映画『ぼくの名前はズッキーニ』が、2018年2月10日(土)より恵比寿ガーデンシネマほか全国の劇場にて公開される。切なくも心温まる珠玉のストップモーションアニメーション監督・脚本を務めたクロード・バラスは、『ぼくの名前はズッキーニ』が長編デビューとなる注目のアニメーション作家。ジル・パリスによる原作に魅了された彼が、大人向けだった原作を、世界で虐待にさらされる子供たちへの応援歌として脚色。膨大な時間をかけて、一本のストップモーションアニメーション映画として完成させた。物語の主人公は、不慮の事故で母親を亡くし、ひとりぼっちとなってしまった9歳の少年・イカール。母親が付けてくれた“ズッキーニ”と言う愛称を大切にしている彼は、心優しい警察官の手助けもあり孤児院・フォンテーヌ園に入ることとなる。そこには、心に様々な傷を負った子どもたちが暮らしており、やがてズッキーニは仲間と居場所を見つけ出してゆく。小さな初恋、スリリングな救出作戦、男の子同士の友情…ユーモアにあふれ、切なくも心温まる珠玉の物語が心を揺さぶる。世界の映画祭を席巻『ぼくの名前はズッキーニ』は、2016年のアヌシー国際アニメーション映画祭で最優秀作品賞と観客賞の2冠を獲得したほか、第89回アカデミー賞では長編アニメーション部門にノミネート、そしてフランスのアカデミー賞であるセザール賞では、最優秀長編アニメーション賞とともに、実写映画を押さえて、最優秀脚色賞を受賞。全米の映画批評サイト「Rotten Tomatoes」では、フレッシュ=満足度100%という驚異の高評価を叩き出している。峯田和伸、麻生久美子、リリー・フランキーが日本語吹き替え版キャストにミュージシャンとしてはもちろん、NHK連続テレビ小説「ひよっこ」など、役者としての活躍も目覚ましい峯田和伸が、主人公のズッキーニ役で声優初挑戦。そしてNHK-BSプレミアムドラマ「奇跡の人」で峯田と共演した麻生久美子が、ズッキーニの親友であるカミーユ役を演じる。また、ズッキーニをフォンテーヌ園へ導く警察官レイモン役には、イラストレーターで俳優のリリー・フランキーが決定している。作品情報映画『ぼくの名前はズッキーニ』公開日:2018年2月10日(土)監督:クロード・バラス脚本:セリーヌ・シアマ原作:ジル・パリス「ぼくの名前はズッキーニ」(DUBOOKS刊)原案:ジェルマーノ・ズッロ、クロード・バラス、モルガン・ナヴァロアニメーション監督:キム・ククレール人形制作:グレゴリー・ボサール音楽:ソフィー・ハンガー原題:Ma vie de courgette©RITA PRODUCTIONS / BLUE SPIRIT PRODUCTIONS / GEBEKA FILMS / KNM / RTS SSR / FRANCE 3 CINEMA / RHONES-ALPES CINEMA / HELIUM FILMS / 2016
2017年11月12日アカデミー賞長編アニメーション部門ノミネートをはじめ、世界中に愛されたストップモーションアニメ『ぼくの名前はズッキーニ』。この度、“ワケあり”の子どもたちに心をわし掴みにされる予告編が公開された。主人公は、不慮の事故によりママを亡くした9歳の少年。ママが付けてくれた“ズッキーニ”と言うニックネームを大切にしている。ひとりぼっちになった彼を、心優しい警察官が孤児院に連れていく。そこには、心にさまざまな傷を負った子どもたちが暮らしており、だんだんとズッキーニは仲間と居場所を見つけ出してゆく――。傷ついた子どもたちに細心の注意を払いながら、一方で子どもたちの豊かな想像力を信じる思いに貫かれた物語は、2016年アヌシー国際アニメーション映画祭で最優秀作品賞と観客賞の2冠を射止め、フランスのセザール賞では最優秀長編アニメーション賞とともに、実写映画を押さえて最優秀脚色賞を受賞。第89回アカデミー賞では長編アニメーション部門にノミネートされ、アメリカでもズッキーニ旋風を巻き起こし、「Rotten Tomatoes」では100%フレッシュという驚異の高評価を叩き出した本作が、ついに日本上陸。まず映像では、母親を亡くしたズッキーニが、優しい警察官・レイモンに連れられて孤児院であるフォンテーヌ園にやって来るところから始まる。園のリーダー的存在であるシモンと初めは反発しあいながらも、徐々にお互いを理解し、新入りのカミーユほか“ワケあり”で集まった同世代の子どもたちと絆を深め、大人の優しさにも触れて成長するズッキーニたち。日々の小さなできごとに一生懸命生きる子どもたちの姿が、ストップモーションアニメによって丁寧に紡がれ、その可愛らしく、切ない物語に心をわし掴みにされる。さらに、スキー旅行やハロウィンパーティを楽しむ姿など、つらい境遇にありながらも純粋で無邪気な子どもたちのひと幕も目にすることができる。この作品のクオリティの高さから、詩人・谷川俊太郎からは「すごい!びっくりした!繊細で大胆、実写では出せないリアリティ」と絶賛のコメントも到着。世界中を魅了したアナログの世界観を、まずはここから確かめてみて。『ぼくの名前はズッキーニ』は2018年2月10日(土)より新宿ピカデリー、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年10月27日先日、彼女とちょっとした高級串揚げ屋に行きました。と書くと、「自慢か?」と思った人、そう早まるなって。「巻き」でデートを楽しもうと思ったわけですよあの~ですね、40歳も過ぎて結婚するとなると、どうしても「巻き」でやったほうがいいことがいくつか出てきます。食事デートもそのひとつだとぼくは考えています。20代30代のカップルであれば、これからいくらでもふたりで食事デートを楽しむことができますよね。時間はまだ、たっぷりとあるのだから。でもこれが40歳を過ぎると、どうしてもすべてにおいて発想が逆算になるわけです。「彼女とあと何回、食事デートを楽しむことができるかな」と。もちろん、何回でも楽しもうと思えばそれも可能なわけですが、40歳を過ぎるとリアルに、いわゆる定年のことが頭をよぎります。ということは、定年までにやり遂げておきたい仕事がいくつも脳裏をよぎるわけで、そうそう「今日も高級串揚げ屋でデートしました」と、インスタに写真をあげている場合ではない。ということで、3回分のデートの楽しみを1回のデートにハメこんでしまえと思って、ちょっとした高級串揚げ屋に彼女と行ったわけです。「あ、これ食べます」お酒がすすんだときのぼくのクセとして「みんなで楽しむ」というものがあります。みんなというのは、そこの店にいるみんな、つまり彼女はもとより、店員さんやカウンターの隣に座っているお客さんも含めてということ。その日はすでに遅い時間ということもあり、カウンターにはぼくたちふたりしかいませんでした。ホールにアルバイトの女子が1名。このアルバイトの女子がまた、マジメな素人とみえて、少し食べ残しているぼくらの皿を頻繁に下げに来るのです。たとえばウズラの卵の揚げたやつを1つ皿に残しておくと、「お下げします」と言って下げようとするのです。そのたびにぼくは「あ、これ食べます」と言って、下げるのを阻止していました。が、「これ、食べます」と言っても場が盛り上がらない、つまりアルバイトの女子も含めてみんなで楽しめないなと、酔っぱらいつつある頭でぼくは考えました。ぼくはふざけてなんかいない。多分。やおら、案の定、今度は箸休めに注文した「いぶりがっこ(大根の漬物のようなもの)」の最後の一切れを少し齧って皿のすみっこに置いているのを見たバイト女子が、「お下げします」とやってきました。すかさずぼくは「君、これ、食べる?食べるんやったら下げて向こうで食べてくれていいよ。でもぼくの食べかけだから、新しいいぶりがっこを頼んであげようか?なんなら一緒にお酒でも飲む?」と言いました。バイト女子は恥ずかしそうに、でも笑いながら(多分おもしろかったんだと思う)、「すみません。食べません」と言って(当たり前だ)、皿に伸ばしかけた手をぎこちなさそうに戻し、どこかに去って行きました。それを見た彼女が、半ギレ気味にぼくに言いました。「ふざけるのもいい加減にしなさい」。ぼくはふざけてなんかいない。「巻き」でデートを楽しもうと思って、みんなのことを楽しませたいと思っているだけだ!と、心のなかで叫んだところでどこ吹く風。彼女は「家に帰ったら説教ね」と、背筋を伸ばしシブイ顔をしてウーロン茶を飲み干しました。ぼくはふざけてなんかいない。多分。(ひとみしょう/文筆家)
2017年10月19日彼女が2人いてどっちも好き。1人だけなんて選べない…そんな男性は意外と多いもの。一度に複数の人を愛せる男性心理って、いったいどのようなものなのでしょう?浮気とはいったい何が違うの?知りたくてもなかなか聞けない二股に関する男性の本音をずばり!インタビューしました。さて、彼らの意見、あなたは納得できますか?■浮気と二股の違いは?まずは「二股と浮気の違い」について20~30代の男性に意見を聞いてみました。・「本命が別にいるのが浮気。どっちも同じくらい好きなのが二股じゃない?」(28歳/SE)・「浮気は恋人とセフレがいて、二股は恋人が2人って感じかな?」(25歳/ショップ店員)どうやら「浮気」は、本命彼女がいながら他の女性に手を出すこと、「二股」は、2人の女性と同時進行で付き合うこと、と定義付けられそうです。■二股をやめられない理由次に、二股恋愛の経験を持つ男性に「どうして1人に絞れないの?」と質問してみました。さて、その答えは…?・「どっちかを選ぶ理由がないからです。それぞれいいところがあるし、1人に絞ってもメリットなんてないですし。バレなければみんなハッピー。わざわざその状況を壊す必要はないですよね?」(24歳/アパレル)・「どっちもホントに好きで手放したくなくて。うどんも好きだけどそばも好き、みたいな」(30歳/IT関係)二股をかける男性も言い分は人それぞれ。いずれにせよ、女性にはなかなか受け入れられない理屈ですよね。■どっちか選ぶ時のポイントは?いつか、どっちか1人を選ばなければならないときがきたら…彼らは何を基準に選ぶのでしょう。・「どっちが将来を考えられるか、ですかね。一緒にいて落ち着くほうを選ぶと思います」(27歳/会社員)・「『実は二股をかけてた』と言っても離れないほう」(30歳/メーカー勤務)・「俺のことを、より愛してくれてるな~と感じたほうにします。尽くしてくれる子がタイプなんで」(29歳/営業)なんとも自分勝手な意見のオンパレード!と立腹することなかれ。これこそが彼らの本音なのです。ただ、現在進行中で二股をかけている男性からは、こんな意見も!・「どっちも選ばないですね。2人とも本気じゃないんで」(26歳/会社員)ここまでくると、潔さすら感じますね。■選びきれず二股を続けたら?さて、最後に二股男の末路をご紹介しましょう。・「二股かけてたんですが、1人が俺のスマホを勝手に見てもう1人に連絡してたんです。で、なぜか意気投合して…。2人に呼び出されて吊るしあげられました」(32歳/営業職)・「3年くらい二股してたけど、2人とも結婚をちらつかせはじめて。適当にかわしてたら、両方に愛想をつかされました」(30歳/医療機器メーカー)・「ずっと二股してたんですが、最近、本気で好きになって結婚したい人ができて。土下座して2人と別れました。軽い修羅場でした」(33歳/自営業)■終わりに二股の関係が末永く続くのはまれ。いつかは終わりが来るものです。そのときに傷つくのは二股をかけられた女性のほう。一方的に傷つけられる恋愛を避けるためにも、相手の誠実さをしっかりと見極められる目を養いたいものですね。ライタープロフィールパル吉兵庫県の片田舎、相生市生まれ広島在住のこじらせ系アラフォーママライター。お酒と読書と音楽と広島東洋カープが好き。恋するトキメキはもっと好き。「夢を見ることこそ人生である」をモットーに、女に磨きをかけるべく、日々奮闘中。もっとも、いまだ原石のママとの噂もあるとかないとか。
