東京都内の超高級住宅街の一角に止まったワンボックスカー。車から降りてきたのは、仕事帰りらしき草なぎ剛(46)だった。現在、草なぎはこの地に20億円とも報じられている新居を建築中だ。すでに外装は完成しているが、2月中旬のこの夜は、内装工事の進捗状況を視察するために立ち寄ったのだろう。《皆さん大河ドラマ見てくださりありがとう!これからの展開に期待して下さいね》草なぎは2月15日、そんな感謝のツイートを投稿。NHK大河ドラマ『青天を衝け』初回では吉沢亮(27)演じる渋沢栄一が、馬上の徳川慶喜(草なぎ剛)に進言をするシーンも話題になっている。草なぎにとって『青天を衝け』は、SMAP解散以降初の地上波ドラマだ。徳川慶喜役について『NHK大河ドラマ・ガイド青天を衝け前編』(NHK出版)のインタビューでこう語っている。《「新選組!」で主演を務めた香取慎吾君から大河ドラマの撮影は大変だと聞いていました。(中略)でも、その大変さに向き合うほど徳川慶喜として生きている感覚があって。ずっと演じていたいぐらい楽しいんです》俳優として新たなステージに向き合っている彼は、私生活でも新たなステージを迎えている。「昨年末の突然の入籍発表は世間を驚かせました。報道によれば、お相手は31歳の女性・A子さんで、’16年ごろから交際がスタートしたそうです」(芸能関係者)現在、豪邸を建築している土地を草なぎが購入したのは、’13年9月。約200坪で、土地代だけでも12億円ほどするという。何年も手つかずのままで放置されていたが、建築計画をスタートしたのは’19年5月ごろ。おそらくその少し前から、A子さんとの入籍と新生活を具体的に考え始めたのだろう。ある写真週刊誌は、巨大なコンクリート打ちっぱなしの外観から、新居を“要塞”とも表現している。だが、その内部は極上の癒し空間になっているようだ。■シンプル志向だった草なぎを変えた新妻この新居について、不動産コンサルティング関係者が解説してくれた。「この家の大きなポイントは3つあると思います。まず1つ目は外壁がとても高いこと、そして2つ目はパーゴラがふんだんに使われているということです」パーゴラとは、住宅の軒先や庭に設ける、つる性の植物を絡ませる木材などで組んだ棚のことだ。「つる性のバラを、棚にからませて立体的に楽しむこともできます。また夏になっても植物の葉が日陰を作ってくれて、その下でゆったりとした時間を過ごすこともできるでしょう」緑がいっぱいの庭園を造りたいというのが、草なぎ夫妻の願いのようだ。また引越し業者によって大量の観葉植物が邸内に運び込まれている様子も目撃されている。草なぎはかつて月刊誌のインタビューで、インテリアについてこう語っていた。《基本的に、僕はシンプルで何もない部屋が好き。草なぎ剛のアットホームなイメージとはちょっと違うでしょ。でも、ほんとに無機質で生活感がないくらいのほうが落ち着くんだ》(『MORE』’04年6月号)シンプル志向だった草なぎを変えたのは、新妻・A子さんなのだろうか。ちなみに草なぎが演じている“最後の将軍”徳川慶喜も屋敷の草木にはこだわったようだ。全国紙の文化部記者はこう語る。「明治維新後、静岡で隠居生活を送っていた慶喜公は1897年に東京・巣鴨に移り住みました。巣鴨の屋敷には故郷の水戸から梅が移植されて、近所の人たちからは“ケイキさんの梅屋敷”と呼ばれて親しまれたのです。“ケイキ”は“慶喜”を音読みにしたものですね。慶喜公は巣鴨で4年暮らした後は、現在の文京区春日に移ります。“質素な平屋の日本家屋”と伝えられていますが、敷地は3千坪で部屋数は40以上もあり、庭も四季折々の自然が豊かだったそうです」“緑いっぱいの豪邸”以外にも、慶喜と草なぎの共通点がある。ジーンズ収集、音楽、そしてバイク好きと多趣味な草なぎだが、慶喜も趣味が多かった。「写真撮影、油絵、釣り、狩猟などが好きでした。新しもの好きで、当時はとても珍しかった自転車も乗り回していたそうです」(前出・文化部記者)もちろん新・草なぎ邸にも趣味が反映されている。前出の不動産コンサルティング関係者は、「ポイントの3つ目が広いガレージです。これだけの都心で40平方メートル以上もとっているというのはかなり珍しいと思います」現在、草なぎは3台の高級輸入車と高級大型バイクのハーレーダビッドソンを所有している。「草なぎさんはハーレーのメンテナンスにも非常に気を使っており、広いスペースが必要なのです。実は新居のガレージには窓があり、室内から見ることができる設計になっています。それは草なぎさんが愛車を眺めるだけではなく、メンテナンスをしている草なぎさんのことを奥さんが見ることができるようにしたかったからなのでしょう」(草なぎの知人)豪華庭園に特注ガレージ……、“お殿様・草なぎ”の新居は、いたるところに愛妻のための工夫がこらされているのだ。「女性自身」2021年3月9日号 掲載
2021年02月25日草なぎ剛(46)が2月15日に放送された大河ドラマ「青天を衝け」(NHK総合)に登場した。ドラマで徳川慶喜を演じる草なぎ。主人公の渋沢栄一を演じる吉沢亮(27)とのやり取りで威厳を見せるシーンもあり、ネットでは《草なぎくんの慶喜感がすごい》《将軍の気品と近寄りがたさが出ていて、短い場面なのに息を呑んだ》《草なぎ慶喜、迫力あったな。ドラマもすぐ引き込まれた》と讃える声が。3分ほどの出演だったが、すでに話題沸騰中だ。稲垣吾郎(47)や香取慎吾(44)とともに「新しい地図」として活動を開始したのは、17年9月。以降の草なぎはテレビではなく、ネットを中心に活動してきた。「『新しい地図』を始めてからすぐにYouTubeチャンネルを開設。TwitterやInstagram、アメーバブログといったSNSもスタートしました。草なぎさんは当初、戸惑いもあったそうです。しかし次第に、新たな活躍場所を楽しむようになったといいます。役者業にも精を出していました。18年の『クソ野郎と美しき世界』や19年の『まく子』『台風家族』、20年の『ミッドナイトスワン』といった映画だけでなく舞台出演にも積極的。20年1月の『音楽劇 アルトゥロ・ウイの興隆』では、“役者・草なぎ剛”にうなる評論家も数多くいました」(テレビ局関係者)■SMAP時代、そして「新しい地図」での“2度目の下積み”草なぎ自身も、「新しい地図」での活動に手ごたえがあるようだ。20年1月、彼は本誌で「新しいことを毎年更新できてる」とコメント。さらにこう語っている。「いろんな出会いがあって。そのひとつひとつがつながっての道のり。どこに向かっているかはわからないけど、行く先々に皆さんが待っていてくれて、そこに笑顔が絶えなくて。そういう楽しかったものが、この先またいい形で開花できたらなと思います」「ネットの世界に新たに進出しているけど、テレビも好きだし、声をかけていただけるなら今年はお茶の間にもお邪魔できたらなと思います」さらにその翌月にも本誌に登場した草なぎ。「新しい地図」としての活動について「地道にやってきた」と回想している。「SMAPはジャニーズアイドルで初めて、『デビュー曲でオリコン1位』を達成することができませんでした。そうした苦い思いもあり、過去のアイドルとは違ってコントやスポーツにも挑戦するように。結果、国民的グループにまで成長することができたのです。『新しい地図』を始めてからの3年半は草なぎさんにとって、いわば“2度目の下積み”。活動の幅を広げることに精進し、ついに大河に出演することになりました。本人も大喜びのようで、《大河ドラマ。なかなか大変だけどね。楽しくやってます!》と12月にツイートしていました」(前出・テレビ局関係者)今回の大河出演に、ファンの喜びもひとしお。ネットでは《大好きな大河で大好きなつよぽんを見れるって本当に嬉しい》《大河につよぽん出てきた時、泣きそうになったよね》《つよぽんが完全に慶喜ですごい》との声が上がっている。ファンの歓声を背に、草なぎの快進撃はまだまだ続きそうだ。
2021年02月15日12月30日、草なぎ剛(46)が一般女性との結婚を発表した。各メディアによると、草なぎは所属事務所を通じて「これからも、今までと変わらぬスタンスで仕事を続けていきたいと思っておりますので、皆様にも応援していただけるよう、日々精進してまいります」と報告。続けて、「このような状況下での報告になりましたが、新型コロナウイルス感染拡大の一日も早い終息を願っています」とコメントしたという。19年には一部週刊誌で、都内にある約200坪の土地に住宅を建てることも報じられた草なぎ。舞台や映画出演など多忙を極めていたものの、しっかり愛を育んできたようだ。年末の“駆け込み婚”となったが、同日は愛犬・クルミちゃんの誕生日でもあるという。草なぎにとって、いっそう大切なアニバーサリーになりそうだ。「17年3月に飼い始めたクルミちゃんは、何度かテレビ出演したこともあるんです。日頃から草なぎさんの行動をよく観察しているそうで、台本を読んでいるときなどは大人しくしているとか。クルミちゃんは今年3月に、3匹の子犬を出産。最近はクルミちゃんとレオンくん親子でYouTubeに登場し、ファンを和ませています。草なぎさんは理想の女性に『クルミを好きでいてくれる人』と言うほど、愛犬たちはかけがえのない家族なのです」(芸能関係者)今年9月に公開された映画『ミッドナイトスワン』では、“母”になりたかった主人公としてトランスジェンダー役にも挑んだ草なぎ。同月には本誌に登場し、役づくりについて「クルミちゃんが子どもを授かって育てられたことが僕にとって大きくて」と語っていた。新型コロナウィルスの不安が広がるなか、「家族のつながりが心の支えになっていた」という草なぎは“結婚願望”についてもこう話してくれた。「いい年なんでね、誰か一緒にいてくれたほうが安心するし、両親も心配してると思うから、そろそろ落ち着かなきゃなって思うんだけど。周りの友達を見ても、父になるってステキなことだなとうらやましいし。子どものことを考えたら早く結婚しなきゃ、『運動会で走れるかな?』とか考えるよね(笑)。機会があって、いい家族が持てればなと思います」21年にはNHK大河ドラマ『青天を衝け』の出演や、主演ドラマ『ペペロンチーノ』(NHK BS)の放送も決定している草なぎ。公私ともに順風満帆な彼に、祝福が寄せられている。《つよぽーーーん!結婚おめでとう!!くるみちゃんの誕生日がさらにハッピーな記念日になったのね。 今年一番嬉しいニュースでした》《つよぽん!ご結婚おめでとうございますこんな日が来るなんてビックリだけど、クルちゃんのお誕生日に入籍だなんて、ほんわかしました》《剛くんビックリしたけど おめでとう!クルミちゃんの誕生日に結婚なんて素敵すぎるよ。 末永く幸せになってね》
