エピソード1として知られる『スター・ウォーズ/ファントム・メナス』の約100年前を舞台にしたオリジナルドラマシリーズ「スター・ウォーズ:アコライト」。この度、イ・ジョンジェが本作でジェダイ・マスターのソルを演じるまでの舞台裏を明かす特別映像が解禁された。本作の舞台は、正義の守護者ジェダイが銀河に多く存在し、戦争もなく平和であった“光”の時代。ある日、ジェダイの1人が殺害される事件が発生。真相を追うために動きだしたジェダイ・マスターのソルはかつて自分の弟子であった謎の主人公メイ(アマンドラ・ステンバーグ)と再会、密かに動きだしていた“巨大な闇”に立ち向かうことになる――。そんな本作でソルを演じるイ・ジョンジェは、韓国の大ヒットドラマ「イカゲーム」の主演を務め、第74回エミー賞でアジア人初となる主演男優賞受賞という快挙を成し遂げたアジアを代表する人気俳優。初監督を務めた『ハント』がカンヌを筆頭に世界中の映画祭へ出品されるなど監督としての活躍も目覚ましい。解禁された映像では、30年以上のキャリアを持ち、「スター・ウォーズ」(SW)が世界中に社会現象を起こす様子をリアルタイムで目撃してきたイ・ジョンジェが「『スター・ウォーズ』に出演できるなんていまだに信じられないです。子供の頃初めて映画館で観て圧倒されたことを今でも覚えています」と、念願であったSWシリーズ出演について喜びを打ち明けるコメントで幕を開ける。そんなイ・ジョンジェは自身が演じたソルについて、「ソルは非常に強い責任感を持つキャラクターです。高度な技術を持つジェダイ・マスターですが平和のためなら全てを懸ける覚悟のある人物です」と解説。さらに「ソルは何としてでも感情を出さずに本当の気持ちを隠そうとするのです」と意味深に語るように、ソルは聡明で強力なフォースの力を持つ〈ジェダイ黄金期〉を生きたジェダイとして尊敬を集める一方で、内面に葛藤を抱えた複雑なキャラクターとして描かれる。また、これまで様々なアションをこなしてきたイ・ジョンジェだが、「韓国でも剣術のアクションシーンの経験はたくさんありましたが、ライトセーバーのスキルは全く違うユニークな挑戦とすぐに気づきました」と語り、撮影前にライトセーバーを手に徹底的なトレーニングを積んでいる様子も。若いジェダイの先頭に立ちライトセーバーを構えるソルを映し出すシーンからも、忍び寄る〈ダークサイド〉を前にしたソルが死闘を繰り広げることに期待が高まる。監督を務めるレスリー・ヘッドランドは、「イカゲーム」を観てイ・ジョンジェにひと目ぼれし、熱烈なオファーを出したことを明かしている。「イ・ジョンジェは圧倒的な存在感を放つこともでき、一瞬で心を打つ演技に切り替えることができる数少ない俳優」と絶賛し、大抜擢した理由を打ち明ける。そんなイ・ジョンジェが演じるソルが映像内で、「お前はジェダイの武器を持っている。だがジェダイではない」と警告を送る、赤いライトセーバーを持つ謎のキャラクターは一体何者なのか。“ジェダイ黄金期”と“シスの誕生”に迫る本作は、正史を語るうえで絶対に欠かせない最重要作。「スター・ウォーズ」シリーズの、はじまりの時代を壮大なストーリーで描いていく。「スター・ウォーズ:アコライト」は6月5日(水)よりディズニープラスにて初回2話配信開始。(シネマカフェ編集部)■関連作品:スター・ウォーズ/ファントム・メナス(エピソード1)4K 2024年5月3日より全国25劇場にて公開©2024 Lucasfilm Ltd.
2024年05月24日「イカゲーム」のイ・ジョンジェが出演するオリジナルドラマシリーズ「スター・ウォーズ:アコライト」より、闇迫る緊迫感溢れる本予告映像とキービジュアルが到着した。本作は、『スター・ウォーズ/ファントム・メナス(エピソード1)』の約100年前のジェダイ黄金期を舞台に、銀河の謎、ダークサイドの勃興と台頭を追う物語。陽が沈みかけたある日、ひとりのジェダイが殺され、ライトセーバーが床に残されている衝撃的なシーンからスタートする今回の映像。「その平和は“偽り”だ…」と囁く何者かによって、ジェダイが狙われはじめ、マスター・ソル(イ・ジョンジェ)はその事件の真相を追うことに。そんな中、ソルが再会したのは、かつての弟子・メイ。2人が激しい戦いを繰り広げる様子も登場する。またラストでは、マスター・ソルをはじめとするジェダイたちがライトセーバーを交錯させ、闇に立ち向かっていく姿が観られ、“光と闇”の壮大な戦いを描いてきた「スター・ウォーズ」の根幹を揺るがすような、重要作になっていることを予感させる。監督のレスリー・ヘッドランドは、これまでシリーズで描かれてきた“光と闇”の戦いをふり返って「ルーク・スカイウォーカーら反乱軍対帝国軍、レジスタンス対ファースト・オーダーなど、弱者と組織の対立をテーマの一つとして繰り返し描いてきたと思います。でも本作では悪者たちが弱者で、ジェダイが組織側になるんです。ジェダイは慈悲深く、“光”の存在だから脅威ではないけど、彼らの勢力は悪者たちを圧倒的に上回っている、そんな時代を描きたかったんです」とコメント。そして「目を覚ましてすぐに悪人になろうと決心する人はいないはずです。多くの場合、人々は多くの苦しみと闘っていて、脅威を感じたり、劣勢を感じたり、みんなが自分に敵対していると感じて行動に移していくんだと思うんです」と悪役には必ず“闇”が生まれた理由があるとも語っている。「スター・ウォーズ:アコライト」は6月5日(水)より初回2話ディズニープラスにて日米同時独占配信開始。(シネマカフェ編集部)
2024年05月05日イ・ジェフン&イ・ドンフィら実力派俳優と、韓国のヒットメーカーが集結し、破天荒な熱血刑事が権力の腐敗を暴くために奮闘するクライム・サスペンス「捜査班長 1958」がディズニープラス スターにて独占配信中。先日、韓国・ソウルで行われた制作発表会の模様が到着した。会見は、フォトセッション、ハイライト映像の公開、記者たちとの質疑応答の順で進行。フォトセッションに登場した主人公ヨンハン役のイ・ジェフンは、ドラマのオープニングソングに乗って登場。続いてヨンハンのバディで“警察署の狂犬”と呼ばれるキム・サンスン役のイ・ドンフィ、ヨンハン率いるチームの一員で怪力キャラのチョ・ギョンファン役のチェ・ウソン、頭脳派の末っ子刑事ソ・ホジョン役のユン・ヒョンスが登場。イ・ジェフンとイ・ドンフィのツーショット撮影では、レトロなポーズを要求された2人が仲良くコッパッチム(小顔ポーズ)。フォーショット撮影では、4人で1つのハートを作り、ドラマさながらのチームワークを見せつけた。イ・ジェフン「応援する気持ちで観ていただきたい」本作は、最高視聴率70%を超えた韓国の国民的ドラマ「捜査班長」の前日譚を描く作品で、田舎出身の若手刑事が個性溢れる同僚3人とチームを組み、権力の腐敗を暴くため奮闘する痛快クライム・サスペンス。キム・ソンフン監督は「主人公のヨンハンが捜査班長になる前の、1958年から62年の間の話を描いています。当時の空気を感じられると思いますし、何よりここにいる俳優たちが皆さんを楽しませてくれるでしょう」と期待を煽る。イ・ジェフンは、「『捜査班長』に登場する4人がどのように集まったのか、どうやって犯人を捕まえるのか、僕自身が気になって、作品に参加することを決めました」とオファーを受けた理由を説明。また、「ヨンハンは(オリジナル作品では)経験の多い立派な刑事。でも、初めから有能な人物ではなかったのではないか、と考えました」とし、「無謀で周りが心配するような刑事がどのように成長していくのかを上手く演じたいと思いましたし、ヨンハンの“犯人を捕まえたい”という情熱とエネルギッシュな姿を表現したいと思いました。ヨンハンを応援する気持ちで観ていただきたいです」と続けた。オリジナル作品でヨンハンを演じたのがベテラン俳優のチェ・ブラム。今作でも1話に登場し、往年のファンを喜ばせた。イ・ジェフンは「普段は、台本読みにも準備万端で臨むため緊張はしない方なのですが、今回は初めての台本読みで(チェ・ブラム)先輩にお会いし、きちんと台本読みが出来たのか思い出せないほど緊張しました」と明かす。「2話までリーディングを終えた時、(チェ・ブラム)先輩が“ヨンハンは、悪い奴らを懲らしめて、弱い人を守る人。心に”怒り“が溢れている人物として演じてほしい”とおっしゃったんです。チェ・ブラム先輩の外見を似せるのは難しくとも、先輩の演じたヨンハンの心と精神は受け継ごうという気持ちで一生懸命演じました」とふり返った。ベストカップル賞候補!?イ・ドンフィ「相性は100%に近かった」サンスン役のイ・ドンフィも、「俳優になってから『捜査班長』をより深く知るようになりました。サンスンを演じるため素材集めをする中で、『捜査班長』を見て、本当にかっこいいと思いました。今見ても先輩方の演技は洗練されていますし、犯人逮捕への情熱と熱い思いが画面からも感じられたので、僕もそのスピリットを継承して、撮影していこうと思いました」と、オリジナル作品出演俳優たちへの尊敬の念を示す。オリジナル作品同様、今作でもヨンハンとサンスンのバディっぷりは健在。加えて、今作にはヨンハンのロマンス模様が描かれている。「ヒロインヘジュ役のソ・ウンスとイ・ドンフィ、どちらとベストカップル賞を取りたいか」という質問が出ると、困惑するイ・ジェフン。すると、イ・ドンフィが「僕が美しき敗北者になって、(ソ・ウンスさんに)ベストカップル賞を譲りたいと思います。僕たちはカップルではないですし、もしかしたらサンスンにも何か(ロマンス)ストーリーがあるかもしれないじゃないですか。皆さん、期待して下さい」と助け舟。するとイ・ジェフンも「それでは、心置きなくソ・ウンスさんを選びます」と乗っかり「ヨンハンのプライベートまでドラマの中で見せられれば、より内容が深くなり、幸せではないかと思いました。ヨンハンとヘジュのロマンスも大きな見どころですので楽しみにしていただきたいです」と加えた。とはいえ、バディの相性はばっちりだったそうで、イ・ドンフィは「相性は100%に近かったと思う」と断言。また「イ・ジェフンさんがいなかったら、僕たちは集まらなかったと思います。ヨンハンの後ろを僕たち三人が歩くシーンが多いのですが、イ・ジェフンさんの背中を見て、とても頼りがいを感じましたし、イ・ジェフンさんのおかげで僕たちが一つになりました」と語り、「僕たちが事件を解決する過程に集中できるよう、立派にリーダー役を務めてくれました」と信頼を寄せた。これを受けてMCは、イ・ドンフィ以外の3人に「あなたにとってイ・ドンフィとは?」と絆を試す質問。すると、イ・ジェフンは「愛です」と即答し指ハート。「ドンフィがいたおかげでリラックスできましたし、頼りになりました」と付け加えた。新鋭ユン・ヒョンス&チェ・ウソンのロールモデルはもちろん…また、ソ・ホジョン役のユン・ヒョンスは「僕のロールモデルは昔からイ・ドンフィさんなので、今回共演できて光栄でした。“リトルドンフィ”と呼ばれることが僕の目標です」と愛情をアピール。するとイ・ドンフィは照れを隠すように「もういい加減にしてほしいですよ。ドキュメンタリー撮影の時、チェ・ブラム先輩の前でもそういうのでとっさに“ここはカットしてくれ”と言いました」と言って笑った。この流れからロールモデルを尋ねられたチェ・ウソンは「僕はドラマのオーディションを初めて受けたとき、自由演技でイ・ジェフンさんの『建築学概論』をやりました。(ロールモデルは)もちろん、イ・ジェフンさんです」とニコリ。イ・ジェフンも、うれしそうな表情を浮かべていた。これが生まれて初めての記者会見というチェ・ウソン。キャスティングされたときの心境を「うれしくて我を忘れました(オルトルトラダ)」と言おうとして、「気が乗りませんでした(トルトラダ)」と思わず言い間違えるハプニングも。「ギョンファンがどんな人物なのか検索したところ、とてもガタイが良かったので、食事量を増やして、25キロほど増量しました。本当にきちんとやり遂げたかったので、(オリジナル作品でチョ・ギョンファンを演じた)チョ・ギョンファン先輩の姿を細かいところまで真似できるように研究しました」と熱弁。役に対する真摯な姿勢をアピールし、名誉挽回を図った。またユン・ヒョンスは、「今作のオーディションを受けることになった時、家族が喜んでくれました。特に祖父は、”オーディション上手くいったみたい“と話したら、ハグをしてくれました。親孝行者になった気分でした」と胸を張った。イ・ドンフィ「僕は大賞がほしいです」昨年「2023 SBS演技大賞」で大賞を受賞したイ・ジェフンには、早くも今作での受賞を期待する声が。イ・ジェフンは「僕が望むのは大賞ではなくて、チームワーク賞です」と“模範”解答。すると隣にいたイ・ドンフィは「僕は大賞がほしいです。とはいえ、大賞は資格がないので、何でもいいので個人賞がほしいです。期待しています」と本音を話して笑いを誘った。最後はキム・ソンフン監督が「10話の中に多彩なエピソードを盛り込もうと努めました。その時代の空気感を皆さんに紹介するための工夫もしました。厳しい環境の中で4人の俳優が素晴らしい演技を見せてくれました」と俳優陣をねぎらう。そして「編集をしながら、最初の観客として楽しく観ましたし、作品の出来に満足しています。皆さんにとってもいいプレゼントになることを願っています」と話し、イ・ジェフンも「今この時代にもこんな捜査チームがあったらいいのに、と思いながらご覧いただきたいです。冷たい時代に、人情を感じるヒューマンドラマとして皆さんの記憶に残ってくれたらうれしいです」と語り、1時間の会見を締めくくった。「捜査班長 1958」は毎週金・土曜日1話ずつディズニープラス スターにて独占配信中(全10話)。(シネマカフェ編集部)
2024年04月25日韓国ドラマ『私の夫と結婚して』で話題の俳優イ・イギョンのファンミーティング『2024 イ・イギョン ファンミーティング』の追加公演が決定した。イ・イギョンの初来日となる本公演は、7月21日(日) に東京・ヒューリックホール東京で開催。17時開演の回に加え、13時開演の回が発表になった。ファンミーティングでは、ヒット曲『칼퇴근(定時退勤)』の生歌唱やハイタッチ会などが行われる。また、現在イ・イギョンの日本公式Xでは、ファンミーティングで歌ってほしい日本の曲も募集している。追加公演のチケットは、先行抽選を5月1日(水) まで受付中。★イギョンさんからのメッセージ<公演情報>2024 イ・イギョン ファンミーティング2024年7月21日(日) ヒューリックホール東京開場12:20 / 開演13:00 ※追加公演開場16:20 / 開演17:00■追加公演先行抽選受付:5月1日(水) 23:59までチケットはこちらから()イ・イギョン日本公式X:イ・イギョン日本公式イベントサイト:
