オムロンは1月12日、±5cmの高低差における気圧の変化を正確に検知する「絶対圧センサー」を開発し、同日より量産を開始すると発表した。今回量産を開始する「絶対圧センサー」は、気圧を検知するMEMSセンサーチップと信号を処理するICチップを縦2.0×横2.5×厚み0.85mmの小型パッケージに搭載し、高低差±5cmに相当する±0.6Paの気圧変化を高精度に測定することが可能。圧力検出部における可動領域を拡大することでMEMSセンサーチップの高感度化を実現すると共に、ICチップにデジタルフィルターを内蔵することで低ノイズ化が図られており、同社従来品比10倍の高精度化を達成した。同製品をスマートフォンやタブレットPC、フィットネス・健康管理向けウェアラブル端末などに搭載することで、立つ、座る、寝る、倒れるなどの人の動作や、階段などの昇降を高精度に判別するアプリケーションが実現するとしている。なお、同製品は1月13日~15日に東京ビッグサイトで開催される「第2回ウェアラブルEXPO」に出展される予定となっている。
2016年01月12日オムロン ヘルスケアが開設したプロジェクト「オムロン式美人」はこのほど、自分自身の体のリズムを知るための新習慣として「毎朝、基礎体温を測ること」を提案した。基礎体温とは、生命維持に必要な最小限のエネルギーしか消費していない安静状態にあるときの体温のこと。女性は、女性ホルモンの影響で心や体が変化するが、その変化を知る方法として基礎体温を測ることは有効であるという。基礎体温は寝ている間の体温となるが、自分で測ることはできないため、朝目覚めて活動する前に測るのが一般的となっている。同プロジェクトは、基礎体温をつけることにより生まれるメリットとして、次の3つの例を挙げている。1つ目は、妊娠しやすい時期のほかに、生理前の憂うつな時期や、仕事を頑張ることができる好調期などを予測できること。2つ目は、つらい月経前症候群(PMS)ともうまくつきあえるようになり、自分の低調期に頑張りすぎないセルフ・コントロールなども可能になることだという。3つ目は、基礎体温から自分の体のリズムを知ることができること。それによりダイエットにふさわしいタイミングがわかり、効果的なダイエットにつながるとしている。
2016年01月08日年末年始で増えた体重を戻すべくダイエットに取り組んでいる人も多いはず。たくさん食べて増えた体重は、ヘルシーな食事を意識することで元に戻そうと考えますよね。そこで頻繁に食べるのが“サラダ”ではないでしょうか?サラダを多く食べることは良いことですが、そこにたくさんのドレッシングをかけて食べているとすると、せっかくのダイエットも効果が半減しているかもしれません。手づくりで余分なものを含まないドレッシングで、おいしく効率よく痩せ体質を目指しましょう。市販されているドレッシングと異なり、手づくりはフレッシュな状態でいただくことができます。そこでおすすめするのが、酵素をたくさん摂れる、すりおろし野菜をメインとしたドレッシングです。にんじんやきゅうり、れんこん、トマトなどをすりおろしたものに、オリーブオイル、醤油、酢をお好みの配分で入れ、塩とコショウで味を整えて完成です。より本格的な味わいにするために玉ねぎのみじん切りやすりおろしを入れても◎。生野菜にはもちろん、温野菜にも相性抜群で、より多くの種類の野菜が摂れますね。ほかにも工夫するなら、胡麻や砕いたナッツ類、ドライフルーツやシード類を加えると、シンプルでも食べ応えのあるサラダに。また、油と酢の配分は2:1からはじめ、油を最後に入れるような順で材料を混ぜながら作ることが上手く作るコツ!サラダの具材にあわせてドレッシングの材料を考えることができると、料理や食事がより楽しくなりそうですね。楽しみながら、賢く、ダイエットを進めましょう。
2016年01月01日オムロン ヘルスケアが開設したプロジェクト「オムロン式美人」ではこのほど、20~30代女性を対象に実施した「体の悩み・気になること」の結果を明らかにした。その結果をもとに、自分自身に贈るクリスマスのおすすめグッズを提案している。同プロジェクトが4月に行った調査によると、「体の悩み・気になること」の1位は「首と肩のこり」(64%)、2位が「冷え性」(51%)、3位が「むくみ」(30%)、4位が「生理痛」(28%)だった。5位以下は、「気分の落ち込み」「眠気」「PMS(月経前症候群)」などが続いている。これらの症状は、体を温めて血流をよくすることで解消につながることも多いという。そこで同プロジェクトでは、自分の体の不調や疲れを、自宅で温めながら緩和できるマッサージャーをクリスマスプレゼントとして提案。部位や症状別におすすめアイテムを紹介している。「足が冷たい」「むくみが気になる」人には、足先を温めながら、足、ふくらはぎのマッサージをするマッサージャがおすすめとのこと。「オムロン エアマッサージャ HM-260」(1万9,800円)は、足先を温める「ヒーター機能」つき。温めながら、足先・足首・ふくらはぎをエアバックで加圧してマッサージする。背中や腰が常に凝っている人には、座るタイプのマッサージャがよいという。「オムロン シートマッサージャ HM-330」(1万9,800円)は、シートタイプで手持ちの椅子やソファなどに乗せて使用できる。12個のもみ玉が背中全体を温めながらマッサージする。また、マッサージタイムに読んで自分に合ったセルフケアを見つける本として、書籍『リズム美人の365日セルフケアダイアリー』(1,100円 / 企画: オムロン四季美人 / 発行: ブルーロータスパブリッシング)も紹介。同書では、月経や四季、1日のリズムに応じた温活の方法を知ることができるとしている。監修は、対馬ルリ子ライフクリニック銀座の対馬ルリ子院長と、NPO法人日本ホリスティックビューティ協会の岸紅子代表理事が務めた。※価格はすべて税別、マッサージャ2品の価格は編集部調べ
