映画『ちひろさん』が、2023年2月23日(木・祝)より、新宿武蔵野館にて劇場公開される。主演は有村架純、監督は今泉力哉。人気漫画『ちひろさん』を実写映画化映画『ちひろさん』は、月刊漫画誌『Elegance イブ』で、2013年から2018年にわたって第一部が連載された同名人気コミックを実写化するもの。元風俗嬢のお弁当屋さん・ちひろの常識にとらわれない言動が多くの読者から支持を得て、彼女の発する名言がSNSなどで話題となった。“孤独を謳歌する”元風俗嬢ちひろさんを描くストーリーは、元風俗嬢の主人公・ちひろが、とある海辺の町の小さなお弁当屋さんで働きながら、心に傷や悩みを抱えて上手く生きることができない人々と交流する様子を描くもの。ちひろの言葉や行動が、それぞれの人々の生き方に影響を与えていく。なにが正しくて、なにが間違っているのか―?のびのびと心のままに孤独を謳歌するちひろが、急スピードで変わり続ける時代を生き抜く人々にヒントを与えてくれる。主演は有村架純■主人公・ちひろ...有村架純フラリと立ち寄った海辺の町で、あるお弁当屋の味に魅了されて、そこで働き始めた元風俗嬢。風俗で働いていた過去も隠さず、心のままに日々を営む。あっけらかんとした笑顔に、くだけたお喋りで、彼女の周りには次第に人が集まってくるように...。主人公・ちひろを演じるのは、『花束みたいな恋をした』や『前科者』に続き主演を務める有村架純だ。瀬尾久仁子(通称・オカジ)役...豊嶋花自由にイキイキと生きているちひろの姿に心惹かれ、ちひろと出会うことで次第に自らの殻を打ち破っていく高校二年生。ドラマ「大豆田とわ子と三人の元夫」で、主人公とわ子の娘・大豆田唄を演じた豊嶋花が担当する。佐竹マコト役...嶋田鉄太シングルマザーの母親と暮らす小学三年生の男児。近所の公園で心の寂しさを埋めるようにイタズラを仕掛けたことをきっかけに、ちひろと仲を深めていく。バジル役...vanちひろの友人でショーパブで働く美しい歌姫。内海役...リリー・フランキーちひろが務めていた風俗店の元店⻑。『万引き家族』『前科者』のリリー・フランキーが演じる。多恵...風吹ジュンちひろが働く“のこのこ弁当”の店⻑の妻。現在は病気で視力をほぼ失い、入院している。尾藤役...平田満“のこのこ弁当”の店⻑。⻑井役...根岸季衣“のこのこ弁当”のパート主婦。谷口役...若葉⻯也“のこのこ弁当”の常連客で、なにか闇を抱えた建設作業員。『街の上で』『愛がなんだ』など、今泉作品に多数出演してきた若葉⻯也が務める。ヒトミ役...佐久間由衣マコトの母親で夜のお店で働くシングルマザー。宇部千夏役(通称・べっちん)...⻑澤樹オカジの不登校気味の同級生。浮浪者のおじさん...鈴木慶一もう一人の「ちひろ」役...市川実和子ちひろが幼い頃に偶然出会い、その後の人生に大きな影響を与えた、もう一人の「ちひろ」。監督は『愛がなんだ』『街の上で』の今泉力哉監督を務めるのは、『愛がなんだ』『his』『アイネクライネナハトムジーク』『街の上で』などの話題作を手掛け、2022年11月に『窓辺にて』の公開も控える今泉力哉。原作漫画を読んで、「ああ、この寂しさを知っている。なんだろう、この懐かしい気持ちは」と感じたという今泉力哉監督。恋愛映画の名手が、最新作では“恋愛を必要としない主人公”を描き出す。主題歌はくるり&岸田繁が劇伴音楽を担当映画『ちひろさん』の主題歌は、くるりの書き下ろしによる新曲「愛の太陽」。また、くるりの岸田繁が、映画全編を彩る劇伴音楽を担当した。<映画『ちひろさん』あらすじ>彼女に会えば、世界が変わる。元・風俗嬢のちひろは、フラリと立ち寄った海辺の町で、あるお弁当屋の味に魅了されて、そこで働き始める。あっけらかんとした笑顔に、くだけたお喋り。彼女は風俗で働いていた過去も隠さない。軽やかに、そして心のままに日々を営む彼女の周りには、いつしか“生きづらさ”を感じた人間たちが集まってくる。家族との関係を上手く築けず、周りとも上手く馴染めない女子高生、伝えたいことを伝えられず暴力に訴えてしまう少年、父親との過去に悩みながら、いつ暴発する分からない凶暴な自分を抑え込もうとしている青年・・・。やがて彼女に影響を受けた者たちは、彼女を慕っていくようになるがー【詳細】映画『ちひろさん』公開日:2023年2月23日(木・祝)Netflix全世界配信&新宿武蔵野館にて劇場公開出演:有村架純、豊嶋花、嶋田鉄太、van、若葉⻯也、佐久間由衣、⻑澤樹、市川実和子、鈴木慶一、根岸季衣、平田満リリー・フランキー 風吹ジュン原作:安田弘之『ちひろさん』(秋田書店「秋田レディース・コミックス・デラックス」刊)監督:今泉力哉脚本:澤井香織、今泉力哉製作:Netflix、アスミック・エース配給:アスミック・エース制作プロダクション:アスミック・エース、デジタル・フロンティア
2022年08月13日展覧会「ちひろ美術館コレクション 絵本画家の絵の具箱展」が、2022年9月10日(土)から12月4日(日)まで、長野・安曇野ちひろ美術館の展示室3にて開催される。個性豊かな絵本を生む“画材”に注目世界の絵本画家の作品を展示する絵本美術館・安曇野ちひろ美術館では、“画材”に注目した展覧会「絵本画家の絵の具箱展」を開催。個性豊かな作品世界観を構築する油彩、水彩、アクリル絵の具、パステル、マーカーなどの画材や、作家・作品によって異なる技法に焦点を当てる。色彩豊かな油彩作品例えば伝統的な<油彩>の技法で描かれた作品は、イタリアの画家キアラ・ラパッチーニによる『ねえこっちむいて!』を紹介。油彩の発色の良さを生かした、鮮やかな画面が特徴だ。マーカーで描く『すみっこのおばけ』速乾性が高くカラー展開が豊富な<マーカー>に着目するパートでは、子どもに人気の絵本を多く手掛ける武田美穂の作品などを展示。はっきりした線で描かれた親しみやすいキャラクターが登場する『すみっこのおばけ』などを鑑賞できる。画家独自の混合技法もさらに、石膏ボードに<テンペラと油彩>で描く混合技法を用いたチェコ在住の出久根育による『マーシャと白い鳥』など、画家独自の手法も紹介する。【詳細】展覧会「ちひろ美術館コレクション 絵本画家の絵の具箱展」会期:2022年9月10日(土)~12月4日(日)時間:10:00~17:00会場:安曇野ちひろ美術館 展示室3住所:長野県北安曇郡松川村西原3358-24休館日:水曜日(祝休日開館、翌平日休館)※11月23日(水)は開館、24日(木)は休館出展作品数:約23点料金:大人900円 / 高校生以下無料※団体(有料入館者20名以上)、65歳以上、学生は700円※障害者手帳提示者、付き添い者1名まで無料※年間パスポート3,000円
2022年08月12日企画展「谷内こうた展 ―風のゆくえ」が、2022年9月10日(土)から12月4日(日)まで、長野・安曇野ちひろ美術館の展示室4にて開催される。回顧展「谷内こうた展 ―風のゆくえ」谷内こうたは、1971年、22歳のときに3作目の絵本『なつのあさ』で日本人として初めてボローニャ国際児童図書展グラフィック賞を受賞した絵本画家。そぎ落とされた絵と詩のような言葉選びで、今なお日本やヨーロッパの人々を魅了し続けている。企画展「谷内こうた展 ―風のゆくえ」は、2019年に71歳でこの世を去った谷内こうたの初の回顧展。絵本原画や雑誌の表紙絵、初公開作品など、彼の初期から晩年の作品までを一堂に展示し、数々の資料と共に彼の画業を辿る。絵本『なつのあさ』や『ネッカー川の対岸』を紹介回顧展では、1970年代前半に描かれた《ネッカー川の対岸》から、1998年にスイス、エスパース・アンファン国際図書賞特別賞を受賞した『にちようび』、2018年の『ぼくたちのやま』まで約70点の作品を一堂に紹介。数々の国で評価された、移り行く光や空気を色の変化で表す画風や、現実と空想の世界を自由に行き来する独特の世界観を、間近で目にすることができる。初公開・20代前半にドイツで描かれた油彩画もまた、谷内こうたはドイツやフランスの四季折々の自然や街並みを愛し、35歳のときに家族とともにノルマンディーに移住。アトリエを構えて数多くの油彩画を描いた。展覧会では、20代前半で初めてドイツに滞在した際に集中して製作された、初期の油彩画が初公開される。【詳細】企画展「谷内こうた展 ―風のゆくえ」会期:2022年9月10日(土)~12月4日(日)時間:10:00~17:00会場:安曇野ちひろ美術館 展示室4住所:長野県北安曇郡松川村西原3358-24休館日:水曜日(祝休日開館、翌平日休館)※11月23日(水)は開館、24日(木)は休館出展作品数:約70点料金:大人900円 / 高校生以下無料※団体(有料入館者20名以上)、65歳以上、学生は700円※障害者手帳提示者、付き添い者1名まで無料※年間パスポート3,000円
2022年08月12日展覧会“ちひろからの定期便「子どものしあわせ」と「こどものせかい」”が、2022年9月10日(土)から12月4日(日)まで、長野・安曇野ちひろ美術館の展示室1・2にて開催される。展覧会“ちひろからの定期便「子どものしあわせ」と「こどものせかい」”絵本画家・いわさきちひろの作品や世界の絵本画家の作品を紹介する長野・安曇野ちひろ美術館。展覧会では、いわさきちひろが多くの表紙を担当した月刊雑誌「子どものしあわせ」「こどものせかい」にフォーカスし、いわさきちひろの想いと画風の変遷、印刷技術の発展を辿る。代表作が生まれた月刊雑誌「子どものせかい」「子どものしあわせ」は、1963年から没する1974年までの12年間、いわさきちひろが表紙を描いた月刊雑誌。“子どもを題材にすること以外どのように描いても構わない”という出版社の依頼から、のびのびと自由に筆を振るい、「木の葉の精」や「スイートピーとフリージアと少女」といった名作が誕生した。印刷技術と共に辿る絵雑誌「こどものせかい」1958年から取り組んだ至光社の絵雑誌「こどものせかい」の仕事からは、編集者・武市八十雄が追求した“絵の再現性”が見て取れる。「ぶどうを持つ少女」など、淡く繊細な絵の質感に忠実な印刷技術は、彼女の代表絵本「感じる絵本」シリーズにも応用された。展覧会では、絵雑誌や絵本『ことりのくるひ』の原画も公開される。初期作品や歴代「おやゆび姫」もさらに、駆け出しの画家だった1940年代後半の新聞カットや、絵雑誌のための原画、1950年代の“描き版”による紙芝居の仕事、2色刷りによる『あいうえおのほん』などの作品を展示するほか、繰り返し描いた「おやゆび姫」を年代順に並べて公開。ときどきの印刷技術と、いわさきちひろの画風の関連を紹介する。【詳細】ちひろからの定期便「子どものしあわせ」と「こどものせかい」会期:2022年9月10日(土)~12月4日(日)時間:10:00~17:00会場:安曇野ちひろ美術館 展示室1・2住所:長野県北安曇郡松川村西原3358-24休館日:水曜日(祝休日開館、翌平日休館)※11月23日(水)は開館、24日(木)は休館出展作品数:約90点料金:大人900円 / 高校生以下無料※団体(有料入館者20名以上)、65歳以上、学生は700円※障害者手帳提示者、付き添い者1名まで無料※年間パスポート3,000円