2024年04月25日イ・ジェフン&イ・ドンフィら実力派俳優と、韓国のヒットメーカーが集結した「捜査班長 1958」がディズニープラス スターにて4月19日(金)より独占配信開始。この度、刑事4人が集結したキービジュアルと大迫力のティザー予告も到着した。「捜査班長 1958」は、破天荒な若手刑事が個性溢れる同僚3人とチームを組み、権力の腐敗を暴くために奮闘するクライム・サスペンス。韓国で記録的大ヒットとなった犯罪捜査をテーマにした伝説的ドラマ「捜査班長」の前日譚となる。1958年、田舎からソウルに赴任し、個性溢れる同僚3人とチームを組むことになった主人公のパク・ヨンハン刑事。人々のために新たな人生を歩む刑事たちの姿を描き、捜査ドラマのロマンスとユーモアが詰まったストーリーが現代に復活する。主人公のパク・ヨンハンを演じるのは、「復讐代行人~模範タクシー~」シリーズでは悪を成敗する“復讐代行人”を演じて人気を集めたイ・ジェフン。根性があり人間味のある刑事役を熱演する。警察署の狂犬といわれるほど恐ろしい警察官キム・サンスンには、イ・ドンフィ。「カジノ」シリーズで見せた鋭い表情が記憶に新しいところだが、今回も存分に狂気を放つ。「九尾の狐とキケンな同居」など新人俳優として注目度の高いチェ・ウソンは、怪力の持ち主青年チョ・ギョンファンに、「ラケット少年団」「ワンダフルデイズ」のユン・ヒョンスは、エリート警察官のソ・ホジョンに扮する。また、大ヒットドラマの復活にスタッフ陣にも韓国のヒットメーカーが集結しており、演出は『コンフィデンシャル/共助』『王宮の夜鬼』などのキム・ソンフン監督、ヒット作を企画するMBCドラマIP開発チームが発掘した新人脚本家のキム・ヨンシンが執筆を担当。さらにクリエイターとして、ドラマ「ヴィンチェンツォ」「キム課長とソ理事~Bravo! Your Life~」「熱血司祭」などを執筆した作家のパク・ジェボムが参加している。ティザー予告は、冒頭で老人となったパク・ヨンハンが映し出され「俺の名を知ってるか?」と問いかけるところから始まる。「刑事パク・ヨンハン」というテロップとともに、時代は1958年へ。若き頃のヨンハンがこちらへ向かってジャブを打ちながら現れると、スーツに身を包んだ4人の刑事たちが、ガラスを粉砕、殴り込んで大暴れ!本気モードにギアがかかったヨンハンがロッカーの扉を盾に刀と戦うシーンや、「なぜ殺した!」と犯人に詰め寄りながら頭に拳銃を突き付けるシーンは大迫力。「この世に捕まえられないヤツはいない」というテロップの通り、どんな手を使ってでも犯人を探し出す4人の熱きチームプレーが映し出されている。キービジュアルには、パク・ヨンハンを筆頭に、キム・サンスン、チョ・ギョンファン、ソ・ホジョンら4人が1950年代を再現した街並みをバッグに登場。「あの頃、正義を貫く熱血刑事たちがいた」というキャッチフレーズは、大ヒットドラマ「捜査班長」に次ぐ、新たな熱い伝説を予感させるものとなっている。ストーリー時は1958年、野蛮な時代の韓国ソウル。地方から赴任してきた牛泥棒専門の田舎者刑事パク・ヨンハンが、狂犬とあだ名される後輩のサンスン、怪力を誇る青年ギョンファン、エリート新人のホジョンの3人とチームを結成し、醜悪な犯罪に立ち向かう。汚職にまみれた刑事たちの中で、信念を貫くヨンハン。彼の型破りな捜査と熱い信念で、チームは堕落した権力に立ち向かい、人々のための刑事に生まれ変わるべく成長していく。「捜査班長 1958」は4月19日(金)より毎週金・土曜1話ずつディズニープラス スターにて独占配信(全10話)。(シネマカフェ編集部)
2024年04月12日映画配信サービス「JAIHO(ジャイホー)」では「イ・チャンドン レトロスペクティヴ4K」としてイ・チャンドン監督自ら指揮を執ったレストア作業により新たな命を吹き込んだ全監督作6作品と、彼の制作と人生の原点を語るドキュメンタリーを4Kスペックで独占初配信中。この度、ある女性の魂の喪失と再生を描いた『シークレット・ サンシャイン 4Kレストア』の配信に合わせ、イ・チャンドン監督、チョン・ドヨン、ソン・ガンホが撮影当時の想いやタイトルに込めたメッセージについて明かすインタビューが到着した。『イ・チャンドン アイロニーの芸術 4K』イ・チャンドン監督は「メンター」名優ソン・ガンホが出会い語る「私のメンターです」イ・チャンドン監督に対し、絶大な信頼を寄せる名優ソン・ガンホ。『パラサイト 半地下の家族』や『ベイビー・ブローカー』など、いまや世界に知られる名優の1人だが「『グリーンフィッシュ』の撮影現場に足を踏み入れたときのことを覚えています」と、イ・チャンドン監督のデビュー作当時の撮影現場を懐古する。『グリーンフィッシュ4Kレストア』「『グリーンフィッシュ』は、韓国で最高の俳優たちが出演していました。ハン・ソッキュ、シム・ヘジン、ムン・ソングンです。私は最初の撮影に立ち会っており、監督が私を皆に紹介してくれました」と思い起こす。「彼は私を褒め続け、人々に紹介してくれたのですが、 私は恥ずかしかったです」というソン・ガンホ。そして「皆、監督が私を褒めているのを聞いていましたが、それが私に自信を与えてくれたと思います。その自信は撮影が終わるまで続きました」と言い、「彼は私に自信を植え付けてくれた、そして私のキャリアは彼のおかげであるようなものです。本当に貴重な時間でした。彼は特別な人です」と感謝する。本作の脚本については「読んでいてとても楽しかった」と語る。「演じたジョンチャンは普通の男のように話し、行動しますが、イ・チャンドン監督は彼をとても興味深い人物に変えました」と解説。「彼は自動車修理工場を営んでいますが、自分で手を汚しはしません。彼はオーナーであり、常に清潔で身だしなみを整えることを心がけているのです」と言う。そして「これは(チョン・ドヨンが演じる)シネの物語です」と加える。「ラブストーリーですが、その中心にシネがいます。私の役はどちらかというと助演だと思います。彼女のキャラクターは感情が極端です。私のキャラクターは普通の男です。彼はシネが感じていることを、同じように感じることができません」。そして、そのことを監督に正直に打ち明けると「『正直でいてくれてありがとう』と感謝してくれました」と明かす。「『私は自信がない』と話すと、監督は私を信頼していると言ってくれました。もし私ができると言っていたら、彼は私に信頼を置いてはくれなかったでしょう。無理にやらなくても良いと言ってくれました」と、当時の貴重なエピソードを語った。チョン・ドヨン「自分を超えるチャンスをもらえた」本作で、韓国人として初めてカンヌ国際映画祭で女優賞を獲得したチョン・ドヨン。出演を決める前に「脚本を読む必要を感じませんでした。この作品はイ・チャンドンが監督し、ソン・ガンホが出演するのです」「私はただ出演したいと思いました」という。「自分を超え、さらに上を目指してほしい」と撮影時、イ・チャンドン監督からそんな言葉をもらったことも明かしたチョン・ドヨン。「当時、その意味が私にはわかりませんでしたし、いまでも正確には分かっていません。この作品は精神的にも肉体的にも消耗が激しかったのですが、自分を超えるチャンスをもらえたと思います」とふり返る。それでも「上達したと自分でもわかりました」と話し、「観客の皆さんにもそれを感じて頂ければと思います。それが私にとっての『シークレット・サンシャイン』の意味なのです」とメッセージを送る。また、ソン・ガンホとの共演については「ガンホさんは常に我々の一歩先を行っています」と言う。「役者としてもっと頑張ろうという気にさせてくれます。尊敬せずにはいられない人です」と語り、「彼と一緒に仕事ができてうれしいです。長い間、 一緒に仕事がしたいと思っていたのです」と夢が叶ったことを感謝した。映画の舞台が密陽(ミリャン)である理由ほとんどがミリャンという都市で撮影されている『シークレット・サンシャイン』。「なぜ、この街を選んだのか?」と質問を受けたイ・チャンドン監督は「主たる理由はこの都市の名前にあります」と明かす。「ミリャン(密陽)の漢字である『密』はを意味しますが、またという別の意味も持っています」と言い、「基本的に、都市の名前を訳すとなのですが、我々はという意味も与えました。ミリャンは韓国の典型的な中規模の都市です」と語る。「ミリャンについて我々は何も知りません。この都市の情報は何も持ち合わせていません。大都市の粗雑なミニチュアに過ぎません、この都市がかつて持っていた美しさ、優美さが奪い取られ、この都市で美しかったものが隠されてしまったのです」と話し、「このメッセ―ジを表すものが、作品中のジョンチャンの台詞にあります。『ここはよそと同じだよ』。そのため「『なぜそこに住まなければならないのか?』という疑問が生じます。にも関わらず、生きる理由はその都市自体にあり、理由は壁の中に隠されていると私は思いました。その中に救いが見いだされなければなりません」と監督。「現実が特別美しいとか意味があるということではなく、この残酷で陰鬱な都市の中にさえ、生き続けなければならない理由があるからなのです。もし神が存在するならば、神は我々にこう言うでしょう。そしてそれが本作を通して私が伝えたかった物語なのです」とその想いを語っている。『シークレット・サンシャイン 4Kレストア』はJAIHOにて配信中。『イ・チャンドン アイロニーの芸術 4K』※常時配信『バーニング 劇場版4K』※常時配信『ポエトリー アグネスの詩4Kレストア』※常時配信『シークレット・サンシャイン 4Kレストア』※常時配信『オアシス 4Kレストア』【配信開始3月5日】※常時配信『ペパーミント・キャンディー 4Kレストア』【配信開始3月13日】※常時配信『グリーンフィッシュ 4K レストア』【配信開始3月23日】※常時配信(シネマカフェ編集部)■関連作品:シークレット・サンシャイン 2008年6月7日よりシネマート六本木ほか全国にて順次公開© 2007 CINEMA SERVICE CO.,LTD. ALL RIGHTS RESERVEDポエトリー アグネスの詩 2012年2月11日より銀座テアトルシネマ、新宿武蔵野館ほか全国にて公開© 2010 UniKorea Culture & Art Investment Co. Ltd. and PINEHOUSE FILM. Allrights reserved.バーニング 劇場版 2019年2月1日よりTOHO シネマズ シャンテほか全国にて公開©2018 PinehouseFilm Co., Ltd. All Rights Reserved
2024年03月03日イ・ジェウクと、「U-KISS」出身のイ・ジュニョン、「都会の男女の恋愛法」のホン・スジュが共演するディズニープラス「スター」オリジナル韓国ドラマシリーズ「予期せぬ相続者」が、本日2月28日(水)より独占配信開始。それに先立ち、2月26日(月)、韓国・ソウルで制作記者会見が行われ、主演の3人とミン・ヨンホン監督が、ドラマの見どころやキャラクターの魅力について語った会見の様子が到着した。今作は、巨大財閥グループのオーナーの隠し子イナと、“殺人者の息子”のレッテルを張られた青年テオ、貧乏育ちのヒロイン・ヘウォン。社会の頂点に立つべく、危険なプロジェクトを画策した3人の若者の運命を描くリベンジ・ミステリー。まずは作品の見どころについて、ミン監督は「韓国トップの座に立つという欲望を持ち、同盟を結んだ若い男女が、成功のために何を選択し、どんな風に困難を乗り越えていくのか、その先にはどんな未来が待っているのか。それを推理しながら観ると楽しいドラマです。視聴者の方が、"自分だったらどんな選択をするだろうか"と考えながら観ることができるよう、見せ方にこだわりました」とコメント。続けて「“韓国最大の財閥グループのトップにつく"ということがどれだけすごいことなのかを感じていただくため、財閥家の人々の家のセットや小道具にも気を遣いました。華やかな財閥世界にも注目していただきたいです」と語った。続いて、野心家のテオ役を演じたイ・ジェウクは「台本を読んだとき、とてもおもしろく興味深いと思いました」と明かす。「演じる僕たちも推理しなければいけない部分も多く、次の内容が気になるあまり、監督に続きのストーリーを聞きに行ったりもしました。トップにのしあがるべく3人が経験する熾烈な戦い、環境の変化と成長も見どころです」と台本のおもしろさに言及した。また、「テオは感情を表に出さない人物なので、ちょっとした表情や手の動きで感情や状況を見せるよう演じました。監督が細かい動きまでキャッチしてくださったおかげで、上手く表現することができたと思います。これまで演じてきた役柄とは180度違う役なので、新しい僕の姿を見ていただきたいです」と自信を覗かせた。財閥家の婚外子として生まれ、本家に疎まれて育ったイナを演じるイ・ジュニョンは、「僕は“クムスジョ(裕福な家の子供)“役とは縁がないと思って生きてきましたが、今回台本を受け取ってみたら、クムスジョでとても驚きました。イナは、表向きは天真爛漫でテンションも高く何も考えていなそうに見えるけれども、実は裏の顔があるという設定なので、演じていてとても楽しかったです。特別な役作りをするというよりも、台本の流れにうまく乗ってストーリーに入り込むことを優先し、常に“イナならどうするか”“イナならどう考えるか”を想像しながら演じました」と説明。近年悪役の印象が強いイ・ジュニョンだが、今回は笑顔も多いそうで「明るく自由奔放な姿、僕の等身大の姿が見られると思います」と付け加えた。今作で初めてヒロイン役を演じたホン・スジュは、大きな記者会見に参加するのもこれが初めてということで、少々緊張気味に「シリーズものへの出演は、初めてと言っていいくらいだったので、撮影現場でもとても緊張していましたが、監督が配慮してくださったおかげで楽しく撮影できました」とコメント。「役作りについては、大学生時代のへウォンと5年後に社会人となったヘウォンを演じ分けるために声のトーンを変えたり、ヘウォンの心理変化や感情変化をスタイリングの違いで見せたりしました」と答えた。そのチームワークの良さから、配信前にもかかわらず、ドラマを待ち望むファンから早くも「ロロズ」(原題「ロイヤルローダー」の頭文字をとって)という愛称で呼ばれている3人。ムードメーカーのイ・ジュニョンを中心に、撮影現場も和気あいあいとしていたそうで、特に、イ・ジュニョンとイ・ジェウクは、監督に「これからも長く友達でいられそう」と言わせるほど息ぴったりだったという。イ・ジュニョンが「僕はこれまで同世代の俳優さんたちと共演した経験があまりないので少し心配もしましたが、心配していたのがウソのように、とても楽しく撮影ができました。あまりに楽しすぎて、ジェウクさんとはお互い目を見るだけで笑ってしまって、NGを連発したことも。僕たちの抜群のケミストリーは、映像で確認していただきたいです」と自信たっぷり。MCがイ・ジェウクにもケミについて質問を投げると、イ・ジェウクが話している間も、隣でじっとイ・ジェウクの目を見つめるイ・ジュニョン。その視線に気づいたイ・ジェウクが「プレッシャーだよ」と苦笑いする様子に、会場からも笑い声が起こっていた。高校時代の同級生という設定の2人は、劇中、学生服姿も披露。イ・ジュニョンは「撮影で制服を着るたびに“これが最後かな”と思うんです。今回も感謝しながら着させていただきました。努力したことと言えば、高校生に見えるように1日2回ずつ髭を剃ったことかな。でも、思ったよりもすぐに生えてくるんですよ(笑)普段はしない顔パックをしてみたりもしました。色々な挑戦をした作品でしたね」とユーモアを交えてコメント。イ・ジェウクは「僕は申し訳ない気持ちで制服に腕を通しました(笑)実際の校舎で撮影したので、撮影の合間には学生気分に戻ってジュニョンさんと無邪気にバトミントンをしたりしていました」とふり返った。ホン・スジュが、「今までお2人の出演作品を楽しく観ていたので、共演することになってとても期待をしていました。現場では、お2人からたくさんのことを学びました」と言うと、MCから「では今、その感謝を伝えてみましょうか?」との振りが…。「どうすればいいですか?」と戸惑うホン・スジュに対して、背筋をピンと張ってようやくひと言。「……ゴマウォ(ありがとう)」と言うと、あまりにもシンプルすぎる言葉に一瞬、会場には気まずい空気が……。しかし、イ・ジェウクがとっさに「(スジュさんは)普段から照れ屋なんですよ」とフォローを見せた。最後に、監督が「楽しく撮影した雰囲気をそのまま視聴者の皆さんにお届けするべく、映像の中に閉じ込めました。一つ一つを感じ取りながら、楽しくご覧いただけたら嬉しいです」と語り、約1時間の記者会見の幕を閉じた。「予期せぬ相続者」は2月28日(水)よりディズニープラス スターにて初回2話、以降毎週水曜2話ずつ独占配信(全12話)。(シネマカフェ編集部)
