『ノーカントリー』『ファーゴ』のイーサン・コーエン監督最新作『ドライブアウェイ・ドールズ』(原題:Drive-Away Dolls)が6月7日(金)より全国公開されることが決定。日本版特報が解禁された。日々の生活に行き詰まりを感じるジェイミー(マーガレット・クアリー)とマリアン(ジェラルディン・ヴィスワナサン)は、車の配送【=ドライブアウェイ】をしながらドライブ旅行に出かける。だが、謎のスーツケースを巡ってギャングに追われることに!女二人旅のはずが予測不能なアメリカ縦断ドライブへ…はたして、ジェイミーとマリアンの運命は?イーサン・コーエン初となる単独監督を務めた本作。妻のトリシア・クックと共同で脚本・製作を手掛けた注目作だ。キャストには、『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』で注目を浴びたマーガレット・クアリーやジェラルディン・ヴィスワナサンのほか、ドラマシリーズ「マンダロリアン」「THE LAST OF US」に出演し注目を集めるペドロ・パスカルや、マット・デイモン、さらに映画出演が久しいマイリー・サイラスが特別出演。コーエンとクックが「お互いにアイデアを言い合いながら作り上げた」と話す物語が、個性豊かな俳優陣によってさらなるユーモアを生み出している。この度解禁となった特報では、女二人の旅で気分転換しようとする主人公らの気持ちとは裏腹に、トラブルに巻き込まれ、クセの強いキャラクターたちから逃走する様子が映し出される。コーエン監督の遊び心もたっぷりで、破天荒なガールズムービーを予感させる映像となっている。『ドライブアウェイ・ドールズ』は6月7日(金)よりTOHOシネマズシャンテ、渋谷シネクイントほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:ドライブアウェイ・ドールズ 2024年6月7日よりTOHOシネマズ シャンテ、渋谷シネクイントほか全国にて公開©2023 Focus Features. LLC.
2024年02月21日9月11日(現地時間)、監督作『Wildcat(原題)』がプレミアを迎えるトロント国際映画祭にて、主演で娘のマヤ・ホークとレッドカーペットを歩いたイーサン・ホーク。実は、イーサンが飛行機トラブルに遭い、長距離バス(グレイハウンド)に乗ってなんとかイベントに出席できたという裏話があったという。マヤは「父はバスに乗ってきました。みんなの話題になっていますよ。すべての飛行機が欠航になってしまって、ここまでバスで来るしかなかったんです」と「People」誌に語った。イーサンは「3便のフライトがキャンセルになり、『空港のせいでイベントを欠席するわけにはいかない!』と思って。だからバスターミナルに行ってバスに飛び乗りました」と補足した。その時イーサンと一緒にいたのは妻と仕事のパートナーで、マヤとは別々に向かっていたのだという。「バスの中では、だれも他人のことなんて気にしていません」「快適ではないですね」と長距離バスの感想を語ったイーサン。「私は後ろの方で身を隠すようにして、ただ本を読んで、なんとか間に合うようにと祈っていました」とドキドキしながら乗っていたそうだ。その結果、無事に間に合い、親子でレッドカーペットを歩くことができた。(賀来比呂美)
2023年09月13日『Wildcat(原題)』で監督&主演俳優として親子タッグを組んだイーサン・ホークとマヤ・ホークが「Variety」誌の表紙を飾った。カバーストーリーで同作の裏話を語っている。『Wildcat』は、米女性作家で1964年に39歳の若さで亡くなったフラナリー・オコナーの伝記映画。マヤは高校1年生の時に初めてオコナーの作品に触れて以来、オコナーを深く尊敬し憧れていた。名門ジュリアード学院に入学するため、オコナーの作品を用いた一人芝居用の脚本を書き、それをイーサンに見てもらってアドバイスを受けたくらいだ。そして見事合格を果たしたが、わずか1年で俳優業に専念するため自主退学。それでもオコナーへの興味はずっと失われていなかったという。『Wildcat』で父がメガホンを取り、自身は憧れのオコナーを演じるということで張り切っていたとみられるマヤ。「(撮影現場で)父のことをイーサンと名前で呼ぶことにしたんです。その方がプロっぽいかなと」。ところが、マヤの意図とは反したことが起きた。「実際はみんなの気を散らすことになっていると気付いて。『なんでそんなことをするの?』とも言われてしまったので、ほとんど『パパ』って呼んでいましたね」とふり返った。『Wildcat』は9月1日にテルライド映画祭で世界初上映を迎えた。トロント国際映画祭でも上映が決定している。脚本はイーサン&シェルビー・ゲインズ、キャストはマヤのほか、ローラ・リニー、ヴィンセント・ドノフリオら。(賀来比呂美)
2023年09月07日スリラー映画『ブラック・フォン』が、2022年7月1日(金)より公開される。主演はイーサン・ホーク。ジェイソン・ブラム率いるブラムハウス最新作映画『ブラック・フォン』は、『透明人間』『ゲット・アウト』『スプリット』など数々のヒット作を世に送り出してきた、ジェイソン・ブラム率いるブラムハウス・プロダクションズによる最新サイコスリラー。新たな才能を多数発掘してきたブラムハウス・プロダクションズが、『ドクター・ストレンジ』『エミリー・ローズ』などで知られるスコット・デリクソン監督とタッグを組んだ。さまざまな恐怖が“同時進行”するサイコスリラー物語の鍵を握るのは、不気味な連続誘拐犯。少年フィニーは、マジシャンを名乗る誘拐犯の手によって、地下室に閉じ込められてしまう。一方、フィニーの妹は、予知夢を頼りに兄を探しはじめて...。地下室の内側と外側に断絶された兄妹に襲いかかる恐怖とは?サイコパス、スーパーナチュラル、サイキック...など、様々な要素が同時進行的に繰り広げられるスリリングな1本だ。映画『ブラック・フォン』あらすじ映画『ブラック・フォン』の舞台は、子供の連続失踪事件が起きているコロラド州のとある町。気が小さく独り立ちできない少年フィニーは、ある日の学校の帰り道、マジシャンだという黒風船を持った男に出くわす。「マジック見るかい?」の一言を発したかと思うと、フィニーは黒いバンに無理やり押し込まれ、気が付いた時には地下室に閉じ込められていた。壁に囲まれたその部屋には鍵のかかった扉と鉄格子の窓、そして「断線している黒電話」。だが、その断線しているはずの電話のベルが突如鳴り響く・・・!それは、この部屋の恐怖と真実を知る”死者からのメッセージ”だった!一方、妹のグウェンは兄の失踪に関する不思議な予知夢を見たという。夢の記憶を頼りに、必死に兄の行方を探し始める―イーサン・ホークが連続誘拐犯に■連続誘拐犯人...イーサン・ホーク得体の知れない連続誘拐犯人。黒風船を持ち、マジシャンだと名乗る。歯を見せ口角を上げたゾっとするような笑顔や、しかめっ面のようなヘの字、中にはまるで能面のように口のない表情など、時によって変化するおぞましいマスク姿が恐怖を煽る。『魂のゆくえ』『しあわせの絵の具 愛を描く人 モード・ルイス』のイーサン・ホークが主演を務める。■フィニー...メイソン・テムズ気が小さく独り立ちできない少年。ある日の学校の帰り道で誘拐され、地下室に閉じ込められてしまう。■グウェン...マデリーン・マックグロウフィニーの妹。兄の失踪に関する予知夢を頼りに、兄の行方を探す。スティーヴン・キングの息子、ジョー・ヒルの短編が原作原作は、“スリラー・ホラーの帝王”スティーヴン・キングの息子、ジョー・ヒルの名短編『黒電話』。ジョー・ヒルが2005年に発表した作家デビュー短編集『20世紀の幽霊たち』に収められた名短編『黒電話』を、ブラムハウス・プロダクションズの卓越したアイデアとクリエイティビティをもってして映画化する。【詳細】映画『ブラック・フォン』公開日:2022年7月1日(金)製作:ジェイソン・ブラム(ブラムハウス・プロダクションズ)監督:スコット・デリクソン原作:ジョー・ヒル「黒電話」出演:イーサン・ホーク、メイソン・テムズ、マデリーン・マックグロウ配給:東宝東和
2022年04月03日ブラムハウス・プロダクションズ製作のイーサン・ホーク主演『The Black Phone(原題)』が邦題『ブラック・フォン』として7月1日(金)より全国公開されることが決定し、日本版キービジュアルと予告編が解禁された。舞台は、子どもの連続失踪事件が起きているコロラド州のとある町。気が小さく独り立ちできない少年フィニー(メイソン・テムズ)は、ある日の学校の帰り道、マジシャンだという黒風船を持った男(イーサン・ホーク)に出くわす。「マジック見るかい?」の一言を男が発したかと思うと、フィニーは黒いバンに無理やり押し込まれ、気がついたときには地下室に閉じ込められていた。壁に囲まれたその部屋には鍵のかかった扉と鉄格子の窓、そして「断線している黒電話」。だが、その断線しているはずの電話のベルが突如鳴り響く…それは、この部屋の恐怖と真実を知る“死者からのメッセージ”だった!一方、妹のグウェン(マデリーン・マックグロウ)は兄の失踪に関する不思議な予知夢を見たという。夢の記憶を頼りに、必死に兄の行方を探し始める。地下室の内側と外側に断絶された兄妹に襲いかかる恐怖。彼らを待ち受ける真実とは…?『透明人間』(20)のリー・ワネル、『ゲット・アウト』(17)のジョーダン・ピール、『スプリット』(16)のM.ナイト・シャマランと才能と個性豊かな監督とタッグを組み、優れたスリラー作品を数多く世に送り出してきたブラムハウス・プロダクションズ。今回新たにパートナーとして選んだのは、『ドクター・ストレンジ』(16)、『エミリー・ローズ』(05)などの監督で知られるスコット・デリクソン。稀代のスリラー作家として名を馳せるスティーヴン・キングの息子、ジョー・ヒルが2005年に発表した作家デビュー短編集「20世紀の幽霊たち」に収められた名短編「黒電話」を原作に、サイコパス、スーパーナチュラル、サイキックといった様々な要素が同時進行的に繰り広げられるスリリングな1本を作り上げた。謎めいた展開と恐怖描写が満載の予告編と併せて解禁された日本版キービジュアルでは、イーサン・ホークが扮する得体の知れない連続誘拐犯人が大きく写し出され、その不気味さが異様に際立つ。ただならぬ雰囲気に、本編への期待が大いに高まるビジュアルとなっている。卓越したアイディアとクリエイティビティで映画シーンを牽引するブラムハウス・プロダクションズ製作とあって、世界中から熱視線が送られている本作。昨年、アメリカ・テキサス州オースティンで開催された、ジャンル系映画の祭典“ファンタスティック・フェスト”(2021年9/23~30)でのプレミア上映でお披露目されると大喝采を浴び、Rotten Tomatoesではなんと驚異の100%評価(2022/3/22時点)。IMDbでも7.8/10と高評価。続報にも注目だ。『ブラック・フォン』7月1日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ブラック・フォン 2022年2月11日より全国にて公開© 2021 UNIVERSAL STUDIOS. All Rights Reserved.
