映画『劇場版シティーハンター 天使の涙(エンジェルダスト)』の大ヒット御礼舞台あいさつが7日、都内で行われ、音楽プロデューサーの小室哲哉がこだま兼嗣(総監督)、長崎行男(音響監督)、若林豪(プロデューサー)とともに登壇した。1985年に北条司が『週刊少年ジャンプ』にて連載を開始した『シティーハンター』。単行本の累計発行部数は5,000万部を超え、TVアニメシリーズから約20年ぶりの復活となった2019年公開の映画『劇場版シティーハンター<新宿プライベート・アイズ>』は観客動員100万人を超える大ヒットを記録した。本作はそれに続く劇場版で、初週週末ランキングでは動員・興行収入ともに1位を記録。公開2週間で動員50万人を突破するなど話題を集めている。そんな本作の大ヒットを記念して行われた舞台あいさつにおなじみのエンディングテーマ曲「Get Wild」と、本作のためにオープニングテーマ「Whatever Comes」を書き下ろしたTM NETWORKの小室哲哉が登壇。オープニング曲は昨年の暮れにオファーがあり、去年の内に作曲したという小室は「何となくですが帰り道にできてしまいました。発表が今年の6月だったので、本当に長い半年でそこから皆さんに聴いてもらうまで2カ月や3カ月。今年終わってしまうのでこのままループしたいぐらいです」と満足げ。オープニング曲がオリコンのシングルランキングで10位にチャートインし、TM NETWORKとしては1980年代からそれぞれの年代でトップテンを果たすという偉業を達成したが、「やたら長くやっているというのもあります」と謙そんしつつ「TM NETWORKとして最初のオリコンベスト10は『Get Wild』。最新の『Whatever Comes』もシティーハンターのお陰で頭と終わりを締めてくれるという、囲ってくれているという感じですね」と『シティーハンター』に感謝しきりだった。オープニング曲「Whatever Comes」の誕生秘話にも言及した小室。「シナリオがアニメの場合は大事なので読み込むんです。小室みつ子さんは脚本を読むのが苦手で、電話で説明してくれと(笑)。今日は遅いので明日説明すると言って次の日に最後のエンディングまで話さなければいけないんです。オープニングなのに(笑)。それを聞いて『なるほど。よく分かった』と言ってくれて詞が出来たので歌にはめました。曲とはいえ幾つものもの工程やOKが出るまでのプロセスがあって、全部クリアしなければいけませんでした」と曲が出来上がるまでの苦労を明かした。そのオープニング曲を聴いたこだま総監督は「後半かなりシリアスになり、前半は明るくてテンポの良いモノをお願いしたんですが、ノリが良くて非常に気持ちよく画面に入っていける曲でした」と褒め称え、「クライマックスでかかる曲(『Angie』)があまりに素晴らしかったので、映像に音を付けてみたところあまりに感動してしまって拍手をして声に出したぐらい。50年ぐらいこの世界にいますが、感動して声を上げたのは初めてです」と小室の才能に驚いたという。こだま総監督が感動した「Angie」について小室は「軽くちょっと弾いてみたんですが、これも降ってきた感じ。テーマ7音しか使っていなくて、珍しくシンプルです。これも15分ぐらいでだいたい出来ました」とこだま総監督らを驚かせていた。
2023年10月08日インペリアル・エンタープライズ株式会社(所在地:東京都荒川区、代表取締役社長:原 良郎)は、「セイコー 500系こだまウオッチ 500系新幹線 25周年記念モデル」を、2022年3月14日より、PREMICOオンラインショップで販売開始いたしました。スピードとスマートさを追求したデザインで人気の新幹線が、セイコーのクロノグラフモデルになって登場!25年前、航空機に対抗して開発された新幹線500系。その美しい流線形のフォルムで、今なお不動の人気を誇る500系のデビュー25周年を記念して、セイコーの限定モデルが登場しました。車体カラーのブルーとグレーを基調とした文字盤。3つのインダイヤルを結ぶ放物線は、500系の先鋭的なフォルムの象徴です。風防にはフロントガラスをイメージして表面にカーブのついた強化ガラスを採用しています。クロノグラフ機構をはじめ、24時間針やカレンダー機能を搭載。限定5000点で裏蓋にエディションナンバーが刻印されます。