忙しい年末を乗り切るためにオムロン ヘルスケア株式会社が立ち上げた「オムロン式美人」では、忙しい日々に加え、飲み過ぎや食べ過ぎになりがちな年末に向けて、疲労回復と胃腸の働きに効果のあるヨガポーズを掲載しました。「オムロン式美人」とは「オムロン式美人」は、仕事・結婚・出産といったライフスタイルに合わせ、常に美しくありたい女性を支援するプロジェクトです。更年期など身体の状況にも配慮しながら、日々の生活を充実させるためのコンテンツが満載です。初心者にもお勧め紹介しているヨガポーズは、下半身のストレッチと腸への刺激に効果が期待できます。比較的困難な後屈する動きがなく、初心者でも入りやすいポーズになっています。疲労回復のツボも刺激してくれますので、12月の忙しさの中で弱った身体を癒やしてあげましょう。(画像はプレスリリースより)【参考】※疲労回復&胃腸の働きを促すヨガポーズ※オムロン式美人 ホームページ
2017年12月23日アンファーは、ホルモンマネジメントに着目したヘルスケアブランド「Dou」全12商品を9月20日より発売開始しました。■アンファーのヘルスケアブランド「Dou」とは現代人のヘルスケアを手助けするブランド「Dou」は、ホルモンマネジメントを提案していきます。ホルモンマネジメントとは、ホルモンの状態をきちんと理解し、適切な時期に正しい対処を行うセルフメディケーション行為を意味します。自分や相手を気遣うきっかけになれたら、という願いのもとに、ブランド名を「調子はどう?」などと状態を確認する日本語表現から「Dou-ドウ-」と名づけました。男性には男性の、女性には女性の、それぞれ異なった医学的アプローチがあります。これは近年、その有効性で注目を集める性差医学の基本的な考え方で、その根底には身体の様々な機能を司る性ホルモンがあります。加齢、ストレス、生活習慣など、現代人には性ホルモンを減少させる因子が数多く存在し、特にその急激な減少は、身体機能・心理状態・性機能にダイレクトに影響を及ぼし、さまざまな不調や病気を連鎖的に引き起こす原因となります。実際にアンファーが独自で行った調査※1では、30~40代男女の約60%以上もの人が何らかの不調を感じていることがわかりました。一方で、その不調に対し、改善していきたいができていない、と答えた方が約60%もいました。そこで予防医学をタグラインに掲げるアンファーが提案するのは「セルフメディケーション」。病院に行くにはためらわれる「小さな不調」を根本から改善するためには、正しい知識に基づいた日々の生活改善が不可欠です。そうした日々の積み重ねで個々人の心身が健全化されたとき、生活習慣病の蔓延や国民医療費の増大といった、連鎖する健康課題解決の糸口になると考えています。ホルモンマネジメントにより、現代人の「今日」を変え、その先にある「ミライ」を変える。予防医学のアンファーは挑戦していきます。※1:アンファー調べn=400(2017年8月24日~2017年8月30日実施)■商品の一例30日分1日分【AS 10】商品名:Dou AS 10(サプリメント)内容量 :30日分/1日分価格 :1万800円(税込)/540円(税込)「AS 10」は、NASAとの共同開発技術を採用したサプリメントです。宇宙飛行士は宇宙という過酷な環境下地球上の約10倍もの活性酸素でダメージを受けており、その対策のためにつくられ、ビタミンEを始めとする10種の抗酸化成分を究極の理想型で配合。約12年前に研究がスタートし、約70の論文をもとにして、抗酸化処方を開発しました。特長1抗酸化マネジメントAS10処方ビタミンEを始め、レスベラトロール、アスタキサンチン、リコピン、ルテインなど10種類の成分を究極の理想型で配合しています。特長2高い体内利用効率Bio ReleaseTMNASAとの共同開発技術Bio ReleaseTMを用いて、配合成分の平均95%以上の溶出度を実現しています。特長3安全性と有効性の品質確保品質管理システム「Pharma-IQTM」は、サプリメントの安全性・有用性を確保するため、研究結果から得た最良の配合を実現するための厳格な基準を設けた独自のシステムです。30日分1日分【ジョホリッチ】商品名:Dou ジョホリッチ<清涼飲料水>内容量:10本分/1本(100ml)価格 :5000円(税込)/540円(税込)特長1女が冴えわたるピュアプラセンタ配合プラセンタを独自の製造方法で、より高純度に精製したピュアプラセンタ。女性の様々なバランスをサポートすると期待されています。特長2全24種の成分で活力チャージレスベラトロール、アスタキサンチン、リコピン、ルテインなどの厳選成分に加え、ビタミンE、亜鉛、ケルセチンなど全24種を配合しています。※テストフェンはゲンコア社の登録商標です。(お問い合わせ先)お客様相談窓口TEL 0120-722-002
2017年09月21日オムロン ヘルスケアが展開するプロジェクト「オムロン式美人」はこのほど、「生理についてのアンケート」の結果を明らかにした。同調査は5月23日~5月29日、働く女性890人を対象に情報サイトOZmallと共同でインターネットにて実施したもの。生理痛や生理時の体調不良はあるか尋ねたところ、46.0%が「毎月ある」、27.0%が「毎月ではないが時々ある」、17.0%が「たまにある」と回答した。「特にない」は10.0%で、90%の女性は生理痛や生理時の体調不良があることがわかった。生理で一番辛いとき、仕事はどのようにしているか聞くと、「休暇を取る」(9.0%)や「仕事量を減らすなどして調整する」(11.0%)は合わせると20.0%にとどまり、62%と過半数以上が「ガマンして通常通り働く」と答えている。生理が辛いときの症状はどの程度であるか尋ねると、48.2%が「腰痛・頭痛・眠気など体の症状が出るが仕事に支障はない」と回答した。しかし、約30%が「寝込むほどではないが、仕事に支障が出る」「寝込んでしまい、家から出られない」と答えている。生理休暇を取ったことがあるか尋ねたところ、80.0%が「取ったことがない」と答えた。「めったに取らない」は12.0%、「時々取る」は6.0%、「頻繁に取る」は2.0%だった。「そもそも生理休暇がない」「自分の代わりがいないため休むことができない」という声も寄せられている。自分や周囲も含めて生理休暇は取りやすい環境であるか聞くと、79.0%が「いいえ」と答えた。「生理休暇はあるが、上司が男性ばかりで理解がないし、恥ずかしくて取れない」という意見もあった。
