今年だけでも出演作が6本。いま最も活躍する実力派俳優の一人、高良健吾。高良さんの言葉からは“演技しない演技派”とも言える、自然体で役へ真っ直ぐ向きあう姿勢が浮かび上がります。――ストーリーに関して、どのような印象を持たれましたか?「最初、本当に大まかな物語の流れだけを聞いたときは『何だかケータイ小説みたいだなあ…』と思いました。でも、その後台本を読んだら僕の印象とは全然違い、『とてもいい話だな』と思えましたね」。――太郎は共感する役でしたか?「共感できる部分は多かったですね。育ってきた環境が僕自身と似ていましたから。僕も転勤族の家庭だったので、転校だらけで引きこもりになる気持ちがよく理解できたんです。引きこもる時間の長さは太郎と違いますが、引きこもりになりそうなこともありましたし、気持ちは分かります」。――演じやすい役ではありましたか?「そこが複雑なところで、共感できるからと言って演じやすいわけではないんです。今回の場合は、現場に入る前にいろいろと難しく考えてしまうことがありました。それは主演という立場に向き合ったり、台本を字だけで捉えた段階での問題なんですけど。台本の台詞を追ったとき、『ん?この台詞はちゃんと言えるかな?』って。でも、いったん現場に入ってしまえばやることはいつもと変わらなかったですし、自分の前に(妹役の)谷村美月ちゃんや(両親役の)宮崎美子さんや大杉漣さんがいれば役者さんの反応等で、違和感なく言えてしまう台詞もたくさんありました。『やっぱり現場だよなあ』と思いましたね」。――「ん?」と思った台詞とは?「(太郎が)格好つけて言っている台詞が結構あるので。でも、『ここはいいシーンになりそうだな』とか、『ここはポイントだな』と思うところに僕は感情を乗せたくないというか、『このシーン、いいでしょ?ここはポイントだよ』という気持ちで台詞を言いたくないんですよね」。――それは他の作品においても?「ええ、常に。普通に台詞と向き合って言うようにしています」。――谷村美月さんとは本当の兄妹のようでした。「観客の目にどう映るのかって、僕は意識したことが全くないんです。僕の役目は、例えば美月ちゃんに向けて何かを100%伝えること。それがカメラを通って監督のOKに至ったら、僕が何か伝えようと意識しなくても、お客さんには十分伝わると信じていたいし、そう考えています。『お客さんに何かを伝えなきゃ!』と思うのは撮影中ではなく、こういった宣伝活動からでいいかなって」。――結果は考えない?「いや、考えてしまう時もありますし、自分の中でおかしいバランスになる瞬間もあるんですけど、意識として大切に持っていたい部分なんですよね」。――太郎は妹からネガティブ思考を指摘されますが、高良さん自身は?「僕もネガティブな方かもしれないですけど、最近はネガティブ発言を控えるようにしています。嘘でも明るくしていたいし、どこか冷めた人間なのかもしれないけど、心配されるのが嫌なんですよね。例えばブログでそういう発言をして、『大丈夫ですか!?』と言われるのが苦手。ありがたいんですけど、僕は心配してほしいわけじゃないから、『ああ、発言すること自体がよくないんだな』って。きっとブログを見た人もネガティブな気分になってしまうだろうから、それは自分の中でどうにかしようと思うようになりました」。――それは人生哲学から?発信者としての意識から?「うーん…、発信者だからですかね。目の前にいて思いを伝えられるならいいんですけど、ブログ限定で言うなら、気持ちを全て文字にしているわけでもない。伝えるか伝えないか、伝わるか伝わらないかという問題はやっぱりよく考えます」。※高良健吾ロングインタビューをシネマカフェにて掲載中シネマカフェSweet「飾らない格好良さ」(photo:Toru Hiraiwa/text:Hikaru Watanabe/stylist:Kazuhiro Sawataishi)■関連作品:おにいちゃんのハナビ 2010年9月11日より新潟にて先行上映、9月25日より有楽町スバル座ほか全国にて公開© 2010「おにいちゃんのハナビ」製作委員会■関連記事:フミヤの主題歌ナマ披露に高良健吾、谷村美月らウットリ「マークスの山」に高良健吾!高山ロケにベテラン俳優陣は恨み節高良健吾、藤井フミヤによる主演映画の主題歌ビデオで映画の1年後の物語に出演想いを空へ!高良健吾×谷村美月『おにいちゃんのハナビ』試写会に50組100名様ご招待高良健吾、フォトブック発売でファンとふれあい「最初は、誰が買うんだ?って…」
2010年09月16日映画『おにいちゃんのハナビ』のプレミア試写会が9月2日(木)、都内で開催され、主演の高良健吾に谷村美月、宮崎美子、大杉漣、国本雅広監督による舞台挨拶に加え、主題歌を歌う藤井フミヤがスペシャルゲストとして来場。主題歌「今、君に言っておこう」を生で披露し、会場をわかせた。新潟県小千谷市片貝町で開催される花火大会を通して、病を抱えた妹と、ひきこもりがちの兄の絆を感動的に描き出す。歓声に迎えられて登壇した高良さんは「(主演として)自分の名前が一番上に来るのは初めてで、撮影が始まる前は緊張していましたが、やってみたらいつもと同じようにできました」と語り、妹役の谷村さんについて尋ねられると「僕は、現場で堂々としている俳優さんが好きなんです。僕はフラフラしてますが(苦笑)。美月ちゃんは何を言われても『ハイ!』って感じでいつも本当に堂々としてました」と絶賛。一方の谷村さんは照れながら高良さんとの共演を「芝居じゃない、リアルな感じですごく楽しかったです」とふり返った。谷村さんは本作のために、実際に頭を剃っているが「この華(はな)という女の子は本当にかわいいんです。何で私に話が来たの?と思うくらい。こんな役をやらせていただけるなら坊主にくらいしなきゃ!と思いました」とはにかみながら語った。そんな2人について両親役の宮崎さん、大杉さんは「2人とも本当にしっかりしてるんです」と口を揃える。ちなみに大杉さんは、本作のためにわざわざ免許を取得したとか。「クランクインの4日前に(免許が)発給されまして」と照れくさそうに明かした。そして、サプライズゲストとして主題歌「今、君に言っておこう」を本作のために書き下ろしたフミヤさんが登場!フミヤさんと高良さんは共に九州出身ということで意気投合したようで、「一緒に飲みに行って、九州の話で盛り上がりました」と高良さんが言えば、フミヤさんは「(高良さんは)いつも『熊本に帰りたい』ってしか言わない(笑)」と暴露。会場は温かい笑いに包まれた。そしてフミヤさんはアコースティックバージョンで「今、君に言っておこう」を満員の観客の前で熱唱!「こういう場で歌うのは緊張する」と笑いつつ、感情を込めて歌い上げ、観客はもちろん、高良さんらもその歌声に酔いしれた。『おにいちゃんのハナビ』は9月11日(土)より新潟にて先行上映、9月25日(土)より有楽町スバル座ほか全国にて公開。■関連作品:おにいちゃんのハナビ 2010年9月11日より新潟にて先行上映、9月25日より有楽町スバル座ほか全国にて公開© 2010「おにいちゃんのハナビ」製作委員会■関連記事:「マークスの山」に高良健吾!高山ロケにベテラン俳優陣は恨み節高良健吾、藤井フミヤによる主演映画の主題歌ビデオで映画の1年後の物語に出演想いを空へ!高良健吾×谷村美月『おにいちゃんのハナビ』試写会に50組100名様ご招待高良健吾、フォトブック発売でファンとふれあい「最初は、誰が買うんだ?って…」高良健吾初のフォトブックが発売撮影現場&箱根プライベート旅行の様子も!
