ソフトバンクと健康コーポレーション(健康CP)、RIZAPの3社はこのほど、IT・通信およびヘルスケア領域を中心とする分野における協業体制の構築で合意したと発表した。今回、RIZAPが有する運動指導・栄養指導などのノウハウ、健康CPが有するマーケティング力、ソフトバンクのIT・通信技術とを組み合わせることで、「より人々の健康増進に貢献していく」ことを目的に締結を行った。今後は3社それぞれが展開する事業を活用した「ヘルスケア・プラットフォーム」を開発し、これをベースにさまざまなヘルスケアサービスを提供していく。具体的には、ソフトバンクのIT・通信技術を用いた企業向け情報プラットフォームサービスと、RIZAPの指導ノウハウや利用者とのリアルな接点とを組み合わせ、遠隔地においてもRIZAPのサービスを気軽に受けることができるサービスを共同で開発し、来春を目処にリリースする。ソフトバンクは、スマートフォンと連動した体組成計やウェアラブル活動計などのデバイスを用いたサービスを提供している。この実績をもとにRIZAPと共同でヘルスケアデバイスを開発して利用を促進し、より結果にコミットできるRIZAPのサービスを実現する。また、ヘルスケア関連のビッグデータの解析・活用として、RIZAPの詳細なヘルスケア・ビッグデータとソフトバンクの企業向け情報プラットフォームを活用。社会的に求められている健康問題の解消に貢献するための研究に取り組み、人々の「健康」をテーマに取り組む企業との連携をオープンに進め、健康維持と現代病予防を目指し効果的な健康増進につながる新しい「ヘルスケア・プラットフォーム」を開発するという。
2015年11月20日オムロンは11月19日、同社の産業機器の制御用コントローラであるマシンオートメーションコントローラ「形NJ101」シリーズ にデータベース接続CPUユニット「形NJ101-9020(制御軸数 0軸)」と「形NJ101-1020(制御軸数 2軸)」をラインアップに追加すると発表した。同シリーズは、マシンオートメーションコントローラのエントリーモデルで、今回、新たに追加される製品は、同シリーズに生産現場の情報を収集・活用できる機能を搭載、専用ツールやミドルウェアを介さずに、「Microsoft SQL Server」などの各種データベースと直結することを可能としたものとなる。最速20msごとにデータを送信することが可能で、制御周期単位でマシンデータを収集・格納することが可能だ。また、変数とファンクションブロックを使うだけでデータベース接続ができるため、ICT関連のプログラミング知識を必要とせずに使用が可能であり、既存の設備に後付することも可能だという。接続可能なデータベースは「Microsoft SQL Server」のほか、「Oracle Database」、「IBM DB2」、「MySQL」、「Postgre SQL(新規対応)」、「Firebird」としている。さらに、画像処理システム FHシリーズと組み合わせることで、検査画像とマシンデータを紐付けて保存するシステムを構築することも可能だとしている。なお2製品は2015年12月1日より販売が開始される予定だという。
2015年11月20日オムロン ヘルスケアは17日、Bluetooth対応でiPhoneへデータ転送できる手首式血圧計「HEM-6321T」を発表した。11月30日から発売し、価格はオープン、推定市場価格は14,800円前後(税別)。HEM-6321Tは、オムロン ヘルスケアの手首式血圧計としては初めてBluetoothを搭載(Bluetooth 4.0+Low Energy)。測定データをBluetooth接続したiPhoneへ転送し、iPhone用アプリ「からだグラフ」でグラフ化して閲覧できる。パソコン用の健康サポートサービス「ウェルネスリンク」を使うと、グラフの確認以外にも、血圧データの変化から分析を表示する「データナビ」、朝晩の血圧データをグラフにしたものを印刷できる「朝晩血圧手帳」も利用可能。なお、からだグラフとウェルネスリンクの利用には健康サービス「WM(わたしムーヴ)」への登録(無料)が必要だ。測定を開始する際は、カフ(腕に巻くバンド部分)が適切な強さで巻けているかどうかをチェックして知らせる機能や、手首式血圧計で血圧を正しく計測できるように「測定姿勢ガイド」機能を搭載。測定時に血圧計が心臓の高さまで持ち上がると、青色のランプが点灯して自動で測定を開始するが、誤った姿勢だとオレンジ色のランプが点灯してユーザーに知らせる。2人分の血圧値と脈拍を日時とともに記録し、それぞれ最新の測定記録から10分以内に測定された記録(最大3回分)の平均値と、100回分の測定記録を本体で確認できる。また、「サイレント測定」を採用したことで、オフィスや外出先でも測定できるとしている。電源には単4形アルカリ乾電池×2本を使用し、電池寿命は約300回の測定。本体の液晶画面はバックライトを搭載。本体サイズはW89×D25×H61mm、重量は約100g(電池を含まず)。対象となる手首の太さは周囲13.5~21.5cm。同時に、バックライトを搭載せず、1人分のデータを記録する「HEM-6320T」も発表した。こちらの推定市場価格は12,800円前後(税別)。
2015年11月17日オムロンは11月6日、高精度な地震検知を実現した小型感震センサーを開発し、2016年1月より販売を開始すると発表した。同社によると、世界最小クラスの大きさになっているという。同センサーは、MEMS3軸加速度センサーと、独自のSI(Spectral Intensity:スペクトル強度)値演算アルゴリズムにより演算負荷を低減することで回路を小型化し、あわせて低消費電力動作を実現。機器組込みの際の設置の自由度を向上するとともに、電池での長時間駆動にも対応可能となっている。また、地震の揺れの大きさを表わす震度階級とも相関性の高いSI値を採用することで、震度5強相当以上の揺れを高精度に判定できるため、装置や設備の的確な停止を可能にする。このほかにも通信機能を搭載しているため、今後は感震センサーをネットワーク化し、地震による建物などの被害状況を把握することにより、地震発生後の復旧対策への活用が期待される。同社は2018年度までの販売目標を50万個としている。