2017年07月10日オムロン式美人で美ボディをオムロン式美人では、自宅でできるエクササイズを紹介している。夏に向けて体を絞りたいこの時期。しかしあまりお金はかけたくない、と言う人にはぴったりの内容となっている。さらに、オムロン式美人の関連サイト【Rhythm(リズム)】では、お腹やウエストに効果的な、体幹を使ったポーズや、全身を使ったねじりのポーズなどを紹介。今からコツコツ始めて、夏までにキュッとくびれたウエストを手に入れたい人。薄着の季節に、自信を持ってオシャレをしたい人などは、ぜひ今から始めてみてはいかがだろうか?ヨガポーズで夏までにウエスト引き締め【ウォーリア1~アドバンスバージョン】は、全身の筋肉を使ったポーズ。腹筋に負担をかけることで、お腹周りの気になる脂肪に効果的だ。【捻り三角のポーズ】は、少々難易度の高いポーズ。体幹を使ってバランスを取り、お腹周りを捻っていく。左右の足に均等に体重を乗せ、腹筋を上手く使ってバランスを取るのがポイントとなるポーズ。【ハイランジのねじりのポーズ】は、全身をまんべんなく鍛えられるポーズ。お腹周りの内臓に刺激を与えあることでデトックス機能を高め、脂肪燃焼を促していく。この他にも、片足でバランスを取るものや、背中や腰を鍛えるものなど、様々なポーズを紹介。お金も場所も取らずに行えるので、自宅で手軽に美しいボディラインを手に入れたい人には最適の内容となっている。オムロン式美人とはオムロン式美人は、結婚や出産など、女性のライフスタイルが時代と共に変化しつつあることや、価値観が多様化している現状、さらには月経や更年期など、女性ならではの体の変化をサポートすることを目的に立ち上げられた。「ちょうどいい」をコンセプトにし、女性の、いつまでも健康で美しくいたいと言う思いに寄り添ったプロジェクトである。女性が、自分に合わせて、無理のないペースで続けられるような商品やサービスを提供、開発を進めている。(画像はプレスリリースより)【参考】※オムロン式美人通信のプレスリリース※オムロン式美人ホームページ
2017年05月27日オムロン ヘルスケアはこのほど、「オムロン 体重体組成計 HBF-225カラダスキャン」を発売した。同商品は、過去の体組成データから、のるだけで誰がのったかを推定する自動認識機能を搭載した体重体組成計。本体にのると自動的に電源が入り測定が開始される。電源ボタンを押すことなく、スピーディーに測定できるという。カラーは、ピンク、ブルー、イエローの蛍光カラー3色を採用した。厚さ28mmの薄型設計で、大きさはA4サイズであるため、コンパクトに収納できるとのこと。
2017年01月23日アプリと連携でダイエットがはかどるオムロン ヘルスケア株式会社は1月20日、専用アプリで測定データを管理することができる『オムロン 体重体組成計 HBF-255Tカラダスキャン』を発売する。Bluetooth通信機能を搭載した体重体組成計で、iPhoneおよびAndroid専用アプリ「オムロン コネクト」を通じてデータを管理・確認することができるというもの。ほかの健康管理アプリとデータ連携することもできるため、現在使用している他社のダイエットアプリで測定データを使用することも可能だ。この便利さ、乗ればわかる本体には自動認識機能が搭載されており、乗るだけで過去の測定値を元に「誰が乗っているか」を判断。本体に乗ると自動で電源が入るため電源ボタン押す必要さえ無く、約4秒という短い時間で体組成を測定してくれる。これこそ、ズボラ系ダイエッターが待ち望んでいた体重体組成計ではないだろうか。体重は50g単位で測定されるほか、体脂肪率などの測定結果は前回の測定値と同時に表示されるため、体の細かい変化にも気付きやすい。これもダイエットのモチベーションアップにつながるだろう。カラーバリエーションはホワイト、ブラック、レッドの3色。透明感のあるフラットなデザインは、部屋や洗面所にもおしゃれに馴染みそうだ。(画像はプレスリリースより)【参考】※オムロン ヘルスケア株式会社プレスリリース
2017年01月14日オムロン ヘルスケアはこのほど、ウェブサイト「オムロン式美人 温活部サイト」にて、栄養コンサルタントであるエリカ・アンギャルさん監修による、女性特有の不調に対処する生活習慣プログラムを公開した。生活習慣プログラム「エリカ・メソッド ―2か月でわたしを変える27の生活習慣 ―」は、むくみ、PMS、疲れなど、女性特有の不調に悩まされている人に向けて提案するもの。カテゴリは食事・睡眠・運動・メンタルの4つに分かれており、それぞれのカテゴリごとに「朝食は食べましたか? 」「20分以上ウォーキングをしましたか? 」など、全27箇条からなる生活習慣を提案。これらを少しずつ毎日実践することで、体調を整えていくことができるという。プログラム公開を記念して、エリカ・メソッドを実践し、その様子をInstagramにアップする期間限定のInstagramキャンペーンも開始した。プログラム参加者が実践する様子を共有することで、励ましあいながらモチベーションを高め、楽しみながら継続できるようにすることを目的としている。また、エリカ・アンギャルさんの「エリカ・メソッド」講義イベントに、参加者の中から抽選で30名(東京会場)を招待する。実施期間は10月26日から2カ月間。同キャンペーンには、エリカ・メソッドスペシャルアンバサダー2名も参加。「エリカ・メソッド」を実践して、キャンペーンを盛り上げる。
2016年11月01日ウェルネス・ヘルスケアアイテム専門の【FiNCモール】オープン化!株式会社FiNCはウェルネス・ヘルスケアアイテムを専門とするECサイト【FiNCモール】を9月26日にオープン化する。同社はモバイルヘルステクノロジーベンチャー企業で、いままでFiNCサービスを利用していた人限定で提供していた【FiNCモール】は、今後だれでも利用できるようになる。またオープン化記念として、初めて購入する場合のみ500円割り引き、またサプリメントやプロテインなど同社が選び抜いたアイテムをスペシャル価格で提供する。ECサイト【FiNCモール】で扱われる商品と特色は?【FiNCモール】で取り扱われるアイテムには、例えばサプリメントやウェアラブル、美容に関連するアイテム、さらにスポーツウェアなど300点ほどになる。またプロが選び抜いたウェルネス・ヘルスケアアイテムを提供し、サイトを利用する人が興味を抱く商品を手頃な価格で用意している。さらにアイテム購入者には「FiNCアプリ」を提供して、同アプリを利用する人は生活習慣の改善に役立つ助言なども受けられる。(画像はプレスリリースより)【参考】※株式会社FiNC プレスリリース
2016年09月29日ソフトバンクは7日、SoftBankのスマートフォンユーザー向けにヘルスケアサービス「パーソナルカラダサポート」を11日より提供すると発表した。利用料金は月額税別(以下同)100円。「パーソナルカラダサポート」は、ユーザーの生活習慣アンケートの結果や体重、歩数などのライフログ、肥満遺伝子検査といったパーソナルデータをもとに、ひとりひとりに合わせた生活習慣改善メニューを提供するヘルスケアサービス。メニューはアプリから確認できるほか、専用ECサイト「ヘルスケアモール」において専門家から食事指導も受けられる。利用料金は月額100円だが、4月11日から10月31日までの間に加入すると無料で利用できる「ずっと0円キャンペーン」を実施する。加えて、「ヘルスケアモール」の肥満遺伝子検査が3,480円(通常4,980円)で受けられる「遺伝子検査特価キャンペーン」も展開。また、肥満遺伝子検査を受けるユーザー全員に同サイトで利用できる3,480円分のクーポンをプレゼントする。期間は4月11日から6月30日まで。
