3月10日(日本時間3月11日)に授賞式が開催される「第96回アカデミー賞」に、『オッペンハイマー』『哀れなるものたち』に次ぐ10部門でノミネートされている『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』の凱旋上映が決定した。本作がノミネートされている部門は、「作品賞」、「監督賞(マーティン・スコセッシ)」、「主演女優賞(リリー・グラッドストーン)」、「助演男優賞(ロバート・デ・ニーロ)」、「作曲賞(ロビー・ロバートソン)」、「撮影賞(ロドリゴ・プリエト)」、「編集賞(セルマ・スクーンメイカー)」、「美術賞」、「衣装デザイン賞」、「主題歌賞」の全10部門。マーティン・スコセッシ監督の『ディパーテッド』ぶり2度目の受賞や、ロバート・デ・ニーロの『ゴッドファーザーII』(助演男優賞)、『レイジング・ブル』(主演男優賞)ぶりとなる3度目のオスカー受賞(受賞すれば主演と助演の合算でダニエル・デイ=ルイス、ウォルター・ブレナン、ジャック・ニコルソンに並び最多受賞タイ)にも期待がかかるが、今回特に注目されているのは、ゴールデングローブ賞ドラマ部門で、先住民女性としてはじめて主演女優賞を受賞し、歴史的快挙を成し遂げたリリー・グラッドストーンがノミネートされている「主演女優賞」部門。受賞有力視されているが、ゴールデングローブ賞では部門が分かれていたため直接対決はなかったものの、今回は『哀れなるものたち』のエマ・ストーンと1つの席を争う形に。さらには、本作が遺作となったスコセッシ監督の盟友で、元「ザ・バンド」のメンバーであるロビー・ロバートソンの受賞にも注目だ。開催中の「第74回ベルリン国際映画祭」でスコセッシ監督が金熊名誉賞を受賞し、記者会見では「映画は自由だ。『しなければ』ではなく、『したい』でいい。自分が何を扱うべきなのか、が芸術なんだ」と映画人を鼓舞するコメントを力強く語り、アカデミー賞授賞式へはずみをつけた。そんな話題作が今回、全国10館でノミネート凱旋上映が行われる。Apple Original Films『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』は3/1(金)~3/14(木)アカデミー賞10部門ノミネート記念凱旋上映。・上映日:3月1日(金) ~3月14日(木)・上映劇場:全国10館(2D字幕版)TOHOシネマズ すすきの、TOHOシネマズ 日比谷、TOHOシネマズ 日本橋、TOHOシネマズ 六本木ヒルズ、TOHOシネマズ 新宿、グランドシネマサンシャイン 池袋、ミッドランドスクエア シネマ、TOHOシネマズ 梅田、TOHOシネマズ なんば、ユナイテッド・シネマキャナルシティ13(シネマカフェ編集部)■関連作品:キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン 2023年10月20日より世界同時劇場公開画像提供 Apple TV+
2024年02月23日2月24日(土) 21時からWOWOWにて生放送・ライブ配信される番組『第96回アカデミー賞直前総予想』より、 MCを務める中島健人のインタビューが公開された。──中島さんにとってのアカデミー賞の魅力とは?中島世界中の役者やスタッフが集まって、年に一度、みんなで同業者のことを心から称え合う場所という面もあり、すごくいいですよね。やはり世界で一番映画が注目される瞬間ですし、世界で一番ラッキーな方々が集まる場所だと思うんです。だから僕はあの場所をパワースポットだと思っています。──中島さんはレッドカーペットリポーターとして、実際にそのパワースポットに立ってみたわけですが、得たものも多かったのでは?中島それは本当にたくさんありますね。あの時もタイカ・ワイティティ監督やレニー・ゼルウィガー、ポン・ジュノ監督といった方たちにインタビューできたということで、自分が急速に成長したという感覚がありました。本当に刺激を受ける場所でしたし、自分の視点をインターナショナルに変えてくれた場所だったなと思います。──授賞式で印象的だったところはありますか?中島アメリカのアカデミー賞授賞式で最高なのは、やはり歌曲賞のパフォーマンスですね。日本のアカデミー賞でもそういう機会があればいいのに!特に印象に残っているのは、第91回のレディー・ガガとブラッドリー・クーパーがデュエットした「シャロウ」(『アリー/スター誕生』主題歌)。あれは永遠に忘れられない瞬間で、憧れますね。──今年気になる作品、もしくは受賞を期待している作品についてお伺いしたいのですが。中島やはり『オッペンハイマー』は本命だと思っています。それと昨年の興行収入世界一だった『バービー』も注目しています。『バービー』は今の社会をカジュアルに風刺している映画で、『オッペンハイマー』は日本にとっては、ものすごくセンシティブな作品だと思うんですが、そういった作品がアメリカでどう評価されるのか、ものすごく楽しみですね。──中島さんは、クリストファー・ノーラン監督にインタビューもされているんですよね。中島2020年にリモートでインタビューをさせていただきました。そのときにゲリラオーディションで、実際にノーラン監督に芝居を観てもらったことがあるんです。斎藤工さんにも「健人さんは本当に予想だにしないことをやってくるのでビックリですが、そういうところが好きです」と言ってもらいました(笑)。ノーラン監督が、オスカー像を手にしているところを見たいです。そしていつかはノーラン監督の映画に出たいなと思っています!──それでは俳優部門で気になる人は?中島やはり『オッペンハイマー』で主演男優賞にノミネートされているキリアン・マーフィーですね。彼はスケアクロウ(ノーラン監督の映画『バットマン ビギンズ』に登場する悪役)の時から好きでしたし、ノーラン監督の推し俳優という感じがしているので、是非とも主演男優賞に輝いてほしいなと思っています。そして主演女優賞ですが、『哀れなるもの』のエマ・ストーンが気になります。身体を張って挑戦している彼女が『ラ・ラ・ランド』に続いて再び主演女優賞を受賞するのか注目しています。──その他の部門で気になる人はいますか?中島監督賞のノーラン監督ですね。監督賞には、本当に強者が揃ったという感じもありますが、その中でノーラン監督が初のオスカーを手にするのかというところに注目していますし、絶対にとってほしいなと思っています。それとメイク・ヘアスタイリング賞で『マエストロ:その音楽と愛と』のカズ・ヒロさん、歌曲賞で『バービー』のビリー・アイリッシュ(対象曲「What Was I Made For?」)なども気になっています。──今年は『PERFECT DAYS』(国際長編映画賞)、『ゴジラ-1.0』(視覚効果賞)、『君たちはどう生きるか』(長編アニメ映画賞)と、日本の作品が3本ノミネートされています。中島2022年の第94回に『ドライブ・マイ・カー』が国際長編映画賞をとりましたが、日本の作品がノミネートされるのは本当に嬉しいですよね。近年は韓国勢の強さを感じていますし、アカデミー賞にアジアの風穴が開いてきていると感じています。──その中で『ゴジラ-1.0』や『君たちはどう生きるか』も全米で大ヒットしましたし、2月から北米で公開された『PERFECT DAYS』の興行も順調とのことで。それは明るいニュースではないかなと思うのですが。中島日本のアイコンであるゴジラがここまで受け入れられることもうれしいですし、日本の視覚効果がハリウッドで受け入れられているというのは本当にすごいことだと思います。実は僕、(山崎監督のデビュー作)『ジュブナイル』から山崎監督の作品が好きで。22歳の時に、山崎貴監督の芝居のワークショップを受けたことがあるんですけど、そのときに「スターになったら一緒に仕事をしようね」と言われたんですよ(笑)。まだ一緒にお仕事はできていないですが、いつか山崎監督の映画に出演したいです。それとジブリの作品もそうですが、日本のコンテンツがグローバルに受け入れられているというのも素晴らしいですよね。『PERFECT DAYS』は、とてもリアルな日常が描かれていて親近感を覚えるとともに、役所広司さんが演じることでとても魅力的な作品として成立していて、すごく好きな作品です。日本の3作品は、本当に全部受賞してほしいなと思っています。──今年の『生中継!第96回アカデミー賞授賞式』はスタジオ出演になりますが。意気込みはいかがですか?中島とにかくアカデミー賞に対して、熱を持って接することが映画ファンをもっと多く増やす秘訣だと思うし、それに少しでも貢献出来ると嬉しいと思っています。僕が2020年にアカデミー賞の授賞式に行った時は、すべてのことがはじめてだったんですけど、ビギナーズラックでいろんな方に話しかけることもできました。何事も一発目ってすごく大事だなと思いましたし、そこで僕のエンタメに対する思考も変わったんですよ。『パラサイト 半地下の家族』が受賞した年だったので、韓国勢がレッドカーペットを誇らしい感じで歩いていて素晴らしいなと思いつつ、ちょっとだけ羨ましさもあったんですよね。そこから視点が世界に向かうようになりましたし、番組ではそうしたこともお伝えできたらなと思っています。──2月24日に放送される事前番組『第96回アカデミー賞直前総予想』ではMCを務めることになりますが、ゲストには『ドライブ・マイ・カー』で共同脚本を務めた大江崇允さんと、女優の松本穂香さんが出演されます。こちらの意気込みもぜひお願いします。中島大江(崇允)さんに関しては『ドライブ・マイ・カー』でアカデミー賞授賞式に参加したという実績もあるので、その裏話を聞けたらうれしいですし、(松本)穂香さんに関しては、自分にとっても大切な作品(『桜のような僕の恋人』)を一緒に作り上げた戦友でもあるので。実は当時、彼女が映画についてのコラムを書いているという話を聞いていて。映画にかなり詳しいことを知っていました。だから大きな信頼を置いていますし、安心して生放送ができるんじゃないかと思っています。今から楽しみです。──最後に視聴者へメッセージを。中島僕自身、アカデミー賞に携わらせていただくのが5年目になります。本当に僕にとって、人生を変えた大きなきっかけがアカデミー賞の授賞式だったので。5年目という節目のタイミングで、今までの恩返しじゃないですが、今まで以上に映画に対して熱を持って向き合っていけたらと思っています。オスカーの行方を予想する番組『第96回アカデミー賞直前総予想』は、MCに中島健人を迎え、2月24日(土) 21時から生放送・ライブ配信。スタジオゲストとして大江崇允、町山智浩、松本穂香、宮下兼史鷹(宮下草薙)が出演する。また、『第96回アカデミー賞授賞式』は、3月11日(月) 7時から生中継される。<番組情報>『第96回アカデミー賞直前総予想』2月24日(土) 21:00 [WOWOW プライム] [WOWOW オンデマンド]WOWOWオンデマンドでは3月11日(月) 6:59までアーカイブ配信【出演者】MC:中島健人(Sexy Zone)スタジオゲスト:大江崇允、松本穂香、町山智浩、宮下兼史鷹(宮下草薙)『生中継!第96回アカデミー賞授賞式』3月11日(月) 7:00~ [WOWOW プライム][WOWOW オンデマンド]字幕版:3月11日(月) 21:00〜 [WOWOW プライム] [WOWOW オンデマンド]WOWOWオンデマンドでは3月19日(火) 23:59までアーカイブ配信【出演者】案内役:ジョン・カビラ、宇垣美里スタジオゲスト:中島健人(Sexy Zone)【関連番組】■『第96回アカデミー賞ミニガイド ~時代を動かした名スピーチ~』■『第96回アカデミー賞ノミネーション』・作品・監督篇・男優篇・女優篇・注目の部門篇随時放送中/WOWOWオンデマンドで配信中番組オフィシャルサイト:
