『シン・レッド・ライン』『ツリー・オブ・ライフ』などの巨匠テレンス・マリック監督最新作となるサーチライト・ピクチャーズ作品『名もなき生涯』。この度、ヒトラーへの忠誠を拒絶し、自らの信念を貫いた主人公フランツの妻役を務めたオーストリア出身の女優ヴァレリー・パフナーのロングインタビュー映像が、シネマカフェに到着した。ヴァレリー・パフナーといえば、『エゴン・シーレ死と乙女』(’17)ではプレイボーイで非情、野心的な画家エゴン・シーレの美のミューズを演じたことで知られ、名作「死と乙女」のモデルとなった女性を体当たりで熱演し、オーストリア映画賞で最優秀女優賞を受賞した。そんなヴァレリーは本作『名もなき生涯』で、第二次世界大戦時のオーストリアに実在した、ヒトラーへの忠誠を拒絶し自らの信念に殉じた農夫フランツ(アウグスト・ディール)の妻、ファニことフランチスカ・シュワニンガーを演じた。山と谷に囲まれた美しい村で農夫として働くフランツのもとにも、やがて召集令状が届くが、彼はヒトラーへの忠誠を誓う署名を頑なに拒み、直ちに収監されてしまうのだ。ヴァレリーは役に惹かれた経緯について、「脚本よりも前に“手紙”が送られてきて、読んでみたら最初の3分の1で涙が出てきました。それから最後まで泣きどおしでした」と語る。“手紙”とは、フランツが収監されている時にファニと交わした実際の書簡のことで、英訳版として出版されているもの。「彼らは最後まで本当に通じ合っていたし、互いに力を与え合っていたんです。ただの農民なのに、あんなにも強い。知識人でもなんでもなくても、心に強い気持ちを持っている。とても感動的な話だと思いました」と明かす。実際のフランチスカが94歳くらいの時のインタビューを見たことがあるそうで、「近所の人が2人のことを語るシーンもあって『本当に愛し合っていた』と言っていました。『愛し合っているのが見て分かる』と。当時の農民にとって、恋愛結婚は珍しいはずです。でも2人はしたんです」。そんな彼女の役作りについて、独特な手法で撮影をすることで知られる監督テレンス・マリックに対し、「テレンスは常に本物の瞬間を追い求めています。だからこそ、出演する女優としては何かをしようとしては絶対にいけない。その瞬間を生きなきゃいけない。それがとても難しい時もあります。ただそこにいて吐き出すしかないのです」とふり返る。時に1テイク28分もの長回しで、即興や想像力が尽きるまで演じることを求められたというが、その撮影法を通じて「キャラクターには幾つもの層があって、1つに絞れるものじゃないことを学びました」とも語った。神の存在すら身近に感じさせる、あまりにも美しい光と風景のなか、愛に満ちた胸を震わす書簡を紐解きながら、人間の真実と尊厳に迫る本作。ひたむきな瞳でナチスに立ち向かった男の妻を、「監督を信頼しているから、安心して手を離せます」と監督に全面的な信頼を寄せながら、スクリーンの中で生きたヴァレリーの姿に注目してみてほしい。『名もなき生涯』は2月21日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:名もなき生涯 2020年2月21日よりTOHOシネマズシャンテほか全国にて公開©2019 Twentieth Century Fox
2020年02月08日タイカ・ワイティティ監督が、第二次世界大戦中のドイツを舞台に戦時下に生きる人々の生きる歓びと人生の真実を弾けるユーモアとともに描き出す『ジョジョ・ラビット』より、日本版最新予告編が到着した。今回到着した映像では、空想上の友達のアドルフ(・ヒトラー/タイカ・ワイティティ)に背中を押されながら、立派な兵士になることを夢見て奮闘中のジョジョが、ある日、家の壁の裏にユダヤ人の美少女エルサ(トーマシン・マッケンジー)を見つけて大仰天するシーンが登場。「ユダヤ人はわるい」と教えられてきたジョジョ。しかし、母ロージー(スカーレット・ヨハンソン)が匿っていたエルサは、聡明で勇敢、ユーモアにも溢れており、彼女と過ごしていくうちに、それまで信じていた景色が揺らぎ、彼の世界が大きく動き始める。ほかにも、ジョジョの唯一の“実在の友達”ヨーキーなど、過酷な大戦下にありながらも愉快な登場人物たちの姿が映し出されている。本年度のアカデミー賞最有力とも謳われる本作。史実にうそはつかずとも、この時代への既成概念を大胆不敵にひっくり返すような脚本についてワイティティ監督は「憎悪と偏見についての直球の映画にしたくはなかった。だから、脚本には全く自制をかけなかった」と言及。「言うべきことを言うにはひるまずに決死の覚悟で書かなくてはいけない。危険の無いものなら、私がやる価値も無い。大コケするかもしれないリスクを背負って必死になれば、最高に創造的で先進的な表現が出てくるからね」と思いを明かしている。『ジョジョ・ラビット』は2020年1月17日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:ジョジョ・ラビット 2020年1月17日より全国にて公開©2019 Twentieth Century Fox&TSG Entertainment
2019年11月22日阿部寛主演、塚本高史、吉田羊、稲森いずみ、深川麻衣らの共演による「まだ結婚できない男」の第7話が11月19日オンエア。有希江が店長を務めるカフェの危機に救うため桑野が取った行動に「良い人すぎ」などの声が続々と集まっている。2006年放送の前作から13年、53歳になるも引き続き独身で偏屈、独善的、皮肉屋の桑野信介を阿部さんが、桑野のアシスタントから今では共同経営者となった村上英治に塚本さんが演じ、桑野の母・育代役の草笛光子、妹の中川圭子役の三浦理恵子、義弟の中川良雄役の尾美としのりらが前作から続投。桑野がネット中傷を相談したのがきっかけで知り合った弁護士の吉山まどかに吉田さん、桑野らが行きつけのカフェの雇われ店長・岡野有希江に稲森さん、桑野の隣人となる女優の戸波早紀に深川さんといった面々が今シーズンから参加する。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。桜子(咲妃みゆ)が店舗デザインの仕事を持ってくる。人が住む家を作ることがポリシーだと最初は断っていた桑野だったが、映子(阿南敦子)の圧や依頼主の大島(岡部たかし)からの提案を聞き、意欲満々で仕事に乗り出す。一方、有希江は、店の譲渡契約の直前になって店を退去するよう命じられ、困っていた。まどかと裁判で戦おうとした矢先、跡地に作られる新店舗の内装を桑野が担当していることがわかる。同じころ桑野も有希江の店がこのままではなくなってしまうことに気付く。この事をも有希江に伝えようとするが機会を逃してしまう桑野だが、大島からギャラのキックバックを求められ調べてみると、大島はキックバックされた金を私的に流用している疑惑が上がって…というのが今回のおはなし。大島を呼び出し「BROWN CLOVER」が自分の行きつけの店だと明かす桑野。大島が「あんなカフェ」と言うと、すぐさま「あんなカフェが僕には大事なんですよ」と真剣な顔つきで仕事を断り、さらには社長に内部告発。有希江の危機を救った桑野に「今週は神回だった」「桑野さんめっちゃくちゃ良い人すぎ」などの声が上がる。また問題を解決したのが自分だということをまどかや有希江に隠すその姿にも「桑野さんが活躍してたのにまわりのみんなは知らない。桑野さんもそれを言わない。そこが、カッコいい。」「いい話だったな 凄くほっこりした」などといった感想も続々と寄せられている。(笠緒)
2019年11月19日『ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男』でオスカーを受賞した特殊メイクアップアーティスト、辻一弘氏が、再びアワードシーズンで大健闘しそうだ。この12月に北米公開となる『Bombshell』で、彼はメイクアップアーティスト&ヘアスタイリスト組合賞(MUAHS)にノミネートされたのである。彼が担当したのは、シャーリーズ・セロンを有名なキャスター、メーガン・ケリーに変身させる特殊メイク。今回のクレジットはKazu Hiroになっている。この部門のほかの候補は、『ロケットマン』『キャプテン・マーベル』『アイリッシュマン』『IT/イット THE END“それ”が見えたら、終わり』。MUAHS授賞式は来年1月11日。文=猿渡由紀
2019年11月12日コミュニケーションツールとしてなくてはならないLINE。さまざまなやり取りがあるなかで、「友達に救われた!」と感じたLINEはありますか。今回は、アラサー女子がどんなLINEのやりとりで友達から救われたと感じるのか、調査してみました!文・オリ子元気が出た! 癒された! 励ましLINEの特徴とは?20~30代の集まるアンアン総研メンバー200人に「救われたLINE」アンケートを実施、回答は次のようになりました。Q. 友達からのLINEに「救われた」と感じたことはありますか?はい 71%いいえ 29%全体の約8割のアラサー女子が、友達からのLINEで救われたことがあると回答。いったいどんなやり取りで癒されたり、助けられたりしたのでしょうか。恋愛の悩みや彼氏の愚痴をずっと聞いてくれた「当時の彼がクソ男すぎて酷い仕打ちを受け、誰かにぶちまけないとやってられないとき、会話のようにテンポよくずっと付き合ってくれた友人には本当に感謝しています。友人とのやりとりがなければ、怒りで仕事に手がつかなくなるところでした」(29歳・契約社員)「異性関係や恋愛の相談は、やはり女友達に話したい!」という方も多いのではないでしょうか。失恋時や、彼氏と喧嘩した際、とにかく相談に乗ってくれたり、励ましてくれる友達とのやり取りは、それだけで多くの女性を救うことができるようです。仕事で辛い時支えてくれた「仕事が忙しすぎる部署で辛かったときに、同じくらい忙しい部署の同期の子から『今頑張って力をつけたら、後からやってよかったって思えるだろうから、ともに頑張ろう!』という励ましのメッセージをもらって頑張れた」(25歳・会社員)「仕事が辛かったとき、SNSで愚痴を吐いてしまった。それを見た友達が、ただ『おいしいもの食べに行こう!』とだけ言ってくれて救われました」(20代・学生)「仕事のことで悩んでいる時に、前向きになるような長文LINEをくれて、こんなに私のことを考えてくれてるんだと救われました」(30歳・自由業)職場での悩みは人間関係や仕事内容の問題など多岐にわたりますが、似たような悩みを経験した人もいるので、話してみると素敵なアドバイスがもらえることも。また、親身に長いメッセージなどで返してもらえると、「そんなに思ってくれてるの!?」と嬉しくなっちゃいますよね。素敵な言葉・アドバイスをくれた「仕事がうまくいかなくて落ち込んでいるとき、私よりも波乱万丈な経験をしている友人に『良い時もあれば悪い時もある。悪い時にどう過ごすかだよ』というようなことを言ってもらい、よく聞く言葉ではあるけど、彼女だからこその説得力にものすごく救われ、元気になりました」(25無職・その他)「フラれたとき励ましてくれた。『私も彼氏いないから大丈夫! 一緒にフリーを楽しみましょう!』って。彼なんていなくても大丈夫と思えた」(31会社員・公務員)「就活の方向性に悩んでいた時、励ましのメッセージと自分の長所短所を連絡してくれた。客観的な意見をもらえたことで、視野が広くなり、納得のいく就活につながった」(26歳・会社員)自分では気づけない視点でアドバイスを送れる友達は、感謝されやすい傾向にあるようです。ただ、押しつけがましい内容は逆に引かれてしまう可能性もあるので、説教じみたものにならないよう、注意したほうが良いかもしれません。寄り添ってくれることで救われる今回のアンケートの回答ではそのほかに、「何か特別なことがあって救われたというより、日常的にやり取りしてくれる相手がいるというだけで救われる」「好きだなと思える友達が自分のために時間を作って返事をしてくれることに常に感謝してる」など、ただ話せる相手がいるだけでありがたいという声も聞かれました。「自分をこんなに大事にしてくれてるんだ」と感じてもらえるメッセージが、友達から感謝されるLINEの重要なポイントなのかもしれません。©Luis Alvarez/Gettyimages©flukyfluky/Gettyimages