2024年02月28日ディズニー公式動画配信サービス「Disney+(ディズニープラス)」の3月のラインアップが公開。チャウヌが新境地に挑む「ワンダフルワールド」や、「殺し屋たちの店」で話題のイ・ドンウクの出演作など韓国ドラマをはじめ様々な作品が配信される。「ワンダフルワールド」3月1日(金)配信全14話/毎週金・土曜1話ずつ配信日本でも絶大な人気を誇る「ASTRO」チャウヌ&実力派女優キム・ナムジュが贈る、愛する息子を失った教授と、過去に傷を負った謎の青年の、同じような痛みを抱える2人が繰り広げるヒューマン・サスペンス。心理学教授で有名作家のウン・スヒョン。完璧な日常を送っていた彼女だが、ある日愛する息子を殺され、人生が一変してしまう。絶望と憎悪に満ちたスヒョンは、法をかいくぐり野放しにされた犯人を自らの手で葬ることに。生きる意欲を失い、落ち込んでいたスヒョンだが、刑務所で出会った仲間の囚人からの慰めに少しずつ心を開いていく。出所したスヒョンは、ひょんなことから同じく心に傷を負った謎の青年ソンニュルと出会う。2人はそれぞれの秘密を抱えたまま対峙することになるが――。「まぶしくて ー私たちの輝く時間ー」3月6日(水)配信全12話/一挙配信現在兵役中のナム・ジュヒョク、“国民の母”と呼ばれる大御所キム・ヘジャ、人気俳優ハン・ジミンが贈るハートフルドラマ。25歳で、ある日突然70歳の体になったヒロインと孤独を抱えた青年が人生の輝きに気づいていく。25歳のヘジャは、幼い頃に海で拾った「時間を戻せる時計」を持っている。しかし、その時計は、使うたびにヘジャの時間を進めてしまう。つまり老いを早めてしまう作用もあった。ある日、父親が交通事故に遭い、その時計で事故前に時間を戻したヘジャは、一瞬にして両親よりも年老いた70歳に。一方、ヘジャの恋人であるジュナはヘジャが突然いなくなり途方にくれていたが、そこに70歳になったヘジャが現れる。目の前のおばあさんはヘジャではないと分かっていても、まるで彼女をヘジャのよう感じるジュナ。ヘジャとジュナは、同じ時間の中にいるが、お互い異なる時間を生きていくことになり――。「九尾狐伝~不滅の愛~」3月6日(水)配信全16話/一挙配信イ・ドンウク主演、都会で暮らす九尾狐とミステリー番組のプロデューサーが織りなすファンタジーロマンス。ミステリアスな未解決事件を追及するドキュメンタリー番組のプロデューサー、ジアは、幼いころ両親と共に交通事故に遭い、謎の男に助けられ自分だけが助かり、両親の遺体は見つからず行方不明となった。21年後、結婚式場で起きた不可解な事件を取材するジアは21年前の事故との共通点に気づき、幼いころ自分を救ってくれた同じ姿のイ・ヨンと出会う。実はイ・ヨンが九尾狐であることを知ったジアは、両親を探す唯一の手掛かりだと考える。一方ヨンは、600年前に愛した人間の女性にそっくりなジアが気にかかり…。「バッド・アンド・クレイジー」3月13日(水)配信全12話/一挙配信イ・ドンウク×ウィ・ハジュン競演の痛快アクションコメディ。出世のためなら何でもアリの“バッド”な警部と正義感はあるが“クレイジー”な謎の男、型破りな2人が最高のバディに!?出世のためなら多少の悪事も厭わない野心家の警部リュ・スヨルは確信していた自分の昇進が流れてしまい、国会議員ト・ユゴンの従弟であるト・インボム刑事の事件を引き受けることになる。一方、謎の男Kは何をしでかすか分からない破天荒さと、度を越えた正義感の持ち主で、まさにスヨルとは“真逆”の人間であった。ある日、スヨルは、オ・ギョンテ巡査を何らかの理由で暴行したト・インボムの懲戒を処理し、ト議員に恩を売ろうとたくらむ。そんなスヨルの前に、突然殴りかかろうとするKが登場。スヨルは逃げる間もなく、殴られてしまうのだが…。「真心が届く~僕とスターのオフィス・ラブ!?~」3月13日(水)配信全16話/一挙配信大ヒットドラマ「トッケビ~君がくれた愛しい日々~」の人気カップルが再共演。イ・ドンウクとユ・インナが贈る、不器用で恋愛オンチな敏腕弁護士と、引退の危機に陥ったトップ女優がハラハラドキドキの恋愛模様を繰り広げるラブコメディ。スキャンダルに巻き込まれ2年間も芸能界を干されているオ・ユンソ。引退危機に立たされている彼女は、新ドラマのキャスティングの条件として役作りのために法律事務所へ偽装就職をすることに。法律事務所“オルウェイズ”にやってきたユンソが秘書としてサポートすることになったのが、オルウェイズのNo.1弁護士であるクォン・ジョンロク。弁護士としては最高の腕を持っているが、他人に関心を持たず不器用な性格。仕事をしにきたとは思えない服装のユンソを見てあきれるが…。『テイラー・スウィフト:THE ERAS TOUR(Taylor’s Version)』3月15日(金)配信現在、テイラー・スウィフトが実施中の大規模世界ツアー「TAYLOR SWIFT | THE ERAS TOUR」を、サム・レンチが監督を務めコンサートフィルムとして世界で公開された映画『テイラー・スウィフト:THE ERAS TOUR』がディズニープラスにて配信。同作は公開されると、世界興行収入2億6,000万ドル以上という爆発的なヒットを記録、コンサート映画として史上最高の世界興行収入を記録した。本作には、劇場版にはなかった「cardigan」を含む全5曲が追加収録され、コンサート映像が初めて全編収録される。「X-Men’97」3月20日(水)配信全10話/毎週水曜1話ずつ配信1990年代に放送された名作アニメ「X-メン」の続編となるアニメーション・シリーズ。マーベル・スタジオが製作、『ウィッチャー 狼の悪夢』のボー・デマーヨが製作総指揮と脚本を務め、超能力を持つお馴染みのミュータントたちの新たな物語が描かれる。『世界の人々:ふたりのおばあちゃん』3月22日(金)配信第96回アカデミー賞短編ドキュメンタリー賞ノミネート。台湾系アメリカ人のショーン・ワン監督が、親友でありルームメイトの80代と90代の女性2人にカメラを向ける。互いに支えあいながら、ダンスや腕相撲、料理など日々楽しく穏やかに過ごす彼女たちのありのままの姿や思いとは?クスっと笑える魅力的なふたりの日常から、生きる意味や老いについて考えさせられる短編ドキュメンタリー。(シネマカフェ編集部)
2024年02月26日「還魂」「もうすぐ死にます」のイ・ジェウクと、「U-KISS」出身のジュンことイ・ジュニョン、「都会の男女の恋愛法」「Sweet Home -俺と世界の絶望-」S2のホン・スジュらの共演で贈るディズニープラス「スター」オリジナル韓国ドラマシリーズ「予期せぬ相続者」が、2月28日(水)より独占配信開始決定。日本語版本ポスター、本予告が解禁された。本作は、韓国の財閥オーナーの隠し子、そして野心家の幼なじみが手を組み、社会の頂点に立つことを目的に繰り広げていく非情な権力争いと復讐劇。冷酷な継父から長年虐待を受け続けたハン・テオ(イ・ジェウク)は、鋭い頭脳と冷徹な理性で継父を刑務所に入れると、別の街で新たな生活をスタートさせる。しかし、転校の高校では大成功を収めたカンオグループの会長の婚外子であるカン・イナ(イ・ジュニョン)がコネと端正な顔立ちを武器に、周囲を威圧していた。そんなイナは財閥家の婚外子として捨てられた恨みから自分の存在を認めさせようと、幼い頃から会社を乗っ取り、トップに立つ計画を企てていて…。転校早々、アカデミックな才能を発揮するテオは真っ先にイナに目をつけられるも、その圧力に屈することなく、いつしか、それぞれの目的のために2人は同盟を結ぶことに。時は経ち、韓国最高の財閥家のトップを狙う計画を立て早々に成功を収めたイナとテオ。順調に出世街道を歩み始めたようにみえたが、大学在学中に出会い、借金まみれの母親に育てられるも取り立ての高利貸しと戦いながら這い上がろうとする野心的な女性ナ・ヘウォン(ホン・スジュ)と運命的な再会を果たし、2人の運命が大きく変わっていく…。この度解禁となったポスターは、チェ・ジノ演じるカンオグループ会長のカン・ジュンモらしき人物に鋭い眼差しを向けるテオ、イナ、ヘウォンの3人が描かれたビジュアル。「俺たちがどこまでできるか見せてやるよ」というメッセージから、同盟を結んだ彼らがどんな手を使いトップに上り詰めるのか、人間の欲望と心理戦が繰り広げられるハラハラドキドキの展開に期待が高まる。さらに解禁となった本予告は、カンオグループの巨大なビルをテオが下からみつめる冒頭シーンから始まる。殺人犯の父親の存在が付きまとい、そこから“抜け出したかった”テオ。婚外子として実の父であるカンオグループの会長に近づき“認められたかった”イナ。そして、“這い上がりたい”ヘウォンとそれぞれの役柄が映像を交えて紹介される。「どん底の負け犬たちの反乱が始まる」というメッセージが浮かび、最上階の扉が開かれるシーンへ。複雑な関係図が書かれたボードが映り込場面からも、彼らの綿密な計画が垣間見える。血まみれの人物が横たわり、血を浴びたテオの姿からも波乱の展開が予想される中、一番低いところから一番高いところを目指して、3人が野心と自信に満ち溢れ、冒頭の姿とは見違えるスタイリッシュな人物に変わっていく姿も見どころだ。主演のテオ役には、注目の若手俳優と呼び声の高いイ・ジェウク。ヒョンビンとパク・シネ共演のドラマ「アルハンブラ宮殿の思い出」でデビューし、わずか2年で「ドドソソララソ」の主演に抜擢。さらにファンタジーロマンス活劇「還魂」でも主演を務め大ヒットし、その演技力の高さからいま注目されている俳優の1人。日本でも昨年初めてファンミーティングを開催し、国内でも人気急上昇中。そして、イナ役にはイ・ジュニョン。最近では「D.P.-脱走兵追跡官-」や「マスクガール」に出演し、俳優として活躍する彼が善と悪が共存する複雑な役柄を演じる。2人と同様、幼い頃から貧困に苦しみ、その人生から抜け出そうと野心をむき出しに玉座を狙う女性ヘウォンをモデルとしても活躍するホン・スジュが演じる。「予期せぬ相続者」は2月28日(水)より毎週水曜日2話ずつディズニープラス スターにて独占配信開始(全12話)。(シネマカフェ編集部)
2024年02月21日ディズニープラス「スター」にて独占配信中の韓国ドラマ「殺し屋たちの店」から、第7話&第8話(最終話)が本日2月7日より配信となることにあわせ、イ・ドンウク、キム・ヘジュンらキャストやイ・グォン監督らが語るメイキング映像が到着した。ディズニープラスの韓国ドラマといえば、“2023年最高の韓国ドラマ”として業界内でも高評価を獲得した「ムービング」が印象的だが、 その「ムービング」に続くオリジナル韓国ドラマシリーズ「殺し屋たちの店」がいま話題となっている。本作は、唯一の保護者だった叔父ジンマンが残した“危険な遺産”である、殺し屋御用達の兵器販売店を譲り受けた大学生の主人公 チョン・ジアンが、謎の殺し屋たちから自らの命と店を守るため、サバイバルバトルを繰り広げる、手に汗握るスリリングなクライムスリラー。予想のつかない展開やキャストらが撮影前に特訓したという本格アクション、そして、まさかのどんでん返しの連続に「だんだん謎が明かさ れていく感じがゾクゾクする」「息も吐かせぬ展開の早さとテンポの良さ、キャラ立ちした登場人物、すべてが最高」「体感数秒!」とハマる人が続出だ。キャストらがそれぞれ武器を使いこなし、激しいアクションシーンを披露してくれるところも大きな見どころの1つ。今回解禁となったメイキング映像ではその裏側が存分に明かされている。「様々なアクションを盛り込むため、役により武器を変え、毎回違った演出に動ける役者たちなの で、カットは最小限にし、息遣いを感じられるほど近距離でも撮影しました」と監督自らそのこだわりを語る。チョン・ジンマンを演じた主演のイ・ドンウクも「銃を構える姿勢などリアルにこだわり、軍での動きを取り入れたアクションも新鮮でした」と撮影をふり返っている。ジアン役のキム・ヘジュンは、ムエタイアクションに本作で挑戦しているが、立ち技でパンチ、膝蹴り、エルボーを披露する姿を監督も絶賛。キム・ヘジュンは銃を扱うシーンもあり、銃の握り方や保管方法、分解や組み立て方法まで学んだという。爆破シーンや銃弾が飛び交う激しい銃撃シーンも数多い。リアルなセットや武器も注目すべき点だが、特に“ショッピングモール”のセットにはキャストたちも興奮したようで、キム・ヘジュンが「脚本で読んだ光景が 再現されているのをみて空間の力を感じました」と語る場面も。美術監督は監督から“適度なリアル感”を要求されたと話し、監督も「ファンタジーや漫画のようではなく、実際に起こるかもしれないと思わせたかった」とその意図を明かしている。