グリーンハウスは6月16日、家庭用スタンド型ビールサーバー「GH-BEERD-SV」を発表した。本体に缶ビールをセットしてレバーを引くと、超音波できめ細かな泡を作れる。発売は6月中旬。価格はオープンで、推定市場価格は7,980円(税別)。本体にセットできる缶ビールは330ml缶と350ml缶、500ml缶だ。本体には断熱材を使用しており、セットした缶ビールを保冷できる。レバーを手前に倒すとビールが、奥に倒すと泡が注がれる。1秒間に40,000回の振動を与える40kHzの超音波によって、なめらかで長持ちするクリーミーな泡を実現している。電源は単3形アルカリ乾電池×2本で、約1時間の使用が可能だ。電源部分は取り外し可能で、注ぎ口は丸洗いできる。本体サイズはW120×D186×H402mm、重量は約620g。対応する缶サイズは容量が330ml、350ml、500mlで、胴体部直径が66~68mmのもの。
2015年06月16日女性なら誰しも美肌になりたいもの。そのためには高価な美容液やエステが必要! と思っているなら、それは思い込みかも。スキンケアの基本の“き”はやはり洗顔。そこで、美肌で有名なマギーさんが愛用しているという音波洗顔器「クラリソニック」の魅力に迫りました!クラリソニックは、手洗顔では落としにくい毛穴やキメに詰まった汚れを、音波振動と音波水流で“浮かせて落とす”音波洗顔器。手洗顔に比べて肌に負担をかけず、約6倍のクレンジング効果があるのだそう!洗顔後のスキンケアの浸透率もアップさせてくれるため、ビタミンCの浸透率が約60%以上も高まったというデータも!音波洗顔の効果を実証するために行われたイベントでは、愛用者であるモデルのマギーさんがゲストとして登場。また、マギーさんのヘアメイクを担当しているヘアメイクアップアーティストの青山理恵さんとマギーさんで、手洗顔とクラリソニックのどちらがより汚れを落とせるか、特別デモンストレーションがおこなわれました。頬に、ウォータープルーフのアイライナーでメイクをほどこしたモデルが登場。まずは、ジェル状のクレンジングで青山さんからチャレンジすることに。しかし、プロの手でクレンジングしてもほとんど変わらず、かなり手ごわいメイク。けれど、マギーさんがクラリソニックを使ったところ、すっきりキレイに落ちていました!マギーさんはクレンジングと洗顔で、クラリソニックを毎日使っているのだそう。「最初に使った時、ブラシの柔らかさにビックリしました! とっても気持ちいいんです」とマギーさんが言うように、肌にやさしいからこそ毎日使えるのも魅力のひとつ。また、青山さんはマギーさんの肌が毛穴の汚れがキレイになり、ワントーン上がったような変化を感じたそう。客観的にも実感できるほどの効果があるのは嬉しいですよね。実際に手でクラリソニックを体験したところ、ブラシのやさしい感触に驚きました。体験後の肌はツルツルで、美容液もすーっと浸透するようでした。使い続ければもっと変化が期待できそう!マギーさんも話していましたが、肌がキレイだと自分に自信が持てるもの。肌に負担をかけずにしっかりと洗顔をして、「毎日、勝負肌」と言える美肌を手にいれましょう。・日本ロレアル 公式サイト
2015年06月15日●音波振動+音波水流で洗顔する日本ロレアルは6月11日、音波洗顔器「クラリソニック」の最上位モデル「クラリソニック アリア」の体験イベントを開催した。モデルのマギーさんが登場し、愛用者の一人として、クラリソニックの使い心地などを語った。○手の6倍キレイに洗顔イベントでは、はじめに日本ロレアル クラリソニック事業部長の井上千鶴氏が登壇し、クラリソニックというブランドを紹介した。井上氏によれば、クラリソニックはアメリカのシアトル発祥。美しい素肌づくりをサポートするべく、着目したのが洗顔というプロセスだ。さまざまな技術を駆使し、臨床実験を繰り返して音波洗顔器の「クラリソニック」は誕生した。続いて、日本ロレアル クラリソニック事業部 PRマネージャーの土屋日鶴氏が、クラリソニックに搭載されている機能や技術などの詳細を説明。クラリソニックシリーズには、40以上の特許技術が搭載されている。最も特徴的なのが、クラリソニックというネーミングの由来にもなっている音波振動。「肌がダメージを受けずに、なおかつ汚れもしっかり落とせる」という毎秒300回の音波振動で肌をやさしく揺らす。ブラシの動きも、肌をこすらないように、回転ではなく左右に反復するような動きを採用している。音波振動によって生み出される音波水流も、洗顔を効果的に行ううえで重要となる。音波振動で肌を揺らしつつ、音波水流を毛穴に送り込むことで、肌表面を傷つけることなく汚れにアプローチ。二重構造のブラシヘッドも、クレンジングパフォーマンスを最大限発揮できるよう、緻密にデザインされている。これらの技術によって、クラリソニックでは手洗いの約6倍となるクレンジング効果を実現。汚れをしっかり落とすことによって、洗顔後のビタミンC浸透率は、手洗顔に比べて61%アップした(クラリソニック調べ)。継続して使うことで、毛穴が目立ちにくく、キメの整ったなめらかな肌に導いてくれる。クラリソニックのなかでも、「ワンランク上」だという「クラリソニック アリア」では、スピードを3段階で選べる。デリケートな肌を洗顔するのに適した「スピード1」、デイリーケアに適した「スピード2」、落ちにくいメイクなどをすっきり落としたい時に適した「スピード3」を用意し、その日の肌コンディションによって調整できるのが特徴だ。「ピピッ」という音で洗顔をナビゲートする「T-タイマー」機能も持つ。●クラリソニック愛用者のマギーさん登場○洗顔には時間をかける「毎日、勝負肌。」という謳い文句で展開しているクラリソニック。毎日の洗顔でクラリソニックを愛用しているという、モデルのマギーさんがゲストとして登場した。「美容は趣味の一つ」と語るほど意識の高いマギーさんだが、特にクレンジングと洗顔にはこだわっているとのことだ。トークショーには、マギーさんのメイクを約3年担当し続けている青山理恵さんも登場した。青山さんは、マギーさんの素肌について「本人の素肌のツヤを活かしたメイクをしています。本当に素肌がキレイで、美容への意識の高さがうかがえる」とコメントした。初めてクラリソニックを使った時の感想を尋ねられると、マギーさんは「ブラシのやわらかさにまず驚きました。実際に洗顔してみると、もちもちでツルっとした肌になって、血色がよくなったように思います。クラリソニックに出会えてうれしい」と語った。○クラリソニックの威力イベントでは、実際にクラリソニックを使って洗顔してみるデモが行われた。モデルの両頬にハートマークが、ウォータープルーフのアイライナーでしっかりと描かれている。片方を青山さんが手で、もう片方をマギーさんがクラリソニックで落としてみることに。いずれも10秒ずつ時間を測って行う。