宮藤官九郎が演出を手がける『ロミオとジュリエット』が11月20日(火)に東京・本多劇場で開幕する。『ロミオとジュリエット』は、対立するふたつの旧家でそれぞれ生まれた男女が恋に落ち、悲劇的な結末を迎える物語。とあらすじを説明するまでもないほど有名なシェイクスピアの戯曲に宮藤官九郎が挑むのは初めてのこと。ロミオを演じるのは今年50歳を迎えた三宅弘城。このキャスティングだけで、ひと筋縄ではいかない『ロミジュリ』になりそうな予感が伝わってくる。また、宮藤の映画『TOO YOUNG TO DIE! 若くして死ぬ』でヒロインを務めた森川葵が初舞台となる今作でジュリエットを演じる。ロミオの親友マキューシオには勝地涼、ロミオにケンカをふっかけることとなるジュリエットの従兄弟には皆川猿時と、宮藤作品でおなじみの面々が名を連ねる。宮藤は「なるべくまんまやる!」とコメントしているが、上記のキャストに加え、小柳友、阿部力、今野浩喜、よーかいくん、篠原悠伸、安藤玉恵、池津祥子、大堀こういち、田口トモロヲという名を見ていると、「まんまやる」にしても、いや「まんまやる」ことによってより前代未聞の『ロミジュリ』になるのではないかという期待が募るばかりだ。もう新しい切り口など存在しないのではないかと思われるほど上演が重ねられてきた戯曲を、宮藤が生まれ変わらせるかもしれない瞬間がすぐそこまで来ている。三宅のいう「ロミジュリ史上、最珍傑作」を目撃しない手はないだろう。12月16日(日)まで東京公演を行い、その後は新潟、大阪、愛知でも上演される。文:釣木文恵
2018年11月20日宮藤官九郎がシェイクスピア作品初演出を手掛ける舞台「ロミオとジュリエット」に、女優・森川葵の出演が決定。本作が初舞台となる森川さんは、ジュリエット役に挑戦する。あのあまりに有名なW・シェイクスピア作「ロミオとジュリエット」を、来年の大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺~」で脚本を手掛けることでも話題の宮藤さん脚色・演出で、11月より東京公演が上演される予定の本舞台。今回、ロミオ役には連続テレビ小説「あさが来た」の出演が話題となった三宅弘城、ジュリエット役には、『TOO YOUNG TO DIE!若くして死ぬ』「賭ケグルイ」などに出演する若手新進女優・森川葵が決定。いままで誰も見たことのない、斬新で、しかし普遍的な喜悲劇を目指していくという。宮藤さんは「『三宅さん主演でロミオとジュリエットをやりませんか?』というイカれた企画が舞い込んだ」と今回の舞台企画時をふり返り、「しかもジュリエット役の森川さんは初舞台。これは演劇人として初心に帰れということか…。というわけで、現段階で決めていることは『なるべくまんまやる!』」と話している。また、ロミオ役を演じる三宅さんは当初「きっとウソだと思っていました」と言い、「この名作が宮藤官九郎氏の演出でどう料理されるのか…まあロミジュリ史上、最珍傑作になることは間違いないと思われます。でもボクはまだちょっとウソだと思っています」とコメント。一方、今回初舞台で大役を務めることになった森川さんは、「とても不安で考えるだけで胃が痛くなる思いなのですが」と心境を明かしつつ、「映画等でお世話になった宮藤さんの元でこの初めてを経験させて頂けることは本当に嬉しく有難い機会を頂けたと感謝しています」と喜び、「皆様に近い距離で素敵な時間をお届けできるよう精一杯、やれることをやりきりたいと思います」と意気込みを語っている。2人のほかにも、マキューシオ役には宮藤作品の常連の勝地涼、ティボルト役に「大人計画」の皆川猿時。そして、小柳友、阿部力、今野浩喜、よーかいくん、篠原悠伸、安藤玉恵、池津祥子、大堀こういち、田口トモロヲと個性派キャストたちが揃った。あらすじ昔々、ベローナの街にキャピュレット家とモンタギュー家という2つの旧家があり、この両家は代々お互いを仇だと思っていがみあっていた。 キャピュレット家にはジュリエットという一人娘がおり、モンタギュー家にはロミオという一人息子がいたが、この2人は舞踏会で出会い、恋に落ちてしまった。お互いが仇の家の出身だとわかっても2人の想いは変わらず、両家の仲直りを願うロレンス神父に秘密の結婚式を挙げてもらい、夫婦となった。しかし、ジュリエットの従兄弟ティボルトにケンカをふっかけられたロミオは、自分の代わりにケンカを買った親友マキューシオを殺され、理性を失ってティボルトを殺してしまい、ベローナから追放される…。M&Oplaysプロデュース「ロミオとジュリエット」は11月~12月、本多劇場にて上演。東京公演後、新潟、大阪、愛知にて上演予定。(cinemacafe.net)