2010年09月02日人気作家、高村薫の直木賞受賞小説をWOWOWで初ドラマ化する「マークスの山」の制作会見が8月25日(水)、東京・港区のニューピアホールで行われ、キーパーソンのマークス役を高良健吾が演じることが発表された。元暴力団員、官僚が狙われた連続殺人事件を追う警視庁捜査一課の警部補・合田(上川隆也)と、捜査線上に浮かんだ、ある事件の生き残りで、時折「暗い山」と漏らす心に闇を抱える青年“マークス”(高良さん)らの姿を描く社会派ミステリー。監督は水谷俊之と鈴木浩介。1995年に崔洋一監督がメガホンを取り映画化されたが、ドラマ化は初。今年4月26日から7月7日まで、南アルプスの高度2,300メートル級の山々を中心に行われた撮影をふり返り、主演の上川さんは「本作の設定が11月ぐらいなので、暑い中、コートを着込んで撮影しました。流した汗は数知れず、過去一番多いかも。男たちの汗で作られた作品を見て」。キーパーソンを演じ、WOWOW作品初出演を飾ることになった高良さんも「居心地の良い現場で、クランクアップが寂しかった。濃くて見応えのある作品。ぜひWOWOWに加入してください」とそれぞれ軽妙にPRし、会場の笑いを誘った。山でのロケ時には、キャスト陣も機材を運搬。“試練”をふり返り、ベテラン俳優陣は揃って苦笑い。警部役の大杉漣は「高山病になりかけました」。弁護士役の小日向文世は「監督がOKを出してくれないので、山の急斜面を何度も登り降りしたよ」と恨み節。共演陣らを笑わせていた。連続ドラマW「マークスの山」は10月17日(日)より放送開始。毎週日曜22:00より放送で、全5話(第1話無料放送)。(text:Yoko Saito)連続ドラマW「マークスの山」公式サイト■関連作品:おにいちゃんのハナビ 2010年9月11日より新潟にて先行上映、9月25日より有楽町スバル座ほか全国にて公開© 2010「おにいちゃんのハナビ」製作委員会蛮幽鬼 2010年10月2日より新宿バルト9、梅田ブルク7ほか全国にて公開© 2010 松竹、ヴィレッヂ■関連記事:高良健吾、藤井フミヤによる主演映画の主題歌ビデオで映画の1年後の物語に出演迫力の映像と音で演劇を堪能せよ!『蛮幽鬼』特別試写会に40組80名様ご招待想いを空へ!高良健吾×谷村美月『おにいちゃんのハナビ』試写会に50組100名様ご招待「殺陣の振り付けを一度で覚えちゃう」上川隆也早乙女太一を大絶賛高良健吾、フォトブック発売でファンとふれあい「最初は、誰が買うんだ?って…」
2010年08月25日『おにいちゃんのハナビ』で映画初主演を飾る高良健吾が、本作の主題歌であり藤井フミヤの書き下ろしによる「今、君に言っておこう」のミュージックビデオで、映画の1年後の物語を描いたスピンオフストーリーに出演していることが明らかになった。新潟県の小千谷市片貝町を舞台に、街の名物である花火大会を通じて病の妹との約束を果たそうとする青年の成長を描いた本作。主題歌の「今、君に言っておこう」は、藤井さんにとって3年半ぶりのシングルで、自ら作詞作曲を担当している。今回のミュージックビデオの演出は、映画と同じく国本雅広監督が務め、撮影も映画と同じ片貝町で行われた。ここで描かれるのは、映画の1年後の物語。映画の中でも印象的なロケ地を巡りながら、高良さん演じる太郎が妹のことを想いつつ、強く生きていく様子が、“風船”、“花火”をモチーフに描き出される。楽曲の中の「大空に飛んでいく小さな夢を」というフレーズと重なるように短いドラマが展開。藤井さんからは「なんと!このPVは映画のエピローグになっています」とのコメントも到着。歌い手の藤井さんと主人公を演じる高良さんが、ミュージックビデオの中で交差するシーンも見られる。九州出身という共通点もある2人は、撮影を通じて交遊を深めたよう。このミュージックビデオは9月22日(水)にリリースされる「今、君に言っておこう」の初回限定生産版にDVDで収録される。『おにいちゃんのハナビ』は9月11日(土)より新潟にて先行上映、9月25日(土)より有楽町スバル座ほか全国にて公開。■関連作品:おにいちゃんのハナビ 2010年9月11日より新潟にて先行上映、9月25日より有楽町スバル座ほか全国にて公開© 2010「おにいちゃんのハナビ」製作委員会■関連記事:想いを空へ!高良健吾×谷村美月『おにいちゃんのハナビ』試写会に50組100名様ご招待高良健吾、フォトブック発売でファンとふれあい「最初は、誰が買うんだ?って…」高良健吾初のフォトブックが発売撮影現場&箱根プライベート旅行の様子も!高良健吾、上海で『おにいちゃんのハナビ』舞台挨拶に登壇!「全て見てほしい」藤井フミヤ高良健吾主演作『おにいちゃんのハナビ』で映画主題歌を書き下ろす
2010年08月16日高良健吾の初のフォトブックの発売を記念して、購入者を招待して、高良さん主演で9月に公開を迎える『おにいちゃんのハナビ』試写会が行われ、上映後には高良さんが出席してのトークセッションが開催された。高良さんは今回発売されたフォトブックについて「僕のなんか…って感じで(苦笑)。最初は『買う人いるのかな?』とか思ってました。だから買っていただいた方に少しでもお礼ができればと思います。普段の映画の舞台挨拶とかでは『映画のこと以外聞かないで』とか思うこともあるんですが(笑)、今日は何でも答えます!」と照れくさそうにファンに感謝を伝えた。『おにいちゃんのハナビ』は、毎年9月に新潟県小千谷市で開催される「片貝まつり」を題材に、実話を基に、病の妹と引きこもりの兄の絆を描いている。妹役の谷村美月とのやり取りについて尋ねられると「2人とも、事前に話し合うのはあまり好きじゃない。たった一つだけ、2人で話したのが恋人っぽく見えないようにしたいということ。その見えない距離をどうするか考えました」と答えた。当初、事前に集められた質問に答えていた高良さんだったが、途中、自ら提案し、その場で直接、手を挙げたファンの生の質問に答えるという方式に変更。好きな映画を尋ねられると「たくさんあって一番は決められないけど…邦画で好きなのは『ヴァイブレータ』(廣木隆一 監督)、影響を受けたのは『Focus』(井坂聡監督)。なるべく観たい映画は映画館で観るようにしてるんですが、忙しくなると行けなくて…。でも最近観た映画では韓国の『息もできない』が良かったです」との答えが。ほかにも最近訪れたという上海についてや、映画の撮影などについての質問にひとつひとつ丁寧に答えていた。女子高生からの「高良さんは高校のときからお仕事をされていますが、どんな高校生でしたか?」という質問には「いま、その瞬間を生きてる感じでした。この仕事を始めたのも最初は軽い気持ちで、初めの頃はカメラの前に立って芝居するのが嫌でした。最初は本気じゃなかったのが、何だかんだといまでもこうしてやってる。だから多分、大丈夫ですよ!」と頼もしい(?)メッセージも。また、役作りについて聞かれると、一転、“俳優”の顔つきで「余計なこと、分かりやすいことをしないように決めてます。いま22歳なら、これまでの22年間から“何か”が出ればいいなと。