連日、炎天下の日が続いていますが、そんな暑さにも負けないほどの激しいバトルとアクションが体感できると話題の映画『炎のデス・ポリス』。ついに日本でも戦いの火蓋が切られようとしていますが、今回は公開に先駆けてこちらの方にお話をうかがってきました。アレクシス・ラウダーさん【映画、ときどき私】 vol. 501プロの殺し屋とワケありの詐欺師、そしてイカれたサイコパスが小さな警察署に集結し、一夜にして戦場と化してしまうさまを描いた本作。劇中でラウダーさんは、唯一の女性キャラクターとして活躍する正義感溢れる新米警官のヴァレリーを演じています。映画『ブラック・パンサー』やテレビシリーズ『ウォッチメン』といった話題作への出演が続き、ハリウッドでも注目度の高い存在となっているラウダーさん。そこで、個性豊かなキャストとの現場の様子や自身が持っている信念、さらに日本の女性たちに伝えたいことなどについて語っていただきました。―本作のジョー・カーナハン監督は、ラウダーさんと最初に会われたときにヴァレリーを演じるのに適していると思われたそうですが、ご自身でも共感する部分はあったのでしょうか。ラウダーさん彼女の強さや自分に自信のあるところなど、ヴァレリーが持っている性質の大半が私のなかにもあると感じました。とはいえ、彼女は決して知ったかぶりをすることなく、わからないことは謙虚に質問し、弱さを見せられるタイプ。そういったところにも、共感しました。そのほかに、演じるうえで意識したのは競争心の強さ。それは私が過去に陸上をしていたときに培ったものですが、それらも彼女のなかに取り込んでいきました。面白くてオープンな現場で、本当にありがたかった―今回は、ジェラルド・バトラー、フランク・グリロ、トビー・ハスといった個性豊かな先輩俳優たちのなかで紅一点でしたが、現場はどのような雰囲気でしたか?ラウダーさん私のことをみなさんが両手を広げて迎えてくれるような、本当にオープンな環境だったと思います。そのおかげで、私はほかの人たちに比べて自分のキャリアが短いことを気にする必要もまったくありませんでした。私にとっては初めて主演級の役を演じた現場でしたが、監督も共演者も私の意見や私がどう思っているのかをとても尊重してくれたので、そういう意味でも本当にありがたかったです。あとは、とにかく楽しい現場でもありましたね。特に面白かったのは、トビー・ハス。監督も「どんどんやってくれ!」と言っていましたが、彼の演技はアドリブ満載なので、私も大笑いしてしまいました。あまりにも共演者の方々の演技が面白かったので、私がいないときにみんながどんなことをしているのか、現場で何が起こっているのかを知りたくて、出番がない日でもわざわざ撮影を見に行ったほどです。―激しいアクションシーンでは、鍛え上げられたしなやかなスタイルが非常にカッコよかったです。体づくりで実践されていることや日課として続けていることはありますか?ラウダーさんまず、映画のためには銃の扱い方やさまざまなファイトシーンなどをスタントチームとともに、一生懸命トレーニングしました。個人的に大好きでしているのは、ムエタイ。有酸素運動にもなりますし、コアを鍛えるのにはとても役に立っていると感じています。すべてのことに全力を尽くすのが信念―劇中に登場する殺し屋のボブ・ヴィディックは、「何が何でも任務を完遂する」というルールを持っている男。ヴァレリーも正義を貫くキャラクターでしたが、ラウダーさんご自身が貫いている信念といえば?ラウダーさん私が大切にしていることのひとつであり、最高の方針としても掲げているのは正直さ。そして、「やるならすべてのことに全力を尽くす」ということも大事にしています。そういった思いもあり、心がけているのは、たとえ誰も見ないような小さな作品だったとしても、大きな作品と変わらず自分のベストを尽くすことです。なぜなら、私が成長していろんな作品に出るにつれて、人々は過去の作品も観ることになりますからね。そのときに、いかに自分が一貫した人間であるかを見せられるかが重要だと考えているので、それらはすべて次につながっていくと思っています。