文豪ドストエフスキーの小説を原作とし、『ソーシャル・ネットワーク』のジェシー・アイゼンバーグが一人二役の難役に挑んだ『嗤う分身』。第26回東京国際映画祭で大きな話題をさらった本作が、ついに11月8日(土)より全国で公開される。このたびシネマカフェでは、本作でヒロインを演じたミア・ワシコウスカのインタビュー映像を独占入手!本作での共演をきっかけに交際を始めたジェシーの魅力を堂々と語る、ミアの貴重な姿をお届けする。内気で存在感の薄いサイモン(ジェシー・アイゼンバーグ)は、会社の上司や同僚にもバカにされるサエない存在。コピー係のハナ(ミア・ワシコウスカ)に恋をしているが、話しかけることもできない。そんなある日、サイモンとまったく同じ容姿を持つ新人ジェームズ(ジェシーの二役)が入社してくる。容姿は同じだが、性格は正反対の2人。しかもジェームズは、女性にモテモテの男だった。サイモンは次第にジェームズのペースに翻弄され、やがて思いもよらぬ事態へと飲み込まれていく――。ドストエフスキーの隠れた名作を、見事に映画化した本作。メガホンを握ったのは、新世代の鬼才として注目される英国出身のリチャード・アイオアディだ。主演は、本作で自身初の一人二役という難役に挑んだジェシー・アイゼンバーグ。そして、同じ容姿の2人の男の間で揺れ動くヒロインを、『アリス・イン・ワンダーランド』の若き実力派ミア・ワシコウスカが好演。孤独を抱え、どこか掴みどころのない可憐な存在感で、物語に華を添えた。また、製作総指揮にはイギリスの名優マイケル・ケインが名を連ねているだけでなく、劇中歌に日本の60年代昭和歌謡(坂本九、「ジャッキー吉川&ブルーコメッツ」)が挿入されるなど、意外なコラボも実現。レトロで奇妙なディストピア世界を舞台に、もう一人の“自分”の出現によってすべてを狂わされていく男の顛末を、ダークユーモアとロマンスたっぷりに描いている。このたび公開されたミアのインタビューでは、容姿は同じでも性格が真逆な2人の男を相手に演技したことを始め、本作への出演のきっかけが『スプリング・ブレイカーズ』の監督ハーモニー・コリンだったことを明かし、また、本作をきっかけに交際を始めたジェシーのことを「俳優として大好きだった」と共演前から気になる存在だったことを笑顔で語るなど、非常に貴重な映像となっている。今後も、デヴィッド・クローネンバーグ監督の最新作『マップ・トゥ・ザ・スターズ』や『アリス・イン・ワンダーランド』続編など、個性的な役柄が続くミア。さらなる活躍が期待される彼女の素顔を、こちらからご覧あれ。『嗤う分身』は11月8日(土)よりシネマライズほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:嗤う分身 2014年11月8日よりシネマライズほか全国にて公開(C) Channel Four Television Corporation, The British Film Institute, Alcove Double Limited 2013
2014年11月04日『ソーシャル・ネットワーク』のジェシー・アイゼンバーグや『華麗なるギャツビー』のアイラ・フィッシャーらの競演で話題の映画『グランド・イリュージョン』。本作の鍵となるのは、もちろん“イリュージョン”。今回、魅惑の水中脱出のイリュージョンが収められた本編映像が到着した。主人公は、“フォー・ホースメン”と呼ばれる4人の男女で結成されたスーパーイリュージョニスト・グループ。彼らはラスベガスでショーをしながら遠く離れたパリの銀行から金を奪い、観客を驚かせる。この複雑に計画された不可解な犯罪にFBIが動き出す。しかしそんな一方で、フォー・ホースメンは更に大がかりな強盗を計画するのだった――。今回届いたのは、アイラ・フィッシャー扮する自由奔放な性格で、脱出の名人である“ヘンリー”が大勢の客の前で、危険が伴う脱出劇を披露するというドキドキの特別映像。手錠と足枷で拘束されたヘンリーは、ブザー音と共に自分の身長の倍以上はあるであろう水槽の中へ落とされる。その頭上には大量のピラニアが待ち受けており、制限時間は60秒。ハラハラしながらも、“どうやって成功させるのだろうか?”とその瞬間を想像するが…。今回の撮影で、アイラは実際に九死に一生の体験をしたそうで、「撮影中に鎖が水槽の底に本当に引っかかったの。“これが私の死に方なの?エキストラに見られながら、水着姿で死んじゃうの?”って、実際に怖い思いをしたのよ」とふり返る。しかし、撮影自体は「すごく面白かった!水中で鎖につながれながら三日間も水槽の中にいたの(笑)」と語る表情は何故か楽し気。その理由について、「実生活での私は臆病でどんなものでも怖がってしまう。それで、このヘンリーが恐れ知らずで、私と正反対だから、出演する事で恐れを克服できると思ったの。だから、このシーンも出演を決めた理由の一つなのよ」と意外な胸の内を明かしてくれた。アイラはこの水中イリュージョンだけではなく、劇中で約30mはあろうかという高さの劇場で、天井まで上がり、そこから更にひっくり返るというスタントを自力で披露!その女優魂に、あの名優マイケル・ケインも「自分があの役だったら出演しなかっただろうね。見ているだけで怖かったよ」と、アイラの驚くべきド根性精神を称えた。『グランド・イリュージョン』は、10月25日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:グランド・イリュージョン 2013年10月25日より新宿ピカデリーほか全国にて公開(C) 2013 Summit Entertainment, LLC. All Rights Reserved.