監督に事前に何か聞いてしまうと、その演技をしなくてはならなくなる。そこで得られるのは安心感だけなんです。逆に、ビビリながらでも『これやってみよう』と思ったことをやりたい。自分に対してハッタリをかまして、『毎日何も変わらない。つまんない』ではなく、日付だって温度だって変わってるし、そこで何かを感じる…そうやって日々得ているものを大切にしたい」と熱く語るひと幕も。普段の作品からだけでは感じることの出来ない、高良さんの“生”の言葉、感情に触れ、集まったファンは大満足の様子だった。『おにいちゃんのハナビ』は9月11日(土)より新潟にて先行上映、9月25日(土)より有楽町スバル座ほか全国にて公開。「高良健吾 Photo Book」発行:角川メディアハウス発売:角川グループパブリッシング価格:2,310円(税込)発売中■関連作品:おにいちゃんのハナビ 2010年9月11日より新潟にて先行上映、9月25日より有楽町スバル座ほか全国にて公開© 2010「おにいちゃんのハナビ」製作委員会■関連記事:高良健吾初のフォトブックが発売撮影現場&箱根プライベート旅行の様子も!高良健吾、上海で『おにいちゃんのハナビ』舞台挨拶に登壇!「全て見てほしい」藤井フミヤ高良健吾主演作『おにいちゃんのハナビ』で映画主題歌を書き下ろす
2010年07月17日高良健吾と谷村美月の共演作『おにいちゃんのハナビ』が6月13日(日)、中国・上海で開催中の「中国 2010 上海万国博覧会」の関連イベント、「2010 上海・日本映画週間」にて上映され、高良さんが国本雅広監督と共に舞台挨拶に登壇した。新潟県小千谷市を舞台に、病弱な妹と彼女の思いを街の伝統行事である花火に託した兄の姿を描いた本作。上海の正大星美国際映城にて行われたオープニング上映の舞台挨拶に立った高良さんは「この映画の一番の見どころは、人と人との絆が描かれているところです」と語り「全てのシーンを見てもらいたい」と呼びかけた。国本監督も「ワールド・プレミア作品として上海で上映できることを心から喜んでいます。みなさんの心に何か残っていただければ幸いです」と喜びを口にした。今回の「2010 上海・日本映画週間」では本作を始め、11作品の日本映画が上映される予定で、同日、開催されたオープニングセレモニーには高良さんのほか、日本から常盤貴子、市原隼人らが出演作を携えて出席し、大きな拍手と歓声を浴びていた。『おにいちゃんのハナビ』は9月11日(土)より新潟にて先行上映、9月25日(土)より有楽町スバル座ほか全国にて公開。■関連作品:おにいちゃんのハナビ 2010年9月11日より新潟にて先行上映、9月25日より有楽町スバル座ほか全国にて公開© 2010「おにいちゃんのハナビ」製作委員会■関連記事:高良健吾初のフォトブックが発売撮影現場&箱根プライベート旅行の様子も!藤井フミヤ高良健吾主演作『おにいちゃんのハナビ』で映画主題歌を書き下ろす
2010年06月14日高良健吾、谷村美月という旬のキャストを迎え、実話を基に家族の絆を描く感動作『おにいちゃんのハナビ』の主題歌が藤井フミヤの「今、君に言っておこう」に決定した。東京から雪国の小さな町へ療養のために越してきた少女・華とその兄・太郎。この町には、年1回、町民がスポンサーとなって開催される盛大な花火大会があった。太郎は、周囲と打ち解けることができず、自分の殻に閉じこもってしまうが、余命わずかな妹の強い思いに背中を押され、新しい生活をスタート。華のために花火を打ち上げることに没頭していく――。“おにいちゃん”太郎を演じるのは、『ケンタとジュンとカヨちゃんの国』、『ノルウェイの森』など本作を含め今年だけで6本の映画の公開が決まっている、いま、最も注目を浴びる若手実力派俳優、高良健吾。病弱な妹・華には、その確かな演技力で若手女優の中でもトップクラスの評価を受ける谷村美月。2人はまもなく公開される『ボックス!』でも高校のボクシング部員とマネージャーという関係で共演しているが、本作では兄妹に!余命僅かながらも強い思いを持って生きる妹と、彼女の姿に勇気をもらい、再生していく兄という関係性の中でそれぞれ新たな魅力を発揮している。今回、主題歌に決まった「今、君に言っていこう」は藤井さんにとって3年ぶりに詞曲ともに自身で手がけた楽曲。映画音楽を担当するのも2007年1月公開の『夏物語』の日本版エンディングテーマ「大切な人へ」以来のこと。一男一女の父親である藤井さん自身、本作に感銘を受け、主題歌を書き下ろすことが決まったという。物語と共に主題歌も聴いて思わずホロリとくること間違いなし?『おにいちゃんのハナビ』は秋、公開。■関連作品:おにいちゃんのハナビ 2010年秋、全国にて公開© 2010「おにいちゃんのハナビ」製作委員会
2010年04月30日お笑いトリオ、森三中の黒沢かずこ、ピン芸人の椿鬼奴が3月25日(木)、沖縄・宜野湾市の沖縄コンベンションセンター内のシアターで、第2回沖縄国際映画祭の「Laugh部門」出品作の出演映画『クロサワ映画』の公式上映で舞台挨拶を行った。女芸人の悲喜こもごもの私生活を描くドキュメンタリー風ガールズムービーで、黒沢さんを始め、登場人物のほとんどが本人役で出演。フジテレビでバラエティ番組を手がけるディレクター、渡辺琢が初メガホンを取っている。森三中の3人の中で唯一のシングル、黒沢さんは「恋愛が苦手な女芸人さんが何人か出ていて、仕事と恋愛は両立できるのか?というテーマを描いたりしています」とリアリティたっぷりな言葉。「顔がスクリーンに大きく映っちゃうんじゃないかしら?」と両手を頬に当てて乙女の顔をのぞかせる一幕も。渡辺監督が「女芸人さんってコミカルで滑稽ですが、素顔は本当にキュート。間近で見ていて素敵だ!と思い、この映画を作ろうと思った。女芸人さんたちに恋をしていただけたら」とPRすると、黒沢さんは「100点!」と言いながらも照れた。一方、黒沢さんは鬼奴さんについて「監督もよく言うんですけど、椿鬼奴がスクリーンに映るとフランス映画のよう。アンニュイで絵になるんです」と知られざる魅力をPRし、鬼奴さん本人も「アンニュイってよく言われます〜」。また鬼奴さんが「塩ちんすこうが美味かった!」と話すと、すかさず黒沢さんが「家のオーブントースターで塩をトーストしているんですよ」と暴露。鬼奴さんは「結局、ビールに1番合うつまみは塩ってことです」と淡々と話し、会場の笑いを誘っていた。『クロサワ映画』は現段階で劇場公開は決定していないが、調整中だという。(photo/text:Yoko Saito)沖縄国際映画祭現地レポート■関連作品:第2回沖縄国際映画祭 [映画祭] 2010年3月20日よりカウントダウンイベント開始、24日から28日まで映画祭開催■関連記事:【沖縄国際映画祭】井筒和幸監督、ジャルジャル主演『ヒーローショー』続編構想語る【沖縄国際映画祭】ロンブー淳、キム兄から安室ネタでいじられ大テレ【沖縄国際映画祭】哀川翔『ゼブラーマン』続編初公開に拍手【沖縄国際映画祭】破局の松雪泰子、結婚の話題に「機会があれば」【沖縄国際映画祭】パンク黒瀬、“セクシー”谷村美月に「ヤキモチ焼いています」
