5つのエリアに分かれるマヨテラスは、マヨネーズの歴史や、日本ではあまり知られていない世界のマヨネーズ、そして工場でのマヨネーズ製造工程など、学べる内容が目白押し♪ マヨネーズの新しい食べ方も実食で体験することができますキユーピーとパシャ♡ SNSでシェアしたくなるマヨネーズドームマヨテラスに訪れるとまず目を惹くのが巨大なマヨネーズドーム。木製で作られており、その大きさはマヨネーズボトル(450g)の50万倍だそうです。「キユーピー ギャラリー」では、案内スタッフがマヨネーズ誕生の秘密やどうやって世界に広まったのかなど、分かりやすく解説してくれます。驚きの技術に感激! マヨネーズ作りを体感「ファクトリーウォーク」では、食卓に美味しいマヨネーズが届くまでの工程を映像やゲームを通して学ぶことができます。高速で卵を割る機械のムービー&模型は必見です。「キユーピー キッチン」では、サラダにかけて美味しいマヨネーズを使ったソースも実食できます。見学の最後には、嬉しいお土産も貰えちゃいます。思わず自慢したくなるマヨテラスにぜひ足を運んでみてください。取材・文/末吉陽子店舗情報店名:マヨテラスTEL・予約:03-5384-7770住所:東京都調布市仙川町2-5-7 仙川キユーポートアクセス:京王線「仙川駅」より徒歩7分営業時間:見学時間:10:00~、11:50~、13:40~、15:30~※完全予約制のため、事前にインターネットまたは電話から要予約※見学30分前から館内へご入場・受付を開始します。※所要時間は各回90分です。入館料:無料定休日:休館日:土・日・祝、その他臨時休館日あり※土曜日は臨時開館する場合があります
2017年01月02日夢中になる楽しさ♪ オリジナルのデコポッキーが作れる体験も工場見学に訪れた際にぜひおすすめしたいのが、オリジナルのデコポッキー作り体験。こちらは有料(500円)で楽しめるサービスです。用意されたジャンボポッキー2本を溶かしたチョコレートでくっ付け、その上にお好みでデコレーションを施します。細かい作業は大人も思わず夢中に。オシャレにデコったポッキーは、食べるのがもったいない!貴重なアイテムが勢ぞろい!施設で買えるオススメのお土産3選また、「グリコピアイースト」では、施設内でお土産をゲットすることもできちゃいます。コンビニやスーパーでは、なかなかお目にかかれない貴重なアイテムばかり!おすすめの3つをご紹介します。メラミンカップ(972円)ポッキーやプリッツなど、お馴染みのお菓子がデザインされたカラフルなメラミンカップは、カップ以外にペン立てとしても大活躍!ちょっと贅沢プリン(1,296円)北海道産生クリームを使用したリッチテイストのプリンは、優雅なティータイムのお供にピッタリ♪グリコのキャラメルクリーム(432円)グリコのキャラメルをそのまま溶かしたような味わいの、なめらかなクリーム。アイスにかけたりパンに塗ったり、お好みに合わせて楽しめます。取材・文/恋する旅ライターかおり店舗情報店名:グリコピア・イーストTEL・予約:048-593-8811(9時~16時)住所:埼玉県北本市中丸9-55アクセス:JR北本駅からタクシーで約10分、または、けんちゃんバス北本駅東口発 グリコ工場方面行(循環バス)「グリコ工場前」下車すぐ営業時間:9時30分、11時、12時30分、14時の4回所用時間:約70分(別途、有料コーナーの所用時間は約30分)定休日:毎週金曜日、お盆休み、年末年始
2017年01月02日グリコの歴史をミュージアムで振り返る「子供たちの健康増進のために」、そんな思いから創業者の江崎利一氏が開発した、健康に配慮されたキャラメル「グリコ」。カキの煮汁から取り出したグリコーゲンを利用していることから、その名前が付けられたのだとか。グリコといえば、創意工夫を凝らしたおまけの「おもちゃ」も楽しみの一つ。これまでに開発されたおもちゃは、なんと2万数千種類にも及ぶそう。ミュージアムには、厳選された約1,500種類を展示。歴史を感じながら、じっくり鑑賞してみては。大人気!あのポッキー・プリッツの製造工程を間近で見学できる何年経っても変わらずに、絶大な人気を誇るポッキーとプリッツ。なんと、ポッキーの発売開始は1960年代まで遡るのだそう。ここでは、そんな国民的おやつの製造工程を間近で見学することができるんです。いくつもの機械が休みなく動き、ポッキーやプリッツが作られていく過程には、思わず見入ってしまうはず。工場内に立ち込める甘い香りも、ワクワクを掻き立ててくれますよ。引っ掛け問題も多数!?クイズツアーで子供も大人も白熱!工場見学を終えると、グリコの歴史やお菓子にまつわるクイズツアーが行われます。「子供向けにやさしく作られているのでは?」と侮ったら大間違い。中には引っ掛け問題も含まれており、全問正解するのはなかなかハードルが高いんです。1位になるとお菓子のお土産がもらえます。ぜひ本気でチャレンジしてみてください!取材・文/恋する旅ライターかおり店舗情報店名:グリコピア・イーストTEL・予約:048-593-8811(9時~16時)住所:埼玉県北本市中丸9-55アクセス:JR北本駅からタクシーで約10分、または、けんちゃんバス北本駅東口発 グリコ工場方面行(循環バス)「グリコ工場前」下車すぐ営業時間:9時30分、11時、12時30分、14時の4回所用時間:約70分(別途、有料コーナーの所用時間は約30分)定休日:毎週金曜日、お盆休み、年末年始
2017年01月01日ラッシュ(LUSH)が、2016年12月17日(土)開催分の工場(キッチン)見学ツアー『LUSH Kitchen Tour(ラッシュキッチンツアー)』の応募を、2016年11月10日(木)10:00よりSNS投稿による募集にて開始。応募期間は2016年11月10日(木)10:00~11月16日(水)23:59迄。『LUSH Kitchen Tour』では、「作りたて」と「新鮮さ」にこだわり、お店での販売を行わず、オンライン向けに毎日限定生産を行っている「LUSH KITCHEN」で、「LUSH KITCHEN」限定商品の製造行程の見学、参加者自身の手で実際にラッシュ商品の製造体験ができる。また、製造現場での体験に加え、商品製造に実際に使用している原材料で調理したランチや、様々なワークショップを通して、ブランドの魅力を体感できる。第18回「ラッシュキッチンツアー」概要■開催日: 2016年12月17日(土)午前の部:8:45~14:15頃午後の部:13:15~18:45頃※午前・午後の部ともに、小田急線「本厚木駅」集合・「ららぽーと海老名」解散となります。■集合・解散場所集合:小田急線【本厚木駅】中央改札前解散:【ららぽーと海老名】(小田急線/相模鉄道(相鉄)/JR相模原線「海老名駅」)※駅~ラッシュキッチン間はラッシュバスで移動し、集合~解散まで、約5.5時間の行程を予定しております。■募集人数各回 12組24名様■参加費無料※交通費や宿泊費は自己負担。■応募方法・詳細
2016年11月12日【ママからのご相談】来年度から子どもを保育園に預け、復職しようと考えています。すでにワーキングマザーをしている妹からは「保育園の見学は必須だよ!」と言われているのですが、外から見るだけではダメでしょうか。見学や説明会に行っても、どうせ施設にとってイイことが言われるだけだろうから、外からこっそり覗いている方が取り繕っていない面を見られるのではと思ってしまいます……。●A. 見学・説明会の参加は必須! ポイントを整理して臨みましょうこんにちは、佐原チハルです。「取り繕った、イイ面ばかりをアピールされるのでは」という疑念、わかります。筆者もそのようなことを考え、候補の保育園をこっそりと観察に行ったことが何度かあります。しかしそれでも、見学・説明会には行った方がいいと思います。“いいことばかり”じゃない点を探るためにも、行って、直接質問し、聞いてくることもまた大切です。●保育園の見学・説明会に行ったほうがいい理由とは見学・説明会に行って、「本当によかった!」というママさんたちに話を聞いてみたところ、ポイントは主に以下の3点でした。●(1)ネットじゃわからない『ホームページがすごく綺麗なのに、実際は雑然としている園もあれば、ホームページが古くてガタガタでも、しっかりと行き届いている園もある』(30代/2児のママ)『ネット上の口コミサイトは“いいことしか載せない”ってところもあるらしい。プラスもマイナスも両方知って判断したい のに、それじゃ参考にならない』(30代/1児のママ)●(2)知り合いからの評判ではわからない『周りのママたちからすごくいいって評判の私立園だったのですが、見学に行ったら雰囲気が思っていたのとは違って。