2015年12月14日東京大学(東大)は12月7日、アルマ望遠鏡のデータベースを用いて、非常に希薄な分子ガスの存在を示す「分子吸収線系」を新たに発見し、銀河系の星間ガスの化学組成やおかれている環境を明らかにしたと発表した。同成果は、同大学大学院理学系研究科附属天文学教育研究センター 修士課程1年 安藤亮 氏、河野孝太郎 教授、国立天文台チリ観測所 永井洋 特任准教授らの研究グループによるもので、12月7日付けの日本科学誌「日本天文学会欧文研究報告(Publication of the Astronomical Society of Japan)」オンライン版に掲載された。宇宙空間に存在する星間ガスの中には、非常に希薄なためそれ自身が発する光を直接観測するのは困難なものがある。こうした希薄な分子ガスの性質を探るうえでは、遠方の明るい電波源を背景光として、手前側の分子ガスによる吸収線を影絵のように捉える「分子吸収線系」という手法が有効であることが知られている。同研究グループは、チリ共和国のアンデス山中に建設された巨大電波望遠鏡「アルマ望遠鏡」での観測時において目標天体の“位置合わせ”に用いられる基準光源のデータを調査することで、新たな分子吸収線系の発見を試みた。今回、アルマ望遠鏡が観測した基準光源36天体のデータを調査した結果、3つの新たな分子吸収線系の発見に成功し、計4天体の方向で多様な分子の吸収線を検出。さらに2天体の方向では、非常に珍しいというホルミルラジカル(HCO)を検出し、従来知られていた中で最も希薄な星間分子ガスを捉えたとともに、その希薄なガスが大質量星などからの紫外線にさらされた環境にあることを明らかにした。アルマ望遠鏡のデータベースには、1000天体以上におよぶ基準光源のデータが収められており、全世界に公開されている。この中には新たな分子吸収線系が隠されている可能性があり、今後これらのデータの調査が進むことで、新たな分子吸収線系が発見され、それ自身光らない希薄な星間ガスに関する知見がさらに広がることが期待される。
2015年12月07日オムロンは12月1日、10月7日から21日まで募集していた同社の卓球ロボットの名前が「FORPHEUS(フォルフェウス)」に決定したと発表した。「FORPHEUS(フォルフェウス)」は"Future Omron Robotics technology for Exploring Possibility of Harmonized aUtomation with Sinic theoretics"の頭文字をとっており、同社独自の未来予測理論「SINIC理論」に基づくロボット技術を表現した造語。「For(向かう)」、「ORPHEUS(人間の創造性を象徴するギリシャ神話の吟遊詩人)」と読ませることで、"人間の創造性に向かっていくオムロンの姿勢"を表しているという。名前の選考にあたりオムロンは社内に選考委員会を設け、応募総数2445件の中から、1)人と機械の融和や卓球ロボットのコンセプトと親和性が高いこと、2)グローバルに通用すること、3)日本並びに海外の主な国において第三者の著作権や商標などの権利を侵害しないこと、4)オムロンの商標ルールに適合していることの4つ条件を満たす候補を3つ選び出し、全グローバル社員による投票が実施された。なお、同ロボットは12月2日から4日まで東京ビッグサイトで開催される「システムコントロールフェア2015」のオムロンブースでデモンストレーションとして出展される。
2015年12月01日オムロンは11月19日、同社の産業機器の制御用コントローラであるマシンオートメーションコントローラ「形NJ101」シリーズ にデータベース接続CPUユニット「形NJ101-9020(制御軸数 0軸)」と「形NJ101-1020(制御軸数 2軸)」をラインアップに追加すると発表した。同シリーズは、マシンオートメーションコントローラのエントリーモデルで、今回、新たに追加される製品は、同シリーズに生産現場の情報を収集・活用できる機能を搭載、専用ツールやミドルウェアを介さずに、「Microsoft SQL Server」などの各種データベースと直結することを可能としたものとなる。最速20msごとにデータを送信することが可能で、制御周期単位でマシンデータを収集・格納することが可能だ。また、変数とファンクションブロックを使うだけでデータベース接続ができるため、ICT関連のプログラミング知識を必要とせずに使用が可能であり、既存の設備に後付することも可能だという。接続可能なデータベースは「Microsoft SQL Server」のほか、「Oracle Database」、「IBM DB2」、「MySQL」、「Postgre SQL(新規対応)」、「Firebird」としている。さらに、画像処理システム FHシリーズと組み合わせることで、検査画像とマシンデータを紐付けて保存するシステムを構築することも可能だとしている。なお2製品は2015年12月1日より販売が開始される予定だという。
2015年11月20日オムロン ヘルスケアは17日、Bluetooth対応でiPhoneへデータ転送できる手首式血圧計「HEM-6321T」を発表した。11月30日から発売し、価格はオープン、推定市場価格は14,800円前後(税別)。HEM-6321Tは、オムロン ヘルスケアの手首式血圧計としては初めてBluetoothを搭載(Bluetooth 4.0+Low Energy)。測定データをBluetooth接続したiPhoneへ転送し、iPhone用アプリ「からだグラフ」でグラフ化して閲覧できる。パソコン用の健康サポートサービス「ウェルネスリンク」を使うと、グラフの確認以外にも、血圧データの変化から分析を表示する「データナビ」、朝晩の血圧データをグラフにしたものを印刷できる「朝晩血圧手帳」も利用可能。なお、からだグラフとウェルネスリンクの利用には健康サービス「WM(わたしムーヴ)」への登録(無料)が必要だ。測定を開始する際は、カフ(腕に巻くバンド部分)が適切な強さで巻けているかどうかをチェックして知らせる機能や、手首式血圧計で血圧を正しく計測できるように「測定姿勢ガイド」機能を搭載。測定時に血圧計が心臓の高さまで持ち上がると、青色のランプが点灯して自動で測定を開始するが、誤った姿勢だとオレンジ色のランプが点灯してユーザーに知らせる。2人分の血圧値と脈拍を日時とともに記録し、それぞれ最新の測定記録から10分以内に測定された記録(最大3回分)の平均値と、100回分の測定記録を本体で確認できる。また、「サイレント測定」を採用したことで、オフィスや外出先でも測定できるとしている。電源には単4形アルカリ乾電池×2本を使用し、電池寿命は約300回の測定。本体の液晶画面はバックライトを搭載。本体サイズはW89×D25×H61mm、重量は約100g(電池を含まず)。対象となる手首の太さは周囲13.5~21.5cm。同時に、バックライトを搭載せず、1人分のデータを記録する「HEM-6320T」も発表した。こちらの推定市場価格は12,800円前後(税別)。