結果はというと、手洗顔の方(向かって左頬)はハートマークが依然として残っているのに対し、クラリソニックで洗った方(向かって右側)はほとんどが消えていた。汚れがしっかり落ちていながらも、ゴシゴシとこすったような赤みなどもない。○今後はランコムなどのショップでも展開イベントでは体験コーナーも用意されており、筆者も実際に右手の甲をクラリソニックで洗ってもらった。右手の甲に書かれたハートマークは、手洗顔では全く落ちる気配がなかったのだが、クラリソニックを当てると10秒もしないくらいでスルスルっと落ちてしまった。ブラシが当たる感覚も、予想していたより断然やわらかく心地良い。両手の甲に美容液を1滴ずつ垂らして伸ばしてみると、クラリソニックで洗った方は、もう片方に比べて浸透が早かった。イベント終了後、3~4時間経ってもなんとなく右手の方がしっとりしたような感覚で、肌のトーンも明るい気がする。今後は、ランコムやキールズといったロレアルグループのブランドとコラボレーションして、実際にクラリソニックを試せるような場所を用意していくという。
2015年06月11日サンコーは10日、超音波でスマートフォンのカメラシャッターを押す自撮り棒「超音波リモコンシャッター付き自分撮りスティック」を発売した。直販サイト「サンコーレアモノショップ」での価格は税込2,480円。超音波リモコンシャッター付き自分撮りスティックは、超音波を利用してスマートフォンのカメラシャッターを押すワイヤレス接続の自撮り棒。本体の手元に備えたボタンを押すとスマートフォンで写真を撮影できる。撮影には、スマートフォン向けアプリ「Snap Remote」などを使用。複数のスマートフォンにアプリをインストールすると、複数台のカメラシャッターを同時に押すことが可能になる。Snap Remoteの対応OSはiOS 6.0以降、Android 3.2以降。バッテリー容量は100mAhで、半年間は充電せずに使用できる。スティックの長さは6段階で調節でき、最長で1010mm、最短で250mmになる。ホルダーには56~82mmのスマートフォンを取り付けられる。本体サイズはW46×H240~1010×D20mmで、重量は130g。カラーはブラックとピンクを用意する。
2015年06月11日株式会社丸井グループ株式会社丸井グループは遺伝子検査キット「GeneLife」のショップを有楽町マルイにオープン。6月11日~24日の期間限定だ。最近話題の「遺伝子検査キット」。自分の体質を遺伝子レベルで知り、美容対策をおこなおう。さまざまな遺伝子キットショップには、多数の商品が用意されている。「GeneLifeNEO」は体質や遺伝子のリスク、330項目を一度に調べることができるキット。生活習慣病の発症リスク・体質・美容の傾向なども調べることができる。「GeneLife Myself」は、自己分析遺伝子キット。遺伝子から性格や特徴を読み取り、「自分の知らない自分」を発見できるかも。「肥満遺伝子検査キット」は、肥満遺伝子タイプを知ることができるキット。自分にあったダイエット方法や美容対策を知るための新しいアプローチ。「肌老化遺伝子検査キット」も興味深い一品だ。検査結果を閲覧ショップには、検査結果を閲覧することができるブースも設置。検査結果で何がわかるのか、どんなことを調べられるのかといった疑問は、その場で解決できる。検査方法は、採取棒でほおの内側をこする、または唾液を少量採取してポスト投函するだけ。気軽に検査可能だ。(画像はプレスリリースより)【参考】・私っていったいどんな性格なの?遺伝子で知る本当の自分。話題の遺伝子検査キット「GeneLife」が有楽町マルイに初登場!
2015年06月11日サンワダイレクトは超音波洗浄機「200-CD022」を販売開始した。超音波で無数の気泡を発生させ、気泡がはじける衝撃波で汚れを落とす卓上型洗浄機だ。メガネや貴金属はもちろん、アタッチメントを使用すればDVDディスクの洗浄も可能だ。価格は税込5,980円。200-CD022は、メガネやアクセサリー、時計の金属バンドなどのほかに、CD・DVDも洗浄できる家庭用超音波洗浄機。タンクに水と洗浄したいものを入れてタイマーを設定し、洗浄を開始する。タイマーは、汚れの程度に合わせて90秒、180秒、280秒、380秒、480秒の5段階から選択可能だ。本体一体型の透明なフタと、洗浄タンク内部を照らすLEDライトを備えるため、洗浄中に汚れの落ち具合を確認できる。汚れがひどい場合は、中性洗剤を1~2滴投入することが推奨されている。アクセサリーなどを入れる洗浄カゴのほか、時計ホルダー、DVD・CDホルダーが付属。本体サイズはW175×D215×H140mm、重さは約950g、タンク容量は約750ml(上限基準線は600ml)。
2015年05月18日アドビ システムズは、DeNAライフサイエンスが提供する一般消費者向け遺伝子検査サービス「MYCODE(マイコード)」のWebサイト構築において、同社Adobe Marketing CloudのWebコンテンツ管理システム「Adobe Experience Manager」が採用されたと発表した。DeNAライフサイエンスが提供する「MYCODE」は、検査キットを使い、自宅で唾液採取をして返送するだけの一般消費者向け遺伝子検査サービス。被検者の遺伝子情報を統計的に分析することで、がん・生活習慣病などの発症リスクや、肥満・肌質などの体質の遺伝的傾向を知ることが可能で、生活習慣の改善や美容に役立てることができるという。同サービスの開始にあたっては、顧客ごとに存在する大量の検査結果を各顧客に素早く安全に配信できるWebサイトを短期間で構築する必要があったといい、DeNAライフサイエンスでは、この課題を解決するWebコンテンツ管理システムとして「Adobe Experience Manager」を選択。同ソリューションでは、画像などの"素材"とWebページなどの"コンテンツ"の両方を同一のユーザインターフェース上で管理ができることから、Webサイトを素早く構築し、サービスをローンチできたという。さらに同サービスでは、高度なセキュリティが求められる遺伝子情報を扱うため、顧客の個人情報は別途構築したデータベースで管理し、素材やコンテンツの管理はAdobe Experience Managerで行うというハイブリッドモデルを採用。これにより、検査結果を表示するWebサイトを作成する際は、データベースから個人情報を取り出し、画像や文言などはAdobe Experience Managerから取り出すというシステムが完成したという。今後はAdobe Marketing Cloudの分析ソリューションである「Adobe Analytics」とパーソナライゼーション ソリューションである「Adobe Target」を活用し、顧客体験の最適化、および収益力の向上を目指す予定となっている。