―仕事のオンオフを切り替えるうえで意識されていることがあれば、教えてください。ラウダーさん最近は、ドラマシリーズや何本も映画を撮っていたので、本当に仕事ばっかりですね(笑)。でも、仕事が少なかった時期には、これくらい仕事をしたいと思ってがんばってきたので、忙しい状態が続いていますが、すごくハッピーでもあります。なので、「これが終わってほしくないなぁ」と思っているほどで、次はどんなお仕事ができるか楽しみにしているところです。そういったこともあって、オフタイムのときは何をしていいかわからなくなってしまうことも(笑)。そんなときはムエタイに行ったり、忙しくて観れなかったドラマや映画をまとめて観たりして過ごしています。―多忙な日々のなかで、ご自身なりのご褒美みたいなものはありますか?ラウダーさん毎日ではありませんが、大変な仕事を終えて家に帰ったときには、鏡に映る自分に向かって「あなたのことを誇りに思っているわよ」と自分自身に話しかけるようにしています。そんなふうに、自分に優しくすることが一番大切じゃないかなと考えるようになりました。あとは、乳製品を使っていないお気に入りのアイスクリームがあるのですが、それを食べているときです(笑)。―身も心も癒されるいい方法ですね。では、今後挑戦してみたいことがあれば、お聞かせください。ラウダーさんこれまでいろんなジャンルの作品に携わってきましたが、まだ経験したことがないのがラブコメ。ぜひ、そういった作品に出演してみたいです。気になることがあれば、まずは一歩踏み出してほしい―これまでとは違うラウダーさんを楽しみにしています。いよいよ日本で公開を迎えますが、日本に対してはどんな印象をお持ちですか?ラウダーさん残念ながら、日本にはまだ行ったことがありませんが、すごく楽しそうな国だと思っています。あと、日本が舞台の映画で見たことがある田舎の景色もいいですよね。田んぼがいっぱい広がっているようなところにぜひ行ってみたいです。それから、テクノロジーが進化していたり、芸術的な建物があったりするので、いつか自分の目で見ることができたらいいなと。街が清潔なところにもすごく感心しているので、すぐにでも行きたいくらいです!―お待ちしております。それでは最後に、ananwebを読む日本の女性たちに向けてメッセージをお願いします。ラウダーさんみなさんに推奨したいことは、「何か自分のなかにひっかかるものがあったら、それに向かって一歩を踏み出してみる」ということです。それがどこにつながっていくかはわかりませんが、そこがきっかけとなり、自分がやるべきことが見つかる場合もありますから。ちょっとでも気になることや惹かれるものがあれば、全力を尽くしてやってみてください。そういう行動を取ること自体、自分にとって非常にパワフルなものになると思います。それから、本当に嫌なことがあれば、「No」というのも大事なこと。これは私が子どもの頃の話ですが、ある日、学校に行く前に母から「今日はすべてのことにNoと言いなさい」と言われたことがありました。たとえば、「鉛筆貸して」と言われても、「外に遊びに行かない?」と言われても、すべてにおいて答えは「No」。実はこれは、「No」を言う練習だったのです。というのも、みなさんも知っているように「No」と言うのは誰にとってもパワーが必要ですよね?大変なことだからこそ、ある程度練習をしておくと、本当に嫌なことがあったときに「No」と言えるようになるので、そんな方法もあるということは伝えておきたいです。いずれにしても、自分が嫌だと感じることがあれば、きちんと「No」と伝えることは大切なことだと思います。インタビューを終えてみて……。劇中ではタフで強靭な女性でしたが、実際はチャーミングな笑顔が印象的なラウダーさん。日本語の挨拶を覚えてきてくれており、がんばって話そうとくださる姿がとてもかわいらしくて一瞬で魅了されました。今後、さらなる活躍に大注目です!衝撃展開の連続に心も体も熱くなる!留置場という閉ざされた空間のなかで繰り広げられるのは、予測不能はバトル・ロイヤル。