2015年11月17日サンワダイレクトはこのほど、専用アプリを使用して日々の体重記録を自動でグラフ化できる体重計「Bluetooth 対応体重計(Android スマホ対応ヘルスメーター・Bluetooth 接続・自動グラフ化)400-HLS004」を発売した。同商品は、Androidスマートフォンでダウンロードできる専用アプリで、日々の体重記録を蓄積できるBluetooth内蔵の体重計。使い始めに接続設定を行えば、アプリを起動して体重計に乗るだけで、自動で体重が記録される。身長の入力で、BMIも表示させることができるという。最大6人までユーザー登録ができ、1つの端末で家族のデータの共有が可能とのこと。保存された日々の記録は、メールで転送したり、テキストデータ化したりして活用ができる。価格は7,389円(税別)で、通販サイト「サンワダイレクト」のみの販売となっている。
2015年11月11日サンワサプライは11月9日、Bluetooth機能を内蔵した体重計「400-HLS004」を発売した。直販価格は税込7,980円。400-HLS004は、Android端末用アプリ「Bt Android Scale」を使って、日々の体重を記録できる体重計。初回の接続設定を行ったあとは、アプリを起動して体重計に乗ると、自動で体重を記録する。ユーザーは6名まで登録可能。アプリではユーザーが記録したデータに基づき、体重変動の折れ線グラフを自動で作成する。体重のデータはテキスト化してメールで送信したり、WordやExcelのデータに変換したりできる。アプリの対応OSはAndroid 2.2以降。Bluetoothのバージョンは2.1+EDRで、対応プロファイルはSPP。測定単位は0.1kg。最大測定重量は150.9kg。電源は単4形乾電池×4本。本体サイズはW268×D257×H23mm。重量は930g。400-HLS004は、経済産業省が定めた「計量法」の承認を受けている。
2015年11月10日オムロンは11月6日、高精度な地震検知を実現した小型感震センサーを開発し、2016年1月より販売を開始すると発表した。同社によると、世界最小クラスの大きさになっているという。同センサーは、MEMS3軸加速度センサーと、独自のSI(Spectral Intensity:スペクトル強度)値演算アルゴリズムにより演算負荷を低減することで回路を小型化し、あわせて低消費電力動作を実現。機器組込みの際の設置の自由度を向上するとともに、電池での長時間駆動にも対応可能となっている。また、地震の揺れの大きさを表わす震度階級とも相関性の高いSI値を採用することで、震度5強相当以上の揺れを高精度に判定できるため、装置や設備の的確な停止を可能にする。このほかにも通信機能を搭載しているため、今後は感震センサーをネットワーク化し、地震による建物などの被害状況を把握することにより、地震発生後の復旧対策への活用が期待される。同社は2018年度までの販売目標を50万個としている。
2015年11月06日ドリテックはこのほど、「デジタル温湿度計」(品番: O-269)を発売した。同商品は、熱中症・インフルエンザの危険度の目安が顔の表示でわかるデジタル温湿度計。液晶画面では、表情、温度、湿度の順に繰り返し表示。遠くからでも表示がはっきりと見える大画面で、表情パターンも、笑顔、注意を促す顔、マスクをしている顔(インフルエンザ)、汗をかいている顔(熱中症)など危険度にあわせて変わる。便利なスタンド付きのため、立てて使用するほか、フック穴を利用すれば壁に掛けても使用できる。参考価格は1,780円(税別)。カラーはホワイト、ピンク。測定間隔は約10秒。表示温度範囲は-9~50.0度、表示湿度範囲は10~99%。
2015年11月06日オムロンは11月5日、サーバーに組み込むだけで、膨大な画像データの中から最適な顔写真を検索することができる、企業向けソフトウェア「OKAO Vision画像検索ライブラリ」を11月6日より発売すると発表した。同製品は、顔の向き、顔のサイズ、顔の位置、人数、個人認証、視線、目の開閉、表情、年齢、性別、撮影日、撮影場所の12種類の検索項目を搭載、たとえば「子供の笑顔の写真」など、特定の画像を検索できるという。また、「カメラ目線」や「目をつぶっている」などの画像を判別し、自動的にベストな画像を抽出する「ベスト画像抽出機能」や、期間を指定することでアルバムに最適な画像を抽出できる「アルバム用画像選択機能」も搭載している。たとえば、あの時撮った“あの写真”を今すぐ見たい!見せたい!というニーズに対応。例えば「家族全員で撮った写真」や「子供の笑顔の写真」など、さまざまな条件で画像を探し出すことが可能だという。同社ではこれにより、フォトブックや画像共有クラウドサービスなどを手掛ける企業各社では、「フォトブックを作成する際に簡単に画像を選択したい」、「画像検索サイトで簡単に最適な画像を表示したい」、「フォトフレームに良い画像を表示したい」といったユーザーニーズに応えるサービスの提供を容易に行うことが可能となるとしている。
2015年11月05日オムロン ヘルスケアは11月5日、米Vital Connectのウェアラブル生体センサ「ヘルスパッチ MD」の販売を11月20日より研究機関向けに開始すると発表した。ヘルスパッチMDは、胸部に貼り付けて使用するワイヤレス心電送信機で、心電図や心拍数などの生体情報を測定することができる。測定は、センサモジュールを使い捨てタイプのパッチに挿入し、胸部に貼り付けて行う。パッチには粘着剤の異なる「Active」と「Gentle」の2種類があり、使用者の状態や活動状態に応じた使い分けが可能。バッテリーは最大で連続96時間使用でき、重さは約11gとなっている。測定データはBluetooth通信によってスマートフォンなどに送信し、専用のソフトウェアで確認することができる。同社によれば、将来的には心疾患の早期発見や退院後の患者の容態確認などに活用可能なソフトウェアの開発を検討しているという。ヘルスパッチ MDの価格はオープンで、想定市場価格はセンサモジュールが7万円(税別)前後、パッチ(5枚入り)が6万円(税別)前後となっている。