内側に500系こだまのフォトカードをセットした、特製ボックスに収めてお届けします。2022年3月14日(月)より、PREMICOオンラインショップにて販売開始いたしました。商品特設ページ: セイコー 500系こだまウオッチ 500系新幹線 25周年記念モデル 【限定5000点】車体カラーのブルーとグレーを基調にした文字盤。中央には500系の先鋭的なフォルムを模した放物線がデザインされています。運転席の計器を思わせるインダイヤルや、運転室の窓枠をデザインしたマークなどのモチーフが随所に盛り込まれています。裏蓋には25周年記念の銘とともに、限定5000点の証であるエディションナンバーが刻印されます。25周年の記念ロゴとサイドビューの車体イラストが印字された、特製ボックスに収めてお届けします。特製ボックスの内側には、走行中の500系こだまのフォトカードをセット。そのままインテリアとしてお楽しみいただけます。■商品情報商品名:セイコー 500系こだまウオッチ 500系新幹線 25周年記念モデル価格 :49,800円(税込54,780円)限定数:5000発売日:2022年3月14日(月)お届け:2022年3月下旬発送予定発売元:インペリアル・エンタープライズ株式会社 PREMICO(プレミコ)URL : ■商品仕様材質 :ケース・裏蓋・バンド=ステンレススチール 風防=カーブハードレックスケースサイズ(約):縦47×横39.8×厚さ12.8mm手首回り(約):S=14cm、M=16cm、L=18cmムーブメント:クオーツ(平均月差±15秒以内)防水性能:日常生活用強化防水(10気圧防水)保証 :1年間品質保証生産国:日本※製造上の理由により、裏蓋の向きや文字の位置が写真とは異なる場合があります。JR西日本商品化許諾済■PREMICO(プレミコ)についてPREMICO は、“プレミアムな価値を持つ限定版コレクターズアイテム”をコンセプトに誕生したブランドです。アニメキャラクターやスポーツ選手などの公式アイテムを通じ、夢や感動といった目に見えない大切な宝物をお届け。ここでしか手に入らない商品を販売しています。PREMICO オンラインショップ: ■会社概要会社名:インペリアル・エンタープライズ株式会社所在地:東京都荒川区東日暮里5-7-18 コスモパークビル代表者:代表取締役社長 原 良郎設 立:昭和57年(1982年)9月1日資本金:100,000千円URL: 事業内容:通信販売■お問い合わせ先<商品内容等> フリーダイヤル:0120-989-808(9:30~17:00/土日祝休)<ご注文専用番号> フリーコール:0120-247-417(6:00~21:00/無休)※本リリースに記載しております内容は、発表日現在の内容となります。予告なしに内容が変更される場合があります。予めご了承ください。※製品の仕様や外観は、改善のため予告なく変更することがあります。※限定数に達した場合、販売を終了させていただきます。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年03月14日内博貴主演「『シェイクスピア物語~真実の愛~』~SHAKESPEARE OF TRUE LOVE~」が、4月15日(金)から4月24日(日) にまでKAAT神奈川芸術劇場ホールにて、5月20日(金)から5月22日(日)まで森ノ宮ピロティホールにて上演されることが決定した。本作は、没後400年以上たちながらも今なお、世界の名声を浴びるシェイクスピアの生きた足跡をたどる物語。シェイクスピアが青春時代を過ごしたロンドンでは、新型コロナウイルスという感染症が広がる現代と同じく、感染症「ペスト菌」が流行していた。そんな状況の中でシェイクスピアが書いた『ロミオとジュリエット』には、物語の構成に感染症が影響を与えたとされている。舞台では、そんな今も多くの人に愛される名作が、どうして生まれたのかを紐解きながら、真実の愛を描いていく。ウィル・シェイクスピアは、芝居好きなエリザベス女王下のルネッサンス演劇が賑わうロンドンで、劇作家・俳優をしていた。野心あふれる彼は世の中を変える新しい芝居を作りたいと熱望していたが、最近では全く作品が思うように書けず不調の底にあった。その中で、ジュリエッタというひとりの女性と出会う。