2024年02月23日第47回 日本アカデミー賞の話題賞結果が、22日深夜放送のニッポン放送『ナインティナインのオールナイトニッポン』(毎週木曜25:00〜27:00)内で発表された。今回で47回目の開催を迎える“日本映画界最高の名誉”『日本アカデミー賞』(3月8日 グランドプリンスホテル新高輪国際館パミールにて授賞式開催)。同賞において唯一、一般の映画ファンが投票に参加できるのが「話題賞」で、2月2日に投票が締め切られ、この度最終結果が明らかになった。作品部門では『キリエのうた』、俳優部門では『キングダム 運命の炎』『ゴジラ-1.0』『東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編-運命-/-決戦-』『BLUE GIANT』(声の出演)に出演した山田裕貴が選ばれた。同局では受賞者のスペシャルインタビューも交え、今年も日本アカデミー賞授賞式の模様を『オールナイトニッポン0(ZERO)〜第47回日本アカデミー賞スペシャル〜』として3月8日27時から2時間に渡って放送する。【編集部MEMO】1980年の「第3回 日本アカデミー賞」から創設された『日本アカデミー賞 話題賞』。同賞は、ニッポン放送の看板番組『オールナイトニッポン』リスナーによる「今年、最も話題を集めたと思われる作品」と「俳優」をもとに投票で決定するもので、歴史と伝統を誇る日本アカデミー賞全部門の中で、一般の映画ファンが投票に参加できる唯一の賞となっている。(※選考対象作品:2023年1月1日〜2023年12月31日までの期間に公開され、選考基準を満たした作品。詳細は日本アカデミー賞協会ホームページ参照)
2024年02月23日ワーナー ブラザース ジャパン合同会社(東京都港区 社長 兼 日本代表 高橋雅美)の一部門であるワーナー・ブラザース テレビジョンは、2022年に公開され、作品賞、主演男優賞ほか、第95回アカデミー賞全8部門にノミネートされ、第80回ゴールデングローブ最優秀主演男優賞(ドラマ)を受賞した映画『エルヴィス』を2月26日(月)からPrime Videoで見放題独占配信を開始します。禁断の音楽“ロック”で世界を一変させ、世界で最も売れたソロアーティストとして数々の伝説を打ち立てたエルヴィス・プレスリー。わずか42歳でこの世を去った偉大なスターを全霊で演じ、圧倒的なパフォーマンスと歌唱を「エルヴィスそのもの」と監督に言わしめたのは、今世界で最も注目されている若手ハリウッド俳優、オースティン・バトラー(『デューン 砂の惑星PART2』2024年3月15日公開)。監督は『ムーラン・ルージュ』『華麗なるギャツビー』のバズ・ラーマン。日本では2022年に公開された洋画音楽映画の中でオープニング興収No.1を獲得し、劇場公開当初は、エルヴィスを知る50~60代だけでなく、エルヴィスを知らない20代の女性同士やカップル等、幅広い年代が劇場に足を運びました。カンヌ国際映画祭では、映画祭史上最長となる12分間ものスタンディング・オベーションが巻き起こり、エルヴィスの妻プリシラ・プレスリー本人にも絶賛されるなど、オースティンのパフォーマンスとエモーションなドラマに絶賛の声が集まった本作『エルヴィス』。2月26日(月)からPrime Videoで、ぜひお楽しみください。(C)2022 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved<作品紹介>■『エルヴィス』について人気絶頂にして謎の死をとげたエルヴィス・プレスリーの、これまで語られなかった伝説の裏側を「監獄ロック」他数々の名曲に乗せて『ムーラン・ルージュ』のバズ・ラーマン監督が映画化しました。エルヴィス役に大抜擢されたのはオースティン・バトラー。彼の圧倒的なパフォーマンスと歌唱は監督に「エルヴィスそのもの」と言わしめました。また、悪名高い強欲なマネージャー、トム・パーカー役を二度のアカデミー賞受賞俳優、トム・ハンクスが老獪に演じました。ロックが生まれ世界が一変した瞬間の熱狂を体感すると同時に知る、音楽と観客を純粋に愛し、命を燃やしたエルヴィスの真実。誰が彼を殺したのかーーその事実を知ったとき、あなたもきっと心を揺さぶられる!アメリカの映画評論サイト「ロッテントマト」の観客評価ではバズ・ラーマン監督作品史上最高、そして2022年“実写音楽映画”No.1となる94%の高評価(※2/21現在)を獲得、これは『ボヘミアン・ラプソディ』(85%)を大きく上回るスコアとなります。(C)2022 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved■あらすじについて人気絶頂で謎の死を遂げたスーパースター、エルヴィス・プレスリー。彼が禁断の音楽“ロック”を生んだライブの日から世界は一変した。センセーショナルすぎるパフォーマンスから若者に熱狂的に愛された一方で、中傷の的になり警察の監視下に置かれる。型破りに逆境を打ち破る伝説と、裏側の危ない実話。彼を殺したのは誰なのか?■配信情報2024年2月26日(月)からPrime Videoで見放題独占配信開始字幕版: 吹替版: (C)2022 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved(C)2022 Warner Bros. Ent. All Rights Reservedリリースの画像をご利用の場合は、下記コピーライトを表記してください。(C)2022 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved■ワーナーブラザース・ディスカバリー:ワーナーブラザース・ディスカバリー(Nasdaq:WBD)は、テレビ、映画、ストリーミングなどあらゆるポートフォリオを埋めるたくさんの作品とユニークなブランドを持つ、世界をリードするメディアでありエンターテイメントを提供する企業です。我々が制作し配給する番組やサービスは220以上の国や地域、50以上の言語に対応しており、代表的なブランド、ネットワークを通じて世界中の皆さまに情報やインスピレーションを与え、笑いと感動を提供しています。ワーナーブラザース・ディスカバリー傘下の主なブランド、ネットワークは以下の通りです。ディスカバリーチャンネル、discovery+、CNN、DC、Eurosport、HBO、HBO Max、HGTV、Food Network、OWN Investigation Discovery、TLC、Magnolia Network、TNT、TBS、truTV、MotorTrend、アニマルプラネット、Science Channel、ワーナー・ブラザース映画、ワーナー・ブラザーステレビジョン、ワーナー・ブラザースゲームス、ニュー・ライン・シネマ、カートゥーン ネットワーク、MONDO TV、旅チャンネル、Adult Swim、ターナークラシック映画、Discovery en Espanol、Hogar de HGTV 他 詳細については、 www.wbd.com をご覧ください。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2024年02月22日俳優の綱啓永が22日、都内で行われた「atmos presents SNEAKER BEST DRESSER AWARD(スニーカーベストドレッサー賞) 2024」授賞式・記者発表会に出席。スニーカーを素敵に履きこなしている著名人を表彰する同アワードの俳優部門を受賞した。綱は、トロフィーを受け取り「うれしいですね。こんな光栄な賞をいただけてすごく幸せです」と喜びをあらわに。この日はメタリック加工が特徴的なスニーカーを着用し、このスニーカーで出かけたい場所を聞かれると、「すごくかっこよくて目を引くので、表参道とか代官山とか恵比寿とかオシャレな街に繰り出したいです。ギンギラなのでオシャレなところに行きたいです」と語った。同アワードは、2月22日(スニーカーの日)にちなんで、「スニーカーが似合う」「今後スニーカーを履いてほしい」「スニーカーの需要喚起に貢献してくれた」という人たちを各部門賞ごとに選出し、表彰するもの。7回目となる今回、atmos pink賞はMiyu、インフルエンサー部門はなえなの、女優部門は莉子、俳優部門は綱啓永、男性アーティスト部門はimase、女性アーティスト部門は山崎天(櫻坂46)、モデル部門は藤田ニコル、芸人部門は寺門ジモンが受賞した。
2024年02月22日本年度アカデミー賞短編ドキュメンタリー賞ノミネート作品『世界の人々:ふたりのおばあちゃん』(原題 Nǎi Nai & Wài Pó)が3月22日(金)よりディズニープラスにて独占配信されることが決定した。米カリフォルニア州・フリーモント出身の映画製作者ショーン・ワンが贈る本作は、Nai Nai(父方の祖母)とWài Pó(母方の祖母)に宛てた個人的な“ラブレター”のような作品。83歳と94歳になる祖母たちの何気ない日常を楽しく、そして生き生きと映し出した約16分にわたる映像となっている。本作は、「第96回アカデミー賞」にノミネートされたほか、プレミア上映された「サウス・バイ・サウスウエスト(SXSW2023)」では審査員特別賞と観客賞を受賞。さらには、米映画祭「AFI Fest」&「シアトル国際映画祭2023」でも見事、審査員特別賞に輝いた。なお、ショーン・ワン監督による長編デビュー作『Dìdi(弟弟)』は、先日開催された「サンダンス映画祭2024」にてワールドプレミアを迎えたほか、審査員特別賞(アンサンブル)と観客賞を受賞。今後の活躍が期待される監督である。『世界の人々:ふたりのおばあちゃん』は3月22日(金)よりディズニープラスにて配信。(シネマカフェ編集部)
2024年02月22日ユニフランスが世界中で展開するオンライン映画祭「第14回マイ・フレンチ・フィルム・フェスティバル」(MyFFF)が2月19日をもって閉幕し、各賞の受賞作品が発表。長編作品は受賞作も含め、全てがAmazon Prime Video、U-NEXTほかパートナーサイトにおいて1年間、延長配信される。視聴者の評価で決まる観客賞には、アラン・ウゲット監督の長編アニメーション『イヌとイタリア人、お断り!』が選出。国際プレス審査員賞とW受賞となった。カテル・キレヴェレらからなる国際審査員団が選出する国際審査員賞には、今年度のセザール賞に7部門ノミネートされているジャン=バティスト・デュラン監督の『のら犬』、特別賞にアニナラ・ヴェラ監督のドキュメンタリー『北極星』が輝いた。『のら犬』@CamilleSONALLY短編作品が対象のコンテンツ・クリエイター審査員賞はゾエル・エシュバッハー監督『フェアプレー』、特別賞はフレデリック・ロセ監督の『カナダでの暮らし』へ贈られた。受賞作品■観客賞長編:『イヌとイタリア人、お断り!』アラン・ウゲット監督短編:『Charbon』*日本国内配信対象外観客賞は、観客のオンライン投票(5段階の評価式)により決定。■国際審査員賞『のら犬』ジャン=バティスト・デュラン監督審査員評 : フランスの田舎町を舞台に、愛と暴力に満ちた登場人物たちの本質的な関係が具体的に描かれた作品。多くの観客の心に訴えることのできる、型にはまらない普遍的な方法を見出しています。男性同士のコミュニケーションの難しさが優しく繊細に描かれており、シンプルかつ幾層もの深みを感じます。デビュー作にしてこの成熟ぶりは圧巻。■国際審査員特別賞『北極星』アニナラ・ヴェラ監督審査員評 : あらゆる制約や偏見を脱ぎ捨て、幾層にも複雑に重なり合う“女性らしさ”の本質を問う印象的な作品。人生に立ちはだかる自然の力に屈せず、日々の葛藤を乗り越えて運命に向き合おうとするヒロインの姿は神秘すら感じさせます。国際審査員 : ファウジ・ベンサイディ(モロッコ、監督・俳優)、ピエルフランチェスコ・ファヴィーノ(イタリア、俳優)、リラ・ハラ(イタリア・ブラジル、監督)、マリー・クロイツァー(オーストリア、監督)、カテル・キレヴェレ(フランス、監督)■国際プレス審査員賞『イヌとイタリア人、お断り!』アラン・ウゲット監督審査員評 : ヨーロッパ移民の知られざる歴史が繊細に描かれ、感受性と誠実さ、形式的・技術的な仕上がりの美しさを評価しました。詩的で独創的、監督自身が映像の中に入り込み、家族の物語に出会うことで相互作用が生まれています。国際プレス審査員 : ガブリエラ・ブラボ・キアッペ(チリ)、キャシー・イメレン(ベルギー)、パブリナ・ジェレバ(ブルガリア)、エムラー・コルキサオグル(トルコ)、イアナ・マレー(イギリス)、カラシュ・ナンダ・クマール(マレーシア)、レティシア・シルバ・ケイロス(ブラジル)■コンテンツ・クリエイター審査員賞(短編作品)『フェアプレー』ゾエル・エシュバッハー監督審査員評 : エネルギー、息の詰まるようなテンポ、人間の行動の無益さを抗いがたいシニシズムで描いた風刺的な寓話に感銘を受けました。■コンテンツ・クリエイター審査員特別賞『カナダでの暮らし』フレデリック・ロセ監督審査員評 : 可笑しみと繊細さを併せ持つ家族映画で、俳優陣の精度の高い演技に感服させられました。コンテンツ・クリエイター審査員:セシリア・ジュルダン、アブデルラウフ・メラガ&ナヂブ・アダ、アレクサンドル・ネイロー「第14回マイ・フレンチ・フィルム・フェスティバル」長編9作品は2025年2月19日(水)まで配信中。延長配信作品:『のら犬』『北極星』『イヌとイタリア人、お断り!』『緑の香水』『スペアキー』『ジャヌスとサムの酔っ払い道中』『ふたりだけのロデオ』『ジャングルのけもの』『楽園』配信サイト:公式サイト、U-NEXT、Amazon Prime Video、MBS動画イズム、ぷれシネ、ビデオマーケット、ビデックスJP、DMM、music.jp、Dice+、ミレール、RakutenTVほか<料金は各配信サイトの規定によります。配信作品、配信期間はサイトにより異なることがあります。>(シネマカフェ編集部)