2019年10月14日ハリー・ウィンストン(HARRY WINSTON)の「リリークラスター」より、ローズゴールド製ペンダントが、2020年よりハリー・ウィンストン各店舗にて発売される。この一般発売に先駆け、2019年8月22日(木)より新たにオープンしたハリー・ウィンストン新宿店にて先行販売されている。ハリー・ウィンストンを象徴するジュエリー「クラスター」をインスピレーション源に、優美なユリの花から着想を得て誕生した「リリークラスター」コレクション。ペンダント・ネックレス・イヤリングなどの多彩なアイテムを揃えるこのコレクションは、プラチナやイエローゴールドにて展開してきた。新たに登場するペンダントは、「リリークラスター」初となるローズゴールド製。ローズゴールドで表現された可憐なユリの花弁にダイヤモンドがきらめく、甘くも洗練されたジュエリーに仕上がった。【詳細】リリークラスター・ペンダント 880,000円+税先行発売日:2019年8月22日(木)先行取り扱い:ハリー・ウィンストン新宿店(先行販売数:30本)一般発売時期:2020年取扱店舗:ハリー・ウィンストン各店舗【問い合わせ先】ハリー・ウィンストン クライアントインフォメーションTEL:0120-346-376
2019年08月26日こんにちは。アートディレクターの諸戸佑美です。10連休はいかがお過ごしですか?面白いアートや映画に触れて五感をリフレッシュするのもいいですね!【シネマの時間】第64回は、“ヒトラーの秘宝、闇の美術史” 名画ミステリー映画『ヒトラーVS.ピカソ奪われた名画のゆくえ』をお送りします。アドルフ・ヒトラー(1889年4月20日〜1945年4月30日)が若い頃、画家を志していた逸話はよく知られていますが(ウィーン美術アカデミーを2度受験するが不合格)、政権掌握後も美術に関心の強かったヒトラーは、右腕的存在のゲーリング国家元帥や息のかかった画商を通じて、ユダヤ人富裕層が所有する美術品の略奪に躍起になります。なぜ、ナチス・ドイツは、いやヒトラーは、これほどまでに美術品略奪に執着したのでしょうか?ナチス・ドイツがヨーロッパ各地で略奪した芸術品の総数は約60万点にのぼり、戦後70年以上経った今でも10万点が行方不明と言われます。彼らは、ピカソ、ゴッホ、フェルメール、マティス、ルノワール、ブリューゲル、モネらの傑作に「退廃芸術」の烙印を押し、一方で純粋なアーリア人による写実的で古典主義な作品を擁護。同時に故郷近くのオーストリア・リンツに“総統美術館”を建設する野望を抱きました。本作は、欧米で活躍する歴史家、美術研究家をはじめ、略奪された美術品の相続人や奪還運動に携わる関係者の証言を元に、ヒトラーの思想の背景と略奪された美術品が辿った闇の美術史に迫ります。ちなみにフランスの皇帝ナポレオン(1769年8月15日 〜1821年5月5日)もヨーロッパを制覇する過程で各地の城や邸宅から膨大な数の美術品を略奪したのだとか。それらには、資産価値があり政治的にも権威を高める影響力の大きさを知っていたからでした。「壁を飾るために絵を描くのではない。絵は敵に対する盾にも矛にもなる、戦うための手段だ」―パブロ・ピカソナチスに弾圧され奪われた美術品と、それに関わる人々の数奇な運命に迫る名画ミステリー!ぜひこの機会にお楽しみいただければ幸いです。■映画『ヒトラーVS.ピカソ奪われた名画のゆくえ』あらすじーナチスに弾圧され奪われた美術品とそれに関わる人々の運命を追った名画ミステリー!ナチス・ドイツはふたつの手段で芸術を支配しました。ひとつはピカソ、ゴッホ、ゴーギャン、シャガール、クレーらの傑作に「退廃芸術」の烙印を押しそれらを貶め、一方で、純粋なアーリア人による写実的で古典主義的な作品を擁護。同時に、青年時代に画家志望だったヒトラーは、故郷近くのリンツに“総統美術館”を建設する野望を抱き、右腕的存在のゲーリング国家元帥や息のかかった画商を通じてユダヤ人富裕層が所有する古典美術の名品を次々と没収。オランダ、フランスなど周辺国を占領するとその勢いと大胆さは加速し、かのルーブル美術館やパリ在住のユダヤ人美術収集家から問答無用で憧れの名品や価値ある退廃美術の略奪を繰り返しました。権力は芸術をも支配できると妄信するナチスが行った歴史上最悪の美術品強奪と破壊。今なお続く奪還をめぐる戦いを、歴史家や美術研究家、関係者らの証言をもとに描き、ヒトラーの思想の背景と略奪品が辿った闇の美術史を浮かび上がらせていきます。ヒトラーの秘宝たちが語る知られざる真実とは……?■『グレート・ビューティー追憶のローマ』などで知られるイタリアの名優トニ・セルビッロが案内人!ナチス・ドイツによる美術史上最悪の美術品略奪やそれらのヒトラーの秘宝が辿った知られざる真実を案内するのは、『グレート・ビューティー/追憶のローマ』(14)や『修道士は沈黙する』(18)など、イタリア映画界が誇る名優トニ・セルヴィッロ。監督は、ヴェネチア・ビエンナーレやイタリア国立21世紀美術館などのドキュメンタリーを手掛けた新鋭クラウディオ・ポリが務めています。ベストセラー「怖い絵」シリーズの著者・中野京子が、日本語字幕監修を担当。作中では、約100点にも及ぶ退廃芸術やヒトラーが偏愛した名品が紹介されます。■映画『ヒトラーVS.ピカソ奪われた名画のゆくえ』作品紹介映画『ヒトラーVS.ピカソ奪われた名画のゆくえ』2019年4月19日(土)、ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国ロードショー!公式サイト:hitlervspicasso-movie.com原題Hitler contro Picasso e gli altri監督:クラウディオ・ポリ製作総指揮:ベロニカ・ボッタネッリ原案脚本:ディディ・ニョッキ編集:クラウディオ・ポリ音楽:レモ・アンツォビーノ字幕監修:中野京子(作家/『怖い絵シリーズ』)日本語字幕:吉川美奈子製作年:2018年製作国:イタリア・フランス・ドイツ合作配給:クロックワークス、アルバトロス・フィルム上映時間:97分映倫区分:G©︎2018 - 3D Produzioni and Nexo Digital - All rights reserved案内人:トニ・セルヴィッロ(『グレート・ビューティー/追憶のローマ』『修道士は沈黙する』)【シネマの時間】アートディレクション・編集・絵・文=諸戸佑美©︎YUMIMOROTO
2019年04月29日ナチスに弾圧され奪われた美術品と、それに関わる人々の運命に迫る名画ミステリー『ヒトラーVS.ピカソ奪われた名画のゆくえ』から、ゴッホの名画がナチス・ドイツによって没収され、売り飛ばされていた衝撃の事実を紹介する本編映像が到着した。ピカソ、ゴッホ、フェルメール、マティス、ムンク、モネ…いまもなお多くの名画たちが行方不明――。1933年から45年にかけて、ナチス・ドイツがヨーロッパ各地で略奪した芸術品の総数は約60万点にのぼり、戦後70年以上経った現在でもなんと10万点が行方不明と言われる。彼らはピカソ、ゴッホ、ゴーギャン、シャガール、クレーらの傑作に“退廃芸術”の烙印を押し、それらを貶め、一方で純粋なアーリア人による写実的で古典主義的な作品を擁護。同時に、ヒトラーは故郷リンツに“総統美術館”設立の野望を抱き、右腕的存在のゲーリング国家元帥と張り合うかのうように、ユダヤ人富裕層やルーブル美術館からも問答無用で美術品の略奪を繰り返したという。フィンセント・ファン・ゴッホの誕生日である3月30日、今回解禁された本編映像では、晩年ゴッホが診察を受けていたパリ・近郊に住む医師ガシェがモデルで、ゴッホが死の1か月余り前に描いたと言われている彼の傑作「医師ガシェの肖像」(1890)が、ナチス・ドイツから堕落とみなされ、ゲーリングの命でフランクフルトの美術館から没収されていた事実を紹介。また、ゴッホの自画像「Self-Portrait Dedicated to Paul Gauguin」もスイスのオークションにかけられていたと説明している。権力は芸術をも支配できると妄信するナチスが行った歴史上最悪の美術品強奪によって、不遇な運命を辿っていた名画たち。本作を観れば、今後、きっと美術鑑賞でも見方が変わってくることだろう。『ヒトラーVS.ピカソ奪われた名画のゆくえ』は4月19日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)
2019年03月30日映画『パッドマン 5億人の女性を救った男』が、2018年12月7日(金)に公開される。生理用品の発明・普及で5億人の女性を救った男の実話『パッドマン 5億人の女性を救った男』は、現代インドで安全かつ安価な“生理用品”の普及に人生を捧げた男の物語。商用パッドの3分の1もの低コストで、衛生的なパッドを製造できる機械を発明した男の実話をもとにした作品だ。主人公のモデルとなったアルナーチャラム・ムルガナンダムは、低コストで衛生的なパッドを作ることのできる機械を発明しただけでなく、女性たち自らがその機会を使いナプキンを女性たちに届けるシステムを開発。その活動は、インド政府や国際的なメディアから評価されている。ストーリーインドの小さな村で新婚生活を送る主人公・ラクシュミは、貧しいために生理用品を買えず、不衛生な布で処置をしている最愛の妻を救うため、清潔で安価なナプキンを手作りすることを思いつく。日々研究とリサーチに明け暮れるラクシュミの行動は、村中の人から奇異な目で見られ、数々の誤解や困難に直面。ついには村を離れるまでの事態へと発展してしまう。それでも諦めることなく、研究を進め、彼の熱意に賛同した女性パリーとの出会いと協力もあり、ついに低コストで大量生産できる機械を発明する。農村の女性たちに、ナプキンだけでなく、発明した機械を使って働く機会をも与えようとラクシュミが奮闘する最中、彼の運命を大きく変える出来事が訪れる――。“インドのジョージ・クルーニー”ことアクシャイ・クマールが主人公に主人公のラクシュミを演じるのは、“インドのジョージ・クルーニー”ことアクシャイ・クマール。主人公の妻・ガヤトリ役は、実力派女優のラーディカー・アープテーが、主人公を手助けする女性・パリーはボリウッドのトップ女優の1人であるソーナム・カプールが演じる。また、監督は、R.バールキが務める。詳細映画『パッドマン 5億人の女性を救った男』公開日:2018年12月7日(金) TOHOシネマズ シャンテ他 全国公開出演:アクシャイ・クマール/ソーナム・カプール/ラーディカー・アープテー監督・脚本:R.バールキ