クセモノたちによるスリリングな騙し合いはもちろん、生き残りをかけた壮絶な戦いに誰もが釘付けになってしまうはずです。取材、文・志村昌美ストーリーある夜、砂漠地帯にたたずむ警察署に連行されてきたのは、暴力沙汰を起こした詐欺師テディ。マフィアのボスに命を狙われているテディは、避難するためにわざと逮捕されたのだが、留置場の向かいには、マフィアに雇われた殺し屋ボブが泥酔男に成りすましてやってきた。新人警官ヴァレリーの活躍によって、ボブのテディ抹殺計画は阻止されたように見えたが、マフィアが放った新たな刺客として現れたサイコパスのアンソニーによって、小さな警察署は大惨事となってしまう。果たして、この一夜限りの壮絶な殺し合いを生き抜き、朝を迎えられるのは一体誰なのか……目が離せない予告編はこちら!作品情報『炎のデス・ポリス』7月15 日(金)より TOHO シネマズ 日比谷他にて全国公開配給:キノフィルムズ©2021 CS Movie II LLC. All Rights Reserve
2022年07月14日唐沢寿明主演「24 JAPAN」の22話が3月12日オンエア。アレクシスが語ったビクターからの“言葉”に「お父さん、さすがわかってる」「ただただ気の毒」など視聴者からの反応が続出。一方、麗のすべてを知ろうとする夫・遥平に怒りの声も上がっている。世界的人気ドラマ「24-TWENTY FOUR-」の日本版として、日本初の女性総理候補誕生の期待が高まる総選挙前夜からはじまる24時間を、1話1時間、リアルタイムで描く本作。7年前“夜のとばり作戦”でテログループを掃討する際、敵のリーダー・ビクター林の妻子を間違えて死亡させてしまったCTUの獅堂現馬。7年が経ちテログループは現馬と当時現場に作戦指示を出した朝倉麗への復讐を開始する。総選挙前夜、女性総理候補・朝倉麗暗殺計画を入手したCTUは、現馬にCTU内部の内通者を探す極秘任務を命じる。一方、現馬の娘・美有が家を抜け出し友人と遊びに出かけた先で、テログループの手下に拉致。娘を探しに出た妻の六花とともに捕われの身となる。現馬はテログループを追い詰め、美有と六花も救出。テログループが麗だけでなく自分と家族も狙っていることを知る。さらに7年前、命を落としたはずのテログループの総元締、ビクターが生きていたことを知る。一方、麗は2年前、夫や支持者たちと対立しながら、息子が妹を暴行しようとした相手を殺めていた事実を公表。結果総選挙に勝利する…というストーリーが展開してきた。CTUの獅堂現馬を唐沢さんが演じるほか、現馬の妻・六花に木村多江、娘・美有に桜田ひより、現馬と親密だった部下の水石伊月に栗山千明、CTUの南条巧に池内博之、CTUの暗号解読担当・マイロに時任勇気、CTU東京本部第1支部長の鬼束元司に佐野史郎。日本初の女性総理候補・朝倉麗に仲間由紀恵、麗の夫・遥平に筒井道隆、2人の息子・夕太に今井悠貴、麗の秘書・秋山昇に内村遥。長谷部研矢に上杉柊平、テロ組織のアンドレ・林に村上淳。アンドレの弟、アレクシス・林に武田航平。テロ組織の総元締、ビクター・林に竜雷太といったキャストが出演。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。麗率いる民生党の勝利が決定的となり、その様子を静かに見守っていた夫・遥平は、秘書の秋山に「麗のことはよろしく頼む」と伝える。一方ビクター、アンドレたちは現馬を拘束、CTUにビクターは次男のアレクシスと“人質交換”することを要求する。現馬の命を救うと同時にテロ組織に直接接触できるチャンスでもあると考えた鬼束は、すぐさま本部長・中曽根尚道(相島一之)の許可を仰ぐが、“死んだことになっている”ビクターが生きていることや、CTUの裏側までが表沙汰になることを危惧した中曽根は交渉を却下する。納得がいかない伊月は現馬を救うため、“ある禁じ手”に出る。現馬も賭けともいえる行動に出るが…というのが今回の物語。拉致した現馬にCTUと連絡を取らせ、電話を代わるとアレクシスを電話に出すよう伝えるビクター。