2016年04月07日●「dヘルスケアパック」とはNTTドコモは3月31日、健康をサポートするサービス「dヘルスケアパック」を発表した。今春新たに開始する「歩いておトク」を含む、健康に関する4つのサービス全12種類のアプリが月額500円(税別、以下同)で利用できる。提供開始は4月19日を予定している。そこで本稿では、同日開催された記者説明会の模様を振り返りつつ、新サービス歩いておトクが訴求したいポイントについても考えてみたい。○「dヘルスケアパック」について説明会にはNTTドコモ ライフサポートビジネス推進部長の村上享司氏が登壇した。かねてから健康増進に向けたサービスの提供に意欲を見せている同社。ここ数年はNTTドコモとオムロンヘルスケアによる合弁会社「ドコモ・ヘルスケア」を通じて、サービスの展開を加速させている。村上氏によれば、歩数や睡眠などの生活データを管理できる「からだの時計 WM」、女性ならではの体調変化を管理できる「カラダのキモチ」、ランニングなどのトレーニングをサポートする「Runtastic for docomo」の現行3サービスにおける契約者数は、2016年3月時点で200万件を超えたという。同日発表された「dヘルスケアパック」では、上記3サービスに加えて今春新たに開始する「歩いておトク」が利用可能。これら4サービスを別々に契約すれば月額1,250円になるところだが、ワンパックにして月額500円で提供する。歩いておトクはドコモ・ヘルスケアがDeNAライフサイエンスと共同で開発したサービスで、”歩くだけでdポイントを貯められる”のが特徴だ(詳細は後述を参照)。健康に対する意識や身体の状態は人それぞれ。そこでドコモでは、カラダのキモチ、からだの時計を健康に関心のある層に、Runtastic for docomoをさらに運動したい上級者に向けて提供し、歩いておトクは健康に興味を持ち始めたばかりの入門者をターゲットに位置付けている。村上氏は、歩いておトクを提供する意義について「ハードルが高いものは始めにくい。そこで取っ付きやすいサービスが有効になると判断した」と解説している。●「歩いておトク」とは○歩くだけでdポイントが貯まる「歩いておトク」続いて登壇したドコモ・ヘルスケア 代表取締役社長の和泉正幸氏は、歩いておトクについて解説した。同サービスは日常生活における歩数をスマートフォンで計測、それに応じたdポイントが付与されるというもの。歩数から距離を換算し、世界中の観光地を巡った気分が味わえる”バーチャルツアー”も用意。名所の写真や観光スポット情報も適宜閲覧できる仕掛けで、楽しみながらウォーキングが継続できる。会場ではデモが行われた。歩けばdポイントが貯まる、という発想はとてもユニークだが、実際はどの程度歩けばどのくらい貯まるのだろうか。和泉氏によれば、1日7,000歩以上歩くと1カ月で500ポイント前後が貯まる設計だという。歩いておトクは単体で月額300円、dヘルスケアパックを契約しても月額500円なので、日常的によく歩く人なら元が取れる計算になる。さらに、ドコモ・ヘルスケアが3月25日に発売を開始したばかりの「ムーヴバンド3」と連携すればポイントの増額も期待できるとのことだった。●将来はキャリアフリーに○将来はキャリアフリーにしたい記者説明会の最後に、質疑応答の時間がもうけられ村上氏、和泉氏が記者団の質問に回答した。ターゲット層について、和泉氏は「難しいところ。シニアの方は健康意識が高い。そこで若い世代の方々、若いからまだ身体に無理がきくと思っている30~40代の方がターゲットになり得る。楽しいですよ、おトクですよ、とアピールしながら展開していきたい」と説明した。マルチキャリア化について、和泉氏は「いまのところドコモユーザー向けだが、ゆくゆくはキャリアフリーに持っていきたい」との見解。歩いておトクなどで取得したデータの利用範囲について聞かれると、村上氏は「将来的には活動量のデータを一元管理するプラットフォームをつくり、それを何らかの形に加工して別のサービスで利用することも考えている」と回答した。***程度に差はあれど、ある一定の年齢を超えれば誰しも健康への関心は高くなる。ただ健康のための取り組みを継続することは、簡単なようでなかなか難しい。特に働き盛りの30~40代は、運動のための時間を確保すること自体が困難だ。そこで歩いておトクでは発想を転換して日常生活で繰り返される運動、例えば自宅と会社の往復でさえ運動と捉えた。”これまで運動したかったけれどできなかった”という層に響けば、隠れた需要を掘り起こすことができそうだ。継続を促す施策としてバーチャルツアーを用意し、歩いただけ金額(dポイント)に換算される仕様にした点もユニークと言える。些細なことながら個人的に気になった点などをいくつか。まずスマートフォンをバックの中に入れたまま歩いたとき、どのくらい正確に歩数がカウントされるのだろうか。歩いたのに歩数がカウントされないのは悲しい。お金(ポイント)が絡むだけに、ややこしい感情も生まれそうだ。もっとも、かといってスマホを手に持って歩けば、ドコモが禁止を呼びかける”歩きスマホ”を誘発しかねない。また、ドコモ利用者なら導入の敷居は極めて低いと言えるが、それでも月額300円を支払う前に一度試したいという人もいるだろう。つまり期間中いつでも、そして何度でも止められるお試し期間が欲しい。このほか、運動を継続させるために人と競争できる仕組み、あるいは連帯感が感じられる交流サイトなどがあったら良いのではないか。一人では続かないことも、一緒に頑張る人がいれば続くものだ。健康には関心があるが、何から始めたら良いか分からない、きっかけが欲しい、実際はそんな人が多いのかも知れない。新年度は、何か新しいことを始めるには良い季節。生活環境を改善したい、自分を変えたいという人にとっては、これが良い機会になるだろう。
2016年04月01日NTTドコモは31日、健康をサポートするアプリ12種類が利用できる「dヘルスケアパック」を発表した。4月19日より提供を開始し、利用料は月額税別(以下同)500円。ドコモユーザー向けのサービスとなり、他キャリアユーザーは利用できない。「dヘルスケアパック」では、歩数や睡眠などの生活データを管理できる「からだの時計 WM」、生理周期の管理など女性向けの「カラダのキモチ」、ランニングなどのトレーニングをサポートする「Runtastic for docomo」、歩くことでdポイントを貯められる「歩いておトク」の4サービス全12種類のアプリが利用できる。サービスは、それぞれ個別で契約することもできるが、月額300円からであるため、複数契約したいユーザーにとっては「dヘルスケアパック」の方が割安だ。ドコモでは、「dヘルスケアパック」の提供開始を記念して、新規契約ユーザーを対象に「dヘルスケアパック スタートキャンペーン」を実施する。「歩いておトク」アプリで歩数計測もしくは、「Runtastic for docomo」のランニングアプリでdアカウントログインし、アクティビティ保存をするとdポイント300ポイントが付与される。期間は2016年4月19日から2016年7月31日。