2015年11月06日オムロンは11月5日、サーバーに組み込むだけで、膨大な画像データの中から最適な顔写真を検索することができる、企業向けソフトウェア「OKAO Vision画像検索ライブラリ」を11月6日より発売すると発表した。同製品は、顔の向き、顔のサイズ、顔の位置、人数、個人認証、視線、目の開閉、表情、年齢、性別、撮影日、撮影場所の12種類の検索項目を搭載、たとえば「子供の笑顔の写真」など、特定の画像を検索できるという。また、「カメラ目線」や「目をつぶっている」などの画像を判別し、自動的にベストな画像を抽出する「ベスト画像抽出機能」や、期間を指定することでアルバムに最適な画像を抽出できる「アルバム用画像選択機能」も搭載している。たとえば、あの時撮った“あの写真”を今すぐ見たい!見せたい!というニーズに対応。例えば「家族全員で撮った写真」や「子供の笑顔の写真」など、さまざまな条件で画像を探し出すことが可能だという。同社ではこれにより、フォトブックや画像共有クラウドサービスなどを手掛ける企業各社では、「フォトブックを作成する際に簡単に画像を選択したい」、「画像検索サイトで簡単に最適な画像を表示したい」、「フォトフレームに良い画像を表示したい」といったユーザーニーズに応えるサービスの提供を容易に行うことが可能となるとしている。
2015年11月05日オムロン ヘルスケアは11月5日、米Vital Connectのウェアラブル生体センサ「ヘルスパッチ MD」の販売を11月20日より研究機関向けに開始すると発表した。ヘルスパッチMDは、胸部に貼り付けて使用するワイヤレス心電送信機で、心電図や心拍数などの生体情報を測定することができる。測定は、センサモジュールを使い捨てタイプのパッチに挿入し、胸部に貼り付けて行う。パッチには粘着剤の異なる「Active」と「Gentle」の2種類があり、使用者の状態や活動状態に応じた使い分けが可能。バッテリーは最大で連続96時間使用でき、重さは約11gとなっている。測定データはBluetooth通信によってスマートフォンなどに送信し、専用のソフトウェアで確認することができる。同社によれば、将来的には心疾患の早期発見や退院後の患者の容態確認などに活用可能なソフトウェアの開発を検討しているという。ヘルスパッチ MDの価格はオープンで、想定市場価格はセンサモジュールが7万円(税別)前後、パッチ(5枚入り)が6万円(税別)前後となっている。
2015年11月05日富士通は29日、同社のPC事業と携帯電話事業をそれぞれ分社化すると発表した。PC事業、携帯電話事業それぞれにおいて、100%出資の子会社を新たに設立し、コンシューマ向け・ビジネス向けを問わず移管。各製品の企画や開発、製造などを行う。同社は「新会社は連結子会社となるため、富士通からPC、携帯電話事業がなくなるというわけではない」としている。他方、グループ内に分散しているIoTに関する技術や企画、開発、製造、営業などのリソースは、全社IoT部門に集約し、中核事業として強化する。今回の措置は、ユビキタスビジネス事業の体質強化を目的に、PC事業・携帯電話事業の体制刷新を図るもの。その背景として、市場のコモディティ化が進み製品の差別化が困難となる中で、グローバルベンダとの競争が激化していることを挙げている。同社は、今回の体質強化により、従来以上に競争力ある商品をタイムリーに市場に提供していくとする。
2015年10月29日東芝は10月28日、半導体事業におけるシステムLSI事業ならびにディスクリート半導体事業の構造改革の方針を決定したと発表した。システムLSI事業は、注力領域の明確化の固定費削減を目的にCMOSイメージセンサ事業からの撤退を決定。併せて既報の通り、大分工場の300mmウェハ製造ラインとその関連資産ならびにCMOSイメージセンサ事業をソニーに譲渡する方向で協議を進めていくとする。同社のCMOSイメージセンサ事業の売り上げは2014年度で約300億円で、同事業の設計などに関わる社員については、ソニーへの譲渡完了に伴い、ソニーグループに移籍することで調整を進めていくとしている。また、これに併せてシステムLSI事業については、市場の成長が見込まれ、技術優位性が高い分野に経営資源を集中していくとするほか、200mmおよび150mmウェハ製造ラインの効率運営に向け、大分工場を岩手東芝エレクトロニクスに統合する形で新会社を発足させる計画。新会社では、アナログ半導体製品を中心にファウンドリ事業も行うことで、製造ラインの稼働率改善を図るとしている。この新会社は2016年4月1日をめどに発足させる計画だとしている。一方のディスクリート半導体事業については、収益力改善および市場競争力強化を目的に、2015年度末までに白色LED事業を終息させる。同社では、これにより市場拡大が見込まれるパワー半導体事業、光デバイス事業、小信号デバイス事業を注力領域と位置づけ、事業全体の早期黒字化を目指すとする。なお同社では、こうした構造改革に伴い、システムLSI事業、ディスクリート半導体事業およびセミコンダクター&ストレージ社の営業・スタッフ部門を対象に、セミコンダクター&ストレージ社内での再配置および再就職支援を含む早期退職優遇制度を実施するとしており、こうした施策を進めることで、固定費を2016年度に2014年度比でシステムLSI事業で約160億円、ディスクリート半導体事業で約100億円削減させ、両事業の黒字化を目指すとしている。