2015年05月13日遺伝子解析による化粧水が登場肌の調子が悪い、自分にあった化粧品が見つからない。そんなあなたの悩みを解決してくれる次世代型化粧水が登場した。4月27日、キャリアウーマンは、遺伝子解析によるオーダーメイド化粧水「美GENE」を発売したと発表した。オーダーメイド化粧水といえば、肌のチェックを行い、カウンセリングなどを経て材料を配合していくのが一般的だ。同商品は遺伝子検査を導入し、より詳細な肌データをそろえることで、それぞれの人に合った最適な化粧水を作り出せるという。遺伝的な肌リスクをチェックできる同商品を注文するには、まずインターネットで検査キットを購入。後日、同社より送られてくる検査キットで遺伝子採取を行い返送する。すると、遺伝子検査の結果とともに、同結果をもとにオーダーメイドされた化粧水が送られてくるというシステムだ。検査は、専用の綿棒を使って、ほおの内側の粘膜を採取するだけ。シワ、シミ、敏感肌に関する遺伝子をチェックでき、遺伝的な肌リスクを知ることができる。日々のスキンケアに最適「美GENE」の監修を行った柳下氏は、同商品のオーダーメイドシステムを絶賛し、「日々のスキンケアには最適です。」とコメント。素肌にあったスキンケアをすることが、美肌作りをするうえで大切であると訴えた。【参考】・キャリアウーマン プレスリリース(Value Press)
2015年05月08日KLA-Tencorは、ウェハレベルパッケージングのような高度な半導体パッケージング技術をサポートする2つの検査装置「CIRCL-AP」および「ICOS T830」を発表した。CIRCL-APは、並列データ収集機能を利用する複数のモジュールが含まれており、ウェハレベルチップスケールパッケージング、ファンアウトウェハレベルパッケージング、シリコン貫通電極(TSV)を使用した2.5D/3D ICインテグレーションなどのパッケージング技術をサポート。LEDスキャン技術と自動欠陥分類機能により、疑似欠陥を減らし、TSVクラックや再配線レイヤのショートなどのパッケージング欠陥の検出を迅速に行うほか、ウェハエッジ欠陥の検出や自動欠陥分類、自動レビューとTSVプロセスフローにおける微細なエッジトリムやボンディング段差の計測も可能だという。一方のICOS T830は、従来のICOSコンポーネント検査シリーズを拡張して、リードフレーム、ファンアウトウェハレベル、フリップチップ、積層パッケージなどの高度なパッケージングタイプに関連する歩留まりの課題を解決することを目的に開発されたもの。強化されたパッケージ画像検査機能「xPVI」により、ボイド、スクラッチ、ピット、チップ、ワイヤ露出などのコンポーネントの上面および下面の表面欠陥を高い感度で検出することが可能なほか、メモリ/ロジックパッケージデバイスの品質基準が満たされていることを確認するために、高速で3Dボール、リード、およびキャパシタの計測、パッケージ全高の測定、およびコンポーネント側面の検査を行うことも可能。また、xCrack+検査ステーションを活用することで、モバイルアプリケーションで用いられる薄膜コンポーネントの主要不良メカニズムであるマイクロクラック欠陥を正確に検出することが可能だという。
2015年05月07日検査って気が重いですよね。「悪いところが見つかったらどうしよう」などと、ネガティブなことばかり考えてしまって……。ただでさえ腰が引ける検査だからこそ、お金も時間もなるべくかからないほうがいいですよね。スリープスコープとは?5人に1人以上は睡眠に悩みを抱えているとも言われている不眠大国・日本にとって、睡眠の問題を解決することは国民の健康だけでなく、国全体の経済発展にも欠かせない重要な項目と言えるかもしれません。そのような状況下で登場したのが小型脳波計「スリープスコープ」。公益財団法人大阪バイオサイエンス研究所の協力のもと、株式会社スリープウェルが開発したこの機器は、頭に2つの電極をつけるだけで睡眠時脳波の測定・評価を実現したものと言われています。ただ、専門家ではない一般の人がこれだけ聞いても「それで測定・評価して、何がどうなるの?」と思いますよね。そこで今回は、この機器がどのようなことに役立てられるのか調べてみました。睡眠障害の有無をチェックこの機器で測定したデータをもとに、睡眠時の脳波を分類することができるそうです。(1)覚醒、(2)レム睡眠、(3)浅いノンレム睡眠、(4)深いノンレム睡眠で、これを分析することで睡眠障害の有無や睡眠効率などを調べることができると言われています。今までは、これらのことを調べるためには「睡眠ポリグラフ検査」と呼ばれる検査を実施できる数少ない病院を探して行かなければならなかったそうです。それがこの機器を使えば自宅でも計測できるのだとか(レンタルも可能)。今後ますます一般家庭などに普及すれば、誰もが簡単に睡眠時の脳波を計測できるようになるかもしれませんね。患者の負担を軽減医療の現場ではすでに活用されているようで、あるクリニックでは睡眠時無呼吸症候群の検査のためにスリープスコープを導入し、患者に自宅に機器を持ち帰ってもらって自分で測定してもらい、郵送で返却という形式をとっているそうです。泊まり込みで検査をして、さらに結果を聞きにまた病院へというのはかなり大変ですが、自宅で検査ができてあとは郵送であれば我々の負担はグッと減りますよね。Photo by Eugene H. White
2015年05月04日フィリップス エレクトロニクス ジャパン(フィリップス)は4月27日、新型プレミアム超音波診断装置「EPIQ Evolution 1.0」の販売を開始した。同社の超音波診断装置のフラッグシップ機である「EPIQ」を大幅にモデルチェンジした同装置の特徴は、指紋認証と同様のアルゴリズムを採用した「Auto Registration」機能を搭載した点である。「Auto Registration」は超音波診断装置とCTやMRIなどの画像を自動で重ね合わせてリアルタイムかつ高精度に表示する技術。従来の方法では「点」あるいは「面」で位置合わせをしており、きっちりと重ねて表示することはこれまで困難とされ、何度も調整をしなければならないなど、時間と精度の面で課題があった。これに対し、「Auto Registration」機能は、顔認証および指紋認証と同様の技術を導入することで、この課題を克服した。3D-CT画像と3D超音波画像から血管の立体構造を抽出するため、非常に高い精度の位置合わせが可能となるという。同機能は現在のところ肝臓のみを対象としているが、開発に携わったフィリップスIS(イメージングシステム)ビジネスグループ超音波診断装置ビジネスマネージャーの三木綾子氏は「今後のニーズに応じて異なる領域での適用も考えている」と明かした。画像のフレームレート、均一性も向上しており、皮膚から深いところだけでなく、1cm程度の浅い部分もクリアに見る事ができる。また、精巣の微小血管など、非常に細かい血管も見ることが可能だ。「EPIQ Evolution 1.0」の価格は1億円(税込み、仕様により異なる)で、国内初年度の販売台数は約200台を見込んでいるという。