2013年10月19日才女なセレブ、ラシダ・ジョーンズが主演を務める『セレステ∞ジェシー』。アメリカでたった4館の公開から、全米女性たちの熱い共感が口コミで広がり、586館にまで拡大公開された本作の日本公開を前に、日本でも続々と女性から共感コメントが届いている。『セレステ∞ジェシー』は、自分のライフ・スタイルに自信をもって生きてきた女性が、突然のつまずきにもがく様子をリアルに描いた、ちょっぴりほろ苦い“オトナ女子”のラブストーリー。脚本も担当したラシダ自身の体験を基に、日々を頑張って生きる女性の恋愛問題を等身大にユーモラスに映し出し、 “あるある”と思わず頷いてしまうシーンが満載だ。学生時代に知り合って結婚したセレステとジェシー。会社を経営し、仕事のキャリアもバリバリ順調な妻・セレステと、毎日をマイペースに過ごす売れないアーティストの夫・ジェシーは、友達のように仲の良い夫婦。2人はいつまでもこの楽しい親友関係を続けるために、30歳を機に離婚を決意するが、事態は思わぬ方向へ…。本作をいち早く観た人気コミック「ホタルノヒカリ」の原作者、漫画家・ひうらさとるは「怒涛の20代を駆け抜け、やっと“ナチュラル”になれたと思い込んでるアラサーのみなさんに贈る、人生棚卸し物語!セレステがもがくどん底の先に見える輝きを一緒に泣き笑いしながら見つけて下さい」と大絶賛。また、ジェシーのような「草食男子」という言葉の生みの親でコラムニストの深澤真紀は、「“自分らしくて”“正しくて”“輝いていること”、そんなものに夢中になって自分を見失ってしまうセレステ。でも“本当の自分”なんかよりも大事なものがあるのだ」と、自分に課したルールに縛られ、どんどん深みにハマっていくセレステを分析する。さらに、「セレステの、チャーミングかつ豪快な荒れっぷりが、いい!」(安彦麻理絵さん/漫画家)、「空回りエネルギーがスクリーンからほとばしって共感&涙しました」(辛酸なめ子さん/漫画家・コラムニスト)、とそんなセレステの姿に熱い共感を贈る女性たち。「恋愛で見つけ結婚で育んだ大切なもの、それをあえて手放すことで人は原点回帰の新しい自分に出会うことができるんですね。素敵!」と岡野あつこさん(夫婦問題研究家/「あなたもぜったい!幸せなカップルになれる」著者)が語るように、いままでの自分を全て手放したからこそ、気づけることもあるはず。昨年、大ヒットした映画『しあわせのパン』の監督・三島有紀子は、「自分で決めたくせにボロボロになるときって勝手だけど…ある。そんなとき、この映画を見直そう。…キュートだなあ。痛いなあ。うまいなあ」と、あまりの共感の深さで思わず感嘆の吐息を洩らすほどの仕上がりになっているようだ。ちょっぴり“痛い”セレステに、思わず自分を重ねてしまう超リアル・ラブストーリー。この映画に泣けるか、笑えるかで、あなたのライフ・スタイルが試されているかも?『セレステ∞ジェシー』は5月25日(土)より渋谷シネクイントほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:セレステ∞ジェシー 2013年5月25日より渋谷シネクイントほか全国にて公開(C) C & J Forever, LLC All rights reserved.