2010年03月26日哀川翔が主演する映画『ゼブラーマンゼブラシティの逆襲』(三池崇史監督)の本編が3月25日(木)、初公開された。沖縄・宜野湾市の沖縄コンベンションセンターほかで開催中の第2回沖縄国際映画祭の「Laugh部門」出品作として同所内シアターで公式上映されたもので、この日のために作られた特別バージョンを最初で最後としてお披露目。哀川さんはスコールの中、シアター前のレッドカーペットを歩き、舞台挨拶を行った。この日は、スコールと強風のため3月下旬の沖縄では珍しく、肌寒く感じるあいにくの空模様。だがレッドカーペット上に透明のビニール傘を斜めに掲げたスーツ姿の哀川さんが登場すると、カーペット脇からは「キャー!」の大歓声と「翔さーん!」の野太い呼びかけの大合唱。熱気が急上昇した。哀川さんは握手を求めるファンにハイタッチなどで快く丁寧に応じた。舞台挨拶では「『ゼブラーマン』が6年の時を経て、新たに完成しました。自分でもかなり自信を持っております。笑えるところもあるかもしれませんが、本人はいたって真面目にやっております。昨年、デビュー25周年を迎え、その25周年記念で製作していただいた作品です。集大成という感じが出ております。自分はこの映像を5回、観ました。いろんな思いが秘められています」と清々しい表情。撮影をふり返ると「かなり過酷になると予測はしていましたが、予想以上でした。撮影の3分の2は吊られていましたね、ワイヤーに」と苦笑いで、会場の笑いを誘った。今回、新キャラクターで悪の象徴・ゼブラクィーンに扮する仲里依紗が、露出度大のセクシー衣裳3変化で登場することでも話題を呼んでいるが「かなりいいですよ!ドンときます」と太鼓判を押した。上映では物語の奇抜な展開に時折、観客からは笑いが何度か起こった。本編上映が終わりエンドロールが流れ始め、哀川さんの名前が出ると、会場から拍手が沸き起こった。同作は、父親としても小学校教師としても落ちこぼれの中年男性・市川新市(哀川さん)が正義のヒーロー、ゼブラーマンとして悪に立ち向かう姿を描いた物語の続編で、2025年、悪の新体制が敷かれたゼブラシティという名の東京を舞台に、人々を守るためゼブラーマンが再び覚醒する。昨年10月に行われた製作会見で三池監督は「観た人が納得するか、『バカヤロー、金返せ』と思うか、どっちかです」と振り切ったストーリー展開を強調していた。『ゼブラーマンゼブラシティの逆襲』は5月1日(土)より全国にて公開。(photo/text:Yoko Saito)沖縄国際映画祭現地レポート■関連作品:第2回沖縄国際映画祭 [映画祭] 2010年3月20日よりカウントダウンイベント開始、24日から28日まで映画祭開催ゼブラーマンゼブラシティの逆襲 2010年5月1日より全国にて公開© 2010「ゼブラーマン2 ゼブラシティの逆襲」製作委員会■関連記事:【沖縄国際映画祭】井筒和幸監督、ジャルジャル主演『ヒーローショー』続編構想語る【沖縄国際映画祭】ロンブー淳、キム兄から安室ネタでいじられ大テレ【沖縄国際映画祭】椿鬼奴は「アンニュイで絵になる」【沖縄国際映画祭】破局の松雪泰子、結婚の話題に「機会があれば」【沖縄国際映画祭】パンク黒瀬、“セクシー”谷村美月に「ヤキモチ焼いています」
2010年03月26日女優の谷村美月が3月25日(木)、沖縄・宜野湾市の沖縄コンベンションセンターで開催中の第2回沖縄国際映画祭で、主演映画『明日やることゴミ出し愛想笑い恋愛。』の舞台挨拶を、共演のお笑いコンビ、パンクブーブーらと行った。同作は、新人ADの女性(谷村さん)が曲者ぞろいのテレビ局内で悪戦苦闘しながら成長する姿を描いたコメディ。日本テレビの若手演出家、上利竜太氏が初メガホンを取り、同映画祭の「Laugh部門」に出品されている。“異色作”への出演の経緯について谷村さんは「バラエティの方が映画を撮る新しい試みに一緒にチャレンジしてみたいと思ったのと、ADさんの世界観に詳しくないのでいろんなことを知るのにいいなと思いました」と前向き。「一番苦労したのは、どんな仕事も大変ですが、こういう仕事もいいなと思ってもらいたいなと思ったこと。希望が持てる作品になればと思い、なりました。だから明日から頑張ろう、という気持ちになってもらえたら」と笑顔で呼びかけた。一方、パンクブーブーの佐藤哲夫は「瞬きをしないで観てほしい。でないと僕らの出演場面が終わってしまう。よく僕らが舞台挨拶に呼ばれましたね〜。若いキャストが足りずに呼ばれたんだと思います」と自虐トーク。撮影のエピソードを司会者から聞かれると「歩いてくれと言われ、歩いて、終わりました。“ドッキリ”だと思いました」とトボけ、観客の笑いを誘った。黒瀬純は「谷村さんが可愛くて好きになるかと思いました。今日もセクシーな格好で、誰に見せたいんだ!とヤキモチを焼いています」と谷村さんに妙に絡み気味だった。(text:Yoko Saito)沖縄国際映画祭現地レポート■関連作品:第2回沖縄国際映画祭 [映画祭] 2010年3月20日よりカウントダウンイベント開始、24日から28日まで映画祭開催■関連記事:【沖縄国際映画祭】破局の松雪泰子、結婚の話題に「機会があれば」【沖縄国際映画祭】矢島美容室「グランプリ獲って来年も来ます!」【沖縄国際映画祭】哀川翔、安室奈美恵ら約200人がセレモニーに登場し華やかに開幕
2010年03月25日最新主演映画『アリス・イン・ワンダーランド』のプロモーションで3月22日(月・祝)、来日したジョニー・デップが記者会見に続き、同日夕方、恵比寿ガーデンプレイスで行われたファンイベントにティム・バートン監督と出席。ファン約3,800人を熱狂させた。同所内に約5,000万円、約1か月かけて建設された劇中の“赤の城”セットを、約40分かけて歩いてファンサービスに勤しみ、テレビ局各局のインタビューに回答。ハードスケジュールを押して来日した心境について「いつもサポートしてくれるファンにお礼を言いたくて来たんだ」と誠実な言葉。個性的で知られるファッションについてポイントを聞かれると「娘(10歳の長女リリーちゃん)がよくビーズでブレスレットを作ってくれるんだ」と微笑みながらスーツの袖をたくし上げ、右手首に付けた愛娘からのプレゼントをお披露目し、「おみやげ?もちろん買っていくよ」とパパの顔をのぞかせた。ファンサービスを終えバルコニー風ステージに上がると、大声援を送るファンを見渡しつつ「いつもサポートしてくれてありがとう」と手を振った。バートン監督は「日本に来るのは毎回素晴らしい体験です」と呼びかけた。同作はイギリスの作家ルイス・キャロルの名作「不思議の国のアリス」と「鏡の国のアリス」をモチーフに、19歳になったアリスが新たな冒険を通じ自分探しの旅をする姿を描いたバートン監督発案のオリジナルストーリー。同イベントにはほかに、亀田三兄弟の二男と三男ことプロボクサーの亀田大毅&和毅、19歳のアリスに因み、今年19歳になる女優の福田沙紀、谷村美月らがゲストで来場。