中年太りが気になり始めたので、「ジャザサイズ」というエクササイズのクラブに入会しました。ヒット曲に合わせて体を動かすのですが、それが思いの外楽しく、ハマってしまった私は毎日のようにスタジオに通うように。するとある日、歩くだけで足首に痛みを覚えるように。「ちょっと酷使してしまったかな?」と思っていたのですが、原因はまさかのことでした。運動大好き! 週5回のジャザサイズが趣味産後太りを解消できぬままアラフォーに突入、中年太りも気になり始めた私は、40歳になったのを機に「ジャザサイズ」を始めました。ジャザサイズとは洋楽の最新ヒット曲に合わせて、エアロビクスやヨガなどの動きを取り入れた有酸素運動と筋トレをおこなう、60分のダンスフィットネスです。インストラクターの動きをまねて体を動かすのがとても楽しく、あっという間にジャザサイズ沼にハマってしまった私。週に5回から6回、足しげくスタジオに通っていました。基本的には1日1クラス、たまに1日2クラス受けることもあり、とにかく体を動かす楽しさを満喫していたのです。ある日、いつものようにジャザサイズで汗を流していると、右足首に違和感が……。そのときは「ちょっとひねったかな?」と思ったくらいで、あまり気にも留めていませんでした。歩けないくらいのひどい痛みその後は、家に帰って足首を冷やして様子を見ることに。夫に相談すると「今まで何にも運動していなかったのに、突然毎日1時間も2時間も踊り始めたから、足に疲れがたまったんじゃないか」とのこと。それもそうだな、と思い1週間ほどジャザサイズはお休みして、足に負担をかけないように心掛けました。そのときは、「どうせちょっと休んでいたらすぐによくなるだろう」と軽い気持ちでいたのです。しかし、右足首の痛みは治まるどころかだんだんとひどくなるように。朝起きてすぐは普通に歩けるのに、時間がたつと、1歩踏み出すだけで足首に激痛が走るようになったのです。痛みを感じるのはアキレス腱周辺。1週間がたっても事態がよくなる兆しはありません。それどころか、右足首をかばって歩くので、左足もなんだか違和感を覚えるように。こうなると「自然治癒は望めないな、もしかしたらアキレス腱がどうにかなってしまったのかな?」とどんどん不安が大きくなるばかり……。ついに、意を決し整形外科を受診することにしました。診察の結果、医師から告げられた病名は整形外科では、かかとの動きを確認されたほか、MRI検査も実施することに。正直「X線検査をして、湿布を処方してもらって終わりだろう」くらいの軽い気持ちで受診した私は、予想以上に念入りな検査をされ、不安でいっぱいに……。「もしかして、何か悪い病気なのだろうか……」と気が気ではありませんでした。診断の結果、先生から告げられた病名は「アキレス腱周囲炎」。先生の説明によると、「運動をすることでアキレス腱に負担がかかり、炎症を起こしたのでしょう」とのこと。「じゃあやっぱり、突然ジャザサイズを始めたことが原因なのでしょうか?」と尋ねると「それは大いに考えられますね。後は加齢とか……」と返答。思いがけず先生の口から飛び出した「加齢」という言葉に少なからずショックを覚えました。診察の結果、痛みがひどいときに服用する鎮痛剤と、炎症を抑える湿布を処方されました。また、念のため1カ月は激しい運動は避けるように、とのこと。正直、1カ月もジャザサイズができないのは非常にショックでした。しかし「アキレス腱周囲炎は進行すると、アキレス腱を断裂することもある」と言われたのでグッと我慢することに。痛みそのものは2週間程度で完全になくなり、そこからはジャザサイズを再開したい気持ちとの闘いでした。週に1度、経過観察のために整形外科を受診して1カ月、ようやく「もう大丈夫でしょう」と医師に言ってもらったときは、「やっとジャザサイズができる!」とホッとしました。しかし、医師からは「焦っていきなり激しい運動をするとまた再発する恐れがあるから、様子を見ながら再開するように」と釘を刺されてしまいました。幸いジャザサイズには「ローインパクトクラス」という、激しい動きをおこなわないプログラムもあります。