2015年10月28日モバイルヘルスケアテクノロジーのNoomは、経済産業省 平成27年度健康寿命延伸産業創出推進事業として実施される「丸の内ヘルスケアラウンジプロジェクト」において、11月2日~12月20日に実施する、丸の内エリアに勤務するオフィスワーカーがグループ対抗で行う「カラダ改善コンテスト」を日本駐車場開発と共同開催すると発表した。「カラダ改善コンテスト」は、11月2日~12月20日の7週間、丸の内ヘルスケアラウンジにて行われる。オフィスワーカーは5~10名のグループとなり、運動、食事、計測に関する各種プログラムを受講しながら、Noomの提供する行動変容アプリ「Noom Health」を利用し、アプリで入力した食事や運動の行動学習機能に基づいたパーソナルコーチングを受けていく。またプログラム期間中、各グループに参加者同士のコミュニケーションを活発にするアンバサダーを設置し、健康的なカラダ改善を推進していくという。コンテストの応募期間は、10月1~25日となっている。
2015年10月28日オムロン ヘルスケアは10月20日、音波式電動歯ブラシ「メディクリーン HT-B312」を発表した。発売は11月9日。価格はオープンで、推定市場価格は税別9,980円前後だ。HT-B312はメディクリーンシリーズの新モデル。歯と歯のすき間や凹凸部の汚れを落とす「タテ振動」と、歯と歯ぐきの境目や歯周ポケットの汚れをかき出す「ヨコ振動」を組み合わせた「タテ・ヨコ振動」によって、手磨きでは落としにくい部分の歯垢も除去する。毎分約25,500回振動する「クリーンモード」、毎分約13,000~33,000回振動する「歯ぐきケアモード」、毎分33,000回振動する「ポイントケアモード」の3モードを搭載。また、替えブラシとして、歯垢を除去する「トリプルクリアブラシ」、2種類の微細毛で歯周ポケットなどへアプローチする「極細マイルドブラシ」、奥歯などへ届きやすい「すき間みがきブラシ」、歯の表面に付着したステインを除去する「極細スパイラルブラシ」の4本が付属し、目的に応じて使い分けられる。ブラシ含むサイズはW21×D21×H230mm、重量は約64g。約10時間でフル充電され、7日間連続して使用可能だ(1日2回、各回2分で使用した場合)。カラーはブラックとシルバー。オムロン ヘルスケアは同日、ポイントケアモードを省略した「HT-B311」、クリーンモードのみ搭載する「HT-B308」も発表した。推定市場価格はHT-B311が7,980円前後、HT-B308が5,980円前後だ(いずれも税別)。
2015年10月20日オムロン ヘルスケアは10月19日、「オムロン シートマッサージャ HM-330」(以下、HM-330)と「オムロン エアマッサージャ HM-260」(以下、HM-260)を発表した。両製品ともに11月20日発売。価格はオープンで、推定市場価格はいずれも税別19,800円前後だ。○オムロン シートマッサージャ HM-330HM-330は、ソファーやイスに設置可能なシートタイプのマッサージャー。左右のもみ玉にはヒーターを内蔵しており、50℃以下でじんわりと温めながら腰や背中をマッサージできる。もみ方は「同時もみと交互もみ繰り返し」「同時もみ」「交互もみ」の3モードから選択可能だ。マッサージの速さは、もみ玉が毎分約32回転する「遅」と、毎分約38回転する「速」の2段階で切り替えられる。サイズは約W430×D130×H610mm、重量は約4.5kg(ACアダプタ含まず)。カラーはディープブラウンとワインレッドの2色。カバーは取り外して洗濯もできる。○オムロン エアマッサージャ HM-260HM-260は、ふくらはぎから足先まで包み込んで、エアーバッグによって加圧するブーツタイプのマッサージャー。足首、ふくらはぎ、足先の順に加圧して足全体をマッサージする「もみほぐし」のほか、足先、足首、ふくらはぎの順で加圧する「しぼりあげ」、足首からふくらはぎを加圧し、ふくらはぎ中心にマッサージする「もみほぐし(ふくらはぎ)」の3モードを切り替え可能だ。マッサージの強さは弱/中/強の3段階から選べる。また、足裏部分にはヒーターを内蔵しており、足先を温めながらのマッサージもできる。サイズは約W610×D60×H550mm、重量は約1.7kg(アダプター含まず)。カラーはディープブラウンとワインレッドで、カバーを取り外して洗濯可能だ。また、突起部分を持つ「足専用アタッチメント」も付属する。
2015年10月19日オムロン式美人の乾燥対策2015年10月19日、オムロン ヘルスケア株式会社は「オムロン パーソナル保湿器 HSH-101(以下、HSH-101)」を発売する。同社は「オムロン式美人プロジェクト」というものを立ち上げている。女性のライフスタイルの変化や体の変化に対応しながらも「美しく健康でありたい」という思いをサポートするために誕生したプロジェクトだ。ひとりひとりの女性が自分のペースで美と健康を追求することができるような商品やサービスを開発。オムロン式美人の乾燥対策にこの新製品は欠かすことのできないアイテムなのだ。温度と湿度のコントロールが鍵同社が20代から60代の210名の男女を対象に実施した睡眠時の乾燥に関する調査によると、7割以上の回答者が睡眠時の乾燥が気になると回答。その中でも、睡眠中に喉、鼻、肌に不快感があり、すっきりと目覚められないという意見が多数あった。厚生労働省の発表によると、寝室の温度や湿度は睡眠の質と密接な関係があり、良い睡眠を得るには寝床環境の温度と湿度のコントロールが必要だとされている。美しくあるためには良い睡眠が必要不可欠だ。本格的な乾燥シーズンがやってくる前に寝床環境を整えなくてはならない。パーソナル保湿器で潤いい美人にオムロン式美人ではパーソナル保湿器による睡眠中の顔周りの保湿を提案している。パーソナル保湿器を使えば部屋全体ではなく顔周りだけ保湿することができるため、窓や壁の結露の心配はない。今回発売されるHSH-101は昨年11月に発売したパーソナル保湿器の後継機。前機種で好評であった、上下2段の吹き出し構造や低温スチームはそのままに、新たな機能を搭載しての新発売だ。(画像はプレスリリースより)【参考】・オムロン ヘルスケア株式会社プレスリリース(@Press)・オムロン式美人