福田さんは「デップさんは1人の人間なのに、作品ごとに全然違う顔を見せてくれる。役者としてとても尊敬できます」とウットリ。直接会話できたら?と聞かれ「パニックですよ。私、結構ビビりなので…」と恥じらっていた。一方、日本滞在最大15時間の予定だったジョニーは予定を変更し1泊することになった。プライベートジェット機で同日、午前9時10分頃、成田空港に到着したが、配給元のデイズニーによると、「1フライトを終えたパイロットは次のフライトまで一定時間を空けないといけない規定があるため、デップ側から到着してすぐに1泊したい旨の申し入れがあった」と説明。「新作の撮影スケジュールとの調整がついたようです」と付け足した。ジョニーは現在、アンジェリーナ・ジョリーとの初共演作『The Tourist』(原題)をイタリアで撮影中で、その合間を縫って来日した。23日中に離日し、同作の撮影に戻る予定。『アリス・イン・ワンダーランド』は4月17日(土)より全国にて公開。(photo/text:Yoko Saito)■関連作品:アリス・イン・ワンダーランド 2010年4月17日より全国にて公開© Disney Enterprises, Inc. All rights reserved.■関連記事:ジョニー・デップ歴代個性派名優に熱いリスペクト 『アリス』日帰り来日会見ジョニーよりひと足早く来日のティム・バートン監督がサプライズで舞台挨拶!ついにジョニー&アンジーがツーショットで登場!ヴェネチアでの新作撮影は順調ジョニー・デップ来日決定も、与えられた時間は最大15時間で超ハードスケジュールジョニー・デップ、計画していた友人のバンド・ツアーへの飛び入り参加を断念
2010年03月22日市原隼人を主演に迎え、ボクシングを題材にした傑作青春小説を映画化した『ボックス!』。5月22日(土)の公開に向け、現在、製作が進められているが、2月23日(火)から25日(木)までの3日間にわたって茨城県・つくば市で行われる、クライマックス・シーンの撮影に際して、エキストラの募集が行われることになった。天才的なボクシングセンスを持つ鏑矢義平と、鏑矢の強さに憧れ、ボクシングを始める努力家・木樽優紀。幼なじみでもある2人が、自身と互いの“真の才能”に向き合い、拳をぶつけ合うさまが瑞々しく描かれる。天才ボクサー・鏑矢を若い層を中心に絶大な人気を誇る市原隼人が、そして努力家・木樽を『ソラニン』、『BANDAGEバンデイジ』など話題作への出演が続く高良健吾が演じる。また、部の顧問を務める若手教師・高津耀子役に香椎由宇、鏑矢への憧れから、押しかけマネージャーとなる丸野智子役に谷村美月、さらに筧利夫など実力派のキャストが顔を揃えるが、今回撮影される重要シーンには、市原さん、高良さん、香椎さん、筧さんの出演が予定されている。エキストラ募集人数は300名!この人数だけでも撮影規模の大きさがうかがえるが、3日間の撮影終了時には、エキストラで参加された方とキャスト陣との記念撮影が行われ、参加者全員に特製の記念品が配られる。なお、記念品は4種類あるので、コンプリート目指して3日間通いつめるのもアリかも?いよいよ佳境を迎えた『ボックス!』。“共演者”として市原さん、高良さんの雄姿を見届けてみては?『ボックス!』は5月22日(土)より全国東宝系にて公開。『ボックス!』エキストラ募集概要日程:2月23日(火)、24日(水)、25日(木)午前7:30〜8:00集合場所:茨城県つくば市(つくばエキスプレスつくば駅そばの体育館内での撮影を予定)募集人数:300人※撮影終了時にはキャスト陣を交えて記念撮影あり/各日、参加者に記念品を配布※詳細および参加の申し込みは以下のURLより。© 2010 BOX! Production Committee■関連作品:ボックス! 2010年5月22日より全国東宝系にて公開© 2010 BOX! Production Committee
2010年02月17日ヒット映画の続編『リアル鬼ごっこ2』の撮影現場がこのほど、東京・千代田区内で初公開され、続投で主演の石田卓也、新加入の三浦翔平らが前作超えを誓った。人気作家、山田悠介氏の同名小説を原作に、現実世界と無数に併存するパラレルワールドに迷い込んだ主人公の佐藤翼(石田さん)が、“佐藤”姓の人々を狩る謎の殺戮集団と捕まれば処刑という命がけの“鬼ごっこ”に巻き込まれるサバイバルアクション第2弾。昨年公開の前作は、当初の36館から100館以上に拡大公開され、興行収入約5.5億円とミニシアター系では異例の大ヒットを飛ばした。今作は、前作のラストの続きから物語が始まり、“鬼”を率いる“将軍”と“佐藤”姓らのレジスタンスの壮絶な戦いが展開する。撮影の合間の会見に姿を見せた石田さんは「続編をやると知った瞬間は正直、『あーまたやるのか』と思いました、撮影もハードだったので」とふり返りつつ「前作の反省点を踏まえて体力作りをして今回の撮影に入りました。受け身、殴り方、殴られ方、銃の構え、ラックルジャンプなど前作以上にアクションがスケールもスピードもアップしています」と精悍な顔つき。翼の幼なじみ・洋役に前作の大東俊介からバトンタッチして演じる三浦さんは「『あっち(前作)がよかった』と思われないよう、どうしようかと悩みに悩みましたが、いまはもうこれでいいんだと思ってやっている、自分のモノになっています」と気持ちが乗っている様子。同じく翼の妹・愛を谷村美月からバトンタッチして演じる映画出演2作目の吉永淳は「前作を見ていましたが、撮影で実際に追いかけられると本当に怖い。体力的にも精神的にも映画に追いかけられている感じ」と苦笑い。前作から続いてメガホンを取り、今回オリジナルストーリーを練り上げた柴田一成監督は「怒濤のアクションにキャラの掘り下げ。前作以上にこんな所へ逃げるのかよ、となっているし、あとラブストーリーを盛り込みました。かなり力を入れてバッチリです」とパワーアップを強調した。この日、石田らは自動車に乗って逃げる場面を撮影。暗闇の中、それぞれの役柄の緊張感を体現してみせる一方、合間には和気あいあいと会話しチームワークの良さをうかがわせた。年内いっぱい撮影予定。映画『リアル鬼ごっこ2』は2010年、6月公開。(photo/text:Yoko Saito)■関連作品:リアル鬼ごっこ 2008年2月2日よりテアトル新宿にて公開©「リアル鬼ごっこ」製作委員会リアル鬼ごっこ2 2010年6月、全国にて公開■関連記事:“佐藤”を待ち受ける次なるゲーム…『リアル鬼ごっこ』前作の大ヒット受け続編決定!「どこか人と違うことをやっていきたい」『グミチョコ』石田卓也の役作りと映画“鬼は内!”&恵方巻でヒット祈願!『リアル鬼ごっこ』初日舞台挨拶「気持ちの奥の奥の僕の根本的なものを出し切った」大東俊介『リアル鬼ごっこ』を語る世の“佐藤さん”に朗報!『リアル鬼ごっこ』“佐藤さん割引き”実施