2018年10月06日“歴史上最も偉大なリーダー”といわれる英国首相チャーチル。“ダンケルクの救出劇”から4年、ノルマンディー上陸作戦決行までの96時間を追ったヒューマンドラマ『チャーチルノルマンディーの決断』(原題:Churchill)が、8月18日(土)より全国順次公開される。この度、チャーチル首相と彼を力強く支え続けた妻・クレメンティーンとの関係性がよくわかる本編映像を、シネマカフェが独占入手した。◆ストーリー第2次世界大戦末期。首相チャーチルは、英国王ジョージ6世が同席する前でノルマンディー上陸作戦の遂行に対し反対意見を述べるが、連合国軍最高司令官アイゼンハワーに即却下され、孤独を深めていく。その様子を見かねた妻のクレメンティーンは、夫を真のリーダーとして国民の前に立たせようと、愛のムチでチャーチルを奮い立たせる。それから96時間後、作戦は決行。勝利の演説の原稿を準備するチャーチルの側には最愛の妻の姿があった。そして、1944年6月6日午前6時。チャーチルによる作戦の成功と国民を勇気づける世紀の演説が始まった――。◆痛烈ビンタ&額と額を合わせる「バウワウ」映像を独占入手!『ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男』と『ダンケルク』で描かれた救出作戦に成功した英国首相チャーチルが、その4年後、ノルマンディー上陸作戦を遂行しようとする連合軍と真っ向から対立、作戦決行までの96時間が描かれる本作。今回到着したのは、大いなる責任からくる抑うつ状態と、それに伴うアルコール依存、さらに第1次世界大戦での“ガリポリの戦い”の後悔に苦しみ、自暴自棄になっていたチャーチルに、最愛の妻・クレメンティーンが心を鬼にして強烈なビンタをくらわすシーンと、互いのおでこを触れ合わせる仲睦まじい姿から、2人の深い愛と並々ならぬ信頼関係が伺えるシーン。◆チャーチルと賢妻・クレメンティーンをイギリス出身の名優が熱演大戦末期、“史上最大の作戦”を前に苦悩する英国首相チャーチルには、『ボーン・アイデンティティー』や海外ドラマ「THE GAME」などで知られる名優ブライアン・コックス。そして、『ハリー・ポッター』シリーズのゴシップ記者リータ・スキーター役で知られ、本作でクレメンティーン役を務めるミランダ・リチャードソンは、役作りのために彼女に関しての本を何冊か読んだという。「クレメンティーンはその才能、頭の良さを表には出しません。それは全てチャーチルを励まし、人々が期待しているようなリーダーとして立ち上がらせるためなのです。言いたいことは沢山あるけれど、自分が人前に立つことには興味がないのです」と、その“内助の功”に言及。さらに「彼女はウィンストンを出世させたいという野心や名誉欲のために彼の決断を急き立てているのではありません。純粋に彼が国を救うことができる最高の存在だと確信しているからなのです」と語り、クレメンティーンの思いを知り、大いに役作りに役立てたという。また、チャーチルは生前こんな言葉を残している。「私の業績の中で最も輝かしいことは、妻を説得して私との結婚に同意させたことである」と。そんな夫婦の関係が見えてくる本編映像を、まずはここから確かめてみて。『チャーチルノルマンディーの決断』は8月18日(土)より有楽町スバル座、新宿武蔵野館ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:チャーチルノルマンディーの決断 2018年8月18日より有楽町スバル座、新宿武蔵野館ほか全国にて順次公開ⒸSALON CHURCHILL LIMITED 2016
2018年08月17日米アカデミー賞で日本人初のメイクアップ&ヘアスタイリング賞(『ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男』)を受賞した辻一弘氏が、25日に放送されたフジテレビ系トーク番組『ワイドナショー』(毎週日曜10:00~11:15)にゲスト出演し、映画界から離れていた理由について語った。『ワイドナショー』でレギュラーを務めるダウンタウン・松本人志これまで『もしも昨日が選べたら』(06)、『マッド・ファット・ワイフ』(07)で2度ノミネートされ、受賞を逃していた辻氏。その後は現代美術家に転身したが、同作で主演男優賞を受賞したゲイリー・オールドマンからの熱烈オファーにより復帰した。一時は離れていた映画界。その理由を聞かれた辻氏は、「いろんな理由があった」と切り出し、「わがままな役者と仕事をするのが疲れた。誰とは言わないですけど」と笑いながら告白。ある役者からは「昨日と違う」とクレームを入れられることもあったという。ゲストコメンテーター・武田鉄矢の「一流の人は待てる。俺はまだそこまでいってないけど」に、辻氏は「わりと大きい名前の人は文句が多いです」とぶっちゃけ、笑いを誘った。また、自分がやろうとしていることが周囲のスタッフの意見によって変わってしまうことがあったのも理由の1つで、「自分が作りたいものをちゃんと作りたいと思って辞めました」。そんな辻氏はゲイリー・オールドマンを「あの人はすごいです。今まで仕事した中で一番紳士的。メイクの大事さも知っている」と絶賛する。メイク中に携帯や映画を観る役者がいる中、ゲイリー・オールドマンは余計な手間と時間がかかってしまうことを理解しているため、メイクが完成するまで何もせずじっと待っていたそうだ。ちなみに、同作で演じたウィンストン・チャーチルのメイクは3時間15分を要するという。辻氏からオスカー像を手渡され「思ってる以上に重いですね!」と興奮していたお笑いコンビ・ダウンタウンの松本人志。役者に振り回されていた辻氏に「人に疲れちゃって……」と同情し、「なんでこんな番組に出ようと?」と出演の経緯を探ると、辻氏は「一応、この番組は見させてもらっています」と番組のファンであることを明かし、「すばらしい映画なのでみなさんに見てもらいたい」と呼びかけていた。
2018年03月25日『ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男』で日本人初のアカデミー賞メイクアップ&ヘアスタイリング賞に輝いた辻一弘が3月20日(火)、凱旋帰国を果たし、会見に出席。オスカー像を手に「改めて重みを感じている」と語った。■「実際に重たい(笑)」オスカー像の置き場所は?3月5日(日本時間)、米ロサンゼルスのドルビー・シアターで開催された第90回アカデミー賞において、日本人初のアカデミー賞メイクアップ&ヘアスタイリング賞を受賞した辻さんは、「メイクが作品の一部として認められて良かった。受賞したことに大きな意味があると思いますし、改めて重みを感じている。実際に持ってみても、重たいですし(笑)」と喜びのコメント。オスカー像については「作業場の応接に置くつもり」だと語った。また、受賞発表直後の心境を「とにかくスピーチを早く終わらせようと思ったので、正直ほとんど思えていない」とふり返り、「目の前には有名な俳優さんもたくさんいらっしゃるし、とにかく、ゲイリーさんの方を見て、スピーチをした」。今回、チャーチル役の名優、ゲイリー・オールドマンも見事に主演男優賞を初受賞しただけに「一緒に受賞できたことが良かった」と話していた。■目指したのは「メイクに見えないメイク」2012年に映画界から身を引き、現代美術家に転向した辻さんが、オールドマンから直接「あなたが引き受けてくれたら、私はこの映画に出る」と熱烈なオファーを受けて、久しぶりに映画の特殊メイクを担当することになったのは、有名なエピソードだ。「映画はやらないと決心していたので、(オファーを受けると)人生を裏切る思いもあったが、やはりゲイリーと一緒に仕事がしたかった。最初にゲイリーには『セットでメイクはしたくない』と伝えたんです。大勢の人間がいる現場は精神的にもつらいので…。ゲイリーとチャーチル本人は、顔も体型も違う。バランスを意識しながら、メイクに見えないメイクを目指した。単に似せただけでは、演技につがらないですし。周りからは『メイク技術の新しい基準を示した』と言ってもらえて、それもうれしかった」(辻さん)■2020年に日本で個展開催を予定「あくまでメインは現代美術」今後の活動に関しては「あくまでメインは現代美術」だといい、「2020年に日本で個展をやろうと思っているので、下調べやスポンサー探し、もちろん、創作活動もあるので忙しい」のだとか。映画作品への参加は「本当にやりたいことであれば」と可能性を否定しなかった。ネコ好きでも知られており、「自分にとっては大事な存在。ストレス解消してくれますし」と創作活動における“癒し”についても語っていた。■夢を追う若者へ「自分を信じ、やりたいことを見極めることが大切」10代の頃から独学でメイクを学び、18歳で単身渡米し、メイクアップ界の巨匠ディック・スミスのもとで修業を積んだ辻さん。ついに師匠と同じ、オスカー像を手にする夢を実現したいま、夢を追う若者たちにこんなエールを送ってくれた。「自分を信じ、やりたいことを見極めることが大切。心に正直にいるべきだし、他人の意見に耳を傾けて流されると後で後悔する。まずは10年続けることですね。やりたいことをやり続けると、どんどんいいことがつながっていくもの。今回の受賞で、いったん映画界を離れたことも含めて、自分は正しかったと思えた。毎回勉強ですし、作り続けて、結果を出すだけです」。■『ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男』とは?1940年、第2次世界大戦初期。ナチス・ドイツの勢力が拡大し、フランスは陥落寸前という絶体絶命のタイミングで、英国首相に就いたのは、「政界一の嫌われ者」ウィンストン・チャーチルだった。最大の国難に直面しながら、彼はいかにして国民に勇気と希望を与え「伝説のリーダー」になったのか?実話を基に、チャーチルの首相就任からダンケルクの戦いまでの知られざる27日間を描き出す歴史エンターテインメント。『ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男』は3月30日(金)、TOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開(text:cinemacafe.net)■関連作品:ウィンストン・チャーチル /ヒトラーから世界を救った男 2018年3月30日よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開© 2017 Focus Features LLC. All Rights Reserved.