2017年09月22日『ぼくが発達障害だからできたこと』著者の市川拓司さんUpload By 平澤晴花(発達ナビ編集部)『いま、会いにゆきます』(小学館)などで知られるベストセラー作家・市川拓司さんは、昨年出版した著書『ぼくが発達障害だからできたこと』(朝日新聞出版)の中で、自身が発達障害であることを告白しています。著書の中では、小学生の頃から多動多弁、クラスメイトに迷惑をかけては先生にひどく叱られたといった幼少期のエピソードが赤裸々に語られます。そんな市川少年が現在の大ベストセラー作家になるまで、どのような道のりがあったのでしょうか。また、自身の経験から、発達障害の子を持つ親や成人当事者に伝えたいこととは?お話を伺いました。ずっと身体の病気だと思っていたーある本との出会いがきっかけで、「発達障害」を知るー市川さんは40代で、AS(アスペルガー症候群)とADHD(注意欠陥・多動性障害)にほぼ当てはまると診断されたそうですね。大人になるまで、自分が発達障害だとは全く気づかなかったのですか?19歳の時、陸上部の活動中に呼吸困難で倒れて、動悸や冷や汗、不条理なほどの恐怖を感じて競技生活を引退しました。今思えば発達障害由来の二次障害、パニック発作でした。でも、当時はずっと内臓系の病気だと思ってました。Upload By 平澤晴花(発達ナビ編集部)発達障害かも?と気づいたのは、今から24年前に出たドナ・ウイリアムズの『自閉症だったわたしへ』(新潮社)を読んだのがきっかけです。幻覚や身体の代謝の問題など色々な記述にうなずけるところがあって、目の前がさーっと開けたような感覚がありました。そのあと、数年経って仕事関係の知人の紹介でメンタルクリニックを受診して「典型的なアスペルガ―の症状を示している」と言われたんです。『自閉症だったわたしへ 』/ドナ ウィリアムズ著幼少期は、とにかく母親を守ることに必死だったーご著書によれば、子どもの時から発達障害の傾向は現れていたようですね。多動で多弁。学校では授業中もひとりで大声でしゃべり続けて、クラスメイトに迷惑をかけては先生に叱られてばかりでしたね。「バカ」とか「宇宙人」とか酷いあだ名も付けられました。学力は中学生時代がどん底。劣等生です。ただ、中学以降は、過集中の特性を活かしたおかげか、一夜漬けに近い勉強方法で希望の高校に合格。自分が好きな時に学校に行って、気が向かなければ授業を休むという生活をしていました。そこで現在の妻と出逢ったんです。ずっと同じクラスだったのでノートなどを貸し借りしている間に仲良くなりました。ひとの倍くらい「多弁」なぼくのおしゃべりは、大人になった今も変わらない。うちの奥さんは、高校の時から40年間ずーっとその被害者ともいえますね。彼女だってぼくの話し相手は疲れるみたい。「ふつうのひとを相手にする時と、脳の使い方が全く違うような気がする」と言われます。振り返ってみたら、自分ルールで自由奔放にふるまっていたのにもかかわらず、高校を卒業し進学することができたのも彼女のおかげですし。とても感謝しています。のちに妻との恋愛エピソードを作品にし、39歳で会社員を辞めて小説家としてデビューしました。最愛の人と出逢って、ぼくは救われたんです。Upload By 平澤晴花(発達ナビ編集部)ー小中学生の頃、辛くはなかったですか?普通、学校の先生に怒られたりとか、クラスメイトにからかわれたりした時は、自分のほうが合わせないといけないのかなと苦しくなると思うのですが、そこを乗り越えて作家に…いや、乗り越えてない!(笑)子どもの頃は、クラスメイトのことより、実は母親のことで必死だったんです。おふくろはマタニティブルーから産後鬱になり、臥せっていることが多い人でした。今思うと、おふくろも発達障害で、二次障害の双極性障害を発症していたのではないかと思います。でも、親父は仕事が忙しくて、一年の3分の2は家にいない。母子家庭のような環境で、かつ一人っ子。そうなると、「母親をなんとかしなきゃ」という、それだけが最初の人生の物心ついたときの記憶です。人と違うだの何だのっていうのは贅沢な悩みで、とにかく彼女の顔色を常にうかがって、息してるか、死んじゃいないかって必死でした。Upload By 平澤晴花(発達ナビ編集部)ーお母様のことが気がかりで、同級生だったり、他人と比べる時間なんてなかったと。特におふくろは本当に無鉄砲な人だから、とんでもないことをするんですよ 。基本的に母は躁(そう)のひとなので、心は子どものまま。例えば、ぼくが中学生のある日、二人で食事に出かけた時に母が、「お金持ってくるの忘れたから、食べ終わったら走って逃げるよ」と言うんです。真に受けたぼくはとにかく急いで皿を空っぽにして、母に「今だ!」と言われて、反射的に店を出て、死に物狂いで駆けだす。しばらく走って振り返ると、母が大笑いしている声が聞こえる。聞くと、「トイレに行ってる間に勘定済ませたよ!引っ掛かったな~!」ですって…こんないたずらをよくされました。かと思うと学校から帰ると母の姿がない。失踪したんじゃないかと半泣きになってあたりを見回しに行ったり。それを叱るのが本当に俺の役目みたいな感じでしたね。Upload By 平澤晴花(発達ナビ編集部)ー親と子どもが逆転していたんですね。著書を拝見すると、高いところから飛び降りる話など、「度を超えた多動と多弁、自分のルールで行動してしまう」市川さんの姿が細かに描写されています。しかし、それでクラスメイトに除け者にされて困り果てているという感じではなかったようですね。ご自身はどこかあっけらかんとしている。当時、周りのことはどう感じていましたか?さきほども言ったように、母親のことが最優先でした。かといって、「周りなんてどうでもいい」というのとも違うんです。周りや他者という概念がそもそもない。いまもそうです。でも、もしかしたらそれがKYって言われる所以なのかもしれないけど。発達障害者特有の他者性の希薄さかもしれないですね。自分や親族の凸凹も肯定すること。親の誠実な姿勢はきっと子どもに伝わるからー子どものとき、親がこういうふうに接してくれてたら違ったのに…など、ご自身の経験から、親は発達障害の子どもにどのように接するのがいいと思いますか?とにかく、基本的にそういう子どもには、なんでも例を見せて「自分のようなタイプは決して1人じゃない」と認識させるのが一番大事ではないかと思います。ぼくの場合、自分が生きてきた道のりやいつも思っていたことを自分の言葉で普段しゃべっているように書いただけなんですが、そのことで編集者や共感してくれる読者など、自分の個性や多様性を認めてくれる人たちと繋がることができ、救われたんです。だから、「お前は間違ってる」と言われても「自分は間違ったダメな人間なんだ」と別に思わなくていいんです。ぼくはその違いを「個性」だと思って手放さなかった。だから今の自分があります。Upload By 平澤晴花(発達ナビ編集部)ー具体的にはどのような言葉をかけてあればいいでしょう?んー、もし、両親や家族にも発達障害の傾向があるのなら、「お父さんもお母さんもあなたと同じだよ」とか、言ってあげるのもひとつかもしれません。物心ついて、理屈が分かるようになってくれば、遺伝を含めた障害の因果関係をきちんと話してあげたほうがいいと思いますね。発達障害の原因は色々言われていますが、遺伝的要素もゼロではないようですし、親もそれを認めて、ある程度筋が通ったストーリーとして自分たちの言葉で語ってあげてほしいですね。ー発達障害の原因は、遺伝的要因と環境的要因の相互作用だと言われています。遺伝的要素も、それが全てではないからこそ、親や親族としてもそれをどう受け止め、どう子どもに話せば良いかは、なかなか難しいことだと思います。何が一番の原因かというより、結局、どちらかの要素が弱くてどちらかが強いというだけなので。親がありのままを受け止めようとすれば、その誠実さは言葉でなくても伝わると思います。問題は、大人が子どもに何か隠そうとすること。思っている以上に、子どもはちゃんと見ているし、嘘が大嫌い。血の繋がった親として嘘はつかない姿勢を貫くことこそ大事だと思いますね。逆説的に言うと、親がいわゆる「普通の子」に近づけようと思って我が子を見た時に、ポロポロ、ちらちらと、そこからはみ出た凸凹部分が垣間見えてるんだと思いますよ。Upload By 平澤晴花(発達ナビ編集部)その凸凹が親族の誰かのパーソナリティと重なるっていうこともあるはずです。もしそういう共通点を見つけたら、叱るネタや批判のネタにするのではなくて、一族ひっくるめて肯定するような言い方ができたらいいのではないでしょうか。「ほら、お父さんもあんなこと言うけど、お父さんのお父さんも口が悪かったのよ」など。それで少し、子どもも安心できるところもあるかもしれない。参考:『発達障害に気づかない大人たち』 /星野仁彦自分自身のルーツに想いを馳せることー市川さんはどのようにご自身のルーツを捉えていますか?うちの場合、母親もそうだし、一族にも似たようなパーソナリティのひとはゴロゴロいるので、発達障害は遺伝なしには生まれてこないと思っています。でも、自分自身はそこに誇りというか、それこそ「一族だぜ!」というような面白さを感じるんですよ。大きなルーツに繋がるようなロマンがあります。希少種の氏(うじ)、というような。親が見方を変えれば、子どもも「自分は一人ではなくてある集団の中の一員なんだ」という思いが強まると思います。発達障害がある子どもにとって自分と似たパーソナリティのひとが他にもいるんだという認識を持てることは、肯定感に繋がるのではないでしょうか。Upload By 平澤晴花(発達ナビ編集部)ーとはいえ、思春期の子どもは第二次性徴も始まり、異性を意識したりなど、他人との違いを一層、意識せざるをえない状況になってきますよね。中学に上がる位までの発達障害の子どもは基本的に天真爛漫じゃないですか。いじけてないし。本当に生き生きとしている。でも、なんか中学に上がった頃から暗い顔し始めて、俺自身もそうでしたけど、あそこで一回ガクッとくるんですよね。自分もいじめでまいったときがありました。やっぱり自我が一番発達するときに、上からガッと抑えられると結構大変なんですよ。だから最初の第1ウェーブである12、 3歳の思春期というのは、本当に大きな壁。いじめも結構悪質になってくる。知恵がついてね。学校の教室みたいな狭い場所に哺乳類を閉じ込めるなんで、本当は理不尽きわまりない。ぼくは個人的には学校になど行かなくて済むのが一番いいとは思いますが、そうした壁を乗り越えるための何か抗弁を用意してあげられればいいなとは思います。そのひとつに家族や親族の存在がある。「教祖」は自分自身信じる道を切り拓くーとにかく自己肯定感を持てるように親が導くということですね。加えて、市川さんは自分で自分の自己肯定感を育むために「自分のための宗教を作っていく」と書かれています。自分教にすがるのではなく、「作っていく」。これは、どういう意味でしょうか?アスペルガーというのは、自分が教祖となって自分なりの宗教を作る、いわば教祖タイプじゃないかなと思うんです。集団主義に属さない。でも、世間で認められやすいのは、ヤンキー気質のひと。ヤンキーって教祖と反対の「リーダーに従う信者タイプ」なんですよね。なぜなら、ヤンキーのひとたちには、「リーダー」「ヘッド」「カリスマ」といった存在がいる。そして、その人たちが彼らヤンキーの教祖であり、宗教になっている。そういう人がいないアスペルガーのひとたちは、自分が教祖になるしかありません。でも、その方が、本来のアスペルガーの気質に合っていると思います。そもそも宗教とは、自分を肯定するために、ある種の大きなものと繋がりたいという欲求でもあります。