2016年03月31日オムロンは3月30日、オムロンアデプトテクノロジーズの産業用ロボット3カテゴリ「スカラロボット Cobra」、「パラレルロボット Quattro/Hornet」、「垂直多関節ロボット Viper」の49モデルを、4月1日より世界39カ国150拠点で販売開始すると発表した。これに伴いオムロンは、視覚センサやマシンオートメーションコントローラなどといった制御機器とロボットとのシームレスな接続環境に加え、技術サポートやメンテナンスサービスを加えたソリューションを提供していくとしている。全ロボットシリーズは、共通の統合開発言語により制御することが可能で、またマシンオートメーションコントローラ「形NX/NJシリーズ」と簡単に接続することができる。さらに、統合型ソフトウェア「Automation Control Environment」を利用することで、ロボットと視覚センサなどを利用したアプリケーション構築に必要な機能を統合し設計・管理することが可能となっている。これにより、従来のロボット導入の障壁となっていたPLCや視覚センサ、安全対策機器などの制御技術との摺合せ作業、複数のプログラミング言語や設計用ツールの習得が簡単になり、生産現場への迅速なロボット導入や生産品目の変更に伴う段取り替えや生産ラインの変更が容易になる。オムロンは、「幅広い制御機器ラインアップと高度なオートメーション技術にロボット技術を融合することで、自動車や食品飲料品、デジタル機器などの生産現場における最先端の生産設備から、これまで人手に頼らざるをえなかった作業工程まで、幅広い用途に応じたロボットの活用を提案することで生産現場を革新します」とコメントしている。
2016年03月30日ヘルスケアのトータルサポートサロンにて体験会を実施アドレス通商株式会社が運営する健康のトータルサポートサロン「ホリスティックハーモニー」は、「お試し体験会」をスタートする。4月は「花粉症」と「小顔・美肌」がテーマ4月には第一弾「ビタミンCで花粉症対策!」、「小顔、美肌になれるセルフケア法」の2つの体験会を実施。「ビタミンCで花粉症対策!」は、4月11日(月)、15日(金)、18日(月)、22日(金)、25日(月)に開催。ビタミンCを使った花粉症対策について医師が解説し、店頭で販売されている無駄なく吸収されるビタミンC「リポカプセルビタミンC」の試飲も実施する。「小顔、美肌になれるセルフケア法」は、4月7日(木)、12日(火)、14日(木)、19日(火)、21日(木)、26日(火)に開催。メイク前や入浴中の数分間、優しく顔に触れるだけで小顔・美肌になれるセルフケア法の体験会は、顔が変わるだけではなく、肩こりや眼精疲労にも効き、体も軽く、楽になるケア方法をレクチャーする。どちらの体験会も参加費は1,000円(税込)。一回につき定員は10名ほど。花粉症の悩み、小顔、美肌になりたい人はチェックしてみてはいかが。(画像はプレスリリースより)【参考】・ホリスティックハーモニー・アドレス通商株式会社 プレスリリース/ValuePress!
2016年03月30日オムロンは3月29日、変位センサの新シリーズとして、センサヘッドを移動させながら連続してミクロンオーダーの高精度で測定できるファイバー同軸変位センサ「ZW-7000シリーズ」を2016年4月1日より発売すると発表した。同シリーズは、センサから白色光を色別(波長別)に集光位置を変化させて照射し、焦点を結んだ波長光だけを反射光として受光し、その色情報にとって高さを測定する「白色共焦点方式」を搭載。従来のレーザー三角測距方式では不安定となっていたざらつきのある粗面を移動しながらの測定においても、安定して正しく測定することを可能とした。また、小型サイズのセンサヘッドを複数台並べて同時測定することにより、測定タクトの短縮化を実現したほか、1つのセンサヘッドで異なる材質・形状の部品を測定することを可能としたため、測定対象物に合わせたセンサヘッドの購入検討や設計が不要となり、立ち上げ工数の低減も可能とした。さらに、ラフな設置でも安定測定できるため、対象物に応じたセンサヘッドの取付調整の工数を削減することもできるという。加えて、センサヘッド部は光学部品のみで構成されているため、電気的なノイズや磁気的なノイズは受けないことから、ヘッド周辺のEMC対策や熱対策を不要化することができるため、従来の変位センサでは配慮が必要だった周辺対策をなくすことができる。なお、同シリーズは測定範囲別に3製品だラインアップされており、いずれも外形寸法が30mm×30mm×76.25mm、サンプリング周期が最速20μs、質量が約180gとなっている。
2016年03月29日オムロンは3月16日、産業用太陽光発電システム向けの屋外三相パワーコンディショナ「KPT-A99(9.9kW)」「KPT-A100(10kW)」「KPT-A123(12.375kW)」を発表した。3製品のうちKPT-A99とKPT-A100がは4月末より、KPT-A123は6月より販売を開始する。発電容量が50kW未満(低圧)の太陽光発電システムにおいては、KPT-A123を用いると4台で49.5kWのシステム構成が可能となり、従来主流であった10kWタイプに比べ、導入・設置・保守などのトータルコストを削減することができる。また、50kW以上の高圧システムにおいては、従来主流であるセントラル型に比べて設置が容易で、分散型の設置によりリスクを分散し、パワコン停止に伴う発電量損失を最小限に抑えることが可能。さらに、高周波絶縁方式により漏洩電流を防止できるため、従来必要とされていた絶縁の役割を担う商用トランスの設置が不要となる。3製品の価格はいずれもオープン価格で、オムロンは3年間で合計3万台の販売を目標としている。
2016年03月16日リコーは3月14日、ヘルスケア分野へ事業参入することを決定したと発表した。その一環として、画像診断装置事業の事業展開・研究開発を加速するため、2016年4月1日に横河電機より脳磁計事業を譲り受ける予定であるとしている。同事業の譲り受け対象となるのは、脳磁計の商品、開発・製造資産、保守サービス事業、生体磁気計測に関わる技術資産、および人員。脳磁計は、リコーが2014年から技術開発に取り組んでいる生体磁気計測装置と原理的には同じもので、神経活動によって脳から生じるわずかな磁気を痛みや苦痛を伴わずに計測し、脳内の神経活動の伝達を「見える化」するもの。形状を計測するMRIとは違い、機能を「見える化」することにより脳の状態を把握するものとしててんかんの診断などに活用されている。リコーは、今回の事業継承により、てんかんの診断効率化に貢献することを目指すとともに、同社がすでに取り組んでいる生体磁気計測装置(脊磁計)の研究開発の加速を図っていくとしている。