2022年03月31日ユアン・マクレガーとイーサン・ホークが、Appleのオリジナル映画『Raymond and Ray』(原題)で異母兄弟を演じるという。Apple TV+の公式サイトが発表した。監督・脚本はロドリゴ・ガルシア(『パッセンジャーズ』『アルバート氏の人生』)、製作はアルフォンソ・キュアロン(『ROMA/ローマ』)、ボニー・カーティス&ジュリー・リン(『アルバート氏の人生』)。Apple TV+によれば、『Raymond and Ray』は「ひどい父親の影でひっそりと生きてきた異母兄弟のレイモンド(ユアン)とレイ(イーサン)」の物語。「彼らはそれでもお互いにユーモアを持ち合わせていました。父親の葬式は、彼らに取って生まれ変わるチャンスです。そこには怒りあり、痛みあり、愚かさあり、愛もあるかもしれません。間違いなく最後の始末をつけることになります」とのこと。ともに50歳で、スコットランド出身のユアンとアメリカ出身のイーサン。映画ファンは「どちらがどちらの言葉のアクセントに合わせるんだろう?」「イーサンがスコティッシュ・アクセントでしゃべってくれたら最高」「キャスティングが絶妙」「ユアン、イーサン、キュアロン。観ないわけにはいかない」と期待をふくらませている。(Hiromi Kaku)
2021年08月31日イーサン・ホークが知られざる孤高の天才ニコラ・テスラを演じる『テスラ エジソンが恐れた天才』が、3月26日(金)より公開。この度、100年前の人物ながら“PCで検索する”シーンや、イーサンの怪演ぶりをとらえた場面写真が解禁された。■100年以上前なのに、PCで検索する演出!?劇中では、物語の解説として、テスラに好意とシンパシーを抱くJ・P・モルガンの娘アン(イヴ・ヒューソン)がPCで時代背景を検索して紹介するシーンが出てくる。これは、テスラの考えの中ではすでにPCや携帯電話が予見されていたと想像し、劇中に登場させたもの。また書き割りを多用することによって、才能がありながらも浮世離れしたテスラの浮遊するような心象風景を演出。偉人の半生を追うだけではなく、かつて観たことがない作品に仕上がっている。■イーサン・ホークの狂演、監督と3度目のタッグ!イーサン演じるニコラ・テスラは、人とのコミュニケーションがあまり得意ではなく、才能はあるが上手く世渡りができず、破滅していく。そんな彼の焦燥感溢れる場面写真が解禁。イーサンの卓越した演技が、『ハムレット』『アナーキー』に続く3度目のタッグで全幅の信頼をおくマイケル・アルメレイダ監督により最大限に引き出されている。■海外の不思議なマーケティングにも注目!海外のマーケティングもユニークなものだった本作。デザイナー、ダナ・キャランのN.Y.の自宅でプレミアスクリーニングを開催し、出演のカイル・マクラクランほか、ヒュー・ジャックマン夫妻も参加し話題になった。また、海外のポスターでは、コンセントのアイコンをもじったユニークなポスターを制作し、「IndieWire」が選ぶ2020年ベスト25の作品の1つにも選ばれている。■知られざる、ニコラ・テスラの半生にコメント続々茂木健一郎(脳科学者)世紀の天才の人生を、きらめく独創的で描く孤高のドラマ。テスラが映画を撮ったら、こんな作品になったろう。荒俣宏(作家)アメリカン・ユーモア風にいえば、電子時代に生きる現代人じゃないと理解してやれない「100年早すぎた天才」の葛藤ドラマだ。ラジオがまだ生まれたての時に、すでにインターネットを構想していたようなトンデモない男を描くなら、同時代にはありえなかった20世紀音楽や超常的な脚本が必要だったに決まっている。これでテスラの肉声が聞こえたよ!『テスラ エジソンが恐れた天才』は3月26日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:テスラ エジソンが恐れた天才 2021年3月26日よりヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて公開© Nikola Productions, Inc. 2020
2021年03月18日イーサン・ホークが、マーベルドラマ「Moon Knight」(原題)でヴィランを演じることになったという。「The Hollywood Reporter」が伝えた。「Moon Knight」は、マーベル・スタジオが手掛け、今後数年内に「Disney+」で配信する11作品のドラマの1つ。主役のムーンナイト/マーク・スペクターを、オスカー・アイザックが演じることが報じられている。Netflixの大人気ドラマ「アンブレラ・アカデミー」の共同クリエイター、ジェレミー・スレイターが脚本、製作総指揮、ショーランナーを務める。今作でスーパーヒーローとヴィランを演じるオスカーとイーサンは、過去に2人ともマーベル映画『ドクター・ストレンジ』の主役候補に挙がっていたという“つながり”がある。オスカーはゴールデングローブ賞、イーサンはアカデミー賞にノミネート経験がある実力派俳優でもあり、「2人の共演が楽しみ」という声や、イーサンに対して「最高のチョイス」などの期待の声が上がっている。「Disney+」のマーベルドラマ11作品の中でデビューを果たしたのは、先週金曜日に配信開始されたエリザベス・オルセン&ポール・ベタニー主演の「ワンダビジョン」。続いてアンソニー・マッキー&セバスチャン・スタン主演の「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」が3月19日、トム・ヒドルストン主演の「ロキ」が5月に配信を控えている。(Hiromi Kaku)
2021年01月18日知られざる孤高の天才ニコラ・テスラを、イーサン・ホークが怪演する『テスラ エジソンが恐れた天才』が公開されることが決定。併せて、予告編とビジュアルが解禁となった。ニコラ・テスラは、1887年にテスラ電灯社を設立し、今日の電気の基礎となる交流電気方式をはじめ数多くの発明を成し遂げた人物。無線送電やロボットなど未来を予測した研究も発表するが資金難に苦悩し、1943年にホテルで独り生涯を終える。交流電流によって、直流電流のエジソンとの電流戦争に勝利しながら、彼はなぜ人生に敗北したのか。本作では、人々の思考の先をゆく天才ゆえに、孤独な人生を歩み、愛だけは発明できなかった発明家・テスラの半生を描く。本作でテスラを演じるのは、『6才のボクが、大人になるまで。』などで、アカデミー賞に4度もノミネートされているイーサン・ホーク。天才の苦悩と悲哀をクールに体現している。そして、テスラのライバルともいえるエジソン役を、『ブルーベルベット』や「ツイン・ピークス」シリーズなどのカイル・マクラクランが務める。今回解禁された予告編では、電力システム、ラジオ、電気モーター、点火プラグなど数々のものを発明したテスラと、「偉大な人物」と称賛される一方で、マッドサイエンティストとも呼ばれたテスラの両面を描き、その狂気に満ちた半生を表現している。テスラVSエジソンの戦いを、アイスクリームを顔に押し付けあうという奇抜な演出で表現したシーンも映し出され、本編で繰り広げられる2人の闘いにも期待が高まる。予告編と同時に解禁されたポスタービジュアルには、こちらを睨み見るようなイーサン演じるテスラが真ん中に大きく配置され、その指先には稲妻が走っている。「彼がいなければ世界は100年遅れていた――。」というコピーが添えられ、世界の文明にテスラがいかに多大な影響を与えたかがうかがえる。『テスラ エジソンが恐れた天才』は2021年3月26日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)
2020年12月25日イーサン・ホークと『ブルーに生まれついて』ロバート・バドロー監督が再タッグを組んだ『ストックホルム・ケース』。この度、公開日11月6日に50歳の誕生日を迎えるイーサンの映像インタビューが解禁された。囚われたはずなのに、犯人に連帯感や好意的な感情を抱いてしまう心理学用語「ストックホルム症候群」の語源となった銀行強盗事件を描く本作。「普通の人は銀行強盗をしない。犯人が“いいヤツら”と言われても、普通は強盗したり銃で脅したりしない。銀行強盗の目的が金ではないので、かなり奇妙な男だとすぐに気づく」と、“本当の犯人”について言及するイーサン。「僕は再現ドラマやドキュメンタリー作品を作るつもりはなかった。僕は実際の犯人とかなり違うし、状況もよく理解できない。ただ事実を伝えるだけでは映画にならないんだ。観客が何に共通点を見出し、何に興味を引かれるか考えるべきだ。現代ではいろいろな方法で事実を確認できる。我々の仕事は物語を芸術作品として伝えることだ」と、熱く語る。そして、「ロバートと数年前に仕事をしたのでお互いの考えはよく理解ができた。彼は僕の演技を信じて、僕も彼を信じてついていった。どちらかが話の筋が通る境界線にいて、もう1人ははみ出さないように見張っていた」と監督との信頼関係を明かす。順通りの撮影については「興奮状態で銀行強盗を演じ、ひとつのセットで撮影が続く時間を追った撮影はやりやすかった」とふり返っている。『ストックホルム・ケース』は11月6日(金)よりヒューマントラストシネマ渋谷、シネマート新宿、アップリック吉祥寺ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ストックホルム・ケース 2020年11月6日 ヒューマントラストシネマ渋谷、シネマート新宿、UPLINK吉祥寺ほか全国公開© 2018 Bankdrama Film Ltd. & Chimney Group. All rights reserved.