2022年08月12日女優の有村架純が主演を務めるNetflix映画『ちひろさん』が、2023年2月23日にNetflix にて全世界配信&劇場公開されることが10日、発表された。月刊漫画誌『Elegance イブ』(秋田書店刊)で2013年から2018年にわたって第一部が連載された傑作漫画『ちひろさん』を原作とする本作は、元風俗嬢の主人公・ちひろが、とある海辺の町の小さなお弁当屋さんで働きながら、心に傷や悩みを抱えて上手く生きることができない人々と交流し、彼女の言葉や行動がそれぞれの人々の生き方に影響を与えていく物語。スピードで変わり続ける時代の中で、なにが正しくて、なにが間違っているのか―。のびのびと心のままに孤独を謳歌する主人公・ちひろは新たな時代の生きるヒントとなる。WEB上のレビューでは、「この漫画に救われた」「こんな風に生きていきたい」といった声や、「まるで絵のある哲学書」「読む者の自意識が問われる極めて恐ろしい書物」といった形容もされ、熱烈に支持されている。主人公・ちひろを演じるのは、昨年大ヒットした『花束みたいな恋をした』や今年公開した『前科者』に続く主演映画作品となり、Netflix作品には今回が初出演となる有村架純。「元・風俗嬢」という、これまでのイメージを覆す役柄を演じる。監督は、『愛がなんだ』、『his』、『アイネクライネナハトムジーク』など数々の話題作を手掛け、昨年スマッシュヒットを飛ばした『街の上で』、2022年11月に公開を予定している『窓辺にて』など、今若者を中心に熱狂的な支持を集めている今泉力哉氏。原作漫画を読んで、「ああ、この寂しさを知っている。なんだろう、この懐かしい気持ちは」と感じたという恋愛映画の名手が、“恋愛を必要としない主人公”を全身全霊で描き出す。有村、今泉監督らのコメントは以下の通り。○■主演:有村架純(ちひろ役)原作の漫画と脚本を読んだ時、純粋に面白いと感じました。息詰まった何かを優しく掬い取ってくれる、じんわりじんわり染み渡るお話で、まるで“ちひろさん”のドキュメンタリーを見ているかのような感覚になり、新しい視点で物語に参加することができました。とはいえ、自分がちひろさんを演じさせていただいたわけですが、撮影が終わるまで“ちひろ”と呼ぶことができず、“ちひろさん”がしっくりくる役どころで、それがどうしてなのかは、物語をご覧になっていただけると嬉しいです。永遠にちひろさんの背中を追いかける、初めての経験でした。今泉さんとは「有村架純の撮休」以来となりましたが、印象変わらず非常に穏やかな撮影現場でした。1カット1カットをストイックに、モニターでチェックするだけでなく時に現場で芝居を目視しながら、最後まで丁寧に切り取って下さいました。今泉監督の戦い方が、この作品にとても合っているように思いました。この世界には、一人漂うように生きることを愛する方もいます。この作品はまさに、一人を愛する人間を主人公に迎えた物語です。誰にも、何にも邪魔されない、干渉しない、影響を受けない、ただただ思うままに生きることを選べたら。そんな生き方が出来たらどれだけ楽だろうか。しかしながら、生きるそばには必ず誰かがいるのも事実です。一人の時間を大切にする日常の根底には人の温もりがあるということに、改めて気づける作品でもあるのではないかと思います。各々呼吸のしやすい場所で好きに生きていいじゃないの、と認め合える世界がたくさんありますように。“ちひろさん”という新しい物語を是非、楽しんで頂けたら嬉しいです。○■監督:今泉力哉漫画『ちひろさん』にはじめて触れた時、この人物を生み出した作者に会いたいと強く思い、プロデューサーに頼んで安田さんと会わせていただきました。その場では、映画化に向けての話し合いというよりも、なんだか人生相談のような、また、ちひろをはじめとする登場人物たちの寂しさや生きづらさ、しあわせのかたちはひとつじゃないこと、変わった大人に出会うことの意義などについて、たくさん話し合ったことを憶えています。有村さん演じるちひろの寂しさはとても美しいです。私は生きるのがあまりうまくないのですが、そんな誰かに届いたら嬉しいです。○■原作:安田弘之この作品が大好きだ!という制作の方々からの依頼。巷にいるなんでもない人たちを見つめる目線が大好きな今泉力哉監督。目の奥に読み切れない静けさを持つ女優の有村架純さん。『ちひろさん』がとうとう実写化されました。海辺の街の撮影現場に一度だけお邪魔した時に感じた(あ。これはいい作品になるな)という手ごたえ。完成品はまだ観ていませんがそうなっているはずです。○■プロデューサー:山野晃(アスミック・エース)漫画『ちひろさん』を最初に読んだときのことは、忘れられません。ちひろという人物が、笑ったり、怒ったり、涙を流したりしながら、作品の中でまるで本当に息をして生きているような感じがしたのです。今泉監督で映画化というアイデアを中里プロデューサーからお聞きし、このちひろという女性を表現できるのは今泉さんしかいない、彼の描くちひろさんにどうしても会ってみたいという一心で企画を進め、Netflix さんとご一緒に実現することが出来ました。そして、主人公・ちひろを体現していただいた有村架純さん。繊細で豊かな表現力と、揺るぎない人間的な魅力。撮影中、ちひろとして“生きて”いた有村さんの姿一つ一つが、今も目に焼き付いて離れません。作品はまだ完成前ですが、心の中の喜びも痛みもそっとなぞってくれるような、見終わった後、世界が少し広がって見えるような、そんな作品になりそうです。ちひろさんとの出会いを、ぜひ楽しみにお待ちください!○■エグゼクティブプロデューサー:岡野真紀子(Netflix)有村架純さんは今までもあらゆるお芝居や豊かな表情で人々を魅了してきた女優さんです。その中でも今回の「ちひろさん」は、新たな発見と驚きでいっぱいでした。温かくて厳しくて、近いようで遠くて、大人なようで少女のようで、妖艶で勇敢で。見たことのない有村さんがこの映画には存在し、そしてその姿は今、世の中が最も欲している魅力的なヒロイン像なのでは、と思わせてくれました。私もコロナ禍において、原作「ちひろさん」に心を救われた一人です。そして、今泉監督が丁寧に愛情を注ぎ続けて創り上げたこの映画を通して、一人でも多くの方に前を向いて生きていくことの美しさを感じていただきたいです。(C)2023 Asmik Ace, Inc. (C)安田弘之(秋田書店)2014
2022年08月10日有村架純主演、今泉力哉監督のNetflix映画『ちひろさん』が2023年2月23日(木・祝)からNetflixにて全世界配信&劇場公開されることが決定した。それに伴い、キャストとスタッフのコメント、特別映像が公開された。原作は、月刊誌「Eleganceイブ」(秋田書店刊)で2013年から2018年にわたって第1部が連載された同名マンガ。元風俗嬢のお弁当屋さん・ちひろの常識にとらわれない言動が女性を中心とした読者に支持され、劇中の名言がWEBやSNSで話題にもなった。WEB上のレビューでは「このマンガに救われた」、「こんな風に生きていきたい」といった声や「まるで絵のある哲学書」、「読む者の自意識が問われる極めて恐ろしい書物」といった形容もされている。著名人にも原作ファンが多い。例えば人気作家・島本理生(『ナラタージュ』等)も、TBS王様のブランチの中で“元気が出るおススメの本”として紹介。「完璧になんて、なろうとしなくていい」と優しく訴えかけたことも記憶に新しい。物語は、元風俗嬢の主人公・ちひろが、とある海辺の町の小さなお弁当屋さんで働きながら、心に傷や悩みを抱えて上手く生きることができない人々と交流。彼女の言葉や行動がそれぞれの人々の生き方に影響を与える、という内容だ。急スピードで変わり続ける時代の中で何が正しくて、何が間違っているのか。のびのびと心のままに孤独を謳歌する、ちひろの姿は新たな時代を生きるヒントとなるだろう。主人公・ちひろを演じるのは、Netflix作品初出演となる有村架純。昨年ヒットした『花束みたいな恋をした』や『前科者』に続く主演映画で「元・風俗嬢」という、これまでのイメージを覆す役柄を演じる。監督は『愛がなんだ』や『his』、『アイネクライネナハトムジーク』など数々の話題作を手掛け、昨年スマッシュヒットを飛ばした『街の上で』、11月に公開を予定している『窓辺にて』など、若者を中心に熱狂的な支持を集め、最も影響力のある映画監督のひとりである今泉力哉。原作を読んで「ああ、この寂しさを知っている。なんだろう、この懐かしい気持ちは」と感じたという恋愛映画の名手が“恋愛を必要としない主人公”を全身全霊で描き出す。コロナ禍を経て世界がいまだかつてないスピードで変わり続ける中で、心のままに生きることの大切さ、孤独と向き合うことの尊さを描く本作。心が浄化される様な、小さな奇跡の物語に期待しよう。有村架純、スタッフコメント<有村架純(ちひろさん役)・コメント>原作のマンガと脚本を読んだ時、純粋に面白いと感じました。息詰まった何かを優しく掬い取ってくれる、じんわりじんわり染み渡るお話で、まるで“ちひろさん”のドキュメンタリーを見ているかのような感覚になり、新しい視点で物語に参加することができました。とはいえ、自分がちひろさんを演じさせていただいたわけですが、撮影が終わるまで“ちひろ”と呼ぶことができず、“ちひろさん”がしっくりくる役どころで、それがどうしてなのかは、物語をご覧になっていただけると嬉しいです。永遠にちひろさんの背中を追いかける、初めての経験でした。今泉さんとは「有村架純の撮休」以来となりましたが、印象変わらず非常に穏やかな撮影現場でした。1カット1カットをストイックに、モニターでチェックするだけでなく時に現場で芝居を目視しながら、最後まで丁寧に切り取って下さいました。今泉監督の戦い方が、この作品にとても合っているように思いました。この世界には、ひとり漂うように生きることを愛する方もいます。この作品はまさに、ひとりを愛する人間を主人公に迎えた物語です。誰にも、何にも邪魔されない、干渉しない、影響を受けない、ただただ思うままに生きることを選べたら。そんな生き方が出来たらどれだけ楽だろうか。しかしながら、生きるそばには必ず誰かがいるのも事実です。ひとりの時間を大切にする日常の根底には人の温もりがあるということに、改めて気づける作品でもあるのではないかと思います。各々呼吸のしやすい場所で好きに生きていいじゃないの、と認め合える世界がたくさんありますように。“ちひろさん”という新しい物語を是非、楽しんで頂けたら嬉しいです。<今泉力哉(監督)・コメント>マンガ『ちひろさん』にはじめて触れた時、この人物を生み出した作者に会いたいと強く思い、プロデューサーに頼んで安田さんと会わせていただきました。その場では、映画化に向けての話し合いというよりも、なんだか人生相談のような、また、ちひろをはじめとする登場人物たちの寂しさや生きづらさ、しあわせのかたちはひとつじゃないこと、変わった大人に出会うことの意義などについて、たくさん話し合ったことを憶えています。有村さん演じるちひろの寂しさはとても美しいです。私は生きるのがあまりうまくないのですが、そんな誰かに届いたら嬉しいです。<安田弘之(原作)・コメント>この作品が大好きだ!という制作の方々からの依頼。巷にいるなんでもない人たちを見つめる目線が大好きな今泉力哉監督。目の奥に読み切れない静けさを持つ女優の有村架純さん。『ちひろさん』がとうとう実写化されました。海辺の街の撮影現場に一度だけお邪魔した時に感じた(あ。これはいい作品になるな)という手ごたえ。完成品はまだ観ていませんがそうなっているはずです。<山野晃(アスミック・エース / プロデューサー)・コメント>マンガ『ちひろさん』を最初に読んだ時のことは、忘れられません。ちひろという人物が、笑ったり、怒ったり、涙を流したりしながら、作品の中でまるで本当に息をして生きているような感じがしたのです。今泉監督で映画化というアイデアを中里プロデューサーからお聞きし、このちひろという女性を表現できるのは今泉さんしかいない、彼の描くちひろさんにどうしても会ってみたいという一心で企画を進め、Netflixさんとご一緒に実現することが出来ました。そして、主人公・ちひろを体現していただいた有村架純さん。繊細で豊かな表現力と、揺るぎない人間的な魅力。撮影中、ちひろとして‟生きて”いた有村さんの姿一つ一つが、今も目に焼き付いて離れません。作品はまだ完成前ですが、心の中の喜びも痛みもそっとなぞってくれるような、見終わった後、世界が少し広がって見えるような、そんな作品になりそうです。ちひろさんとの出会いを、ぜひ楽しみにお待ちください!<岡野真紀子(Netflix / エグゼクティブプロデューサー)・コメント>有村架純さんは今までもあらゆるお芝居や豊かな表情で人々を魅了してきた女優さんです。その中でも今回の『ちひろさん』は、新たな発見と驚きでいっぱいでした。温かくて厳しくて、近いようで遠くて、大人なようで少女のようで、妖艶で勇敢で。見たことのない有村さんがこの映画には存在し、そしてその姿は今、世の中が最も欲している魅力的なヒロイン像なのでは、と思わせてくれました。私もコロナ禍において、原作「ちひろさん」に心を救われたひとりです。そして、今泉監督が丁寧に愛情を注ぎ続けて創り上げたこの映画を通して、ひとりでも多くの方に前を向いて生きていくことの美しさを感じていただきたいです。『ちひろさん』2023年2月23日(木・祝)Netflix全世界配信&新宿武蔵野館にて劇場公開
