主演クリント・イーストウッド、監督セルジオ・レオーネ、音楽エンニオ・モリコーネで製作された『荒野の用心棒』(64)、『夕陽のガンマン』(65)、『続・夕陽のガンマン/地獄の決斗』(66)=《ドル3部作》の4K復元版が、3月22日(金) より公開されることが決定した。2024年はイタリア製西部劇=マカロニウエスタンの先駆け、『荒野の用心棒』のイタリア公開からちょうど60年。黒澤明監督の時代劇『用心棒』(61) をリメイクした『荒野の用心棒』は1964年9月にイタリアで公開されると、当時の興行記録を塗りかえる爆発的なヒットとなり各国でマカロニウエスタンブームに。中でもイーストウッド、レオーネ、モリコーネの出世作となったこの3作は3年連続イタリア年間興収NO.1となり、以降《ドル3部作》として初公開から60年近くたった今でも世界中のファンに愛されている。《ドル3部作》4Kビジュアル併せて、日本オリジナルの予告篇も公開。悪党たちと対峙するガンマンの早撃ちの銃声と共に、《ドル3部作》【4K】のロゴが画面に。モリコーネの名曲「さすらいの口笛」が流れる中、『荒野の用心棒』『夕陽のガンマン』『続・夕陽のガンマン/地獄の決斗』の見せ場が続く。さらに、3発の銃声と共にイーストウッド、レオーネ、モリコーネの名前が現れ、【不滅のマカロニ・ウエスタン3大傑作、日本初一挙上映】の見出しが広がる。最後は【宇宙一カッコいいロードショー】の一文で締めくくられる映像となっている。《ドル3部作》【4K復元版】 日本オリジナル予告篇<作品情報>『荒野の用心棒』(英題:A FISTFUL OF DOLLARS)監督:セルジオ・レオーネ音楽:エンニオ・モリコーネ出演:クリント・イーストウッド、ジャン・マリア・ヴォロンテ【ストーリー】メキシコ国境の町に一人の流れ者がやって来た。ジョーと名乗るそのガンマンは、町を牛耳る二大勢力、悪徳保安官バクスター一家と情無用の悪党ロホ一家を争わせ、一挙に共倒れさせようと画策するが……。【解説】黒澤時代劇『用心棒』を西部劇にリメイク。目深に被ったハット、無精ひげにシガーをくわえた正体不明のガンマンのキャラは、映画史上のアイコンとなり、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』PART2と3にも引用された。今なおポンチョの着こなし宇宙一の座に揺るぎない、イーストウッドのクールな魅力が炸裂する第1弾。(C)1964 Unidis, S.A.R.L. All Rights Reserved. 日本上映権権利元:黒澤プロダクション『夕陽のガンマン』(英題:FOR A FEW DOLLARS MORE)監督:セルジオ・レオーネ音楽:エンニオ・モリコーネ出演:クリント・イーストウッド、リー・ヴァン・クリーフ、ジャン・マリア・ヴォロンテ【ストーリー】大悪党エル・インディオが脱獄し、1万ドルの賞金が懸けられた。インディオ一家を追う二人の賞金稼ぎ、若きモンコとモーティマー大佐は商売敵だったが、一家全員の賞金山分けを条件に手を組むことに。しかし大佐には別の目的があった……。【解説】前作より一段と際立つイーストウッドのカッコ良さ、眼光鋭い新キャラ、リー・ヴァン・クリーフの堂々たる風格、悪役ヴォロンテの複雑怪奇な個性がドラマを膨らませ、面白さ倍増。フラッシュバックとパンフォーカス撮影を駆使したレオーネのスタイリッシュな演出も絶好調の第2弾。(C)1965 P.E.A. Films, Inc. All Rights Reserved『続・夕陽のガンマン/地獄の決斗』(英題:THE GOOD, THE BAD AND THE UGLY)監督:セルジオ・レオーネ音楽:エンニオ・モリコーネ出演:クリント・イーストウッド、リー・ヴァン・クリーフ、イーライ・ウォラック【ストーリー】南北戦争下、賞金稼ぎのブロンディとお尋ね者のトゥコは、いかさまを仕組んでは巻き上げた賞金を山分けにしていた。ある時、瀕死の南軍兵士から軍資金20万ドルの隠し場所を訊き出した二人は、その地に向かう途中、運悪く北軍の捕虜に。そして捕虜収容所長代理のエンジェル・アイズもまた20万ドルの行方を追っていた……。【解説】レオーネ版『戦場にかける橋』ともいうべき3時間に及ぶ超大作。“いい奴、悪い奴、汚い奴”というふざけた原題通りコメディ色が強まり、エキサイティングな見せ場もたっぷり。圧倒的ボリュームの第3弾。(C)1966 P.E.A. Films, Inc. All Rights Reserved.3月22日(金) 全国ロードショー
2024年02月28日ジョージ・ルーカスが原案と製作総指揮を務め、アカデミー賞受賞ロン・ハワードが監督を務めた冒険譚を、その20年後の世界を舞台にディズニープラス オリジナルシリーズとして描く「ウィロー」。本作でプロデューサーを務め、『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』では脚本を手掛けたジョナサン・カスダンが、幼い頃に見た映画版『ウィロー』に衝撃を受けたことを告白した。本作には、ルーカスフィルムの社長キャスリーン・ケネディや映画『ウィロー』でメガホンをとったロン・ハワードなど名だたる製作陣が集結しているが、その中の1人であるジョナサンは「前作は、大きなスクリーンで映画を見ることの素晴らしさを僕に教えてくれた。ジョージ・ルーカスとロン・ハワードはイマジネーションに溢れた膨大な世界を作り出し、ドキドキハラハラするようなとても楽しい瞬間を僕らに与えてくれた」と言い、「8歳だった僕は、自分が見たもののスケールの大きさに興奮しながら映画館を出た」と告白。ルーカスが生み出した『ウィロー』を鑑賞した時の衝撃をふり返った。悪の女王が支配する暗黒の時代に、世界を救うという赤ん坊を拾った見習い魔法使い・ウィローの大冒険を描いた前作。当時の最先端技術で生み出されたファンタジックな世界観と、ルーカスとハワードが紡いだドラマチックなストーリーは、大人になったジョナサンの心を捉え続けていたようで、「20代半ばの頃、ピーター・ジャクソン監督の『ロード・オブ・ザ・リング』を見に行った時に、“『ウィロー』を見た時もこんな気持ちになったな”と思い出したのを覚えている。鑑賞当時の気持ちは、大人になってこのキャリアを始めてからも離れなかった」と、映画製作者としての道を歩むことになったいまも鮮烈に胸に刻まれていることを明かす。さらにジョナサンは、「キャスリーン・ケネディとロン・ハワードとの繋がりのおかげでこの作品を手がける機会が訪れた時、僕はとても惹かれた」と語り、思い入れのある作品の最新作を自らの手で手掛けることへの喜びを語る。見事に夢を実現させたジョナサンは「今は当時よりも『ウィロー』の素晴らしさを理解していると思う」と、本作を手掛けるにあたって改めて製作者として新たな視点で作品と向き合ったことを明かしている。ウィロー役のワーウィック・デイヴィスは、このプデューサーについて「彼は優れたマインドを持った人。彼がどうやってこんな話を思いついたのか分からないが、毎話ごとに脚本を読むときは最高にエキサイティングだった。“ここから僕らはどこに行くんだろう?”、“このキャラクターは次に何をするんだろう?”」と言い、想像を巡らせていたようで、「ジョン(ジョナサン)ほどクリエイティブな人はいないと僕は思う。彼はオリジナルの映画の要素も持ち込み、とても賢い形で使ってもいる」と、誰もが思いつかないような発想力を持っていると絶賛。本作でもドキドキハラハラが止まらない大冒険が描かれていることを示唆している。そんな本作は前作から20年後の世界が舞台。ウィローたちの活躍により、闇の勢力は王国から追放されたはずであったが、邪悪な気配を纏う新たな脅威が動き出す。再び王国に危機が迫る時、ウィローと若き冒険者たちの神秘に満ち溢れた新たな旅が始まっていく。「ウィロー」は11月30日(水)よりディズニープラスにて独占配信。(text:cinemacafe.net)
2022年11月19日収納雑貨の製造販売、およびPB・OEM商品製造を行うスタックストー株式会社(所在地:東京都渋谷区、代表取締役:森田 徹平)は、アパレルメーカーのハワード株式会社がライセンス生産販売する『(What it isNt) ART BY MARK GONZALES』のバケツ型収納「(What it isNt) マーク・ゴンザレス Baquet Lio」を個数限定でOEM商品として受託・製造いたします。同商品は《2022年9月》より、《メンズカジュアル通販のUNITED JAPAN(ユナイテッドジャパン)》にて数量限定で発売予定です。【ユナイテッドジャパン直販サイトURL】 (What it isNt)ワット イット イズント“自分にとって、昔は望んでいなかった物や事も、今となってはそれも受け入れることができる。それはそれでCOOLだよね”といった感情を表しているゴンズ独特の言い回し。《(What it isNt) ART BY MARK GONZALES》2001年ストリートアートイベント『untitled2001』にあわせてリリースされた CD アルバム『(What it isNt)』。ゴンザレスとトミー・ゲレロがコラボしguerrero y gonzales として発信するアートプロジェクト。『(What it isNt)』のプロモーションのため、マーク・ゴンザレスのアートワークを中心にデザインされた商品です。(What it isNt) ART BY MARK GONZALES《重ね置きできるバケツ型収納3つの魅力》スペースを無駄にしない四角い形と細部にまでこだわったデザイン、素材の柔らかさによってもたらされる安全性と機能性を持つ、日本とフランスの収納から生まれたスタックストーのバケツ型収納、3つの魅力をご紹介。