エマ・トンプソンとブレンダン・グリーソンというベテランの英国俳優2人が、ペンでナチス政権に抵抗した実在の労働者夫婦を演じる『ヒトラーへの285枚の葉書』。本作で、夫婦を追い詰めるナチス・ドイツの秘密警察(ゲシュタポ)の警部を熱演する、ダニエル・ブリュールのインタビュー映像がシネマカフェに到着した。フランスがドイツに降伏した1940年6月、ベルリンに暮らすオットー(ブレンダン・グリーソン)とアンナ(エマ・トンプソン)のクヴァンゲル夫妻のもとに1通の封書が届く。それは最愛のひとり息子ハンスが戦死したという残酷な知らせだった。心のよりどころを失った夫婦は悲しみのどん底に沈むが、ペンを握り締めたオットーは「総統は私の息子を殺した。あなたの息子も殺されるだろう」とポストカードに記し、アンナとともにそれを街中にこっそりと置く、というささやかな活動を繰り返すようになる。だが、それを嗅ぎつけたエッシェリヒ警部(ダニエル・ブリュール)の捜査がクヴァンゲル夫妻に迫りつつあった――。父親がドイツ人、母親がスペイン人で、ドイツ・ケルンで育ちというブリュール。本作で演じたエッシェリヒ警部は、「昔気質の刑事で 真面目で博識の知的な男だ」と説明する。「(彼は)ナチスの賛同者ではなかったが、事件解決が難航し、圧力をかけられ恐怖心から自分の信念や価値観を捨て去ってしまう。彼の存在は当時のドイツの典型的な市民の姿だ」。そんな警部を演じるにあたり、「ナチスとのわが闘争―あるドイツ人の回想:1914~1933」(セバスチャン・ハフナー著)を参考にしたと明かすブリュール。彼が10代のとき、介護施設でボランティアをしていた際、当時のことを年配者に尋ねるとみな、異口同音に「知らなかった」「従うしかなかった」と答えていたそうだが、「本を読むと、当時の人も知る手段があったし、どのように変化していったかが克明に記されていて興味深い」「少数だが 抵抗運動をした勇敢な市民もいた」と語っている。また、共演したエマについては「あまりの素晴らしさに圧倒されたよ」と大絶賛、ブレンダンとは「毎日、脚本やシーンについて議論した」ことを明かすブリュール。ヴァンサン・ペレーズ監督についても、「この映画について熟知しており、素晴らしい経験だった。この作品に出られたことを誇りに思う」と、言葉に力を込めている。『ヒトラーへの285枚の葉書』は7月8日(土)よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年05月28日イギリスを代表する名優、エマ・トンプソンとブレンダン・グリーソンの2人が、ナチス政権に抵抗した平凡な労働者夫婦を演じる『ヒトラーへの285枚の葉書』。この度、本作の緊迫感あふれる予告編が到着した。フランスがドイツに降伏した1940年6月、ベルリンの古めかしいアパートで暮らすオットー(ブレンダン・グリーソン)とアンナ(エマ・トンプソン)のクヴァンゲル夫妻のもとに、一通の封書が届く。それは最愛のひとり息子ハンスが戦死したという残酷な知らせだった…。心のよりどころを失った夫婦は悲しみのどん底に沈むが、ペンを握り締めたオットーは「総統は私の息子を殺した。あなたの息子も殺されるだろう」とヒトラーへの怒りをポストカードに記し、アンナとともにそれを街中にこっそりと置くというささやかな活動を繰り返すようになる。だが、それを嗅ぎ付けたゲシュタポのエッシェリヒ警部(ダニエル・ブリュール)の猛捜査が、クヴァンゲル夫妻に迫りつつあった――。出演は、エマとブレンダンがヒトラー政権に挑んだ平凡な夫婦役を演じるほか、追い詰める秘密国家警察(ゲシュタポ)の警部をダニエル・ブリュール。そのほか、ミカエル・パーシュブラント、モニーク・ショメットらが参加。そして、監督は『インドシナ』『王妃マルゴ』に出演したフランス映画界きってのフェロモン俳優だったヴァンサン・ペレーズが務める。原作は、600ページを越す大著をわずか4週間足らずで書き上げた、ハンス・ファラダの集大成とも言うべき著書「ベルリンに一人死す」。本書がドイツで出版されたのは戦後すぐの1947年だが、ペレーズ監督は、2007年にフランス語版が出版された際に初めて読み、その内容に感動し映画化を試みるが資金繰りに難航。その後2010年にアメリカ、イギリスで英語版が発売されるやベストセラーとなり状況が好転し、英語での映画製作が進み始めたのだ。このほど到着した予告編では、「真実を書いてる、人に読ませたい」という夫・オットーが、“自分を信じろ ヒトラーを信じるな”と記したカードを、妻・アンナと共に街中にこっそりと置くというささやかな活動が映し出される。ヒトラー政権時代の不穏な空気の中、戦争、政府に異議を唱えることがどれだけ危険な行為だったのかを想像させる緊迫感あふれるサスペンスタッチから、お互いへの愛情と敬意を再確認する切ない夫婦愛のドラマも盛り込まれ、思わず引き込まれてしまう映像となっている。『ヒトラーへの285枚の葉書』は7月8日(土)よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)
2017年05月16日『美女と野獣』のエマ・トンプソンと、『未来を花束にして』のブレンダン・グリーソンが、ペンと葉書だけを武器にヒトラー政権に抵抗した実在の夫婦を演じる『ヒトラーへの285枚の葉書』。このほど、その夫婦をとらえたポスタービジュアルが解禁、さらに彼らを追い詰める秘密国家警察(ゲシュタポ)の警部を演じた、ドイツを代表する実力派イケメン俳優ダニエル・ブリュールの場面写真も解禁となった。フランスがドイツに降伏した1940年6月、ベルリンの古めかしいアパートで暮らすオットー(ブレンダン・グリーソン)とアンナ(エマ・トンプソン)のクヴァンゲル夫妻のもとに1通の封書が届く。それは最愛のひとり息子ハンスが戦死したという残酷な知らせだった。心のよりどころを失った夫婦は悲しみのどん底に沈むが、ペンを握り締めたオットーは「総統は私の息子を殺した。あなたの息子も殺されるだろう」とヒトラーへの怒りをポストカードに記し、アンナとともにそれを街中にこっそりと置く、というささやかな活動を繰り返すようになる。だが、それをかぎつけたゲシュタポのエッシェリヒ警部(ダニエル・ブリュール)の捜査が夫婦に迫りつつあった――。イギリスを代表する名優2人が、ナチス政権に抵抗した平凡な労働者夫婦を演じる本作。監督を務めるのは、『インドシナ』(’92)で大女優カトリーヌ・ドヌーヴ、『王妃マルゴ』(’94)ではイザベル・アジャーニの相手役を務め、カルラ・ブルーニ(サルコジ前仏大統領の妻)らと浮名を流した90年代フランス映画界きってのフェロモン俳優、ヴァンサン・ペレーズ。フランスの美男俳優として知られたペレーズ監督の長編3作目となる。原作は、ドイツの小説家ハンス・ファラダが、わずか4週間足らずで書き上げたという600ページを越す大著「ベルリンに一人死す」。ドイツでは戦後すぐの1947年に出版されたが、ペレーズ監督は2007年に出版されたフランス語版で初めて読み、その内容に感銘を受けた。