2016年03月14日ABC Cooking Studio、オムロン ヘルスケア、ドコモ・ヘルスケアが設立した「女性のカラダ・ミカタ宣言」コンソーシアムはこのほど、「いつかママになるためのカラダづくり」プログラムの成果を発表した。同プログラムは20~30代の働く女性33名を対象に実施した。同プログラムでは、全3回(2015年11月21日、2015年12月12日、2016年1月23日)にわたりワークショップを開催。専門家による妊活(妊娠活動)に関する食事や生活習慣の講義、ABCによる栄養に関する講義と調理デモンストレーションを行ったほか、体重やBMI(体格指数)などの体組成測定や食物摂取頻度調査(FFQg)、生活習慣や体調に関する調査などを実施した。さらに参加者は、約3カ月間にわたりオムロン ヘルスケアの婦人用電子体温計「MC-652LC」と、ドコモ・ヘルスケアのアプリ「カラダのキモチ」を使用し、毎朝基礎体温を測定。アプリに記録し、月経周期に沿ったアドバイスや、自分のカラダの状況を知るきっかけづくりを行った。参加者が測定した基礎体温データを分析したところ、測定データから排卵していることが推定できる17名のうち、月経周期が正常できれいな二相性の基礎体温パターンを示した人(正常群)は約67%と、3人に1人の割合で異常が見られたという。正常群と異常群を比較すると、正常群の方が異常群に比べて1日に必要な栄養量を摂取している「エネルギー充足率」が約19%高いことがわかった。中でも、炭水化物とレチノールの摂取量が高いという。また、体組成データの比較では、異常群の方が体重やBMIが有意に高く、肥満傾向であることも明らかになっている。肥満を伴う月経異常は、卵子をうまく排出できない婦人科疾患である「多嚢(のう)胞性卵巣症候群(PCO)」の可能性もあり、不妊の原因の一つとも考えられている。そのため、早めに婦人科を受診し、適切な指導・治療を受けることが重要になるとのこと。第1回目のワークショップ参加時点では、参加者の約95%がエネルギー摂取量不足の状態にあり、食物繊維および鉄分は100%が不足、カルシウムは81%が不足、塩分や脂質は半数以上が過剰摂取状態にあることがわかった。一方、76%の参加者がバランスのよい食事を「だいたい取れている」「十分に取れている」と考えており、意識差があることも明らかとなった。また、女性に必要な1日の摂取エネルギーは、身体活動レベルが「ふつう」の18~29歳女性では1950kcal、30~49歳女性では2000kcalとされている(厚生労働省「日本人の食事摂取基準 2015年版」より)。第1回目のワークショップ参加時点では、参加者の平均摂取エネルギーは1597.1kcalと大きな差が見られたが、3回目のワークショップ参加時点では平均1727.5kcalまで改善した。意識調査では、バランスのよい食事が「取れていない」と考えた人は2倍以上増加し、自分の食生活を客観的に正しく評価できるようになったと考えられる。プログラム実施後に行ったアンケートでは、「ホルモン周期から、イライラや調子が分かるので気持ちの揺らぎを客観的に見ることができた」「月経前のドカ食いはホルモンのせいだと気付き、コントロールすることができました」などという声が寄せられたとのこと。
2016年03月04日偶発的なものなのか、サイバー攻撃の結果なのか、健康に関する情報漏えいが続いている。こうした状況を踏まえ、Sophosがブログでヘルスケア組織の安全対策についてアドバイスしている。米国では、保護すべき健康状態に関する情報(PHI)の機密性を保護することを目的とした規制「Health Insurance Portability and Accountability Act(HIPPA)」がある。HIPAAは2009年にHealth Information Technology for Economic and Clinical Health Act(HITECH)の下、PHIの侵害が発生した際の情報開示に関連した罰則にフォーカスしたアップデートが行われている。PHI侵害の結果は、関連する組織にとって深刻なものとなる。データを暗号化していなかった場合、侵害が発生した組織は関連する個人すべてにその旨を通知する義務があり、100万ドルを超える罰金を科される可能性もある。○データ損失の防御策としての暗号化データの安全性が弱い状態は、患者のアイデンティティとデータプライバシーをリスクににさらしてしまう。データを暗号化することは、リスクの緩和にとって効果的であり重要な方法となる。だがSophosの調査からは、組織や企業の多くは暗号化を十分に利用しているとは言えない状態であることがわかった。ヘルスケア組織のうち暗号化を十分に利用しているという組織は31%にとどまり、時々利用しているという組織は49%、まったく利用していないという組織は20%もあった。データ損失への防御として暗号化は最後の砦となる。不正なアクセスが発生したとしてもデータが読まれることはない。完全なセキュリティ戦略とは、機密データの暗号化を行い、サイバー脅威を予防し、そしてユーザーとすべてのデバイスを安全にすることだと、ソフォスは指摘している。
2016年03月04日富士通は2月25日、介護サービス事業者向け業務支援システム「FUJITSU ヘルスケアソリューション HOPE LifeMark-WINCARE(ホープライフマークウインケア)」を2月29日から販売を開始すると発表した。価格は個別見積もり。新製品は同社がこれまで提供してきた介護サービス事業者向け業務支援システムに任意の医療機関や自治体、訪問看護事業者などとのSNS形式の情報共有機能や、介護施設内での正確な情報共有を効率的に実現する掲示板機能、スマートデバイスで、いつでも、どこでも、介護スケジュールや介護記録の入力・参照が可能なスマートデバイスオプション機能などが追加されている。これにより、介護職員は掲示板を見ることで、要介護者1人ひとりの容体や介護サービススケジュールなどを正確に把握することが可能。また、介護現場でスマートデバイスを使用して要介護者の容態や行動を即座にシステム入力でき、情報共有機能を利用し、その場で要介護者を担当する医師や看護師の専門的なアドバイスを求めることも可能だ。現場で情報入力できるため、記録業務時間を短縮でき、従来よりも介護サービスに注力できるという。販売目標は2017年度末までに2000システムを計画している。今後、同社は医療機関の電子カルテシステムや自治体の介護保険システムなどとの情報連携機能を強化し、介護サービス事業者、病院、自治体などが一体となって地域の高齢者を支える地域包括ケアシステムの実現に貢献することを目指す。