リスタートの2週間はローインパクトクラスに参加し、足に痛みが起こらないことを確認してからスタンダードのクラスを再開しました。とはいえ、今は連日通うのは控え、1日参加したら1日休むというサイクルで無理なくエクササイズするようにしています。まとめ今回のアキレス腱周囲炎は、私に「アラフォーは無理・無茶ができない年齢だ」ということを、身をもって教えてくれた気がします。痛みが起きるまでは、「動けば動くほど健康にいい!」と思い込んでいたのですが、実は過度な運動は体の負担になるのだ、ということを実感。もう若くないのだから、自分の体と相談して無理のないように運動することが大切だということを痛感しました。 今は、「心地良い疲労感を感じる程度」を目安にジャザサイズを続けています。そのおかげで、今のところ再発もなく、楽しいジャザサイズライフを続けています。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/中村光伸先生(光伸メディカルクリニック院長)整形外科医の知見から骨の仕組み、体の動かし方を活かした骨のトレーニングを提唱する骨の専門医。骨の強化と全身の機能回復を両立する「骨たたき」を考案。若々しい体を取り戻す「リバースエイジング」の専門家としてメディアにも多数出演。著書に『医者が考案した骨粗しょう症を防ぐ1分間骨たたき』『ひざたたき世界一かんたんな健康法』(アスコム)。著者/もりはなこ(46歳)高齢出産した娘の育児に毎日奮闘しつつ、迫りくる更年期の陰に怯えるアラフィフです。
2024年03月22日抜け毛、薄毛、白髪など、髪の毛にまで及ぶ加齢の魔の手。40歳手前で白髪が生え始め、年齢を追うごとに増えてきたけれど、まだまだ染めるほどではない。「一度染めたらこれからずっと染めなきゃならないですよ」と美容師さんに言われ、なんとか染めずに頑張ってきたら、最近薄毛のほうが深刻になってきた!? 10円ハゲがいくつも見つかり……。★関連記事:「ついやりがちなNGケアって?」40代・50代女性が知っておきたい薄毛&抜け毛対策【医師監修】髪の毛は多くて困っていたくらいなのに…以前は、美容院に行くと必ず「ボリュームダウンしてください」とお願いしていたほど髪の毛がフサフサだった私。ところが最近、髪の手触りが変わってきたんです。明らかに少ない……。ボリュームが減っている……。そして、「このままいくと、私の髪の毛どうなっちゃうの?」と不安を感じるように。そんなある日、髪の毛を何げなくかき分けると、衝撃の発見が! なんと、ところどころに10円ハゲ(円形脱毛症)があるではありませんか!!原因がよくわからないでいるうちに、自分では見えないところにもハゲができ始め、美容師さんにも指摘されるほどになりました。その数5~6カ所。一度見つけると気になって気になって仕方ありません。鏡を見るたびにハゲができていないか確認するようになりました。さらに悲しいことに、しばらくするとハゲたところから髪の毛が生えてくるのですが、それが見事に白髪なんです! ハゲと白髪の悩みが同時にやってきてしまいました。髪の毛が抜けるのはホルモンの影響?調べたところによると、女性ホルモンの1つであるエストロゲンは、28~35歳をピークに加齢とともに減ってくるそうです。閉経の前後5年くらいの更年期と呼ばれる期間には、エストロゲンが減少することで髪の毛のハリやコシが失われ、髪が細くなったり、本数が減ったり、髪の毛が成長しなかったりで、薄毛を招くようです。円形脱毛症と更年期は関係ないようですが、ハゲと白髪に悩み出してからは、髪の毛に栄養を生き渡せることを意識して、価格重視ではなく成分や効果を見て商品を選ぶようになりました。また全身の血行を良くすることで頭皮の血の巡りも良くなり、抜け毛の予防につながると聞いたので、血の巡りを良くするために、有酸素運動も始めました。若々しい髪の毛を保つために髪のケアについては、ちょっと奮発してオーガニック成分を配合したシャンプー&トリートメントやスタイリング剤を使用し、頭皮に栄養を与えることを心がけました。