2018年03月20日感動の歴史エンターテイメント©️2017 Focus Features LLC. All Rights Reserved.1940年5月、第二次世界大戦初期。ヒトラー率いるナチス・ドイツの勢力が拡大し、フランスは陥落間近、イギリスにも侵略の脅威が迫っていました。 国民からの人気は高いが、たび重なる失策から政党内の “嫌われ者”である、ウィンストン・チャーチルに白羽の矢が立ちます。夫を叱咤激励する妻クレメンティーンや、タイピスト兼秘書であるエリザベスのサポートを受け、国難に陥ったイギリスの新首相に就任したチャーチルは、「決して屈しない」と徹底抗戦を誓います。そんななか、ドイツ軍に追い込まれた英国軍は、フランス・ダンケルクの海岸まで撤退し孤立状態となってしまいます。「30万人もの兵士が包囲され、救出するすべがない。ならば彼ら兵士を救うべく船をダンケルクへ向かわせるのだ、大型船はもちろん、ボートや小型船など民間の船もすべて召集して…」こうしてダイナモ作戦が実行。日に日にナチス・ドイツの勢いは増す一方で、英国にも上陸の危機が迫ります。ヒトラーに屈するのか、それとも戦うのか。ヨーロッパのみならず世界の運命がチャーチルの手に委ねられた。そしてついに、チャーチルは歴史的決断を下すのですがー。 「世界のCEOが選ぶ、最も尊敬するリーダー」(2013年PwCJAPAN調べ)に、スティーブ・ジョブズやガンジーを抑えて選ばれた伝説の政治家チャーチルは、最大の国難に直面した時に、いかにして人々に勇気と希望を与えたのか…チャーチル没後に公開された戦時内閣の閣議記録によって明らかとなった実話を基に、チャーチルの主催就任からダンケルクの戦いまでの知られざる27日間を描いています。 1940年代の女性たちに注目©️2017 Focus Features LLC. All Rights Reserved.本作品の主人公であるウィンストン・チャーチルを支える妻クレメンティーンに扮するのは、『イングリッシュ・ペイシェント』のクリスティン・スコット・トーマス。誰よりもチャーチルの良き理解者であったクレメンティーンを、凛とした強さと大らかな優しさを感じさせながら見事に演じています。その他、タイプライター片手に日々奮闘する秘書エリザベス役には『シンデレラ』『ベイビー・ドライバー』のリリー・ジェームズ。変わり者で気難しい一面があるチャーチルに翻弄されながら、自身の役割を全うしようと奮闘する姿に勇気をもらえます。 そんな彼女たちの身に纏っているファッションから、1940年代の社会背景が浮かび上がってきます。戦時中は女性も労働力とされていたため、活動しやすい機能的な洋服が求められました。その上、物資の複素から使える布地の量も制限されていたため、襟が小さくポケットの装飾も少ないデザインのスーツが着用されました。 メイクに200時間以上もかけた“芸術”©️2017 Focus Features LLC. All Rights Reserved.本作品の主役であるウィンストン・チャーチルを演じるのは、抜群の演技力で多くの俳優仲間からも尊敬を集める、名優ゲイリー・オールドマン。現存する膨大な資料をもとに、チャーチルの人間性を浮かび上がらせ、最大の国難に直面した苦難とともに、人間としての型破りな魅力を余すことなく描いています。姿、形、声、話し方、全てチャーチルになりきった超絶な演技を披露し、ゴールデン・グローブ賞主演男優賞とアカデミー賞主演男優賞を受賞。そして、そんなゲイリー・オールドマンをチャーチルへと“変身”させたのは、アカデミー賞に2度ノミネートされたにも関わらず、2012年に現代美術家に転向しハリウッドから引退した辻一弘。ゲイリー・オールドマン直々のオファーにより、数年ぶりに特殊メーキャップアーティストとして参加。合計200時間もかけてつくりあげた“芸術”が評価され、アカデミー賞メイクアップ&ヘアスタイリング賞を受賞しました。 【情報】 ウィンストン・チャーチル ヒトラーから世界を救った男 3月30日(金)TOHOシネマズ シャンテほか全国ロードショー監督:ジョー・ライト出演:ゲイリー・オールドマン、クリスティン・スコット・トーマス、リリー・ジェームズ、スティーブン・ディレイン、ロナルド・ピックアップ原題:Darkest Hour配給:ビターズ・エンド、パルコ
2018年03月15日©YUMIMOROTOこんにちは。アートディレクターの諸戸佑美です。ファッション店や花屋の店頭では、春の装いや花々が並び始め、春めいてきましたね。読者の皆さまの中には、会社やさまざまな場面でリーダーとして活躍されている方や人生の転機を迎え輝く未来に向けて気持ちを新たにされている方も多いと思います。今回【シネマの時間】にておすすめする映画は、「世界のCEOが選ぶ、最も尊敬するリーダー」(2013年PwCJAPAN調べ)に、スティーブ・ジョブズやガンジーを抑えて選ばれ、今なお世界中の人々に影響を与え続ける伝説の政治家ウィンストン・チャーチルの真実の物語『ウィンストン・チャーチルヒトラーから世界を救った男』です。1940年、第二次世界大戦初期。ナチス・ドイツの勢力が拡大し、フランスは陥落間近、イギリスにも侵略の脅威が迫っていました。連合軍がダンケルクの海岸で窮地に追い込まれるなか、ヨーロッパの運命は、新たに就任したばかりの英国首相ウィンストン・チャーチルの手に委ねらます。ヒトラーに屈するのか、闘うのか?最大の国難に直面したその時、いかにして判断し人びとに勇気と希望を与えたのか?政敵に追い詰められながら究極の選択を迫られるのですが、民衆の声なき声に耳を澄ませ首相としての葛藤と苦悩を抱えながら言葉で人々を奮い立たせたウィンストン・チャーチル。のちにノーベル文学賞を受賞した”言葉の魔術師”ウィンストン・チャーチルが、約4分間にも渡る演説を披露するラストシーンは圧巻で、名優ゲイリー・オールドマンが彼になりきりその魅力を余すところなく演じており話題です。見事、第90回アカデミー賞主演男優賞受賞!第75回ゴールデン・グローブ賞主演男優賞(ゲイリー・オールドマン)受賞!「英国一型破りな男が、歴史を変えた」実話を基にチャーチルの首相就任からダンケルクの戦いまでの知られざる27日間を描く、感動の歴史エンターテインメントをどうぞお楽しみください!■映画『ウィンストン・チャーチルヒトラーから世界を救った男』 あらすじーー英元首相ウィンストン・チャーチルの歴史的決断描く伝記映画!1940年5月、第二次世界大戦初期。ヒトラー率いるナチス・ドイツの勢力が拡大し、北欧諸国を制圧、フランスは陥落間近となり、イギリスにも侵略の脅威が迫っていました。内閣不信任決議が出されたチェンバレン首相の後任として、連立政府を組閣できる強いリーダーを求めて外相のハリファックスが最適任者だという声があがるが、本人はこれを固辞。そこで、国民からの人気は高いが、たび重なる失策から政党内の “嫌われ者”であったウィンストン・チャーチルに白羽の矢が立つことになったのです。朝から酒をたしなむ(朝食にスコッチ、昼食にシャンパン1本、夕食にも1本。夜はブランデーにボートワインとお酒が好きだった)変わり者のチャーチルを叱咤激励する愛妻のクレメンティーン。気難しくもウィットとユーモアに富んだチャーチルの言葉をタイピングする秘書エリザベス。周りの人々のサポートを受けながら、国難に陥ったイギリスの新首相に就任したチャーチルは、ドイツとの和平交渉を進めます。政敵チェンバレンやハリファックスらに陰口を叩かれながらも、「ヒトラーには決して屈しない。我々はどんな犠牲を払っても国を守るべきだ」と徹底抗戦を誓うのです。そんななか、ドイツ軍に追い込まれた英国軍は、フランス・ダンケルクの海岸まで撤退し孤立状態となっていました。30万人もの兵士が包囲され、救出するすべがありません。ならば彼ら兵士を救うべく大型船はもちろん、ボートや小型船など民間の船もすべて召集して 船をダンケルクへ向かわせよう。地図を凝視しながらチャーチルは作戦を思いつきます。「兵士たちを故郷に戻さねば」こうしてダイナモ作戦が実行されました。日に日にナチス・ドイツの勢いは増す一方で、英国にも上陸の危機が迫ります。ヒトラーに屈するのか、それとも戦うのか。ヨーロッパのみならず世界の運命がチャーチルの手に委ねらました。日々悩み、葛藤するチャーチル。そんな彼の姿に、就任当初はチャーチルに対して懐疑的だった英国王ジョージ6世も心を開き、ふたりは絆を育み真の友となります。「私は君を支持する。君の首相就任を誰よりも恐れたのはヒトラーだ。あのケダモノを怯えさせる男を私は信頼する。戦おう」また「党の信任がなければ戦えない」というチャーチルに、国王は街に出て国民の声を聞くことを勧めます。そしてついに、英国は歴史的決断の瞬間を迎えるのでした……!■最高のキャスト、スタッフ陣と共に再現した”歴史を変えた27日間”メイクアップ&ヘアスタイリング賞を受賞した現代美術家・特殊メーキャップアーティストの辻一弘 氏ウィンストン・チャーチルを演じるのは、『裏切りのサーカス」『レオン』など多くのハリウッド大作で活躍、俳優仲間からも尊敬を集める名優ゲイリー・オールドマン。本作では、姿形、声、話し方に加え、まとう空気までもチャーチルになりきった抜群の演技力で、第75回ゴールデン・グローブ賞主演男優賞受賞に輝き、見事念願の第90回アカデミー賞主演男優賞受賞も成し遂げました。チャーチルを支える妻クレメンティーンには、『イングリッシュ・ペイシェント』のクリスティン・スコット・トーマス。そのほか秘書エリザベス役に『シンデレラ』『ベイビー・ドライバー』のリリー・ジェームズ、英国王ジョージ6世に『ローグ・ワンスター・ウォーズ・ストーリー』のベン・メンデルソーンが扮するなど、演技派たちが脇を固め見事なアンサンブルを奏でており見どころです。