2020年10月30日「ブルーに生まれついて」のイーサン・ホークと、ロバート・バドロー監督との再タッグで話題となっている映画「ストックホルム・ケース」が、11月6日より、ヒューマントラストシネマ渋谷、シネマート新宿、UPLINK吉祥寺ほかにて全国公開される。 映画「ストックホルム・ケース」は、「ストックホルム症候群」の語源となったスウェーデンの歴史的強盗事件を描いた作品。長髪のカツラを被り、アメリカ人風を装って大胆不敵な銀行襲撃事件を起こす、今までにないクレイジーでハイテンションな強盗犯ラース役を魅力いっぱいに演じるイーサン・ホークをはじめ、不運にもラースの人質になるが、どこか憎めない彼に不思議な感情を芽生えさせていく銀行員ビアンカに「ミレニアム」シリーズや「プロメテウス」のノオミ・ラパス。ラースの犯罪仲間グンナー役を「キングスマン」シリーズや「裏切りのサーカス」などで知られる英国出身の名バイプレイヤーであるマーク・ストロングが演じるなど、実力派たちの演技アンサンブルは必見。製作には「ゲット・アウト」、「アス」などのヒットメーカー、ジェイソン・ブラムが参加し、制作陣には人気俳優ウィル・スミスの会社も名前を連ねている。本作を手がけたロバート・バドロー監督は、「主役はイーサン演じるスウェーデン人の男で、ニューヨーカー誌の記事は“優しく狂暴な男”と説明した。二面性がある男を表現することにとても興味を持ったんだ。銀行強盗やスリラーを含む物語ではあるけど、登場人物の性格や心理的な動きを描写したかった」とコメントしている。 ■「ストック・ホルムケース」のあらすじ何をやっても上手くいかない悪党のラース(イーサン・ホーク)は自由の国アメリカに逃れるために、アメリカ人に扮装してストックホルムの銀行強盗を実行する。彼は幼い娘を持つビアンカ(ノオミ・ラパス)を含む3人を人質に取り、犯罪仲間であるグンナー(マーク・ストロング)を刑務所から釈放させることに成功。続いてラースは人質と交換に金と逃走車を要求し、グンナーと共に逃走する計画だったが、警察は彼らを銀行の中に封じ込める作戦に打って出る。現場には報道陣が押し寄せ、事件は長期戦となっていく。すると犯人と人質の関係だったラースとビアンカたちの間に、不思議な共感が芽生え始める。また、本作の公開に先立ち、この度予告編とオリジナル・サウンドトラックが解禁。まずはこちらをチェックしておこう。「ストックホルム・ケース」サウンドトラックリスト音楽にこだわりのあるバドロー監督らしく、劇中歌には「新しい夜明け」「今宵はきみと」「明日は遠く」「トゥ・ビー・ア ローン・ウィズ・ユー」など、ボブ・ディランの名曲たちが登場する。それらは自由の国アメリカに憧れるラースの心境や、1970年代当時のスウェーデンの雰囲気を感じさせ、強い印象と情感を醸し出す。ファッションヘッドラインでは、劇中歌をまとめたプレイリストをスポティファイ(Spotify)で公開中。映画と一緒にプレイリストも楽しんでみてほしい。【映画情報】「ストックホルム・ケース」11月6日よりヒューマントラストシネマ渋谷、シネマート新宿、UPLINK吉祥寺ほか、全国公開 監督・脚本:ロバート・バドロー製作:ジェイソン・ブラム劇中歌:ボブ・ディラン音楽:スティーブ・ロンドン出演:イーサン・ホーク、ノオミ・ラパス、マーク・ストロングほか提供:ハピネット、トランスフォーマー配給・宣伝:トランスフォーマーURL::@stockholmcase2018年 / カナダ・スウェーデン / 英語・スウェーデン語 / 92分 / シネスコ / カラー / 原題:STOCKHOLM / 日本語字幕:安藤里絵(C)2018 Bankdrama Film Ltd. & Chimney Group. All rights reserved.
2020年09月02日イーサン・ホーク主演、『ブルーに生まれついて』の監督と再タッグを組んだ主演最新作『STOCKHOLM』が邦題『ストックホルム・ケース』として公開決定。「ストックホルム症候群」の語源となったスウェーデンの歴史的強盗事件を描く。本作は、誘拐事件や監禁事件などの被害者が犯人と長い時間を共にすることにより、犯人に連帯感や好意的な感情を抱いてしまう心理学用語「ストックホルム症候群」の語源となった、“スウェーデン史上、最も有名な銀行強盗事件”として知られる5日間の立てこもり事件(ノルマルム広場強盗事件)を基にしたクライム・エンターテインメント。俳優のみならず脚本家、映画監督、演出家としても多方面で活躍するイーサン・ホークが、伝説のトランペット奏者チェット・ベイカーを演じスマッシュヒットを記録した『ブルーに生まれついて』(2015)のロバート・バドロー監督と再タッグ。長髪のカツラを被り、アメリカ人風を装って大胆不敵な銀行襲撃事件を起こす、いままでにないクレイジーでハイテンションな強盗犯ラース役を魅力いっぱいに演じる。また、不運にもラースの人質となるが、どこか憎めない彼に不思議な感情が芽生えていく銀行員ブリジッタに『ミレニアム』シリーズや『プロメテウス』などで知られるスウェーデン出身のノオミ・ラパス。ラースの犯罪仲間クラーク役を、『キングスマン』シリーズや『裏切りのサーカス』などで知られる英国出身の名バイプレイヤーであるマーク・ストロングが演じるなど、実力派たちの演技アンサンブルは必見。製作には『ゲット・アウト』『アス』などのヒットメーカー、ジェイソン・ブラムが参加、製作陣には人気俳優ウィル・スミスの会社も名前を連ねている。また、音楽にこだわりのあるバドロー監督らしく、劇中歌には「新しい夜明け」「今宵は君と」「明日は遠く」「君と二人きり」などボブ・ディランの名曲が登場。それらは自由の国アメリカに憧れるラースの心境や、1970年代当時のスウェーデンの雰囲気を感じさせ、強い印象と情感を醸し出す。「ストックホルム症候群」は、1996年に起きた「在ペルー日本大使公邸占拠事件」においても同様の事象が起きており、「リマ症候群」とも呼ばれている。極限状態の中で、なぜ、正反対の立場の彼らが命の危険を感じながらも心を通わせたのか?人間が持つ不思議な共感能力を、ユーモアを交えながらスリリングに描き出していく。『ストックホルム・ケース』は11月6日(金)よりヒューマントラストシネマ渋谷、シネマート新宿、アップリック吉祥寺ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2020年07月06日『アバウト・ア・ボーイ』と同じ原作者が描く、ローズ・バーン、イーサン・ホーク、クリス・オダウド共演の映画『15年後のラブソング』が6月12日(金)より公開。本作では、『マリッジ・ストーリー』でスカーレット・ヨハンソンとアダム・ドライバーが演じる夫婦の息子を演じた次世代子役が恋のキューピッドとなっており、注目を集めている。その名はアジー・ロバートソン、10歳。今年のアカデミー賞をにぎわせた『マリッジ・ストーリー』では離婚を決めた夫婦の間を行き来する一人息子ヘンリーを好演して、その魅力を十二分に発揮した。本作で演じるのはミュージシャン、タッカー・クロウ(イーサン・ホーク)の息子ジャクソン。数々の浮き名を流してきた父親のおかげで、自分に異母兄弟が何人いるのかが分からない…という役柄。そして、主人公アニー(ローズ・バーン)が、心の中に秘めていた「子どもが欲しい」という気持ちを再認識する大きな要因にもなる、母性を揺り動かす存在だ。ジェシー・ペレッツ監督は、彼について「自分の役割を理解している点で、まさにプロの役者でした」と絶賛。演技のうまさで見せる子役はあまた存在するが、劇中でその役柄として自然に存在するのは非常に難しい。「彼を起用できたことに興奮しましたし、何しろ安堵しました。演技が大げさな子役は多い。台詞を暗記して繰り返す。そんな子役を起用していたら、作品は台なしになってしまいます。ジャクソンは作品を左右する重要なキャラクターですからね」と語っている。そのほかの出演作には、アメリカの人気コメディ番組「サタデー・ナイト・ライブ」の「Wells for Boys」でエマ・ストーンの物憂げな息子役に。また、7月からBS10スターチャンネルにて放映が始まるフィリップ・ロス原作、ウィノナ・ライダー主演の話題作「プロット・アゲンスト・アメリカ」でゾーイ・カザンの息子役で出演している。10歳にして、名だたるスターと共演という華麗なる経歴。アジー・ロバートソンの活躍をいまから注目してみて。『15年後のラブソング』6月12日(金)より新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:15年後のラブソング 2020年6月12日より新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて公開©2018 LAMF JN, Ltd. All rights reserved.