2015年04月27日神戸市に本社を置くシスメックス株式会社は、臨床検査機器、検査用試薬ならびに関連ソフトウェアなどの研究・開発・製造・販売・サービス&サポートを行うグローバル企業だ。主な取引先は、病院、検査センター、大学、研究所、その他医療機関などで、世界190カ国以上に製品を提供している。同社では、10年以上前からPHSを導入し、内線電話機として利用してきたが、耐用年数も過ぎたことから、2014年4月、新たな端末としてiPhoneを導入した。PHSを内線として利用した理由を、シスメックス 情報ソリューション部長 米倉靖郎氏は、「10数年前にポケベルからPHSに変更し、社内の内線電話として利用してきました。開発の人間は社内を動き回りながらミーティングする、実験ラボで仕事するといったことが多く、デスクでずっと仕事をするというワークスタイルでなかったことが影響しています。PHSは社内のダイレクトコミュニケーションの活性化やスピードアップという面で効果があったと思います」と説明する。米倉氏によれば、今回のiPhone導入には、単に新しい端末に入れ替えるというだけでなく、ワークスタイル変革という大きなテーマがあったという。「弊社はワークスタイル変革に何年も取り組んでいます。2年前から始まった第23回中期経営計画の中にも『ワークスタイルの変革』というテーマが入っており、生産性を上げていくという会社方針が背景にあります。生産性を上げる方法としては、業務システムを導入して手作業をなくしていくということも行っていますが、人それぞれが持っているナレッジを活かして、新しいもの、ユニークなものを生み出すことで独自のポジションを築くことを重要視しています」と米倉氏は語る。iPhoneをワークスタイル変革の重要なツールとして位置づけたわけだ。同社では、今回のiPhone導入以前にも、2010年にはiPadを導入し、ペーパーレス化を図っている。その用途について、シスメックス 情報ソリューション部 情報企画・開発グループ 係長 東昌芳氏は、「iPadは、役員会議のペーパーレス化を目的の一つとして導入しました。現在ではこれが部長職以上に拡大され、全社的な会議では、ほぼすべてがペーパーレスになっています。さらに昨年には営業職にもiPadが配布され、メールやスケジュールのチェックのほか、顧客へのプレゼンテーションやCRMを利用した顧客情報の確認などに利用しています」と説明した。現在では、500台程度のiPadを導入しているという。情報ソリューション部がPHSに代わる新たな端末としてiPhoneの導入を決定したのは、2013年9月のことだ。その後、11月に承認を得て、4カ月の準備期間を経て2014年4月に2,600台のiPhone 5Sを全社一斉に導入した。ただ、当初はiPhoneではなく、携帯電話を導入する案もあったという。「端末代の面で、PHSからiPhoneに切り替えるのは、厳しいという意見もありました。やはり、携帯だろうと。しかし、会社としてワークスタイルの変革を掲げていましたので、iPhoneにチャンレンジしたいという思いもありました。2013年にiPhone 5Cという廉価機も出たため、今一度、端末として何を選ぶべきかの再検討に入りました」と米倉氏は導入の経緯を語る。iPhoneに最も期待したのは、コミュニケーションの改善だ。「ワークスタイル変革の中では、Microsoft Lyncをモバイルで使うなど、コミュニケーション手段の改善が大きなテーマでした。PHSは内線用でしたので、ダイレクトコミュニケーションができる範囲は社内に留まっていました」と米倉氏。iPhoneの導入は端末代、パケット代を会社が負担するというCOPE(Corporate Owned, Personally Enabled:会社支給の端末だが、一定の条件のもとで私的利用も許可する方法)で行われた。「当初はBYODを考えていましたが、本当に業務で使えるのかという意見もあり、議論が業務の現場でどうやって活用してもらうのかという部分に進化していきました。その結果、公序良俗に違反することはしないという穏やかな制限の中で、会社がすべてのものを支給するということになりました。E-ラーニングや情報収集など、私用時間にiPhoneを利用することも許可しています。それによって各自がリテラシーを身に付け、もう一段上のビジネススタイルを考えてほしいと考えたのです」と米倉氏は説明する。ただ、私用の通話に関しては、NTTコミュニケーションズの050プラスやソフトバンクのサービスを別途個人で契約して利用することになっているという。人によっては、通話料のキャップ制限の中でプライベート通話もすべて会社が負担すればいいのではないかという意見もあったそうだが、モラルハザードが起こり、他にも波及するのではないかという懸念から、最終的に個人負担に落ち着いたという。導入にあたって、情報ソリューション部は社員向けに2種類のiPhone説明会を開催。1つは、ソフトバンクの協力を得ながら行った操作説明会で、もう1つは、「なぜiPhoneを利用するのか」という啓蒙だ。「その場では、iPhoneは電話じゃないとずっと言い続けていました。iPhoneはモバイルコンテンツを使える小さなIoTといえるもので、センサーやカメラを使って仕事のやり方やお客様への提案が改善できるはずです。そのために自分たちがまず使いこなし、身に付けていくことで、魅力的な製品づくりやサービス提供に活かすことができると考えました」(米倉氏)ただ、操作説明会は開催したものの、初めてiPhoneに触る人が予想以上に多く、運用開始当初は問い合わせが殺到したという。社員向けのヘルプデスクを提供する情報ソリューション部 情報サポートグループ 課長(役職は当時) 高橋恵美子氏は、最も多かった問い合わせは、パスコードに関するものだったと明かした。そのため、Q&A集を用意するなど、自分自身で解決できるように導き、問い合わせ件数、対応工数の削減に努めたという。ただ、サポート面ではiPhone導入により、別の効果もあったという。「パソコンに不具合があると、パソコンからその問い合わせができませんでしたが、iPhoneによる問い合わせメール送信やサポートサイトへのアクセスが可能になったことで、その課題を解決できるようになりました」(高橋氏)○iPhone導入の効果は?iPhone導入から1年が経つが、その効果はどうだったのか?東氏によれば、ダイレクトコミュニケーションやメールのレスポンス改善で効果があったほか、生産性でも改善が見られたという。「外部でCRM情報が参照できるようになったことで、提案前に再度お客様の情報をCRMで確認することも容易になりました。