また、ドライヤーの前にオーガニックオイルを使用するようにしたら、パサつきなどの頭皮トラブルも減り、髪の毛のハリも出てきたように感じます。これにプラスして、有酸素運動としてジャザサイズを始めました。ジャザサイズは、カーディオ(心肺の機能を向上させて持久力アップや健康増進を図る有酸素運動)、筋トレ、ピラティス、ヒップホップ、ヨガ、キックボクシングを融合したエクササイズです。流行の音楽にのせて踊るので、楽しく運動することができます。代謝がアップするので、頭皮にも栄養を巡らせることができると考えています。さらに体を動かすことはストレス発散にもなるので、ハゲへの良い効果となるのではと期待しています。まとめ若いころ、髪の毛の生え際が薄くなっているおばさんや白髪混じりのおばさん、髪の毛がうねっているおばさんを見て、なぜもっときれいにしないんだろうと思っていました。自分はそうならないと思っていたら大間違いでした。年齢とともに肌を気づかうように、髪の毛にも気づかいが必要なんですね。とはいえ、髪の毛のことを気にすれば気にするほどストレスになり、髪の毛に悪影響を与えてしまうので、あまり気にせずポジティブに生活したいと意識しています。これから加齢が進むと体力が衰え、体調の変化が表れ、悩みも増えるでしょう。マッサージやエステに行ったり、運動量を増やしたりして、髪の毛のためにも明るく健康的な毎日を心がけたいです。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/黒田愛美先生(Zetith Beauty Clinic副院長)美容・アンチエイジング専門医。トライアスリート。1979年東京生まれ。2003年獨協医科大学医学部卒業後、東京女子医科大学内分泌乳腺外科に入局。2007年品川美容外科へ入職、2011年品川スキンクリニック新宿院の院長に就任。2013年同クリニック、表参道院院長に就任。その後、予防医学と分子栄養学を改めて学び、美容外科、美容皮膚科、アンチエイジング内科の非常勤医師として複数のクリニックの勤務を経て、現在に至る。著者/オクムラ ヨーコ(43歳)30代で3人の子供を出産し、現在小学生2人と幼稚園児1人のママ。40歳を過ぎても5歳男子と日々格闘中。一番下の子が幼稚園に行き始めたことを機にライター活動を始めた就職超氷河期世代。
2022年10月21日中年太りが気になり始めたので、「ジャザサイズ」というエクササイズのクラブに入会しました。ヒット曲に合わせて体を動かすのですが、それが思いの外楽しく、ハマってしまった私は毎日のようにスタジオに通うように。するとある日、歩くだけで足首に痛みを覚えるように。「ちょっと酷使してしまったかな?」と思っていたのですが、原因は何と「加齢」だったのです。★関連記事:「まったく治る気配がない!」足首の痛みの原因はまさかの!?【体験談】運動大好き! 週5回のジャザサイズが趣味産後太りを解消できぬままアラフォーに突入、中年太りも気になり始めた私は、40歳になったのを機に「ジャザサイズ」を始めました。ジャザサイズとは洋楽の最新ヒット曲に合わせて、エアロビクスやヨガなどの動きを取り入れた有酸素運動と筋トレをおこなう、60分のダンスフィットネスです。インストラクターの動きをまねて体を動かすのがとても楽しく、あっという間にジャザサイズ沼にハマってしまった私。週に5回から6回、足しげくスタジオに通っていました。基本的には1日1クラス、たまに1日2クラス受けることもあり、とにかく体を動かす楽しさを満喫していたのです。ある日、いつものようにジャザサイズで汗を流していると、右足首に違和感が……。そのときは「ちょっとひねったかな?」と思ったくらいで、あまり気にも留めていませんでした。歩けないくらいのひどい痛みその後は、家に帰って足首を冷やして様子を見ることに。夫に相談すると「今まで何にも運動していなかったのに、突然毎日1時間も2時間も踊り始めたから、足に疲れがたまったんじゃないか」とのこと。それもそうだな、と思い1週間ほどジャザサイズはお休みして、足に負担をかけないように心掛けました。