監督マイケル・ベイ、製作総指揮スティーブン・スピルバーグによる世界的大ヒットシリーズ『トランスフォーマー』の最新作『トランスフォーマー/最後の騎士王』。この度、ついに本作の本ポスターが完成し、戦闘の最中にバラバラになったバンブルビーが、一瞬にして結集して反撃に転ずる特別映像も到着した。人類とトランスフォーマーたちは戦い、オプティマス・プライムは消息を絶った。未来を救う鍵は過去の秘密――地球史から隠し続けられてきたトランスフォーマーの秘密に隠されていた。そして、地球を救うために予想外のチームが組まれる。発明家ケイド・イェーガー(マーク・ウォールバーグ)、オプティマス無き後にオートボットのリーダーとなったバンブルビー、英国貴族の謎めいた老人(アンソニー・ホプキンス)、オクスフォード大学の女教授(ローラ・ハドック)。誰もが一度は変化を起こすために立ち上がらなければいけないときがある。本作では追われる者がヒーローに。また、ヒーローは悪につく。彼らと人類、生き残るのは果たしてどちらか…!?過去4作の全世界累計興行収入が約4,200億円を記録する大ヒット作『トランスフォーマー』シリーズ。最新作では、トランスフォーマーと人類の歴史の謎が明かされるということで早い段階から話題に。1,000年以上前から語り継がれるアーサー王の伝説や、有名なストーンヘンジに隠されたトランスフォーマーの秘密とは…ついに最終章がこの夏幕を開ける!到着したポスタービジュアルは、人類滅亡を宣言したダーク・オプティマスのほか、人類を守るために戦友オプティマスに立ち向かうバンブルビー、一緒に戦う初登場・スクィークス、まるで中世の騎士のような姿をしたトランスフォーマーや西洋のドラゴンのような竜型タイプなど、本作のキーとなるアーサー王伝説ほか第2次大戦など人類の歴史と深く関わってきたトランスフォーマーたちが勢揃い!果たして、発明家ケイド(マーク・ウォールバーグ)、イザベル(イザベラ・モナー)、ヴィヴィアン(ローラ・ハドック)、そして歴史の謎のすべてを知る謎の紳士、バートン卿(アンソニー・ホプキンス)はこの迫りくる脅威を超えられるのか!?「最後の騎士王」とは一体誰なのか?と期待高まるビジュアルとなっている。そして、ポスターと併せて公開された特別映像では、地に横たわるバンブルビーの腕が突如として動き出したかと思えば、バラバラになった各ボディパーツがスクラップの車をふっ飛ばしながら結集する衝撃の瞬間が映し出されている。映像は約10秒と一瞬だが、最後に頭を装着しニクい表情を見せるあたりは、お調子者のバンブルビーらしい。ベイ監督は、「日本のファンは常に私の作品を支えてきてくれた。今作も観てもらえることを願うよ。今作はいままでとはまったく違う新しくて新鮮な作品だ。口先だけで同じことを言う人は大勢いるけど、私は本心から言っている。事実だからね」と作品に対する絶対の自信が伺えるコメントを寄せている。『トランスフォーマー/最後の騎士王』は8月4日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:トランスフォーマー/最後の騎士王 2017年夏、全国にて公開(C) 2016 Industrial Light & Magic, a division of Lucasfilm Entertainment Company Ltd., All Rights Reserved
2017年06月16日人気アイドルグループ・KAT-TUNの元メンバーでインディーズバンド・INKTのボーカルをつとめていた田中聖容疑者(31)が24日、大麻所持で警視庁に現行犯逮捕された。 25日には、各メディアがいっせいに報道。報道によると田中容疑者は24日午後6時50分ごろ、渋谷区道玄坂の路上に止めたワンボックスカーの車中に少量の乾燥大麻を所持していた疑い。本人は「自分のものではない」と容疑を否認しているという。 「13年10月に『度重なるルール違反行為があった』として、ジャニーズ事務所を事実上クビに。その当時から薬物使用疑惑がささやかれていました」(芸能関係者) 翌14年から、INKTというインディーズバンドのボーカルとして活動。現在は全国ライブハウスツアー中だったが、逮捕によって継続は難しくなってしまった。 「現在の田中容疑者の自宅マンションの家賃は、15万円ほど。以前よりも生活のレベルを落としましたが、ツアーの違約金などの支払いに追われればもっと安いところに引っ越さなければならないでしょうね」(前出・芸能関係者) 26日には、三重県で開催予定だった同バンドニューアルバム「square」発売記念イベントの中止も決定。レコード会社関係者は「音楽活動は決して順調ではなかったようだ」として、こう語る。 「ニューアルバムの売り上げは3,000枚程度。14年11月のファーストアルバム『INKT』は5,000枚ほど売れたがそれが最高の売上げ枚数。プロモーションの予算もないので苦戦を強いられていました」 いっぽう田中と同じ元KAT-TUNメンバーの赤西仁(32)と田口淳之介(31)も、ソロで音楽活動中だが……。 「赤西さんはKAT-TUN時代も人気が上位でした。ソロになってからもCDはそれなりに売れており、ライブも盛況。また田口さんは今年2月にユニバーサルミュージックと2年契約を結んでいて、4月5日にはメジャーデビューシングル『Connect』を発売しています。田中さんからしてみればうらやましい限りだったのではないでしょうか」(前出・レコード会社関係者) 田中容疑者の逮捕で、さらに赤西や田口との明暗が分かれてしまったようだ。
2017年05月25日累計3,800億円以上の大ヒットシリーズ『トランスフォーマー』の最新作『トランスフォーマー/最後の騎士王』。この度、過去シリーズにもつながるシーンがいくつも描かれた本作の最新映像が到着した。人類とトランスフォーマーたちは戦い、オプティマス・プライムは消息を絶った。未来を救う鍵は過去の秘密――地球史から隠し続けられてきたトランスフォーマーの秘密に隠されていた。そして、地球を救うために予想外のチームが組まれる。発明家ケイド・イェーガー(マーク・ウォールバーグ)、オプティマス無き後にオートボットのリーダーとなったバンブルビー、英国貴族の謎めいた老人(アンソニー・ホプキンス)、オクスフォード大学の女教授(ローラ・ハドック)。誰もが一度は変化を起こすために立ち上がらなければいけないときがある。本作では追われる者がヒーローに。また、ヒーローは悪につく。彼らと人類、生き残るのは果たしてどちらか…!?世界中で圧倒的大ヒットを続ける本シリーズは、革新的な最先端VFX映像のみならず、桁外れのド派手な実写アクション映像の融合で映画の常識をことごとく打ち破り、驚きの連続で見る者を圧倒し続けてきた。実写映画化10年を迎える記念すべき今年、新たに製作される最新作では、従来のキャスト&キャラクターを軸に、新しいキャスト&キャラクターが次々と登場するという、まさにシリーズの集大成となっている。監督は引き続きマイケル・ベイが務め、主演には前作『トランスフォーマー/ロストエイジ』で主人公を務めたマーク・ウォールバーグ、新キャストとしてアンソニー・ホプキンスや魅力的な新ヒロインにローラ・ハドック。またシリーズの顔ともいうべきジョシュ・デュアメル、タイリース・ギブソン、ジョン・タトゥーロ、前作で印象的だったスタンリー・トゥッチなどが同じ役で再び出演する。今回解禁された予告編では、相変わらずの爆破シーン、驚異のVFXなどに加え、過去シリーズにもつながるシーンがいくつも描かれている。シリーズ4でも活躍した恐竜型トランスフォーマーの“ダイナボット”や、シリーズ3で登場した“センチネルプライム”が、到着した月に巨大な宇宙船が衝突。さらに、トランスフォーマーたちを地球に送り込み、最新作ではオプティマス・プライムを洗脳する金属生命体の“創造主”も登場している。10年以上シリーズに携わってきたベイ監督。「今作には間違いなく過去作にはない壮大な視覚的空間と成長した神話が存在しています」と明かしたベイ監督は、「私にとっては悲喜こもごもです。このシリーズを手掛けるたびに『これが最後だ』と言ってきましたが、世界中の1億2,000万人のファンがいて、彼らは『トランスフォーマー』のアトラクションに列を成し、メイク・ア・ウィッシュ財団から子どもたちは撮影現場を訪れてくれる…彼らが私がこのシリーズを続ける原動力なのです。このシリーズをつくるのが大好きだし、今作は特に楽しく撮影出来ました。しかし、本当にこれが最後になってしまうかもしれない…その想いから思い切りやり遂げました。最終章であり、新たな始まりです」とメッセージを寄せている。『トランスフォーマー/最後の騎士王』は夏、全国にて公開予定。(cinemacafe.net)
2017年02月10日世の中がしあわせオーラに満ちることはとってもイイことですが、知り合いであっても彼らのリア充投稿を浴びすぎると、たださえ寒いこの季節に心も凍てついてしまいそうで、年末年始はできるだけ(ショックを受けそうな)SNSから遠ざかる生活を送っている古山エリーです。今宵もたわごとお付き合いくださいませ。「四十を過ぎると身体のあちこち調子が悪くなるよ」と周りから聞いておりますが、まだ四十代の前半だから私は大丈夫、大丈夫~!と余裕のよっちゃん(こういう昭和言葉をつい思い浮かべて、そのまま書いちゃう自分がイヤ…)のつもりでしたが、少し前に10日ほど頭痛が続いてお医者さんに診てもらうことに。「肩こりからくる頭痛だと思いますが、念のため検査しましょう」とMRI検査を受けました。短時間で終わるCTスキャンと違ってMRIは20~30分かかり、看護師さんから「閉所恐怖症じゃないですか?」「ずっと音がしていますけど、具合が悪くなったらボタンを押してくださいね」と説明を受けて検査室へ。狭い空間が苦手の人が多いようですが──「SF映画に出てくる宇宙船の脱出カプセルみたい!」私のなかでは映画のセットのようで、ちょっと心が躍っちゃったり…(こういう所でも妄想力、全開!)。そして基本どこでも寝られる女。断続的に音がしているなかで、あの音のなかで何と!ほぼほぼ寝ておりました(信じられない…)。どんだけ神経太いんですか?と自分にびっくりです。アンタって…と。あ、検査結果は異常なし。毎日ストレッチをして肩こりをほぐし、ついでに周囲のしあわせに過剰反応しないように「よしっ、心もほぐそう!」と選んだ映画は『聖杯たちの騎士』です。主人公はクリスチャン・ベイルの演じる脚本家のリック。映画界で成功を収め華やかな生活を送るリックは、ある日ふとした瞬間に自分の人生は「これでいいのか?」「なにか間違ってはいないか?」と疑問を抱き、いわゆる自分探しの旅に出て、その途中で6人の女性たちと出会います。映し出される映像はエマニュエル・ルベツキ(※)の撮影なので文句ナシに美しいのですが、監督はテレンス・マリックですから、ストーリーはあるようでなくて、そう簡単に理解できる映画ではありませんでした。ただ、悩める人にはものすごく響くのでないないかと。リックという悩める1人の男が導かれるように1人、また1人…女性と出会い、その出会いと別れが描かれ、彼女たちが放つセリフが響いてくる。セリフはもちろんリックに向けられたものですが、捉え方によっては観客がそのときに抱えている悩みに向けられているようでもあって。たとえば「何でも試して、ためらわないで」とか「愛は貴重なの、見つけたら迷っちゃダメ」とか。悩める四十路にはグサグサ突き刺さってきました。おそらくしあわせに満ち満ちているときに観たら、リックのことを「グズグズした情けない男だなぁ」とイラッとしたかもしれないですが、悩める者同士は共感するんですね、きっと。そんなこんなで来年こそは「愛をつかみ取るぞ!」と気合いをいれつつ、今宵はここまで。また来年。(text:Elie Furuyama)※エマニュエル・ルベツキ……2013年『ゼロ・グラビティ』、2014年『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』、2015年『レヴェナント: 蘇えりし者』で、3年連続アカデミー賞撮影賞受賞。(Elie Furuyama)