お客様への接し方を変えていこうという中では、モバイルをうまく活用できています」(米倉氏)リテラシーの面でも、1年前はモバイル端末に触ったことがない人が多かったが、今では社内で当たり前にように使われており、底上げができているという。米倉氏はiPhone導入のポイントについて、「外勤の人など一部の社員にだけ配るという方法もあると思いますが、全員に配って、全員に使わせることが大事だと思います」と話す。iPhoneの導入効果を実感している同社だが、今後はさらに、コンテンツ整備、使い方という面で新たな展開を考えている。「現場からは、生産性が上がったという意見がでていますが、システム的には、旅費精算などさらに利便性の高いソリューションを導入していく必要があります。また、動画を活用し、社内報や社長からのメッセージを伝えたり、セミナーを実施したいと考えています。社内SNSとは親和性が高いので検討してみたいです」と米倉氏。同社のワークスタイル変革に向けた取り組みは、まだまだ続く。
2015年04月27日東大発のベンチャー企業・エルピクセルは4月20日、生命科学分野の学術論文の画像を中心に、人工知能を用いた研究画像不正検査サービス「LP-exam Cloud」の販売を開始すると発表した。同サービスでは、研究画像に対する加工の有無を自動で推定するために画像自動分類の特許技術を採用。大学や研究機関が画像をアップロードするだけで安易な不正・加工の有無を検査することが出来きるという。加工が推定された画像についてはライフサイエンス研究と画像解析の専門家が確認・解析し、レポートを作成する。料金は定額制で月額約3万円、1画像約500円から解析ができ、研究室単位で導入することも可能だ。エルピクセルは「LP-exam Cloud」を提供することで、これまで膨大な時間がかかるとされ敬遠されていた不正加工の検査にかかるコストを削減し、画像不正が生じない環境の構築を支援するとしている。
2015年04月20日病院で知らない検査を行われるのって誰もが怖いものですよね。でも、実際に受けてみるとなんともなかったりするもの……。とはいえ、やっぱり怖い思いはしたくないので、事前にどのような検査があるのか一緒に学習しておきましょう!睡眠時無呼吸症候群とは?睡眠時無呼吸症候群とは、睡眠中に10秒以上の呼吸停止が1時間に5回以上、または7時間で30回以上ある状態を指します。自分では気づかないことがあり、家族などに指摘されて検査を受けるという人も多いそうです。この状態を放っておくと、脳梗塞や心筋梗塞などの重大な病気へとつながる可能性もあると言われているので、気がついたらそのままにせずに早急に医師に相談するようにしましょう。今回は、睡眠時無呼吸症候群の検査方法の1つである「アプノモニター検査」をご紹介します。どのような検査方法なのか、知らない方はこの機会にぜひ確認してみてください。アプノモニター検査の方法アプノモニター検査に用いる装置は病院にありますが、病院で検査するケース、使い方を説明して被検者が自宅で検査するケースの2通りがあるそうです。使い方は比較的簡単で、寝る前に人差し指、鼻孔、喉仏の下の3か所にセンサーをつけます。人差し指はカバーをつけ、鼻孔と喉仏はテープでとめるタイプが一般的のようです。このセンサーが睡眠中の酸素濃度や呼気の流れなどを記録してくれる、というわけです。たとえ夜中にトイレに行きたくなっても装置をつけたまま行って問題ないそうです。何事も早めに相談翌朝になったらセンサーを外して終了です。後日、装置を病院へもっていくとデータから無呼吸の回数を解析し、睡眠時無呼吸症候群の疑いがあるかどうかを診断します。可能性ありの場合は、終夜睡眠時呼吸モニターなどを使って、無呼吸の度合いなどをさらに詳しく調べる、という流れが一般的な診断スタイルと言われています。肥満体質の人や中年男性は比較的、睡眠時無呼吸症候群になりやすいと言われているので、不安のある方は早めに病院に行くようにしましょうね!Photo by TempusVolat
2015年04月19日東芝メディカルシステムズは4月15日、病室や手術室、救急処置室など、スペースの限られた部屋でも迅速にさまざまな検査に対応できる回診用X線装置「Mobirex」を開発したと発表した。大容量バッテリーを搭載することで、電動走行が可能なほか、X線照射も電源ケーブルを接続することなく撮影することが可能。また、支柱構造は直感的なポジショニングが容易なテレスコピックで、支柱の軸をオフセットさせより遠くまでアプローチ可能な独自のオフセットドーム構造を合わせた新型スリム支柱を採用している。さらに、セキュリティを確保したキーレスエントリや可動絞り部での本体前後操作(微速スイッチ)の機能も搭載。装置上部にはノートPCやタブレットを設置するスペースも設けられている。なお同製品は最大出力が14kW(通常出力)と32kW(高出力)の2種類のタイプから選択することができる。
2015年04月16日ドリテックは4月9日、音波式電動歯ブラシ「TB-400」と「TB-500」を発表した。発売は4月下旬。価格はオープンで、推定市場価格はTB-400が2,480円前後、TB-500が4,480円前後(いずれも税別)。TB-400とTB-500は、毎分34,000回の高速振動が特徴の音波式電動歯ブラシ。念入りに磨きたい時に適した「標準モード」、振動数を落として優しく磨きたい時に使う「弱モード」、リズミカルに振動する「リズムモード」の3モードを用意する。30秒ごとにブラッシングの目安時間を知らせるお知らせ機能も持つ。歯と歯の隙間を磨くのに適した「エッジブラシ」と歯周ポケットなど微細な隙間を磨くのに適した「微細毛ブラシ」の2種類のブラシが付属する。IPX7の防水性能を持ち、水洗いも可能だ。電源は、TB-400が単4形乾電池×2本、TB-500が内蔵バッテリー。TB-500の充電時間は約10時間で、最大約90分の使用が可能だ。本体サイズ/重量は、TB-400が直径22×高さ218mm/36g(電池含まず)、TB-500が直径30×高さ228mm/68g(バッテリー含む)。2モデルともホワイトとピンクの2色を用意する。
2015年04月10日ディー・エヌ・エーはこのほど、DeNAの遺伝子検査サービス「MYCODE(マイコード)」の購入者を対象に実施したアンケート調査の結果を明らかにした。なぜ遺伝子検査を受けたか尋ねたところ、最も多い回答は「将来的な病気への対策などができると思ったから」で、7割が回答した。同社では「病気はなってから治すものではなく、なる前に対策する」という考えが浸透しつつあるため、その有効な手段の一つとして、遺伝子検査を受ける人が増えているのではないかと分析している。2位は「以前から遺伝子検査に興味があった」だった。3位は「検査できる疾患や体質の項目数が多いから」となっている。一般消費者向け遺伝子検査は、すでに100近くの項目が分かるサービスが多く出ている。内容も病気だけではなく、体質や能力、美容など、さまざまな傾向が分かるようになっていることから、項目数の多さが重要視されているようだ。