2018年06月08日恋愛ほどなんらかの障害があった時に燃え上がりやすいと言われていますよね。同じ目的を持っている場合は反対などがあると、その障害を乗り越えて目的を達成しようと気持ちが高ぶる現象のこと。別名「ロミオ&ジュリエット効果」とも表現されています。この現象は本当に恋愛に効果があると言われていますので、障害を乗り越えてゴールインを目指したい女性の皆さんは少しだけ参考にしてみて下さいね。プレッシャーやストレスがドキドキな恋に発展するワケイギリス王室のヘンリー王子が米国の女優メーガン・マークルさんと婚約を発表しましたね。大変喜ばしくおめでたいニュースですが、出逢ったばかりの二人はお互いのことをよく知らなかったと言っています。この二人がなぜ婚約までに至る事ができたのでしょうか?これは交際直後から数多くの苦難があったからともいわれています。プリンセスにはふさわしくないとバッシングの嵐だった彼女は交際した直後から離婚歴があることや、彼女の母親のルーツことで世間からバッシングを受けました。さらには王室内からも「イギリス人以外の血が混じるのは反対」とも言われていたのだとか。日頃からマスコミや世間からの批判を浴びていて、一般人であれば気が滅入ってしまいそうな内容ばかりです。負けないくらいの愛の強さとは二人は遠距離恋愛で愛をはぐくんでいましたが、2週間以上会わないことが無いように努力したのだとか。逢える時はできるだけ二人で多くの時間を過ごした様です。多忙の中、時間を見てはアメリカとイギリスを往復して愛をはぐくんでいたのですからタフさも半端ありませんよね。 女優のキャリアを犠牲にする勇気ロイヤルファミリーになれば女優を続ける事は出来ません。恋を成就させるために自分が積み重ねてきた事を全て失ってでも乗り越えたいという意思の強さ。キャリアを犠牲にしても構わないと思いがあったから。その瞬間に周りから祝福される幸せな恋愛が出来るのかもしれないですね。障害を乗り越える為に守りに入ると恋は成就しない異国の地に嫁ぐまでとは言わないけれど、将来実家を継がなければいけない人や転勤が多い人もいます。女性でも夫の為にと仕事を退職しなければいけない人も出てきます。両親が反対する場合もあるでしょう。周りに言われたから、キャリアを失うのが怖いからと自分を犠牲に出来ない人。そこまでして好きな人の所に飛んでいくもの?と考えている人。「守り」の恋は成就しにくいですし「本物の恋」とは言えないのかもしれません。意図的に障害を作ってしまうことは人間性を疑われてしまいますので注意が必要ですが、数多くの苦悩を乗り越えたからこそ幸せがあるのかもしれませんね。written by キララ
2018年02月07日日本が生んだSF金字塔「攻殻機動隊」をハリウッドが実写化した『ゴースト・イン・ザ・シェル』に出演する仏女優、ジュリエット・ビノシュが来日し、単独インタビューに応じた。「まるで暗号解読だったわ」とふり返る舞台裏、そして“輝き続ける50代”の本音とは?“攻殻”といえば、世界的にも知られるSFアイコンだが、ジュリエット自身は「正直、あまりよく知らなかった」のだとか。メガホンをとるルパート・サンダース監督から熱烈オファーを受け、脚本に目を通したが「内容はさっぱり理解できず、まるで暗号解読だったわ。だから、一度はお断りした」そうだ。それでも、出演を決めたのは「ならば脚本をリライトする」とまで言ってくれたサンダース監督の熱意、そして息子の後押しがあったから。