2016年12月30日寡作の巨匠テレンス・マリック監督のもと、クリスチャン・ベイルら、豪華ハリウッドスター競演で贈る『聖杯たちの騎士』。このほど、本作でクリスチャン演じる主人公の脚本家と許されない恋に落ちる人妻を演じたナタリー・ポートマンのインタビュー映像が、シネマカフェに到着した。気鋭の脚本家リックは、ハリウッド映画の脚本依頼を請けたことをきっかけにセレブリティな生活へと溺れていく。しかし、心の奥底にある怯えや虚無感を拭い切れず、進むべき道を探して彷徨う日々を送っていた。そんな彼の前に現れる6人の美しい女性たち。リックは彼女たちとの愛の記憶の中で、自分の過去と向き合い始める――。『マネー・ショート華麗なる大逆転』や『ダークナイト』3部作などで知られるクリスチャンが演じる、迷えるイケメン脚本家リックを取り囲むのは、『キャロル』のケイト・ブランシェット、『マイ・ファニー・レディ』のイモージェン・プーツ、『スラムドッグ$ミリオネア』のフリーダ・ピント、『ライト/オフ』のテリーサ・パーマー、『パーフェクト・ルーム』のイザベル・ルーカスといった、それぞれタイプの異なる美女たち。その中でナタリーは、リックと恋に落ちる人妻のエリザベスを演じている。彼女は、共演したクリスチャンについて「とても自然体で、面白くて、いたずら好き」と楽しげにコメント。「彼はとても喜んで人を受け入れていく方だったので、彼の前では安心していられました」と語り、彼の包容力を絶賛。わずか数日の撮影の中で、いきなり激しい繋がりを演じなければいかない状況だったが、すぐに居心地のよい関係性になれたと明かしている。また、マリック監督について、初めてその作品に触れたのは大学生のころだったという。カンヌ国際映画祭監督賞を受賞した『天国の日々』(’78)を観て圧倒されたそうで、「彼の作品は全て、何度も何度も繰り返し観ました。それでも、やはり『天国の日々』が一番心に残っています」というナタリー。「映像とサウンドの組み合わせ方や、感情や雰囲気を創り出す手法に独特の感性があり、詩情あふれる人だと思います」と、独特といわれる監督の手法に触れながら、尊敬を込めてその魅力を語っている。今年、自ら製作・主演を務めた『ジェーン』が公開され、2017年には早くも各映画賞で高い評価を得ている『ジャッキー/ファーストレディ 最後の使命』も控えるナタリー。憧れの巨匠と、実力派俳優と組んだ彼女のまた新しい姿を、本作で見つめてみて。『聖杯たちの騎士』は12月23日(金・祝)よりヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年12月22日寡作にして発表する作品は常に高い評価を受け、まもなくクリスチャン・ベイル主演『聖杯たちの騎士』の日本公開も控えるテレンス・マリック監督。このほど、その最新作『Voyage of Time: Life’s Journey』が、邦題『ボヤージュ・オブ・タイム』として2017年3月より全国公開することが決定。合わせてポスタービジュアルと本予告が解禁となった。カンヌ国際映画祭では『天国の日々』(’78)で監督賞を、『ツリー・オブ・ライフ』(’11)でパルムドールを、さらにベルリン国際映画祭では『シン・レッド・ライン』(’98)で金熊賞を受賞したテレンス・マリック。アカデミー賞にも数々ノミネートされ世間を賑わしてきた偉才が、40年のライフワークの集大成として世に送り出す渾身作となる本作。『ブルージャスミン』でアカデミー賞を受賞し、『聖杯たちの騎士』にも出演している女優ケイト・ブランシェットがナレーションを務め、製作にはブラッド・ピットが名乗りを挙げている(ブラッドは40分のIMAX版ナレーションも担当)。描かれるのは、宇宙創生、そして生命の歩み。今回解禁となる本予告では、『ツリー・オブ・ライフ』でも触れられたような圧倒的な映像美が繰り広げられる。「白昼夢のような、未体験の感覚」(THE NEW YORKER)、「圧倒的な自然美に眼福。愛を綴ったポエムのような作品」(Variety)、「スクリーンに“奇跡”がおこる。緻密で壮大な作品に、ひれ伏し魅了される」(SCREEN)といった海外評にもあるように、想像を超え続ける未曽有の90分。その一端を、まずこちらから覗いてみて。『ボヤージュ・オブ・タイム』は2017年3月、TOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年12月21日ウィル・スミス、ヘレン・ミレンら豪華共演で贈る『プラダを着た悪魔』監督最新作『素晴らしきかな、人生』。このほど、ロンドンにてヨーロッパプレミアが開催され、その模様が映像とともに到着した。ニューヨークで開催されたワールドプレミアに続き、12月15日(現地時間)にロンドンのレスター・スクエアにて華やかに開催された本プレミア。映画のタイトルとクリスマスのイメージが散りばめられたレッドカーペットには、主演のウィルに、ヘレン、エドワード・ノートン、ナオミ・ハリス、ジェイコブ・ラティモアら豪華キャスト、そしてデヴィッド・フランケル監督が登場。会場に集まった4,000人を越えるファンに温かく迎えられた。特に注目を集めたのは、ウィルが深紅のドレスに身を包んだヘレンをエスコートする場面。大人の女性の魅力あふれる英国の“デイム”ヘレンと、クールなダークスーツで決めたウィルの2ショットは場内を魅了した。また、セルフィやサインなど、気さくなファンサービスにも喝采が贈られた。まず、マイクを向けられたウィルが「素晴らしい気分だよ。みなさん、元気ですか?」と挨拶。続いてフランケル監督が「この映画を見て下さった方々が、大切な人との結びつきを求めて家族のもとに帰って行っていった。まさにそれが映画のテーマなんです」と、人と人との結びつきを描いたことを語った。ウィルの同僚役を演じたエドワードは「映画には愛がぎゅっとつまっている。登場人物は互いに深い友情と愛情で結ばれているのさ。そして、それが伝わってくる作品に仕上がっている」と、友情と愛を強くアピール。ヘレンもまた、「私はいままでこんなストーリーを読んだことがなかったわ。人生において、とりわけ重要で、想像力をかきたてるものが、この映画にはあるのよ」とアカデミー賞受賞女優をもうならせた、本作の脚本の魅力を語った。ギフトを感じさせる白のアクセントが印象的なドレスを着こなし、注目を集めていたナオミは、「主人公が人生の中の“美しさ”を見つけ出すお手伝い。映画はそんなことが描かれている」と笑顔でコメント。最後にウィルが、「『素晴らしきかな、人生』という映画は、どんな状況であったとしても、心を打つものがあるってことだ。特別な何かがすぐそこで起きている。この映画にはそんな人生のミラクルも描かれているんだ」と多くの人々がこの映画で励まされることを祈ったコメントで締めくくった。本作でウィルが演じるのは、最愛の人を失い、深い喪失感で仕事も何も手につかなくなってしまったハワード。そんな“人生ドン底”の彼にヘレンらが関わっていくという、温かな愛に満ちた“ギフト”のような作品となっている。『素晴らしきかな、人生』は2017年2月25日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年12月20日映画『トランスフォーマー/最後の騎士王』が、2017年8月4日(金)に全国の劇場で公開される。トランスフォーマーシリーズ新3部作の第1弾全世界のシリーズ累計興行収入は約3800億円と、大ヒットを記録している映画『トランスフォーマー』シリーズ。最先端VFXと、実際に爆破を行うような実写アクション映像の融合で多くの人々に驚きを与え続けてきた同シリーズの新作となる映画『トランスフォーマー/最後の騎士王』は、3年連続で公開する新たなシリーズの第1弾となる。監督はマイケル・ベイ、主演は前作主人公のマーク・ウォールバーグ監督はもちろん、これまでの作品を手掛けてきたマイケル・ベイ。主演は、前作で主人公を務めたマーク・ウォールバーグだ。また、従来のキャスト&キャラクターを軸に、新しいキャスト&キャラクターが次々と本シリーズには登場する。新キャストとして『羊たちの沈黙』でハンニバル・レクター博士を演じた大御所のアンソニー・ホプキンス、新ヒロインに『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』のローラ・ハドックが参加。そのほか、御馴染みのジョシュ・デュアメル、タイリース・ギブソン、ジョン・タトゥーロ、スタンリー・トゥッチらが再び出演する。脚本はマット・ハロウェイ&アート・マーカム(ともに『アイアンマン』を手掛けた)とケン・ノーラン。驚異のトランスフォーメーションを実現するVFXは、世界最大の特撮工房「ILM」が務める。シリーズ最大スケールで描かれる“最終章のはじまり”トランスフォーマーと人間の戦いが避けられない絶望の中で、唯一の希望は“選ばれし者”の存在であると知った主人公ケイド・イェーガー(マーク・ウォールバーグ)。オクスフォード大学の女教授(ローラ・ハドック)、謎の少女(イザベラ・モナー)との出会いを経て人類最大の危機に立ち向かうイェーガーは世界を救えるのか?「最終章の始まり」と監督が語る通り、過去シリーズの謎、そして地球史を覆す歴史ミステリーがシリーズ最大のスケールで描かれる。オプティマスが悪に染まり、ケイドとバンブルビーに刃を向ける目の前に現れた“創造主”と呼ばれる存在に拘束されたオプティマス・プライムは、「お前は故郷を破壊した。償いを求めるか?」と迫られ、瞳の色を変化させながら「はい、創造主様」と服従するショッキング展開に。マーク・ウォールバーグは、オプティマスについて次のように話している。「オプティマスが悪に染まってケイドとバンブルビーに刃を向けるというショッキングなストーリー展開ですが、僕は一度もオプティマスへの信頼を失ったことはないと誓うし、バンブルビーと僕が彼の心を取り戻し、改心させる責任があるとだけ言っておきましょう。前作よりも大きなスケールで内容もレベルアップしているし、マイケル・ベイ監督も常にファンにより良いものを見せたいと思っているんですよ。」また、アンソニー・ホプキンス演じる謎の英国老人によると、トランスフォーマーと人間との繋がりは1000年以上前から始まり、独立戦争、ナポレオン戦争、第一次世界大戦などその歴史のターニングポイントにトランスフォーマーが深く関わっていたそうだ。日本版予告が世界最速で公開そのほか、ナチスの旗が掲げられた建物に近づく1台の車がトランスフォーミングし、リボルバーをぶっ放すという、歴史の闇に葬られていたのであろう驚愕の戦闘シーンや、トランスフォーマー同士の戦いが繰り広げられ、「我々の星を救うため全ての人間を滅ぼす」と恐怖の宣言とともに地球に帰還したダーク・オプティマスが、ケイドの制止も聞かずバンブルビーと壮絶な死闘を展開する。『トランスフォーマー/最後の騎士王』あらすじ人類とトランスフォーマーが壮絶な戦いを繰り広げる最中、オプティマス・プライムが消息を絶った…。果たして、オプティマスはどこにいってしまったのか?その一方、目前に迫る未曽有の危機から地球を救うため、前作の主人公・発明家ケイド・イェーガー(マーク・ウォールバーグ)の下に集まったのは、オプティマス無き後オートボットのリーダーとなったバンブルビー、謎の英国貴族(アンソニー・ホプキンス)、そして、オックスフォード大学の女教授(ローラ・ハドック)、誰も予想していないチームだった!『トランスフォーマー/最後の騎士王』で問われる“正義"、そして明かされる人類の謎。誰もが一度は変化を起こす為に立ち上がらなければいけない。そこでは追われる者がヒーローに、そしてヒーローが悪に。人類かトランスフォーマーか?オプティマスかバンブルビーか?生き残るのは、果たしてどちらなのか!?【作品情報】映画『トランスフォーマー/最後の騎士王』原題:Transformers: The Last Knight公開:2017年8月4日(金) 全国ロードショー監督:マイケル・ベイ脚本:マット・ハロウェイ、アート・マーカム、ケン・ノーラン出演:マーク・ウォールバーグ、ローラ・ハドック、ジョシュ・デュアメル、タイリース・ギブソン、ジョン・タトゥーロ、スタンリー・トゥッチ、アンソニー・ホプキンス© 2017 Paramount Pictures. All Rights Reserved. HASBRO, TRANSFORMERS, and all related characters are trademarks of Hasbro.© 2017 Hasbro. All Rights Reserved.