2015年04月09日東芝と長崎大学(長崎大)は4月8日、長崎大学熱帯医学研究所の安田二朗教授らが開発したエボラ出血熱検査試薬の実用性評価を実施し、既存の検査法と同等の精度を持ちながら判定時間を約6分の1に短縮できることを確認したと発表した。ギニア共和国の首都・コナクリ市で実施された同実用性評価では、市内および郊外エボラ治療センターなどから集められた100検体について現地で実施されているRT-PCR法との比較を実施した。その結果、安田教授らの新試薬を用いた新検査法は、高い精度を持つRT-PCR法の検査結果と100%一致した。また、陽性の判定に要する時間はRT-PCR法が約1時間だったのに対し、新検査法は平均で11.2分だった。同検査法は高精度でありながら所要時間が短いというだけでなく、小型で持ち運びも便利で、検査に不慣れな人でも使いやすいなどの点も現地で高い評価を得たとのこと。ギニアでは現在でもエボラ出血熱の新規患者数は毎週50-100例で推移している。東芝と長崎大は「同検査法が現地で導入されれば、ギニアをはじめとする西アフリカでのエボラ出血熱の収束に貢献できると確信している」としている。
2015年04月09日羽田空港では3月30日より、国際線から国際線への乗り継ぎ保安検査場で液体物の安全性を検査する機器を導入した。検査場を経由して国際線に乗り継ぐ際、これまでは免税品の酒類や化粧水など「液体物」の客室内持ち込みは認められていなかった。しかし、出発空港等で「不正開封防止袋」に封入された液体物は最新式の専用機器に通し安全性が確認されれば、新たに「不正開封防止袋」に密封すること持ち込みが可能になる。これにより、羽田空港で国際線を乗り継ぐ際の利便性が向上するという。
2015年04月01日サンワサプライは18日、7色に発光しLEDライトを搭載する超音波式のUSB加湿器「USB-TOY83W」を発売した。価格は税込4,946円。7色に発光するUSB加湿器。超音波式を採用し、水を微細な分子にして放出するので、スチーム式と違って火傷などの心配がない。タイマー機能も搭載し、30分 / 60分 / 120分の3段階での設定が可能。タンク内に水が残っていても2時間で電源が切れるオートパワーオフ機能も搭載する。空焚きをしないように、タンクの水がなくなる前に自動で電源をオフにするほか、万が一本体が倒れた場合にも電源がオフになる。本体備え付けのLEDは7色で発光。1色のみを点灯できるほか、7色を次々に切り替えて発光するグラデーションモードも用意されている。電源はUSBから給電し、ケーブル長は約75cm。タンク容量は50mlで、1時間あたりの使用量は約15ml。本体サイズは直径66×高さ118mmの円柱形、重量は140g。
2015年03月19日DeNAライフサイエンスは2月27日、一般消費者向け遺伝子検査サービス「MYCODE」に新たな検査項目の「祖先」を追加した、新メニュー「ディスカバリー」の提供を開始すると発表した。MYCODEはオンラインで検査キットを申し込み、検査キットで自分の唾液を返送することで遺伝子の統計学的特徴や、疾病リスクを低減する可能性のある生活習慣へのアドバイスなどを提供するというもの。調べる検査項目数に応じて複数の検査メニューが設定されている。新メニュー「ディスカバリー」は、「遺伝子で自分のルーツを知る旅へ」をテーマに、自分の体質の遺伝的な傾向のほか、ハプログループと呼ばれるミトコンドリアDNAの遺伝的グループを分析することで、人類発祥の地から日本に至るまで自分の祖先がどのように移動したかを知ることができるという。また、祖先によって判明するハプログループを表現したキャラクターを結果と併せて提供する。通常価格は9800円(税別)で、2月16日以前に「MYCODE」を購入した人は、4月末まで先着1万名に無料で提供されるほか(提供開始は3月後半を予定)、以降は追加料金980円(税別)を支払うことで検査結果を閲覧できるという。また、280項目に対応した「オールインワン280+」と、がん・生活習慣病・体質など100項目を選んだ「ヘルスケア100+」の2つの検査メニューについては、検査内容はそのままに、それぞれの名称が「ヘルスケア」(2万9800円・税別)、「ヘルスケアLite」(1万9800円・税別)に変更された。なお、「カラダ30+」については、2月27日以降の購入ができなくなったほか、「カラダ30+」を受けた人は「ディスカバリー」の無料キャンペーン、有料での閲覧ともに対象外となるの。
2015年02月27日ドスパラは、同社が運営する「上海問屋」で新型の超音波洗浄機の販売を開始した。同製品は、メガネ、腕時計、アクセサリーなどにこびりついた汚れを超音波の力で浮き上がらせて洗浄する卓上型の超音波洗浄機。価格は税込み3,499円。装置から発せられた超音波が水中を通過する際に、数百万もの微細な泡が作り出される。これらの泡が発生と破裂を繰り返すことにより、洗浄効果が生まれる仕組み。使い方は、タンク内に水を入れたら、洗いたいものを水中に沈める。あとは、タイマーを設定してスタートさせるだけの簡単操作。タイマーは、90秒、180秒、380秒、480秒の5段階から選択できる。本体サイズは、W19.3×D12×H12.3cm、重さは約1.0kg。タンク容量は600ml(Maxライン500ml)。
2015年02月16日日本ロレアルは2月2日、音波洗顔器「クラリソニック」シリーズの2015年春夏コレクションとして「クラリソニック ミア2 フェード ローズ」を発表した。発売は3月6日。価格は税別17,000円となっている。クラリソニック ミア2 フェード ローズは、クラリソニック ミア2本体と、敏感肌用ブラシ、充電器、トラベルケース、特典のマリンポーチがセットになったモデル。クラリソニック ミア2は、毎秒300回振動するソニックテクノロジーによって、肌の汚れを浮かして落とす。手洗顔に比べて約6倍のクレンジング効果を実現した(クラリソニック調べ)。洗顔のスピードはNormalとLOWの2段階から選択可能だ。洗う部位を切り替えるタイミングを知らせて洗顔をナビするタイマー機能も搭載。浴室での使用に耐えうる防水性能を持つ。