2024年02月21日2台のピアノを主軸としたリサイタル・シリーズ「VS」の第9回が6月に開催され、ピアニストの務川慧悟が登場する。務川は、2021年世界三大コンクールのひとつ、エリザベート王妃国際音楽コンクールで第3位を受賞。バロックから現代曲までレパートリーが幅広く、各時代、作曲家それぞれの様式美を追究した演奏で高評価を得ている。務川が共演者として熱望したのは、ヨーロッパで頭角を現しているナターリア・ミルステイン。今回が初来日で、務川とは初共演になる。ナターリア・ミルステインふたりが挑むのは大曲、ストラヴィンスキー/三大バレエ音楽の『春の祭典』『火の鳥』『ペトルーシュカ』。オーケストラ曲として著名な作品を2台のピアノで演奏する貴重な機会になる。務川慧悟からのメッセージ(C)Yuji Uenoこの“VSシリーズ”にてストラヴィンスキーの三大バレエを取り上げてもらえないか、とのお話を頂いた、ちょうどその頃に知り合ったロシア生まれで、フランス育ちのピアニスト、ナターリア・ミルステインさん。彼女のプロコフィエフのCDを紹介されて聴いた時、その大変生き生きとした感性に感銘を受け、まさにこの公演内容にぴったりの方ではないかと思い、僕のたっての希望で、日本へはるばる来ていただくようお願いする運びとなりました。同じようにロシア生まれで、パリで活躍したストラヴィンスキーの音楽は、前衛的でありながらも古典的、さらには原始的とも言える要素を基盤に置いたもので、その複合的要素の融合からくる魅力には非常に奥深いものがあります。今回演奏する3つのバレエはどれもパリで1910-1913年の間に初演されたもの。初演の大成功でストラヴィンスキーを一夜にして時代の寵児へと押し上げた『火の鳥』、余りに前衛的な作風からセンセーショナルな論争を巻き起こした『春の祭典』等を通して、パリの謂わゆるBelle Epoque(ベル・エポック)ー良き時代、を存分に味わっていただけたらと思います。芸劇リサイタル・シリーズ「VS」Vol.9 務川慧悟×ナターリア・ミルステイン■チケット情報()6月18日(火) 19:00 開演東京芸術劇場コンサートホール
2024年02月21日現在開催中の第74回ベルリン国際映画祭にて、マーティン・スコセッシ監督が金熊名誉賞を受賞した。映画芸術に大きく貢献した映画人を表彰する賞で、これまでの受賞者にはアラン・ドロン、ヴィム・ヴェンダース監督、スティーヴン・スピルバーグ監督らがいる。スコセッシ監督はプレス会見で「映画は死へと向かっているか」と聞かれ、「死に向かっているとは思いません。全くね。変わっているとは感じています」と返答。「テクノロジーが急速に消耗的に変化していく中で、私たちが本当に手放さずにいられるのは“個々の声”です。それというのは、TikTokでも表現できるし、4時間の映画でも2時間のミニドラマでも表現できるのです」と語った。近年、映画を観る方法の一つとしてストリーミングサービスが主流となり、映画やドラマ業界にはAIの使用に関する脅威も迫ってきている。スコセッシ監督は「テクノロジーを恐れるべきではありません。テクノロジーに使われてはならない。こちらがテクノロジーをコントロールし、正しい方向へと導くのです。その正しい方向とは、ただ消費されて投げ捨てられるようなものではなく、個々の声から生まれるものです」と述べた。スコセッシ監督が金熊名誉賞を受賞した日、同映画祭では代表作『ディパーテッド』の記念上映が行われた。最新作『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』はまもなく開催のアカデミー賞で、10部門にノミネートされている。(賀来比呂美)■関連作品:キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン 2023年10月20日より世界同時劇場公開画像提供 Apple TV+
2024年02月21日「第96回アカデミー賞授賞式」を独占生中継するWOWOWでは事前番組として「第96回アカデミー賞直前総予想」を2月24日(土)に放送。そのスタジオゲストとして、大江崇允、松本穂香、町山智浩、宮下兼史鷹(宮下草薙)が出演することが決定した。3月11日(月)(※日本時間)に開催される映画の祭典「第96回アカデミー賞授賞式」。その模様を、3月11日(月)午前7時よりWOWOWが独占生中継。番組案内役にジョン・カビラと宇垣美里、スタジオゲストに中島健人(Sexy Zone)が出演する。注目集まるオスカーの行方を徹底予想する番組「第96回アカデミー賞直前総予想」は、MCに中島さんを迎え、2月24日(土)21時より生放送・ライブ配信される。そして、中島さんと一緒に受賞予想に参加するスタジオゲストは、第94回アカデミー賞国際長編映画賞を受賞した『ドライブ・マイ・カー』で共同脚本を務め、授賞式にも参加経験のある映画監督・脚本家の大江崇允、中島さんとは映画『桜のような僕の恋人』で恋人役を演じ、定期的に映画に関するコラムを執筆している松本穂香、カリフォルニア在住で現地アメリカの情報にも精通している映画評論家の町山智浩、サブカルチャーに精通し無類の映画好きで知られる、お笑いコンビ「宮下草薙」の宮下兼史鷹の4名(※五十音順)。様々な舞台で活躍する真の映画好きが出演し、ノミネート作品の紹介や受賞予想、さらには現地アメリカの最新情報も交えながら伝える。「第96回アカデミー賞授賞式」は3月11日(月)7時~WOWOWにて生中継・ライブ配信。「第96回アカデミー賞直前総予想」は2月24日(土)21時~WOWOWにて生放送・ライブ配信。(シネマカフェ編集部)
2024年02月20日クリストファー・ノーラン監督最新作『オッペンハイマー』が、第77回英国アカデミー賞授賞式にて《作品賞》《監督賞》《主演男優賞》《助演男優賞》《撮影賞》《編集賞》《作曲賞》の最多7部門を受賞した。本作は、第二次世界大戦下、世界の運命を握った天才科学者オッペンハイマーの栄光と没落の生涯を実話に基づき描いた作品。ノーラン監督が脚本も兼務し、主演のキリアン・マーフィーほかエミリー・ブラント、マット・デイモン、ロバート・ダウニー・Jr.、フローレンス・ピュー、ジョシュ・ハートネット、ケイシー・アフレック、ラミ・マレック、ケネス・ブラナーらが出演する。併せて、ノーラン監督から受賞についてのコメントが公開された。クリストファー・ノーラン監督 コメント私たちの映画は、絶望の気配で幕を閉じる必要がありました。しかし、現実の世界では、核兵器の数を減らすために長い間懸命に闘ってきた様々な個人や組織があり、1967年のピーク以降、彼らはほぼ90%の削減を成し遂げてきました。昨今、それは間違った方向に進んでいます。だからこそ、この賞を受けるにあたり、私は改めて、これまで闘ってきた彼らの努力を認識し、彼らが平和のための努力の必要性と可能性を示したことに目を向けたいと思います。このような賞をいただき光栄です。感謝いたします。<作品情報>『オッペンハイマー』3月29日(金) 公開『オッペンハイマー』ビジュアル公式サイト: Pictures. All Rights Reserved.
2024年02月20日3月10日(現地時間)に開催される第96回アカデミー賞で、作品賞、監督賞、主演女優賞(エマ・ストーン)など11部門でノミネートされている『哀れなるものたち』。同作を手掛けたギリシャ出身の鬼才ヨルゴス・ランティモスが、韓国映画『地球を守れ!』の英語リメイク版のメガホンを取ることが分かった。「Variety」誌が報じた。製作は『哀れなるものたち』のプロデューサーで「Element Pictures」のエド・グイニー&アンドリュー・ロウ。彼らに『ミッドサマー』のアリ・アスター監督が率いる「Square Peg」、韓国の「CJ ENM」が加わる。アスター監督と「Element Pictures」のコラボは今作で6度目となる。脚本は『ザ・メニュー』のウィル・トレイシー。韓国オリジナル版『地球を守れ!』は、『1987、ある闘いの真実』のチャン・ジュナン監督がメガホンを取り、脚本も担当した2003年製作の作品。地球がエイリアンに侵略されていると思い込む青年と、彼に宇宙人だと間違われた男性との闘いを描くブラックコメディだ。本作のリメイク企画は2020年からささやかれており、当初はジュナン監督が自らメガホンを取ると伝えられていた。映画ファンは「風変わりな監督と風変わりな映画のペア」「アリ・アスターとヨルゴス・ランティモスが組む?カオティックでクレイジーな映画になるだろうね!」「とんでもないことになりそうだ」と本作に期待を寄せている。(賀来比呂美)
2024年02月20日2月18日夜(現地時間)、ピープルズ・チョイス・アワード授賞式が開催された。ホストは『バービー』のケンの一人を演じたシム・リウ。自身も映画演技賞にノミネートされていたが、受賞は同じく『バービー』のアメリカ・フェレーラに譲った。映画賞では『バービー』が圧勝で、同作から主演女優賞にマーゴット・ロビー、主演男優賞にライアン・ゴズリングが選ばれ、コメディ映画賞も獲得した。栄えある作品賞も『バービー』だった。テレビ部門では長寿番組「グレイズ・アナトミー 恋の解剖学」が作品賞を受賞。コメディ賞には「マーダーズ・イン・ビルディング」、ドラマ賞には「THE LAST OF US」が選ばれた。ピープルズ・アイコン賞はアダム・サンドラーが受賞。『ウソツキは結婚のはじまり』や『マーダー・ミステリー』で共演し、アダムと長年の友人であるジェニファー・アニストンが舞台でプレゼンターを務めた。「異母兄弟のようなもの。これ以上望めないくらい忠実な友人の一人」とアダムのことを紹介した。「彼の友人でいられるというのは、私の人生における喜びの一つですね」としみじみ語った。ピープルズ・ミュージック・アイコン賞はレニー・クラヴィッツが受賞した。ピープルズ・チョイス・アワードは、ファンの投票によって音楽、テレビ、音楽の45部門の受賞者が決まる。(賀来比呂美)
2024年02月20日2月18日、ロンドンのロイヤル・フェスティバル・ホールで英国アカデミー賞(BAFTA)授賞式が開催された。今回は、77回の歴史を誇る同賞授賞式で「初めて」の出来事が多数あった。作品賞と監督賞は『オッペンハイマー』とその監督クリストファー・ノーランが受賞した。ノーラン監督はこれまでに『インセプション』と『ダンケルク』でどちらの賞にもノミネート歴があるが、3度目にして初めて受賞が叶った。同作からはキリアン・マーフィーが主演男優賞も獲得。アイルランド人俳優が同賞を受賞するのは初めてだという。助演男優賞を受賞したロバート・ダウニー・Jr.(『オッペンハイマー』)が前回英国アカデミー賞を受賞したのは、『チャップリン』で主演男優賞を獲得した31年前。この「31年」という前回との受賞間隔が最長記録を更新したという。アニメ映画賞は宮崎駿監督作『君たちはどう生きるか』に贈られた。日本の作品が同部門で受賞するのは初めて。主な受賞作、受賞者は以下の通り。作品賞『オッペンハイマー』監督賞クリストファー・ノーラン『オッペンハイマー』主演女優賞エマ・ストーン『哀れなるものたち』主演男優賞キリアン・マーフィー 『オッペンハイマー』助演女優賞ダヴァイン・ジョイ・ランドルフ『ホールドオーバーズ(仮題)』助演男優賞ロバート・ダウニー・Jr.『オッペンハイマー』脚本賞ジュスティーヌ・トリエ&アルチュール・アラリ『落下の解剖学』脚色賞コード・ジェファーソン『アメリカン・フィクション』英語作品賞『関心領域 The Zone of Interest』アニメ映画賞『君たちはどう生きるか』(賀来比呂美)■関連作品:君たちはどう生きるか 2023年7月14日より公開©2023 Studio Ghibliオッペンハイマー 2024年3月29日より全国にて公開© Universal Pictures. All Rights Reserved.
