーの派生型(モデルミックス)の導入により、炭素繊維複合材料の大幅な需要増が見込まれている。777Xはボーイングが現行777の後継機として2020年に初号機を納入する計画で開発を進める大型双発旅客機で、今回の契約締結により、その主翼材料としてトレカプリプレグの採用が正式に決定した。東レは現在、787月産12機への増産に対応するため、米国子会社Toray Composites において2016年1月稼働予定でトレカプリプレグ生産系列の増設を進めている。今回の新規事業用地での一貫生産設備の新設は、787月産14機への増産、および今後の777Xプログラムの立ち上がりによる需要拡大に対応するものであり、ボーイングに向けた安定供給体制をより強固にすることを目指している。東レは、787と777X両プログラム向け出荷量の増加に伴い、引き続き新規事業用地における生産設備の増強、また、米国での炭素繊維複合材料事業の高度化と収益拡大を進めていくとしている。
2015年11月10日楽天銀行はこのたび、会員優遇プログラム「ハッピープログラム」をリニューアルした。○取引件数に応じて楽天スーパーポイントも貯まるこのたびのリニューアルでは会員ステージの判定基準を改定し、これまで以上に分かりやすいプログラムを実現したという。また、「振込手数料の一定回数無料」を新たな優遇特典として追加するとともに、対象となる商品・サービスの範囲を拡大した。取引件数に応じて楽天スーパーポイントも貯まるとしている。楽天銀行によると「会員ステージの判定基準が、以前は直近3カ月の同行で取り決めた取引レベルとなっていたが、わかりにくいこともあり、前月1カ月分の取引件数とした。取引件数にしたことで、お客様も次のステージに行くためには何が必要かがわかりやすくなった。また、このたびローンの借り入れなどでもステージアップできるようになったので、より対象者の範囲が拡大し、お客様の利便性が高まった」としている。○主な変更点会員ステージ判定を「取引レベル」から「取引件数」に会員ステージの判定基準をこれまでの「取引レベル」から、対象となる商品・サービスの「前月1カ月分の取引件数」に変更。なお、「資産残高」の判定基準に変更はない会員ステージに応じて「振込手数料の一定回数無料」を追加顧客からの要望に応え、「振込手数料の一定回数無料」を新たな優遇特典として追加。会員ステージに応じて、振込手数料が月1回~3回まで無料になる。なお、「給与/賞与/年金受取で月3回無料」の特典は継続し、会員ステージの特典と「給与/賞与/年金受取で月3回無料」の特典のうち、多い方の回数が付与される「ローンの借入れ+楽天銀行口座を返済口座」で会員ステージが1ステージアップローン商品の借入れがあり、返済口座を楽天銀行に設定している顧客は、会員ステージが1ステージアップ。このたびのリニューアルで、カードローンや住宅ローンに加えて、不動産担保ローン、教育ローンも対象となった会員ステージ判定対象商品・サービスの拡大会員ステージ判定のための対象商品・サービスを次のとおり拡大した。(1)資産残高:円普通預金、円定期預金、新型定期預金、外貨普通預金、外貨定期預金(2)ローン商品:カードローン、住宅ローン、不動産担保ローン、教育ローン。楽天銀行口座を返済口座にしていることが条件(3)取引:他行口座からの振込、給与/賞与/年金(国庫金)の受取、他行口座への振込(手数料有料分が対象)、口座振替(自動引落)、ゆうちょ銀行本人名義口座への振込、Pay-easyでの支払、即時入金サービス、海外送金、宝くじの購入、公営競技投票サービスへの入金(JRA、ボートレース、楽天競馬など)、楽天バンク決済、楽天銀行法人口座からの振込入金、楽天証券の利用(改定前の「1レベル」が「取引件数1件」となる)、ATM入金・出金(手数料有料分が対象)取引件数に応じて楽天スーパーポイントをプレゼント対象となる取引(前述の会員ステージ判定対象の取引参照)の利用で、取引件数に応じて楽天スーパーポイントが貯まる。会員ステージのポイント獲得倍率も適用され、「取引件数×1ポイント×会員ステージ毎の倍率」でポイントが貯まる。なお、獲得ポイントは、従来と同じく楽天PointClubの画面で確認できる楽天銀行は、今後も顧客にとって利便性の高いサービスの提供を続けていくとしている。