1.きっちり片付けなくても、ガサっと収納。重ねてスマート。2.安心・安全な素材を採用。軽量で、持ち運びもスムーズ。3.室内でも、アウトドアでも。外で汚れても、さっと洗ってお手入れ簡単。スタックストーのバケツ型収納、3つの魅力をご紹介【(What it isNt) マーク・ゴンザレス Baquet Lio製品概要】商品名 : (What it isNt) マーク・ゴンザレス Baquet Lioサイズ : 幅25.0 × 奥行35.5 × 高さ29.5(含ハンドル36.5)cmカラー : 全4色(ブラック、ホワイトグレー、イエロー、ブラウン)価格 : 5,390円(税込)※onbaquet付き原産国 : 台湾主な販路: ユナイテッドジャパン直販サイト発売日 : 2022年9月URL : (What it isNt) マーク・ゴンザレス Baquet Lio【自社ブランド「stacksto,」とのコラボレーションシリーズ「baquet, In-Patterns」】コラボレーションシリーズ「baquet, In-Patterns」は、コラボレーションブランド様の直営店舗、及びスタックストー公式オンラインショップのみでお求めいただける限定品として販売しております。今後もさまざまなブランド・キャラクターの魅力を「stacksto,」収納にのせてお届けすべく、新たなコラボレーションシリーズの展開も検討しております。■SOU・SOU「新しい日本文化の創造」をコンセプトに四季折々のデザインを創る京都のテキスタイルブランド。JAPAN DESIGN JAPAN MADEを掲げ、ポップな地下足袋や進化した和装、手ぬぐい、袋もの等を製作・販売してきました。様々な企業とのコラボレーションも手がけ、多ジャンルに亘ったモノづくりを展開しています。商品詳細URL: ■FINLAYSON1820年に創業された、北欧フィンランド最古のテキスタイルブランド。約200年もの長い歴史と伝統を持つFINLAYSONは、寝装品、ホームテキスタイルを中心とした質の高い商品によって、国内外の人々に最高の住まい方を提供してきました。FINLAYSONの商品はフィンランド中のどの家庭でも見られるほど、信頼され広く愛用されています。商品詳細URL: ■House Industries1993年にアンディ・クルーズとリッチー・ロートによって設立された、タイポグラフィを専門とするアメリカのデザインオフィス。チャールズ&レイ・イームズ財団やヒース・セラミックス、ミュージシャンのジョン・メイヤーにTV司会者のジミー・キンメル、国内では伊勢丹や無印良品、ユニクロなど、多彩なクライアントとのコラボも手掛けています。歴史的名フォントを管理するとともに、世界中にタイポグラフィーの魅力を発信しています。商品詳細URL: 【本リリースに関するお問い合わせ先】 【会社概要】社名 : スタックストー株式会社所在地 : 東京都渋谷区松濤1-28-11 PIGEON松濤高田ビル2F代表取締役: 森田 徹平設立 : 2008年6月事業内容 : 雑貨企画・輸入卸、自社ブランド「stacksto,」の展開URL : 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年09月02日クリント・イーストウッド監督作『クライ・マッチョ』のBlu-ray&DVDのセル、レンタルが開始となった。それを記念したトークイベントが4月27日に行われ、水道橋博士と多田野曜平がゲストとして登場した。半世紀以上にわたり第一線で活躍を続ける名優にして、『許されざる者』『ミリオンダラー・ベイビー』で監督として2度の「アカデミー賞」に輝いたクリント・イーストウッド。監督デビューから50年、40作目となるアニバーサリー作品『クライ・マッチョ』は、彼が監督・主演を務める新たなマスターピースである。トークイベントでは、イーストウッド作品の大ファンだという水道橋が『クライ・マッチョ』について「公開後すぐに見に行きました。クリント・イーストウッドを参拝しに行っているようなもんです」と熱烈なファンぶりをアピール。本作で監督と主演を務めるイーストウッドについて「監督・主演でいうと、映画史上最高齢ではないですか。完全に前人未踏のところをやってますので、クリント・イーストウッドの顔を拝めるだけでもありがたいという気持ちですね」と称えた。そんなイーストウッドが演じる元ロデオスターに加えて物語の中心となるのは、少年とその相棒の鶏。「動物と一緒に旅をするというのは、(チンパンジーが登場した)『ダーティファイター』のような感じだと思います。動物と子供に優しい、クリント・イーストウッド節がここでも炸裂しています」、「ロデオのチャンピオンだったという設定も、『ブロンコ・ビリー』と重なる気がしますね」と過去作品を振り返りながら、本作との共通点を挙げた。イーストウッドの印象について多田野は「個人的な感想を言えば、モテますよね(笑)。確かにかっこいいけどね。すごいです。まだまだ現役です」とコメント。また水道橋は本作が少年とのロードムービーであることから、イーストウッドが運転する場面が多く描かれていることについて触れ、「免許を返上していないことも驚きですよね。91歳で運転してるってどういうこと?」「(映画設定では年齢不詳だが)原作では39歳みたいです」と指摘。それに対し多田野は終始、驚きのリアクションをし、驚きを隠せない様子だった。加えて水道橋は「最初40年前に本作を映画化するという話があったときは、まだ自分には若すぎると断ったらしいです。一時この映画は、(アーノルド・)シュワルツェネッガーがやるはずだったそうですよ」と意外な裏話も披露した。『運び屋』より全編でのイーストウッドの吹き替えを担当している多田野。これまでイーストウッドの吹き替えをしていた山田康雄の代役として、追加収録パートを担当していたが今や全編を務めるようになった。「恐れ多いですよね。断る勇気もない。山田さんならどうやるのかなと想像して、徹底的に近づけるようにしています」と山田へのリスペクトの気持ちを込めて仕事に向き合っているという。かつての追加収録と全編収録の苦労の違いを聞かれると「部分的にやるのも全部やるのも苦労は同じかな。ただ追加収録の際はイーストウッドが40代である『ダーティハリー』の頃。(今のイーストウッドの年齢での吹き替えは)山田さんがまだ踏み入っていないところなんですよ」、「山田さんが吹き替えた、イーストウッドのヨレヨレのシーンを徹底的に参考にして想像しながらやっていますね」と過去作品を参考にして吹き替えに活かしていると語った。実際に吹替版を観た水道橋は「全然気が付かないです。日本人のイメージのクリント・イーストウッドの声っていうのを絶対に変えてはいけないと思われているんだなと感じました」と感想を述べた。最後に本作の見どころについて聞かれると、水道橋は「この人は何の映画を撮ったのか。どういう作品に出演したのか。そういうところを意識して欲しいと思います。本作は集大成なんです。イーストウッドの過去作品で、こんなシーンもあったなと脳裏をよぎりながら、思い出しながら老境を見る。だから共感できる作品なんだと思います」と熱弁。多田野は「イーストウッド節というか、それをヒントに作られた山田さん節というか、相手が子供だろうが動物だろうがウィットに富んだ会話を感じてもらいたいです」と作品をPRし、イベントを締めくくった。『クライ・マッチョ』Blu-ray&DVD発売中、デジタル配信中
2022年05月11日ドキュメンタリー映画『見えるもの、その先に ヒルマ・アフ・クリントの世界』が、2022年4月9日(土)より、全国順次ロードショー。ヒルマ・アフ・クリントとは?モンドリアンやカンディンスキーより先に抽象的絵画を描いていた画家がスウェーデンにいた。それは女性画家ヒルマ・アフ・クリント(1862~1944)だ。王立美術院で学び、正統な美術教育を受け、伝統的な絵画でも成功を収める。1906年より抽象画を描き始めるが、死後20年はその作品を公表しないよう遺書を残し、世を去り、長らく無名だった。忘れ去られていた。長い年月を経て、近年急速に注目を集めるヒルマ。ニューヨークのグッゲンハイム美術館での回顧展(2019)は約60万人を集め、同館史上最高の動員を記録した。知られざるヒルマ・アフ・クリント『見えるもの、その先に ヒルマ・アフ・クリントの世界』は、ヒルマの人生をたどるドキュメンタリー映画だ。伝統的な絵画で成功したにも関わらず、彼女を拒んだ美術の世界。信念を持ち、誰も描けない絵を描くがゆえに恐怖でもあった。妹の死、宗教・神秘主義への傾倒。同じ思想を持つ4人の女性芸術家と結成した「5人」の活動、ルドルフ・シュタイナーとの出会いなどを紹介する。なぜ彼女は死後20年作品を公表しなかったのか?作品詳細映画『見えるもの、その先に ヒルマ・アフ・クリントの世界』英題:Beyond the Visible – Hilma af Klint監督:ハリナ・ディルシュカ出演:イーリス・ミュラー=ヴェスターマン、ユリア・フォス、ジョシュア・マケルヘニー、ヨハン・アフ・クリント、エルンスト・ペーター・フィッシャー、アンナ・マリア・ベルニッツ配給:トレノバ
