鬼才漫画家・古屋兎丸のロングセラーコミックを映画化した映画『ライチ☆光クラブ』が、アジア最大級の映画祭、第20回釜山国際映画祭に正式招待され、本映画祭のセレモニーとレッドカーペットに、既に発表されている中条あやみと共に次世代担うイケメン俳優の間宮祥太郎が緊急参加することが決定した。大人になる前の脆く、残酷で多感な少年の思春期を描き、その独創的な世界観と圧倒的なカリスマ性で支持される鬼才漫画家・古屋兎丸氏のロングセラーコミックを、ファン待望の実写映画化した本作。物語の舞台は、黒い煙と油に塗れた蛍光町と廃工場の秘密基地"光クラブ"。14歳を目前に大人のいない世界をつくろうとした9人の美しい少年たちによる裏切りと愛憎の物語と、彼らが作り上げた思考する能力を持つ機械(ロボット)“ライチ”と、少女カノンの恋を、圧倒的に美しくダークな世界観で描く。今年で20周年を迎える本映画祭。現地日程10月1日から10日まで韓国で開催され、本作は「ミッドナイト・パッション部門」に正式招待され、併せてワールドプレミアの上映が決定している。今年は、「スタジオジブリ」がアジア映画人賞として受賞しているほか、「Hey!Say!JUMP」の中島裕翔や菅田将暉、行定勲監督、佐藤健、長澤まさみらが釜山入りし、映画祭に参加することでも話題を呼んでいる。既に、『劇場版零~ゼロ~』で映画初主演を務め、本作ではヒロイン・カノン役を演じる中条さんの参加は決定していたのだが、今回新たに、美少年“ジャイボ”を演じた間宮さんも参加することに。間宮さんは、モデルで一躍人気を博し、「花ざかりの君たちへ~イケメンパラダイス~2011」「水球ヤンキース」などテレビドラマや舞台でも活躍。発売中の写真集が新人では異例の販売部数を記録し、その握手会では数千人を動員するなど瞬く間に人気が急上昇している次世代を担う大注目の若手俳優のひとりだ。間宮さん演じる「ジャイボ」は、原作コミックファンの1番人気のキャラクター。SNS上では配役を伏せたキャスト決定の発表から予想合戦が始まり、配役発表された瞬間、「ジャイボ」がtwitterのトレンドワードに上がるほどの盛り上がりをみせていた。また、間宮さんと中条さんは共に今回が“国際映画祭デビュー”となる。次世代担う美男美女2人が初参加する本映画祭。世界からも大きな注目を集めること間違いなしだ。『ライチ☆光クラブ』は2016年正月第二弾、新宿バルト9ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)
2015年09月30日俳優の間宮祥太朗が、自身初の国際映画祭となる第20回釜山国際映画祭のオープニングセレモニーとレッドカーペットに参加することが29日、明らかになった。映画『ライチ☆光クラブ』(2016年公開)が同映画祭の"ミッドナイト・パッション"部門に正式招待されることが先月末に発表され、ヒロイン役を演じる中条あやみの参加が決まっていた。間宮は、原作コミックでも人気の美少年キャラクター・ジャイボ役を演じ、配役が発表された際には「ジャイボ」がTwitterのトレンドワードにあがるまでの盛り上がりを見せた。現地日程10月1日から10日まで開催される第20回釜山国際映画祭は、世界各国から集まった映画作品が多数上映されるほか、マーケットも開かれるアジア最大級の映画祭。今年は、スタジオジブリがアジア映画人賞を受けているほか、中島裕翔、菅田将暉、佐藤健、長澤まさみらが釜山入りすることが決定している。間宮と中条は今回が初の国際映画祭デビューとなる。間宮が所属する事務所は、小栗旬、田中圭、綾野剛、坂口健太郎といった人気俳優を多数輩出しているトライストーン・エンタテイメント。モデルとして活動を始め、2008年のTVドラマ『スクラップ・ティーチャー~教師再生』で役者デビュー。以降、『花ざかりの君たちへ~イケメン☆パラダイス~2011』(2011年)、『水球ヤンキース』(2014年)、『学校のカイダン』(2015年)などへ出演を重ね、評価を獲得していった。2015年3月に発売された初の写真集『未熟者』(ワニブックス)は、新人としては異例の販売部数となり、握手会では数千人のファンを動員した。本作は、少年たちの思春期における自我の芽生えをテーマとして漫画誌『マンガ・エロティクス・エフ』(太田出版)で連載されていた同名漫画、およびその前日譚となる『ぼくらの☆ひかりクラブ』が原作。物語の舞台は、煙と油にまみれた蛍光町と廃工場の秘密基地"光クラブ"。14歳を目前に大人のいない世界を作ろうとした9人の少年たちの愛憎、思考能力を持つ機械"ライチ"と少女との恋をダークな世界観で描く。(C)2016『ライチ☆光クラブ』製作委員会
2015年09月30日連載第1回目から第20回目の愚痴をご提供いただいた方のご連絡をお待ちしております。詳しくはこちら≫誰にも言えない、けれど誰かに言いたい、そんな内緒の悩みやモヤモヤ、しょうもないグチからやりきれないつらさまで、穴を掘ってこっそり叫んでみたい気持ちを発散する、「感情の吹きだまり」……。そんな場所がこのコーナーです。あなたのやるせない気持ちを、安心してブチまけてみませんか?雨宮まみが聞き手をつとめます。長文の投稿歓迎いたします。(こる/女性/20代後半)私の両親は、私が中学に上がるころ離婚しました。以来、母と三姉妹の四人で暮らしています。母は結婚して以来ずっと専業主婦だったため、とにかくお金がなく、なんとか高校までは行かせてもらえましたが、高2のときの三者面談で私が進学を希望したところ、帰り道の車の中で「進学費用なんて出せない」とはっきり言われました。今考えればバイトしてお金を貯めたり、奨学金について調べればよかったのでしょうが、私は母にそう言われたとき「ああこれは働けってことか」となんとなく察して進学をきっぱり諦め、高卒で就職しました。底辺レベルの高校でしたが私自身の成績がそれなりに良かったため、運良く希望していた事務の仕事につくことができ、7年経った今も同じ会社で働かせていただいています。仕事は大変ですが上司や先輩に恵まれ、職場に対する不満はほとんどありません。ありがたいことです。先日、母がいつも母方の祖母宅で行われる親族の集まりに行きたくない、と言い出しました。祖母と母はこのところ折り合いが悪く、仕方ないかなあと思いましたが、行きたくない理由について聞くと、「弟たちの子供はみんな成績優秀。立派に進学している。弟たちもいい家を持っている。そんなところに行ったら劣等感でつらい」と。つまり母にとって私たちはいとこたちに劣る、恥ずかしい子供だということです。母のその一言で、なんだかわかりませんが私の中でなにかがぽっきりと折れてしまいました。私なりに、母を支えてきたつもりでした。自分の仕事も頑張ってきたし、帰宅すれば母の職場の愚痴をたくさん聞きました。自慢の娘、までは行かないまでも、それなりに評価してくれてるかなあと思っていたのです。それなのに、恥ずかしいんだって。お母さんは私が恥ずかしいんだって。いっぱい頑張ったのに、いっぱいいっぱいいっぱいいっぱいいっぱいいっぱいいっぱいいっぱいいっぱいいっぱいいっぱいいっぱいいっぱいいっぱいいっぱいいっぱいいっぱいいっぱいいっぱいいっぱいいっぱいいっぱいいっぱいいっぱいいっぱいいっぱいいっぱい頑張ったのに。両親揃って明日食べるものの心配もなく塾にも部活にも行かせてもらえる、頭のいいいとこのほうがいい子なんだって。できちゃった結婚して仕事をやめる同僚の娘さんのほうがいい子なんだって。なんなんだろう????私の人生なんなんだろう????お給料半分以上家に入れてるのに????残業してへろへろになって帰ってきてもいっぱい愚痴聞いてるのに????しんどくて泣きたくても家に帰ったら笑ってなきゃって頑張ってるのに????好きなことして勝手に機嫌悪くして体調悪くしてる妹のほうが心配されるのはなんで????褒められるのはなんで????私が自分勝手でわがままだって怒られるのはなんで????こんなこと考えてしまう自分が嫌で嫌で仕方ありません。顔もブスなのに性格まで歪んでるなんてもう最悪です。役満級で最低です。自分だって好き勝手生きているのだから、母にこれくらいの扱いをされても仕方ないんです。彼氏なんてできたこともないしこれからできるはずもないし結婚なんて不可能です。子供なんて夢のまた夢。母に孫の顔も見せてあげられないなんて親不孝しているのだから当然です。それでも、生きていて楽しいな、と思うことも結構あるのです。新しい漫画やゲームに出会えたとき。友達と遊んでいるとき。おいしいごはんを食べているとき。職場の飲み会でお酒を飲むとき。でもそうやって楽しいことの陰に、つらいことがたくさん潜んでいる。母に言われたことがその筆頭です。そのつらいことが耐えられなくて、早く死にたいなあと最近よく思います。生きている以上つらいことからは逃れられない。死ぬしかない。でもそれなりに楽しいから今すぐはちょっとなあと思うので、10年というリミットを自分で決めました。最近。10年経つ間にいろんなことが好転してるかもしれないし、悪化しているかもしれない。好転していればリミットをまた10年のばして、悪化していたらそのときは潔く死のう、と思うと少し楽になりました。その考え自体甘いし馬鹿丸出しなんですけど。世の中には私より困難な目にあっても強く生きている人が山ほどいるでしょうから、こんなこと大声では言えませんが、私は私なりにつらいのです。人生ってつらいことだらけだなあガハハ。(※投稿内容を一部、読みやすいように編集させていただきました。)ありますよねぇ、家族との関係で悩むことって。すごい虐待だとか、暴力でもない限り「よくあることだよ」と言われちゃったりしますけど、それでも家族のことって、どうしてこんなにこたえるんでしょう。はい、とろろ昆布とわかめと海苔で簡単なお吸い物作ってお出ししますね。こういうのが沁みるときもありますよね。こるさんのお母さんは、こるさんに進学を望まず、進学しない結果として、こるさんは最良と言える結果を手に入れているのにもかかわらず(職場に対する不満がほとんどないなんて!素晴らしい職場なのか、こるさんがすごくいい人なのか、どっちかだと思います。しかも勤続7年!たいしたものです)なんか、それじゃあ物足りない!もっと出世してる子もうらやましいし、出産する子もうらやましい!と、むちゃくちゃ言ってる印象です。