大きなものというのは、自分の背後にある歴史だったり、潜在意識の世界だったり、集合的無意識だったり……Upload By 平澤晴花(発達ナビ編集部)ー先ほどおっしゃっていた脈々とつながる「一族として意識」なども、いわば自我の存在を超えた「大きなもの」と似ていますね?当然、一族といったものをそこに含まれていて、今、自分の目の前にある平面的な横のつながりだけじゃない、3次元的な世界へアクセスするというのが、本来の宗教という気がします。普通、ひとは潜在意識に簡単にアクセスできません。だから、お坊さんたちは修行をしているわけです。でも、発達障害のひとは前頭葉の機能が弱まっているため、潜在意識などのいわば非常識な世界へのアクセスも早いんじゃないかな。自分の深層心理への世界のゲートが開きやすくなっているとも言えます。ーだから、発達障害のひとほど自分で自分の「宗教」を作っていくことができるし、本来の気質にも合ってるからそうするほうが楽に生きられるかもしれないということですね。ご著書は昨年発行されたものですが、急速に発達障害が知られるようになったことで、1年経った今でも、取材されることが多いとか。そうした状況で、今後のことを考えると、当事者として発達障害がある子どもたちのためには具体的にどんな仕組みがあったらいいと思いますか?街の「こども食堂」みたいなものあるじゃないですか。あれの発達障害版を作ったらいいと思います。そこでみんなで模型作ったりとか。勉強させれば、それぞれの自分の個性というものに気づいて、その道の達人になっていくんじゃないでしょうか。突出した才能がなくても、その人柄で社会の中に潤いをもたらす人間もいるでしょう。一番よくないのはそこで自己卑下を繰り返していくうちに自我がボロボロになってスポイルされること。人に振り向けるだけの朗らかさとか純真さを持っていたのが、いじけて、歪んで、破滅してっていう、それをなんとかね、乗り越えさせてあげなきゃいけないんじゃないでしょうか。それは親だけではなくて、町ぐるみでやれるといい。親だけに任せるには負担が大きすぎますからね。Upload By 平澤晴花(発達ナビ編集部)誰かに「違う」と言われたって、決してあなたの存在は否定されちゃいないー成人の発達障害のあるひとにも何かアドバイスをいただけないでしょうか?まず1つには、子どもへのアドバイスと同じで、この本を書いた理由でもあるけれど、「1人じゃない」ということを伝えたいですね。そもそも「違い」について、誰かによっぽど差別的に言われることとかがなければ、自分が人と違ってもそんなには悩まないはずなんです。誰かに、「あなたは違う」と言われて辛いという人たちは、とにかく自分の身に降りかかっていることが決して個人への攻撃だとは思わないことが大切だと思います。例えばアメリカに行ったら、アングロサクソンやプエルトリカンへの差別が今でも無くならないのと一緒で、日本という国においてマイノリティであるが故にマジョリティーの集団から差別を受けているんだという感覚で、決して自分への攻撃ではないという考え方でいてほしい。Upload By 平澤晴花(発達ナビ編集部)ー繰り返しおっしゃっているように「ルーツがある」「一人ではない、自分が属する集団もある」と自覚することで、現在の自分自身に起きていることを俯瞰的に捉えることができると。発達障害というのは遺伝的なグループのひとつの一族で、元を正せば多分同じような部族の人たちが散らばってこうなってきた、っていうのが自分では一番しっくりくる解釈なんですよね。そう考えると、別のパーソナリティを持った人に対する、別のグループからの、いわれのない「違っていることは間違っている」みたいな言い換えをまともに受けちゃいけない。振り返ったときに、全部寄り添っちゃいけないんですよ。ー生きる時代や社会のマジョリティーに無理に合わせる必要はないということですね?そこに寄り添うと、ルールはルールだからとか、あるいは常識は常識だからとかっていう話に丸め込まれてしまう。でも、マジョリティーの彼らの言うことが絶対だと思うのは、本当はおかしな話なんです。見た目が同じだから、苦しんでしまうのでしょう。まさしく今、ダイバーシティーがそこかしこで問われてるのに、まだまだ日本は均質化圧力が強い。多様性という考え方が浸透していないからこそ、発達障害者の方から、むしろダイバーシティー・多様性というものを、力強く打ち出していけるような考え方を世の中に提示していったほうがいいかもしれません。Upload By 平澤晴花(発達ナビ編集部)
2017年09月11日洗練された空間でいただくフレッシュなサンドウィッチ”2個で1セット”の選べるサンドウィッチ専門店「ニコウィッチ」。店内は木目調の家具やセンスの良いインテリアが並び、スタイリッシュでオシャレな空間になっています。ガラス張りのキッチンでは、スタッフがサンドウィッチをひとつひとつ手作り。一人でも気兼ねなくくつろげる、リラックスした雰囲気が漂います。テイクアウト専門店となっていますが、店内の設置されたテーブルに座って食べてもOKです。組み合わせ自由自在! ふわふわパンのごちそうサンド「Bread&Coffee IKEDAYAMA」が、人気パン「パンドミ」のふわふわモッチリ食感をもっと多くの人に楽しんでもらいたいという思いから、オープンさせたサンドウィッチの専門店。バラエティに富んだ具材を挟んだ、ボリュームたっぷりのサンドウィッチは常時20種類ほどを取り揃えています。サンドウィッチと言えばハムサンドや玉子サンドなどから一つだけ選ぶことが多いですが、こちらでは好きな組み合わせでサンドウィッチを食べることが可能です。ガッツリ食べたい! お腹を満たす最高の組み合わせ「玉子サンド×エビカツサンドのセット」(648円)のたまごサンドは、ゆで卵ではなく厚焼きたまごタイプ。出汁がふんわりと香るたまごは柔らかく、なめらかでフルフルした食感です。ほどよく効いたからしマヨネーズがアクセントになった、大人のたまごサンドになっています。エビカツサンドにはエビをたっぷりと使用し、プリプリの歯ごたえが楽しめます。特製のタルタルソースとの相性も抜群です。フォトジェニックな断面が楽しめるフルーツサンドスイーツ系がお好みなら「フルーツサンドのセット(イチゴ×キウイ)」(692円)がおすすめ。真っ白なパンとクリームで挟んだ彩り豊かな果物のサンドウィッチは、SNS映え間違いなしです。生クリームにはマスカルポーネチーズを加えており、濃厚な味わいが楽しめます。パンに塩生クリームを薄く塗っているため、フレッシュなフルーツとマスカルポーネ入りのクリームがさらに引き立ちます。コクがあるのにさっぱりとした後味で、いくらでも食べたくなります!具材たっぷり! 幸せあふれる贅沢サンドをどうぞ2種類のサンドイッチを同時に味わえる「ニコウィッチ」のサンドウィッチ。お店には、学生からサラリーマン、OL、年配の方まで幅広い年代の方が訪れます。目の前で作られるフレッシュで色鮮やかなサンドウィッチたち、見れば見るほど迷ってしまうかもしれません。その日の気分で自由に選んで、あなただけの組み合わせを楽しんでみましょう。JR山手線「恵比寿駅」から徒歩約2分、東京メトロ日比谷線「恵比寿駅」からだと5番出口が便利です。お店は、岩徳ビル1階のエビスフードホール内にあります。具だくさんで満足度の高いサンドウィッチが2種類も選べる「ニコウィッチ」。種類も豊富なので毎日でも通いたくなります。スポット情報スポット名:ニコウィッチ住所:東京都渋谷区恵比寿南1-1-9 岩徳ビル 1F電話番号:03-5773-5959
2017年09月06日世界中の映画賞を総なめにし、大人たちの心をわし掴みにした傑作ストップモーションアニメ『ぼくの名前はズッキーニ』が、2018年2月10日(土)より日本公開されることが決定。そのビジュアルが解禁となった。不慮の事故で母親を亡くした9歳の少年イカールは、母親がつけた“ズッキーニ”というニックネームを大切にしている。同じ年頃の子どもが集まる孤児院に連れていかれた彼は、はじめは馴染めずにいたが、それぞれに複雑な事情を抱える仲間たちと過ごし次第に心を開いてゆく――。子どもたちがたくましく生きていく姿と、それに寄り添う大人たちの何気ない毎日を追い、子どもたちにとって本当に大切なものが何かを、観るものの心に静かに問いかける珠玉の物語。年月をかけて丁寧に制作されたアナログな人形たちがみせる、感情豊かなストップモーションアニメーションが世界中から絶賛された本作。監督クロード・バラ、脚本セリーヌ・シアマによる、デジタルCGや3Dとは真逆の、懐かしくも驚きに満ちた笑いと涙あふれる作品は、第89回アカデミー賞長編アニメーション部門ノミネートをはじめ、“アニメ界のアカデミー賞”アニー賞にも3部門にノミネート、アヌシー国際アニメーションフェスティバル2016では最優秀作品賞と観客賞をW受賞し、フランス最高峰の第42回セザール賞では最優秀脚色賞、最優秀長編アニメーション賞を受賞するなど、世界の映画界に一大旋風を巻き起こした。若き俊英グザヴィエ・ドラン監督がInstagramで祝福したことも話題を呼び、全米批評サイト「Rotten Tomatoes」では100%フレッシュ(好評価)という驚異の満足度を叩きだし、今年3月、作品名『ズッキーニと呼ばれて(My Life as a Courgette)』として「東京アニメアワードフェスティバル2017」で上映されるや、日本公開を切望する声がSNS上を駆け巡った。海外メディアからも「ティム・バートンを彷彿とさせるが、バートン作品にはない甘く切ない感情表現に成功している」(THE BUFFALO NEWS)、「トリュフォー(『大人は判ってくれない』監督)も気に入るに違いない!」(INDIEWIRE)、「切なくて心臓がえぐられる!」(THE PLAYLIST)と惜しみない賛辞が贈られている。『ぼくの名前はズッキーニ』は2018年2月10日(土)より新宿ピカデリー、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年08月29日1997年に放送された日本テレビ系連続ドラマ『ぼくらの勇気~未満都市』のスペシャル版である『ぼくらの勇気~未満都市2017』がKinKi Kidsのデビュー20周年記念日である21日に放送された。20年ぶりの復活に放送終了後には、Yahoo!検索ランキング2位に“小原”、3位に“未満都市”がランクインし、話題となっている。 この日、夜9時より日本テレビ系にて放送されたドラマ『ぼくらの勇気~未満都市2017』は、20年ぶりとなる復活に、放送発表時から注目を集めていた。中でも当時ジャニーズJr.として出演していた小原裕貴(37)は、’00年に学業に専念するため芸能界を引退しており、出演はないだろうとファンの中で囁かれている中、まさかのサプライズ出演報道に放送前から待ち焦がれるファンが続出していた。 小原はヤマト(堂本光一)の親友キイチ役として出演しており、前回から20年後をドラマの舞台となった今回は、バスの運転手を熱演。「俺、今小遣い一万円なんだぞ」とヤマトと携帯電話で話すシーンから登場し、17年ぶりのブランクを感じさせない演技を見せた。 ネットでは「未満都市ほんと良かった…」「小原くん出てきただけで泣けた」「小原くんの変わらなぬビジュアルの良さに驚きました!」「小原くん変わらずかっこよかったです」「小原裕貴をまた見れる日が来るなんて…」「久々なのに演技うまいなぁ」など感動の声が溢れている。
