フジテレビが運営する動画配信サービスFODは3月20日 22時54分、木曜劇場『日本一の最低男 ※私の家族はニセモノだった』FODオリジナル作品『Hello Again』を配信開始しました。■およそ11年ぶりのフジ連続ドラマ主演となった香取慎吾の舞台裏に密着!フジテレビでは、香取慎吾主演の木曜劇場『日本一の最低男 ※私の家族はニセモノだった』<毎週(木)22時〜22時54分>を放送中。選挙で当選するためにイメージアップを狙い、シングルファーザーの義弟・小原正助(こはら・しょうすけ/志尊淳)とその子どもたちと暮らすことになった主人公・大森一平(おおもり・いっぺい/香取慎吾)が、次第に家族の問題と真剣に向き合うようになり、やがて本気で社会を変えようと立ち上がる姿を、笑いあり、涙ありの完全オリジナルストーリーで描く、“選挙&ニセモノ家族ドラマ”です。今回放送のオリジナル作品『Hello Again』は、香取慎吾さんが11年ぶりにドラマ撮影に挑む舞台裏に密着したドキュメンタリー。俳優としての葛藤、主演としての責任、自分との対話など、香取慎吾さんの挑戦をカメラが捉えます。そして、その物語の先にあるものとは……?◇【コメント】香取慎吾「11年ぶりだからって……この番組こそニセモノだなんだよ『Hello Again』ってなんなんだよ」演出・原田和実(フジテレビバラエティ制作センター)「こんな貴重な舞台裏に密着でき大変光栄でした。11年ぶりの香取さんの表情が、とても印象に残っています。是非ご覧ください」■番組概要木曜劇場『日本一の最低男 ※私の家族はニセモノだった』FODオリジナル作品『Hello Again』(全1話)配信:2025年3月20日22時54分配信開始出演:香取慎吾他演出:原田和実(『ここにタイトルを入力』『有吉弘行の脱法TV』)プロデュース:上野貴央、北野 拓制作協力:ふなや制作著作:フジテレビジョンURL:(配信ページ)■番組概要木曜劇場『日本一の最低男 ※私の家族はニセモノだった』出演:香取慎吾志尊淳冨永愛増田梨沙千葉惣二朗向里祐香佐野玲於/堺正章(特別出演)/橋本じゅん中山美穂(特別出演)安田顕他脚本:<ニセモノ家族ドラマ編>・政池洋佑: 1、2、3、5話(『ハケンアニメ!』他)・蛭田直美: 4、6、7話(『舟を編む〜私、辞書つくります〜』他)・おかざきさとこ: 8話(『あなたがしてくれなくても』他)※話数順<選挙ドラマ編>・蛭田直美: 9、10話(『舟を編む〜私、辞書つくります〜』他)・蛭田直美大石哲也: 最終話※話数順音楽:yuma yamaguchi音楽プロデューサー: 岩崎太整剣持学人主題歌 :『Circus Funk(feat. Chevon)』香取慎吾(トイズファクトリー)プロデュース:北野拓 (『フェンス』『フェイクニュースあるいはどこか遠くの戦争の話』他)演出:・及川拓郎 (『アノニマス〜警視庁“指殺人”対策室〜』『ザ・クイズショウ』他)・村上牧人(『その女、ジルバ』他)・谷村政樹(『いちばんすきな花』他)制作協力:テレパック制作著作:フジテレビジョンURL:(配信ページ)(エボル)
2025年03月24日動画配信サービス「FOD」は3月29日 0時より、韓国BLドラマ『天気予報のような恋愛〜A Breeze of Love〜』の独占見放題配信を開始します。■シン・ジョンユ×ウ・ジハン主演、タイプの異なる2人が織りなすロマンス同作は、『ひかり男子高校生徒会』を制作したWHY NOTメディアと、『Blueming〜君に染まる』『変人上司に振り回されてます』などを手掛けるウェブトゥーン制作会社KENAZがタッグを組み、2023年に共同制作された作品です。晴れ渡る日に突然降りだす夕立のように、予測できない恋愛感情に振り回され、もどかしくも甘く優しい2人の世界を描いた瑞々しい恋物語。繊細な感情描写で、異なるタイプの2人の青春ロマンスを届けます。不眠症の復学生ドンウクを演じるのは、アイドルグループ「THE MAN BLK」出身で、歌手や俳優として活躍中のシン・ジョンユさん。長身で柔らかな外見を持ちながらも、慢性的な不眠に悩まされているため神経質で他人を寄せ付けないドンウクをクールに好演します。一方、注目の新鋭ウ・ジハンさんが演じるドヒョンは、体育学科在学中でバスケットボール部の主将を務める熱血男子。全てのことにまっすぐ突き進んでいくドヒョンの純粋さを、初々しい魅力で表現します。また、劇中のOST(オリジナルサウンドトラック)にも参加し甘い歌声を披露しています。◇【ストーリー】不眠症に悩むクールな学生と熱血男子の予測不能なラブストーリー大学でバスケ部の主将を務めるイ・ドヒョン(ウ・ジハン)。真剣にバスケの練習をしているが、チームは交代要員が1人だけという心もとない状況だった。そこで、同じ部のキム・ヘイン(イ・ソビン)は目前に迫る決勝戦のためにパン・ドンウク(シン・ジョンユ)を連れてくる。ドンウクは事情により休学しており、復学したばかりだった。しかし、ドンウクを見たドヒョンは明らかに不快そうな顔をする。実は、2人は高校時代の同級生だったのだ。ドヒョンはドンウクを嫌っており、バスケ部に迎えるのを渋る。一方のドンウクは、普段人を寄せつけない雰囲気を放っているにも関わらず、なぜかドヒョンのそばにいようとする。かつて、2人は一緒にバスケをするほど仲がよく、心を通わせていたのだが……。高校時代に出会ったドンウクとドヒョン。お互いに好感情だったはずが、その関係は突然の終わりを迎えてしまう。それから5年が経ち、偶然にも大学で再会したことからまた感情が動き出して……⁉ひょんなことからドヒョンの家で一緒に過ごすことになった2人の距離は急接近!酷い不眠症に悩むもなぜかドヒョンのそばでは眠気に逆らえないドンウクと、そんなドンウクとは反対に彼の隣だとドキドキして眠れないドヒョン。違う理由で眠れない2人の甘酸っぱい恋の行方は!?■番組概要『天気予報のような恋愛〜A Breeze of Love〜』(全8話)配信:2025年3月29日 0時〜独占見放題配信開始出演:シン・ジョンユ/ウ・ジハン/キム・ヒョンジェ/イ・ソビンスタッフ:・演出: キム・アヨン・脚本: イ・セランURL:(配信ページ)(エボル)
2025年03月19日フジテレビは3月20日正午より、ドラマ『HEART ATTACK』を、同社の動画配信サービスFODにて全話一挙配信します。また、長尺スポット映像と主題歌版映像を公開。さらに、主題歌を務める冨岡愛さんからのコメントも到着しました。(オフィシャルサイト)(配信ページ)■主題歌は冨岡愛が歌う「強く儚い者たち」に決定!同作は、『インビンシブル』や『ウォーキング・デッド』などの大ヒット・フランチャイズを手がけるクリエイター主導の米国マルチプラットフォーム・エンターテインメント企業・スカイバウンドエンターテインメントとフジテレビが共同で制作するドラマ。近未来の日本を舞台に、超常的な能力を持ち世間から迫害されているヴァリアントが抑圧や権力と闘い、運命的な愛情をスリリングな展開と刺激的な映像演出で描いた作品です。ヴァリアントの人々は、“奈落”という集落に隔離され、VCU(ヴァリアント犯罪課)という組織に常に監視されています。主人公・ウミン(21歳)は、ヴァリアントでありながら、VCUのスパイとして活動。もう一人の主人公エマ(23歳)は、インフルエンサーユニット“L”のメンバーとして、日々MAKUMAという動画配信プラットフォームでヴァリアントの自由と権利を求め動画を配信しています。微々たる特殊能力しかなかった2人が偶然出会い、手が触れると……。W主演のウミン役を寛一郎さん、エマ役を三浦透子さんが演じます。今回発表となった主題歌「強く儚い者たち」は、Coccoさんが1997年に発表した楽曲で、自身のシングルCDでは最大売上を記録。この大ヒット曲をシンガーソングライターとして活動する、冨岡愛さんがカバーします。冨岡愛さんの歌声は、ドラマの世界観や、迫害される主人公たちの心情を表現し、楽曲のタイトル通り「強く儚い者」=ヴァリアントともリンクします。今回のカバーは、オリジナルのサウンドから一転し、バラード調でアレンジされ、ドラマの雰囲気にぴったりな仕上がりになっています。名曲「強く儚い者たち」の詞の世界観とピアノとストリングスを基盤にしたサウンド、透明感ある冨岡愛さんの歌声がドラマの世界観をより深く彩ります。また、冨岡愛さんが歌唱する「強く儚い者たち」は、3月19日に配信リリースが決定しています。冨岡愛さんからのコメントが到着しました。◇【冨岡愛コメント】「ドラマの主題歌に初めて起用いただけて、とても嬉しいです。主題歌の「強く儚い者たち」はCoccoさんの楽曲で、私自身初のカバーリリースとなります。歌詞の世界観を自分の中に落とし込み、どう表現していくかを色々と考えました。