10月に公開される北野武監督の新作『アウトレイジ ビヨンド』に出演した名高達男、光石研、田中哲司のインタビュー動画がこのほど公開された。インタビュー動画本作は、血と暴力の世界に生きる男たちの生き様と抗争を描いたエンターテインメント作『アウトレイジ』の続編にして新たな物語。前作で死んだはずの大友(ビートたけし)が東西組織の勢力争いに巻き込まれ、さらにそこへ警察が介入。登場人物全員が“悪人”の抗争劇を描き出す。北野監督が“本当に悪い”男たちばかりを登場させ、痛快なエンターテインメントを目指した本作。名高が演じるのは、関東を牛耳る暴力団・山王会で古参幹部ながら、新参者の石原(加瀬亮)に組織内で先を越され、不満を抱いている白山だ。そして、その白山の兄弟分、五味を演じるのが光石、山王会に所属しながら何を考えているのかわからない不気味な印象を持たれている男、舟木を演じるが田中だ。3人とも、演技派俳優として数々の映画、ドラマ、舞台で活躍し、繊細な会話劇から豪快な活劇までを縦横無尽にカバーしてきた名優だ。インタビュー動画では3人が自身の演じた役や、撮影秘話について語っている。本作は、暴力団に所属する悪い男たちを主役にしているが、その内容はエンターテインメントに徹しており、過剰なまでに悪い男たちを対決させることで出現するスゴみや、過剰であるがゆえに生じるギャップやユーモアを描いている。インタビューで名高が「奥行きが深い大人っぽい映画」と語る通り、本作は、アクションや怒号が飛び交う場面が多くありながら、それだけではない“深み”のある作品に仕上がっているようだ。『アウトレイジ ビヨンド』10月6日(土)より全国ロードショー
2012年08月24日人気作家・綾辻行人の小説を映画化した『アナザー Another』が現在、公開されている。原作はすでに累計110万部を超えるベストセラーだけに映画への注目も大きく、多くの観客から「とにかく怖かった」という声が挙がっているという。ちなみに、綾辻本人も以前より“怖い映画好き”を公言しており、このほど“本当に怖かったホラー映画”ランキングを発表した。その他の写真これまで数々の作品で読者を震えあがらせてきた綾辻が選ぶ“本当に怖かったホラー映画”のトップは、イタリアの巨匠ダリオ・アルジェント監督が1977年に発表した傑作『サスペリア』だ。綾辻は「オカルトホラーの大傑作。高校時代に劇場で観て、本当に怖くて途中で館外へ逃げ出したくなりました」と語る。2位と3位は、清水崇監督の『呪怨』と中田秀夫監督の『女優霊』。いずれも、それまでにない恐怖表現に挑もうとしてきた日本人監督たちが手がけた作品で、綾辻は「邦画からはこの2作を。『呪怨』はシリーズのどの作品も本当に怖いです。伽椰子には誰もかなわない。『女優霊』は、いわゆる“Jホラー”のルーツのひとつとして外せない重要作です」と評する。4位はリドリー・スコット監督の『エイリアン』。そして5位はジェームズ・ワン監督の『SAW』。どちらも全世界で大ヒットを記録し、シリーズ化された作品がランク入りした。いずれの映画も、斬新な設定と周到に仕掛けられた伏線や描写が徐々に恐怖を高めていく作品ばかりで、この5本と、綾辻氏の描いた世界を映画化した『アナザー Another』を続けて観ることで、新しい発見があるのではないだろうか。映画『アナザー Another』は、山間の地方都市に転校してきた中学生の主人公が謎の美少女と出会い、クラスメイトを中心に次々と起こる死の連鎖に遭遇する恐怖を描いたミステリーホラー。『アナザー Another』公開中