2017年07月22日「KinKi Kids」主演で1997年に放送された連続ドラマ「ぼくらの勇気 未満都市」が20年の時を経て復活!同作の20年後の未来を描いたスペシャルドラマ「ぼくらの勇気 未満都市 2017」として7月21日(金)今夜の「金曜ロードSHOW!」で放送となる。1997年放送の「ぼくらの勇気 未満都市」は同年CDデビューを果たしたばかりの当時18歳だった「KinKi Kids」堂本光一、堂本剛の2人をはじめ、当時すでに注目されていた「嵐」の相葉雅紀と松本潤、いまも女優として活躍する矢田亜希子や小原裕貴らが集結、毎週土曜日21時から連続ドラマとして放送されていた。物語は大地震が起きたというニュースが流れた街に友人を探しにきた高校生のヤマト(堂本光一)が道中で同じく高校生のタケル(堂本剛)と出会い、物々しい警備を潜り抜けフェンスで囲まれた街に潜入。するとそこには大人が死に絶え子どもたちだけになった無秩序な混乱が支配する街が。ヤマトとタケルは様々な問題や事件を乗り越えながら仲間とともに暴力に支配された子どもだけの街に秩序を取り戻していく…というもの。前作のラスト、ヤマトが言った「そして20年後の今日、俺たちでまたこの場所に集まろう」というセリフの通り、20年を経た今日、当時のキャストが再び集結、演出の堤幸彦、プロデューサーの櫨山裕子といった制作スタッフも20年前と同じ顔ぶれが揃い“その後”の物語が綴られることになる。あの日から20年…。彼らは約束の日に久しぶりの再会を試みる。来る者来ない者…実はそれぞれにみんな内に沸々としたものを抱えていた。僕たちがなりたかったのはこんな自分だったか?ひょっとしたら自分はいつの間にかなるまいと誓った大人になっているんじゃないか?そんなとき、強大な敵が彼らの前に再び現れる――。さらに新キャストとしてヤマトやタケルたちと対立する組織のキーマン役を向井理が、20年を経て教師となったヤマトの生徒役として「関西ジャニーズJr.」から道枝駿佑も出演。そのほか早見あかり、千葉雄大、久世星佳、飯田基祐、山口馬木也、山内圭哉ら豪華キャストも共演する。主題歌はもちろん「KinKi Kids」の「愛されるより 愛したい」。いまだ新鮮な魅力に満ちた名曲がもう1度、本作の世界を美しく彩る。「KinKi Kids」デビュー20周年記念特別企画となる、金曜ロードSHOW!特別ドラマ企画「ぼくらの勇気 未満都市 2017」は7月21日(金)21時~日本テレビにて放送。(笠緒)
2017年07月21日KinKi Kids主演ドラマ『ぼくらの勇気 未満都市』が20年ぶりに復活! しかも嵐・相葉雅紀&松本潤、さらには元ジャニーズJr.の小原裕貴も出演…そんな情報を入手したものだから「うわぁ、懐かし~い!」と胸躍らせずにはいられない。とはいえ、前作の放送は20年前…ドラマを100%楽しむために、作品についておさらいしたい。■キンキ主演懐かしの3部作はコレ!まずは20年前のKinKi Kidsについての記憶を呼び起こしておこう。当時、KinKi Kidsの2人は18歳。高校生役を演じたら右に出る者はなく、個々にも多数のドラマに出演。そして2人が主演を務めた『人間・失格〜たとえばぼくが死んだら』(1994年/TBS系)、『若葉のころ』(1996年/TBS系)、『ぼくらの勇気 未満都市』はKinKi Kids主演3部作と呼ばれ、次々にヒットを飛ばしていた。「頭の中にハエがいるんだ」というセリフが社会現象にもなった『人間・失格〜たとえばぼくが死んだら』は、いじめ、虐待、自殺など、タブーとされる過激なテーマを扱い、批判を受けながらも最終回には視聴率28.9%を記録。一方『若葉のころ』は、光一、剛、そして奥菜恵という3人の友情、恋愛模様を描いた青春物語。CDデビュー前のKinKi Kidsが歌った「FRIENDS」は、いまだにファンの間で名曲として愛されているが、デビュー前のタレントがドラマ主題歌を務めること自体、異例なこと。それほどまでにKinKi Kidsの勢いはハンパじゃなかったのだ。それ以降、KinKi Kidsのドラマ共演は2003年の『ムコ殿』(フジテレビ系)に友情出演したのが最後。互いの道でパフォーマンスを磨き合ったKinKi Kidsが、14年ぶりに『ぼくらの勇気 未満都市2017』で待望の共演を果たすのだから、ファンならずとも必見と言えるだろう。■ジャニーズJr.黄金期! 嵐メンバーも出演した伝説のドラマさて、今回SPドラマの放送が決定した『ぼくらの勇気 未満都市』は、1997年10月~12月にかけて日本テレビ系の“土9枠”で放送された連続ドラマ。主演KinKi Kidsの人気はもちろん、“ジャニーズJr.黄金期”と言われた当時、相葉雅紀、松本潤を含むJr.メンバーの出演でも注目を集め、平均視聴率16.8%をたたき出した。相葉、松本の連ドラ初出演作品としても有名で、汚れまみれの彼らの姿、そしてバックに流れる主題歌「愛されるより愛したい」は、20年たったとは思えないほど強く印象に残っている。■大人が感染すると死に至る、“子供だけの街”ドラマの舞台は、千葉県の臨海幕原。同地区で大地震が起きたというニュースが流れたが、これは政府による情報操作。実際の幕原地区は微生物「T幕原型」に汚染され、その微生物は“大人が感染すると死に至る”ことから、政府が子どもたちを残して一帯を封鎖していたのだった…。地震の一報を耳にしたヤマト(堂本光一)は友人を探しに、そしてタケル(堂本剛)は災害ボランティアのために幕原地区に向かうところから物語は始まる。食事の配給のたびに奪い合いが起こり、街の外には自衛隊が配備されるなど物々しい雰囲気の中、子どもだけの無法地帯と化していく幕原地区。そんな中でヤマトとタケルが秩序を取り戻し、力強く生き抜いていく姿が描かれた。■あの日の約束、覚えてる? 気になる連ドラの結末は!?幕原地区では年齢を重ねて大人になり、微生物に感染した者が次々に亡くなっていく。そして、ヤマトとタケルと三角関係にあったユーリ(宝生舞)が20歳を迎えて息絶えた後、幕原地区に雪が降る。すると、寒さに弱かった微生物はあっさりと死滅した。しかし、それで物語は終わらない。原因となった「T幕原型」は政府が開発中の微生物で、研究のため人工衛星で宇宙に運ぶ際に誤って落下させたものだったのだ。事実に気付いたヤマトとタケルたちは、真実を問うべく戦いを挑むが、抵抗もむなしく抑圧されてしまう。そこで彼らは人工衛星の破片を分け合い、「20年後、俺たちでまたこの場所に集まろう」と誓い合う。今回のSPドラマでは、そんな20年後の再会が描かれるというワケだ。■嵐・相葉雅紀&松本潤、小原裕貴もまさかの出演決定! SPドラマの放送が決定した時点では、KinKi Kidsの出演しか発表されておらず、「相葉ちゃんと松潤は出演するの?」などと話題になっていたが、その後、松本&相葉の出演が正式決定。さらには2000年にジャニーズ事務所を退所した元Jr.の小原裕貴も出演することが判明し、ファンから驚きと喜びの声が上がっている。ほかに、ヤマトの彼女・スズコを演じた矢田亜希子も出演。彼らがどのように成長し、どんな思いで再会するのか期待したい。ちなみに、昨年放送された松本潤主演ドラマ『99.9-刑事専門弁護士-』(TBS系)のなかで、赤石(片桐仁)が深山(松本)に対して放った「20年前って言ったらなぁ、おまえがこんなに小さくて犬連れてる頃から俺は勉強してんだぞ!」というセリフが、『ぼくらの勇気』で松本が演じた“モリ”のことではないかと関心を集めたことをご存じだろうか。じつは、『99.9-刑事専門弁護士-』で演出を担当した木村ひさし氏は、当時『ぼくらの勇気』で演出助手を務めており、いま思えばこの一言は、SPドラマへの伏線だったのかも…!?■向井理、道枝駿佑ら新キャスト発表!SPドラマの主題歌は、20年前と同じく「愛されるより 愛したい」。そして挿入歌は、劇中で堂本剛が弾き語りしていた「風のない街」(歌:滝川タケル)と発表された。さらに今作では、ヤマトやタケルと対立する組織のキーマン役の向井理をはじめ、千葉雄大、早見あかり、そしてドラマ『母になる』(日テレ系)での息子・広(こう)役が話題となった道枝駿佑(関西ジャニーズJr.)ら新キャストも登場。道枝は教師となったヤマトの生徒役を演じるといい、ストーリーはもちろん、その演技にも注目が集まる。KinKi Kids デビュー20周年記念特別企画『ぼくらの勇気 未満都市 2017』は7月21日(金)21時から放送! 20年という歴史をかみしめながら、彼らとの“再会”を楽しみに待つことにしよう。
2017年07月20日26日、KinKi Kids主演のスペシャルドラマ『ぼくらの勇気~未満都市2017』に、元ジャニーズJr.で現在は芸能界を引退して一般企業勤務の小原裕貴(37)が出演すると発表された。小原は17年ぶりの演技に挑戦することになり、Yahoo!検索ワードで2位にランクインするなど話題となっている。 小原はジャニーズJr.黄金時代と言われた90年代に滝沢秀明(35)らとともにトップクラスの人気を誇り、多数のドラマにも出演するなど活躍していた。だが多くのファンから惜しまれるなか、’00年に学業専念のため芸能界を引退。ファンからは「伝説のジャニーズJr.」などと言われていた。 小原は「プロデューサーさんから話を聞いた時は驚きましたが、Kinki Kidsさんの記念すべき20周年に少しでも貢献できればと、出演を決意しました。演技は久しぶりでとても緊張していますが、みなさん温かい目で見守っていただければ幸いです」とコメント。 前作では、堂本光一(38)が演じるヤマトの友人キイチ役を熱演。劇中で重要な役柄を演じていたため、スペシャルドラマの放送が決定してからも小原のドラマ出演へ注目が集まっていた。 そのため、今回の出演決定にネットでは「嘘でしょ?信じられない!」「小原くんが出演するなんて!絶対に絶対に見るしかない」「まさかまさかまさかだわっ!」「懐かしいし、楽しみすぎる」などの反応があがっている。
2017年06月26日当時18歳の「KinKi Kids」が主演を務めたドラマ「ぼくらの勇気 未満都市」が、20年の時を経て「ぼくらの勇気 未満都市 2017」と題して放送される。「KinKi Kids」の堂本光一、堂本剛をはじめ、「嵐」相葉雅紀と松本潤も前作から引き続き登場することでも話題だがこの度、矢田亜希子と小原裕貴も帰ってくることが決定!新キャストには向井理、道枝駿佑(関西ジャニーズ Jr.)が出演する。ある街に大地震が起きたというニュースが流れる。友人を探しにきた高校生のヤマト(堂本光一)、同じく高校生のタケル(堂本剛)は、物々しい警備を潜り抜けフェンスで囲まれた街に潜入した。そこに広がっていたのは大人が死に絶え子どもたちだけになった無秩序な混乱だった…。ヤマトとタケルは様々な問題や事件を乗り越えながら仲間とともに暴力に支配された子どもだけの街に秩序を取り戻していった。そして戦いの最後にヤマトは言った「俺たちはあんたたちみたいな大人にはならない」「そして20年後の今日、俺たちでまたこの場所に集まろう」と。あの日から20年…。彼らは約束の日に久しぶりの再会を試みる。来る者来ない者…実はそれぞれにみんな内に沸々としたものを抱えていた。僕たちがなりたかったのはこんな自分だったか?ひょっとしたら自分はいつの間にかなるまいと誓った大人になっているんじゃないか?そんなとき、強大な敵が彼らの前に再び現れる――。「ぼくらの勇気 未満都市2017」の新キャストとして、堂本光一演じるヤマトや、堂本剛演じるタケルたちと対立する組織のキーマンに、向井理が決定。「20年の時を経たこのドラマ。まず、参加させていただくことに感謝です」と出演を喜び、「当時は描かれなかった新たなキャラクターですが、彼もまた同じ時代を生きた人間です。それがどう物語と絡むのか。彼の信念にもご期待下さい」と見どころを語る。また、教師となったヤマトの生徒役には、沢尻エリカ主演のドラマ「母になる」での好演が記憶に新しい関西ジャニーズ Jr.