少なくとも、うちの生活や子どもの性格には合わなそうだ というのが、見学に行ってみて初めてわかりました。評判だけで判断しちゃわないでよかった』(20代/1児のママ)●(3)認可でも公立と私立で差がある『認可ってことは同じ基準で評価されて作られてるんだから、どこでも同じでしょ、と思ってました。でも、公立はたしかに似ているけど、私立は思っていたよりも多様 でした』(30代/1児のママ)----------次年度の保育園を探しているママの中には、“すでに仕事をしている人”も少なくないと思います。見学・説明会は平日に行われることが多いので、参加は難しく面倒に思われるかもしれません。けれど、子どもの安全にもかかわる大切なことです。ママかパパのどちらかは、必ず都合をつけて行けるようにしたいです。●見学・説明会でチェックしたいポイントとは?『保育園を考える親の会』のホームページによると、確認のポイントは以下だそうです。【職員体制】・年齢ごとの配置人数・有資格者の割合・経験豊富なスタッフの存在・資格のある看護師さんが常駐かどうか【保育の様子】・子どもとの関わり方が応答的か、笑顔でいるか・子どもたちに笑顔はあるか・昼寝時の対策はどうか(うつぶせ寝はしていないか、呼吸チェックはしているか)【食事】・離乳食の進め方はどうか・栄養バランスに配慮された献立になっているか・アレルギー対応はどうなっているか・食材について気をつけていることはあるか【施設設備の様子】・赤ちゃんの部屋と幼児の部屋はしっかり分かれているか・部屋が狭すぎないか・部屋の風通しや日当たりはどうか・安全対策はしてあるか・衛生管理は行き届いているか・おもちゃ、絵本、遊び場(園庭)の管理はどうなっているか【保護者への対応】・連絡帳があり、子どもの様子を知らせてくれるか・子どもの安全性を第一にしているかどうか・親が働くことへの理解はあるか【その他】・園の雰囲気はどうか・行事はどうなっているか・緊急時の対応はどうなっているか、避難経路は確保されているかこちらのページでは、他にも複数のポイントが挙げられています。一度確認し、自分なりのリストを作成して臨む のがいいかもしれません。●“質”の妥協はできない保育園に通うというのは、毎日の生活の話ですから、「通いやすい場所にある」「預かってもらえる時間が希望にかなっている」などの条件もまた大切です。けれど、それらの条件のために“質”を犠牲にすることはできません 。子どもの命に関わる話で、取り返しややり直しができない事態に陥ってしまうリスクがあるからです。そうした“質”の状態をチェックするためにも、保育園の見学や説明会はとても重要なもの。“こっそり覗きに行く”のは、見学・説明会に行ってからでもできます。両方なさってみてはいかがでしょう?後悔のない復職のためにも、チェックリストを用意して、準備万端で臨みましょう!【参考リンク】・保育園選びのチェックポイント | 保育園を考える親の会()●ライター/佐原チハル(フリーライター)●モデル/倉本麻貴(和くん)
2016年11月05日ラッシュの工場(キッチン)を体験できるチャンスフレッシュな品質と香りの良さで幅広い層に人気のコスメブランド、LUSH(ラッシュ)がWEBサイトにて、2016年11月19日(土)開催分の工場見学ツアー「LUSH KITCHEN TOUR(ラッシュキッチンツアー)」の募集を10月7日(金)10:00より開始した。この工場見学は、店舗で販売していない限定商品を販売するオンラインサービス「LUSH KITCHEN」のPRをはじめ、ハンドメイドで行われている商品製造過程や選び抜かれた原材料について、環境への配慮や動物・人権擁護などの様々なラッシュの取り組みが紹介される。工場見学は不定期で開催されるため、今回の募集はラッシュの工場(キッチン)が体験できる数少ないチャンスとなる。開催日は2016年11月19日(土)午前の部8:45から14:15頃、午後の部13:15から18:45頃で参加費は無料。募集期間は10月16日(日)23:59までとなっている。ランチ付きで半日楽しめる!見学場所の工場「LUSH KITCHEN」では、「作りたて」と「新鮮さ」にこだわったオンライン限定商品が毎日手作りで製造されている。この「LUSH KITCHEN」にて、製造見学や参加者による製造体験などのワークショップが企画されている。また、商品に実際に使われている原材料を使ったランチも楽しむことができ、五感でラッシュを体験することができる。(画像はプレスリリースより)【参考】※ラッシュジャパン プレスリリース
2016年10月14日フレッシュハンドメイドコスメブランド「ラッシュ(LUSH)」は、2016年11月19日(土)開催分の工場(キッチン)見学ツアー『ラッシュキッチンツアー(LUSH Kitchen Tour)』の応募を、2016年10月7日(金)10:00よりWEBサイトにて募集開始。ラッシュは、新鮮で可能な限りオーガニックな野菜や果物を使ったバスアイテムやコスメ商品をハンドメイドで製造しお届けするコスメブランド。『LUSH Kitchen Tour』は、店舗では購入することができないフレッシュで特別な商品を販売するオンラインサービス「LUSH KITCHEN」を知っていただく機会、また、商品をハンドメイドする製造過程や原材料へのこだわり、環境への配慮や動物/人権擁護などの様々なラッシュの取り組みなどを、お客様に体験を通じて知っていただく機会として、神奈川県愛甲郡愛川町の工場(キッチン)を会場に不定期開催している。『LUSH Kitchen Tour』では、「作りたて」と「新鮮さ」にこだわり、お店での販売を行わず、オンライン向けに毎日限定生産を行っている「LUSH KITCHEN」に入室し、参加者の前で「LUSH KITCHNE」限定商品の製造を行うほか、自身の手で実際にラッシュ商品を作る体験の場もある。また、製造現場での体験に加え、商品製造に実際に使用している原材料で調理したランチや、様々なワークショップを通して、ブランドの魅力を体感できる。尚、ラッシュキッチンツアーは「マイラッシュ会員」への登録とラッシュキッチン公式SNSアカウント(facebook,twitter,Instagramのいずれか)をフォローしている方限定。第17回 LUSH Kitchen Tour(ラッシュキッチン ツアー)概要開催日時:2016年11月19日(土)午前の部:8:45~14:15頃午後の部:13:15~18:45頃※「午前の部」「午後の部」共に、小田急線「本厚木駅」改札前集合、「ららぽーと海老名」(最寄駅:海老名駅)解散。募集人数:各回12組24名参加費:無料応募予定期間:2016年10月7日(金)10:00~2016年10月16日(日)23:59迄応募サイト:
2016年10月09日キリンビール横浜工場の操業90周年を記念し、「京急×キリンビール横浜工場 90周年記念ビール電車」を2016年10月14日(金)の夜に運行する。「京急×キリンビール横浜工場 90周年記念ビール電車」は、横浜駅を出発し、キリンビール横浜工場のある生麦駅で途中停車。そして、工場直送の生ビールを積み込んで、乗客に提供しながら京急川崎駅まで運行する。電車内では、「崎陽軒オリジナル弁当」やキリンビールおすすめのおつまみ類も用意される。また、横浜工場の工場長や醸造長とともにビールの作り方や歴史について語り合う企画も予定されているので、ビール好きには是非乗車してほしい。また、10月1日(土)にリニューアルオープンする横浜工場見学施設で「大人の夜の工場見学ツアー」も実施。今回のリニューアルによって、新たな映像技術などを導入し、来場者がこれまでよりも一層リアルに製造工程を体感できるようになったという。“金曜日の夜”を同僚や友人とを電車で楽しめる、これまでにないイベントとなりそうだ。【開催概要】「京急×キリンビール横浜工場 90周年記念ビール電車」開催日時:2016年10月14日(金) 18:30 ※横浜駅集合定員:先着80名(1組4名まで)対象:20歳以上運行区間:横浜駅発(18:49)~生麦駅~京急川崎駅~(大師線2往復)~京急川崎駅着(20:53)車内企画:横浜工場の工場長、醸造長との語り合い、横浜工場直送の生ビールの提供、ビールに合う「崎陽軒オリジナル弁当」&ビールに合うおつまみの提供、京急・キリングッズが当たるゲーム大会参加費:1人 3,000円(税込)応募方法:京急観光のホームページから先着受付(定員に達し次第終了)応募開始日時 2016年9月26日(月) 12:00~問い合わせ先:京急ご案内センターTEL:03-5789-8686/045-441-0999 (平日 9:00~19:00 土・日・祝日 9:00~17:00)※営業時間は変更になる場合あり。■キリン×京急オリジナル企画「大人の夜の工場見学」開催日時:2016年10月21日(金) 18:45~20:45定員:先着20名対象:20歳以上内容:通常は案内をしていない“夜の工場見学ツアー”を実施。・リニューアルオープンした横浜工場見学施設のツアー・レストランビアポートにて生ビールとお食事の提供参加費:無料応募方法:キリンビール横浜工場のホームページから先着受付(定員に達し次第終了)応募開始日時:2016年9月29日(木) 10:00※受付ページ内の情報公開は9月23日(金)から。問い合わせ先:キリンビール横浜工場 工場見学受付係TEL:045-503-8250(10:00~17:00 休館日を除く)※月曜日休館(祝日の場合は営業、次の平日が休館)