やがて映画化へと動き出すが、資金繰りに難航。その後、2010年にアメリカ、イギリスで英語版が発売されるやベストセラーとなり、状況が好転し、英語での映画製作が進みはじめる。本作が英語映画になったことに対し、ペレーズ監督は「どこの国、いつの時代でも極端な人間が急に現れる可能性がある、大切なのは、あらゆる場所に住む人たちにこの話を伝えることだ。そして、誰でも闘うことができる、そして闘うには勇気が必要になると示すことが大切だった。だったら、英語の作品にするほうがよいだろうと感じた。そうすることでみんなの計画が進むし、この話はいろいろな人に知ってもらうべきだからね」と、前向きな姿勢を語る。しかも、母親がドイツ人であるペレーズ監督は本作の製作過程で、本作の主人公クヴァンゲル夫妻との共通点を知ることになった。クヴァンゲル夫妻は、まだ若いひとり息子をロシア戦線で失ったことで、戦争とヒトラーの政策に疑問を持ち、葉書にメッセージを書いて世間の人々へと訴え始める。ペレーズ監督の叔父も、同じくロシア戦線で当時17歳で亡くなったという。そして、もう1人の叔父は戦時中、精神病院に収容されており、後にガス室に送られて亡くなったそうだ。また、監督の父親はスペイン人であり、祖父は25歳のときに、右翼政党党員に射殺されている。それらのことが重なり、本作の映画製作に使命を感じた監督は、長い年月をかけ完成を実現させた。さらに注目は、『グッバイ、レーニン!』で一躍注目され、『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』などハリウッド作品にも出演しているドイツの美男俳優ダニエル・ブリュールの出演だ。ブリュールが演じるのは、夫妻を追い詰めていく頭脳明晰なエッシェリヒ警部役。彼は父親がドイツ人、母親がスペイン人でバルセロナ生まれだが、生後すぐに移ったドイツのケルンで育っている。『イングロリアス・バスターズ』ではナチスの兵士を演じていたブリュールは、本作でも渾身の演技で魅せてくれそうだ。『ヒトラーへの285枚の葉書』は7月8日(土)よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年04月04日エレン・デジェネレスは、映画『ファインディング・ニモ』でドリーの声を担当したことで、人生が救われたという。2003年の大人気映画『ファインディング・ニモ』の続編にあたる新作映画『ファインディング・ドリー』のプロモーションで英国に訪れたエレンは、11日に行われたロンドンの記者会見で「当時仕事のオファーがなくて、3年も仕事をしていなかったの。仕事の依頼がないことが怖かったわ。オリーブ園で働こうとしていたくらいよ! オファーをもらえたことが信じられなくて、しかもピクサーの映画の仕事で、最高だったわ」と話した。2003年に始まり2011年にはデイタイム・エミー賞を受賞した自身のトーク番組『エレンの部屋』の開始時にも有利に働いてくれたようで、「ニモの仕事が3年かかって、偶然にもトーク番組が開始するときに公開になったの。明らかに最高のタイミングだったわ。たくさんの意味で間違いなく私の人生を助けてくれたの」と続けた。アンドリュー・スタントン監督はドリーの役はエリーのために書いたといい、「彼女の声が頭から離れなかったんだ。がむしゃらに書いたさ、特定の俳優を思い浮かべて書いたのは初めてだったよ。それでエレンに電話して『やあ、アンドリューだよ、君のためにこの役を書いたんだ、もし君がやってくれないなら参っちゃうよ』って言ったんだ」と明らかにした。また、エレンはアンドリューが自身の仕事の苦境に気づいていなかったことが有り難いようで、「アンドリューがしたことも偶然という感じなの。私の状況に彼が気づいていたかわからないわ。彼は自分の世界に没頭するから、私に仕事がないことや求められていなかったことに気づかなかったのかも。みんなは『なんでエレンなんだ?』って言ったかもね」と語った。続編映画『ファインディング・ドリー』のアメリカでの興行成績は『ライオン・キング』の記録を超えそうだとフォーブスは報じている。(C)BANG Media International
2016年07月18日ウィル・スミスやマーゴット・ロビー、ジャレッド・レトらが演じるクレイジーな悪党たちが世界を救う『スーサイド・スクワッド』。現在、全米で最も“バズっている”映画といわれる本作から、「これが悪役の映画なの?」と思わず目を疑ってしまうようなポップでオシャレな“悪カワ”日本版ポスターと、待望の新予告編映像が解禁となった。本作で主人公となるのは、バットマンらに捕り、死刑や終身刑の判決をくらったヴィラン(悪役)たち。世界崩壊の危機に、政府は服役中の悪党たちによる寄せ集め特殊部隊“スーサイド・スクワッド”を結成する。そんな彼らの戦う理由は、正義のため、愛する人や世界を守るため…なんかではなく、“自分の刑を軽くしたい”“ただ暴れるのが好き”という超個人的な理由。普通のヒーロー映画の方程式が全く通用しない、掟破りの悪党たちが大暴れする!そんな本作の日本版ポスターは、「史上最強の“悪カワ”ヒロインと10人の悪党たち」と題された、何ともポップでオシャレなもの。超ミニホットパンツに網タイツというセクシーさで目を惹くのは、その可愛さが早くも話題のマーゴット・ロビー演じるハーレイ・クイン。ジョーカーに惚れてヴィランとなった彼女が、バットを片手に見せる満面の笑みは、イカれたヒロインとして抜群の存在感を発揮!同じく先頭に立つのは、銃を持つその姿がヒーローと勘違いしてしまうほどカッコいい、デッドショット。これまで、あまり悪役イメージのないウィル・スミスが、冷酷な暗殺者としてのクールな表情を見せる。さらに、バックにうっすらと浮かび上がるインパクト大な目と銀歯は、泣く子も黙るスーパーヴィラン・ジョーカーだ。オスカー俳優ジャレット・レト演じるジョーカーが、不気味でカリスマ性あふれる不思議な魅力を放っている。予告編映像では、冒頭からノリノリでお着替えするハーレイ・クインのセクシーな姿が!「サイコー」と悪党たちの大暴れの始まりを宣言する。中盤からは、アメコミファンから絶大な人気を誇るジョーカーがいよいよお出まし!たくさんの銃やナイフに囲まれたジョーカーから聞こえてくる、お馴染みの高笑いには思わずゾクゾク。「お仕置きタイムだ」との言葉から始まるド派手な暴れっぷりを見せつける。さらに、銃をぶっ放し続けるデッドショットや、手から炎を出しまくる全身タトゥーの火炎放射男ディアブロ、日本刀を振りかざす女侍・カタナなど、ほかのキャラクターたちも思い思いに暴れまくり!バットマンの姿もチラリと確認できる。しまいには、街を歩くハーレイがいきなりショーウインドーのガラスを割って、バッグをかっさらう始末…。ジョエル・キナマン演じるリック・フラッグが「何をしてる」と困惑するも、「だって悪党だもん」というセリフですべてを片付けるハーレイ。