これっていわゆる「子供自慢・孫自慢」の世界の話なのではないでしょうか。こるさんのお母さんが、本当にどう思っているかはともかく、わかりやすいスペックで子供を自慢し合う会の中では、「頭が良くていい学校に行ってる」とか「もうすぐ子供を産む(すでに産んだ)」人たちが持ち上げられやすいですよね。特に女の場合、どんないいところに進学しようが就職しようが、「孫を産んでくれない子供は親不孝」みたいなの、ありますからね。私も田舎では、とてもここには書けないレベルのことを親戚に言われています(PC的配慮をすると一文字も書けないレベルのことです)。「出世しそうな子供」や「孫を産みそうな子供」は「望ましいもの」なのでしょう。まぁ、理解はできますけど、ときおり「半径5メートル以内に近づいたら撃つからね」と言いたい気持ちに駆られます。親子の間って、これまで愛情の深さばかりがクローズアップされてきましたし、そこには何ものにも代え難い絆がある、ということになっていましたが、私はこの思い込みこそが、諸悪の根源なのではないか、と思います。「親子の間は特別なんだ」という思いが、特別な甘えを許容し合う関係を作ってゆくのではないか、と思うんです。だって、子供に対して「就職してお金は入れろ。大学には行かせられない。でも自慢できる子供でいてほしい」なんて、無理難題もいいところの甘えでしょう?しかももう20代後半の立派な大人の人生なんて、親の人生とは切り離されてしかるべきなのに、まだそんなこと言ってるなんて。私だったら、高卒でちゃんと就職して、7年勤めて、会社に不満もなくうまく働いてる娘がいたら、ホッとします。いい子に育ったなぁ、と思うし、そのいい子がいい環境に恵まれて良かったなぁ、と思います。彼氏がいなくても、結婚してなくても、「この子の良さをちゃんとわかってくれる男とつきあってほしいなぁ。変な男にひっかかって、傷つけられたりしてほしくないなぁ」と思うでしょう。こるさんは、客観的に見て、そういう人です。十分すぎるほど親孝行な娘さんだと思います。成長過程で子供は、人としてありえないクラスの甘えを親にふっかけますし、理屈の通用しないわがままを全力で通そうとしてきます。子供側からすると「記憶にございません!」で済ませたいところですが、そうもいかないですよね……。そのせいで、お互いにちょっと普通の人間関係ではありえない要求を親子の間では通そうとしてしまう、というのがあるのかもしれません。でも、ある程度育ってくると、たとえ親子で一緒に暮らしていても違う価値観を持ったり、まったく別の性格の人間同士になったりするんだ、ということもお互いに受け入れなければ、やっぱり関係はおかしくなっちゃうと思うんです。こういう小さなひずみは、表面化してないだけで、すごくたくさんあると思います。「絶縁するほどひどい親ではないけれど、なんか合わない」「実家に帰るのが苦痛」「父か母、どちらかとどうも衝突してしまう」「頼りない親が依存的で困る」などなど、大きな実害がないから取り立てて人には言わないものの、「積極的に会いたいわけじゃない」程度の複雑な気持ちは、ある人も多いんじゃないでしょうか。私は、親のことが嫌いではありませんが、ずっと複雑な気持ちはやっぱり持っています。愛情はありますし、育ててもらったことへの感謝の気持ちもあります。でも、友達や恋人と違って自分で選び取った関係ではありませんから、「家族というのは、別に気が合って一緒にいるわけじゃないんだな」ということに最近気付いて、不思議な気持ちになりました。「嫌いじゃないけど、家族と長時間一緒にいるのはしんどい、一人の時間がほしい」ということを、本当はずっと感じていたのに、それを「思ってはならないこと」のように感じていたのです。家を借りるときには保証人の欄に名前を書いてもらって、頼りにするときだけ頼りにして、でも自分は何にもしてあげてない、という、私が一方的に甘えている関係だから、そんなことを思ってはいけない、感謝すべきなんだ、と思う気持ちもあるような気がします。そんな「気が合うから一緒にいる、というわけではない他人」が家族の面白さだとも思いますが、そんな関係なのだから、無理して仲良くしようとか、無理してうまくいかせようとかしなくてもいいんじゃないか、と最近は思うのです。もちろん好きだし、困っていれば助けたい。けど、それ以上、無理にでも仲良くしようとしたり、親の期待に応えようとしたりすると、自分の中にある親への愛情が壊れてしまうような気がするのです。親の望みを叶えてやれないことを悲しく思うときもあります。その一方で、はっきり「自分の人生は自分の人生だし」と思う気持ちもあります。でもその人生は、親に与えてもらった人生でもある。だから、揺れます。いったい、親のことを、家族のことを、どう思ったらいいんだろう?と思います。最近は、それを「決めない」ことにしようと思っています。断絶するか、親の希望をべったり聞き入れるかの二択じゃなくて、「好きなところもあれば、苦手なところもある人」として、ある程度は受け入れる、最低限これだけのことはする、という覚悟だけ決めておいて、なるべく波風立てないように、お互いに良い距離感でやっていけたらいいのかなと。こるさんが、どんなふうに自分の気持ちと親との関係に折り合いをつけていかれるのかわかりませんが、もう、お母さんの愛情を頼りにするのはやめたほうがいいのではないかと思います。親の愛情って、大事な後ろ盾だったりしますが、お母さんはこるさんの自信を奪っていますよね。こるさんの性格がブスとかそういう問題じゃ全然ないです。そんな扱いを受けているから、自分をそういう人間だと思っているだけです。こるさん程度の嫉妬や怒りなんて普通だし、むしろ性格がいいからこの程度で済んでいるのです。それは、どんな育てられ方をしても、こるさん自身が、まっすぐな人間であろうと努力してきた証だと思います。楽しいこと、いっぱいあるじゃないですか。些細なことなんかじゃないです。一緒にいて楽しい友達がいること、飲み会が楽しいと思える職場にいること、どちらも得難いし、何物にも代え難い幸せです。そしてそれは、こるさんが自分の力で勝ち取ってきたものです。こるさんを愛する、周りの人の評価を信じてください。親よりそっちを主軸にしてください。こるさん自身の人格や生き方を評価してくれる声に耳を傾けてください。こるさんは親の自慢の道具じゃありません。親以外に、かけがえのない愛情が得られる方向があるとしたら、それは必ず、そっちの方向にあります。今彼氏がいないとか、そんなのは大した問題じゃありません。たとえお母さんがこるさんを誇りに思わなくても、こるさんを大事に思う人は、こるさんの周りの素敵な人たちのつながりの先にもっとたくさんいます。大げさなようですが、生きることに希望があるとしたら、私はそこにしかないと思うんですよね。自分を理解し、愛してくれる人がいて、自分が愛する人がいること。大きな愛情でなくても、小さな思いやりや、長く続く友情でもいい。それがどんなに大きな支えになってくれることか。10年とおっしゃいますが、その10年を、周りのみなさんと楽しく過ごしてください。死ぬ気なんかなくなるほど、絶望を希望で埋め尽くすほど楽しく過ごしてください。自分を打ちのめす言葉に負けて死ぬなんて、そんな悔しい死に方をしちゃだめですよ。あと、親に恥ずかしい子だと言われたとしても、それがすべてだとは思わないでほしいのです。甘えのある関係では、こうした暴言がお互いに出てしまうことがあります。でも、それは本当に思っていることのすべてではなくて、もののはずみとか、うっかり言っただけのことで、本当はお母さんはこるさんに感謝しているとか、そういうこともあり得ると思います。どうしてもダメだと思えば、お母さんから離れるのもいいと思いますし、本当にひどいお母さんである可能性もあります。もののはずみだとしても絶対に許せない言葉もあるでしょう。けど、いつか、許せるときが来るのかもしれません。憎しみにも愛情にも、どちらにも執着しないのは難しいことですが、揺れる気持ちを、どうか揺れるまま、無理やりどちらかの方向に処分しないで、見守ってみてください。みなさまの愚痴を、雨宮まみが「穴の底」にてお待ちしております。長文大歓迎!恋愛相手の愚痴も、職場環境にまつわる愚痴も、誰にも言えない愚痴も、「スポーツジムのおじさんの汗がキモイ…」みたいなしょうもない愚痴も、なんでもござれ。大なり小なり吐き出して気を楽にしませんか?「どうしたらいいでしょう?」のような相談は受け付けておりません。ごめんなさい。愚痴投稿はこちらから<< 第26回 友人がいない自分が駄目な人間に思えて苦しい第28回 ●●● >>-->>>穴の底でお待ちしています 目次ページへ雨宮まみ(あまみやまみ)ライター。アダルト雑誌の編集を経て、フリーライターに。女性の自意識との葛藤や生きづらさなどについて幅広く執筆。女性性とうまくつきあえなかった頃を描いた自伝的エッセイ女子をこじらせて (幻冬舎文庫)出版後、「こじらせ女子」がブームとなる。他の著書に対談集『だって、女子だもん!!』(ポット出版)、『ずっと独身でいるつもり?』(KKベストセラーズ)、『女の子よ銃を取れ』(平凡社)、『タカラヅカ・ハンドブック』(新潮社)など。「キレイになりたい!」と言えないあなたに。『女の子よ銃を取れ』他人の視線にビクビクしたくない、自分らしく堂々としていたい、かわいい、キレイと言われてみたい……そう思っていてもどうすればいいのかわからないし、「キレイ」への道が怖くてたまらない。キラキラした「キレイになりたい」本を手に取ることすら怖いと感じるくらい、「キレイ」が重荷になっている人のための、自意識や他人の視線、自分の視線を解きほぐす本です。雨宮さんより一言:何をしても、何を買ってもうまくいかない、変われないしパッとしない……。そんな悩みは、本当は多くの人が持っています。それ以前に何をすれば、何を買えばいいのかもわからない人だってたくさんいます。この間まではわかっていたのに、急にわからなくなってしまった人も。そんなときに、自分を取り戻し、新しい自分を作り上げるヒントや、気持ちの持ち方の軸のようなものがあればいいなと思って書きました。落ち込んだときのおともにしていただけると嬉しいです。試し読みはコチラ