2016年02月26日リコーとオムロン、SMBCベンチャーキャピタル(SMBCVC)は2月24日、産業革新機構(INCJ)、三井住友銀行(SMBC)からのLP出資(有限責任組合による出資)を受け、テクノロジー系ベンチャーファンド「テックアクセル1号投資事業有限責任組合(テックアクセルファンド)」を3月1日に設立すると発表した。同ファンドは、技術シーズの事業化における高いハードルを越えるためにベンチャー企業と事業会社が連携することで、グローバル市場で競争力のある有望なテクノロジー系ベンチャー企業(テックベンチャー企業)を創出し、日本産業界の発展に寄与することを目的としている。テックアクセルファンドの運営はリコー、オムロン、SMBCVCの3社で新たに設立した合同会社テックアクセルベンチャーズが担う。リコー、オムロンは単なる「目利き力」に留まらず両社の新規事業開発部門が主体となり、研究/開発部門、生産部門が連携する事業会社の垣根を越えた取組みにより、技術シーズの事業化に向けたオープンイノベーション型支援を実施する。また、今後も取り組みに賛同する事業会社を出資者として募り、支援の質・幅を拡げることでベンチャー企業の支援強化を図っていく予定。加えて、SMBCの金融ソリューションノウハウやネットワークの活用支援、INCJの産学官のネットワーク活用を通じた活動支援など出資者との連携によりテックベンチャー企業を多面的にサポートする方針だ。ファンドの規模は50億円、投資対象は産業構造の変革につながるイノベーション領域となり、主としてIoT・ビッグデータ、エレクトロニクス、情報通信などの関連分野でテクロノジーをベースとしたベンチャー企業を想定している。ファンド設立の背景として、政府の成長戦略の1つに「産業の新陳代謝の促進」が掲げられる中、大企業を呼び込み企業や研究機関の資源を最大限に活用したベンチャーを育成する仕組みが求められている。しかし、日本の大企業がシード・アーリーステージのテックベンチャー企業と連携するには、ベンチャーの保有する技術や自社戦略との事業シナジーを見極めにくく、リスクも高いため具体的な案件に結びついていないのが実態だという。また、独立系のベンチャーキャピタルではインターネットサービス分野などとは異なり、テックベンチャー企業への投資は目利きが難しく、製品開発までに多様な技術と時間を要するため投資は限定的な側面もあり、日本ではテックベンチャー企業が不足している。一方、大企業もテックベンチャー企業を支援できるリソース(人材、技術、設備、生産ノウハウ、顧客接点など)は保有しているが、自前主義から脱却できず、本社主導のコーポレートベンチャーキャピタルでは自社との事業シナジーに主眼が置かれるため、魅力的な技術を保有するシード・アーリーステージのテックベンチャー企業との連携が限定的という問題点があったという。これまで、ベンチャー企業との連携により新規事業創出に取り組んでいたリコーとオムロンは前述の問題意識を踏まえ、テックベンチャー企業に対して個社単体では成し得ない複数の事業会社のリソースをワンストップで提供できる技術事業化プラットフォームの創出を目指し、ベンチャー企業支援を行うSMBCVCとともにテックアクセルファンドを設立するに至った。
2016年02月24日富士通は1日、予定通り同社のPC事業と携帯端末事業を分社化した。PC事業では、完全子会社の新会社「富士通クライアントコンピューティング株式会社」が発足し業務を継承する。富士通クライアントコンピューティングは、富士通本社が所在する神奈川県川崎市に位置し、PCの研究・開発・設計・製造・販売・企画からアフターサービスまでを行う。今後発表するPCは、「富士通クライアントコンピューティング」ではなく、「富士通」ブランドのまま販売していく。資本金は4億円で、富士通でPC事業に携わる約950人が新会社へ移行。代表取締役社長には、元富士通執行役員常務 ユビキタスプロダクトビジネスグループ長の齋藤邦彰氏が2月1日付けで就任する。
2016年02月01日○ロームの研究開発成果報告ロームはウェアラブルで常時計測を行うヘルスケアシステムを対象とした研究開発を行った。例えば血圧は1日のうちの時間やどのようなことをしているかによっても変動するので、常時計測が望ましい。そして、生活習慣を分析するためには最低2週間のデータをログする必要があるという。このような機器は、長時間身に着けるのであるから、着けていることが気にならないパッチ(絆創膏)型にしたい。パッチの下に入れられる10mAHの小型電池で2週間の連続動作を行えるようにするには、システムの消費電流を30μA以下にする必要がある。このためには、生体情報センサLSIの性能/電力を現状の10倍に引き上げる必要がある。この性能/電力10倍を達成するためにロームが選んだのは、ノーマリーオフを用いた低電力化と、FeRAMと不揮発性ロジックの組み合わせである。心電図、心拍、血圧などの生体データのロギングは1Kサンプル/秒以下、運動、睡眠などの生活習慣データの処理間隔は1秒以上であり、ほとんどの時間は待機状態であるので、ノーマリーオフで積極的に電源を切る。通信はNFCでパッシブ通信を行い、また、チップ上でデータを処理して、通信するデータ量を減らす。アナログ回路も可能な部分はデジタル化してノーマリーオフ化、デジタル化できない部分もデジタルコントロールでノーマリーオフ化を目指す。そして、メモリは強誘電体を使う不揮発性のFeRAMの使用と、ロジックも電源オフでも状態を保持する不揮発性ロジックを使い、電源をオンオフ時の処理オーバヘッドを減らす。ロームはグループ内にラピスセミコンダクタという半導体会社を持っており、この会社は強誘電体を使うFeRAMの技術を持っている。強誘電体の分極を使うFeRAMは書き込みが高速で消費電力も小さい。また、書き変え寿命もNAND型フラッシュメモリと比べると非常に長く、実用上問題にならない。FeRAMは他の不揮発性メモリと比較すると集積度は高くないのであるが、生体情報センサLSIで必要とされるメモリは16KBとそれほどの大容量は必要ない。不揮発性ロジックは、次の図に示すようにCMOSのレジスタのフィードバックパスに強誘電体キャパシタを追加して、電源がオフ状態でも状態を記憶することができるようにしたものである。通常のレジスタでは、電源をオフにすると状態は消えてしまうので、状態を退避した不揮発性メモリから読み出して復旧するという手順が必要であるが、強誘電体キャパシタが状態を記憶するので、電源をオフにしても、また、オンにすればロジックは元の状態に復帰する。このため、電源オンオフ時の情報の退避復元の必要が無くなる。心拍数の抽出部は、従来はアナログ増幅器とA/Dコンバータ(ADC)を連続動作させていたが、256サンプル/秒の低速サンプリングで間欠動作をさせるようにして、消費電流を135μAから6.7μAと1/20に低減した。そして、従来は波形のピークの間隔を測っていたが、この方法はノイズに弱いので、波形の自己相関から間隔を決定するアルゴリズムを採用した。ロジック部は、不揮発性の16KBのFeRAMと不揮発FFを組み込んだARM Cortex-M0コアを使い、ノーマリーオフ化を行って消費電力を削減した。