そんな彼女のクレイジーで自由すぎるひと言によって締めくくられる映像は、まさに史上最強の悪党たちを映し出している。『スーサイド・スクワッド』は9月10日(土)は全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年07月15日~日本を救うのは言葉、言葉の力を信じて…〜 日本の豊かな言葉は強い力を持っています。これまで日本人は言葉や様々なモノを変化、発展進化させ生き延びてきました。漢字がひらがな、カタカナに発展し、更にローマ字も加わり4種類の多様な言葉を持ち、その多様な言葉の紡ぎ合わせがより美しい言葉に昇華し、日本人の繊細で洗練された感性を培ってきました。戦後は欧米文化に毒され、YESかNOかはっきりさせることが正義でデリケートなあいまいさは悪徳のように非難されてきましたが、これからの微妙な世界情勢の中で、外交や厳しい経済情勢のかけひきの社会生活では、この微妙な表現こそ力を発揮します。現に、米国をはじめYES/NOハッキリしたがる欧米各国が国際会議では終始あいまいな表現に終始しているでしょう?日本人は今こそ、日本語の洗練された表現や言葉の力を信じ、国語力の向上を図りましょう。若者のはやり言葉だけでは困りますよねぇ。
2016年07月11日笑うに笑えない“危険な笑い”で世界中を沸かした、“超問題アリ”のベストセラーの映画化『帰ってきたヒトラー』。6月17日(金)に迫った本作の公開に先駆け、現代にやってきたヒトラーがテーブルマナーの講師に悩みを打ち明けるという、何ともかわいらしい(?)本編映像が解禁となった。原作は、誰もが知る歴史上の“絶対悪”ヒトラーが現代に甦り、モノマネ芸人と誤解されて引っ張り出されたテレビの世界で大スターになるという大胆不敵な小説。2012年にドイツで発売されるや、絶賛と非難の爆風をくぐり抜け、国内で250万部を突破、世界42か国で翻訳出版され、ここ日本でも累計17万部を超える売り上げを記録している。主役を演じるのは、リアリティを追求するために選ばれた無名の実力派舞台俳優オリヴァー・マスッチ。ヒトラーに扮した彼がドイツの街に飛び込み、実在の政治家や有名人、果てはネオナチと顔を合わせるというアドリブまで盛り込んだセンセーショナルな展開と、原作とは違う予測不能な結末は、本国でも一大ブームを巻き起こした。そんな本作から届いたのは、“そっくり”なオリヴァー・マスッチ演じるヒトラーが、自身のお悩みを打ち明ける場面の本編映像。「現代のドイツ人が私に敬礼をしてくれない」というヒトラーのお悩みに、「なぜ僕が?」と言わんばかりのたどたどしさでマナー講師は対応する。また、つい熱くなって講師の顔に唾を飛ばしてしまったヒトラーが、講師の顔を拭いてあげようとする様は、あの絶対的悪の象徴である姿からは想像もできないほど愛らしい…?本作はフィクションとドキュメンタリーを融合させたセンセーショナルな展開が見どころとなっているが、この映像はドキュメンタリー部分なのか、はたまた台本通りなのか…。思わずクスッと笑わされてしまうところが危険すぎる(?)ヒトラーの“策略”を、まずはこちらからご覧あれ。『帰ってきたヒトラー』は6月17日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年06月15日ヒトラ―を怒らせた最強の陸上選手、ジェシー・オーエンスを描いた勇気の実話「RACE」(原題)。この度、本作の邦題を『栄光のランナー/1936ベルリン』とし、今夏、日本でも公開されることが決定。併せて特報映像も到着した。1936年、のちの「ヒトラーのオリンピック」とも呼ばれたベルリンオリンピック。ナチス独裁政権のもと開催されたこの大会で、ヒトラーを怒らせ、歴史に名を残した陸上競技選手がいた。その名はジェシー・オーエンス。史上初の四冠を達成した彼の輝かしい活躍は、80年後の今でも多くの人に影響を与え、オリンピックの英雄のひとりとして語り継がれている。本作は、アメリカ国内の人種差別の歴史やヒトラー政権による抑圧を打ち砕くオーエンスの勇気と決意と忍耐、そして、彼を厳しくも心から支え続けた名コーチや仲間との友情、家族の絆を描いた感動の物語。監督には、『プレデター2』や「24 -TWENTY FOUR-」第1シーズンなどを手掛けるスティーヴン・ホプキンスが務めた。伝説のジェシーを演じるのは、『グローリー/明日への行進』で公民権運動の活動家ジョン・ルイスを演じたステファン・ジェームス。そして、オーエンスのコーチのラリー・スナイダー役には、『モンスター上司』のジェイソン・サダイキス。そのほか、オリンピック参加への鍵を握るUSOC(アメリカオリンピック委員会)の委員役に、オスカー俳優のジェレミー・アイアンズとウィリアム・ハートが脇を固めている。このほど公開された特報には、人種や政治、様々な問題が渦巻く中、オリンピックに人生を賭けた一人のアスリートの熱い人生が映し出されている。未だに多くのものに分け隔てがある現代にも通ずる、ジェシーの闘いの物語を垣間見ることができる映像となっている。ベルリンオリンピックでヒトラーの鼻を明かし、歴史を変えた“四冠メダリスト”ジェシー・オーエンスの勇気の実話を描く本作は、リオデジャネイロオリンピックが開幕するこの夏、大注目の1本となりそう。『栄光のランナー/1936ベルリン』は2016年夏、TOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開予定。(cinemacafe.net)
2016年05月11日あの世界一有名な独裁者ヒトラーが現代に甦り、“モノマネ芸人”と誤解されてテレビの世界で大スターになる…という大胆不敵なベストセラー小説を原作にした映画『帰ってきたヒトラー』が、6月より全国公開されることが決定。ドイツではディズニー/ピクサーの『インサイド・ヘッド』を抑えて第1位を獲得した本作からポスタービジュアルも解禁となり、まさに“そっくり”な主演俳優オリヴァー・マスッチが来日することも明らかとなった。リストラされたテレビマンに発掘され、彼の復帰の足がかりにテレビ出演させられた男は、長い沈黙の後、とんでもない演説を繰り出し、視聴者のド肝を抜く。自信に満ちた演説は、かつてのヒトラーを模した完成度の高い芸として評価を集め、その過激な毒演はユーモラスで真理をついていると話題になり、やがて大衆の心を掴み始める。しかし、誰もがその男の“真実”に気づいていなかった。彼が70年前からタイムスリップしてきた“ホンモノ”であり、天才的な扇動者(アジテーター)である彼にとって、現代のネット社会は願ってもない環境であることを…。2012年にドイツで発売されるや、絶賛と非難の爆風をくぐり抜け、国内で200万部を売り上げ、世界41か国で翻訳。権威ある「タイムズ」のベストセラーリストでも堂々NO.1に輝いた問題小説が、まさかの映画化!第二次世界大戦から70年。全てが変わった現代社会で、あのころと変わらぬ思想とともに生きる男が繰り出すギャップに爆笑し、誰よりも愛国心に富んだまっすぐな情熱に惹かれてしまい、正気と狂気の一線を見失う現代の民衆の危険さを、本作はモラルと背徳の間ギリギリのユーモアで描き出していく。