2022年08月10日有村架純主演、今泉力哉監督による、Netflixとアスミック・エースが共同製作したNetflix映画『ちひろさん』が2023年2月23日(木・祝)よりNetflixにて全世界配信&劇場公開されることが決定。劇中映像と場面写真が解禁された。物語は、元風俗嬢の主人公・ちひろが、とある海辺の町の小さなお弁当屋さんで働きながら、心に傷や悩みを抱えて上手く生きることができない人々と交流し、彼女の言葉や行動がそれぞれの人々の生き方に影響を与えていく、という内容。原作漫画「ちひろさん」は、「凪のお暇」などを連載している月刊漫画誌「Eleganceイブ」(秋田書店刊)で2013年から2018年にわたって第一部が連載された傑作漫画。元風俗嬢のお弁当屋さん・ちひろの言動が女性を中心とした読者に強く支持され、ちひろの発する名言は共感を呼び、WEB・SNSでも話題に。著名人にも原作ファンが多く、有村さん出演で映画化された「ナラタージュ」などで知られる人気作家・島本理生が、TBS「王様のブランチ」の中で“元気が出るおススメの本”として「ちひろさん」を紹介。「完璧になんて、なろうとしなくていい」と優しく訴えかけ、各方面から熱狂的な支持を得ている。WEB上のレビューでは、「この漫画に救われた」「こんな風に生きていきたい」といった声や、「まるで絵のある哲学書」「読む者の自意識が問われる極めて恐ろしい書物」といった形容もされ、熱烈に支持されている。有村架純主人公「ちひろ」を演じるのは、昨年大ヒットした『花束みたいな恋をした』や今年公開した『前科者』に続く主演映画作品となり、ドラマ「石子と羽男-そんなコトで訴えます?-」に出演中、Netflix作品には今回が初出演となる有村架純。「温かくて厳しくて、近いようで遠くて、大人なようで少女のようで、妖艶で勇敢で。見たことのない有村さんがこの映画には存在し、そしてその姿は今、世の中が最も欲している魅力的なヒロイン像なのでは、と思わせてくれました」とエグゼクティブプロデューサー:岡野真紀子(Netflix)が、その役柄を演じ切った有村さんを称える。監督は、『愛がなんだ』『his』『アイネクライネナハトムジーク』など数々の話題作を手掛け、昨年スマッシュヒットを飛ばした『街の上で』、2022年11月に公開を予定している『窓辺にて』など、いま若者を中心に熱狂的な支持を集め、最も影響力のある映画監督のひとりである今泉力哉。「彼の描くちひろさんにどうしても会ってみたいという一心で企画を進め、Netflixさんとご一緒に実現することが出来ました」と、プロデューサーの山野晃(アスミック・エース)は明かしている。今泉力哉監督原作漫画を読んで、「ああ、この寂しさを知っている。なんだろう、この懐かしい気持ちは」と感じたという恋愛映画の名手が、“恋愛を必要としない主人公”を描き出す。有村架純、今泉監督、原作者からコメント到着●有村架純(ちひろ 役)「各々呼吸のしやすい場所で好きに生きていい」原作の漫画と脚本を読んだ時、純粋に面白いと感じました。息詰まった何かを優しく掬い取ってくれる、じんわりじんわり染み渡るお話で、まるで“ちひろさん”のドキュメンタリーを見ているかのような感覚になり、新しい視点で物語に参加することができました。とはいえ、自分がちひろさんを演じさせていただいたわけですが、撮影が終わるまで“ちひろ”と呼ぶことができず、“ちひろさん”がしっくりくる役どころで、それがどうしてなのかは、物語をご覧になっていただけると嬉しいです。永遠にちひろさんの背中を追いかける、初めての経験でした。今泉さんとは「有村架純の撮休」以来となりましたが、印象変わらず非常に穏やかな撮影現場でした。1カット1カットをストイックに、モニターでチェックするだけでなく時に現場で芝居を目視しながら、最後まで丁寧に切り取って下さいました。今泉監督の戦い方が、この作品にとても合っているように思いました。この世界には、一人漂うように生きることを愛する方もいます。この作品はまさに、一人を愛する人間を主人公に迎えた物語です。誰にも、何にも邪魔されない、干渉しない、影響を受けない、ただただ思うままに生きることを選べたら。そんな生き方が出来たらどれだけ楽だろうか。しかしながら、生きるそばには必ず誰かがいるのも事実です。一人の時間を大切にする日常の根底には人の温もりがあるということに、改めて気づける作品でもあるのではないかと思います。各々呼吸のしやすい場所で好きに生きていいじゃないの、と認め合える世界がたくさんありますように。“ちひろさん”という新しい物語を是非、楽しんで頂けたら嬉しいです。●監督:今泉力哉「生きるのがあまりうまくない、そんな誰かに届いたら」漫画「ちひろさん」にはじめて触れた時、この人物を生み出した作者に会いたいと強く思い、プロデューサーに頼んで安田さんと会わせていただきました。その場では、映画化に向けての話し合いというよりも、なんだか人生相談のような、また、ちひろをはじめとする登場人物たちの寂しさや生きづらさ、しあわせのかたちはひとつじゃないこと、変わった大人に出会うことの意義などについて、たくさん話し合ったことを憶えています。有村さん演じるちひろの寂しさはとても美しいです。私は生きるのがあまりうまくないのですが、そんな誰かに届いたら嬉しいです。●原作:安田弘之「目の奥に読み切れない静けさを持つ女優の有村架純さん」この作品が大好きだ!という制作の方々からの依頼。巷にいるなんでもない人たちを見つめる目線が大好きな今泉力哉監督。目の奥に読み切れない静けさを持つ女優の有村架純さん。『ちひろさん』がとうとう実写化されました。海辺の街の撮影現場に一度だけお邪魔した時に感じた(あ。これはいい作品になるな)という手ごたえ。完成品はまだ観ていませんがそうなっているはずです。Netflix映画『ちひろさん』は2023年2月23日(木・祝)よりNetflixにて全世界配信&新宿武蔵野館にて劇場公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:【Netflix映画】ブライト 2017年12月22日よりNetflixにて全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】マッドバウンド 哀しき友情 2017年11月17日よりNetflixにて全世界同時配信【Netflixオリジナルドラマ】オルタード・カーボン 2018年2月2日より全世界同時オンラインストリーミング2月2日(金)より全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】レボリューション -米国議会に挑んだ女性たち-
2022年08月10日俳優の吉沢亮と女優の宮崎あおいがW主演を務めるNetflix映画『クレイジークルーズ』が全世界配信されることが4日、発表された。物語は、エーゲ海に向かう巨大な豪華クルーズ船・MSCベリッシマを舞台に、客からの注文に無心で仕えるバトラー・冲方優(うぶかたすぐる/吉沢亮)と、ある目的のために客船に乗り込んできた謎の女性・盤若千弦(ばんじゃくちづる/宮崎あおい)が、船上で起きた殺人事件の謎に迫っていくミステリー&ロマンティックコメディ。映画『花束みたいな恋をした』の坂元裕二氏が脚本を手がけ、坂元氏とドラマ『大豆田とわ子と三人の元夫』でタッグを組んだ瀧悠輔氏が監督を務め、初のNetflix作品となる坂元氏が、自身の手がけた作品史上最大のスケールと語る、豪華エンターテインメント作品となっている。脇をかためるのは、“いわくつき”でクセ強めな登場人物たち。新人船長・矢淵初美(やぶちはつみ)役に吉田羊、不倫中の映画プロデューサー・保里川藍那(ほりかわあいな)役に菊地凛子、カンヌに出るような映画にでたい若手俳優・井吹真太郎(いぶきしんたろう)役に永山絢斗、萩原組元組員・湯沢龍輝(ゆざわりゅうき)役に泉澤祐希、萩原組長の娘・萩原汐里(はぎわらしおり)役に蒔田彩珠、医療界のゴッドファーザー・久留間宗平(くるまそうへい)役に長谷川初範、久留間家の嫁・久留間美咲(くるまみさき)役に高岡早紀、ゴッドファーザーの息子・久留間道彦(くるまみちひこ)役に安田顕と豪華俳優陣が揃った。さらに、久留間家の家政婦の息子・佐久本奏翔(さくもとかなと)役に潤浩、久留間家の娘・久留間玲奈役に大貝瑠美華と、2人の可愛い子役もクレイジークルーズに乗船する。このたび、W主演の吉沢亮と宮崎あおい、脚本の坂元裕二氏と瀧悠輔監督がコメントを寄せた。また、劇中衣装をまとったキャスト12人の写真も公開された。豪華客船のバトラーと船長、そして優雅なクルーズを楽しむ乗客らしい、お洒落で華やかな衣装も本作の見どころとなっている。○■吉沢亮是非ともご一緒したいと思っていた坂元裕二さん、学生時代から憧れていた宮崎あおいさんをはじめ、魅力溢れるキャストの皆さま、素晴らしいスタッフの皆さま、いっぱいある製作費、沢山の夢が一度に叶った色んな意味で贅沢な現場でした。本を読んだ時から笑いとキュンが凄くて、面白い作品になると確信しております。是非お楽しみに!○■宮崎あおい約2年ぶりに作品に参加させていただき、改めて”現場が大好き”と感じる毎日でした。坂元裕二さんの脚本は何度読んでも面白く、どの登場人物も本当にチャーミングです。それを、吉沢さんをはじめとする魅力的な役者さんたちが演じているのを一番近くで見ることができるのだからなんて贅沢なこと!!スタッフの方が働いている姿はやっぱりカッコよくて、このチームの一員になれて幸せでした。とっても素敵な作品が完成する予感がしています。○■脚本/坂元裕二他に類を見ない壮大なスケールでお送りするロマンティックコメディです。こんな映画が作りたい!と昔からずっと思い描いてきたけど、きっと一生無理だろうなと諦めていた夢が叶いました。吉沢亮さん、宮崎あおいさんをはじめとする最高のキャストによるチャーミングな人々、美しい衣装、華麗な音楽と共に、夢のような時間を過ごしていただけることと思います。リッチでロマンティックな海の旅をお楽しみに!○■監督/瀧悠輔人生で初めて観たドラマは「東京ラブストーリー」でした。それからドラマや映画にハマり、監督を志しました。そして今、日常を送るのにも困難な状況に陥ってしまったこの世界ですが…1つだけ、皆様にお伝えしておきたいのです。現場に立つ優(吉沢さん)と千弦(宮崎さん)を見た時僕は、初めて物語に魅了されたあの時と同じ気持ちになっていました。2 人と、この物語をずっと見ていたくなるあの気持ちに。頑張ります。楽しみにしていてください。○■エクゼクティブ・プロデューサー/岡野真紀子(Netflix コンテンツ・アクイジション部門 マネージャー)最初に坂元さんのシナリオを読んだ日、興奮して眠れませんでした。最初に吉沢さん、宮崎さんのお芝居を拝見した日、キュンとして眠れませんでした。最初にとんでもない規模のオープンセットに足を踏み入れた日、色んな意味でドキドキして眠れませんでした。この映画を観ている間だけは、現実世界からワープして身も心もワクワクに包み込まれる....そんな映画を作りたい!届けたい!その一心で最高のスタッフキャストと共に丹精込めてこの作品を創り上げています。魅惑のクルーズの旅へようこそ!!
