ある日、携帯サイトを見ていたら、『過激な牛乳食パン』という広告が目に入った。それにしても"過激"とは、ものすごく気になる名前である。これは一体なんなのだろうか?いや、パンなのは分かる。しかし"過激"という言葉は、刺激的すぎる状況にモウ鼻血が出ちゃう……!という雰囲気をどこか醸し出している。とすると、『過激な牛乳食パン』は「鼻血が出るほどおいしい」のだろうか。はたまた、「鼻血が出るほど刺激的な味」なのだろうか。さまざまな疑問をめぐらせながら、発売している成田ゆめ牧場に話を聞いてみた。――あの、『過激な牛乳食パン』とは一体どんなパンなのでしょうか?「水を使わず、牛乳だけで焼き上げている食パンです。うちの牧場でしぼった牛乳で作っている、こだわりの食パンなんですよ」――"過激"とは、どのあたりが過激なのでしょうか?「3つの意味が込められています。1つは『通常水を使用しているものを牛乳だけで焼き上げたので、今までにない過激なおいしさ』、2つめは『牛乳が過激なほど含まれている』3つめは『過激に売れてほしいという願いも込めて』という意味で"過激"なんですよ」――牧場の看板商品になってほしい、という思いが込められているんですね。商品の一番のこだわりポイントは何でしょうか?「牛乳がすべてですね。脂肪分を均一化していないノンホモ牛乳を使っています。脂肪分を均一化すると賞味期限は長くなるのですが、牛乳の風味が損なわれてしまうのです。さらに、殺菌処理も普通の牛乳では2分程度で高温殺菌をするところ、30分と長い時間をかけて低温殺菌をしています。本来の牛乳を味わってほしい、という牛乳へのこだわりがぎっしり詰まっているんです」――ものすごく食べたくなってきました。現在、食パンのほかに『過激なミルクスターブレッド』『過激なピーナツバター』といった"過激"シリーズが出ていますが、今後そのほかのシリーズ発売のご予定はあるのでしょうか?「今のところはまだないんですよ。現在出ている商品でもっと頑張っていきたいと思っています。ちなみに、『過激なピーナツバター』は牛乳ではなく、こちらは砕いたピーナツがゴロゴロ入った食感が"過激"という意味です」楽天やヤフーの食パン部門のランキングで連続1位にもなった『過激な牛乳食パン』。話を聞くうちに、その愛情がたっぷり込められたこだわりにすっかり心酔してしまった。購入方法は、インターネットか、成田ゆめ牧場および、牧場直営カフェのmomom(モーマム)にて直接購入することもできます。しかも、成田ゆめ牧場では各種イベントも豊富に開催している。随時、牛の赤ちゃんの出産予定日の情報も公開し、運がよければ出産に立ち会うこともできるそうだ。牛、それもホルスタインをこよなく愛する私にとっては大興奮の鼻血ものである。早くも夏休みの予定にいそいそと「成田ゆめ牧場」と書き込む私なのであった。(朝井麻由美+プレスラボ)【関連リンク】成田ゆめ牧場日本一オイシイ乳製品をつくる観光牧場なのだmomom(モーマム)成田ゆめ牧場直営のカフェ。momomという名前がかわいい。カップ麺をお湯以外のものをかけて食べてみた牛乳もかけてみた。コーヒーもかけてみた
2009年07月10日