2015年09月28日「第21回東京ガールズコレクション2015 AUTUMN/WINTER」(以下TGC)が9月27日(日)、国立代々木競技場第一に体育館にて開催。TOKYO GENDERLESS STAGEにGENKINGと千葉真一の息子で俳優の真剣佑、剛力彩芽がランウェイに登場した。「女性は誰でも輝くパワーも持っている。」という想いから、“SHINE”(シャイン)というテーマのもと開催された今回のTGC。総勢約100名の日本を代表する人気モデルが出演する本イベントは、日本のリアルクローズを披露するファッションショーをはじめ、豪華アーティストによる音楽ライブや、旬なゲストが多数登場するスペシャルステージなど盛りだくさんの内容となっている。第21回目の開催を迎えた27日には、延べ32,800名が来場した。「BOY LONDON」のステージでは黒をベースにところどころゴールドを差し色にした辛口のストリートスタイルが多く見られた。真剣佑さんはラインストーンのついたデニムに黒のパーカーを羽織り登場。さらに、GENKINGさんと剛力彩芽がランウェイを歩くと会場からは割れんばかりの歓声が!剛力さんは黒のスウェットワンピースにスニーカーを合わせたボーイッシュな装いでクールな表情を見せていた。「BOY LONDON」のステージにはそのほかラブリ、河北麻友子らが登場し、ステージを盛り上げた。(text:cinemacafe.net)
2015年09月27日世界中で親しまれ愛され続けている“スヌーピー”初のCG/3D映画『I LOVE スヌーピー THE PEANUTS MOVIE』。9月27日(日)に開催された「第21回東京ガールズコレクション2015AUTUMN/WINTER」にてスペシャルコラボステージが開催された。本作では、実は妄想好きなスヌーピーが、パイロットの“フライング・エース”となって大活躍!宿敵レッド・バロンを倒すべく、大空へと飛びたちミッションに挑むスヌーピー。そして、彼の飼い主であり大親友であるチャーリー・ブラウンも、壮大な冒険の旅に向かうことに…。スペシャルコラボステージに登場したのは、吉本新喜劇最年少座長、女性誌3誌の専属モデルとしても話題の小薮千豊や人気モデルの大倉士門、こんどうようぢ、話題のジェンダーレス男子「XOX(キス ハグ キス)」が登場!それぞれブラックを基調としつつ、ブラウスなど差し色にホワイトを使った“スヌーピーカラー”の服に身を包み、ランウェイを歩いた。そして最後にはスヌーピーと小薮さんが登場!黒と白のボックスチェックのケープを羽織り、スヌーピーと一緒に堂々のウォーキングを見せ、会場を沸かせていた。(text:cinemacafe.net)
2015年09月27日第37回PFF(ぴあフィルムフェスティバル)PFFアワード2015の表彰式が9月24日に、東京都国立近代美術館フィルムセンターで行われ、21歳(応募時)の杉本大地監督が手がけた『あるみち』がグランプリを受賞した。PFFアワード2015入選作品はこちら主人公の杉本大地を監督本人が演じるほか、実際の友人や母親も出演する本作は、監督自身の体験を再現し、浪人時代を経て大学に入学してからの日々を描く。杉本監督は「自分の物語として撮らせてもらった。意識したのは、どんなエモーションがあるものを撮れるかということ。内にある爆発、現場の空気や匂いが撮れないかと考えていたので、それをくみ取っていただき、とても嬉しいです」と受賞の喜びを語った。中山剛平監督の『したさきのさき』は、一般審査員による映画ファン賞(ぴあ映画生活賞)をはじめ、ジェムストーン賞(日活賞)、エンタテインメント賞(ホリプロ賞)の3冠に輝いた。片思いの相手に対し、常軌を逸した妄想を膨らませる異色青春映画で、中山監督は「中学時代のドキドキした実体験を、スクリーンで見ればきっとドキドキするんじゃないかと思い作った作品。自分が見たことない映像を見てみたいという思いもあった」と感激していた。表彰式には最終審査員を務めた奥田瑛二(俳優・映画監督)、阿部和重(小説家)、熊切和嘉(映画監督)、西村義明(プロデューサー)が出席。グランプリを受賞した『あるみち』について、阿部氏は「杉本さんにしか撮れないものが、画面から伝わり、現場で映画が作られている感覚があった」、熊切監督は「鮮度の高さがズバ抜けていた」と評していた。映画の新しい才能の発見と育成をテーマに1977年からスタートし、今年で37回目を迎えるPFF(ぴあフィルムフェスティバル)。今年はアワード応募総数577本のうち、20本が入選した。第37回PFFぴあフィルムフェスティバル10月3日(土)から9日(金)まで 京都シネマ10月31日(土)から11月3日(火・祝)まで 神戸アートビレッジセンター11月12日(木)から15日(日)まで 愛知芸術文化センター2016年4月(予定) 福岡市総合図書館で開催取材・文・写真:内田 涼
2015年09月24日開催まで残すところ1か月余りとなった第28回東京国際映画祭。このほど、今年の特別招待作品のラインナップが発表され、19日(土)より劇場で上映される本映画祭の予告編が解禁となった。10月22日(木)~10月31日(土)に開催される第28回東京国際映画祭。今回、9月29日(火)のラインナップ発表会に先立って発表された特別招待作品は、オープニングおよびクロージング作品を中心に、日本公開を控える話題作が勢ぞろいしている。先日すでに発表となっていたオープニングには、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』シリーズや『フライト』のロバート・ゼメキス監督最新作『ザ・ウォーク』を上映。NYツインタワーをワイヤーロープでつなぎ、命綱なしで渡ったフィリップ・プティの実話を、ジョセフ・ゴードン=レヴィット主演で描く。他には、過酷なエベレスト登頂を描くジェイク・ギレンホール主演の『エベレスト3D』、グスタフ・クリムトの絵画をめぐる実話をヘレン・ミレン主演で映画化した『黄金のアデーレ名画の帰還』、デイン・デハーンがジェームズ・ディーンに扮する『ディーン、君がいた瞬間』、『オーシャンズ』のジャック・ぺラン&ジャック・クルーゾのドキュメンタリー『シーズンズ2万年の地球旅行』、難病ALSの女性を『ミリオンダラー・ベイビー』のヒラリー・スワンクが演じる『サヨナラの代わりに』、西島秀俊主演の人気ドラマの映画化『劇場版MOZU』、そしてすでに発表となっていたクロージング作品として、佐藤浩市&本田翼主演の直木賞作家による原作小説の映画化『起終点駅 ターミナル』が上映される。さらに、オフィシャルサイトにて、19日(土)より劇場で上映される本映画祭の予告編が公開。発表となった特別招待作品の本編映像に加え、先日邦画3作品の出品が発表され話題をよんだコンペティション部門や歌舞伎座スペシャルナイトのほか、アニメやJホラー、クラシックなどの特集上映、東京映画食堂によるフード出展や音楽ライブなど、東京国際映画祭の魅力を十分に伝える映像に仕上がっている。今後来日ゲスト情報などが順次解禁となり、今年も大きな盛り上がりを見せるであろう東京国際映画祭。続報を楽しみに待ちたい。第28回東京国際映画祭は10月22日(木)~10月31日(土)開催。(text:cinemacafe.net)
2015年09月20日10月22日(木)~10月31日(土)に開催される第28回東京国際映画祭「コンペティション部門」にて、『FOUJITA』『さようなら』『残穢【ざんえ】-住んではいけない部屋-』の3作品が選出されたことがこのほど決定した。今年は新たに「パノラマ」「Japan Now」「日本映画クラシックス」の3部門が新設される第28回東京国際映画祭。映画祭の顔とも言える「コンペティション部門」に日本映画が3作品も選出されたのは、2004年の第17回開催以来11年ぶりとなる。プログラミング・ディレクターの矢田部吉彦氏は、選定理由について「巨匠、ヒットメーカー、若手のホープ。3名の異なるタイプの監督をお迎えすることで、日本映画の実力と多様性を世界に発信したいと思いました。充実していると感じており、世界にひけを取りません。この勢いが今年の映画祭で反映される形となりました」とコメントし、それぞれの作品への賛辞を送っている。このほど選出が決定した作品のうち1作品目は、日本人画家・藤田嗣治の半生を『泥の河』『死の棘』『眠る男』の小栗康平監督が日仏合作で描く『FOUJITA』。主演の藤田嗣治役をオダギリジョーが務め、妻の君代役には中谷美紀が配役。今回の選出は、昨年フェスティバル・ミューズを務めた中谷さんが語った「いつか女優としてコンペティション部門で映画祭に戻って来たい」という願いが一年で叶ったかたちとなる。2作品目には、「ももいろクローバーZ」が主演し話題を呼んだ『幕が上がる』の原作者として知られる平田オリザのアンドロイド演劇を映画化した『さようなら』が選出。二階堂ふみ主演の『ほとりの朔子』で2013年にも東京国際映画祭コンペティション部門出品された深田晃司監督の最新作である本作に、矢田部氏は「いままで見たことのない日本映画を完成させ、次代のトップランナーに躍り出ると確信しています」と絶賛を寄せている。さらに3品目として、竹内結子と橋本愛が共演を果たす『残穢【ざんえ】-住んではいけない部屋-』が選出。本作と阿部サダヲ、瑛太妻夫木聡が共演を果たす『殿、利息でござる!』の公開が来年既に決定している中村義洋が監督を務め、小野不由美の映画化挑む。矢田部氏は本作を「恐怖演出の歴史に新たな金字塔を打ち立て、日本の伝統的な怪談映画を深化させました」と評している。なお、ほかのコンペティション部門選出作品は、9月29日(火)に開催される「ラインナップ発表会」にて公表される予定。日本代表する3作品が、アジア最大級の映画祭である東京国際映画祭でどのように評価されるのか、大きな注目が集まりそうだ。第28回東京国際映画祭は10月22日(木)~10月31日(土)開催。(text:cinemacafe.net)