特にジンマンの家は、イ・ドンウク自身も「第2の主役ともいえる重要な要素」とその思い入れを示すように、美術監督からも「住み慣れた家にするため昔の写真を参考にしながら実際の仕上げ材を使いました。道も私たちが造りましたし、塀の上に雑草も植えた」と明かされ、絶妙な加減のリアルさを再現するためのこだわりが随所にちりばめられている。ほかにも、ドローンのシーンやインパクトのある四足歩行ロボットを犬のように見せるためのデザインについてなど、細かいポイントについても映像で見ることができる。最後に、「ジアンは1日で多くの選択をします。(クム・ヘナ演じる)ミンヘを信じるか、逃げてもいいのか。ジアンの選択に共感してもらえると嬉しい」と監督。さらに「大切なものをまもるための壮絶な死闘、その過程で生まれる感動」(キム・ヘジュン)、「想像以上に面白い人ばかり」(ソ・ヒョヌ)、 「華麗なアクションは見どころ満載です」(クム・ヘナ)、「スペクタクルな展開がたまりません」(チョ・ハンソン)、「すべてハイライトだと思って演じました」(パク・チビン)とそれぞれがコメント。イ・ドンウクも「視聴者の皆さんに楽しんでいただきたいです」と語る。ジンマンや殺し屋たちの過去が明かされる中、いよいよクライマックスを迎える本作の結末は見逃せない。「殺し屋たちの店」あらすじ大学に入学したばかりの主人公チョン・ジアンは、警察から叔父ジンマンが自殺したとの知 らせを受ける。両親が亡くなってからはジアンにとって親のような存在だった叔父は、静かで謎めいた存在ではあったが自殺を図るような人物ではなかった...。葬儀を終えた後、突然叔父の携帯に超高額振込の連絡が入る。不信に思ったジアンは叔父が新しく立ち上げ たというウェブサイトにアクセスするが、それは表向きのオンラインショップで、幼馴染のジョンミンの力を借りてソースコードを辿っていくと、違法サイト“マーダーヘルプ”を発見することに。そこには大量の武器が売られていた...。危険を察知したジアンはオンラインショップを閉店しようとするが、「次はお前だ、ジアン」とい うメッセージが届く。すると、悲しみに浸る間もなく、ジアンは謎の殺し屋集団から命を狙われ始め、周囲で轟く銃声や、飛び交う殺人ドローンが彼女を襲うようになる。叔父が住んでいた家に監禁状態となったジアンは、彼女の命を脅かす存在から身を隠して過ごすことになるが、幼少期に叔父から受けていた訓練を思い出し、生き残るために困難と立ち向かう。叔父の隠された過去とは?たった1人で残されたジアンは、果たして彼らを相手に危険な殺傷武器と自分の命を守り抜けるのか!?「殺し屋たちの店」はディズニープラス スターにて配信中(全8話)。(シネマカフェ編集部)
2024年02月07日イ・ドンウクとキム・へジュンが共演する韓国ドラマ「殺し屋たちの店」が、本日1月17日(水)17時よりディズニープラス スターにて独占配信開始。これに先駆け、1月15日に韓国・ソウルで制作発表会が行われ、主演のイ・ドンウク、キム・ヘジュンをはじめ、共演のソ・ヒョヌ、チョ・ハンソン、パク・チビン、クム・ヘナと、イ・グォン監督が登壇。約1時間にわたり、ドラマの魅力をアピールした。今作は、カン・ジヨン作家の人気小説を基に、ある日突然、殺し屋集団に命を狙われるようになった大学生の生存を賭けた戦いを描くクライムスリラー。予告編が公開されるやいなや、スタイリッシュな映像とリアリティ溢れるアクションシーンが話題となった。この日、ブラック系のシックな装いで登場した7人。トーク前に行われたフォトセッションでは、それぞれが演じた役の必殺技ポーズをとって集合写真を撮るなど、和気あいあい。撮影現場の雰囲気の良さをうかがわせた。イ・ドンウク演じるジンマンは「かっこよくて戦闘力のある人物」予告編がスクリーンで流れた後、MCを交えてのトークがスタート。まずは、本作で企画から脚本、演出までを担当したイ・グォン監督は「同じく演出家をしている妻(イ・オンヒ)から原作小説を勧められて読んでみたところ、とてもおもしろかったんです。“年を取る前に本格的なアクション作品を作ってみたらどうか”という妻の助言もあり、3年前に脚本を書き始めました」と監督。今作の主人公は、イ・ドンウク演じる“殺し屋御用達のオンライン兵器販売サイトの運営者”ジンマンと、キム・ヘジュン演じる“ジンマンの姪”ジアン。物語は、ジアンが、ジンマンの死の知らせを受けたところから始まる。ジンマン役に原作小説のイメージとはイ・ドンウクを抜擢した理由について聞かれたイ監督は、「ドンウクさんと外見的にシンクロするところはありません。しかし、今作はそんなジンマンの過去にフォーカスを当てたもので、かっこよくて戦闘力のある人物として描いています。その役にふさわしい人を考えた時、イ・ドンウクさんの姿が思い浮かびました」と説明した。そして、今作で最高のケミストリーを見せている“叔父”のイ・ドンウクと“姪”のキム・ヘジュン。イ・ドンウクは「へジュンさんは、”冴えないお兄さん“である僕をサポートしてくれたり、現場の雰囲気を盛り上げたりしてくれていました」と感謝。一方のキム・へジュンも「とても頼りになる先輩でした」と明かし、「アクションスクールでの練習が大変だと言ったら、”けがに気を付けて。自分ができる範囲のことをすればいい“と話してくださりました」と2人のエピソードを語った。やるかやられるかの攻防…イ・ドンウク「実践的なアクションは新鮮」今作最大の見どころは、主人公たちと殺し屋集団の、やるかやられるかの攻防戦だ。銃を搭載したドローンや四足歩行の殺人ロボットなどの最新型兵器も度肝を抜くが、注目したいのは、キャラクターごとに異なる必殺技。これまでの作品ではファンタジー要素の強いアクションが多かったというイ・ドンウクは「今回はより実践的なアクションだったので新鮮でした。ジンマンは元傭兵という設定ということで、特殊部隊で使うテクニックを練習しました」と熱弁。一方、キム・ヘジュンはムエタイアクションに挑戦したそうで「アクションスクール初日に行った体力づくりプログラムがきつすぎて、その日のうちに辞めたいと思いました」と打ち明けながら、「でも、アクション監督に“腹をくくって、作品に打ち込め”と言われ、覚悟を決めました」と苦労を吐露した。撮影中、そんなキム・へジュンのアクションを何度も間近で見ていたパク・チビンは「特に冷蔵庫から飛び降りてから始まるアクションがかっこよくて印象的でした」と絶賛した。チョ・ハンソン「ドンウクさんとは息がぴったり合って、いいシーンに」殺し屋の一人ソンジョ役のソ・ヒョヌは、「一撃必殺を得意とするスナイパー役なので、銃を使う映像を観たり、銃の扱いに慣れるために(暇さえあれば)銃に触ったりしていました。アクションスクールでは“転がって逃げる”練習をたくさんしたので、具合が悪くなりましたね」と笑顔を見せた。チョ・ハンソン演じるベールは、ショートナイフの使い手で“道徳感ゼロのサイコパスな殺し屋”。チョ・ハンソンは、「ショートナイフを使うのは初めてでしたし、作り物だとしても危ないので、準備は入念にしました。ドンウクさんとナイフを使って戦うシーンが多かったのですが、ドンウクさんとは息がぴったり合って、どれもいいシーンに仕上がりました」と自信を覗かせ、イ・ドンウクに「ありがとうございます」と感謝。イ・ドンウクはそれに対し、笑顔でぱちぱちと手を叩き、親指を立てて“いいねポーズ”。劇中では見られない仲の良さを見せた。「韓国のアンジェリーナ・ジョリー」の異名をとるクム・ヘナ予告編が公開された当時、そのアクション演技で「韓国のアンジェリーナ・ジョリー」とのニックネームを得たクム・ヘナ。今回、グラップリング(関節技や締め技)に挑んだクム・ヘナは、役作りのために行ったハードなトレーニングで筋肉量が3キロも増えたという。「組技が多いせいで、練習中は吐き気に悩まされました。あまりに大変で降板も頭をよぎりましたが、頑張っているうちに自然と体が動くようになりました。苦労はありましたが、素敵なニックネームをいただけたのでうれしいです」と笑顔を見せた。そんなクム・ヘナのアクションシーンは共演者からも好評で、イ・ドンウクは「さかさまになって回転しながら銃を撃つシーンのヘナさんに惚れた」とべた褒め。本編でのクム・ヘナの華麗なアクションシーンにも注目だ。一方、パク・チビンは、ジアンの小学校の同級生で、殺し屋たちとの戦いに巻き込まれてしまうジョンミン役。大学でコンピューターを専攻する“ハッキング名人”という設定ゆえ、残念ながらアクションは必要なかったそう。「殴られっぱなしの役ですし、見たことがない兵器がたくさん出てくるので、どう演じればいいのか悩みました。でも、へジュンと二人で襲われるシーンを撮った際には、ドローンが迫ってくるあまりの恐怖に、自然と感情移入ができました」と撮影をふり返った。ちなみに、「他のキャラクターの必殺技が使えるなら、誰の何?」という質問には、イ・ドンウクとチョ・ハンソン、パク・チビンがスナイパーであるソンジョを選択。すると、演じたソ・ヒョヌは、「誤解されているかもしれないけど、スナイパーも簡単な仕事ではありませんからね」と複雑な表情。ヘナも「あんなに苦労したのに、誰も私の役をしたがらないのが寂しいです」としょんぼりした表情も。会見が終わり、俳優陣が降壇する際には、キム・へジュンとイ・ドンウクが2人で腕ハートを作って、記者陣へサービス。仲のいい“叔父と姪”の姿を、共演者たちも温かな笑顔で見つめていた。「殺し屋たちの店」は毎週水曜17時よりディズニープラス スターにて2話ずつ独占配信(全8話)。(シネマカフェ編集部)
2024年01月17日ファン・ビンビンとイ・ジュヨン共演による香港映画『緑の夜』より、主演ファン・ビンビンのメッセージ映像が解禁。自身が共演を熱望したイ・ジュヨンとの撮影や監督のハン・シュアイについて語った。2023年ベルリン国際映画祭でワールドプレミア上映され、テディ賞/パノラマ観客賞にノミネートされた本作。中国から韓国に渡り、抑圧された生活を送る主人公ジン・シャを演じるファン・ビンビン。俳優復帰作となった本作で、華やかなパブリックイメージとは真逆のジン・シャという役柄と共にスクリーンに戻ってきた。「『女性たちの連帯』というテーマにとても惹かれた」と語っていた彼女は、共演者のイ・ジュヨンに直筆の手紙で出演をオファーするなど、並々ならぬ意気込みと共に主演作に挑んだ。今回は、シンガポール映画祭でのアフターパーティーでのきらびやかな衣装そのまま、本作について語ってもらった。「こんにちは!」という日本語での挨拶に始まり、演じるジン・シャについて「ある事情から韓国に渡る女性で、ある女性(イ・ジュヨン演じる緑の髪の女)と特別な絆が生まれます」と述べるファン・ビンビン。初タッグとなるハン・シュアイ監督については「映画や芝居に独自の流儀があり、いろいろなアイデアが生まれた」と語り、熱望したイ・ジュヨンとの共演については「彼女と仕事をすることで大きく成長できたと思う。監督やジュヨンとの撮影はすごく楽しかったし、深い友情を築けました」とふり返る。そして、ファン・ビンビンが例に挙げた見どころは映画後半の海鮮市場のシーン。「現地の生活に溶け込んだかのような感じを味わえる」とのことだが、物語的にも大きな展開を迎える場面だけに要注目。「日本のファンの応援にはとても感謝しています。東京国際映画祭での最優秀女優賞受賞(『ブッダ・マウンテン ~希望と祈りの旅』)がとても励みになりました。本作を気に入ってくれると嬉しいです」と、映像を結んでいる。『緑の夜』は1月19日(金)より新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ有楽町、渋谷シネクイントほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:緑の夜 2024年1月19日より新宿武蔵野館、 ヒューマントラストシネマ有楽町、シネクイントにて公開© 2023 DEMEI Holdings Limited (Hong Kong). All Rights Reserved
2024年01月15日「トッケビ~君がくれた愛しい日々~」や「九尾狐伝」シリーズなどで絶大な人気を誇るイ・ドンウクと、三池崇史監督の「コネクト」に出演したキム・ヘジュンが共演するクライムスリラー「殺し屋たちの店」がディズニープラス スターにて1月17日(水)より独占配信開始。日本語版ポスタービジュアルと予告編が解禁された。唯一の保護者だった叔父ジンマンが残した“危険な遺産”である、殺し屋御用達の兵器販売店を譲り受けた大学生の主人公チョ・ジアン。謎の殺し屋たちから自らの命と店を守るため、サバイバルバトルを繰り広げる、スリリングなクライムスリラー。大学に入学したばかりのチョン・ジアンは、警察から叔父ジンマンが自殺したとの知らせを受ける。両親が亡くなってからはジアンにとって親のような存在だった叔父は、静かで謎めいた存在ではあったが、自殺を図るような人物ではなかった。葬儀を終えた後、突然叔父の携帯に超高額振込の連絡が入る。不信に思ったジアンは叔父が新しく立ち上げたというウェブサイトにアクセスするが、それは表向きのオンラインショップで、幼なじみのジョンミンの力を借りてソースコードを辿っていくと、違法サイト“マーダーヘルプ”を発見することに。そこには大量の武器が売られていた。危険を察知したジアンはオンラインショップを閉店しようとするが、「次はお前だ、ジアン」というメッセージが届く…。すると、悲しみに浸る間もなく、ジアンは謎の殺し屋集団から命を狙われ始め、周囲で轟く銃声や、飛び交う殺人ドローンが彼女を襲うことに。叔父が住んでいた家に監禁状態となったジアンは、彼女の命を脅かす存在から身を隠して過ごすことになるが、幼少期に叔父から受けていた訓練を思い出し、生き残るために困難と立ち向かう。叔父の隠された過去とは?残されたジアンは、果たして彼らを相手に“危険な遺産”と自分の命を守り抜けるのか――?大学生チョン・ジアン役を演じるのは、「コネクト」や「キングダム」などで存在感を発揮してきた実力派キム・ヘジュン。また、ジアンの叔父チョン・ジンマン役に俳優業はもちろん、モデル・MCなど、韓国のみならず世界で絶大な人気を誇るイ・ドンウク。「トッケビ~君がくれた愛しい日々~」で切ない恋心を抱く死神役を好演し、視聴者を虜にしたが、今回は冷静沈着で謎めいたキャラクターに挑戦する。脚本は、「時間が止まるその時」を手掛けたチ・ホジン、そして映画『ドアロック』のイ・グォンが脚本と監督を務める。この度解禁されたポスタービジュアルは、怪しげなアイテムが陳列された棚を背景に、銃を構えたジアンと姪を守るように立つ叔父ジンマンが映り戦闘モード全開。また、緊迫感あふれる予告編は、冒頭でジンマンの遺影が映し出され、喪服姿のジアンがその写真を見つめる衝撃的なシーンから幕開け。時間は遡り、何もない荒地でジンマンはジアンに銃を渡してみせ、彼女への訓練を始めている。「弱い者がほえる。強いものはほえない」というジンマンの言葉が響く中、謎のスナイパーや殺し屋が次々とジアンを追い詰めていく。そして、携帯に届いた“残高187億ウォン”という口座に残された莫大な金額を示す数字、銃が売り出されたオンラインサイトが映し出され、ジンマンが運営していた武器の販売サイトの秘密に迫る重要なシーンも!銃撃戦、爆破シーンなどが次々と繰り広げられる中、「すべての選択には責任が伴う」「お前の選択に任せる」というジンマンの言葉、そして最後にはジアンの怒りがあふれるその眼差しから、彼女が立ち向かう困難が尋常ではないものであることが垣間見える映像となっている。「殺し屋たちの店」は1月17日(水)より毎週水曜日2話ずつディズニープラス スターにて独占配信開始(全8話)。(シネマカフェ編集部)