2012年08月21日小悪魔キャラのイメージ!!声優の平野綾さんはアイドルのような容姿と、幅広いキャラを演じられる演技力で大人気。話題のアニメのキャラを担当しているので声を聞く機会も多いですよね。そこで女性392名に「平野綾が声を演じた好きなキャラ」を聞いてみました。>>男性編も見るQ.平野綾が声を演じた好きなキャラは?(複数回答)1位涼宮ハルヒ『涼宮ハルヒの憂鬱』38.5%2位芹澤レイラ『NANA』14.5%3位胡桃沢梅『君に届け』シリーズ12.0%4位コキンちゃん『それいけ!アンパンマン』9.9%5位弥海砂『DEATH NOTE―デスノート―』9.2%■番外編:このキャラが好き!!・カーチャ『聖痕のクェイサー』シリーズ:「裏表がある感じがとてもよく出ていた」(26歳/ホテル・旅行・アミューズメント/営業職)・ハンナ・アナフェローズ『黒執事II』:「キャラクターの雰囲気に声がよく合っていたと思う」(25歳/学校・教育関連/その他)・ルーシィ・ハートフィリア『FAIRY TAIL』:「アニメのキャラクターもサバサバして可愛いから好き」(39歳/生保・損保/事務系専門職)・明石薫『絶対可憐チルドレン』:「元気のよさが声で伝わってきて、キャラと合っていた」(29歳/商社・卸/その他)・しきみ『ひまわりっ!』:「キャラと声が合っていた」(27歳/機械・精密機器/営業職)■涼宮ハルヒが好き!!・「気が強くてわがままな感じがとてもよく出ていて可愛い。そんなところが合っていた」(25歳/情報・IT/技術職)・「このキャラで平野綾さんを知りました。だから真っ先に思い浮かぶのはハルヒ」(29歳/金属・鉄鋼・化学/技術職)・「1番かわいいし、声と合っている。実写でも問題ないと思う」(26歳/食品・飲料/営業職)・「元気いっぱいのキャラでとても魅力的でした」(26歳/情報・IT/事務系専門職)・「かわいい声で、1番合っていた」(24歳/医療・福祉/営業職)■芹澤レイラが好き!!・「レイラのイメージにぴったりな声だったから」(23歳/金融・証券/販売職・サービス系)・「かっこよくてかわいかったのでよかった」(29歳/生保・損保/事務系専門職)・「大人っぽくてかわいくてよかった」(29歳/ソフトウェア/事務系専門職)・「きれいな声でハマり役」(23歳/金融・証券/専門職)■胡桃沢梅が好き!!・「急に声色が変わる瞬間がすごいと思った」(24歳/医療・福祉/販売職・サービス系)・「ちょっと突っ張った感じの言い方が好き!」(24歳/小売店/販売職・サービス系)・「声とかわいさがぴったりだった」(31歳/アパレル・繊維/クリエイティブ職)・「想像していた声にぴったりでした」(40歳/ソフトウェア/技術職)■コキンちゃんが好き!!・「初めて見たときは『こんな役もやるのか』と驚きましたが、何とも憎めないかわいらしいキャラクターだと思う」(28歳/医療・福祉/販売職・サービス系)・「雰囲気と合っていると特に感じたから」(32歳/その他/技術職)・「個性的でいいと思う」(31歳/学校・教育関連/事務系専門職)■弥海砂が好き!!・「すごくキャピキャピしたアイドルっぽい声だったのがいい」(31歳/不動産/事務系専門職)・「原作とのギャップが少なかったから」(24歳/マスコミ・広告/事務系専門職)(評)1位は平野さんがテレビアニメ初主演を果たした涼宮ハルヒ。声がぴったりハマっていたという意見が多数寄せられました。2位の芹澤レイラ役では歌唱パートは担当しませんでしたが、歌手としても活躍する平野さんの歌も聞いてみたいかも。3位の胡桃沢梅としてJulietの『ナツラブ』をカバーしていました。(文・飯塚雪/C-side)調査時期:2012年4月27日~5月7日調査対象:マイナビ ニュース会員調査数:女性392名(その他と回答した31.2%を除く)調査方法:インターネットログイン式アンケート■関連リンク【ランキング女性編】「この声で告白してみたい!」と思うアニメのキャラ(声優)【ランキング女性編】永遠の美声!!声優が代わってほしくないキャラ【ランキング女性編】最強セーラー服キャラといえばこのキャラ完全版(画像などあり)を見る