2015年11月05日電通の海外本社となる電通イージス・ネットワークはこのたび、新たに「MKTG」のグローバルネットワークを組成することを発表した。同社はこれまで、メディアエージェンシーとなる「Carat」と「Dentsu media」「Vizeum」、クリエーティブエージェンシー「Dentsu-branded agencies」「mcgarrybowen」、デジタルエージェンシー「iProspect」「Isobar」、OOH領域専門(屋外・交通広告)のエージェンシー「Posterscope」の計8のグローバルネットワーク・ブランドを軸に事業を展開してきた。このたび新たに加わった「MKTG」は、消費者のブランド体験や経験価値にフォーカスしたアクティベーション領域に強みを持つ総合マーケティング企業。多くの有名企業を顧客として抱え、年間約7万件におよぶアクティベーション・イベントの実施支援を行っている。今後、同社のグローバルなブランド化に向け、12カ月以内にグループ内企業の再編を実施。具体的には、MKTGと同様のサービスを提供する「psLIVE」の欧州とアジア太平洋地域に展開するすべての拠点、および南アフリカに展開する「Crimson Room」とオーストラリア/ニュージーランドに展開する「Apollo Nation」、ならびに米国でスポーツやエンターテインメント領域の事業を展開する「Team Epic」のすべてのグループ内企業をMKTGのネットワークに組み込む。これにより同社は、14カ国に約1,000名のフルタイム従業員を抱えるグローバルネットワークとなり、スポーツ/エンターテインメント/アクティベーション/スポンサーシップ/ホスピタリティー/戦略策定/市場調査/効果測定/デジタルクリエーティブ/コンテンツ/デザイン/リテールマーケティングなどのサービスを統合的かつフルに提供できるようになる。また、企業や商品・サービスのブランドが消費者の日常生活において重要なポジションを占める存在になることを支援する「ライフスタイル・マーケティング」において、同社をこれまで以上に進化させることで、ライフスタイル・マーケティングをグループのサービスの柱の一つとして強化・拡充していく。
2015年10月22日宇宙航空研究開発機構(JAXA)は10月20日、X線天文衛星「すざく」によるおとめ座銀河団の広域観測から、銀河団の内側から外縁部にわたって元素組成が一定であり、それが太陽系周辺の組成とほぼ同じであることがわかったと発表した。「すざく」は2005年7月に打ち上げられた観測衛星で、2015年8月に科学観測を終えた。同成果はJAXAのオーロラ・シミオネスク 研究員らによるもので、10月1日付の米天文物理学専門誌「The Astrophysical Letters」に掲載された。宇宙に存在するリチウムよりも重い元素は超新星爆発などによって放出されたと考えられている。超新星爆発には重い星を起源とするII型と軽い星を起源とするIa型があり、酸素やマグネシウムなどの軽い元素は前者から、鉄やニッケルなどの重い元素は後者によって宇宙空間に放出されたとされる。II型とIa型で宇宙空間へ放出された元素は星間物質と混ざり合い、次の世代の星に取り込まれるため、星や星間空間における軽い元素と重い元素の比率を調べることで、どの超新星爆発がどの程度発生したかを調べることができる。超新星爆発で放出された元素のほとんどは高温のガスとして銀河と銀河の間に存在しており、この高温ガスをX線で調べることで宇宙の平均的な元素組成を知ることができる。これまで、ペルセウス座銀河団では鉄の元素量が中心部から外側までほぼ同じであることが知られていたが、他の元素についてはわかっていなかった。今回の研究では、太陽系から最も近い銀河団であるおとめ座銀河団を2週間にわたり観測したデータを用い、さしわたし約1000万光年の領域における元素の量を調査した結果、鉄のほか、マグネシウム、ケイ素、硫黄の元素量が中心部から外側までほぼ均一であり、太陽系周辺の組成とほぼ同じであることがわかった。シミオネスク研究員によれば宇宙のほとんどの部分で同様だと考えられるという。「すざく」は観測を終えてしまったが、検出能力を強化したX線観測衛星「Astro-H」が2015年度中に打ち上げられる予定で、同衛星を用いた観測によって「すざく」では検出することができなかった元素についても調べることで、今回の研究成果をベースとした新たな知見の獲得につながることが期待される。
2015年10月21日オムロン ヘルスケアは10月20日、音波式電動歯ブラシ「メディクリーン HT-B312」を発表した。発売は11月9日。価格はオープンで、推定市場価格は税別9,980円前後だ。HT-B312はメディクリーンシリーズの新モデル。歯と歯のすき間や凹凸部の汚れを落とす「タテ振動」と、歯と歯ぐきの境目や歯周ポケットの汚れをかき出す「ヨコ振動」を組み合わせた「タテ・ヨコ振動」によって、手磨きでは落としにくい部分の歯垢も除去する。毎分約25,500回振動する「クリーンモード」、毎分約13,000~33,000回振動する「歯ぐきケアモード」、毎分33,000回振動する「ポイントケアモード」の3モードを搭載。また、替えブラシとして、歯垢を除去する「トリプルクリアブラシ」、2種類の微細毛で歯周ポケットなどへアプローチする「極細マイルドブラシ」、奥歯などへ届きやすい「すき間みがきブラシ」、歯の表面に付着したステインを除去する「極細スパイラルブラシ」の4本が付属し、目的に応じて使い分けられる。ブラシ含むサイズはW21×D21×H230mm、重量は約64g。約10時間でフル充電され、7日間連続して使用可能だ(1日2回、各回2分で使用した場合)。カラーはブラックとシルバー。オムロン ヘルスケアは同日、ポイントケアモードを省略した「HT-B311」、クリーンモードのみ搭載する「HT-B308」も発表した。推定市場価格はHT-B311が7,980円前後、HT-B308が5,980円前後だ(いずれも税別)。
2015年10月20日オムロン ヘルスケアは10月19日、「オムロン シートマッサージャ HM-330」(以下、HM-330)と「オムロン エアマッサージャ HM-260」(以下、HM-260)を発表した。両製品ともに11月20日発売。価格はオープンで、推定市場価格はいずれも税別19,800円前後だ。○オムロン シートマッサージャ HM-330HM-330は、ソファーやイスに設置可能なシートタイプのマッサージャー。左右のもみ玉にはヒーターを内蔵しており、50℃以下でじんわりと温めながら腰や背中をマッサージできる。もみ方は「同時もみと交互もみ繰り返し」「同時もみ」「交互もみ」の3モードから選択可能だ。マッサージの速さは、もみ玉が毎分約32回転する「遅」と、毎分約38回転する「速」の2段階で切り替えられる。サイズは約W430×D130×H610mm、重量は約4.5kg(ACアダプタ含まず)。カラーはディープブラウンとワインレッドの2色。カバーは取り外して洗濯もできる。○オムロン エアマッサージャ HM-260HM-260は、ふくらはぎから足先まで包み込んで、エアーバッグによって加圧するブーツタイプのマッサージャー。足首、ふくらはぎ、足先の順に加圧して足全体をマッサージする「もみほぐし」のほか、足先、足首、ふくらはぎの順で加圧する「しぼりあげ」、足首からふくらはぎを加圧し、ふくらはぎ中心にマッサージする「もみほぐし(ふくらはぎ)」の3モードを切り替え可能だ。マッサージの強さは弱/中/強の3段階から選べる。また、足裏部分にはヒーターを内蔵しており、足先を温めながらのマッサージもできる。サイズは約W610×D60×H550mm、重量は約1.7kg(アダプター含まず)。カラーはディープブラウンとワインレッドで、カバーを取り外して洗濯可能だ。また、突起部分を持つ「足専用アタッチメント」も付属する。