主人公を演じるのは、リアリティを追求するために選ばれた無名の実力派舞台俳優オリヴァー・マスッチ。ヒトラーに扮した彼が街に飛び込み、実在の政治家や有名人、果てはネオナチと顔を合わせるというアドリブシーンを盛り込んだセンセーショナルな展開と、原作とは異なる予測不能な結末は、本国では『インサイド・ヘッド』越えで第1位を記録するなど、一大ブームを巻き起こした。今回解禁されたポスターは、トレードマークの大きな七三ヘアと、そのすぐ横に立つヒトラーを見比べれば、思わずクスッとしてしまい、チョビヒゲスペースに置かれた「笑うな危険」の文字にもブラックなユーモアが利いているビジュアルとなっている。「21世紀の諸君、お待たせしました。」というヒトラーから私たちへのメッセージにも、ドキリとすること間違いなし。しかも、このヒトラーことオリヴァー・マスッチが日本にやってくるのだから、街角で遭遇することもあるかもしれない!?『帰ってきたヒトラー』は6月よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年03月22日原題『WHO THE F**K is ARTHUR FOGEL?』が示す通り、一般的には無名な存在。でも音楽業界で世界一重要な男と呼ばれているのが、本作「アーサー・フォーゲル~ショービズ界の帝王~」の主人公・アーサー・フォーゲル氏。職業はコンサート・ツアーのプロモーター。CDが売れない今、アーティストの生命線となっているのが、ツアーの収益。かつてはCDを売るためにツアーを行っていたのが、現在ではツアーのチケットを売るためにCDを出すというツアー・ビジネスが主流。ツアーを仕切るプロモーターの手腕が、アーティストの収入を大きく左右する時代になったのです。プロモーターは、興行主とも称され、闇の勢力とつながりを持つ怖い人たちが暗躍していた世界。てっきりアーサー氏もその部類かと思いきや、彼は見た目も性格も大学教授風。ワガママなアーティストたちをてなずける猛獣使いには見えません。彼の魅力は、本作に出演する豪華アーティストたちのコメントで次第に明らかになっていきます。「物静かで控えめ。腰も低い。プロモーターらしくないんだ」と語るのはスティング。ザ・ポリスのメンバーを説得し、まさかの再結成ツアーを実現させたのがアーサー氏だったのです。ちなみに、アーサー氏が自分のキャリアのハイライトと胸を張る、このツアーの収益は、3億5000万ドル以上というから驚き!彼にツアーを仕切ってもらうのは若手アーティストの夢。彼の目に留まろうと、ツアーの費用を自腹で払い、破産状態に陥ったのがレディー・ガガ。この賭けは成功し、アーサー氏はモンスター・ボールとボーン・ディス・ウェイ・ボールのプロモーターを快諾。これらのツアーの収益は計3億8100万ドル!本作は、アーサー氏の手でガガが大スターになっていく過程も映し出します。信頼は地道な努力から、という言葉がぴったりのアーサー氏。そのモットーは、アーティストと直接話をし、彼らの理想に伴う運営面のコストを明確にすること。故デヴィッド・ボウイ、U2、ガンズ・アンド・ローゼズらのツアー秘話もたっぷり。人間力も学べちゃう一本です!◇information「アーサー・フォーゲル~ショービズ界の帝王~」。世界のトップ・アーティストたちが絶大な信頼を寄せるエンタメ業界のカリスマ、アーサー・フォーゲルに密着した音楽ドキュメンタリー。東京・新宿シネマカリテにて、3月18日までモーニング/レイトショー公開中。(C)Chapman Productions 2013※『anan』2016年3月16日号より。文・田嶋真理
2016年03月10日ハリー・ウィンストン(HARRY WINSTON)から最新のエンゲージメントリングをご紹介。一輪の花を贈るように捧げる、永遠の愛の証。このウィンストン・ブロッサムは、モダンに表現された花のモチーフをダイヤモンドで象ったデザイン。16枚の小さな花びらの一枚一枚は、真実の愛の究極的なシンボルであるダイヤモンドで表現されており、中央にセッティングされたラウンド・ダイヤモンドを優雅に取り囲んでいる。さらにアームにまで細やかにセッティングされたパヴェ・ダイヤモンドまでも、ハリー・ウィンストンの厳しい品質基準をクリアした特別な石を惜しげもなく使用。このウィンストン・ブロッサムは、0.5ct台(173万円~)、0.7ct台(203万円~)、1.0ct台(321万円~)と3種のセンターストーンから選ぶことができる。【問い合わせ先】ハリー・ウィンストン カスタマーインフォメーションデスクTEL: 0120-346-376
2015年11月17日ハリー・ウィンストン(HARRY WINSTON)は、独自の美しさと厳格な品質の基準を満たす、選び抜かれたダイヤモンドだけをブライダルジュエリーに使うことを信条としている。今年、そのハリー・ウィンストンのブライダルコレクションに新しく5種類のバンドリングが仲間入りした。それぞれに特徴的な美しいカーブを持ち、エレガントかつ個性的な印象のバンドリング。プラチナ台に上質なラウンドダイヤモンドをあしらった新作は、エンゲージメントリングの美しさを引き立てるマリッジリングとしてだけでなく、デザイン性も高いので数本を重ねづけしてファッションリングとしても楽しむことができる。また、ウェーブしたデザインが指先を美しく見せてくれるのも嬉しい。ラインアップは、パヴェツイスト・バンドリング(87万円~)、パヴェウェーブ・バンドリング(82万円~)、ツーロウパヴェ・バンドリング (62万円~)、ワンロウパヴェ・バンドリング (45万円~)、ラウンドウェーブ・バンドリング (41万円~)。【問い合わせ先】ハリー・ウィンストン カスタマーインフォメーションデスクTEL:0120-346-376
2015年11月16日JT(日本たばこ産業)は12月上旬より、アメリカのたばこブランド「ウィンストン」のメンソール4商品を販売する。同ブランドは1954年にアメリカで誕生したグローバルブランドで、世界第2位のシェアを誇る(Euromonitor調べ / 2015年10月時点)。なお今年8月には、キャビン、キャスターをウィンストンブランドへと統合し、10月よりパッケージを新デザイン体系へと刷新した。"新生ウィンストン"は、レギュラー商品ではビター系・ストレート系・スイート系の3つの味わいが楽しめるラインアップとなっている。今回はメンソール商品でも同様に、メンソール新ジャンルのビター系「XS・スピリッツライン」より3商品を投入。また、現在発売中のストレート系「XS・イナズマライン」からも、新たに1商品を同時発売する。「メンソール商品でもお客さまの多様な嗜好(しこう)にお応えし続けることを目指します」と同社。「XS・スピリッツライン」はフィルター部分にカプセルを搭載した商品。