2015年09月16日東京都・飯田橋の印刷博物館 P&Pギャラリーは、3つの大規模なパッケージコンクールの受賞作品を一堂に展示し、現代日本のパッケージデザインや機能の進化を紹介する「現代日本のパッケージ2015」を開催する。会期は9月26日~11月29日(10月13日・11月24日・月曜休館、ただし10月12日・11月23日は開館)。開館時間は10:00~18:00。入場無料。同展は、日本で開催されている3つの大規模なパッケージコンクールの受賞作品を一堂に展示し、現代日本のパッケージデザインや機能の進化を紹介するもの。使いやすさに配慮したユニバーサルデザインや、地球環境に優しい包装材の開発など、解決すべき課題に対しさまざまな努力がなされているパッケージの数々が展示される。展示されるのは、「第54回ジャパンパッケージングコンペティション」の46点の受賞作品、「日本パッケージデザイン大賞2015」の36点の受賞作品と13点の審査員推薦作品、「2015日本パッケージングコンテスト(第37回)」の44点(ジャパンスター賞と包装技術賞の一部)。なお、「ジャパンパッケージングコンペティション」は、市場で販売されている商品化されたコマーシャルパッケージの優秀性を競う商品包装コンペティション。「日本パッケージデザイン大賞」は、パッケージというデザイン領域のプロフェッショナルが集い、生産や流通を支える包装材料としての面だけではなく、作品のデザイン性や創造性を競うコンペティション。「日本パッケージングコンテスト」は、材料、設計、技術、適正包装、環境対応、デザイン、輸送包装、ロジスティクス、販売促進、アイデア等あらゆる機能から見て年間の優秀作品を選定するコンテストとなっている。
2015年09月16日第40回トロント映画祭が、現地時間10日に開幕する。年々、映画業界における重要度を増しているこの映画祭は、今年も話題の作品が多数上映され、多くのハリウッドスターが訪れる華やかなものとなりそうだ。その他の写真オープニング作品は、ジェイク・ギレンホール主演、ジャン=マルク・ヴァレ監督の『Demolition』。今作のほかにワールドプレミアを飾るのは、ジュリアン・ムーア、エレン・ペイジ主演の『Freehand』、ケイト・ウィンスレット主演の『The Dressmaker』、スティーブン・フリアーズ監督の『The Program』、アルフォンソ・キュアロン製作で息子ジョナスが監督する『Desierto』、リドリー・スコット監督の『The Martian』、ケイト・ブランシェットとロバート・レッドフォード出演の『Truth』など。マイケル・ムーアが極秘で撮影したドキュメンタリー『Where To Invade Next』は、とくに話題を集めること必至だ。日本の作品では、是枝裕和監督の『海街diary』、三池崇史監督の『極道大戦争』、河瀬直美監督の『あん』が北米プレミアされる。トロント映画祭は、オスカー戦線に向けてのキャンペーンにおいても重要な位置を占める。『スラムドッグ$ミリオネア』、『英国王のスピーチ』、『それでも夜は明ける』は、トロントで観客賞を受賞し、オスカーでも作品賞を受賞した。昨年、トロントで観客賞に輝いた『イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密』も、複数部門でオスカーにノミネートされている。一般人が入れないカンヌ映画祭などと違い、トロントは一般人にもチケットを販売し、賞は観客の投票で決める。しかし、今年は“プラットフォーム”という新しいセクションが設けられ、ここで上映される12作品は、審査員が評価し、賞金が与えられることになった。このほかに今年は、質の高いテレビ番組を上映する“プライムタイム”というセクションも新設された。開催は20日(現地時間)まで。取材・文・写真:猿渡由紀
2015年09月10日9月2日(現地時間)より開催中の第72回「ヴェネチア国際映画祭」。今年は残念ながら、コンペなど主要部門に日本映画の出品はないが、ジェイク・ギレンホール(Jake Gyllenhaal)主演のオープニング上映作『エベレスト3D』を始め、ハリウッドスターの出演作がラインナップされ、レッド・カーペットは今年も華やかなものとなった。夫のジョニー・デップ(Johnny Depp)と共に、それぞれの出演作上映に合わせてやって来たアンバー・ハード(Amber Heard)は、まずジョニー主演の『ブラック・スキャンダル』の公式上映でツーショットを披露。ここでは夫を立てて、ステラ・マッカートニー(Stella McCartney)のシンプルなドレスに身を包み、髪も自然なダウン・スタイルだったが、翌日に行われた自身の出演作『The Danish Girl』(原題)の公式上映ではアレクサンダー・マックィーン(Alexander McQueen)の花柄ストラップレスのドレスで登場し、髪もアップに結い上げ、ハリウッドスターのオーラ全開だった。同作主演のエディ・レッドメイン(Eddie Redmayne)の妻、ハンナ・バグショー(Hannah Bagshawe)もアレクサンダー・マックィーン(Alexander McQueen)のヌードカラーのロングドレスを着こなした。同じく出演者のアリシア・ヴィカンダー(Alicia Vikander)はルイ・ヴィトン(Louis Vuitton)のロングドレス。丁寧な刺繍が施されたクラシックなスタイルで清楚なイメージを醸し出していた。また、昨夏に東京ロケも行われた『Equals』(原題)が上映されたクリステン・スチュワート(Kristen Stewart)は、シャネル(Chanel)のシルバーのドレス。ポイントはレースをあしらったアシンメトリーな裾。フォトコールでも、自身がミューズを務めるシャネルを着用していた。『A Bigger Splash』(原題)のダコタ・ジョンソン(Dakota Johnson)は公式上映にはマーク・ジェイコブス(Marc Jacobs)、フォトコールではロダルテ(Rodarte)のワンピース。黒にポピーの花柄、チャイナカラー、とオリエンタル・テイストのディテールが目を引いた。ダコタは『ブラック・スキャンダル』の公式上映ではプラダ(Prada)のパウダーピンクのドレスでフローレスなスタイルも披露した。映画祭は12日(現地時間)まで開催。これから参加予定の女優たちの装いにも注目が集まりそうだ。
2015年09月07日9月に行われる第37回PFF(ぴあフィルムフェスティバル)の“サプライズ上映”のプログラム内容が発表になった。その他の写真これまで発表になっていなかった“サプライズ上映”は全3作品。映画祭では特別講座にも登場する周防正行監督と、美術監督の種田陽平が手がけた『変態家族兄貴の嫁さん』を上映。周防監督が1984年に発表した作品で、小津安二郎監督作品にオマージュを捧げた作品として、現在も語り継がれている。さらに映画祭で最新作『唇はどこ?』がプレミア上映される長崎俊一監督が1982年に発表して熱狂的なファンを生んだ伝説の8ミリ作品『闇打つ心臓』も上映。若き日の内藤剛志、室井 滋、諏訪太郎が出演しており、後に35ミリでリメイク版も製作されたが、本映画祭ではオリジナル版が上映される。また、韓国のインディーズ映画で、河瀬直美がプロデューサーを務めた『ひと夏のファンタジア』も上映。監督のチャン・ゴンジェは世界の映画祭で注目を集めている俊英で、上映日には監督も緊急来日することが決定している。“PFF(ぴあフィルムフェスティバル)”は、世界最大級の自主映画コンペ“PFFアワード”をメインプログラムに据えている映画祭。今年も全国から集まった577作品の中から20作品が入選作に決定。全作品が映画祭で上映され、各賞が決定する。また、“サミュエル・フラー~誰もが憧れた奇跡の作家~”や、“映画内映画~映画は映画をつくることをどのように描いてきたか~”などの特集も開催される。第37回PFFぴあフィルムフェスティバル9月12日(土)から24日(木)まで 東京国立近代美術館フィルムセンター10月3日(土)から9日(金)まで 京都シネマ10月31日(土)から11月3日(火・宿)まで 神戸アートビレッジセンター11月12日(木)から15日(日)まで 愛知芸術文化センター2016年4月(予定)福岡市総合図書館で開催
2015年08月31日東京・六本木の国立新美術館にて9月2日から14日まで、「第100回記念 二科展」が開催される。1914年、文部省美術展の洋画部に対して新進作家たちが“第二科”の新設を働きかけたが実現できなかったことから、有志が日本洋画の革新をめざして集結して始められた「二科展」。“流派にとらわれず、新しい価値を尊重し、創造者の制作上の自由を擁護する”を信条とし、洋画界の黎明期に多くの著名な芸術家を輩出してきた。これまでの参加者は、安井會太郎、熊谷守一、東郷青児、岸田劉生、梅原龍三郎、小出樽重、中川一政、林武、佐伯祐三、宮本三郎、岡田謙三、藤田嗣治、岡本太郎など。海外からもジェレニェフスキー、マチス、ドラン、ピカソ、デュフィ、ブラック、モネ、ボナール、ブールデル、ゴヤ、ルオー、ロダン、モディリアーニなど、数多くの著名作家の作品が出品された。「第100回記念 二科展」では、同展に多大なる功績を遺した洋画家、彫刻家たちの作品を特別展示。歴代理事長の作品や、デザイン部と写真部の会員による同展に向けた作品も展開される。また、国立新美術館2階にある休憩室A、B、C、Dでは、絵画、彫刻、デザイン、写真の4部の会員有志によるコラボ展を実施。メインテーマは“あそび”、サブテーマは“ネコ100態”と設定され、様々な“ネコ”作品が展示される他、講演会やギャラリートーク、ミニコンサートなども予定している。また、二科の100年の歴史を一覧出来る「伝説の洋画家たち 二科100年展」が現在、東京都美術館で開催中。9月12日から11月1日まで大阪市立美術館、11月7日から12月27日まで福岡・石橋美術館でも行われる予定だ。【イベント情報】「第100回記念 二科展」会場:国立新美術館住所:東京都港区六本木7-22-2会期:9月2日~14日時間:10:00~18:00(入場は17:30まで)※金曜日は20:00まで入場は19:30まで、最終日は14:00までで入場は13:00まで休館日:9月8日料金:一般1,000円、高大学生800円、中学生以下無料