2016年09月17日『夢のチョコレート工場』のウィリー・ウォンカ役などで知られる俳優のジーン・ワイルダーが、アルツハイマー病の合併症により米コネチカット州スタンフォードの自宅で死去した。83歳だった。ジーンの甥ジョーダン・ウォーカー=パールマンが声明文を発表し、「この状況に対するすべての感情的、身体的なチャレンジにおいて私たちが幸運であったことを理解しています。たくさんのほかのケースとは異なり、この病気が、ジーンの最も近い人々のことを認識する能力を奪うことなく、また彼の核となる性格を保ちながらの温和な生活を支配することはありませんでしたから」と伝えた。そして、「これまで彼のこの病気について明かさなかった理由は虚栄心からではありません。病気または問題を連想させ、また喜びを心配、落胆、混乱へと変えてしまうような1人の大人を、ジーンに笑いかけ『ウィリー・ウォンカがいる』と呼びかけるだろうたくさんの子供たちの前にさらす必要はなかったからです。彼はただ世界から1つでも笑顔が少なくなってしまうことを避けたいと考えていました」と病気を公にしなかった理由を説明。さらに、「アートや音楽、過去25年間連れ添ったカレン(ボイヤー)にキスすることをジーンはずっと楽しんでいました。結婚式には教会のバージンロードで花婿の親として、指輪を運ぶ係として踊ったりしていました。午後には西部劇を見続けたり、愛する人たちに囲まれて過ごすことを楽しんでいました」とジーンとの思い出を明かした。1989年に非ホジキンリンパ腫と診断されたジーンは、『夢のチョコレート工場』以外にも『プロデューサーズ』『ブレージングサドル』への出演などで有名だった。1974年作『ヤング・フランケンシュタイン』では、出演以外に、友人のメル・ブルックスと共同で脚本も担当しており、メルは自身のツイッターで追悼のメッセージをつづっている。(C)BANG Media International
2016年08月31日フレッシュハンドメイドコスメブランドラッシュ(LUSH)が、2016年8月27日(土)開催分の工場(キッチン)見学ツアー『ラッシュキッチンツアー(LUSH Kitchen Tour)』の応募を、2016年7月25日(月)10:00よりWEBサイトにて募集中。尚、今回のキッチンツアーの参加はラッシュキッチン公式SNSアカウント(facebook,twitter,Instagramのいずれか)のフォロワー限定。▲新鮮で可能な限りオーガニックな野菜や果物を使い、バスアイテムやコスメ商品をハンドメイドで製造しているラッシュ(LUSH)。募集要項■応募予定期間: 2016年8月19日(金)10:00~2016年8月28日(日)23:59■応募サイト: 開催概要■開催日時:2016年9月24日(土)■午前の部:8:45 – 14:15頃■午後の部:13:30 – 18:45頃募集人数:各回12組24名参加費:無料※「午前の部」「午後の部」共に、小田急線「本厚木駅」改札前集合、「海老名駅」解散。LUSH公式サイト
2016年08月21日子どもたちの夏休みも後半戦。まだまだ遊び足りないお子さんにも、夏休みの宿題が終わっていないお子さんにもおすすめのレジャーのひとつが「工場見学」です。そこでつくっているものの試食・試飲ができたり、自由研究の題材にもなったりと大人気。自由研究の題材にもなるため、人気が高まりつつあります。でも、工場見学の予約は、ネットなどから2~3ヶ月以上前から受付を開始していて、8月末まで満席というところが多いのが現状です。そこで、小学生のお子さんがいるファミリーにおすすめの工場を紹介します。■思い立った日にいける! 予約不要のラスク工場「ガドーフェスタハラダ 本社工場」主力製品であるガトーラスク「グーテ・デ・ロワ」の製造工程が見学できます。大量のラスクが次々とベルトコンベアで流れてくる様子は圧巻! 直売店もあり、ここでしか扱っていない限定商品も。夏休みの思い出に、会社の方やママ友に配ってもよろこばれることまちがいなしです。ガトーフェスタ ハラダ 本社工場 公式サイト 所在地:群馬県高崎市新町1207参加費:無料予約 :9名以下のグループは予約不要実施日:月~金(祝日含む)10:00~17:00■試食も楽しみ! 大自然に囲まれたお菓子の工場シャトレーゼ 白州工場南アルプス・白州の名水を使用した、お菓子やアイスクリームの製造工程が自由に見学できます。ガイドつきのコースもありますが、こちらは予約が必要です。お目当ては試食用のアイス。数種類あり、好きなものを好きなだけ食べられます。混雑時には入場規制の可能性もあるので、ゆっくり楽しみたい人は、オープン直後か、閉館1時間前ごろを狙って行くのがおすすめ。中央自動車道の小淵沢ICから車で約15分。限定ジャムやスイーツなどを購入できるお土産ショップも充実しているため、避暑をかねたドライブ観光の、たちよりスポットとしても人気です。シャトレーゼ 白州工場 公式サイト 所在地:山梨県北杜市白州町白須大原8383-1参加費:無料予約 :自由見学は予約不要実施日:工場営業日は公式サイトを要確認 9:00~16:00(最終受付15:00)■自宅から一番近い場所が探せる! 清掃工場夏休みの社会科自由研究として人気が高い清掃工場見学。どうして分別が必要なの? リサイクルってどうするの? そんな素朴な疑問も、清掃工場を見学することでリアルに学べ、「ものを大切にしよう」という意識も高まります。清掃工場は都内各所にあります。以下サイトURLからイベントカレンダーを確認して、ご自宅から最寄りの清掃工場を選択すれば、より身近な気分で見学ができますよ。東京二十三区清掃工場 公式サイト 所在地:東京都各区参加費:無料予約 :要予約(希望日の2日前までに、見学希望の清掃工場へ電話申込み)ほかにも、明太子の試食し放題の明太子テーマパーク「大洗めんたいパーク」も、館内にある明太子工場が予約不要で見学できます。夏休みもあとわずか。楽しい工場見学で家族のステキな思い出を残してくださいね。 ・かねふく 大洗めんたいパーク
2016年08月18日新潟県燕三条地域の名だたる企業が一斉に工場を開放し、ものづくりの現場を見学・体験できる年に1度のイベント「燕三条 工場の祭典」が、10月6日から9日まで開催される。小規模な企業が刃物や金属洋食器などの金属製品を中心に、世界に誇る多種多様な製品をつくり出す新潟県燕三条地域。今年で4回目を迎える同イベントでは、78社の「工場(KOUBA)」と14社の「耕場(KOUBA)」を合わせた計92拠点(7月5日時点)の工場を開放し、参加者がKOUBA(工場、耕場)で働く人々と気軽に触れあい、じっくりものづくりの現場を体感できる機会となっている。参加KOUBAは、800年、27代続く吉田本町のきゅうりとお米の農家・ひうら農場や、およそ400年前から続く三条の和釘造りを継承する火造りのうちやま、風呂屋にある昔ながらの体重計を製造する国内最後の工場・田中衡機工業所、鋳鉄製機械部品の製造を行う三条特殊鋳工所など。また、期間中は体験型のワークショップも開催。大泉物産によるカイボイスンのデザートスプーン製造体験や、山田ガレージによる自動車塗装体験、マルナオによる木を削って八角箸を作る体験などが行われる。その他、「燕三条 工場の祭典」オフィシャルバスツアーも実施。「鍛冶職人の伝統技術を体感」、「毎日の食卓を支えるキッチンツール」、「農具を使って農場体験」など、それぞれテーマを設けたバスツアーが用意された。各コースを担当する個性豊かなガイドたちの独自の視点により、訪問先の工場をはじめ、燕三条地域の様々な魅力に出会うことができる。さらに、今年も夜の工場をオープン。各工場を舞台にレセプションパーティを開催し、工場の作業から離れた職人たちとの交流の場を設けた昨年に続き、今年はより盛りだくさんの内容を企画している。また同期間中には、奈良の老舗・株式会社中川政七商店が、300周年 を記念して全国5地域で開催しているイベント「大日本市博覧会 第4回 新潟博覧会」が三条ものづくり学校(新潟県三条市桜木町12-38)も合わせて開催される。【イベント情報】「燕三条 工場の祭典」会場:新潟県三条市・燕市全域及び周辺地域会期:10月6日~9日時間:9:00~16:00(12:00~13:00を除く)