そのときは、「どうせちょっと休んでいたらすぐによくなるだろう」と軽い気持ちでいたのです。しかし、右足首の痛みは治まるどころかだんだんとひどくなるように。朝起きてすぐは普通に歩けるのに、時間がたつと、1歩踏み出すだけで足首に激痛が走るようになったのです。痛みを感じるのはアキレス腱周辺。1週間がたっても事態がよくなる兆しはありません。それどころか、右足首をかばって歩くので、左足もなんだか違和感を覚えるように。こうなると「自然治癒は望めないな、もしかしたらアキレス腱がどうにかなってしまったのかな?」とどんどん不安が大きくなるばかり……。ついに、意を決し整形外科を受診することにしました。診察の結果「アキレス腱周囲炎」と判明整形外科ではかかとの動きを確認されたほか、MRI検査も実施することに。正直「レントゲンを撮って、湿布を処方してもらって終わりだろう」くらいの軽い気持ちで受診した私は、予想以上に念入りな検査をされ、不安でいっぱいに……。「もしかして、何か悪い病気なのだろうか……」と気が気ではありませんでした。診断の結果、先生から告げられた病名は「アキレス腱周囲炎」。先生の説明によると、「運動をすることでアキレス腱に負担がかかり、炎症を起こしたのでしょう」とのこと。「じゃあやっぱり、突然ジャザサイズを始めたことが原因なのでしょうか?」と尋ねると「それは大いに考えられますね。後は加齢とか……」と返答。思いがけず先生の口から飛び出した「加齢」という言葉に少なからずショックを覚えました。診察の結果、痛みがひどいときに服用する鎮痛剤と、炎症を抑える湿布を処方されました。また、念のため1カ月は激しい運動は避けるように、とのこと。正直、1カ月もジャザサイズができないのは非常にショックでした。しかし「アキレス腱周囲炎は進行すると、アキレス腱を断裂することもある」と言われたのでグッと我慢することに。痛みそのものは2週間程度で完全になくなり、そこからはジャザサイズを再開したい気持ちとの闘いでした。週に1度、経過観察のために整形外科を受診して1カ月、ようやく「もう大丈夫でしょう」と医師に言ってもらったときは、「やっとジャザサイズができる!」とホッとしました。しかし、医師からは「焦っていきなり激しい運動をするとまた再発する恐れがあるから、様子を見ながら再開するように」と釘を刺されてしまいました。幸いジャザサイズには「ローインパクトクラス」という、激しい動きをおこなわないプログラムもあります。リスタートの2週間はローインパクトクラスに参加し、足に痛みが起こらないことを確認してからスタンダードのクラスを再開しました。とはいえ、今は連日通うのは控え、1日参加したら1日休むというサイクルで無理なくエクササイズするようにしています。まとめ今回のアキレス腱周囲炎は、私に「アラフォーは無理・無茶ができない年齢だ」ということを、身をもって教えてくれた気がします。痛みが起きるまでは、「動けば動くほど健康にいい!」と思い込んでいたのですが、実は過度な運動は体の負担になるのだ、ということを実感。もう若くないのだから、自分の体と相談して無理のないように運動することが大切だということを痛感しました。 今は、「心地良い疲労感を感じる程度」を目安にジャザサイズを続けています。そのおかげで、今のところ再発もなく、楽しいジャザサイズライフを続けています。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/中村光伸先生(光伸メディカルクリニック院長・医学博士)整形外科医の知見から骨の仕組み、体の動かし方を活かした骨のトレーニングを提唱する骨の専門医。骨の強化と全身の機能回復を両立する「骨たたき」を考案。若々しい体を取り戻す「リバースエイジング」の専門家としてメディアにも多数出演。著書に『医者が考案した骨粗しょう症を防ぐ1分間骨たたき』(アスコム)。著者/もりはなこ(46歳)高齢出産した娘の育児に毎日奮闘しつつ、迫りくる更年期の陰に怯えるアラフィフです。
2022年09月29日