2024年01月10日世界中を魅了した「イカゲーム」のイ・ジョンジェが初監督を務めた『ハント』をはじめ、話題の韓国映画が日本公開された2023年。イ・ジョンジェは「イカゲーム」シーズン2の撮影合間を縫って日本に駆けつけてくれた。同作で共に主演を務めた長年の親友チョン・ウソンも、念願の企画となる日本の名作ドラマのリメイク「愛していると言ってくれ」がついに配信開始に。また、ソン・ガンは「Sweet Home-俺と世界の絶望-」シーズン2の記者会見にて、同作が“入隊前最後”の作品となることを発表。キム・ユジョン共演の「マイ・デーモン」も絶賛配信中となっている。「Sweet Home-俺と世界の絶望-」から「セレブリティ」まで驚異の振り幅を見せるパク・ギュヨンも、今年話題を集めた1人。そして2023年下半期、社会現象となったのがディズニープラス韓国オリジナル作品のヒット作「ムービング」だ。そのキャストたちも含め、眩いばかりの活躍を見せた韓国俳優たちをピックアップした。イ・ジョンジェ&チョン・ウソン25年ぶり共演監督やプロデューサーの顔も第75回カンヌ国際映画祭(2022年)ミッドナイトスクリーニング部門から世界中の映画祭への出品され、青龍映画賞や釜日映画賞で新人監督賞も受賞したイ・ジョンジェ。2024年は『スター・ウォーズ』の前日譚ドラマ「The Acolyte/アコライト」(原題)でジェダイナイトを演じる。「イカゲーム」シーズン2にも期待が高まるところだ。自身で執筆し4年間温めてきたシナリオで自らメガホンをとった映画『ハント』は軍事政権下、安全企画部に所属する海外次長パク(イ・ジョンジェ)と国内次長キム(チョン・ウソン)が“北”の二重スパイ「トンニム」の潜入を知り、お互いに対する疑いを深めていく。『ハント』1999年の『太陽はない』以来のチョン・ウソンとの共演。全カットの絵コンテを自ら描いていたというイ・ジョンジェ監督による本作は、冒頭のワシントンDCや完全再現した80年代の東京を舞台にしたアクションシーン、親友同士が演じる2人の男の対立と暴政への抵抗が胸アツ。『ハント』そんなイ・ジョンジェ監督とチョン・ウソンのもとに、実在の北の亡命者“リ中佐”役ファン・ジョンミンはじめ、キム・ナムギル、チュ・ジフン、イ・ソンミンら錚々たる俳優たちがカメオ出演を果たしたのは、2人のそれまでの俳優人生と人間力の賜物だろう。そして、チョン・ウソンは日本のドラマ「愛していると言ってくれ」(1995年/脚本:北川悦吏子、制作:TBSテレビ)の版権を自ら購入し、一度は断然したものの今年ようやく韓国リメイク化が実現。日本版で豊川悦司が演じた、ろうの画家に扮しているが、年月がかかった分キャラクターたちの年代も上がり、常盤貴子が演じた相手役に「賢い医師生活」シン・ヒョンビンを迎えた大人のラブストーリーとなっている。「愛していると言ってくれ」© 2023 KT Studio Genie Co., Ltd原作 日本のテレビドラマ「愛していると言ってくれ」(脚本 北川悦吏子・製作 TBS)2024年1月26日(金)には初監督映画『ザ・ガーディアン/守護者』(原題:保護者)も公開。本国ではファン・ジョンミンと共演し、韓国現代史の転換期の1つとなった軍事クーデターを描いた『ソウルの春』(原題)が大ヒット中となっており、盟友とともにキャリアの充実期に突入している。入隊直前、ソン・ガンが存分に魅力を発揮先日RM&V、ジミン&ジョングクが相次いで入隊し、「BTS」は全メンバーが兵役へ。また、「ヴィジランテ」『復讐の記憶』で新境地を見せたナム・ジュヒョクや、「ユミの細胞たち」『聖なる復讐者』のパク・ジニョン(GOT7)なども今年入隊した。次なる若手俳優といわれているのがソン・ガン。Netflixシリーズ「わかっていても」や「気象庁の人々:社内恋愛は予測不能?!」「恋するアプリ Love Alarm」などの話題作を通して日本でも絶大な人気を誇る。「マイ・デーモン」ではNetflix映画『20世紀のキミ』のキム・ユジョンが演じる“悪魔のような”財閥令嬢と契約結婚し、次第に心を動かされていく悪魔グウォンを演じている。あざとすぎるほどのナルシシズムは、ソン・ガンだからこそ成立するというもの。一方、「Sweet Home-俺と世界の絶望-」シーズン2では“感染”して怪物化しながらも人間の心を失わないヒョンスを熱演。グリーンホームから脱出したものの、混沌とした絶望の世界では様々な人々の思惑が交錯していく。シーズン3も2024年夏に配信予定。世界的ヒットドラマで真逆の魅力を振りまいている。「Netflixの娘」パク・ギュヨン、インフルエンサーから「イカゲーム2」までソン・ガンが「Netflixの息子」ならば、「Netflixの娘」として韓国メディア「Wikitree」に紹介された1人が、「サイコだけど大丈夫」「ロマンスは別冊付録」などを経て、グローバルTV部門(非英語)1位を獲得した「セレブリティ」で主人公ソ・アリを演じたパク・ギュヨン。平凡な会社員から130万人のフォロワーを抱える上位1%のセレブとなって人生が一変、野心と競争、誹謗中傷が渦巻く世界へ飛び込んでいくソ・アリと同様、“時の人”となった。大学在学中に学生向けフリーペーパーで表紙モデルをしてスカウトされたというだけに、スラリとしたスタイルに煌びやかなハイブランド・ファッションがハマり、切りっぱなしの“ソアリボブ”は話題の的に。「Sweet Home-俺と世界の絶望-」シーズン2でも再び“怪物”だらけの世界で様々な試練に巻き込まれ、ついに戻ってくる「イカゲーム」シーズン2では、イム・シワンやカン・ハヌル、チョ・ユリ、イ・ジヌクらとともに新たにキャスティングされている。また、チャウヌと共演した同名ウェブ漫画のドラマ化「ワンダフルデイズ」は、“キスをすると犬になってしまう”高校教師を演じたファンタジーロマンチックコメディで、虚勢を張っていた「セレブリティ」とは打って変わってキュートさ全開。「ワンダフルデイズ」©2023 Lifetime & Group8そんなチャウヌも、OSTを担当しキム・レウォンやイ・ジョンソクらと共演した映画『デシベル』や、除霊アクションファンタジー「アイランド」でも活躍した。「ザ・グローリー」の憎まれ役でブレイクイム・ジヨン「Netflixの娘」の1人としても名前があがり、2022年末に配信がスタートした「ザ・グローリー ~輝かしき復讐~」で校内暴力を首謀したセレブ、ヨンジン役で殻を破ったような演技を見せ、今年大ブレイクしたのがイム・ジヨン。同ドラマで共演し、現在入隊中のイ・ドヒョン(「良くも、悪くも、だって母親」)との交際も話題だ。「ペーパー・ハウス・コリア:統一通貨を奪え」でも韓国版オリジナルキャラクター、ソウルで強い印象を残していた。「ザ・グローリー ~輝かしき復讐~」さらに日本では、2作のサスペンス・スリラーが配信中。一気見必至のHuluプレミア「庭のある家」では3年ぶりのドラマ復帰作となるキム・テヒと共演、壮絶なDVに遭う女性を演じ、Amazon Original「国民死刑投票」では投票結果に従って悪質な犯罪者に死刑を執行する“犬仮面”を追う、警察サイバー捜査班の正義感に尽くす警部補に。作品ごとにまったく違った姿を見せ、その演技力も支持されている。「庭のある家」©2023 KT StudioGenie.,Co.Ltd『バレリーナ』で切れ味抜群のアクション!チョン・ジョンソ「ペーパー・ハウス・コリア:統一通貨を奪え」トーキョー役のチョン・ジョンソは、いま世界が注視する韓国俳優のひとり。Netflix映画『バレリーナ』では、『ザ・コール』イ・チュンヒョン監督と再タッグ、NetflixグローバルTOP10の映画(非英語)で1位を記録した。同監督とは“公開恋愛中”でもある。Netflix映画『バレリーナ』演じたのは、親友が残した最期の願いを叶えるため、たった1人で無慈悲なまでの復讐に身を投じていくオクジュ。怒りと慟哭が入り交じった、そのアクションは誰にも止められないほど。また、チン・ソンギュ、チャン・リュル共演「身代金」(原題)ではデビュー作のイ・チャンドン監督『バーニング 劇場版』(18)以来、カンヌの地を踏み、作品は第6回カンヌ国際シリーズフェスティバルにて見事脚本賞を受賞した。さらに、“次世代のタランティーノ”と呼ばれるイラン系女性監督アナ・リリ・アミリプールに抜擢され、『モナ・リザ アンド ザ ブラッドムーン』でハリウッド進出。他人を操るスーパーパワーを持つ〈モナ・リザ〉として、12年間隔離されていた精神科病院を逃げだし、バイアスのない鋭い洞察で初めての世界を知っていく役どころがハマった。世界的ヒット「ムービング」を牽引したのは?スーパーヒーローを描く作品は幾多あるなか、他者を操る力や飛行能力、怪力、治癒など多種多様な特殊能力者たちが親子で登場したウェブ漫画原作「ムービング」は、2023年を代表する韓国ドラマの1つとなった。ディズニープラス(アメリカではHulu)の配信開始から7日間(視聴時間ベース)で、“最も視聴されたディズニープラスの韓国オリジナル作品”を記録するなど世界的なヒットとなり、「アジアコンテンツ&グローバルOTTアワード」では最多6部門を受賞。今作とともに、「ザ・グローリー~輝かしき復讐~」「マスクガール」「身代金」は全米放送映画批評家協会賞(クリティクス・チョイス・アワード)の外国語シリーズ部門にノミネートされている。「ムービング」© 2023 Disney and its related entities今作で30kg増量して飛行能力を持つ高校3年生のボンソクを演じたイ・ジョンハは、最旬新人俳優の証といえる音楽番組のMC(ショー!K-POPの中心)に起用されるほど人気となったが、その母親で強感覚の持ち主イ・ミヒョン役を演じて世間を驚かせたのがハン・ヒョジュだ。第59回大鐘賞映画祭にて今年初めて設けられたシリーズ部門の女優賞を受賞した。「ムービング」© 2023 Disney and its related entities人気ドラマ「トンイ」や映画『ビューティー・インサイド』のイメージで時が止まっていた人たちには、華やかさを封印し、幼いボンソクが“飛ばないように”背負う母親の姿は衝撃的に映っただろう。イ・ジョンハ演じるボンソクとの親子愛、夫キム・ドゥシク役チョ・インソンとのラブストーリーに涙した方も多いのでは。ハン・ヒョジュのInstagramよりそしてNetflix映画となった『毒戦 BELIEVER 2』では、麻薬王“イ先生”に近づく奴は許さない側近のビッグナイフに扮し、まったく異なる空気を纏って本格的なバイオレンスアクションに身を投じている。なお、イ・ジョンハとともにアジアコンテンツ&グローバルOTTアワード新人賞を受賞したのがチャン・ヒス役のコ・ユンジョン。「保健教師アン・ウニョン」「Sweet Home-俺と世界の絶望-」「還魂」と話題性を高めてきた彼女も、いわばNetflixの申し子。イ・ジョンジェ監督の『ハント』では、スパイと疑われる学生役で凄惨なシーンにも挑んでいる。「ムービング」© 2023 Disney and its related entitiesソ・イングク&パク・ソダムら豪華共演の「もうすぐ死にます」や、次回作の「賢い医師生活」スピンオフドラマなどで、さらなる飛躍を遂げそうだ。(上原礼子)■関連作品:ハント 9月29日より新宿バルト9ほか全国にて公開ⓒ 2022 MEGABOXJOONGANG PLUS M, ARTIST STUDIO & SANAI PICTURES, ALL RIGHTS RESERVED.モナ・リザ アンド ザ ブラッドムーン 2023年11月17日よりヒューマントラストシネマ渋谷、新宿シネマカリテほか全国にて公開© Institution of Production, LLC
2023年12月28日イ・ビョンホン、パク・ソジュン、パク・ボヨンら出演の『コンクリート・ユートピア』から、イ・ビョンホン演じる“マンションの住民代表”ヨンタクの冴えない男が冷徹な支配者へと豹変していく様を捉えた場面写真がシネマカフェに到着した。本作で、マンションの住民たちにより選ばれた代表・ヨンタクを演じるのは、『G.I.ジョー』などハリウッドでも活躍し、『非常宣言』『白頭山大噴火』など、近年はディザスター大作での名演も記憶に新しいイ・ビョンホン。本作では韓国で最も権威ある映画賞の1つで、“韓国のアカデミー賞”とも称される「第44回青龍映画賞」にて主演男優賞を獲得し、日本での公開にもさらなる期待が高まっている。今回解禁されたのは、ヨンタクが住人に囲まれ、にこやかな笑顔を見せる姿から一転、マイクで住民へ発言する様子や、誰に向けてのものなのか冷たい眼差しを向ける姿が収められている。ヨンタクは崩壊を逃れたマンションの902号室に住む冴えない住人だったが、火事が起きた一室にためらうことなく入り、一気に火を消したことで住民たちから注目を浴びる。その献身的な態度が認められ、新しい住人代表に選ばれたヨンタク。マンションに隠れ住む外部から来た人間を“排除”する過程で、さらに住民たちからの厚い信頼を獲得していくが…。当初は子どもたちにも笑顔を見せていたヨンタクだが、権力を手にするにつれ徐々に表情を失い、狂気的な男に豹変していく。唯一、大災害から残った“ユートピア”で権力をふるう謎の男・ヨンタクの本当の姿とは――。韓国を代表するイ・ビョンホンが見せる狂気の演技から目が離せない。『コンクリート・ユートピア』は2024年1月5日(金)より全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:コンクリート・ユートピア 2024年1⽉5⽇より全国にて公開© 2023 LOTTE ENTERTAINMENT & CLIMAX STUDIO, INC. ALL RIGHTS RESERVED.
