今パリで一番パリジェンヌが集まる場所、それが「アパルトマン・セザンヌ」です。誰かのおうちに遊びに来たような空間がこのブティックのコンセプト。 いつも何かしらのストアイベントをして盛り上がっているセザンヌですが、訪れたこの日はドライフラワーのコラボイベントを開催していました。エントランスからお花が目に飛び込んできます。ラブリー!! いい香りに包まれて入店。店内はドライフラワー一色。パリジェンヌが大好きなピンクやベージュで可愛くコーディネートされています。パリジェンヌのツボをバッチリ押さえたイベントで、パリジェンヌたちは自分のアパルトマンにもドライフラワーをデコレーションしたくなってしまうのですね。こんなに花盛りなイベントは見たことがないかもしれません。うまくトレンドを作り上げていくセザンヌのコンセプトはさすがです。 セザンヌでは、服だけでなく、シューズやバッグもオリジナルで作られています。全体のスタイルが統一されているからこそ、全身ルックで買ってしまうのです。 パリジェンヌが大好きなフラワープリントはセザンヌルックのアイコン。ママンのワードローブから引っ張ってきたようなノスタルジー溢れる素材感は、セザンヌらしい魅力の一つです。 チェーンの巾着ポシェットは人気アイテム。スエードのパッチワークを使った新作を発見!ベージュのところだけキラキラ素材になっていて、絶妙のカラー合わせですね。シックなのに使いやすそう! キャメル色にブルーを合わせるフォークロアテイストもセザンヌらしいルックのひとつです。水玉模様のカシュクールブラウスやブルーのフリルブラウスは、どちらもシルキータッチで大人っぽくて素敵。 バックもキャメル色で大人っぽくクラッシックに。カッチリなりすぎずに、ソフトな印象に仕上がるのがセザンヌの特徴です。60年代後半からヒッピースタイルに入るフレンチカジュアルは、こんなテイストでしたね。懐かしい。 こんなユニークな柄物をジャケットの下に着て、遊び心を忘れないのがパリジェンヌスタイル。パリジェンヌは子供の頃バレエを習ったことがある人が多いのです。何か自分にスライドさせてノスタルジーに想いを馳せるのでしょうか。 フランス人は困っている人を見逃さない、意識が非常に高い民族です。セザンヌも売り上げの一部を団体に送る活動に協力をしています。この”DEMAIN(あした)”プロジェクトのアイコンは、可愛いマルチカラーのTシャツ。大人気です。ジャケットの下に着たい! このエコバックは最低価格5ユーロからで、寄付したい価格を自分で決めてお支払いするシステム。進んでいますね! ハイウエストデニムはセザンヌのオリジナルシルエットが人気です。クローゼットの中にいるようなディスプレーも魅力。あれもこれも欲しくなっちゃいます。 デニムの足元はもちろんフェミニンに。赤のプチポシェットと合わせてパリジェンヌスタイルの完成です! セザンヌが扱う雑貨やステーショナリーも見逃せません。大人気のポーチはパリの人気ショップやアーティストとコラボしています。今回は18世紀からのフランス式ハンドプリントを復元しているおしゃれトリオ、アントワネット・ポワソン。私も一緒にお仕事していますが、とってもパリジャンらしいハイセンスな感覚のメーカーです。 特別にセザンヌのためのオリジナルデザインをしています。ノートも綺麗ですね。 セザンヌでは、石鹸、クッション、筆記用具などオフィスでも使えるものも陳列されています。 イニシャル好きのパリジェンヌ。自分の名前に関係なく好きなアルファベットを見つけたいですね。 インテリアをワンランクアップ! 今パリで人気の押し花アーティストの作品もドライフラワーに合わせて販売していました。 こんなおしゃれな商品をたくさん揃えているセザンヌには、「セザンヌアディクト」と呼ばれている大ファンが全国各地にいます。フランスの遠い地域に住んでいても、ネット通販でセザンヌルックを楽しめる、それがセザンヌの支持が厚いポイントなのです。いつかパリに行った時にはセザンヌに寄りたいな、と思う女性がたくさんいるのです。 お買い物に夢中のパートナー連れや、ご家族連れのために、セザンヌではシネマを放映しています。なんて優しい心遣い! しかもだいぶオシャレシネマです。私も少しここで休憩を取りましょうかね……。 【SHOP INFORMATION】 アパルトマン・セザンヌL’APPARTEMENT SÉZANE1 rue saint Fiacre, 75002, Parisセザンヌのボーイフレンドショップ(メンズショップ)・アトリエ オクトーブルL’ATELIER OCTOBRE12 rue d’Uzès, 75002 Parisセザンヌ・コンシェルジュLA CONCIERGERIE32 rue des jeuneurs, 75002, paris 文・福島 明子(パリ在住コーディネーター)インスタグラム