2015年10月17日ディー・エヌ・エー(DeNA)の子会社DeNAライフサイエンスが提供する遺伝子検査サービス「MYCODE」は、血中アミノ酸濃度を測定して健康状態や病気の可能性を判定する味の素の「アミノインデックス」と共同で「未病」をテーマとした実証事業を10月より開始すると発表した。同実証事業では、病気や体質に関する遺伝的傾向がわかる「MYCODE」と、環境的要因による体の傾向が評価できる「アミノインデックス」を組み合わせることで、遺伝要因・環境要因の両方から未病を把握し、健康に関する意識改革や普段の生活における行動変容を促すことを目的とする。具体的には、遺伝要因・環境要因の双方を効果的に可視化するウェブサイトなどのサービスを開発し、実証実験の協力者に提供する。これにより、個人の健康増進に役立つものや未病を治す商品の購入、また健康関連サービスの利用増加につながるかどうかを検証する。なお、検証に参加するのは味の素社員約160名と、遺伝子検査を受けた「MYCODE」会員約80名を予定している。
2015年10月15日ソフトバンクとFiNCは8日、IBM Watsonを活用したヘルスケアサービス「パーソナルカラダサポート」の共同開発を進めると発表した。利用者のパーソナルデータをもとに、生活習慣の改善メニューを提案するサービスで、関連アプリは2016年3月以降に提供する。月額利用料は税別100円。パーソナルからだサポートは、コグニティブコンピューティングプラットホームの「IBM Watson」を活用し、生活習慣サーベイの結果や体重・歩数データなどのパーソナル情報を収集・解析、より個人に適した食事や運動メニューなどをスマホアプリに表示・提案するサービス。生活習慣を改善する課題を日替わりでアプリに表示してくれる。同サービスと連携するスマート体組成計もあり、体組成計のデータをもとに、さらに質の高いサービスも可能だという。また、日々の課題を実施することで、ポイントが付与され、専用ストアでオーダーメイドサプリなどのヘルスケア商品の購入時に充当することもできる。利用者間のSNS機能ほか、管理栄養士によるマンツーマン指導、オーダーメイドサプリなどのオプションメニューも用意される。
2015年10月08日OKIデータは、セイコーインスツル(以下 SII)から、SII子会社のセイコーアイ・インフォテック(SIIT)が展開している大判プリンター事業の事業譲渡を完了したと発表した。OKIデータは10月1日、SIIからSIIT全株式の譲渡を受け「株式会社OKIデータ・インフォテック」(資本金:10億円、従業員数:236名)を設立、事業活動を開始した。また同日、OKIデータの欧米グループ企業へのSII欧米グループ企業からの大判プリンター事業・資産譲渡も完了。なおSIITから提供していた大判プリンターなどの商品販売・サービスは、OKIデータ・インフォテックが引続き提供する。OKIデータは、新領域への高付加価値プリンター事業を成長分野として位置付けており、特にプロフェッショナル市場を重要なターゲットの1つとしているという。今回の事業取得により、大型インクジェットサインプリンターおよびLEDグラフィックスプロッターなどの技術・開発力、ならびに商品ラインアップと販売チャネルを新たに獲得し、今後、印刷・流通・小売業界向けにワンストップ・ソリューションを提供するという。
2015年10月05日オムロン ヘルスケアは9月17日、パーソナル保湿機「HSH-101」を発表した。発売は10月19日。睡眠中の顔まわりを保湿し、起きた時ののどや鼻、肌の乾燥を抑制することを主な目的として開発した。価格はオープンで、推定市場価格は税別32,800円前後だ。また、「保湿とねむりの関係」をテーマとしたメディアセミナーも開催。オムロン ヘルスケアの睡眠改善インストラクターである西口恵氏が新製品について説明したほか、睡眠の質を向上させるためのヒントなども紹介した。○パーソナル保湿機の新モデルパーソナル保湿機とは、三菱電機とオムロン ヘルスケアが共同で企画・開発し、2014年10月に発表された製品。今回はその第2世代として「HSH-101」が発表された。上下2段の吹き出し口から、それぞれ常温風と約45℃の低温スチームを送り出す独自のスチーム搬送技術を引き続き搭載する。顔まわりを集中的に保湿するため効率がよく、また部屋全体を加湿しないため窓が結露しにくい。HSH-101は保湿が必要になったら知らせてくれる「保湿ナビ」機能を新たに採用。これは本体に内蔵した温度・湿度センサーが部屋をモニタリングし、肌やのどにうるおいが必要な環境になると、サボテンマークの「保湿ナビランプ」が光るというものだ。電源オフの状態であっても、コンセントに電源プラグを挿しておけば自動でモニタリングしてくれる。運転音は従来と同様、約27dB(目安として、人のささやき声が約30dBとされる)。間欠運転によって発生するオン・オフ切り替えの音が眠りを妨げるというユーザーの声を受けて、オン・オフの切り替えをなめらかに行うよう改良した。さらに、従来は30分間隔だったが、HSH-101では60分間隔で間欠運転を行う。サイズはW150×D328×H277mm、重量は2.9kg。タンク容量は1Lで、最大スチーム発生量は1時間に210mlとなっている。カラーはホワイト、ピンク、グレージュ。ピンクとグレージュは数量限定で、グレージュはオムロン ヘルスケアの限定カラーだ。