2015年10月19日オムロン ヘルスケアは9月17日、パーソナル保湿機「HSH-101」を発表した。発売は10月19日。睡眠中の顔まわりを保湿し、起きた時ののどや鼻、肌の乾燥を抑制することを主な目的として開発した。価格はオープンで、推定市場価格は税別32,800円前後だ。また、「保湿とねむりの関係」をテーマとしたメディアセミナーも開催。オムロン ヘルスケアの睡眠改善インストラクターである西口恵氏が新製品について説明したほか、睡眠の質を向上させるためのヒントなども紹介した。○パーソナル保湿機の新モデルパーソナル保湿機とは、三菱電機とオムロン ヘルスケアが共同で企画・開発し、2014年10月に発表された製品。今回はその第2世代として「HSH-101」が発表された。上下2段の吹き出し口から、それぞれ常温風と約45℃の低温スチームを送り出す独自のスチーム搬送技術を引き続き搭載する。顔まわりを集中的に保湿するため効率がよく、また部屋全体を加湿しないため窓が結露しにくい。HSH-101は保湿が必要になったら知らせてくれる「保湿ナビ」機能を新たに採用。これは本体に内蔵した温度・湿度センサーが部屋をモニタリングし、肌やのどにうるおいが必要な環境になると、サボテンマークの「保湿ナビランプ」が光るというものだ。電源オフの状態であっても、コンセントに電源プラグを挿しておけば自動でモニタリングしてくれる。運転音は従来と同様、約27dB(目安として、人のささやき声が約30dBとされる)。間欠運転によって発生するオン・オフ切り替えの音が眠りを妨げるというユーザーの声を受けて、オン・オフの切り替えをなめらかに行うよう改良した。さらに、従来は30分間隔だったが、HSH-101では60分間隔で間欠運転を行う。サイズはW150×D328×H277mm、重量は2.9kg。タンク容量は1Lで、最大スチーム発生量は1時間に210mlとなっている。カラーはホワイト、ピンク、グレージュ。ピンクとグレージュは数量限定で、グレージュはオムロン ヘルスケアの限定カラーだ。なお、三菱電機もブラッシュアップした第2世代のパーソナル保湿機を発売。基本的な仕様は同じで、カラーや販路が異なる。オムロン ヘルスケアは主にコンシューマー向けとなり、家電量販店やオンラインショップなどで販売するが、三菱電機は主に業務用として取り扱う。○睡眠に求めるのは「疲労回復」「保湿とねむりの関係」と題したセミナーでは、オムロン ヘルスケアの睡眠改善インストラクターである西口恵氏が、睡眠にまつわる基本的な知識から、保湿が睡眠に与える影響まで説明した。日本人の睡眠時間は世界的に見て短いというデータがあるが、西口氏によれば、睡眠不足は集中力の低下やストレス、肌荒れ、はては肥満や高血圧など生活習慣病にもつながりうるという。オムロン ヘルスケアが20代~60代の男女を対象に行った調査では、睡眠に関する不満・悩みが改善されることで「疲労回復」を期待すると回答した人が最も多かった。西口氏は「肌荒れが改善するとか仕事の効率がアップするとか、そういった回答が多いのでは、と思っていたが、疲労回復を期待している人が突出して多くて意外」とコメント。もちろん睡眠には、その日の疲れを回復するという役割もある。疲れを回復したり肌や髪を修復したりする成長ホルモンが分泌される寝つき後3時間が、前日の疲れをとるためには特に重要だといえよう。快適な環境を整えることも、質の高い睡眠には必要となる。快適な環境を作るために「湿度」に着目して開発されたのがパーソナル保湿機だ。三菱電機の調べでは、パーソナル保湿機を使用したことで、鼻・のどのうるおいを感じた人は約7割。また、オムロン ヘルスケアの睡眠計を用いてモニター調査をしたところ、パーソナル保湿機使用時と非使用時で約8割の人に変化があらわれたという。
2015年09月17日オムロンは9月16日、産業用ロボットメーカーの米アデプト テクノロジー(アデプト)を約2億100万ドルで買収すると発表した。公開買付けは9月23日(米国時間)に開始し、10月22日(米国時間)に終了する予定。アデプトはロボット制御する技術やビジョンセンサー技術に強みを持つ。特に、ロボット制御技術では、高速性となめらかな軌跡制御を両立させる技術を保有しており、繰り返し精度において業界最速クラスの性能を実現している。オムロンは自社の制御機器とオートメーション技術にアデプトのロボット技術を取り込むことで、自動車、デジタルデバイス、食品飲料などの産業に向けた「新しいオートメーションの創造」を推進し、産業の抱える課題に応えるためのソリューションを、メンテナンスやサポートと共に提供するとしている。
2015年09月16日「朝起きたときに体重を計ってみると前日よりも減っていた」という経験をしたことはありませんか?寝ていただけなのになぜ減るのだろうと疑問に思われる方も多いでしょう。実は睡眠と体重には密接な関係があるのです。寝ている間もカロリーを消費している!意外とご存じない方も多いのですが、人間は寝ている間もしっかりカロリーを消費しています。それは、睡眠中でも体の機能の一部が活動し続けているから。例えば、夢を見ることからもわかるように、寝ている間も脳は活発に動きますし、細胞の再生や成長も行われます。こういった体内活動によって消費されるカロリーが、そのまま体重の減りに繋がるのです。個人差はありますがきちんと眠れば、ひと晩で大体300キロカロリー消費されるそうですよ。また、質のよい睡眠を十分な時間とっていると基礎代謝が高まるため、脂肪を燃焼しやすい体づくりにも繋がります。質のよい睡眠をとることはひとつのダイエット方法と呼べるかもしれませんね。