2018年04月04日こんにちは、諸戸佑美です。秋の気配を感じる季節になりましたね。『DRESS』読者の方々は、芸術・美術・アート・美しいものに関心を寄せる人が多いと思います。今回は、芸術の秋特集と銘打って映画『セザンヌと過ごした時間』をPICK UP!ピカソに「我々の父」、マティスに「絵の神様」と崇拝された近代画家の父ポール・セザンヌ。りんごを描いた静物画や風景画は、日本でも広く愛されていますが、セザンヌが現在の不動の評価を得たのは亡くなった後のことでした。太陽の日差しが降り注ぐ南仏プロヴァンス、芸術の都パリを舞台に、不遇の天才画家と不朽の名作「居酒屋」「ナナ」で有名な小説家ゾラとの人生を導く出会いと友情、創造の軌跡。美術コレクターでもあるダニエル・トンプソン監督が、本物のゾラ邸やセザンヌ邸でも撮影を行い、ドラマチックな史実をもとについに映画化。ぜひ、お楽しみいただければ幸いです!©YUMIMOROTO■映画『セザンヌと過ごした時間』あらすじ――南仏プロヴァンス〜芸術の都パリ。画家セザンヌと小説家ゾラ、友情と創造の実話!少年時代に出会ったセザンヌとゾラの絆は、境遇こそ違いますが共に成長し、芸術家になる夢で結ばれていました。初めての出会いは、1852年南仏エクス・アン・プロヴァンスでの中学校時代。貧しいよそ者として学校でいじめられていたゾラをセザンヌが助け、ゾラがお礼にとひと籠のりんごを贈ったのがきっかけでした。セザンヌは裕福な銀行家の息子、パリ生まれのゾラは、イタリア人技術者だった父を幼い頃に亡くし、母とふたり暮らしという境遇でした。その後、セザンヌはりんごの画家とも言われるほど生涯で多くの静物画を制作。「りんごひとつでパリを驚かせたい」としばしば口にしていたのは有名で、男同士の友情に心温まります。仲良くなった彼らが南仏の陽光の中で野山を戯れる光景は、その後の波乱に満ちた人生への忘れ得ぬ懐かしい思い出として印象的です。詩人を目指してひと足先にパリに出たゾラは、小説家としてのデビューを果たします。一方、セザンヌも画家を志しパリで絵を描き始め、アカデミーのサロンに応募するのですが、落選ばかりの創作の日々。巨匠にもこんな時期があったのかと興味深いです。その頃、セザンヌはゾラとともに、ピサロやモネ、ルノワールなどの新世代の画家たちと交流するようになり、その様子が見事に再現され、美術ファンにとっては見どころのひとつでしょう。やがてゾラは、1877年に出版した「居酒屋」が大ベストセラーとなり栄光の階段を上り、セザンヌは父親からの仕送りも断たれ、転落していきます。何もかもが正反対の状況になってしまったふたり。当然のようにギクシャクした関係となるのですが、ひたすら孤独に描き続けるセザンヌを支えたのは、ゾラの心のこもった手紙や援助でした。しかし、1886年ある画家の悲劇を描いたゾラの新作小説「制作」が発表され、セザンヌとゾラの友情に大きな変化をもたらすことに……。晩年、いかにセザンヌが近代画家の父と呼ばれるようになっていくのか、最後まで見逃せません!■フランス実力派俳優ギヨーム・ガリエンヌとギヨーム・カネの熱き競演!セザンヌには、自伝的な舞台を脚色・監督し2役で主演した『不機嫌なママにメルシィ!』がセザール賞作品賞を含む主要5部門に輝き、今やフランスで絶大な人気を誇る俳優ギヨーム・ガリエンヌが抜擢。ゾラには、『君のいないサマー・デイズ』『戦場のアリア』のギヨーム・カネが、落ち着いた小説家ゾラの人物像を深みをもって繊細に演じ、フランス実力派俳優の熱き競演に心躍ります。芸術家の喜びや苦悩をくっきりと浮かび上がらせ、セザンヌの絵画にも多く登場するサント・ヴィクトワール山などの南仏プロヴァンスの美しい風景、そしてパリに集う印象派の画家たちを見事に映像に再現して素晴しいです!観ているだけで、印象派の絵の中に惹き込まれるような感覚になれる、アート映画の決定版ともいえる作品です。嗚呼、フランス旅行に行きたくなりますね!■近代画家の父、ポール・セザンヌ(1839-1906)についてセザンヌは、モネ、ルノワールら同世代の画家から評価されただけでなく、20世紀を代表するピカソやマティスらに多大な影響を与えた画家として近代絵画の父と呼ばれています。セザンヌが影響を与えた芸術運動で最も有名なものがキュビスムでしょう。セザンヌの「自然を円筒、球、円錐によって扱う」「多視点」と呼ばれる表現方法は、ピカソがキュビスムのような斬新な表現に取り組むきっかけとなりました。