2016年08月16日フレッシュハンドメイドコスメブランドラッシュ(LUSH)が、2016年8月27日(土)開催分の工場(キッチン)見学ツアー『ラッシュキッチンツアー(LUSH Kitchen Tour)』の応募を、2016年7月25日(月)10:00よりWEBサイトにて募集中。尚、今回のキッチンツアーの参加はラッシュキッチン公式SNSアカウント(facebook,twitter,Instagramのいずれか)のフォロワー限定。新鮮で可能な限りオーガニックな野菜や果物を使い、バスアイテムやコスメ商品をハンドメイドで製造しているラッシュ(LUSH)。募集概要■応募予定期間: 2016年7月25日(月)10:00~2016年8月3日(水)12:00■応募サイト: 開催概要■開催日時: 2016年8月27日(土)■午前の部: 8:45 – 14:30頃■午後の部: 13:30 – 19:00頃※「午前の部」「午後の部」共に、小田急線「本厚木駅」改札前集合、「海老名駅」解散。LUSH公式サイト
2016年07月28日ラッシュジャパンはこのほど、7月30日に開催する工場(キッチン)見学ツアー「LUSH Kitchen Tour(ラッシュキッチン ツアー)」の応募受付を同社ウェブサイトで開始した。同社では、新鮮で可能な限りオーガニックな野菜や果物を使ったバスアイテムやコスメ商品をハンドメイドで製造している。「LUSH Kitchen Tour」は、神奈川県愛甲郡愛川町の工場で不定期に開催している工場(キッチン)見学ツアー。店舗では購入できないオンラインサービス「LUSH KITCHEN」や、商品をハンドメイドする製造過程・原材料へのこだわり、環境への配慮や動物・人権擁護など、さまざまな同社の取り組みなどを知ってもらう機会として実施している。同イベントでは、オンライン向けに毎日限定生産を行っている「LUSH KITCHEN」に入室し、参加者の前で「LUSH KITCHNE」限定商品の製造を行う。参加者もラッシュ商品を作る体験ができるという。製造現場での体験のほか、商品製造に実際に使用している原材料を使ったオーガニックランチも楽しめるとのこと。開催日時は7月30日の8:45~14:15頃(午前の部)、13:15~18:45頃(午後の部)。募集人数は、各回12組24名。応募は、同社ウェブサイトにて7月3日の23:59まで受け付ける。なお今回のキッチンツアーは、ラッシュキッチン公式SNSアカウント(facebook、twitter、Instagram のいずれか)のフォロワー限定となる。参加費は無料。
2016年06月14日吉野の間伐材がパウダーになって酵素とまざって発酵、酵素浴になり、そしてその役目を終えたら、今度は発酵堆肥となり植物を育てているという。この化学薬品を一切使わないというオーガニック発酵堆肥の畑、Biogarten斎庭の里(ビオガルテンゆにわのさと)を大阪・堺市で営む寺田将樹さんに話を聞いた。■口に入るものの安全前職は教師だったという寺田さんが農業を始めたのは8年程前。ひょんなことから、学校の畑や田んぼの世話をやり始めたのがきっかけだった。気になりだしたのは、農薬のこと。一部には完全なオーガニックはあるものの、出回っている農作物はほとんどが農薬や除草剤散布されたものだという事実に「人間が食べるものになんてことを」という気持ちになったという。本格的に農業に取り掛かりはじめてからは、「無農薬・無肥料」を志したという寺田さんだが、虫がついて虫食いだらけ。とても売れる代物ではなかった。もう無農薬野菜は諦めようと、そんなときに出会ったのが、「酵素浴えん」を運営するFlavor(株)山口尚哉さん。酵素浴で使い終わったヒノキパウダーを肥料として農地にかぶせるというアイデアが生まれたのだ。通常のおがくずだと不純物が入っていて土壌に悪影響を及ぼす。しかし、なんといっても吉野で作られたおがくずは完全オーガニックであり、酵素も含まれている。発酵堆肥で黄金色の畑「吉野の山では重なりあって堆積した植物の死骸を菌類が発酵させ、ふかふかで栄養たっぷりな土壌をつくりますよね。発酵堆肥をかぶせたうちの畑は、吉野の山の環境がきたものだと思ってください」と寺田さんは言う。栄養にあふれてアスパラがぐんぐん伸びる畑は、無農薬で悩んでいたときの害虫被害もなくなった。■アスパラがすくすく育つ黄金の畑郊外の離れた農家から都心に届く野菜と違い、取れたての野菜は食べ方までも変わってくる。いまはまだまだ手に入りにくい寺田さんの野菜だが、もし他の農家が発酵堆肥を導入するなら指導は惜しまないという。発酵堆肥が輝く黄金の畑がもっと広がる日が来るために、私たちの意識を変えことが必要だ。アスパラガスがぐんぐん育つ畑■奈良・吉野の循環する木の物語とは吉野の山から切り出された間伐材は最後にはヒノキの堆肥へと姿を変えていた。そしてそのサイクルの途中には、いろんな人の「誰かのため」が詰まっていた。たとえば、自分では決して見ることのない森の姿のため、今日まで自分が受け継いできた伝統をいつか引き継ぐため、みんなが安心してモノを口に入れられるようになるため。素晴らしいのは、人々がみな、横のつながりをもってお互いの知恵と技術、それに対する対価とを融通しあっている姿だ。目の前のことに対して自分はいま、何ができるのか。地球のためとまで大きなことは言わずとも、まわりの人たちの幸せのためにアイデアや人脈を絞り出して行動することはとても美しい。今が、一方的に消費するばかりの生活を手放す時なのかもしれないと感じたサスティナブルな社会科見学だった。
2016年05月20日吉野の杉、ヒノキに携わる林業を営む人たちと出会った吉野の旅。山守の中井章太さん(中神木材)が提供する吉野ヒノキパウダーで酵素浴が体験出来るのが京都 ハイアットリージェンシー内にある「酵素浴えんHANARE」だ。間伐材を利用した、これこそ資源のリユースだ。旅の疲れを癒すべく、酵素浴を体験した。酵素浴えんHANARE 京都店■酵素浴って?最近話題の酵素浴。「身体を芯から温めることで、リラクゼーション効果はもちろん、続けることで基礎代謝をあげ体質改善に繋がる」とえんを運営するFlavor(株)の山口尚哉さん。冷えは万病の元といわれるだけに注目を集めている。この酵素浴の熱源は、すべて微生物による自然発酵熱だというから驚きだ。ヒノキパウダーに野草、野菜、果物から抽出したエキスを加え、独自の発酵技術で高温発酵させている。温度は65度から80度まで上がるというので心配したものの体感温度は40度程度。おがくずが空気を含んでいるので、熱がじんわり身体をつたってくるためだという。ふかふかのおがくずに横になると、ヒノキの香りが身体を包む。スタッフが付いていてくれるので、熱いときやもっと熱くしてほしいときは声をかければいい。肩が凝っていると言うと肩に重点的におがくずを集めて温めてくれた。酵素浴は熱めか、ぬるめか入る前のカウンセリングで決められる酵素浴のいいところは、短時間で身体が温まることだろう。岩盤浴だとじんわり1時間程度かかるが、酵素浴は15分程度で芯から温まることがきる。身体が温まるのはもちろん、保湿効果もありしっとり。丁寧にメンテナンスされたひのきパウダーは酵素の力で自浄作用があるので汗は分解されているそうだ。また高温発酵のため菌の繁殖もなく清潔だという。■まさしく循環する木の姿「酵素浴えん」は関西に4店舗、東京に1店舗を展開しているが、どの店舗でも中神木材と提携した奈良県吉野の間伐材からつくった天然のヒノキパウダーのみを使用している。「以前は様々な産地のものを使っていましたが、香りやきめ細かさなど品質が全然違う」とえんを運営するFlavor(株)の山口さんは語る。それもそのはず、本当に手作業でおがくずをふるいにかける丁寧な作業によって上質のヒノキパウダーが生み出されているのだ。ふるいはホントの手作業。カゴを2重にしてより細かくしているもともと吉野のヒノキは質がよく、油分を含んで抗菌作用も高いといわれる。上質のヒノキパウダーときちんとしたメンテナンスによって、いやなニオイのないきれいな酵素浴を体験することができるのだ。「えん」のスタッフも吉野の山に研修に行くことがあるそうだが、数人が交代で2時間かかってようやく1槽分のヒノキパウダーができただけだというから、その手間や推して知るべしである。「いまも吉野の山を見ると間伐材がごろごろ放置されています。なんとかして、それらを活用できないか、発酵を通じて循環させられないかを考えています」と山口さん。ちなみに、酵素浴で使い終わったヒノキパウダーは、なんと堆肥化され大阪にある農場に送られるというのだ。吉野の森から京都、そして大阪へ。この循環する木の行方を見届けるため、次回は大阪の農場へ。【施設概要】店舗名:酵素浴えんHANARE 京都店所在地:〒605-0941京都府京都市東山区三十三間堂廻り644番地2ハイアット リージェンシー 京都RIRAKUスパ アンド フィットネス内電話:075-541-3180営業時間:9:00~22:00(最終受付21:00)ホームページ:
2016年05月19日「貯木のまち」から車で東へ10分足らず。吉野川の風景を眺めながら辿りついたのが吉野の酒蔵である「美吉野醸造」。吉野林業のそもそもが、酒の運搬・醸造用の樽や桶であったことは前回の原木市&製材所めぐりでお伝えしたとおり。近年はホーロータンクなどに押されて姿を消した木桶仕込みの酒づくりが、最近また新たに評価されているそうだ。美吉野酒造も2010年に60年ぶりの木桶仕込みを復活させて以来、毎年「百年杉 木桶仕込み」として発売している。しかし、美吉野酒造のすごさはそれだけではない。ディープな酒蔵見学がはじまった。同じ蔵元でこれだけ風味が違うのかと驚きだった日本酒たち■これまでの酒づくりとは正反対案内してくれたのが専務の橋本晃明さん。7年前より杜氏でもある。まずはお米の話から…というところで、奈良は酒向けの米の産地ではないことを知らされた。「米どころ=酒どころ」であるように、常識では米は酒づくりにおける最大のこだわりどころ。しかし橋本さんは、奈良県産の米を取り入れつつも、そこにこだわりはない。「山の米、平野の米。それぞれ水や土壌は違うけれどどちらも正解なんです。農家さんの思いを汲みながら、『この蔵にとっていい米』を使っていくことが大切だと思う」と橋本さん。現在は奈良県産の『吟のさと』を使用。玄米の白っぽい部分が酒米の特徴■ワイルドな麹づくり麹室(こうじむろ)と呼ばれる麹づくりの部屋。ここで蒸し米に麹菌をふりかける。ここは50年前に吉野杉をつかって作ったそうだ。電熱器と加湿器で温度と湿度を調整。杉は調湿にも優れる美吉野醸造では、「総破精麹(そうはぜこうじ)」という、米全体に菌糸をまわす手法をとっており、室温は30度、湿度は70%~80%とかなりのムシムシ状態(通常は50%程度)。細菌に胞子を均一に振りかけて菌種を斑点状に入り込ませる「突き破精(つきはぜ)」と違い、こちらは大胆にも噴霧器で蒸し米に菌を振りかけるそう。なんだか、とてもワイルド。麹は、全体に菌糸がまわって真っ白な麹ができるという。「麹は酒造りのDNAなんです」と語る橋本さんは「酸味」にこだわる。上質な酸味、旨みの強い酸味。麹づくりはこの後の「酒母(しゅぼ)」の工程にも関わり、絶妙な酸味を生み出す大切な作業なのである。■酵母無添加の酒母(しゅぼ)づくり「酒母」とは仕込み前に後工程で合わせるもろみの発酵を促す酵母菌を培養する作業で、「麹室でつくった麹米+蒸し米+水+酵母」が基本セット。ただ、橋本さんはここで酵母を無添加にすることに踏み切った。3年間お世話になった剣菱酒造での「酵母は探すものではなくつくるもの」という、これまでの常識と180度違う発想に感銘を受けたからだという。木桶の中でぶくぶくと発酵する酵母無添加の酒母酒母をあえて四季折々で条件が変わる厳しい環境に置き、それでも発酵してくるのが「この蔵の酵母菌」となる。吉野杉の木桶は山守の中井章太さんたちとのプロジェクトその後、三段仕込みを行い、もろみ発酵などの工程を経て清酒となる。ちなみに、美吉野醸造では、一般的な酵母添加の製法で醸すお酒もあるが、いまは出荷の7割がこの酵母無添加のお酒だという。■さらにワイルドな水もとまた、美吉野酒造では、めずらしい水もとという醸造方法を取り入れている。室町時代に奈良市菩提山町の正暦寺でつくられたこの酒が清酒のルーツとされ、まさしく日本酒発祥の地・奈良にふさわしい酒づくりの原点とも言えよう。この酒母のつくり方はさらにワイルドで、生米を水もとにひたして腐らせることで発酵に導くという、腐敗と発酵ギリギリのライン。橋本さんも笑いながら「最初はすごい腐敗臭に捨てようかと思った」というほどすっぱい匂いがしたという。■吉野の水、気候、自然のまま酒づくりは低温で、という常識を覆し、水もとは夏でも行えて低温管理もしなくてよいという。それでも活発に活動する酒母はまさしく吉野の地、その気候風土で育ったここだけにしかない日本酒だといえるだろう。「もともと水もとを刺身にあわせる気はない」と断言する橋本さん。海のない奈良、山の恵みに感謝する奈良の人ならではだ。「山のお酒でありたい」、それが地酒づくりとしてのやりがいだという。酒づくりの話になると突然饒舌になる橋本さん■吉野の水、気候、自然のまま美吉野酒造の仕込水は、大峰山系の伏流水の井戸水を使用している。雄大な大峰山からの恵みを与え、そして、橋本さんの酒づくりはどこまでもスパルタ教育。吉野という環境のもとで酵母菌を環境に適応させてきた。さて、これからしたいことは?の問いに、「アルミ製の暖気樽(だきだる)を木製のものにしたい!」と答えた橋本さん。暖気樽とは、湯を入れたり水を入れたりして温度調節する湯たんぽのようなもの。「金属よりゆっくり熱が伝わるから冷めにくいんですよ」とますますマニアックな話は尽きなかったのだが、今日はここまで。いずれ橋本さんが吉野杉の暖気樽を使う日も遠くないのかもしれない。次回は、吉野のヒノキを求めて京都まで足を伸ばします。【酒蔵情報】奈良県吉野郡吉野町六田1238番地1TEL:0746-32-3639
2016年05月18日「循環する木の物語」を求めて奈良は吉野の里へ。今回は、「吉野貯木のまち」を訪ねた。近鉄線「大和上市駅」から吉野川の鉄橋を越えると東西に広がる2kmの間に38軒の製材所が集まる、そこが製材団地となっている。■競りが行われる原木市場へやってきたのは上吉野木材共同組合の原木市。吉野には2ヶ所に原木市があるという。大型クレーンががっしり大木をつかむ様に圧倒されながら、山守の中井章太さん(中神木材)から案内を受ける。原木市が行われるのは月に2回。県内外の製材所から100人以上が参加し、その様子は築地の競りさながらだそう。欲しい木があれば指数字で値段を伝え、振り子と呼ばれる進行係が決定してゆく。この振り子さん、指数字を瞬時に読み取ったり、事前に原木を目利きしてよい物から順番に並べたりと、相当の力量が必要な仕事であるようだ。原木市に並ぶ木々■吉野木材の歴史を聞く500年の歴史を誇る吉野木材。室町時代に人工植林されたのをはじまりに、その後、豊臣秀吉が大阪城や伏見城を建設する際に吉野を領有し、吉野杉を使ったとされる。吉野杉がブランド化したのはなんと江戸時代。もともとは酒を入れる樽や木桶にふさわしい杉にするために、「目が詰まってまっすぐな香りのよい杉」を育てるために試行錯誤が繰り返されてきた。木を樽の側板になるよう、ゆるいカーブをもたせた板を「樽丸」といい、樽丸は組み立てる前に酒処である灘や伏見に送られた。この樽丸はすさまじい人気で、1年で100万樽、約200年間この人気が続いたという。この頃から吉野杉は質の高い素材として支持されてきた。■いざ、製材所へ!今回、訪ねたのは38軒ある製材所のうちの一つ、吉野中央木材株式会社。まず、この「吉野貯木のまち」の歴史を振り返ると、貯木場が出来たのは昭和14年。それまで吉野川を通じて和歌山に吉野材を水運輸送したものの、経済的なうまみはすべて和歌山に落ちるということから、県営の貯木場の建設が始まったという歴史背景を持つ。吉野貯木場の全盛期には貯木に使う池を3つも備え、なんと山側には木材を運ぶための貨物列車まで通っていたとか。戦後の住宅建設がピークになった昭和30年代には130軒もの製材所が並んでいたというが、今では、池も埋め立てられ、貨物列車は昭和30年代中盤で自動車の発達により廃線になってしまった。「木取り」の作業。切る前にこの木の特徴を目利きし用途を決めてから切る■熟練の技を間近で見る吉野中央材木の従業員は16人。その全員が木の木目や品質の目利きが出来るという。「どの作業においても、木の魅力を活かすために目利きが必要なんです」と専務取締役の石橋輝一さん。