監督は、『プライドと偏見』『つぐない』が高く評価されたジョー・ライト。脚本は、『博士と彼女のセオリー』のアンソニー・マクカーテンが手がけ、現存する膨大な史料を基に、チャーチルの知られざる人間的魅力を描いています。また、アカデミー賞に2度ノミネートされながらも、2012年に現代美術家に転向してハリウッドから引退していた日本人の辻一弘が、ゲイリー・オールドマン直々のオファーにより数年ぶりに特殊メーキャップアーティストとして参加し、メイクアップ&ヘアスタイリング賞を初受賞。オールドマンの演技力もさることながら、合計200時間以上もかけて作り上げられた“変身”ぶりに注目です!■心に響くウィンストン・チャーチルの名言「夢を捨てるとき、この世は存在しなくなる」「成功とは、失敗に失敗を重ねても、情熱を失わない能力のことだ」「行動することは少しも恐れはしない。恐れるのは、ただ無為に時を過ごすことだけだ」「私が感と信念に基づいて行動している限り、いくら悪口を言われようと何ともない」「力や知性ではなく、地道な努力こそが能力を解き放つ鍵である」「私は楽観主義者だ。それ以外のものであることは、あまり役に立たないようだ」「いらぬ取り越し苦労をするよりも、前もって考えたり計画するほうが大事だ」「悲観主義者はあらゆる機会の中に問題を見いだす。楽観主義者はあらゆる問題の中に機会を見出す」「誠実でなければ、人を動かすことはできない。人を感動させるには自分が心の底から感動しなければならない。自分が涙を流さなければ人の涙を誘うことはできない。自分が信じなければ、人を信じさせることはできない」「変転する状況のただ中で、ひとりの人間が終始一貫性を保つただひとつの可能性は、すべてを支配する不変の目標に忠実でありながら、状況に応じて変化することにある」■映画『ウィンストン・チャーチルヒトラーから世界を救った男』作品紹介2018年3月30日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国ロードショー!公式サイト:原題・英題:Darkest Hour監督:ジョー・ライト脚本・製作:アンソニー・マッカーテンプロデューサー:ティム・ビーヴァン、エリック・フェルナー、リサ・ブルース、ダグラス・アーバンスキー撮影:ブリュノ・デルボネル美術:サラ・グリーンウッド衣装:ジャクリーン・デュラン編集:バレリオ・ボネッリ音楽:ダリオ・マリアネッリ特殊:メイク/ヘア&メイクデザイン(ゲイリー・オールドマン)辻一弘制作年:2017年制作国:イギリス上映時間:125分/カラー/ビスタユニバーサル作品配給:ビターズ・エンド/パルコ©2017 Focus Features LLC. All Rights Reserved.■映画『ウィンストン・チャーチルヒトラーから世界を救った男』 キャストゲイリー・オールドマン=ウィンストン・チャーチルクリスティン・スコット・トーマス=クレメンティーン・チャーチルリリー・ジェームズ=エリザベス・レイトンスティーブン・ディレイン=ハリファックス子爵ロナルド・ピックアップ=ネビル・チェンバレンベン・メンデルソーン=国王ジョージ6世絵・文=諸戸佑美(アートディレクター・編集ライター・イラストレーター)
2018年03月07日元税理士志望の“パン好き男”松本幸司が選ぶ、本当に美味しいと思うB級グルメだけをサンドしたコッペパン専門店「松本幸司の世界観」が、広島に2018年3月7日(水)オープン。長年夢見たベーカリー開業に向けて独立の決意を固め、13年間務めた税理士事務所を退職した松本幸司。そんな彼が、全国に行列のできるパン屋を仕掛けるベーカリープロデューサー 岸本拓也のサポートのもと、広島初のオーダーを受けてから作りたてを提供するコッペパン専門店をオープンさせる。看板メニューとして提案するのは、北海道産のあんと自家製レーズンバターをダイナミックにサンドする「マツモトバターサンド」だ。さらに、世界各国の料理を取り入れたメニューもラインナップし、イギリスの「フィッシュ&チップス」、フランスの「ゲランドの塩ミルククリーム」、韓国の「プルコギ」、アメリカの「ピーナッツバターとジェリー」、中国の「海老のチリソース」など、おかず系10種、おやつ系13種の計23種から選ぶことができる。【詳細】松本幸司の世界観(まつもとこうじのせかいかん)プレオープン:2018年3月6日(火)グランドオープン:2018年3月7日(水)住所:広島県広島市中区大手町1丁目4-8-101電話番号:082-247-7177アクセス:広島電鉄 紙屋町西駅より徒歩約2分営業時間:10:00 〜 19:30定休日:水曜日
2018年03月05日第90回アカデミー賞の授賞式が5日(現地時間4日)、アメリカ・ロサンゼルスのドルビー・シアターで開催され、『ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男』のゲイリー・オールドマンが主演男優賞を受賞した。ゲイリー・オールドマン(C)BANG Media Internationalゲイリーは「深く感謝します。この素晴らしい賞をいただき、ありがとうございます。多くの方々に感謝しています」と思いを伝え、長年住んでいるアメリカにも感謝。「映画はものすごい力を持っています。映画で夢を感じることができました」と映画への思いも語った。同作の舞台は、ナチス・ドイツの勢力が拡大し、フランスは陥落間近、イギリスにも侵略の脅威が迫っていた1940年の第二次世界大戦初期。ヨーロッパの運命を委ねられた英国首相ウィンストン・チャーチルを、ゲイリー・オールドマンが特殊メイクによる驚異の"変身"で熱演した。主演男優賞は、ゲイリー・オールドマンのほか、『君の名前で僕を呼んで』のティモシー・シャラメ、『ファントム・スレッド』のダニエル・デイ=ルイス、『ゲット・アウト』のダニエル・カルーヤ、『ローマン・J・イスラエル・エスカイヤ(原題)』のデンゼル・ワシントンがノミネートされていた。WOWOWプライムでは、3月5日21時から同授賞式の字幕版を放送。3月10日20時からダイジェスト版も放送する。
2018年03月05日第90回アカデミー賞授賞式が3月5日(日本時間)、米ロサンゼルスのドルビー・シアターで開催され、『ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男』のゲイリー・オールドマンが「主演男優賞」に輝いた。2度目の同賞ノミネートで、今回が初受賞となる。■“いぶし銀”名優が念願のオスカー像を手に!数々の作品に出演し“いぶし銀”の魅力を放ち続けたオールドマンがついに、アカデミー賞主演男優賞を受賞!その名優ぶりはもちろん、日本では『ハリー・ポッター』シリーズのシリウス・ブラック役、『ダークナイト』三部作のゴードン本部長役でも知られる人気スターだ。そんな彼が本作で、ウィンストン・チャーチル英首相を演じているのだが、何と言っても、その“なりきり”ぶりが大きな話題。持ち前の演技力に加えて、今回「メイクアップ&ヘアスタイリング賞」を見事受賞した辻一弘氏による特殊メイクが、超リアルなチャーチル像を作り上げた。総メイクアップ時間はなんと200時間以上!辻氏は2012年に現代美術家に転向したが、オールドマンから直接「あなたが引き受けてくれたら、私はこの映画に出る」と熱烈なオファーを受けて、久しぶりに映画の特殊メイクを担当することになった。■『ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男』とは?1940年、第2次世界大戦初期。ナチス・ドイツの勢力が拡大し、フランスは陥落寸前という絶体絶命のタイミングで、英国首相に就いたのは、「政界一の嫌われ者」ウィンストン・チャーチルだった。最大の国難に直面しながら、彼はいかにして国民に勇気と希望を与え「伝説のリーダー」になったのか?実話を基に、チャーチルの首相就任からダンケルクの戦いまでの知られざる27日間を描き出す歴史エンターテインメント。『ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男』は2018年3月30日(金)、TOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開。■受賞者コメント2度目のノミネーションで初受賞となったゲイリーは感極まった面持ちで「深く感謝いたします。アカデミーの皆さん。素晴らしい賞をいただきましてありがとうございます。アメリカには永く住んでいますが、愛情や友情を受けることができて感謝いたします。いろんな恵みをいただきました」とこれまでを振り返って感謝をコメント。そして「映画は物凄く力を持っています。サウスロンドン出身の私としては夢を感じることができました。夢を実現するためにもいろんな人が助けてくれました」「辻さん、デイビットさん、芸術に感謝いたします」と様々なスタッフや共演者、同じノミニーに感謝。最後には自身の母親へ「(Oscar像を持ち)これを持って帰るから待っていてください」と微笑んでスピーチを終えた。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ウィンストン・チャーチル /ヒトラーから世界を救った男 2018年3月30日よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開© 2017 Focus Features LLC. All Rights Reserved.