2012年07月13日ツンデレ、オタク、宇宙人……を演じる多彩な才能!!アニメ主題歌が音楽チャートの上位にランクインし、海外のアニメフェスタに招待されるほど人気の声優、平野綾さん。知名度の高いアニメに数多く登場しているので声を聞いたことがある人も多いはず。そこで男性432名に「平野綾が声を演じた好きなキャラ」を聞いてみました。>>女性編も見るQ.平野綾が声を演じた好きなキャラは?(複数回答)1位涼宮ハルヒ『涼宮ハルヒの憂鬱』36.3%2位泉こなた『らき☆すた』12.0%3位デンデ『ドラゴンボール改』8.6%4位神楽坂飛鳥『ルパン三世 the Last Job』4.9%5位弥海砂『DEATH NOTE―デスノート―』4.2%■番外編:このキャラが好き!!・明石薫『絶対可憐チルドレン』:「個性的で、いいキャラだから」(23歳/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)・ルーシィ・ハートフィリア『FAIRY TAIL』:「キャラのイメージとぴったり」(26歳/小売店/販売職・サービス系)・中慈馬早苗『すもももももも―地上最強のヨメ―』:「変態的な格好をするキャラだが、うまく演じていたから」(35歳/人材派遣・人材紹介/経営・コンサルタント系)・家長カナ『ぬらりひょんの孫』シリーズ:「平野さんが演じることでより妄想が強化されました」(25歳/医療・福祉/専門職)・サルのモモ『天使のしっぽ』シリーズ:「キャラが合っていると思う」(36歳/人材派遣・人材紹介/営業職)■涼宮ハルヒが好き!!・「平野綾さん=涼宮ハルヒという感じがする」(25歳/自動車関連/事務系専門職)・「ハルヒの声が最高に好きです」(26歳/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)・「キャラと声がとても合っているから」(30歳/機械・精密機器/技術職)・「元気なキャラが合っていると思った」(28歳/情報・IT/技術職)・「平野さんの出世作という感じがする」(32歳/情報・IT/技術職)■泉こなたが好き!!・「かわいかった。ハマっていたと思う」(26歳/小売店/販売職・サービス系)・「声がキャラクターとマッチしていて好き」(26歳/機械・精密機器/営業職)・「1番かわいい声でした」(22歳/金属・鉄鋼・化学/技術職)・「しゃべり方が好き」(23歳/学校・教育関連/専門職)■デンデが好き!!・「子どもキャラで、いつものイメージとは違って新鮮」(38歳/通信/営業職)・「非常に合っていると思った」(28歳/運輸・倉庫/技術職)・「かわいらしく感じたから」(36歳/金属・鉄鋼・化学/技術職)■神楽坂飛鳥が好き!!・「キャラにぴったりハマっている」(28歳/商社・卸/事務系専門職)・「すてきな声なので」(26歳/小売店/販売職・サービス系)■弥海砂が好き!!・「声がかわいかった」(25歳/団体・公益法人・官公庁/専門職)・「ハマり役だと思う」(25歳/マスコミ・広告/営業職)(評)出世作となった涼宮ハルヒのような美少女キャラのイメージが強い平野さん。そんな彼女が演じていたことに驚きの声が多かったのは『ドラゴンボール改』から担当している3位のデンデでした。性格や行動が似ていると言われることがある泉こなたは2位にランクイン。(文・飯塚雪/C-side)調査時期:2012年4月27日~5月7日調査対象:マイナビ ニュース会員調査数:男性432名(その他と回答した24.1%を除く)調査方法:インターネットログイン式アンケート■関連リンク【ランキング男性編】「この声で告白してみたい!」と思うアニメのキャラ(声優)【ランキング男性編】永遠の美声!!声優が代わってほしくないキャラ【ランキング男性編】最強セーラー服キャラといえばこのキャラ完全版(画像などあり)を見る
2012年07月13日ミスマガジン準グランプリから歌手へも田原俊彦の長女で、先日ミスマガジン2011の準グランプリに輝いた綾乃美花が歌手としてデビューすることがわかった。10日、明らかにされたもので、11日「I(ハートマーク)」(アイラブ)の配信曲でデビューとなるそうだ。この歌手デビューは、ミスマガジン受賞者を、アイドル歌手としてもデビューさせる企画の「ミスマガジンシンガープロジェクト」の一環によるもの。よって、同じミスマガジン2011の秋月三佳、朝倉由舞も同日に配信デビューを果たす。フレッシュな魅力で今後に期待歌手としてのデビューも果たし、いよいよタレントとして本格的に幅広い活動へと歩み始めた様子。これからは一世を風靡した父の背中を追うことにもなるのだろう。デビュー曲は、彼女らしさがいっぱい詰まったハッピーな曲に仕上がっているという。ポップなメロディーラインが印象的な楽しい曲で、明るい気分になれると、本人もイチオシしている。今後の彼女の活躍に期待したい。元の記事を読む