2015年11月09日スマートフォンアプリ(以下、スマホアプリ)の広告効果測定ツールとして、知る人ぞ知るイスラエルのサービス「AppsFlyer」が、日本で本格的なサービス展開を開始した。10月1日付けでカントリーマネージャーに就任したのは、大坪直哉氏だ。「2015年8月に入社後、勉強のため日本を離れイスラエルに行っていた期間もありました。そのため、日本で営業活動を始めて1カ月程度ですが、みなさんからの強い期待を感じています。やっと来てくれたか! と言われるほどです」(大坪氏)○中立的なソリューションであることを強調AppsFlyerは、スマホアプリを開発・提供する企業向けに、そのダウンロードを促す広告キャンペーンの効果測定・分析を可能にするソリューション。国産の測定・分析ツールも存在するが、大坪氏によると、これらの多くは広告代理店が提供するものだという。「代理店が提供する故に、キャンペーンに合わせて代理店を使い分けることができません。さらに、接続しているネットワークも多くなく、キャンペーンを展開したい枠に対して出稿できないことや、枠に対して希望の代理店に依頼できないというような課題があります」(大坪氏)また、機能面において既存のソリューションは、Rawデータの提供がオプション扱いであったり、そもそも提供されないケースがあり「社内のBIでユーザー行動を十分に分析したい」というニーズに応えられなかったという。加えて、アプリのインストールに至った直接のクリック(ラストクリック)しか把握できないため、キャンペーン適正化の機会損失に繋がっている可能性もあった。「一方、AppsFlyerは代理店フリーで、連携済みのパートナーは1,400社以上となります。Rawデータも標準で提供するほか、ラストクリックから遡って3クリックまで計測できますから、キャンペーン適正化にも威力を発揮すると自負しています」と大坪氏は説明する。○日本語でのサービス展開やサポートを強化国産でなく代理店にしばりがないことを強調する同社だが、日本ユーザーにとって気になるポイントは"サービスのローカライズ"だろう。「実はこれまでも、日本語による日本の営業時間に対応したサポートを提供していました。AppsFlyerのイスラエル本社には日本人の女性スタッフがいるんです。彼女が日本時間に対応したサポートを提供してきましたし、ユーザーマニュアルも日本語で提供してきた実績があります。そして今回、日本での直接営業も開始しました。今後は日本でのサポートも強化して行きます」(大坪氏)(2015年10月末)現在、日本でAppsFlyerの名刺を持って活動しているスタッフは大坪氏1人だが、積極的な人材登用を行なっているほか、Webサイトの日本語化を10月中に完了し、利用画面についても2016年前半には対応する意向。「年内に数名を採用し、早い段階での日本法人化を考えています」と大坪氏は言う。○アプリビジネスの隆盛に対応する熱意大坪氏によると、現在、スマホの利用はWebからアプリへと移行が急速に進んでいる。一方で、アプリの計測にはさまざまな技術的課題もあり、従来のWeb解析の考え方では追い付かない部分も多いという。しかしAppsFlyerは既に、世界各国の5,000社以上の企業に導入され、年間20億ドル以上のモバイル広告費、月間5億件以上のモバイルアプリ・インストール数を対象に効果測定を行っている(2015年10月時点)という実績をもつ。この理由として、AppsFlyerが「従来できなかったニーズを実現させることで、企業のマーケティング活動を充実させていく」ことへの期待感があるではないだろうか。たとえば、広告をクリックしたユーザーが既にアプリをインストールしている場合、アプリを起動して直接キャンペーンページを見せるといった仕様や、まだインストールしていないユーザーには、インストールしてもらったあとでキャンペーンページを表示するというような動きを1つのリンクで実現する。オムニチャネルへの対応やテレビ広告の効果測定といったニーズにも柔軟に対応していくといった具合だ。なお、これから1人で日本市場に切り込む大坪氏は、オーバチュアからCriteoを経てAppsFlyerへと移籍した人物。その目的は、現在盛り上がっているスマホアプリをターゲットにした広告ビジネスに魅力を感じたからだという。その意欲と熱意が、AppsFlyerというツールに乗って日本市場に注がれようとしている。「責任の重さはもちろん感じますが、楽しいという感覚が大きいです。本社から『いちいちお伺いをたてなくてよいから、必要だと思ったことはやれ』と言われています。創業期を体験させてもらっているような気持ちです。まずはサービスを認知していただく段階ですが、すでにグローバルでは十分な実績を持っています。コストも安価で利用期間の縛りもなく、非常に導入ハードルの低いサービスです。使って、AppsFlyerのよさを知っていただきたいです」と大坪氏は力強く語った。