レム睡眠とノンレム睡眠について睡眠中もカロリーが消費されることは分かりましたが、体重を減らしたいからといって、ただひたすら寝ていればよいというわけではありません。前述したとおり、脂肪を燃焼しやすい体づくりを行うためには、質のよい睡眠をとらなければならないのです。睡眠にはレム睡眠とノンレム睡眠があり、レム睡眠は体だけが休んでいる状態、ノンレム睡眠は体も脳も休んでいる状態です。レム睡眠は約90分の周期で定期的に訪れるとされ、朝の目覚めが近づくにつれてその時間は増加していきます。この周期が乱れることなく、朝起きたときに疲れがしっかりとれていれば、質のよい睡眠をとれていると考えることができるでしょう。反対に、疲れがまったくとれていなかったり、夜中に目覚めてしまったりする方は、質の悪い睡眠をとっている可能性が高いと思われます。起きたとき体重が減っていない方は要注意!さらに、朝起きたときに前日と体重がまったく変わっていない、という日が続くようでしたら、睡眠の質があまり良くない可能性があります。質の悪い睡眠になっている原因のひとつには、「明るい部屋での睡眠」が考えられます。人間は睡眠の際、体内でメラトニンという眠りを誘うホルモンを分泌します。しかし、メラトニンは明るい光の下では分泌が抑制されてしまうため、熟睡を妨げてしまうことがあるのです。心当たりのある方は、電気を消して寝るようにしてみてください。もちろん、規則正しい生活や適度な運動も質のよい睡眠を得るためには効果的です。今回紹介した内容を参考に、睡眠を改善して、快眠と同時に痩せやすい体を目指してみてはいかがでしょうか。photo by pixabay
2015年09月09日はごろもフーズはこのほど、「おだしぞうすい」「減塩おだしぞうすい」シリーズ計6品を発売した○ごはんと卵ですぐできる「おだしぞうすい」「減塩おだしぞうすい」発売同商品は、ごはんと卵で手軽に作れるぞうすいの素。さけ、かに風味、ゆずこしょう風味があり、電子レンジや鍋で煮込むだけで簡単にぞうすいが作れる。「おだしぞうすい」は、かつおと昆布のおだしを効かせ、風味豊かに仕上げた。さけ、かに風味は、従来品「だしぞうすい」の名称・デザインなどをリニューアルした商品となる。参考小売価格は各130円(税別)。「減塩おだしぞうすい」は、いりこ、かつお、昆布のおだしを効かせ、やさしい味に仕上げた。「おだしぞうすい」に対し30%減塩しており、塩分控えめとなっている。参考小売価格は各130円(税別)。
2015年08月30日○ユーザー主導の多様なアプリ開発に期待オムロンは9月11日から、ネットワークカメラ「家族目線」(HVC-C2W)を発売する。税込価格は29,800円。同時に赤ちゃんとペットの見守り用アプリ(スマートフォン/タブレット用)を提供。さらにAPIを公開することで、ユーザー視点に立った多種多様なアプリコミュニティの成長を目指す。8月25日の発表会では、オムロンのアプリケーションオリエンティド事業部 事業推進部長 細川速美氏が事業戦略上の位置づけを述べた。もともとオムロンはB2Bの会社ではあるが、IoT時代における各種センサーデバイスで最もデータ量が多いものとして、画像(センサー)があると切り出す。とはいっても、画像センサーのデータを一般の人が取り扱うのは難しい。これを誰でも使えるデバイスにするのが、センサーメーカーとしての使命であると、家族目線の開発経緯を紹介した。B2Bにおいても画像センサーに対する要求項目は多く、これらすべてに対応するのは難しい。そこでAPIを公開することによって、多くのアプリケーション開発者に開発をゆだねるオープンイノベーションの手法を取り入れることにした。APIとは「Application Programming Interface」の略で、製品の仕様を外部に公開することで、その製品を活用する幅を広げるものだ。例えば、GoogleカレンダーはAPIを公開しており、様々なアプリやWebサイトから、Googleカレンダー(および機能)を利用できるようになっている。オムロンには、20年近く積み上げてきた顔情報センシング技術「OKAO Vision」があり、5億ライセンス以上の出荷実績を持つ。そこから11種類の機能を、今回の家族目線に組み込んだ。これによって、多種多様なアプリケーション開発が可能になるという。すでにパイロットモデルを半年前に作成し、ハッカソンやアイディアソンに30回提供してきた。開発者向けのコミュニティ「Sensing Egg Project」もスタートさせ、WebやFacebookで情報発信することで開発者が集まれる場を提供している。結果、80件近いプロトアプリが創出されたことで、事業としての手ごたえを感じたという。今回の家族目線はコンシューマー向けに出荷する一方、企業向けとしても客層分析や人数カウントとしての利用も期待できるとした。○赤ちゃんやペットを見守るデモンストレーション細川氏に続いて、新製品「HVC-C2W」の概要を、オムロン アプリケーションオリエンティド事業部 事業推進部 HS企画課長の寺川氏が紹介した。HVC-C2Wは、Wi-Fiでインターネット接続できるところに設置し、クラウドを通じてアクセスするネットワークカメラ。複数のスマートフォンやタブレット、パソコンから接続可能だ。カメラそのものは1,280×720ドットの解像度を持ち、OKAO Visionのセンシング機能(11種類)に加えて、動体検出と音声検出機能を加えた計13種類のセンシング手法が使える。これらセンシング手法を用いて、ユーザーにプッシュ配信で状況を知らせたり、静止画記録を行う。製品のデモでは、11日から配信を予定している「家族目線 赤ちゃん」アプリを使用し(Android版。iOS版は9月下旬公開予定)、赤ちゃんが笑顔になった際に通知・撮影を行う動作を披露。また、赤ちゃんが本格的に泣く前の"グズり"を検知して通知することで、洗濯ものや料理で目を離したときにも対処できることをアピールした。カメラには赤外線投影機能もあるので、夜間の見守りも行えるという。同時に「家族目線 ペット」アプリも配信を予定している。部屋にいるペットの動体検知によって、ペットの「お気に入りの場所」を知ったり、逆に危険地帯に入ったりしたことを通知できる。さらに、正面を向いた自動撮影にも対応するそうだ(アプリはAndroid版が先行して公開され、iOS版は9月下旬を予定)。もうひとつ、子どもの帰宅や祖父母の無事を確認する「家族目線 おるすばん(仮称)」も提供予定(Android版9月下旬、iOS版10月)だ。