2022年07月04日女優の宮崎あおいと俳優の望月歩が出演する日本マクドナルド「てりたま」シリーズの新CM「いっしょに、てりたま、たべよっか!」編が8日から全国(※一部地域除く)で放送される。桜が咲く春の季節、オフィス街を早足で歩く先輩社員の宮崎を追いかけながら、遠回しに誘いをかける後輩の望月。小悪魔気分で気づかないフリを楽しんでいる宮崎だったが、後輩の勇気ある行動を受け入れ、80年代シティポップの名曲・EPOの「う・ふ・ふ・ふ」をバックに、芝生の広場で一緒に「てりたま」を頬張るストーリーとなっている。意を決した後輩が先輩の前に立ちはだかるシーンの撮影では、必死な望月と素っ気なく振る舞う宮崎の表情のコントラストに、周囲から「かわいい~」との声が。左右にかわそうとする先輩を“通せんぼ”する場面では、2人の動きがピッタリと合いすぎてしまい「それだとダンスみたいだから少しずらしましょう(笑)」と監督がリクエストするひと幕も見られた。マクドナルドのCM初出演の宮崎だが、実は30年ほど前にエキストラで出演したことがあるそう。「5~6歳の頃、ハッピーセットのCMに出させていただいたことがあり、自分の中で勝手に『30年ぶり』って(笑)。母とも『嬉しいね』という話をしていて」と明かす。CMテーマである「いっしょに、てりたま、たべよっか!」にちなみ、一緒に食べたい人、食べたい場所を聞かれると「室内で食べるのももちろんおいしいですけど……やっぱり、ちょっと暖かくなってきていいお天気の時にシートを敷いて、公園でピクニックしながらお友達とか家族と一緒に外の空気を感じながら食べるのが理想かな、と思います」と答えた。また、新生活が始まるこの季節に新しくチャレンジしたいことを「今、ある資格を取ろうと思って絶賛勉強中でして(笑)。まだ始めたばかりなので何かは言えませんが……今年は学ぶ1年にできたらいいなと思っています」と告白。「大人になってから勉強することが少ないので、なかなか頭にも入ってこないし大変なんですけど、大人になってから学ぶって楽しいなぁ、おもしろいなぁと思いながら日々を過ごしているので、学ぶ1年にしたい」と意気込みを語った。
2022年03月02日日本の画家・いわさきちひろ作品が、サンリオのプロデュースのもと商品化決定。いわさきちひろ作品が雑貨&インテリアに!いわさきちひろは、子どものための絵本を数々世に贈り出した、日本を代表する画家だ。水彩画の技法を駆使した、柔らかな作品の中には「世界中の子どもみんなに平和としあわせを」という思いが込められている。ボローニャ国際児童図書展グラフィック賞など、世界の名だたる作品賞を受賞。代表作に『おふろでちゃぷちゃぷ』『あめのひのおるすばん』などを持つ、いわさきちひろの「ちひろ美術館」には9,400を超える作品が所蔵されているという。サンリオは、この所蔵作品の中から90点の作品を厳選。いわさきちひろを代表する水彩画に加えて、線画作品もピックアップし、生活雑貨・服飾雑貨・インテリア等、幅広いカテゴリーで商品化を募っていく。なお、ライセンシーの募集は2022年3月1日(火)より開始する。【問い合わせ先】㈱サンリオお客様センターTEL:03-3779-8148 (土日祝日を除く平日10:00~17:00)
2022年02月03日11月28日夕方、東京・渋谷区の恵比寿駅近くで救急車のドアを蹴ってへこませたとして、器物損壊の疑いで現行犯逮捕された歌手・鬼束ちひろ(41)。逮捕から2日が経った30日午後、処分保留で釈放され取り調べを受けていた東京湾岸警察署を後にしたという。各メディアによると、検察側は身柄を勾留した上での捜査は必要ないと判断。勾留請求はせず同日釈放となり、今後、警視庁は任意での捜査に切り替える方針だという。事件の発端は鬼束と一緒にパチンコをしていた友人女性が体調を崩し、救急車を呼んだこと。報道では救急車が到着した際に、鬼束が通行人に嫌味を言われたためパニックになり救急車を蹴ってしまったという。「鬼束さんは事件当時、飲酒はしていなかったようです。また逮捕後には警察署への留置前に薬物検査も実施しましたが、結果は陰性でした。喜怒哀楽が激しいと自ら語っていた鬼束さんは、最近のインタビューではコロナ禍で不安定な世の中を《見ない努力をずっとしてる。パチンコ行ってる》と明かしていました。友人が搬送されるといった事態の最中にさらなる予想外の出来事が起きてしまい、一層混乱してしまったのではないでしょうか」(スポーツ紙記者)「自分が1番悪いというのは分かっているが、私に嫌味を言った男は許せない」と供述したという鬼束。確かに救急車を蹴ったことは許されないが、ネット上ではその理由に同情を寄せる声も上がっている。《何で救急車を蹴ったか理由が出てたけど、確かに蹴ったのは悪いけど鬼束ちひろに同情はする》《確かに蹴ってはいけないが 救急車止まってパニックになってるところに通行人が嫌味言ってくるとか通行人何考えてんだ・・・ 鬼束ちひろさんの気持ちもわかるわ》《鬼束ちひろ逮捕、、救急車蹴ったのは悪い事だけど 責めるより心配になった。パニック大丈夫かな》
2021年11月30日「いわさきちひろ展」が、茨城県近代美術館で2021年7月24日(土)から8月29日(日)まで開催される。子どもを描き続けた画家・いわさきちひろいわさきちひろは、生涯にわたって子どもを描き続けた画家。新聞や絵雑誌などの挿絵を描き、1956年に小学館児童出版文化賞を受賞。1957年には、絵と文が一体となった創作絵本『あめのひのおるすばん』を発表するなど、絵本画家として活躍した。初期作品から絵本の原画などの代表作まで本展では、いわさきちひろの生涯と作品を豊富な資料を交えて紹介。油彩画や素描など稀少な初期作品から、絵雑誌やカレンダー、絵本の原画などの代表作まで網羅的に展示する。たとえば、いわさきちひろが描く愛らしい“あかちゃん”の絵は、何気なく描かれたようにも捉えられる作品だか、実は巧みな“描写力”と水彩絵の具やパステルなどの“画材を自在に操る技”によって描かれたもの。そんな高度な技法については、VI章の「ちひろの技―感じたとおりに描くこと」で紹介する。観客参加型のメディア・アート作品もさらに、観客参加型の作品制作を行うアートユニット・plaplaxが、いわさきちひろ作品とのコラボレーションにより制作したメディア・アート作品も用意。描く楽しさが体感できる作品《絵の具の足あと》や、絵の中に入りこんだような感覚を味わえる《絵のなかの子どもたち》を展示する。展覧会概要「いわさきちひろ展」会期:2021年7月24日(土)~8月29日(日)休館日:月曜日※ただし、8月9日(月・振休)は開館、8月10日(火)は休館。開館時間:9:30~17:00(入場は16:30まで)会場:茨城県近代美術館住所:茨城県水戸市千波町東久保 666-1入館料:一般1,100 (1,000)円/満 70 歳以上 550 (500)円/ 高大生 870 (730)円/小中生 490 (370)円※( )内は、20 名以上の団体料金。※障害者手帳 ・指定難病特定医療費受給者証等の所有者は無料。※ウェブ予約を推奨。「日時指定ウェブ整理券」(無料)取得者が優先入場となる。来館日の1ヶ月前よりオンラインにて予約可能。詳細は公式HPを確認。【問い合わせ先】茨城県近代美術館TEL:029-243-5111
2021年05月28日今、注目の女の子を紹介する『anan』で連載中の「イットガール」。今回は女優、モデルの吉倉あおいさんです。感染症をテーマにした舞台で内科研修医役に初挑戦!舞台で未知の感染症に立ち向かう医師を演じる。「母が医療従事者なので小さい頃から話を聞いていて、アルコール消毒やマスクをするのが習慣でした。現場の声も取り入れたこの舞台を観て、未来に希望を持って生きるヒントになったら嬉しいです」。役の北村今日子とは似ているところも。「ドジな性格が一緒。私も歯磨き粉と洗顔料を間違えたりするので(笑)」。インドア派で、「おうち時間が大好き!」と即答。「模様替えをしたり、洗濯物のたたみ方を色々試したり…。時間があっという間!」ラミィキューブをやりたくてウズウズ!だいぶ頭を使うボードゲームだけど、友達とするのが楽しいんです親友からもらったカメラにハマり中。おうち時間に撮影。愛犬、イビキの写真はiPhoneケースに入れています。だし塩を使い分けて料理をしています。お湯にのどぐろ出汁塩を入れると美味しい。水筒で現場に持参しています。よしくら・あおい1994年生まれ。雑誌『mina』でレギュラーモデルとして活躍中。上演中の舞台『「ドクター・ブルー」~いのちの距離~』では、内科研修医の北村今日子を演じる。※『anan』2021年2月3日号より。写真・土佐麻理子文・松下侑衣花(by anan編集部)
2021年01月31日大森立嗣監督が、今村夏子の小説を芦田愛菜主演で映画化する『星の子』。この度、芦田さん演じる主人公ちひろの繊細な揺らぎを写し出した場面写真と、各界著名人から絶賛のコメントが到着した。「Mother」「マルモのおきて」などに出演し子役として活躍。本作ではさらに進化し、才能と輝きあふれる映画女優としての姿を見せ、その表現力が話題の芦田さん。演じているときは「自分がその役になるというより、その役が自分に近づいてくる感覚になる」と言う芦田さん。本作でも一日中ずっと、ちひろのことを考えていたそうで「撮影が進むほど、私の部分がどんどん少なくなって、ちひろの部分が多くなりました」と話し、「家族から『ちひろの話し方が抜けてないよ』と言われることもあり、いつもちひろが心のどこかにいた気がします」と撮影をふり返っている。今回大森監督が映画化にあたって挑戦したのは、少女の心の繊細な揺らぎを撮ること。さらに、「セリフのないときのちひろをどう捉えるかです。喋っていないちひろにこそ、この映画の核があると思います。繊細なものが隠れていて、それは映画だから描けることの一つです」とコメント。芦田さんについては「セリフのない一人でいるシーンが印象に残っています。芦田さんは的確な読解力と、引き出しの多さ、表現力、コミュニケーション能力、どれをとっても素晴らしかったです」と語り、「恐ろしい程のバランス感覚を持っています。15歳にして、自分のことを肯定しながら、解放していくことができるのは凄い。自分のどうしようもない部分を自分で認めないと演技のスタート位置に立てないのですが、芦田さんはそれができているので、もう子役という認識はなかったです」と絶賛した。今回到着した場面写真では、一人佇むシーンや涙目の横顔など、そんな女優・芦田愛菜の一端が垣間見える。また、各界著名人は本作について「原作に描かれた、淡い覚醒を前にゆれうごくヒロインのまなざしが、スクリーンにみごとに再現されていて感動しました」(鴻巣友季子/翻訳家・エッセイスト)、「芦田愛菜ちゃんとは一緒に番組をやらせて頂いていますが、この映画には女優、芦田愛菜『さん』がいました」(サンドウィッチマン富澤たけし/お笑い芸人)、「愛菜ちゃんとは、バラエティで共演させて頂いてますが、それとはまた違う…彼女の生業『女優・芦田愛菜』の真髄を見ました」(サンドウィッチマン伊達みきお/お笑い芸人)。「芦田愛菜さんの小さな頃から変わらぬ素晴らしさに感慨深いものがありました」(鈴木福/俳優)、「笑える理由はこの世なのか、この世に生きる自分なのか。素晴らしく完成度の高い物語と登場する人々。全ての行動と言動の動機が理解できるから笑ってしまう。しかしずっと笑ってもいられない。芦田愛菜さんのお芝居がそうさせる。この映画、全部凄い」(山田孝之/俳優)などとコメントを寄せている。『星の子』は10月9日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:星の子 2020年10月9日よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開©2020「星の子」製作委員会