その結果、自分の中にない新たな世界観を表現できたのではないかと思っています。『強く儚い者たち』の歌詞に込められた強さや弱さを、自分なりに消化し、思いを込めて歌いました。この曲が、ドラマとともに皆さんの心に届けられたら嬉しいです」さらに120秒の長尺スポット映像と主題歌版映像も公開。本編配信前に同作の世界観を堪能してみてはいかがでしょうか。<120秒スポット映像><主題歌版映像>また、配信を記念して完成披露試写会を行うことが決定しました!FOD史上最大のスケールで贈る『HEART ATTACK』を大きなスクリーンで鑑賞できます。この機会にぜひお見逃しなく!<募集詳細>■番組概要『HEART ATTACK』(全8話)配信:3月20日 正午からFODにて全話一挙配信予定出演:寛一郎三浦透子水間ロン早乙女太一向里祐香SAKURAめがね阿部久令亜白宮みずほ詩羽山田健人松浦りょう米本学仁清水くるみ富田健太郎ピエール瀧三浦誠己村上淳西田尚美岸谷五朗他原作:Skybound Comic Book『Heart Attack』by Shawn Kittelsenand Eric Zawadzkiスタッフ:・監督: 丸山健志 / 八神隆治(5話・7話)・脚本: 大浦光太 / 高徳宥介・主題歌: 冨岡愛「強く儚い者たち」・オープニング曲: bed「Kare Wa」・エグゼクティブプロデューサー: 石井浩二下川猛・Executive Producers: Robert KirkmanDavid AlpertRick JacobsGlenn GellerAsh Nukui・Co-Producer: Wes Mazda・プロデューサー: 加藤裕将鹿内植ビョンハジョン梶原富治制作プロダクション:ROBOT制作著作:フジテレビSkybound EntertainmentURL:・(オフィシャルサイト)・(配信ページ)・(120秒スポット映像)・(主題歌版映像)(エボル)
2025年03月12日ドリコムは、ウォルト・ディズニー・ジャパン協力のもと、3月3日にスマートフォン向けリアルライフ宝探しゲーム『Disney STEP(ディズニー ステップ)』のサービスを開始しました。3月5日から、俳優・神木隆之介さんと志尊淳さんが共演する、同ゲームの新TVCMを放映開始しました。■新TVCM「ミッキーと遭遇」篇、「まねっこ」篇を公開新TVCMでは、「あなたの街が物語の舞台となって、ミッキーたちと一緒に宝物を集めるリアルライフ宝探しゲーム」という『Disney STEP(ディズニー ステップ)』のコンセプトを表現しています。「ミッキーと遭遇」篇(15秒)、「まねっこ」篇(15秒)の2本で、俳優の神木隆之介さんと志尊淳さんが登場。CMでは初共演ですが、ドラマや映画での共演を通じてプライベートでは大の仲良しなのだそう。CMでは、街中を舞台に神木さんと志尊さんがゲームを楽しみながら二人がハイタッチをしたり、神木さんが志尊さんのハイタッチをあえて避け、セリフを真似したり、大げさに誇張した真似をするなど、コミカルで和やかな掛け合いをしています。演技とは思えないほどナチュラルで、2人の仲の良さが全面に出たCMになっています。公式YouTubeチャンネルでは、CM本編映像のほかCM撮影の様子を収めたメイキング映像も公開しました。撮影を振り返って神木さんは「撮影という実感がない。りゅうとじゅんって自分で言えているのが新鮮で役がない」、志尊さんは「(神木さんでなければお芝居とはいえ)このテンポ感出せないね」とそれぞれコメントしています。『Disney STEP(ディズニー ステップ)』公式Xアカウントでは、CMメイキング映像の一部のほか、2人が実際にゲームをプレイする様子をそれぞれが撮影したショートムービーなども順次公開します。す。■CM概要【TVCM】「ミッキーと遭遇」篇(15秒)、「まねっこ」篇(15秒)放送開始:2025年3月5日(水)~放送エリア:東京、大阪、名古屋、福岡、北海道、青森、岩手、仙台、福島、長野、静岡、石川、岡山・高知、広島、山口、愛媛、長崎、熊本、鹿児島、沖縄公式YouTube:公式XURL:(フォルサ)
2025年03月11日動画配信サービスFODは、2月18日より放送開始するMBSドラマ『アポロの歌』を、放送直後となる同日25時58分より独占見放題配信を開始しました。(配信ページ)■人間の愛と業を見つめる手塚治虫の漫画を実写化!ドラマ『アポロの歌』は、1970年に『週刊少年キング』で連載された鬼才・手塚治虫氏原作の壮大なSF青春ストーリー『アポロの歌』を現代解釈し、実写化した作品。原作の『アポロの歌』は、人間のダークな部分を掘り下げた手塚治虫のノアール作品=“黒手塚”とも呼ばれているマンガ。大きな叙情詩の中で、手塚氏が真っ向から愛を描き讃歌を謳った傑作として、いま改めて注目を集めています。手塚氏が「愛のいくつかのケースについて、それが人間の生き方とどうかかわりがあるかを描きたいと思いました」という言葉を残した物語を、手塚プロダクション監修のもと、現代解釈版の物語として蘇らせます。■佐藤勝利×髙石あかり、いま注目の二人がW主演!幼少期の母とのトラウマのせいで、愛を軽蔑して生きている大学生・近石昭吾役は、佐藤勝利さんが務めます。2011年に男性アイドルグループ「Sexy Zone」のメンバーとしてデビューし、映画『ハルチカ』や『ブラック校則』、連続ドラマ『青野くんに触りたいから死にたい』などで主演を務め、俳優としても頭角を現している佐藤さん。「2024年下半期 国宝級イケメンランキング」NOW部門1位に選ばれ、グループ改名後に実施した新メンバー募集オーディション企画『timelesz project』はNetflixランキング1位を獲得。ダウ90000・蓮見翔さんとのコントライブ『佐藤勝利のすべて』ではプロデューサーを務め、そのマルチな活躍にも大きな注目を集める佐藤さんが、同作で2年ぶりにドラマ主演を飾り、前人未到のパラレル・ラブストーリーに挑みます。また昭吾の幼なじみで、歌手になる夢を見ながらバーで働いている渡ひろみ役には、髙石あかりさん。映画『ベイビーわるきゅーれ』シリーズで大きな注目を集め、2024年には映画『新米記者トロッ子 私がやらねば誰がやる!』では第49回報知映画賞で助演女優賞を受賞したほか、映画『きみの色』での声優や日曜劇場『御上先生』のレギュラー出演。さらには2025年度後期放送予定のNHK連続テレビ小説『ばけばけ』のヒロインに大抜擢されるなど、その圧倒的な存在感と真摯で確かな演技力に、いま最も大きな注目が集まっています。監督・脚本は、『チワワちゃん』(2019年)、『疑惑とダンス』(2019)、『とんかつDJアゲ太郎』(2020年)、『真夜中乙女戦争』(2022)など、次々と話題作を発表して注目を集める二宮健氏が務めます。手塚治虫作品を長く親しんできたという二宮氏により新解釈版の『アポロの歌』が約50年ぶりに蘇り、この冬前人未踏の愛の物語が動き出します。レギュラーキャストとして、昭吾の大学の友人・下田役には、圧倒的存在感を放つ気鋭俳優・西垣匠さん。ひろみとバーで働く同僚の康子役には、実力派俳優・森田想さん。昭吾の母親・順子役には、数々の映画で存在感を放つ河井青葉さん。謎の男・山部役を演じるのは、マルチでユニークな才能に注目を集め続けているふかわりょうさん。昭吾の大学の教授・榎役は、中国映画、香港映画などにも多数出演し話題を集める実力派俳優・池内博之さんが務めます。◇【ストーリー】「そなたは何度もひとりの女性を愛するだろう。だが、その愛が結ばれる前に、そなたは必ず死なねばならぬ!」幼少期に起きた母親とのトラウマで、愛を憎むようになった近石昭吾(佐藤勝利)は、愛してもいない女性の家に転がり込んでは金をもらい生活を続けていた。幼馴染の渡ひろみ(髙石あかり)との関係だけは特別な何かを感じていたが、ある日、ひろみが自らに好意を抱いていることを知った昭吾は、愛を憎むが故に決定的な間違いを犯し、ひろみを死なせてしまう。行きついた世界で、昭吾は女神にある罰を言い渡された。それは「何度生まれ変わっても一人の女性を愛し、結ばれる前に死ぬ」というものだった。逃れられない転生のループと女神の啓示により、昭吾は哀しみと絶望のなかで愛と向き合うことになり……⁉■番組概要『アポロの歌』(全7話)配信:2025年2月18日 配信スタート毎週火曜日25時58分最新話配信※配信日時は予告なく変更となる場合があります出演:佐藤勝利(timelesz)、髙石あかり、西垣匠、森田想、河井青葉、ふかわりょう、池内博之スタッフ:・原作: 手塚治虫『アポロの歌』より・監督・脚本: 二宮健・オープニング主題歌: Dragon Ash「The Lilly」(Victor / MOB SQUAD)・エンディング主題歌: 家入レオ「No Control」(ビクターエンタテインメント)・音楽: haruka nakamura・プロデューサー: 上浦侑奈(MBS)、山邊博文(ギークサイト)、前田月(ギークサイト)・制作プロダクション: ギークサイト・製作: 「アポロの歌」製作委員会・MBSURL:・(オフィシャルページ)・(配信ページ)(エボル)