2013年05月15日5億人を超えるユーザーを持つ巨大SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)“Facebook”を作った青年マーク・ザッカーバーグを演じたことで、俳優ジェシー・アイゼンバーグの名は広く世界に知れ渡った。現在27歳のその若き俳優はいったいどんな人物なのか──。お世辞にも美男子とは言えないが、『ハンティング・パーティ』(’07)、『アドベンチャーランドへようこそ』(’09)、『ゾンビランド』(’09)などに出演し、着実にキャリアを積み上げてきた実力ある俳優のひとりだ。そして、デヴィッド・フィンチャー監督のもと『ソーシャル・ネットワーク』でその実力が露わになった。「マークには最初から同情しなかった」「多分、僕を含めたすべての俳優が、この手の映画に出ることを待ち望んでいると思うんだ。ハリウッドはこういう映画をいつも作っているわけではないからね。ただ、映画会社としては、建物が燃え上がったりする映画の方が興行収入はいいわけで…。ちょうど3週間前に(この取材は2010年の10月下旬に行った)その手のタイプの映画の撮影を終えたばかりなんだ(笑)。銃で撃った弾がタンクにあたって、爆破して、セットが燃え上がるという撮影をね」。丁寧に言葉を選びながら本音をサラりと語る。そんな姿勢からも彼が飾らない俳優であることが伝わってくる。好青年だ。しかし、彼が演じるマークは、アイデアを盗用されたと主張するウィンクルボス兄弟と“Facebook”の創業時の共同経営者エドゥアルドに裁判を起こされてしまうような、いわゆるコミュニケーション下手な人間。たいていの映画の主人公は、観客が共感できるキャラクターであることが多いが、アイゼンバーグが演じたマークは、どんな人間なのか、何を求めているのか、つかめそうでつかめない。演じる本人も「最初からマークに同情はしなかった」と明かす。「マークはものすごく利己主義的で欲張りに映っているかもしれないけれど、同時に現実的であると僕は思っていて。観客のなかにはマークよりも彼に対抗する人たちの気持ちの方が理解できるという人もいる。でも、結局のところ、どちらにも同情はできないと思うんだ…」。共感しにくいからこそ知りたいという興味が湧き、ゆえに緊張感を持ったままエンディングを迎える。それがこの映画の醍醐味でもある。「脚本を読んですごく面白いと思ったのは、キャラクターそれぞれに言い分があるのに、それぞれが合意していないことだね。1人の観点でその人の言い分を聞くと、なるほど、そうかもしれないな…と合意できるけれど、全体を通してみるとみんなそれぞれ違うことを言っている。そこが面白いと思った」。見どころは練りに練られた会話劇にあるという。そして、ジェシーにとっては、そんな緻密に計算された膨大なセリフを操ることは苦労ではなく、むしろ快楽だったと声を弾ませる。「実はあれだけセリフが詰まっている映画でホッとしているんだ。映画によっては1シーンに2行ぐらいしかセリフがないこともあるからね。たとえば、燃え上がる建物から逃げながら話す言葉がほんの2〜3言で、おまけにそのセリフが幼稚だったりすると、僕自身が頭の悪い男に見えてしまうだろう(笑)。でも、今回の作品は現実性にあふれ、感情の込められるセリフが詰まっていたんだ!」と、『ソーシャル・ネットワーク』がいかに知的な映画であるかを強調する。200テイクに隠された演技のヒントもちろん、その知的な言葉を操るジェシーもまた知的であり、彼が“できる”俳優であることは、5分以上ある冒頭の長セリフで明らかになるだろう。しかしながら、フィンチャー監督は1つのシーンに対し200テイクも撮っている。尋常ではない数字だが、そこにも演じるヒントが隠されていた。「何百回もテイクを繰り返していくうちに、この動きがこのキャラクターの人間性を示すためには最適なんじゃないか…って思えるようになるんだ。グラスを手に持って向きを変える、そんなちょっとしたしぐさにも、その人が持っている本質的なものを表現することができるんだよ」。SNSという現代的なツールを使いながら友情と裏切り、富と権力、名誉と階級──古典的なテーマで人間が描いていくわけだが、そのなかで特に痛感するのは、マークが代弁する“孤独さ”だ。5億人とつながっていても満たされない孤独、その真実に驚かされ、同時に自分にとって何が大切なのかを考えさせられる。演じるジェシー自身は、映画が投げかける問いにどんな答えを出したのか?「なかにはマークを悪い人間だと言う人もいるかもしれない。ただ、彼にとってエドゥアルドは友だちとしてはいいかもしれないけれど、クリエイティブさにおいては劣っていたんだ。