2020年10月06日芦田愛菜が6年ぶりに主演する実写映画『星の子』。この度、芦田さん演じる主人公のちひろがひと目ぼれ、その後もちひろを大きく揺さぶる新任の数学教師登場シーンの映像が解禁。岡田将生が演じている。今回解禁となるのは、中学3年生となったちひろが、始業式で新任の数学教師・南隼人にひと目惚れするシーン。爽やかなスーツ姿で登場し、女子生徒たちが歓声をあげる中、ちひろも声には出さないが、瞬きを忘れたかのように南先生をじっと見つめている。戸惑いと胸の高鳴りが入り交じったような表情が印象的だ。さらには「テニス部に入りたいんですけど!」と、中学3年生にして南先生が顧問を務める女子テニス部に入部申し込み…。「ちひろで3人目だよ。あのね、3年生の応募は受け付けてないの」と諭され、「えっ…」と固まる姿が切り取られている。テニス部入部はかなわなかったものの、授業中も南先生の似顔絵を描き続け、仲のよい友達からは“南先生のストーカー”とからかわれるほど南先生に夢中になり、心ときめかせながら学校生活を送るように。しかし、予告編では、ちひろに「迷惑なんだよ!」「その変な水もしまえ!」と怒鳴る南先生が映し出されている。緑のジャージを着て夜の公園で奇妙な儀式をする、ちひろの両親を南先生が見てしまったことから、事態は一変していく――。南先生を演じる岡田さんは、映画では『告白』(2010)以来の先生役。岡田さんは「若さゆえの勢いもあって、善と悪が分からなくなる、空気が読めなくなる先生」と説明するが、ちひろに怒りをぶつけるシーンは「難しかった」と打ち明ける。大森立嗣監督から「もう少し感情的になってもいい」「子供っぽくなってもいい」とアドバイスを受けて演じきり、「こういう役は新鮮で、そういう意味では楽しい役でした」とふり返る岡田さん。芦田さん演じるちひろを大きく揺さぶり、物語を動かすキーパーソンとなる南先生、それに対峙するちひろの動向も見逃せない。『星の子』は10月9日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:星の子 2020年10月9日よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開©2020「星の子」製作委員会
2020年09月24日8月下旬のある朝。東京郊外のスタジオに現れたのは、宮崎あおい(34)だ。この日、宮崎はCM撮影のためにやってきた。移動の車から降りて現場に入ったときの私服は、紺のワンピースに黒いショートブーツ姿。小さな顔をマスクで覆っており、新型コロナウイルスの感染対策もバッチリだ。さらに真夏日になりそうな気温にもかかわらず、薄手とはいえ長袖のカーディガンを羽織っている。そして、よくよくおなかを見ると……。ぽっこりと膨らんでいる!「彼女は今、2人目のお子さんを妊娠中です。すでに安定期に入っており、出産は年内を予定していると聞いています」(宮崎の知人)カーディガンは膨らんだおなかを目立たないようにするためか、または大切な体を冷やさないようにするためだったのだろう――。’17年12月、V6の岡田准一(39)と結婚した宮崎。2人の間には、’18年10月に第1子となる男の子が誕生している。「岡田さんや宮崎さんがメディアで、家庭や子育ての話をすることはほとんどありません。しかし、週刊誌などでは、夫妻や家族で外出する様子をたびたび報じられています」(芸能関係者)最近の『FRIDAY』(9月11日号)でも、岡田がスーパーで買い物中にグズる長男をあやす姿が報じられている。岡田といえばジャニーズ屈指の演技派。映画『燃えよ剣』(公開日未定)や『ザ・ファブル 第二章』(’21年公開)といった話題作の公開も控えており、俳優として大忙しの日々を送っているが、私生活ではイクメンの面があるらしい。「かなり子煩悩で、長男の扱いはお手のもの。家族でスーパーに行くときは岡田さんがお子さんの相手をしてくれる“鉄壁のサポート”で、宮崎さんは安心して買い物に集中できるそう。荷物を持つのも、家族で出かけたときの岡田さんの任務なのだといいます(笑)。V6では長野博さん(47)、井ノ原快彦さん(44)も2児のパパ。“先輩”から助言をもらっているのかもしれませんね」(前出・芸能関係者)妻思い、子思いな様子が感じとれるが、そんな岡田に、この数カ月で変化があったという。「それまで岡田さんはジャニーズ事務所のタレント専用ジムに、ほぼ毎日通っていたんです。しかし、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、ジムは一時閉鎖。緊急事態宣言が明けた6月以降に再開したのですが、岡田さんは以前ほど姿を現さなくなったそうなんです。 そのころに宮崎さんの妊娠がわかって、妻を気遣いコロナの感染リスクを少しでも避けるべく、自宅でのトレーニングにいそしんでいるのかもしれませんね」(前出・芸能関係者)一方、妻である宮崎は、ここ数年、仕事よりも家庭という気持ちが強いようだ。「女優業はもちろん大切ですが、今は子育て最優先のようです。初めての出産以降、断続的に仕事をこなしてはいますが、CM出演やナレーションの仕事など数日の稼働で済む仕事をメインにしています」(前出・宮崎の知人)現在、NHK総合では宮崎が’06年にヒロインを務めた連続テレビ小説『純情きらり』がアンコール放送中。視聴しているファンからは、新しい作品への出演を期待する声も大きくなっているが……。「宮崎さんには映画やドラマのオファーが続々と来ていると聞いています。岡田さんもそうですが、宮崎さんも日本アカデミー賞の受賞歴がある実力派ですからね」そう語るのはさる映像関係者。しかし前出の宮崎の知人は、本格女優復帰はかなり先になるだろうとみている。「今年の年初にTBSの新春ドラマ企画に参加し、久々の女優仕事となりましたが、それもあくまで単発ドラマ。今後、2番目のお子さんの出産を控えていることを考えると、女優はもう1年ほど休業するのではないでしょうか」昨年10月、あるインタビューで10年後の未来像について尋ねられた宮崎は女優業について、こう答えている。《今は、自分がやりたいと思える仕事に、心地いいペースで参加させていただいているので、このありがたい状況が続いていればいいなと思います》(「毎日キレイ」より)また同時期の別のインタビューでは、《私自身は私生活も充実させて人生をしっかり整えてこそ、良いお仕事もできると考えているタイプで。どちらかだけになってしまうのは苦手かもしれません》(「Woman type」より)彼女にとって、仕事の原動力そのものが“愛する家族”のようだ。自分のペースで家庭と仕事を両立していくのだろう。「宮崎さんは昨年、料理の本を出版したのを機に、世界の家庭料理をつくることにハマっているそう。お子さんたちが何でも食べられる年ごろになったら、いろいろな料理を振る舞おうと意気込んでいるようです」(前出・芸能関係者)また、2人は昨年、都内の閑静な住宅地に新居を構えたばかり。「自然好きな宮崎さんの希望で、かなり広い庭があるんです。2人のお子さんを庭で遊ばせる日を夫妻は楽しみにしているのではないでしょうか」(前出・宮崎の知人)新たな家族を迎えるにあたり、2人の夢はさらに広がっていくようだ――。「女性自身」2020年9月22日号 掲載
2020年09月07日「ミス東スポ2020」の記者発表イベントが25日、都内で行われ、緑川ちひろ、川瀬杏南、安井まゆがグランプリを獲得。準グランプリには空城のん、特別賞には枢木むつがそれぞれ選ばれた。今年で9回目を迎える東京スポーツ主催のミスコン「ミス東スポ2020」。今年は約100人がエントリーし、8月からサバイバル予選ステージを展開。その結果、8人のファイナリストが最終選考となったこの日のイベントに登場し、緑川ちひろ、川瀬杏南、安井まゆがグランプリに選ばれた。総合ポイント1位でグランプリに選ばれた緑川は、昨年11月にレースクイーンとしてデビューし、今年6月にグラビアデビューを飾った26歳。レースクイーンをする前はOLをしていたという。「このオーディション期間中は、プライベートも睡眠時間を削ったりしてすべてを我慢しました。それが1位につながってファンの方にはものすごく感謝しています」と支えてくれたファンに感謝の言葉を口にし、「これからも私の活躍を見ていただきたいですね」とファンにアピール。今後の目標は「グラビアの枠から飛び出して、タレントとしてマルチな才能を発揮できるように頑張ります。目標は橋本マナミさんです。世間的にはエロいイメージが強いですが、色んな分野で活躍しているタレントさんなので、エロい中にも品がある橋本マナミさんを目指したいですね」と目を輝かせた。総合ポイント2位でグランプリとなった川瀬杏南は、勤めていた製薬会社を辞めてアイドルユニット・蒼天のグルームのメンバーに。製薬会社勤務時代はガン細胞の研究をしていたというリケジョだ。「もともとアイドルになりたかったし、今しかできないと思い、決心して2年前に会社を辞めました」とこれまでの経緯を明かして、「オーディションの期間は辛いことや大変だと思うこともありましたが、ファンの方や事務所の方々に支えられました。グランプリを獲れて本当にうれしいです」と喜んだ。さらに「応援していただいた方の期待に恥じないように、精一杯頑張っていきたいと思います」と意欲を見せた。川瀬の魅力は90cmのGカップバスト。だが、目指しているグラドルは「川崎あやさん」と全くタイプが異なる名前が出て、「引退発表の時に川崎さんは『グラビアがゴール』と仰っていました。自分はまだゴールが見えていませんが、そこに情熱を賭けられる何かを見つけて、川崎さんのように引退できたらと思います」と話した。総合ポイント3位で最後のグランプリを射止めた安井マユは、福岡を活動の拠点にしているモデル。バストはBカップと小ぶりだが、上からB75・W59・H87というスレンダーボディーが魅力の25歳だ。「オーディションで東京に滞在していましたが、グランプリを獲れたのでこっちでお仕事ができたらなと思っています」と上京も視野に入れているようで、「グランプリを獲れなかったら泣いて帰ろうと思いました(笑)」と告白。「私は頑張ることが苦手でしたが、こうやって皆さんが応援してくれたお陰で本気になって絶対にグランプリを獲ろうと思えるようになりました。今回は3位でしたが、本当にうれしいです。自分のことが好きになりましたね」と笑顔を見せていた。