2020年06月05日イーサン・ホーク演じる伝説のロックスター、タッカー・クロウをめぐる腐れ縁カップルとの三角関係を描いた映画『Juliet,Naked』の邦題が、『15年後のラブソング』に決定。6月12日(金)より公開されることになった。イギリスの港町サンドクリフと、アメリカのニュージャージー州の田舎町。海を隔てた遠く離れた二つの街で、思いがけなく出会った博物館勤めのアニーと、伝説のミュージシャンといわれるタッカー・クロウ。そこにアニーの恋人ダンカンも加わって…。不思議な三角関係の行方はいかに!?新しい人生に一歩を踏み出す、悩める大人たちへのラブソングといえる本作。アニーを演じるのは、『ピーターラビット』や『ANNIE/アニー』のローズ・バーン。その腐れ縁の恋人ダンカンには、『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』『ブライズメイズ 史上最悪のウェディングプラン』などのアイルランドの個性派クリス・オダウド。そして、伝説のミュージシャンを演じるイーサン・ホークは歌声も披露する。『アバウト・ア・ボーイ』をはじめ、欧米で絶大な人気を誇る小説家ニック・ホーンビィの原作を基に、人生のリアルに押し流されながらも新しい一歩を踏み出そうともがく、“大人になりきれない”男女3人をチャーミングに演じる彼らに注目だ。あらすじそれなりの仕事があり、長年一緒に暮らすパートナーがいる。周囲から見たら「安定」という言葉がふさわしい生活に、不満があるわけではないけれど…。そんな30代後半のアニーのもと、1通のメールが舞い込む。送り主は、90年代に表舞台から姿を消した伝説のロック・シンガー、タッカー・クロウ。彼こそ、腐れ縁の恋人ダンカンが心酔するミュージシャンだった――。『15年後のラブソング』は6月12日(金)より新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:15年後のラブソング 2020年6月12日より新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて公開©2018 LAMF JN, Ltd. All rights reserved.
2020年02月27日『ビフォア・サンライズ 恋人たちの距離』(1995)、『ビフォア・サンセット』(2004)、『ビフォア・ミッドナイト』(2013)とシリーズ3本でイーサン・ホークと主演を務めたジュリー・デルピーが、ギャラについて衝撃的な告白をした。長年、ハリウッドで監督、女優、脚本家と幅広く活躍しているジュリーが、チューリッヒ映画祭で「Variety」誌のインタビューを受け、「#Me Too」や「Time’s Up」について語った。「みんなが“平等”について声を上げるようになった。『女性を助けたい』ってね。女性は男性よりギャラが低いというのはだれでも知っていること。脚本家であっても、監督であっても、女優であっても」。これはジュリー自身も経験してきたことで、『ビフォア・サンライズ 恋人たちの距離』のギャラは「イーサンの10分の1くらいだった」と明かし、続編の『ビフォア・サンセット』でようやく「半分くらいはもらえたかな」と告白。なお、『ビフォア・サンセット』では、ジュリーはイーサン、監督のリチャード・リンクレイターとともに脚本も担当した。そして2013年、シリーズ3作目の『ビフォア・ミッドナイト』を作るにあたり、ジュリーは自身の正当な権利を主張したという。「ねえ、聞いて。もし、(イーサンと)同じ額のギャラをもらえないのなら、この映画はやらない」と。その結果、ジュリーが平等なギャラを手にし、前作と同様3人で脚本も手掛けた3作目は、アカデミー脚色賞にノミネートされた。(Hiromi Kaku)
2019年10月04日イーサン・ホーク主演、巨匠ポール・シュレイダー監督による『魂のゆくえ』。本年度アカデミー賞脚本賞にノミネートされている問題作から、予告編とポスタービジュアルが公開された。本作は、戦争で失った息子への罪悪感を背負って暮らす牧師が、自らの所属する教会が社会的な問題を抱えていることに気づき、徐々に信仰心が揺らいでいく様子を衝撃的に描く問題作。聖職者でありながら内なる葛藤を抱える主人公トラー牧師を実力派俳優イーサン・ホークが熱演。ヴェネチア国際映画祭でお披露目された本作は、ポール・シュレイダー最高傑作と評されて批評家から絶賛を浴び、アメリカでは気鋭の配給会社「A24」による公開でスマッシュヒットとなった。この度、解禁された予告編は、美しくも物悲しい愛国歌「リパブリック讃歌」を背景に、イーサンが演じる牧師トラーが、息子をイラク戦争で失った過去を打ち明ける場面から始まる。その死によって彼は傷つき、自分を苛み続けているのだ。そんな中、礼拝で出会った女性信徒メアリー(アマンダ・セイフライド)の夫マイケルが、トラーに問いかける。「2050年の地球はどうなっていると思う?俺たちが生きているうちに最悪な時代が来るんだ」。次第にメアリーと心を通わせていくトラー。しかし、彼が自らの教会「ファースト・リフォームド」の運営に意見すると、上層部から「立場をわきまえろ」と一蹴されてしまう。ほどなくして、メアリーに耐え難い不幸が訪れる。トラーは「誰かが行動しなければいけない!」と声を張り上げ、祈りにも似た叫びが、次第にトラーを駆り立てていく。「神の意思だと思って割り切れ」と助言する司祭に背くように、トラーはある決心をする――。同時に発表されたポスタービジュアルでは、黒い背景に浮かぶトラーの静かなる意志を感じさせる横顔の上を直線状の炎が横切っている。真っ赤に縁取られた輪郭が、燃えているのは多数の木々と教会であることを明らかにしている。その意味とは一体…。イーサン演じる牧師トラーの行動の真意が気にならずにいられない映像とビジュアルに仕上がった。『魂のゆくえ』は4月12日(金)よりヒューマントラストシネマ渋谷、シネマート新宿ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:魂のゆくえ 2019年4月12日よりヒューマントラストシネマ渋谷、シネマート新宿ほか全国にて順次公開© Ferrocyanide, Inc. 2017. All Rights Reserved
2019年02月14日イーサン・ホークを主演に迎え、『タクシードライバー』の脚本家として知られる巨匠ポール・シュレイダーが構想50年の末に完成させた渾身作にして最高傑作『First Reformed』が、邦題『魂のゆくえ』として4月12日(金)より緊急公開されることが決定した。■ストーリートラーは、ニューヨーク州北部の小さな教会「ファースト・リフォームド」の牧師。ある日、ミサに来た若い女性メアリーから、環境活動家の夫マイケルが思い悩んでいるので相談に乗ってほしいと頼まれる。仕方なく出向いたメアリーの家でマイケルと話したトラーは、彼が地球の未来を憂うあまり、妊娠中のメアリーの出産に反対していることを知る。必死に説得を始めるトラーだが、心の底ではマイケルに共感し、自分の説明に納得のできないもうひとりの自分がいた。一方、彼は自分の所属する教会が、環境汚染の原因を作る大企業から巨額の支援を受けていることを知る。本当の正義とは一体何なのか。トラーの信仰心は徐々に揺らぎはじめ、やがて怒りにも似た感情が彼を蝕んでいく…。戦争で失った息子への罪悪感を背負って暮らす牧師が、自分の所属する教会が社会的な問題を抱えていることに気づき、徐々に信仰心が揺らぎはじめ、諦念と怒りで満ちていく様子を描いた本作。聖職者でありながら内なる怒りと葛藤を抱え、やがて狂気の淵に追い込まれていく主人公トラー牧師を熱演するのはイーサン・ホーク。各地の映画批評家協会賞では、ブラッドリー・クーパーやラミ・マレックなどの有力候補を上回り、最多の男優賞を受賞。今回惜しくもアカデミー賞ノミネートはならなかったものの、高く評価されている。彼を頼る女性メアリーには『マンマ・ミーア!』『レ・ミゼラブル』などのスター女優アマンダ・セイフライド。トロント映画祭でお披露目された本作は、「ポール・シュレイダー最高傑作」と評され、批評家からの絶賛に次ぐ絶賛を浴び、アメリカでは気鋭の配給会社「A24」による公開でスマッシュヒット。本年度の賞レースでも大きな話題を集め、ゴッサム賞では作品賞、脚本賞、男優賞の最多3部門でノミネートされ、脚本賞と男優賞を受賞。ナショナル・ボード・オブ・レビューでは脚本賞受賞、ベスト10に選出など、59もの映画賞を受賞し、103ノミネートを達成(1月22日現在)。日本時間1月22日22時すぎに発表されたアカデミー賞のノミネーションでは見事、脚本賞でシュレイダー初のオスカーノミネートを果たしている。『魂のゆくえ』は4月12日(金)ヒューマントラストシネマ渋谷、シネマート新宿ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:魂のゆくえ 2019年4月12日よりヒューマントラストシネマ渋谷、シネマート新宿ほか全国にて順次公開© Ferrocyanide, Inc. 2017. All Rights Reserved