ピカソは、セザンヌのことを「彼は私たち皆の父親のようなものでした」と語っています。セザンヌは、1895年、50歳代に入ってから開催した個展でようやく評価されるようになり、次世代の画家たちからも支持を得るようになりました。美術批評家のタデ・ナタンソンに「りんごの画家」と称賛され、セザンヌが描くりんごは心を奪われるようなかたちと色彩を持った美しいりんごだと評されました。彼の芸術が、多くの画家の着想の源となり、新たな絵画の表現の出発点となったことから、セザンヌは「近代絵画の父」と呼ばれるようになったのです。■ユーラシア旅行社にて映画公開記念ツアーも企画されています!2018年4月4日(水)発「フランス周遊、珠玉の世界遺産とプロヴァンスの村々へ13日間」ユーラシア旅行社にて2018年春出発!映画公開記念ツアーの企画もございます!セザンヌの生まれ故郷エクス=アン=プロヴァンスやパリへ。セザンヌの終の住処となったエクサンのアトリエも見学します。南仏から大西洋岸、北部、首都パリ、地方の村々までフランスの魅力を堪能する旅、素敵ですね。最小催行人員13名(最大20名)詳細は下記のサイトから資料をご請求ください。(国名のところに「WFY3希望(セザンヌの映画のサイトを見て)」とご記入頂ければ幸いです)映画公開記念ツアー案内ホームページ【旅行のお問い合わせ】株式会社ユーラシア旅行社ヨーロッパ担当03-3265-1640(平日10時~18時)出典:■映画『セザンヌと過ごした時間』作品紹介9月2日(土)よりBunkamuraル・シネマほか全国ロードショー近代絵画の父ポール・セザンヌ没後110年製作公式ホームページ©2016 – G FILMS –PATHE – ORANGE STUDIO – FRANCE 2 CINEMA – UMEDIA – ALTER FILMS原題:Cezanne et moi監督:ダニエル・トンプソン製作:アルベール・コスキ脚本:ダニエル・トンプソン撮影:ジャン=マリー・ドリュージュ編集:シルビ・ランドラ衣装:カトリーヌ。ルテリエ音楽:エリック・ヌブー製作国:フランス製作年:2016年映倫区分:G配給:フランス上映時間:114分■映画『セザンヌと過ごした時間』キャストギョーム・ガリエンヌ=ポール・セザンヌギョーム・カネ=エミール・ゾラアリス・ポル=アレクサンドリーヌ・ゾラテポラ・フランソワ=オルタンス・セザンヌフレイア・メーバー=ジャンヌセピーヌ・アゼマ=アンヌ・エリザベート・セザンヌイザベル・カンディエ=エミリー・ゾラローラン・ストーケル=アンブロワーズ・ヴォラール
2017年09月27日大人からも人気なプチプラブランド「セザンヌ」で揃える縛りメイクを紹介します。優秀アイテムの多いセザンヌのコスメで自然な血色感を出して、ナチュラルだけど色っぽ可愛い愛され顔を作ります。このメイク動画の詳しい情報と使用コスメ詳細を見る
2017年09月17日株式会社イーライフ株式会社イーライフの「buzzLifeサンプリング企画」にセザンヌの人気商品3点セットが登場する。「buzzLifeサンプリング企画」は、株式会社イーライフがおこなっている、新商品・話題商品を半額程度で試せるお得な企画だ。今回人気商品のセットになっているのは、「皮脂テカリ防止下地」「ラスティンググロスリップ」「大人のねりジェル」の3点だ。商品の特徴「皮脂テカリ防止下地」は、長時間テカリにくく、くずれにくい仕上がり。顔色も明るくない、UV下地だ。色はピンクベージュカラーで、白浮きしない。「ラスティンググロスリップ」は、うるおいをキープする口紅。シアバターや、オリーブ油、ホホバオイルなど植物由来の美容オイルを多く含んでいる。「大人のねりジェル」は、エイジングケアのオールインワンジェル。保湿とハリ対策ができる。これら、3点の商品を税込み2,116円のところ、48%OFFの1,080円(税込み)で購入することができる。申し込み方法申し込みは、buzzLifeのホームページより。提供数は100個となっており、提供数に達成した時点で終了となる。buzzLife(バズライフ)とはbuzzLife(バズライフ)は、「体験を口コミする」商品モニターサイトだ。「buzzLifeサンプリング」は、buzzLife(バズライフ)が提供中のサービスで、話題の商品を半額程度で試すことができる。ホームページでは、サンプリングの商品を多数掲載している。(画像はプレスリリースより)【参考】・セザンヌ人気商品セット「皮脂テカリ防止下地」「ラスティンググロスリップ」「大人のねりジェル」がお得に試せる!