2009年12月16日ドコモとエイベックスにより開始された携帯専用放送局「BeeTV」。ドラマの分野では邦画の若手人気俳優を配した作品を次々と配信し、注目を集めてきたこちらのチャンネルだが、10月20日(火)より韓国のスター、ソ・ジソブと谷村美月を主演に迎えたドラマ「I am GHOST」の配信が開始される。これに先立ち10月13日(火)、本作のプレミアムイベントが都内で開催され、ジソブと谷村さんに加え、ジソブの大ファンというタレントの優木まおみがゲストとして登場した。今年8月に撮影が行われたということで、ジゾブと谷村さんは久々の再会となったが、ジソブは「こうしてまたお会いできて嬉しいんですが、実はいま、2人とも風邪を引いてまして…。お互いに早く治したいですね」と苦笑気味に語った。今回彼が演じたのは、暗殺者にして谷村さん扮する女子高生を守る男。劇中、一言もセリフを発しないが「体の動きと目だけでどう表現するのか悩みましたしストレスも感じました。ただ、セリフを発しない男を相手にする谷村さんの方がずっと大変だったと思いますよ」と苦労をふり返りつつ、谷村さんを労った。谷村さん演じる女子高生は自殺願望を抱えてさまようという設定だが「こういう役柄がなぜか多いですね」と笑いつつ、ジソブとの共演については「私は人見知りなんですが、ジソブさんは『普段は何て呼ばれているの?』などと話しかけてくださったり、すごく気を遣っていただきました」と嬉しそう。ジソブは「俳優同士は多くの言葉はいらず、目を見ただけで通じ合うものがあるんです」と優しい笑顔を浮かべながら語った。優木さんは、憧れのジソブの隣で「緊張してすごく汗をかいてます!ジソブさんはドラマの『ごめん、愛してる』のときよりもワイルドさと大人の渋さがアップしていてかっこいいです!」と興奮した様子で語った。さらにこの日の楽屋でのやり取りを明かし「ジソブさんが谷村さんに『その帽子かわいいね』と言っていて嫉妬しました」とストレートに感情を表し、笑いを誘った。これにはジソブも笑顔で「その帽子もかわいいですよ。僕の体も熱を発しています」と語り、報道陣からの「優木さんとの今後の共演の可能性は?」という問いに「いつでも喜んで!」と答えた。谷村さんは最後に作品の見どころを尋ねられ「ジソブさんのサービスショットもあります(笑)!」と猛アピール。ジソブも「多くの関心と愛情をいただければ」と語った。「I am GHOST」は10月20日(火)より毎週木曜、日曜の週2回更新で「BeeTV」にて配信。「I am GHOST」公式サイト
2009年10月14日忘れられた宝物=“ホッタラケ”にされた宝物で出来た、不思議な島に迷いこんだ少女の冒険を描いたファンタジー・アニメーション『ホッタラケの島〜遥と魔法の鏡〜』。8月22日(土)に公開を迎えた本作が、フジテレビを中心としたFNS系列28のテレビ局が主催する「FNSチャリティキャンペーン」とタッグ!本作の鑑賞料の一部(入場者一人当たり10円)が、チャリティの支援国であるシエラレオネ共和国に寄付される。これを記念し、同26日(水)、日本ユニセフ協会にて、本作から日本ユニセフ協会に寄付金を贈呈するセレモニーが執り行われ、主人公・遥の声優を務めた綾瀬はるかが出席した。「誰かのかけがえのない思い出になるような映画を作りたい」という願いのもと、4年の歳月をかけて作り上げられた本作。遠くの国に住む子供たちに向けて、まず第一弾の寄付金として100万円が贈呈された。綾瀬さんはこの試みについて「『ホッタラケの島 〜遥と魔法の鏡〜』は、子供たちがドキドキワクワクするような冒険たっぷりの映画。この作品の鑑賞料の一部が子供たちに寄付されることを大変嬉しく思います。夢や希望などが一番育まれる幼少期に、死と隣り合わせに置かれているシエラレオネの状況に心が痛みました。鑑賞料が少しでも、子供たちの役に立てばいいなと思います」とメッセージ。これを受け、同協会専務理事の早水研氏は「本作を鑑賞する一人ひとりの行動が、シエラレオネ共和国の子供たちの明日へ繋がるというのは、とても意義のあること。ぜひ、鑑賞される方々にこの意義をなんとかお伝えできたらと思います」と感謝を述べた。『『ホッタラケの島 〜遥と魔法の鏡〜』は全国東宝系にて公開中。■関連作品:ホッタラケの島〜遥と魔法の鏡〜 2009年8月22日より全国東宝系にて公開© 2009 フジテレビジョン/Production I.G/電通■関連記事:綾瀬はるか、谷村美月とのアフレコの思い出も“ホッタラケ”?天然ぶりに会場爆笑【どちらを観る?】大人も泣ける日本発アニメ『サマーウォーズ』&『ホッタラケの島』綾瀬はるか、大人っぽい浴衣で京都をぶらり伏見稲荷で『ホッタラケの島』ヒット祈願『ホッタラケの島』見どころは、ギリギリ見えそうな綾瀬はるかのスカートの中?
2009年08月27日ほったらかし=“ホッタラケ”にされた宝物たちでできた不思議な島を舞台に、母の形見の手鏡を探す女子高生が繰り広げる冒険を描いたフルCGアニメーション『ホッタラケの島〜遥と魔法の鏡〜』。本作が8月22日(土)に公開を迎え、声優を担当した綾瀬はるか、戸田菜穂、谷村美月、沢城みゆきに、佐藤信介監督が登壇しての舞台挨拶が行われた。綾瀬さんは、観客に向けて「観終わって、温かい気持ちになっていただければ嬉しいです」と語りかけた。綾瀬さんが演じたのは、自身と同じ名前の女子高生・遥(はるか)。叫び声をあげるシーンなども多くあったが「紅茶とはちみつでのどを潤しながらやりました」と笑顔でふり返った。好きなシーンを尋ねると「乗り物に乗っているシーンのジェットコースターのような高揚感が好きですね。それから、鏡を通して過去を見て、思い出しながら泣くシーンは印象に残っています」との答えが返ったきた。初めて完成作を観たとき、綾瀬さんも思わず泣いてしまったということだが「幼い頃を思い出したりして、はるかと気持ちが重なって涙が出てきました」と強い思い入れを感じさせた。遥の母親の声を演じた戸田さんは、演じる上で念頭に置いた人はいるか?との問いに「特定の人はいませんが、聖母のような存在をイメージしました」と答えた。そして、会場を見渡し「今日という日が、この映画を観た人にとって大切な日になれば嬉しいです」と笑顔で呼びかけた。遥の冒険に付き合わされる、島の住人・テオの声を演じた沢城さんは、綾瀬さんとの共演について「女優さんと一緒にお仕事するのは初めてだったんですが、(綾瀬さんと)目配せしながらセリフを言うシーンがあるんです。そのときの綾瀬さんの顔を見て『何てきれいな顔でお芝居をされるんだろう!』って思いました。表情がすごく豊かで、(映画では)声しか出ないのがもったいない、という思いでした」とすっかり綾瀬さんのファンのような表情で語ってくれた。遥の友人・美穂を演じた谷村さんも綾瀬さんと一緒にアフレコに臨んだことに言及。「短い時間の中で、2人のリアルな距離感を出すのが難しかった」と苦労を明かした。が…!綾瀬さんは、そのシーンのことを忘れていたのか「?」といった表情を見せ、その後、ハッと思い出したようで「(谷村さんとの共演は)やりやすかったです!」と笑顔で語り、会場の笑いを誘った。また、この日は着ぐるみの巨大テオも登場!沢城さんは自分の声で話しつつ、途中、「えーと、えーと…よ、よ、よろしく〜」などと、テオの声でも挨拶したりと大忙し。