2015年11月05日NECは11月4日、無線通信機器や放送機器を生産するNECネットワークプロダクツの本社工場(所在地:福島県福島市)において、IoT(Internet of Things)を活用した実証実験を10月から開始したと発表した。NECプラットフォームズでホームルータや組込み機器などを生産する掛川事業所においても、IoTを活用した実証実験を今年度中に開始する。今回の実証実験では、経営者・工場管理者・現場の各階層でのタイムリーかつ適切な意思決定を支援するため、複数工場の生産ラインにおける品質や稼働状況など人・設備・モノに関する情報のリアルタイムかつ一元的な可視化に取り組む。また、収集データの分析・活用として、同社の「物体指紋認証技術」を活用し、プリント基板の個体管理を実施。個々のプリント基板の側面をカメラで撮影し、物体指紋を取得・認証することで、バーコードやRFIDタグを貼付することなく容易にトレーサビリティを実現する。そのほか、人工知能ソフトウェア「NEC Advanced Analytics - RAPID機械学習」を活用し、装置組み立てラインのカメラ映像から作業員の異常作業をリアルタイムに自動検出。不良発生リスクをその場で検出・手直しするとともに、作業改善・作業者教育を行うことで、品質向上を実現する。今回の実証実験の結果を踏まえ、2016年度以降にIoT活用標準システムの構築および各生産拠点への展開を推進することで、生産効率の従来比30%向上を実現し、グローバルでのQCD競争力強化を図るとしている。
2015年11月05日東京海洋大学は11月2日、長期間冷凍庫内で凍結していたニジマスから機能的な卵と精子を生産し、これらから受精した正常な次世代個体を生産することに成功したと発表した。同成果は同大学海洋生物資源学部門の吉崎悟朗 教授の研究グループによるもので、11月2日に英科学誌「Scientific Reports」に掲載された。今回の研究では、ニジマスをまるごとジッパー付袋に入れ、-80℃の冷凍庫内で冷凍。それらを解凍し解析したところ、1週間から3年間のいずれの凍結期間においても、再現性よく1300程度の精原細胞を得られることがわかった。さらに、これらの細胞を孵化直後のヤマメの稚魚へ移植することで、ヤマメが雄の場合は冷凍魚に由来する機能的な精子を、雌の場合は冷凍魚由来の機能的な卵を生産することができた。また、これらの卵と精子を受精させることで、冷凍魚の次世代を生きたかたちで生産することに成功した。卵と精子の冷結保存は、絶滅危惧種の遺伝子を保存する方法として知られているが、魚類の卵はサイズが大きく、脂肪分に富むため卵や胚の冷結保存は進んでいなかった。同研究グループは、今回の手法を用いることで、絶滅危惧種を冷凍しておけば、当該種が絶滅した場合でも、現存する近縁種に冷凍魚由来の精原細胞を移植することで生きた魚類個体を再生することが可能となるとしている。
2015年11月02日Windows 10も以前のWindowsと同じく、新たに見つかった問題やセキュリティホールを塞ぐ更新プログラム(セキュリティ更新プログラム)を定期的にリリースしているが、どのような変更が加わったのかを調べにくくなっている。特にWindows 10は過去のメジャーアップグレードスタイルを捨て、常にOSが進化する「Windows as a Service」を提唱しているからなおさらだ。今回は適用された更新プログラムの確認方法を紹介する。○更新プログラムは強制適用?過去のWindowsは第2火曜日(日本は翌日)に、セキュリティ更新プログラムをリリースしてきた。その背景には、頻繁にセキュリティ更新プログラムを適用すると、その度にPCの再起動を要するため、不評だった経緯がある。もちろん緊急を要するセキュリティ更新プログラムは適時リリースしているが、気になるのはその内容だ。Windows 10は基本的に更新プログラムを手動で取捨選択できず、Windows 10 Homeエディションは事実上、強制適用となる。よって、「気付いたら更新プログラムがインストールされていた」という場合が多い(Proエディションはグループポリシーによる動作変更が可能)。だが、厳格にWindows 10の状態を把握する必要はなくとも、自分のPCがどのような状態にあるか知っておくべきだろう。そこでポイントとなるのが更新プログラムの履歴だ。○更新プログラムの概要を知るインストール済み更新プログラムの内容は、更新履歴から簡単に確認できる。スタートメニューや「Win」+「I」キーを押して起動する「設定」の「更新とセキュリティ」からたどると、過去にインストールした更新プログラムの一覧が現れる。こちらの日付(リンク)をクリック/タップすれば、更新プログラムの内容が現れるという仕組みだ。さらに確認してほしいのが「サポート情報」と書かれたリンクである。こちらをクリック/タップするとWebブラウザーが起動し、更新プログラムの詳細な説明を見ることが可能だ。Webページには更新プログラムの入手方法やファイル情報なども詳しく書かれているが、更新プログラムの内容を知るという意味では、主に「概要」だけを確認すればよい。更新プログラムによっては、サポート情報ページを設けていない(もしくは間に合っていない)ものもある。その際は、検索ボックスにナレッジベース番号を入力して検索を実行し、同じ番号を割り振った他のOS用サポート情報ページを確認してほしい。阿久津良和(Cactus)