2025年02月21日あっという間に12月。2024年ももうすぐ終わりますが、みなさんの2024年はどんな一年でしたか?この一年に目覚ましく活躍した「今年の顔」ともいえる人々を讃える『GQ MEN OF THE YEAR』が開催され、授賞式会見にさまざまな分野の受賞者たちが集まりました。今年大活躍した話題の「気になる人」たちの、2024年の振り返りや来年の抱負コメントなどをまとめてご紹介します!■仲野太賀さん(俳優)仲野さんは山田孝之さんとW主演を果たした映画『十一人の賊軍』をはじめ、『本心』や『聖☆おにいさん THE MOVIE〜ホーリーメンVS悪魔軍団〜』など今年5本の映画に出演。また小池栄子さんとW主演した宮藤官九郎さん脚本のドラマ『新宿野戦病院』やNHK朝ドラ『虎に翼』への出演も話題に。さらに2026年の大河ドラマ『豊臣兄弟!』の主演に大抜擢。今から楽しみですね。これから演じてみたい役柄について「比較的お人好しなキャラクターが多かったり、癖があるけどなんだかんだいい奴みたいな役どころが多いので、救いのないヒール役をやってみたいです」とコメント。■杉咲花さん(俳優)杉崎さんは今年、映画『52ヘルツのクジラたち』、『朽ちないサクラ』に主演。ドラマ『アンメット ある脳外科医の日記』では記憶障害を患い、悩み、葛藤しながらも医師として懸命に立ち向かっていく主人公を熱演。また、放送中のTBS日曜劇場『海に眠るダイヤモンド』でも物語の鍵ともいえる役で注目を集めています。「リフレッシュは運転ですかね。去年免許を取って、今年は北海道を大移動しました。でっかいものを操っている感じが楽しいです!」と意外な趣味を明かした杉崎さん。過去に共演歴のある仲野さんと杉咲さんが「お互い当時とあまり印象が変わらない…」と笑い合う場面もありました。■ファーストサマーウイカさん(俳優・タレント)バラエティだけでなくドラマにもひっぱりだこのファーストサマーウイカさん。今年は大河ドラマ『光る君へ』で演じた清少納言役が記憶に新しいですね。これから演じてみたい役柄や、作品ジャンルを聞かれると「いろいろやらせてもらいましたが、『アンメット』『新宿野戦病院』を観て医療系ドラマにハマって、大変そうだなとは思うのですが、元ヤン外科医とか医療系をチャレンジしてみたいです」と回答。それを受けて杉咲さんが手術シーンの難しさを語ると「やっぱりやめておこうかな…(笑)」と場を沸かせました。■Number_i(アーティスト)今年1月、デジタルシングル「GOAT」で世界同時配信デビューを果たすとYouTubeでの再生回数は公開後3日で1000万回再生に到達。日本男性アーティストのデビューシングルとして史上最速記録を打ち出しました。その後も「BON」のMVの再生回数が2日間で1,000万回を超るなど目覚ましい活躍ぶり。紅白歌合戦への初出場も話題です。また、グループとして初めて世界最大級の音楽フェス「コーチェラ・フェスティバル」に出演した3人。それぞれが海外での挑戦を振り返るシーンもありました。「自分たちにとってもすごく刺激的でした。日本でもフェスに出たことがなかったので、何もかもが新鮮で記憶にも濃く残っています」(神宮寺さん)「純粋に楽しんでいました! 体感30秒くらいで、すごくあっという間で。音楽が好きという人が集まっていて、海外ならではの雰囲気も感じられていい経験でした」(平野さん)「鮮明な思い出です。たくさんの方に支えていただいたので、感謝の思いも込めて立たせていただきました」(岸さん)■堀米雄斗さん(プロスケートボーダー)東京オリンピックに続き、今年のパリオリンピック「スケートボード男子ストリート」でも金メダルを獲得し、2連覇を果たした堀米さん。奇跡の大逆転劇で日本中を沸かせてくれました。今後の活躍も楽しみですね。大舞台に立つ中、本番前のルーティンを聞かれた堀米さんは「僕はルーティンを作らないようにしていて。ルーティンがうまくいかなかったときに、自分でモヤモヤするのが結構苦手で…。アップのルーティンはあるのですが、その他は細かく決めていないです」とコメント。■北口榛花さん(陸上女子やり投げ日本代表)パリオリンピックの「女子やり投げ」で見事、金メダルを獲得。決勝の合間、フィールドでカステラをもぐもぐ頬張り、エネルギーチャージする姿も大きく取り上げられました。今回のようなブラックドレス姿は新鮮ですね。自身のルーティンについて北口さんは「多くて1つに絞れないのですが、試合のときは同じ服を着るとか、相手が強敵だったら10回ジャンプしたり、体を叩いたり、深呼吸したりが身に染みています」と回答。このほかに、ミュージシャンユニット・岡村和義の岡村靖幸さんと斉藤和義さん、現代美術作家の村上隆さんが登壇しました。■岡村和義(ミュージシャン)ユニット結成から一年、全国ツアーなど多忙な日々を過ごした岡村和義のおふたり。リフレッシュ方法を聞かれた斎藤さんは「旅行とかDIYですかね。ここ数年はギターを自分で作っているのですが、時間を忘れて没頭しています。ギター造りの魅力は、四角い板を切ってギターの形になると嬉しくなって、磨いたりして、音が出るようになるとさらに感動があるんです」と回答。岡村さんは「僕は仕事をしているときにリラックスできるのですが、強いて言えば浅草寺に行くことです」と語りました。■村上隆さん(現代美術作家)キュレーターやコレクター、映画監督など様々な分野で精力的に活動している村上さんはその原動力について「もう20年くらい、毎日あるお水を飲んでいます」と回答。健康を気遣う姿が印象的でした。まさに2024年を彩った顔ぶれが勢ぞろいした「GQ MEN OF THE YEAR 2024」。年末年始のお休みに、受賞者のみなさんの作品をチェックしてみてはいかがでしょうか。「GQ MEN OF THE YEAR 2024」2024年11月29日(金)発売の『GQ JAPAN』2025年1&2月合併号では、全受賞者のロングインタビューと撮り下ろし写真を掲載。また2025年1月31日(金)発売の『GQ JAPAN』3月号では、「GQ MEN OF THE YEAR 2024」授賞式当日のレポートが写真とともに掲載されるそう。気になる方は誌面でもチェックしてみてくださいね。
2024年12月10日フジテレビが運営する動画配信サービス・FODの事業戦略と新コンテンツを紹介する「FOD SHOWCASE’24」が先日、都内にて開催されました。イベントには、FOD作品に出演する遠藤さくらさん、伊藤健太郎さん、ピムチャノック・ルーウィーセートパイフーンさん、リリー・フランキーさん、斎藤工さん、寛一郎さん、三浦透子さんが登壇。マイナビウーマン編集部も会場に出向き、豪華キャストたちが語る作品の見どころや撮影秘話などを取材してきたのでレポートします!■FODは幅広いコンテンツ&サービスを展開予定第1部では、プラットフォーム事業部FOD事業執行責任者の野村和生氏より、有料会員数150万人を突破したFODの今後の戦略と方針が発表されました。今後は、強みである制作力を生かした地上波放送作品と連動した高品質なコンテンツ提供に加えて、過去に放送した人気番組や映画の提供、地上波ドラマの先行配信やオリジナルエピソードをはじめとしたオリジナル作品の大型企画、スポーツや音楽のライブ配信と多彩なコンテンツでさらに盛り上げていくのだとか。また、「FODでんき」や各種クレジットカードなどのアライアンスとの連動を強化していくことに加え、縦型ショートドラマ専用プラットフォーム「FOD SHORT」を2025年度にリリース予定だと発表。さらに、TOHOシネマズとの協業によって2024年12月20日より、全国のTOHOシネマズで、毎週金曜日にFOD会員がお得な価格で映画鑑賞できるサービス「FODフライデイ」が開始されるのだそうです。テレビ番組だけでなく、配信や映画などFODを通して幅広いコンテンツが楽しめるのはうれいしですよね!■FOD注目作品の出演キャストが語る見どころ第2部では、今後配信予定の注目作品の中から、FODオリジナル作品3作品、海外協業作品2作品より出演キャストが登壇し、それぞれの役どころや作品の見どころなどを語りました。◇『ペンション・恋は桃色 season3』ペンションに集まる、ちょっと“訳アリ”な人々が織り成す人情ドラマ『ペンション・恋は桃色 season3』からは、リリー・フランキーさんと斎藤工さんが登壇。2人らしい独特の空気感で行われたトークに、会場は笑いに包まれる場面も見られました。