2016年12月10日テレンス・マリック監督の最新作『聖杯たちの騎士』が12月23日(金・祝)から公開される前に、主演のクリスチャン・ベイルのインタビューが届いた。様々なジャンルの作品に出演し、観客、評論家から高い評価を集めているベイルは、マリック監督と長年に渡って連絡を取り続けていたようだ。その他の画像ベイルは子どもの頃から俳優として活躍し、近年は徹底的に役に向き合う実力派俳優として『ダークナイト』『アメリカン・ハッスル』などに出演。『ザ・ファイター』ではアカデミー助演男優賞に輝くなど、人気・実力ともに世界のトップクラスにある俳優だ。そんな彼は、マリック監督の『ニュー・ワールド』に出演して以降も、監督と連絡を取り合っていたという。「いつも素晴らしい会話をしているけど、何度か新作の話が持ち上がった。この作品に関して彼は、僕に役の説明をしたいと言ってきたんだ。そしてそれだけだとも言った。“何が起きるか試して見よう”的なアプローチだとね」。通常、ベイルほどのスター俳優になると、完成した脚本か、しっかりと書かれたシノプシスを読んで出演を決めることが多い。しかし、ベイルは「すべての監督とこのような撮影方法が出来るわけではないけど、テリーとだったら間違いないと思った」という。監督が、ベイルに与えたのは“リック”という役だ。ベイルは監督から受け取った断片的なエピソードや情報を基に、想像を膨らませ、監督に伝えては、リックという男が形作られた。「多くのことが実際の映画では出てこない情報だけど、僕はそれらの情報に頼るしかなかった」。リックは脚本家で、大成功を収めているが、妻や実家の両親、兄弟とはトラブルを抱えていて、心の中に大きな“空白”を抱えている。「周りから見れば彼は成功者だけれど、彼は自分自身のことをそうは思っていない。だからこそ彼は旅路に出る。行き先がどこかもわからないけれど、いつか忘れてしまった何かを再び取り戻そうとしているんだ」映画は、リックが様々な女性と出会い、交流を重ねながら自身の進むべき道を見つけようと彷徨う姿が描かれる。ケイト・ブランシェット、ナタリー・ポートマンら演技派女優たちとの演技もまた、“段取り”を繰り返すものではなかった。「この撮影でのスタンスが“準備が整う前に始めよう”だったので、自分がまだ何をするかもわかっていないうちからカメラが回り始めた。人生みたいだよね。次に何が起きるかなんてわからないのだから」。観客もまた、ベイルと同じように次に何が起こるかわからない気持ちを抱えて、リックの“心の旅”を見守ることになるだろう。「とにかく撮影中、素敵な“わからない”という要素がたくさんあった。他の監督では楽しむことはできないだろうけど、テリーとだからこそ、楽しむことができたんだ」『聖杯たちの騎士』12月23日(金・祝)よりヒューマントラストシネマ渋谷ほかにて全国ロードショー
2016年11月30日松山ケンイチが驚異の体重増量と役作りで、病いと闘いながらわずか29年の生涯を駆け抜けた伝説の棋士を熱演する『聖の青春』。その松山さん演じる村山聖と「東の羽生、西の村山」と並び称され、現在もなお棋界の頂点で活躍する羽生善治を演じるのは、精神面・肉体面の両方からアプローチし、激似ぶりが話題となっている東出昌大。それぞれ渾身の役作りが話題になっているこの2人。お互いが最大のライバルでありながら、村山さんにとっての羽生さんは「ヒロイン」ともいえる存在であったという。将棋界の最高峰「名人」を目指し、人生をかけ、短い命を燃やした村山聖九段。彼の最大のライバルにして、憧れの存在でもあったのが、100年に1人と称される天才棋士、羽生善治だ。村山さんにとって、同世代ながらトップ棋士として活躍する羽生さんは凄まじいライバル心を燃やす相手である一方、「羽生さんと同じ空気を吸いたい」と、当時拠点を置いていた大阪から上京するほどの憧れの存在だった。対する羽生さんにとっても、村山さんは強烈な存在だったよう。先日行われた映画公開記念イベントでは、羽生さん本人が、かつて負けた一戦を回顧しながら「彼の手の動きが印象的で、いまでも覚えている」と語っており、短い期間ながらも、濃い時間を過ごした2人の確かな関係性をうかがい知ることができる。本作においても、松山さん演じる村山聖と、東出さん演じる羽生善治の関係性は物語の核となる重要な部分。これまで、『ひゃくはち』で万年補欠の野球部員、『宇宙兄弟』で宇宙飛行士を目指す兄弟という“名ライバル”を描いてきた森義隆監督は、撮影にあたり、2人の距離感を大事にするため、松山さん、東出さんに演技以外での会話を禁止するなど、徹底した関係作りを行ったという。そして、棋譜すべてを覚え、約3時間にもおよぶ長回しを行った伝説の対局シーンを、「2人が勇気を持って『やる』と言ってくれた」と嬉々として語りながら、「想像のはるか上をいくものが出来上がった」と自信のほどを語っている。松山さん、東出さんの2人もまた、撮影中、互いの演技に触発されていた様子だ。先日行われた村山さんの地元・広島での舞台挨拶で、「羽生役が東出くんで本当によかった」と話した松山さん。「羽生さんというオーラを身に纏ってくれたから、村山さんが羽生さんに抱いていた尊敬の念を自然と持つことが出来た」と語り、自ら「本作のヒロイン」と言ってはばからない東出さん演じる“羽生善治”への気持ちが、“村山聖”という役と見事にシンクロしたことを明かしている。一方、東出さんも、「松山さんの演技に負けないよう、真剣で切り合うつもりで挑んだ」と、松山さんの演技に大いに刺激を受けた様子。盤上で棋力を存分に引き出しあっていた村山さんと羽生さん同様、互いの力を限界まで引き出しあった松山さん、東出さんの両名の熱演は必見だ。また、本作では対局を離れた2人の会話シーンも見どころとなる。“激戦”の後、2人っきりの食堂で、将棋に対する想いや、対局における“潜る”という感覚、そして対局の先にあるまだ見ぬ世界への憧れを語り合う2人の姿にもグッとくるものがあるはず。最大のライバルであり、“将棋”という道を究める同志でもあった村山さんと羽生さん。松山さんと東出さんが渾身の役作りで演じた、この2人のアツい関係にぜひ注目していて。『聖の青春』は11月19日(土)より丸の内ピカデリー、新宿ピカデリーほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:聖の青春 2016年11月19日より全国にて公開(C) 2016「聖の青春」製作委員会
2016年11月18日●村山聖が憧れた羽生善治と向き合う感覚29歳の若さでなくなった天才棋士・村山聖。少年時代から、難病と戦いながら将棋にすべてを賭けてきた彼の人生を描いたノンフィクション小説『聖の青春』が、発表から16年を経て映画化されることとなった。2008年に映画化の企画が生まれてからさらに、公開まで8年の月日をかけ、監督の中でも熟成された作品に挑むのは、松山ケンイチと東出昌大だ。"怪童"村山聖を松山、将棋界でも100年に1度の天才と呼ばれ現在も活躍する棋士・羽生善治を東出が演じた。先に行われた東京国際映画祭では、東出から「ヒロイン・羽生善治役」とジョークも飛んだが、ライバルであった2人の対局シーンには映画というフィクションを超えた迫力、そして将棋盤をはさんで育まれた絆が宿っていた。○戦っているのが見えた――おふたりは初共演とのことですが、お互いの印象はいかがでしたか?松山:東出くんが出ている作品も観ていましたし、(早乙女)太一くんと共演した時に東出くんの話を聞いたりしていたので、「どんな人なのかな」と楽しみにしていました。かといって、色々とプライベートな話をするような状況でもなかったような気がします。現場に入ったらもう東出くんじゃなかったですね。自分の中ですごく戦っているのが見えました。最初は本当に対局シーンだったんだよね、大阪で。東出:はい、そうでしたね。松山:一発で、「羽生さんだな」と思いました。村山さんが、尊敬や憧れを感じていただろう"羽生さん"が目の前に現れたんですよね。東出さんがすごくリサーチをかけて役を作ってきたのも見えましたし、何より羽生さんと将棋に対する愛情をすごく感じて、それがひとつのオーラになっていました。だから、羽生さんを演じる東出くんを素直に尊敬できたし、憧れることができて、「これからすごく面白いことになるな」と思いえました。自分自身も、もっともっと村山さんに向き合って演じていけば、それこそ作中で対峙した時のように、深い海に2人で潜っていけるな、という実感がありました。東出:僕は、クランクインする前から、プロデューサーさんや監督さんから「松山さんがすごく過酷な増量をしている」とか、「将棋連盟に通っている」とか、色々とお話を聞いていたんです。クランクインして2週間ほど経ってから現場に入ったんですが、それまでに「村山聖の組として現場を作っておくから、お前はそこにライバルとして入ってこい」と監督から言われていて。実際に現場に入ったらもう、ライバルとしての村山聖がいました。松山さんの気迫あふれる村山聖を前にして、やっぱり僕も嬉しかったです。元々松山さんの作品も見ていますし、尊敬する先輩としての印象は大きかったんですけど、現場に入ってからは村山さんとして向き合う感覚でした。鬼気迫るものがありましたね。●向かい合うシーンは、ある種の殺し合い○「この人大丈夫か」という感覚――対局シーンにしても、食堂でお酒を飲むシーンにしても、お二人が向かい合ってるシーンが多くて印象的だったのですが、どういう気持ちで対峙していたのでしょうか。松山:ずっと、東出くんが前にいるというよりも、羽生さんが前にいるという感じだったんですよね。東出くんがそこまで役を昇華させて自分のものにしているから、すんなり入ることができて、こちらとしてはありがたかったです。そこに支えられている部分もありました。東出:僕は松山さんから、鬼気迫るものを感じていました。先日、行われた羽生さんと(原作の)大崎善生さんのトークショーで、羽生さんは生前の村山さんに対して「この人大丈夫か」と思っていたと話されていたんです。それは村山さんの病のこともあるし、将棋の指し手に鬼気迫るものがあったからだそうで。まさしく、僕が松山さんに抱いていた気持ちそのまんまだなと思いました。羽生さんが病のことを気にされていたように、僕も増量による松山さんの体の負担のことも考えましたし。松山さんが村山聖として、対局中に肩をいからせて入ってくる姿は、威圧感がありながら繊細さもはらんでいて、ある種の”殺し合い”という感じはありました。――作中の対決だけでなく、演技の上でも対決、みたいな感覚は少しあったんでしょうか?東出:「現場であまり松山さんと話さないように」というお話は、監督からありました。もちろん、みんなで軽く待ち時間に「この掛け軸、いいね」みたいな話などはしたんですが。僕等に限らず、みなさんが役を引っ張って、ずっとギアを上げている状態だったと思います。全員で同じ方向を向いていたのがこの現場のすごさですし、俳優部だけでなく、全体的にずっと緊張感のある現場だったと思います。松山:スタッフの方々の、環境づくりみたいなところは凄まじかったですよね。東出:本当に。松山:やっぱりみんな、将棋が好きなんじゃないかなと思いました。中にはもちろん、将棋を知らない人もいたと思うんですけど、愛がありましたよね。○森監督にききたいこと――棋士の役作りということで、将棋連盟にも通われていたという話ですが、どのような雰囲気を意識されましたか?松山:撮影に入る前の準備段階で、実際に対局室にお邪魔した時に、普段自分が吸っている空気とは明らかに次元の違う空気感があったんです。それをどう演技で表現していくかはすごく大事なことだと思っていましたし、ある意味一番時間かかかっている部分かもしれません。やっぱり、棋士役の人たちはみんな、プロ棋士としての佇まいを身につけるのに苦労したんじゃないでしょうか。