全く別人のような声を使い分ける沢城さんに会場からは大きな拍手がわき起こった。また、キャスト陣には事前に「自分がホッタラケにしていたものは?」という質問をしていたが、綾瀬さんからは「日本昔話の絵本セット」、戸田さんは「いとこのお姉さんにもらったアコーディオン」、谷村さんは「物ではないんですが、苦手な数学を勉強しないままホッタラケにしてました(苦笑)」、沢城さんからは「100色の色鉛筆セット」との答えが…。それを聞いたテオが、おもむろに背負っていたリュックを下ろし、中を開けるとそこにはそれぞれがホッタラケにされた品々が!綾瀬さんには絵本セット、戸田さんには小さなアコーディオンのおもちゃ、谷村さんには数学の参考書、そして沢城さんには色鉛筆セットがテオから手渡された。もちろん、これらの品々は、綾瀬さんらが実際にホッタラケにした物とは微妙に異なるため、一同は喜びつつも少し微妙な笑顔?沢城さんがテオの声で「もうホッタラケにしないでね!」と言い、自ら「すいません、ありがとうございます!」と受け取るやり取りに、会場は大きな笑いに包まれた。佐藤監督は「何もないところからスタートし、少しずつ膨らませていきました。全てのキャラクターの表情を、スタッフがひとつひとつ、丁寧に手作りで作っています。完成した作品を観たときは、(ストーリーを)知っているはずなのにウルッときました」と感無量といった面持ちで語った。『ホッタラケの島〜遥と魔法の鏡〜』は全国東宝系にて公開中。■関連作品:ホッタラケの島〜遥と魔法の鏡〜 2009年8月22日より全国東宝系にて公開© 2009 フジテレビジョン/Production I.G/電通■関連記事:【どちらを観る?】大人も泣ける日本発アニメ『サマーウォーズ』&『ホッタラケの島』綾瀬はるか、大人っぽい浴衣で京都をぶらり伏見稲荷で『ホッタラケの島』ヒット祈願『ホッタラケの島』見どころは、ギリギリ見えそうな綾瀬はるかのスカートの中?
2009年08月22日筒井康隆の原作に斬新な脚色を加え、「アニメの枠を超えた」とまで言われるほど高い評価を得た『時をかける少女』の細田守監督の最新作『サマーウォーズ』。神木隆之介に桜庭ななみ、谷村美月など旬の若手俳優陣を声優に迎え、注目を集める本作が、8月5日(現地時間)よりスイスで開催されるロカルノ国際映画祭のコンペティション部門に出品されることが正式に決まった。カンヌ、ヴェネチア、ベルリンの3大国際映画祭に次ぐ権威ある国際映画祭といわれるロカルノ国際映画祭。1946年より始まり、邦画では1970年には実相寺昭雄監督の『無常』が、そして近年では小林政弘監督の『バッシング』がそれぞれ、最高賞に当たる「金豹賞」を獲得しているが、日本のアニメーション作品がコンペティション部門に選出されるのは、今回が初めてとなる(邦画以外では2004年に香港の『マクダルパイナップルパン王子』が出品)。細田監督は「とても嬉しく思います」と短いながらも喜びのコメントを寄せた。主人公の健二の声を担当した神木さんは「ノミネートおめでとうございます。このような作品に参加することができて役者として光栄です。これをきっかけに世界中の人々に観ていただければと思います」と喜びを語ると共に、「監督、しまっていこう!」と、現地入りする細田監督に激励のメッセ−ジを贈った。『時をかける少女』はシッチェス・カタロニア国際映画祭のアニメーション部門最優秀長編作品賞を始め、国内外で22の賞を受賞したが、今回はそれを上回るか?まずはロカルノでの受賞に期待がかかる。『サマーウォーズ』は8月1日(土)より新宿バルト9、池袋HUMAXシネマズ、梅田ブルク7ほか全国にて公開。■関連作品:サマーウォーズ 2009年8月1日より新宿バルト9、池袋HUMAXシネマズ、梅田ブルク7ほか全国にて公開© 2009 SUMMER WARS FILM PARTNERS■関連記事:神木隆之介が先輩いじり?桜庭ななみを「“ななみ先輩”は天然で癒やしキャラです」細田守監督最新作『サマーウォーズ』試写会に25組50名様をご招待山下達郎、34年目にしてアニメ映画主題歌に初挑戦大きく普遍の愛を歌う神木隆之介、谷村美月、桜庭ななみ、仲里依紗が東京アニメフェアに浴衣で揃い踏み15歳の神木隆之介、『時をかける少女』監督最新作で等身大の高校生役に抜擢
2009年07月16日2006年、単館公開からスタートし、口コミで徐々にうわさが広がりロングランヒットを記録、国内外の多数の映画賞を獲得した『時をかける少女』の細田守監督の最新アニメーション・ムービー『サマー・ウォーズ』。8月1日(土)の公開に先駆けて7月7日(火)に本作の完成披露試写会が行われ、細田監督を始め、声優を務めた神木隆之介、桜庭ななみ、富司純子による舞台挨拶が行われた。神木さんは、高校2年生の主人公・健二の声を担当したが「健二は普通の…もしかしたら普通よりも目立たないくらいの男の子。“普通”の部分をどう表現しようかと考え、自分自身を参考にしました」と語った。ちなみに、神木さん自身もこの春から高校生(この事実が知らされると場内にざわめきが!)。報道陣から高校生活について尋ねられると「赤点だけは取らないように…」と苦笑い。ちなみに得意科目は理科だそう。桜庭さんとの共演に話が及ぶと「(桜庭さんを)“ななみ先輩”と呼んでいるんですが(笑)」と明かし「ななみ先輩とは、最初は緊張していて話せなかったんですが、徐々に打ち解けていきました。(桜庭さんは)ちょっと天然で会話してて楽しいですし、現場では癒しキャラでした」と暴露した。映画については「家族の絆、あきらめないこと、何かを全力で守る、というメッセージを感じていただければ嬉しいです!」と力強くアピールした、はじめにオファーが来たとき、「『何で私なの?』と思いました」という富司さん。陣内家の当主で90歳の栄の声を担当したが「武家の血を引く気骨のあるおばあちゃん。初めての経験でもあり、魂を入れるのは難しかったです」とふり返った。富司さんは神木さんと桜庭さんとの共演について「2人ともいとも易々となさるので、圧倒されました。監督に励まされ、若い人たちに支えられて楽しくできました」と笑顔を見せた。健二の高校の先輩に当たる夏希を演じた桜庭さんも、今回が初めての声優挑戦となったが「どのマイクにどの距離で話せばいいのかも全く分からず、キャラクターの口の動きに合わせるのも大変でした」とふり返った。富司さんとの共演が相当嬉しかったようで「近くで拝見して、すごく勉強になりました」と興奮気味に語る。「おばあちゃんが手紙を読むシーンが大好き。富司さんの声が本当に素敵なんです!」と語った。この日は、七夕ということで一同、浴衣姿で登場したが、舞台挨拶の最後に、それぞれに七夕の願いごとを発表してもらった。神木さんは「いつまでも家族円満!」、富司さんは「全ての人が幸せでありますように」と書いた短冊を掲げた。そして桜庭さんはというと「また細田監督とご一緒できますように」としっかりとアピール!これには細田監督も嬉しそうに、満面の笑みで「またお願いします」と応じた。『サマー・ウォーズ』は8月1日(土)より新宿バルト9、池袋HUMAXシネマズ、梅田ブルク7ほか全国にて公開。■関連作品:サマーウォーズ 2009年8月1日より新宿バルト9、池袋HUMAXシネマズ、梅田ブルク7ほか全国にて公開© 2009 SUMMER WARS FILM PARTNERS■関連記事:細田守監督最新作『サマーウォーズ』試写会に25組50名様をご招待山下達郎、34年目にしてアニメ映画主題歌に初挑戦大きく普遍の愛を歌う神木隆之介、谷村美月、桜庭ななみ、仲里依紗が東京アニメフェアに浴衣で揃い踏み15歳の神木隆之介、『時をかける少女』監督最新作で等身大の高校生役に抜擢