ドラマ現場に関してリリー・フランキーさんは、「僕らここを仕事だと思ってないんです。キャーキャー言いながらやっているんです。本当に楽しいんですよ」とコメント。すかさず斎藤工さんも「大好きなんですよ。僕らはこのドラマが。プライベートのような感覚です」と楽しみながら撮影に臨んでいることを明かしました。◇『トラックガール2』女性トラック運転手の日常を描くハートフルコメディドラマ『トラックガール2』からは遠藤さくら(乃木坂46)さんが登壇。仕事終わりのビールを楽しみに生きる主人公・鞍手じゅんを演じた遠藤さんは、どんな作品にしていきたいかと聞かれると「毎日の仕事が大変、疲れたという時に響くような内容なので、ちょっとした笑いと一緒にお届けできるような作品にしたい」と意気込みを述べました。◇『未恋~かくれぼっちたち~』“かくれぼっち”なZ世代のラブストーリー『未恋~かくれぼっちたち~』からは伊藤健太郎さんが登壇。本作では、“かくれぼっち”なイケメンこじらせ男子を演じた伊藤健太郎さん。自身が「かくれぼっちだなと思う瞬間は?」と聞かれると、「ありがたいことにあんまりないんですけど、しいて言うなら……」と恥ずかしそうに教えてくれました。「今日のような華やかな舞台に呼んでいただいたり、ファンの方々と交流させていただいたりすることが多いんですけど、そういうお仕事の後に、一人でスーパーで買い物をしていると“さっきまであんなにいろんな方々が周りにいたのに俺は今、ネギを片手に……”ってなる瞬間はかくれぼっちを感じますね(笑)」他にも、洗濯をしている時や掃除機をかけている時など、無心で何か家事をする時に感じることが多いのだそうです。◇『HEART ATTACK』FOD史上最大級のスケールで贈るSFドラマ『HEART ATTACK』からは、寛一郎さんと三浦透子さんが登壇。近未来SFが舞台という難しい世界観の本作に関して、寛一郎さんは、「日本のドラマでSFを見たことがないので、どうなるんだろうと思った。全く新しい世界感にわくわくしました」とコメント。続いて三浦透子さんは「台本からイメージを膨らませ、CG部分を想像しないといけないので、チャレンジだなと思いました」と胸の内を語りました。演じた役では特集能力を使える2人ですが、「自身はどんな特殊能力が欲しいか」と聞かれると、「仕事での移動が多いので、瞬間移動ができたらいい」と語る寛一郎さんに、三浦透子さんも共感している様子でした。◇『愛と欲望の階段~The Lady and Her Lovers~』タイ制作の話題作『愛と欲望の階段~The Lady and Her Lovers~』からは、タイのトップ女優ピムチャノック・ルーウィセートパイブーン(以下、バイフーン)さんが来日。美しいワンピース姿で登場し会場を魅了しました。本作では富と名声に憧れる美少女を演じたバイフーンさん。演じるにあたり意識したことを聞かれると、「幼い時から、大人まで困難を乗り越え、色々な経験ができました。色々なキャラクターを楽しんで演じました」と回答。さらに、今回の日本滞在で楽しみにしていることは「食べ物」だと話し、「イベントの後にすぐにでも食べに行きたい」と日本での時間を楽しみにしている様子でした。■発表会の様子を動画でチェック発表会の様子は一部動画でも紹介しています。ぜひチェックしてみてください!■FODの今後の展開に目が離せない!豪華キャストが語った見どころに注目しながら作品を楽しみたいですね。今回紹介された注目作品の他にも、FODではアニメやバラエティなど幅広いコンテンツを楽しむことができます。進化が止まらないFODの今後の展開に期待が高まります。(取材・文:杉田穂南/マイナビウーマン編集部)
2024年11月28日動画配信サービスFODは11月15日、タイBLドラマ『PIT BABE』の独占見放題配信を開始します。■大手小説投稿サイトで7億回以上読まれた大人気BL小説が実写化ドラマ『PIT BABE』は、タイの大手制作会社「CHANGE2561」が手掛けた初のBLシリーズ。タイの大手小説投稿サイトで7億回以上も読まれた大人気BL小説を実写化した作品で、カーレース界を舞台に展開されるエキサイティングなストーリーです。主人公ベイブに抜てきされたのは、タイBL『2Moons2』のフォース役を演じたPavel(パベル)。相手役チャーリーを演じるのは、同作がドラマデビュー作となるPooh(プー)です。他にも、『Oxygen』『Something in My Room』のNut(ナット)をはじめ、『THE MOMENT』シリーズや『Make A Wish』のPon(ポン)、『En Of Love』の第3部『This Is Love Story』のBenz(ベンツ)など、タイBLでおなじみの俳優たちが出演します。彼らの甘いマスクとは裏腹に、復讐や裏切りが渦巻くスリリングな物語。さらに、ドラマの撮影開始前にリアリティー番組『Boys’ Journey』で仲を深めた出演者たちによる息の合った演技も見どころです。◇【ストーリー】ピット・ベイブは特別な能力を誇り、タイのレース界に君臨する無敵のキング。ある日、彼の元に気弱そうな若者チャーリーが訪れる。レーサーを目指しているというチャーリーは、試験を受けるために憧れのベイブのレースカーを借りたいのだという。そんな彼に、好みにうるさく気難しいベイブは“俺を満足させてみろ”と強気に交換条件を突きつけるが、共に過ごすうちに柔和で人懐っこいチャーリーの魅力に溺れていくのだった。しかし、裏にうごめく黒い陰謀によりその恋は思わぬ方向へと動き出すことになる。■番組概要タイトル:『PIT BABE』(全13話)配信:2024年11月15日(金)独占見放題配信スタート出演:ナレート・プロームパオパン(Pavel)/クリティン・キティジャルワンナクル(Pooh)/ヘンマウィック・クワナンファイファン(Sailub)/タナポン・エイエムクムチャイ(Pon)/スパナット・ラオハパーニッチ(Nut)/オブニティ・リーラヴェッチャブタ(Ping)/アタニン・タニンパヌヴィワット(Benz)/パンタック・カンカム(Garfield)/スパコン・サオコー(TopTen)/キエティサック・ヴァタナヴィツァクル(Michael)/パタラポール・ワンロプシリ(Pop)/アスレ・ワッタナヤクル(Lee)/ヴォラリット・ヴァイジャイラナイ(S)スタッフ:・監督: ノパチャイ・チャイヤナームURL:(配信ページ)(エボル)
2024年11月15日フジテレビが運営する動画配信サービスFODは11月3日から、タイBLドラマ『Love in The Air』の日本リメイク版となる『Love in The Air-恋の予感-』(略名、LiTA)を先行独占配信します。■南雲奨馬、濱屋拓斗、鈴木曉、長妻怜央の若手俳優4名が主役2022年に制作されたタイBLドラマ『Love in The Air』は、Payu(嵐)、Rain(雨)、Prapai(風)、Sky(空)の4人が主役を飾る作品。2組の激しくも優しい愛の展開に、世界中で話題となりました。11月から開始するのは、同作の日本リメイク版。南雲奨馬さん、濱屋拓斗さん、鈴木曉さん、長妻怜央さんという注目の若手俳優4名が主演として出演します。彼らのフレッシュな演技と化学反応が、『LiTA』の世界観をどのように再現するか注目です。今回公開された、ロックバンド・リアクション ザ ブッタの「lowkey」を起用した60秒の先出し映像も必見です。11月2日には、オリジナルドラマ主演4人と日本リメイク版の主演4人が一堂に会するスペシャルイベント「Love in the Air-恋の予感-」完成記念試写会も開催予定です。■ドラマ概要タイトル:『Love in The Air-恋の予感-』配信: FODにて2024年11月3日(日)0時先行独占配信オリジナル原作:『Love in The Air』(タイ)メインキャスト:早瀬嵐士 役 / 南雲奨馬雨宮玲 役 /濱屋拓斗河合風磨 役 /鈴木曉(あさひ)空野快 役 /長妻怜央URL: (オフィシャルページ)(配信ページ)(公式Xアカウント)(フォルサ)