2015年08月25日オムロンは7月30日、米モーション制御機器メーカー・デルタ タウ データ システムズ(DT)を買収すると発表した。なお、株式の取得は9月初旬に完了する見込み。DTは、モーション制御に特化したコントローラーの専業メーカー。高水準のモーション制御を可能とするコントローラー「PMAC」を開発、製造・販売しており、米韓を中心とする半導体・液晶ディスプレイ製造装置や、工作機、包装機メーカーに提供している。オムロンは「製造装置を駆動させるモーション制御分野における技術開発力とエンジニアリング力の強化を図るとともに、両社の製品・技術を組み合わせた最適なモーション制御ソリューションを、両社の販売網を通じてグローバルに提供していきます。」とコメントしている。
2015年07月31日ドリテックは7月24日、本体先端を味噌汁などに入れることで塩分濃度を計測できる「デジタル塩分計 EN-901」(以下、EN-901)を発表した。発売は7月下旬。価格はオープンで、推定市場価格は税別3,480円前後だ。EN-901の電源ボタンを押しながら、スープや味噌汁に本体先端を5秒入れると塩分濃度の測定が完了する。結果は0.1%単位で表示。6段階の濃度レベル、「うすい」「ふつう」「こい」の3段階の味付け判定を表示する機能も持つ。サイズは約W27×D14×H190mm、電池含む重量は約27g。測定方法は電導度測定方式で、測定範囲は0.3%から1.5%。電源にはボタン形リチウム電池(CR2032)×1個を使用する。測定できる対象の温度は0~90℃まで。測定精度は5~45℃の場合で±0.2%、それ以外の温度の場合で±0.4%。検針部の耐熱温度は100℃まで。
2015年07月25日パイオニアは7月21日、体を傷つけることなく、動きながら血流量の測定が可能なウェアラブルタイプの「研究用レーザ血流計」を発売した。同製品は、小型血流センサー素子を内蔵したプローブを、手・脚などに接触させることで血流量の測定ができる。プローブ先端にはクリップが付いており、測定部位に挟み込むことで、指や耳たぶなど突起した部位での測定を容易に行うことが可能。小型なため、持ち運びができ、Bluetoothでのワイヤレス接続またはUSB接続によりデータをPCなどへ転送することができる。また、ケーブルをファイバレスにすることで、測定結果のデータノイズを低減し、動きながらでも安定した血流量計測が可能となっている。計測には本体と専用プローブが必要となり、いずれもオープン価格となっている。なお、同製品は研究用であるため、医療機器として臨床で使用することはできない。
2015年07月21日コレガは、リストバンドタイプの活動量計「CG-HCPM01B」と装着タイプの活動量計「CG-HCPM02B」を7月上旬より発売する。どちらもスマートフォンやタブレットとの連携して、記録を管理することができる。価格は「CG-HCPM01B」が税込み8,100円、「CG-HCPM02B」が税込み4,428円。「CG-HCPM01B」は、リストバンドタイプの活動量計。歩数、距離、消費カロリーの計測、睡眠モニター、紫外線アラート、時計、バイブレーション目覚まし、着信バイブ通知機能を搭載している。専用アプリ「i-gotU Life」を利用することで、スマートフォンにデータを取り込むことができる。サイズは、センサーコアが幅約16.5mm×高さ約46.5mm×厚さ約8.6mm。バンドの長さは約255mm。重量は約13.5g。Bluetooth 4.0に対応。アプリの対応OSはAndroid 4.3以降、iOS 7.0以降。「CG-HCPM02B」は、シャツやパンツ、シューズに取り付けることができる装着タイプの活動量計。歩数や距離、消費カロリーに加え、ジャンプの回数、高さを計測できる。計測データをスマートフォンと同期する「リアルタイムモード」と本体に計測データを保存する「オフラインモード」を搭載している。こちらも、専用アプリ「i-gotU Sprots」を利用することで、スマートフォン上でデータの管理が行える。サイズ/重量は、幅約35mm×高さ約25mm×厚さ約7.6mm/約7g。Bluetooth 4.0に対応。アプリの対応OSはAndroid 4.3以降、iOS 6.0以降。
2015年07月05日オムロンは6月30日、同社の無停電電源装置(UPS)用の仮想化サーバ冗長構成専用自動シャットダウン・ソフト 「PowerAct VHA」(PAVH)を発表した。価格は8万1,000円(税別)、発売は7月21日。同社は既に自動シャットダウン・ソフトとして「PowerAct Pro」を提供しているが、VMwareが提供するソリューションには対応できていなかったという。新製品は、VMwareのvSphereによるHigh Availability(HA)構成でのサーバの自動シャットダウンに対応する。同社調べでは、国内のサーバ出荷台数は約60万台/年であり、うちサーバの仮想化環境を構築する割合は約50%の30万台、さらに、冗長(HA)構成を行なう割合は50%、サーバ台数としては10万台という。同製品により、この市場で同社製UPSを利用可能になるとしている。同製品は1ライセンスのみで、接続しているサーバ/ストレージ/UPSなど物理デバイス数の制限無く利用可能とのこと。例えば図のような物理サーバ2台による冗長構成の場合でも、必要な同製品のライセンス数は1個とのこと。この他、UPSの電源冗長構成への対応、プラグインによりvCenter Serverのコンソール上にPAVHの画面を表示、ネットワーク上のUPS(SNMP/Webカード)のIPアドレスが不明な場合でも自動検出可能といった特徴を持つ。