結果として開発されたLSIは0.13μmのCMOSプロセスを使い、チップサイズが3.7mm×4.3mmで、心拍数ロギング状態の消費電流は6.1μAを達成した。モジュールの消費電流は、従来技術では200μAであったが、同研究では、中間評価時には40μA弱に低減し、今回の報告では20μAと当初目標の従来技術の1/10を達成した。中間評価時からの主な改善点は、心拍予測によるADCの間欠動作とマイコンへの不揮発ロジックの採用によるマイコンの電源オフである。このように、一応、目標を達成したが、現在のものは医療応用ができる精度に達しておらず、精度を上げるためには高精度のアルゴリズムを使う必要がある。そうすると計算量が増えて消費電流が20μAを超えてしまうので、さらに改良を行い、高精度のアルゴリズムを使っても20μA以下の消費電流の実現を目指すという。○ノーマリーオフの今後の展開ノーマリーオフコンピューティングの基盤技術を開発するプロジェクトは2016年の2月末で終わることになっているが、このような系統的な電力削減、センサネットワークの開発プロジェクトは欧米にもなく、NEDOは、Beyond Noffということで、Noff技術の発展・普及を目指すプロジェクトを立ち上げる予定になっている。今回のプロジェクトの開発目標は基礎技術であったが、後続のプロジェクトではシステム階層的な要素を加える予定である。また、電池無しでセンサネットワークを動かすエネルギーハーベストの技術開発にも取り組む必要があるという。
2016年01月20日オムロンは1月12日、±5cmの高低差における気圧の変化を正確に検知する「絶対圧センサー」を開発し、同日より量産を開始すると発表した。今回量産を開始する「絶対圧センサー」は、気圧を検知するMEMSセンサーチップと信号を処理するICチップを縦2.0×横2.5×厚み0.85mmの小型パッケージに搭載し、高低差±5cmに相当する±0.6Paの気圧変化を高精度に測定することが可能。圧力検出部における可動領域を拡大することでMEMSセンサーチップの高感度化を実現すると共に、ICチップにデジタルフィルターを内蔵することで低ノイズ化が図られており、同社従来品比10倍の高精度化を達成した。同製品をスマートフォンやタブレットPC、フィットネス・健康管理向けウェアラブル端末などに搭載することで、立つ、座る、寝る、倒れるなどの人の動作や、階段などの昇降を高精度に判別するアプリケーションが実現するとしている。なお、同製品は1月13日~15日に東京ビッグサイトで開催される「第2回ウェアラブルEXPO」に出展される予定となっている。
2016年01月12日ヘルスケア・ウェアラブル専業の英Cloudtagは、1月6日(欧州時間)、ベルギーの独立系ナノエレクトロニクス研究機関imecと協業して、新しいウェアラブル・フィットネス・トラッカー「Cloudtag Track」(図1)を開発し、米国ラスベガスで1月6~9日に開催中のConsumer Electronics Show(CES 2016)にて展示・実演すると発表した。Cloudtag Trackは、同社にとって最初の市販製品となる。imecとその姉妹機関である蘭Holst Centreは超小型、低消費電力、高性能のマルチセンシング・デバイスとそのアルゴリズムを開発し、生理学的パラメータを正確にモニターできるようにした。このアルゴリズムで、どのような活動をしているか、消費エネルギーはどのくらいか、脈拍や歩数はどうか、などのデータを正確に収集し、医学データとして処理し、ユ―ザーにフィードバックする。Track自体は装着感がほとんどないバンドでありスマートフォンがセンサハブの役割を果たす(図2)。必要に応じ、これらのデータをスマホから医者に送って診断・治療に役立てることができる。例えば、ダイエット希望者が減量するための重量と希望期間を入力すると、個人ごとのトレイニング・プログラムや栄養摂取プランを示し、その期間、このTrackが文字通りデータをトラック(追跡)し、いわば仮想的に減量コーチの役割を果たすという。「このウェアラブル機器は、医者が診断をし、治療するのを助け、病気予防のための個人指導ツールとなる。今回のCloudtagとの協業は、imecが次世代ウェアラブル・デバイスを実用化するために産業界をサポートする好例となろう」とimecのウェアラブル・ヘルス・プログラムの統括責任者であるChris Van Hoof氏は話している。一方、CloudtagのCEOであるAmit Ben-Haim氏は「imecのアルゴリズムにより生理学的データを正確に収集できることは、我々の製品のセールスポイントとなっている。今後もimecと協業し、将来の共同開発に期待をかけている」と、将来的には装着感の無いウェアラブル製品開発に意欲を燃やしている。
2016年01月08日オムロン ヘルスケアが開設したプロジェクト「オムロン式美人」はこのほど、自分自身の体のリズムを知るための新習慣として「毎朝、基礎体温を測ること」を提案した。基礎体温とは、生命維持に必要な最小限のエネルギーしか消費していない安静状態にあるときの体温のこと。女性は、女性ホルモンの影響で心や体が変化するが、その変化を知る方法として基礎体温を測ることは有効であるという。基礎体温は寝ている間の体温となるが、自分で測ることはできないため、朝目覚めて活動する前に測るのが一般的となっている。同プロジェクトは、基礎体温をつけることにより生まれるメリットとして、次の3つの例を挙げている。1つ目は、妊娠しやすい時期のほかに、生理前の憂うつな時期や、仕事を頑張ることができる好調期などを予測できること。2つ目は、つらい月経前症候群(PMS)ともうまくつきあえるようになり、自分の低調期に頑張りすぎないセルフ・コントロールなども可能になることだという。3つ目は、基礎体温から自分の体のリズムを知ることができること。それによりダイエットにふさわしいタイミングがわかり、効果的なダイエットにつながるとしている。
2016年01月08日ライフロボとマイクロアドは1月6日、ヘルスケア事業における業務提携に合意した。これまでライフロボは「ライフケアとヘルスケアのバランスを科学する」という理念のもと、日本国内でデジタルヘルスケア事業、アプリケーションやシステム開発の受託および運用を行っている。その中で、IoTセンサーなどから取得できるさまざまなライフデータや、生体データをベースにユーザーごとに最適化した身体の状態やリコメンドを表示する技術を開発。一方、マイクロアドは、自社の保有する国内インターネットユーザーの行動データや各種データを駆使して、広告配信の最適化を追求しており、現在までに培ってきた自社保有の各種データ活用、マーケティング、プロモーション実績を活かし、ヘルスケア事業へ参入する。このような背景のもと、両社はユーザーごとに最適な健康管理情報を提唱する健康管理ツールの研究、開発のため業務提携を行う。ヘルスケア事業において、マイクロアドが保有する各種データをもとに、ユーザーの健康管理の精度を上げるほか、ライフロボの食生活や運動管理システムのノウハウやWebサイト制作、システム構築などの知見を活かし、新たなサービスを提供していく。両社の協力体制のもと、2016年度内にユーザーごとに最適化された健康管理ツールのサービスの提供・拡充を目指す。