2022年04月09日抽象的絵画の先駆者でありながら、長らくその存在を知られていなかったスウェーデンの女性画家ヒルマ・アフ・クリント(1862~1944)のドキュメンタリー映画『見えるもの、その先にヒルマ・アフ・クリントの世界』の公開日が4月9日(土)に決定、予告編が解禁となった。2019年、ニューヨークのグッゲンハイム美術館で開催されたヒルマ・アフ・クリントの回顧展は同館史上最高の動員を記録、スウェーデンのラッセ・ハルストレム監督が最新作『Hilma』(原題)で彼女の生涯を描くなど、いまや欧米で大きな注目を集める存在となっている。自身の死後20年は作品を公表しないよう言い残し世を去り、その驚異的な先進性や創造性にも関わらず、死後20年を経た後も長らく美術史から拒絶されていたヒルマ。本作は、謎に包まれたその生涯、そして彼女を拒んだ美術史の裏側にも迫る。そんな本作から、神秘性と現代性を併せ持つヒルマのカラフルな作品群と、彼女と美術史の関係にフォーカスした予告編が解禁。「美術史は書き換えられるのか」という挑発的な言葉を投げかける映像となっている。『見えるもの、その先にヒルマ・アフ・クリントの世界』は4月9日(土)よりユーロスペースほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)
2022年02月28日クリント・イーストウッドが監督・主演・製作を務める、監督デビュー50周年記念作品『クライ・マッチョ』が現在公開中。この度、監督に密着したスペシャルメイキング映像が到着した。名優にして、『許されざる者』『ミリオンダラー・ベイビー』で監督として2度のアカデミー賞に輝くイーストウッド監督40作目となる本作は、落ちぶれた元ロデオスターと少年の旅を通して“人生とは何か”を描く。喜びや悲しみを背負い、なお人生を歩み続ける、生きる上で必要な強さとは何かを温かく、時にユーモラスに、時に切なく語りかける。コロナ禍の中、ニューメキシコで撮影が敢行された本作。映像は、ロケ地に用意された「CLINT EASTWOOD DIRECTOR」と刻印されたディレクターズ・チェアからスタート。「ラフォがあっちへ歩いていくからこっちから撮れるよ」と手をかざした監督に、「素晴らしい絵が撮れそうだ」とスタッフ。カウボーイハットでカメラモニターを見つめるイーストウッド監督、馬に優しく触れる場面や、マグカップを手にした主人公マイクを演じている撮影シーンが続く。そして、ニューメキシコの大自然をロングショットで撮影しようとする監督が、スタッフと共にアングルを確認する姿でメイキング映像は終了する。『クライ・マッチョ』SPメイキング映像これまで、最新作が全米公開を迎えると、その直後に次に控える新たなプロジェクトが発表されてきたイーストウッド監督。しかし今回は、新作の発表はなく、本人が取材に応じたのもアメリカの限られた数媒体だけで、プロモーションにも一切顔を出していない。イーストウッド監督を心の師と仰ぐ李相日監督は「『ミリオンダラー・ベイビー』の”その後”を観ているような感慨が湧く。全てを失い失踪した男が、この作品では背中を曲げ愛する人とゆったりと踊る。温もりこそ、人生の終着点なのかもしれない」と語る。またファンからも「クリント・イーストウッドはいつも大切なことを教えてくれる」「これまで撮り続けてきたイーストウッドだからこその回顧的目線と哀愁に浸った」「これで終わりでは無い!まだまだやる!という気概があった」など熱いメッセージが発信され続けている。『クライ・マッチョ』は新宿ピカデリーほかにて公開中。(cinemacafe.net)■関連作品:クライ・マッチョ 2022年1月14日より全国にて公開© 2021 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved
2022年01月22日1月14日より日本で公開され、大ヒット中のクリント・イーストウッド監督・主演・製作の映画『クライ・マッチョ』から、撮影中のイーストウッド監督の様子を捉えたメイキング映像が公開された。半世紀以上に渡り一線で活躍を続ける名優にして、映画『許されざる者』『ミリオンダラー・ベイビー』で監督として2度の「アカデミー賞」に輝くクリント・イーストウッド。監督デビューから50年・40作目となるアニバーサリー作品『クライ・マッチョ』は彼が監督・主演を兼任する新たなマスターピースである。落ちぶれた元カウボーイ・マイクと少年・ラフォの旅を通して語られる「人生」とは。本作は、喜びや悲しみを背負い、なお人生を歩み続ける、生きる上で必要な「強さ」とは何かを温かく、時にユーモラスに時に切なく語りかける。今回、公開された映像は、ロケ地に用意された「CLINT EASTWOOD DIRECTOR」と刻印されたディレクターズ・チェアから始まる。イーストウッドが今こそ撮るべき映画だと確信した『クライ・マッチョ』は、コロナ禍の中ニューメキシコで撮影が敢行された。「ラフォがあっちへ歩いていくからこっちから撮れるよ」と手をかざしたイーストウッドに「素晴らしい絵が撮れそうだ」とスタッフが応じる。カウボーイハットでカメラモニターを見つめる彼の傍らのスタッフはマスクを着用している。さらに馬に優しく触れる場面やマグカップを手にした主人公マイクを演じている撮影シーンが続く。そして、ニューメキシコの大自然をロングショットで撮影しようとするイーストウッドが撮影スタッフとアングルを確認する姿が映し出される。そのまなざしが見つめる先には何があるのか。これまで最新作が全米公開を迎えると、その直後に次に控える新たなプロジェクトが発表されてきたイーストウッドだが、今回は新作の発表はなく、本人が取材に応じたのもアメリカの限られた数媒体だけのみ、プロモーションにも一切顔を出していない。そんな中で、今回の映像は、撮影中の彼の様子がわかる貴重なものとなっている。『クライ・マッチョ』公開中
2022年01月22日1月14日(金)より日本で公開され、大ヒット中のクリント・イーストウッド監督・主演・製作の映画『クライ・マッチョ』。この度、本作よりイーストウッドが演じるマイクがと少年ラフォが出会う新たな本編映像が公開された。半世紀以上に渡り一線で活躍を続ける名優にして、映画『許されざる者』『ミリオンダラー・ベイビー』で監督として2度の「アカデミー賞」に輝くクリント・イーストウッド。監督デビューから50年・40作目となるアニバーサリー作品『クライ・マッチョ』は彼が監督・主演を兼任する新たなマスターピースである。落ちぶれた元カウボーイ・マイクと少年・ラフォの旅を通して語られる「人生」とは。喜びや悲しみを背負い、なお人生を歩み続ける、生きる上で必要な「強さ」とは何かを温かく、時にユーモラスに時に切なく語りかける。40年前から検討されていた原作に満を持して向き合った本作は、まさにイーストウッドの集大成にして新境地と言えるだろう。今回公開された本編映像は、マイクが探していた少年・ラフォを見つけ出す、初めての出会いを果たした場面。恩人の息子を探して彼らの家を訪れたマイクは、母親から息子はここではなくストリートで生きていると告げられる。マイクは警察にガサ入れされたメキシコの闘鶏場に足を踏み入れる。「出てきたまえ。俺は家族の友人だ」と呼びかけるも場内からは何の反応もない。誰も居ないと思った矢先、闘鶏用のニワトリが物陰から飛び出してくる。しかめっ面でニワトリを捕まえたマイクは「悪いチキン、暴れるな」と瞬く間に手懐ける。マイクは「よし。くそガキ出てこい。5まで数え、チキンの首を折る。いいな?」と手荒なやり方でラフォを挑発し、カウントを始めると「雄鶏を返せ!」と怒りをみなぎらせたラフォが姿を現す。「話が先だ。ラフォ」と呼びかけるマイクに、少年は「名前知ってるの?なぜここが?」と複雑な表情を浮かべる。「お母さんから居場所を聞いたからだ」というマイクの返答に、ラフォは「俺を買ったのかよ」と言い捨てる。男遊びが盛んな母の元、劣悪な環境で育ったラフォは、闘鶏の“マッチョ”とストリートで生きてきた。誰も信用できないと心に決めた彼は、突然現れたマイクに敵対心をむき出しにする。一方のマイクも、恩義がある元雇い主の依頼だから受けた仕事だが、ひねくれた若造になめられる筋合いはない。まさに“最悪”の出会いの後、マイクが運転するピックアップトラックでアメリカ国境を目指す旅を始める。勇気、希望、友情、そして愛…。ここまで数々の人生を描いてきたイーストウッドが描く真の”強さ”とは。旅を続ける映画人・イーストウッドが『クライ・マッチョ』に込めた想いを、映画館の大スクリーンで受けとめてほしい。『クライ・マッチョ』公開中
2022年01月19日クリント・イーストウッド監督・主演・製作の映画『クライ・マッチョ』が1月14日(金)より日本公開される。この度、本作より新たな本編映像が解禁された。半世紀以上に渡り一線で活躍を続ける名優にして、映画『許されざる者』『ミリオンダラー・ベイビー』で監督として2度の「アカデミー賞」に輝くクリント・イーストウッド。監督デビューから50年・40作目となるアニバーサリー作品『クライ・マッチョ』は彼が監督・主演を兼任する新たなマスターピースである。落ちぶれた元カウボーイ・マイクと少年・ラフォの旅を通して語られる「人生」とは。喜びや悲しみを背負い、なお人生を歩み続ける、生きる上で必要な「強さ」とは何かを温かく、時にユーモラスに時に切なく語りかける。40年前から検討されていた原作に満を持して向き合った本作は、まさにイーストウッドの集大成にして新境地と言えるだろう。今回解禁された本編映像は、旅の途中で立ち寄ったダイナーでのワンシーン。息子の行方を追う母親が放った追っ手に捕らえられたラフォを助けるために、マイクが相手に立ち向かう瞬間がとらえられている。共に旅をするふたりだが、親の愛を知らないラフォは警戒心が強く、決して心を開こうとしない。しかし、「もはや強くない」と自分の弱さを隠そうとしないマイクを信頼し、尊敬の念を抱き始めていた。一足先に外に出たラフォに続いて店を出たマイクの目には、母が放った追っ手に羽交い締めにされた少年の姿が。身動きが取れず「助けて!マイク!」と叫び必死に手を伸ばすラフォ。もはやマッチョではないと感じるマイクは、それでも前に進む。ひるむことなく近づいたマイクは、悠然と「何のマネだ?」と睨みを利かせる。「うせろジジイ!お前の子じゃない。手出しするな。お前に関係ない」と暴言を吐く男に、ラフォの相棒“マッチョ”(ニワトリ)が飛び掛かる。その一瞬の隙を突いてマイクは“拳”を振り上げる。もはや強くないことを認めるマイクと親の愛を知らないラフォは、アメリカ国境への旅を通して固い絆で結ばれていく。その先にはふたりの人生を大きく変える岐路が待ち受けていた。いよいよ公開となる本作への期待がさらに高まる内容と言えるだろう。この映像をチェックして、ぜひ劇場に足を運んでほしい。『クライ・マッチョ』1月14日(金)日本公開