その時、初めて真実の恋を知る。彼にはすでに妻がいて、ジュリエッタには許嫁がいた。それは許されない恋、秘密の禁断の愛となった。愛とは何か……その想いが嵩じて、喜劇を書くつもりが恋愛悲劇になり、やがて、それは自らの体験を基にした名作『ロミオとジュリエット』になった。当時の舞台は女性が演じることなど許されない時代であったが、ジュリエッタは無謀にも恋するウィルの作品に出演し、 彼自身も舞台に上がった。だが、許嫁の嫉妬に狂う報復と法律の罰が、上演する舞台に迫る。2人の「最後の哀しくも真実のファンタジックな愛」はどうなってしまうのか。主人公ウィル・シェイクスピアを演じるのは、音楽劇『海の上のピアニスト』、舞台『ハリネズミ』、「『ドクター・ブルー』~いのちの距離~」など数々の舞台作品で主演を務めてきた内博貴。そして、ヒロインのジュリエッタ・ド・キューブレッド役にミュージカル『レ・ミゼラブル』コゼット役に史上最年少で抜擢されるなど、その歌唱力で多くの人を魅了する熊谷彩春、マーガレッ ト・ド・キューブレッド役に宝塚歌劇団月組トップ娘役で退団後も舞台女優・歌手として活躍するこだま愛。エドワード・パーシー役に新劇界の女形として抜群の人気を誇る門戸竜二(大衆演劇)、フィリップ・ヘンズロー役に劇団四季を経て舞台・スーパー歌舞伎・映像作品など幅広く活躍する下村青といった多才な俳優陣が登場する。さらに、エリザベス女王 / 亡霊オリヴィア、名優ダンカン・ランズウィック<二役>には数々のテレビドラマ・映画・舞台など的確な表現で定評を誇る真野響子、ロンドンの演劇界を束ねる大富豪の公爵エセックス卿を端正なルックスと深みのある演技が魅力の村上弘明が演じる。横浜では、KAAT神奈川芸術劇場ホールにて全11公演、大阪では、森ノ宮ピロティホールにて全4公演が上演される。 3月11日(金)18:00より、公式サイトにて横浜公演 / 大阪公演のチケット先行販売がスタートする。■公演概要「『シェイクスピア物語~真実の愛~』~SHAKESPEARE OF TRUE LOVE~」脚本・演出:佐藤幹夫 / モトイキシゲキ配役 / 出演:ウィル・シェイクスピア(ローズ座付き作家兼役者) 内博貴ジュリエッタ・ド・キューブレッド(キューブレッド家一人娘の令嬢) 熊谷彩春マーガレット・ド・キューブレッド(キューブレッド家の奥様) こだま愛エドワード・パーシー(アドミラル一座の女形) 門戸竜二(大衆演劇)フィリップ・ヘンズロー(ローズ座興行主でエセックス卿の子分) 下村青エリザベス女王 / 亡霊オリヴィア、またの名をダンカン・ランズウィック<二役> 真野響子エセックス卿(ロンドンの演劇界を束ねる大富豪の公爵) 村上弘明主催・制作:『シェイクスピア物語』製作実行委員会公式サイト 公式Twitter <横浜公演>日程:2022年4月15日(金)~4月24日(日)会場: KAAT神奈川芸術劇場ホール(神奈川県横浜市中区山下町281)<大阪公演>日程:2022年5月20日(金)~5月22日(日)会場:森ノ宮ピロティホール(大阪府大阪市中央区森ノ宮中央1丁目17-5)横浜・大阪チケット料金:10,000円(全席指定・税込み)横浜・大阪チケット先行:2022年3月11日(金)より公式サイトにて先行発売開始受付期間=3月11日(金) 18:00~3月16日(水) 23:59※2022年3月27日(日)より一般発売開始
2022年03月11日宝塚歌劇団が1987年の初演より上演を重ねる人気作『ME AND MY GIRL』が、明日海りお率いる花組で今年、上演される。ロマンチックでハッピーなストーリーと、『ランベス・ウォーク』など数々の名曲で知られる、ロンドン生まれの名作ミュージカル。1月22日、その制作発表会見が都内にて開催され、出演者らが意気込みを語った。宝塚歌劇花組『ME AND MY GIRL』チケット情報物語は、1930年代のイギリスを舞台に、伯爵家の跡継ぎだと判明した下町育ちの青年・ビルが、一人前の紳士に成長するまでの過程を、恋人サリーとの恋物語を絡めて描いていくもの。これまで剣幸、天海祐希、瀬奈じゅんら、錚々たるスターたちが演じてきたビルに挑むのは、花組トップスター明日海りお。明日海は、2008年の月組公演で本作に出演しており、新人公演(公演期間中に1日のみ、入団7年目までの若手だけで本公演とほぼ同じ内容の公演を行う、宝塚伝統の上演形態)では主人公のビルを演じている。