2020年12月30日お笑いコンビ・キャイ~ンの天野ひろゆきが30日、一般女性との結婚を発表した草なぎ剛をツイッターで祝福した。草なぎはこの日、婚姻届を提出。所属事務所を通じ、「これからも、今までと変わらぬスタンスで仕事を続けていきたいと思っておりますので、皆様にも応援していただけるよう、日々精進してまいります」とコメントを発表した。天野は相方・ウド鈴木と共に撮った思い出のスリーショットをアップし、「うぉー、今つよぽん結婚!」と興奮。「こんな嬉しいサプライズは、なんぼあってもいいですからね」と喜び、「本当におめでとう」とメッセージを送った。天野が投稿した写真は、昨年11月に草なぎが行ったライブイベント「草なぎ剛のはっぴょう会」後の一枚。当時のブログでは会場まで足を運んだことを明かし、「歳をとると、失敗を恐れたり、なるべく恥をかきたくないという気持ちが強くなり、次第に自分で挑戦を諦めたり、限界を決めたりしてしまうものだ」「しかし、つよぽんにはそれがない」「その姿を見ていたら人生を楽しんで生きてるかい?とお尻を叩かれたような気持ちになったりした」と感想をつづっていた。
2020年12月30日元SMAPの草なぎ剛が30日、一般女性と結婚したことを、所属事務所を通じて発表。新しい地図としてともに活動している稲垣吾郎と香取慎吾も祝福のコメントを寄せた。稲垣は「これからも良き仲間として、ファンの皆さまと共に、夢を叶えていきましょう」、香取は「つよポン、おめでとう! びっくりぽん! まだまだこれから、一笑懸命がんばりましょう!」と祝福した。なお、草なぎは「これからも、今までと変わらぬスタンスで仕事を続けていきたいと思っておりますので、皆様にも応援していただけるよう、日々精進してまいります。このような状況下での報告になりましたが、新型コロナウイルス感染拡大の一日も早い終息を願っています」とコメントした。
2020年12月30日元SMAPの草なぎ剛が30日、一般女性と結婚した。同日、所属事務所を通じて発表した。事務所は「新型コロナウイルス感染拡大で、世界中が困難な状況の中でございますが、本日12月30日 草彅剛が入籍の届け出をさせていただきましたことをご報告させていただきます。なお、お相手は一般の方になりますので、取材等につきましてはお控えくださいますよう、何卒よろしくお願い申し上げます」と報告した。草なぎもコメントを寄せ、「これからも、今までと変わらぬスタンスで仕事を続けていきたいと思っておりますので、皆様にも応援していただけるよう、日々精進してまいります」と決意を新たにし、「このような状況下での報告になりましたが、新型コロナウイルス感染拡大の一日も早い終息を願っています」と記した。
2020年12月30日元SMAPメンバーで俳優の草なぎ剛が16日、YouTube公式チャンネル「ユーチューバー 草なぎチャンネル」で、動画「今後演じてみたい役は??役者・草なぎ剛が語ります!」を公開。主演を務めた映画『ミッドナイトスワン』について語ったほか、役者としての思いを打ち明けた。「演じることは好き。特別な思いがある」という草なぎ。役者業について、「元々はグループだったりして、小さいときからステージに放り込まれて、そこで表現するというか。歌ったり踊ったりっていうのが始まりだったから、役者さんじゃないんだよね」としながらも、「そこが自分の武器、良いところだと思う。役者一本でやってる方とは違う感覚がある。それを自分の中で昇華して、何かを表現できればいいなと思ってる」と語った。また、映画『ミッドナイトスワン』ではトランスジェンダーの主人公を演じているが、当初、「これできない。僕は役者じゃないし、こんなの演じられない」と思っていたそう。しかし、「できないって思えば思うほど、やりたいという気持ちになる」と言い、「役者じゃなくても、その役を演じられればいいわけで。表現することにおいては、今までの歌を歌ったり踊ったりとかがすごく必要要素であって。だから全部つながってると思うんですよね」と、SMAP時代の経験が糧になっていることを明かした。難役に挑戦した同作について、「演じきったし、本当に僕は満足してる」と自画自賛した草なぎ。今後やりたい役について聞かれると、「できないと思ってるから、ないんだよね(笑)」としつつ、「役は、この人だったら演じられるんじゃないかなって、神様がくれるものだと思ってて。そのときそのときで、この人にこの役をっていう感じで降ってくるものだと思ってる」「これからも楽しんでいただけるような役に巡り会えるように、努力して頑張っていきたい」と笑顔で話していた。
2020年10月21日タレントの草なぎ剛と俳優のユースケ・サンタマリアが出演する『なぎスケ!』(Amazon Prime Videoにて独占配信中)の番組初となる生配信が、13日20時よりYouTube公式チャンネルと公式Twitterにて行われることが12日、明らかになった。当日は草なぎとユースケのほか、ゲストとして歌手の斉藤和義が登場する。『なぎスケ!』は草なぎとユースケが大人の趣味を増やしていくべく、いろんな企画にチャレンジしていくリアル型バラエティ番組。毎回豪華なゲストを招き、ゲストのハマっている趣味や興味があることを一緒に挑戦しながら、“夢中になれる何か”を求めていく。生配信番組では、草なぎとユースケがドキュメンタリー企画として事前に番組公式Twitterで視聴者から募集したワードを取り入れて作詞を行い、ゲストの斉藤とともに自ら楽器を演奏し作曲をしながら新たなオープニング曲を制作。自由な2人が時間内に曲を完成させられるかが見ものだ。さらに番組では、2人に縁のあるサプライズゲストの登場も!?番組公式Twitterでは、オープニング曲の歌詞に入れてほしいワードを視聴者から募集。草なぎやユースケの目に留まれば、歌詞として採用されるかもしれない。(C)なぎスケ! 製作委員会
2020年10月12日「現場での草なぎさんは、凪沙という人物、そのものでした。まるで憑依しているかのようで、生き様まで背負っている感じがしました」そう語るのは、草なぎ剛(46)がトランスジェンダー役を演じ、絶賛されている映画『ミッドナイトスワン』(全国公開中)に、バレエ講師・片平実花役で出演している真飛聖(43)。本作は、草なぎ演じる凪沙が、育児放棄されて孤独に生きていた一果という少女と出会い、母性が目覚めていく物語。実花は凪沙と一果の夢を後押しする、という重要な役どころだ。「一果がバレリーナになる、という夢に向かっていくということを通して、凪沙と一果の距離がどんどん縮まっていくのが映画の見どころでもありますが、実花としてもとてもうれしかったです」(真飛・以下同)一果役の服部樹咲(14)はこの作品が女優デビュー。その初々しさが演技をよりリアルにした、という。「樹咲ちゃんはバレエが大好きで、お芝居をやりたい!という情熱を持っている女の子。そこが夢を追いかけている一果の姿とピッタリ重なりました」作品を見て、何度も泣いてしまったという真飛。自身の母性や生き方なども考えさせられたようだ。「愛情を傾けられる存在がいることが大切ですよね、今後、結婚したり、家族が持てたらうれしいですが、今の私には愛犬のおもちが命をかけてでも守りたい存在。コロナ禍にあって、今までのようにお仕事をするのは難しいけれど、やらせていただけることの幸せを感じたり、演じることが好きなことを再認識しました。これからはプライベートも仕事も諦めないで生きよう、と心に決めました」「女性自身」2020年10月13日号 掲載
2020年10月05日「現場での草なぎさんは、凪沙という人物、そのものでした。まるで憑依しているかのようで、生き様まで背負っている感じがしました」そう語るのは、草なぎ剛(46)がトランスジェンダー役を演じ、絶賛されている映画『ミッドナイトスワン』(全国公開中)に、バレエ講師・片平実花役で出演している真飛聖(43)。本作は、草なぎ演じる凪沙が、育児放棄されて孤独に生きていた一果という少女と出会い、母性が目覚めていく物語。実花は凪沙と一果の夢を後押しする、という重要な役どころだ。9年前、真飛が宝塚を退団した後、初めて出演したドラマも草なぎ主演のもの。縁を感じる、と語る。「私は看護師長という役柄で、草なぎさんに対して偉そうな態度で演じないといけなかったので内心ドキドキでした。草なぎさんはそんな私にとてもフランクに接してくださったんです。そのドラマチームとは放送終了後も食事に行ったりしていますが、それも草なぎさんが仕切ってくださっています」今回はトランスジェンダーという難しい役に挑んでいる草なぎに、撮影中は集中したいだろうと、話しかけずにいた。「邪魔してはいけない、と黙っていたら、草なぎさんのほうから声をかけてくださって、懐かしい話をして笑ったりしました。集中力がすごい方なので、撮影前でもふだんと同じように会話ができるんですよね。驚きました」「女性自身」2020年10月13日号 掲載