2012年07月12日学費支援プラットフォーム「studygift(スタディギフト)」では28日、同サイトで学費支援の呼びかけを行っていた坂口綾優さんについて、坂口さん自身から返金を希望する申し出があり、今回の支援金を一旦返金する方向で、支援者と話をすすめることが最善であるという結論に達したことが発表された。「studygift(スタディギフト)」は、奨学金の利息が払えず学校に通えなくなってしまうといったような学生が、「大学で学びたい事」や「将来の大きな夢」を語り、学費を支援してくれるサポーターを探す事ができるプラットフォームとして開設。サポーターが支援できるのは、目標金額の75%までで、残りの25%はアルバイトや他の活動によって自力で集めることをルールとしていた。坂口綾優さんは、大学に行きたくても学費が払えなくて学校に行けないという状況だったといい、studygiftからの援助を受け、学費を支援するサポーターを募集していた。だが28日、「studygift」サイト上では、坂口綾優さんへの支援について、「ご支援を頂いた方々はもとより、studygiftに関心を持って頂いた多くの方々に対して、多大な混乱を招いてしまったことを、心よりお詫び申し上げます」と謝罪。「坂口さんの現状説明において、スタッフによる確認不足や、誤解を招く様な表現がございました」「またそれらに対し、ユーザー様へのご説明に不足する部分が多々ありましたことも、紛れも無い事実」とし、「今回の事態を厳粛に受け止め、至らない点を改善していく所存」としている。その上で、坂口さん自身から返金を希望する申し出があり、今回の支援金を一旦返金する方向で、支援者と話をすすめることが最善であるという結論に達したことを明らかにした。今後の動きに関しては、弁護士などの専門家らと相談しながら協議し、決定次第サイトで告知するとしている。また、studygiftの活動再開時期は未定としながら、「私たちの学生を救いたいという気持ちは変わっておりません」とも記載している。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年05月29日いいとも!の「秘密」が暴露される声優でタレントの平野綾が「笑っていいとも!」の秘密を暴露をし世間を騒がせている。(画像:平野綾オフィシャルブログより)人気声優「平野綾」のうっかりツイート平野は、アニメ『DEATH NOTE』(弥海砂)、『NANA』(芹澤レイラ)、『涼宮ハルヒの憂鬱』(涼宮ハルヒ)など様々なキャラクターの声をつとめる人気の声優だ。そんな平野は、2012年3月2日の「いいとも」テレフォンショッキングに出演したのだが、その前日興奮のあまりいいともの秘密を「ツイート」してしまったのだ。平野はまず、テレフォンショッキングで紹介される前に、「お昼休みはうきうきウォッチングしてみて!!」「うきうきではなく、どきどきウォッチングしてます。もぉすぐだぁ~」とツイートし、さらに出演前日、「いいとも!の打ち合わせ終わりました。」とツイートした。いいとも!の「タブー」にふれた平野へ批判炸裂テレフォンショッキングは「笑っていいとも!」の名物コーナー。出演ゲストが番組内で次のゲストに電話をかけて、明日のアポを作り友達の輪をつなげる企画。番組開始当初は実際にぶっつけ本番でアポ取りがされていたようで、過去には志村けんなどが「明日はゴルフがあるから」と出演を断ったこともあるという。しかし、今となっては「事前にアポ取りがされていること」や、「打ち合わせがおこなわれていること」などみんな百も承知であった。それでも、「そうしたやりとりが行われていない」というような設定で番組がなりたっていたため、今回平野がその「タブー」をおかしたことで、ネットなどで多くの批判があがった。みなさんも「うっかりツイート」には十分に気をつけよう。編集部 鈴木真美元の記事を読む