きっと裏では各々が一つのコマを持って、ずっと将棋をさしていたんだと思うんです。――ぜひ今回メガホンをとった森監督に言いたいこと、聞きたいことがあれば教えていただきたいです。松山:監督は8年間企画を進めようとしていて、僕は途中の段階から入ってきているんです。「ぜひ村山さんを演じたい」とアプローチをして、選んでいただきました。すごく嬉しかったし、選んでいただいたからこそ、限界以上のものを出さなきゃいけない、という覚悟もありました。だから、単純に、なぜ僕を選んでくれたのか聞いてみたいですね。東出:監督は村山聖のことが大好きですし、映画が大好きだと思うんですけど、この映画を撮っていて「楽しかったですか?」と聞きたいですね(笑)。撮影している時に、気迫がすごくて。この映画にかける思いを聞いてこなかったように思うんですよね。楽しかったとしたら、どのシーンを撮っていたときが楽しかったのか教えていただきたいです。※監督からの回答は次のページに掲載●俳優2人からの質問に、監督の回答は?2008年に 『ひゃくはち』で映画監督デビューし、2012年には『宇宙兄弟』が大ヒット。テレビ、映画、舞台と幅広く活躍しながら、この『聖の青春』を映画化するために8年もの間動き続けてきた森義隆監督は、俳優2人から預かってきた質問に快く答えてくれた。○監督の回答・松山ケンイチさんからの質問:なぜこの映画で僕を選んでくれたんですか?森:8年前から君の名前は挙がっていました(笑)。その上、こっちが「撮れるぞ」というタイミングで自ら手を挙げてくれたことに、運命を感じたんです。企画から8年もかかっていると、もう「この作品が動く時って運命しかないな」と思うんですよね。やっぱり実在した人物の物語を撮る時に、作り物じゃないものにしていこうと思うと、ある大きな流れの中でしか撮れないんじゃないかと思い始めて。30歳の松山くんが、29歳で死んだ男の話に手を挙げてくれたことにも、必然を感じました。・東出昌大さんからの質問:この映画を撮っていて楽しかったですか?森:めちゃめちゃ楽しかったし、鬼気迫ってないですよ!(笑) 僕が20年やっている中で、一番楽しかったし、一番笑顔が多かった現場です。もちろん集中はしていましたが、撮影できるまでに8年もかかってるし、気負わないことは逆にテーマにしていました。しびれたのは最終対局ですね。2人の対局シーンを3時間長回しなんて、試したこともなかったし、俳優を信じるしかなかった。クライマックスシーンだから失敗できなかったし、僕の経験値でも2人の経験値でも、やれるかやれないかわからなかったけど、2人とも「やりたい」と言ってくれたので、一緒に飛び込めました。想像を超えた感覚があって、楽しかったです。■聖の青春(11月19日公開)"西の怪童"と呼ばれる新世代のプロ棋士・村山聖(松山ケンイチ)。現在七段の聖は幼少時より「ネフローゼ」という腎臓の難病を患いながら、将棋界最高峰のタイトル「名人」を目指して快進撃を続けてきた。そんな聖の前に立ちはだかったのは、将棋界に旋風を巻き起こしていた同世代の天才棋士・羽生善治(東出昌大)。どうしても羽生の側で将棋を指したいと思った聖は上京を。そんな折、聖の身体に癌が見つかった。「このまま将棋を指し続けると死ぬ」と医者は忠告。しかし聖は聞き入れず、将棋を指し続けると決意。もう少しで名人への夢に手が届くところまで来ながら、彼の命の期限は刻一刻と迫っていた…。
2016年11月18日若干29歳にして亡くなった伝説の棋士・村山聖の生涯を描く『聖の青春』。この度、主演の松山ケンイチと森義隆監督が、村山さんのゆかりの地である広島・大阪を訪問。それぞれの地で試写会が行われ、2人が登壇した。100年に1人と言われる天才・羽生善治と「東の羽生、西の村山」と並び称された棋士・村山聖。本作は、病と闘いながら将棋に全人生を懸け、全力で駆け抜けた“怪童”の一生を、師弟愛、家族愛、ライバルたちとの友情を通して描く、奇跡の実話を元にした感動のエンターテイメント。主人公・村山聖役には松山さん、聖の最大のライバル・羽生善治に東出昌大を始め、聖の弟弟子・江川貢役に 染谷将太、聖を支えた師匠・森信雄役にリリー・フランキー、母・村山トミコ役に竹下景子ら豪華キャスト陣が脇を固めている。今回、最初に訪れたのは村山さんの実家がある広島。森監督は村山さんの実家を訪問し、村山さんの両親に映画の完成を報告。映画化を志した8年前から、毎年訪れていたという森監督は、お墓参りもして村山さんに映画の完成報告も行った。8年の月日をかけようやく良い報告できたということで、森監督も安堵の様子だった。そして、広島バルト11で行われた舞台挨拶では、松山さんと森監督が登壇。まず、原作との出会いをふり返った2人。監督は「原作との出会いが8年前で、29歳という村山さんが亡くなった年齢だったんです。村山さんの生き様に、自分自身の人生を問いかけられているようでした。彼の人生をなぞるのではなく、彼の魂の形をお客さんに届けられたらなと思っておりました」と語り、同じく松山さんも29歳のときに原作を読んだそうで、「家の本棚を整理していると偶然見つけたんです。同い年というところに惹かれ手に取りました。ここまで命を燃やすということを体言している人はいないなと心を打たれ、役者として命を燃やしてこの役に臨みたいと思ったんです」とコメント。そんな役者魂に火をつけられた松山さんは、リサーチしていく中で森監督が映画化に動いているという話を聞き、自らアプローチをしたそう。「私が松山さんを選んだのではなく、作品が松山さんの名乗り出を待っていた」と森監督が語り、松山さんは「29歳のときに原作を読んでいなければ、ここまで強い気持ちは持てなかったと思います。そういうめぐり合わせに深い縁を感じます」と運命的な役との出会いであったと明かしていた。翌日訪れたのは、村山さんが将棋人生の大半を過ごした大阪。なんばパークスシネマで行われた舞台挨拶に2人が登場すると、会場からは割れんばかりの拍手が起こった。まず、話題となっている松山さんの役作りについて話が進むと、ポスター画像に写っている自身を指しながら「サモ・ハン・キンポーではないです」とジョークをとばす松山さん。体重増加という外面的なアプローチに関し、撮影中に履いていた大きいサイズの下着をいまでも使用していることを明かし、「(あまりの大きさに)ズボンを履くときに下着もずり上げて履くのですが、食い込んでしまうんです」と会場を笑わせる場面も。最後には、観客に向けて「限られた命を燃やした村山さん。その姿にどの年代の方も何かを感じるはずです」(森監督)、「この村山聖役は、自分にとってとても貴重な経験になりました。命を燃やすということは決してよいことばかりではないですが、その美しさを見てほしい」(松山さん)とメッセージを送った。『聖の青春』は11月19日(土)より丸の内ピカデリー、新宿ピカデリーほか全国にて公開。(cinemacafe.net)
2016年11月09日クリスチャン・ベイルと、ケイト・ブランシェット、ナタリー・ポートマンというアカデミー賞俳優に、注目の若手女優たちが豪華競演を果たすテレンス・マリック監督最新作『聖杯たちの騎士』。このほど、ベイルと彼を取り巻く美女たちとの関係性に、より迫った本予告映像が解禁となった。気鋭の脚本家リック(クリスチャン・ベイル)は、ハリウッド映画の脚本依頼を請けたことをきっかけにセレブリティな生活へと溺れていくが、心の奥底にある怯えや虚無感を拭い切れず、進むべき道を探して彷徨う日々を送っていた。そんな彼の前に現れるのは、6人の美しい女たち。リックは彼女たちとの愛の記憶の中で、自分自身の過去と向き合い始める。『シン・レッド・ライン』『ツリー・オブ・ライフ』など“寡作の巨匠”と呼ばれるテレンス・マリック監督の、ベン・アフレック主演『トゥ・ザ・ワンダー』(‘12)以来の最新作となる本作。主人公の迷えるイケメン脚本家を演じるのは、『ダークナイト』3部作などで知られるクリスチャン・ベイル。彼の前に現れ、人生の節目を形づくる女性たちには、『キャロル』『ニュースの真相』のケイト・ブランシェット、『ジェーン』『Jackie』(原題)も控えるナタリー・ポートマン。さらに、『マイ・ファニー・レディ』のイモージェン・プーツ、『スラムドッグ・ミリオネア』のフリーダ・ピント、『ライト/オフ』のテリーサ・パーマー、『パーフェクト・ルーム』のイザベル・ルーカスと、それぞれタイプの異なる6人の美女たち。本作の舞台となるのは、ハリウッドとラスベガス。届いた本予告では、煌びやかなセレブリティの世界で、脚本家として成功への階段を駆け上がったリックが、業界の有力者の豪邸でパーティ三昧。女性たちとの享楽的な日々に溺れていく。その一方で、崩壊した家族の絆を取り戻そうと奔走し、富や名声と引き換えに自分を失っていく自身の姿にも胸を痛めていた。やがて、漠然と“ここにはない何か”を探してさまよい始めたリックは、6人の美女たちと愛を語るが…。五感に響く映像は、『レヴェナント:蘇えりし者』で3度目のアカデミー賞に輝き、マリック監督とも長らくタッグを組んでいるエマニュエル・ルベツキ。空と大地、海にダイブするようなカメラワークでそれぞれの人物像に迫り、愛に満ちた人生がいかに壮大で美しいのかを思い出させてくれる。美女に導かれた、リックは自らが探し求めていたものへと近づけるのか…。美しくまばゆい愛の数々をこちらから見届けてみて。『聖杯たちの騎士』は12月23日(金・祝)よりヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年10月07日クリスチャン・ベイル、ケイト・ブランシェット、ナタリー・ポートマンが出演する映画『聖杯たちの騎士』の予告編映像が公開になった。『天国の日々』『トゥ・ザ・ワンダー』のテレンス・マリック監督の作品で、気鋭の脚本家と6人の女たちのドラマが描かれる。聖杯たちの騎士』予告編映像映画の原題“Knight of Cups”はタロットカードでは“杯の騎士”と呼ばれることが多いカードで、正位置であれば積極的に行動することや熱い想いを意味し、逆位置では熱くなりすぎてしまったために目的を見失って失敗するなどの意味があるといわれている。映画は、ハリウッド映画の脚本を手がけ、派手な生活に溺れながら、様々な女性たちの間を渡り歩く脚本家リックが、女性たちとの記憶をたどりながら、自らの過去、自分が本当に求めていたものに歩んでいく様を描く。マリック監督の作品に出演を希望する俳優は多く、本作でもベイル、ポートマンら豪華キャストが集結。2005年の『ニュー・ワールド』からタッグを組んでいる撮影監督エマニュエル・ルベツキが本作でも撮影を手がけており、シーンによって、35ミリ、70ミリのフィルムとデジタル撮影を使い分けて圧倒的な映像を描き出している。また、マリック作品の常連にして名匠ジャック・フィスク(『マルホランド・ドライブ』『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』)が本作でもプロダクションデザインを担当。予告編に登場するシーンだけでも喧騒的な都市や、雄大な自然が広がる場所など様々な場所が舞台になっており、マリック作品だけでなく、『レヴェナント』などで繰り返しチームを組んできたルベツキとフィスクのコンビがつくりだす重厚な世界を楽しむことができる。『聖杯たちの騎士』12月23日(金・祝)よりヒューマントラストシネマ渋谷ほかにて全国ロードショー