2023年11月30日気になる話題の映像作品をおすすめするコラム【テレビっ子の窓】第10回。日本の作品から韓国の作品まで日々チェックしている、テレビウォッチャーで、ライター・エディター・コラムニストのかわむらあみりがお届けします。『ワンダフルデイズ』 U-NEXT独占配信中©2023 Lifetime & Group8【テレビっ子の窓】vol.10秋も深まり、さまざまなジャンルの韓国ドラマがまた充実している今日このごろ。登場人物たちに思わず見入ってしまう、とっておきの韓国ドラマをご紹介します!ファンタジーラブコメディ『ワンダフルデイズ』『ワンダフルデイズ』 U-NEXT独占配信中©2023 Lifetime & Group8「キスをすると犬に変身する」という呪いをかけられた高校教師ハン・ヘナ(パク・ギュヨン)と、呪いを解く唯一の鍵となる、同僚の数学教師チン・ソウォン(チャウヌ/ASTRO)のファンタジーラブコメディ『ワンダフルデイズ』(2023年)。ヘナは、ひょんなことからソウォンにキスをしてしまうものの、彼は犬を怖がっているためになかなか思い通りにいかなくて…。『ワンダフルデイズ』 U-NEXT独占配信中©2023 Lifetime & Group8アクションファンタジードラマ『アイランド』や、ファン・イノ監督の最新映画『デシベル』ではシリアスな演技に取り組み、新しい顔を見せているチャウヌと、インフルエンサーの闇を描いた『セレブリティ』や法廷ドラマ『悪魔判事』などのパク・ギュヨンが繰り広げるストーリーにドキドキ。ヘナが犬になったシーンも“カワイイ”が満載です。アクションスリラー『ヴィジランテ』『ヴィジランテ』 ディズニープラス スターで11月8日(水)より独占配信開始© 2023 Disney and its related entities警察学校で首席のトップクラスを誇るキム・ジヨン(ナム・ジュヒョク)は、昼間は法律を遵守する模範的な学生であり、スター的な存在。その半面、夜は法の網をかいくぐる悪人たちを裁く「ヴィジランテ」としての顔も。それはジヨンの幼い頃に起こったある出来事が原因で、犯罪を繰り返す人間や犯した罪に比べて罪が軽い犯罪者たちがすぐ釈放される法制度を憎み、私的に制裁を決心して…。『ヴィジランテ』 ディズニープラス スターで11月8日(水)より独占配信開始© 2023 Disney and its related entities現在入隊中のナム・ジュヒョクが、独自の正義を持つ二面性のある主人公を演じているのも見どころのダークスリラー『ヴィジランテ』(2023年)。これまではドラマ『二十五、二十一』『スタートアップ:夢の扉』などで爽やかな姿を見せていた彼が、初めて「ダークヒーロー」となり、自身初の激しいアクションに挑んでいる姿も見逃せません。ファンタジーラブストーリー『九尾狐伝~不滅の愛~』『九尾狐伝~不滅の愛~』 U-NEXT配信中© STUDIO DRAGON CORPORATION1999年に狐峠で起きた奇妙な事故で両親が行方不明になり、大人になってからはテレビ番組のプロデューサーとなり、その行方を捜し続けている30歳のナム・ジア(チョ・ボア)。ある日、取材先で、21年前に自分を助けてくれた九尾狐イ・ヨン(イ・ドンウク)と出会います。ヨンもまた、ジアが死んだ恋人に似ていることから、おたがいに意識し合うふたりは事件に巻き込まれて…。『九尾狐伝~不滅の愛~』 U-NEXT配信中© STUDIO DRAGON CORPORATION「九尾狐」という斬新なヨン役のイ・ドンウクは、名作『トッケビ~君がくれた愛しい日々~』では死神役を演じるなど、人間以外のキャラクターを今回も妖美に魅了しています。ロウンと共演した『この恋は不可抗力』でもチャーミングだったチョ・ボアは、今作でイ・ドンウクと不思議な縁でつながる恋模様にも見入ってしまうファンタジーラブストーリー『九尾狐伝~不滅の愛~』(2020年)。伝説を現代風にアレンジしたストーリーにも釘付けです。ノワールクライムアクション『最悪の悪』『最悪の悪』 ディズニープラス スターで全話独占配信中© 2023 Disney and its related entities1995年、韓国から日本へ流れる麻薬の密売情報が入り、韓国と日本の合同捜査がスタート。田舎町の刑事パク・ジュンモ(チ・チャンウク)は、昇進の野望を抱いて、江南の新興勢力に潜入捜査をすることに。犯罪組織のリーダーであるチョン・ギチョル(ウィ・ハジュン)に出会い、ジュンモの妻で麻薬保安官のユ・ウィジョン(イム・セミ)らも巻き込んで…。『最悪の悪』 ディズニープラス スターで全話独占配信中© 2023 Disney and its related entities非常に危険な潜入捜査という任務がバレるかバレないかにもハラハラし、ジュンモとギチョルとウィジョンの関係もスリリング。アジアの貴公子といわれるチ・チャンウクの、ロマンスを封印した硬派な演技と、ハードなアクションにも息をのみます。クライムアクションからラブコメディまで、さまざまなストーリーの韓国ドラマをお届けしました。お気に入りのキャストや、そのときどきの気分などから、お好きな作品を楽しんでみてくださいね!文・かわむらあみり文・かわむらあみり
2023年11月22日イ・ジョンジェが初監督、激動の1980年代を舞台に潜入した“北”のスパイを巡る壮絶な諜報戦を描いた『ハント』。この度、イ・ジョンジェ、チョン・ウソンをはじめとするキャストが撮影の裏側を語るインタビュー&メイキング映像が解禁された。先週ついに封切られた本作に、X(旧Twitter)では「初監督作でここまで撮れちゃうイ・ジョンジェすごい」「なんて凄まじい映画」「面白くてあっという間の2時間」「東京の銃撃戦がまさに『ヒート』で鳥肌」「クライマックスで度肝を抜かれた」「一番アガッたのファンジョンミン登場シーンかも」といった絶賛のコメントが続出。イ・ジョンジェ監督の手腕に称賛の声も多く、すでに複数回鑑賞する人も現れている。今回解禁されたのは、観ると作品をより楽しめる監督、キャストのインタビューとメイキング映像。“DIRECTOR”、“CASTING”、“WELLMADE”の3部構成となっており、イ・ジョンジェが脚本と監督も担当することになった経緯、撮影現場の雰囲気などが明かされる。チョン・ヘジンが「監督はたくさん任せてくれたし、いつもそばにいて頼りがいがありました」と話す通り、スタッフやキャストと緻密に対話を行う姿が映し出されている。チョン・ウソンに対して、イ・ジョンジェは「ウソンがそばにいるだけでパワーをもらえました」と語り、ホ・ソンテは「“私を信じてついてこい”と言ってくれた。そのおかげで心地よく演じることができました」と頼りになる先輩だったと話し、W主演としてイ・ジョンジェをサポートし現場を引っ張っていたことが伺える。また、ドローンやロシアンアームなど様々な機材を使用したカーチェイス、銃撃戦などアクションシーンのド迫力の撮影風景が捉えられている。ほかにも小道具を6か月前から海外から取り寄せるなど、リアルを追求した演出の見逃せないポイントとなっている。『ハント』は全国にて公開中。(シネマカフェ編集部)
2023年10月05日スジ主演、Netflixの大ヒットラブロマンス「愛の不時着」を手がけたイ・ジョンヒョが監督を務める「イ・ドゥナ!」。この度、自身もアイドル経験を持つスジとヤン・セジョンの秘密の恋を予感させる本予告とキービジュアルが解禁となった。本作は、韓国の大人気ウェブトゥーンを原作にしたラブロマンス。上京したての平凡な大学生ウォンジュンが引っ越したシェアハウスで同居人となったのは、人気絶頂の中、突如引退した元K-POPアイドルのイ・ドゥナとの共同生活だったーー。解禁された予告編映像では冒頭から「ウォンジュン、私はほれないよ。絶対にね」と言い、ウォンジュンを試すように見つめるドゥナの姿が映し出され、2人の間に“恋愛禁止”の関係が結ばれたことが描かれる。それに対して、はじめは「君と僕は住む世界が違う」と冷静に距離をとっていたウォンジュンだったが、授業中に突然「(外に)行こう」「いつでもいいんでしょ?今がいい」と距離を縮めてくるドゥナに心をかき乱される。ドゥナもまた“アイドルではない自分”を引き出してくれるウォンジュンが気になり始めるが…。映像では「ウォンジュン、嫌いにならないで」と本音を漏らしたり、華奢な腕でぎゅっと抱き寄せたり、無邪気な笑顔ではしゃいだりとドゥナの可愛いらしさが映し出される。そんな彼女が最後には涙も…?互いに惹かれ始めた2人の運命はどうなるのか。“陶器のような肌と滑らかな黒髪、透き通った瞳”をもつイ・ドゥナを演じるスジは、かつて自身も一世を風靡したK-POPアイドルで「miss A」出身。映画『建築学概論』で“国民の初恋”と呼ばれ、近年では「スタートアップ: 夢の扉」で主人公ソ・ダルミをエネルギッシュに演じて人気となった、まさにイ・ドゥナを演じられる唯一無二の存在。監督を務めるイ・ジョンヒョも「スジのほかに、いったい誰がドゥナを演じることができるでしょうか?」と絶賛している。そんなドゥナの運命の相手ウォンジュンを演じるのは、普通の学生からオーディションを勝ち抜き、人気シリーズ「浪漫ドクター キム・サブ」で俳優デビューを果たし、「愛の温度」「30だけど17です」などで幅広い演技力が絶賛された人気俳優ヤン・セジョン。それぞれ役柄にピッタリな彼らが好演する本作について、監督は「『イ・ドゥナ!』を観たみなさんが、不器用に恋をしていた20代の日々を懐かしく思い出せるような作品にしたいです」と熱い思いを語っている。Netflixシリーズ「イ・ドゥナ!」は10月20日(金)より独占配信。(シネマカフェ編集部)■関連作品:【Netflix映画】ブライト 2017年12月22日よりNetflixにて全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】マッドバウンド 哀しき友情 2017年11月17日よりNetflixにて全世界同時配信【Netflixオリジナルドラマ】オルタード・カーボン 2018年2月2日より全世界同時オンラインストリーミング2月2日(金)より全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】レボリューション -米国議会に挑んだ女性たち-
2023年10月04日映画『ハント』記者会見が8月31日(木)、都内にて行われ、監督・脚本・主演を務めたイ・ジョンジェが来日、記者からの質問に応じた。およそ3年半ぶりの来日となったイ・ジョンジェは、その間に「イカゲーム」で世界的スターとなったことについて「目まぐるしいのがずっと続いていたので、時間がどう過ぎていたのかわからない感じでした。けど、うれしくていいことだなと思っていた」とにこやかに振り返っていた。『ハント』はイ・ジョンジェが、4年間温めてきたシナリオを基に初監督したスパイ・アクション。1980年代の韓国を舞台に、安全企画部の海外次長パク(イ・ジョンジェ)と国内次長キム(チョン・ウソン)が、組織内に入り込んだ“北”のスパイを探し出すうちに、巨大な陰謀に巻き込まれていく。W主演の相手には、長年の朋友チョン・ウソンを抜擢したイ・ジョンジェ。1998年に『太陽はない』で共演以来、ずっと作品をやりたいねと言い合っていたという。「『ハント』を(自分で)書くことになり“ぜひ一緒にやりましょう”と言ってキャスティングしました。彼はヒューマニズムがあり、折り目正しくいいイメージがある人。普段から心を分かち合う人で知られています」とチョン・ウソンのよさをトーク。「彼の魅力を最大限に映画の中で引き出したいという気持ちがあったので、決まってからそのキャラクターを活かすためにシナリオを修正しました」と最大限によさを引き出すべく脚本を熟考したと明かした。近年では「イカゲーム」の大ヒットのほか、次の『スター・ウォーズ』の出演も報道されており、激動の日々を過ごしていたのではと予想される。イ・ジョンジェは「『イカゲーム』で多くの国の方々から人気を博すことになるという大事件が起きました。アメリカでは大きな賞をたくさんいただきましたし、こんなに大きな福がもたらされるんだなと、信じられない状況で、どう受け止めていいかわからないくらい実感の湧かない状況でした」と世界的スターになった気持ちを吐露、「こんなめまぐるしいときこそ、体調管理もしっかりしないと」と謙虚に微笑んでいた。『ハント』は9月29日(金)より新宿バルト9ほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)
2023年08月31日『華麗なるリベンジ』のイ・イルヒョン監督による復讐劇『復讐の記憶』より本編映像が解禁された。映画やドラマで大活躍の名優イ・ソンミンと人気俳優ナム・ジュヒョクが初共演し、老人ピルジュによる60年前から準備していた復讐計画と、彼に巻き込まれた青年インギュの逃走劇が描かれる本作。この度、解禁となった本編シーンは、人生最後の願いである復讐計画を続けるピルジュ(イ・ソンミン)が、運転手として雇ったことで事件に巻き込んでしまったインギュ(ナム・ジュヒョク)にこれ以上迷惑をかけられないと離れて行動することに。しかし、その2人を巡回中のパトカーに発見されてしまう…。鋭い眼光でそれに気づいたピルジュは、インギュの呼びかけに答えず、路地に逃げ込み、「名残惜しいからお茶でも飲もう」と言って喫茶店へ。ある策を思いついたピルジュは頼んだアイスコーヒーをわざと床にぶちまけ、そのコップを窓からパトカーに向かって投げる。それに気づいた警官が手配中の犯人逮捕と意気込み、店に乗り込んでくるが、そこには2人の姿はなく、ビルから脱出していた。しかし、80代のピルジュは年齢のため足が遅く、警官が迫り大ピンチ!そこにインギュが運転する赤いポルシェが駆け付け、ピルジュを助け、狭い路地をもうスピードでバックで走行、間一髪パトカーを振り切っていくのだった…!ナム・ジュヒョクはこの印象的な赤いポルシェでの運転シーンについて「正直とても大変でした。ポルシェの車内での視野がとても狭く、ずっと足にハンドルが当たった状態で運転していて、何とか楽な姿勢を探そうと努力しました。でも大変でしたが楽しかったです」とふり返る。一方イ・イルヒョン監督は、年の離れた主人公2人を描くにあたり「ピルジュという人物は動作が非常に遅いのですが、いろんなアクションやポルシェを利用して少しスピード感を与えました」と演出意図を明かす。その狙いどおり、ピルジュの風格ある機転とインギュの若さ、年の差バディの絶妙な連携が見事に発揮された、目の離せない逃走シーンとなっている。『復讐の記憶』は9月1日(金)よりシネマート新宿、シネマート心斎橋ほか全国にて順次公開。(シネマカフェ編集部)