2020年10月05日俳優の草なぎ剛が、映画『ミッドナイトスワン』(9月25日公開)でトランスジェンダー役に初挑戦した。葛藤を抱えながら生きる凪沙は、親から愛を注がれずに育った少女・一果と出会うことによって母性が芽生えていく。“切なくも美しい愛の形”を描いた本作で、草なぎが繊細な演技で見事に凪沙になりきり、新境地を開拓した。草なぎの新たな境地を引き出したのは、『全裸監督』で知られる内田英治監督だ。草なぎの俳優としての魅力や現場での姿について、内田監督にインタビュー。本作が女優デビューとなった一果役の服部樹咲にも、草なぎとの共演の感想を聞いた。内田監督は「草なぎさんは国民的スター。そういう方が、この難しい役は普通やらないと思います。脚本を受け取って『やってみたい』と言っていただけてとてもうれしかったですし、本当にチャレンジャーだなと思います」と草なぎの挑戦に感謝。「チャレンジしていただいたわけですから、報いたいですよね。いい作品にして多くの方に観てもらって、映画で草なぎさんに報いたいと思っています」と語った。現場での草なぎについて尋ねると、「現場に常にいらっしゃる。スタッフが照明を組んだりカメラを組んだり、準備しているときもずっといるんです。空気を得ているんですよね」と笑いながら明かし、「最初は邪魔に感じるんですけど、1週間くらい経つと空気のようになってきて、もちろん見えているけど見えなくなってくるんです」と話した。続けて、「変わったタイプの役者さんだなと。現場そのものに馴染んでいくと同時に、表情や芝居……芝居ではなく同化ですね。そういうタイプの役者さんです」と、草なぎの演技を「同化」と表現。「彼女(服部)が目の前に出てくると、彼女に同化していく。もはや芝居ではない気がします。作る演技を超えている雰囲気がしました」と語った。そして、「演技の最終形は究極のナチュラリズム」だと言い、「草なぎさんは究極のナチュラリストです」と称賛。「イメージ的に言うと、草なぎさんの体をスタッフが通り抜けてしまうような。宮崎駿さんのアニメの世界のような感覚。それくらい面白い体験をさせていただきました」と、これまでに出会ったことのない“同化”していく役作りに驚かされたようだ。一果役の服部も、「草なぎさんと共演しているというより、凪沙と一緒にいるという感覚でした。ずっと凪沙に見えて、すごいなと思いました」と振り返り、草なぎがいかに現場で凪沙として生きていたかということが伝わる。そんな中でも、凪沙から草なぎに戻り、服部と過ごす時間もあったという。服部は「撮影の前半は、一果と凪沙の距離が縮まっていないときだったので、あんまりしゃべらなかったのですが、後半くらいから気遣ってくださって、いろいろ質問をしてくださいました」と明かし、「『好きな食べ物は何?』とか『買い物は誰と行くの?』とか『インドアかアウトドアか?』とか、そういう話をしました」と付け加えた。服部の演技を見て褒めてくれることもあったそう。「バレエのシーンを撮っていたときに近寄ってきてくださって、『バレエよかったよ』と声をかけてくれました」とうれしそうに話した。難役に挑戦し、新境地を開拓した草なぎ。内田監督は「いろいろなドラマや映画に出演してきた草なぎさんという本当にナチュラルな俳優が、演技をしたことのない樹咲ちゃんという女優を目の前にしたときの、2人の変な心地よい演技をぜひ観ていただきたい」と呼びかけている。■服部樹咲2006年7月4日生まれ、愛知県出身。4歳からバレエを始め、「第76回NAMUEバレエコンクール名古屋」第1位、「平成29年・30年ユースアメリカグランプリ」日本ファイナル進出、「NBAジュニアバレエコンクール東京2018」第1位など輝かしい成績をおさめる。演技未経験ながら、本作のオーディションで数百人の中からヒロインの座を射止めた。■内田英治ブラジル・リオデジャネイロ生まれ。週刊プレイボーイ記者を経て、1999年に『教習所物語』(TBS)で脚本家デビュー。『グレイトフルデッド』(2014)は「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭」、「ブリュッセル・ファンタスティック映画祭」(ベルギー)など多くの主要映画祭で評価され、続く『下衆の愛』(2016)はテアトル新宿でスマッシュヒットを記録。「東京国際映画祭」、「ロッテルダム国際映画祭」(オランダ)をはじめ、世界30以上の映画祭にて上映、イギリス、ドイツ、香港、シンガポールなどで配給もされた。近年はNETFLIX『全裸監督』(2019)の脚本・監督を手がけた。(C)2020「MIDNIGHT SWAN」FILM PARTNERS
2020年09月27日●草なぎの演技を絶賛「素晴らしい母性とオーラを放っていた」俳優の草なぎ剛が主演を務める映画『ミッドナイトスワン』(9月25日公開)で、育児放棄とネグレクトに走ってしまった母親を演じた女優の水川あさみ。フジテレビ系ドラマ『37歳で医者になった僕~研修医純情物語~』(2012)以来、芝居では2回目となった草なぎとの共演について話を聞いた。また、本作が女優デビューとなる娘役・服部樹咲との共演の感想を尋ねると、未経験だからこそできる演技に「役者として目指す理想形」を感じたと明かした。『全裸監督』を手掛けた内田英治監督のオリジナル脚本による本作は、トランスジェンダーとして身体と心の葛藤を抱えながら生きる凪沙(草なぎ)と、親から愛を注がれずに育つもバレエダンサーを夢見る少女・一果(服部)の姿を通して、“切なくも美しい愛の形”を描いた物語。若くして一果を産み、水商売で生計を立てながらも日々酒に飲まれ、育児放棄とネグレクトに走ってしまった母親・早織を水川が演じた。水川はまず、出演を決めた理由を「内田監督のオリジナル脚本で、監督自身が撮られるということ。そして、草なぎさんが凪沙を演じるということで、出演を決めました。すごく勇気のいる題材で、草なぎさんが凪沙をどう演じるのだろうと、そこに興味をそそられました」と説明。完成した映像を観て草なぎの演技に圧倒されたそうで、「素晴らしかったです。本当にすごかった」と絶賛した。対峙したシーンでも、草なぎの演技の凄みを感じたという。「一果を取り合うシーンで、凪沙のほうが一果に対する気持ちの純度が高く、私は本当の母親なんですけど、負けるような気がして。剛さんは何とも言えない表情をしていて、本番中に気持ちがもっていかれそうになるような、素晴らしい母性とオーラを放っていました」普段の草なぎとのギャップにも驚いたそうで、「すごかったですね。あのシーンはみんな集中していましたが、剛さんも集中してグッと入っていました」と回顧。ちなみに、草なぎとは現場で段取りの打ち合わせはするも、お互いの役については一切話さなかったという。水川と草なぎは、芝居では『37歳で医者になった僕~研修医純情物語~』以来、2回目の共演。水川は「お互いさまざまなドラマや映画に出演していますが、『37歳で医者になった僕』の現場はみんな仲が良く、チームワークがすごくよかったので、印象に残っています。剛さんがみんなにご飯を作ってくれたり、みんな楽屋に帰らず前室でずっと話していたり。とても思い出深い現場でした」と懐かしそうに話した。約8年ぶりの共演で、草なぎとの“縁”を感じているという水川。「『37歳で医者になった僕』のとき剛さんは37歳で、今私がその歳になって共演しているというのは、不思議だなと思いますし、すごく面白いなと。思い出深い現場から、月日が経って剛さんの当時の年齢に私がなってまた共演できるというのは、なんか縁があるねって剛さんとも話しました。そういう縁のある人っていますよね」と感慨深げに語った。●新人女優に見た“役者の理想形”「もうできないからこそ憧れる」娘・一果役を演じたのは、オーディションで独特な存在感とバレエの才能を見いだされ、本作で芝居に初挑戦した服部樹咲。水川は「彼女は現場で毎日緊張していて、『お芝居をやりたいけどお芝居の正解がわからない』と言っていましたが、彼女はそこにいるだけで一果になれるという存在。彼女自身が一果という感じでした」と語った。そして、「テクニックとかではなく、純粋な彼女のまんまが一果だから、私たちは敵わない。すごいなと思いました」と続け、「そばで見ていても素敵だなと思いましたが、出来上がった作品を観たほうが素敵でした。大きく表情が変わらなくても思いが伝わる演技で、切なかったです」と称賛した。また、「彼女は『映画でお芝居がしたい』と言っていました。バレエもかなりのテクニックがあって上手なのに、バレエではなくお芝居の魅力を感じたというのが面白いなと思いましたし、うれしいなと。才能のある人たちが集まる場所っていいなと思います」とにっこり。「次に出演する作品も観てみたい。どういう風になるのか楽しみですし、はっきりと映画の世界でお芝居していきたいという夢を持っていたので、そこに向かって突き進んでほしいです」と今後の活躍に期待した。水川が目指す女優像を尋ねると、「演じたことがない役にチャレンジしていきたいと思っていますが、最終的に目指すは一果のようなところだと感じました」と答え、「存在するだけで成立するというのは、何も知らないからこそできること。私たちはどういう風に見せないといけないかわかって芝居をしていますが、それがない中で、そこにいるだけで存在する役を演じられる強さはうらやましいと思いました」と説明。「役者として目指す理想形はそこなのかなと。もう絶対にできないからこそ憧れます」と、新人女優との共演によって目指すべき理想が見えたようだ。■水川あさみ1983年7月24日生まれ、大阪府出身。主な出演作は、映画『今度は愛妻家』(10)、『大木家のたのしい旅行新婚地獄篇』(11)、『バイロケーション』(14)、『太陽の坐る場所』(14)、『福福荘の福ちゃん』(14)、『後妻業の女』(16)、『グッドバイ~嘘からはじまる人生喜劇~』(20)、『喜劇 愛妻物語』(20)、ドラマ『東京女子図鑑』(18/Amazonプライム)、『ダブル・ファンタジー』(18/WOWOW)、『スキャンダル専門弁護士QUEEN』(19/フジテレビ)など。公開待機作に、『滑走路』(11月20日公開)がある。(C)2020「MIDNIGHT SWAN」FILM PARTNERS