2015年08月24日9月に行われる第37回PFF(ぴあフィルムフェスティバル)のプログラムが新たに発表になった。その他の画像/第37回PFFのプログラムが決定“PFF(ぴあフィルムフェスティバル)”は、世界最大級の自主映画コンペ“PFFアワード”をメインプログラムに据えている映画祭。今年も全国から集まった577作品の中から20作品が入選作に決定。全作品が映画祭で上映され、各賞が決定する。今年は、多くの映画人が敬愛した伝説の映像作家サミュエル・フラーの作品を上映。『最前線物語』『東京暗黒街・竹の家』などの名作のほか、日本初上映となる『ベートーヴェン通りの死んだ鳩』や、フラーに関するドキュメンタリー『フラーライフ』も上映される。また、映画の製作現場を描いた映画を集めた特集“映画内映画~映画は映画をつくることをどのように描いてきたか~”を開催。長崎俊一監督の最新作『唇はどこ?』、鈴木卓爾監督の新作『ジョギング渡り鳥』のプレミア上映が行われ、フランソワ・トリュフォー監督の名作『アメリカの夜』なども上映される。さらに世界の映画祭で好評を博した短編映画を集めた特別企画“世界が絶賛した日本の短編たち”も実施。5作品が上映される。9月13日(日)と19日(土)には特別講座を開催。13日には美術監督の種田陽平と周防正行監督が映画の“美術”について対談し、小津安二郎監督の『小早川家の秋』が上映される。19日には映画プロデューサーの伊地智啓と濱口竜介監督が“プロデューサー”について語り合い、『居酒屋ゆうれい』が参考上映される。会期中にはさらに何作品か“サプライズ上映”が予定されており、詳細は追って映画祭の公式サイトで発表される。第37回PFFぴあフィルムフェスティバル9月12日(土)から24日(木)まで 東京国立近代美術館フィルムセンター10月3日(土)から9日(金)まで 京都シネマ10月31日(土)から11月3日(火・宿)まで 神戸アートビレッジセンター11月12日(木)から15日(日)まで 愛知芸術文化センター2016年4月(予定)福岡市総合図書館で開催※東京会場のチケットは8月8日(土)より発売開始
2015年08月12日株式会社わかさ生活株式会社わかさ生活は、8月8日の“ブルーベリーの日”に『第1回 わかさブルーベリー祭り』を開催する。京都三条会商店街とのコラボレーションイベントで、ブルーベリーを使ったさまざまな企画が用意されている。『第1回 わかさブルーベリー祭り』の目的は、ブルーベリーの魅力を広げること。祭りでは、家族が楽しめるイベント満載だ。京都では初の開催。第1回 わかさブルーベリー祭りブルーベリーの日に開催される祭りの詳細は下記の通り。日時:2015年8月7日(金)・8日(土) 11:00~17:00場所:京都三条会商店街および三条大宮公園(雨天決行)(プレスリリースより抜粋)当日は、「ブルーベリーフードコンテスト」や、「ブルーベリージャム試食販売会」「ブルーベリージャム試食販売会」「みんなで作ろうブルーベリージャム手作り体験」他多数のイベントを開催する。ブルーベリーフードコンテストブルーベリーフードコンテストは、わかさブルーベリー祭りの目玉企画。同祭りのために作られたブルーベリーを使った料理やスイーツを楽しむことができ、参加約30店舗から「スイーツ部門」「フード部門」について『グランプリ』と『わかさ生活賞』を決定する。(画像はプレスリリースより)【参考】・京都初!商店街まるごとブルーベリーづくし『わかさブルーベリー祭り』開催!~8月8日「ブルーベリーの日」にわかさ生活と京都三条会商店街がコラボイベントを開催~
2015年08月05日おいしい映画とごはんの祭典「第6回東京ごはん映画祭」が、10月31日から11月13日まで東京・渋谷のシアター・イメージフォーラム、及び都内レストラン各所で開催される。食で繋がる人と人を描いた映画や、ごはんが印象的な映画を一堂に集めて上映する「東京ごはん映画祭」。今年はそのうち、レストランで映画を見ながら作品にまつわる食事を楽しめる毎年大人気の「レストラン上映会」をグレードアップさせ、様々なスタイルの飲食店にてそれぞれにあった映画と食の楽しみ方を提案する。昨年はチケット発売開始後即完売した目黒の「BEARD」、南青山の「OVE」、「stopover tokyo」の他、新たなレストランを加えて開催される。今回第1弾が発表された上映作品のラインアップは、小津安二郎の不朽の名作『麦秋』(’51)や『フライド・グリーン・トマト』(’92)、近年のヒット作『大統領の料理人』(’13)、今年スマッシュヒットとなった『シェフ三ツ星フードトラック始めました』(’15)など。日本未公開の『FINDING GASTON』や、小林薫・主演の『深夜食堂』も上映される。なお、後日第2弾の発表も行われる。また、9月18日から26日にかけて開催されるスペインの「サン・セバスチャン国際映画祭」には、昨年より「東京ごはん賞」が新設されており、同映画祭から審査員を派遣し、映画祭のコンセプトでもある“人と食の繋がり”を丁寧に描き、ごはんのシーンが印象的な作品に寄与される賞。受賞作は「第6回東京ごはん映画祭」で上映される予定となっている。【開催概要】「第6回東京ごはん映画祭」日程:10月31日~11月13日場所:シアター・イメージフォーラム、レストラン各所(都内)
2015年08月01日映画パーソナリティーとして活躍中の伊藤さとりが、オトナ女子ならではの目線で恋に効くオススメ映画を紹介!記者会見や舞台挨拶の裏話もあるかも!?隔週金曜日更新-->選ばれる女になりたいなら?~『踊るアイラブユー♪』この連載では、様々な映画から、恋愛に使えるテクニックやセオリーを心理学に絡めてご紹介してきました。そんな「映画で恋愛心理学」も今回が最終回。最後にご紹介するのは’80sの洋楽ヒットナンバーで綴られるミュージカル映画『踊るアイラブユー♪』。物語の舞台は、海沿いにある南イタリアの美しい街プーリア。大学を卒業したばかりのテイラー(ハンナ・アータートン)は、姉マディ(アナベル・スコーリー)に呼ばれ、この街へ戻ってくる。到着早々、テイラーが聞かされたのは、マディの突然の結婚宣言!しかも相手は、テイラーの元恋人ラフ(ジュリオ・ベルーチ)だった!マディは、前の恋人との破局直後に出逢ったラフとすぐに結婚を決意。一方テイラーにとってラフは、3年前の夏の初恋の相手。彼への想いを断ち切ったはずなのに、テイラーは複雑な心境になる……。果たして彼女は、姉にラフとの過去を告白するのか!?元カレとの再会で「やっぱり彼が好き!」と気づいてしまうことって案外多いのでは?しかも、その彼が結婚をすると知ったら……。「どうして私は選ばれなかったんだろう」なんて言葉が頭の中をループしてしまいそう。ちなみにテイラーは付き合っていた当時恋人のラフに、「俺のこと本当に好き?」と何度も聞かれていました。ラフはイケメンで、女性からモテるし、人付き合いも上手。そんなラフに対してテイラーは、自分の想いを素直に出せず、嫉妬することも重いと感じて、クールなふりをしていたのかも?姉のマディはといえば、妹と正反対のキャラクターで恋愛経験も豊富。彼女にすぐ恋人ができるのは、友人にまで「彼といて幸せ!」「彼はこんなに素敵!」と、恋の喜びを全身で表現し、幸せオーラで相手を包み込むから。大切なのは付き合った期間の長さではなく、心を通わせる時間の密度。会う回数が少なくたって、その瞬間、瞬間にしっかり会話をし、心を通わせていれば、二人の距離はちゃんと縮まるもの。「愛するより、愛されたほうが女は幸せ」という言葉を鵜呑みにして、彼に追いかけさせるために、わざとつれない素振りをする。「重い女だと思われたら嫌われる」と信じ込み、会いたい気持ちを口に出さず、嫉妬心も見せない。そういうことばかりしていたら、相手は「俺のことそんなに好きじゃないだろ」と思って冷めてしまうでしょう。「植物に水を適度にあげ続けないと花は咲かない」のと同じで、恋愛だって「愛情を注ぎ続けないと愛は実らない」。また、「恋愛には刺激が必要」という考えも間違ってはいません。ただ、恋愛と結婚は別もの。結婚においては、「自分が帰りたいと思える家庭を作れる相手か?」が何より大事です。例えば、仕事で疲れて帰った時に、ついキツく当たってしまってもそれを理解し、受け入れてくれる=「愛されている安心感」を持てる人か?自分が素直に想いを伝えられ、彼もそんなあなたの振る舞いを心地よいと感じあえる関係ならば、お互いに最高のパートナーになれるはず!「選ばれる女になりたい」とひたすら彼好みの女性を演じ、理想の男性と見事、結婚したとしても、それは幸せ?“彼好みに作り上げた自分”を選んだ夫の前で、一生、本来の自分を隠して生きていくのは厳しすぎる!?結婚だけがハッピーエンドなわけではないし、恋人がいないと幸せではないとも思えません。仕事でも恋愛でも人間関係でも、大切なのは、「必要とされたいなら、自分も相手を必要とすること」「選ばれるのではなく、あなたが選ぶこと」。そんなあなたの想いに、喜んで想いを返してくれる相手と過ごすことこそ、自分にとって幸せを手に入れる近道なのでは?映画では、三角関係がやがて四角関係になり、それぞれが過去の恋と今の恋の間で悩みながら、未来の幸せを見極める展開に。幸せのカタチはみんな違うもの。だからこそ、パズルみたいにデコとボコがはまる相手と出会い、心通わせることが、最高の“心の潤い”をもたらすんですよね。あらすじ:輝く海とバロックの街並みが美しい南イタリアのプーリア。大学を卒業したばかりのテイラーは、姉マディに招かれ三年ぶりにこの地を訪れる。三年前の夏、初めての恋を経験したこの場所で、元恋人との再会を密かに期待しながら。だが、恋に奔放なマディの突然の結婚宣言が、テイラーの夢を打ち砕いてしまう。かつての元恋人ラフは、姉の婚約者となっていた。しかも式は明後日だという。ショックを受けながらもテイラーは、姉に真実を知られないためラフと初対面のフリをする。夢にまで見たラフは、こともあろうに姉の結婚相手・・。ラフとの恋を知っている女友達には、マディに過去のことを絶対に知られないよう口止めをする。婚約者の妹という立場で結婚の準備を手伝うテイラーは、ラフたちとトマト祭りに行く。そこで、三年前のラフの想いを知り、胸が張り裂けそうになる。あの恋は、ひと夏のロマンスなんかではなく、一生に一度の本物の恋だったことを初めて知る。真実を知らないマディは「好きならあきらめないで」と落ち込むテイラーの力強くアドバイスをする。もしも時間を戻せるなら、もう一度昔のように愛してほしい・・・。姉の幸せを願う一方でラフへの想いは募るばかり。いよいよ結婚式当日となり・・・。7月10日(金)TOHOシネマズ シャンテほかにて全国公開監督:マックス・ギーワ & ダニア・パスクィーニ出演:ハンナ・アータートン、アナベル・スコーリー、ジュリオ・ベルーチ『踊るアイラブユー♪』()(C) WOS DISTRIBUTION (IRELAND) LTD. 2014伊藤さとり:映画パーソナリティー、心理テストカウンセラー。様々な映画イベントや記者会見のMCを努める映画司会者&映画コメンテーター。年間400本以上の映画を観る。TSUTAYAの店内放送で新作DVD紹介のDJ、Gyao!&ぴあ映画生活&Youtube動画「伊藤さとりと映画な仲間たち」では、監督、俳優、プロデューサー、脚本家らと対談し、映画紹介を行う。Amebaブログ:さとりのひとりゴト あの映画のウラ・オモテTwitter:伊藤さとり@SATORIITO