2016年10月07日100年に1人といわれる天才・羽生善治と互角に渡り合いながら、29歳で急逝したプロ棋士・村山聖の、全力で駆け抜けた生涯を描く『聖の青春』。このほど、本作の主題歌に泰基博が書き下ろした「終わりのない空」が決定、併せて、その楽曲がドラマティックに彩る予告編映像と新ビジュアルが解禁となった。本作は、幼少時より「ネフローゼ」という腎臓の難病を患いながら、羽生善治と「東の羽生、西の村山」と並び称された村山聖の全力で駆け抜けた生涯を、師弟愛、家族愛、ライバルたちとの友情を通して描く感動作。主人公・村山聖には、役づくりのため体重を大幅に増量させた松山ケンイチ。また、ライバル・羽生善治には早くも「激似」と話題の東出昌大。聖の弟弟子・江川貢役に染谷将太、聖を支えた師匠・森信雄役にリリー・フランキー、母・村山トミコ役に竹下景子、さらに安田顕や柄本時生、鶴見辰吾、北見敏之、筒井道隆ら、豪華キャスト陣が脇を固め、伝説の将棋指しの短い人生を、周りの人々から愛された記憶と共に愛情豊かにスクリーンに昇華する。そして今回、本作の主題歌を担当することになったのが、今秋デビュー10周年を迎え、幅広い世代のファンを惹きつける秦さん。名人になることだけを夢見て、命を削りながら将棋に全てを懸けた村山聖の一生に感銘を受けたという秦さんは、本作のために主題歌を書き下ろし、力強くも儚い、ドラマティックな名曲が完成した。その主題歌「終わりのない空」に乗せて映し出される予告編では、「さっき、村山くん亡くなりました…」と電話口で語る彼の師匠・森(リリーさん)の言葉から始まる。そして、“西の怪童”と呼ばれた天才棋士・村山聖(松山さん)が、最大のライバル・羽生善治(東出さん)と死闘を繰り広げる一方、医師から進行性の膀胱がんを宣告される場面も。「負けたくない」という心の叫びのごとく、短くも全力で駆け抜けた聖の生き様が、泰さんが歌い上げる楽曲とマッチ。羽生との勝負を超えた心のつながりも胸を打つ、「どう生きるか、どう死ぬか」を問いかける映像に仕上がっている。■泰基博コメント主題歌のお話をいただき、村山聖さんという稀代の棋士のストーリーということで気合いが入りました。曲作りは5月ごろから。完成直前の映像を拝見し、将棋を通した魂のぶつかり合い、聖の、病気という困難に直面しながらも、名人という夢に突き進んでゆくその姿に感動をおぼえました。エンドロールに流れることをイメージしながらまず曲を、そしてアレンジを考えていきました。ちょうどツアーで全国を回っている時期だったので、その移動中に原作を読み進めながら歌詞の構想を練っていきました。サビには聖のその瞬間、瞬間にいのちを燃やし、全身全霊ぶつかっていくさま、そして、彼が手記に遺した「人間は悲しみ、苦しむために生まれた。それが人間の宿命であり、幸せだ。」という言葉から汲み取った想いを込めています。映画とともにこの「終わりのない空」を受け取っていただけたら嬉しいです。■監督・森義隆コメントまた一人、村山聖の生き方に魅せられ、その才能を『聖の青春』に注ぎ込んでくれた仲間が増えました。秦さんは今回、その美しくやさしい歌声で、誰もが限りある人生を生きていることの刹那、そしてその現実の前でのわれわれの無力さ、そして、それでも生きることのなかにある希望を歌いあげてくれました。このエンディングテーマを通して、村山聖の短い人生の物語は、映画を観てくれたみなさん自身の人生の物語と重なり合っていくんだなぁ、と。感慨です。■原作者・大崎善生コメント考えてみればはじまりは森信雄と私。いつも二人きりで白黒の画像の中にいた。二人で村山君の物語をいったいどのくらい語り合ったろうか。いつの間にかそれが画像になり、カラーになり多くの人たちが私たちの世界に色と光をもたらしてくれた。そしてついにはこんなに美しい音楽までが抽出された。まるで何かを絞り出したような清らかなメロディーが、この世界に生まれ落ちた。『聖の青春』は11月19日(土)より丸の内ピカデリー・新宿ピカデリーほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年09月02日シンガーソングライター・秦基博が、29歳で亡くなった棋士・村山聖さんの生涯を俳優・松山ケンイチの主演で描く映画『聖(さとし)の青春』(11月19日公開)の主題歌として、書き下ろしの新曲「終わりのない空」を提供することが2日、明らかになった。合わせて、同曲を使用した新たな予告映像が公開された。原作は、大崎善生氏による同名の処女小説。「東の羽生、西の村山」として羽生善治と並び称されながら、名人への夢半ばで倒れた"怪童"の一生を描く。精神面、肉体面の両方から聖にアプローチしている松山のほか、東出昌大が羽生役として登場。聖の師匠・森信雄役のリリー・フランキー、母・村山トミ子役の竹下景子、弟弟子・江川役の染谷将太らが脇を固める。秦は、命を削りながら将棋に全てを懸けた村山さんの一生に感銘を受け、主題歌を書き下ろし。完成直前の映像を見た際も、「将棋を通した魂のぶつかり合い、聖の、病気という困難に直面しながらも、名人という夢に突き進んでゆくその姿に感動を覚えました」と語っている。曲作りは、全国ツアー中の5月頃に開始。エンドロールに流れることをイメージし、「曲を、そしてアレンジを」といった順に着手した。歌詞の構想を練ったのは、「移動中に原作を読み進めながら」。サビでは「聖のその瞬間、瞬間にいのちを燃やし、全身全霊ぶつかっていくさま、そして、彼が手記に遺した『人間は悲しみ、苦しむために生まれた。それが人間の宿命であり、幸せだ』という言葉からくみ取った思いを込めています」と明かした。メガホンを取る森義隆監督は、「秦さんは今回、その美しくやさしい歌声で、誰もが限りある人生を生きていることの刹那、そしてその現実の前でのわれわれの無力さ、そして、それでも生きることのなかにある希望を歌いあげてくれました」と絶賛。原作の大崎氏も「まるで何かを絞り出したような清らかなメロディーが、この世界に生まれ落ちた」と口をそろえる。公開された映像は、冒頭から森の「さっき村山くん、亡くなりました」との淡々とした知らせが映し出される。最大のライバル・羽生と死闘を繰り広げる一方、医師からがんを宣告される聖。余命三カ月という過酷な状況の中、周囲にかみつきながらも彼は必死に盤面に向かう。短くも全力で駆け抜けたその生きざまが、秦による主題歌と合わさり、「どう死ぬか、どう生きるか」を真摯に訴えかける仕上がりになっている。(C)2016 「聖の青春」製作委員会
2016年09月02日100年に1人と言われる天才・羽生善治と「東の羽生、西の村山」と並び称されながらも、29歳の若さでこの世を去った伝説の棋士・村山聖の生涯を描く映画『聖の青春』。この度本作が、11月19日(土)の公開に先駆け、10月25日(火)より開催の「第29回東京国際映画祭」クロージング作品に決定した。1994年、大阪。路上に倒れていたひとりの青年が、通りかかった男の手を借りて関西将棋会館の対局室に向かっていく――。彼の名は村山聖(松山ケンイチ)。現在七段、“西の怪童”と呼ばれる新世代のプロ棋士だ。聖は幼少時より「ネフローゼ」という腎臓の難病を患っており、無理のきかない自らの重い身体と闘いながら、将棋界最高峰のタイトル「名人」を目指して快進撃を続けてきた。そんな聖の前に立ちはだかったのは、将棋界に旋風を巻き起こしていた同世代の天才棋士・羽生善治(東出昌大)。すでに新名人となっていた羽生との初めての対局で、聖は必死に食らいついたものの、結局負かされてしまう。「先生。僕、東京行きます」どうしても羽生の側で将棋を指したいと思った聖は上京を希望し、相談を持ちかける。先生とは「冴えんなあ」が口癖の師匠・森信雄(リリー・フランキー)だ。聖は15歳の頃から森に弟子入りし、自分の存在を柔らかく受け入れてくれる師匠を親同然に慕っていた。体調に問題を抱える聖の上京を家族や仲間は反対したが、将棋に人生の全てを懸けてきた聖を心底理解している森は、彼の背中を押した。東京――。髪や爪は伸び放題、本やCDやゴミ袋で足の踏み場もなく散らかったアパートの部屋。酒を飲むと先輩連中にも食ってかかる聖に皆は呆れるが、同時にその強烈な個性と純粋さに魅了され、いつしか聖の周りには彼の情熱を支えてくれる仲間たちが集まっていた。その頃、羽生善治が前人未到のタイトル七冠を達成する。聖はさらに強く羽生を意識し、ライバルでありながら憧れの想いも抱く。そして一層将棋に没頭し、並み居る上位の先輩棋士たちを下して、いよいよ羽生を射程圏内に収めるようになる。そんな折、聖の身体に癌が見つかった。「このまま将棋を指し続けると死ぬ」と医者は忠告。しかし聖は聞き入れず、将棋を指し続けると決意。もう少しで名人への夢に手が届くところまで来ながら、彼の命の期限は刻一刻と迫っていた…。病と闘いながら将棋に全人生を懸け、全力で駆け抜けた“怪童”の一生を、師弟愛、家族愛、ライバルたちとの友情を通して描く感動のノンフィクションエンタテインメント『聖の青春』。主人公・村山聖を演じるのは、『の・ようなもの のようなもの』の俳優・松山ケンイチ。聖の最大のライバル・羽生善治に、『デスノート Light up the NEW world』の公開が待たれる東出昌大。そのほか、染谷将太、リリー・フランキー、竹下景子、安田顕、柄本時生、鶴見辰吾、北見敏之、筒井道隆ら豪華キャスト陣が集結する。この度、10月25日(火)より六本木ヒルズほか都内で開催される「第29回東京国際映画祭」のクロージング作品として、本作の上映が決定。世界が注目する本映画祭のトリを飾ることになる。『聖の青春』は11月19日(土)より丸の内ピカデリー・新宿ピカデリーほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年08月24日40年間にわずか6本という寡作ながら、名だたる大俳優たちが出演を熱望するテレンス・マリック監督。彼の約3年ぶりとなる最新作『聖杯たちの騎士』(原題:Knight of Cups)の日本公開が、12月23日(金)に決定し、主演のクリスチャン・ベイルに、ケイト・ブランシェット、ナタリー・ポートマンら6人の美女たちが競演する予告編映像が解禁となった。気鋭の脚本家リック(クリスチャン・ベイル)は、ハリウッド映画の脚本依頼を請けたことをきっかけにセレブな生活へ溺れていくが、心の奥底にある怯えや虚無感を拭い切れず、進むべき道を探して彷徨う日々を送っていた。そんな彼の前に現れる、6人の美しい女性たち。リックは彼女たちとの愛の記憶の中で、自分の過去と向き合い始めるーー。『天国の日々』でカンヌ国際映画祭監督賞、『シン・レッド・ライン』でベルリン国際映画祭金熊賞、そしてブラット・ピット、ショーン・ペンらが競演した『ツリー・オブ・ライフ』でカンヌ国際映画祭パルム・ドールを受賞したテレンス・マリックの最新作となる本作。その主演に選ばれたのは、『ザ・ファイター』でアカデミー賞助演男優賞を受賞し、『ダークナイト』3部作や『マネー・ショート華麗なる大逆転』などで知られる演技派クリスチャン・ベイル。ハリウッド作品に抜擢された脚本家として注目を集めながらも、自分の進むべき道を探して彷徨うリックを、持ち前の哀愁と聡明さで繊細に演じ上げる。そんな迷える男リックの前に現れ、人生の節目を与える美女には、『ブルージャスミン』『キャロル』のケイト・ブランシェット、『ブラック・スワン』のナタリー・ポートマンと、アカデミー賞俳優による夢のような豪華競演が実現。そのほか、『マイ・ファニー・レディ』のイモージェン・プーツ、『スラムドッグ・ミリオネア』のフリーダ・ピント、『ウォーム・ボディーズ』『ライト/オフ』のテリーサ・パーマー、『トランスフォーマー/リベンジ』『パーフェクト・ルーム』のイザベル・ルーカスと注目の若手女優たちがそろう。さらに撮影監督を務めるのは、マリック監督と長年タッグを組みながら、『ゼロ・グラビティ』(アルフォンソ・キュアロン監督)、『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』『レヴェナント:蘇えりし者』(ともにアレハンドロ・G・イニャリトゥ監督)で3年連続アカデミー撮影賞を受賞したエマニュエル・ルベツキ。