2022年01月14日半世紀以上に渡り一線で活躍を続ける名優にして、『許されざる者』『ミリオンダラー・ベイビー』で監督として2度のアカデミー賞(R)に輝くクリント・イーストウッド。そんな彼の最新作『クライ・マッチョ』が2022年1月14日(金)に公開となる。この度、勤労感謝の日を記念し、50年にわたり世に名作を送りだし続けたイーストウッドへの感謝をこめて、歴代のアカデミー俳優たちがイーストウッドの撮影現場を明かすコメントが発表された。監督デビュー50周年記念作品『クライ・マッチョ』の公開を控えるイーストウッドは、『恐怖のメロディ』(1971)以来、50年間で40作品もの名作を生んできた。驚異的なペースで監督を続けてきた秘訣のひとつに挙げられるのが、直感的で自然体のスピーディな撮影術。イーストウッド作品に出演した歴代キャストの証言から、そのスマートな演出術の秘密に迫る。『アメリカン・スナイパー』や『運び屋』で2度イーストウッド組に参加しているブラッドリー・クーパーは、「僕は、クリントのテンポの速い撮影スタイル、効率のいい時間の使い方がものすごく好きだ」と撮影現場を振り返る。アカデミー賞(R)作品賞・監督賞に輝いた『許されざる者』、『ミリオンダラー・ベイビー』、そして『インビクタス/負けざる者たち』に出演、イーストウッドの演出を熟知するモーガン・フリーマンも、「クリントの撮影はとても速い。1テイク撮ったら、すぐ次に進む。すごくいいよ。それに、彼がいつも平静でいることもありがたい。それは彼の精神力と自制心の表れだ」と賞賛。また『インビクタス/負けざる者たち』で初出演、続く『ヒア アフター』で主演を務めたマット・デイモンは、「彼は、ストーリーを語るにはどうすればいいかを正確に把握している。俳優として完全に身を任せられるので、とても安心して演じることができる。彼との仕事はほんとうにすばらしい体験だった」と、俳優出身ならではの監督に信頼を寄せる。さらに「スタッフのさまざまな仕事についてよく知っていて、誰もがよりやりやすくなるように気を配る。その結果、それぞれが最高の仕事ができる気分になれる。しかも、とても楽しい雰囲気でね」と、スタッフへの気配りも忘れない監督だと讃えた。最新作『クライ・マッチョ』でイーストウッドのイーストウッド演じるマイクと共に旅をする少年ラフォに大抜擢された、メキシコ出身のエドゥアルド・ミネットも「ハッピーな現場だったよ。いつも笑いがあふれているんだ。クリントはしょっちゅう冗談を飛ばして、僕をリラックスさせてくれたよ」と、14歳でいきなり巨匠との現場となったが、和やかな雰囲気の中で若き相棒をのびのびと演じられたと語っている。「彼の演出方法は見事なまでに簡潔なんだ」と語るのは、『J・エドガー』主演のレオナルド・ディカプリオ。「クリントの映画作りに非の打ちどころがないのは、彼が自分自身の直感と本能を信じているからだよ。彼のビジョンはひとつで、俳優としてはとてもやりやすかった。彼はまさにボクシングのセコンドみたいな感じ。リングに上がると、すぐそばで見守り、支えてくれている感じなんだ」と、独自の演出術で俳優を導く名監督だと断言している。現在、イーストウッドの長年にわたる功績に感謝を込めて、ハッシュタグ「#ありがとうイーストウッド」をつけてメッセージを贈ると特注ディレクターズ・チェアなどが当たる豪華キャンペーンを実施中。ぜひこの機会に、アカデミー俳優たちとタッグを組んだ名作の数々を見返してみるのもお勧めだ。<クリント・イーストウッド監督50周年記念 #ありがとうイーストウッド>キャンペーン詳細: 『クライ・マッチョ』2022年1月14日(金)より公開
2021年11月23日クリント・イーストウッド監督・主演・製作の映画『クライ・マッチョ』が2022年1月14日(金)より日本公開される。この度、本作の場面写真7点が一挙解禁となった半世紀以上に渡り一線で活躍を続ける名優にして、映画『許されざる者』『ミリオンダラー・ベイビー』で監督として2度の「アカデミー賞」に輝くクリント・イーストウッド。監督デビューから50年・40作目となるアニバーサリー作品『クライ・マッチョ』は彼が監督・主演を兼任する新たなマスターピースである。落ちぶれた元カウボーイと少年の旅を通して語られる「人生」とは。喜びや悲しみを背負い、なお人生を歩み続ける、生きる上で必要な「強さ」とは何かを温かく、時にユーモラスに時に切なく語りかける。40年前から検討されていた原作に満を持して向き合った本作は、まさにイーストウッドの集大成にして新境地と言えるだろう。解禁された場面写真では、元雇い主からの誘拐の依頼や、親の愛を知らないラフォが警戒心をむき出しにする様子、壮大な大自然メキシコの旅、寄り道した町で出会う強さと優しさを備えたマルタとの様子が写し出されている。『クライ・マッチョ』2022年1月14日(金)日本公開
2021年11月19日「BONES-骨は語る-」のシーズン1からシーズン2にかけて、連続殺人犯のハワード・エップスを演じたヒース・フリーマンが亡くなった。41歳だった。15日夜(現地時間)、マネージャーが「愛するヒース・フリーマンを亡くし、私たちは深い悲しみに暮れています」と「People」誌にコメントを寄せた。「彼は最近出演した映画作品を大変誇りに思っていました。それに、キャリアにおける“次の章”をとても楽しみにしていました。彼が息子、兄弟、おじ、友人、類まれな才能を持つ俳優、プロデューサー、完璧な料理人、男性として遺したみんなを笑顔にさせる圧巻の笑い声は、永遠に生き続けるでしょう」と追悼している。ヒースは2001年に「ER緊急救命室」でデビューし、「NCIS ~ネイビー犯罪捜査班」「レイジング・ザ・バー 熱血弁護人」などに出演。最近では、マイケル・ポーリッシュ監督の『Terror on the Prairie』(原題)の撮影を終えたばかりだったという。ヒースの死因は明らかにされていないが、友人だという女優のシャナ・モークラーは、インスタグラムのコメント欄に「(ヒースは)オースティンの自宅で、寝ている間に息を引き取った」と書き込んだ。アシュリー・ベンソン、シェーン・ウェストら俳優仲間がSNSで追悼メッセージを送っている。(Hiromi Kaku)■関連作品:BONESボーンズ [海外TVドラマ]
2021年11月17日「第34回東京国際映画祭(TIFF)」でクリント・イーストウッド監督・主演・製作の映画『クライ・マッチョ』がオープニング作品として上映される。これに伴い監督・主演のクリント・イーストウッドからコメントが到着、さらに同映画祭で初公開された監督デビュー50周年を記念する特別映像も解禁された。半世紀以上に渡り一線で活躍を続ける名優にして、映画『許されざる者』『ミリオンダラー・ベイビー』で監督として2度の「アカデミー賞」に輝くクリント・イーストウッド。監督デビューから50年・40作目となるアニバーサリー作品『クライ・マッチョ』は彼が監督・主演を兼任する新たなマスターピースである。落ちぶれた元カウボーイと少年の旅を通して語られる“人生”とは。喜びや悲しみを背負い、なお人生を歩み続ける、生きる上で必要な[強さ]とは何かを温かく、時にユーモラスに時に切なく語りかける。40年前から検討されていた原作の映画化に、イーストウッドが満を持して向き合った本作は、まさに彼の集大成にして新境地と言えるだろう。特別映像では、西部劇の傑作『アウトロー』(1976年)、「アカデミー賞」5部門受賞の『許されざる者』(1992年)、“マッチョ”な役柄を演じた『ダーティファイター』(1978年)など、イーストウッド監督作品の名シーンでその軌跡を振り返る。「イーストウッドはアメリカンヒーローの神髄。私たちが在りたいと思う人物像だ」と語るのはプロデューサーのアルバート・S・ラディ。続いて『父親たちの星条旗』(2006年)や『硫黄島からの手紙』(2006年)、『ヒア アフター』(2010年)などを製作したスティーヴン・スピルバーグが「クリントはアメリカを象徴する監督だ」とコメントを寄せた。さらにメル・ギブソンは「アメリカの琴線に触れる感情を描く。アメリカの心と通じている」と、その演出力と演技力の双方を讃える。そして、「アカデミー賞」4部門に輝いた『ミリオンダラー・ベイビー』(2004年)で主演女優賞を受けたヒラリー・スワンクが「長年の経験から直感を信じて映画を作る」とコメント。製作のティム・ムーアは、イーストウッドから『クライ・マッチョ』の脚本があると伝えられたという。主人公のマイクは、元ロデオスターで本物のカウボーイを体現するイーストウッドらしい役だ。マイクは、元雇い主の依頼でメキシコで暮らす14歳の少年ラフォを誘拐して連れ戻す旅に出る。「昔はマッチョだったんだろ?」と問いかけられ、「昔の俺は凄かった。だが今は違う」と自らの老いを認める落ちぶれたカウボーイだ。さらにムーアは、本作では「人間関係のきらめきも描かれる」と語る。マイクは旅の途中で食堂を営む女性マルタと出会う。互いに自己紹介したふたりには、どんなきらめきが待っているのか。『マディソン郡の橋』(1995年)を思い出させるダンスシーンが印象的だ。『クライ・マッチョ』は「感動的で、イーストウッド映画で見られる“象徴的な瞬間”が含まれている」と語るティム・ムーアは、「彼には夕日に向かって、馬に乗って行ってほしいと思う」と語る。『スリー・ビルボード』(2017年)の名カメラマン、ベン・デイビスがとらえた美しいメキシコの荒野の風景を走るマイクの姿に重ねて「人生には決め時ってもんがある、今がその時だ」の名台詞が。91歳を迎えて尚も現役を続けるクリント・イーストウッドが問う“マッチョ”=「真の強さ」とは。監督デビュー50周年記念作品、集大成にして新境地となる新たなマスターピース『クライ・マッチョ』は、2022年1月14日(金)日本公開となる。<クリント・イーストウッド:コメント(日本語訳)>日本の皆さんへ最新作『クライ・マッチョ』が、第34回東京国際映画祭オープニング作品に選ばれたことをとても光栄に思います。本当にオープニングセレモニーに参加したかったです。この映画を通して、私が信じる"本当の強さ"を感じてもらえると嬉しいです。『クライ・マッチョ』はコロナ禍に撮影されたものです。私は本作が映画業界に、勇気と強さをもたらす作品の一つになればと思っています。どうぞ楽しんでご覧ください。『クライ・マッチョ』2022年1月14日(金)日本公開