2024年02月19日俳優の塚尾桜雅が、18日に都内で行われた「第97回キネマ旬報ベスト・テン表彰式」に出席し、新人男優賞を受賞した。○■塚尾桜雅の大人顔負けの受賞スピーチに会場驚きキネマ旬報ベスト・テン史上最年少での受賞となった塚尾は、映画『ほかげ』で演じた戦争孤児役での好演が評価され、8歳で新人男優賞を受賞した。塚尾はずっしりとした受賞トロフィーをしっかりと持ちながら「ちょっと緊張しています! キネマ旬報 新人男優賞ありがとうございます。『ほかげ』の撮影は一昨年の夏で、本当に暑くて大変でしたが、皆さんにたくさん励ましてもらい、色々なことを教えてもらい、最後までやり切ることができました」と感謝を伝える。さらに「東京国際映画祭のときに展示してあったトロフィーと一緒に写真を撮っていたので、それを今持っているということが夢みたいです。今回、新人男優賞という賞をいただけたことを励みにして、これからもお芝居を続けていきたいと思います。本当にありがとうございました」と大人顔負けの挨拶で会場を驚かせた。最後に「将来どんな俳優になりたいですか?」と聞かれると、塚尾は「ベネチア国際映画祭でイタリアに行って、そのときに英語やイタリア語を話しているのを見て、“英会話とかいいなぁ”と英語に興味を持ったので、将来はハリウッド俳優になりたいなと思います!」と力強く回答。これには二階堂ふみや磯村勇斗ら壇上の受賞者たちも驚いた表情を見せながら、拍手を送っていた。○■第97回キネマ旬報ベスト・テン 受賞・登壇者一覧助演女優賞:二階堂ふみ助演男優賞:磯村勇斗外国映画作品賞:『TAR/ター』外国映画監督賞:『TAR/ター』トッド・フィールド監督※代理…ギャガ 松下剛氏読者選出外国映画監督賞:『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』マーティン・スコセッシ監督※代理…東和ピクチャーズ 山田滋天氏読者選出日本映画監督賞:『Gメン』瑠東東一郎監督文化映画作品賞:『キャメラを持った男たち-関東大震災を撮る-』井上実氏読者賞:連載「映画を見ればわかること」川本三郎氏新人女優賞:アイナ・ジ・エンド新人男優賞:塚尾桜雅主演女優賞:趣里 ※代理…塚本晋也監督主演男優賞:役所広司(コメント映像での出演)日本映画脚本賞:『せかいのおきく』阪本順治氏日本映画監督賞:『PERFECT DAYS』ヴィム・ヴェンダース(コメント映像での出演)日本映画作品賞:『せかいのおきく』※登壇者…原田満生
2024年02月19日歌手で女優のアイナ・ジ・エンドが、18日に都内で行われた「第97回キネマ旬報ベスト・テン表彰式」に出席し、新人女優賞を受賞した。○■アイナ・ジ・エンド、美背中あらわなドレス姿で会場魅了キネマ旬報 ベスト・テン映画『キリエのうた』で映画初主演を務めたアイナ。同作での好演が評価され、新人女優賞を受賞した。アイナは「この度はキネマ旬報という日本の歴史ある場に立たせていただき、本当にありがたいです。夢みたいです」と喜びを表現。そして「私は岩井俊二監督にみつけていただいて、拾っていただきました。こんな私が映画に出れるのか、不安でたまりませんでした。でも、お芝居の教科書みたいな広瀬すずちゃんがいつも背中で波動を出してくれて、そこについて行くとお芝居が楽しくなっていきました。なので私はこの賞を自分1人でいただいたとは思いません。広瀬すずちゃん、なにより岩井俊二さん、そして私の心を芯まで温めて、育ててくれた『キリエ』チームのスタッフの皆さん、映画館に足を運んでくださったファンの皆さん、みんなのおかげで今ここに立てています。本当にありがとうございます」と感謝を伝えていた。「歌うことと演じることのおもしろさの違いは?」という質問には、「あまり違いというものを感じなかった」と答えたアイナ。「コンテンポラリーダンスを4歳からやっていて、お芝居は、この床や空気、見る人とかその場で全部変わるという部分が、コンテンポラリーダンスと似ているなと思いました。(今回の撮影でも)覚えたセリフをしゃべるだけじゃなくて、カットがかかった後もアドリブを続けさせてくださった岩井さんのおかげで、どんどん開放できる自分に出会えました」と話した。また、劇中曲6曲を制作したことについて聞かれると、「当時、BiSHというグループをやっていて、解散までの1年間ツアーを駆け抜けている時期で。ギターを相棒のように持ち歩く日々でした。夜な夜な曲を作るもので、近隣の迷惑にならないようにタオルで口をふさぎながら作曲していました」と振り返る。しかし、楽曲制作は順調ではなかったそうで、「とある日に『自分はもうできない!』と思って……岩井さんに『曲書けないかもしれません。すみません』と伝えたら、『アイナさんが書くほうがあとで後悔がないと思います』と言ってくださった」と岩井監督からの言葉を明かし、「私より素敵な曲を書ける方はたくさんいるのに、私に委ねてくださって、その言葉がとても強くて『やるしかない!』と。そうすると、焦燥感とかヒリヒリした気持ちが自然と曲ににじんできたんです。そのおかげで『キリエのうた』にヒリヒリしたような心が宿っていきました」と楽曲完成の裏側を語った。○■第97回キネマ旬報ベスト・テン 受賞・登壇者一覧助演女優賞:二階堂ふみ助演男優賞:磯村勇斗外国映画作品賞:『TAR/ター』外国映画監督賞:『TAR/ター』トッド・フィールド監督※代理…ギャガ 松下剛氏読者選出外国映画監督賞:『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』マーティン・スコセッシ監督※代理…東和ピクチャーズ 山田滋天氏読者選出日本映画監督賞:『Gメン』瑠東東一郎監督文化映画作品賞:『キャメラを持った男たち-関東大震災を撮る-』井上実氏読者賞:連載「映画を見ればわかること」川本三郎氏新人女優賞:アイナ・ジ・エンド新人男優賞:塚尾桜雅主演女優賞:趣里 ※代理…塚本晋也監督主演男優賞:役所広司(コメント映像での出演)日本映画脚本賞:『せかいのおきく』阪本順治氏日本映画監督賞:『PERFECT DAYS』ヴィム・ヴェンダース(コメント映像での出演)日本映画作品賞:『せかいのおきく』※登壇者…原田満生
2024年02月19日2月17日(現地時間)、アニメ界のオスカーともいわれるアニー賞授賞式がロサンゼルスのロイスホールで開催された。作品賞に輝いたのは、『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』。同作は最多7部門で受賞となった。作品賞には同作のほか、『ニモーナ』『ミュータント・タートルズ:ミュータント・パニック!』『すずめの戸締まり』『君たちはどう生きるか』がノミネートされていた。宮崎駿監督作『君たちはどう生きるか』は、作品賞は逃したものの絵コンテ賞とキャラクターアニメーション賞を受賞した。また、同作の音楽を担当した久石譲にアニメ界への貢献を称えるウィンザー・マッケイ賞(功労賞)が授与された。アニー賞で受賞・ノミネートされた作品の多くは、3月に開催されるアカデミー賞の長編アニメ賞の候補にも挙がっている。『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』『君たちはどう生きるか』『ニモーナ』に加え、今回のアニー賞でインディペンデント作品賞を受賞した『ロボット・ドリームズ』、英国アカデミー賞やゴールデングローブ賞の長編アニメ賞の候補だった『マイ・エレメント』の5作品だ。『君たちはどう生きるか』は、18日(現地時間)に開催された英国アカデミー賞では『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』『マイ・エレメント』、『チキンラン』の続編『Chicken Run: Dawn of the Nugget(原題)』という強敵を抑えてアニメ映画賞を受賞した。(賀来比呂美)■関連作品:スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース 6月16日(金)全国の映画館で公開© 2022 CTMG. © & ™ 2022 MARVEL. All Rights Reserved.君たちはどう生きるか 2023年7月14日より公開©2023 Studio Ghibli
2024年02月19日映画監督の瑠東東一郎氏が、18日に都内で行われた「第97回キネマ旬報ベスト・テン表彰式」に出席し、読者選出日本映画監督賞を受賞した。○■瑠東東一郎監督、『Gメン』でキネマ旬報ベストテン 読者選出日本映画監督賞岸優太が主演を務めた映画『Gメン』で読者選出日本映画監督賞を受賞した瑠東監督。「作品が僕らの手を離れて、観客の皆さまに育てていただくものだと思うのですが、この『Gメン』をこんなに大きく育てていただいた皆さまに感謝しております」とコメントした。撮影では、主演の岸にリアルなリアクションをしてもらうために工夫をしていたそうで、瑠東監督は「岸くんって天然的な感じでかわいらしい人。ただそれを芝居で引き出すというのは相当難しいので、(同じシーンの)2回目の撮影のときに相手の役者に芝居を変えてもらったり。芝居のなかにドキュメンタリーというか、偶然性を生み出す演出を仕掛けていました」と明かす。監督の思惑通り、岸は素晴らしいリアクションを披露してくれたそうで「計算しては撮れないものをたくさん出してくれました!」と岸へも感謝を伝えていた。○■第97回キネマ旬報ベスト・テン 受賞・登壇者一覧助演女優賞:二階堂ふみ※花束ゲスト…助演男優賞:磯村勇斗外国映画作品賞:『TAR/ター』外国映画監督賞:『TAR/ター』トッド・フィールド監督※代理…ギャガ 松下剛氏読者選出外国映画監督賞:『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』マーティン・スコセッシ監督※代理…東和ピクチャーズ 山田滋天氏読者選出日本映画監督賞:『Gメン』瑠東東一郎監督文化映画作品賞:『キャメラを持った男たち-関東大震災を撮る-』井上実氏読者賞:連載「映画を見ればわかること」川本三郎氏特別賞:新人女優賞:アイナ・ジ・エンド新人男優賞:塚尾桜雅主演女優賞:趣里 ※代理…塚本晋也監督主演男優賞:役所広司(コメント映像での出演)日本映画脚本賞:『せかいのおきく』阪本順治氏日本映画監督賞:『PERFECT DAYS』ヴィム・ヴェンダース(コメント映像での出演)日本映画作品賞:『せかいのおきく』※登壇者…原田満生氏
2024年02月18日俳優の磯村勇斗が、18日に都内で行われた「第97回キネマ旬報ベスト・テン表彰式」に出席し、助演男優賞を受賞した。○■磯村勇斗、キネマ旬報 ベスト・テン 助演男優賞受賞「非常に嬉しく思います」映画『月』『正欲』『渇水』『最後まで行く』『波紋』『東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編-運命-』『東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編-決戦-』6作品での好演が評価され、助演男優賞を受賞した磯村。磯村は「この度は歴史ある、そしてとてもこの重みの賞をいただけたことを非常に嬉しく思います。デビュー前から『キネマ旬報』を読んでいて、『キネマ旬報』に書いてあることは全てだと思って生きてきました。それぐらいいろいろ映画を教えていただいたりした素敵な場所に、今自分が建てていることは非常に感慨深いものがあります」と喜びを表現した。6作品での受賞となった磯村だが、『月』と『正欲』は間がなく撮影されたそうで「『月』で演じたさとくんというのは非常に難しい役でもあり、(撮影が)終わったら絶対時間を空けようと思っていたんですけど、『正欲』という素晴らしい企画を見てしまったがために、期間を設けなくても臨みたい! と……なんとかやりました!」と振り返る。また、『月』で19人を殺害するという犯人役を演じたことについて聞かれると「やると決めたら覚悟を持ってこの作品を最後まで撮り切りたい、と思っていた。もう作品に入ってしまったら、誰から何を言われようが背負っていくつもりでしたし、もし自分に何かがあったとしても、それは受け入れていこうという気持ちで臨んでいたので怖いものはなかったです」と話す。続けて「ただ1つ怖いなと思ったのは“第2のさとくん”が、この映画を見てもし誕生してしまったら危険だよなということ。そこは監督とずっと話し合いながらそうならないように、いろいろ試行錯誤しながら撮っていました」と明かした。同じく『月』で助演女優賞を受賞した二階堂とフォトセッションに応えた磯村。二階堂の印象について「劇中の役は嫌な女でしたけど、本人は本当に素敵な役者さんであるし、中身もとても柔らかくて非常に賢明であり、僕はとても尊敬する役者さん。今回初めての共演だったんですが、非常に嬉しかったです」と告白した。○■第97回キネマ旬報ベスト・テン 受賞・登壇者一覧助演女優賞:二階堂ふみ助演男優賞:磯村勇斗外国映画作品賞:『TAR/ター』外国映画監督賞:『TAR/ター』トッド・フィールド監督※代理…ギャガ 松下剛氏読者選出外国映画監督賞:『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』マーティン・スコセッシ監督※代理…東和ピクチャーズ 山田滋天氏読者選出日本映画監督賞:『Gメン』瑠東東一郎監督文化映画作品賞:『キャメラを持った男たち-関東大震災を撮る-』井上実氏読者賞:連載「映画を見ればわかること」川本三郎氏新人女優賞:アイナ・ジ・エンド新人男優賞:塚尾桜雅主演女優賞:趣里 ※代理…塚本晋也監督主演男優賞:役所広司(コメント映像での出演)日本映画脚本賞:『せかいのおきく』阪本順治氏日本映画監督賞:『PERFECT DAYS』ヴィム・ヴェンダース(コメント映像での出演)日本映画作品賞:『せかいのおきく』※登壇者…原田満生