2019年01月23日日本公開を間近に控える映画『リグレッション』で主人公を演じるイーサン・ホーク。この度、俳優だけでなく映画監督、脚本家としても活躍し、最近ではレコードレーベルを設立したことが明らかになるなど、多才な活躍をみせる彼のコメントがシネマカフェに到着した。1990年のアメリカ・ミネソタを舞台に、父親からの虐待を告発した少女の事件を調べはじめた刑事が、事件の真相を追ううちに、この町に秘められた恐るべき巨大な闇に迫っていくという本作。1980年から90年初頭のアメリカでは、悪魔崇拝者による儀式が次々と告発され、多くの人々がパニックと疑惑の渦に巻き込まれ社会問題に。本作は、そんな話に着想を得て作られたサスペンスだ。◆出演作選びは“監督”がポイント?アカデミー賞ノミネート作『6才のボクが、大人になるまで。』や『マグニフィセント・セブン』、是枝裕和監督の最新作『La Verita』(仮題)など、様々なジャンルの作品に出演するイーサンだが、本作で演じているのは、主人公で刑事のブルース・ケナー。そもそも、本作への出演を決めた理由は何だったのか?イーサンは「本物のフィルム・メーカーは少ないと思う。アレハンドロは本物のひとりだから、僕が必要だと言われ真剣に考えたんだ」と言い、「『アザーズ』『海を飛ぶ夢』『アレクサンドリア』も好きだったし、一緒にやりたいと思った」と、アレハンドロ・アメナーバル監督が本作のメガホンをとることが重要だったと明かしている。また、「ピーター・ウィアーや、パヴェウ・パヴリコフスキのような世界中の監督たちとの仕事も楽しんだよ」とこれまで仕事を共にしてきた世界中の才能あふれる監督をふり返り、「アレハンドロは特にヨーロッパで評価が高い。才能豊かな監督との仕事はいつも楽しめるよ」と今作も楽しんだと語っている。◆事件の真相を追う刑事役は“謎だらけ”?映画に出演して30年以上になるイーサン。今回演じたブルース・ケナーという役は、その役者人生の中でも初めての挑戦だったようで、「ミステリアスな役柄でバックグラウンドの設定がないキャラクターは初めてだったんだ。この映画で気に入ったのは、余計なところが無く、謎が多いところ。ブルース役をやることになったけれど、誰も彼をきちんと知らない。友人に会ったこともない。妻や家族もわからない、子どもがいるかどうかも。何もわからない。この事件のことしかわからない」と謎だらけだと説明し、「アレハンドロと沢山話したが、これは殺人ミステリーで、他のことは関係がない、誰も気に掛けないので表現しない」とそれは監督のあえての演出だと言い、イーサンはそれが気に入ったのだという。◆“共演”エマ・ワトソンの今後にも期待「どうやって大人の役者になっていくのか」イーサンは本作で共演するエマ・ワトソンについてもコメント。今回エマが演じているのは、父親からの虐待を告発した少女アンジェラ・グレイ。ブルース・ケナーが追うのがこの事件だ。イーサンは「僕やエマのように若い頃からキャリアをスタートした場合、40歳を超えてもなお、演じる事を愛し、引き続き映画業界に関わっていくというのは、厄介な迷路を彷徨うような事」とエマの共通点を述べ、「僕は、そこが魅力的だと思っている」とコメント。また、「彼女はとてもスマートで、演技も素晴らしかったし、そのうえ学位を取っているなんて、全くもって尊敬するね」と絶賛し、「彼女がどうやって大人の役者になっていくのかを見るのが楽しみだよ」と今後の活躍にも期待を寄せているという。謎に包まれた少女暴行事件、真実は彼女の“記憶”の中に…。イーサン・ホークとエマ・ワトソン。人気実力派が出演する傑作サスペンスは、ぜひ劇場の大スクリーンで堪能して欲しい。『リグレッション』は9月15日(土)より新宿武蔵野館ほか全国にて順次公開。(cinemacafe.net)■関連作品:リグレッション 2018年9月15日より新宿武蔵野館ほか全国にて順次公開© 2015 Mod Entertainment Mod Producciones Himenoptero Regresion Canada Inc Telefonia Studios Regression A.I.E
2018年09月15日イーサン・ホークが「人生が崩壊した」というユマ・サーマンとの離婚についてふり返った。1997年製作の『ガタカ』で共演したことがきっかけで、1998年に結婚した2人。2人の子どもをもうけたものの、2003年に別れ2005年に離婚が成立した。しかし、イーサンによれば、別れの兆候はもう少し早い時期にあったという。それは、2001年にイーサンが『トレーニング デイ』でアカデミー主演男優賞にノミネートされたことがきっかけであった。「いろんな意味で、あれ(ノミネートされたこと)は何かの始まりだったんだと思う。僕のキャリアにとっては最高の瞬間だった」と「GQ」誌に語るイーサン。「『きっとこれで、商業的な(俳優としての)ポジションを確立できるんじゃないか』ってね。でも離婚になった。私生活はグチャグチャさ」。キャリアが絶好調なのとは裏腹に、私生活ではどん底を味わっていたイーサンは当時、うつ状態に陥った。他人、セレブ、人生など「何もかもがニセモノに見えた」という。立ち直れたのは、「仕事、舞台、子どもたち」のおかげだそうだ。「子どもたちは自分を必要としている。それが僕にとって良いことだった。生活のバランスを整えてくれる。人生が自分だけのものじゃないってことも教えてくれるしね」。ユマと離婚後、イーサンは子どもたちのベビーシッターの女性と再婚し、新たに2人の子どもをもうけ、現在4児の父である。(Hiromi Kaku)
2018年08月07日トム・クルーズが伝説的スパイ、イーサン・ハントを演じる大人気アクション映画シリーズの最新作『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』。この度、イーサンを支える個性豊かなメンバーに注目した特別映像が、いち早くシネマカフェに到着した。本撮影中には骨折を負ったことが報じられるなど、シリーズを重ねるごとに難易度を増すミッションに挑み、その大迫力のアクションで毎回私たちを驚かせてくれるトム。今作でも、トム自らがノースタントで挑む“全て本物”なド迫力アクションは健在。今回到着した映像では、そこに立ち向かうトム(イーサン)を支えるキャラクターたちの魅力をぎゅっと凝縮!特殊任務を請け負うIMF(Impossible Mission Force)チームを牽引する伝説のスパイ、イーサンは、ミッション遂行のため、どんなに危険と思われる状況にも自ら体を張って立ち向かうのだが、その無謀とも言えるほどの行動を支えているのがIMFチーム。ベンジー・ダン(サイモン・ペッグ)シリーズ3作目からイーサンと共にミッションをこなし、スパイガジェットを扱う一流の腕と持ち前のユーモアで”愛されキャラ”の地位を確立する、サイモン・ペッグ演じるベンジー。無茶な行動に走りがちなイーサンを、様々な面で支えるキャラクターだ。ルーサー・スティッケル(ヴィング・レイムス)ヴィング・レイムス演じるルーサーは、1作目からイーサンを支え続ける頼れる天才ハッカー。その手腕はイーサンも惚れ込むほど。イルサ・ファウスト(レベッカ・ファーガソン)ヒロインとして登場した前作『ローグ・ネイション』に続いての参加となる、才色兼備でシリーズ随一の人気を誇る女スパイ、イルサ。演じるのは、大ヒットミュージカル映画『グレイテスト・ショーマン』にも出演していたレベッカ・ファーガソン。そんな個性が光る仲間たちがいるからこそ、本作から登場するヘンリー・カヴィル扮するCIAの凄腕エージェント、オーガスト・ウォーカーとの対立をはじめとした、シリーズ史上最大のミッションにも臆することなく果敢に挑んでいけるのだ。プロデューサーも兼任しているトムは、「映画作りで大好きな瞬間は、優れた役者たちが自らの本領を発揮しているときだ。僕とクリストファー・マッカリーはそんな瞬間を実現するべく最大限の努力をしているよ」とコメントし、サイモンも「このシリーズはいつも観客の一歩先を行こうと試みているんだ。陰謀や、裏切りや、欺きに満ちているが、いつもある種の陽気さがある。そういう瞬間の多くにベンジーが登場するんだ」とシリーズの魅力を説明。また、ヴィングも「マッカリーが私の役を『この映画の魂になっている』と言ってくれた。ルーサーの、イーサンへの愛が感じられる印象的なシーンも本作にあるんだ」と明かしている。『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』は8月3日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:ミッション:インポッシブル/フォールアウト 2018年8月3日より全国にて公開© 2018 Paramount Pictures. All rights reserved.