2015年07月31日第28回東京国際映画祭の概要説明会見が7月28日(火)、都内で行われ、コンペティション部門の審査委員長を『X-MEN』シリーズで知られるブライアン・シンガー監督が務めることが発表された。通算8度目となる10月の来日を前に、シンガー監督は「映画を愛する者として、フレッシュで新しい作品を観られるということが一番の栄誉だと感じています」と今回の決定に喜びを語り、「審査委員のひとり、さらには審査委員長の立場から、映画監督たちの成長を手助けできることは、なお一層の栄誉です。私は商業映画も手がけてきましたが、キャリアの出発点は映画祭です。映画祭の重要性を心から理解していますし、映画祭にまた参加できることをとても楽しみにしています。審査委員として、そしてほかでもないひとりの観客として」と意気込みのコメントを寄せた。また、同日、オープニング作品にロバート・ゼメキス監督の最新作『ザ・ウォーク』、クロージング作品に佐藤浩市と本田翼が共演する『起終点駅 ターミナル』が決定したことも明らかになり、会見では佐藤さん&本田さんからもビデオメッセージも上映された。10年前に『雪に願うこと』(根岸吉太郎監督)で主演男優賞を受賞している佐藤さんは、「今回も初日に現場に入ったときに、『雪に願うこと』の初日に感じた、現場の意識の高さを感じました。それが東京国際映画祭のクロージング作品になったということが、僕にとっては本当に嬉しい驚きでいっぱいです」。本田さんは「本当に光栄です。この作品は、見終わった後に、少し幸せになれるようなあたたかい作品です。この秋お会いできることを楽しみにしています」と映画祭の開幕を心待ちにしていた。会見には日本を含むアジアの監督3名が、ひとつのテーマでオムニバス映画を共同製作するプロジェクト「アジア三面鏡」に参加する行定勲監督(日本)、ブリランテ・メンドーサ監督(フィリピン)、ソト・クォーリーカー監督(カンボジア)が出席。来年の完成を目指し、3名によるディスカッションが進んでいると言い、行定監督は「映画祭がアジアの作品にスポットを当てることは非常に大切。自分自身もアジア映画に影響を受けてきたし、今回の試みは刺激的。体当たりで挑戦したい」と意気込んでいた。【第28回東京国際映画祭】概要主催:公益財団法人ユニジャパン(第28回東京国際映画祭実行委員会)共催:国際交流基金アジアセンター(アジア映画交流事業)東京都(コンペティション部門)期間:2015年10月22日(木)~10月31日(土)[10日間]開催会場:六本木ヒルズ(港区)、新宿バルト 9、新宿ピカデリー、TOHOシネマズ 新宿ほか、 都内の各劇場及び施設・ホールを使用(text:cinemacafe.net)
2015年07月28日韓国で開催中の第19回ブチョン国際ファンタスティック映画祭(略称BiFan)で、22日(現地時間)に園子温監督が“I AM (NOT) SONO SION”と題したマスタークラスを行い、映画祭プログラマーのアリス・ユー氏の進行のもと自作について70分以上に渡り、熱く語った。ジャンル映画の祭典であるBiFanでは、園監督の人気はとても高く、過去には審査員を務めたことも。今回も500人以上入る富川市庁舎ホールは超満員だった。「園子温監督といえば?」というキーワード・ウォールには、「アブノーマル」、「暴力」、「SEX」といった数々の刺激的な言葉が並んでいたが、これを見た園監督は「ここに並んだ単語で映画を作ってみようかな」と語って観客を沸かせた。「実際、これらの言葉が今までの僕だとしたら、来年はまったく違う映画を作ってみたいし、一方でシンボル的にこれらのものをそのままぶつけて撮ってみるのも面白い」と語り、観客の反応を楽しんでいた。また、「血は大嫌い。指に一滴の血を見ても嫌だし、僕自身は暴力は嫌いです」と答えると、観客は大爆笑。「『自殺サークル』など映画の中で流れる大量の血は、傷ついたことや、道に迷っていることを表すための比喩なんです」と語った。今回上映された最新作『リアル鬼ごっこ』と『ラブ&ピース』のスタイルが正反対であることについて聞かれると、「僕はピカソが大好き。次から次へとタッチを変え、これが自分だと決めつけない彼のようなスタイルが好きなんです。常に前回と180度違うものを作りたいし、ちょっと実験的でありたい。これが自分のスタイルだ、と将来決めるかもしれないが、まだ僕はそこに達してはいない」と答えた。BiFanでは今年、園子温特集として『自殺サークル』、『愛のむき出し』他、全8作品を上映。24日の『恋の罪』の上映では、同作で知り合い結婚した園子温夫人の神楽坂恵と共に舞台挨拶を行った。神楽坂さんは韓国訪問が初めてで、その熱い歓迎ぶりに感激の面持ちだった。(photo / text:Ayako Ishizu)■関連作品:リアル鬼ごっこ 2015年7月11日(土)より全国にて公開(C) 2015「リアル鬼ごっこ」学級委員会
2015年07月25日オリンパスは7月20日「海の日」より、「未来に残したい海」をテーマとした「第4回 子どもフォトコンテスト」を開始した。NPO法人OWSとの共催で、11月9日までの期間、小学3年生から中学3年生を対象に作品を募集する。応募するには、2,048×1,536ピクセル(約300万画素)以上でJPEG形式の撮影データを同コンテストの専用フォームより送信する。審査員は自然写真家・OWS副代表理事の高砂淳二氏と、海洋写真家・OWS理事の杉森雄幸氏が務める。最優秀賞(1点)には「OLYMPUS OM-D E-M10 14-42mm EZ レンズキット」、優秀賞(3点)には「STYLUS TG-4 Tough」が副賞として贈られる。「子どもフォトコンテスト」は、同社の「未来に残したい海」プロジェクトの一環として、2012年に初開催された。
2015年07月21日16日(現地時間)、第19回富川国際ファンタスティック映画祭が韓国の富川(プチョン)市で開幕し、イ・ミンホ、ムン・チェウォン、オ・ダルス、オ・ジホ、チョン・ギョンホ、イ・ジョンヒョン、チョンウ、キム・コウン、映画祭広報大使のクォン・ユル、オ・ヨンソらがレッドカーペットを飾った。また、香港からはジョニー・トー映画でおなじみの 人気俳優サイモン・ヤム、日本からは 山田孝之の実姉の椿かおりも登場した。「花より男子」で人気になり、『江南ブルース』では映画初主演を果たしたイ・ミンホは、今年を代表するスターとして、女優ムン・チェウォンと共にプロデューサーズチョイス賞を受賞。イ・ミンホは「映画俳優として初めて賞をいただきました。このことは一生忘れないでしょう。そしてムン・チェウォンさんと同時に受賞するのも意義を感じます。無名のころに競演した二人が今こうして受賞できて、うれしいです。これからも俳優として精進を重ねるつもりです」と喜びを語った。『国際市場で逢いましょう』や『10人の泥棒たち』など出演する映画がすべて大ヒットする、個性派俳優のオ・ダルスは功労賞であるファンタジア賞に輝いた。オ・ダルスは「とても光栄です。これからも皆さんに演技を通じて笑顔を贈れるようがんばります。そして『10人の泥棒たち』で共演したサイモン・ヤムさんがこの場にいることも、とてもうれしいです」と挨拶した。サイモン・ヤムは今年のメインゲストの一人で、『PTU』など代表作6本が特集上映される。日本の園子温監督の特集上映もあり、園監督のティーチインも行われる予定。また後半には『猫侍2』の北村一輝も来場する予定だ。富川国際ファンタスティック映画祭は、ソウル近郊の富川市中心部で26日(現地時間)まで開催。(photo / text:Ayako Ishizu)
2015年07月17日日本工学院とオリンパスイメージングは15日、第6回「高校生デジタルフォトコンテスト」の開催概要を発表した。応募資格は高校生であることのみ。「高校生活」をテーマとした作品を7月24日から9月30日まで募集する。作品の応募は「高校生デジタルフォトコンテスト」のWebページにて受け付ける。「高校生デジタルフォトコンテスト」は、2010年より日本工学院とオリンパスイメージングが主催してきたイベントだ。前回は999点の応募があり、デジタル一眼レフによる力強い作品や、スマートフォンやコンパクトカメラを使った自由な発想の作品なども多く寄せられた。審査員を務めるのは、ともに写真家の清水哲郎氏と小泉修氏。賞品として、グランプリ作品には「OLYMPUS PEN Lite E-PL7 EZダブルズームキット(ホワイト)」が、準グランプリには「OLYMPUS STYLUS TG-4 Tough(レッド)」が贈呈される。結果発表は11月中旬を予定している。