2024年08月27日取材・文:渡邊玲子撮影:洞澤佐智子編集:杉田穂南/マイナビウーマン編集部現在公開中の映画『お母さんが一緒』で、江口のりこさん、古川琴音さんと三姉妹を演じている内田慈さん。実は、内田さん自身も「3つ違いの三姉妹」という共通点がある。「慈」と書いて「ちか」と読む。芸名なのかと思いきや実は本名で、「厳格な教育指導をする父がつけてくれたこの名前から解放されたい」との思いから、なんと芸名を「内田地下」にしようと考えていた時期もあったのだそう(周りに大反対され、ギリギリのところで思いとどまったとか……)。■家を飛び出し始めた“家賃2万5000円の4畳半風呂無しアパート”生活「私は三姉妹の末っ子で。三姉妹みんな漢字一文字で、音(読み)は二文字なんですよ。末っ子ゆえ、特にあれこれ試行錯誤の上でつけてくれたようなんですが、文字通り『慈悲深い』とか『慈しむ』といった意味合いが込められていて。ことあるごとに父から『名前負けしないようにね』って言われていたので、私の中ではプレッシャーでしかなくて……。自分のことが嫌いだったので、演劇を始める時に名前を変えたいと思っていたんです」そう話す内田さんは、舞台を始め、数々の映画やドラマで活躍されていて、自分の好きな道を邁進しているように映る。でもじっくり話を伺ってみると、抑圧された環境から家出同然で抜け出し、20代半ばごろまでは、「阿佐ヶ谷の家賃2万5000円の4畳半風呂無しアパートを拠点に、バイトで食いつなぎながら小劇場の舞台に立つ日々を送っていた」というから驚かされる。「父は塾講師をしていたこともあって、教育に関してはとにかく厳格だったんです。だから私は何をやるにしても『どうせダメって言われるんだろうな』って、端から諦めがちでした。しかも、『ここは空気を読んでこうしとくか』みたいに、三女だからバランスを見てしまうところもあって。常に自分の感情を押し殺して生きている感覚がありました。でも、学生時代に演劇と出会って、初めて、ありのままの自分を認めてもらえた気がしたんです。『本当はもっとめちゃくちゃやってもいいんだよ』『別に変でもいいんだよ』って」阿佐ヶ谷時代は、まさしく「若い頃の苦労は買ってでもしろ」を地で行くような感覚で、「『いつかインタビューのネタにできるかも……!?』というくらい前向きに過ごしていた」という内田さんだが、「とはいえさすがにキツいと思う日もありました(笑)」と振り返る。「風呂無しどころか、洗濯機すら持ってなかったので(笑)。真冬に水しか出ないアパートのシンクで頭を洗ったり、溜め込んだ洗濯物を抱えて近所のコインランドリーまで何度も往復したりするのは、実際にやってみると『こんなにシンドイものなんだ!』って痛感させられたのも事実(苦笑)。ですが、『他の人があまり経験したことがないことを、いま私はやっているんだ!』という風に思えた、という意味では、どこか、自己肯定感のアップにもつながっていたというか。自分自身の新たな一面の発見になっていた気もします」■なかなか思うようにいかないフリー時代19歳で芝居を始めた当時は、役者をやるなら劇団や事務所に所属するのが一般的であることさえ知らず、チラシに印刷されていたオーディションの告知を見ては、芝居のジャンルや公演規模を問わず興味の赴くままに受け、フリーで活動していたという。芝居はあくまで自分が好きだからやっていることであり、「仕事と思ってなかったからこそ頑張れた」のだとか。25歳ごろから舞台だけでなく映像の仕事も始めたことで、自身でスケジュール管理をするのが難しくなり、事務所に所属。以降も、活動基盤を舞台に置きつつ、守備範囲も広げていった。だが、仕事環境にも慣れ、大抵のことは経験値で対応できるようになった世のアラサー女性が直面するのと同様、内田さんにも少しずつ心境の変化が生じ始めたという。「ちょうど30代半ばの頃に、『大きな冒険をするなら、今が最後のチャンスなのかもしれない』って、直感的に思ったんです。自分としてはまったく手を抜いているつもりはなくても、芝居を始めた時の衝動や情熱みたいなものが、だんだん持てなくなってきて……。どこか、こなしている感覚になっていたのかもしれません。他にもいろんなことが重なり、そのタイミングで長年所属していた事務所から離れる決断をし、マネージャーと2人体制での新たなスタートを切ったんです」だがそれからほどなくしてコロナ禍に突入。急に先行きが見えなくなったこともあり、「お互いもう一度見つめ直そう」と、マネージャーとそれぞれ別の道を進むことを決意。2年近く完全フリーランスとして活動していたものの、またしてもスケジュール管理の壁にぶつかって不安に感じていた時に、舞台『ガラスの仮面』で共演して以来、親交のあった貫地谷しほりさんから現事務所を紹介され、再び事務所に所属することにしたのだそう。■めんどくさい自分にとって芝居は「必要不可欠な心のリハビリ」慣れ親しんだ場所から離れ、予期せぬコロナ禍で完全フリーの大変さも身を持って知ったからこそ、自分にとってベストと思える環境と巡り合えた内田さんが、目指す未来とは?「4月クールのドラマ『Re:リベンジ-欲望の果てに-』で演じた岡田先生のように、キビキビ行動する役を振っていただくことも多いのですが、こう見えて私は、とてものんびりした人間なんですよ。役者の仕事の醍醐味って、自分が演じる役の人生を通して、分かり合えない他者とどう向き合い、いかに生きていくべきか……といった哲学的なテーマに、じっくり思いを巡らせることができることにあると私は思ってて。ゆっくりじっくりひとつのことに向き合える点が性に合っているなと思います」「年齢や経験を重ねるにつれ、『こういう時はこう対処すればラクなんだな』とか『こうすれば周りに迷惑をかけないんだな』ってだんだん分かるようになってきた部分もありますが、残念ながら私自身はまだまだめんどくさい自分のことを十分には飼い慣らせていません。きっと私は一生かけて自分自身となんとか折り合いをつけて生きていくんだと思います。役を演じる上でそれが活かせるのも、この仕事ならではですよね」1対1で真正面から向き合うインタビューというのは、どこかカウンセリングに近い部分もあって、普段自分では気づいていなかった“本当の私”に、ふとした瞬間向き合うことになったりもする。実際にこの日も、「いま、取材を受けながら自分でも初めて気づいたんですけど……」とちょっぴり戸惑いながら、内田さんは複雑な胸の内を明かしてくれた。「育った家庭環境によって抑圧されていなければ、きっとここまで自分のことをめんどくさいとは思わずに済んだかもしれないですが(苦笑)、もしもあの頃の私が自分のことをそれほど嫌いじゃなくて、もっと自分に自信があったとしたら、『芝居をしたい』とか『俳優になろう』なんて、思わなかったような気もするんですよね。だから、ひょっとすると全ての物事は、“表裏一体”とも言えるのかもしれないですね」「不思議なことに、お芝居をしている瞬間だけは自意識から解放されるんですが、舞台挨拶や何かで人前に立つ際は、無駄な自意識が邪魔をしていまだに緊張してしまうんです。それこそ、コロナ禍の緊急事態には『不要不急』という言葉が叫ばれましたけど、お芝居をすることは私にとっては決して不要不急ではなくて。ある意味必要不可欠な心のリハビリのようなもの。その切実さから生まれた表現が結果、観ている方たちにとっても切実に心動かすものであれば良いなと思っています」内田さんが言うように、自分のことを「めんどくさい」と思う瞬間は、日常生活を送っている中で私自身にもある。たとえば、SNSで何かを発信しようにも、「これを書いたらどう思われるだろうか……」と、躊躇してしまうこともたびたびだ。でも、内田さんが「自意識を忘れられる」芝居と出会い、めんどくさい自分と上手く付き合うためのリハビリを続けているように、私たちにも「自分で自分を認めてあげられる瞬間」が訪れると信じたい。そして「自分自身が何かに没頭するだけでなく、自分の推しが出ている作品を観たり聴いたりしている瞬間こそ、自己肯定感が得られているのかもしれない」と思ったりもする。ちなみに、内田さんいわく、「かつて、私が芝居をすることにあれだけ大反対していた両親も、今となっては手放しで応援してくれています。おかげさまで、父との関係も良好です(笑)」とのことなので、ご安心を。人間、何が自身を突き動かす原動力になるかなんて分からない。「表裏一体かもしれない」ことも自覚しながら心のリハビリに勤しみたい。『ありきたりな言葉じゃなくて』青春から遠くも近くもない32歳の藤田拓也は、町中華を営む頑固な父と愛想のいい母と実家暮らし。ワイドショーの構成作家として毎日徹夜でナレーション原稿を書き散らす日々が続いている。そんな時、先輩の売れっ子脚本家の推薦によって、ようやく念願の脚本家デビューが決まった。「脚本家」の肩書を手に入れ浮かれた気持ちでいる拓也の前に現れたのが、鈴木りえだった……。脚本家の青年と、どこにでもいる普通の“彼女”が出会い――。2024年12月20日(金)より全国公開©2024テレビ朝日映像