2018年07月28日本日7月13日は、日本記念日協会から正式に認定されている「イーサン・ハントの日」。そこで、シリーズ最新作『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』に出演しているサイモン・ペッグから、日本のファンだけに向けたコメント映像が到着した。本日7月13日は、『ミッション:インポッシブル』第1作(1996年)の記念すべき日本公開日であること、また「13」が「イーサン」の語呂合わせになっていることにちなみ、2015年に日本記念日協会から正式に認定された「イーサン・ハントの日」。そこで、渋谷では一般参加型の大規模イベント“渋谷フォールアウト”が開催される。今回公開された映像は、このイベントに参加する日本のファンのために、ベンジー役のサイモン・ペッグがスペシャルメッセージを撮り下ろしたもの。しょっぱなから「渋谷の皆さんこんにちは!」と流暢な日本語挨拶をキメると、場所を変え、服を変え、ホテルのあちらこちらを優雅に満喫するサイモン。「こんなことまでやってくれるの!?」と観ている我々が驚いてしまうほど、ユーモアたっぷりの仕上がりで、最後には「映画も見てね!」と、とびきりの笑顔とともに再び日本語でメッセージを送ってくれる。本映像は、“渋谷フォールアウト”開催中、1時間に3回程度、渋谷の街頭ビジョンをジャックして放映される予定となっている。また、サイモンは、トム・クルーズ、ヘンリー・カヴィル、クリストファー・マッカリー監督とともにまもなく来日、7月18日(水)に開催されるジャパンプレミアに登壇する。「今回は、モーターボートを運転したり戦ったり走ったり、なかなか忙しかったよ。日本の皆さんにお会いできるのが楽しみだよ!」とコメントを寄せており、約2年ぶりとなる日本の地でどんな姿を見せてくれるのか、ますます期待が高まる。『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』は8月3日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ミッション:インポッシブル/フォールアウト 2018年8月3日より全国にて公開© 2018 Paramount Pictures. All rights reserved.
2018年07月13日サリー・ホーキンスとイーサン・ホーク出演、画家モード・ルイスと夫の人生を描く映画『しあわせの絵の具 愛を描く人 モード・ルイス』が2018年3月3日(土)に日本公開。カナダで最も愛される画家モード・ルイス子供の頃から重いリウマチを患い、一族から厄介者扱いされてきたモード・ルイス。そんな彼女にとって唯一の生きがいだったのが”絵を描くこと”だ。カナダの美しい四季と動物を色鮮やかに素朴で愛らしい絵は、アメリカ大統領ニクソンから絵の依頼を受けるほど。1970年に他界して今なお、小品でもオークションで500万円を超える人気を誇り、カナダで最も愛された画家といっても過言ではない。『しあわせの絵の具 愛を描く人 モード・ルイス』は、彼女と不器用ながらも彼女を献身的にサポートした夫のエベレットの実話をもとにした物語。はじめは孤独だった2人が運命的な出会いを経て、夫婦の絆と慎ましくも確かな美しい色にあふれた幸せな日々を手に入れる感動の実話をスクリーンで再現する。サリー・ホーキンスとイーサン・ホークが夫婦役モード・ルイスを演じるのは、『シェイプ・オブ・ウォーター』でアカデミー賞の主演女優賞、『ブルージャスミン』でアカデミー賞の助演女優賞にノミネートされた実力派サリー・ホーキンス。そして、妻への愛と尊敬の念を無骨に隠すエベレットを『6才のボクが、大人になるまで。』などでアカデミー賞ノミネート常連組のイーサン・ホークが演じる。サリー・ホーキンスが、モード・ルイス役を演じる決意をしたのは、監督から送られてきた生前のモード・ルイスを映した1枚の写真。「彼女の素晴らしい手と作品を見たら台本を読むまでもなかった。 彼女のことを知り、いろんな発見をすればするほど、この役をやらないのは、愚かだと思ったの。」と、本作にかける熱い想いを述べている。夫婦の出会いを描いたシーン公開予告動画には、とある商店でモード・ルイスとエベレットの出会うシーンが映し出されている。荒々しく店に入るや否や、家政婦募集の広告を貼り出したエベレットと、そんな彼に興味を抱くモード・ルイス。束縛の厳しい叔母から逃れるため、住み込みの家政婦になろうと、彼女が決意した瞬間だ。孤独ではみ出し者同士の2人は、共に過ごすことによって、これから起こりうるトラブル続きの生活を、どのように乗り越え、惹かれ合っていくのか。今後のドラマチックな展開に期待したい。監督に、アシュリング・ウォルシュ監督は、『荊の城』のアシュリング・ウォルシュが務め、わずか4メートル四方の家で暮らす一風変わった夫婦の愛の絆を描く。“どんな人生でも自由な精神で楽しめば、素晴らしいことが待っているんだ”、生きがいである絵と夫の愛に包まれた一人の女性の生き方からそんな感情が芽生えるだろう。アイルランド・アカデミー賞アイルランド・アカデミー賞(IFTA)では、最優秀監督賞(アシュリング・ウォルシュ)、最優秀美術賞、最優秀インターナショナル男優賞(イーサン・ホーク)の3部門を受賞した。その他では、カナダアカデミー賞にも7部門にノミネートされている。ストーリーカナダ東部の小さな町で叔母と暮らすモードは、絵を描くことと自由を愛していた。ある日、町の商店で買い物中のモードは、家政婦募集の広告を貼り出した男に興味を持つ。男は町はずれで暮らし、魚の行商を営むエベレット。モードは束縛の厳しい叔母から逃げるため、住み込みの家政婦になろうと決意。彼が1人で暮らす小屋のドアをノックした。子供の頃から重いリウマチを患い、一族から厄介者扱いされてきたモード。孤児院で育ち、学もなく、生きるのに精一杯だったエベレット。そんなはみ出し者同士の同居生活はトラブル続きだった。しかし、モードがこしらえた熱々のチキンシチューを口にして、エベレットは孤独だった心が温まるのを感じる。やがて2人は互いを認めあい、結婚することに。そんな時、顧客のサンドラがエベレットに会いに訪れる。ニューヨークから避暑に来ている彼女は、モードが壁に描いたニワトリの絵を見て一目で才能を見抜き、絵の制作を依頼する。サンドラの期待に応えようと、モードは夢中で筆を動かし始めた。壁に、板に、請求書の裏に。そんな彼女を不器用に応援するエベレット。やがてモードの絵は評判を呼び、アメリカのニクソン大統領からも依頼が来るが……。詳細『しあわせの絵の具 愛を描く人 モード・ルイス』公開日:2018年3月3日(土)全国ロードショー監督:アシュリング・ウォルシュ出演:サリー・ホーキンス、イーサン・ホーク原題:MAUDIE2016年/カナダ・アイルランド/英語/116分/DCP/カラー日本語字幕:牧野琴子後援:カナダ大使館アイルランド大使館配給:松竹©2016 Small Shack Productions Inc./ Painted House Films Inc./Parallel Films (Maudie) Ltd.