2020年09月25日●役作りを意識せず「現場で空気を感じて凪沙に」俳優の草なぎ剛が、映画『ミッドナイトスワン』(9月25日公開)でトランスジェンダー役に初挑戦した。出演決定時に「今までで一番大挑戦の役」と語っていた草なぎ。ひと足早く鑑賞した著名人らからその演技に称賛の声が相次いでいるが、草なぎはどのようにしてこの役を演じきったのか。そして、この難役への挑戦によって開かれた新境地とは。本人を直撃した。『全裸監督』を手掛けた内田英治監督のオリジナル脚本による本作は、トランスジェンダーとして身体と心の葛藤を抱えながら生きる凪沙(草なぎ)と、親から愛を注がれずに育つもバレエダンサーを夢見る少女・一果(服部樹咲)の姿を通して、“切なくも美しい愛の形”を描いた物語。一果と出会うことによって“母性”が芽生えていく凪沙を、監督が「同化」と称賛する演技力で草なぎが見事に表現した。挑戦するのに覚悟が必要な役のように感じるが、草なぎは台本も読まずに即決。「『全裸監督』などを見ていたので、その内田監督とお仕事できるのは面白そうだなと思って出演を決めました」と明かし、「役や作品は巡り合わせ。神様がくれているという勝手な思い込みがあり、お話をいただいた仕事は基本的には拒まない」と仕事に対するスタンスを説明した。出演をすぐ決めたという草なぎだが、台本を読んでさらにその思いは強まったという。「すごく感動したんです。果たしてこれはなんの感動なのか、それがわからないのがよくて。母の愛情をうまく受け止められていない一果と、トランスジェンダーとして生きてきた凪沙の心がシンクロする。そういうところに人間らしさを感じて涙が出てきて、映像でも伝えられたらなと思いました」そして、「台本を読んだときに内田監督の世界観が鮮烈に響いてきた。すごく台本に力があったので、無意識のうちに凪沙の背景も感じ取れた」と、台本から凪沙という人物をつかみとった草なぎ。役作りについては「考えてもできるような役ではないので、現場で空気を感じて凪沙になることを意識しました」と説明し、女性としての演技も「歌舞伎の女形の方の動画を見たりしましたが、本当に何も考えてない」という。監督との役についての話し合いもなし。「何にも言われず、テストもなくて。何度もテストをして作りこむといろいろ考えてしまい、きっとこのような形では演じられなかったと思うし、僕としてはすごく楽な形で演じさせてもらいました」と振り返り、「監督と役について話していませんが、日に日にお互いが目指している凪沙をつかめたと思います」と語った。この難役を「考えすぎずに演じた」というところに役者・草なぎ剛の凄みを感じるが、一果の母親・早織(水川あさみ)と対峙するシーンは、さすがに大変さを感じたそう。「一果の本当の母親なので、すごい覚悟をもって僕に向かってくる。その気持ちが痛々しく、ドキッとさせられ、一果に対して本当の母親より私のほうが愛しているという気持ちを持つのは大変でした」と打ち明け、「あそこまであさみちゃんに睨まれると怖かった」と笑いながら付け加えた。●新人・服部樹咲から刺激「僕を0に戻してくれた」凪沙に芽生えた母性がひしひしと伝わってくる草なぎの演技。オーディションで独特な存在感とバレエの才能を見いだされ、本作で芝居に初挑戦した一果役の服部によって、自然と湧き出る母性があったという。「一果を演じた樹咲ちゃんは、今まで演技をしたことがないがゆえに、僕の目の前にいるのは一果そのものだった。監督にいろいろ言われて大変そうだなというのも含めて、すごくいとおしく思えてきて。そういうのがうまく相まって、役を超えて守ってあげたいと思わせてくれた」また、「逆に僕が演技の勉強をさせてもらった」とも言い、「僕は樹咲ちゃんに比べたらいろんな作品に出演していますが、彼女を見て、そういうことではないんだなと。今までやってきたことは関係ないと気づくことができ、いい意味で僕を0に戻してくれました」と感謝した。そして、服部の演技について、「撮影の合間に話しているときは等身大の少女ですが、カメラの前に立つとすごい。一果を演じるために生まれてきたんだなと。アパートにいるときは田舎から出てきた女の子ですが、バレエを踊ると周りの空気を一変させる存在感。本当にすごいなと思いました」と称賛。続けて、「僕もそうだと思いますが、役との巡り合わせに関してスペシャルな奇跡がみんな起きている。自分が出演しているので手前味噌になってしまうかもしれませんが、奇跡が積み重なって計算では生まれないようなことが起きていて、だから僕も何にも考えないで演じることができた」と述べ、「僕も樹咲ちゃんに何か刺激を与えてあげたいと思って一生懸命やったのがよかったと思うし、お互い相乗効果で役を演じきれたのだと思います」と語った。役作りに関して何も考えなかったという草なぎだが、母性を理解しようとする中で、自身の母親のことを考える瞬間はあったという。「熱を出したときに心配してくれたり、『自分はどうなってもいいからこの子を助けたい』という母親の気持ちが初めてわかった」と明かし、「ちょうどそう感じられる歳になったから、この役を演じられたかなと。だから、このタイミングでしかできない役だったと思います」としみじみと話した。●コンプレックスも受容「足りないところも含めて自分」母親の気持ちを理解したことで心境の変化も。「親孝行しないといけないと思いましたし、家族を大切にしたり、身近にいる人に感謝しないといけないなとすごく感じました」と語る。また、「日常の中に転がっている、ごくありふれたことが大切なんだなと。今日も僕は元気でいられて、おいしいものが食べられるし、仕事ができている。それが素晴らしいことなんだと、凪沙の役を通してわかった。母の気持ちに触れたから、大事なものがそこにあるだけでいいじゃないかと、考えがシンプルになったのかもしれません」と打ち明け、「僕の場合は、朝起きて犬の散歩に行けることだったり、そういう幸せが一人ひとりにある。この作品によって、日常の中にある幸せに気づくことができた」と語った。さらに、「コロナ禍だからこそ、より公開する意味のある映画」だと言い、「人との距離感や思いやる気持ちは、今一番必要とされている。身近にいる人に感謝したり、優しい気持ちになれる映画だと思うので、この時期だからこそ見ていただきたい」と力を込める。本作にちなんで、受け入れるのに苦労した“変えられない運命”も聞いてみた。すると、「もう少し身長が高ければ。180センチくらいほしかった」と身長コンプレックスを告白。「(香取)慎吾ちゃんは背が高くて。僕より年下なのに、いつの間にか追い抜かれて」と香取と比べつつ、「40歳すぎて2センチ伸びて172センチなったんですが、180センチにはあと8センチ足りない」と話した。だが、本作によってコンプレックスも受け入れられるように。「自分の足りないところも含めて自分なんだと。そう思うことで次に進めると気づかせてくれた」と言い、「40歳になって2センチ伸びたからそれでよしとしよう! 172センチの自分を受け入れるということです!」と笑顔全開でコメント。「皆さんもそうやって受け入れられるようになってほしい」と大事なメッセージを発信した。出演が決定した際に「今までで一番大挑戦の役なので、ここでまた新しい作品の力やお芝居の力に目覚めることができたら」と語っていた草なぎ。この“大挑戦”をやり遂げ、何か目覚めるものはあったのか。本人にこの質問をぶつけると、「自信になりました。やったことのない難しい役を満足のいく形で演じきれたと実感できたので」と、得られたものは大きかったようだ。そして、「ラジオ体操第2に入ろうかな!」と突然ラジオ体操の動きを披露。そのときはただ笑ってしまったが、これはさらなる難しい挑戦もウェルカムということだったのか。最後に草なぎは、「毎回そうですが、新しい監督に出会う素晴らしさや、新しい役者さんに出会う素晴らしさを改めて感じました」と語り、「人生に似ているところがありますよね。出会いによって自分が変わっていくんだなと。これからもまた素敵な出会いをしていきたい」と今後の出会いに期待。これからも“巡り合わせ”に身を任せ、役者として進化を続けていく。■草なぎ剛1974年7月9日生まれ。91年にCDデビュー以来、数々の名曲を世に送り出し、『NHK紅白歌合戦』に23回出場。17年9月には稲垣吾郎、香取慎吾と「新しい地図」を立ち上げた。主な出演映画は『黄泉がえり』(03)、『日本沈没』(06)、『あなたへ』(12)、『まく子』(19)、『台風家族』(19)など。『僕と彼女と彼女の生きる道』(04)、『任侠ヘルパー』(09)などのドラマや、『バリーターク』(18)、『道』(18)、『アルトゥロ・ウイの興隆』(20)などの舞台作品でも活躍。新しい地図のレギュラー番組『7.2新しい別の窓』(ABEMA 毎月第1日曜15:00~7.2時間生配信)も注目を集めている。(C)2020「MIDNIGHT SWAN」FILM PARTNERS