2021年10月30日映画『クライ・マッチョ』が、2022年1月14日(金)に公開。クリント・イーストウッドが、監督・主演・製作を務める。クリント・イーストウッドの“集大成”であり“新境地”輝かしいキャリアと偉業で、半世紀にわたって映画業界を牽引してきた俳優・監督・プロデューサーのクリント・イーストウッド。主演・監督した『許されざる者』と『ミリオンダラー・ベイビー』ではそれぞれ米アカデミー賞最優秀作品賞並びに最優秀監督賞をW受賞、『バード』『許されざる者』『ミリオンダラー・ベイビー』の3作品ではゴールデングローブ賞監督賞を獲得。『グラン・トリノ』『アメリカン・スナイパー』といった代表作も持つ。そんなクリント・イーストウッド監督デビュー50周年にあたる2021年、映画監督作品は40作目となる記念すべき節目に、最新作『クライ・マッチョ』の公開を発表。クリント・イーストウッドが監督・主演・製作を務め、彼にとっての“集大成”であり“新境地”ともいえる感動ドラマを作り上げた。元ロデオスター&愛を知らない少年の感動ドラマ映画『クライ・マッチョ』は、N・リチャード・ナッシュの小説『CRY MACHO』を原作とするもの。主人公は、かつて数々の賞を獲得し、一世を風靡したロデオ界の元スター、マイク・マイロだ。しかし、その栄光はいまや過去のこと。落馬事故をきっかけに、家族も離散、競走馬の種付けで細々と一人で暮らしていた。だがある日、マイクは元雇用人から、メキシコにいる彼の息子ラフォの誘拐を依頼される。メキシコからテキサスへ――その危険で壮大な道のりは、予想外の困難と思いがけない出会いが待ち受けていた…。人生に失敗した元ロデオスターと、親の愛を知らない少年。出会うはずのなかった二人の壮大なメキシコ横断旅に待ち受けるものとは?そして、2人が最後に見つけた“新たな生きざま”とは?登場人物(キャスト)主演のクリント・イーストウッドが演じるのは、ロデオ界の元スター、マイク・マイロ。彼と少しずつ交流を深めていく不良少年・ラフォを、長編映画デビュー作となる新たな才能エドゥアルド・ミネットが演じる。2人のコンビネーションに注目だ。マイク・マイロ(クリント・イーストウッド)かつて一世を風靡したロデオ界の元スター。今は落ちぶれている。元雇用人から、息子のラフォを誘拐するように頼まれる。ラフォ(エドゥアルド・ミネット)マイクの元雇用人の息子。親の愛を知らない、生意気な不良少年。“40年越し”に映画化が実現実は、映画『クライ・マッチョ』の企画が最初に持ち上がったのは40年前。『ゴッドファーザー』『ミリオンダラー・ベイビー』で知られる映画製作者アルバート・S・ラディが原作に魅了され、イーストウッドに話を持ちかけたが、イーストウッドがマイク役は時期尚早だと判断し企画は頓挫してしまった。時を経て2019年。「期は熟した」と考えたイーストウッドがラディに連絡をとり、脚本を再検討することになり、ついに映画化へ。長年の悲願を達成したラディは、「クリントはこれからもアメリカの英雄として、不滅の男として語り継がれるでしょう」と語っている。イーストウッド組が集結脚本を執筆したのは、『グラン・トリノ』や『運び屋』の脚本も手がけたニック・シェンク。イーストウッド自身の個性を生かしてマイクというキャラクターを練り上げ、苦労と挫折を味わいながら、約束に固い不言実行の男を書き上げた。さらに、編集には『グラン・トリノ』『アメリカン・スナイパー』のジョエル・コックスが参加するなど、イーストウッド組が集結している。【詳細】映画『クライ・マッチョ』発売日:2022年1月14日(金)監督・主演・製作:クリント・イーストウッド原作:N・リチャード・ナッシュ「CRY MACHO」脚本:ニック・シェンク、N・リチャード・ナッシュ製作:アルバート・S・ラディ、ティム・ムーア、ジェシカ・マイヤー出演:クリント・イーストウッド、エドゥアルド・ミネット、ナタリア・トラヴェン、ドワイト・ヨアカム、フェルナンダ・ウレホラ<映画『クライ・マッチョ』あらすじ>誘拐から始まった少年との出会いが、二人の人生を大きく変えてゆく―アメリカ、テキサス。ロデオ界のスターだったマイクは落馬事故以来、数々の試練を乗り越えながら、孤独な独り暮らしをおくっていた。そんなある日、元雇い主から、別れた妻に引き取られている十代の息子ラフォをメキシコから連れ戻すという依頼を受ける。犯罪スレスレの誘拐の仕事。それでも、元雇い主に恩義があるマイクは引き受けた。男遊びに夢中な母に愛想をつかし、闘鶏用のニワトリとともにストリートで生きていたラフォはマイクとともに米国境への旅を始める。そんな彼らに迫るメキシコ警察や、ラフォの母が放った追手。先に進むべきか、留まるべきか? 少年とともに、今マイクは人生の岐路に立たされる――。
2021年09月23日クリント・イーストウッド監督がデビュー50周年にあたる2021年に監督・主演・製作を務めた、40本目の監督作品『CRY MACHO』が邦題『クライ・マッチョ』として、2022年1月14日(金)より全国公開されることが決定。併せて、予告編が解禁された。かつて数々の賞を獲得し一世を風靡したロデオ界の元スター、マイク・ミロ(クリント・イーストウッド)。しかし落馬事故をきっかけに家族は離散。現在は、競走馬の種付けで細々と暮らしていた。そんなある日、マイクは元雇用人からメキシコにいる彼の息子ラフォを誘拐するよう依頼される。メキシコからテキサスへ。その危険で壮大な道のりに、予想外の困難と思いがけない出会いが待ち受けていた――。クリント・イーストウッド本作の企画が最初に持ち上がったのは、40年前。映画製作者のアルバート・S・ルディが、原作であるN・リチャード・ナッシュの「CRY MACHO」(1975年発刊)を読んだことから始まる。しかし映画化の話を持ちかけられたイーストウッドは、マイク役は時期尚早だとして企画は頓挫。しかし2019年、ついに「期は熟した」と考えたイーストウッドがルディに連絡をとり、映画化が実現した。今回脚本を練り直し執筆を担当したのは、『グラン・トリノ』や『運び屋』の脚本も手掛けたニック・シェンク。マイクを、イーストウッドの個性を生かしたキャラクターに仕上げ、苦労と挫折を味わいながらも約束を守る、不言実行の男を作り上げた。また、編集には『グラン・トリノ』『アメリカン・スナイパー』のジョエル・コックスが参加するなど、イーストウッド組が集結している。今回解禁された予告編は、マイクが元雇用人から息子ラフォを誘拐するように頼まれ、メキシコへ向かうところから始まる。そしてマイクと生意気な不良少年ラフォが、困難な道中のなかで少しずつ交流を深めていく様子が切り取られている。また「昔の俺はすごかった。だが今は違う」「男は皆マッチョに憧れる。強さを見せつけたくて」とラフォに話すマイクの言葉からは、常に第一線で活躍し時代を生き抜いたイーストウッドがたどり着いた「本当の強さ」とは何かという答えを、いまを生きる全世代に温かく届ける物語であることがうかがえる。『クライ・マッチョ』は2022年1月14日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2021年09月20日クリント・イーストウッド監督・主演・製作の映画『CRY MACHO』 が邦題『クライ・マッチョ』として、2022年1月14日(金)より日本公開することが決定した。さらにこの度、本作より予告映像と場面写真が解禁された。クリント・イーストウッドは、俳優・監督・プロデューサーとして半世紀にわたって映画業界を牽引。その輝かしいキャリアと偉業を通して、多くの生涯功労賞を受賞し、映画界では生きる伝説だ。俳優として誰もが知るキャラクターを生み出すだけでなく、監督として数々の名作を手掛け続け、その類まれな才能はより高みへと昇華されていく。主演・監督した『許されざる者』(1992年)と『ミリオンダラー・ベイビー』(2004年)では、それぞれ「アカデミー賞」最優秀作品賞並びに最優秀監督賞をW受賞。『バード』(1988年)『許されざる者』(1992年)『ミリオンダラー・ベイビー』の3作品では、ゴールデングローブ賞監督賞を獲得(『硫黄島からの手紙』(2006年)は外国語映画賞受賞。さらに『グラン・トリノ』(2008年)『アメリカン・スナイパー』(2015年)など代表作の枚挙にいとまがない。世界中を見渡しても、歴史的にも、クリント・イーストウッドに並ぶほどの偉業をなし得ている映画人はいないと断言できるだろう。そして、イーストウッド監督デビュー50周年にあたる2021年、映画監督作品は40作目となる記念すべき節目に、映画『クライ・マッチョ』の公開が発表された。