2017年11月13日実力派俳優のイーサン・ホークが初のドキュメンタリー監督に挑み、89歳のピアノ教師シーモア・バーンスタインが教える自分のこころと向き合い、“より良く”生きるためのヒントを満載に描いた『シーモアさんと、大人のための人生入門』が、DVDでの発売が決定した。登場するシーモア・バーンスタインとは、アメリカでは若い頃からピアニストとして名声を築いた人物。しかし、50歳でコンサート・ピアニストとしての活動に終止符を打ち、以後の人生を“教える”ことに捧げた。その彼を追うドキュメンタリーが本作で、スクリーンから紡がれる温かく繊細な彼の言葉の数々は、観る者の心を豊かな場所へ導いていく。当時アーティストとして、そして一人の人間として葛藤していたイーサン・ホークが、ある夕食会で80代ピアノ教師、シーモア・バーンスタインと出会う。彼の人柄とピアノに魅了されたイーサンは、ドキュメンタリー映画の撮影を決意。そして本作が誕生したのだ。特典映像として、貴重なシーモア・バーンスタインの長尺演奏シーンを収録するほか、同日には伝説のトランペット奏者、チェット・ベイカーの波乱の人生をイーサン・ホーク主演で映像化した『ブルーに生まれついて』のBlu-ray&DVDの発売もすでに決定している。『シーモアさんと、大人のための人生入門』Blu-ray&DVDは6月2日(金)より発売。※同日レンタル開始<『シーモアさんと、大人のための人生入門』リリース情報>『シーモアさんと、大人のための人生入門』DVD価格:3,800円+税発売元:アップリンク販売元:ポニーキャニオン(C) 2015 Risk Love LLC(text:cinemacafe.net)
2017年03月24日イーサン・ホークが、ジェームズ・ディーンを彷彿とさせる甘いマスクを持つ伝説のトランペット奏者チェット・ベイカーの波乱の人生に渾身の演技で挑んだ『ブルーに生まれついて』。このほど、大人の色気を醸し出すイーサンの新たな場面写真が解禁。いま、ノリにノっている実力派俳優の魅力に迫った。50’Sのウエストコースト・ジャズシーンを代表するトランペッターにして、シンガーのチェット・ベイカー。黒人アーティストが主流のモダン・ジャズ界において、あのマイルス・デイヴィスをも凌ぐ人気を誇るといわれ、一世を風靡した男は、甘いマスクとソフトな声で多くのファンを魅了したが、麻薬で身を滅ぼし過酷な日々を送っていた…。本作は、そんな1人の天才ミュージシャンの転落と苦悩を描くとともに、ある女性との出会いによって再生する姿を描いたラブストーリー。主演を務めたイーサンは、6か月に及ぶトランペットの集中トレーニングを受け、美声も披露している。チェットを題材にした映画には、写真家ブルース・ウェーバーによるドキュメンタリー映画『レッツ・ゲット・ロスト』(’89)が有名だが、25年の時を経て、またひとつ新たな伝説となる映画が誕生した。劇中には、イーサンが歌うスタンダード・ナンバー「マイ・ファニー・ヴァレンタイン」をはじめ、「レッツ・ゲット・ロスト」「虹の彼方に」「ボーン・トゥ・ビー・ブルー」など数々の名曲が登場し、しっとりと本編を彩っている。まるでチェットが宿ったかのようなトランペットと、中性的ともいわれる歌声を自分のカラーに昇華し、見事な歌唱シーンを披露するイーサン。ご存知の通り、イーサンといえば、その目元には何かを含んだような愁いをたたえる、ハンサムな色男だ。若いころはその美しさで世を魅了し、年齢を重ねても、顔に刻まれるその皺にさえ魅力を漂わせる。1985年に15歳でスクリーンデビューした彼は、これまで着実に俳優としてのキャリアをマイペースに歩んできた。美少年ぶりを印象づけた『いまを生きる』(’89)、ベン・スティラー初監督の青春映画『リアリティ・バイツ』(’94)から、『ビフォア・サンライズ 恋人までの距離』(’95)をはじめとする『ビフォア』シリーズのラブストーリーを始め、『ガタカ』(’97)のようなSF映画までこなし、『トレーニング デイ』(’01)、『6才のボクが、大人になるまで。』(’14)ではアカデミー賞助演男優賞にノミネートされた。今年は、ドキュメンタリー初監督作『シーモアさんと、大人のための人生入門』が好評を得ており、マルチな才能を発揮するイーサン。今年9月の第64回サンセバスチャン国際映画祭では「生涯功労賞」を受賞した。私生活では、『ガタカ』で共演したユマ・サーマンと結婚するが、後に離婚。最近、2人の娘マヤ・サーマン・ホークが18歳でモデルデビューを果たした。さすが2人の娘!と言わんばかりの知的でコケティッシュな彼女の姿に、ジョニー・デップの愛娘リリー・ローズ・デップがデビューしたときのように、「美少女すぎる2世セレブ」として早くも業界からの注目が集まっている。さらに、本作の公開後も、2017年は1月21日(土)公開『マギーズ・プラン幸せのあとしまつ』では、ジュリアン・ムーア、グレダ・カーウィグに挟まれるダメダメな中年夫を演じ、1月27日(金)からはデンゼル・ワシントン、クリス・プラット、イ・ビョンホンらと共に『トレーニング デイ』のアントワーン・フークワ監督のもと、敏腕スナイパーを熱演する西部劇『マグニフィセント・セブン』が公開。嬉しいことに、来年になってもイーサンにスクリーンで会うことができそうだ。『ブルーに生まれついて』は11月26日(土)よりBunkamura ル・シネマ、角川シネマ新宿ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ブルーに生まれついて 2016年11月26日(土)よりBunkamura ル・シネマ、角川シネマ新宿ほか全国にて公開(C) 2015 BTB Blue Productions Ltd and BTBB Productions SPV Limited.ALL RIGHTS RESERVED.
2016年11月20日イーサン・ホークが、まるでジェームズ・ディーンを彷彿とさせる甘いマスクで人気を博した伝説のトランペット奏者の波乱の人生を熱演する『ブルーに生まれついて』。1950年代、ウエストコースト・ジャズシーンを代表するトランペッターにしてシンガーのチェット・ベイカーは、多くのファンを魅了しながらも、麻薬に身を滅ぼし過酷な日々を送っていた。本作は、そんな1人の天才ミュージシャンの転落と苦悩を描くとともに、ある女性との出会いによって再生する彼の姿を描いたラブストーリーだ。どんなにイケメンでも、才能があっても、麻薬やアルコールにハマッたり、女性関係や金銭面にだらしがなかったりと、社会的に“ダメな男”はいつの世も存在する。そして、ダメな男と分かっていながら全力で尽くす女も、また存在するのだ。本作『ブルーに生まれついて』のチェット・ベイカー(イーサン・ホーク)と恋人ジェーン(カルメン・イジョゴ)も、まさにその関係といえる。甘いマスクにソフトな歌声、トランペットのロマンティックな音色を操り、黒人アーティストが主流のモダン・ジャズ界において、一躍、時代の寵児となっていくチェット・ベイカー。しかし、彼は陰でクスリに手を出し、信頼を失ってしまう。そんな中、決して離れずにそばにいてくれた恋人ジェーンの献身的な愛に支えられ、彼は音楽を取り戻し、復活を目指すこととなる。チェットは、自身の心の弱さをカバーするためクスリに手を出してしまうが、ジェーンはそんな彼にメロメロ。今回、新たに到着した場面写真の1枚では、誰もいない海岸沿いで柔らかに刺す日差しと海風を浴びながら唇を寄せ合っている2人の姿が。まるで、世界は2人だけのものと思わせるロマンティックな光景だ。なぜ、ジェーンはそんな彼を愛してしまうのだろうか?一方、2枚目の場面写真を見てみると、暗い部屋にトランペットを持ち、ひとり物哀しげにソファに座るチェットの姿がとらえられている。ジェーンは、孤高に音楽の才能を磨く彼の姿を目の当たりにし、「自分がそばにいて支えてあげなければ」と思ってしまったのかもしれない。また、3枚目には、ジェーンに髪の毛を整えてもらっているチェットの姿が見て取れる。それは、音楽の才能は抜群にあるが、それ以外何もできない、甘えん坊で不器用な男…。そんな彼の姿を見て、「私がいないと…」と考えてしまうジェーン。そんな女性だからこそ、チェットを支え、寄り添え続けられたのだろうか?なぜこんなにもダメな男に、いつの時代も女は惹かれてしまうのか。やはり、その時代を象徴する才能が、最強の魅力となるのかもしれない。『ブルーに生まれついて』は11月26日(土)よりBunkamura ル・シネマ、角川シネマ新宿ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年09月15日『6才のボクが、大人になるまで。』でアカデミー賞助演男優賞にノミネートされたイーサン・ホークが、50年代に活躍した伝説のトランペッター、チェット・ベイカーを演じ、昨年の第28回東京国際映画祭コンペ部門に出品された『ブルーに生まれついて』(原題:『BORN TO BE BLUE』)。本作が11月26日(土)より日本公開されることが決定し、ポスタービジュアルが解禁となった。黒人アーティストが主流の1950年代モダン・ジャズ界において、その甘いマスクとソフトな歌声で女性を虜にし、あのマイルス・デイヴィスをも凌ぐ人気でファンを熱狂させていたジャズ界の異端児チェット・ベイカー。