なお、三菱電機もブラッシュアップした第2世代のパーソナル保湿機を発売。基本的な仕様は同じで、カラーや販路が異なる。オムロン ヘルスケアは主にコンシューマー向けとなり、家電量販店やオンラインショップなどで販売するが、三菱電機は主に業務用として取り扱う。○睡眠に求めるのは「疲労回復」「保湿とねむりの関係」と題したセミナーでは、オムロン ヘルスケアの睡眠改善インストラクターである西口恵氏が、睡眠にまつわる基本的な知識から、保湿が睡眠に与える影響まで説明した。日本人の睡眠時間は世界的に見て短いというデータがあるが、西口氏によれば、睡眠不足は集中力の低下やストレス、肌荒れ、はては肥満や高血圧など生活習慣病にもつながりうるという。オムロン ヘルスケアが20代~60代の男女を対象に行った調査では、睡眠に関する不満・悩みが改善されることで「疲労回復」を期待すると回答した人が最も多かった。西口氏は「肌荒れが改善するとか仕事の効率がアップするとか、そういった回答が多いのでは、と思っていたが、疲労回復を期待している人が突出して多くて意外」とコメント。もちろん睡眠には、その日の疲れを回復するという役割もある。疲れを回復したり肌や髪を修復したりする成長ホルモンが分泌される寝つき後3時間が、前日の疲れをとるためには特に重要だといえよう。快適な環境を整えることも、質の高い睡眠には必要となる。快適な環境を作るために「湿度」に着目して開発されたのがパーソナル保湿機だ。三菱電機の調べでは、パーソナル保湿機を使用したことで、鼻・のどのうるおいを感じた人は約7割。また、オムロン ヘルスケアの睡眠計を用いてモニター調査をしたところ、パーソナル保湿機使用時と非使用時で約8割の人に変化があらわれたという。
2015年09月17日オムロンは9月16日、産業用ロボットメーカーの米アデプト テクノロジー(アデプト)を約2億100万ドルで買収すると発表した。公開買付けは9月23日(米国時間)に開始し、10月22日(米国時間)に終了する予定。アデプトはロボット制御する技術やビジョンセンサー技術に強みを持つ。特に、ロボット制御技術では、高速性となめらかな軌跡制御を両立させる技術を保有しており、繰り返し精度において業界最速クラスの性能を実現している。オムロンは自社の制御機器とオートメーション技術にアデプトのロボット技術を取り込むことで、自動車、デジタルデバイス、食品飲料などの産業に向けた「新しいオートメーションの創造」を推進し、産業の抱える課題に応えるためのソリューションを、メンテナンスやサポートと共に提供するとしている。
2015年09月16日オムロン ヘルスケアはこのほど、同社が開設したプロジェクト「オムロン式美人」が企画した書籍『リズム美人の365日セルフケアダイアリー』(発行: ブルーロータスパブリッシング / 税別1,100円)を発売した。「オムロン式美人」とは、女性のライフスタイルの変化や価値観の多様化に加え、月経や更年期など女性特有の体の変化という条件の両面に対応しつつ、「健康で美しくありたい」という女性たちの思いをサポートするプロジェクト。同プロジェクトは、冷えからくる体の不調とその改善方法などについて、より多くの女性に知ってもらうため、6月には「オムロン式美人温活部サイト」を立ち上げた。現在、冷えにまつわる情報配信やイベントなどさまざまな活動を行っている。今回は活動の一環として、『リズム美人の365日セルフケアダイアリー』を発刊。同書では、冷えがもたらす体への影響に加え、「1日」「月経」「四季」とそれぞれのリズムに適した温活方法を紹介している。監修は、対馬ルリ子女性ライフクリニック銀座院長で産婦人科医の対馬ルリ子先生と、NPO法人日本ホリスティックビューティ協会代表理事の岸紅子さんが行っている。
2015年09月16日○ユーザー主導の多様なアプリ開発に期待オムロンは9月11日から、ネットワークカメラ「家族目線」(HVC-C2W)を発売する。税込価格は29,800円。同時に赤ちゃんとペットの見守り用アプリ(スマートフォン/タブレット用)を提供。さらにAPIを公開することで、ユーザー視点に立った多種多様なアプリコミュニティの成長を目指す。8月25日の発表会では、オムロンのアプリケーションオリエンティド事業部 事業推進部長 細川速美氏が事業戦略上の位置づけを述べた。もともとオムロンはB2Bの会社ではあるが、IoT時代における各種センサーデバイスで最もデータ量が多いものとして、画像(センサー)があると切り出す。とはいっても、画像センサーのデータを一般の人が取り扱うのは難しい。これを誰でも使えるデバイスにするのが、センサーメーカーとしての使命であると、家族目線の開発経緯を紹介した。B2Bにおいても画像センサーに対する要求項目は多く、これらすべてに対応するのは難しい。そこでAPIを公開することによって、多くのアプリケーション開発者に開発をゆだねるオープンイノベーションの手法を取り入れることにした。APIとは「Application Programming Interface」の略で、製品の仕様を外部に公開することで、その製品を活用する幅を広げるものだ。例えば、GoogleカレンダーはAPIを公開しており、様々なアプリやWebサイトから、Googleカレンダー(および機能)を利用できるようになっている。オムロンには、20年近く積み上げてきた顔情報センシング技術「OKAO Vision」があり、5億ライセンス以上の出荷実績を持つ。そこから11種類の機能を、今回の家族目線に組み込んだ。これによって、多種多様なアプリケーション開発が可能になるという。すでにパイロットモデルを半年前に作成し、ハッカソンやアイディアソンに30回提供してきた。開発者向けのコミュニティ「Sensing Egg Project」もスタートさせ、WebやFacebookで情報発信することで開発者が集まれる場を提供している。