の道枝駿佑。「KinKi Kidsさんの20周年記念に携われるということですごく嬉しかったです!」「KinKi Kidsさんやほかの諸先輩方の迷惑にならないように一生懸命頑張ります!」と意気込みを寄せた。そして、高校時代のヤマトの恋人スズコ役として矢田さんがカムバック。当時18歳だったという矢田さんは「とても印象に残っている作品です。20年経ったいま、再びこの作品に参加させていただけることがとても嬉しく、大変感謝しております」と歓喜。「当時の映像を見返しながらいま現在では大人になったスズコという女性がどう生きてきたか、といろいろと想像をふくらませながら精一杯演じていこうと思っております」と話し、「とにかく、現場に行くのが楽しみでもあり、同じ役柄を20年という月日が経ってから演じるということに、もうドキドキでした!」と思いを明かした。さらに、ヤマトが幕原に行くきっかけとなった親友キイチを演じた小原さんも帰ってくる。「プロデューサーさんから話を聞いたときは驚きましたが、KinKi Kidsさんの記念すべき20周年に少しでも貢献できればと、出演を決意しました。演技は久しぶりでとても緊張していますが、みなさん温かい目で見守っていただければ幸いです」とコメント。そのほか早見あかり、千葉雄大、久世星佳、飯田基祐、山口馬木也、山内圭哉らが出演。主題歌は「KinKi Kids」の「愛されるより 愛したい」だ。豪華な新キャストと懐かしい仲間たちが集結し、「KinKi Kids」のデビュー20周年記念特別企画となる今夏の大作「ぼくらの勇気 未満都市2017」を彩る。金曜ロード SHOW!特別ドラマ企画「ぼくらの勇気 未満都市 2017」は7月21日(金)21時~日本テレビにて放送。(text:cinemacafe.net)
2017年06月26日1997年、当時18歳の「KinKi Kids」が主演を務めたドラマ「ぼくらの勇気 未満都市」が、「ぼくらの勇気 未満都市 2017」のタイトルで7月21日(金)にスペシャルドラマとして復活。この度、「ぼくらの勇気 未満都市」にも出演していた「嵐」の相葉雅紀と松本潤が、このスペシャルドラマにも登場することが分かった。ある街に大地震が起きたというニュースが流れる。友人を探しにきた高校生のヤマト(堂本光一)、同じく高校生のタケル(堂本剛)は、物々しい警備を潜り抜けフェンスで囲まれた街に潜入した。そこに広がっていたのは大人が死に絶え子どもたちだけになった無秩序な混乱だった…。ヤマトとタケルは様々な問題や事件を乗り越えながら仲間とともに暴力に支配された子どもだけの街に秩序を取り戻していった。そして戦いの最後にヤマトは言った「俺たちはあんたたちみたいな大人にはならない」「そして20年後の今日、俺たちでまたこの場所に集まろう」と。あの日から20年…。彼らは約束の日に久しぶりの再会を試みる。来る者来ない者…実はそれぞれにみんな内に沸々としたものを抱えていた。僕たちがなりたかったのはこんな自分だったか?ひょっとしたら自分はいつの間にかなるまいと誓った大人になっているんじゃないか?そんなとき、強大な敵が彼らの前に再び現れる――。「20年後、またこの場所で会おう」と誓った彼らだが、20年後の今回、「ぼくらの勇気 未満都市」で光一さん演じるヤマトと剛さん演じるタケルと共に、最後まで一緒に戦い抜いた仲間の相葉さん演じるアキラと松本さん演じるモリの出演が決定!当初は不良グループの一員だったが、無秩序で不条理な街に疑問を感じ、仲間になったアキラ。愛犬リキを連れて、離ればなれになってしまった姉との再会を夢見た心やさしい少年モリ。それぞれに迷いや葛藤を抱えながら大人になった彼らが、“約束の年”2017年、ヤマトやタケルと再会し、さらに強大な敵に立ち向かっていく。相葉さんは、「KinKiさんの20周年に少しでも関われることを光栄に思います。初めて出演させて頂いたドラマでとても思い出深い作品なので、いまから楽しみです」と今回の参加を喜び、「当時はジャニーズJr.になりたてで、いっぱいいっぱいだったことをいまでも覚えています。今回もKinKiさんとドラマが出来る喜びを噛み締めながら勉強させて頂きたいと思います」と当時をふり返りつつ意気込みを語った。また、初めて連続ドラマに出演した思い出深い作品だと話す松本さんは、「KinKiのお2人には現場でたくさんのことを教えて頂いたことをいまでもよく覚えています。時を経て、お2人を始めスタッフの皆様とご一緒できることに感謝しています。KinKi Kidsのデビュー20周年に、ささやかではありますが華を添えられるよう、精一杯演じさせて頂きます!」とコメントしている。金曜ロード SHOW!特別ドラマ企画「ぼくらの勇気 未満都市 2017」は7月21日(金)21時~日本テレビにて放送。「ぼくらの勇気 未満都市」は7月1日(土)23時~Huluにて順次配信。※Blu-ray&DVDは7月19日(水)より発売。(cinemacafe.net)
2017年06月20日1997年に放送されたKinKi Kids主演の連続ドラマ『ぼくらの勇気 未満都市』の続編として、日本テレビ系『ぼくらの勇気~未満都市2017』が20年ぶりにスペシャルドラマとして復活。当時ジャニーズJr.として出演していた嵐の相葉雅紀(34)と松本潤(33)が同じ役で出演することが公式ホームページに発表された。また、主題歌や挿入歌も同時に発表されYahoo!やSNSの検索ランキング上位に「ぼくらの勇気」「滝川タケル」「KinKi Kids」など関連ワードがランクインして話題となっている。 『ぼくらの勇気 未満都市2017』はKinKi Kidsデビュー20周年記念特別企画として7月21日に放送が決定。連続ドラマ版『ぼくらの勇気 未満都市』から20年後の世界が舞台となる今回、堂本光一(38)演じるヤマトと、堂本剛(38)が演じるタケルとともに最後まで一緒に戦い抜いた仲間である、アキラ(相葉)と、モリ(松本)も、20年前の最終回で交わした「20年後、この場所で会おう」という約束を果たすこととなる。 また、主題歌は20年前と同じKinKi Kidsの『愛されるより 愛したい』と発表され、さらに、挿入歌は『風のない街』「歌 滝川タケル」となっており、当時ドラマでは挿入歌として堂本剛が歌っていた曲であり、注目を集めている。 これには多くのファンが、「滝川タケル?挿入歌!?どういうこと?」「タケルの苗字って滝川だったの?」「タケルが大人になって歌手になったのかな!?」「滝川タケルにびっくりした!主題歌変わらずでよかったー!」などの反応を見せている。
2017年06月20日日本テレビで7月21日(金)に放送される「ぼくらの勇気 未満都市 2017」 につながる、1997年放送の「ぼくらの勇気 未満都市」が、7月1日(土)よりオンライン動画配信サービス「Hulu」にて順次配信されることが決定した。「ぼくらの勇気 未満都市」は、1997年の土曜21時枠で放送された連続ドラマ。当時18歳の「KinKi Kids」が主演を務め、主題歌「愛されるより 愛したい」はトータルセールス160万枚以上を記録した。物語は、ある街に大地震が起きたというニュースが流れる。友人を探しにきた高校生のヤマト(堂本光一)とタケル(堂本剛)は、物々しい警備を潜り抜けフェンスで囲まれた街に潜入した。そこに広がっていたのは、大人が死に絶え、子どもたちだけになった無秩序な混乱だった…。ヤマトとタケルは様々な問題や事件を乗り越えながら、仲間と共に暴力に支配された子どもだけの街に、秩序を取り戻していく…というストーリー。今年、デビュー20周年を迎える「KinKi Kids」。これを記念し、今夏「ぼくらの勇気 未満都市 2017」と題しスペシャルドラマとして放送決定。堂本光一、堂本剛をはじめ、演出・堤幸彦、プロデューサーは櫨山裕子が担当と制作スタッフも20年前と同じ布陣が集結。さらに、ヤマトとタケルと共に最後まで一緒に戦い抜いた仲間、アキラ(相葉雅紀)とモリ(松本潤)、「20年後、またこの場所で会おう」と誓い、その約束が果たされる「ぼくらの勇気 未満都市 2017」にもアキラとモリが出演することが決定した。なお、「Hulu」では「MTV」伝統のアコースティックライブ「MTV Unplugged」に登場した「KinKi Kids」 のライブ映像を、7月17日(月・祝)19時より配信開始。また配信に先立ち、日本テレビで7月16日(日)25時25分から放送される「KinKi Kids 20周年記念~MTVアンプラグドへの挑戦(仮)」内で、本ライブの模様が紹介される。「ぼくらの勇気 未満都市」は7月1日(土)~第1話から第3話、8日(土)~第4話から第6話、15日(土)~第7話から第10話Huluにて配信。「ぼくらの勇気 未満都市 2017」 は7月21日(金)21時~日本テレビにて放送。(cinemacafe.net)
2017年06月20日1997年の土曜21時枠で放送された連続ドラマ「ぼくらの勇気~未満都市」が、今年で放送から20年…そして主演の「KinKi Kids」も今年でデビュー20周年を迎えたことを記念し、本作が今夏、スペシャルドラマとして放送決定!堂本光一、堂本剛をはじめ演出・堤幸彦、プロデューサーは櫨山裕子が担当と制作スタッフも20年前と同じ布陣が実現するという。ある街に大地震が起きたというニュースが流れる。友人を探しにきた高校生のヤマト(堂本光一)、同じく高校生のタケル(堂本剛)は、物々しい警備を潜り抜けフェンスで囲まれた街に潜入した。そこに広がっていたのは大人が死に絶え子どもたちだけになった無秩序な混乱だった…。ヤマトとタケルは様々な問題や事件を乗り越えながら仲間とともに暴力に支配された子どもだけの街に秩序を取り戻していった。そして戦いの最後にヤマトは言った「俺たちはあんたたちみたいな大人にはならない」「そして20年後の今日、俺たちでまたこの場所に集まろう」と。あの日から20年…。彼らは約束の日に久しぶりの再会を試みる。来る者来ない者…実はそれぞれにみんな内に沸々としたものを抱えていた。僕たちがなりたかったのはこんな自分だったか?ひょっとしたら自分はいつの間にかなるまいと誓った大人になっているんじゃないか?そんなとき、強大な敵が彼らの前に再び現れる。1997年10月期クールとして放送され、平均視聴率は16.8%を獲得、主演の「KinKi Kids」が歌う主題歌の「愛されるより 愛したい」はトータルセールス160万枚以上を記録するなど、大人気を博したドラマ「ぼくらの勇気~未満都市」。主演の堂本光一さん&堂本剛さんは当時18歳。そのほか「嵐」の松本潤&相葉雅紀をはじめ人気のジャニーズJr.の面々や、矢田亜希子、徳山秀典らが共演した。この度、奇しくも連続ドラマの最終回で「20年後、またこの場所で会おう」と言って別れた彼らが今夏、スペシャルドラマでその約束を果たすことが決定。演出は堤幸彦、プロデューサーは櫨山裕子と制作スタッフも20年前と同じ顔ぶれが揃う。光一さんは「当時の放送から20年の月日が流れましたが、改めてふり返ってみても貴重で濃密な経験をさせて頂いたと感じています。大人たちに立ち向かっていた自分たちがいまは大人になり、逆の視点から感じた真っ直ぐな思いを再びヤマトを通して表現できる楽しみを噛み締めています」と喜びを明かし、「当時ご覧頂いていた方は勿論ですが、初めて観る方々にも楽しんでもらいながら思いが伝われば幸いです」と今回のスペシャルドラマをアピール。そして剛さんも「20年の時を経て、再びタケルに出会える喜びを感じています。あの頃の若さゆえの真っ直ぐな正義感、純粋な気持ちを懐かしく思いながらも、大人になったタケルを生きたいと思います」と喜びを語り、「多感な時代に出会ったスタッフの皆さんとまたこうして一緒に物作りが出来るご縁に感謝をしながら楽しみたいと思います」と綴った。そのほかの出演者や主題歌など、今後の続報にも期待だ。「ぼくらの勇気~未満都市」SP(仮)は今夏放送。(text:cinemacafe.net)