というのは、友だちが大切な人もいれば、自分が創造したものが大切な人もいるわけで、人はそれぞれ価値観が異なる生き物。ウィンクルボス兄弟にとっては成功がすべてで、自分たちがやってもいないことに対して報酬をくれと言うし、マークにとっては仕事が一番大事なわけで…。それはある意味、賞賛すべきこと。大事にしているものは人それぞれ違うからね。大切なのは、相手が大事にしているものを重要視することなんじゃないかと思うんだ。たとえ自分の優先順位と違ったとしてもね」。(text:Rie Shintani)■関連作品:ソーシャル・ネットワーク 2011年1月15日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2010 Sony Pictures Digital Inc. All Rights Reserved.■関連記事:【ハリウッドより愛をこめて】マライアのベイビーは双子?ガガ&E・ジョンがコラボジョニーが主演賞Wノミネート!オスカー前哨戦のゴールデン・グローブ賞候補が発表【ハリウッドより愛をこめて】新スパイダーマン撮影開始!豪華共演陣も続々決定「Facebook」誕生の裏側『ソーシャル・ネットワーク』特別試写会に20組40名様ご招待TIFFクロージングにハズレなし?『ザ・タウン』“監督”ベン・アフレックに称賛の声
2011年01月07日映画『ソーシャル・ネットワーク』の来日会見が10月25日(月)、東京・千代田区のザ・ペニンシュラ東京で行われ、主演のジェシー・アイゼンバーグ、脚本のアーロン・ソーキンが出席した。世界中に5億人のユーザーを持つ世界最大のSNS(ソーシャル・ネットワーク)、Facebookの創設の裏側に焦点を当て、創設者マーク・ザッカーバーグ氏をはじめ、それに関わった人たちの人間模様をマーク氏に対して起こされた2つの訴訟を絡めて描く人間ドラマ。オーディションでマーク役を勝ち取って演じたジェシーは「メディアの注目を集めている存在だったから、彼の名前だけは知っていたけど、どういう人だとか、どういう顔なのかは知らなかった。現場では『本人の真似をするな、これはFacebook自身がテーマでもなく、ましてやマークの映画でない。これはいま、生きている同時代の人々の物語だから』と言われ、実在の彼らのことは意識しないで、臨んだんだ」とドラマ重視の役作りを吐露。マーク氏をはじめ多数の実在の人物を描いているが、実際に会ったり本作を観てもらったか?との質問には、アーロン氏が「マーク氏は映画館を借り切って会社のスタッフ全員に観せ、その後、みんなで飲みに行ったそうです。彼は19歳のときのことを描かれたことに複雑な思いもあったかもしれないけど、私たちにユーモアを持って接してくれました」。ジェシーも「僕のいとこがFacebookで働いていて、その貸し切った映画館で観たんだ。僕とマークの間に入ってくれたんだけど、試写の後に僕の演技に関して、『ナイスジョブ、なかなか良かった』ということだけ聞いた。本当は映画の感想を聞きたかったけど…」と照れ笑いで明かした。またFacebookについては、ジェシーは「個人としては入っていない。すでにインターネットにはすでに俳優としての僕の情報が載っているから、いまさらあえて載せなくていいと思っているよ」と話した。ジェシーは映画のPRとしては今回が初来日。本作は開催中の第23回東京国際映画祭でオープニング作品として23日(日)に上映され、ジェシーらはオープニングセレモニーから参加した。『ソーシャル・ネットワーク』は来年1月15日(土)より丸の内ピカデリーほか全国にて公開。(text:Yoko Saito)特集「東京国際映画祭のススメ2010」■関連作品:ソーシャル・ネットワーク 2011年1月15日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2010 Sony Pictures Digital Inc. All Rights Reserved.第23回東京国際映画祭 [映画祭] 2010年10月23日から10月31日まで六本木ヒルズをメイン会場に都内各所にて開催© 2010 TIFF■関連記事:【TIFFレポート】堀北真希初の究極悪女役「すごく悩みました」【TIFFレポート】大政絢&染谷将太が許せる「素敵な嘘」は…?【TIFFレポート】C・ドヌーヴ舞台挨拶登壇も撮影切り上げ退場「たくさん撮ったわ」【TIFFレポート】ポール・ポッツ日本初野外ライブで美声とジョーク!ディズニーの本格3D映画『トロン:レガシー』山田優に続編オファー?
2010年10月25日