結果、80件近いプロトアプリが創出されたことで、事業としての手ごたえを感じたという。今回の家族目線はコンシューマー向けに出荷する一方、企業向けとしても客層分析や人数カウントとしての利用も期待できるとした。○赤ちゃんやペットを見守るデモンストレーション細川氏に続いて、新製品「HVC-C2W」の概要を、オムロン アプリケーションオリエンティド事業部 事業推進部 HS企画課長の寺川氏が紹介した。HVC-C2Wは、Wi-Fiでインターネット接続できるところに設置し、クラウドを通じてアクセスするネットワークカメラ。複数のスマートフォンやタブレット、パソコンから接続可能だ。カメラそのものは1,280×720ドットの解像度を持ち、OKAO Visionのセンシング機能(11種類)に加えて、動体検出と音声検出機能を加えた計13種類のセンシング手法が使える。これらセンシング手法を用いて、ユーザーにプッシュ配信で状況を知らせたり、静止画記録を行う。製品のデモでは、11日から配信を予定している「家族目線 赤ちゃん」アプリを使用し(Android版。iOS版は9月下旬公開予定)、赤ちゃんが笑顔になった際に通知・撮影を行う動作を披露。また、赤ちゃんが本格的に泣く前の"グズり"を検知して通知することで、洗濯ものや料理で目を離したときにも対処できることをアピールした。カメラには赤外線投影機能もあるので、夜間の見守りも行えるという。同時に「家族目線 ペット」アプリも配信を予定している。部屋にいるペットの動体検知によって、ペットの「お気に入りの場所」を知ったり、逆に危険地帯に入ったりしたことを通知できる。さらに、正面を向いた自動撮影にも対応するそうだ(アプリはAndroid版が先行して公開され、iOS版は9月下旬を予定)。もうひとつ、子どもの帰宅や祖父母の無事を確認する「家族目線 おるすばん(仮称)」も提供予定(Android版9月下旬、iOS版10月)だ。
2015年08月25日ウイングアーク1stは8月20日、企業が従業員の健康に配慮し、組織の健康と健全な経営を維持する「健康経営」に基づいた、企業向けのヘルスケアサービスの事業化に向けた取り組みを開始すると発表した。具体的には、同社のBIツールを中心とした、健康と経営に関するデータを可視化するソリューションや企業向け健康プログラムの提供を予定している。事業化に向けて、個人向けの健康増進アプリ、健康のスコア化、企業向け分析プラットフォームの開発・販売を行うスイスのdacadooと業務提携を行い、「健康経営」において先進的な取り組みを計画している企業や自治体との実証実験を共同で開始する。提携により、企業の経営指標にdacadooと共同開発する健康増進アプリから得られる健康指標を結びつけ、情報活用ダッシュボード「MotionBoard」で可視化できるソリューションの提供を予定している。これにより、企業が従業員の健康増進を支援しながら、各部門の生産性を上げ、企業や組織全体での健康と経営のPDCA管理を実現する。また、企業向けの健康増進プログラムを、欧米での成功要素を取り込みつつ、国内外パートナーとともに開発、検証し、実効性の高いプログラムとして来年度からの販売を目指す。
2015年08月20日オムロンは7月30日、米モーション制御機器メーカー・デルタ タウ データ システムズ(DT)を買収すると発表した。なお、株式の取得は9月初旬に完了する見込み。DTは、モーション制御に特化したコントローラーの専業メーカー。高水準のモーション制御を可能とするコントローラー「PMAC」を開発、製造・販売しており、米韓を中心とする半導体・液晶ディスプレイ製造装置や、工作機、包装機メーカーに提供している。オムロンは「製造装置を駆動させるモーション制御分野における技術開発力とエンジニアリング力の強化を図るとともに、両社の製品・技術を組み合わせた最適なモーション制御ソリューションを、両社の販売網を通じてグローバルに提供していきます。」とコメントしている。
2015年07月31日日立製作所、日立メディコおよび日立アロカメディカルは7月21日、ヘルスケア事業の強化・成長を目的に、2016年4月1日付で、日立メディコと日立アロカメディカルの製造部門を統合した製造子会社を設立し、日立が日立メディコおよび日立アロカメディカルを吸収合併すると発表した。日立はこれまで、ヘルスケア事業拡大のため、2011年3月に日立メディコによるアロカ(現日立アロカメディカル)の完全子会社化、2014年3月に日立による日立メディコの完全子会社化を実施し、2014年4月にはヘルスケアグループおよび社内カンパニーであるヘルスケア社を新設したほか、2015年4月には日立メディコおよび日立アロカメディカルの一体運営を行うなど、組織体制を強化し、事業の強化と効率的な経営体制作りに取り組んできた。今回の再編により、日立、日立メディコおよび日立アロカメディカルで重複している国内外の拠点の集約・効率化および経営の完全一体化を進めていく。また、製造子会社を設立することで、日立メディコおよび日立アロカメディカルの製造コア技術、ノウハウを融合し、高品質・低コストのモノづくり力を強化し、製品競争力の向上を図るとしている。今後は、診断・臨床、検査・試薬、インフォマティクスという3つのコア領域を強化するとともに、これらを組み合わせたソリューション、情報・通信システム社などの日立の各社内カンパニーと連携したサービスの提供などを通じ、ケアサイクル・イノベーション、医療イノベーションに注力する。