2015年07月15日東京ビッグサイトで本日10日まで開催されている「第6回 DESIGN TOKYO」(リード エグジビション ジャパン主催)内は、「売れるデザイン」をテーマとして、各企業が自社製品を出展する展示会。その中に、いまだ製品にはなっていない「プロトタイプ」を一覧できるコーナーがある。本稿では、同展示会内の特別コーナー「PROTO LAB(プロトラボ)」を紹介する。通常、展示会ではすでに発売されているものや発売予定の製品が披露されるが、この「PROTO LAB」では、製品化の前段階の原型である「プロトタイプ」が一堂に会する。昨今、先進的な製品の開発資金をクラウドファンディングで募集する事例が脚光を浴びることも増え、それ以前よりプロトタイプが広く目にされる機会は増えたものの、試作機やモックなど、そのモノ自体を直接見る機会は貴重だといえる。加えて、このコーナーではプロダクトデザイナー自身がブースに常駐しているため、プロダクトについての質問を直接ぶつけることも可能だ。先進的な製品を求めているバイヤーやメーカーにとっては、アイデアの芽を見る機会になっているようだ。製品テーマ別に部門が設けられており、「照明部門」「スマホグッズ部門」「時計部門」「キッチンウエア部門」の4部門ごとに展示が行われていた。照明のプロトタイプ「hAkari」を出展した「オチュカデザイン」の大塚氏は北海道を拠点に活動しており、今回このコーナーに初めて出展したとのこと。「ショップのオーナーの方だけでなく、デザインプロダクションの方など、さまざまな方からお声がけいただけています。プロダクトに対して、さまざまな反応をいただけるのが刺激的ですね」と語った。「アイデアの芽」がさまざまな刺激を受けることで、製品化への足がかりとなったり、協業のきっかけをつかむことができる場となっているようだった。本コーナーは展示会併設となっており、すでに次年度の募集も始まっているので、直接訴求したいプロトタイプを抱えている作り手は、出展を検討してみては。注:DESIGN TOKYOは商談を目的とした展示会のため、一般および18歳未満の入場は不可となっている。
2015年07月10日科学技術振興機構(JST)は7月8日、科学好きのすそ野を広げるとともに、トップ層の学力伸長を目的として、全国の高校生が学校対抗で科学の力を競う「第5回科学の甲子園全国大会」ならびに、科学好きのすそ野を広げるとともに、未知の分野に挑戦する探究心や創造性に優れた人材を育成することを目的として、全国の中学生が都道府県を代表して科学の思考力・技能を競う「第3回科学の甲子園ジュニア全国大会」を開催すると発表した。科学の甲子園全国大会は2016年3月18日から21日にかけて、茨城県のつくば国際会議場ならびにつくばカピオにて開催されるもので、各都道府県より選出された代表校が、理科・数学・情報における複数分野の競技を行い、総合点を競いあう。すでに一部の県において一次選考が始まっており、順次、全国で選考会が開催されていく予定となっている。一方の科学の甲子園ジュニア全国大会は、2015年12月4日から6日にかけて東京都のBumB東京スポーツ文化館で開催されるもので、各都道府県の選考会にて選出された47チームが理科・数学などの複数分野にわたる筆記や実技の競技に取り組み、勝敗を競うものとなっている。各都道府県大会は7月下旬より、順次開催されていく予定となっている。なお、科学の甲子園全国大会優勝チームは、米国にて開催される全米の科学好きな高校生が集う「サイエンスオリンピアド」へアンバサダーチームとしての参加資格が与えられ、実際の競技に参加し、米国の高校生らと競うこととなる。また、科学の甲子園の支援パートナーである国際教育交換協議会(CIEE) 日本代表部 TOEFL事業部長である根本斉氏は、開催会見にて「世界的に見ても理数系の人材が求められている。例えばデータサイエンティストは今後、大きく不足することが考えられており、米国では理数系学士の人材育成が強化されている」と説明し、幅広い視野と理数系の知識を持つことが重要であることを強調。引き続き、科学の甲子園を通じて、世界と渡り合えるグローバル人材育成に向けた支援を行っていくとしていた。
2015年07月08日フランス・パリで開催されたの『第16回 Japan Expo』で5日、「CREATORS TOKYO 5 × 愛☆まどんな」のファッションショーが会場内最大のステージにて行われた。「CREATORS TOKYO」は、Tokyo新人デザイナーファッション大賞事務局が支援する若手ファッションデザイナーチームの総称。同事務局は、東京から世界に羽ばたく優れたデザイナーを発掘し、海外へのビジネス進出を積極的にサポートしている。今回は「Neb aaran do by ネバアランド」、「ワンピースとタイツ」、「ユキヒーロープロレス」、「kapuwa」、「motonari ono」の5ブランドが参加し、ファッションショーのほか展示ブースで商品販売等も行った。ライブペインティングアーティスト・愛☆まどんなの参加は、「ワンピースとタイツ」とのコラボがきっかけで実現したという。ブースの壁やガラス面に大きく作品を描いていく姿に、訪れた人々は目を奪われていた。ファッションショーにはBEE SHUFFLEやLe Lienなど日本の人気若手アーティストらがモデルとして登場。1万5,000人を収容する大きなステージでのショーに、BEE SHUFFLEのJUNは「緊張すると思ったけど、スポットライトを浴びたら大きな歓声が聞こえて楽しむことができた」と笑顔だった。Tokyo新人デザイナーファッション大賞事務局長の中川淳郎氏は、「パリの有名店や海外イベント等から複数のオファーがあり、予想以上に手応えを感じた。何よりもお客様に喜んでいただけたことがよかった。今後もさまざまな業界とコラボしていきたい」と話した。
2015年07月08日2回にわたって、Windows 8からWindows 8.1 Updateまでの特徴を大まかに紹介してきた。第1回や第2回と重複する部分もあるが、ここで改めて考えてみたい。Windows 8 & 8.1(Update)はダメなOSなのだろうか。確かにWindows 8は野心的なOSだった。それまでデスクトップ環境を主として使ってきたユーザーにとって、スタート画面は使いやすいものではない。Aeroグラスの廃止やモダンUIは結局のところ慣れの問題だが、必ずしも欠点とは言い切れない。また、Windowsストアアプリもローンチ直後と相まって、選択肢はかなり少なかった。だが、デスクトップ環境ならマルチディスプレイにすればスタート画面は大きなキャンパスとなり、Windowsストアアプリの全画面表示もさほど気にならない(前提条件が存在すること自体、マイナス面であることはその通り)。Windowsストアアプリもその後は充実し、デスクトップPCで使うメリットは少ないが、タブレットであれば利便性の高いアプリケーションや、息抜きできるゲームもそろってきた。あまり知られていないのが、タブレットでWindows 8を使ったときの利便性だ。タッチ操作でアプリケーションを切り替え、必要に応じてペンや指で手書きする直感的な操作には感心させられる。タブレットを中心にしてWindows 8を開発したからこそ、デスクトップ環境と相いれない部分が生じ、そこがダメなOSといわれる大きな理由の一つなのだろう。これも前回までと繰り返しになるが、Windows 8は脆弱(ぜいじゃく)性の緩和機能を強化するなど、セキュリティ面も大きく改善された。Windows Vistaで実装したASLR(アドレス空間のランダム化)も、Windows 8で実行時に確保するメモリー領域のランダム化によって、外部からの攻撃が成功してしまう危険性を大幅に低下させている。カーネル内部に目を向けても、無効なポインターを悪用する攻撃を防止するためのNULLポインター(通常無効なメモリーアドレス)の利用を原則禁止し、プロセッサが持つSMEPやPXNといった機能を用いて、脆弱性攻撃によるコード実行を抑止した。カーネル内のDEP(データ実行防止)を導入したのも、Windows 8からである。セキュリティ面でも、最新技術を搭載したOSを使うメリットは大きいのだ。○Windows 8.1はカスタマイズで使いやすくなるOSはカスタマイズすることで使いやすくなる。これはWindows 8.1に限った話ではない。ただWindows 8.1の場合は(特にデスクトップ中心のユーザーにとって)、これまでのWindowsと比べて、使いやすくするまでのカスタマイズ必須度が高い点が問題だ。最大のネックといえるスタートボタン/スタートメニューについては、「Classic Shell」に代表されるスタートメニュー復活アプリケーションで解決できる。Classic Shellの場合、クラシックスタートメニュー、Windows XP風のスタートメニュー、Windows Vista / 7風のスタートメニューから好きなものを選べる。また、「フォルダーウィンドウを閉じたときに、ウィンドウサイズや位置を記憶しなくなった」のも悪名が高い。これはWindows VistaからでWindows 8.1でも同様だが、「ShellFolderFix」をインストールすればよい。ShellFolderFixは、2009年にファーストリリースしたGeorg Fischer氏作のオープンソフトウェアだ。独自のデータベースを用意し、フォルダーを閉じるときに保存したウィンドウサイズ/位置データを、同じフォルダーを開く際に参照する仕組みである。Windows XPまでの挙動と完璧に同じとはいかず、Windows 7向けのソフトウェアではあるものの、筆者の環境ではWindows 8.1 Updateでも問題なく動作している。Microsoftのソフトウェア全体に共通していえることが、ファーストリリースは骨子を生み出したに過ぎず、そこから一歩ずつ改善する点だ。ちょうどWindows 8が8.1に、Windows 8.1が8.1 Updateへと歩みを進めてきたように、である。この3年間で、Winodws 8.xは確実に完成度を高めた。2015年7月29日に無償アップグレードが始まるWindows 10は、旧来のスタートメニューとスタート画面を融合した"新"スタートメニューを実装し、Internet ExplorerはMicrosoft Edgeへとリニューアル。仮想デスクトップやAeroグラスライクな透過効果など、デスクトップ環境の強化が目覚ましい。今さら「Windows 8.xへアップグレード」とはいわないし(企業ユーザーは状況が異なるかもしれない)、個人として「ダメなOS」と評価しているユーザーが多いことも承知の上で述べると、Windows 8.xは、デスクトップを主たる作業場として使っている筆者にとって遜色ないOSである。Windows 8.xは巷(ちまた)の声ほどダメなOSではないとまとめたい。阿久津良和(Cactus)