2017年05月14日1997年に日本テレビ系土曜9時に放送されたKinKi Kids主演の連続ドラマ『ぼくらの勇気~未満都市』が20年の時を経てスペシャルドラマとして復活することが明らかになり、「ぼくらの勇気」がSNSやYahoo検索ワードなどで1位にランクインし、話題になっている。 『ぼくらの勇気~未満都市SP(仮)』はKinKi Kidsデビュー20周年記念特別企画として今年夏に放送が決定。連続ドラマ版『ぼくらの勇気~未満都市』から20年後の世界が舞台となる今回、堂本光一(38)演じるヤマトと、堂本剛(38)が演じるタケルが20年前の最終回で交わした「20年後、この場所で会おう」という約束が果たされることになる。 堂本光一は「当時の放送から20年の月日が流れましたが、改めて振り返ってみても貴重で濃厚な経験をさせていただいたと感じています。大人たちに立ち向かっていた自分たちが今は大人になり、逆の視点から感じた真っすぐな思いを再び、ヤマトを通して表現できる楽しみをかみ締めています。」とコメント。 また、堂本剛は「20年の時を経て、再びタケルに出会える喜びを感じています。あの頃の若さ故の真っすぐな正義感、純粋な気持ちを懐かしく思いながらも、大人になったタケルを生きたいと思います。」と意気込みを語っている。 ネットでは「ビデオに毎週録画してた!!」「友達と見終わったあとFAXで感想を送りあってた」などの時代を感じさせる声とともに、「復活するんだ!当時どれだけ好きだったか」「最高!青春だったあのドラマ」「これは嬉しい!想像したら涙がでてきた」「そんなことって…本当に20年後にこんなことになるって思ってなかった」と喜びの声が多く上がっている。
2017年05月14日押見修造のコミックを原作に、池田エライザと吉沢亮が共演する新感覚“男女入れ替わり”ドラマ「ぼくは麻理のなか」。この度、本作の劇中の音楽とオープニングテーマを、バンド「ゲスの極み乙女。」で知られる川谷絵音が担当。主題歌は人気急上昇中のポップバンド「Shiggy Jr.」の「僕は雨のなか」に決定した。6月6日(火)よりFODプレミアム対象作品として配信開始される。ぼっちの大学生が、憧れの女子高生の中に入っちゃった!?友だちがひとりもいない大学生の“ぼく”。 気づいたらクラスの人気者の女子高生・麻理のなかにいた。“ぼく”の正体がバレたら一体どうなる!?…そして、麻理は一体どこに消えてしまったのか?友人作りに失敗したことが原因でまともに大学にも行けなくなり、ゲームばかりの自堕落な生活に明け暮れる日々を送る 青年・小森功(吉沢亮)。ある朝、功がいつものように目を覚ますと、ある異変が。鏡に映っていたのは、自分とは似ても似つかない美少女。彼女の名前は吉崎麻理(池田エライザ)。麻理は、功が行きつけのコンビニで度々遭遇していた女子高生。功にとって、彼女を尾行することが唯一の楽しみとなっていたのだ。だが、いつものように彼女の後をつけていたその日、麻理は足を止め、功の方をふり返った。途切れる功の記憶。そう、彼はひそかに「コンビニの天使」と呼んでいた女子高生、麻理のなかに入ってしまったのだ。「麻理」としてなんとか日常を過ごそうと奮闘する功。しかし、クラスメイトの柿口依(中村ゆりか)にだけは、外見は麻理だが中身は別人であることがバレてしまう。 功と依は真相を突き止めるため、功の家を訪れる。しかし、そこには確かに「小森功」が存在し、麻理の意識が入ってなどいなかったのだ。「じゃあ、麻理さんはどこに行ったんだ…?」麻理のなかの功と依は麻理を探すため行動を共にするようになるが、謎は深まるばかり。果たして、麻理はどこに行ってしまったのか?そして、ふたりは元の体に戻ることができるのか──!?本作は、ゲームばかりの自堕落な生活に明け暮れる小森功が、ひそかに「コンビニの天使」と呼んでいた女子高生・吉崎麻理の姿に突然なってしまうという“男女入れ替わり”ドラマ。主題歌は「Shiggy Jr.」の「僕は雨のなか」が起用され、エンディング曲も「Shiggy Jr.」が担当。さらに、オープニングテーマは、川谷さん率いる「indigo la End」の「鐘泣く命」に決定し、劇中の音楽も川谷さんが担当する。主演はモデルとして活躍し、『ReLIFE リライフ』『トリガール!』『一礼して、キス』など、女優としても話題作に出演する池田さん。彼女が麻理役を務めるほか、「仮面ライダーフォーゼ」「トモダチゲーム」などに出演する若手俳優の吉沢さんが小森功役、連続テレビ小説「まれ」や、JR東日本アプリのCMに起用されるなど、活躍の場を広げている中村ゆりかが柿口依役を務めている。監督は、「フジファブリック」などのロックバンドから「でんぱ組.inc」「NMB48」などのミュージックビデオも手掛けるスミス、「ゆらり」「PLAN B」のほかにも幅広い映像作品を世に送り出した横尾初喜、数々のテレビドラマ作品で活躍してきた戸塚寛人の3人。また、脚本は池田さん初主演ドラマ「SHIBUYA 零丁目」を手掛けた下田悠子が担当している。なお、今回の配信に先駆け吉沢さんが生出演し、ドラマの秘話などが明かされる特別番組が5月11日(木)22時より「LINE LIVE」にて配信されることも決定している。「ぼくは麻理のなか」は6月6日(火)0時~FODプレミアムにて配信。※以降隔週火曜日0時に最新話を配信(全8話)(cinemacafe.net)
2017年05月11日松田龍平が“おじさん”役を演じる映画『ぼくのおじさん』。この度、5月10日(水)のDVDの発売を記念して、「プール de シネマ」第2弾として貸切の試写会を開催することが決定した。本イベントでは、プレミアムフライデーが掲げる「ちょっと豊かな金曜日」になるよう、「ホテルのプールで映画を鑑賞する」という普段体験出来ないプレミアムな体験を提供する。先日開催された『大奥』『またまたあぶない刑事』に続き、今回の第2弾では昨年11月に公開された、主演・松田さん×監督・山下敦弘の新しいタッグが放つ、ホームコメディ&ロードムービー『ぼくのおじさん』を上映する。原作は、芥川賞作家・北杜夫が持ち前のユーモアを存分に発揮し、和田誠のイラストと共にいまもなお幅広い世代に愛され続ける同名作。学校の作文コンクールの宿題を課せられた小学4年生のぼく=春山雪男。作文コンクールの課題は「周りにいる大人について」。お小遣いはくれないし、勉強も教えてくれない。スポーツも全然ダメで、何かにつけて屁理屈ばかり…ぼくは、居候の“おじさん”について書いてみることにした。ある日おじさんは、お見合いで 出会った、ハワイの日系4世の美女・稲葉エリーに一目ぼれ。だが、エリーは祖母が経営するコーヒー農園を継ぐためにハワイに帰ってしまう。エリーに会いたい一心で、あの手この手を駆使してハワイへ行く策を練るおじさんだが、ことごとく失敗で落ち込むばかり。しかし奇跡が訪れ、おじさんと雪男はエリーを追いかけてハワイへ行くことに!おじさんの恋は一体どうなってしまうのか…というストーリー。松田さんのほか、雪男役には大西利空、おじさんが一目惚れするマドンナに真木よう子。また戸次重幸、寺島しのぶ、宮藤官九郎、キムラ緑子、戸田恵梨香ら実力派豪華キャストが集結。作品の舞台になったハワイをイメージさせるプールで、映画を観ながら温水のプールにてゆったりとプレミアムな時間をお楽しみあれ。<プール de シネマイベント概要>・日時:5月26日(金)17時30分開場、18時30分上映・場所:ジェクサー・フィットネスクラブ 大宮・料金:無料 ※水着着用(アロハなどハワイをイメージさせる上着着用も可)・参加者:100名事前申込制・申込期間:4月17日(月)~『ぼくのおじさん』DVDは5月10日(水)より発売。(cinemacafe.net)■関連作品:ぼくのおじさん 2016年11月3日より全国にて公開(C) 1972 北杜夫/新潮社(C) 2016「ぼくのおじさん」製作委員会
2017年04月12日ディズニー・アニメーションから奇跡をもらった家族を追い、本年度アカデミー賞長編ドキュメンタリー賞にノミネートされた、愛と希望のハートフル・ドキュメンタリー『ぼくと魔法の言葉たち』。文部科学省の特別選定作品にも認定された本作の公開を記念して、カフェ「Sunday Brunch 銀座マロニエゲート店」にてスペシャルオリジナルケーキの販売が決定した。サスカインド家の次男オーウェンは、3歳を前に言葉を失い、7歳になるころまで、誰ともコミュニケーションを取れなくなっていた。彼は自閉症スペクトラムと診断され、家族は失意に暮れる。ある日、父のロンはオーウェンが発する意味をなさないモゴモゴとした言葉が、オーウェンが毎日擦り切れるほど観ていたディズニー・アニメ『リトル・マーメイド』に登場するセリフだと気づく。意を決した父は、彼が大好きなディズニー・キャラクターであるオウムのイアーゴになりきって、身を隠して語りかける。「どんな気分?」。すると、まるで魔法のように、オーウェンが言葉を返した…。月日は流れ、大学に進学したオーウェンは大好きなディズニーアニメを鑑賞する「ディズニー・クラブ」を発足し、ガールフレンドもできる。そして卒業、両親のもとを離れ、サポートつきケアハウスでの念願のひとり暮らしをはじめることに。オーウェンは周囲のサポートを受けながら、少しずつ社会との関わりを広げていく――。『リトル・マーメイド』『ピーター・パン』『ライオン・キング』『アラジン』『ヘラクレス』など、ディズニー・アニメーションを繰り返し観ては、すべての台詞を覚え、主役から脇役までキャラクターたちの感情に寄り添ってきたオーウェン。お馴染みのキャラクターたちが橋渡しとなり、少年と家族は再び、絆を取り戻していく。本作では、オーウェンの兄ウォルトの誕生日を祝ってみんなで生クリームたっぷりのケーキを食べたり、オーウェンとガールフレンドのエミリーが一緒にチョコレートチップクッキーを作ったり(ちょっぴりやけどした2人のやりとりがとても初々しい)と、おいしそうなスイーツが登場する。そんな本作と「Sunday Brunch」のコラボが実現し、スペシャルケーキセット、その名も“魔法の言葉ケーキ”が登場。自閉症啓発運動のテーマカラーでもある爽やかなブルーのクリームで覆われた中身は、チョコレートのレイヤーケーキ。パステルカラーをベースに仕上げた可愛らしいデザインで、原題である『Life,Animated』の文字の周りには、愛と希望にあふれた言葉のプレートが乗っている。なお、スペシャルコラボケーキは4月1日(土)~4月16日(日)まで限定販売される。~ケーキに書かれた言葉たち~★Children have got to be free to lead their own lives.「子どもには自由な生き方を選ばせなくては」★The future I’m searching for it.「ぼくはいまも将来を探し続けているんだ」★We decide what the meaning of life is.「人生で大切なことは自分たちで決める」人生を明るく照らしてくれそうな、愛情の詰まった素敵なケーキ。映画とともに、味わってみては。『ぼくと魔法の言葉たち』は4月8日(土)よりシネスイッチ銀座ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ぼくと魔法の言葉たち 2017年4月8日よりシネスイッチ銀座ほか全国にて順次公開(C) 2016 A&E Television Networks, LLC. All Rights Reserved.