2023年08月26日80年代の韓国、安全企画部を舞台にしたイ・ジョンジェ初監督・脚本、チョン・ウソンとW主演を務めたスパイ・アクション『ハント』。この度、イ・ジョンジェが監督デビュー作を引っ提げて待望の来日決定、さらに緊迫感MAXのアクションシーンが解禁となった。Netflixオリジナルドラマ「イカゲーム」の主演を務め、一躍世界のトップスターとなったイ・ジョンジェ。「イカゲーム」シーズン2でも続投するほか、「スター・ウォーズ」シリーズの前日譚を描く新ドラマ「The Acolyte」(原題)でジェダイ・マスターを演じることも決定しており、デビュー30年目にして活躍の幅はとどまることを知らない。本作で、盟友チョン・ウソンとW主演を務めて監督デビューを果たしたイ・ジョンジェ待望の来日が決定し、ジャパンプレミアに登壇することが分かった。脚本作業に 4 年もの時間を費やした本作について「観客が、今この映画を見るべき理由を考えるとともに、共感してもらえるようにたくさん悩んだ」と明かしている。併せて到着したのは、1983年のワシントンD.C.、米韓首脳会談が行われる会場の周辺で、大統領退陣を要求する韓国系移民によるデモが激しく繰り広げられているシーン。安全企画部(旧KCIA)のパク・ピョンホ次長(イ・ジョンジェ)率いる海外チームと、キム・ジョンド次長(チョン・ウソン)率いる国内チームが警護にあたっていた。ただならぬ雰囲気の中、CIAが大統領暗殺を目論むテロの動きを察知したと連絡が入り、一同は犯人グループが潜む劇場へと急ぐが、激しい銃撃戦が勃発。パク次長とその部下であるパン・ジュギョン主任(チョン・ヘジン)らも必死に追うが、狭い楽屋での犯人の抗戦に苦戦。なんとか銃撃を避けて、さらに追い詰めようとした瞬間、手榴弾が爆発、パク次長は大きく吹き飛ばされてしまう…。奇跡的に無事だったパク次長だが、その後の展開が気になる映像となっている。『ハント』は9月29日(金)より新宿バルト9ほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)
2023年08月22日韓国で公開初日ボックスオフィスNo.1を記録した、イ・ソンミンとナム・ジュヒョクが初共演する異色の復讐劇『復讐の記憶』。この度、イ・ソンミン演じるピルジュの復讐計画に期せずして同行することになる青年インギュを演じるナム・ジュヒョクが、役作りについて明かした。数々の人気ドラマを経て映画デビュー作『安市城 グレート・バトル』で青龍映画賞、韓国映画評論家協会賞など多くの新人男優賞に輝き、韓国版『ジョゼと虎と魚たち』やドラマ「二十五、二十一」(Netflix)など話題作に次々と出演しているナム・ジュヒョク。本作で彼が演じたインギュは、アルバイト先では明るくポジティブで人懐っこい20代の青年だが、実は奨学金の返済や大けがを負った父の治療費などで抱えた借金に苦しむ一面もあり、光と影を併せ持つ複雑なキャラクターだ。今回出演を決めた理由として「何よりもイ・ソンミン先輩と共演できるということだけで心がときめきました」と明かしたナム・ジュヒョク。役作りについて「シナリオをもらってイ・イルヒョン監督と話をした時、監督からは『いまを生きる20代の青年を演じてほしい』と言われました。しかし実際撮影に入り、演技をしながら、これはなかなか難しいなと感じました。というのも、インギュが巻き込まれる状況というのは平凡な状況ではないので、その点に注意しながら演じました」とふり返る。その上で「観客がインギュの目線でこの物語を見てくれたらいいなと思いました。もしインギュならどうするか、ピルジュをどのように受け止めるか、いま自分が置かれた状況をどのように受け止めるだろうかなど考えながら、シンプルに演じるよう努力しました」と明かす。また憧れのイ・ソンミンとの共演は「最初の撮影の時からイ・ソンミン先輩との撮影があり非常に緊張しましたが、先輩が本当にフランクに接してくださり、撮影が続くにつれシナジーが出てきた様でした。撮影に行くのが楽しみで幸せな日々でした」と語る。そんな彼をイ・ソンミンも「完成した映画をみて、インギュが観客の関心を一気に引っ張っていくように感じた地点からのナム・ジュヒョクの演技が素晴らしかった」と絶賛を送る。今回、併せて解禁となった追加場面写真からもナム・ジュヒョク演じるインギュの“光と影”が垣間見られ、今年3月兵役のため入隊中のジュヒョクの新たな魅力をスクリーンで発見できるだろう。『復讐の記憶』は9月1日(金)よりシネマート新宿、シネマート心斎橋ほか全国にて順次公開。(シネマカフェ編集部)
2023年08月07日8月25日(金)より開催される、イ・チャンドン初の特集上映「イ・チャンドン レトロスペクティヴ4K」より、上映される6作品の特別ビジュアルが解禁された。解禁されたのは、「イ・チャンドン レトロスペクティヴ4K」で上映される『シークレット・サンシャイン』『バーニング 劇場版』など、フィルモグラフィ全6作品の特別ビジュアル。作品の印象的なシーンが切り取られ、イ・チャンドン監督作品の鮮烈な世界観が広がる。さらにこの度、イ・チャンドン監督が8月に来日する際の先行上映イベントに、俳優の仲野太賀が登壇することが決定した。また本特集上映では、製作の原点と人生を語るドキュメンタリー映画『イ・チャンドン アイロニーの芸術』も上映され、イ・チャンドンの映像世界を存分に堪能できる本格的なレトロスペクティヴとなる。『イ・チャンドン レトロスペクティヴ4K』は8月25日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて順次公開。(シネマカフェ編集部)
2023年07月26日グッチのトラベル コレクションの最新広告キャンペーンでは、ロンドンのザ・サヴォイ ホテルを舞台にグローバル・ブランドアンバサダーのイ・ジョンジェがグッチの原点を表現します。Courtesy of Gucci数々の賞に輝く俳優でありグッチのグローバル・ブランドアンバサダーを務めるイ・ジョンジェが登場する Gucci Valigeria 広告キャンペーンの第2章では、ロンドンのザ・サヴォイホテルを舞台。この由緒あるホテルこそ、グッチのストーリーの始まりの場所。ブランド創設者のグッチオ・グッチが若き日にポーターとして働き、世界を旅するジェットセッターたちがロビーを行き交う姿を目にして、故郷フィレンツェで高級ラゲージを製造する自身のアトリエを持つことを決意した場所です。Courtesy of Gucci本広告キャンペーンは、イ・ジョンジェが現代のグッチを代表するトラベルバッグを携えてザ・サヴォイを訪れるシーンを通じて、グッチがその102年間にわたる歴史の中で、創設当初のビジョンを守り、さらに発展させながら独創的なデザインのトラベル アイテムを作り続けてきたことを表現しています。ザ・サヴォイの名がエレガントに掲げられているエントランスや、グッチ デコール コレクションのアイテムで装飾されている同ホテルのシグネチャー ルーム「Royal Suite by Gucci」で撮影されたビジュアル&ムービーは、グッチの現在と過去を結びつけながら、最新のGucci Valigeriaにブランド創設の物語が息づいていることを明らかにします。Courtesy of Gucci本広告キャンペーンで紹介しているのは、グッチの歴史の重要な役割を担っているホテルへのオマージュとして〔Gucci Savoy〕と名付けられ、アーカイブ モチーフを取り入れてデザインされたトラベルバッグ ラインのアイテムです。そしてイタリアのラグジュアリー ラゲージメーカー FPM Milanoとのコラボレーションによる新しい〔Gucci Porter〕ラインから、FPM Milanoのジグネチャーであるバンク トロリーバッグをはじめ、グッチのGGパターンやウェブ ストライプが彩るアルミニウム製トラベルバッグも登場します。 Hanna MoonPHOTOGRAPHER: Hanna MoonMAKE-UP: Kim Ha NaHAIR: Kim Tae HoonMusic:“Chasing Sheep Is Best Left To Shepherds”Artist: Michael Nyman2004 Virgin Records LimitedCourtesy of Universal Music Italia SrlGUCCI1921年、フィレンツェで創設されたグッチは、世界のラグジュアリーファッションを牽引するブランドのひとつです。ブランド創設100周年を経て、グッチはクリエイティビティ、イタリアのクラフツマンシップ、イノベーションをたたえながら、ラグジュアリーの再定義への歩みを続けています。グッチは、ファッション、レザーグッズ、ジュエリー、アイウェアの名だたるブランドを擁するグローバル・ラグジュアリー・グループであるケリングに属しています。詳しくは、www.gucci.com をご覧ください。
2023年06月22日「トッケビ~君がくれた愛しい日々~」のイ・ドンウクと「コネクト」「キングダム」のキム・ヘジュンが出演する「ア・ショップ・オブ・キラーズ(原題)」が、ディズニープラス「スター」にて2024年に独占配信されることが決定した。大学に入学したばかりの主人公チョン・ジアンは、警察から叔父が自殺したとの知らせを受ける。両親が亡くなってからはジアンにとって親のような存在だった叔父は、静かで謎めいた存在ではあったが自殺を図るような人物ではなかったのだが…。悲しみに浸る時間もないままジアンは謎の暗殺集団から命を狙われ始め、周囲で轟く銃声や、飛び交う殺人ドローンが彼女を襲うようになる。叔父の家に監禁状態となったジアンは、彼女の命を脅かす存在から身を隠して過ごすことになるが、幼少期に叔父から特訓を受けていた訓練を思い出し、生き残るために困難と立ち向かう。本作は、カン・ジヨンの小説を基に映像化されたディズニープラスオリジナルシリーズ。叔父の予期せぬ死のあと、不思議なオンラインショッピングモールを見つけた大学生が暗殺集団から命を守るために奮闘するアクションミステリードラマシリーズだ。大学生チョン・ジアン役を演じるのは、「コネクト」や「キングダム」などで知られ、いま話題の実力派新人女優キム・ヘジュン。また、ジアンの叔父チョン・ジンマン役を俳優業はもちろん、モデル・MCなど、韓国のみならず世界で絶大な人気を誇るイ・ドンウクが扮する。「トッケビ~君がくれた愛しい日々~」で切ない恋心を抱く死神役を好演し視聴者を虜にしたが、今回は冷静沈着で謎めいたキャラクターに挑戦する。脚本は、「時間が止まるその時」を手掛けたチ・ホジンと『ドアロック』のイ・クォンが担当、監督も同じくイ・クォンが務める。「ア・ショップ・オブ・キラーズ(原題)」は2024年、ディズニープラス「スター」にて独占配信。(text:cinemacafe.net)
2023年05月02日映画『エクストリーム・ジョブ』「熱血司祭」のイ・ハニと「アバウトタイム~止めたい時間~」のイ・サンユンによる痛快アクションラブコメディ「ワン・ザ・ウーマン」が、4月5日(水)よりDVDレンタル・各動画配信サービスにてレンタル配信開始されることになった。■型破りな検事が従順な財閥令嬢に成り代わる?破天荒で型破りな検事チョ・ヨンジュはある日事故に遭い、記憶喪失に。目覚めると自分と瓜二つの財閥の末娘カン・ミナに間違えられていて、成り代わることに…!婚家に虐げられていたおとなしく従順なミナとは正反対の性格のヨンジュが財閥一家をハチャメチャにかき回す。次第に明らかになる財閥の裏の顔や検察の不正、隠蔽された事件の真実など…浮き彫りになる権力者たちの闇に牙をむくヨンジュの豪快で勇ましい言動に、スカッとした気分になれる痛快ストーリー。■パワフルで破天荒な無敵キャラ!最高に魅力的なヒロイン誕生目的のためなら手段を選ばない?出世や金のためなら不正をいとわないヨンジュは、不満はぶちまけ、我が道を行く破天荒な検事。記憶喪失になり、他人を装うことになっても目の前の問題に恐れず立ち向かい、自分らしく生きる姿に勇気をもらえるはず。財閥一家から受ける理不尽ないじめや権力者たちの陰謀にも屈せず突き進む!彼女の目まぐるしく変わる表情と予測不能な行動に目が離せない。そんな明るくエネルギッシュなヨンジュにより周りにも変化が…?気が済むまで暴れまくるも決してブレない。強く、賢く、美しく、パワフルなヒロインがやってきた!■イ・ハ二×イ・サンユン主演!抜群のコンビネーションで繰り広げるラブコメディドラマ「熱血司祭」「アイランド」など人気作に出演し、コメディ演技にも定評のあるイ・ハニが超個性的なヒロインを熱演。記憶喪失になった破天荒な不正検事チョ・ヨンジュと、虐げられた財閥の末娘カン・ミナの一人二役に挑戦し、彼女にしかできないコミカルかつパワフルな演技で唯一無二のキャラクターを誕生させた。抜群のスタイルを生かした華麗なアクションシーンにも注目だ。そして、記憶喪失のヒロインに振り回されながらも協力者として支える財閥、ハン・スンウクを演じるのは「アバウトタイム~止めたい時間~」「VIP-迷路の始まり-」などで大人の魅力を見せつけたイ・サンユン。ヒロインがピンチの時は必ず駆けつけ、スマートに手助け。2人の抜群の相性から生み出されるテンポのいいコミカルな掛け合いと、次第に惹かれあう大人のロマンスも見どころ。ヨンジュの同期で優秀な検事アン・ユジュンを演じるのは「推理の女王」のイ・ウォングン。ヨンジュを慕い、支える一途な姿を爽やかに演じている。ヒロインをめぐる、この三角関係も見逃せない。さらに、回想シーンでイ・サンユンの学生時代を演じるのは人気ボーイズグループ「THE BOYZ」のヨンフン。イ・ハニの学生時代を演じるI.O.I出身キム・ドヨンとの初々しい初恋のエピソードは物語のキーポイントとなる。■2021 SBS演技大賞で4冠を受賞!韓国で最高視聴率17%超えを記録魅力的な唯一無二のキャラクターをパワフルに演じたイ・ハニと、そんなヒロインに惹かれる財閥を好演したイ・サンユンが最優秀演技賞を獲得。さらに、圧倒的悪役の財閥の長女を見事に熱演し、物語にスリルを加えたチン・ソヨンが優秀演技賞、イ・ハニとの軽快なやり取りが評価された財閥の長男を演じたソン・ウォンソクが助演賞を獲得し、全4冠を受賞。実力派俳優陣が生み出すシナジー効果と引き込まれるようなテンポとストーリーに魅了される視聴者が激増、韓国で最高視聴率17%超えを記録し、多くの人に笑いと元気を届けた。「ワン・ザ・ウーマン」は4月5日(水)よりDVDレンタル開始(text:cinemacafe.net)
2023年02月17日Disney+(ディズニープラス)の「スター」にて配信されるイ・ソンギョンとキム・ヨングァンのW主演で贈る「愛だと言って」から、予告編とティザービジュアルが解禁となった。本作は、父親の再婚相手に全てを奪われたイ・ソンギョン演じるヒロイン・ウジュが、再婚相手への復讐をきっかけに出会った男性と思わぬ恋に落ちていくロマンス復讐劇。父の不倫と再婚により、心に傷を追ったウジュ。それから13年の時がたち、突然父の死の知らせを受けると同時に、再婚相手に家を追い出されてしまったウジュは自分の人生を狂わせた女性への復讐を決意。しかし、その息子と知らずに出会ったキム・ヨングァン演じるドンジンに惹かれていくことに…。出会うべきではなかった傷だらけの男女の複雑な恋愛模様を丁寧に描いていく。今回解禁されたのは、ウジュとドンジン、そしてウジュの友人であるユン・ジュン、ドンジンの元恋人カン・ミニョン、ウジュの姉シム・へソンら主要人物が揃い、全員が明るい笑顔を向け、楽しそうな雰囲気が印象的なティザービジュアル。一方で「恋も、人生も私たちの思い通りにいかないとき」というフレーズが表すように、それぞれが複雑に絡み合う予測できない波乱のストーリー展開を予感させている。また同時に解禁となった予告は、ウジュが家を追い出されるシーンから始まり、「同じ苦しみを与える」と復讐を強く決意するウジュの視線の先には父の再婚相手の息子ドンジンが。一方で、仕事ばかりのドンジンは一見すべてを持ち合わせた完璧な男性に見えるが、内側には悲しさや寂しさを抱えた孤独な人物。そんな役柄を繊細な表情で見事に表現するキム・ヨングァンの演技、そして人気カリスマモデルの素顔から一変、素朴で複雑な感情を抱えたウジュを自然に演じるイ・ソンギョンにも注目。ウジュが最後に選ぶのは、復讐か、それとも愛情か、期待が高まる。「愛だと言って」は2月22日(水)より毎週水曜日ディズニープラス スターにて2話ずつ独占配信開始(全16話)。(text:cinemacafe.net)