病院のベッドから「父さん、無事なの?どこにいるの」と弱々しい声で呼びかけるアレクシスに、ビクターは「無事だよ、お前たちのおかげで」と返し「何をされた?」と問いかける。するとアレクシスは「父さん、よく言ってたよね。お前は女で身を亡ぼすって。当たってた」と答える。このやりとりに「女で身を滅ぼす!お父さん、さすがわかってるw」「女で身を滅ぼすw 大当たりだ」「ただ女に騙されてて、しかもメッチャ親孝行な感じで、ただただ気の毒ww」などの声が相次ぐ。また前回、麗にマッサージをするなど思わせぶりな行動を取った秋山だが、遥平が麗を監視するための差し金だったこともわかった。「秋山を通じて妻に逆ハニートラップを仕掛ける遥平。とんでもない夫だな!」「旦那が姑息過ぎ」「麗の旦那、飄々として結構クズ(笑)」など、遥平への怒りの声も上がっている。(笠緒)
2021年03月13日唐沢寿明主演「24 JAPAN」の17話が2月5日放送。三保を利用して麗の動向を探ろうとするアレクシスだが、現馬らが監視するなか三保が“暴走”…まさかの結末に視聴者からは「アレクシス大失敗」などの声が殺到。一方復活を望む声も多数上がっている模様だ。世界的人気ドラマ「24-TWENTY FOUR-」を日本を舞台にリメイク。日本初の女性総理誕生の期待が高まる総選挙当日の24時間に起きる、CTU(テロ対策ユニット)第1支部A班班長・獅堂現馬と総理候補暗殺を企むテロ組織との戦いを1話1時間のリアルタイムで描いていく。キャストは現馬役を唐沢さんが演じるほか、前回のラスト、記憶喪失になってしまう現馬の妻・六花役に木村多江、乗っていた車が転落、九死に一生を得る娘の美有役に桜田ひより、現馬とともにテロ組織に立ち向かう日本初の女性総理候補・朝倉麗役に仲間由紀恵、息子の過去の殺人を隠蔽しようとする麗の夫・遥平に筒井道隆。現馬の愛人だったCTU第1支部A班チーフ・水石伊月役に栗山千明、CTU第1支部A班暗号解析係長・南条巧役に池内博之、CTUで暗号解読を担当する凄腕ハッカーのマイロ役に時任勇気。CTU東京本部の第1支部長・鬼束元司に佐野史郎。テロ組織を裏切り美有を助け逃亡した谷部研矢役で上杉柊平。海外からやって来た殺し屋のアレクシス・林役に武田航平、テログループの黒幕・アンドレ・林役に村上淳といった面々。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。アレクシスが麗の選対スタッフ・真行寺三保(皆本麻帆)と男女の仲になって情報を聞き出していたことが判り、真行寺は償いのためとCTUに協力を申し出る。現馬らは真行寺にアレクシスとホテルで逢い、隙を見て財布に発信機を忍ばせるよう依頼。真行寺はホテルでアレクシスと再び落ち合う。発信機を財布に入れたのを確認した現馬は真行寺に部屋を出るよう電話をかけるが、真行寺は電話に出ず、隠し持ったナイフでアレクシスを刺してしまう。アレクシスを泳がせグループの全容を掴もうとする現馬の計画は失敗。記憶を失った六花は助けてもらった女性の車に乗せられ病院に行く途中、見覚えのある店を見つける。店長から自分が獅堂六花であること、店に夫ではない男性とよく来ていたことを教えられる。六花とはぐれた美有は南条に電話、隠れ家が襲われCTU職員が死亡したことを聞かされた南条は絶句する。美有は続けて研矢に連絡、逃亡先を聞き出しタクシーで乗り付けると、女が現れ…というのが17話の展開。アレクシスがテロリストと知り、恐怖と緊張感で震えながら接する真行寺だが、騙されていた怒りでまさかの“暴走”。直前にアンドレから「女を甘く見るな」と釘を刺されていたにも関わらず、「三保は俺に飢えてる、自分は失敗しない」と油断したアレクシスは瀕死の重傷を負う…この展開に「アレクシス大失敗」「失敗しないんじゃないのか」「女に刺されて死にかける。どないやねん」など、アレクシスへのツッコミの声が殺到。一方「どうかご無事で!!!」「アレクシス大好き~死なないで」など、武田さん演じるアレクシスの“復活”を望む声も数多く上がっている。(笠緒)
2021年02月06日