2019年12月26日うららかな陽気に恵まれた11月30日のお昼ごろ。都内のとある駐車場に1台の車が止まった。中から出てきたのは、2つの人影。宮崎あおい(34)と、岡田准一(39)の夫婦。実はこの日、宮崎にとって34歳の誕生日だったのだ。’17年12月に結婚を発表してから、2度目となるバースデー。広尾方面に徒歩でランチデートに向かった2人が戻ってきたのは、2時間後のことだった。岡田の手には、水色の小さな紙袋が。食事だけでなく、プレゼントも準備して妻の誕生日を祝ったようだ。「宮崎さんは昨年10月に長男出産を発表しましたが、すぐに仕事復帰。育児と仕事を両立させてきたのです。そして5月ごろには念願の新居が完成し、引っ越しの準備にも奔走していました。そんな大変な1年を頑張ってくれた妻へ、岡田さんは感謝の意味を込めて夫婦水いらずのランチを準備したようです」(芸能関係者)食事を終えた夫妻はこの後、都内のあるマンションへと向かった。宮崎は1人で中に入ると、すぐに戻ってくる。彼女の腕には長男の姿が。デート前に、母親に預けていたのだろう。さらに、岡田が宮崎のために用意したバースデープランはこれだけではなかった。この後に長男も連れて訪れたのは、六本木にあるインテリアショップ。おしゃれな家具から文房具までそろうお店だが、夫妻にとっては“思い出の場所”だった。「岡田さんと宮崎さんは結婚前にもこのお店を訪れているんです。一昨年の夏ごろ、新婚生活の準備のために2人で家具を選びに来ていました。今回も、家族3人で新居に引っ越してから半年くらいのタイミングです。結婚前のデートを思い出しながら、このお店に再びショッピングに来たのでしょう」(前出・芸能関係者)子どもを抱いた宮崎は、岡田と並んで家具やインテリアを見て回る。だが、残念ながらお目当ての家具には巡り合えなかったよう。それでも岡田は宮崎を誘い、ステーショナリーコーナーへ。そして、ささやかな誕生日記念の文具を購入した。2年前は2人だったが、今は小さな家族が増えた。そうした変化をかみしめながら、宮崎はうれしそうにプレゼントを受け取っていた――。
2019年12月12日ちひろ美術館・東京では、2020年1月31日(金)まで『石内都展都とちひろふたりの女の物語』を開催。写真家の石内都が、絵本作家のいわさきちひろの遺品を撮り下ろしたシリーズ「1974.chihiro」から 29点を初公開するとともに、自身の母の身体や遺品を撮影したシリーズ「Mother’s」より27点が展示されている。石内都は、1947年生まれの写真家。28歳のときに母・藤倉都の旧姓である「石内都」を作家名として活動を開始し、2000年に他界した母親のガードルやシミーズなど肌身に近い品々などを撮影した「Mother’s」が、2005年のヴェネツィア・ビエンナーレ日本館代表作家作品として展示され、世界的な注目を集めた。以来、遺品の撮影は、被爆者の遺品をとらえた「ひろしま」や、メキシコの女流画家フリーダ・カーロの遺品を撮影した「Frida」などのシリーズに展開していく。そんな石内が今回発表するのは、いわさきちひろの遺品を撮り下ろした「1974.chihiro」。これまで自分とは縁がないと思っていたちひろの人生を知るにつれ、石内は自身の母との重なりを発見していったと語る。ちひろ美術館・東京()
2019年11月06日女優の宮崎あおいが14日、都内で行われた是枝裕和監督初の国際共同製作映画『真実』(公開中)の公開記念舞台挨拶に、宮本信子、佐々木みゆ、是枝監督とともに登壇。最近シフォンケーキ作りにハマっていると話した。昨年のカンヌ国際映画祭で日本映画21年ぶりの快挙となる最高賞“パルムドール”を受賞し、 『万引き家族』が興行収入46億を超える大ヒットとなった是枝監督。長編14作目となる最新作にして初の国際共同製作映画『真実』は、カトリーヌ・ドヌーヴとジュリエット・ビノシュが演じる母と娘の間に隠されたある「真実」を巡る物語で、全編フランスにて撮影された。日本語吹替え版でジュリエット・ビノシュの役を演じた宮崎は、洋画吹き替え初挑戦。「こういう形で作品に参加させていただいて舞台挨拶をするのは初めての経験で、すごく新鮮な気持ちです」と心境を告白。「DVDをひたすら見て、ビノシュさんがどういう表情でセリフを言っているのか焼き付けました。何が正解かもわからないスタートだったので、どうしたらいいかわからず」と戸惑いを明かすも、「収録自体はとても楽しくて、勝手にビノシュさんと同じ気持ちを共有できているような気持ちになりました」と振り返った。また、本作にちなんで最近知って驚いた真実を聞かれると、「最近シフォンケーキを作るのにハマっていて、こんなにオイルが入っているんだとか、材料に何を使っているのかわかったときに、オイルはなくしてみたいなとか、豆乳を使ってみようとか、米粉にしてみようとか、自分で試行錯誤しながら一番ベストなシフォンケーキを研究していて、抹茶とかきな粉とかアールグレイとかいろんな味を作っている」とエピソードを披露。「オイルをいっぱい使っているんだって思ったのが“真実”です」と話した。舞台挨拶では、フジテレビの三田友梨佳アナウンサーが進行を務めた。
2019年10月14日是枝裕和監督最新作で初の国際共同製作映画『真実』の日本語吹き替え版の公開が決定。宮本信子、宮崎あおいが洋画吹き替え初挑戦することが分かった。本作の魅力のひとつでもある、母と娘の辛辣かつ軽妙な会話を様々な形で楽しめるように、字幕版に加えて吹き替え版も製作。カトリーヌ・ドヌーヴ演じる国民的大女優ファビエンヌは、連続テレビ小説「あまちゃん」「ひよっこ」の宮本信子。その娘で脚本家のジュリエット・ビノシュ演じるリュミールを大河ドラマ「篤姫」『神様のカルテ』『舟を編む』の宮崎あおいが吹き替え。宮本さんは「洋画の吹き替えは初めての事なので、出来るかどうかとても不安で正直悩みました」とオファー時の心境を明かし、「真実は一つではないですし、それを『一つであるべきだ』ではなく、色んな風に見られるんだよと言ってくれるような作品だと思います」と本作について語っている。また宮崎さんも「初めてのことに、何をどうしたら良いのか不安いっぱいで」と語るも、「始まってみたらとても楽しく…自分がジュリエット・ビノシュになったかのような幸せな錯覚を味わいながらの贅沢な時間でした」とコメント。是枝監督は「宮本さんの凛とした声と、背筋のピンとした佇まいは、まさにカトリーヌさんにぴったり重なると思いましたし、宮崎さんは声のお仕事もご一緒させて頂いたことがあるのですが、その繊細な表現力はもう、唯一無二だと思ってましたので、ビノシュさんとの年齢差は気になりませんでした。ダメ元で僕から提案したお二人が、お二人とも、思いがけずお引き受け頂けて、監督としてこんなに嬉しいことはありません」と2人について語っている。そんな是枝監督も熱望した吹き替えキャスト陣が、笑いと涙の母娘のドラマをより盛り上げる。そのほか、リュミールの娘シャルロット役には、『万引き家族』にも出演した子役・佐々木みゆ。是枝監督は吹き替え版でもみゆちゃんには台本を渡さず、口伝えの演出で台詞を収録したという。「吹き替えのお仕事をするのは私のあこがれ」と言うみゆちゃんは、今回の参加を喜び、「シャルロットちゃんは明るくて元気な女の子なので、吹き替えのときもたくさん笑って楽しかったです」と感想を話している。『真実』は10月11日(金)よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)
2019年09月19日ちひろ美術館・東京では、企画展『「ちひろさんの子どもたち」谷川俊太郎×トラフ建築設計事務所』を開催中。詩人の谷川俊太郎による“子どもの詩”や、トラフ建築設計事務所による“子どものへや”が登場し、いわさちひろの絵の中の子どもたちに新たな息吹を吹き込む。生涯にわたり子どもをテーマに描いた絵本画家、いわさきちひろ(1918~1974)。水彩絵の具を駆使したやわらかな色合いで、のびやかに描かれる子どもや花の作品は、今なお高い人気を得ている。同展は、そんなちひろが描いた子どもたちをテーマに谷川俊太郎が書き下ろした詩、“ちひろさんの子どもたち”をテーマに、谷川とトラフがコラボレートする企画展だ。詩人として第一線で活躍している谷川俊太郎。その幅広い詩作の中で、子どもに向けた詩や、子どもの目線で描いた詩を、ちひろの絵とともに展示。ちひろの絵に谷川が言葉を寄せた絵本『なまえをつけて』の作品も紹介され、詩と絵の組み合わせによる豊かな世界が立ち上がる。また、鈴野浩一と禿真哉からなるトラフ建築設計事務所は、ちひろの絵の中で多くの子どもが帽子をかぶっていることに着目し、そこから大きな麦わら帽子の形をした“子どものへや”を設計。さらに、トラフの代表的なプロダクトで、形を自由に変えられる紙の器「空気の器」のインスタレーションも館内に広がる。会期中は、アーティストトークやワークショップ、コンサートなど、さまざまな関連イベントも開催。ちひろの絵を見て、言葉に触れ、その空間に入り込む。個性あふれる谷川とトラフの感性を感じ取りながら、いわさきちひろの世界をより深く味わいたい。【関連リンク】 ちひろ美術館・東京()
2019年08月06日女優の宮崎あおい、俳優の西島秀俊が20日、東京・銀座のアルマーニ/銀座タワーで行われた「アルマーニ/銀座タワー リニューアルオープニングイベント」に出席した。ジョルジオアルマーニジャパンは、昨年3月より改装を行ってきた「アルマーニ/ 銀座タワー」を、3月21日にリニューアルオープン。それを記念したオープニングイベントがこの日行われ、スペシャルゲストとして宮崎あおいと西島秀俊が出席してトークショーを繰り広げた。春らしいピンクのドレス(63万円※税抜き)とベージュの靴(12万円※税抜き)を履いて登場した宮崎。「もうすぐ桜が咲きそうということなので、春らしいピンク色のお洋服を着させていただきました」とファッション解説した宮崎の姿に、西島は「本当に素晴らしいですよ。結構何度かご一緒させてもらっていますが、時代劇が多くてお着物が多かったので、すごく新鮮で素敵に感じます」と絶賛した。西島について宮崎も「ご一緒させていただいた映画で西島さんが料理人の役をやられていた時に、スーツを着られていたんです。その後ろ姿が格好良かったですね」と当時の印象を語り、「西島さんとは私が19歳ぐらいからのお付き合い。もう10年以上になりますが、昔はとてもふんわりして柔らかく、ぼんやりした印象がありましたが、それがどんどん歳を重ねられて会う度にシャッキリ?(笑)」と言葉の選択を間違えると、西島が「褒めてます?」と指摘されて苦笑い。気を取り直した宮崎が「西島さんの柔らかい中に、男性としてのかっこよさがあるという印象に変わって、今はカッコイイと思います」と話した。また、リニューアルした同店舗でチョコレートを食したという宮崎、「とても美味しかったですよ。今度はレストランで美味しい食事をいただいて、その後にお買い物をしたいですね。友だちとかにプレゼントで買うことも多いので、是非人のことを思いながらアルマーニでお買い物ができたら楽しいんじゃないかな? と思いました」と次回に同所を訪れるプランを明かしていた。
2019年03月21日10月16日、宮崎あおい(32)が第1子となる男児を出産。母子ともに健康だという。各スポーツ紙によると、宮崎と夫・岡田准一(37)は連名で「産声を聞いたときは、『生きる!』という強い力と、人生が始まる尊さを感じました」とコメント。「私達の元に産まれてきてくれた奇跡に感謝するとともに、支えてくださった全ての方々にも大変感謝しております」とつづったという。夫婦にとって念願となる第一子。宮崎は出産に向け、食生活を改めていたという。「オーガニックや添加物の少ない食材を選んで購入しているそうで、それが高じてベランダに家庭菜園を作ったんです。ベランダでつくったパセリに玉ネギと皮をむいたトマトのみじん切りを合わせ、オリーブオイルと塩とレモンだけのシンプルな味付けで食べるサラダが大のお気に入りだそうです」(宮崎の知人)母として準備を万全にしての出産!しかし宮崎は早くも仕事に復帰したいよう。実はその陰には、宮崎と同じ85年生まれの安藤サクラ(32)へのライバル心があるという。「安藤さんが映画『万引き家族』で注目を集め、10月スタートの朝ドラ『まんぷく』でもヒロインに抜擢されました。宮崎さんは『サクラちゃんに負けてられない!すぐに産後復帰したい』と意欲を燃やしているそうです」(テレビ局関係者)ママとなり、さらなる好演にも期待したい!