2015年11月09日神奈川県・箱根町のポーラ美術館にて、約20点のポール・セザンヌの作品に、セザンヌにゆかりの深い画家の作品を加えた約50点の作品を通じて、セザンヌの歩みを検証する「セザンヌ-近代絵画の父になるまで」展が開催される。会期は4月4日~9月27日。開館時間は9:00~17:00(入館は午後16:30まで)。入場料は大人1,800円、65歳以上1,600円、大学・高校生1,300円、中学・小学生700円。なお、中・小学生の入場については、土曜日は無料。同展は、ブラックやマティスをはじめとする、20世紀の芸術家に多大なる影響を与えた画家として知られているポール・セザンヌの作品約20点と、印象派のモネやキュビスムのピカソなど、セザンヌにゆかりの深い画家の作品を加えた約50点の作品を通じて、セザンヌが「近代絵画の父」になるまでを検証するもの。展示作品の内、同美術館の収蔵するセザンヌ・コレクション9点は、20歳頃のセザンヌの最初期の作品から円熟期の傑作とうたわれるものまで、セザンヌの画業の重要な時代のものとなっており、「人物画」、「静物画」、「水浴図」、「風景画」というセザンヌを語る上では欠かせない4つのジャンルの作品が網羅されている。また、同展にて展示される作品「大きな花束」は、昨年、東京国立近代美術館の新収蔵品として初めて公開されたばかりのもので、セザンヌの静物画では稀少である幅1メートルの大作となっている。同作品についての出品期間は6月7日までとなる。そのほか、セザンヌの静物画を徹底解剖し、複数の視点を導入した構図の秘密を解き明かす動画コーナーを設置。セザンヌの絵画空間を体感することができるということだ。セザンヌが画家を志した初期に、絵画の描法と主題において強烈な影響を与えた前世代のクールベとマネ、セザンヌを戸外での自然観察と制作に導いた年長の師ピサロ、友人であったルノワール、モネ。そして絵画空間に革命をもたらした次世代の画家、マティスやピカソなど、これらの画家たちの作品とセザンヌの作品を共に展示し、「近代絵画の父」を取り巻くさまざまな背景を解説する。そのほか、編集者・評論家の山田五郎氏による「アートトーク」が開催される。詳細は後日Webページにて発表予定。開催日時は4月18日14:00~15:00。
2015年02月12日白を基調にしたシンプルながら美しい、フランス、パリのアパルトマンの部屋。布製のソファに黒いテーブル。ところどころ黒や茶色をコントラストとして使用しており、あまりモノが置いていないのですっきりと感じる。だがこの部屋には秘密があった。いったいどんな秘密が隠されているのか、まずは部屋の内部を見ていくことにしよう。秘密に気が付いただろうか?それとも、全く別のことに気を取られていただろうか? 実はこの部屋、実際には存在しない。「アンリアルエンジン4(Unreal Engine 4)」という、Epic Gamesのゲームエンジンを使用して生み出されたCG映像なのである。「アンリアルエンジン4」は昨年公開されたばかりの次世代ゲーム統合開発ソフトで、よりリアルなバーチャル空間を作り上げることができる。日本語ローカライズ版は昨年からすでにあるという。これだけリアルでキレイな部屋を見ていると、バーチャルの世界に住みたくなってしまいそうだ。カラパイアブログ「カラパイア」では、地球上に存在するもの、地球外に存在するかもしれないものの生態を、「みんなみんな生きているんだともだちなんだ」目線で観察している。この世の森羅万象、全てがネイチャーのなすがままに、運命で定められた自然淘汰のその日まで、毎日どこかで繰り広げられている、人間を含めたいろんな生物の所業、地球上に起きていること、宇宙で起きていることなどを、動画や画像、ニュースやネタを通して紹介している。
2015年02月06日