2012年03月07日「無口系」「無感情系」のアニメヒロインの代表格、作品見ずとも彼女を知らぬ人はいない90年代に爆発的ブームを起こしたアニメ「新世紀エヴァンゲリオン」のヒロイン「綾波レイ」からモテ女子力を学ぼう! 庵野秀明監督の「新世紀エヴァンゲリオン」というこのアニメ作品。女子は敬遠した人も多いのではないだろうか。ロボット系(実は人造人間)で、当時にしては(いや今も見ても)衝撃のグロシーンやエッチなシーンが多い。登場人物にも問題が多く、ガンダムのアムロ以上に思春期ど真ん中で内向的な主人公。精神世界表現も多く複雑な設定に女子にはなかなか理解しずらい世界だったかもしれない。しかし、当時の男子にはそこがとてもウケ、熱狂ファンもいるほど。今でもオタク男子に根強い人気なのだ。 まず簡単にストーリーを説明しよう。時は近未来、地球規模の大災害後の東京。そこは「使徒」という謎の巨大生命体にたびたび襲撃される。その生命体を倒すための唯一の対抗手段である人造人間「エヴァンゲリオン」(例のロボットみたいなヤツ)を所有するNELV(ネルフ)なる組織に、主人公の14歳の少年「碇(イカリ)シンジ」が急遽呼び出される。そう、エヴァンゲリオンのパイロットに選ばれたからだ。父は組織の総司令官。生まれてからろくに口も聞いたこともない父親への反抗と自分を認めてもらいたい気持ち、使命感と自己否定、思春期独特の女の子への目覚めなど、まあ上げれば切りがない程の精神的葛藤がてんこもり。組織や学校での人々の出会い、次々襲ってくる「使徒」との戦いを経て主人公が大人になっていくというお話だ。 さて、そんな中、今回の「綾波レイ」はどんな役割をしていたのか。それは、シンジより前からエヴァンゲリオンを操縦するパイロットで彼と同じ学校の同級生。初登場シーンは担架で運ばれ全身負傷。包帯だらけでとっても痛々しい姿。とにかく彼女、シリーズ通して、ほとんどしゃべらない。しゃべっても必要最低限を抑揚なく話すだけなのだ。その上、無表情で感情表現に乏しく人形みたいな女の子なのだ。 そんな彼女がただ1人(最後は2人)、笑顔など感情表現を見せる人が。それが、シンジの父。ストーリーが進むにつれ、息子で主人公のシンジにも特別な表情を見せる。 そう、ここがポイント。世の男性綾波レイにキュンとくるのは「自分だけにする特別な表情」なのだ。綾波レイのように、無口で無表情なところを真似しても決してモテるわけではない。これはむしろマイナスなのだ。女子は表情豊な方がいい。確かに無口でミステリアス、自分の自由にできそうなところが好きと言う男性ファンも多いが、現実の女子たちの多くは話し好きが多い。そのため、持ち前のキャラの中で男性をドキッとさせるには、相手の為だけにすることが必要なのだ。例えば、いつもはすごくキャッキャ騒いでいるのに、彼だけの前は「少ししおらしいところを見せる」や、いつも強気なのに彼だけの前は「甘えん坊を見せる」という彼にしか見せないギャップが必要なのだ。男性が見ているのは自分に特別な姿を見せてくれるか。気になる人に対する態度を今考えてみてほしい。(くらたに ゆきこ)
2012年01月29日金城武が10月9日(日)、釜山国際映画祭(BIFF)に初めて出席し、大きな喝采を浴びた。『ラスト、コーション』のタン・ウェイと共演したピーター・チャン監督作『武侠』(原題)の公式会見では、「いろんな方から釜山映画祭の素晴らしさを聞くたびに『何でいままで出席しなかったのか』と後悔していたので、今回招待され、このチャンスを逃す手はないと思ってやってきました。着いたばかりでまだ何もしていないのですが、ワクワクしています」と挨拶。記者からの「なぜそんなに美男子なのか?」という剛速球の質問には、さすがに苦笑い。「父がハンサムで、母もとてもきれいです。両親に感謝しなくてはいけないですね。どちらかというと僕は母親似です」と答えつつ、かなり照れていた。アジア全域で長い人気を維持し続ける秘訣を聞かれると、「僕は俳優として演技だけでなく、ロケ先の場所やいろんな人に会うことなど、何でも楽しんでいます。俳優業を楽しんでいたら、20年経ってしまったという感じです」と答えた。釜山のみならず韓国を訪問するのも公式には初めての金城さんに対し、タン・ウェイは昨年に続いての出席。