2024年08月21日動画配信サービスFODは、2024年7月からMBSドラマフィル枠で放送するドラマ『三ツ矢先生の計画的な餌付け。』を放送直後の7月25日(木)より独占見放題配信。以降、毎週木曜日25時59分から最新話を配信します。■イケおじ料理研究家×元球児の雑誌編集者のヒューマングルメラブストーリー『三ツ矢先生の計画的な餌付け。』は、大人の色気を纏った50代のイケオジ有名料理研究家・三ツ矢歩(演:山崎まさよしさん)と、元球児で、ピュアでまっすぐな雑誌編集者・石田友也(演:酒井大成さん)が“美味しいごはん”と“丁寧な生活”によって心を通わせていくヒューマングルメラブストーリーです。女性誌の環境に馴染めず悩んでいた石田友也は、先輩のピンチヒッターとして、急遽人気料理研究家の三ツ矢歩の担当編集になることになります。初めての訪問に卒倒するほど緊張していた石田でしたが、三ツ矢が振る舞う料理にすっかり胃袋を掴まれ……そして、自分とは違って丁寧な毎日をおくる様子に感銘を受けます。三ツ矢との出会いで、初めて仕事にやりがいを見いだせるようになった石田は、三ツ矢の自分を見つめる優しい視線や朗らかな性格、時折見せるかわいらしさに、単なる“仕事相手”ではなく、どんどん惹かれていき……。石田の三ツ矢を想う繊細な心理描写や、毎話登場する美味しい料理に、心と胃袋を掴まれること間違いなし!原作の温かい世界観にドラマならではのスパイスが加わった、暑い夏の深夜に癒やされるメロウ(優しく/心地よい)でグルメな作品が誕生します。テレビや雑誌に引っ張りだこの有名料理研究家・三ツ矢歩(みつやあゆむ)役には、ドラマ『奇跡の人』以来、26年ぶりの地上波“連続”ドラマ主演となる、シンガーソングライター・山崎まさよしさんが、三ツ矢のコラム連載の担当になる雑誌編集者・石田友也(いしだともや)役は、2023年放送のテレビ朝日系『王様戦隊キングオージャー』で主演を務めた若手俳優・酒井大成さんに決定。監督は、ドラマ『きのう何食べた?』の野尻克己氏、脚本は、Netflix『彼女』、映画『交換ウソ日記』の吉川菜美氏が手掛けます。孤食が社会問題となっている今だからこそ、ほんの少し立ち止まって、満たされる食事の在り方を感じてみませんか?毎週このドラマを見たあとは、きっと誰かを食事に誘いたくなるはず!ぜひ、心温まるグルメドラマを堪能してみてはいかがでしょうか。◇【ストーリー】若手の編集者・石田友也(酒井大成)は、女性誌の環境に馴染めず悩んでいた。そんな中、先輩のピンチヒッターとして、テレビや雑誌に引っ張りだこの人気料理研究家・三ツ矢歩(山崎まさよし)の担当になる。初めての訪問に卒倒するほど緊張していた石田だったが、三ツ矢が振る舞う料理にすっかり胃袋を掴まれる。さらに自分を見つめる三ツ矢の優しい視線、朗らかな人柄、時折見せる可愛らしさにすっかり惹かれていき……。大人の色気溢れる三ツ矢とピュアでまっすぐな石田の二人が紡ぐヒューマングルメラブストーリー。●番組概要●タイトル:『三ツ矢先生の計画的な餌付け。』●放送:2024年7月25日 放送スタート●配信:2024年7月25日 配信スタート毎週木曜日25時59分最新話配信※放送・配信時間については予告なく変更となる場合があります。●出演:山崎まさよし、酒井大成、川面千晶、三原羽衣、今森茉耶、丸山智己、宇野祥平●原作:「三ツ矢先生の計画的な餌付け。」著者:松本あやか出版社:ぶんか社(既刊:全2巻)●スタッフ:・監督:野尻克己・脚本:吉川菜美・音楽:原田智英・制作:レプロエンタテインメント・製作:「三ツ矢先生の計画的な餌付け。」製作委員会・MBS●URL:・(オフィシャルページ)・(配信ページ)(エボル)
2024年07月16日飲むバランス栄養食「カロリーメイト リキッド」の新TVCMに、声優&俳優として大活躍の津田健次郎さんが登場。3月30日(土)より全国で放映がスタートします。手軽に栄養補給できる「カロリーメイトリキッド」は、続けやすい3フレーバー展開。・まろやかなミルクの風味とコーヒーの優しい味わいの「カフェオレ味」・華やかなフルーツの香りとすっきりとした甘さの「フルーツミックス味」・爽やかなヨーグルトテイストでさらっとした飲み心地の「ヨーグルト味」■津田健次郎さんが猫とたわむれる姿は必見!新TVCMで津田さんが演じるのは、仕事も育児も頑張る父親役。慌ただしい日常の中で“からだの栄養”となるカロリーメイト リキッドを飲んだり、“こころの栄養”である愛猫とじゃれあったりしながら、自身の栄養を補給していく様子が描かれています。津田さん演じる父親が元気いっぱいの子どもにちょっかいを出されて慌てるシーンも。実生活でも2児の父という津田さんのリアルパパ姿は見逃せません。ちなみに飼い猫の声を担当しているのは、津田さんの大先輩にあたる声優の井上和彦さん。癒しの低音ボイスにも注目です。また大塚製薬の公式YouTubeでは新TVCMのメイキング映像も公開。愛猫役の“みーこちゃん”や子どもとコミュニケーションを取る津田さんの自然体な姿が楽しめます。また今回のCMに関する津田さんのインタビューも公開されました。▼CMの中で子どもにちょっかいをかけられて慌てるシーンが印象的でしたが、津田さん自身は子育てで苦労されたことなどありますか?子どもに仕事を中断されるみたいな、ああいう突拍子もない思い通りにならない、言うことを聞いてくれない、というところが、ああ大変だなあとは思うんですけど、子どもってそういうものなので、それはそれで一緒に楽しみながら過ごせたらなと思っています。▼CMの中で「怪獣」と呼ばれる子どもの姿が印象的でしたが、津田さん自身は昔、どんな子どもでしたか?ぼーっとした子どもでしたね。本当にマイペースで、ぼけーっとして過ごしていた、そんな覚えがあります。ちょっと周りのペースとあんまり合ってない感じのぼーっとした感じでしたね。▼津田さんのお子さんはどんなお子さんですか?よし、今時間あるから遊ぼうかっ!て時は全然、「ううん、別に」って感じだったり、自分が仕事し始めたら急に「遊ぼう」って来たりとか、自分の時間で生きてるなっていう天真爛漫な感じです。▼声優としても俳優としてもご活躍の津田さんにとって「こころの栄養」ってなんだと思いますか?やっぱり妻や子どもと一緒に過ごす時間が「こころの栄養」になっています。▼今回のCMでは、声優の大先輩である井上和彦さんと飼い主と猫という関係性での共演になりましたが、今後どんな役柄だ共演してみたいですか?和彦さんも低音の方なので、兄弟とか、大先輩に対して兄弟というのもなんですけど(笑)、親子とか、近い関係でぜひご一緒してみたいなと思います。カロリーメイト リキッド新TVCM 「吾輩は栄養である・怪獣との毎日」篇2024年3月30日(土)より全国でオンエア開始15秒 30秒 メイキング映像
2024年03月28日AIの音声認識サービスである『AleXa(以下、アレクサ)』。話しかけるだけで、音楽をかけたり、その日の天気を教えたり、調べたいことを検索したり、便利なサービスとして、家庭にも広く普及しています。野間口徹の息子がアレクサに尋ねたのは…?2023年8月17日、俳優の野間口徹さんは、SNSを更新。息子さんが『アレクサ』に夏休みの宿題の答えを尋ねているところを目撃したといいます。次男がアレクサに、ひそひそ声で夏休みの宿題の答えを聞いている。アレクサもウィスパーで答えている。— 野間口徹 (@nomaguchi_toru) August 17, 2023 バレたらまずいと思っているらしく、ヒソヒソ声で尋ねると、なんと『アレクサ』もささやき声で返していたそうです!実は『アレクサ』の音声機能には小声で返答するモードがあるとのこと。「アレクサってささやくのか…」と野間口さんも衝撃を受けたとつづっています。投稿を見た人たちからは、最先端の機能への驚きの声などが相次ぎました。・知らなかった!私もやってみたら、ささやき声で返してくれました!・ズルがかわいくて吹き出した。アレクサの気遣いがすごい。・使えるものを最大限に利用する、息子さんの発想は賢いです!・思わずふふって笑っちゃった。想像すると癒される。また、子供を持つ親たちからは「うちの子と同じことをしている」といった声も寄せられていました。この後きっと、息子さんは野間口さんに叱られたことでしょう。ズルはいけませんが、その場の様子を思い浮かべると、なんだかかわいらしくてクスッとしてしまいますね。[文・構成/grape編集部]