2018年03月05日第90回アカデミー賞の授賞式が5日(現地時間4日)、アメリカ・ロサンゼルスのドルビー・シアターで開催され、『ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男』で特殊メイクを担当した日本人の辻一弘氏が、デビッド・マリノフスキ、イバナ・プリモラック、ルーシー・シビックとともにメイク・ヘアスタイリング賞を受賞した。ゲイリー・オールドマンがウィンストン・チャーチルを熱演した同作において、ハリウッドで活躍しながら2012年に現代美術家に転向した辻氏が、ゲイリー・オールドマン直々のオファーにより数年ぶりに特殊メーキャップアーティストとして参加。合計200時間以上もかけてゲイリー・オールドマンをウィンストン・チャーチルへと"変身"させた。辻氏はスピーチで「心からゲイリー・オールドマンに感謝したいと思います。このすばらしい旅にご一緒することをうれしく思いました。ゲイリーさんのおかげです。素晴らしい役者です。素晴らしいアーティストでもあり、友人です。感謝しています」とゲイリー・オールドマンに感謝。さらに、キャスト、スタッフ、アカデミーに感謝し、「全員にとって夢がかなえられました」と喜びを語った。メイク・ヘアスタイリング賞は、『ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男』のほか、『ヴィクトリア・アンド・アブドゥル(原題)』、『ワンダー君は太陽』がノミネートされていた。WOWOWプライムでは、3月5日21時から同授賞式の字幕版を放送。3月10日20時からダイジェスト版も放送する。(C)2017 Focus Features LLC. All Rights Reserved.
2018年03月05日第90回アカデミー賞授賞式が3月5日(日本時間)、米ロサンゼルスのドルビー・シアターで開催され、メイクアップ&ヘア賞に『ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男』でゲイリー・オールドマンを大変身させた辻一弘が選ばれた。辻さんは、日本人初のアカデミー賞メイクアップ&ヘアスタイリング賞受賞の快挙を成し遂げた。■過去2回ノミネート経験がある辻一弘、10年ぶりのノミネートで悲願の受賞主人公ウィンストン・チャーチルを演じるのは、抜群の演技力で多くの俳優仲間からも尊敬を集める名優ゲイリー・オールドマン。本作では、姿形、声、話し方に加え、まとう空気までもチャーチルになりきった超絶の演技を披露。これまでの賞レースでは他を寄せ付けない勢いで「主演男優賞」を受賞し、今回のアカデミー賞でも「主演男優賞」にノミネートされ大本命視されている。そんな彼の特殊メイクを手がけたのが、ハリウッドで活躍しながら、2012年に現代美術家に転向した辻一弘さん。ゲイリー・オールドマン直々のオファーにより数年ぶりに特殊メーキャップアーティストとして本作に参加した。合計200時間以上もかけて作り上げたゲイリー・オールドマンの“変身”ぶりは、ぜひ劇場でチェックしてほしい。■『ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男』とは?1940年、第2次世界大戦初期。ナチス・ドイツの勢力が拡大し、フランスは陥落寸前という絶体絶命のタイミングで、英国首相に就いたのは、「政界一の嫌われ者」ウィンストン・チャーチルだった。最大の国難に直面しながら、彼はいかにして国民に勇気と希望を与え「伝説のリーダー」になったのか?実話を基に、チャーチルの首相就任からダンケルクの戦いまでの知られざる27日間を描き出す歴史エンターテインメント。『ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男』は3月30日(金)よりTOHO シネマズ シャンテほか全国にて公開。■受賞コメント「まず最初にゲイリー・オールドマンに感謝をしたい。本当に素晴らしい旅にご一緒することを嬉しく思いました。本当に素晴らしい役者さんです。アーティストでもあり、本当に友人です。感謝致します」。そして監督やキャスト、スタッフへ感謝を伝え、最後に「アカデミーの皆さんへ。ありがとうございました。全員の夢が叶いました」とコメントした。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ウィンストン・チャーチル /ヒトラーから世界を救った男 2018年3月30日よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開© 2017 Focus Features LLC. All Rights Reserved.
2018年03月05日映画『半世界』が2019年2月15日(金)に全国の劇場にて公開される。主演は稲垣吾郎、脚本・監督は阪本順治。人生の葛藤や希望を描くヒューマンドラマ『半世界』で描かれるのは、39歳の男3人の、美しい地方都市でのささやかな日常だ。かつて一緒に過ごした3人組のうちの1人が前触れもなく田舎へ戻ってくることから物語が始まる。何があったかを決して口にせず、仕事を辞め、家族と別れ、1人で帰ってきた。ワケありの仲間の帰還が、残りの2人にとっては「これから」を考えるきっかけになっていく。諦めるには早すぎて、焦るには遅すぎる年代の彼らの視点を通して、「人生半ばに差し掛かった時、残りの人生をどう生きるか」という葛藤と、家族や友人との絆、そして新たな希望を描くヒューマンドラマ。稲垣吾郎主演×阪本順治監督のオリジナル作品主人公の、炭焼き職人・紘(こう)役には、『クソ野郎と美しき世界』の公開も話題となっている稲垣吾郎。故郷に帰還する、紘のかつての同級生の瑛介役には、『シン・ゴジラ』や『散歩する侵略者』など、数々の作品に出演している実力派俳優・長谷川博己、紘と瑛介の同級生の光彦役に個性派俳優の渋川清彦、紘の妻の初乃は、『怒り』などの作品に出演した演技派女優の池脇千鶴が務める。脚本・監督は、『エルネスト』『亡国のイージス』『北のカナリアたち』『団地』といった作品を手掛けてきた阪本順治。1989年、赤井英和主演の『どついたるねん』で監督デビューし数々の映画賞を受賞。藤山直美主演の『顔』では、日本アカデミー賞最優秀監督賞をはじめとする賞を受賞するなど、映画界で確かな地位を築き上げながら、ジャンルを問わず刺激的な作品を生み出し続けている。『半世界』は、『団地』に続く完全オリジナル脚本の作品だ。あらすじ「こんなこと、ひとりでやってきたのか」。山中の炭焼き窯で備長炭を製炭し生計を立てている紘は、突然帰ってきた、中学からの旧友で元自衛官の瑛介から、そう驚かれる。深慮もなく父から継いだ絋にとって、ただやり過ごすだけだったこの仕事。けれど仕事を理由に家のことは妻・初乃に任せっぱなし。それが仲間の帰還と、もう一人の同級生・光彦の「おまえ、明に関心もってないだろ。それがあいつにもバレてんだよ」という鋭い言葉で、仕事だけでなく、反抗期の息子・明に無関心だったことにも気づかされる。やがて、瑛介の抱える過去を知った紘は、仕事や家族と真剣に向き合う決意をするが・・・。詳細映画『半世界』公開日:2019年2月15日(金)TOHOシネマズ日比谷ほか全国ロードショー出演:稲垣吾郎長谷川博己池脇千鶴渋川清彦小野武彦石橋蓮司脚本・監督:阪本順治
2018年02月16日1月23日22時頃(日本時間)、第90回アカデミー賞のノミネーションが発表。日本人からは、ゲイリー・オールドマンを伝説リーダーのウィンストン・チャーチルに見事“変身”させた特殊メイク担当の辻一弘氏が、『ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男』でメイクアップ&ヘアスタイリング賞にノミネートされた。驚異の“変身”で主演ゲイリー・オールドマンが、第75回ゴールデン・グローブ賞、第24回全米映画俳優組合賞(SAG)でも主演男優賞を受賞し、第90回アカデミー賞にも主演男優賞にノミネートされ、作品賞にもノミネートされた本作。予告編の解禁では、一般のユーザーから「本当にゲイリー・オールドマン?」「特殊メイク!?別人やん!」など、その特殊メイクに多くの注目が集まっていた。この度、見事その特殊メイクが高く評価され、『ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男』がアカデミー賞メイクアップ&ヘアスタイリング賞のノミネート3作品に選出が決定。主演ゲイリー・オールドマンの特殊メイクを担当したのは、日本人の辻一弘氏。ゲイリーは、「理解するだけでなく、肉体的にも彼(チャーチル)を感じることができなければいけない。空間を彼のように動き、自分が鏡を覗いた時にそこに彼を見つける、少なくとも彼の精神が自分を見つめ返してこないことには、この役をできない」と感じ、「辻一弘が、私をその境地へと連れていってくれる唯一の人物だと思いました。彼はピカソのような人物です」と直々にオファーしたという。また同作からは辻氏と共に、David MalinowskiとLucy Sibbickがノミネートに名を連ねている。授賞式は3月4日(現地時間)、アメリカ・ロサンゼルスのドルビー・シアターにて開催される。(text:cinemacafe.net)
2018年01月23日ゲイリー・オールドマンが伝説リーダー、ウィンストン・チャーチルを演じ、クリスティン・スコット・トーマス、リリー・ジェームズ、ベン・メンデルスソーンら実力派たちが脇を固める『ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男』。チャーチル没後に公開された戦時内閣の閣議記録によって明らかとなった実話を基に描く本作から、この度90秒予告編が到着した。1940年、第二次世界大戦下のイギリスを舞台に、チャーチルの首相就任からダンケルクの戦いまでの知られざる27日間を描く本作。このほど公開された予告編は、“政界一の嫌われ者”チャーチルが、ダンケルクの戦いの裏で「道理が通じる相手ではない」ヒトラーを相手に苦悩しながらも、決断を下そうとしている緊張感あふれる様子映し出される。一方で、「とても怖い」と本音を漏らす姿、「欠点があるから強くなれる。あなたなら世界を救えるわ」とチャーチルの妻クレメンティーン(クリスティン・スコット・トーマス)に励まされ、背中を押される姿なども登場。ゲイリー演じる人間味あふれるチャーチルの姿に、目が離せなくなる映像となっている。『ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男』は2018年3月、TOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開。(cinemacafe.net)