実は、この日が誕生日だったタン・ウェイ。「去年に続いて今年も釜山で誕生日を迎えられて嬉しいです。こちらのケーキは美味しいですから(笑)。釜山では毎回来るたびに歓迎されて、本当に感謝しています」と満面の笑みを見せた。会見の後は、海雲台ビーチのBIFFステージにも登場。2,000人以上集まった観衆から、黄色い歓声が飛んでいた。今年から釜山の英語表記を、「PUSAN」から「BUSAN」に変更したため、略称もPIFFから、BIFFに変更となった釜山国際映画祭。総工費80億円とも言われる映画祭専用劇場、釜山シネマセンター「映画の殿堂」もオープンした。しかし名前やメイン会場は変われど、観客の熱狂ぶりだけは変わることはなさそうだ。第16回釜山国際映画祭は14日(金)まで開催中。(photo/text:Ayako Ishizu)■関連作品:第16回釜山国際映画祭 [映画祭]■関連記事:チャン・グンソク、釜山映画祭に登場ギター弾き語りで思わぬ収入も?オダギリジョー、チャン・ドンゴンとの格闘ふり返り「韓国に入国できなくなるかも」釜山映画祭開幕!オダギリジョーにチャン・ドンゴン、ファン・ビンビンは衣装替えも
2011年10月11日カンヌ国際映画祭のミッドナイト・スクリーニング部門で、香港のピーター・チャン監督によるアクション映画『武侠』〈原題)が上映され、金城武、ドニー・イェン、タン・ウェイらが公式会見を行った。『グリーン・デスティニー』に代表される、中国伝統の“武侠”ものと呼ばれる時代劇ジャンルそのものを題名にしたこの作品は、アクションに現代的なミステリーテイストを盛り込み高い評価を受けている。映画の中で金城武は丸めがねをかけた20世紀初頭の死体検視官を演じている。「監督がなぜ僕にこの役をやらせたいのか、最初はまったく分からなかった」という金城さんに対し、監督は「今回、タケシには、金城武ではなく、北野武になったつもりで演じてくれ、といったんだ。そのままのタケシだと、格好よすぎるからね」と答え、場内の笑いを誘った。ピーター・チャン監督と金城武のコラボレーションは、『ウィンター・ソング』、『ウォーロード/男たちの誓い』に続いて3度目。チャン監督は金城さんを「タケシとの仕事は僕にとってチャレンジなんです。いつも『どうして?なぜ?』といろいろ質問をされる。だからこそやり甲斐があるんです」と絶賛。金城さんも、「監督は僕との仕事をチャレンジだと言いましたが、僕にとってこそチャレンジなんです。監督はいつも僕に、『なぜこの人を愛しているのか』、『なぜこういうことをするのか』などと考えさせてくれる。おかげで完全に創作のプロセスへと没頭できるし、それが喜びでもあるるんです」と、チャン監督と組むことの面白さを語った。(photo:text/Ayako Ishizu)■関連作品:第64回カンヌ国際映画祭 [映画祭]■関連記事:【カンヌレポート4】オダジョー、芝居を通しチャン・ドンゴンと言葉の壁を乗り越える【カンヌレポート3】アンジー、カンヌで家族への愛を熱弁!「家族こそ愛がある場所」レオナルド・ディカプリオ、映画祭開催中のカンヌにジェイミー・フォックスと傷心旅行【カンヌレポート2】J・デップ、カンヌ来場に熱狂!役作りにあのアニメキャラが影響?【カンヌレポート1】ウディ作品で開幕!ビーチではガガ様からサプライズライヴも
2011年05月17日カンヌ映画祭のコンペティション部門でバイオレンス映画『アウトレイジ』が上映される“快挙”を成した北野武監督が、このほどシネマカフェほかの合同インタビューに応じ、本作に込めた思いから人間行動論までを語った。今回の暴力映画は「たまに食べたくなったカツ丼」新作は、ここ最近の3作『TAKESHIS’』、『監督・ばんざい!』、『アキレスと亀』と打って変わり、バイオレンスへの原点回帰とも言われる9年ぶりの力作。常に意表をついて周囲を驚かせる北野監督らしく、秀でたエンターテイメント作品として仕上がった。「前3作から“ゴダール病”とでも呼べるような自省的な内容の作品にはまっちゃって、先進的なアートとかワケ分かんないこと考えてやったら完全に失敗して、ダメだこりゃ、と。次、何やろう?