2023年08月21日9年ぶりに日本のドラマに出演した水嶋ヒロさん。12月7日に全10話が配信されたAmazon Prime Videoの『東京BTH~TOKYO BLOOD TYPE HOUSE~』第4話にゲストとして登場しています。同作の舞台は、稲垣吾郎さん演じるIT社長・ゴロー(O型)、要潤さん演じる整体師・ジュン(A型)、勝地涼さん演じる花屋・リョウ(AB型)が暮らすシェアハウス。“血液型トーク”を繰り広げる、新感覚のシチュエーションバラエティドラマで、水嶋さんは本人役を演じました。久々のドラマ出演について自身のブログに、「涼ちゃんとも吾郎さんとも色んな話ができたし楽しかった」と、久々に稲垣さん、勝地さんと共演した喜びを綴っています。そんな水島さんのインタビューが18日、「Yahoo!ニュース特集」で公開され、またたく間に拡散。タイトルは「水嶋ヒロはいま何をしてるのか?――表舞台から姿を『消した』理由、バッシング、家族を語る」。2009年、シンガーソングライター絢香さんとの結婚を発表し、翌年2010年から芸能活動が少なくなっているように見えた水嶋さんは、その間、所属事務所からの独立、自身の会社設立、経営、投資の勉強、小説執筆など、俳優業以外の仕事を模索していたといいます。目的は「人生で最優先している家族のために、場所や時間に縛られずに働きたいから」。家族へのあたたかい気持ちが、水嶋さん自身の言葉で語られていました。このインタビューを読んだ人たちからは、「今になって思えば、一つの仕事を極めるべきっていうのも呪いなのかもしれないですよね」「これは俳優業をやめたときに一度離れちゃったファンもまた好きになっちゃうナイスインタビュー」「すごいとしか言いようがない。自分の軸がある人は、どんな人でも素敵だなぁ」「姿を消したんじゃなくてクロックアップして目に見えない速さで動いてるだけ。高速のビジョン見逃してるだけ」など、水嶋さんの選んだ生き方、芯の通った思考に、共感やリスペクトを示す声が多数あがっています。自分は何を大事にして生きていくのか、どう在りたいのか――そんなことを考えさせられた人が多かったようです。
2018年12月18日人気ドラマ『カルテット』に出演し、ママ世代にも人気を集めた高橋一生さん。その高い演技力と甘いマスクのトリコになり、過去の出演作もチェックしようと考えている人は多いかもしれませんね。演じる役柄によって表情がガラリと変わる高橋さん、じつは時代劇にも多数出演しています。現代ドラマとは違った凛々しい顔つきも要チェックです!■高橋一生が出演した「大河ドラマ」はこんなにある!NHK大河ドラマといえば、実力のある役者が勢ぞろいした作品ばかり。出演するには話題性だけでなく、演技力も求められ、大河ドラマに抜擢されることは役者冥利に尽きるともいえるのではないでしょうか。高橋さんは子役時代に出演した『元禄繚乱』(1999年)をはじめ、数多くの作品に出演しています。あっさりした塩顔は、時代劇の世界にも絶妙にマッチ! 和風イケメンの姿をたっぷり堪能することができます。●『新選組!』(2004年)香取慎吾さん主演、三谷幸喜さん脚本で話題となった作品。高橋さんは松平定敬を演じていました。まだ初々しい表情がたまりません。●『風林火山』(2007年)内野聖陽さん主演で、武田信玄の軍師を務めた山本勘助を主人公とする作品です。高橋さんが演じたのは、信玄の側近、駒井政武。このときの演技が大河ファンにも注目され、じわじわと人気を集めるようになったと感じます。●『軍師官兵衛』(2014年)V6の岡田准一さんが、戦国時代の名軍師、黒田官兵衛を好演。高橋さんはその家臣、井上九郎右衛門を演じました。キュートな童顔が印象的な高橋さんですが、同作では髭をたくわえた凛々しい姿も見られます。●『おんな城主 直虎』(2017年)柴咲コウさんが主演を務める、現在放送中の大河ドラマ。高橋さんは鶴丸/小野政次を演じています。序盤からピンチに陥ると、ネット上には「かわいそう」「がんばれ!」という声が続出。しかし、この政次という人物、じつは裏切者として扱われることもあり…。そのときの複雑な心理描写も要チェックですね。■時代劇が苦手なら『信長協奏曲』を高橋さんの凛々しい姿は拝みたいけど、時代劇は話が難しくて苦手…。そんな人には、ドラマ『信長協奏曲』がおすすめです。現代で暮らす高校生・サブローが戦国時代にタイムスリップし、織田信長として生きることになるストーリー。史実を追いながらもコミカルな描写が多く、現代ドラマとしても楽しめます。高橋さんは、信長の妹、お市が嫁いだ浅井長政を好演。信長と友情を結びながらも、戦うことを選ぶまでの葛藤、そして長政のラストシーンは涙なしには見られません。『カルテット』では、飄々としながらも哀愁が漂う演技で多くの女性を引き付けた高橋さん。時代劇では、作品によって衣装や髪型が異なりますし、演じる役柄もさまざまで、見るたびにギャップ萌えしてしまうはず。まずは現在放送中の『直虎』で、カルテットとの違いを楽しんでみては。
2017年03月14日大ヒットした「かもめ食堂」や「めがね」で、日本映画の新たな頁を開いた荻上直子監督の最新作「彼らが本気で編むときは、」は、“もう癒し系とは言わせない”と監督自らが語る“真骨頂”と呼べる映画です。南カリフォルニア大学大学院の映画学科に留学していた20代の6年間、それから12年後、夫と生後間もない双子とともに再びアメリカ生活を送った1年間も、アパートの大家さんはじめ、周囲にはゲイ、レズビアン、トランスジェンダーの人たちが普通に暮らしていたのに、日本ではそうでないことに違和感を感じた荻上監督。ある新聞記事で、中学生の息子に「おっぱいがほしい」と打ち明けられ、彼に “ニセ乳” を作ってあげた母親の存在を知った監督は、このお母さんに会いに行きます。女の子になった息子を自然のこととして受けとめ、我が子を大切に思う気持ちを知り、自分の双子への愛情と変わらないと思った監督が、映画にしたいと切望したのがこの作品なのです。トランスジェンダーの女性・リンコ(生田斗真) の恋人・マキオを演じているのが、桐谷健太さん。普通の男性役ながら、セクシュアル・マイノリティであるリンコを、あくまで一人の女性として守り抜く姿勢の男らしいこと! そんな桐谷さんに、映画を作り上げるまでの熱い思い、この映画で到達した新境地についても、たっぷり語っていただきました。■小学校5年生のトモ。テーブルにコンビニのおにぎりが置かれている生活―― この映画に出演しようと思われたのは、なぜですか?「最初、マネージャーから電話があって、すごくいい脚本だと。母親が家を出て行ってしまった姪っ子が、元は男性だった女性と暮らしてる母親の弟と同居することになって…と聞いて、『ええっ、どういう話?』みたいにはなりましたけど(笑)。でも、実際に読んでみて、すごくええ脚本やなあと思ったし、今、オリジナル脚本で製作する映画は減っているから、これは映画らしい映画になるんじゃないかって、すごく感じた。監督の作品も観ていて、『ああ、空気を撮る監督やな』って感じたから、めっちゃ楽しみでしたね、はい」母・ヒロミ(ミムラ)と二人暮らしのトモ(柿原りんか)は、小学校5年生。帰宅すると、テーブルにコンビニのおにぎりが置かれている生活でしたが、ある日、母が男性と出奔してしまい、仕方なく書店勤務の叔父・マキオを訪ねます。マキオは、彼らの母親(りりィ)が暮らす施設で働く恋人のリンコと同棲しており、三人の共同生活が始まりますが…。―― この映画に出演する前と後で、トランスジェンダーに関する感じ方、恋愛観に変化がありましたか?「俺は東京に出てきたばっかりの時、ゲイの方にナンパされ、そこからこの業界、モデル事務所に紹介してもらったりして、ゲイやトランスジェンダーの友達がすごく多かったんです。いうたら僕も、大阪から出てきてマイノリティだったわけですよ。誰も知らない中、彼らはすごく優しくしてくれたし、中には下心あった人もいるかもしれないけど(笑)、でも、すごく仲良くて。その頃からの友達に『こういう映画やるけど、聞いてもいい?』って、いろいろ話を聞かせてもらって。だから、俺の中ではトランスジェンダーって言葉は、この映画をやるまで知らなかったっていうぐらい、あたりまえの日常やったから、よくいう “認める” とか “認めない” とか、そういうことじゃなくて、いろんな考え方があってそれでええやん…っていう考え方なんです」―― 当事者になってみて、初めてわかる差別があると思うのですが…。「当事者ということでいうなら、中学生の頃、自分はトランスジェンダーだと気づいた時が、思うことはすごく大きいんやないかと思う。だからこの映画を観ながら、その友達たちは俺には何も言わなかったけれど、世間に対する苦しみや悲しさを経験してきたのかなと、想いを馳せたりしました。役を構築する上で、友達に『トランスジェンダーの女性が、つきあう男性の共通点って、あったりするの?』って聞いたら、『それは健太、人それぞれだよ』と。普通、 “人それぞれ” っていうのはヒントにならないじゃないですか、ある種漠然としていて。でも俺、それですごい腑に落ちたんですよ。もちろん結婚を考えてるとしたら、すごく覚悟をちゃんとしてる人だと思う。で、その時に、『そうか、マキオってすげえ男らしい男なんやな』と感じた」じっとこちらの目を見つめながら、丁寧に真摯に言葉を紡ぐ桐谷さん。ワイルドな印象が強いけれど、大きいのにとても繊細な手をしていて、美しい指を組んだり解いたりしながら、時に笑いを取り、時にガキ大将のように豪快に笑い、時にホロリとさせるのです。■一番目立ちたい!よりも「斗真がきれいに見えるように」変化した新境地―― マキオは普通の男性ですが、母親は夫が他の女性と駆け落ちした辛い過去があり、姉は好きになった男を追って家を出てしまう…という環境。