2017年12月27日ゲイリー・オールドマンがゴールデン・グローブ賞主演男優賞に初ノミネートされた『ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男』(原題:Darkest Hour)。このほど、驚異の変身でチャーチルになり切ったゲイリーの姿を収めた予告編とメインビジュアルが公開された。1940年、第2次世界大戦初期。ナチス・ドイツの勢力が拡大し、フランスは陥落寸前。そんな絶対絶命の危機で英国首相に就いたのは、政界一の嫌われ者ウィンストン・チャーチルだった。最大の国難に直面したそのとき、彼はいかにして人びとに勇気と希望を与えたのか?実話を基にした本作は、チャーチルの首相就任からダンケルクの戦いまでの知られざる27日間を描き出す歴史エンターテインメント。アカデミー賞の前哨戦といわれる第75回ゴールデン・グローブ賞では主演男優賞(ドラマ部門)にゲイリーがノミネートされたほか、「ハリウッド・リポーター」のオスカー主要賞予想では、作品賞、主演男優賞、監督賞(ジョー・ライト)ほか、助演女優賞(クリスティン・スコット・トーマス)、助演男優賞(ベン・メンデルソーン)などに名前が挙げられている。今回公開された30秒予告編では、クリストファー・ノーラン監督の『ダンケルク』でも描かれた壮絶な撤退作戦に直面するチャーチルのシーンから始まっている。ヒトラーに対して「独裁者め」と呟く、政界一の嫌われ者チャーチル。また、妻(クリスティン・スコット・トーマス)から「あなたなら世界を救える」と励まされて前へと進む様子や、チャーチルの秘書エリザベス(リリー・ジェームズ)の姿も。混沌とした時代の中で、突如首相となったチャーチルが苦悩しながらも国難に直面していく物語を期待させる本映像。そのラストは、「我々は決して降伏しない」という伝説の演説で締めくくられている。また、合わせて解禁されたメインビジュアルでは、トレードマークとなっている葉巻をくわえ、腰に手をあてて何かを考え込むような仕草をしているチャーチルの姿を、特殊メイクで本人になりきったゲイリーが表現。シンプルでありながらも、彼の想いが透けて見えるような力強いビジュアルに仕上がった。『ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男』は2018年3月、TOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年12月13日映画『ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男』が、2018年3月30日(金)に全国で公開。トロント国際映画祭で絶賛を集め、アカデミー賞では主演男優賞、メイクアップ&ヘアスタイリング賞を受賞した。名優ゲイリー・オールドマンがチャーチルに主演は、クリストファー・ノーランによるバットマンシリーズでもお馴染みの、名優ゲイリー・オールドマンだ。ストーリーは、実話を元にしており、チャーチルの首相就任からダンケルクの戦いまでの知られざる4週間を描いていく。ノーラン監督の映画『ダンケルク』とセットで見るとより楽しめるかもしれない。ゲイリー・オールドマンは、『ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男』での演技が認められ、ゴールデン・グローブ賞のドラマ部門の主演男優賞を受賞し、次のようにコメントした。「ウィンストン・チャーチルは"自分の好みはとても簡単だ。最高のものさえあててくれれば満足する"と言いましたが、クリスティン・スコット・トーマス、リリー・ジェームズ、ベン・メンデルソーンをはじめ、私は最高な人々に囲まれました。素晴らしいメイクアップチームにも感謝します。あなたの芸術は誰にも真似するができません」なお、ゲイリー・オールドマンは、アカデミーで主演男優賞を受賞した。30年以上にわたってハリウッドの一線で活躍し名優と言われてきたが、アカデミー賞の受賞は初めてとなった。アカデミー賞では6部門にノミネート第90回アカデミー賞では、ゲーリー・オールドマンの主演男優賞、メイクアップ賞、作品賞、美術賞、撮影賞と計6部門にノミネートされ、主演男優賞、メイクアップ賞を受賞した。チャーチルそっくりの特殊メイク - 立役者は辻一弘『ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男』では、ゲーリー・オールドマンが、特殊メイクでチャーチル首相に変身。本人そっくりに見えると話題になっている。特殊メイクでチャーチル首相に変身させたのは辻一弘だ。彼は、『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』『メン・イン・ブラック』などの人気作品のメイクを手掛けてきたほか、アダム・サンドラーの『もしも昨日が選べたら』、エディ・マーフィーの『マッド・ファット・ワイフ』ではアカデミー賞にノミネートされている特殊メイクの実力者。なお、本作では、3度目のノミネートにして初めて、アカデミーメイクアップ&ヘアスタイリング賞を受賞した。メイクアップ賞を受賞したのは日本人初のこと。脇を固める豪華キャストチャーチルを支える妻クレメンティーンはクリスティン・スコット・トーマス。『イングリッシュ・ペイシェント』『フォー・ウェディング』が代表作で、演技派女優だ。秘書エリザベス役は、『ベイビー・ドライバー』『シンデレラ』と話題作に出続けるリリー・ジェームズ。国王ジョージ6世にベン・メンデルスゾーン(『名もなき塀の中の王』)を配役。監督はジョー・ライト監督は、若くして手掛けたした『プライドと偏見』で一躍脚光を浴びその後、『つぐない』『アンナ・カレーニナ』などでメガホンをとったイギリスの秀才ジョー・ライト。脚本は、『博士と彼女のセオリー』でアカデミー賞候補となったアンソニー・マクカーテンが担当した。あらすじ第二次世界大戦の初期。ナチスドイツの勢力は拡大し、フランスは陥落するのではないかという状況になっていた。イギリスにも侵略の脅威が徐々に迫る。連合軍がダンケルクの海岸で窮地に追い込まれる中、ヨーロッパの運命は新たに就任したばかりのイギリス首相のウィンストン・チャーチルの手にゆだねられた。ヒトラーとの和平交渉か、あるいは徹底抗戦か?この時、チャーチルは究極の選択を迫られる。議会の嫌われものだったチャーチルは、どう選択したのか?いかに世界の歴史を変えたのか?作品詳細『ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男』公開日:2018年3月30日(金)原題:Darkest Hour監督:ジョー・ライト出演:ゲイリー・オールドマン、クリスティン・スコット・トーマス、リリー・ジェームズ、スティーヴン・ディレイン、ロナルド・ピックアップ、ベン・メンデルソーン2017年/イギリス/125分配給:ビターズ・エンド/パルコ(C)2017 Focus Features LLC. All Rights Reserved.
2017年12月03日ゲイリー・オールドマンが特殊メイクによって、英国首相チャーチルを熱演する『Darkest Hour』が『ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男』として、2018年3月に日本公開されることが決まった。第2次世界大戦初期、ナチスドイツの勢力が拡大し、フランスは陥落間近、英国にも侵略の脅威が迫っていた。連合軍がダンケルクの海岸で窮地に追い込まれる中、就任したばかりの英国首相ウィンストン・チャーチルの手に彼らの運命は委ねられる。ヒトラーとの和平交渉か、徹底抗戦か。チャーチルは究極の選択を迫られる。議会の嫌われものだったチャーチルは、いかに世界の歴史を変えたのか――。実話を元に、ウィンストン・チャーチルの首相就任からダンケルクの戦いまでの知られざる4週間を描く感動の歴史エンターテインメントとなる本作。英国の名優ゲイリー・オールドマンが特殊メイクによって完璧な変身を遂げ、チャーチルを熱演、米テルライド映画祭、トロント国際映画祭で絶賛を集め、「これこそが最高峰の演技だ!」(ローリング・ストーン)「今年一の名演!」(アクセス・ハリウッド)などメディアも絶賛。『裏切りのサーカス』(‘11)以来となるアカデミー賞主演男優賞ノミネートが確実視されている。チャーチルを支える妻クレメンティーンには、『イングリッシュ・ペイシェント』のクリスティン・スコット・トーマス、彼の秘書エリザベスに『ベイビー・ドライバー』『シンデレラ』のリリー・ジェームズ、吃音を克服した英国王ジョージ6世には『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』『名もなき塀の中の王』のベン・メンデルソーンが脇を固め、見事なアンサンブルを見せている。監督は、『プライドと偏見』『つぐない』などで知られる英国の俊英ジョー・ライト。脚本は、『博士と彼女のセオリー』でアカデミー賞候補となったアンソニー・マクカーテン。ハリウッド・リポーターのオスカー主要賞予想では、作品賞、主演男優賞、監督賞、脚本賞、助演女優賞、助演男優賞、作曲賞で名前が上がっており、賞レースを騒がす1作とされている。『ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男』は2018年3月、TOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年11月29日数々の危機から世界を救ってきたスーパーヒーローたちがチームを組み、連携プレイで暴れまくる『ジャスティス・リーグ』。このたび、ジャスティス・リーグの最年少ヒーロー、フラッシュを演じたエズラ・ミラーが、フラッシュの存在がリーグにとって絶対欠かせないものであることを明かす特別映像をシネマカフェが入手した。バットマンがワンダーウーマンと共に、“世界最速の男”フラッシュら、オンリーワンな特集能力を持った超人たちをスカウトし、最強ヒーローチーム「ジャスティス・リーグ」を結成する本作。フラッシュ/バリー・アレンは、ジャスティス・リーグの最年少ヒーロー。目にも止まらぬ超高速移動ができるが、戦闘経験はゼロの新人ヒーローでもある。クセがつよい歴戦の猛者が集まるジャスティス・リーグの中で、お荷物になってしまうのかと思いきや、実は非常に大事なキャラクターであることをエズラは語っている。「彼はジャスティス・リーグに“スピード”という新次元のパワーをもたらすんだ。フラッシュには普通よりもゆっくりと時間を進める能力があるんだよ!」エズラの言うとおり、敵との激戦の最中、ワンダーウーマンの剣が奈落の底に落ちそうになる瞬間、高速で移動してきたフラッシュがその剣をトスしてワンダーウーマンに返す、というクールなシーンが映像には収められている。実際にはほんの一瞬の出来事であろうが、フラッシュ目線で見ると、時間の流れがスローになっていることがよく分かる。また、フラッシュが「あんたたちが戦う気になっているのはすごくカッコいいけど、僕は一度も戦ったことないんだ!」と、リーダーのバットマンに向かってさらけ出す姿も。しかし、さすがはバットマン、フラッシュにしかできないことを伝え、強力な攻撃力だけがヒーローの証ではないことを我々にも教えてくれる。その最速の能力でメンバーのピンチを幾度も救う、頼れる弟分なのだ。フラッシュを演じるエズラといえば、『少年は残酷な弓を射る』で母の愛を拒む美少年の主人公ケビンを演じて注目を浴び、昨年日本でも大ヒットした『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』では心に闇を抱えた青年クリーデンスを好演、いまハリウッドがアツい視線を送る若手俳優の1人だ。これまでどちらかというと、繊細でナイーヴ、どこか危なっかしい美少年のイメージが強かったが、そんな彼だからこそ、実はフラッシュにぴったり。フラッシュは一応ヒーローでジャスティス・リーグに参戦してはいるが、その加入の動機は“友だち欲しさ”。“最速”の能力も稲妻に打たれ、偶然身に付いたもの。赤いスーツの下には、ちょっとオタク気質で孤独に生きてきた、どこにでもいるような男子の顔がある。そんなちょっと気弱なヒーローだからこそ、思春期の少し危うく、どこかあどけなさが残る美少年の役に定評のあるエズラはハマリ役なのだ。また、全世界から注目を浴びているフラッシュだが、その持ち前の高速を活かし、日本5大都市(東京・大阪・名古屋・福岡・札幌)を瞬時移動するという“速いよ!フラッシュくんキャンペーン”が10月25日より日本全国で始動している。『ジャスティス・リーグ』は11月23日(木・祝)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ジャスティス・リーグ (原題) 2009年、全国にて公開