と思ったら、暴力映画を全然撮っていないなって思って。食べ物と同じで、たまにはカツ丼食いたいな、と。ただ『ソナチネ』とかと比較されて、『何も進歩していない』とか言われるのは嫌だから、もうエンターテイメントだ!観客全員が喜べるようなものを撮ろうってなった。次に思いついた暴力シーンを書き出して、そっからストーリーを逆算したの。コイツはこう来てこう死ぬ、とか、こんな死に方はしないだろって。で、またひっくり返していって、こうなると思ったら大間違いだとか、ここで(観る側を)騙すとか、いろいろ考えて。そしたら完全にエンターテイメントだなって言える作品ができた」。5月のカンヌ国際映画祭ではコンペ上映され、激しい賛否両論で話題を振りまいた。ホラー、ファンタジーを好むティム・バートン監督が審査委員長を務めた賞レースでは賞を逃したものの、芸術性を好む同映画祭のメーン部門でヤクザもののバイオレンス・エンターテイメントが上映されただけで“珍事”だった。「海外のアート的なフェスティバルとかとは関係ねぇなと思ったら、急にカンヌとか呼ばれてしまって、これは結構大騒ぎになるぞ、って思ってたら、案の定、賛否両論になっちゃって。だから『ざまあみやがれ、こんな映画をコンペに選んだのはそっちなんだから、俺は知らないよ』って言ったんだけど。悪口言う人と褒める人と正反対で、まあまあっていう人がいなくて、いいか悪いかはっきりしていたね。でもまあ狙い通りだった。ショックな映画だろうな、とは思っていたから」。“全員悪人”をテーマに暴力団組織内部の抗争を描く同作では、自身、新たな試みとして主演と言えるキャラクターを7〜8人描く群像劇に挑戦。さらに北野組常連の俳優陣をキャスティングせず椎名桔平、三浦友和、國村隼、小日向文世、北村総一朗ら初タッグの俳優を揃えたのも新趣向。中でもインテリヤクザに扮した加瀬亮の怪演が、前評判を呼んでいる。「英語を使うシーンが途中からいっぱいあるインテリヤクザ役があって、英語も話せる役者を探していたら加瀬くんが来た。けど、普段の雰囲気からはどう見てもヤクザに見えないじゃない。どうしよう、と思ってメイクさんと相談して、オールバックにして、眉毛を剃ってみたり、結構苦労した。最終的に四角くて細いサングラスをかけさせたり。それでも『コノ野郎、バカ野郎』って怒鳴り合っている場面で、加瀬くんも入ってきて同じ台詞言っても全然怖くない。だから、この人は無口にしよう、でも、ひとつキレたら殴り出すという風に、徹底的に暴力に寄せた。キレたら怖い奴に設定に変えて台本を書き直して、かなり悪い奴に仕上がった。やっぱりパッと印象に残るようになったと思うし、うまいこといったかなって思うよね」。とはいえ、抗争の中心人物として動くのは、ビートたけし演じる、大友組の組長・大友。『戦場のメリークリスマス』を機に、俳優としても国内外で高い評価を得ているが、自身では顔をクシャクシャにして照れ笑いしながら厳しく自己評価する。「俺は基本的には演技、上手くないからねぇ。へたくそだから、しゃべんない方がいいもん。しゃべるとね、怪しいんだ俺は。『バカ野郎』なんて言ったら、単なる松村(邦洋)のモノマネになっちゃう。『ダンカン、バカ野郎』(松村さんによる、たけしさんのモノマネ)と変わってないって。『てめえ、何言ってんだ、バカ野郎』(本作の台詞)と同じだったっていう。だからできるだけ、怒鳴らないようにしようと思ったけど、みんなが怒鳴っているから、しょうがなくて怒鳴っていると、ふと我に返って、コレ、松村がモノマネするときと俺と、変わってないじゃないか、って(笑)」。大きな見どころのひとつが、バイオレンス描写の過激さ故に北野映画特有のバイオレンスと笑いが繋がって楽しめる感覚だ。「今回、あんまりにも描写が痛くてなぜか笑ってしまう。っていうか、これだけ追い込まれると人間笑うんだなって。編集していても順撮りじゃないから始めは気がつかなくて、ある程度繋がってくるとバカ笑いしちゃうシーンが出てきた。アレ?これ、お笑い映画撮っちゃった、参ったなーと思ったら、編集マンの人が『これだけ痛ければ笑いますよ、喜劇じゃないけど笑わずにはいられない状態になりますもの、これ』って。