彼が映し出した、ベイルと妖艶な6人の美女が交差する超絶映像を、予告編からも確かめてみて。『聖杯たちの騎士』は12月23日(金・祝)よりヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年08月20日人気映画『スター・ウォーズ』シリーズに登場する、ジェダイの騎士になるための訓練を行うジェダイ・アカデミーが、お盆真っ只中の8月11日(木)、二子玉川ライズ ガレリアにて開催された。志願した12人の子どもたちは、若き騎士になるために必死でライトセーバーの特訓を受け、集まった観客から拍手喝さいを受けていた。本イベントは、12月16日に全世界公開となる『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』の幕開けを待つこの夏に、『スター・ウォーズ』シリーズに登場する勇者=ジェダイの騎士になるために子どもたちが訓練するもので、東京、大阪、福岡の3都市で行われる。題してジェダイ・アカデミーと名付けられており、本国アメリカではディズニー・ランドでショー形式のアトラクションとして開催されているほど有名だ。子どもたちは、映画の中でパダワンと呼ばれるジェダイの訓練生として、勇者の中の勇者・ジェダイ・マスターから、強力で危険な武器のライトセーバーの使い方を習った。攻撃のためというより危険が迫ったときだけに使うものだと、騎士としての精神も同時に叩き込まれる。ライトセーバーを振ったり止めたりなど、見様見真似で習得する中で、なぜかしゃがむという実技も。「相手に頭を切られたら大変だから?」と子どもから質問が飛ぶ中、マスターは「首を切られないようにするためだ」と教え、映画の中でジャンゴ・フェットがしゃがむことを知らずに切られたことについても触れたうえで、攻撃をよけるレッスンも行った。イベント終盤では、ストーム・トルーパーとともにアンチヒーローの象徴ダース・ベイダーがおなじみのテーマ曲とともに登場。真剣に訓練を重ねた彼らに向けて、「私の仲間になれ」とダークサイドへの呼び込みを開始した。すると、マスターが「フォースがついているから勝てる、やるんだ」と12人に戦いを促した。若き騎士たちは練習した通りにフォースを信じて、自分の倍以上の身長はある大きなダース・ベイダーに果敢に立ち向かった。最初はおびえた表情を見せたり、じりじりと後ずさりをしている子もいたが、恐怖に打ち勝ち次々と向かっていく勇敢な精神に、会場からは熱い歓声が送られた。『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』は今年12月16日(金)より全国にて公開予定。(cinamacafe.net)
2016年08月11日J・J・エイブラムス監督は、『スター・ウォーズ』のスピンオフとなるアンソロジー・シリーズの中で、自身監督作『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』に登場するレン騎士団を中心に描く作品を見てみたいのだという。ルーカス・フィルムの社長で同アンソロジー・シリーズのプロデューサーであるキャスリーン・ケネディ氏がスピンオフ第1弾作品『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』と若い頃のハン・ソロ作品を描く第2弾作品にゴーサインを出したことを知り喜ぶエイブラムス監督だが、ダークサイド組織の裏側を描いた作品が見てみたいという。「プロジェクト全てを動かしているキャスリーン・ケネディ、彼女は正しい選択をしているようだね」「僕が見てみたいものはなくて、ひとつだけ言うとしたらレン騎士団の物語がとても良いと思うってことかな」と米メディア、コライダーに語った。最高指導者スノークの指揮下で行動するレン騎士団は銀河大戦頃から存在し、アダム・ドライバー演じる悪役カイロ・レンも属するグループだ。『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』でデイジー・リドリーが演じたレイはレン騎士団の幻をみていた。ハン・ソロの過去を描く作品とされているスピンオフシリーズ第2弾で先日、アルデン・エーレンライクがで若き日のハン・ソロ役を演じることが決まっており、タイトルは『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』になるとみられている。一方、アンソロジー・シリーズ第1弾『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』は、ヘイデン・クリステンセンが演じたアナキン・スカイウォーカーがユアン・マクレガー演じるオビ=ワン・ケノービとの戦いの末、大火傷を負い永遠に生命保護装置が必要となった結末の『スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐』の19年後を舞台にしている。ケネディ氏は今年12月公開予定のスピンオフ第1弾作品にダース・ベーダーが登場し、ジェームズ・アール・ジョーンズ(85)が再びダース・ベーダーの声を担当すると明かす。「ベーダーについて話せるわ」「映画に登場するのはわずかなの。でも鍵となる、戦略上重要な瞬間に、大きな存在として現れるわ」同作品には主役のジン・アーソ役を演じるフェリシティ・ジョーンズのほか、ディエゴ・ルナ、ベン・メンデルソーン、ドニー・イェン、チアン・ウェン、フォレスト・ウィテカー、マッツ・ミケルセン、アラン・テュディックも出演する。(C)BANG Media International
2016年07月25日俳優・松山ケンイチが、29歳で夭折した天才棋士・村山聖に扮して主演を務める映画『聖(さとし)の青春』(11月19日公開)の初映像となる特報が15日、公開された。原作は大崎善生氏による同名の処女小説。羽生善治と「東の羽生、西の村山」と並び称されながら、名人への夢半ばで倒れた"怪童"の一生を描く。精神面、肉体面の両方から聖にアプローチしている松山のほか、東出昌大が羽生役として登場。聖の師匠・森信雄役のリリー・フランキー、母・村山トミ子役の竹下景子、弟弟子・江川役の染谷将太らが脇を固める。特報に収められているのは、聖八段が羽生四冠に対局を挑む劇中の名シーン。当時の戦績が、5勝6敗とほぼ互角の実力者であった2人の熾烈な対局を、1997年の竜王戦1組1回戦での実際の棋譜を元に忠実に再現している。この場面は、プロ棋士・金井恒太六段が現場に指導役として張り付き、細かな所作に至るまでリアリティのある画作りを行ったという。さらに、対局中に聖が思わず倒れてしまうシーンや病床の場面も映し出されている。(C)2016 「聖の青春」製作委員会
2016年07月15日羽生善治と互角に渡り合った薄命の棋士・村山聖(さとし)の生涯を、実話をもとに描く松山ケンイチ主演映画『聖の青春』の特報映像とポスタービジュアルが公開になった。公開された特報映像映画は大崎善生のノンフィクション小説が原作。「東の羽生、西の村山」と並び称されながらも29歳にして亡くなった実在の棋士・村山聖が、全力で駆け抜けた生涯を、師弟愛、家族愛、ライバルたちとの友情を通して描かれる。松山のほか、東出昌大が羽生役を演じ、『宇宙兄弟』『ひゃくはち』の森義隆が監督を務め、『クローズEXPLODE』『陽だまりの彼女』の向井康介が脚本を手がける。特報映像は、将棋を指す駒音から始まり、本作の最大の見どころである村山聖八段(松山ケンイチ)が羽生善治四冠(東出昌大)に対局を挑むシーンがわずかだが垣間見られる。当時の戦績は5勝6敗とほぼ互角の実力であったふたりの対局は、実際の棋譜(1997年竜王戦1組1回戦)をもとに、プロ棋士・金井恒太六段の指導のもと、細かな所作に至るまで忠実に再現したという。特報映像にはそのほか、聖の師匠・森信雄役のリリー・フランキー。母・村山トミ子役の竹下景子。弟弟子・江川役の染谷将太。安田顕、柄本時生、北見敏之らも登場する。「負けるのは死ぬほど悔しい……生きる時間を削ってでも勝ちたい」「勝つことが、生きること。」と、病と闘い、将棋と戦う村山聖の生き様は、観る者に感動以上のメッセージを届けることになりそうだ。『聖の青春』11月19日(土)丸の内ピカデリー・新宿ピカデリー他全国公開
2016年07月15日若干29歳にして亡くなった伝説の棋士・村山聖。彼が病と闘いながら全力で駆け抜けた、生涯を描く奇跡の実話を映画にした『聖の青春』に、この度、東出昌大が出演することが決定。またリリー・フランキーや染谷将太らも参加していることが明らかとなった。1994年、将棋のプロ棋士・村山聖七段は、将棋界最高峰のタイトル「名人」を目指し、 15歳の頃から 10年間弟子入りし同居していた森師匠の元を離れ、上京しようとしていた。聖は幼少期より「ネフローゼ」という腎臓の難病を患っており、家族や仲間は反対する。しかし、幼いころから何をおいても将棋にかけてきた聖を見ている森師匠は、背中を押す。東京――。髪や爪は伸び放題、足の踏み場もなく散らかった家、酒を飲むと先輩連中にも食ってかかる聖に皆は呆れるが、みな彼の将棋にかける思いを理解し、陰ながら支えた。その頃、同世代の棋士・羽生善治が前人未到のタイトル七冠を達成する。聖は強烈に羽生を意識し、ライバルでありながら憧れの想いも抱く。そして聖は、将棋の最高峰であるタイトル「名人」になるため、一層将棋に没頭し、並居る上位の先輩棋士たちを下して、快進撃を続ける。そんな中、聖の身体に癌が見つかる。だが、「このまま将棋を指し続けると死ぬ、手術し、療養すべし」という医者の忠告を聞き入れず、聖は将棋を指し続けると決意する。彼の命の期限は刻一刻と迫ってきていた…。100年にひとりと言われる天才・羽生善治と「東の羽生、西の村山」と並び称されながら、 29歳にして亡くなった実在の棋士・村山聖。本作は、そんな彼が病と闘いながら将棋に全人生を賭け、全力で駆け抜けた“怪童”の一生を、師弟愛、家族愛、ライバルたちとの友情を通して描く感動のノンフィクションエンタテインメント。主人公演じる松山さんに次いで、この度、新たにキャストが発表。松山さん演じる聖の最大のライバルであり、松山さん自身が本作の“ヒロイン”であると語る羽生善治を演じるのは、妻で女優の杏との間に双子をもうけ、公私共に絶好調の東出さん。実在し、かついまもなお棋界の頂点で活躍する人物という難しい役どころを、精神・肉体面の両方からアプローチ。劇中の“羽生メガネ”は、羽生氏本人が史上初となった七大タイトル戦七冠独占達成時に実際にかけていたものを譲り受けたという代物。徹底した羽生研究を行い、羽生氏本人と瓜二つの姿で撮影現場を驚きの声に沸かせた。なんといっても劇中での松山さんと東出さんが、実際の棋譜を覚えての2時間半に及ぶ長回し撮影に挑んだ緊迫感&臨場感溢れる対局シーンは最大の見どころとなっている。今回の決定に東出さんは「とにかく素晴らしい原作と脚本で、現場に入る前からこの作品に携われることに大きな幸福感と闘志を抱いていました」と喜び。また「クランクイン初日、色々な想いの中、街中で立ち尽くすシーンで、監督が演出に来て『芝居をするな』と仰言ったのが強く記憶に残っています」と撮影をふり返った。さらに元々尊敬する大先輩だったと松山さんについて語る東出さんは「松山さんとのお芝居の中で過ごせた時間が自分の宝になりました」と述べた。そして羽生氏は本作について「村山さんの生き様を描いた聖の青春が映画化されると聞いて、彼の存在の大きさを感じました」と話し、「自分も出てくるので気恥ずかしいところもありますが東出さんに演じて頂いたのはとても名誉な事だと思っています。将棋を知らない人達にも楽しんで感じて観てほしいと思います」とメッセージを寄せた。また、今回東出さん以外にも、10代の聖を大阪に引取り共同生活をしながら彼を支えた師匠・森信雄役にリリーさん、母・村山トミ子役に竹下景子、弟弟子・江川役に染谷さん。そのほか、安田顕、柄本時生、北見敏之、筒井道隆ら豪華キャスト陣が脇を固める。『聖の青春』は2016年秋、全国にて公開予定。(cinemacafe.net)