明日海はその時のことを「とてもとても、楽しかった思い出」と語り、その理由を「やはりビルという人がとても素敵で、今まで演じてきた役の中で一番理想に近い。とても温かく、芯がまっすぐで、そしてサリーへの愛がすべて。彼のふざけているようでいて、とても誠実なところが大好きだったので、また出会えることがすごく幸せ。『ME AND MY GIRL』は夢の世界ですので、お客さまに「『ME AND MY GIRL』には変わらないハッピーがあり、ハートが飛んでいるな」と感じてもらえたら」と笑顔で話した。会見では明日海をはじめ、トップ娘役の花乃まりあ、二番手男役の芹香斗亜ら花組メンバーが劇中ナンバーを歌うパフォーマンスも披露し、会見場を盛り上げた。花乃は「今日歌わせて頂いた主題歌『ミー&マイガール』の歌詞にある「ふたりの愛、ハッピー」というところが、印象的で素敵。“ふたりの愛、ハッピー”を大切に演じていきたい」と話し、ジョン卿とジェラルドというタイプの異なる二役を役替りで演じる芹香は「いままでたくさんの上級生が演じてきた役ですが、それをプレッシャーに感じず、楽しんで演じていけたら」と意気込みを。そして演出を担当する三木章雄は「今回、明日海りおという、今絶好調のスターが演じるビルが登場する。大変期待しています」と話した。公演は、4月29日(金)から6月6日(月)まで兵庫・宝塚大劇場、6月24日(金)から7月31日(日)まで東京宝塚劇場にて上演される。チケットは兵庫公演が3月26日(土)、東京公演が5月22日(日)に一般発売開始予定。なお、公演に先立ち、花組出演者に加え、剣幸、こだま愛、麻乃佳世、彩乃かなみら、過去本作に出演した顔ぶれを特別ゲストを迎えて贈る『ME AND MY GIRL 前夜祭』の開催も決定。こちらは4月8日(金)に宝塚大劇場にて行われる。
2016年01月25日大阪・梅田にある梅田芸術劇場の10周年を祝い、剣幸、杜けあき、安寿ミラ、姿月あさと、湖月わたるら宝塚の歴史を彩った歴代スターたちが集結するステージ『SUPER GIFT! ~from Takarazuka stars~』。同公演が9月12日に東京国際フォーラム ホールCで開幕した。【チケット情報はこちら】関西圏で大型ミュージカルを上演する劇場として定着している梅田芸術劇場だが、宝塚歌劇とも縁が深く、宝塚の公演や宝塚OGの公演も数多く上演されている。本作は劇場10周年を、そんな宝塚にスポットを当てて祝う趣向だ。演出の三木章雄によると「劇場を見守り、育ててくださったお客さまにお返しとして、大きなものをプレゼントしたい。プレゼントの中身は色々あると思いますが、僕は宝塚の演出家なので、宝塚の卒業生のみなさんと共に、宝塚時代の懐かしいナンバー、卒業後に展開した新しい面をミックスし、楽しんでいただくのが一番のプレゼントだと思いました」とのこと。その言葉どおり、ショーの中身はまさに“すごい贈り物”。中でも目玉は、1987年から1988年にかけて月組で上演された『ME AND MY GIRL』の再現だ。宝塚では異例の1年にわたるロングランとなった伝説的舞台だが、今回はその主演コンビ、剣幸とこだま愛のトップコンビが揃って出演。抜粋ながら名シーンに継ぐ名シーンを剣・こだまはじめ、スター達が楽しげに演じ、懐かしくハッピーな空気が劇場を包み込んだ。ほか、安寿ミラ・森奈みはるの元花組トップコンビが、阪神大震災で宝塚大劇場が被災し公演中止になり、その後現・梅田芸術劇場(当時は劇場飛天)で再開された彼女らの退団公演『哀しみのコルドバ』のナンバーを披露するなど、ファンにとってはたまらない内容に。ほかにも、『雨に唄えば』『ハウ・トゥー・サクシード』から、今秋来日公演が予定されている『TOP HAT』まで、劇場になじみのある海外名作ミュージカルのナンバーも披露され、懐かしさと新鮮さがミックスされた見応えのあるショー・ステージになった。初日前日に行われた会見で、スターたちは「アルバムを開けたようなショー。ちょっと写真がセピア色になっているのが、私たちの体力のせいなのかなと思っていますが(笑)、でも“時間がたってからの昔の再現”も、また味わいがある」(杜)、「宝塚を辞めて女優になっても応援してくださっているファンの方々に、私たちからのスーパーギフトをお贈りします」(安寿)、「私にとっては宝物のような宝塚での、思い出の作品を再現させていただけることが嬉しい。宝塚は総合的なもの。(元トップスターだけでなく)全員がキラキラ光っているのが見どころ」(剣)とそれぞれアピールしていた。公演は9月27日(日)まで東京国際フォーラム ホールCで上演。その後10月3日(土)から8日(木)まで大阪・梅田芸術劇場 メインホールで上演。チケットは発売中。