2009年07月09日大切にしていた絵本におもちゃ、あの宝物はどこへ行ってしまったのか――?フジテレビが開局50周年記念作品として、プロダクション I.Gとのタッグで贈るフルCGアニメーション・ムービー『ホッタラケの島〜遥と魔法の鏡〜』がこの夏、公開される。忘れ去られた宝物――すなわち“ホッタラケ”にされた数々の宝物で出来た不思議な島に迷い込んでしまった女子高生・遥の冒険を描いた本作。6月11日(木)に製作発表記者会見が行われ、声優を務める綾瀬はるか、戸田菜穂、谷村美月、監督の佐藤信介、製作の亀山千広(フジテレビ)が出席した。この日は、製作途中の本編の一部が初めて披露された。キャスト陣にとっても今回初めて見る映像だったが、綾瀬さんは「初めて見るタイプの映像です。すごくきれいですね。早く続きが見たいです」と笑顔で感想を述べた。自身が演じる遥を「明るく元気な高校生」と説明する綾瀬さん。「活発で天真爛漫な感じが出るように意識して演じました」と語った。本作では、声優のセリフにアニメーションの動きを合わせる“プレスコ”という手法で収録が行われたが、綾瀬さんは「初めての経験でした。アフレコのように、(声優が)映像に合わせなくてもいいので楽なんですが、絵コンテしかない状態で(動きを)想像しながらセリフを言わなくてはいけないので『これでいいのか?』と思いながらやっていました(笑)」とふり返った。曰く「“下に落ちる”と脚本に書いてあっても、どれくらいの長さを落ちるのか?どれくらい急なのか?といったことを自分のイメージだけでやるのは難しかったです。叫び声を長く出し過ぎて、のどが痛くなることもありました(苦笑)」とのこと。劇中の遥は、母からもらった大切な手鏡をホッタラケの島で探すが、綾瀬さん自身、かつて大切にしていたが、いまはどこにあるか分からない宝物はあるかと尋ねると「100冊くらいの小さな童話のセットがお気に入りでしたが、どこかに行ってしまいました…」と答えてくれた。遥の母親の声を演じた戸田さんは、今回が声優初挑戦となったが「以前からやってみたかったので嬉しい」と明かし、「監督からは『優しいお母さんで』と言われまして、そのようにやってみましたが…」とふり返った。戸田さんにも、忘れてしまった宝物について尋ねてみると「実家の物置にたまに入ると、いまでも昔の服やテストの答案が残ってるんです(笑)。母が、大切にとっておいてくれてありがたいんですが…」と語り、ふと思い出したように「アコーディオンを昔、大切にしていたんですが、いまどこにあるのか分からないですね」と明かした。同じ質問に対して、「“もの”ではないんですが、中学の頃、仕事が忙しくて、数学の一部を勉強してないままほったらかしになっています。数学は苦手でして…」と苦笑交じりに語ったのは、遥の友人・美穂の声を担当した谷村さん。「アニメはお芝居の勉強にもなるし、何よりすごく好きなので嬉しいです。自然体でのびのびとやらせていただいています」と笑顔を見せた。自身の役柄については「しっかりしたタイプの女の子」と語り、「真面目さ、優等生っぽさが声に出るようにしました。声だけで遥との友人関係を作っていかなくてはいけないところが難しかったです」とも。4年前から本作に取り組んできた佐藤監督は「観終わった後に『終わっちゃったんだ…』と寂しい気持ちになるような世界、キャラクターを作り上げていきたい」と完成に向けて意気込みを語った。製作の亀山氏からは「遥が日本人のかわいい女の子に見えるようにという点に気を遣いました。後は、スカートの長さ――ギリギリ見えそうで見えない感じのかわいらしいエロティシズムにこだわりました。(実写の)綾瀬さんでは絶対出来ないので(笑)」と見どころが明かされた。綾瀬さんは、役名が自身と同じ“はるか”であることに「愛着を感じます!」とも。完成が楽しみな『ホッタラケの島〜遥と魔法の鏡〜』は、8月22日(土)より全国東宝系にて公開。■関連作品:ホッタラケの島〜遥と魔法の鏡〜 2009年8月22日より全国東宝系にて公開© 2009 フジテレビジョン/Production I.G/電通
2009年06月12日2007年に公開されロングランヒットを記録したアニメ『時をかける少女』の細田守がこの夏放つ最新作『サマーウォーズ』。8月1日(土)の公開に先立ち、本作の主題歌に、来年でデビュー35周年を迎える大御所、山下達郎の新曲『僕らの夏の夢』が決定した。山下さんといえば昨年3月、話題のドラマ主題歌としてリリースしたシングル「ずっと一緒さ」が大ヒット。さらに同12月より今年の5月まで27都市50公演という大規模で行われた全国コンサートツアー「Performance 2008-2009」は全てチケットが完売し、6年ぶりのツアーで人気の健在ぶりを見せた。そのツアー後半の時期に、細田監督から直々に山下さんへ主題歌の書き下ろしが依頼があったというが、タイトなスケジュールにもかかわらず、「大きくて普遍的な愛の歌が必要」という監督の熱い願いに応えるべく、楽曲の製作を開始したという。これまでも『東京タワー』(’04)や『ジュブナイル』(’00)などの映画主題歌を手がけたことはあるものの、長編アニメ映画の主題歌を書き下ろすのは、34年間の音楽キャリアの中で初となる。本作にすっかりハマってるという山下さんは、「古き良き日本の原風景と、めくるめくサイバー・バーチャル・ワールドの乱れ打ちに、思わず仕事モードを忘れて見入ってしまいます。こんな素敵な作品のテーマソングを担当させていただき、本当に幸せです。作品の素晴らしさをより一層引き立てることが出来ればと、がんばって作りました」と喜びのコメント。また、後日この曲を聴いた細田監督は「これは“素晴らしい”ではなく、“素敵”ですね」と感涙を浮かべたという。同主題歌を収録したシングルCDは8月中旬にリリース予定。映画『サマーウォーズ』は8月1日(土)より新宿バルト9、池袋HUMAXシネマズ、梅田ブルク7ほか全国にて公開。■関連作品:サマーウォーズ 2009年8月1日より新宿バルト9、池袋HUMAXシネマズ、梅田ブルク7ほか全国にて公開© 2009 SUMMER WARS FILM PARTNERS■関連記事:神木隆之介、谷村美月、桜庭ななみ、仲里依紗が東京アニメフェアに浴衣で揃い踏み15歳の神木隆之介、『時をかける少女』監督最新作で等身大の高校生役に抜擢
2009年06月10日