2024年02月18日女優の二階堂ふみが、18日に都内で行われた「第97回キネマ旬報ベスト・テン表彰式」に出席し、助演女優賞を受賞した。○■二階堂ふみ、『月』でキネマ旬報ベスト・テン 助演女優賞を受賞映画『月』で坪内陽子を演じた二階堂。同作での演技が高く評価され、助演女優賞を受賞した。二階堂は「皆さまありがとうございます。そして受賞者の皆さまおめでとうございます。『キネマ旬報』さんは映画の世界に入ってから、愛読させていただいていた憧れの雑誌でどこか敷居の高い存在だったんですけれども、このように助演女優賞をいただくことができて、本当に嬉しく思います」と挨拶。映画『月』についても「社会的にも個人的にも消化することができないテーマを扱った作品だったんですが、映画を通して多くの方に問うことができる、そういう作品になったんじゃないかと思います」と話す。「実際の殺人事件を基にした作品に参加することに対して躊躇はなかったか?」という質問をぶつけられると、二階堂は「やはり最初にその作品を制作するという話をお聞きした時は、『本当に作っていいものなんだろうか』ということはすごく考えました」と振り返る。そして「我々が当事者であると意識を持って、社会の問題に対して向き合っていくということが大事なのかなと思うと、やっぱり忘れ去られていたり、過去の事件という風になってしまうことが一番良くないことだと思ったので、作品に参加して私も自分自身にちゃんと問い続けたいなという風に思いました」と語った。また今回、主演男優賞を受賞した役所広司が監督を務めた『ガマの油』で映画デビューを果たした二階堂。残念ながら役所は海外での仕事のため欠席となり、再会は実現せず「役所広司さんにオーディションで選んでいただいて映画の世界に行かせていただいた。監督はじめスタッフの方々に育てていただいたという恩がありますので、こういう晴れの舞台でお会いできたらなと思っておりました」と残念そうな表情を見せた。そして、昨年は『翔んで埼玉 ~琵琶湖より愛を込めて~』にも出演。『月』とはギャップのあるキャラクターを演じた二階堂は、「どちらが自身と近いですか?」と聞かれると、「このような場で座る椅子の場所を間違える私が、本当の私だと思います……(笑)」と登場時のハプニングを明かしつつ、笑いを誘っていた。○■第97回キネマ旬報ベスト・テン 受賞・登壇者一覧助演女優賞:二階堂ふみ助演男優賞:磯村勇斗外国映画作品賞:『TAR/ター』外国映画監督賞:『TAR/ター』トッド・フィールド監督※代理…ギャガ 松下剛氏読者選出外国映画監督賞:『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』マーティン・スコセッシ監督※代理…東和ピクチャーズ 山田滋天氏読者選出日本映画監督賞:『Gメン』瑠東東一郎監督文化映画作品賞:『キャメラを持った男たち-関東大震災を撮る-』井上実氏読者賞:連載「映画を見ればわかること」川本三郎氏新人女優賞:アイナ・ジ・エンド新人男優賞:塚尾桜雅主演女優賞:趣里 ※代理…塚本晋也監督主演男優賞:役所広司(コメント映像での出演)日本映画脚本賞:『せかいのおきく』阪本順治氏日本映画監督賞:『PERFECT DAYS』ヴィム・ヴェンダース(コメント映像での出演)日本映画作品賞:『せかいのおきく』※登壇者…原田満生
2024年02月18日ティファニーは、第58回スーパーボウルでチャンピオンに輝いた「カンザスシティ・チーフス」を、スポーツ競技界で最も注目を集めるトロフィーとしても名高いティファニー製のトロフィーで祝福しました。©Tiffany & Co.1967年の第1回スーパーボウルのためにティファニーによって初めてデザインされ、手作業で制作されたヴィンス・ロンバルディ・トロフィーは、アメリカンフットボールの栄光の頂点を象徴するものです。その3年後の1970年、このトロフィーは、第1回、第2回のスーパーボウルでグリーンベイ・パッカーズを優勝へと導いた故ヴィンス・ロンバルディ監督にちなんで、現在の名称で呼ばれるようになりました。©Tiffany & Co.トロフィーデザインの原案者は、ティファニーの元ヴァイス プレジデントであるオスカー・リードナーです。1966年、当時のNFL(R)コミッショナーであったピート・ロゼールとのミーティング中に、ナプキンに描いたスケッチ画がベースとなっています。デザインには、キックポジションに配置されたレギュラーサイズのフットボールが表現されています。©Tiffany & Co.ティファニーは、このデザインを最も熟練した職人たちに託し、約4カ月の月日をかけてトロフィーを完成させました。職人たちは、スピニングから銀細工、彫金浮彫り、手作業によるエングレービングから研磨まで、伝統的な技法と最先端技術を融合させ、重さ約3.2キログラム、高さ約56センチメートルのスターリングシルバー製のトロフィーを制作しました。ロードアイランド州にあるティファニーのホローウェア工房では、毎年このヴィンス・ロンバルディ・トロフィーをはじめ、熟練の職人たちによって100個を超えるトロフィーを手作業で制作しています。
2024年02月15日第96回アカデミー賞で作品賞&脚本賞にノミネートされた映画『パスト ライブス/再会』から、キーパーソンとなる主人公の夫を演じ、話題作への出演が続くジョン・マガロの場面写真2点が解禁となった。本作は、ソウルで初めて恋をした幼なじみの2人が、24年後の36歳、N.Y.で再会する7日間を描くラブストーリー。韓国人の両親を持ちロスで生まれ育ったグレタ・リーと、同じく韓国人の両親を持ちドイツで生まれ育ったユ・テオ。そして両親と共に韓国からカナダに移住し、アメリカに移ったセリーヌ・ソン監督。そんなアジアにルーツのある面々に囲まれキャスティングされたのが、イタリア系の父とユダヤ系の母を持つジョン・マガロだ。彼は劇中、12歳の冬にソウルから北米にやってきたノラ(グレタ・リー)の夫・アーサー役を演じている。結婚して7年、いまでも出かける時には手を繋ぎ、日々の会話も大事にしている仲の良い夫婦だ。そんな何気ない日常に突如、波紋を呼ぶきっかけになるのが、ノラの幼なじみであるヘソン(ユ・テオ)の存在。アーサーの知らないノラの歴史を知る彼こそ、妻の初恋の相手であり、その彼が彼女に会うためにニューヨークまでやってくる。アーサーを演じるジョン・マガロはアメリカのオハイオ州で生まれ、地元周辺の演劇作品への出演からキャリアをスタートさせた。デイヴィッド・チェイス監督の『時代はロックンロール』(12)に主演し注目の存在に。トッド・ヘインズ監督の『キャロル』(15)やアダム・マッケイ監督の『マネー・ショート 華麗なる大逆転』(15)などに出演し、ケリー・ライカート監督作『ファースト・カウ』(20)では、主人公のクッキー役を演じた。そんなマガロの演じるアーサーこそ、『パスト ライブス/再会』を唯一無二のラブストーリーにしている所以である。ノラとアーサー、共に作家である夫婦の粋な会話が交わされ、妻が初恋の人と24年ぶりに再会することに対して「すごい物語だよ、この物語で僕は、運命を阻む邪悪な米国人の夫だ」「彼は13時間もかけて飛行機で来た。会うなとは言えないよ」とウィットに富む言葉でノラに小さく呟くアーサー。こういった彼のパートナーの過去に対しても思いやりを持って接し、拒むことなく受け入れる姿勢や、物腰の柔らかさ、包容力には、マスコミ試写でも「アーサーみたいな人に憧れる」「とても共感できた」「彼の存在こそこの映画の個性」など絶賛の声が止まない。そしてアーサーとヘソンは、ノラという女性が居なければ出会うこともなかった。お互い地球の裏側に住み、共に同じテーブルに座りパスタを食べることも、バーで酒を飲み交わすこともなかった2人である。初対面のシーンを撮影する上で、マガロとソン監督の中であるアイディアが生まれた。「(へソンを演じる)テオと僕は初対面のシーンまで顔を合わせないことにしたんです。撮影スタッフの協力もあって、テオとは違うドアを使ったり、リモート会議ではカメラをオフにして声しか聞こえない状況で行ったりして。物語の中では、ヘソンとノラがアパートにやってくるシーンで、アーサーはヘソンに初めて対面するんだけど、僕自身も初めてそこでテオに会ったんです」とマガロは明かす。直接対面したことはないけれど何となく相手のことを知っている、という映画と全く同じ状況で出会い、その後バーカウンターで横に並んで座るシーンの撮影に移った3人。ノラを中心に、その左右に座るヘソンとアーサーだが、その撮影のことをマガロは「僕はあの場から逃げ出したくて、飲み物を取りに行ったり、トイレに立ったり、いくつもアイディアを提案したけど…監督は気まずくて不快なあの空間に僕をとどまらせたんです」と絶妙な緊張感があったことをふり返る。監督のセリーヌ・ソンは、本作のテーマについて「この映画は男女2人の恋愛を描いた物語ではないし、彼らが愛し合うことを描いた物語でもありません。お互いを愛することが出来る3人の物語なのです」と語る。つまり、ノラとヘソンという幼なじみの再燃を描いた作品ではなく、そこにアーサーをも含めた3人の間にある人間愛、いわゆるソウルメイトのような関係性に着目した物語となっている。目には見えない“縁=イニョン”に導かれ、巡り合った3人。ジョン・マガロが体現したこのアーサー像こそ、『パスト ライブス/再会』の本質により近いキーパーソンだ。『パスト ライブス/再会』は4月5日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:パスト ライブス/再会 2024年4月5日よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開2022 © Twenty Years Rights LLC. All Rights Reserved
2024年02月15日この度、阪急阪神ホールディングスグループの株式会社ミマモルメ(本社:大阪市福島区、社長:小坂光彦)は、内閣府が主催する第6回日本オープンイノベーション大賞において「経済産業大臣賞」を受賞しました。これは、阪神電気鉄道株式会社(本社:大阪市福島区、社長:久須勇介)の社内ベンチャーで起業した「ミマモルメ」(2010年起業)がICT見守り市場を、「プログラボ」(2015年起業)がSTEAM教育市場を、黎明期から様々なアライアンス先様との共創により牽引し続け、社会課題解決型事業の市場規模を拡大させたことによるものです。これまで、多くの皆様からのご共感により各種サービスを改編し続け、ここまで育てていただきました。これからも社員一同、先進性ある心温まる真のサービスを創出し、皆様のご要望にお応えできるよう励んで参ります。<日本オープンイノベーション大賞の概要>イノベーションの創出を巡る国際的な競争が激化する中で、研究開発等の成果を迅速に社会実装し、社会的ニーズの解決や新たな価値の創造につなげることが大きな課題となっています。そのための方法として、組織の壁を越えて知識や技術、経営資源を組み合わせ新しい取組を推進するオープンイノベーションが注目されています。こうした状況を踏まえ、我が国のオープンイノベーションをさらに推進するために、今後のロールモデルとして期待される先導性や独創性の高い取組を「日本オープンイノベーション大賞」として称えることとしました。(※出展: )<株式会社ミマモルメの概要>1 本社大阪市福島区福島3丁目14番24号2 資本金1億円(阪神電気鉄道株式会社100%出資)3 設立2017年8月8日4 代表者代表取締役社長 小坂 光彦5 事業内容あんしん事業(ミマモルメ)・教育事業(プログラボ)6 ホームページミマモルメ プログラボ <事業イメージ>【参考】ミマモルメが提供するサービス1.「あんしん」サービス(1)「登下校ミマモルメ」 全国26都府県の小・中・高等学校に拡大中です。