2015年09月14日剣幸ら宝塚歌劇元トップスターたちが集結するショー作品『SUPER GIFT! ~from Takarazuka stars~』が9・10月に東京と大阪で上演される。梅田芸術劇場10周年を記念して上演されるもので、宝塚歌劇の名曲の数々と、現在の彼女たちの魅力を引き出す歌やダンスで綴る二部構成。剣幸とこだま愛、安寿ミラと森奈みはるという元トップコンビが、退団後のショー作品で初めて共演するのも話題だ。剣とこだまに、本作への想いを聞いた。『SUPER GIFT! ~from Takarazuka stars~』チケット情報第1幕は、宝塚でも上演された名作ミュージカル『ME AND MY GIRL』『コパカパーナ』『Ernest in Love』『雨に唄えば』などから懐かしい名曲が登場。第2幕は、退団後も女優として舞台に挑み続ける彼女たちの魅力に焦点を当て、意外な曲も披露する。なかでも『ME AND~』は、剣・こだまコンビの初演で大ヒットを記録した伝説の作品。待望のデュエットに期待も高まるが、「こういう役柄の男を演じる、と思えば男役のスイッチが入ります。ショーでも芝居心が必要ですし、それは今の女優の仕事と同じなんですよ」と剣。こだまもうなずきながら、「純粋で一生懸命だった当時の気持ちを忘れずに、でも変わっていくものは変わっていっていいんじゃないかと思っています」と、気負いはない様子。「女優をやっている今の時点では、男役として舞台に立つのはちょっぴり抵抗がありますが、衣装と相手役の力を借りてがんばってみます!」と剣が笑うと、「“娘役”って生身の女性じゃなく、ベールを一枚かぶって演じている存在。今回は普段とは違って、逆にその空気感を大切に務めたいです」と、こだまも意気込みを語る。取材中も息ぴったりだったふたりのやりとり。スペシャルなステージが、今から楽しみだ。公演は9月12日(土)から27日(日)まで東京国際フォーラム ホールC、10月3日(土)から8日(木)まで大阪・梅田芸術劇場 メインホールにて。チケット発売中。取材・文佐藤さくら
2015年08月20日東海道新幹線「こだま」は各駅に停まるから時間がかかる。しかし、「ぷらっとこだま」を使うと、かなりお得な料金で乗れるからありがたい。そこで、東京発「こだま」の時刻を眺めてみたら、同じ駅間でも所要時間が短い列車と長い列車があった。車両の性能に大きな違いはないはず。これはどういうことだろう? 今回も列車ダイヤで謎を解こう。早速、東海道新幹線の時刻表を表示させてみよう。注目したい列車は、「こだま631号」「こだま633号」だ。新横浜駅と小田原駅の発車時刻を比較してみる。赤い丸の部分を比較すると、「こだま631号」は新横浜駅6時52分発、小田原駅7時8分発で、その差は16分だ。ところが、「こだま633号」は新横浜駅7時15分発、小田原駅7時36分発で、その差は21分である。ここだけを見ると、「こだま633号」は「こだま631号」より5分遅いと思ってしまう。JTB時刻表によると、「こだま631号」の車両はN700系、「こだま633号」の車両は700系だ。性能はちょっと違うけれど、同じ駅間で走行時間が5分も違うとは考えにくい。この時刻表の表示にはトリックがある。小田原駅の時刻は「発車時刻」だけで、「到着時刻」は表示されていない。「こだま631号」も「こだま633号」もスピードはほぼ同じ。だから所要時間も同じはず。じつは、「こだま633号」は小田原駅で5分間停車している。だから発車時刻だけを比較すると、所要時間に5分も差があるように見えるのだ。この謎は、列車ダイヤを描画させると理解できる。「こだま631号」は小田原駅に停車するとすぐに発車する。「こだま633号」は、実際には7時31分に到着し、「のぞみ203号」と「ひかり461号」に追い越された後、7時36分に発車する。