2017年03月31日RMKより、肌タイプにあわせて選べる洗顔アイテム「スムース ソープバー/モイスト フォーミングソープ/クリア クリームソープ」が4/7より発売開始予定。洗顔は、メイクの仕上がりをも左右する、大切なスキンケア。RMKの洗顔アイテムが新しく生まれ変わり、クレイがよごれを吸着してなめらかな肌に洗いあげるソープバー、炭酸入りの泡でしっとりと洗いあげるフォーミングソープ、スクラブ配合で透明感のある肌に磨きあげるクリームソープと、肌質や仕上がりにあわせて選べる3 つのラインナップで登場。商品詳細RMK モイスト フォーミングソープ160g 3,000円(税抜)炭酸入りの泡とうるおい成分*で、しっとりと洗いあげるフォーミングソープ。ワンプッシュでボリュームのある泡が出てくる、フォームタイプの洗顔料。炭酸入りの弾力のある泡が顔をやさしく包み込み、洗顔マッサージにより血流を促しながら、つややかでハリ感のある肌をもたらす。植物由来の成分に加え、お酒に含まれる保湿成分*を配合。よごれはしっかり落としながらも、もっちりとした吸いつくようなうるおいのある仕上がり。贅沢なひとときを演出する、はじけるようなスパークリングカクテルの香り。*エチルグルコシド(うるおい成分)RMK スムース ソープバー標準重量130g 3,000円(税抜)クレイの吸着力で毛穴のよごれまですっきり、なめらか仕上げのソープバー。ミネラルをたっぷり含んだクレイが、よごれを吸着しながら落とす固形タイプの洗顔料。メレンゲのようなキメ細かな泡立ちで、古い角質や毛穴のよごれにしっかり吸着。肌への負担が少なく、やさしい洗い心地。配合されたオイル成分がうるおいを逃さず、いつまでも触っていたくなるような、つるんとしたなめらかな仕上がり。思わず深呼吸したくなる、心まで洗われるようなハーバルシトラスの香り。■RMK Division〒141-0032東京都品川区大崎1-6-3 大崎ニューシティ3 号館TEL. 0120-988-271
2017年03月24日ディズニー・アニメを通じて奇跡を起した家族のドキュメンタリー『ぼくと魔法の言葉たち』が、先日発表になったアニメ映画賞の最高峰、アニー賞にて特別業績賞(Special Achievement Award)を受賞。授賞式では、監督のロジャー・ロス・ウィリアムズと主人公のオーウェン・サスカインド本人がスピーチを行った。3歳になる直前、自閉症スペクトラムと診断され、7歳ごろまで家族ともコミュニケーションがとれなくなったオーウェン。だが、ある日、父のロンはオーウェンが発する意味をなさないモゴモゴとした言葉が、オーウェンが毎日擦り切れるほど観ていたディズニー・アニメ『リトル・マーメイド』に登場するセリフだと気づく。意を決した父は、彼が大好きなディズニー・キャラクターであるオウムのイアーゴになりきって、身を隠して語りかける。5年ぶりの息子の言葉にこみ上げる涙をこらえながら、イアーゴとしての会話を続ける父…。月日は流れ、大学に進学したオーウェンは大好きなディズニー・アニメを鑑賞する「ディズニークラブ」を発足し、ガールフレンドもでき、大人への道を歩き始める。大学卒業後は、両親のもとを離れサポートつきケアハウスでの念願のひとり暮らしをはじめることに。家族をはじめとした周囲のあたたかいサポートを受けながら、少しずつ社会との関わりを広げていくオーウェンは、フランスで行われる自閉症会議のスピーチを頼まれ、戸惑うが…。ディズニー・アニメーションから言葉や人間関係を学び、家族をはじめとした周囲の人々とのコミュニケーションを取り戻したオーウェンの奇跡のドキュメンタリーとなる本作。第89回アカデミー賞長編ドキュメンタリー映画賞にもノミネートされているなか、去る2月5日には “アニメ界のアカデミー賞”といわれるアニー賞で特別業績賞を受賞した。授賞式に登壇したウィリアムズ監督は、「アニー賞をありがとう。信じられない名誉です。これはとても重要なことです。なぜならアニメーションによってオーウェンは言葉を取り戻したからです。オーウェン、この賞はきみとサスカインド一家のおかげです。あなた方がしてくれたことのおかげです。本当に信じられないほど光栄です」とコメント。そして、オーウェンの堂々としたスピーチには、会場から拍手が沸き起った。「ぼくはみなさんを愛しているし、ここにいられてとても幸せです。もうひとつ言わせて!とても誇らしい気分です。なぜならぼくは、あなたたちクリエイターが生み出したディズニー・キャラクターたちの中で生きて、夢を叶えてもらったからです。おかげでぼくは世界とのバランスを取り、彼らはいま、ぼくの中で生きています。だからこんなに素敵なディズニー・キャラクターを生んでくれて、ぼくの夢を叶えてくれてありがとう。イェーイ!」劇中には、映画に感銘を受けたディズニー社から異例の使用許諾を受け、『リトル・マーメイド』『ピーター・パン』『ライオン・キング』『アラジン』『ジャングル・ブック』『ピノキオ』『美女と野獣』『ダンボ』など、数多くの名作が登場。それに加えて、パリのMAC GUFF(マック・ガフ)社の気鋭のアニメーターたちが、オーウェン自作の物語をアニメ化したオリジナル・アニメーションも登場する。これは「迷子の脇役たちの国」というタイトルのオーウェン自身が制作していたストーリーを元にしたもので、「オーウェンが作った敵役のキャラクターは彼自身が生活の中で直面している困難を反映しているようでした。オーウェンにとって自分自身の物語を描いた伝記、あるいはドラマを書いているようなものだったので、私はぜひこれをアニメにしてスクリーンに描きたいと強く思ったのです」と、ウィリアムズ監督は語っている。『ぼくと魔法の言葉たち』は4月上旬、シネスイッチ銀座ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)
2017年02月12日先日、第89回アカデミー賞長編ドキュメンタリー映画賞にノミネートされた『ぼくと魔法の言葉たち』(原題:Life,Animated)。その待望の予告編映像が解禁となった。サスカインド家の次男オーウェンは、3歳を前に言葉を失い、7歳になるころまで誰ともコミュニケーションを取れなくなっていた。彼は自閉症スペクトラムと診断される。ある日、父のロンはオーウェンが発する意味をなさないモゴモゴとした言葉が、オーウェンが毎日擦り切れるほど観ていたディズニーのアニメ-ション映画『リトル・マーメイド』に登場するセリフだと気づく。意を決した父は、彼が大好きなキャラクターである『アラジン』のオウムのイアーゴになりきって、身を隠して語りかける。「どんな気分?」すると、まるで魔法のように、オーウェンが言葉を返した。「僕はハッピーじゃない。僕には友だちがいないから」。5年ぶりの息子の言葉にこみ上げる涙をこらえながら、イアーゴとして会話を続ける父。こうして、父と母、そして兄による、ディズニー・アニメを通じた“オーウェンを取り戻す”ための作戦が始まった――。自閉症スペクトラムと診断された少年オーウェンが、ディズニー・アニメから言葉を学び、周囲の人々とのかかわりを理解し、家族のサポートのもとコミュニケーションと自尊感情を取り戻していった奇跡のドキュメンタリー。サンダンス映画祭2016では、アカデミー賞監督であるロジャー・ロス・ウィリアムズが監督賞に選ばれ、先日発表された本年度アカデミー賞では長編ドキュメンタリー賞にノミネート、2度目の受賞が期待されている。また、“アニメ界のアカデミー賞”アニー賞では特別業績賞を受賞した。届いた予告編は、「ごく普通の男の子がいました…」というナレーションとともに素朴なタッチのアニメーションから幕を開ける。その声の主は、ほかならぬオーウェン自身。さらに、2歳ごろのオーウェンが父ロンとピーターパンごっこする姿がとらえられ、やがて両親の言葉が重なっていく。「ディズニー映画が息子を変えるかも」――。そして盛り込まれるのは、現在のオーウェンの姿。笑顔に満ち、大勢の前でスピーチをしたり、犬と遊んだり、自立した生活を送っている様子が垣間見られる。「いまも未来を探している」と語る彼と、彼を支え続けた家族の姿には、たくさんの勇気と希望が詰まっている。『ぼくと魔法の言葉たち』は4月上旬、シネスイッチ銀座ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)
2017年01月30日現在公開中の映画『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』の主題歌を歌う「back number」が、本日1月20日(金)放送の「ミュージックステーション2時間スペシャル いま聴きたい! ラブソングベスト1020世紀vs21世紀」に登場し、三木孝浩監督編集によるMステ限定映像とのスペシャルコラボレーションを披露することが分かった。昨年12月17日(土)より公開中の『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』は、七月隆文による同名小説を基にした映画で、京都を舞台にした20歳の男女のラブストーリー。主演には福士蒼汰、ヒロインには小松菜奈を迎え、『僕等がいた』の三木孝浩が監督を務める。そして本作の主題歌となっているのが、今回の「ミュージックステーション2時間スペシャル」でも披露される「back number」の「ハッピーエンド」。本楽曲は、「back number」が映画のために書き下ろしたもので、悲しい別れを笑顔で終わらせようとする女の子の気持ちが表現されている。また今回Mステでは、三木監督が「back number」のMステ出演に合わせ、映画の映像を特別に編集しお届け。福士さんと小松さんで描き出された切ない恋の物語が、「back number」のライブ演奏とともに映し出される、Mステでしか見られないスペシャルな演出となっている。三木監督は「『back number』の、日常にある感情の機微を大切に歌う世界観が大好きで、今回の『ハッピーエンド』も、映画の非日常の世界から伝えたい想いを、観た人の日常の世界へと架け橋のように繋いでくれる本当に素晴らしい曲」と楽曲について話し、「今回はMステ用特別編集として、劇中で小松菜奈ちゃん演じる愛美の目線を中心に、歌詞に寄り添いながら編集してみました。映画の空気感とともに、『back number』の演奏をぜひお楽しみください!」とメッセージを寄せている。なお、今夜は「back number」のほかにも、映画『キセキ ーあの日のソビトー』から飛び出した「グリーンボーイズ」や「KinKi Kids」「舞祭組」ブルーノ・マーズら豪華アーティストたちが集合する。「ミュージックステーション2時間スペシャル いま聴きたい! ラブソングベスト1020世紀vs21世紀」は1月20日(金)20時~テレビ朝日にて放送。『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』は全国東宝系にて公開中。(cinemacafe.net)■関連作品:ぼくは明日、昨日のきみとデートする 2016年12月17日より全国東宝系にて公開(C) 2016「ぼくは明日、昨日のきみとデートする」製作委員会
2017年01月20日福士蒼汰×小松菜奈が共演する映画『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』。この度本作の公開を記念して、ライブ配信サービス「LINE LIVE」にて、「映画『ぼく明日』福士蒼汰、小松菜奈LINE LIVEデート」が配信されることが決定した。京都の美大に通う20歳の学生・南山高寿(福士蒼汰)は、いつものように大学まで向かう電車の中で出会った女性・福寿愛美(小松菜奈)に一目見た瞬間、恋に落ちた。勇気を振り絞って声をかけ、「また会える?」と約束を取り付けようとした高寿だったが、それを聞いた彼女は、なぜか、突然涙してしまう。彼女のこのときの涙の理由を知る由もない高寿だったが、2人は意気投合し、その後すぐに交際をスタート。高寿と愛美の関係は誰もがうらやむ程に順調で、すべてがうまくいくものだと信じていた。しかし、高寿はある日、愛美から彼女の想像もできなかった大きな秘密を明かされる…。本作は、2014年8月に刊行されて以来、「読書メーターランキング」の恋愛小説のおすすめランキングで1位をキープし続けたことが話題となり、現在100万部を突破した七月隆文の同名人気小説を原作に、主演に福士さん、ヒロインに小松さんを迎え映画化。今年“一番泣ける純愛映画”として期待が高まっている。今回行われる「LINE LIVE」では、福士さんと小松さんが登場!本作では、20歳のカップルの儚くも幸せに満ちた一瞬一瞬がみずみずしく収められているが、演じた2人が京都での撮影エピソードを語る。また番組では、今回が初共演にも関わらず、末っ子同士という共通点から撮影で仲良しになった2人に「相性チェック」も実施。果たして、2人の気になる相性とは…?「映画『ぼく明日』福士蒼汰、小松菜奈LINE LIVEデート」は12月6日(火)18時30分~LINE LIVEにて配信。『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』は12月17日(土)より全国東宝系にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:ぼくは明日、昨日のきみとデートする 2016年12月17日より全国東宝系にて公開(C) 2016「ぼくは明日、昨日のきみとデートする」製作委員会