どう木取りをすれば最大限にこの木の魅力が現れるのか、ムダが出ないのかを見極めてストーリーを練る熟練の技を必要とする作業だ。目立てに要する時間はなんと半日。板前さんが包丁を研ぐように、木取りの命である帯ノコの切れ味は、職人さんの確かな目立ての腕によって支えられえている。「半世紀も使っている機械がある目立て工房。製材に使う帯ノコを手作業で手入れ、調整する場所だ木材と共にある時間軸はここでも長い。木取りのあと半年から1年、人工乾燥または自然乾燥される。そこで出た反りや歪みを正すために引きなおし、ようやくまっすぐの美しい形になるのだ。いくつもの季節を経て、吉野の木々は使い手の元に渡る。■若い力、木への誇り、受け継ぐ心、つなげる情熱林業は木の価格下落で縮小し、製材所もかつてより100軒近く減ってしまった吉野貯木のまち。先人からの知恵や恵みを受け継ぎ、林業のまちと栄えた吉野はどうなってしまうのだろうか。よそ者が心配するのと裏腹に、石橋さんの製材所にかける情熱はまっすぐ未来に向けられている。同世代である30代の2代目、3代目も誕生し、「貯木のまちあるき」というイベントの開催や、フリー冊子「ちょぼくブック」の配布など、新しい試みを見つけている。「僕たちの仕事は商品に合わせて木を切るのではなく、その木の持ち味をみながら分解していく。つまり引き算していくのであって、これがなかなか難しいですね(笑)」。吉野の暮らしと共にある木々の営みのように、じっくりと受け継がれていく技と熱意が宿った仕事を学ばせてもらった。次回は吉野杉の木桶をつかった「木桶仕込み」のお酒をこの吉野で復活させた酒蔵を訪ねる。【製材所情報】奈良県吉野郡吉野町橘屋57TEL0746-32-2181
2016年05月17日「貯木のまち」から車で東へ10分足らず。吉野川の風景を眺めながら辿りついたのが吉野の酒蔵である「美吉野醸造」。吉野林業のそもそもが、酒の運搬・醸造用の樽や桶であったことは前回の原木市&製材所めぐりでお伝えしたとおり。近年はホーロータンクなどに押されて姿を消した木桶仕込みの酒づくりが、最近また新たに評価されているそうだ。美吉野酒造も2010年に60年ぶりの木桶仕込みを復活させて以来、毎年「百年杉 木桶仕込み」として発売している。しかし、美吉野酒造のすごさはそれだけではない。ディープな酒蔵見学がはじまった。同じ蔵元でこれだけ風味が違うのかと驚きだった日本酒たち■これまでの酒づくりとは正反対案内してくれたのが専務の橋本晃明さん。7年前より杜氏でもある。まずはお米の話から…というところで、奈良は酒向けの米の産地ではないことを知らされた。「米どころ=酒どころ」であるように、常識では米は酒づくりにおける最大のこだわりどころ。しかし橋本さんは、奈良県産の米を取り入れつつも、そこにこだわりはない。「山の米、平野の米。それぞれ水や土壌は違うけれどどちらも正解なんです。農家さんの思いを汲みながら、『この蔵にとっていい米』を使っていくことが大切だと思う」と橋本さん。現在は奈良県産の『吟のさと』を使用。玄米の白っぽい部分が酒米の特徴■ワイルドな麹づくり麹室(こうじむろ)と呼ばれる麹づくりの部屋。ここで蒸し米に麹菌をふりかける。ここは50年前に吉野杉をつかって作ったそうだ。電熱器と加湿器で温度と湿度を調整。杉は調湿にも優れる美吉野醸造では、「総破精麹(そうはぜこうじ)」という、米全体に菌糸をまわす手法をとっており、室温は30度、湿度は70%~80%とかなりのムシムシ状態(通常は50%程度)。細菌に胞子を均一に振りかけて菌種を斑点状に入り込ませる「突き破精(つきはぜ)」と違い、こちらは大胆にも噴霧器で蒸し米に菌を振りかけるそう。なんだか、とてもワイルド。麹は、全体に菌糸がまわって真っ白な麹ができるという。「麹は酒造りのDNAなんです」と語る橋本さんは「酸味」にこだわる。上質な酸味、旨みの強い酸味。麹づくりはこの後の「酒母(しゅぼ)」の工程にも関わり、絶妙な酸味を生み出す大切な作業なのである。■酵母無添加の酒母(しゅぼ)づくり「酒母」とは仕込み前に後工程で合わせるもろみの発酵を促す酵母菌を培養する作業で、「麹室でつくった麹米+蒸し米+水+酵母」が基本セット。ただ、橋本さんはここで酵母を無添加にすることに踏み切った。3年間お世話になった剣菱酒造での「酵母は探すものではなくつくるもの」という、これまでの常識と180度違う発想に感銘を受けたからだという。木桶の中でぶくぶくと発酵する酵母無添加の酒母酒母をあえて四季折々で条件が変わる厳しい環境に置き、それでも発酵してくるのが「この蔵の酵母菌」となる。吉野杉の木桶は山守の中井章太さんたちとのプロジェクトその後、三段仕込みを行い、もろみ発酵などの工程を経て清酒となる。ちなみに、美吉野醸造では、一般的な酵母添加の製法で醸すお酒もあるが、いまは出荷の7割がこの酵母無添加のお酒だという。■さらにワイルドな水もとまた、美吉野酒造では、めずらしい水もとという醸造方法を取り入れている。室町時代に奈良市菩提山町の正暦寺でつくられたこの酒が清酒のルーツとされ、まさしく日本酒発祥の地・奈良にふさわしい酒づくりの原点とも言えよう。この酒母のつくり方はさらにワイルドで、生米を水もとにひたして腐らせることで発酵に導くという、腐敗と発酵ギリギリのライン。橋本さんも笑いながら「最初はすごい腐敗臭に捨てようかと思った」というほどすっぱい匂いがしたという。■吉野の水、気候、自然のまま酒づくりは低温で、という常識を覆し、水もとは夏でも行えて低温管理もしなくてよいという。それでも活発に活動する酒母はまさしく吉野の地、その気候風土で育ったここだけにしかない日本酒だといえるだろう。「もともと水もとを刺身にあわせる気はない」と断言する橋本さん。海のない奈良、山の恵みに感謝する奈良の人ならではだ。「山のお酒でありたい」、それが地酒づくりとしてのやりがいだという。酒づくりの話になると突然饒舌になる橋本さん■吉野の水、気候、自然のまま美吉野酒造の仕込水は、大峰山系の伏流水の井戸水を使用している。雄大な大峰山からの恵みを与え、そして、橋本さんの酒づくりはどこまでもスパルタ教育。吉野という環境のもとで酵母菌を環境に適応させてきた。さて、これからしたいことは?の問いに、「アルミ製の暖気樽(だきだる)を木製のものにしたい!」と答えた橋本さん。暖気樽とは、湯を入れたり水を入れたりして温度調節する湯たんぽのようなもの。「金属よりゆっくり熱が伝わるから冷めにくいんですよ」とますますマニアックな話は尽きなかったのだが、今日はここまで。いずれ橋本さんが吉野杉の暖気樽を使う日も遠くないのかもしれない。次回は、吉野のヒノキを求めて京都まで足を伸ばします。【酒蔵情報】奈良県吉野郡吉野町六田1238番地1TEL:0746-32-3639
2016年05月17日ヘルシー志向の女性たちの間で、ブームとなっている日本酒。米と麹が育む澄んだ水のような酒は、なんともいえない芳醇さ。そんな酒蔵を見学できるツアーがあるのをご存知ですか? 原料となる米から栽培する “栽培酒造蔵”、 泉橋酒造の酒蔵見学ツアーをご紹介しましょう。米作りも自前。無農薬栽培の田んぼへ東京都内から電車とバスを乗り継ぎ約1時間半、神奈川県・海老名にある泉橋酒造は、1857年創業という歴史ある酒蔵です。かつてこの海老名周辺は、 “海老名耕地” と呼ばれ、丹沢山系のミネラル豊富な地下水に恵まれていることから穀倉地帯として発展してきた歴史がありました。今では耕作放棄地も多くなってしまいましたが、泉橋酒造では20年前から米作りを開始。酒米のなかでも人気の高い、山田錦などを自家栽培し旨い酒にこだわっています。「酒を知ることは、米を知ること。そんなこだわりもあって、うちの蔵では酒造りを行う蔵人たちも、稲作に励んでいます。自分たちで育てた米で酒造りを行っているんです」とは泉橋酒造の副杜氏である寺田昌登さん。ツアーの案内役でもあります。案内役の副杜氏、寺田昌登さんそんな酒造りの想いを聞きながら、まず案内されたのは酒蔵の裏手に広がる田んぼ。そこには東京ドーム8.5個分もの面積を持つ、広大な田んぼがありました。無農薬、減農薬栽培を行う田んぼには、トンボの幼虫であるヤゴも育ち、秋にはトンボが飛び交います。そんな自然と調和した米作りのシンボルとして、泉橋酒造のお酒には、トンボラベルの生酒もあります。「昔から秋津島という日本の古い呼び名がありますが、秋津というのはトンボのこと。トンボが飛ぶ田んぼは、日本の昔ながらの風景なんです」 田んぼには山田錦のほか、古代米として知られる亀の尾も栽培されています。ちなみに多くの酒造メーカーでは、米はよそから買い付けるのが一般的です。