2015年07月22日新生銀行は、15日に新設した「事業承継金融部」を通じて、事業承継ニーズへの取組みを強化すると発表した。○主に東京23区内の未上場のオーナー系中堅・中小企業が対象事業承継金融部は、主に東京23区内の未上場のオーナー系中堅・中小企業を対象に、今後さらなる需要の増加が見込まれる事業承継に焦点を当て、新生銀行グループの新生プリンシパルインベストメンツグループ(以下新生PIグループ)と協働して、そのノウハウも活用した投融資案件を発掘するとともに、コーポレートローン、M&A、資産運用やリースなど、同行グループの横断的な知見と機能の提供を通じ、顧客の事業承継ニーズへのサポート機会を発掘する専門部署として、法人部門内に設置する。具体的には、バイアウトや優先出資を主体とした投融資や同行グループが持つ機能を活用した金融商品やサービスの提案による事業承継の支援に加え、転廃業を考える中堅・中小企業に対しては、株式取得や債権買い取り、一時的に必要な資金の融資などの投融資案件を通じた、円滑な実行の支援策を提案していくという。新生銀行では、クレジットトレーディング業務、プライベートエクイティ業務を行う部署や子会社を集約した新生PIグループを2013年7月に設立、事業承継ニーズのある中堅・中小企業に対するハンズオンでのバイアウト投資などは同グループの新生企業投資を、事業の転廃業や債務整理などに関する債権買い取りやコンサルティングは新生債権回収&コンサルティングを中心に展開してきたという。高齢化社会の進展を背景に事業承継ニーズは増加傾向にあることから、同部の設置により、新生銀行グループ全体での取組体制を一層強化していくとしている。
2015年07月21日オムロンは6月30日、同社の無停電電源装置(UPS)用の仮想化サーバ冗長構成専用自動シャットダウン・ソフト 「PowerAct VHA」(PAVH)を発表した。価格は8万1,000円(税別)、発売は7月21日。同社は既に自動シャットダウン・ソフトとして「PowerAct Pro」を提供しているが、VMwareが提供するソリューションには対応できていなかったという。新製品は、VMwareのvSphereによるHigh Availability(HA)構成でのサーバの自動シャットダウンに対応する。同社調べでは、国内のサーバ出荷台数は約60万台/年であり、うちサーバの仮想化環境を構築する割合は約50%の30万台、さらに、冗長(HA)構成を行なう割合は50%、サーバ台数としては10万台という。同製品により、この市場で同社製UPSを利用可能になるとしている。同製品は1ライセンスのみで、接続しているサーバ/ストレージ/UPSなど物理デバイス数の制限無く利用可能とのこと。例えば図のような物理サーバ2台による冗長構成の場合でも、必要な同製品のライセンス数は1個とのこと。この他、UPSの電源冗長構成への対応、プラグインによりvCenter Serverのコンソール上にPAVHの画面を表示、ネットワーク上のUPS(SNMP/Webカード)のIPアドレスが不明な場合でも自動検出可能といった特徴を持つ。
2015年07月01日ローソンは6月18日、OTC医薬品や日用品などの取り扱いを強化したコンビニエンスストア「ヘルスケアローソン」を、ププレひまわりと共同で展開することに合意したと発表した。この合意に伴い、7月31日に広島県福山市にて「ローソンププレひまわり福山大黒座店」をオープンさせる。ローソンは現時点までにOTC医薬品を全国102店舗にて販売している。その中でも、化粧品や日用品などの「ドラッグストア商品」の品ぞろえを強化した店舗を「ヘルスケアローソン」とし、現在18店舗を運営。同社によると、ヘルスケアローソンは女性層の利用が多く、一日あたりの平均売上高は通常店舗に比べて約2割も高いという。同社は全国各地のドラッグストアや調剤薬局9社と提携するなど、ヘルスケアローソン事業の展開に注力。広島県を中心にドラッグストア「スーパードラッグひまわり」や調剤薬局「ひまわり薬局」の運営などを行うププレひまわりは、ローソンの10社目の提携先となる。今回の提携に伴いオープンさせる「ローソンププレひまわり福山大黒座店」の取扱商品数は、約5,500品目。そのうち、OTC医薬品(第2類・第3類)は700品目、化粧品・日用品は2,000品目となる。なお、営業は24時間だが、OTC医薬品の販売時間は9~21時となっている。両社は今後、広島県を中心に岡山県や兵庫県でもヘルスケアローソンを積極的に展開していくとのこと。
2015年06月18日オムロン ヘルスケアはこのほど、自治医科大学との共同研究により、睡眠時無呼吸に伴って血圧が200mmHg以上に上昇する危険なタイプの高血圧があることを明らかにした。同社では、自治医科大学 循環器内科学部門の苅尾七臣教授とともに、睡眠時無呼吸症候群の患者が睡眠中に無呼吸発作を起こすときの急激な血圧上昇に関する研究を行っている。血圧は通常朝は低く、睡眠中は落ち着くというのが一般的だが、朝の血圧が高い「早朝高血圧」や、夜間睡眠中も血圧が高い「夜間高血圧」の患者は、脳卒中などの心血管病リスクが高いことが知られている。夜間高血圧の原因のひとつには、睡眠中に呼吸が止まる「睡眠時無呼吸症候群」などが考えられているという。同疾患の患者は、睡眠時に無呼吸になることにより急激に血圧上昇が発生し、心臓などに大きな負荷がかかる。心血管病の発生は夜間から朝方に多いことが知られているが、この急激な血圧上昇がその強力な危険因子になると考えられている。同社と自治医科大学では、睡眠中のSp02(動脈血酸素飽和度)の低下によって睡眠時無呼吸を検知した際に血圧測定を開始し、睡眠時無呼吸に伴う急激な血圧上昇を検出する研究用試作機を共同開発した。現在、全国25施設の医療機関が同研究に参画し、900症例を超えるデータが集まっている。その結果、睡眠時無呼吸の重症度や夜間血圧の平均値は同じでも、睡眠時無呼吸に伴う血圧上昇の程度には個人差があることがわかった。また、約28%の患者が無呼吸時に160mmHg以上に上昇していること、中には200mmHg以上に上昇する危険なタイプの高血圧があることも明らかとなった。睡眠時無呼吸に伴う血圧上昇は、就寝前の降圧治療によって上昇を効果的に抑えられることも確認できた。自治医科大学の苅尾教授は、「家庭で夜間の血圧を測定することによって危険な夜間高血圧を評価し、適切に治療を行うことでリスクを低下させることができる」とコメントしている。