2018年10月17日編集部:学研キッズネット編集部酷暑だった夏が過ぎ、秋らしい季節になりました。8月といえば、原爆投下や終戦記念日など、73年前の戦争を思い起こさせる事柄が多いように思います。けれども、今年の夏を振り返ってみると、あまり戦争のことを考えなかったな、と感じました。自分自身が子どもの頃は、戦争を扱ったドラマやニュース、ドキュメンタリーも多く、8月ともなればずいぶんそういったものを見聞きしたものです。飛行機の轟音や花火の破裂音にさえ戦争を思い起こし、おびえていた時期もありました。今の子どもたちには、「戦争」に対してそこまでの印象はなさそうです。戦争が遠くなった。それは日本が戦争に巻き込まれていない期間が長くなったことを示している。平和だということだ。でも本当にそれでよいのだろうか。そんなふうに思っていたときに、「いわさきちひろ生誕一〇〇年」というポスターの文字が目に飛び込んできました。あどけないタッチの絵で知られる「いわさきちひろ」。生誕100年ということは、26歳で終戦を迎えたことになります。豊かな色彩で子どもを描き、数々の名作をのこしたちひろは、実は「平和」に対して深く心を寄せた人でもありました。もし今、ちひろが生きていたら、この世の中をどのような思いで眺め、子どもたちにどんなメッセージを投げかけるのでしょうか。「ちひろ美術館・東京」で広報を担当する高津つぐみさんに話を聞きました。お話を聞いた高津つぐみさん画家になる前に、反戦への強い思いがあった――ちひろさんの娘時代は戦時中だったと思うのですが、どのような生活を送っていたのでしょうか。高津:ちひろは女学校の教師の母と陸軍で建築技師をしていた父との間に生まれた3人姉妹の長女です。生まれは福井県武生(現・越前市)ですが、その後、娘時代の大半を東京で過ごしています。山の手のお嬢様として豊かな生活を送っていましたが、高等女学校(今でいう高校)に入学した年に満州事変※が起こり、長い戦争が始まることになりました。※満州事変……満州(今の中国東北区)でおきた日本軍と中国軍との武力衝突。実質的には日本軍による中国への侵略戦争。じつは女学校在学中に岡田三郎助さんという洋画家に弟子入りしたり、両親にないしょで女子美術専門学校(現・女子美術大学)の願書を取り寄せたりと、絵に対する情熱はかいま見せているのですが、当時は女性が絵描きをやるなんてとんでもない、ということで、両親に反対されてあきらめています。同じころ、書道を習い始め、こちらはのちに人に教えるほどの腕前になったようです。その後、両親の勧めるままに結婚して満州・大連(現・中国遼寧省大連市)にわたります。夫の自死という形で結婚は幕を閉じ、再び東京の実家に戻ります。そこでまた絵筆をにぎることになるのですが、その矢先に太平洋戦争が始まります。「ぜいたくは敵だ」などと言われ、町から色彩も自由も失われていくのをちひろは目の当たりにしているんですね。教師だった母はそのころは大日本連合女子青年団という団体で、日本から満州の開拓団へ「大陸の花嫁」※を送り出す仕事に就いています。その関係で、ちひろも妹たちといっしょに満州へ渡ります。やがて九死に一生を得て終戦直前に帰国したちひろは、東京で空襲に遭い、家を焼け出されました。そして両親の実家がある長野で終戦を迎えます。※「大陸の花嫁」……日本が満州を開拓するために送り込んだ10代の少年たちの結婚相手として大陸に送られた10代の少女たちのこと。戦前戦中は、比較的恵まれた環境にいることも多かったちひろの生活が一変したのは敗戦からでした。疎開先の長野で、東京に出て絵の勉強を続けたいという思いを募らせるのと同時に、ちひろはこの地で聴いた日本共産党の講演会によって、なぜこのような戦争が起こったのかを知ります。また戦争に反対したために牢に入れられたり殺されたりした人たちがいたということもはじめて耳にし、大きな感銘を受けています。一方で国策に従って精力的に動いていた母や、軍に属して航空燃料の工事建設を行なっていた父のこと、何も知らずに暮らしていた自分のことを振り返って、加害者の側にいたことを反省し、「二度と戦争を起こしてならない」という強い気持ちをもつようになります。自ら日本共産党に入党したのもこの時期でした。ちひろは戦争について知ることで、今までの自分の生き方を模索しながら折り合いをつけていったのだと思います。戦後、疎開先で書いていた日記を読むと、ちひろの葛藤が見てとれ、戦争が人生のターニングポイントになったことがわかります。――絵描きになる前の「いわさきちひろ」に、そのような原点があったのですね。高津:ちひろは晩年このように言っています。「青春時代のあの若々しい希望を何もかもうち砕いてしまう戦争体験があったことが、私の生き方を大きく方向づけているんだと思います。平和で、豊かで、美しく、可愛いものがほんとうに好きで、そういうものをこわしていこうとする力に限りない憤りを感じます。」(いわさきちひろ1972年)ベトナム戦争の中にいる子どもたちを描いた『戦火のなかの子どもたち』(左・岩崎書店1973年)と、広島で被爆した子どもたちが体験をつづった作文や詩に絵をつけた『わたしがちいさかったときに』(童心社1967年)子どもは未来の象徴――その後、東京で画家になるのでしょうか。高津:単身で上京してしばらくは、絵の勉強をしながら新聞社で「絵も描ける記者」として挿し絵や広告、ポスターなどを手がけていました。その後、アンデルセンの童話の紙芝居制作をきっかけに絵筆一本で身を立てられるようになります。たくさんのデッサンを重ねたちひろですが、描きたいものは風景より人間、特に子どもというのは当時からの変わらない姿勢です。紙芝居で画家としての評価を得たちひろは、子どもの本の世界で活躍の場を広げていきます。やがて絵が「文章の説明」ではなく、絵を主体に展開する絵本の制作に乗り出すことになります。それが至光社の「感じる絵本」シリーズです。「感じる絵本」シリーズのなかの2冊。『あかちゃんのくるひ』(左・1970年至光社)と『ことりのくるひ』(1972年至光社)――わたしたちになじみ深いちひろさんの絵ですね。高津:ちひろは自分の描く子どもの絵に「いつも、夢のようなあまさが、ただよう」とし、「実際、私には、どんなにどろだらけの子どもでも、ボロをまとっている子どもでも、夢をもった美しい子どもに、みえてしまうのです」と言っています。――それはちひろさんの絵を見ていると、本当に伝わってきますね。高津:そうですよね。ちひろの描く子どもの絵を見ていると、子どもの本当にありのままの無邪気な姿が伝わってきて、悪いことができなくなる感じがします。子どもって未来の象徴ですよね。子どもが子どもらしくいることができる、それこそが「平和」であり、ちひろの願いであるように思います。平和のために、美術館だからこそできることをしていきたい――今、戦争の影が薄くなりすぎているのではないか、という思いがあるのですが、「ちひろ美術館」として、「平和」に対してどのように関わっていきたいと考えていますか。高津:美術館だからこそできることをしていきたいと考えています。美術館は文化を提供する場です。戦時中に美しいものが華美だと禁じられたように、豊かな文化は平和な社会でなければ花開かないものだと思います。平和のために取り立てて何かを主張する、という方法ではなくて、豊かな文化をより多くの人に共感してもらう努力をして、「平和」に向き合っていきたいです。――では、もしちひろさんが生きていたら、社会や子どもたちに対して、どのようなメッセージを投げかけると思いますか。高津:ちひろは生涯、一貫して「絵描き」であり続けた人だと思うので、今の時代にあっても絵描きとしてできることを探したと思います。なので、生きていたときと変わらず、「子どもや弱い立場の人が傷つく戦争をしないでほしい」という平和への想いを自身の言葉や絵を通して伝えようとしたのではないでしょうか。子どもたちに対しては、のびのびと健やかに育ってほしいというでしょうね。美術館だからこそできるやり方で、平和な社会を実現していきたいと話す高津さん高津:わたしの大好きな「ささやかな絵本の絵描きなのである」というちひろの文章があるんです。これが、子どもたちへのメッセージになるのではないでしょうか。ささやかな絵本の絵描きなのである私が力がなくて無力なとき(いつもそうなのだろうけれど)、人の心のあたたかさに本当に涙ぐみたくなる。この全く勇ましくも雄々しくもない私のもって生まれた仕事は絵を描くことなのだ。たくましい、人をふるいたたせるような油絵ではなくて、ささやかな絵本の絵描きなのである。そのやさしい絵本を見たこどもが、大きくなってもわすれずに心のどこかにとどめておいてくれて、何か人生のかなしいときや、絶望的になったときに、その絵本のやさしい世界をちょっとでも思いだして心をなごませてくれたらと思う。それが私のいろんな方々へのお礼であり、生きがいだと思っている。ちひろ最晩年の手帳より(1973年)いわさきちひろ『ラブレター』(講談社、2004年)より抜粋いわさきちひろチューリップとあかちゃん1971年――今日はありがとうございました。いわさきちひろ生誕一〇〇年を機に開かれている「Life展」。いわさきちひろが大切にし、描いてきた「Life」――いのち、生命、人生、生活など――をテーマに、さまざまな分野で活躍する作家たちがコラボレートした展覧会で、「ちひろ美術館・東京」と「安曇野ちひろ美術館」において開催されています(2018年3月~2019年1月)。わたしが「ちひろ美術館・東京」へ取材に行ったときは、インタラクティブアート※の分野で活躍するアートユニットplaplaxといわさきちひろの〈あそぶ〉子どもの作品がコラボレートした〈あそぶplaplax〉展が開催されていました(10月28日まで)。※インタラクティブアート……参加型・体験型の作品。plaplaxは、ちひろさんの絵や画材などをモチーフにいろいろな遊びのしかけを施しています。絵本とあそびが融合した「絵本を見るための遊具」(plaplx撮影:森本菜穂子)。海辺を走る登場人物といっしょにわたしたちもあそぶことができる「画机の上のあそび場」(plaplx)。机の上の画材は、ちひろさん愛用の品をかたどったもの。絵の具をさわると……、クレヨンをさわると……、ラジオをさわると……?