カプセルをつぶす前は強メンソールの爽快感を、つぶした後は爽快感とともにビターでコクのある芳じゅんな味わいと香りを楽しめるとしている。パッケージは、深い緑のベースカラーと、カプセルから広がる香りをイメージしたという暖色系のグラフィックとなっている。商品は、「ウィンストン・XS・スピリッツメンソール・8・ボックス」「ウィンストン・XS・スピリッツメンソール・5・ボックス」「ウィンストン・XS・スピリッツメンソール・ワン・100’s・ボックス」。「XS・イナズマライン」からは「ウィンストン・XS・イナズマメンソール・5・ボックス」が登場。イナズマの閃光(せんこう)のような強メンソールの味わいが特徴で、突き抜ける爽快感とスッキリとした味わいを楽しめるという。パッケージは、黒のベースカラーと緑のXSモチーフで、同商品の爽快な味わいを表現したとのこと。すべて1箱20本入りで価格は各420円(税込)。商品サイズは「XS・スピリッツメンソール・ワン・100’s・ボックス」以外はフィルター付キングサイズ、「XS・スピリッツメンソール・ワン・100’s・ボックス」はフィルター付スーパーキングサイズ。
2015年10月26日戦後70年の今年、ドイツ国家が封印した真実に迫る衝撃の実話『ヒトラー暗殺、13分の誤算』が、ついに日本でも公開となった。このほど、ヒトラー暗殺まであと1歩に迫ったごく普通の男、主人公のゲオルク・エルザーが暗殺を企てた理由が垣間見られる緊張感あふれる本編シーンと共に、演じたクリスティアン・フリーデルの貴重なインタビューが到着した。1939年11月8日、ミュンヘンのビアホールで恒例の記念演説を行っていたヒトラーは、いつもより早く切り上げた。その直後、ホールに仕掛けられていた時限爆弾が爆発、ヒトラーが退席してから、わずか13分後のことだった。その日のヒトラーの予定を徹底的に調べあげた計画は緻密かつ大胆、時限装置付の爆弾は精密かつ確実だった。ゲシュタポ(秘密警察)の推理では単独犯はありえない、イギリスの諜報員の仕業だと睨んだが、逮捕されたのは、36歳の平凡な家具職人、ゲオルク・エルザー。スパイどころか、所属政党もなく、たった1人で実行したと主張する。にわかには信じられない供述の数々。その事実を知ったヒトラーは、決行日までの彼の人生を徹底的に調べるよう命じる…。『ヒトラー ~最期の12日間~』で“人間、ヒトラー”を描き、アカデミー賞「外国語映画賞」にノミネートされた名匠オリヴァー・ヒルシュビーゲル監督が、『白いリボン』のクリスティアン・フリーデルを主演に、ドイツ国家が封印していた衝撃の事実に迫る本作。クリスティアンは、監督から「彼のようにエルザ―を演じられる人間はいないだろう」と絶賛されるほど、繊細かつ鬼気迫る存在感で“暗殺犯”の心情を体現して見せた。そして今回、解禁となったのは、単独犯での暗殺実行を主張するエルザ―が、黒幕の存在を執拗に問い詰める警察長官に対し、「自由を失ったら死ぬ」と彼の信念を初めて語る重要な本編シーン。まず、クリスティアンは「恥ずかしいことにゲオルク・エルザーについては知らなかった」と率直に語り、「脚本を読んで初めて知った。そして彼のやったことについて凄く興味が沸いた」という。そのうえで役作りに関して、「彼の伝記を読んだり、彼の家族についての映像をユーチューブで見たり、当時の目撃者へのインタビューを読んだり、写真を見たりした。また事実も重要だったが、自分なりの解釈や創作も役づくりには大切だと感じた。そして監督の視点を踏まえつつ、自分なりの視点でこの役を演じたかったので、あるシーンによっては、事実を詳しく知らずに、その場の成り行きに任せて演じることを大切にした」と明かす。さらに、演じたエルザ―については、「女性を愛し、音楽を愛し、自由を愛する静かな男だった。重要な点は、そんな彼が政治的な行動をとったという点だ。政治に関心のない男が、行動をとらなければならないと気が付き、変わったと言う点だ」という。さらに自らもドイツ人であるクリスティアンは「当時、自分があの時代に生きていたら、どんな行動に出ただろうかは分からない。巧みなプロパガンダに操られたかもしれない。多くの人はそのプロパガンダに心奪われ、真実を見失った。ところがエルザーの目は真実をしっかりと見据えていた。故郷に帰ってきて、自由を略奪された家族の生活を目の前にしたエルザーの気持ちには共感した」と、覚悟を決めるまでに至った彼の信念を代弁する。多くのドイツ国民がヒトラーに心酔していた時代に、周りに流されることなく、正しいことを自分の眼で確かめ、頭で考え、心に問うた男、ゲオルク・エルザー。その知られざる真実に、魂が震える本作をスクリーンでも確かめてみて。『ヒトラー暗殺、13分の誤算』はTOHOシネマズ シャンテ、シネマライズほか全国にて順次公開中。(text:cinemacafe.net)
2015年10月19日ハリー・ウィンストン(Harry Winston)が10月15日、銀座本店(東京都中央区銀座1-8-14)をリニューアルオープンした。銀座本店では、00年に銀座一丁目にオープンして以来、約14年に渡り旗艦店として様々なジュエリーやタイムピースを販売してきた。リニューアルにより517平方メートルに増床した店内のインテリアには、ブランドの伝統的なスタイルに現代的なテイストを追加。ニューヨーク五番街のハリー・ウィンストン本店の建築スタイルやデザイン要素がふんだんに用いられた。また、淡いトープとグレーカラーを基調としており、特別に製作された黒漆やアンティークブロンズカラーの家具、シャンデリア、ビーズが手作業で散りばめられた壁紙などが配されている。1階では、最高級のダイヤモンドを使用したエンゲージメント・リングやウエディング・リングなどのブライダルコレクションを豊富なバリエーションで展開。2階では、アイコニックなダイヤモンド・ジュエリーを始め、ハイジュエリーや時計などブランドの世界観を体現するアイテムがそろえられた。オープン同日に開催されたオープニングセレモニーでは、女優の木村佳乃が総額29億円のジュエリーを身につけて登場。ジュエリーを最大限に引き立てる、気品漂うエレガントなドレス姿で「こんなに素晴らしいジュエリーを付けたのは生まれて初めてなので、とてもドキドキしています」とコメントした。
2015年10月17日JT(日本たばこ産業)は10月中旬、「ウィンストン」へと8月に名称を変更した「ウィンストン・キャビン」5銘柄および「ウィンストン・XS・キャスター」6銘柄に加え、「ウィンストン・XS」2銘柄、「ウィンストン・XS・イナズマメンソール」2銘柄の全15銘柄を対象に、新機能「LongTaste(ロングテイスト)」を搭載し発売する。○専用の巻紙を使用同機能は、ウィンストン専用の特別な巻紙を使用することで、たばこの味わいをより長く楽しめるというもの。各銘柄のパッケージ正面には、「LongTaste」のロゴマークを配置し、クロックのモチーフとモダンな字体を採用する。なお、パッケージデザインは全世界統一のデザイン体系。「ウィンストン・キャビン」は、パッケージのベースカラーにレッドを採用し、コクのある味わいを、「ウィンストン・XS・キャスター」はホワイトをベースカラーに採用し、まろやかな味わいを表現したという。また、「ウィンストン・XS」は、パッケージのベースカラーにブルーを採用し、スッキリとした味わいを、「ウィンストン・XS・イナズマメンソール」はブラックをベースとしたパッケージカラーでキレのある強いメンソール感をイメージ。なお、「ウィンストン・XS・6・ボックス」については、FKサイズ(約85mm)からFSKサイズ(約100mm)仕様へ変更することから、「ウィンストン・XS・6・100’sボックス」へと名称変更が行われる。全ての商品に味・香りの変更はない。価格は全て420円(税込)。