2020年09月25日東京都内にある高級マンションから現れたのは草なぎ剛(46)と、初老の男性だった。男性は素朴な風貌で、Tシャツを肩のあたりまでまくり上げている。草なぎは自宅マンションから男性を見送るために出てきたようだ。タクシーに乗り込んだ男性に、笑顔で別れの挨拶をする姿は、優しさと親しみにあふれていた。本誌が2人を目撃したのは7月9日、草なぎの46歳の誕生日の夜。また昨年逝去した“芸能界の育ての親”ジャニー喜多川さん(享年87)の命日にもあたる。おそらく草なぎにとっては、もろもろ感慨深い1日だったに違いない。そんな夜に自宅マンションに招き、2人きりで数時間語り合った男性は、いったい何者だったのだろうか?だが取材を始めたものの、家族や親族、さらに交流のある芸能関係者にも該当者は見当たらない……。本誌がその答えにたどり着くまでには、しばしの時間が必要だった。「この男性なら、職人のAさんではないでしょうか?」本誌の撮影した写真を見て、そう語ったのは草なぎと長年仕事をしているテレビ局関係者だった。A氏が経営するのは、知る人ぞ知る名店で、“一見さんお断り”だが、多くの著名人も通っているという。「ぶっきらぼうですが、人情味もある“名物大将”で、味だけではなく、Aさんの人柄を慕うファンも多いのです。タモリさん(75)もそのなかの一人ですから、草なぎさんもお店に連れていってもらったのではないでしょうか」(前出・テレビ局関係者)タモリと草なぎは『笑っていいとも!』(フジテレビ系)で共演して以来、交流を続けており、草なぎは『ブラタモリ』(NHK総合)のナレーションも務めている。なるほど、尊敬するタモリがつないでくれた“友達の輪”とすれば合点もゆく。さらに別の草なぎの古くからの知人は、次のように語った。「草なぎさんとAさんは、タモリさんが所有するヨット上で開催されたイベントで知り合ったと聞いています。すでに交流は20年以上に及ぶそうです。Aさんは60代後半ですから、20歳も年が離れていますが、2人は親友のようです。Aさんは職人かたぎで寡黙ですが、聞き上手。また草なぎさんが有名タレントだからといって特別扱いもしないのです。それが草なぎさんにとって心地よいのでしょうし、芸能界とは関係のない人ですから、プライベートな悩みなども話しやすいのかもしれません」実は草なぎは、いま肉親のことで悩みを抱えているのだ。彼は埼玉県で生まれ育ち、両親は地元で居酒屋を経営している。頻繁に帰省しているわけではないが、両親との関係は良好なようだ。昨年、彼は雑誌のインタビューで両親について、しみじみと語っている。《(帰省しても)別に何を話すってわけじゃないけど、やっぱり『健康のこととかもちゃんとしなよ』とか言うと、向こうも『ちゃんとしなよ』って言ってきたり。あとは何話しているかわかんないね。酔っ払っちゃって(笑)。行くとだいたい泊っていくから》(『JUNON』’19年6月号)草なぎが帰省ごとに健康を気遣っていた実父が体調を崩したのは、今年3月ごろだったという。地元の草なぎ家と交流のある男性は、こう語る。「以前は、草なぎさんのご両親と弟さんがお店に出ていたのですが、お父さんが突然お店を休むようになったのです。体調が優れないそうで、いまは療養中です。その療養期間もすでに半年ほどになります。お店もお母さんと弟さんの2人で切り盛りしなければなりませんし、お父さんの看病もあるでしょうから、ご家族も大変でしょうね……」そこで草なぎの実母(69)にインターホン越しに夫の体調について聞いた。――ご主人が体調を崩されたと伺いましたが?「そうなんです。皆さんにもご心配をおかけしています。でもおかげさまで体調は快方へと向かっていますので……」――草なぎさんもご心配されているでしょうね。「こんな時期ですからなかなか実家に帰ってこられませんが、心配してくれていますし、電話もかけてきてくれています。夫だけではなく、私にも体調をいたわる言葉をかけてくれるんです」実父は9月に69歳の誕生日を迎えた。草なぎの親友・A氏とは同年代、さらに飲食店を経営しているという共通点もある。草なぎにとっても“相談相手”として、ぴったりに思えたに違いない。続いて本誌はA氏にも取材を申しこんだのだが、彼は、「お客さんのことですからね。お話しできることは、何もありません!」、そう答えるだけだった。だが、前出の草なぎの古くからの知人は言う。「Aさんは草なぎさんのご両親とも面識があって、いっしょに食事をすることもあるそうです」故郷の実父が回復し、A氏も交えてのお祝いの食事会が開ける日を、草なぎも待ち望んでいるに違いない。「女性自身」2020年9月29日・10月6日合併号 掲載
2020年09月18日俳優の草なぎ剛(46)の主演映画「ミッドナイトスワン」(内田英治監督、25日公開)の予告お披露目イベントが9月10日、都内で行われた。草なぎ演じる男性として生まれたトランスジェンダーの凪沙が育児放棄された親戚の少女を預かることになり、“疑似母子”の関係を築いていく切ない愛の物語。各スポーツ紙によるとお披露目されたWEB用の予告編は、世界最長となる925秒(15分25秒)。草なぎも「そんなに見せちゃっていいのかな!?思い切りましたね。今の時代、思い切っていかないとダメですよね」と驚いた様子だったという。そんな心配とは裏腹に、前評判は上々だ。今月6日には草なぎ、稲垣吾郎(46)、香取慎吾(43)のABEMAレギュラー番組「7.2新しい別の窓#30」が放送。映画を見たという香取は「本当に素晴らしかったですよ。僕はちょっとやばかったです。今も思い出すと涙が……。僕はお芝居を辞めようと思いました。作品全体もそうですし、草なぎ剛という俳優も昔から好きなんですけど、素晴らしすぎて……」と大絶賛。香取の発言に対して稲垣は「なかなかそこまでの感想言ったことないよね?」と驚き、草なぎは「ずっと近くにいた慎吾がそう言ってくれると、すごく説得力あるし、うれしい」とほほ笑んだ。また大手映画サイト「Yahoo!映画」や「映画.com」のレビュー採点は5点満点だが、ネットユーザーたちはそろって絶賛。大半が満点の評価を付け、以下のようなコメントが書き込まれている。《映画を見ている感は無くその世界の中に引き込まれました》《一度映画館に行って自身の五感で全てを感じてください》《間違いなく傑作です。必見》草なぎにとって、新たな代表作の誕生となるのだろうか。
2020年09月11日俳優の竹内涼真(27)が8月31日に自身のツイッターを更新。元SMAPで俳優の草なぎ剛(46)がトランスジェンダーの男性ダンサー役を演じる映画「ミッドナイトスワン」(内田英治監督、25日公開)について絶賛した。竹内は公開に先立って同作を鑑賞したようで《こんな気持ちになったのは久々です自分でも上手く説明がつかない気持ちですがとにかく素敵な映画です》と感想。さらに《俳優とはこうあるべきなのかなぁと考えさせられました。映画に出てくる登場人物が本気で人生と闘っている姿がまるでドキュメンタリーを観てる様で。僕の中で間違いなく邦画No.1です》と手放しで絶賛した。この投稿に対し、草なぎは《嬉しいです。ありがとう!》と感激の心境をつづり返礼している。「昨年にNetflixで配信され話題になったドラマ『全裸監督』など、話題作を手掛けた内田監督が脚本も担当。草なぎさん演じるショーパブのダンサーと、育児放棄にあった少女の“絆と愛”が描かれています。表現にいっさいの妥協がなく、『よく、ここまでやった』というほどリアリティーあふれる描かれ方が特徴的。少女役はオーディションで選んだ新人の服部樹咲さんが演じており、彼女も豊かな表現力で泣かせてくれます」(映画ライター)正式な公開日に先駆け、10日の午後6時より全国のTOHOシネマズ64館で先行上映されることが決定している。「公開後はネット上で話題になるでしょうし、草なぎさんにとっての“初タイトル”獲得にも注目が集まっています。というのも草なぎさんはSMAP時代から数々の賞を受賞してきましたが、『日本アカデミー賞』などにはまだ縁がないのです。今作はこれまでの俳優人生を注ぎ込んだと思われる力作。映画業界や関係者、批評家も目を留めることになるでしょう」(芸能記者)フォロワーが190万人を超える竹内のツィートによる“宣伝効果”絶大だったはず。俳優・草なぎ剛としての代表作になるのだろうか。