指でそっとさわると、美しい音とともに、ちひろさんの絵の世界が広がる引きも切らずに入ってくる老若男女のお客さんたちは、いわさきちひろの絵画を眺めながら絵の中に描かれた子どもと同じようなあどけない顔つきになり、plaplaxの作品の前では触ったり、のぼったり、ステップを踏んだりしながら「あそんで」います。ほかの作家の手が加わることで、ちひろ作品の魅力がより輝いて見えながら、その輝かせ方に、コラボレートした作家の方々のゆるぎない個性が感じられるという、不思議な展覧会でした。日本が戦争へと突き進んでいくなかで娘時代を過ごし、命のはかなさ、平和な生活のもろさを心身に刻みつけた画家、いわさきちひろ。「ちひろ美術館」で親子で作品を鑑賞しながら、戦争と平和について親子で考えるきっかけにしてはいかがでしょうか。いわさきちひろ生誕一〇〇年サイト施設情報ちひろ美術館・東京住所:東京都練馬区下石神井4-7-2電話:03-3995-0612入館料:大人800円高校生以下無料開館時間:午前9時~午後5時(入館は閉館の30分前まで)休館日:月曜日(祝休日は開館、翌平日休館)冬期休館2/1~2/28、年末年始休業12/28~1/1交通:西武新宿線上井草駅より徒歩7分安曇野ちひろ美術館住所:長野県安曇郡松川村西原3358-24電話:0261-62-0772入館料:大人800円高校生以下無料開館時間:午前9時~午後5時休館日:第2・4水曜日(祝休日は開館、翌平日休館)冬期休館12/17~2月末交通:JR大糸線信濃松川駅より2.5km長野自動車道安曇野I.C.より30分学研キッズネット編集部(がっけんきっずねっと)『学研キッズネット』は、1996年にオープンした小・中学生のためのWebメディアです。学研の子ども向け書籍や雑誌の編集ノウハウを活かし、子どもたちが安全に楽しめるサイトとして運営しています。子どもたちのしあわせのために、家族のしあわせのために、有益な情報やサービスをお届けできるよう、いつも精一杯がんばっています。すくすく伸びる子どもたちのために
2018年09月25日朝ドラ放送終了後も、いたるところで活躍しているヒロインたち。06年上半期の『純情きらり』でヒロインをつとめた宮崎あおい(32)は、昨年12月に岡田准一(37)と結婚。今年5月に第一子の妊娠を発表した。「宮崎さんはこの秋に出産を控えているので、大きな仕事は断っているそうです。夫婦そろって子どものことが第一。岡田さんもサポート体制に入っていると聞きました」(別のテレビ局関係者)だが、やはりそこは女優。“ある人物”の活躍が、宮崎の女優魂に火をつけているようだ。「彼女は安藤サクラさん(32)や蒼井優さん(32)、満島ひかりさん(32)と同じ“85年組”。互いに良きライバル関係にあります。そんななか安藤さんが映画『万引き家族』で注目を集め、10月スタートの朝ドラ『まんぷく』でもヒロインに抜擢されました。宮崎さんは『サクラちゃんに負けてられない!すぐに産後復帰したい』と意欲を燃やしているそうです」(前出・別のテレビ局関係者)再びテレビで見られる日も、そう遠くなさそうだ。
2018年08月09日展覧会「生誕100年 いわさきちひろ、絵描きです。」が京都・美術館「えき」KYOTOで開催される。会期は2018年11月16日(金)から12月25日(火)まで。新出資料など約200点の展示品没後40年を超えてもなお人々に親しまれ続けている画家、絵本作家・いわさきちひろ。本展では、いわさきちひろの生涯に焦点を当て、新出の資料も交えた約200点の展示品を通して彼女の技術や作品の背景を振り返る。第1章第1章では、終戦までのいわさきちひろを追い、画家としての原点と感性の形成を探る。少女期に彼女が経験した出来事や事物が立体的に再構成され、彼女がいかなる時代で育ち、何に出会い、何を吸収したのかを通覧することができる。第2章いわさきちひろが誇りとしていた家庭生活と作家活動の両立の様子を追いながら、同時代における文化史における彼女の位置づけを考える第2章。プロレタリア美術に連なる紙芝居や幻灯、まとまって見られる機会の少なかった油絵など、これまであまり掘り下げられていなかった彼女の1面に迫る。第3章前半の2章を踏まえた第3章では、作品の魅力を分析的に考察。いわさきちひろといえば子どもや花の絵、といった多くの人が抱く印象をより細密にし、彼女の絵における「線」の現れ方など、画面に凝らされた技術にフォーカスする。第4章最終章では水彩画の数々によって、いわさきちひろの開放的な色彩の魅力を示す。また、ちひろグッズ販売コーナーでは、展覧会オリジナル商品や書籍なども多数販売される。福岡も巡回また、同展覧会は、2019年4月20日(土)から5月26日(日)の期間で福岡を巡回予定。遠方で京都会場まで足を運べない人は、こちらもチェックしみて。【詳細】生誕100年 いわさきちひろ、絵描きです。会期:2018年11月16日(金)~12月25日(火)会場:美術館「えき」KYOTO住所:京都府京都市下京区 烏丸通塩小路下ル東塩小路町開館時間:10:00~20:00(百貨店の営業時間に準じ変更あり。入館は閉館30分前まで。)休館日:会期中無休入館料:一般 900円、高校・大学生 700円、小・中学生500円■イベント・「モーニング・ミュージアム」開催日:11月26日(月)時間:受付 9:00/開演 9:15/終了 10:00(予定)参加料:1,000円(税込)定員:50名参加方法:10月27日(土)10:00~、電話にて先着順で受付。(TEL:075-342-5692)※1回の受付で2名まで申し込み可能。定員になり次第受付終了。・ドキュメンタリー映画「いわさきちひろ〜27歳の旅立ち〜」開催日:11月17日(土)~30日(金)会場:京都シネマ(四条烏丸下る西側COCON烏丸3F)※料金、上映時間など詳細は、京都シネマ(TEL:075-353-4723)へ。※京都シネマにて、当館の「生誕100年 いわさきひちろ、絵描きです。」入館券提示で、本映画料金が割引。<巡回>・福岡開催期間:2019年4月~5月会場:福岡アジア美術館住所:福岡市博多区下川端町3-1 リバレインセンタービル7・8階【問い合わせ】ジェイアール京都伊勢丹TEL:075-352-1111(大代表)
2018年06月16日5月24日、鬼束ちひろがフランス・パリでコンサートを開催すると発表した。 来年1月に開催される同コンサートは、鬼束にとって初となる海外公演。先駆けて、来たる11月には最新作「syndrome」とライブ作品「Tiny Scream」を再構成した“ヨーロッパ限定特別パッケージ”の発売も決定。同作にはCDだけでなく、レコードとDVDも付属しているという。 なぜいま、フランス公演なのか。実は、そこには17年前からの伏線があるという。鬼束の所属事務所・NAPOLEON RECORDSの担当者は、公演開催の経緯についてこう語る。 「フランスはアニメやゲームが大好きな国ですが、鬼束の楽曲はゲームの主題歌にいくつか起用されています。01年に公開されたリュック・ベッソン監督の作品『WASABI』にも楽曲が使用されており、『コンサートが観たい!』と言う声をずっと耳にしていました」 また09年の作品『DOROTHY』を発売した際、フランスの雑誌で取り上げられた鬼束。その雑誌の制作会社が今回のコンサートを企画しているという縁もある。 ヨーロッパで発売される再構成作品は、日本での発売は未定。 しかし国内で昨年リリースした作品は幅広い層からの支持を得ている。コンサートチケットも即ソールドアウトするという人気ぶりの鬼束。デビューから18年、今年はまた新たな活躍がみられそうだ。
2018年05月26日昨年12月に結婚したV6の岡田准一(37)と宮崎あおい(32)夫妻が5月19日、第1子を授かったと発表。出産は、今年の秋を予定しているという。 岡田の所属事務所を通じて2人は、「今は新たな家族が増える喜びとともに、無事に生まれて来てくれることを願う日々です」と連名でコメントを寄せた。宮崎はすでに安定期を迎えており、「大切な時期でもありますので、温かく見守っていただけましたら幸いです」と呼びかけた。 2人は、08年の映画「陰日向に咲く」や12年の映画「天地明察」で共演。徐々に親交を深めていき、15年春から本格的な交際を開始。約2年半の交際を経てゴールインしている。 ネットでは、2人を祝福する声が上がっている。 《岡田准一と宮崎あおいの子どもかあ、、遺伝子がどうあがいても美男美女に産まれるやろ、、、》《きゃー岡田准一がパパ!!V6の末っ子がパパ!!!素敵すぎる!!!!宮崎あおいちゃん妊娠おめでとうございます元気な赤ちゃん産んでください》《やっぱり役者さんになるのかな?すごい遺伝子だもんなー》 V6には07年に瀬戸朝香(41)と結婚し1男1女をもうけた井ノ原快彦(42)を筆頭に、前夫との間に娘がいる宮沢りえ(45)と結婚した森田剛(39)、白石美帆(39)との間に今月第1子となる男児が誕生したばかりの長野博(45)がいる。岡田はグループにとって、4人目のパパとなる。
2018年05月19日安田大サーカスのクロちゃんが女優の宮崎あおいさんにツイッター上で対抗しているのでは?とネット上で話題になっています。今回はついに宮崎あおいさんに対抗する形?でネット上を騒がせているクロちゃん。対抗しているとされたのは、宮崎あおいさんの資格取得についての芸能記事をクロちゃんがリツイートする形で発覚しました。宮崎さんの芸能記事の中身は大型免許の資格を取得したという内容だったのですが、それに対してクロちゃんのコメントは以下です。「クロちゃんはアロマコーディネーターだしんよー!アロマとクロちゃんで2重に癒しちゃうしん!!」(原文まま)同記事の中で、他の芸能人の資格事情として、クロちゃんにも触れられていますが、触れられ方としては、「その他」的な扱い。資格という点で、自分もアロマコーディネーターであることをアピールし、宮崎さんに対抗したかったようです。このようなクロちゃんのツイートに対してネット上では、「いやいや、何言ってんの?」「アロマとクロちゃんで、アクマだね」「2重で癒しちゃうって…ダブルで損なのですが。」など宮崎さんに対抗している以外にも、コメントが気持ち悪いとの「通常営業」の反応も見られます。収束しているかと思ったクロちゃんの炎上商法。今後も続きそうです。●ライター/ぶるーす(芸能ライター)
2018年05月15日