2015年02月03日AV・家電製品の企画・開発・販売を行うINBYTE(インバイト)は1月29日、水に浮かべて利用する超音波式加湿器「MIRO CleanPot(ミロ クリーンポット)」を発売した。○水に浮かべて利用する新構造で、デザイン性と清潔さを両立同商品は、内部に給水タンクを持たず、水に浮かべて利用することで動作する、新構造の加湿器。内部に水を溜めない構造となっているため、一般的な超音波式の加湿器に比べて、内部の水垢や雑菌を抑えて清潔に利用することができるという。また、丸みを帯びた柔らかなデザインは、インテリアになじむだけでなく、衛生面も考えて設計。すべての部品が曲線で設計されているため、角になる部分がなく隅々までしっかりと洗うことができる。加湿器本体の内部は、すべての部品を取り外して水洗いできるようになっており、日々の手入れも簡単に行える。付属のコントローラーで、オン/オフの切り替えやミスト量を調節。ミスト量は無段階で調節できるようになっているため、利用に合わせた最適な加湿量を選べる。専用アロマオイル(オプション)は、オーストラリア産のユーカリ葉を100%使用した天然オイルとした。トレーに数滴たらすだけで、ミストと一緒にさわやかな香りが広がり、日々のリラクゼーションに利用できる。最大加湿量は、約250ml/h。連続使用時間は5~8時間だが、利用環境によって大きく異なる場合がある。サイズは、本体が約180×180×220mm。付属トレーは約280×260×120mm。重さは、約750g。価格はオープンで、直販価格は1万6,800円(税込)。
2015年01月29日栄研化学は1月27日、独自の遺伝子増幅技術(LAMP法)を利用した次世代の小型全自動遺伝子検査装置および多項目検査チップを開発したと発表した。同装置は、検体前処理(核酸抽出・精製)から増幅・検出までを全自動で行える。従来の高純度な核酸抽出・精製を行う装置と増幅・検出装置で合わせて2時間以上を要していた操作時間を、LAMP法の特徴を生かした独自プロトコルの開発により、30分以内に短縮することに成功した。一方、同検査チップは、LAMP法に必要な増幅試薬(プライマー、酵素など)を含む複数の反応ウエルから構成されている。同装置に設置して使用することで、内部標準を含めて多項目の遺伝子の同時検出を可能とした。さらに、閉鎖構造にすることにより、コンタミネーションに極めて強い特徴を有している。そして、プラスチック製で簡易な構造を追求することにより、量産可能な低価格化を実現した。今後、早期の実用化を目指し、複数の呼吸器感染症原因微生物の同時検出を目的とした臨床性能試験を実施する。また、各種感染症検査チップ、コンパニオン診断用検査チップ、各種がん関連の検査チップなどの開発を進めていくとコメントしている。
2015年01月29日東芝は1月19日、DNAの増幅・検出・判定までを全自動で行うDNA検査装置「Genelyzer Ⅱ」を同日より発売すると発表した。また、食中毒原因菌14種を2時間以内に同時判定する「衛生管理用検査キット」を4月から販売開始することも明かした。同社のDNA検査システムは「DNA検査装置」と検査用DNAチップカードを含む「検査キット」で構成される。今回発売された「Genelyzer Ⅱ」は、検体から抽出した核酸サンプルを検査DNAチップカードに添加し装置にセットするだけで、何のDNAかを判定する装置。これまで手作業で行っていた試薬調整や別装置で行っていた増幅操作などを自動化したことにより、2時間以内の判定を可能とする。「衛生管理用検査キット」は、2時間以内にサルモネラ、腸炎ビブリオ、黄色ブドウ球菌などの食中毒原因菌14種(22遺伝子)の同時判定が可能な製品。検査用DNAチップカード内に必要試薬類をパッケージ化することで、検査ごとの試薬準備・配合などの手間を少なくするとともに、ヒューマンエラーや結果のバラつきを抑止する。従来の培養法では、菌種ごとに個別の作業や試薬調整が必要で、食中毒原因菌を検出するためには4~5日程度の時間を要していた。価格はDNA検査装置「Genelyzer Ⅱ」が800万円(税別)、「衛生管理用検査キット」が9500円(税別)。今後、同検査装置で使用する多種多様なキットを販売していく予定としている。
2015年01月19日ユニットコムは25日、パソコン工房の通販サイト内雑貨専門店「Nantena」にて、オフィスや自宅のPC周りなどで使える、USB接続のミニ超音波加湿器「YGH-389」を販売開始した。税込価格は1,383円。花をイメージした上部のフタと、水を入れる器を備えた小型のUSB加湿器。タンク容量は90mlで、約2時間利用できる。底面はゴム加工されており、滑りにくい仕様だ。電源はUSBバスパワー。本体サイズは直径97×81mm、重量は110g。約100cmのUSBケーブルが付属する。カラーはブルーとグリーン、ピンクの3色。
2014年12月26日ユービーセキュアは12月12日、富士通グループがSI事業の開発物品質向上を目的としてWebアプリケーション脆弱性検査ツール「VEX」を認定ツールとしてグループ一斉導入したと発表した。「Vulnerability EXplorer(VEX)」は、ユービーセキュアが開発したWebアプリケーション脆弱性検査ツール。発売以来、国内の主要セキュリティサービスベンダーをはじめ、官公庁、大手企業など、業種業態問わず導入実績をもつ。富士通は、システム納入時に全社共通規定に基づくセキュリティ監査を実施しており、この度、富士通グループ各社がセキュリティ監査で利用するWebアプリケーション脆弱性検査ツールとして「VEX」を採用した。
2014年12月12日●遺伝子検査は一生に一度でOKハリウッドスターのアンジェリーナ・ジョリーさんが受けたことで一気に注目を集めることとなった遺伝子検査。アンジェリーナ・ジョリーさんは乳がんの遺伝子検査の結果、乳房切除手術を決断した。一方、日本国内へと目を向けると、ヤフーやディー・エヌ・エーでも一般向けの遺伝子検査サービスを開始し、話題となっている。筆者は1年半ほど前に出産を経験したアラフォーママだ。出産後、子どもへの愛情が増すにつれて、「子どものためにもいつまでも元気でいないと」という気持ちが強くなった。しかし、もともと体力には全く自信がなく、健康への不安は常に抱えていた。そんな時に知った遺伝子検査。「自分に何かしらのリスクがあるのなら、早めに対処したい」という気持ちから受けることにした。○遺伝子検査は"一生もの"今は唾液を郵送するだけで結果が送られてくる遺伝子検査もあるが、結果が悪かった場合、医師からしっかりとしたアドバイスを受けたいと思い、今回はクリニックで受けることにした。向かったのは東京・銀座にある「AACクリニック銀座」。同クリニックは、薄毛や抜け毛で悩む人向けの女性専門頭髪外来と、アンチエイジング外来があり、今回お世話になったのは後者。同クリニックの遺伝子検査は、生活習慣病の発症リスクを調べるためのもの。検査項目によって費用は異なるが、「肥満」「脂肪代謝」「脂肪代謝異常による動脈硬化」「その他の原因による動脈硬化」「高血圧」「血液凝固・血栓」「メタボリックシンドローム」「酸化ストレス症」「慢性腎臓病」「感染抵抗低下」「自己免疫・アレルギー」の11項目の場合、16万2,000円(税込)となる。