2020年09月01日《慶喜役は、僕の人生にとっても大きな役になると思います。全力をもって挑みたいと思っています》と意気込んだ草なぎ剛(46)。7月10日、’21年のNHK大河ドラマ『青天を衝け』への出演が発表。同作は吉沢亮(26)主演で、幕末から明治を舞台に“日本資本主義の父”と称される渋沢栄一を描く。「草なぎさんが演じるのは、主人公の渋沢を重用する、江戸幕府最後の将軍・徳川慶喜。大河ドラマは盟友・香取慎吾さん主演の『新選組!』(’04年)に1回友情出演して以来、実に17年ぶり。しかも本作は、渋沢と慶喜の2人の人生が並行して展開していくことも明らかになりました。草なぎさんの役どころは“準主役級”と言ってよさそうです」(スポーツ紙記者)草なぎが意気込むのも無理はない。大河ドラマどころか、地上波の連続ドラマ出演自体が、ジャニーズ事務所在籍中の’17年に主演した『嘘の戦争』(フジテレビ系)以来、約4年ぶりのことなのだ。「’17年9月の退所以降も映画や舞台の主演は数々務めています。役者としての評価は高く、彼を起用したい制作陣はテレビ界にもたくさんいる。“本格復帰”と言っていいのでは」(テレビ局関係者)発表前日の7月9日は、草なぎの46歳の誕生日。“地上波俳優復帰”は何よりのプレゼントとなったことだろう――。実は誕生日当日、草なぎの姿を本誌は目撃している。雨がそぼ降る夕方、草なぎは都内の自宅マンションに愛車で帰ってきたところだった。愛犬のフレンチブルドッグ・クルミちゃんと、子犬1匹が同乗していた。「以前からクルミちゃんの子供が欲しいと熱望していた草なぎさんですが、昨年末に“お見合い”に挑戦。3月末、無事3匹出産したそうです。『さすがに4匹買うのは大変』と、2匹は人に譲り、残った1匹をレオンくんと名付けてかわいがっていますよ」(芸能関係者)誕生日の夜は“新しい家族”と自宅で穏やかに過ごしたのだろうか。大河ドラマの撮影に向けて“役者モード”に入っているのでは、と前出の芸能関係者は続ける。「草なぎさんは、“いちばんの役作りは早く寝ること”と話していたこともあるほど体調管理に気を配っています。睡眠をきちんと取って自律神経を整えないと滑舌がよくならないとも話していました」ちなみに草なぎの誕生日は、芸能界の恩人であるジャニー喜多川さん(享年87)の命日と同じ日だ。「『ジャニーさんの教えを胸に抱いてエンタテインメントの世界を歩んでいきたい』と舞台挨拶で涙ぐむ姿を見せるなど、思い入れは強いです」(前出・芸能関係者)誕生日に恩人の命日。そして控える大役という節目が重なって気持ちを新たにしたことだろう。役者・草なぎの本領発揮が期待される。「女性自身」2020年7月28日・8月4日合併号 掲載
2020年07月22日草なぎ剛がトランスジェンダーの女性役に挑んだ『ミッドナイトスワン』から、映画の世界観と物語がうかがえるポスタービジュアルとさらなる場面写真が解禁された。本作は、トランスジェンダーの凪沙(草なぎさん)と、親のネグレクトが原因で親戚である凪沙のもとに預けられた中学二年生の少女・一果(服部樹咲)の間に芽生える、かけがえのない愛の物語。少女との出会い、自らの“性”との葛藤、“母性”の自覚していく軌跡を描いたストーリーとなっている。新写真では、自身が働くショーパブの薄暗い楽屋でメイクを施す凪沙の、瑞々しくも少し寂しげな表情や、バレリーナを夢見る一果の、儚げな光に包まれ、いまにも羽ばたき出しそうな希望溢れる場面が切り取られている。また、2人の日常や関係が深まっていく様子をとらえたカットも。さらに、一果の母親役の水川あさみ、凪沙が働くショーパブ「スイートピー」ママ役の田口トモロヲ、バレエ講師役の真飛聖など共演者たちを含んだ新たな場面写真にも注目だ。『ミッドナイトスワン』は9月25日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ミッドナイトスワン 2020年秋、公開予定©2020「MIDNIGHT SWAN」FILM PARTNERS
2020年07月17日草なぎ剛の主演映画『ミッドナイトスワン』の9月25日公開決定を記念して、2019年、日本映画界に新風を巻き込み、高い評価を得た草なぎさん、稲垣吾郎、香取慎吾の主演3作品をTOHOシネマズ60館で限定上映することが決定した。「新しい地図」の3人の主演3作品が同時公開されるのは今回が初めて。稲垣さん主演『半世界』は阪本順治監督・脚本、第31回東京国際映画祭コンペティション部門に正式出品され観客賞に選ばれた後、劇場公開されると各映画賞でも注目を集めた。草なぎさんが中村倫也と兄弟役を演じた市井昌秀監督『台風家族』は、公開延期を経て劇場公開が実現。また、白石和彌監督の『凪待ち』は主演・香取さんの新境地として話題を呼んだ。『ミッドナイトスワン』公開記念“1週間限定映画祭”『半世界』『凪待ち』『台風家族』はTOHOシネマズ日比谷ほか全国60のTOHOシネマズにて7月17日(金)~23日(木・祝)1週間限定公開。『ミッドナイトスワン』は9月25日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:凪待ち 2019年6月28日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開©2018「凪待ち」FILM PARTNERS半世界 2019年2月15日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開Ⓒ2018「半世界」FILM PARTNERS台風家族 2019年9月6日より3週間限定公開©2019「台風家族」フィルムパートナーズミッドナイトスワン 2020年秋、公開予定©2020「MIDNIGHT SWAN」FILM PARTNERS
2020年07月08日草なぎ剛主演『ミッドナイトスワン』の9月25日公開決定を記念し、稲垣吾郎主演『半世界』(阪本順治監督)、草なぎ主演『台風家族』(市井昌秀監督)、香取慎吾主演『凪待ち』(白石和彌監督)を一挙上映する「1週間限定映画祭」が7月17日~23日に開催されることが8日、明らかになった。「1週間限定映画祭」は、日比谷ほか全国60のTOHOシネマズにて開催する。上映時間は各劇場の上映スケジュールを要確認。1作品の料金は一般・シニア1100円、学生以下500円。1本で1100円(500円)、2本で2200円(1000円)、3本で3300円(1500円)となる。チケット販売は、劇場窓口では2日前の劇場オープン時より。インターネット販売は、2日前0時より(シネマイレージ会員は3日前21時より)。■公開劇場一覧日比谷、錦糸町、西新井、南大沢、府中、おいらせ下田、秋田、仙台、甲府、上田、ひたちなか、水戸内原、宇都宮、ららぽーと富士見、ららぽーと船橋、市川コルトンプラザ、八千代緑が丘、流山おおたかの森、柏、市原、海老名、小田原、ららぽーと横浜、上大岡、川崎、浜松、サンストリート浜北、ららぽーと磐田、名古屋ベイシティ、赤池、東浦、木曽川、津島、高岡、ファボーレ富山、岐阜、モレラ岐阜、二条、梅田、なんば、泉北、鳳、くずはモール、伊丹、西宮OS、橿原、岡南、緑井、高知、新居浜、福津、直方、長崎、光の森、宇城、はません、熊本サクラマチ、大分わさだ、アミュプラザおおいた、与次郎
2020年07月08日草なぎ剛主演、『下衆の愛』『獣道』などの内田英治監督による『ミッドナイトスワン』からティザービジュアルと新たな場面写真が解禁、また、公開日が9月25日(金)に決定した。今回、ティザービジュアルで解禁となった写真には、薄暗い楽屋の中で、きらびやかな衣装たちを背景に一人うつむき何かを思うような凪沙(草なぎさん)の姿が。ふさぎがちな瞳の奥に、孤独で儚げながらも彼女の優しさがうかがえるようなビジュアルだ。同時に解禁となった場面写真は、親鳥が生まれたばかりの雛に優しく寄り添うかのように、凪沙が大切にしていた白鳥の羽飾りを育児放棄に遭っていた少女・一果(服部樹咲)に授けるシーンとなっている。また、劇場版公開に先立ち、企画、脚本の内田監督により同名小説が発売されることも決定。劇場版だけでは知ることのできない、登場人物たちの知られざる物語やバックグラウンドが描かれるという。初めて小説を上梓した内田監督は、「映画の公開に先立ち、小説『ミッドナイトスワン』を書かせていただきました。小説の原稿を書くことは脚本執筆とまったく異なり、試行錯誤の連続でしたが、本当に書いてよかったと思っています」とコメント。「とくに映画では描かれていない、凪沙の恋の話や、一果に対する心の声、さらには一果がなぜバレエに夢を抱くようになったのかなど、新エピソードを交えております。映画の前でも、後でも、ぜひ読んでください」と思いを語っている。草なぎさんにとって「凪沙という役は、僕にとって、自分の人生を踏まえてこそ、いちばん力を発揮できる役かもしれない」(「文春WOMAN」インタビューより)と語るほどの本作に、ますますます期待が高まる。『ミッドナイトスワン』は9月25日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開。小説『ミッドナイトスワン』は7月8日(水)文春文庫より発売。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ミッドナイトスワン 2020年秋、公開予定©2020「MIDNIGHT SWAN」FILM PARTNERS