しかし米作りから手がけることで、働く人たちが心から米と酒を愛するようになり、それが技の向上につながるということ。そして米の均質化がはかれるという、さまざまな利点が生まれてきました。麹が息づく、酒蔵へ次はいよいよ、酒造りの現場へ。巨大な精米機があるかと思えば、一方では米を手洗いするためのざるがあったり。洗米については、機械化が進んだ今も手洗いで行われています。「洗米は、米と会話する大事な作業です。ざるを使って手洗いするほうが、肌で感覚をつかむことができ、水分調整がうまくいくんです」 左)洗米用のざる 右)洗ったあとの、水分を含んだお米米は蒸した後に麹菌を振り、製麹室にて育成されます。その際に使われるのが、杉材による麹蓋と呼ばれるもの。泉橋酒造では、今も昔ながらの製麹法が行われています。30〜35度に保たれた製麹室で麹はどんどん活性化します。杉材による麹蓋見学ツアーでは、製麹室の外から一瞬、発酵を待つ杉の麹蓋をのぞくことができます。神聖なるその空間で、目に見えぬ麹菌が頑張っているんだと思うとわくわくする瞬間でもあります。 また酒を発酵させるもろみタンクも、離れた場所から眺めることができます。1本につき6000リットルも貯蔵するタンクは、毎日、蔵人によって厳しく管理されています。 酒蔵見学のあとは、利き酒のお楽しみも一通り見学し終えたあとは、テイスティング。冬の季節ならではの生酒をはじめ、4種類のお酒を、解説を聞きながら試飲することができます。解説に合わせて順番に嗜んでいくと、風味の違い、香りの違いがいっそう楽しく感じられます。同席の酒好きの参加者たちと、意見交換するのもエキサイティング。気に入ったお酒は、直売所で購入することもできます。この日はじめて酒蔵見学に参加したという女性。一期一会の酒談義も弾みます。地域の歴史、蔵の歴史から、米とお酒と人との関係まで、まさに五感で感じ取ることができる、泉橋酒造の酒蔵見学ツアー。ぜひ、気軽に参加してみては。泉橋酒造 酒蔵見学ツアー2016年3月24日まで ※ 開催日はHPにてご確認ください。URL: 冬の酒蔵見学(有料)/ 時間:14:30から約75分定員:各回 24名参加費:¥1,500(試飲4種類、軽いおつまみ付き)問い合わせ:tel.046-231-1338 (月曜日~土曜日10:00〜18:00)
2016年03月15日富士フイルムファインケミカルズ(富士フィルムFC)は2月24日、医薬品中間体・原薬の生産能力増強を図るため、福島県・広野工場内に約28億円を投資し、新工場となる第4工場を建設すると発表した。2016年4月に着工、2017年末に稼動予定。同工場は、マルチパーパス生産に対応するため、大容量の1万L汎用釜をはじめ2000L~1万Lの耐酸性を持つ「グラスライニング(GL)釜」、耐アルカリ性を持つ「ステンレス(SUS)釜」を導入。さらに今回、クラス10万を実現したクリーンルーム、数ミクロンレベルで原薬を粉砕できる原薬微粉砕機を備えることで、原薬の生産体制をより強化する。同社は今後、新工場の稼動により、医薬品中間体・原薬の大量生産から多品種少量生産までの幅広いニーズに応え、受託生産ビジネスの拡大を図っていく考えだ。
2016年02月25日日産自動車はこのほど、栃木工場第二製造部にファイルサーバのバックアップの迅速化や可用性の向上を目的として、既存のシングルサーバ環境からの移行とデルのデータ保護アプライアンスである「Dell DR4100 バックアップアプライアンス」を導入した。栃木工場第二製造部で扱うデータは動画や画像、音声など大容量マルチメディア系ファイルが多数を占めるだけでなく、多くの場合10年以上と長期にわたるデータ蓄積が必要となっている。そのため、全社共有のファイルサーバの割当容量が不足し、20年以上前から独自にファイルサーバシステムを導入・運用していた。しかし、既存のファイルサーバではデータ量の増大に比例してバックアップ時間に24時間以上を要して業務時間を越え、またレスポンスの低下も頻発していたほか、一部のサーバにはバックアップ装置がなくファイル消失時の復元ができず、ディスク障害発生時にはデータ復旧に膨大な時間と費用、その間の業務停滞を強いられていたという。こうした課題を解決するために、バックアップ時間が短く、見積もり価格が他社と比べて安価な点を評価し、デルのファイルサーバシステムへの移行とバックアップアプライアンスを導入。移行したファイルサーバシステムは「Dell PowerEdge R720サーバ」および「Dell Storage PS6210ストレージ」を中心に構成されており、最大81TBまで拡張が可能だ。そのため、災害復旧機能にも優れているだけでなく、バックアップアプライアンスが組み込まれていることで、大容量、長期間、多彩なファイル形式などを要求する同システムのスケーラビリティや可用性を向上させている。以下は導入効果。ディスク容量が導入以前の20倍となる40TBに増加し、各課の割り当て利用容量制限も150GBから1TBに増量。同時に1カ月だったバックアップデータの保存期間も導入後は3カ月に延長「VMwareによるクラスタ化」を選定した結果、サーバ単体での更新より費用が縮小、仮想化により追加サーバの購入が不要となり、物理サーバの台数が減り保守費用が低減するといったコストの大幅な削減を実現当初1TBあたり約30時間から8時間への短縮を目標としていたバックアップ時間が2時間未満という大幅短縮を実現し、サービス時間のピーク時までバックアップ作業が及ぶことによるレスポンス低下が解消計画停電以外のサーバ停止時間がほぼゼロとなったほか、スナップショットを用いたファイル復元、電源喪失時の自動シャットダウン機能による正常なシステム終了が可能となり、高い可用性と耐障害性を実現新システム導入から日常の運用までデルによる操作マニュアル、運用手順のサポートが提供され、高いレベルでの安定運用が可能となり、夜間・休日の問い合わせや呼び出しがゼロに改善今後、栃木工場第二製造部では取り組むべき対象は数多くあるとし、現在は紙文書で流通している重要な情報をPDF化してファイルサーバに保管、部署間を越えた検索・閲覧を可能にするシステムの構築を当面の目標として掲げている。また、ファイルサーバ以外にも情報収集・活用の実現に向けて設備修理や、標準作業の映像を保存・配信を行うYouTubeを例としたシステムの構築なども計画している。
2016年01月28日ファナックとシスコシステムズは1月21日、協業して製造業の工場で稼働している 産業ロボットをネットワークに接続し、製造業の顧客企業で効率的な運用を推進していくと発表した。今回、工場内に設置されたサーバでロボットの稼働状況を解析し故障予知を行うソリューションを共同で開発した。初めに、専務執行役員 シスコ コンサルティングサービス 戦略事業開発 兼 IoEイノベーションセンター担当の鈴木和洋氏が「2016年のビジネス戦略において、注力分野の1つに製造業を据えており、IoT Systemの日本での販売強化も柱としている」と、今回の発表が同社のビジネス戦略に沿ったものであることを明らかにした。シスコは製造業のほか、パブリックセクター(スマートシティ、社会インフラ)、サービス(スポーツ&エンターテインメント、O2O)においてIoTソリューションの提供を推進している。共同で開発したソリューション「ZDT」については、ファナック 専務執行役 ロボット事業本部長の稲葉清典氏が説明した。稲葉氏は「当社が提供している資本財は長期間にわたり安全に付けることが大切であるため、"止まらない工場"の実現を目指している。その具体策の1つとして、20年にわたり、知能ロボットの開発を続けている。われわれの知能ロボットの特徴は『見て』『感じて』『考える』ことができること。こうした機能により、工場の効率性に加え、信頼性を向上できる」と、知能ロボットにより、「止まらない工場」の実現を目指していると語った。実際、ファナックでは知能ロボットを導入することで、チョコ停(小さなトラブル)を10分の1にまで削減し、工場の連続稼働を実現したという。ただ、さまざまな働きをする知能ロボットだが、ロボットのギアに不具合が起きた場合など、発生した出来事に対処することは難しいという。そこで、故障を予知して対処することで、生産・製造ラインの停止、生産エリアや工場全体で生産業務の中断に至る事態を避けることを目指した。「ZDT」は、ロボットや制御装置、製造工程に何らかの不具合が発生する可能性をシステムが事前に検知し、ダウンタイムが生じる前に情報を提供するため、事前の保守スケジュールに基づく操業停止時間内に問題への対応を済ませることを可能にする。