大丈夫かなって思っていたら、その感覚は世界共通で、カンヌでも観客がバカ笑いしてた。バカ笑いしている割にはみんな暴力映画って言っているわけ」。登場人物たちは、裏切り、騙し合いを続ける。北野監督の考える、人間の悪は?「悪っていうのは人間社会が進化する過程において、人間本来の欲望を規制するために、社会が悪と決め付けたこととも考えられる。例えば、人間が成長してある程度、性的能力とか体に備わって意識するようになったときには、ほかの奴を殴ってでも女を取るのが、生物として本能的だと思うよ。でもそれ、社会として成り立つために、悪=犯罪という括りを付けないと、人間社会自体が成り立たないというだけ。オットセイが周りの奴をかみ殺して十何匹もメスのオットセイをはべらせてハーレム作っているのを『恥ずかしくないのか、お前は。もっと女を分け与えろ、それじゃオットセイの社会は成り立たない』って言ったって、しょうがないじゃない。それは考えてないだけだもん。人間だったら少し頭が発達してきたから、弱者を救うことによって、全体的に盛り上げようとすることで、性とか食べ物の欲望とかそういうものを、独りよがりに行使することを悪としただけ。それがなきゃ、美味いものを食っている奴を後ろからぶん殴って、気絶している間に食って帰っちゃえばいいんだから。それは誰でもしたいと思うよ」。人間は欲望に抑制の効かない未完成な存在そういった悪とキッチリ一線ひけない人間の未熟さも明確に指摘する。「人間ってのは未完成な動物で、こういう暴力映画っていうと暴力は社会に対して悪影響があるんじゃないでしょうか?って言う。だけど拍手して観ている奴がいる。悪いことなら止めるんだけど止めないんだよ。食べ物でも何で腹いっぱい食っているんだ?肝臓壊したり糖尿になったり、体に悪いのになぜ食うかと言うと、頭と体のバランスが人間って全然取れていない。教えてくれないんだよ、体から信号出ていないんだもん。『それ以上食うと体に悪いです』なんて絶対言わないでしょ?だから食っちゃうの。それだけ人間ってね、欲望に対しては規制が効いていない、だからすごい未完成な動物なんだよ」。劇中、数人、生き残るワルがいる。現実社会で生き残るために必要なことは?「多分、グループがあってそこで生き残ろうとする。だから葛藤があるんじゃない?このグループじゃないところにポンと出ちゃえばいい。そうすればこのグループからしたらその人、関係ないだから、客観的に見たらその人、生き残っているってことじゃん、もしかしたらね。漫才ブームのときに一番最初に漫才辞めたの俺なんだもん、もう終わりだと思って。B&Bとかみんなそこにいたけど、俺、ポンと外に出ちゃった。で、結果的にブームはなくなって、たけしと紳助が漫才ブームを生き抜いたって言われるんだけど。俺、TVの次に、今度ラジオに行っちゃった。TV界からラジオに行っただけなんだけど、たけしはお笑いから生き抜いたってことになる。で、次に映画に行っちゃった。TVのタレントから俺だけ映画に行ったら、また生き抜いた、みたいなことを言われる。要するにグループの中に属さないってことじゃないかな。そうすりゃ生き抜いたことになる。怪しいんだけど、俺」。騙す、騙される、どっちが好き?の問いに、「あーあ」と嘆くような口調と優しい笑顔で答えた。「俺ら、騙す商売だからなぁ。騙す商売だけど、騙されることによってプラスマイナスゼロにしているところ、あるよね。よく騙されるの、騙してもらったお金、騙されてぼられているだけだよ」。(photo/text:Yoko Saito)■関連作品:アウトレイジ 2010年6月12日より丸の内ルーブルほか全国にて公開© 2010『アウトレイジ』製作委員会■関連記事:モナもシビれた!北野監督作『アウトレイジ』女性座談会ランキング企画!シネマカフェ読者ゴコロなんでもベスト5社長になってほしい俳優といえば?【カンヌレポート 最終回】バルデム受賞にペネロペ涙!最高賞はタイ作品山本モナと“男たち”を語ろう!『アウトレイジ』女性限定試写会&座談会に10組20名様ご招待【カンヌレポート 04】たけし、批評家の採点は辛口も観客からは5分の拍手の嵐
2010年06月10日