導入校数は1,870校を超え、登下校メール利用者数は約31万人となりました。【特徴】1ICタグを持ったお子様が校門を通過すると、保護者にアプリ・メールでお知らせします。2緊急時の学校側からの通知をアプリ・メールでお知らせします。(無料)学年の更新や卒業時の退会処理も可能です。クラスや学年ごとの配信・アンケート機能などのサービスが充実しています。3欠席遅刻管理、連絡帳機能(有料オプション)も搭載しています。(2)GPSサービス コンパクトなGPS端末をランドセルやかばんに入れて持ち歩くだけで、アプリから位置情報や歩いたコースを確認することができるサービスです。ミマモルメアプリ(見守り側)は複数名(両親・祖父母など)登録可能で、家族みんなで見守ることができます。(3)保育園・幼稚園・認定こども園向けSaaS「登降園ミマモルメ」 門への機器設置、システムの導入により、園児のカバンなどに入れたICタグの門通過情報を自動で記録・集計するほか、出欠や遅刻の管理、メール・アンケート機能、自治体への各種申請帳簿出力等で業務負担を軽減します。【特徴】1自動読取方式のICタグを用いているため、カード式、二次元コード読み取り式及びタッチパネル式のような人の手を介した操作が不要です。2門・玄関を通過しただけで、登降園時間が自動登録されるため、正確な時間管理が可能です。3自動集計で延長保育管理が可能で、時間帯別の料金設定もできるため、保護者への請求書発行や自治体への各種申請が自動化され、園の管理者負担が軽減可能です。4園児一人ひとりの登園・降園情報を保護者にアプリ・メールで通知します。【導入園数】約180園(4)「まちなかミマモルメ」 まちなかに設置されたカメラとビーコンのインフラ網を利用し、お子様や高齢者を見守ります。【特徴】1小型端末(Bluetooth Low Energy)を持ったご家族が、設置されたビーコン(BLE)受信機付近を通過するとアプリ・メールでお知らせします。2一般的なBLEのセキュリティの脆弱性を解消した独自のセキュリティを組み込んでおりますので、安心してご利用いただけるのが最大の特長です【導入事例】1 伊丹市市内約1,200か所に「安全・安心見守りカメラ」と「まちなかミマモルメ」受信器及び約80台の市バスに移動式受信機を設置し、お子様や高齢者を見守っています。2 長岡京市市内約200か所に防犯カメラと受信機を設置し、お子様や高齢者を見守っています。※その他複数の自治体で導入いただいています。みまもりマップ (5)おうちプラスサービスお子様の「いってきます(外出)・ただいま(帰宅)」をお知らせします。「登下校ミマモルメ」「まちなかミマモルメ」会員様のオプションサービスです。※学校の門に加え、お子様が自宅の玄関を通った時もお知らせします。〇登下校メールおうちプラス 〇まちなかミマモルメおうちプラス 2.ロボットプログラミング教室「プログラボ」ロボットプログラミング教室「プログラボ」は、ミマモルメと讀賣テレビ放送株式会社の両社が出資する「プログラボ教育事業運営委員会」によって運営を行っています。(1)設立経緯日本のICT教育(21世紀型スキルの育成)の遅れに危機感を抱いた両社が、未来を担う子ども達に「夢を実現するチカラ」育んでほしいとの思いから、2016年に協同で事業を開始いたしました。子ども達が楽しみながら学べるロボットプログラミング教育を軸に事業の展開を図っています。(2)教育理念「私たちは、ロボット・プログラミング教育を通じて、未来を担う子ども達の「夢を実現するチカラ」を育みます。」上記教育理念のもと、「知識・技能」だけでなく「思考力・判断力・表現力」を持ち、「主体性をもって多様な仲間と協働できる」真に社会に求められる人材を輩出したいという思いで教育を行っています。表1: ロボットプログラミングにとどまらず、中高生向けのAI開発講座「AIラボ」など新たな講座を開講し、未来を担う子ども達に対して広くSTEAM教育を実施することで教育理念の実現を目指しています。また、自治体等へのプログラミング教育の導入支援・出張授業や社会人に向けたロボットプログラミングを活用した研修事業を行う等、教室・子どもに留まらず、学びのノウハウを展開し、社会に求められる人材の育成に尽力しています。(3)教室展開現在、直営校・フランチャイズ校合わせて全国1都1道2府9県82校に、約8,000名が在籍しています。「プログラボ」では、様々な活動を通じ、今後も1人でも多くの子ども達の「夢を実現するチカラ」を育めるよう取り組んでいます。教室の学びは、顧客満足度調査「イード・アワード2023 プログラミング教育」※において、「最優秀賞(総合満足度第1位)」及び「部門賞(子供が好きなプログラミングスクール)」を2年連続で受賞しました。※教育情報サイト「リセマム」を運営する株式会社イードが実施(4)授業内容1 対象者未就学年長~高校生2 内容主に「教育版レゴ(R) マインドストーム(R) EV3」や「レゴ(R) エデュケーション SPIKE(TM)プライム」を用いて、モーターや各種センサーを使ってロボットを組み立て、ビジュアルアイコンを使ったソフトウェアでプログラミングを行います。株式会社ミマモルメ リリース 発行元:阪急阪神ホールディングス大阪市北区芝田1-16-1 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2024年02月15日第47回 日本アカデミー賞「新人俳優賞」受賞者撮りおろしビジュアル「NEW CINEMA FACE 2024」が15日、公開された。同ビジュアルは、第35回(2011年)より開催し、今年で12年目を迎える新人俳優賞受賞者(アイナ・ジ・エンド、市川染五郎、原菜乃華、黒川想矢、柊木陽太、福原遥、高橋文哉、桜田ひより)の撮りおろし企画。2月23日~3月15日まで、東京・渋谷 RAYARD MIYASHITA PARKに掲出される。日本アカデミー賞の歴史の中で第5回から設けられた「新人俳優賞」。1982年の初回の受賞者である佐藤浩市、真田広之、中井貴一、石田えり、かとうかずこ、田中裕子の6人に始まり、歴代「新人俳優賞」受賞者はその後も「主演」「助演」で再び日本アカデミー賞を受賞するなど各方面で活躍を続けている。選出は日本アカデミー賞協会会員約4,000人の投票により決定。原則として映画初出演でなくとも、主演・助演クラスの大役を演じ、印象を与えた俳優を対象としている。コメントは以下の通り。○■アイナ・ジ・エンド(『キリエのうた』)映画の撮影は、キャストの裏側で何百倍の数のスタッフさんが動いてくれていて、「この人たちのおかげで映画が撮れるんだ、出てる人たちだけがすごいんじゃないんだ。この方々がこうやって守ってくれてるから、私は私のお芝居と、歌うことに精一杯でいいんだ」って思えた瞬間でした。将来は自分のことというより、自分が教えてきてもらったことを次の世代に、未来の子供たちに愛を持って教えていきたいという気持ちが強いです。○■桜田ひより(『交換ウソ日記』)一つの作品を通して泣いたり笑ったり、観ている側と創っている側で共鳴しあえるところが映画の魅力だと思います。私自身、映画が大好きで、とても大切なもので人生の一部になっています。みなさんにとってもそうであったらいいなと思います。(将来のことは)あまり想像がつかないのですが……ずっとお芝居を続けられていたら嬉しいです。年齢を重ねながら、少しずつ大人な自分になっていきたいです。○■原菜乃華(『ミステリと言う勿れ』)私にとって映画は、恩人のような存在です。作品一つで人生や考え方を左右してしまうような力を持っていて、観てくださった方のこれからに関与してしまう怖さもあります。だからこそ、その責任も背負いながらお芝居していかなければいけないなと日々思いながら現場に立っています。具体的な目標ではないですが、年齢を重ねても、意見やアドバイスを素直に聞くことができて、変化し続けられるような柔軟な人でありたいです。○■福原遥(『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』)普段自分が生きている世界と全然違う世界に入らせてもらえる場所と言いますか、作品の中、世界観にしっかり浸れて自分自身とも向き合える存在だと感じています。いろんな世界に連れて行ってくれるものだと思います。(10年後20年後の自分も、)色んな作品に携わっていられたらなって思います。そしてまた、この日本アカデミー賞の舞台に立てるように頑張りたいです。○■市川染五郎(『レジェンド&バタフライ』)映画はお客さまに平面で届くので、舞台の人間としては「いかに立体的に見せるか」「画面を通してどれだけ熱量を伝えられるか」を意識しています。舞台と映像との違いは色々ありますが、作品にかける想いや臨み方に違いはないと感じました。今後も、自分が“その瞬間”に感じていることを大事にしていきたいと思っています。出会った人、作品に、とにかく熱意を注いで、その積み重ねで過去と未来を繋いでいくような生き方をしたいです。○■黒川想矢(『怪物』)(映画は)いつ、どんな時代に観ても、受け取るものがたくさんある気がしています。「怪物」でカンヌ国際映画祭に行かせていただいた時に、外国の方からメッセージをいただいたことが心に残っています。言語がわからなくても伝わるものなのかな、と思います。(10年後20年後は)何をしているか想像はつかないのですが、まず人として、優しくありたいです。その上で、人に頼ることもできて頼られることもある。そんな人でありたいです。○■高橋文哉(『交換ウソ日記』)映画館で観るときの「映画を観ることしかできない時間」が僕はとても好きなので、映画のスクリーンの中に自分がいるということがすごくありがたいです。あまり映画館に行かない人が一歩踏み出す動機になるような作品を創りたいと思いながら日々撮影しています。『10年後20年後は)必要とされる役者になりたいです。「この役者がいれば大丈夫」と思っていただける役者になれるように、いろんな役に挑戦していきたいと思います。○■柊木陽太(『怪物』)映画は、出演経験もまだ少ないので、どちらかというとまだ観る側という感覚です。映画館で観て、笑ったり泣いたり、ワクワクしたりするところが魅力だと思います。(10年後20年後のことは)まだちゃんと想像はできないのですが、これまでお会いしてきた先輩方はすごく優しく接してくださるので、すごく嬉しいし、自分もそういう人になりたいと思います。良い人も悪い人もいろんな役を演じ分けられる俳優になりたいです。【編集部MEMO】「NEW CINEMA FACE」は、日本アカデミー賞 新人俳優賞受賞者の撮り下ろし企画。毎年、期間限定で掲出されると多くの人々が現地を訪れ、映画ファンのフォトスポットとして話題になっている。その年の映画界に現れた、次世代の映画界を担う新人俳優賞受賞者たちが一堂に会し、新たな装いと表情を見せる。(C)日本アカデミー賞協会
2024年02月15日日本アカデミー賞・新人俳優賞受賞者の撮りおろし企画「NEW CINEMA FACE 2024」が今年も開催。次世代の映画界を担う新人俳優賞受賞者の撮りおろしビッグボードがRAYARD MIYASHITA PARKに登場し、受賞者のインタビューもMIYASHITA PARK公式サイトで公開される。3月8日(金)に開催される第47回日本アカデミー賞授賞式に先駆け、昨年に引き続き、渋谷のランドマークであるRAYARD MIYASHITA PARKに、次世代を担う俳優が期間限定で集結。多くの人々が現地に訪れ、映画ファンのフォトスポットとして話題となっていた本企画。新人俳優賞受賞者たちの撮りおろしビッグボードやメイキング映像が、ここでしか見られない新たな装いで登場する。受賞者のインタビューも2月26日(月)よりMIYASHITA PARK公式サイトにて公開される。新人俳優賞受賞者に聞く「自分にとって映画とは?10年後20年後の自分像は?」※女性から五十音順・敬称略アイナ・ジ・エンド『キリエのうた』映画の撮影は、キャストの裏側で何百倍の数のスタッフさんが動いてくれていて、「この人たちのおかげで映画が撮れるんだ、出てる人たちだけがすごいんじゃないんだ。この方々がこうやって守ってくれてるから、私は私のお芝居と、歌うことに精一杯でいいんだ」って思えた瞬間でした。将来は自分のことというより、自分が教えてきてもらったことを次の世代に、未来の子供たちに愛を持って教えていきたいという気持ちが強いです。桜田ひより『交換ウソ日記』一つの作品を通して泣いたり笑ったり、観ている側と創っている側で共鳴しあえるところが映画の魅力だと思います。私自身、映画が大好きで、とても大切なもので人生の一部になっています。みなさんにとってもそうであったらいいなと思います。(将来のことは)あまり想像がつかないのですが、ずっとお芝居を続けられていたら嬉しいです。