本作はN・リチャード・ナッシュの『CRY MACHO』(1975年発刊)を原作に、イーストウッド自身が監督・主演・製作を務める。主人公は、かつて数々の賞を獲得し一世を風靡したロデオ界の元スター、マイク・ミロ(イーストウッド)。しかし落馬事故をきっかけに、家族も離散、競走馬の種付けで細々とひとり暮らしていた。だがある日、マイクは元雇用人から、メキシコにいる彼の息子ラフォの誘拐を依頼される。メキシコからテキサスへ。その危険で壮大な道のりは、予想外の困難と思いがけない出会いが待ち受けていた。本作の企画が最初に持ち上がったのは実に40年前。原作を読んだ映画製作者のアルバート・S・ルディ(91歳、『ゴッドファーザー』『ミリオンダラー・ベイビー』)は物語に魅了されイーストウッドに話を持ちかけたが、イーストウッドがマイク役は時期尚早だと判断し企画は頓挫した。しかし2019年「期は熟した」と考えたイーストウッドがルディに連絡をとり、脚本を再検討することになり、ついに映画化へと動き出すこととなった。脚本を練り直し執筆したのは『グラン・トリノ』や『運び屋』の脚本も手がけたニック・シェンク。マイクを、イーストウッド自身の個性を生かして更にキャラクターを仕上げ、苦労と挫折を味わいながら、約束に固い不言実行の男を書き上げた。ルディは「クリントはこれからもアメリカの英雄として、不滅の男として語り継がれるでしょう」と長年の悲願を語る。ほかにも、編集にはジョエル・コックス(80歳、(『グラン・トリノ』『アメリカン・スナイパー』)と、イーストウッド組が集結した本作は、まさにイーストウッドの集大成と言えるだろう。今回解禁された予告編は、かつてロデオスターだったが今は落ちぶれているマイクが、元雇用人から息子ラフォを誘拐するように頼まれ、メキシコへと向かうところから始まる。彼は親の愛を知らない、生意気な不良少年ラフォと出会い、ふたりはが困難な道中のなかで少しずつ交流を深めていく。メキシコを横断する旅路のバックには壮大な景色が映し出されており、そしてマイクの新たな出会いも物語をエモーショナルに盛り上げている。「昔の俺はすごかった。だが今は違う」、「男は皆マッチョに憧れる。強さを見せつけたくて」と少年に話すマイクの言葉は、まるでイーストウッド本人が現代社会に生きる私たちに向けて語りかけているメッセージの様にも感じられ、常に第一線で活躍し時代を生き抜いた男=イーストウッドがたどり着いた、「本当の強さ」とは何かという答えを、今を生きる全世代に温かく届ける物語であることがうかがえる。また解禁された場面写真では、マイクと少年の出で立ちからは、新たな名コンビ誕生を予感させる。少年ラフォを演じるのは、本作が長編映画デビュー作となる新たな才能エドゥアルド・ミネット。イーストウッドとのコンビネーションにも注目だ。『クライ・マッチョ』2022年1月14日(金)日本公開
2021年09月20日1986年のSF映画『ナビゲイター』が、女性の主人公でリメイクされることになった。監督とプロデューサーを務めるのは、ブライス・ダラス・ハワード。Disney+ が配信する。ハワードはDisney+の『マンダロリアン』で2話を監督したほか、現在製作中のスピンオフ『The Book of Boba Fett』でも1話を監督している。オリジナルの『ナビゲイター』には、ジョーイ・クレイマー、ヴェロニカ・カートライト、サラ・ジェシカ・パーカーらが出演。監督は『グリース』『青い珊瑚礁』のランダル・クレイザー。北米興行成績はぱっとしなかった。文=猿渡由紀
2021年09月16日『ジュラシック・ワールド』などで女優として活躍するブライス・ダラス・ハワードは、「スター・ウォーズ」初の実写ドラマシリーズ「マンダロリアン」ではエピソード監督を務めている。シリーズの生みの親ジョージ・ルーカスとも深い繋がりを持つ彼女が、本作には“ルーカスの魔法”が継承されていることを明かした。「マンダロリアン」の製作陣には、ルーカスが自身のビジョンを作品に反映することのできる後継者と認めたデイヴ・フィローニをはじめ、「スター・ウォーズ」の世界を愛する者たちが集結している。ブライス・ダラス・ハワードもその1人で、シーズン1第4話の監督を務めた。『ジュラシック・ワールド』シリーズ、『ロケットマン』『ヘルプ ~心がつなぐストーリー~』などで女優として活躍し、父親はルーカス原案作品『ウィロー』や『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』などの監督で、ルーカスとも親交の深いロン・ハワード。ブライスは幼少期に父ロンと共にルーカスと黒澤明監督の会食にも顔を出し、ルーカスの話をたくさん聞きながら育ったそうで、「子供の頃、毎年クリスマスになるとジョージが『スター・ウォーズ』のフィギュアを家に送ってくれました。毎年、私はそれで遊んで、その世界に没頭していました」と明かす。「『スター・ウォーズ』に圧倒されるのはそこに魔法があるからです。ジョージは毎回他のクリエイターと協働しています。そうすることでキャラクターが彼さえ予想しなかった発展を遂げるからです。あらゆる可能性を認めているんです。ジョージはストーリーを押し広げるべく門戸を開いています」と語る。ルーカスの魔法とは、彼自身のビジョンだけでなく、「スター・ウォーズ」を愛する者たちが集まることで、「スター・ウォーズ」の世界の可能性をさらに広げていくことだったのだ。こうした「スター・ウォーズ」の制作方法は本作にも踏襲されている。シーズン1では、ジョン・ファヴローやフィローニ、ブライスに、『ジョジョ・ラビット』のタイカ・ワイティティ、『DOPE/ドープ!!』のリック・ファミュイワ、「フィアー・ザ・ウォーキング・デッド」のデボラ・チョウらが参加、エピソードごとにそれぞれの監督の「スター・ウォーズ」愛と個性が詰め込まれたマンダロリアンとザ・チャイルドの壮大な銀河の旅を楽しむことができる。「私だけでなく、皆のスター・ウォーズなのです」と愛を語るブライスが監督を務めた第4話は、「ジョン・ファヴローとブライス・ダラス・ハワードは活気のある面白い物語を継続し続けている」(Rolling Stone)など評価を受けており、ファヴローも「成功したから言うが、4話は極めて難しいエピソードでした。森や水や巨大メカとの銃撃戦が出てきてエキストラも多い。盛りだくさんでしたね」とふり返り、ブライスの監督としての腕前を称えている。シーズン2にもブライスはもちろん、ファヴローやフィローニ、ファミュイワ、グリーフ・カルガ役のカール・ウェザース、『アントマン』のペイトン・リード、『アリータ:バトル・エンジェル』のロバート・ロドリゲスという名だたる顔ぶれが集結しており、いまから期待が高まっている。「マンダロリアン」シーズン2はディズニープラスにて独占配信中、第2話は11月6日(金)17時~配信開始、以降毎週金曜日17時~に新エピソード配信。(text:cinemacafe.net)
2020年11月06日90歳のクリント・イーストウッドが、次の監督作で主演も務めることになった。『Cry Macho』というタイトルで、イーストウッドが演じる男は、かつてロデオで注目を集め、引退後は馬のブリーダーとして生計を立てている。アルコール依存症の母のもとで育つ息子を引き取るべく迎えに行った彼は、その道中で、自分の人生をも振り返ることになる、という物語のようだ。このプロジェクトに完全なゴーサインはまだ出ておらず、撮影開始日も未定だが、イーストウッドはすでにロケハンを始めているという。イーストウッドの最近の監督作は『リチャード・ジュエル』。文=猿渡由紀
2020年10月05日クリント・イーストウッドの特集上映「35mmフィルムで見るクリント・イーストウッドの軌跡」が、国立映画アーカイブにて2020年10月29日(木)から12月6日(日)まで開催される。35mmフィルムで見るクリント・イーストウッド映画「35mmフィルムで見るクリント・イーストウッドの軌跡」では、クリント・イーストウッド主演作や監督作品13本をワーナーブラザース所蔵の35mmフィルムで特集上映する。上映作13本はすべて、現時点で日本にデジタルシネマパッケージ(DCP)が無く、劇場では35㎜フィルムでしか見ることのできない作品となっており、大画面のスクリーンでフィルム上映ならではの繊細な色彩や陰影表現を楽しめる貴重な機会となる。『ダーティハリー』『硫黄島からの手紙』など13本上映作品は、クリント・イーストウッドが一匹狼の刑事ハリー・キャラハンを演じる「ダーティハリー」シリーズの第1作目『ダーティハリー』や、アカデミー賞作品賞、監督賞など4部門で受賞した、1992年のクリント・イーストウッド監督作品『許されざる者』、渡辺謙、二宮和也、伊原剛志などが出演した『硫黄島からの手紙』など。『父親たちの星条旗』は、オリジナル版に加え、公開当時の日本語吹替版も特別に上映される。【詳細】35mmフィルムで見るクリント・イーストウッドの軌跡会期:2020年10月29日(木)~12月6日(日)会場:国立映画アーカイブ 長瀬記念ホール OZU(2階)、小ホール(地下1階)住所:東京都中央区京橋 3-7-6※スケジュール、料金などの詳細は、9月末頃に国立映画アーカイブホームページにて発表。上映作品:『ダーティハリー』(1971年、ドン・シーゲル監督)『許されざる者』(1992年、クリント・イーストウッド監督)『マディソン郡の橋』(1995年、クリント・イーストウッド監督)『目撃』(1997年、クリント・イーストウッド監督)『真夜中のサバナ』(1997年、クリント・イーストウッド監督)『トゥルー・クライム』(1999年、クリント・イーストウッド監督)『スペース カウボーイ』(2000年、クリント・イーストウッド監督)『ブラッド・ワーク』(2002年、クリント・イーストウッド監督)『ミスティック・リバー』(2003年、クリント・イーストウッド監督)『父親たちの星条旗』(2006年、クリント・イーストウッド監督) ※日本語吹替版も上映『硫黄島からの手紙』(2006年、クリント・イーストウッド監督) ※英語字幕付も上映『グラン・トリノ』(2008年、クリント・イーストウッド監督)『インビクタス/負けざる者たち』(2009年、クリント・イーストウッド監督)【問い合わせ先】国立映画アーカイブTEL:050-5541-8600(ハローダイヤル)