2015年08月24日アドルフ・ヒトラーとナチスにスポットを当てたシリーズ『ヒトラーの帝国』が、15日にドキュメンタリーチャンネル「ディスカバリーチャンネル」で放送される。同シリーズは、第一次世界大戦後にヒトラーとナチスがドイツ国内で台頭していく様子を追う『ナチス黎明期』(13:00~14:00)、第二次世界大戦前のドイツにおけるナチスの躍進や独裁政権が築かれるまでを解説する『独裁政権の確立』(14:00~15:00)、国民の絶対的な支持を得たナチスの戦い方とヒトラー最期の日々に迫る『終焉への道』(15:00~16:00)の3部構成の「ヒトラー盛衰史」。第二次世界大戦終結から70年を迎え、ここでは彼が秀でたとされる演説術や『わが闘争』秘話などを振り返る。プロパガンダの天才と称されたヒトラー。映画や宣伝を通して人心を操作していったヨーゼフ・ゲッベルス、恐怖で人々を支配する技術を持ち、大量虐殺を促進したハインリヒ・ヒムラー、貴族的で華美な生活を好んだ軍人のヘルマン・ゲーリングら側近たちの協力を得て、国民の人気を獲得しながら強力な権力を握った。ヒトラーは、1889年4月20日にオーストリア・ブラウナウで生まれる。両親はオーストリア人。手当たり次第に本を読みあさる熱心な読書家で、頭脳明晰だったが集中することが苦手だったことから、学校での評価はあまり高くなかった。1907年に画家を目指してウィーンに赴くも、造形美術大学の入学試験は不合格。ヒトラーにとっては挫折だったが、後に「ドイツへの愛ゆえ、絵筆を折った」と言い残している。父が厳格な一方、母は息子に甘く、小遣いを与え続けた。中にはヒトラーを「怠け者」と評する伝記作家もいるが、彼はウィーンで気ままに遊んでいたわけでなく、カフェに通って文化人たちと親交を深めることで、さまざまな着想を得ていく。この時のことをヒトラーは著書『わが闘争』で「あれが私の思想の土台となった」と述べている。家族の遺産と絵を描いて稼いだ金で経済的な余裕ができたヒトラーは1913年、ドイツ・ミュンヘンに移る。彼の故郷であるオーストリア・ハンガリー帝国は広い領地を有する強国だったが、民主主義の台頭で議会が紛糾。二重国家としての均衡は失われ、両国議会は常に民族間の怒鳴り合いに発展した。ヒトラーはその状況を知って議会を見限り、「強烈な統率力を持つ独裁的な指導者にしか国家の混乱は治められない」と考えるようになった。その後、ヒトラーはドイツ軍に入隊。極めて優秀な兵士として兵長にまで昇進し、戦死者が多数出る中で生き延びた。戦闘員として戦った期間は短く、最前線で伝令兵として奮闘。鉛の雨をかいくぐる危険な任務だが、戦闘兵より楽だと見られることが多く、統率力も欠けていたことから士官にはなれなかった。仲間からの人望は薄く、「変わり者」と見られていたという。ドイツは第一次世界大戦で敗戦国となり、ヒトラー自身も完全に打ちのめされた。右翼勢力が唱えたように、敗戦した理由を「悪いのは社会主義者とユダヤ人」と結論付けた。国内で変化と不安が続く中、大勢が軍から去ったが、ヒトラーは残ることを決意。政治思想を啓発し、指導者を育てる教育を軍で受ける。その後、兵士を啓発する講師に任じられ、扇情的な思想教育で著しい成果を上げた。その過程で磨かれたのが、後に彼の武器となる演説術だった。1919年に結党されたドイツ労働党の調査を命じられたヒトラーは、集会で弁舌の才能を発揮すると同時に過激な反ユダヤ的思想も受け入れ、この調査期間中に政治活動にのめり込んでいく。やがて、巧みな演説により党で重要な役割を担うようになり、プロパガンダの責任者に任じられた。政治活動のスタートは、指導者ではなく「宣伝マン」。ヒトラーは極めて刺激的で扇動的なポスターを作製し、大規模な集会を開いては党員を増やしていった。そして1920年、ヒトラーは訴求力を高めるために党名の変更を決断。国家社会主義ドイツ労働者党(ナチス)はこうして誕生した。翌年、一度は離党しながらも復帰して党首となったヒトラーは、忠実で賢く、残忍な側近を身辺に集めはじめる。彼らを強固に結び付けたのは、敗戦による喪失感、失望、怒り。さらに猛烈なインフレや失業問題などによって国民の政治不信は高まり、ヒトラーの演説は聴衆に啓示を与え続けた。1923年、ヒトラーらナチス党員が参加したドイツ闘争連盟はクーデターを起こすも、わずか半日あまりで鎮圧。このミュンヘン一揆でヒトラーは収監されるも、その獄中で執筆したのが"ナチス必読の書"だった。それまでは自分の特別な人間だと思っていなかったヒトラーは、収監中に初めて自らを選ばれた存在と認識し、独裁者への道を歩みはじめる。今の立場に至った過程と自分の信念をつづり、その半生を振り返った。もとの原稿に使われていたタイトルは「虚偽 愚鈍 臆病に対する4年半のわが闘争」だったが、出版社から「もっと大衆受けしそうな題名に」と勧められ、『わが闘争』となった。発行部数は瞬く間に何十万部にも達した。判決は禁固5年だったが、所内では特別待遇を受けた。ほどなく釈放されるも、ヒトラーは演説が禁止されていることを「弾圧」と主張。後に完全に解かれると表舞台に再登場し、まるで人気スターのように大衆を魅了した。演説が解禁された後の議会選挙で、ナチスは議席数を伸ばした。芝居がかった演説は催眠術のように聴衆を引きつけたが、内容的には空疎だったという。このように「ヒトラー盛衰史」を振り返る今回のシリーズ。『終焉への道』の最後はこのようなナレーションで締めくくられている。「いつの時代でもナチス風の行動様式に魅力を感じる若者はいるでしょう。ナチスの宣伝は実像ではなく理想像に過ぎません。驚くべき事実です。他国出身の目立たない男が恐るべき野望に駆られてドイツの独裁者になったのです。そして史上最大の戦争と犯罪を引き起こした。戦後70年経った今も歴史的な興味は尽きません。ドイツは再統合されました。マーシャルプランのおかげで西ドイツが奇跡の復興を遂げ、経済的・政治的安定がもたらされたのです。しかし真の奇跡は、ドイツの人々です。自国の野蛮な過去を直視し。歴史の教訓として世界に示してくれました。今も世界では迫害や紛争が絶えません。 しかし、同じ過ちは繰り返してはならないと歴史は訴えます」(C)2015 Discovery Communications, LLC.