年齢を重ねながら、少しずつ大人な自分になっていきたいです。原菜乃華『ミステリと言う勿れ』私にとって映画は、恩人のような存在です。作品一つで人生や考え方を左右してしまうような力を持っていて、観てくださった方のこれからに関与してしまう怖さもあります。だからこそ、その責任も背負いながらお芝居していかなければいけないなと日々思いながら現場に立っています。具体的な目標ではないですが、年齢を重ねても、意見やアドバイスを素直に聞くことができて、変化し続けられるような柔軟な人でありたいです。福原遥『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』普段自分が生きている世界と全然違う世界に入らせてもらえる場所と言いますか、作品の中、世界観にしっかり浸れて自分自身とも向き合える存在だと感じています。いろんな世界に連れて行ってくれるものだと思います。(10年後20年後の自分も、)色んな作品に携わっていられたらなって思います。そしてまた、この日本アカデミー賞の舞台に立てるように頑張りたいです。市川染五郎『レジェンド&バタフライ』映画はお客さまに平面で届くので、舞台の人間としては「いかに立体的に見せるか」「画面を通してどれだけ熱量を伝えられるか」を意識しています。舞台と映像との違いは色々ありますが、作品にかける想いや臨み方に違いはないと感じました。今後も、自分が“その瞬間”に感じていることを大事にしていきたいと思っています。出会った人、作品に、とにかく熱意を注いで、その積み重ねで過去と未来を繋いでいくような生き方をしたいです。黒川想矢『怪物』(映画は)いつ、どんな時代に観ても、受け取るものがたくさんある気がしています。『怪物』でカンヌ国際映画祭に行かせていただいた時に、外国の方からメッセージをいただいたことが心に残っています。言語がわからなくても伝わるものなのかな、と思います。(10年後20年後は)何をしているか想像はつかないのですが、まず人として、優しくありたいです。その上で、人に頼ることもできて頼られることもある。そんな人でありたいです。高橋文哉『交換ウソ日記』映画館で観るときの「映画を観ることしかできない時間」が僕はとても好きなので、映画のスクリーンの中に自分がいるということがすごくありがたいです。あまり映画館に行かない人が一歩踏み出す動機になるような作品を創りたいと思いながら日々撮影しています。(10年後20年後は)必要とされる役者になりたいです。「この役者がいれば大丈夫」と思っていただける役者になれるように、いろんな役に挑戦していきたいと思います。柊木陽太『怪物』映画は、出演経験もまだ少ないので、どちらかというとまだ観る側という感覚です。映画館で観て、笑ったり泣いたり、ワクワクしたりするところが魅力だと思います。(10年後20年後のことは)まだちゃんと想像はできないのですが、これまでお会いしてきた先輩方はすごく優しく接してくださるので、すごく嬉しいし、自分もそういう人になりたいと思います。良い人も悪い人もいろんな役を演じ分けられる俳優になりたいです。「NEW CINEMA FACE 2024」は2月23日(金・祝)~3月15日(金)RAYARD MIYASHITA PARKにて掲出。第47回日本アカデミー賞授賞式は3月8日(金)に開催。(シネマカフェ編集部)■関連作品:レジェンド&バタフライ 2023年1月27日より全国にて公開©2023「THE LEGEND & BUTTERFLY」製作委員会怪物 2023年6月2日より全国にて公開©2023「怪物」製作委員会ミステリと言う勿れ 2023年9月15日より全国東宝系にて公開Ⓒ田村由美/小学館Ⓒ2023 フジテレビジョン 小学館 TopCoat 東宝 FNS27社交換ウソ日記 2023年7月7日より公開©2023「交換ウソ日記」製作委員会キリエのうた 2023年10月13日より全国にて公開Ⓒ2023 Kyrie Film Bandあの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。 2023年12月8日より全国にて公開(C)2023「あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。」製作委員会
2024年02月15日韓国最高の伝統と権威を誇る音楽授賞式「ソウル歌謡大賞」。今年1/2に開催された「第33回ソウル歌謡大賞」は歴代初となるタイ・バンコクでの海外開催となった。MUSIC ON! TV(エムオン!)では、NCT DREAM、ZEROBASEONE、RIIZE、NMIXX、STAYCなど、2023年の歌謡界を輝かせたK-POPアーティストたちが多数出演した「第33回ソウル歌謡大賞」の模様を日本語字幕入りでテレビ初放送!■■番組情報■■<番組名>日本語字幕入り! 第33回ソウル歌謡大賞<放送日時>2024/3/16(土)17:30~22:30<出演アーティスト>NCT DREAM、ZEROBASEONE、RIIZE、NMIXX、STAYC、KISS OF LIFE、Billlie、Xdinary Heroes、サンダラ・パク、ソンミ、ヨンジェ(GOT7)、ベンベン(GOT7)、カン・ダニエル、n.SSign、Young K(DAY6)、ユジュ、ヨンタク、Dynamicduo、JAM REPUBLICMC:イ・スンギ、ティファニー(少女時代)、ベンベン(GOT7)スペシャルMC:ヨンジェ(GOT7)プレゼンター:パク・シネ、イ・ジュンギスペシャルゲスト:ZEEPRUK、NUNEW、GEMINI、FOURTH\過去ソウル歌謡大賞3年分もリピート放送!/■■番組情報■■<番組名>日本語字幕入り! 第26回ソウル歌謡大賞<放送日時>2024/3/23(土)17:30~21:30<番組内容>2017年に開催され、BTS、EXO、TWICE、SEVENTEEN、BLACKPINKなど、日本でも大人気のK-POPアーティストたちが多数出演した「第26回ソウル歌謡大賞」の模様を日本語字幕入りで放送!<出演アーティスト>EXO、TWICE、SECHSKIES、BTS、ZICO、SEVENTEEN、GUMMY、GFRIEND、MOBB (MINO & BOBBY)、VIXX、Red Velvet、ハン・ドングン、WJSN、テ・ジナ、ASTRO、GOT7、ペク・アヨン、MAMAMOO、I.O.I、BLACKPINK、NCT 127 他※都合により内容を一部カットして放送いたします。あらかじめご了承ください。<番組名>日本語字幕入り! 第27回ソウル歌謡大賞<放送日時>2024/3/24(日)17:30~21:30<番組内容>2018年に開催され、BTS、SUPER JUNIOR、NCT 127、SEVENTEEN、BLACKPINKなど、日本でも大人気のK-POPアーティストたちが多数出演した「第27回ソウル歌謡大賞」の模様を日本語字幕入りで放送!<出演アーティスト>SUPER JUNIOR、BTS、Wanna One、Red Velvet、GOT7、MAMAMOO、赤頬思春期、NCT 127、SEVENTEEN、BTOB、Ailee、CHUNG HA、PRISTIN、BLACKPINK、NU'EST W、MONSTA X 他<番組名>日本語字幕入り! 第28回ソウル歌謡大賞<放送日時>2024/3/30(土)17:30~21:30<番組内容>2019年に開催され、BTS、SEVENTEEN、TWICE、NCT 127、Stray Kidsなど、日本でも大人気のK-POPアーティストたちが多数出演した「第28回ソウル歌謡大賞」の模様を日本語字幕入りで放送!<出演アーティスト>BTS、Red Velvet、SEVENTEEN、TWICE、Wanna One、ADOY、MAMAMOO、NU'EST W、NCT 127、MONSTA X、iKON、イム・チャンジョン、ヤン・ダイル、GFRIEND、IZ*ONE、Stray Kids、MOMOLAND、Drunken Tiger、CRYING NUT▼番組に関する詳細は、こちらをご覧ください 以上MUSIC ON! TV(エムオン!)は、スカパー!、ケーブルテレビ、ひかりTVなどでご覧いただける音楽チャンネルです。詳しくは、MUSIC ON! TV(エムオン!)公式サイト( )まで。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2024年02月15日「第78回毎日映画コンクール」の授賞式が14日に都内で行われ、受賞者が揃って登壇した。○■杉咲花、映画『市子』で女優主演賞映画『市子』で女優主演賞を受賞した杉咲花。背中の大きく開いた黒のシックなロングワンピースに身を包んで登場した杉咲は、「素敵な賞をいただき光栄に思っております。何より劇場に足を運んでくださった皆様、本当にありがとうございます。物語に関わる中で、何かひとりで成し遂げることは出来ないと思っているので、この賞は映画に関わった皆さんと喜びを分かち合いたいと思います。自分にとってかけがえのない作品になった『市子』に関われたことを誇りに思います」と感謝と喜びをコメント。その後、同会場に出席していた戸田彬弘監督が本人にサプライズで登壇し、杉咲に花束を贈呈した。改めて杉咲のオファーについて尋ねられると「この市子という役は、杉咲さんにぜひやっていただきたいという想いで手紙を書かせていただきました。杉咲さんのおかげで作品が大きくなり、杉咲さんであるからこうして評価され業界の方にも広く観ていただけたと思っています。本当に杉咲さんに出ていただけて嬉しく思っています」と振り返り、感謝の言葉を述べた。対し杉咲は「『自分にとって分岐点になる作品だと思っています』と書かれていて、それだけ勝負に出ようとしている作品で自分自身のことを求めていただいたことを嬉しく思いました」と語る。司会の生島ヒロシが手紙について掘り下げると、戸田監督は「実は代筆でした。内緒にしてて、こないだバレちゃった」と明かし会場が笑いに包まれる場面も。また、戸田監督は「たくさんの作品に出演されていますが、表現の幅を持っている女優さんですし、何より目から引力を感じる方だと思っていて、この市子という役には強い引力が必要だと思いダメ元で手紙を出させてもらいました」と、杉咲へのオファーの決め手も明かした。映画初単独主演で「女優主演賞」を受賞し、何か心情の変化があるかと聞かれると、杉咲は「とってもありがたく思っていますが、変化はあまり感じていません。評価というものは他者の中にあるものだと思っているので、この先も粛々と作品に向き合っていきたいと思います。ただ、このような機会をいただけたことでまだ公開が続いている『市子』について皆さんが興味を持ってもらえるのかなと思うとやっぱり嬉しいです」と笑顔を見せた。○■第78回毎日映画コンクール 受賞結果日本映画大賞:『せかいのおきく』(阪本順治監督)日本映画優秀賞:『ほかげ』(塚本晋也監督)外国映画ベストワン賞:『TAR/ター』(トッド・フィールド監督)男優主演賞:鈴木亮平『エゴイスト』女優主演賞:杉咲花『市子』男優助演賞:宮沢氷魚『エゴイスト』女優助演賞:広瀬すず『キリエのうた』スポニチグランプリ新人賞(男性):アフロ『さよなら ほやマン』スポニチグランプリ新人賞(女性):サリngROCK『BAD LANDS バッド・ランズ』監督賞:石井裕也『月』脚本賞:阪本順治『せかいのおきく』撮影賞:鎌苅洋一『月』美術賞:上條安里『ゴジラ-1.0』音楽賞:ジム・オルーク『658km、陽子の旅』録音賞:志満順一『せかいのおきく』アニメーション映画賞:『アリスとテレスのまぼろし工場』(岡田麿里監督)大藤信郎賞:『君たちはどう生きるか』(宮崎駿監督)ドキュメンタリー映画賞:『生きる』大川小学校 津波裁判を闘った人たち』(寺田和弘監督)TSUTAYAプレミアム映画ファン賞・日本映画部門:『劇場版美しい彼~eternal~』(萩原利久、八木勇征)TSUTAYAプレミアム映画ファン賞・外国映画部門:『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』(ダニエル・クワン ダニエル・シャイナート監督)田中絹代賞:薬師丸ひろ子特別賞:鈴木敏夫(スタジオジブリ プロデューサー)