2015年06月15日パナソニック ヘルスケアホールディングス(PHCHD)は6月10日、独Bayer Aktiengesellschaft(Bayer AG)の子会社であるBayer HealthCare傘下のバイエルダイアベティスケア事業(BDC)を10億2200万ユーロ(1ユーロ135円で約1380億円)で買収すると発表した。BDCは血糖値測定システムを提供する企業で、Bayer AGとして世界125カ国で事業を展開。2014年の売上高は9億900万ユーロだった。PHCHD傘下のパナソニック ヘルスケア(PHC)は糖尿病患者向け血糖値測定器・センサーの開発製造を手がけており、BDCとは以前から販売面で協力関係にあった。PHCHDは今回の買収について「PHCの『高品質で、コスト競争力を備えた開発製造機能』とBDCの『グローバルな販売網』を統合することにより、変革期にある糖尿病ケア分野において、世界中の消費者へより的確にアプローチが可能になります。」とコメントしている。
2015年06月10日オムロン ヘルスケアは6月10日、夜間血圧の平均値は一見正常でも、睡眠時無呼吸症候群が発生した時の血圧が200mgHg以上に上昇するタイプの高血圧があることがわかったと発表した。同成果は同社と自治医科大学 循環器内科学部門の苅尾七臣 教授らの共同研究によるもので、6月12日にイタリア・ミラノにて開催される「第25回 欧州高血圧学会」のシンポジウムで発表される。血圧は朝は低く、日中に上昇し、睡眠中は落ち着くのが一般的だが、朝の血圧が高い「早朝高血圧」や夜間睡眠中も血圧が高い「夜間高血圧」の患者は脳卒中などの心血管病リスクが高いことが知られている。中でも夜間の血圧は病態や予後との関係が深いと考えられている。夜間高血圧の原因としては、睡眠時無呼吸症候群、心不全や腎不全などがある。特に、睡眠時無呼吸症候群は、降圧治療をしていても血圧がコントロールされない「治療抵抗性高血圧」の最も多い要因と考えられており、患者数は日本だけでも200~300万人と推定されている。両社は睡眠時無呼吸を検知した際に血圧測定を開始し、急激な血圧の上昇を検出する研究用試作機を開発し、その実証研究を2012年より実施してきた。その結果、睡眠時無呼吸の重症度や夜間血圧の平均値は同じでも睡眠時無呼吸に伴う血圧上昇の程度には個人差があること、さらに、夜間血圧の平均値は一見正常であっても、睡眠時無呼吸が発生した時の血圧には、高い人では200mmHg以上に上昇する危険なタイプの高血圧があることが判明した。また、睡眠時無呼吸に伴う血圧上昇は、就寝前の降圧治療によって上昇を効果的に抑えられることも確認したという。今後、同研究の症例取得を進め、睡眠時無呼吸に伴う睡眠時無呼吸に伴う血圧上昇と心血管病の発生リスクとの関連を研究していくほか、試作機を改良し、2015年度中の販売開始をめざして開発を進めていくとしている。
2015年06月10日オムロン ヘルスケアはこのほど、冷えに悩む女性を対象に、「温活」をキーワードとした情報サイト「オムロン式美人温活部」を開設した。同社が実施した「女性特有の体の悩みに関するアンケート(2015年5月調査)」によると、最も多い悩みの1位は「首、肩のこり」で、2位は「冷え」、3位が「むくみ」であったという。冷えや、冷えが引き起こす体の不調に悩む女性が多いことから、このほど温活をヒントにした情報サイトをオープンした。同サイトの「温活部 アンバサダー」には、栄養コンサルタントのエリカ・アンギャルさん、日本ホリスティックビューティ協会代表理事でホリスティック美容家の岸紅子さんが就任。両氏による温活に関するオリジナルコラムも連載する。エリカ・アンギャルさんのコラムは、「あたため美人による食習慣のレッスン」をテーマにしたもので、第1回目は、冷えやすい日本の女性があたため上手になるためのポイントを紹介している。岸紅子さんのコラムでは冷えのタイプ別に、睡眠、運動、入浴など、改善のためのヒントを紹介。第1回目は冷えのタイプをチェックできる「冷えのチェックシート」を公開している。コンテンツ「温活セルフケアダイアリー」では、看護師、セラピスト、ヨガ/バレエ講師など5名の健康・美容のスペシャリストが、季節にあった日々実践できる冷え対策を紹介。編集部によるオリジナルコラム「温活ニュース」は、編集部の女性スタッフが、冷え対策におすすめのグッズ、温活体験談などを発信していく。
2015年06月08日プチ不調とはオムロン ヘルスケア株式会社は6月2日、コミュニティサイト「オムロン式美人温活部」を6月1日にオープンしたと発表した。同サイトは、女性なら誰しも頭を悩ます冷えや不眠といった“プチ不調”を解決するため、“温活”をキーワードに楽しく学びながら考えていくというもの。プチ不調とは、病気とまではいかないけど、なんとなくだるい、肌荒れが治らない、生理痛がひどい、不眠などの症状のことで、これらは冷えからくるものである可能性が高い。温活ライフを始めようサイト内では、同じような悩みを持つオムロン式美人温活部の女性編集スタッフがオリジナルコラムを執筆し、さらに、名だたるアンバサダーやスペシャリストも登場、いろいろな視点から温活術を紹介する予定だ。冷えは万病の元ともいわれ、体を温めることは、体の持っている本来の力を取り戻すということ。冷え対策におすすめの商品紹介や、スペシャリストによる温活術を学ぶことで、気軽に温活ライフをスタートさせることができる。(画像はプレスリリースより)【参考】・オムロン式美人温活部
2015年06月07日