2015年06月25日ホラー映画は夏のデートの定番!今回は6月20日(土)より公開中の人気ホラー映画『呪怨』シリーズの最新作にして最終章となる『呪怨 -ザ・ファイナル-』をピックアップ!お出かけ場所は、映画を観て寒くなってしまっても、気を取り直してデート気分が楽しめるよう、陽気で開放的な横浜・みなとみらいのベイサイドエリアをチョイス!大ヒットした『呪怨 -終わりの始まり-』の続編となる本作。本作の主人公の姉・麻衣(平愛梨)が行方不明になった妹の結衣の居所を捜索し始めるところから物語はスタートする。麻衣は、小学校の先生をしていた結衣が頻繁に「佐伯俊雄」という不登校の生徒の家を訪れていたことを知る。何か手がかりを得られないかと、「佐伯俊雄」の居場所を捜索し始めるのだが、その日から麻衣の周りで不可解な事が起こり始め…。予告編を見るだけでも怖い!とうわさの日本国民が選ぶ「最も怖い映画」第1位を獲得した『呪怨』シリーズの最終章。港町横浜・みなとみらいエリアにはおすすめの映画館が2つある。一つは、みなとみらい駅が最寄りで大観覧車のすぐ近くの横浜ワールドポーターズ内「イオンシネマみなとみらい」、もう一つがJR桜木町駅前のTOCみなとみらいの「横浜ブルク13」だ。前者はアミューズメント感たっぷりの場所にあり、後者はトレンディなショッピングスポットに近い。どちらもデート向きだ。おすすめのデートルートは、昼の間に桜木町・みなとみらいエリアで映画を観て、お散歩がてら山下公園方面に向かいながら、途中いくつかの観光スポットやカフェ、レストランで休憩。日暮れてベイサイドの夜景が美しくなる頃合いに、山下公園&マリンタワーにたどり着くようにするとロマンティックな気分が盛り上がるはず。映画を楽しんだ後、まず向かうのは、横浜・みなとみらいの歴史的建造物から生まれた横浜赤レンガ倉庫。雑貨店などでショッピングを楽しめるほか、カフェやレストランも充実。パンケーキやスクランブルエッグで有名なオールデイカジュアルダイニング「ビルズ」やブルーノート東京のプランニングサポートによるライヴレストラン「モーション・ブルー・ヨコハマ」などはデートにもぴったり。また今年4月には、世田谷区三宿発のアップルパイ専門店「グラニースミスアップルパイ&コーヒー 横浜店」がオープン。横浜赤レンガ倉庫限定のアップルパイ「アーモンドチョコレート」や、季節限定アップルパイとして“冷やしておいしいアップルパイ”を3種類ラインも提供中なのでぜひチェックして。赤レンガ倉庫から橋を渡ったところには、横浜市・開港150周年事業の一環で誕生した象の鼻パークがある。芝生が広がる開放的なパーク内には、アートスペースとカフェを併設した「象の鼻テラス」があり、イベントなどの文化プログラムが定期的に行われている。6月中は、アーティスト鈴木康広による巨大な「象の鼻」が屋上に出現。毎週日曜日は10時から新鮮な横浜野菜やこだわりのパンなどが出店する<ZOU‐SUN‐MARCHEぞうさんマルシェ>が開催されるほか、ピクニックシートの貸し出しなども行っているので、天気のいい日は芝生でくつろいでみてはいかが。日によっては、MAME BOOKSがプロデュースする海辺の図書館をやっていたり、アコースティックミニライブなども楽しめる。お出かけ前にぜひイベントをチェックしてみて。象の鼻パークから山下公園方面へ進むとその手前に、横浜港大さん橋国際客船ターミナル、通称大さん橋がある。ターミナルの中には横浜お土産ショップやフレンチレストラン、全面ガラス張りで横浜湾を一望できるカフェなどがある。「くじらのせなか」と呼ばれる屋上フロアは天然芝とウッドデッキのオープンエア―スペースになっていて、360度のベイビューを望めるフォトジェニックな記念撮影スポットだ。大さん橋を出て東へ進むといよいよ、横浜で最も有名な山下公園に到着。辺りが暗くなると横浜ベイブリッジに赤レンガ倉庫、横浜大さん橋、そしてマリンタワーが一斉にライトアップ! 一日を振り返りながら、静かにみなとみらいの夜景を眺めてみてはいかが。中華街もすぐ近くなので、余裕があればぶらぶらと散歩しながら食べ歩きしてもいいかも。『呪怨 -ザ・ファイナル-』は新宿バルト9ほか全国にて公開中。(text:Miwa Ogata)
2015年06月21日14年に発表した3本目の長編映画『そこのみにて光輝く』が、「第38回モントリオール世界映画祭」最優秀監督賞を始め、数々の映画賞を受賞したことも記憶に新しい注目の監督・呉美保に、今月27日より公開される新作映画『きみはいい子』について訊いた。今回監督が挑戦したのは、「第28回坪田譲治文学賞」を贈られた中脇初枝による小説「きみはいい子」の映画化。監督初の群像劇となる本作は、幼児虐待やネグレクト、モンスターペアレンツ、認知症など、現代社会の問題を描いている。シビアな事象を題材としながらも、高良健吾、尾野真千子、池脇千鶴、富田靖子らの俳優陣が演じるキャラクター達が、時に戸惑い、傷つきながらも、人との関わりを通じて救われ、新たな気づきを得て、前に歩み出していくというストーリー。見終えた時には、胸に温かい感情がこみ上げるような、やさしさに満ちた作品だ。原作を読んだ時に「まず一読者として、作品の世界に引き込まれた」という呉監督。映画で扱う現代社会の問題については「例えば『虐待』と言っても、昔は暴力、せっかん、躾とか別の言葉で表現されていましたよね。一括りに『虐待』と言語化されることで、意味を限定してしまい、ある種の閉鎖感に繋がっています。グレーな部分、混ざり合う部分があるのが人間。だから、この作品が、一歩前に進めたり、救われるような感覚になれたとか、大げさじゃなく等身大の救いになれたら」と語る。本作では、新米の小学校教師・岡野匡を高良健吾、娘に手をあげ、自身も親に暴力を振るわれていた過去のある母親・水木雅美を尾野真千子が演じる。登場人物の人生を演じる役者達とは、撮影前に脚本には書かれていないその役の人生を想像してもらい、監督と役について語り合う時間を持ったのだという。「その話し合いがあることで、群像劇ゆえに短い、一人あたりが登場する尺に、その人の持つ多面性を凝縮して描いていけるようになります」と呉監督。14年初夏、小樽で行われた約3週間のロケでも「役者の気持ちが切れないように、ロケで一気に撮影し、作品の世界観を凝縮させました」と振り返る。12年に原作を読んだ時から、足かけ3年を経て制作された本作。監督に映画ならではの魅力を問うと「まず、映画は物づくりに向き合う時間が長いですよね。陶芸のように、練っていく作業がすごく多いんです。今回は、私達作り手の思いを脚本に込めるために、約2年の構想期間を設けて準備をしました。そして、テレビや広告には『今』という感覚があります。ただ、映画は『普遍』だと思っています。だからこそ、緊張感を持って普遍的かつ、純粋なメッセージを込められるように作品と向き合っています」と語る。最後に、これから映画を観る方へのメッセージを求めると「幸せの価値基準は人それぞれ。だから、この映画が“自分にとっての幸せって何なんだろう?”と、考えを巡らせてもらうきっかけになったら嬉しいです」。呉監督の作品には余韻がある。どこかの街の誰かの人生が描かれているのに、観る人の感情と響き合う部分があるのだ。新作『きみはいい子』には、人が人を救う瞬間が数多く込められている。“誰かに認められたい”という誰もが持つ思いを満たすものは、実はとても身近にあるということに気づかせてくれる一本になることだろう。
2015年06月19日富士フイルムは6月19日、「第55回 富士フイルムフォトコンテスト」を実施すると発表した。作品の募集期間は2015年9月1日から10月31日まで。「フジコン大賞」受賞者には賞金100万円を授与する。「富士フイルムフォトコンテスト」は今年で第55回目の開催となる。1950年に第1回が実施されて以来、半世紀以上の歴史を持つ国内有数のフォトコンテストだ。「自由写真部門」「ネイチャーフォト部門」「フォトブック部門」の3ジャンルに加えて、前回新設した「特別テーマ部門(日常の1コマ)」でも作品を募集。特別テーマ部門では写真技術よりも、日常のワンシーンの中にある瞬間や場面の魅力を重視する。特別テーマ部門に応募可能な作品サイズは2Lサイズ(178mm x 127mm)から。第55回の審査員には、「自由写真部門」にハービー・山口氏、「ネイチャーフォト部門」今森光彦氏、「フォトブック部門」に榎並悦子氏、「特別テーマ部門」に清水哲朗氏を起用。自由写真部門とネイチャーフォト部門のグランプリから選出される「フジコン大賞」の受賞者には、賞金として100万円を授与する。入賞作品は大伸ばしプリントにしたうえ、全国6カ所の富士フイルムフォトサロンに展示されるほか、作品集に掲載される。富士フイルム東京本社で表彰式も開催する予定だ。
2015年06月19日昨年12月に公開され、東宝の記録をいくつも塗り替えたアニメーション映画『妖怪ウォッチ』の第2弾の正式タイトルが『映画 妖怪ウォッチ エンマ大王と5つの物語だニャン!』に決定し、2015年12月19日に公開されることが明らかになった。公開日の発表とともにティザービジュアルも公開され、ジバニャンと『妖怪ウォッチ3』およびTVアニメセカンドシーズンに登場する新たな妖怪・USAピョンの姿も。『妖怪ウォッチ』の頭文字"Y"、そして映画2作目であることから「Y2」というロゴも公開され、1991年に公開された映画『ターミネーター2』の「T2」を思わせるようなデザインとなっている。劇場前売券は、7月25日より上映劇場にて発売開始。今回は「USAピョンBメダル ベイダーモデル」と「データカードダス妖怪ウォッチともだちウキウキペディア ジバニャンカード」のセットが特典として用意されている。昨年の映画第1弾では、50万セット用意された前売り特典「妖怪メダル フユニャン」(全国限定/一人6セットまで)が瞬く間に配布終了となったことから、今回は昨年の2倍の数となる100万セット(一人3セットまで)を準備しているという。前売券の詳細情報は、7月15日に発売される漫画誌『月刊コロコロコミック 8月号』(小学館)にて公開予定。現在小学生を中心にゲーム、アニメ、玩具、漫画と爆発的な人気を誇っている『妖怪ウォッチ』。2014年12月20日に公開された『映画 妖怪ウォッチ 誕生の秘密だニャン!』は、劇場前売券が東宝史上最高の114万枚、観客動員数696万8,000人、興行収入77億3,000万円(2015年5月末)と大ヒットを記録している。(C)LEVEL-5/映画『妖怪ウォッチ』プロジェクト 2015
2015年06月16日