正直「安い」とはいえないが、これで将来の発病リスクがわかるのなら受けてみる価値はある。それに、同クリニック院長・浜中聡子医師によると「遺伝子に変化はないので、遺伝子検査は一生に一度でいいのです」とのこと。「一生ものの検査」と考えれば、この金額も前向きに考えられるのではないだろうか。しかし、検査項目に「がん」がないのはなぜだろうか。浜中医師に聞くと、同クリニックではアンチエイジングドックやホルモンドックの検査項目として、乳がん・卵巣がんといった女性向けのものに加え、肝臓がん、すい臓がん、大腸がんの腫瘍マーカーも調べることができる。こういった検査の人気も高いのだが、生活習慣病に関する遺伝子検査を受けるメリットとしては、ハイリスクという結果が出たとしても対処の方法があるという点。今すぐに治療の必要がなくても、これからの生活習慣を改めることで発症リスクを低くすることが可能なのだ。そして、AAC生活習慣遺伝子検査を受ける場合、アンチエイジングドッグ(10万8,000円)の併用を勧めている。アンチエイジングドッグでは、「血管年齢検査」「骨年齢検査」「酸化ストレス度・抗酸化力測定」「筋肉・体脂肪量検査」「ホルモン量検査」を受け、身体の現状を把握する。そして遺伝子検査では、その名の通り遺伝子情報を知る。セットで実施することで、より深く自身の身体を知ることができるのだ。●「風邪をひきやすい人」と遺伝子的にも証明さて、いよいよ検査スタートだ。まず問診表を記入した後にカウンセリングを受け、医師による診察へ。そこで生活習慣や健康に関する悩みなどを伝え、必要があればAAC生活習慣遺伝子検査の他にもアンチエイジングドック等を実施。採血の他、前述の通り骨年齢検査や筋肉・体脂肪量検査などを受けていく(アンチエイジングドック併用の場合)。○「感染抵抗低下」の項目が突出結果は約1カ月~2カ月後に判明する。筆者は人間ドックなら何度か受けたことがあるが、遺伝子検査は初めて。大病こそないが、風邪は頻繁に引く。ひどい時だとひと冬に4、5回は風邪をひく。最近では子どもが風邪をひけば100%移る。この抵抗力のなさも何か悪い結果として出てくるのではないだろうか……。大きな不安を抱えながら再びクリニックへと向かう。浜中院長から受け取った検査結果を見ると……レーダーチャートの「感染抵抗低下」が飛び抜けている。健康な人ならほとんど感染しないようなウイルスや細菌に、人より感染しやすいらしい。「風邪をひきやすいということはありませんか」と浜中医師に聞かれ、「はい! 」と即答する。それも、この感染抵抗力の低さと関係しているのだという。なるほど……。しかし、抵抗力が日本人の平均より低いということは、何か重大な病気にかかりやすいということではないのだろうか。それに関しては、「高齢者を除くと、その心配はほとんどないですよ」とのこと。高齢になると抵抗力がなくなっていき、例えば肺炎を発症して命の危険につながることもあるというが、現在筆者は37歳。この年齢なら、命にかかわるような病気に人よりかかりやすいということはないのだという。ひとまず安心だ。他の項目を見ると、「酸化ストレス」も日本人の平均値より高く、抗酸化力が不足している状態とのことだ。これにより、早期の老化、慢性的な炎症などにつながる可能性が高くなるそうだ。それ以外の項目は、「メタボリックシンドローム」「糖尿病」「高血圧」「慢性腎臓病」「心筋梗塞」「脳梗塞」「脳出血」「くも膜下出血」といった項目で発症リスクは平均的か低めで、骨密度や筋肉バランス、動脈硬化度などの項目も心配するような結果ではなかった。浜中医師は、「病気の発症に遺伝子が起因するのは2~3割。あとの7~8割は生活習慣によるものです」という。今回は生活習慣遺伝子検査なので、ハイリスクという結果が出たとしても、生活習慣を見直すことで改善が可能だ(もちろん要治療レベルであれば、専門医を紹介してくれる)。○日々の生活に取り入れられる方法を私の場合は、抵抗力や抗酸化力を上げるためのアドバイスが浜中医師からあった。全身の筋肉量が少ないため、まずはこまめな運動が必要。「多忙な人は、ジョギングや水泳をしようと思っても長続きしませんよね。エレベーターを使っていたところ階段にする、といった小さな積み重ねが有効ですよ」とのこと。また、「とにかく風邪をひきたくない! 」という私の要望には、「即効性を求めるなら高濃度ビタミンC点滴ですね。高い抗酸化作用で免疫力の強化も期待できます」。さらに続けて、「おなかの調子はいかがですか? 」と聞かれ「過敏性腸症候群です」と答える。実は、腸の働きが悪いと抗酸化成分を腸が吸収できず、抗酸化力が低下するのだという。これに関しては、「納豆を摂取したり、整腸剤を試してみてはいかがでしょう」とのアドバイス。また「水分はしっかり摂取できていますか」とも聞かれ、こちらも「いえ、あまり……。オフィスのトイレが遠くて、行くのが億劫なので……」。水分は、こまめにとることで代謝がアップするのだという。こちらも今日から見直すとしよう。日常の中で取り組める具体的なアドバイスをたくさんいただいた。帰り道、早速整腸剤を買った。そして、実は検査結果を聞いた1週間後、秋に入ってもう3度目になる風邪をひいたことから、AACクリニック銀座に高濃度ビタミンC点滴を受けに来た。ビタミンC15g配合で1万800円(初診料、検査費別)。診察と検査、点滴で所要時間は90分ほどだ。あくまでも私個人の場合だが、いつもは風邪薬を飲まなければ1カ月ほどは引きずる風邪が、今回は服薬しなくても3日後には完治。その後のハードな仕事もらくらく乗り切れた。定期的に高濃度ビタミンC点滴をしていきたいと考えている。また、出社時には9階にあるオフィスまでエレベーターを使わず階段でのぼるようにもした。日ごろ運動をしていないので、2回ほど休憩を入れないとのぼりきれない情けない状況なのだが、今回の検査結果を受けて日々の生活に少し運動を取り入れられた。子どもはまだ1歳。これから子どもと一緒に元気に生活するために受けた今回の検査、生活によい影響を与えられていると思う。食生活も徐々に改善しながら、健康維持に取り組んでいきたい。
2014年12月11日ノーリツ鋼機グループのNKメディコとサインポストは12月10日、遺伝子検査ビジネスで提携し、サインポストの遺伝子検査サービスをNKメディコが販売すると発表した。この遺伝子検査は肥満、高血圧、動脈硬化など生活習慣病と関連性の高い14分野の遺伝子を分析し、遺伝的な体質リスクを評価するというもの。同サービスでは遺伝的な体質リスクを踏まえ、受診者ごとに推奨されるライフスタイルや栄養素を提案する。同サービスは、全国の医療施設、検診・人間ドック施設などに向けて販売される予定で、受診したい場合は、医療機関にて申し込むこととなる。また、保険適用外の自由診療となり、医療機関によってコースや料金が異なるため、詳しく知りたい場合は各医療機関に問い合わせる必要がある。
2014年12月11日