2024年02月14日「第78回毎日映画コンクール」の授賞式が14日に都内で行われ、受賞者が揃って登壇した。○■スポニチグランプリ新人賞に輝いたアフロ映画『さよなら ほやマン』に主演し、豊かな海に囲まれた美しい島で一人前の漁師を目指すアキラを演じたMOROHAのアフロは、スポニチグランプリ新人賞に輝いた。“ほやマン”の姿で登場すると、場内は騒然。「レッドカーペットのお化けみたいな格好で出てきてすみません。ちょっとでも賑やかになればいいなと思い」と弁解しながら、「制作陣の魂が乗っかったこのスーツでこの場所に立てていることを非常に嬉しく思っております」と喜びを表した。「映画というものに初めて触れたんですけれども、情熱の賜物だなと素直に思いました、その情熱に賞をいただけたんだと思っております」というアフロ。同作の庄司輝秋監督は「この人のエネルギーは特別なものがあるなと思っていて、そのエネルギーがこの映画の魂だったなと思ってるので、すごくうれしく思います」と受賞を喜ぶ。さらに監督は「『新人賞って一生に1回しか獲れないと思うから、ほやマンスーツじゃなくていいんじゃない』と言ったんですけど、どうしてもこれで出たいと。この映画がまだまだなかなか知られていないから、この格好で1人でも多くの方に伝えたいという、もがきのようなものがすごくあって、そのもがきはこの作品の一つのテーマなので、そういうことを恥ずかしげなく堂々とやるこの人の魅力というものもこの映画に必要だと思った」と、主演のアフロに太鼓判。今後の俳優活動について聞かれると、アフロは「仕事をいただければありがたいなと思うんですけれども、自分はやっぱりミュージシャンが基礎にあって、そこでの輝きを見て、監督がお話をくださったと思っているので。音楽を一生懸命頑張って、この情熱が必要だなと思っている方が現れてくださったら、一緒に何か作れたら嬉しいなと思っております」と謙虚な姿勢。「こんなに誰かのおかげと思いながら仕事できることがなかったので、すごく充実した体験でした」と映画出演を楽しんでいたようだった。フォトセッションでは、受賞者陣が全員登場。女優助演賞の広瀬すず、女優主演賞の杉咲花も、アフロのほやマンスーツに興味津々の様子だった。○■第78回毎日映画コンクール 受賞結果日本映画大賞:『せかいのおきく』(阪本順治監督)日本映画優秀賞:『ほかげ』(塚本晋也監督)外国映画ベストワン賞:『TAR/ター』(トッド・フィールド監督)男優主演賞:鈴木亮平『エゴイスト』女優主演賞:杉咲花『市子』男優助演賞:宮沢氷魚『エゴイスト』女優助演賞:広瀬すず『キリエのうた』スポニチグランプリ新人賞(男性):アフロ『さよなら ほやマン』スポニチグランプリ新人賞(女性):サリngROCK『BAD LANDS バッド・ランズ』監督賞:石井裕也『月』脚本賞:阪本順治『せかいのおきく』撮影賞:鎌苅洋一『月』美術賞:上條安里『ゴジラ-1.0』音楽賞:ジム・オルーク『658km、陽子の旅』録音賞:志満順一『せかいのおきく』アニメーション映画賞:『アリスとテレスのまぼろし工場』(岡田麿里監督)大藤信郎賞:『君たちはどう生きるか』(宮崎駿監督)ドキュメンタリー映画賞:『生きる』大川小学校 津波裁判を闘った人たち』(寺田和弘監督)TSUTAYAプレミアム映画ファン賞・日本映画部門:『劇場版美しい彼~eternal~』(萩原利久、八木勇征)TSUTAYAプレミアム映画ファン賞・外国映画部門:『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』(ダニエル・クワン ダニエル・シャイナート監督)田中絹代賞:薬師丸ひろ子特別賞:鈴木敏夫(スタジオジブリ プロデューサー)
2024年02月14日「第78回毎日映画コンクール」の授賞式が14日に都内で行われ、受賞者が揃って登壇した。○■映画『エゴイスト』から鈴木亮平、宮沢氷魚が受賞映画『エゴイスト』では鈴木亮平が男優主演賞、宮沢氷魚が男優助演賞を受賞し、2人はがっつり握手。松永大司監督もお祝いに駆けつける。鈴木は同作への出演に対し「異性愛者の自分が同性愛者の役をやるということで、ゲイの方々に観ていただいた時に『間違いなく自分たちの物語だな』と感じていただける、きちんとしたクィア映画にしないといけないなというのが、最初にありました」と振り返る。鈴木はさらに「そういう目標の上で、いろんな方々に話を聞いたのですが、自分が知ったつもりになっていたことが、何も知らなかったんだなという発見がありました。たとえば映画の中でも使われているエピソードで、『恋人と結婚ができないので、2人で婚姻届を書いて部屋に貼っている』ということを笑い話として話されていたんですね。その流れで『俺たち、死ぬ時はどうせ1人だから』という会話を聞いたりとか」と続ける。「ニュースなどでわかっていたつもりですけど、異性愛者に認められている、当たり前だと思っている権利が当たり前じゃないと言いますか、選択肢すらないんだなということが、初めて実感として湧いてきた。そういうことを含めて、この映画をやるということは演技以上の責任があるぞという、映画への情熱になっていったかなと思います」と語った。宮沢は鈴木の思いについて「クランクインする前から感じていて、亮平さんが先頭に立ってくれて、その思いを持っていてくれたので、僕も他の役者の皆さんも自然と作品に入れたというか。みんな大事に思いを持って責任感を持ってこの作品と向き合うことができたと思います」と感謝。一方で、こうやって授賞式に登壇するようなことになるとは「本当に思ってなくて」と驚く鈴木。「予算も大きな作品じゃないので、短い時間で集中してひたらすらやってたなというのもあるので驚きもあるね」と苦笑し、宮沢も「まさかこんな日が来るとは夢にも思っていませんでした」と応じていた。○■授賞式終了後の取材では、宮沢氷魚の印象も授賞式終了後の囲み取材では、鈴木が同作の存在について「僕は去年40歳になりまして、今後、人生の後半進んでいく道にちょっとヒントを与えてくれた作品になったかなと思います」と表す。宮沢については「何をやっても、持って生まれた品みたいなものがあるので、おそらく嫌な役をやっても惹きつけられる、ずっと見ていたいと思う人」と表現。「普段はすごくピュアな人で、この映画の龍太という役っぽいんですね。なので『こんなにピュアなまま生きてきてちょっと大丈夫なのかな』と心配になるぐらいの人です」と語る。「恋人としてはどうか」という質問には「ピュアすぎるかもしれないです。僕はもっと擦れた感じの人が好みです」とまさかの好みを告白しつつ、「嘘です、本当に理想的な恋人だと思います」と訂正していた。また、演じるにあたって気をつけたことを聞かれると「ゲイの方々に話聞く中で強烈に残ったのが、相手が自分のセクシャリティを知っている人かどうかで演じ分けなきゃいけないと。自分として演じてみると、かなり生きづらいなという実感があったんです」と思いを寄せる。「特に、恋人のお母さんに2人の関係を隠して会いに行くシーンでは、監督が阿川(佐和子)さんに『こういう質問もどんどん聞いていってください』という秘密のノートを渡していたんです。それは僕には知らされていなくて。(演じた)浩輔として相手の親に初めて会った時に、2人きりになって『浩輔さん彼女いるの?』とか『モテるでしょう』とか『ご結婚は?』とか、ドキッとするような質問をたくさん投げかけてくるんですよね。自分がその場でどう答えるか試される質問がたくさんあって。『嘘をつきたくない』というところと、この感じでずっと生きるのはしんどいなという思いがありました。ゲイの方々が抱えている生きづらさを、リアリティを持って表現するようにというのが、気をつけたことだと思います」と語った。○■第78回毎日映画コンクール 受賞結果日本映画大賞:『せかいのおきく』(阪本順治監督)日本映画優秀賞:『ほかげ』(塚本晋也監督)外国映画ベストワン賞:『TAR/ター』(トッド・フィールド監督)男優主演賞:鈴木亮平『エゴイスト』女優主演賞:杉咲花『市子』男優助演賞:宮沢氷魚『エゴイスト』女優助演:広瀬すず『キリエのうた』スポニチグランプリ新人賞(男性):アフロ『さよなら ほやマン』スポニチグランプリ新人賞(女性):サリngROCK『BAD LANDS バッド・ランズ』監督賞:石井裕也『月』脚本賞:阪本順治『せかいのおきく』撮影賞:鎌苅洋一『月』美術賞:上條安里『ゴジラ-1.0』音楽賞:ジム・オルーク『658km、陽子の旅』録音賞:志満順一『せかいのおきく』アニメーション映画賞:『アリスとテレスのまぼろし工場』(岡田麿里監督)大藤信郎賞:『君たちはどう生きるか』(宮崎駿監督)ドキュメンタリー映画賞:『生きる』大川小学校 津波裁判を闘った人たち』(寺田和弘監督)TSUTAYAプレミアム映画ファン賞・日本映画部門:『劇場版美しい彼~eternal~』(萩原利久、八木勇征)TSUTAYAプレミアム映画ファン賞・外国映画部門:『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』(ダニエル・クワン ダニエル・シャイナート監督)田中絹代賞:薬師丸ひろ子特別賞:鈴木敏夫(スタジオジブリ プロデューサー)
2024年02月14日「第78回毎日映画コンクール」の授賞式が14日に都内で行われ、受賞者が揃って登壇した。TSUTAYAプレミアム映画ファン賞・日本映画部門に選ばれた『劇場版美しい彼~eternal~』を代表して登場した八木勇征。「監督の酒井(麻衣)さんや原作者の凪良(ゆう)さん、脚本の坪田(文)さん、全スタッフの皆さん、出演者の皆さん、そして何より今日はスケジュールが合わなくて残念ながら登壇できなかった萩原利久の気持ちも背負ってステージに登壇させていただいてますので、このような映画の賞をいただけて、本当に幸せな気持ちでいっぱいです」「この賞をいただけたのも、何よりこの作品を本当に深く愛してくださった皆様がたくさんいらっしゃるおかげだなと思っています。その方たちにも本当に感謝でいっぱいです」と喜びを表した。授賞式終了後には「たくさんの方に観ていただいたのを実感するのと同時に、たくさんの方に愛していただけたなと感じました。チーム一丸となっていい作品を作るべく、日々一生懸命毎日撮影していたので、実が結ばれて嬉しいです」と改めて心境も。スタッフや萩原とは「奇跡的な出会い」といい、この日萩原のスケジュールが合わなかったことについては「残念です。連絡はしてるんですけど、萩原利久も『めちゃくちゃ来たかった』と言ってたので、その気持ちも背負ってトロフィーをうけとらせていただきました」と明かす。「『行けるかな』という話も事前にしていて、『行けるかも』『どうだろ』と繰り返し言ってました。ちゃんと報告したいと思います」と語った。FANTASTICSとしても活躍しているが、メンバーからも「喜んでくれましたね。すごく名誉あることだし、シンプルに『おめでとう』と言っていただきました」と祝福を受けたという。今後演じてみたい役については「僕はまだ全然経験もないので、いろんな役をやってみたいという気持ちもあるんですけど、自分とかけ離れた性格のキャラクターは演じてみたいです。時代を超えて、時代劇や大河ドラマも経験したいなとは、前からずっと思っていることです」と今後にも希望を見せた。「美しさの秘訣」を聞かれると、「毎日がすごく刺激的で何より楽しいので、自分が心から楽しいと思える1日1日を過ごせれば、自信にも繋がるし、1番良く見える自分になる秘訣なんじゃないかな」「ストレスを溜めない、何事も楽しむ」と内面が重要だという。どうして同作が愛されたかを聞かれると「個人的に思うのは、平良と清居のピュアな関係性が、みんなに好きになってもらえた一つなんじゃないかな」と分析。トロフィーの置き場所については「どうしよう、何も考えてなかった」と焦りつつ、「『美しい彼』スタッフの方に聞いてみたいと思います。『どうしましょう?』って。僕の賞ではないので、どこに置くのがいいのか聞いてみたいと思います」と語った。○■第78回毎日映画コンクール 受賞結果日本映画大賞:『せかいのおきく』(阪本順治監督)日本映画優秀賞:『ほかげ』(塚本晋也監督)外国映画ベストワン賞:『TAR/ター』(トッド・フィールド監督)男優主演賞:鈴木亮平『エゴイスト』女優主演賞:杉咲花『市子』男優助演賞:宮沢氷魚『エゴイスト』女優助演:広瀬すず『キリエのうた』スポニチグランプリ新人賞(男性):アフロ『さよなら ほやマン』スポニチグランプリ新人賞(女性):サリngROCK『BAD LANDS バッド・ランズ』監督賞:石井裕也『月』脚本賞:阪本順治『せかいのおきく』撮影賞:鎌苅洋一『月』美術賞:上條安里『ゴジラ-1.0』音楽賞:ジム・オルーク『658km、陽子の旅』録音賞:志満順一『せかいのおきく』アニメーション映画賞:『アリスとテレスのまぼろし工場』(岡田麿里監督)大藤信郎賞:『君たちはどう生きるか』(宮崎駿監督)ドキュメンタリー映画賞:『生きる』大川小学校 津波裁判を闘った人たち』(寺田和弘監督)TSUTAYAプレミアム映画ファン賞・日本映画部門:『劇場版美しい彼~eternal~』(萩原利久、八木勇征)TSUTAYAプレミアム映画ファン賞・外国映画部門:『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』(ダニエル・クワン ダニエル・シャイナート監督)田中絹代賞:薬師丸ひろ子特別賞:鈴木敏夫(スタジオジブリ プロデューサー)
2024年02月14日