2016年06月17日『ワイルド・スピード8(仮題)』にヘレン・ミレンが出演することがわかった。役柄は明らかになっていない。今作にはシャーリーズ・セロンも新しい役で初登場するが、もうひとりオスカー女優が加わった形だ。その他の情報撮影はすでに開始しており、最近、何枚かの場面写真が公開された。ロケはアトランタ、ニューヨークなどで行われる予定。北米公開は来年4月14日。セロンの最新作は、現在公開中の『スノーホワイト/氷の王国』。先月のカンヌ映画祭では、ショーン・ペンが監督する主演作『The Last Face』がお披露目された。次回作は、プロデューサーも兼任した『American Express』。共演はアマンダ・セイフライド、シャールト・コプリーら。文:猿渡由紀
2016年06月16日映画『奇跡の人』のヘレン・ケラー役で知られるオスカー女優パティ・デュークさんが29日、69歳で死去した。パティさんは、腸の破裂による敗血症で亡くなり、代理人マイケル・スタブス氏は「彼女は妻であり、母親であり、祖母であり、友人であり、精神的健康の主唱者であり、文化のアイコンでもありました。彼女の死はとても惜しまれるでしょう」と伝えている。また、パティさんの家族も「今朝方、妻、母、女家長、素晴らしいアーティスト、メンタルヘルスの擁護者であった私たちの愛するアンナ・パティ・デュークは、その目を閉じ、痛みから解放され、美しい世界へと旅立ちました」と声明を発表。2004年には、パティさんは心臓バイパス手術を受けていた。パティさんは映画『奇跡の人』で子供ながらにヘレン・ケラー役を熱演し、1963年にアカデミー賞を獲得。その約20年後にはヘレン・ケラーの先生役をTV映画の中で演じ、1980年にエミー賞に輝いた。ちなみに、この作品のみならず1970年放送の『マイ・スウィート・チャーリー』、1976年放送の『キャプテンズ・アンド・ザ・キングス』でもエミー賞を受賞した。映画やTV業界だけでなく、ブロードウェイの舞台でも活躍していたパティさんは、30年間の結婚生活を送っていたマイケル・ピアースとの間に3人の子供をもうけている。(C)BANG Media International
2016年03月30日東映アニメーションは『聖闘士星矢』の誕生30週年を記念して車田プロダクションと共催し、「聖闘士星矢 30周年展 Complete Works of Saint Seiya」を6月18日~29日の12日間、東京・秋葉原にて開催する。本企画展は、『聖闘士星矢』史上初となる、原画・アニメーション・フィギュアなど作品に関連するあらゆるアイテムを集め、展示している。初披露を含む等身大「黄金聖闘士」全12体の展示をはじめ、『聖闘士星矢』の世界に入り込んで体感できる立体的な原画展示エリアや。設定資料集などのアニメーション展示エリアなど、ファンが一緒に楽しめる内容を予定しているとのこと。前売り券の一般販売日は3月5日より開始。また、数量限定のフィギュア付き先着限定チケットも販売され、史上初の仕様となる、アニメオリジナルの初期青銅聖衣(ブロンズクロス)を装着した主人公・ペガサス星矢が、原作の青銅聖衣カラーで再現された「ペガサス星矢(初期青銅聖衣) -ORIGINAL COLOR EDITION-」が入手できるプレミアムチケットとなっている。もちろん、オブジェ形態への換装も可能となっている。○「聖闘士星矢 30周年展 Complete Works of Saint Seiya」 開催概要開催期間:2016年6月18日~29日営業時間:平日12:00~21:00/土日10:00~19:00会場:秋葉原 UDX 2F AKIBA_SQUARE内容:原画、アニメ、フィギュアの展示及び体験コーナーなどの実施主催:聖闘士星矢 30周年展実行委員会協力:車田プロダクション、集英社、秋田書店、バンダイ企画監修:車田プロダクション企画制作:東映アニメーション●チケット当日券:大人・大学生1,500円/中・高校生1,000円/小学生以下無料前売り券:大人・大学生1,300円/中・高校生800円/小学生以下無料販売日時:3月5日前売り券一般販売開始(C)車田正美 (C)車田正美・東映アニメーション (C)車田正美/集英社・東映アニメーション
2016年03月05日俳優の松山ケンイチが、29歳で夭折した実在の天才棋士・村山聖の生涯を描く映画『聖(さとし)の青春』(今秋公開)で主演を務めることが3日、発表された。原作は大崎善生氏による同名の処女小説。羽生善治と「東の羽生、西の村山」と並び称されながら、名人への夢半ばで倒れた"怪童"の一生を描いたことで、読者から「人生の一冊」「涙なしに読むことができない」などと高い評価を受けてきた作品だ。幼少期より腎臓の難病・腎ネフローゼを患い、入退院を繰り返した聖。入院中のある日、聖は父が何気なく勧めた将棋に心を奪われ、その日から将棋の最高峰・名人位を獲る夢を抱き、将棋の道に突き進む。本作では、自らの命を削りながら将棋を指し、死の床まで将棋のことを口にしていた聖が駆け抜けた壮絶な一生を描く。メガホンを取るのは、森義隆監督。人生を将棋に捧げた天才棋士役を演じるプレッシャーに対し、自ら東京将棋会館に通いつめ、これまでにない役作りで精神面、肉体面の両方から聖にアプローチした松山。「全身全霊をかけても足りない役だと思いました。そういう仕事は大好きです」と感慨深げで、原作を読んだ上で、聖を「命を燃やしている方」と感じたという。また、「病を背負われているので内面が一番難しいです」と役作りにも苦労があっただけに、「ヒロインが羽生善治さんという硬派な作品です。将棋が好きな方はもちろん、人生をつまらなく感じている方も、何かに夢中になっている方でも、こんな人間がいたんだと魅かれる作品」「"村山聖"は必ず見る人の心に何かを残します」とアピールにも熱がこもる。一方の森監督も「村山聖の生き様は『人生とは、何なのか』という普遍的な問いをわたしたちに突きつけてきます」とその重みを説明。2月中旬のクランクアップを前に、「30才の松山ケンイチが、映画の中で、29年という村山聖の短い人生を全力で生き抜いた先に、その答えの一端があるのだと信じて、日々、撮影に挑んでいます」と松山の"仕上がり"を報告した。「角川映画になるというのは宿命的なものを感じる」というのは、原作の大崎氏。滝田和人プロデューサーからオファーを受けた森監督は、ドキュメンタリー作品の経験もあったことから誰よりも実写化の難しさを感じ、何度も打ち合わせを重ねた。脚本が決定稿に至るまでには20稿、5年の歳月。提案の段階から数えると約10年が経過していることに触れ、大崎氏は「粘り強く交渉を重ねて、現実まで持っていってくださった制作スタッフの執念には頭が下がる」と称賛しつつ、演じる松山にも脱帽せずにはいられない。役のために聖を真似て右手の爪を伸ばし、体重も増やした松山。大崎氏は、その姿を目の当たりにした時の心境を「村山聖さんに似ているのに驚いた」と伝え、「意志の強そうな瞳。内面からにじみ出てくるような自然なユーモラス。そして人へ対する好奇心、優しさ。17年ぶりに村山くんがいた」と内からにじみ出る類似点を興奮気味に列挙。「村山聖が17年ぶりにこの世に戻ってくる。松山ケンイチに姿を借りて。限定的なカーニバルのようなものだ」と呼びかけている。(C)2016 「聖の青春」製作委員会
2016年02月03日病と闘いながら将棋に全人生を賭け、29歳にして亡くなった実在の天才棋士・村山聖のノンフィクション小説「聖の青春」の映画化が決定。この度、ふっくらとした顔つき、体つきで話題となっていた俳優・松山ケンイチが体を張って村山氏を演じていることが分かった。1994年、将棋のプロ棋士・村山聖(さとし)六段は、将棋界最高峰のタイトル「名人」を目指し、15歳の頃から10年間弟子入りし同居していた森師匠の元を離れ、上京しようとしていた。聖の上京を広島の両親は強く反対する。その理由は、聖が幼少期より「ネフローゼ」という腎臓の難病を患っていたからである。彼は、常に死と隣り合わせで生きていたのだった。東京――。聖が七段に昇段したころ、同じ年齢の羽生善治が前人未到のタイトル五冠を達成し、「名人」のタイトルを獲得する。聖は強烈に羽生を意識、彼に対し、ライバルのような、憧れのような想いを抱いていた。羽生に刺激を受けた聖は更に将棋に没頭し、並居る上段の先輩棋士たちを下して、快進撃を続ける。そんな中、聖の身体に癌が見つかる。だが、「このまま将棋を指し続けると死ぬ、手術し、療養すべし」という医者の忠告を聞き入れず、聖は将棋を指し続けると決意する。彼の命の期限は刻一刻と迫ってきていた…。100年に1人と言われる天才・羽生善治と「東の羽生、西の村山」と並び称されながら、名人への夢半ばで倒れた“怪童”の一生を、師弟愛、家族愛、そして羽生氏らいまも将棋界で活躍する仲間たちとの友情を通して描く、号泣必至、感動のノンフィクションを基に描いた本作。人間の知の限界に挑戦し続けた天才将棋指しの人生を、師匠、ライバルほか周囲から愛された記憶と共に描くのは、『ひゃくはち』で監督デビューを果たし、2012年に手掛けた『宇宙兄弟』が大ヒット、第16回プチョン国際ファンタスティック映画祭でグランプリ、観客賞をダブル受賞した森義隆監督。主人公・村山聖を演じるのは、現在公開中の『の・ようなもの のようなもの』や『珍遊記』など多くの主演作を持つ俳優・松山ケンイチだ。今回の役柄について「全身全霊をかけても足りない役」と話す松山さんは、自ら東京将棋会館に通いつめ、これまでにない驚異的な役作りで精神面、肉体面の両方から村山聖を熱演している。ビジュアルでも分かるように増量し容姿も変えて演じた松山さんだが、一番難しかったところは内面だという。自らの命を削りながら将棋を指し、死の床まで将棋のことを口にしていたという村山氏を自分自身で理解し撮影に挑んだようだ。松山さんはファンに向けて「ヒロインが羽生善治さんという硬派な作品です。将棋が好きな方はもちろん、人生をつまらなく感じている方も、何かに夢中になっている方でも、こんな人間がいたんだと魅かれる作品です。“村山聖”は必ず見る人の心に何かを残します。宜しくお願い致します」とコメントを寄せた。<以下、スタッフコメント>■森義隆監督村山聖の生き様は「人生とは、何なのか」という普遍的な問いをわたしたちに突きつけてきます。30才の松山ケンイチが、映画のなかで、29年という村山聖の短い人生を全力で生き抜いた先に、その答えの一端があるのだと信じて、日々、撮影に挑んでいます。■原作者:大崎善生私のデビュー作である「聖の青春」が角川映画になるというのは宿命的なものを感じる。はじめて映画化の話を聞いてからもう10年近くになる。その間も粘り強く交渉を重ねて、現実まで持っていって下さった制作スタッフの執念には頭が下がる。最終的には最高の形となった。この作品を愛し、信じそして丁寧にまとめあげてくれた。はじめて松山ケンイチさんとお会いしたとき(※撮影が始まったころ)、村山聖さんに似ているのに驚いた。体重を増やして役に備えたという。右手の爪は村山を真似て長く伸びていた。森さんがいたら「村山君、こんなに長い間どこにいっとったんや」と手をさすったかもしれない。私も酔っぱらっていれば昔のように頬っぺたを軽くつまんでいただろう。