2015年07月01日オムロン ヘルスケアは6月10日、夜間血圧の平均値は一見正常でも、睡眠時無呼吸症候群が発生した時の血圧が200mgHg以上に上昇するタイプの高血圧があることがわかったと発表した。同成果は同社と自治医科大学 循環器内科学部門の苅尾七臣 教授らの共同研究によるもので、6月12日にイタリア・ミラノにて開催される「第25回 欧州高血圧学会」のシンポジウムで発表される。血圧は朝は低く、日中に上昇し、睡眠中は落ち着くのが一般的だが、朝の血圧が高い「早朝高血圧」や夜間睡眠中も血圧が高い「夜間高血圧」の患者は脳卒中などの心血管病リスクが高いことが知られている。中でも夜間の血圧は病態や予後との関係が深いと考えられている。夜間高血圧の原因としては、睡眠時無呼吸症候群、心不全や腎不全などがある。特に、睡眠時無呼吸症候群は、降圧治療をしていても血圧がコントロールされない「治療抵抗性高血圧」の最も多い要因と考えられており、患者数は日本だけでも200~300万人と推定されている。両社は睡眠時無呼吸を検知した際に血圧測定を開始し、急激な血圧の上昇を検出する研究用試作機を開発し、その実証研究を2012年より実施してきた。その結果、睡眠時無呼吸の重症度や夜間血圧の平均値は同じでも睡眠時無呼吸に伴う血圧上昇の程度には個人差があること、さらに、夜間血圧の平均値は一見正常であっても、睡眠時無呼吸が発生した時の血圧には、高い人では200mmHg以上に上昇する危険なタイプの高血圧があることが判明した。また、睡眠時無呼吸に伴う血圧上昇は、就寝前の降圧治療によって上昇を効果的に抑えられることも確認したという。今後、同研究の症例取得を進め、睡眠時無呼吸に伴う睡眠時無呼吸に伴う血圧上昇と心血管病の発生リスクとの関連を研究していくほか、試作機を改良し、2015年度中の販売開始をめざして開発を進めていくとしている。
2015年06月10日●「筋質点数」という新指標を追加タニタは6月9日、「inner scan DUAL(インナースキャンデュアル)」ブランドから、筋肉組織の状態を評価する「筋質点数」を導入した家庭用体組成計「RD-501」「RD-902」「RD-903」を発表した。発売は7月1日。価格はオープンで、推定市場価格はRD-501が15,000円前後、RD-902が20,000円前後、RD-903が25,000円前後だ(いずれも税別)。RD-501とRD-902、RD-903は、細胞全体の情報を取り出す高い周波数と細胞外の情報を取り出す低い周波数の2つの電流を用いる「デュアル式」計測技術を採用した体組成計。デュアル式計測技術によって、新指標「筋質点数」の導入を実現した。筋質点数とは、筋線維の大きさ、脂肪や線維質といった結合組織の含有量など筋肉組織の状態を、電気的に評価できるようにしたというもの。筋質点数は加齢や運動習慣の有無によって変化する。これまでも計測可能だった筋肉量とあわせて筋質も把握することで、効率的に筋力の向上を目指せるという。RD-902とRD-903は、スマートフォンやタブレットなどとBluetooth 4.0で接続する機能も搭載。従来モデル「RD-900」「RD-901」はiOS端末にしか対応していなかったが、RD-902とRD-903でAndroid端末にも対応した。連携するスマートフォン用アプリは「タニタヘルスプラネット」「イケメン育成ダイエット - ふとしの部屋」「ランニング応援ゲーム ねんしょう!2+」「365日 腹筋アプリ SitApp」の4つ。それぞれのアプリでRD-902とRD-903の測定結果を記録、閲覧できる。アプリのインストールはいずれも無料だ。サイズと重量はRD-501がW310×D274×H33mm/1.3kg、RD-902がW328×D298×H31mm/2.1kg、RD-903がW328×D298×H32mm/2.1kg。体重はRD-501が50g単位で最大150kgまで、RD-902が100g単位で最大180kgまで、RD-903が50g単位で最大180kgまで測定可能だ。電源は単3形アルカリ乾電池×4本。カラーはRD-501がレッドとシルバー、RD-902とRD-903がレッドとホワイト、ブラック。次ページでは、タニタの代表取締役社長 谷田千里氏や、タレントの松村邦洋さん、モデルの西内ひろさんらが登場した発表会の様子をレポートする。●モチベーションアップもねらえる筋質点数タニタが同日に開催した製品発表会には、タニタ 代表取締役社長 谷田千里氏、タニタ 営業戦略本部 国際商品部 マネージャー 池田雅紀氏が登壇。そのほか、2010年にタニタ健康ダイエット大使に任命された松村邦洋さん、2015 タニタカバーモデルを務める西内ひろさんが登場した。○筋肉の質をはかるはじめに谷田氏が登壇し、今回発表されたデュアルタイプの体組成計を紹介した。新モデルに採用されているデュアル式とは、2つの周波数で計測し、細胞レベルの情報を分析するというもので、医療現場で培ってきた技術を応用している。2014年5月に発売された従来モデル「RD-900」「RD-901」ですでに搭載されていた技術だが、今回新たに「筋質点数」という指標を導入。谷田氏は、これまで「量」を基準としてきたが、筋肉の「質」も電気的に評価することで、日本を健康にしていきたいと意気込みを語った。続いて、池田氏が新製品の特徴について説明した。池田氏は、デュアル式を採用したことで、高精度な計測結果と筋質点数の導入という2つのメリットを得られたとする。特に、今回発表された新モデル「RD-501」と「RD-902」「RD-903」から追加された指標「筋質点数」について詳細に説明した。タニタは筋力が「筋肉量」と「筋質」に関係することに着目。筋肉量だけでなく、質も高めることで筋力アップが期待できると考え、「RD-501」「RD-902」「RD-903」を開発した。筋質点数とは、筋肉の状態を表す新しい指標となる。例えば、活動的なAさんと運動不足のBさんが同じ筋肉量の場合、筋線維が太くて密に存在しているAさんのほうが筋質点数が高く、筋線維が細くて少ないBさんのほうが筋質点数が低いという結果が出る。筋質点数は0~100点で表示、さらに「高い」「標準」「低い」の3段階で判定。性別と年齢によって、判定基準は異なる。池田氏は、筋肉量よりも変化が数値として現れやすい筋質点数を計測することで、筋トレなどのモチベーションが上がると話した。○ゲスト2人の筋質点数は?発表会に登場したゲストの松村邦洋さんと西内ひろさんは、自身の筋質点数を明らかにしたうえで、日頃行っている運動などについてトークセッションを行った。事前に計測したところ、松村さんの筋質点数は48点。これは40代男性の標準「49点」にあと一歩という点数だ。しかし、松村さんの筋肉量は40代男性の平均と比較すると多い。一方の西内さんの筋質点数はなんと92点。20代女性の標準は60~87点なので、高得点を達成しているといえる。西内さんの筋肉量は20代女性の平均レベル。すなわち、平均より筋肉量が多くても質が低い場合もあれば、筋肉量が少なくても質が高い場合もある。松村さんは「他の人にはもっと点数が悪いだろうと思われていたみたいだけど、筋トレに励んでこれからは標準以上に得点を上げていきたい」と筋質点数のアップに意欲的だ。すでに高得点を獲得している西内さんは、体型維持のコツとして「私はとにかく動き回っています。むしろ動いていないほうがストレスになるので」と語った。
2015年06月09日