一世を風靡するが、麻薬に溺れ、どん底の日々を送っていた彼は、自身の人生を描いた映画の出演でひとりの女性と出会ったことをきっかけに、愛と償いの機会を模索する…。本作は、そんなひとりの天才ミュージシャンの転落と苦悩を描くとともに、ある女性との出会いによって再生する姿を描いた大人のラブストーリー。主演のイーサンは、6か月に及ぶトランペットの集中トレーニングを受け、劇中では歌も披露。『6才のボクが、大人になるまで。』では自身2度目のアカデミー賞助演男優賞にノミネートされた彼は、その後もジャンルを問わずに活躍。いま俳優として乗りに乗っており、本作で「主演男優賞にノミネートされるのでは?」と批評家が絶賛するほどの迫力の演技を見せている。劇中には、イーサンが歌う「マイ・ファニー・ヴァレンタイン」をはじめ、「レッツ・ゲット・ロスト」「虹の彼方に」「ボーン・トゥ・ビー・ブルー」など数々の名曲が登場し、しっとりと本編を彩っている。また、ポスタービジュアルでは、一面ブルーに染まった空と海が連なるウェストコーストの浜辺に、きらりと光るトランペットを手にしたチェット・ベイカーと、その膝の上に横たわり、熱っぽい視線を送る女性の姿が。2人の間に流れる、匂い立つような濃密な空気には思わず引き込まれそうに。チェット・ベイカーが命をかけて表現し続けた音楽と、一生を通して求め続けた愛を映し出すビジュアルとなっている。チェットを題材にした映画には、写真家ブルース・ウェーバーによるドキュメンタリー映画『レッツ・ゲット・ロスト』(‘89)があるが、本作はまたひとつ新たな伝説となりそうだ。『ブルーに生まれついて』は11月26日(土)よりBunkamura ル・シネマ、角川シネマ新宿ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年07月20日俳優としても活躍するイーサン・ホーク初となるドキュメンタリー監督映画『シーモアさんと、大人のための人生入門』が、2016年9月下旬にシネスイッチ銀座、渋谷アップリンクほかにて全国公開される。この映画は、アーティストとして、人間として行き詰まりを感じていたイーサン・ホークが、ある夕食会で一人のピアノ教師、シーモア・バーンスタインと出会ったことに端を発する。出会ってたちまちの彼の安心感に包まれ、シーモアと彼のピアノに魅了されたイーサンは、彼のドキュメンタリーを撮ることを決定した。シーモアは50歳でコンサート・ピアニストとしての活動に終止符を打ち、以後の人生を「教える」ことに捧げてきた。ピアニストとしての成功、朝鮮戦争従軍中の辛い記憶、そして演奏会にまつわる不安や恐怖の思い出。決して平坦ではなかった人生を、シーモアは劇中で美しいピアノの調べとともに語る。【作品情報】『シーモアさんと、大人のための人生入門』公開時期:2016年9月下旬よりシネスイッチ銀座、渋谷アプリンクほかにて全国公開。監督:イーサン・ホーク原題:Seymour: An Introduction出演:シーモア・バーンスタイン、マイケル・キンメルマン配給:アップリンク©2015 Risk Love LLC
2016年06月12日ジョエル&イーサン・コーエンの最新作『ヘイル、シーザー!』が5月に日本で公開されることが決定した。1950年代のアメリカ・ハリウッドを舞台にしたサスペンス・コメディで、ジョシュ・ブローリン、ジョージ・クルーニー、スカーレット・ヨハンソン、フランシス・マクドーマンドらが出演する。その他の写真様々な題材、ジャンルの作品を手がけ、全世界の映画ファンから絶大な信頼と支持を集めているジョエル&イーサン・コーエン監督の最新作は、1950年代のハリウッドで、世界的なスターで大作映画『ヘイル、シーザー!』の主演を務めるウィットロック(クルーニー)が何者かに誘拐されるところからはじまる。スタジオは騒然となり、スタジオの“何でも屋”のマニックス(ブローリン)は捜査を開始する。本作はこれまでのコーエン作品以上に豪華なキャストが顔を揃えており、先にあげたキャストのほかにもアルデン・エーレンライク、レイフ・ファインズ、ジョナ・ヒル、ティルダ・スウィントン、チャニング・テイタムらが出演。巧みな構成と会話劇はコーエン作品の魅力だが、本作にはミュージカル・シーンも登場するという。50年代の豪華絢爛な“映画の都”を描き出すべくスタッフも豪華な面々が集まっており、名撮影監督のロジャー・ディーキンスが全編を35ミリフィルムで撮影。『トゥルー・グリット』『インサイド・ルーウィン・デイヴィス』など監督と繰り返しタッグを組んでいるジェス・ゴンコールがプロダクションデザインを手がけ、監督自身が編集を担当している。『ヘイル、シーザー!』5月、TOHOシネマズ シャンテほか全国ロードショー
2016年02月01日米軍の無人戦闘機ドローンの恐るべき実態と対テロ戦争の知られざる真実を暴くイーサン・ホーク主演の問題作『ドローン・オブ・ウォー』。この度、本作の公開日が10月1日(木)に決定すると同時に、新ビジュアルが公開された。アメリカ空軍のトミー・イーガン少佐の赴任地はアジアでも中東でもない。ラスベガスの基地に設置されたコンテナ内で無人機ドローンを遠隔操作し、1万キロ余りも離れた異国でのミッションを遂行している。クリックひとつでミサイルを発する爆撃は、まるでゲームのように現実感が欠落しているのだ、一日の任務を終えると、車でラスベガスの歓楽街を通り抜けて、整然と区画された住宅街のマイホームへ帰り、美しい妻モリーとふたりの幼い子どもとの生活に舞い戻る。繰り返されるこの毎日がトミーの日常であり、異常な現代の戦争の姿だった…。ひとりのドローン操縦士の日常に焦点を絞り、現代における戦争の知られざる真実を暴き出した本作でメガホンを握るのは、『TIME/タイム』のアンドリュー・ニコル監督。PTSDに苦しむ主人公をイーサン・ホークが演じ、職務上の使命感と複雑な現実の狭間で引き裂かれていく主人公の魂の彷徨を生々しく体言している。ニコル監督とイーサンの『ガタカ』の盟友同士が再びタッグを組み、遠隔操作で空爆を行う現代戦争の恐ろしい実態と、アメリカ国内の“戦地”と“家庭”を行き来するドローン操縦士の異常な日常をリアルに映し出す。さらにミサイルの誘導を担当する副操縦士スアレスに『マッドマックス 怒りのデスロード』で鮮烈なインパクトを残した新進女優ゾーイ・クラヴィッツ。さらにJ・J・エイブラムス版「スタートレック」シリーズのパイク提督役などで知られるブルース・グリーンウッド、TVシリーズ「MAD MENマッドメン」や『アンノウン』のジャニュアリー・ジョーンズらが脇を固めている。このたび公開となったビジュアルは、“戦地”と“家庭”それぞれの場所に身を置くイーサン。戦場に赴かずしてPTSDに苦しめられる、ドローン操縦士の異常な日常が垣間見えるビジュアルとなっている。昨今、あらゆるメディアを賑わせている“ドローン”。米軍無人戦闘機ドローンによる空爆を題材としているだけあって、公開時も注目を浴びそうだ。『ドローン・オブ・ウォー』は10月1日(木)よりTOHOシネマズ六本木ヒルズほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年08月05日『6才のボクが、大人になるまで。』でアカデミー賞にノミネートされたイーサン・ホークが、米国にいながらにしてドローン空爆を行う操縦士を演じる衝撃作『ドローン・オブ・ウォー』。 “現在の戦争”の知られざる真実を描く本作から、イーサン演じる操縦士がPTSDに苦しむ予告編映像が到着した。米国が対テロ戦争における画期的な兵器として、遠隔操作で無人機ドローンを使用し、空爆する“現在の戦争”のリアルな姿を描く本作。戦争のあり方を変えたといわれる米軍無人戦闘機ドローンの恐るべき実態と、“戦地”と“家庭”を行き来するドローン操縦士の異常な日常を描き出すのは、イーサンと『ガタカ』以来20年ぶりのタッグとなるアンドリュー・ニコル監督。予告映像では、ドローンのカメラから地上の標的が映し出され、操縦士トミー・イーガン(イーサン・ホーク)のクリックにより、一瞬にしてミサイルにより標的が大破する衝撃的なシーンから始まる。原題でもある「good kill(一掃した)」の言葉とともに任務を終え、エアコンが快適に効いたコンテナ内のオペレーションルームから、愛する家族の待つ自宅へと帰る異質な生活を送るトミー。操縦士には危険が及ばずに、1万キロ以上も離れた異国のテロリストを殺害できる画期的な兵器ドローンは、関係のない民間人を巻き添えにしてしまう恐ろしい問題を抱えていた。米国を守るためだと言うが、このミッションは本当に正しいものなのか?やがて、ストレスが限界を超えたトミーは、内に抱える葛藤を抑えきれなくなる…。戦場に赴かずしてPTSDに苦しむドローン操縦士を熱演するイーサン。彼の“職場”と家庭の近くて、遠い距離を、こちらの映像から確かめてみて。『ドローン・オブ・ウォー』は10月上旬、TOHOシネマズ六本木ヒルズほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)
2015年07月31日