2020年09月14日テレビ東京の「サタ☆シネ」枠は“6月は女と罪のサスペンス”と題して作品をお届け。6月6日(土)深夜はクリント・イーストウッド主演の異色サスペンス作『白い肌の異常な夜』を放送する。『ダーティハリー』シリーズのヒットで世界的スターとなると、俳優だけでなく監督、プロデューサーとしての手腕も発揮。『許されざる者』『ミリオンダラー・ベイビー』でアカデミー賞作品賞、監督賞のダブル受賞を果たしたほか、日本から二宮和也、中村獅童らを起用した『硫黄島からの手紙』など、アクションから文芸作まで幅広く出演、監督、製作を手掛けてきたクリント・イーストウッド。アカデミー賞に輝いた『許されざる者』は彼が“盟友”ドン・シーゲルに捧げた作品でもあるが、2人は『マンハッタン無宿』でイーストウッドが主演、ドン・シーゲルがメガホンを取って以降『真昼の死闘』や『ダーティハリー』『アルカトラズからの脱出』といった作品を共に世に送りだしてきた。本作はそんな2人がコンビを組んだ一連の作品群のなかでも異彩を放つ傑作ゴシックスリラー。南北戦争末期、南部の森深くにマーサ校長(ジェラルディン・ペイジ)が農園内に開いた女学園があった。そこでは教師のエドウィナ(エリザベス・ハートマン)と12歳から17歳の生徒の少女6名、黒人奴隷のハリー(メエ・マーサー)が暮らしていた。ある日12歳のエミー(パメリン・ファーディン)が大ケガをした敵の北軍兵士マクバニー伍長(クリント・イーストウッド)を見つける。マクバニーを南軍に引き渡したらすぐ死んでしまうと思った彼女たちは、彼を治療してから引き渡すことに。女の園に迷い込んだ若い男の存在に色めき立つ学園。傷が回復し松葉づえで動けるようになったマクバニーだが、マーサ校長はかつて愛した兄に彼をダブらせ南軍への引き渡しを躊躇する。彼に初めての恋をするエドウィナ。彼に迫る生徒のキャロル(ジョー・アン・ハリス)、生き残るため自らも彼女らを誘惑するマクバニーだったが…というのが本作のストーリー。昨年公開された監督最新作『リチャード・ジュエル』では、1996年のアトランタで起こった爆破テロ事件をテーマにするなど、いまだ精力的に映画を作り続けるイーストウッドのキャリアのなかでも異色を放つ『白い肌の異常な夜』は、6月6日(土)27時15分~テレビ東京「サタ☆シネ」枠で放送。(笠緒)
2020年06月06日テレビ東京「午後のロードショー」では“木曜はクリント・イーストウッド”と銘打って主演作を毎週木曜に放送中。5月21日(木)は南北戦争時代を舞台に家族の復讐に燃える主人公をイーストウッドが演じた『アウトロー』をお届け。マカロニ・ウエスタンで人気を博し『ダーティハリー』シリーズでの成功でトップスターの地位を手に入れたイーストウッドは映画製作に進出。70年代に入ると俳優としてだけでなく監督として『恐怖のメロディ』や『荒野のストレンジャー』『愛のそよ風』『アイガー・サンクション』でメガホンを取り、精力的に作品を発表した。現在に至るまで数多くの作品を撮り続けてきたイーストウッドの監督5作目となる本作。舞台となるのは南北戦争末期。農夫、ジョージー・ウェールズ(クリント・イーストウッド)は、突然現れた北軍ゲリラのリーダー・テリル(ビル・マッキニー)率いるカンサス・レッドレッグの一団に家を焼き討ちされ、妻子を殺されてしまう。ジョージーも重傷を負うがなんとか一命をとりとめる。悲しみに暮れながらも復讐に燃え、銃の腕を磨いたジョージーはやがて南軍ゲリラのリーダー・フレッチャー(ジョン・バーノン)と行動を共にしテリルの行方を追う。そんななか北軍の勝利で戦争が終結、投降すればフレッチャー率いる隊に恩赦をほどこすとの知らせが入る。その知らせを受けフレッチャー隊の面々は北軍への投降を決めるのだが、それは北軍の罠で投降したフレッチャー隊員は全員射殺され、投降を拒否し生き残ったジョージーは負傷した若者ジェイミーを連れて逃亡。一方、命だけは助けられたフレッチャーは渋々テリルと共にジョージーらの捜索部隊に加わる。逃亡を続けるジョージーとジェイミーだが、傷が悪化しジェイミーは命を落とす。1人になったジョージーはインディアンの居留地へ逃げることに…という物語。アメリカのルーツともいえる南北戦争から西部開拓時代。その時代を背景に1人の男の生きざまをイーストウッドが自ら監督、主演をこなして描き出した『アウトロー』は5月21日(木)13時35分~テレビ東京「午後のロードショー」枠でオンエア。(笠緒)
2020年05月21日平日午後の名画劇場「午後のロードショー」。5月14日(木)本日は、クリント・イーストウッド主演の『タイトロープ』をオンエアする。『荒野の用心棒』『夕陽のガンマン』などマカロニ・ウェスタンで人気を博し『ダーティハリー』の大ヒットで世界的スターとなったクリント・イーストウッド。俳優としてだけでなく製作者、監督としても多くの作品を手掛けており、『許されざる者』と『ミリオンダラー・ベイビー』ではアカデミー賞作品賞を受賞したほか、『ミスティック・リバー』ではショーン・ペンがアカデミー賞主演男優賞を、ティム・ロビンスが助演男優賞を受賞。『マディソン郡の橋』ではメリル・ストリープが主演女優賞にノミネート。硫黄島の戦いを日米双方の視点から描いた『父親たちの星条旗』『硫黄島からの手紙』では、渡辺謙や「嵐」二宮和也、中村獅童らが出演し大きな話題となった。その後俳優を引退、『ハドソン川の奇跡』や『15時17分、パリ行き』といった作品を発表するも、2018年の『運び屋』では俳優に復帰。精力的に作品を世に送り出し続けている。そんなイーストウッドが娼婦連続殺人を追う刑事に扮した異色サイコサスペンスとなるのが本作だ。ニューオリンズ警察殺人課の刑事・ブロック(クリント・イーストウッド)は、妻と別れ2人の娘、アマンダ(アリソン・イーストウッド)とペニー(ジェニファー・ベック)と暮らしていた。ある夜、ニューオリンズでも有名な繁華街で働く赤毛の女性が殺される。遺体は手錠がはめられ、赤いリボンで首を絞められていた。女性救済センターの指導員・ベリル(ジュヌビエーブ・ビジョルド)から、捜査への取り組みが甘いと批判されたブロックは、その夜も聞き込みのため繁華街に出かけるのだが、女性の1人と関係を持ってしまう。その後も殺人事件は続き、じきブロックが関係を持った女性たちが次々と殺されるように。知らぬうちに自分が事件に関与しているのではないか、という疑念を自分自身に抱くようになるブロック。やがて、犯人の魔の手は捜査協力をするベリルやブロックの娘たちに向けられていく…というストーリー。午後のロードショー『タイトロープ』は5月14日(木)13時35分~テレビ東京でオンエア。(笠緒)
2020年05月14日ロン・ハワードが、ホセ・アンドレのドキュメンタリー映画を監督することになった。アンドレは、L.A.、ワシントンD.C.、ニューヨーク、マイアミ、ラスベガスなどでレストランを経営する有名シェフ。2010年のハイチ地震をきっかけに、被災者に無料で食事を提供する非営利団体ワールド・セントラル・キッチンを設立した。この団体は、現在も、コロナウィルスの影響で食べるものに困っている人々を助けている。ハワードの映画は、このチャリティ活動に焦点をあてるものになるようだ。製作はナショナル・ジオグラフィック。文=猿渡由紀
2020年04月17日ロン・ハワードが『The Fixer』を監督することになった。冷戦時代を舞台にした実話映画で、主人公はFBI捜査官。上からの命令で、彼は、CIAやシカゴのマフィアと組み、キューバのフィデル・カストロ暗殺計画にかかわることになる。プロデューサーはブライアン・グレイザー、ブラッドリー・クーパー、トッド・フィリップス。ハワードの最新作は、今月のサンダンス映画祭で上映された『Rebuilding Paradise』。2018年のカリフォルニアの山火事を扱うドキュメンタリーだ。また、最近は小説の映画化『Hillbilly Elegy』を撮り終えている。出演はエイミー・アダムス、グレン・クローズら。11月にNetflixで配信が予定されている。文=猿渡由紀