2017年10月25日ジェシカ・チャステインが、第2次世界大戦下に実在したユダヤ人を救った動物園の園長婦人を熱演する『ユダヤ人を救った動物園』。本作のPRのため、主演のジェシカが11月下旬に初来日を果たすことになった。本作は、第2次世界大戦中のポーランド・ワルシャワで、動物園の園長夫妻ヤンとアントニーナが動物園にユダヤ人たちを匿い、300名もの命を救った姿を描いた、知られざる実話。ジェシカは園長夫人アントニーナを演じている。アカデミー賞作品賞・主演女優賞ほか多くの賞レースにノミネートされた『ゼロ・ダーク・サーティ』(キャサリン・ビグロー監督)で、CIAの女性分析官を演じたジェシカ。今年は、本作と、ゴールデン・グローブ賞にノミネートされた『女神の見えざる手』という2本の主演作が日本で公開され、今後は「X-MEN」シリーズ最新作『X-MEN: Dark Phoenix』(原題)に悪役として出演、グザヴィエ・ドラン監督作『The Death and Life of John F. Donovan』(原題)で主演を務めるほか、多くの作品が待機する。また、女優としてひっぱりだこである一方、ファッション業界でも注目を集め、「プラダ(PRADA)」の広告塔や「ラルフローレン(Ralph Lauren)」の顔としても活躍。私生活では今年の6月に結婚し、ハリウッドの女性格差問題などについても積極的に発信する最もホットな女性であるジェシカ。そんな本作をひっさげて、ファン待望の初来日が決定!ジャパンプレミアに登壇する予定だ。今回来日するタイミングは、『ソーシャル・ネットワーク』『スティーブ・ジョブズ』などのオスカー脚本家アーロン・ソーキンが監督デビューを飾り、早くもオスカー候補となることが予想されている話題作『Molly’s Game/モリーズ・ゲーム』(原題)の北米公開(11月22日)とほぼ同じタイミングのため、注目はいっそう高まるに違いない。『ユダヤ人を救った動物園 ~アントニーナが愛した命~』は12月15日(金)よりTOHOシネマズみゆき座ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年10月13日映画『ヒトラーに屈しなかった国王』が2017年12月16日(土)に公開される。本作は1940年の第二次大戦中、ナチス・ドイツに最後まで抵抗し続けたノルウェー国王・ホーコン7世の実話を描いたドラマ。歴史に残る重大な決断を下すまでの“運命の3日間”にスポットライトを当てる。本国ノルウェーでは、国民の7人に1人が鑑賞するという社会現象的大ヒットを記録した作品。8月19日(土)に発表されたノルウェー・アマンダ賞では、作品賞・助演男優賞含む8部門を受賞した。実在した主人公のホーコン7世を演じきったのは、「007」シリーズのミスター・ホワイト役で知られるイェスパー・クリステンセン。彼は今回プロデューサーとしてもクレジットされている。また息子のオーラヴは「コン・ティキ」のアンドレス・バースモ・クリスティアンセン、ノルウェーに降伏を迫るドイツ公使は「ヒトラーの贋札」のカール・マルコヴィクスが演じる。メガホンを握るのは「おやすみなさいを言いたくて」のエリック・ポッペだ。■ストーリー1940年4月9日、ナチス・ドイツ軍がノルウェーの首都オスロに侵攻。ドイツ軍の攻撃に交戦するノルウェー軍だったが、圧倒的な軍事力によって、主要な都市は相次いで占領される。降伏を求めてくるドイツ軍に対しノルウェー政府はそれを拒否し、ノルウェー国王のホーコン7世は、政府閣僚とともにオスロを離れる。一方、ドイツ公使は再度の降伏要求のため、ノルウェー政府に国王との謁見の場を設けることをつきつける。翌日、ドイツ公使と対峙した国王は、ナチスに従うか、国を離れて抵抗を続けるか、家族のため、国民のため、国の運命を左右する究極の選択を迫られるー。【詳細】『ヒトラーに屈しなかった国王』公開日:2017年12月16日(土) シネスッチ銀座ほか全国順次公開出演:イェスパー・クリステンセン、アンドレス・バースモ・クリスティアンセン、カール・マルコヴィクス監督:エリック・ポッペ製作:ピーター・ガーデン(C)2016 Paradox/Nordisk Film Production/Film Väst/Zentropa Sweden/Copenhagen Film Fund/Newgrange Pictures
2017年07月13日夏の頭皮を救う2アイテムアルペンローゼ株式会社は、展開中の国産アロマヘアケアブランド「ラ・カスタ」より、7月5日、夏の頭皮を救う2アイテムの販売を開始した。注目はギフトにもオススメの「ヘッドスパブラシ」シリーズ第3弾 「ヘッドスパ スキャルプブラシ」だ。「ヘッドスパ スキャルプブラシ」同商品は、インバス用のヘッドスパブラシ。同社のオフィシャルヘッドセラピストが開発したもので、マッサージ効果と洗浄効果にとことんこだわった「やみつきになる」ブラシだ。頭頂前ラインと頭頂センターライン(頭皮のTゾーン)の皮脂を効率的に落とすことを目的に開発されており、使い心地も含め、既存のシャンプーブラシとは一線を画している。硬さと太さが異なる2種類のナイロンピンが、頭皮のカーブにフィットするように配列され、毛穴の汚れもしっかりと落とす。乾いた髪にも使用可能だ。「ヘッドスパ スキャルプブラシ」は、2,000円(税抜き)となっている。「アロマエステ スキャルプ クレンジング リファイン」同時発売となるのは、頭皮用食クレンジングジェルのバージョンアップリニューアル商品。抗酸化作用をもつAHA(セイヨウミザクラ果実エキス)や、洗浄力向上作用のある「サピンヅストリホリアツス果実エキス」などが新配合となっている。価格は、2,000円(税抜き)。(画像はプレスリリースより)【参考】“頭皮のTゾーン”を制する2アイテム、7月5日に同時発売!大人気の「ヘッドスパブラシ」のインバス用ブラシと、リニューアル版頭皮用クレンジングジェル。
2017年07月06日マザー・テレサじゃなくてもあなたは世界を変えられると知って欲しいそう話すのはオーストラリアの女性社会起業家、Jacqueline Haines(ジャクリーン・ヘインズ)氏。それでは私たちに何ができるのか?彼女の提案はなんと、大人のオモチャを買うこと。一体、大人のオモチャで世界を変えるとはどういうことだろうか?Vavven創始者のJacqueline Haines(ジャクリーン・ヘインズ)氏重工エンジニアリングの業界で高い地位を築いたヘインズ氏は、自身の会社を立ち上げるためにキャリアチェンジを行った。そしてその新しいキャリアとは、セックス業界。 「セックスは売れる」というんだから、売れるだけ売って、そのお金をいいことに使おうと思った。 ヘインズ氏の会社Vavven(バベン)は「エシカル」な大人のオモチャを売る会社。デリケートな部分に触れる大人のオモチャだから何よりも安全で良い質であることが重要。Vavvenは製品の製造過程の透明性を重要視し、質はどこにも負けないと自負している。そして、売り上げの3分の1は全て非営利の「性と生殖に関する健康と権利」のための団体に送られる。これが彼女の言う「私たちにできること」。Vavvenの製品を買えば買うほど、十分に病院や性教育にアクセスできない人々を救えるのだ。また、“正しい性教育”の発信に力を入れているのがこの会社。ウェブサイトのブログではマスメディアでは目にできないような「生理中にセックスを楽しむ方法」などリアルなセックスの話、また映画やポルノが作り上げたセックスにおいての「男性視点」を打破するコンテンツが盛り沢山。サービスは年齢、ジェンダー、性的趣向に関係なく全ての人を対象としている。あまりにオープンな性のぶっちゃけトークにクスッと笑ってしまうが、それも計算の上。自分たちのことを大真面目に捉えているわけではありません。世界は変えたいけど、興味のない人に考えを押し付けてもうまくいかないでしょ。深刻な問題を面白おかしくライトにとらえて、みんなが考え始められるようにしたいのです。セックスとは人間の基本的なニーズで喜びだと考えるVavvenは、人々がオープンにセックスを楽しめる社会作りに貢献しようとしている。セックスを「タブー視」しない世界では、正しい避妊の方法が教育され、性病で病院に行くのにも気まずい思いをしなくても済むようになる。もちろん、パートナー内でコミュニケーションが増えればセックスの喜びも増えるだろう。以前Be inspired!でインタビューをした「演技一切なしのポルノビジネス」を切り開くCindy Gallop(シンディー・ギャロップ)とそういった面では思想が重なると言えるかもしれない。 セックスは人間の基本的なニーズです。生と喜びを運んでくれます。でも人によってはセックスが恐怖と恥そして痛みの元となっているでしょう。私たちの目的はそれを変え、人々の健康を重要視し、教育やキャンペーンを通して「人と親密な関係を持つ」平等な機会を皆さんに与えることです。人を「性の道具」のように扱うことは絶対にしません。私たちはただ、セックスについて話し、楽しむのが重要だと伝えたいだけなのです。(Vavvenのホームページより)創設者ヘインズ氏は、このビジネスを成功させることで資本主義の世界でも「良いことをして稼ぐのは可能」だとビジネスの世界に知らしめたいそうだ。 ビジネスパーソンとして「お金を稼いで良い生活をしながら社会に貢献する」、カスタマーは「自分への快楽を通して他人を救う」。彼女の目指す「自分への喜びの上に成り立つ社会貢献」なら多くの人が興味を持てるのではないだろうか? ***VavvenAll photos by VavvenText by Noemi MinamiーBe inspired! この記事を読んでいる人はこの記事も読んでいます!“禁断”のセックスについて考えるキッカケを作る「23人の色褪せない裸」。 2017年4月29日〜5月7日はジェンダーやセクシュアルアイデンティティーに関係なく、すべての個人が自分らしく幸せに生きられるような社会を目指しイベントを行うレインボーウィ...
2017年06月02日