2020年07月08日俳優の草なぎ剛とユースケ・サンタマリア、6月末でテレビ朝日を退社してフリーとなった大熊英司アナウンサーが1日、お笑い芸人・江頭2:50の公式YouTubeチャンネル「エガちゃんねる」に登場した。「草なぎ&ユースケ&シークレットゲストの3人が江頭の誕生日を祝福!」と題して公開された動画で、江頭の誕生日を祝うべく大熊アナは、全身黒タイツの番組制作クルー「ブリーフ団」の一員に扮し、ケーキをもってサプライズ登場した。2018年3月で放送終了となったテレビ朝日系バラエティ番組『「ぷっ」すま』で共演していた江頭と大熊アナ。覆面を外した大熊アナが「どうもお久しぶりです」とあいさつし、「昨日いっぱいでテレビ朝日を退社しまして、今日からフリーなので、最初の仕事が『エガちゃんねる』です」と言うと、江頭は「大熊さん! 久しぶりじゃん!」と喜んだ。江頭が「何で辞めたんだよ?」と尋ねると、大熊アナは「定年まであと3年で、新しいことをちょっと早めにスタートさせたほうが良いかなと。早期退職をしました。『フリーになったらどんな仕事でも必ず受けなさい』と言われたので、最初に来たこの仕事から受けることにしました」と出演理由を明かした。動画では、『「ぷっ」すま』のメインMCだった草なぎとユースケが、ビデオメッセージで登場する場面も。ユースケは「なんか距離は離れてるけど、昔のメンツが1つの画面の中にいるのは感慨深いな」とコメント。続けて、大熊アナに対して「ずっとテレ朝にいて給与をもらって暮らしていくほうが安定していると思うけど、それを選ばなかった大熊さん、あんた男やで! 俺、そういう人好きよ」とエールを送った。また草なぎは「(江頭から)酔っぱらってすげー電話かかってくる」とも。ユースケも「俺も、江頭さん変な時間に電話が来るのよ。正常な状態の時に電話してくるぶんには良いんだけど、変な状態の時に電話してくるんだよね(笑)」とクレームを入れた。動画のコメント欄では、「ぷっすまは永遠ですね」「この4人の共演はヤバい」「学生時代に毎週ぷっすまを見てた世代なので、この4ショットは感慨深いです」などといった声があがっている。
2020年07月04日俳優の草なぎ剛がトランスジェンダー役で主演を務める映画『ミッドナイトスワン』(今秋公開予定)の追加キャストが30日、明らかになった。草なぎ演じる凪沙と一緒に暮らし“疑似母子”となる遠い親戚の娘・一果役は、オーディションでその独特な存在感とバレエの才能を見いだされ、本作が女優デビューとなる新人の服部樹咲が演じる。また、水川あさみ、田口トモロヲ、真飛聖らの出演も発表された。本作は、トランスジェンダーとして日々身体と心の葛藤を抱え新宿を舞台に生きる凪沙(草なぎ)と、親から愛を注がれず生きるもバレエダンサーを夢見る少女・一果(服部)の姿を通して“切なくも美しい現代の愛の形”を描くラブストーリー。『全裸監督』『獣道』『下衆の愛』などの内田英治監督によるオリジナル脚本作品だ。母親からネグレクトを受け、遠い親戚である凪沙の元にやってくる一果役を演じる新人の服部樹咲のほか、バレエに憧れる一果の類い希な才能を見いだし、愛情をもって育てようとするバレエ講師・実花役を真飛聖、若くして一果を産み、水商売で生計を立てながらも日々酒に飲まれ育児放棄とネグレクトに走ってしまった母親・早織役を水川あさみ、凪沙が日々働くショーパブ「スイートピー」の洋子ママ役を田口トモロヲが演じる。さらに、凪沙と共に働く「スイートピー」の面々には、田中俊介、吉村界人と、注目の若手演技派俳優の2人が瑞々しくもトランスジェンダーとして様々な悩みを抱える難しい役どころを演じる。また、真田怜臣は役者としてだけでなく内田監督の実際の脚本執筆時にトランスジェンダーという立場から実体験を元にアドバイスをしている。そして、一果の同級生であり同じ教室のライバルでもあるりん役に上野鈴華、りんをバレエのプロダンサーとして育てる事に必死な母親を佐藤江梨子、父親を平山祐介、さらに、トランジェンダーとして生きる凪沙を素直に受け止める事が出来ない凪沙の母を根岸季衣が演じる。草なぎ剛、服部樹咲、水川あさみ、田口トモロヲ、真飛聖のコメントは以下の通り。■草なぎ剛初めてトランスジェンダーの役を演じるという難しさもありましたが、魅力的な皆さんと共演させていただいたおかげで演技に集中し最後まで走りきることができました。キャストの皆さんと共にしたこの貴重な時間の全てが、ご覧になる方にも伝わると思いますので、楽しみにしていてください。■服部樹咲お芝居をするのは初めてで、撮影の前は、緊張して眠れませんでした。台本を見るのも初めての経験で、最初は戸惑いましたが、昔からバレエの舞台で人前に出る事には慣れていたので、実際の撮影の現場は、そこまで緊張せず、すっと一果の役に入る事が出来ました。草なぎさんは、待ち時間から驚くほど凪沙という役に入られていて、大変刺激を受けました。「強くならんといけん」という草なぎさんの台詞から、一果が変わっていくのですが、とても大切なシーンとなりました。生きてきた中で、ネグレクトや、トランスジェンダーなど、自分にとって身近なものではなかったのですが、この映画の一果という役柄を通じて学べました。何かしら印象に残って、考えさせられる映画だと思うので一人でも多くの方に観て頂けたらと思います。■水川あさみ草なぎさんが凪沙という人物をどう演じるのだろうということが凄く気になったのがきっかけで、この映画に参加したいと思いました。実際、現場に入ると、凪沙の溢れる母性と抜群の存在感にグっと心を持ってかれそうになりました。この脚本を読んで、人それぞれに自分が背負うべき人生というものがあり、どう受け入れて生きていくのか、どういう風に変わりたいと思うのか、何が正解かわからないですが、自分の人生というものは、苦しくても辛くても楽しくても、素晴らしいものだと思いました。受け入れて前進していく力を感じて欲しいです。■田口トモロヲ切ない気持ちを抱く物語です。草なぎさんとは、初めての共演ですが、現場に入った時には既に凪沙になられていて、とても集中されていたのが印象的です。このような題材が日本でも作られるようになったと時代を感じて欲しいですし、感じています。マイノリティの話ですが、時代を超えた普遍性が描かれており、人間の感情や愛情を感じて頂けたらと思います。■真飛聖昔から草なぎさんのお芝居が好きで、想像するだけで切ないその物語に、自分が実花として存在できるのが、幸せな時間になるだろうと思いました。凪沙が抱える問題――苦しみながらも女性になりたい、女性として生きていきたいという願いは、今の時代だからこそ、受け入れられるのかもしれません。一果と出会い共同生活が始まったことで生まれた、お互いの心の揺れや、距離の縮まり方が、見ていてはがゆかったです。繊細に描かれた美しい世界観の中で、凪沙と一果のすべてを受け止めてあげたくなりましたし、いろんな人物に感情移入して、心が忙しかったです。生きていく中で何かに悩んでいたら、ダメじゃないよ、いいんんだよ、と、この作品を通じて感じて頂けたら嬉しいです。(C)2020「MIDNIGHT SWAN」FILM PARTNERS
2020年05月30日草なぎ剛がトランスジェンダーの女性を演じる、内田英治監督によるオリジナル作品『ミッドナイトスワン』が2020年秋に公開予定。この度、新スチールが解禁された。本作は、トランスジェンダーの凪沙(なぎさ)と、親から愛を注がれることなく生きてきた少女・一果(いちか)の姿を通して“現代の愛の形”を描く“ラブストーリー”。“凪沙”は故郷の広島を離れ、東京・新宿を舞台に生きている。あるきっかけで親戚から預かった1人の少女と暮らすことに。母から愛を注がれずに生きてきた一果と出会ったことにより、孤独の中で生きてきた凪沙の心にいままでにない感情が芽生えていく。新宿を舞台に生きる主人公・凪沙(草なぎさん)は今夜もメイクをほどこし、ステージ衣装に腕を通す。今回解禁となるスチールは、凪沙が働く店の煌びやかな舞台裏と、ハイヒールブーツにロングコートを羽織った凪沙の普段着の姿をとらえている。『ミッドナイトスワン』は秋、公開予定。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ミッドナイトスワン 2020年秋、公開予定
2020年05月11日俳優の草なぎ剛が主演を務める映画『ミッドナイトスワン』(今秋公開予定)の新スチール写真が10日、公開された。本作は、『全裸監督』『獣道』『下衆の愛』などの内田英治監督によるオリジナル作品。草なぎ演じるトランスジェンダーの凪沙(なぎさ)と、親から愛を注がれることなく生きてきた少女・一果(いちか)の姿を通して“切なくも美しい現代の愛の形”を描くラブストーリー。故郷の広島を離れ東京・新宿を舞台に生きている凪沙は、あるきっかけで育児放棄にあっていた親戚の娘・一果と暮らすことに。母から愛を注がれずに生きてきた一果と出会ったことにより孤独の中で生きてきた凪沙の心に今までにない感情が芽生える。1人で生きてきた少女との出会い、自らの“性”の葛藤、実感した事のなかった“母性”の自覚を描く。新宿を舞台に生きる草なぎ演じる主人公・凪沙は、メイクをほどこし、ステージ衣装に腕を通す。このたび、凪沙が働く店の煌びやかな舞台裏の様子と、ハイヒールブーツにロングコートを羽織った凪沙の普段着の姿が公開された。