2016年12月04日俳優の松田龍平が11月3日(木・祝)、都内で行われた主演作『ぼくのおじさん』の初日舞台挨拶に出席。兄の家に居候する“おじさん”役に挑み「(長男なので)次男を演じるにも、想像力に限界がある。僕にとって挑戦で、自分なりのおじさん像を追求した」と語った。児童文学の金字塔として知られる「ぼくのおじさん」を実写映画化。原作者の北杜夫がモデルとなった“ぼく”こと甥っ子の小学生4年生・雪男と、松田さん演じる“おじさん”がハワイで珍道中を繰り広げる。舞台挨拶には松田さんをはじめ、雪男を演じる子役の大西利空、共演する真木よう子、宮藤官九郎、山下敦弘監督が出席した。松田さんが演じる“おじさん”は大学の臨時講師で、理屈っぽい性格。万年床に寝転がって漫画ばかり読み、大人なのに小遣いをくれないばかりか、自分をダシに義姉から小遣いをもらおうとするという役どころ。「ぐうたらですけど、ハワイ行きの懸賞に全力を注いだり、カレー屋のクーポンが使えずショックを受けたり、結構すさまじい」と苦笑していた。また、共演した大西くんについては「映画の中心にいて、ほっこりしたムードを作ってくれた」と感謝の意。山下監督も「利空に助けられた面が大きかった。相手役のセリフまで全部頭に入っていて、現場で変えると『なんで変えたんですか?』とツッコまれることも。利空以外の大人たちが、全員子どもっぽかった(笑)」と若き天才を絶賛した。真木さんは、“おじさん”が一目ぼれするハワイ育ちの美女を演じ、「明朗快活な女性で、私にそういうイメージないですから、きっと第7候補くらいかと疑った」のだとか。山下監督が「そんなことないです!」と力説すると、「こういうマドンナ的な役は、1度やっておきたいと思っていたので、二つ返事でお受けした」と役柄そのままの笑顔を見せた。一方、“ぼく”の父親で“おじさん”の兄を演じた宮藤さんは、ハワイロケに参加できず、悔しそうな表情。役柄とはいえ、息子と弟の仲良しぶりを目の当たりに「やっぱり傷ついた」と話していた。『ぼくのおじさん』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ぼくのおじさん 2016年11月3日より全国にて公開(C) 1972 北杜夫/新潮社(C) 2016「ぼくのおじさん」製作委員会
2016年11月03日リンベルが、「選べる 日本の米 カタログギフト」3コースを開発。日本全国の米どころから選び抜いた、平成27年度特A米、特別栽培米を多数ラインナップし、11月1日より販売を開始しました。「選べる 日本の米 カタログギフト」が販売開始♪「選べる 日本の米 カタログギフト」は3,000円、5,000円、10,000円の3コース(システム料600円および税別)。各コース約40点のお米(ご飯のお供約10点含む)がラインナップ。掲載するお米の8割以上が特別栽培米であり、一般的に作られている慣行米と比較して、化学合成農薬と化学肥料の使用量は半分以下。併せて全体の6割は平成27年度に特A地区の最高評価を受けたものです。さらに通常の官能検査とは別に外部機関(株式会社サタケ穀物分析センター、株式会社味香り戦略研究所)へ食味官能試験の実施を依頼。商品ページにはお米の味わいや香り、硬さ、粘りなどが分かる検査結果チャートを付け、各銘柄の特徴を分かりやすく説明しています。美味しさと安心・安全が揃ったお米が、精米から1週間以内に全国の生産地から産地直送で届けられます。カタログの巻頭には16ページ分の特集記事も掲載。お米の歴史から栽培方法、美味しいご飯の炊き方まで、お米の豆知識が紹介されています。また、日本の原風景である棚田衰退の危機・再生を支援するため、国内3ヶ所(山形・大蕨、新潟・安塚、山口・長門)の棚田米も紹介。それぞれの支援団体に売り上げの一部を寄付する取り組みも行われています。巻末には、ご飯の美味しさを引き立てる「ご飯のお供」商品も掲載。自社のオリジナルグルメギフト「極みシリーズ」を中心にラインナップされています。カタログ掲載一例取扱いリンベルHP全国有名百貨店、量販店での展開も予定
2016年11月02日人気3人組バンド「back number」が11月16日(水)にリリースする新シングル「ハッピーエンド」が、映画『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』の主題歌として書き下ろした作品であることがこのほど分かった。本作は、100万部を突破した七月隆文による同名小説を基にした映画で、京都を舞台にした20歳の男女のラブストーリー。キャストには、主演の福士蒼汰、ヒロインの小松菜奈が初共演し、『僕等がいた』の三木孝浩が監督を務める。今回、三木監督とは「back number」のアルバム「シャンデリア」収録曲の「僕は君の事が好きだけど君は僕を別に好きじゃないみたい」にインスパイアされたショートムービー「それでもなおできることの全てを君に」以来の顔合わせ。三木監督は「清水くんとは、自分が作りたいものやクリエイティブで大切にしているポイントが合うなと感じていて、今回主題歌を担当して頂きたいとオファーしました」と今回の起用経緯を話し、「今回描いた物語はファンタジーですが、観終わった後に、お客さんが自分の日常を見つめ、そこに戻っていくときに、心地良いピッタリな曲が出来たなと嬉しく思っています」と喜んだ。「back number」は「別れの場面で、ほんとは悲しいのに強がって笑顔で笑って終わらせようとするそんな女の子の悲しい別れの歌」と楽曲について語る。また、原作を読んで「経験したことがないタイプの物語」という感想を抱いたというが、「普通の感情と言うかそういう部分を見つけて僕らなりに作ろうっていう風に思えたのでよかったと思います」と話し、「すごく楽しかったですね作ってて」とコメント。さらに、楽曲制作にあたって映画の中でキーとなった場面やエピソードについては「一番重要だったのは登場人物の福寿愛美さんという人がすごく魅力的に僕自身感じたんでその人を、その主人公というか、人格を自分の中になるべく入れていって、どこの場面というよりその方がむしろ大きかったかもしれない」と語っている。本作を初めて観たときに主題歌も初めて聞いたと話す福士さんは、「エンドロールに入っていく瞬間、『なんだか、すごく良い曲が流れてきたぞ…』と一観客として自然に思っていました(笑)」と第一印象を語り、「物語と歌詞もリンクしていて、とても心に残りました。しっとりとしたバラードですが、前向きにもなれて、この作品にぴったり」と絶賛した。なお楽曲は、「back number」がレギュラーを務めるニッポン放送「back numberのオールナイトニッポン」の10月18日(火)深夜の放送で初めてフルでオンエアされることも決定している。『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』は12月17日(土)より全国東宝系にて公開。(cinemacafe.net)
2016年10月13日主演・松田龍平、『オーバー・フェンス』の山下敦弘監督という新たなタッグで、日本映画界に愛すべき新キャラを生み出すホームコメディ&ロードムービー『ぼくのおじさん』。先日の予告編映像に続いて、第2弾予告編の「子ども編」が解禁。松田さん演じる“おじさん”が、真木よう子演じるひと目惚れした女性や戸田恵梨香演じる学校の先生からモテモテであることが分かった。学校の作文コンクールで、「自分のまわりにいる大人について」というテーマを課せられた小学4年生のぼく=春山雪男。居候しているぼくの“おじさん”は、大学の臨時講師で哲学者を自称するものの、万年床に寝転がってマンガばかり読み、時には僕をダシにお母さんからお小遣いをもらうこともある大人。雪男は、そんなおじさんを題材に作文を書くことにするが…。芥川賞作家・北杜夫が持ち前のユーモアを存分に発揮した同名小説を映画化した本作。松田さん演じる飄々としたダメな大人“おじさん”に相対する、しっかり者の甥っ子・雪男役には、度重なる選考を勝ち抜いた大西利空が抜擢された。今回解禁となる予告編第2弾の「子ども編」では、大西くん演じる雪男がつぶさに観察した、おじさんのダメダメぶりが列挙されていく。万年床に寝転がってはマンガを読み、「現代の哲学者はマンガを語れないようでは失格だ」というヘリクツに始まり、思わず括目してしまう運動神経ゼロ…。また、義理の姉=ぼくのお母さん(寺島しのぶ)へのイタズラ、本屋でたまにいいことを言っても、やはりガッカリさせられる様子などダメダメな日常は続く。ところが、そんなおじさんが、お見合いでひと目惚れしたエリー(真木よう子)から「すてきなおじさんだと思うな」、雪男の担任・みのり先生(戸田恵梨香)からも「おじさんのファンになっちゃったもの」とモテモテだということが判明!?雪男も「みんなおじさんのことが大好きです」と語る、どこか憎めないおじさんの魅力が前面に打ち出されている。しかし、農園を継ぐエリーを追いかけて行ったハワイでは、和菓子屋の御曹司・青木(戸次重幸)と滞在先のホテルで喧嘩をし、雪男から「ふたりとも大人なんだからしっかりしなさいよ!」と叱られ、「はい…」と反省するシーンも。このどうしようもないおじさんが、どうしてモテモテなのか?さらに、併せて解禁となった本ポスターでは、おじさんと雪男のまわりにみんなが集まり「やっちゃえ、おじさん」と強気のコメントが!おじさんの恋と冒険の旅は、果たしてどんな展開に?いずれも、本編にますます期待が高まる仕上がりとなっている。『ぼくのおじさん』は11月3日(木・祝)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年09月30日医師として活躍する畠山さん。幼少期に困ったのは「クリスマスプレゼント事件」編集部:現在の活動からお伺いしてもよろしいですか?畠山:整形外科の医師として開業医をしていましたけど、それをやめて、書籍を出版したり講演をしています。親御さんにむけて「子どもの褒め方のコツの解説が聞きたい」、と言われたらいくらでもできますよ!(笑)編集部:畠山さんの本を読んで、幼少期からずっとアスペルガー症候群の特性が理由で困っていたという印象はあまり無かったのですが…畠山:そうですね。しいて言えば、書籍にもあるクリスマスプレゼントの事件。小学生のとき、クリスマス会のプレゼント交換があったんです。準備をちゃんとして持っていたのに、僕の持っていったプレゼントは手元からなくなってしまった。平たく言えば、「盗まれた」わけですね。出典 : そのときに、僕はあったはずのものは無いのでパニック。しかも誰かが、盗まれた僕のプレゼントを、クリスマス会の交換会で出していました。誰かはわかりませんが、交換会のプレゼントを見つけて、「盗まれた」と気づいた僕は、周囲に一生懸命主張したんです。でも、誰も僕の話は聞いてくれなかったんです。「盗まれた」と僕は言っているのに、周囲の人はそれよりも僕の主張の強さや仕方が気になったのか「いいんだよ、落ち着いて。プレゼントがなくても参加していいんだよ」と、なだめました。励ましてなだめてきたんです。それはおかしくないですか?あれはなんでなんでしょうね?(笑)編集部:なんなんでしょうね(笑)間違いが容認される社会では、価値観が歪んでゆく畠山:担任の先生も、なだめる事はしても、盗まれた事自体には何もしてくれなかったわけです。誰かが窃盗を犯したのに、その時は被害側の僕が抹殺されたようなものですよね。兄がいうには「あのときお前は3日間くらいずーっと(その事を)言っていたよね。」と。それくらいおかしいと主張していたのに、周囲の大人は盗まれたことよりも「そんなにこだわるお前はおかしい」と言ってきたんですよ。それは納得できないですよね。編集部:なるほど。畠山:今思えば、そこで理解を間違えてしまうと「モノは盗んでもバレなければいいんだ」という価値観になってたかもしれない。間違ったことを周りの社会や大人が容認するような経験を繰り返すと、特に「目に見えないこと、体験できないことは想像し難い」という特性のある子は、「事実、こういう事がおこったから、それで良いのだ」と誤解してしまう。発達障害のある人が犯罪を犯しやすいと言われるのは、発達障害のある人に理由があるのではなく、「誤った理解」をしてしまうようなそんな理不尽な世の中が放置されているという事なんです。そのことで価値観やモラルが歪んでしまう。自分の価値観をつくったのは、周りの環境だった出典 : 編集部:そのような中で、畠山さんが「誤った理解」をしなかったのは、なぜでしょう?畠山:環境ですね。僕の場合は、小学校のころ勉強が出来て、中学から進学校に入ったんです。その後は防衛医大に進みました。進学校の中での優劣はやはり勉強です。だから勉強を必死にして、真面目な方向に進むことが可能だったんです。もしそれが、喧嘩が強いことがステータス、というような地域や学校であれば、不良グループなどその道に進んでいたでしょうね。編集部:なるほど。畠山:先ほどの話と通じることですが、発達障害がある僕ら…いや、僕は物事を見た通りに解釈していくのです。間違っていることが良いとされる経験を積めば、それは「良いこと」「しても構わないこと」と理解しますし、同じように良い行いが最も良いとされる経験をつめば、そのように理解していくのです。ですから、僕の場合は、環境が僕の特性とって良かったのです。編集部:環境…畠山:防衛大は厳しいルールがあるんですね。自衛官として寮生活をする、その中で人のモノを盗むなんてありえない。だから適切な進み方が出来ただけです。例えば、悪いことをしないと生き残れない環境にいたり、悪いことをする方が強い、評価される、そういう環境にいれば、自然とそういうことをすると思いますよ。小学校の成績、最初のスタートラインがちょっと良かったから、中高一貫の進学校に親が頑張って入れてくれた、そこが大きいですよね。畠山さんの学生時代のご様子について、詳しく伺っていきます。医師(整形外科医)。1974年、大阪府生まれ。1998年、防衛医科大学校卒業後、自衛隊医官として仙台市で勤務。自衛隊退職後、大泉記念病院整形外科、石巻ロイヤル病院整形外科部長を経て2010年、八木山整形外科クリニックを開業。2011年、東日本大震災で被災。2012年維新政治塾に参加、衆院選(宮城4区)に立候補するも落選。現在は複数の病院の外来や在宅診療を掛け持ちで担当している。著書に、『ぼくはアスペルガーなお医者さん 「発達障害」を改善した3つの方法』(KADOKAWA)、『「糖質制限+中鎖脂肪酸」で確実にやせる! 驚異のMCTオイルダイエット』(幻冬舎)。畠山昌樹オフィシャルサイト
2016年09月08日