具体的には、「ZDT」において、ロボットはシスコのネットワークを通じて、工場内のエッジコンピューティングのデータ収集装置に接続する。保守管理に関連するデータが工場内の解析サーバに蓄積され、解析エンジンによって規定範囲を超えた例外事象がないかどうかがチェックされ、保守サービスの必要性を予測。部品の交換が必要な場合は解析サーバから通知が行われ、関連する作業内容の指示も合わせて表示される。ZDTにおいて、シスコの製品はUCSサーバ、各種スイッチのほか、米国のデータセンターにファナックのプライベートクラウドが構築されているという。ファナックは今後、同社のロボットが稼働している生産施設に対し、ZDTの導入を目指す。稲葉氏は、シスコを協業先に選択した理由について、「自動車企業をはじめとする顧客企業と話していると、『データを外に出して問題ないのか』といういわれることが多く、サービスを提供する上でセキュリティを担保できるかどうかが最大の課題となっている。こうした観点から、シスコシステムズを選んだ」と説明した。ZDTは、シスコの「IoE イノベーションセンター」のショーケースとして、設置される予定だ。シスコは同日、米国本社がIoT事業の拡大を目指すKiiに出資したことを発表した。両社は今後、それぞれのプラットフォームを組み合わせて、国内外のさまざまな業種の企業向けモビリティソリューションの提供やIoT事業の拡大を加速していくという。発表会に登壇したKiiの共同設立者兼会長の荒井真成氏は、「当社は2014年頃から、IoT関連のビジネスにフォーカスしてきた。IoTビジネスへのアプローチとして、これまではB to Cが多かったが、スマートハウスのエンドソリューションに採用されるなど、B to Bが増えてきた。今後は、シスコと共にデバイスのインターオペラビリティなどに取り組んでいきたい」と語った。
2016年01月22日富士フイルムは1月19日、半導体材料の製造・販売子会社である富士フイルム エレクトロニクスマテリアルズ(FFEM)が、台湾の台南市に先端半導体材料を生産する新工場を建設すると発表した。新工場は台南市の工業団地内に建設する。同地域にはFFEMの顧客の工場が集まっており、立地を活かして顧客サポート力の強化とサプライチェーンの短縮化を図る。また、生産拠点を複数にすることでリスクを分散し、安定的な供給を実現するとともに、今後も拡大が見込まれる同国での先端半導体材料需要に対応する。新工場は2016年8月からの稼働を予定しており、まずは現像液の生産から開始する予定。富士フイルムは「FEMは、静岡・台湾(新竹)・中国(蘇州)・韓国(天安)の既存生産拠点に台湾第三工場(台南)を加えた生産体制の下、先端半導体材料の安定供給と高い品質管理をより一層強化することで、顧客満足度をさらに向上させていきます。」とコメントしている。
2016年01月19日2/13(土)の見学予約開始株式会社ラッシュジャパンは、同社が展開するハンドメイドコスメブランドLUSH(ラッシュ)にて開催している工場(キッチン)見学ツアーの2016年2月13日(土)分の予約を開始した。同ブランドでは、こだわりの素材を使用したバス・スキンケアアイテムの製造過程を見る機会として、神奈川県愛甲郡愛川町の工場(キッチン)の見学ツアー「LUSH Kitchen Tour(ラッシュキッチン ツアー)」を月に1回定期開催している。ラッシュ製品の手作り体験やこだわりの素材でランチもツアーでは、製造過程の見学やワークショップの他、実際にラッシュ製品を作る体験や、ラッシュ製品に使用されている素材を使ったランチを食べることもできる。参加費は無料応募期間は2016年1月5日(火)10:00~2016年1月11日(月・祝)23:59まで。当日は午前と午後の2回で、各回12組24名が募集される。参加費は無料。家族と、友達と、パートナーと手作りコスメ体験に募集してみては。(画像はプレスリリースより)【参考】・LUSH Kitchen Tour 応募サイト・株式会社ラッシュジャパン プレスリリース/PR TIMES
2016年01月06日コスメブランドの「LUSH(ラッシュ)」は1月5日より、工場見学ツアー「LUSH Kitchen Tour(ラッシュキッチンツアー)」2月開催分の参加者募集を開始した。「LUSH Kitchen Tour」は、同ブランドが月1回開催している工場見学イベント。神奈川県愛甲郡の工場(キッチン)を見学しながら、同ブランドの商品の製造過程や原材料へのこだわりを体感できる内容となっているという。参加者は、店舗での販売を行わず、オンライン向けに毎日限定生産を行っている「LUSH KITCHNE」にも入室。参加者の目の前で「LUSH KITCHNE」限定商品の製造が行われるほか、参加者自身の手で「LUSH」の商品を作る体験もできる。また、製造現場での体験だけでなく、原材料を使ったランチの試食や、さまざまなワークショップも実施。実施日は2月13日で、午前の部(8:45~14:15頃)と午後の部(13:30~19:00頃)の2回行う。集合・解散場所は小田急線「本厚木」駅改札前。募集人数は各回12組24人で、参加費は無料。公式サイトにて1月11日23:59まで応募を受け付けている。
2016年01月06日ボーイングは現地時間の12月17日、米サウスカロライナ州のノースチャールストン工場で製造された787が100機目を迎えたことを発表した。同工場製造100機目となる787は787-8で、現在、フライトライン上でシステムチェックやエンジン始動作業に入っており、2016年になってからアメリカン航空に納入される。
2015年12月18日日産自動車は3日、インフィニティブランド初となるアクティブコンパクト「Q30」の生産を、英国サンダーランドに新設された同ブランド専用の組立工場にて開始したと発表した。同ブランドの欧州生産車は、Q30が初となる。サンダーランド工場でのQ30の生産は、同工場の従業員が長年に亘り築き上げてきた高い品質基準に鑑みて2012年に決定。以降、同工場はインフィニティ車生産に向けて、従業員4,000名を対象にした前例のないトレーニングプログラムを実施し、新世代のプレミアムカー組立専門のスタッフを育成してきた。プログラムを受けた従業員の中には、新たに任命された選りすぐりの熟練した職人グループも含まれる。彼らは、生産工程の各段階において、Q30一台一台が確実にインフィニティのプレミアム生産基準を満たすように管理するとのこと。サンダーランド工場内にある総敷地面積2万5千平方メートルの新生産工場は、完全自動ラインの車体工場を有し、そこでは精密なレーザー溶接を行う134体の新型ロボットが剛性の高い車体骨格を組み立てている。これによりQ30のキャビンは非常に高いレベルの静粛性を実現しているという。Q30の開発は、英国パディントンのデザインセンターおよびクランフィールドのテクニカルセンターがそれぞれ指揮してきた。サンダーランドでの生産開始は、英国内のインフィニティ販売店のネットワーク拡大と共に、同ブランドの英国市場に対する確固たる決意を証明するものだとしている。
2015年12月04日ルネサス エレクトロニクス(ルネサス)は12月1日、子会社であるルネサスセミコンダクタマニュファクチュアリングの高知工場について、今後2~3年を目処に閉鎖を伴う集約の方針を決定したと発表した。同社が2013年8月に発表した方針では高知工場は「生産能力を縮小し、適正体格で運営継続」していく方向としていたが、現状の生産負荷状況および将来の生産負荷を再検討した結果、当初の想定以上に減少しており、収益性の維持が難しくなっていた。集約に伴う社員の処遇に関して同社は、今後労使で協議していく予定だが、高知県の協力を得て雇用が継続されるよう努力していくとしている。また、現在生産している製品は同社グループの他拠点へ生産を移管するほか、一部製品は生産を中止する。
2015年12月01日ルネサス エレクトロニクス(ルネサス)およびルネサス セミコンダクタマニュファクチュアリング(RSMC)は11月30日、RSMCの鶴岡工場をTDKに譲渡すると発表した。ルネサスとRSMCはかねてより鶴岡工場を今年度末までに集約することを目指しており、一方のTDKは近年増加している薄膜製品の市場需要に応えるために同工場を取得することを決めたとしている。三社は11月27日に基本合意書を締結しており、今後、譲渡期日や鶴岡工場の従業員の承継を含む詳細な条件を協議し、2016年2月末を目処に最終契約を締結することを目指すとしている。
2015年12月01日