2015年10月31日タワーズワトソンはこのほど、アジア太平洋地域の昇給率調査の結果を発表した。それによると、2016年のアジア太平洋地域における従業員の昇給率は、インフレ圧力の高まりにより実質ベースで低下する見通しとなった。○平均昇給率が最も低いのは日本2016年のアジア太平洋地域の給与予算は6.8%上昇する見込みで、2015年(6.6%)を0.2ポイント上回っている。しかしインフレを考慮すると、2015年の平均上昇率は4.1%である一方、2016年は3.4%にとどまり、調査対象22市場のうち17市場で来年の従業員の給与は低下すると予想している。なお、2016年の平均インフレ率は2015年の2.5%から3.4%に上昇すると推算している。同社広報によると、「(アジア太平洋地域で)インフレ率が高まっているため、これまでのような高い昇給率が出せなくなっている」という。国・地域別にみた場合、平均昇給率が特に高いのは、インドネシアの9.4%、ベトナムの10.4%、中国本土の8%で、いずれも昨年より上昇する見通し。しかしインフレを考慮に入れた実質ベースでみると、昇給率は、それぞれ3.9%、5.6%、5.8%に低下するという。一方、平均昇給率が最も低いのは日本で、名目ベースで2.4%、実質ベースで0.9%と予想している。産業別では、ハイテク業界の昇給率が最も高く、2015年と同率の6.5%と予測している。
2015年10月19日アドウェイズはこのたび、スマートフォンアプリ向け効果測定システム「PartyTrack(パーティートラック)」と、セールスフォース・ドットコム(以下、セールスフォース)が提供する運用支援ツール「Social.com(ソーシャルドットコム)」を活用したInstagram「アプリインストール広告・リンク広告」の提供を開始した。「PartyTrack」は、1つのSDK(Software Development Kit : ソフトウェア開発キット)で、自然流入及び広告経由それぞれの月別・日別・時間別インストール数の解析や、ROAS(Return On Advertising Spend : 広告費用対効果)、LTV(Life Time Value : 顧客生涯価値)などさまざまな効果指標の分析を行うことができる。一方「Social.com」は、広告キャンペーン管理のためのプラットフォームで、FacebookやInstagram、Twitterといったグローバルオーディエスプラットフォームにおける広告配信や、あらゆるチャンネルやデバイス、モバイルアプリにおける広告展開を可能にする。アドウェイズと「PartyTrack」は、Facebookが認定する「Facebook Marketing Partners」における効果測定分野のパートナーとして認定されており、Facebookのモバイルアプリ向け広告サービス「Mobile App Install Ads」にて、Instagramに配信した場合にもインストール数の解析やROASの分析などを行うことができるという。今回、「Social.com」を導入することで、入稿に関わる時間の短縮を実現。アドウェイズが培ったノウハウと合わせることで、細分化したキャンペーンの分析・効果測定を効率的に実施し、ターゲット層に効果の高い要素を早期に抽出、それを基に新たなクリエイティブを作成し運用することで、効率よくCPIを低減しROASを最大化する。
2015年10月19日富士通は10月14日、販売・在庫・購買・生産・保守などの管理をクラウド上で実現する基幹系業務アプリケーション「FUJITSU Enterprise Application GLOVIA OM(GLOVIA OM)」の新バージョン「GLOVIA OM V10」を製造業や流通業、卸売業の顧客向けに10月14日より販売開始した。販売価格は税込で月額7500円(1ユーザーあたり)~。新バージョンはセールスフォース・ドットコムが提供するクラウド基盤「Salesforce App Cloud」上で動作するアプリケーションでは国内初となるMRP(資材所要量計画、工場などで使われる生産管理手法の一つで資材管理により生産を計画する手法)機能を搭載。データベース上に入力した商品の部品構成表や現在の在庫状況、出荷納期、リードタイムなどから商品が必要になる時期を分析し、必要な時期に適正な在庫数を容易に確保・管理するほか、部材の調達から商品の出荷までの手配を一括で行うことができ、在庫削減やリードタイムの短縮を可能としている。また、将来的な需給の予測などの情報に基づき、MRPの計算で算出した推定在庫の推移をリアルタイムにカレンダー形式で照会が可能。これにより、スケジュール遅延により発生する在庫の欠品や過剰在庫の発生を容易に予測できるため、追加の手配、手配納期・数量の変更などをタイムリーかつ的確に行うことが可能だ。さらに、モバイル端末用の画面を用意したことで新バージョンの操作性・視認性を向上しており、アフターサービスなどの保守現場において在庫確認の効率化を実現する。
2015年10月14日