これで、「速いこだま」「遅いこだま」の謎が解けた。ところで、ここでもうひとつの謎が生まれる。時刻表には小田原駅の発車時刻しか掲載されていない。だから、当連載で使用している列車ダイヤ描画ツール「OuDia(おおゆうだいや)」に対しても、発車時刻しか入力しなかった。しかし、ダイヤを表示させると、列車を表す線は発車時刻ではなく到着時刻を示している。これが、「OuDiaが作るダイヤ」と「折れ線グラフ」の違いだ。エクセルで折れ線グラフを作ると、表に入力した数値に合わせて線が描かれる。だからエクセルでも列車ダイヤを描ける。しかし、「OuDia」には列車の所要時間を計算し、到着時刻を推測する機能がある。他の列車と比べて発車時刻が遅い列車がある場合、「停車時間が長い」と判断し、到着時刻を推定してダイヤを描いてくれるのだ。すごい。人工知能か? と思うかもしれないけれど、しくみは簡単だ。「OuDia」は、複数の列車の時刻が入力されたときに、駅間の列車の時刻を比較して、最も短い所要時間を基準とする。たとえばA駅とB駅について、発車時刻の差が2分・3分・4分の列車があったとすると、基準となる最短の所要時間は2分となる。このとき、A駅の発車時刻を「10:00」、B駅の発車時刻を「10:04」と入力すると、「OuDia」は所要時間の2分を基準として、B駅の到着時刻を「10:02」と判断する。ダイヤ上でこの列車は「2分間停車」するように描かれるというわけだ。到着時刻がわかれば、列車の追い越しや単線の駅で列車がすれ違う様子もダイヤに現れる。当連載第7回で紹介した相模鉄道のダイヤも、この機能のおかげで追い越し駅が明らかになった。ちなみに、「基準となる所要時間」は、駅を表す線の間隔にも反映される。駅の間隔は距離ではなく、最短所要時間によって自動的に決まる。だから「OuDia」では、駅間距離の数値を入力する必要はない。この考え方は、方眼紙で列車ダイヤを描画するときにも応用できる。最短所要時間のみで走り、追い越しもなく、単線の待ち合わせもない列車は、ダイヤ上でまっすぐな線になる。ただし、この考え方は、「すべての列車の性能が同じ」という前提になっている。路線によっては、電車だけでなくディーゼルカーや貨物列車も走る。実際にスピードが遅い列車もあるだろう。その場合は個別に各駅の到着時刻を指定する。これで列車ダイヤの線の傾きが変わり、スピードの違いがわかりやすくなる。「最短所要時間を基準とする」機能によって、「OuDia」は列車ダイヤ描画ツールの定番となった。この「OuDia」は、Windows対応のフリーウェアだ。作者「take-okm」氏のサイトから無料でダウンロードできる。そして「OuDia」は16ビットPC時代のフリーウェア「WINDIA」がヒントになっている。「WINDIA」の作者「ふゆき」氏にも、この場を借りてお礼申し上げる次第である。
2014年07月20日昨年『こだまでしょうか』がACジャパンのCMで取り上げられ、流行語大賞にもノミネートされるなど、大きな注目を集めた詩人・金子みすゞ。その作品とクラシックの名曲を組み合わせるコンサート「金子みすゞ 詩の世界」が、5月に東京で開催される。「金子みすゞ詩の世界」の公演情報明治36年生まれ・山口県出身の金子みすゞは、大正末期から昭和初期にかけて活躍した童謡詩人。26歳で亡くなるまでに書かれた詩は500編以上。自然とともに生き、小さないのちを慈しむような作風が特徴だ。そんな人の心に素直に呼びかる金子みすゞの詩に、ベートーヴェンやシューマン、ブラームスの音楽を組み合わせるコンサートが「金子みすゞ 詩の世界」。声に出して語ることで音楽として響く金子みすゞの詩と、クラシックの名曲が呼応するひととき。詩の朗読は中井美穂、演奏は長谷川陽子(チェロ)、仲道祐子(ピアノ)が担当する。「金子みすゞ 詩の世界」は、5月15日(火)に東京オペラシティで開催。チケットの一般発売は、1月21日(土)10時より。また一般発売に先駆け、チケットぴあではインターネット先行先着プリセールを1月20日(金)23時まで受付。●金子みすゞ詩の世界【日時】5月15日(火) 13:30開演【会場】東京オペラシティコンサートホール:タケミツメモリアル(東京都)【出演】チェロ:長谷川陽子ピアノ:仲道祐子朗読:中井美穂
2012年01月16日