意志の強そうな瞳。内面からにじみ出てくるような自然なユーモラス。そして人へ対する好奇心、優しさ。17年ぶりに村山くんがいた。本作は、天才羽生善治に挑む、西の怪童と恐れられた村山聖の真摯な闘いの物語である。森信雄という類まれな師匠との愛情の物語でもある。幼い日から病気と闘い、そのハンディをものともせず乗り越えていった努力の物語であり挫折の物語でもある。将棋を目指すものたちのストイックな青春がそこにはある。29歳で村山がこの世を去って17年。その歳月をものともせず村山はまだ多くの人に愛され慕われ続けている。その過酷な宿命の故か、彼の持つ特有の純粋さの故か。その村山聖が17年ぶりにこの世に戻ってくる。松山ケンイチに姿を借りて。限定的なカーニバルのようなものだ。もちろん私もはやく村山くんに会いたい。一人でも多くの人にこのお祭りに参加してもらいたい。■プロデューサー:滝田和人以前2本の映画でご一緒した際の印象と、『男たちの大和』の演技が非常に素晴らしく、その頃から松山ケンイチさんに注目していました。そして数年後、事業化が決まりかけた頃、松山さんご本人が原作を読み、村山聖役を熱望しているという情報を耳にしました。「逃してなるものか!」と、本人に監督と一緒にお会いし話してみて、松山さんならば重責を受け止め、必ずや私たちと同じ方向を見つめながら「村山聖」という人間に挑戦することができる、と強く感じました。役作りについて、松山さんとは、広島のご両親への訪問と聖さんのお墓参り、そして師匠森信雄さんの元も訪れ、大阪福島の前田アパート、関西将棋会館、更科食堂と聖縁の大阪の地を巡りながら、聖とのエピソードをじっくりうかがいました。元々、将棋はお好きでたしなまれていたようで、将棋指導の先生からの指導含め、将棋会館の一般道場にふらりと現れては手合いをつけてもらい普通に指されていたりなど、めきめき上達されました。また、聖が罹ってしまったネフローゼという難病を理解するため、実際の患者さんへも取材をして、撮影に臨まれました。実在の人物でも、もう亡くなられているので、当然会うすべはなく、聖を支えた方々の人柄に触れることと、聖が実際身を置いた空間に浸ることで、役作りのヒントしようとされていたのだと感じます。聖の強烈な個性は、内面のみならず、迫力と愛嬌が奇妙に入り混じる見た目も大きいですから、当時の写真、対局のビデオも参考に肉体改造も大変だったと思います。「でも、食べて飲むしかないんですよね」「おいしいものもおいしく感じなくなるんです」と言う松山さんは本当に苦しそうでした。これまでにないほどの役へののめり込み方や周囲が危惧したほどの増量計画。クランクイン前、村山聖を感じるために、松山ケンイチはあえて苦しみや悩みを求め、もがいているように見えました。もう会うことの叶わない生きた村山聖がスクリーンに出現することを、私は確信しています。どうぞご期待ください。『聖の青春』は2016年秋、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年02月03日2016年4月にTVアニメ『神撃のバハムート マナリアフレンズ』が放送予定のソーシャルゲーム『神撃のバハムート』より、誇り高き竜騎士「ディアドラグーン・フォルテ」が1/8スケールでフィギュア化され、2016年6月にコトブキヤより発売される。現在「コトブキヤオンラインショップ」にて予約受付中で、価格は14,904円(税込)。ディアドラグーン・フォルテは、『神撃のバハムート』における誇り高き竜騎士。2014年3月に発売した「ダークエンジェル・オリヴィエ」、2016年2月に発売される「ミステールワーデン・スピネ」、2016年3月に発売される「リトルクイーン・ヴァンピィ」に続く立体化第4弾となる。監修はイラストレーター虫麻呂氏、原型製作は小笠原健人氏、HIDE氏。全長は300mm。実際のフィギュアでは、身に纏う黒銀の鎧に、左右に持つ巨大な黒と白のランス、千切れかけたマントの流れなど、竜騎士としての圧倒的な強さと誇りを感じさせる造形となっている。その一方、険のある表情でありながらどこか可愛らしい印象を与える容姿も彼女の大きな魅力のひとつとし、立体物としての存在感と繊細さを調和させた、大変見所のある一品となっているとのこと。商品価格は14,904円(税込)で、現在「コトブキヤオンラインショップ」にて予約受付中。商品の発売および発送は2016年6月を予定している。なお「コトブキヤショップ」(秋葉原館、大阪日本橋、オンラインショップ)で購入すると、「ディアドラグーン・フォルテ(フィギュアver.)ラバーストラップ」がプレゼントされる(なくなり次第終了)。(C)Cygames, Inc.
2016年01月28日KADOKAWAは、ライトノベルを中心とした「MF文庫J」から8タイトルを2016年1月25日に発売した。1月新刊には、『勇者と魔王が電撃同盟! キッカケは、お互いの恋を応援するため!?』『ラストピリオド終止符の約束』『ピリオドからはじまる魔導機書』といった新シリーズ3作品や、人気の『ようこそ実力至上主義の教室へ 3』『アブソリュート・デュオ X dust to dust.』などがラインナップされている。■勇者と魔王が電撃同盟! キッカケは、お互いの恋を応援するため!?著者 / あごバリア◆イラスト / なつめえり◆定価 / 580円(税別)勇者と魔王が、世界の命運を懸けて最終決戦――だというのに、なんと勇者レイルが魔王の側近ミアに一目惚れ!? そしてなんと魔王ユメも、勇者の親友アーディを好きになっちゃった! もし、このまま相手を倒してしまったら、好きな人とはもう会えなくなる。「なあ、魔王ユメ。俺達……協力しあえそうな気がしないか?」「奇遇だねえ、ボクも同じことを思っていたよ」「「戦いを引き延ばそう!」」こうして勇者と魔王は、好きな人と一緒にいたいがために、手を取り合いましたとさ。めでたしめでたし……じゃないよ! この世界、どうなっちゃうの!? 勇者と魔王がお互いの恋のために手を組む、前代未聞のクロスラブコメディ開幕!■ラストピリオド 終止符の約束著者 / Happy Elements◆イラスト / Happy Elements◆定価 / 580円(税別)絶望と共に死した人間が、《スパイラル》と呼ばれる魔物へと転生する世界。おちこぼれな主人公の少年・ハルと、彼の幼馴染みで、謎多き少女・ちょこ。とある事情から生まれ育った村を出た2人は、滞在先の村で年齢不詳の少女・モエギと出会う。トレジャーハンターを名乗る彼女と行動を共にし、ドラゴン討伐に参加したり、迷宮攻略をするうちに、彼らを取り巻く運命の螺旋が、静かに回り始める。これは、14歳の少年と少女が絶望の輪廻に《終止符》を打つ、始まりの物語――。数多くの大人気ゲームを世に生み出してきた【Happy Elements】が満を持して贈る、最新ゲーム『ラストピリオド』へと到る前日譚の物語が、ここに登場!■ピリオドからはじまる魔導機書著者 / 水月紗鳥◆イラスト / 萌木原ふみたけ◆定価 / 580円(税別)"未完の魔導機書"と呼ばれる少女――音々子。猫耳尻尾を持つ魔法生物の彼女に真夜は一目惚れをし、出会って即座に結婚を申し込む。『愛』を探し求めていた音々子は、真夜の示す『愛』を受け入れ、二人は恋人同士となった! しかしイチャイチャと恋人生活を送る二人のもとへ、"未完の魔導機書"を求める魔法使い・冷香と兎耳尻尾を持つ魔導機書・ロコが現れる。彼女たちとの出会いによって、音々子の識った『愛』は形を変え――これは、二人が結ばれて終わりではなく、二人が結ばれてからはじまる、新たな恋物語。「教えてください。愛とは、なんですか……?」■異世界ならニートが働くと思った? 2 魔族の姫を従者にして姫ハーレムを作ります。著者 / 刈野ミカタ◆イラスト / ねこめたる◆定価 / 580円(税別)異世界召喚された《英雄》たちが覇を競う《万象の楽園》。エルフの姫に喚び出された天才ニート詐術師・崩喰レイジは、《英雄戦争》であっさりとナポレオンの率いる〈獣妖族〉に勝利し〈解放者〉の国を建国した――のだが、早くも財政難でピンチ!? アーサー・ペンドラゴン、ジャンヌ・ダルク、ファウストなど英雄たちの動きを探っていると、太公望を名乗る少女に〈海精族〉との同盟を提案されて……? 「レイジっちのドーテーを奪えるかどうか――つまり童貞争奪戦っていうのはどぉ?」「受けた」「ええええええ!?」〈解放者〉の命運を賭けた【勝負】が始まる――!!■ようこそ実力至上主義の教室へ 3著者 / 衣笠彰梧◆イラスト / トモセシュンサク◆定価 / 580円(税別)季節は夏。期末テストを乗り越え夏休みを迎えた清隆たちに高度育成高等学校が用意していたのは、豪華客船による2週間のクルージングの旅だった。喜ぶ面々だったが、完全実力主義の学校が単なる旅行を計画するわけもなく、船は無人島に到着。そこで本年度最初の特別試験――無人島でのサバイバルが通達される。生活物資は試験用に与えられたポイントで購入可能。だが試験終了まで保持したポイントは2学期からの学校生活にプラスされるという。上位クラスとの差を埋めるため、最底辺のDクラスはポイントの不使用を画策、サバイバルな生活に乗り出そうとするが、特別試験は甘いものではなく――!? 大人気クリエイターコンビが贈る、新たな学園黙示録第3弾!?■Classroom☆Crisis 3著者 / 田口一◆原作 / MONTWO◆イラスト / 倉島亜由美、rin◆定価 / 580円(税別)太陽系惑星への移住が進んだ時代。霧科コーポレーションの先行技術開発部にして教育機関のA-TECでは、瀬良カイトとメンバーたちの技術の結晶である最新型小型ロケットX-3が完成しようとしていた。しかし霧科はA-TECの解散を決議。常務に昇進して解散に反対した霧羽ナギサも、社長でもある兄ユウジたちの派閥争いの狭間で窮地に立たされていた。起死回生の一手はX-3の有用性を上層部に認めさせ、世間に知らしめること。だが八方塞がりの彼らに、はたしてそんなことが可能なのか――!?大好評TVアニメ『Classroom☆Crisis』公式ノベライズ遂にクライマックス!■魔剣の軍師と虹の兵団<アルクス・レギオン> IV著者 / 壱日千次◆イラスト / おりょう◆定価 / 580円(税別)ホルムの簒奪王アレクサンドルを撃退し、「魔剣の軍師」ジュリオと英傑たちは、カラーラ半島に平和をもたらした。束の間の休息を満喫しつつも、ジュリオは魔剣ルーナにまつわる秘密を探るために故郷の村へ向かう。一報で、教皇ガブリエレ率いるサーヴァイン教皇国には行方不明となったアレクサンドル、さらには教皇と結託した聖剣フォルトゥーナとその使い手ファウスタらが集結。聖剣の御旗の下に「虹の帝国」の復活を宣言し、大陸支配に乗り出す。圧倒的な暴力で周辺国を呑みこむ未曾有の脅威を目前に、ジュリオとアウトな仲間たちは、存亡を懸けた史上最大の戦いに挑む。全戦記業界が唖然とするおバカ系ファンタジー戦記、秘密と決戦が交錯する第4弾!■アブソリュート・デュオ X dust to dust.著者 / 榎宮祐◆イラスト / 榎宮祐◆定価 / 580円(税別)《焔牙》――それは超化された精神力によって、自らの魂を具現化させて創り出す武器。忘却の島で繰り広げられる《666》主催の血と狂乱の宴、《修羅會》。その初戦、歪んだ願いの果てに道を踏み外したアキラとの激闘を制した透流たち。安堵したのも束の間、音羽はその身に秘めた強大な力に蝕まれ、ついには倒れてしまう。さらに襲い来る新たな敵、聖騎士ヘレンとの熾烈を極める闘いの最中、ユリエと音羽が透流たちとはぐれてしまい……!? パートナーとの絆で未来を掴み取る、学園バトルアクション第10弾! 逃れえぬ離別。辿り着いた絶望を経て、彼らが選ぶ道は――
2016年01月26日