2020年01月31日クリント・イーストウッド監督映画『リチャード・ジュエル』が、2020年1月17日(金)に日本公開。アトランタ・オリンピックの爆破テロ事件を題材に『アメリカン・スナイパー』『ハドソン川の奇跡』『15時17分、パリ行き』『運び屋』と、これまでも事実を基に物語を描いてきたクリント・イーストウッド。今年で89歳を迎えながらも現役監督を務める彼から、記念すべき40本目となる作品が到着。『リチャード・ジュエル』は、1996年のアトランタ・オリンピックで起こった爆破テロ事件の“真実”を描く衝撃の問題作だ。容疑者となってしまった1人の警備員物語の舞台は、アトランタ・オリンピックの開催真っ只中。突如爆破テロが勃発した会場はパニックに陥った人々で大混乱となる。そんな中、不審なバッグを発見した警備員リチャード・ジュエル(ポール・ウォルター・ハウザー)の迅速な通報によって、数多くの人命が救われた。…しかし事件は一転。爆弾の第一発見者であるジュエルが、FBIから容疑者の疑いがかけられ逮捕に追い込まれる。ジュエルの無実を信じるのは、実の母・ボピと、世界一無謀な弁護士ワトソン・ブライア(サム・ロックウェル)だけ。心優しい1人の男が、何故国民の敵となってしまったのか?姿なき誹謗中傷が蔓延する現代社会を舞台にしたサスペンスドラマが描かれる。“悪”はどこに潜んでいるのかー?公開された予告編では、彼の無実を信じる弁護士ワトソンが「容疑が晴れるまで黙認しろ」とジュエルにアドバイスする姿が。しかし声紋判定のためにボイスサンプルが欲しいFBIからは、執拗に「公園に爆弾がある、爆発まで30分」と言えと強要される様子が映し出されている。ジュエルを落とし込もうとしているのは、果たして政府やマスコミなのか?クリント・イーストウッドが描く衝撃の真実の結末を、是非シアターで確かめてみてはいかがだろう。ゴールデングローブ賞にノミネートなお第77回ゴールデングローブ賞においては、主人公の無実を頑なに信じ続ける母を演じたキャシー・ベイツが助演女優賞にノミネート。2020年2月9日(現地時間)に開催される第92回アカデミー賞においても、同じく助演女優賞にノミネートされている。息子の無実を世間に語りかける記者会見のシーンにおいては、6時間ぶっ続けで感情的な状態を保ち続けていたというキャシー。共演したサム・ロックウェルは、「あれほどの演技を見せる俳優を今まで見たことはない。キャシーは本当に大きな力をもつ女優だ」と、その集中力が生み出す渾身の演技に圧倒されたという。【詳細】映画『リチャード・ジュエル』公開日:2020年1月17日(金)監督/製作:クリント・イーストウッド原作:マリー・ブレナーバニティ・フェア「American Nightmare―The Ballad of Richard Jewell」脚本:ビリー・レイ『キャプテン・フィリップス』製作:ティム・ムーア、ジェシカ・マイヤー、ケビン・ミッシャー、レオナルド・ディカプリオ、ジェニファー・デイビソン、ジョナ・ヒル出演:サム・ロックウェル(『スリービルボード』)、キャシー・ベイツ(『ミザリー』)、ポール・ウォルター・ハウザー(『アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル』 )、オリビア・ワイルド(『トロン:レガシー』)、ジョン・ハム(ドラマ『MAD MEN マッドメン』)
2019年11月10日クリント・イーストウッド監督40本目となる監督最新作『リチャード・ジュエル』(原題:RICHARD JEWELL)が、2020年1月17日(金)より日本公開決定。日本版予告編とメイキング写真も併せて到着した。『アメリカン・スナイパー』『ハドソン川の奇跡』『15時17分、パリ行き』『運び屋』など、“実話”を基に衝撃の真実を描いてきたイーストウッド監督。そんな監督の最新作となる本作は、1996年のアトランタで起こった爆破テロ事件の真実を描く衝撃の問題作。爆破テロ事件が勃発し、不審なバッグを発見した警備員のリチャード・ジュエルの迅速な通報によって数多くの人命が救われた。だが、爆弾の第一発見者であることから、第一容疑者として逮捕されてしまう。ジュエルの窮地に立ち上がった弁護士のワトソン・ブライアントはこの捜査に異を唱えるのだが…というストーリー。出演には、警備員のリチャード・ジュエル役で、『アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル』『ブラック・クランズマン』のポール・ウォルター・ハウザー。弁護士のワトソン・ブライアント役で『グリーンマイル』『スリー・ビルボード』のサム・ロックウェル。ジュエルの母ボビー役は『ミザリー』『タイタニック』のキャシー・ベイツが務めたほか、オリヴィア・ワイルド、ジョン・ハムも出演している。今回到着した予告編では、パニックに陥った会場の公園で「爆弾だ!早く逃げろ!」と人々を避難させるジュエルの姿や、警察による爆破物の検証シーンからスタート。そしてヒーローのはずのジュエルが、容疑者にされてしまう…。そんな中、彼の無実を信じるたった一人の弁護士ワトソンは黙秘をアドバイスし、息子を愛する母ボビーは息子への報道を見つめる。さらに、声紋判定のためにボイスサンプルが欲しいFBIは「公園に爆弾がある、爆発まで30分」と言えと強要。また一方で「事件を起こす動機は、ヒーロー願望と警察への憧れ」だとする女性記者キャシー・スクラッグス(オリヴィア・ワイルド)によって“悪人か聖人か”という記事がスクープされ、容疑者報道は次第にエスカレート。緊張感溢れる映像となっている。併せて到着したメイキング写真には、撮影現場でのひとコマが。イーストウッド監督が話しかけ、スーツで正装したポールとサムが耳を傾けている。『リチャード・ジュエル』は2020年1月17日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)
2019年11月07日9月16日(月)深夜の日本テレビ「映画天国」は、クリント・イーストウッドとチャーリー・シーンが共演、ベテラン刑事と新人刑事のバディの物語を描く『ルーキー』をオンエアする。西部劇ドラマ「ローハイド」のヒットをきっかけに『荒野の用心棒』『夕陽のガンマン』シリーズに出演。その後『ダーティハリー』シリーズで世界的な俳優としての地位を確立すると、映画監督業にも進出。『恐怖のメロディ』以降は俳優と監督業を両立させ『ザ・シークレット・サービス』『スペース カウボーイ』など数々の作品を発表。『ミリオンダラー・ベイビー』ではアカデミー作品賞に輝いたほか、渡辺謙、「嵐」二宮和也、中村獅童らも出演した『硫黄島からの手紙』はゴールデングローブ賞外国語映画賞を受賞。先日公開の主演最新作『運び屋』も大ヒットするなどいまも一線で活躍するクリント・イーストウッド。『プラトーン』の演技で注目を集めると、『ウォール街』などの作品でスターとなり、「チャーリー・シーンのハーパー★ボーイズ」などドラマでも活躍するチャーリー・シーン。本作でイーストウッドが演じるのは自動車窃盗団の逮捕直前に相棒を殺され、復讐に燃えるベテラン刑事ニック。チャーリーはそんなニックのもとに新たに配属されてくる新米“ルーキー”刑事のデービッドを演じる。幼い頃の弟の事故死に責任を感じ、いざとなると弱気になる癖が出るデービットは、自らの不注意からニックを人質にとられてしまう。ニックを救うため、そして自らの過去に決着をつけるため、デービッドは敵地に乗り込む…というのが本作のストーリー。今回も「さらば青春の光」によるコントをオンエアするので、こちらもお楽しみに。映画天国『ルーキー』は9月16日(月)深夜26時09分~日本テレビでオンエア。(笠緒)
2019年09月16日クリント・イーストウッド監督・主演の映画『運び屋』が、2019年3月8日(金)に全国公開される。監督作品としては、前作『15時17分、パリ行き』からわずか1年となる。最年長の“運び屋”となった老人の実話を映画化『運び屋』は、麻薬取締局の捜査をかいくぐり、最年長の“運び屋”となった老人の、前代未聞の実話を映画化した作品。ベースになったのは2014年6月に「ニューヨーク・タイムズ・マガジン」に掲載された「シナロア・カルテルの90歳の運び屋」という1本の“仰天”記事だ。巨大麻薬組織から一目置かれ、全米の警察が必死で捜す1度に13億円のドラッグを運ぶ“伝説の運び屋”の正体は…、90歳の老人だった。警察と麻薬組織を翻弄し続け、巨額の報酬を得た彼は果たして逃げきれるのか?クリント・イーストウッドが監督&主演この“運び屋”を自身の人生と重ね合わせて演じるのは、監督も務めるクリント・イーストウッド。『許されざる者』(92)、『ミリオンダラーベイビー』(04)で2度のアカデミー賞作品賞、監督賞を受賞し、全世界大ヒットの『アメリカン・スナイパー』を生み出した巨匠が主演を務める。自らの監督作品で主演を務めるのは、『グラン・トリノ』(08)以来10年ぶりだ。尚、『運び屋』は、全米興行収入1億ドルを突破。クリント・イーストウッド監督史上では、『ハドソン川の奇跡』『アメリカン・スナイパー』『グラン・トリノ』『ミリオンダラー・ベイビー』『許されざる者』の5作品以来の快挙達成となる。ブラッドリー・クーパーなど豪華キャストが出演主人公のアール・ストーンを追い詰める麻薬取締局の捜査官は、『アメリカン・スナイパー』でアカデミー賞主演男優賞にノミネートされ、2018年には『アリー/スター誕生』で監督・出演を果たしたブラッドリー・クーパーが演じる。さらに、ローレンス・フィッシュバーン、アンディ・ガルシア、マイケル・ペーニャ、ダイアン・ウィーストといったアカデミー賞の常連俳優が脇を固める他、主人公の娘役として、実際の親子であるアリソン・イーストウッドが出演し、新進女優のタイッサ・ファーミガも出演する。脚本は『グラン・トリノ』のニック・シェンク脚本は、『グラン・トリノ』でもタッグを組んだニック・シェンクが手掛けた。麻薬捜査をめぐるサスペンスフルな展開が繰り広げられる、極上のドラマに仕上げている。ストーリー90歳になろうとするアール・ストーン(クリント・イーストウッド)は金もなく、ないがしろにした家族からも見放され、孤独な日々を送っていた。ある日、男から「車の運転さえすれば金になる」と持ちかけられる。なんなく仕事をこなすが、その仕事、メキシコ犯罪組織によるドラッグの運び屋だった……。やがて、気ままな安全運転で大量のドラッグを運び出し、多額の報酬を得るが、麻薬取締局の捜査官(ブラッドリー・クーパー)の手が迫る……。詳細映画『運び屋』公開日:2019年3月8日(金)監督:クリント・イーストウッド脚本:ニック・シェンク出演:クリント・イーストウッド、ブラッドリー・クーパー、ローレンス・フィッシュバーン、アンディ・ガルシア、マイケル・ペーニャ、ダイアン・ウィ―スト、アリソン・イーストウッド、タイッサ・ファーミガ原題:“THE MULE”
2018年12月17日