そんな中でトランスジェンダーの恋人と暮らす彼を演じるのは、なかなか難しかったのではないでしょうか?「マキオを演じる上で、いろんなリサーチをしたり、監督からは、監督の旦那さんのイメージなんだって聞いたり…。ダサくて話もおもしろくなくて…って、旦那さんのことをガーッて文句言った後、『でも、すごく優しいんです』と。それ、聞いた時に俺、すごく愛情を感じて、『何か、グッとくるなあ』みたいな…。それでまた、イメージもらったんですよ。でも、人を愛する気持ちとか傍にいたい気持ちは、別に俺と何ら変わんないって感じたから、それを核にして、無垢なマキオ像というか、マキオを生きられたと思ってますけどね」最初は馴染めなかったトモも、お弁当を作ってくれたりする優しいリンコに、少しずつ心を開いていきます。リンコはリンコで、世の中から哀しい差別を受けながらも、辛い気持ちを編み物で紛らわせ、トモの愛らしさにだんだんと母性が目覚めていき…。―― 生田さんの女性役、現場ではいかがでしたか?「斗真も、最初は苦労したと思う。メンタルな部分を作り上げながら、フィジカルな部分で肩幅が大きく見えないように、手がお兄ちゃんみたいにならないように…。やっぱりそこって重要じゃないですか。そういう意味ではすごく苦労していたし、撮影中、今回は女性陣が多かったから、みんなが注文を言いにくるわけですよ、そこはちょっと…みたいに。だから、俺は傍にいて支えることができたら…と、ホンマに今回、強く感じた。やっぱり斗真が美しく見えることが、この映画にとってすごく重要なわけですから。それと、監督も撮影前、『私もこれに賭けてます』と。『私の人生の第2章なんです』と言うてくれたんで、その監督のお手伝いを全力でしたいな、という思い。今までは、『自分が一番目立ったる!』としか思ってなかったわけですよ。まあ、それが作品のためにもなると思ってやってたわけですけど。でも、今回はそうじゃなくて、斗真がきれいに見えるように、斗真が心折れないように…と思ってて。現場にいた時に俺、今までと違う感覚に『アレ?』って思いました。でも、それはマキオがリンコさんを支えてることとシンクロしていたと思う」―― マキオはリンコさんの心の美しさに惹かれ、それ以外の部分はどうでもいいと選んだ人。内面の美しさが外側にも出ている女性ですが、生田さん、本当にきれいでしたね。「斗真はものすごい一生懸命やってて、俺は最初に脚本見た時から、合うやろなあとも思ったし、本当に可愛いかったし、だから、『可愛いよ』って常に声かけてた。斗真が言ってたのが、斗真もトランスジェンダーの友達がいて、話を聞いた時に、もちろんフィジカルな見え方も大事だけど、やっぱり気持ちだと。籍を変えてる人は、籍を変えてない人よりも自信を持ってて、自分はもう女性なんだっていう…、それだけで全然違うとか、そんな話を教えてもらったのかな。その時、気持ちをちゃんと持っていけばいいんだって思えた、って言ってた。俺もそれを聞いて、すごく腑に落ちたというか、斗真が、後半に向けてどんどんきれいになっていったし。だから、監督が長になって、みんなで一緒に世界観を作っていけたからよかったのかな、と俺は思うんですよね」■リンコさんと「キスしたい」「抱きしめたい」と、自分から監督に提案―― 生田さんとのシーンでは、いろいろ苦労話もあるのでは?「恋人同士の役なのに、監督に『男同士の友情に見えます。ちゃんと抱き合って、今!』とか言われながらっていうのが、最初の頃はありましたよ。でも、それがみんなで作っていく映画の醍醐味っていうか。あと、監督は空気を撮る人なんで、『この台詞をちょっと強く言ってください』とか『ここはこういう表情で…』っていう演出をしない。ドラマとかだとあるじゃないですか、カットがけっこうあるから。ここは強めで、ここは弱めでいきますか、みたいの…。お芝居によって役によって、いろいろあっていいと思うんですけど、監督の場合は、丸々無垢なこの人間そのもの、たとえばマキオが後ろ姿で、座ってるだけの背中だとしても、この人ってこういう人なんだな、と説得できるくらいの力量が求められてる、と俺は思ったんですね。だから、人を愛する気持ちってのを確認して、ただ表面的なんじゃなくて、無垢なマキオを生きるんだっていうんで、そこにいるんだってことで努力して。でも、俺はやれたと思っています、はい」―― 結婚してトモを養子にしたいと願うリンコさんに、「受け入れます、全部。真剣に考えよう、一緒に」と答えるマキオさん。男らしいなあ! と感動しました。「その後のキスシーン、実は台本になかったんですよ。俺が、『あそこは俺、キスしたい。抱きしめたいんですけど…』って言ったら、監督も、そういうシーンがないからどうしようかなって思ってたみたいで、『もしできるなら、ぜひやってみてください』と。斗真にも『ちょっとキスしたいねん』って話したら、『わかった』って。斗真とは、その前の連ドラの打ち上げでキスしてたからね。経験済みやったから(笑)」―― キスは本当にしてるんですか? よく見えなかったんですけど…(笑)。「してる、してる(笑)。そこも、荻上監督っておもしろいなぁと思ったんですよ。普通だったら見せたいじゃないですか。でも、唇重ねてるとこ、撮ってないし。この人っておもしろいな、すごいなって思った。監督はワンカットでずーっと撮るんですよ。お姉ちゃんが帰ってきて、トモが殴りかかって、みんなで話し合うシーンは、ものすごい回数を重ねたシーンなんです。普通だったら、撮り方ちょっと変えたりとかするかもしれないんですけど、監督はずーっと撮ってる。それが、俺はすごいな、監督には見えてるんだな、と思いましたね」桐谷さんも何度も語っているように、“空気を撮る”荻上監督のこの映画は、問題意識の強い作品ながら、映像が非常に美しく、音楽も登場人物の心象風景に伴走していて、決して途切れさせない時間の描き方が見事。思わず、「うーん」と唸ってしまう、心に余韻を漂わせる名場面がいくつもありました。―― 桐谷さんも、マキオになりきってリンコさんを受けとめていらっしゃいました。「マキオはきっと、お父さんが出て行ってからすごく傷ついて、お母さんももちろん荒れただろうし、その中で、女の人の怖さとか弱さとか嫌なところもいっぱい見てきて、もしかしたら、自分はもう誰かとおつきあいすることはないかもな…、ってあったと思う。そんな中、自分の想像を軽く超えた美しさに出会ったわけなんですよ。リンコさんとの出会いって、それまでは白黒だった世界がカラーになったくらいのこと。自分の人生を、輝く方向に変えてくれた人なんですよ。彼女がトモの母親になりたいって言った時、最初はびっくりした部分もあったかもしれないけど、でもマキオは揺るがず、この人が幸せなら、と思っただろうし。自分の人生を、丸々変えるような出会いだったわけですから」―― トモを一人置いて出ていってしまうお姉さんについては、どう思われますか? 『私は母親である前に、一人の女よ』という台詞がありますが…。「マキオから言わせてもらうと、お姉ちゃんの気持ちもわかるんですよね。だから、マキオは、大声で怒鳴ったりしないし、ボソッと『トモは、コンビニのおにぎりが嫌いなんだ』っていうような言い方で、相手に伝えようとする。それはきっと、マキオが痛みを優しさに変えることができた人だから。お姉さんはそうじゃなかった。でも、お姉さん役のミムラちゃんも言ってたけど、お姉ちゃんにもマキオのような男性がいてくれたら、そうはなってなかったと思うと。だから、単純にアカンとかって言えない。そりゃ自分の子供なんやから、一緒にいてあげるほうがいいに決まってる。そういう人を見ると、俺は感動する。家計や精神的とかも大変やけど、子供をグッと支えてる人を見たら、ええなあって思う。そんな人に、俺は感動するわけですよ」―― 桐谷さんご自身は、どんな家庭が理想ですか?「明るく楽しく、思ったことはちゃんとみんなで言い合うような…。みんなが、最初からデッカイ木を望んでるんじゃなくて、芽から育てていくのを楽しんでいけたら、そう、愛情の過程もじっくり楽しんでいけたらいいなあ、と思いますね」テレ臭そうに、そう語ってくださった桐谷さん。長身でたくましく、でも、繊細な感性で穏やかに包み込まれるような雰囲気は、“ダンナにしたい!”と、この映画からさらに人気急上昇中。“普通の男”の魅力を余すところなく描ききった、桐谷さん演じるマキオに、今すぐ会いに行ってください!第67回ベルリン国際映画祭 テディ審査員特別賞受賞(パノラマ部門、ジェネレーション部門 正式出品作品)「彼らが本気で編むときは、」脚本・監督:荻上直子出演:生田斗真、柿原りんか、ミムラ、小池栄子、門脇麦、柏原収史、込江海翔、りりィ、田中美佐子/桐谷健太フードスタイリスト:飯島奈美配給:スールキートス 2017年2月25日(土)から全国ロードショー
2017年02月22日