2015年08月14日難病の「拘束型心筋症」と診断された1歳の女児・金澤佳代(かよ)ちゃんを救うため、佳代ちゃんの両親である金澤輝宏さん、亜矢子さんの友人らが「かよちゃんを救う会」を立ち上げた。このほど、米国での手術や渡航などに必要な費用を集める募金活動を開始した。拘束性心筋症とは、心室の壁が固く広がりにくくなることによって心不全を起こす病気。症状として呼吸困難や倦怠(けんたい)感、不整脈、胸痛などが起こり、進行すると肝不全や腎不全など他の臓器にも影響を及ぼすとされている。現状では、発症メカニズムや治療法は解明されていない。佳代ちゃんは出生前から「総肺静脈還流異常症」と診断され、生後1年がたった2014年11月にも重度の肺高血圧症が疑われるなどしており、2015年1月の米国コロンビア大学での検査結果などを踏まえ、「拘束型心筋症」と診断された。佳代ちゃんの命を救うには、心臓移植が必要だという。同会が目標としている募金金額は、2億2,000万円の移植手術費用などを含めた総額2億4,500万円(1ドル120円換算)。6月10日時点で9,400万円を超える募金が集まっている。今年4月には、金澤さん夫妻や佳代ちゃんの主治医である東京女子医大の清水美妃子医師らが厚生労働省を訪れ、活動支援を呼びかける会見を行っている。同会の活動などを受け、千葉県議会議員や金澤さん夫妻が住む千葉県流山市の井崎義治市長らも応援メッセージを寄せている。募金などに関する詳しい情報は、「かよちゃんを救う会」の特設ページまで。
2015年06月10日JT(日本たばこ産業)は8月上旬より、ブランド「キャビン」「キャスター」をグローバルブランド「ウィンストン」へと統合し、「ウィンストン・キャビン」「ウィンストン・XS・キャスター」として展開する。○日本で愛されてきた2ブランドが世界へ「キャビン」は1978年に、「キャスター」は1982年に日本で発売を開始。「ウィンストン」は1954年に米国で誕生し、以来60年余の歴史と伝統をもつメジャーブランドとされている。2007年には世界第2位のブランドとなり、現在では日本を含む世界111の国・地域で販売されている。「キャビン」「キャスター」は、味・香りをそのままに、新たに「ウィンストン」の名称を冠し、2015年10月中旬より、パッケージも全世界統一のデザイン体系へと順次刷新する。また、「ウィンストン」(ソフトパック)、「キャビン・ゴールドワイルド・8・ボックス」、「キャスター・ゴールドシルク・6・ボックス」は、名称やデザインの変更は行わない。同件に伴い、現行ウィンストン・ファミリーのうち主力4銘柄のパッケージデザインを2015年10月中旬より変更。「ウィンストン・XS・6・ボックス」については、デザイン変更にあわせてロングサイズ化し、「ウィンストン・XS・6・100’s・ボックス」となる。
2015年06月04日授賞式で、ハリー・ウィンストンの煌びやかなジュエリーを身につけていたのは、女優「ニコール・キッドマン」!第87回のアカデミー賞授賞式が2月に開催された。そしてハリー・ウィンストンの贅沢で美しいジュエリーを身につけレッドカーペットに優雅に登場したのは、有名なニコール・キッドマン!授賞式でプレゼンター役のニコール・キッドマンは太ももまで見える深いスリット入りの、セクシーでエレガントなロングドレスとともに、煌めくブレスレットやリングなど、合計700万ドルを超す美しいジュエリーアイテムを身につけていた。その他のセレブたちも、ハリー・ウィンストンのゴージャスなイヤリングや、ダイヤモンドリングなどの華麗なジュエリーアイテムを取り入れていたという。ハリー・ウィンストンについて1932年ニューヨークで設立。世界でも指折りのダイヤモンドジュエリーのブランドで、伝説的ホープ ダイヤモンドや数多くの貴重なダイヤモンドなど、およそ一世紀の長い歴史を持ち、異名で【キング オブ ダイヤモンド】と呼ばれている。店舗はニューヨークや東京、パリおよびロンドンなど、世界中のおもな都市で展開されている。ニコール・キッドマン1967年生まれで、アメリカとオーストラリアに国籍を持つ。有名な俳優トム・クルーズが最初の配偶者。2001年の映画「ムーラン ルージュ」でゴールデングローブ賞を獲得したほか、アカデミー主演女優賞など数多くの賞を受賞した、知名度と実力ともに世界トップクラスの女優。(画像はプレスリリースより)【参考】・ハリー・ウィンストン・ジャパン株式会社マーケティング ディヴィジョン(アットプレスニュース)・ハリー・ウィンストン・ジャパン株式会社
2015年03月02日伝説的な指揮者として、今も世界中にファンをもつ巨匠フルトヴェングラー。その彼が第二次世界大戦下、若きスターだったカラヤンよりヒトラーに寵愛されていた事実の意味とは――。来年2月、戦後の非ナチ化裁判で被告となったフルトヴェングラーと、彼を追及する米国軍少佐アーノルドの息詰まる攻防戦を描いた快作『テイキング サイド』が上演される。2001年には映画化もされているが、今回は劇作家ロナルド・ハーウッドによる原作をそのまま舞台化。演出は、映画監督であり近年は舞台演出にも意欲的な行定勲が務める。出演は、アーノルドに筧利夫、そしてフルトヴェングラーに平幹二朗というベストキャスティングが実現した。これが初共演となる筧と平に話しを訊いた。『テイキング サイド』チケット情報「男ふたりが主役というのは、以前に演じた同じハーウッドの『ドレッサー』もそうでした。座長とその付き人の愛憎が印象的でしたが、この作品のフルトヴェングラーとアーノルドは国も考え方も違う。ただ、形こそ違うけれど、お互いの存在が強烈に関係し合っているところは似ていますね」と平。筧も「実在の人物の物語だからといって、実際にあったことをただ再現するならドキュメンタリー映画でいいわけで。何が正しいか正しくないのか、正しいと思って見ていることが、違う人から見たら別のものに見えるんじゃないか。アーノルド少佐を通してそういった微妙なところをお客さんに伝えられたら、演劇でやる意味があるのかなと思います」と語る。