2023年01月31日映画『オマージュ』が、2023年3月10日(金)に公開される。イ・ジョンウンが主演。『パラサイト 半地下の家族』のイ・ジョンウンが主演映画『オマージュ』は、ヒット作に恵まれず新作を撮る目処が立たない映画監督が、夢と現実の狭間を行ったり来たりしつつ、人生を見つめ直し、新たな一歩を踏み出す姿を描いた物語。主演のイ・ジョンウンは、『パラサイト 半地下の家族』にも出演し、本作で単独初主演にしてアジア太平洋映画賞最優秀演技賞を受賞した。さらに、『あなたの顔の前に』などホン・サンス監督作品に多数出演するクォン・ヘヒョ、ドラマ『愛の不時着』で5人の兵隊のうちの一人を演じ話題となったタン・ジュンサンら韓国の実力派が集結する作品だ。失われたフィルムをめぐって、新たな一歩を踏み出す女性ヒット作に恵まれず、新作を撮る目処が立たない映画監督のジワンが引き受けたのは、60年代に活動した韓国の女性監督、ホン・ジェウォンが残した映画『女判事』の欠落した音声を吹き込むという仕事。作業を進めながらフィルムの一部が失われていることに気づいたジワンは、ホン監督の家族や関係者のもとを訪ねながらフィルムの在処や真相を探っていく。母として、妻としての日常生活がありながらも、キャリアの曲がり角で立ち往生しそうになっているジワン。夢と現実、現在と過去の狭間を行きつ戻りつしながらも、ジワンはフィルムの修復と共に、自分自身も回復させるかのように人生を見つめ直し、新たな一歩を踏み出していく―。登場人物■主人公・ジワン…イ・ジョンウンヒット作に恵まれず、新作を撮る目処が立たない映画監督。失われたフィルムを追い求める。■ボラム…タン・ジュンサンジワンの息子。ジワンの映画をつまらないと酷評する。■夫…クォン・ヘヒョジワンの夫。監督は『マドンナ』『ガラスの庭園』のシン・スウォン監督を務めるのは、『マドンナ』や『ガラスの庭園』を手掛けたシン・スウォン。厳しい現実に直面しながらも映画を撮ることを諦めないジワンに自身を投影させ、女性たちが時を超えて手を取り連帯していく物語に昇華させた。【詳細】映画『オマージュ』公開日:2023年3月10日(金)監督:シン・スウォン出演:イ・ジョンウン、クォン・ヘヒョ、タン・ジュンサン字幕翻訳:江波智子提供:ニューセレクト配給:アルバトロス・フィルム
2023年01月30日いよいよ今年も残すところ1か月を切りましたが、これから迎える最大のイベントといえばクリスマスと新年。楽しみな反面、恋愛に対して心残りがある人もいるのでは?そこで、あと1歩踏み出す勇気が出ない人にオススメの恋愛映画をご紹介します。『ハッピーニューイヤー』【映画、ときどき私】 vol. 538クリスマスと新年を前に、ホリデームードに包まれている高級ホテル〈エムロス〉。そこにいたのは、男友達への告白を15年間もためらっているホテルのマネージャー、イケメンで優秀なのにちょっとクセのあるホテルのCEO、ミュージカル女優の夢に破れた新米のハウスキーパー、ビジネスウーマンとなった初恋の相手と40年ぶりに再会したドアマン。そして、公務員試験に落ち続けたうえに恋人にもフラれた就活生、下積みを経てついにスターとなった人気アーティストとマネージャー、超スピード婚へと突き進もうとするラジオプロデューサーとピアニスト、ホテルのラウンジで毎週お見合いをする整形外科医、告白チャレンジゲームに巻き込まれた高校生カップルたちも次々とホテルにやって来る。ドタバタが繰り広げられるなか、あと数時間で彼らはハッピーな新年を迎えることができるのか……。ハン・ジミンやイ・ドンウク、カン・ハヌル、少女時代のユナをはじめとする豪華なキャストが一挙に集結し、話題となっている本作。そこで、こちらの方にお話をうかがってきました。クァク・ジェヨン監督『猟奇的な彼女』や『ラブストーリー』など、数々の恋愛映画を生み出してきたジェヨン監督。今回は、初の群像劇に挑戦し、同時に展開されるさまざまな恋愛の様子を描いています。ストーリーやキャラクターの構成におけるこだわりや人気俳優たちの素顔、そして恋愛において大事にしてほしいことなどについて語っていただきました。―本作のきっかけは、弘兼憲史さんのコミック「黄昏流星群」を読んだことでもあるそうですが、どういったところに惹かれたのでしょうか。監督これまで私は若い人たちの恋愛を手掛けてきましたが、「黄昏流星群」では中高年の人たちの恋愛が描かれていたので、そんなふうに私自身の年代に合うような作品を作ってみたいと思うようになりました。特に、ある程度年齢を重ねたあとにもう一度経験する恋愛のなかでどんな風に愛情を感じるのか、といった点について研究してみたいと思ったのです。いろんな事情があって「黄昏流星群」の映画化は叶いませんでしたが、ドアマンのサンギュとビジネスウーマンのキャサリンは登場人物のなかでも少し上の年代なので、「黄昏流星群」のことを頭に浮かべながら2人を描きました。恋愛には、国境も年齢も関係ない―本作にはとても幅広い年代の男女が登場しますが、キャラクターを設定するうえでこだわったことがあれば、教えてください。監督今回は、高校生から60代までさまざまなカップルが出てきますが、私は恋愛に国境がないのと同じように、年齢も関係ないと思っています。そういったことから、一番年上のカップルが高校生よりも子どもみたいにはしゃいで遊んでいる姿を見せることにしました。いろんな経験をしてきた2人には少年少女のような恋愛をしてほしいと思いましたし、いくつになっても誰でも恋愛できるということを表現したかったのです。そのほかに、恋愛ではなく歌手とマネージャーという男同士の友情やカップルの周りにいる家族や友達、ホテルの人たちの物語も散りばめて構成しています。そんなふうに、キャラクターの年齢も状況もさまざまですが、今回意識したのは、ラブストーリーには付き物である性的な部分を排除すること。純粋に人を愛する姿を描きたかったので、気持ちだけでもハッピーな恋愛ができるのだという思いを込めてシナリオを書いています。実際、俳優たちにも「とにかくピュアな愛を表現してほしい」とお願いしました。―その舞台に、新年を選んだのはなぜですか?監督新年を迎える前に解決できていないことがあると、少し怖い気持ちもあると思ったので、その点も描きたくてそのような設定にしました。誰もが希望に満ちた新年を迎えたいと考えるはずですから、解決できないことを一緒に悩んでくれる人や自分のことを気遣ってくれる人たちを見つけられるのが何よりも幸せなことなのではないかなと。新年を前にすべてを解決し、そして恋愛も叶えてほしいという思いで作りました。イメージと実際が違う人もいておもしろかった―そんな監督の思いを体現しているのは、豪華俳優の面々ですが、現場でのみなさんの様子を教えていただけたらと。まずは印象に残っている方はどなたですか?監督私がこれまで一緒に仕事をしたことがあったのは、イ・ジヌクさんとチョン・ジニョンさんの2人だけで、あとはみなさん初めての方ばかりでした。そのなかでも意外だったのは、イ・グァンスさん。テレビで見ているとすごくおもしろくて活発なイメージですが、実際は非常におとなしい方で、余計なことは一切言わず、自分が演じるマネージャーの役について本当に真剣に考えてくれました。ただ、あまりにも何もしゃべらないので、思わず「無口なんですね」と言ったら「はい、そうなんですよ」と自分でも答えていたほど(笑)。でも、逆にそういうところがおもしろいと感じました。―ほかにも、イメージと違った方はいらっしゃったのでしょうか。監督あとは、キャサリン役のイ・ヘヨンさんですね。彼女は強そうな印象がありましたし、役としても強烈なキャラクターでしたが、撮影の初日に「すごく緊張している」と携帯にメッセージが送られてきたのです。ただ、そういうところは見せないようにしていたのか、いざ演技が始まったらガラリと変わりましたが、いままで私が知っていた彼女の性格とは違う部分もあるのだなと驚きました。相手役のチョン・ジニョンさんはほかの方より少し年齢が上で重厚感のある俳優ですが、みなさんを笑わせてくれるような方なので、とても親しみやすかったです。―では、現場をリードしていた方はいらっしゃいましたか?監督姉御肌タイプなので現場を引っ張っていってくれたのは、ハン・ジミンさん。劇中のキャラクターもホテルのマネージャーでしたが、実際も同じような感じで立ち振る舞ってくれました。―いろんなキャラクターが出てきますが、監督にとって思い入れのある登場人物といえば誰ですか?監督カン・ハヌルさんが演じたジェヨンは、自分と同じ名前なので、とても親しみを感じていました。しかも、ほかはみんなかっこよくてステキなキャラクターばかりなのに、彼だけが現実的で負け犬のような役どころ。それだけに、シナリオを書いているときから一番愛着を持っていました。ユナさんともお似合いのカップルでしたし、2人ともすごく上手に演じてくれたと思います。観客の記憶に残るような楽しいシーンを作りたかった―また、驚かされるようなこともありましたか?監督今回、ソ・ガンジュンさんには歌手の役を演じてもらいましたが、本当に多才な方なので、劇中で披露している曲は用意されていた歌詞をご自身で脚色して書いたものを歌っています。一生懸命練習してくれたおかげで歌唱力は歌手レベルでしたし、ダンスも非常にうまかったので、何をやらせてもうまくできる方なんだろうなと思いました。あとは、高校生カップル役のチョ・ジュニョンさんウォン・ジアンさんは映画の出演は初めてだったにもかかわらず、萎縮することなくしっかりと演じてくれたので、私が監督デビューした80年代頃の若手とは違うんだなと。昔は、アフレコする前提で演じていたので、多少未熟なところもありましたが、最近の方は初めてでもうまいですよね。―そして何と言っても、スペシャルゲストとして登場するクォン・サンウさんには、日本のファンもびっくりするのではないかなと。監督クォン・サンウさんが登場するシーンは、シナリオ上では「ホテルのレストランでセレブが食事をしている」くらいの描写しか当初はありませんでした。でも、みなさんがよく知っているクォン・サンウさんが出てきたらおもしろいんじゃないかなと。あとは、本作の製作会社が手掛けた別の作品に彼が出ていたことと、私が以前エグゼクティブプロデューサーを務めた中国の作品に出演されていたというご縁があったのでお願いをしました。ただ、そこは絵コンテも何もなかったシーン。「できるだけ観客の記憶に残るような楽しくておもしろいシーンを作ろう」と2人で相談をして作り上げました。その結果、有名人であるにもかかわらず気づかれず、自分を知らない人がいることにすねて帰るという設定にしたのです。でも、彼に尋ねてみたところ、「実際の僕は違いますよ!」とは言っていました(笑)。いまは世の中も恋愛の仕方も変わってきたと感じる―そのシーンは、ぜひ注目ですね。また、本作を制作する過程では、日本の映画『マスカレード・ホテル』や『THE 有頂天ホテル』などもご覧になったそうですが、監督にとって日本映画とはどのような存在ですか?監督この作品を撮る前に、ホテルを題材にしている日本の映画を参考に観ましたが、あとで真似していると言われてしまうことがないように自分の映画との違いを確認する意味も込めて観ました。私は黒澤明監督をはじめとする有名な過去の作品はよく観てきましたが、それらは私が映画監督をするうえで素養を磨いてくれたもの。私にとって日本映画というのは、自分を映画監督にしてくれた大きな柱のひとつだと考えています。―それでは最後に、恋愛映画を得意とする監督から恋愛に悩む日本の女性たちに向けて、いい恋愛をするためのアドバイスをお願いします。監督私の娘たちもなかなか恋愛がうまくいかないようで、彼女たちにすらいいアドバイスができずにいるところではありますが(笑)。でも、まずは積極的になることがやはり一番大事ではないでしょうか。実際、結婚をする前、私は妻に対してとても積極的でしたから。とはいえ、いまは昔と違って本当にいろんな出会いがありますし、自分の意志でいろんな選択ができる世の中になっていると思います。今回のシナリオができたときに娘たちとも話し合いましたが、いまの世代は恋愛の仕方も変わってきたと感じました。ですから、私の考えをアドバイスとしてお話しするのではなく、映画を通してさまざまな恋愛の姿を見ていただき、「自分だったらこういうタイプの人が合うかな?」とか「ここは避けたほうがいいかな?」とか、そんなことを考えながら楽しんでいただけたらうれしいです。今年最後の行動が来年の幸せにつながる!恋愛において大事なのは、年齢や立場ではなく、自分の気持ちに素直になること。シンプルだけどつい忘れがちなことだけに、そんな気持ちを思い出させてくれるハッピーな1本を観て、最高の新年を迎える準備を整えてみては?取材、文・志村昌美幸せの予感が詰まった予告編はこちら!作品情報『ハッピーニューイヤー』12月9日(金)新宿ピカデリーほか全国ロードショー配給:ギャガ️© 2021 CJ ENM CORP., HIVE MEDIA CORP. ALL RIGHTS RESERVED
2022年12月07日「海街チャチャチャ」「私たちのブルース」のシン・ミナと、「シグナル」「輝く星のターミナル」のイ・ジェフンによるロマンティックファンタジードラマ「明日、キミと」(2017)が、YouTubeにて期間限定で全話一挙公開。主演2人のインタビュー映像も公開される。本作は、「ヴィンチェンツォ」「海街チャチャチャ」「ユミの細胞たち」など近年、大ヒット韓国ドラマを連発して世に送り出している制作会社「STUDIODRAGON」によって2017年に制作されたドラマ。演出は「ああ、私の幽霊さま」「ナイショの恋していいですか!?」のユ・ジェウォン、脚本は「太陽がいっぱい」や映画『僕の妻のすべて』のホ・ソンヘと、ラブコメに定評ある2人がタッグを組んだ作品となっている。そんな最強タッグから抜擢された本作主演のシン・ミナとイ・ジェフンは当時、初共演ながらもぴったりと息の合った演技で、心温まるハートウォーミングな新婚夫婦、“アスキミ”カップルを演じた。ストーリーは、3年後の未来でマリン(シン・ミナ)という女性と同じ日・同じ時間・同じ場所で死ぬ運命を、タイムトラベラーのソジュン(イ・ジェフン)が知るところからスタート。最悪の未来を変えるべく、キーパーソンとなるマリンを探し始める。現在のマリンは、落ちぶれた元人気子役で、パッとしないカメラマンのたまご。酒癖が非常に悪く、モテない、貯金もない欠点だらけだが、ソジュンは運命を変えるため仕方なく近づく。未来のことは何でも分かってしまうが、マリンの行動だけは予測不可能。果たして、2人の運命は...?「明日、キミと」はYouTubeチャンネル「WE LOVE K」にて期間限定で全話一挙公開中。YouTubeチャンネル「WE LOVE K」では「恋するレモネード」「マンホール~不思議な国のピル」「最高の離婚~Sweet Love~」など人気韓国ドラマ作品を期間限定で無料配信中。(text:cinemacafe.net)
2022年12月05日