2016年01月06日富士通は12月24日、同日開催の取締役会において、平成28年2月1日を効力発生日として、ノートPC・デスクトップPC事業、携帯端末事業をそれぞれ新たに設立する会社に継承することを発表した。分社の目的としては、PCおよび携帯端末に関する事業を独立化させて、研究・開発・設計・製造・販売・企画からアフターサービスまで一貫した体制を構築することで、経営責任を明確化させるとともに、経営判断の迅速化と徹底した効率化を追求するためとしている。PC事業については、会社分割により新たに設立する富士通クライアントコンピューティング株式会社に承継する。代表取締役社長は富士通の執行役員常務である齋藤邦彰氏が務め、資本金は4億円。携帯端末事業については、会社分割により新たに設立する富士通コネクテッドテクノロジーズ株式会社に承継する。代表取締役は富士通の執行役員である髙田克美氏が務め、資本金は4億円。
2015年12月24日東芝は12月21日、ライフスタイル事業グループの構造改革について発表した。映像事業では国内市場向けに自社開発・販売を継続していく。○映像事業映像事業においては、かねてから海外テレビ事業について東芝ブランド供与型ビジネスへ移行するとしていたが、国内市場についても明らかにした。国内人員削減などによって固定費削減・収益力強化を図り、自社開発・販売を継続していく。海外テレビ事業では、北米と欧州において台湾コンパル社へすでに東芝ブランドを供与している。中国を除くアジア地域と中近東アフリカ地域、ブラジルにおいてもブランド供与型ビジネスへ移行することを明らかにした。今後は、経営資源を国内市場に集中させることによって、2016年度(2017年3月期)でテレビの年間販売台数を高付加価値製品を中心に約60万台まで絞り込む。製品の大半を海外から調達する方針だが、ホテル需要向けにカスタマイズ化された製品のBtoB需要を見込んで、一部の高画質小型製品は東芝メディア機器で製造する。東芝メディア機器での組み立ては2016年度で約16万台を想定している。また、映像事業に関わる国内外人員の約8割弱に相当する約3,700人の人員対策を実施。国内人員については、2015年度末までに再配置および再就職支援を含む早期退職優遇制度を実施することを決定した。○家庭電器事業家庭電器事業においては、国内外人員を削減するとともに、国内首都圏の拠点を現在の6拠点から3拠点に集約。オペレーションの効率化などによって、固定費削減を図る。家庭電器事業では約1,800人の人員対策を実施。効率化のための施策のほか、「他社との事業再編も視野に入れます」としている。インドネシアのテレビ工場売却にともない、同じ敷地内にある洗濯機工場も閉鎖。国内外での二槽式洗濯機の自社製造・販売を終了し、今後はドラム式洗濯機や全自動洗濯機に特化する。○青梅事業所ライフスタイル事業グループの資産効率化のため、開発拠点である青梅事業所を閉鎖および売却する方針だ。売却先など開示すべき事項があれば速やかに公表するとしている。
2015年12月21日オムロン ヘルスケアが開設したプロジェクト「オムロン式美人」ではこのほど、20~30代女性を対象に実施した「体の悩み・気になること」の結果を明らかにした。その結果をもとに、自分自身に贈るクリスマスのおすすめグッズを提案している。同プロジェクトが4月に行った調査によると、「体の悩み・気になること」の1位は「首と肩のこり」(64%)、2位が「冷え性」(51%)、3位が「むくみ」(30%)、4位が「生理痛」(28%)だった。5位以下は、「気分の落ち込み」「眠気」「PMS(月経前症候群)」などが続いている。これらの症状は、体を温めて血流をよくすることで解消につながることも多いという。そこで同プロジェクトでは、自分の体の不調や疲れを、自宅で温めながら緩和できるマッサージャーをクリスマスプレゼントとして提案。部位や症状別におすすめアイテムを紹介している。「足が冷たい」「むくみが気になる」人には、足先を温めながら、足、ふくらはぎのマッサージをするマッサージャがおすすめとのこと。「オムロン エアマッサージャ HM-260」(1万9,800円)は、足先を温める「ヒーター機能」つき。温めながら、足先・足首・ふくらはぎをエアバックで加圧してマッサージする。背中や腰が常に凝っている人には、座るタイプのマッサージャがよいという。「オムロン シートマッサージャ HM-330」(1万9,800円)は、シートタイプで手持ちの椅子やソファなどに乗せて使用できる。12個のもみ玉が背中全体を温めながらマッサージする。また、マッサージタイムに読んで自分に合ったセルフケアを見つける本として、書籍『リズム美人の365日セルフケアダイアリー』(1,100円 / 企画: オムロン四季美人 / 発行: ブルーロータスパブリッシング)も紹介。同書では、月経や四季、1日のリズムに応じた温活の方法を知ることができるとしている。監修は、対馬ルリ子ライフクリニック銀座の対馬ルリ子院長と、NPO法人日本ホリスティックビューティ協会の岸紅子代表理事が務めた。※価格はすべて税別、マッサージャ2品の価格は編集部調べ
2015年12月14日オムロンは12月1日、10月7日から21日まで募集していた同社の卓球ロボットの名前が「FORPHEUS(フォルフェウス)」に決定したと発表した。「FORPHEUS(フォルフェウス)」は"Future Omron Robotics technology for Exploring Possibility of Harmonized aUtomation with Sinic theoretics"の頭文字をとっており、同社独自の未来予測理論「SINIC理論」に基づくロボット技術を表現した造語。「For(向かう)」、「ORPHEUS(人間の創造性を象徴するギリシャ神話の吟遊詩人)」と読ませることで、"人間の創造性に向かっていくオムロンの姿勢"を表しているという。名前の選考にあたりオムロンは社内に選考委員会を設け、応募総数2445件の中から、1)人と機械の融和や卓球ロボットのコンセプトと親和性が高いこと、2)グローバルに通用すること、3)日本並びに海外の主な国において第三者の著作権や商標などの権利を侵害しないこと、4)オムロンの商標ルールに適合していることの4つ条件を満たす候補を3つ選び出し、全グローバル社員による投票が実施された。なお、同ロボットは12月2日から4日まで東京ビッグサイトで開催される「システムコントロールフェア2015」のオムロンブースでデモンストレーションとして出展される。
2015年12月01日