プライドをもって仕事に取り組み、時に冷酷ともいえる非情さでフルトヴェングラーの私生活まで暴いてゆくアーノルド。対するフルトヴェングラーにも、彼が世話をしたピアニストの未亡人でユダヤ人のタマーラ(小島聖)という存在が現れる。独裁者のもと、音楽家たちが生き延びるために払った苦難の数々が、次第に明らかになってゆく。平は「実際のフルトヴェングラーもシャイで、内省的な面があったそうです。伝説の指揮者といってもさまざまな顔がある。そこにいるだけでいかに彼の人となりを出せるか、稽古では苦しんで作っていきたいですね」と話す。平との初共演にやや緊張気味の筧については、「舞台から飛び出してきそうな迫力がある。僕も頭から食われないようにしなければ」と笑顔。また演出の行定について筧に聞くと、「一緒に仕事が出来て光栄です。舞台は映画の“引き”で撮る“長回し”と同じなので、あとは役者が芝居で“ズームアップ”の効果を見せなくちゃいけない」と意気込みを語った。最高のスタッフとキャストが集結して魅せる本作。その本番を、楽しみに待ちたい。公演は2月1日(金)から11日(月・祝)まで東京・天王洲銀河劇場にて上演。その後、愛知、静岡、大阪、広島を巡演する。チケットは一部を除き発売中。取材・文:佐藤さくら
2012年11月14日ブルース・ウィリス主演の人気シリーズ待望の最新作『ダイ・ハード/ラスト・デイ』のファーストルック画像と、最新映像がこのほど到着し、世界で最も不運な男、ジョン・マクレーンの不機嫌顔と豪快な暴れっぷりが披露された。『ダイ・ハード/ラスト・デイ』新映像別居中の妻に会いに行っただけなのになぜか巨大なテロ事件に巻き込まれ、空港を訪れたら数時間後にジェット機の羽根の上で格闘させられ、爆弾テロ犯に指名され街中を走らされたかと思えば、ハッカーの護衛についたはずが数時間後には最新鋭の戦闘機と生身で対決するハメに……行くところで必ず事件に巻き込まれ、痛いメに遭わされ、不機嫌顔で文句とグチばかり言っているのに、絶対にくたばらない男、それが本シリーズの主人公ジョン・マクレーンだ。全世界の映画ファンが待ちわびた最新作で彼が向かうのは、ロシアの首都モスクワ。詳細な物語はいまだに明らかになっていないがそこでジョンは疎遠になっていた息子のジャックとまたもや災難に巻き込まれ、どうもソリの合わない息子と行動を共にすることになるという。このほど公開されたファーストルック画像は、ジョンと息子のジャックがマシンガンを手にする勇ましい場面……のはずだが、なぜかふたりとも不機嫌顔で、どう見てもヤル気はゼロ。しかし、この画像だけで世界中のファンを魅了してきた“アンチ”ヒーロー、ジョン・マクレーンの帰還を強く印象づけられる。また公開された映像では、モスクワを舞台に暴れまくるマクレーン父子の姿が登場! 息もつかせぬほど次々とアクションが展開される予告編で、終盤にはジョンが「ニュージャージー州のジェームス・ボンドだ」とおなじみのオヤジギャグを飛ばすシーンも登場。6年ぶりにスクリーンに帰還したジョンが息子とどんな“不運”に見舞われるのか、期待が高まる内容に仕上がっている。『ダイ・ハード/ラスト・デイ』2013年2月 TOHOシネマズ日劇ほか全国公開
2012年10月12日女優の深田恭子が10月21日(木)、東京・港区の青山迎賓館で行われたWOWOWの主演ドラマ「幻夜」の製作会見に、米高級宝飾ブランド、ハリー・ウィンストンの総額2億円ジュエリーを身に着けて出席した。同局の連続ドラマ枠「ドラマW」の最新作で、人気作家・東野圭吾の同名小説を原作に、野望のためには手段を問わない美貌の悪女・美冬(深田さん)と美冬に魅せられ悪事に手を染めていく男・雅也(塚本高史)、2人を追う刑事・加藤(柴田恭兵)の人間模様を描くサスペンス。劇中、宝石店販売員からのし上がっていく役どころであることから、ウィンストンとのタイアップが決定。同ブランドはこれまで、米アカデミー賞のノミネート女優への商品提供などはあったが、TV番組単体とタイアップするのは今回が初めて。レース状のネックレス、イヤリング、リング、ブレスレットで総額約2億円、あしらわれたダイヤモンドの総カラット数約113カラットのジュエリーと、海外セレブ御用達ブランド「BCBG Maxazria」の白いドレスと「Tsuru by Alessandra Stella」のピンヒールという装いの深田さんは「アカデミー女優気分です」と会場の笑いを誘いつつ「このアクセサリーのお陰ですごい強い気持ちで出られました」と妖艶な笑み。美冬の役どころについては「美しいものに惹かれる点は理解できますが、ほかは全く理解できません」と苦笑いを浮かべた。一方、塚本さんは初共演が実現した柴田さんについて「付いていきたい人ってこういう人なんだと思った。柴田さんに会えたことが今回の僕の収穫。これまでのスタイルとかいろいろなことを教えていただいた。役者としても人間としても尊敬できます」と惚れ惚れ。柴田さんも「お前は…」と照れながらも「塚本くんはとっても切なく哀しみを持った役者さん。声も好きだし、スッとしゃべり出す感じも大好き」と温かい視線を送っていた。「幻夜」は11月21日(日)22:00よりWOWOWにて放送開始。(photo/text:Yoko Saito)WOWOW ドラマW「幻夜」毎週日曜日22:00よりWOWOWにて放送。公式サイト:■関連作品:白夜行 2011年1月29日より全国にて公開© 2011 映画「白夜行」製作委員会 恋愛戯曲〜私と恋におちてください。〜 2010年9月25日よりヒューマントラストシネマ有楽町、シネセゾン渋谷、新宿武蔵野館ほか全国にて公開© 2010映画「恋愛戯曲」製作委員会■関連記事:映画のヒロインに変身!「TIFF」ヘアデザインショーモデル体験に1名様ご招待達人に聞く!『恋愛戯曲』監督・鴻上尚史の恋愛講座【恋愛継続編】シネマカフェ読者ゴコロなんでもベスト5(第7回)映画で見てみたいカップルと言えば?深キョン&椎名桔平&塚本高史「結婚しても恋心」で意見一致深キョン&椎名桔平が原稿に埋もれ…『恋愛戯曲』特別画像&白熱の本編映像が到着
2010年10月21日