2020年05月11日「博多華丸・大吉」とNHKアナウンサー・近江友里恵が司会を担当するNHKの朝の情報番組「あさイチ」の5月1日放送回は、YouTuberとしても活躍する草なぎ剛がメッセージ出演。“STAY HOME”中の大掃除で発見したあるモノが視聴者をざわつかせている。近江アナがスタジオで、華丸さん、大吉さんはサテライトで出演。草なぎさんが昨年末にゲスト出演した際の映像と動画コメントを組み合わせつつ番組は進行。「本当は舞台公演があったんですが、自宅でSTAY HOMEしております」と自宅から動画でコメントを寄せてくれた草なぎさん。草なぎさんによると自宅を大掃除をしていた際「グッチ(GUCCI)」の部屋履きを見つけたといい、「今朝見つけた」とグッチのローファーを画面に映し出して興奮気味にコメント。その様子に「へ……部屋ばき……???」「GUCCIの部屋ばきなん草なぎくん」「家を掃除したらグッチの靴出てくる草なぎさん…」など驚きの声が続々。デニム集めやギターなど多趣味な草なぎさんだけに「草なぎハウスは色んなお宝が隠れていそう」という声も。また自宅でも30分は運動を欠かさないという草なぎさん。「TVを見ながら脇を上げて動かすだけで血流がよくなる」と、ソファに座りながらできる簡単な運動を紹介。YouTubeで「健康つよぽん」と題し自宅でできる簡単なトレーニングを紹介している草なぎさんが動画を撮影する様子も紹介。「このね、ゆる~さがいい」「ユーチューバー草なぎの裏側が見れるなんて」「つよぽんユーチューバー向いてるわー好き」「あさいちで草なぎくん。NHKがこんな時に元気をくれる」などの感想もSNSに投稿されている。(笠緒)
2020年05月01日元SMAPの稲垣吾郎、草なぎ剛、香取慎吾が1日、AbemaTV『7.2新しい別の窓』(毎月第1日曜17:00~7.2時間生配信)に生出演。総勢30人以上の男性アイドルとローラースケート対決を行った。参加したアイドルグループは、若手俳優集団・恵比寿学園男子部、通称「EBiDAN」のOSAKA研究生から選抜された7人組ダンス&ボーカルグループ・AMEZARI -RED STARS-をはじめ、昨年つんく♂提供曲でメジャーデビューを果たした5人組グループ・CUBERS、宮城発、4月より早朝常設劇場をスタートするボーイズエンタテインメントグループ・TEAM ZENRYOKU、東海エリア出身・在住のメンバーで構成されたエンターテイメント集団・BOYS AND MEN、BOYS AND MENの弟分・祭nine.の5組。「ななにーアイドル男祭り」と題して、ローラースケートを履いてさまざまな勝負を繰り広げた。最初の競技「ローラースケート椅子取りゲーム」では、稲垣は「これってぶつかり合ったりしますよね?」と不安そうな表情を見せ、草なぎは「アイドルは不可能を可能にする生き物なんでね。ウィナーになりますよ」と力強く宣言し、会場を盛り上げた。しかし、いざ対決が始まると一度は成功したものの、稲垣、草なぎとも早々に敗退。力強く宣言していた草なぎは、「奇跡は起きなかったよ…」と悔しそうな表情を見せた。そして、稲垣、草なぎ、香取に5組のアイドルが質問するコーナーでは、TEAM ZENRYOKUの鈴木悠介が“遅刻対策”について質問。草なぎは「僕らが皆さんの年齢の時は寝てなかったですよ。もちろん寝たほうがいんですけど、いろいろ活動をしたいじゃないですか。アイドルは眠さに負けちゃいけないですよね」とアドバイスし、香取から「ただ遊んでただけだよね?」とツッコまれると、「いろいろゲームとか妄想ごっことか、ミニコントとかやらなきゃいけなくて」と、睡眠時間を削って香取と2人で遊んでいたことを白状し、会場の笑いを誘った。(C)AbemaTV
2020年03月03日新しい地図の香取慎吾(43)と草なぎ剛(45)によるTwitter上でのやり取りが話題を呼んでいる。2人は、SMAP時代からファンの間で“しんつよ”と呼ばれ、その絆が深いことで知られている。2月17日の夕方、草なぎが先に自身のTwitterを更新し、先日、アカデミー賞で作品賞を含む4冠を達成した映画『パラサイト』を鑑賞してきたことを報告。「パラサイト。見ました。ひと時も退屈なし。役者さん達。素晴らしいです」と感想をツイートした。その約3時間後、今度は香取が自身のTwitterを更新。草なぎのツイートを引用し、「一緒に観に行こうって言ってたのに」とポツリ。どうやら先を越されてしまったようで、涙する絵文字を使って寂しさを表した。しかし、ファンからは《結局、一緒に行きたかったんかーーい!》《あれ?でも慎吾ちゃん断ってなかったっけ?ww》とツッコミが。というのも、同月16日に放送された2人がパーソナリティを務めるラジオ番組『ShinTsuyo POWER SPLASH』で、草なぎから「一緒に行こうよ」と誘われた時、香取は「え~…時間を合わせて?一人で行くよ~」と断っていたのだ。拗ねる香取に対し、《恋人かって感じの文面可愛すぎっ》《慎吾ちゃんのツンデレ愛はつよぽんには届きにくい》《素直じゃないんだから(笑)》《先に1人で行くのがつよぽんらしい》と言ったコメントが寄せられている。
2020年02月18日俳優・草なぎ剛(46)の主演舞台「家族のはなし PART1」が再演されると、1月21日に発表された。初演時に本誌で、同舞台への意気込みを語っていた草なぎ。再びの上演に、期待が高まっている。昨年5月に上演された「家族のはなし PART1」。草なぎは1話目である夫婦の飼い犬を、そして2話目で広告会社プランナーの夫役を演じる。新しい地図の公式サイトによると、4月から東京で再演されることが決定。初演時に草なぎの妻を演じた女優・小西真奈美(41)は続投で、新キャストとしてラーメンズの片桐仁(46)の出演が決定したという。ネットでは、その再演を喜ぶ声が上がっている。《家族のはなし 片桐仁さんが入ってまた少し内容が変更なるのかな?すごく素敵なほっこりする内容だったし久しぶりに 優しい役の つよぽんも良かったな》《京都で観たとき本当にあったかくてせつなくてべちょべちょに泣いたんだ、、大好きぜったいまた観る》昨年4月、本誌で草なぎは同作について語っていた。1話目の犬役に挑戦するため、おなじみの愛犬・クルミちゃんを参考にしたという草なぎ。異色の役どころだが、役者としてのターニングポイントと考えていたようだ。「セリフ、あまり覚えなくていいからいいよね(笑)。今回はたたずまいに重きを置いています。ただそこにいるだけでシーンが成立するような俳優になりたいと常々思ってきたけど、これはその第一歩になるんじゃないかな」また小西との共演は、つかこうへいさん(享年62)が演出を務めた00年の舞台「蒲田行進曲」以来、約19年ぶりのことだった。草なぎは「つかさんが僕の芝居の扉を開いてくれた瞬間、真奈美ちゃんが隣にいてくれた。今、あのときのことを思い出すと、涙があふれてくるんですよ」と明かし、「20年前、一緒に築き上げた空気感や間があってこその、2人にしかできない、芝居を超えた芝居ができる予感がしています」と再びのタッグを喜んでいた。草なぎにとっても思い入れの強い舞台「家族のはなし PART1」。約1年ぶりのカムバックに、その喜びもひとしおだろう。
2020年01月21日草なぎ剛が主演を務める舞台『アルトゥロ・ウイの興隆』が1月11日からKAAT神奈川劇場大ホールにて開幕した。本作は、ドイツ演劇の巨匠ベルトルト・ブレヒトの作品で、ヒトラーが独裁者として上り詰めていく過程をシカゴのギャングの世界に置き換えて描いている。初日を前に取材に応じた草なぎは、直前まで調整が続いていることを明かし、「最後までたどり着けるかどうか…膨大なセリフの量で正直まだ覚えきれていない…」などと不安な心境を覗かせながらも、「見どころは本当にすべてだと思います。ちゃんと出来たら、すごくエンターテイメント性の高い、いい作品になるのではないか。みんなで毎日毎日頑張ってきたので、僕らにしか出来ない『アルトゥロ・ウイの興隆』が届けられると思います」と決意を語った。演出を務めるのは、草なぎと2018年に『バリーターク』でタッグを組んだ、白井晃。草なぎについて、白井は「私が色々とお願いすることに対して、正面からぶつかっていただいていて、どんどん『アルトゥロ・ウイ』というギャング団のボスになりきっていただいている。剛さんは、人の気持ちを引き寄せるチャーミングな面をお持ちなので、役どころにもあっている。チャーミングだけれど、最後には怖くて恐ろしい剛さんを見られると思います」と全幅の信頼を寄せていた。劇中の音楽は、キング・オブ・ソウルと呼ばれるジェームス・ブラウンの楽曲を中心に構成され、ファンクバンドのオーサカ=モノレールが生演奏する。白井は「ヒトラーが人々の気持ちを盛り上げるために、ワーグナーの曲を利用したように、今回はジェームス・ブラウンの楽曲を盛り込んだ。それと一緒に(草なぎが)歌い、踊り狂う姿がまた見どころ」と話している。上演時間は約3時間5分(途中休憩あり)。作品ではヒトラーの政権掌握からオーストリア併合までの史実を扱い、合間で字幕による説明も入るが、あくまで設定はシカゴのギャング団の話。華やかなショーでありつつ、それでいて重厚な芝居も見せつけられる。1幕から最後に幕が閉じるその瞬間まで続く、熱狂、狂気、不思議な高揚感、そしてそれを止められない恐怖の感覚。主演の草なぎの白熱した演技はもちろん、共演する古谷一行、神保悟志、渡部豪太、松尾諭、小林勝也など、個性豊かな俳優たちの芝居もいい。草なぎは「白井さんとまた私、草なぎ剛がタッグを組んで、今までにないにないような草なぎ剛が見られると思います。白井さんの演出もまた新しく斬新でとても痺れる感じになっていますので、ぜひとも皆さんよろしくお願いします」とコメントしている。公演は2月2日まで。取材・文・撮影:五月女菜穂
2020年01月14日