「私の息子が映像関係の仕事をしていて、押井守監督が手がけた長編アニメ(=1995年公開の『GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊』)の大ファンなの。今回の脚本も気に入ったみたいで、絶対参加したほうがいいって助言してくれたわ。現場では、サンダース監督とディスカッションを重ねながら、役柄や世界観への理解を深めていった。要はシェイクスピアと同じ。最初はチンプンカンプンでも、語彙や関連性をつかめば、物語に入り込める」。そう語るジュリエットが演じるのは、映画オリジナルのキャラクターであるオウレイ博士。巨大企業ハンカ・ロボティックスを率いる科学者であり、スカーレット・ヨハンソン演じる主人公“少佐”の実質的な生みの親でもある。「登場シーンは決して多くないけど、その分、多面的で複雑な人物像をしっかり表現したかった。彼女は科学者としての理想と、組織の歯車だという現実の間で葛藤している。結果的には、悪魔と契約してしまうの…」。グリーンバックに覆われたスタジオには、さまざまな専門分野のプロたちが1つのシーンを完成させるために集結した。「とても楽しかったわ。『あの人は、何の担当なの?』って聞いて回ったりして(笑)。映画作りの新たな側面に触れることができて、現場では子どものようにワクワクしていた。想像力も試され、とても演じがいがあったし、キャラクターにリアルな感情を吹き込むという点では、これまでの出演作と何ら変わりはないのよ」。1996年に公開された『イングリッシュ・ペイシェント』でアカデミー助演女優賞、ベルリン国際映画祭銀熊賞を受賞。『トリコロール/青の愛』でヴェネツィア国際映画祭女優賞、『トスカーナの贋作』でカンヌ国際映画祭女優賞に輝き、世界三大映画祭を制覇した。まさに名実ともに世界を代表するトップ女優だ。実際、本人を目の前にすると、その貫録に圧倒されるが、同時に言葉やしぐさからは飾らない人柄と、自然体な素顔がにじみ出ている。「人は夢や理想を追いながら生きているでしょ。でも、常に物事がうまく運ぶとは限らない。現実に直面し、挫折や失望、喪失感を味わい、ときにどん底に落ちることもあるのよ。でもそうした体験があるからこそ、『本当の自分とは何か?』と考えずにはいられなくなるの。誰しも歳はとるけど、その分、知恵も身につくし、開放される。その積み重ねで、人間は身も心も少しずつラクになっていくんだと思うわ」と何ともありがたいお言葉!だからこそ、出演作を決める基準の1つが「冒険心を満たしてくれるもの」だと聞くと、思わず納得してしまう。「確かに今回みたいなSF作品は珍しい機会だったけど、ストーリーを通して、人間性にまつわる問いかけがあり、役柄にも何らかの内面的な変化があるという意味では、女優として挑戦すべき作品だった。さっき『本当の自分とは何か?』と言ったけど、まさに『ゴースト・イン・ザ・シェル』が提示するテーマに一致しているわ」。そう語る彼女が、女優として喜びを覚える瞬間は?「カメラは常に回っているの。つまり、すべては現在進行形で流動的。そんな状況の中で一瞬一瞬、真実を探求することがたまらなく楽しく、胸が踊ってしまうのよ。優れた共演者やスタッフ、特に今回はとても国際色豊かな現場だったから、より一層刺激を受けた。権力の暴走や腐敗、産業化の闇を描くと同。時に、人間本来の“生き抜く力”を描いた希望に満ちあふれた作品だと思うわ」(photo / text:Ryo Uchida)■関連作品:ゴースト・イン・ザ・シェル 2017年4月7日より全国にて公開(C) 2016 Paramount Pictures. All Rights Reserved.
2017年04月05日ミュージカル『ロミオ&ジュリエット』が1月15日、東京・TBS赤坂ACTシアターにて開幕した。ロミオ役は古川雄大と大野拓朗というイケメン俳優がWキャストで演じ、ジュリエット役は乃木坂46の生田絵梨花と、現役女子高生の木下晴香が務めることも話題。同日、作品の一部が報道陣に公開されるとともに、出演者たちの囲み取材が開催された。ミュージカル『ロミオ&ジュリエット』チケット情報作品は、シェイクスピアの古典名作をもとにフランスで生まれ、世界各国で上演している大ヒット作。日本では今回3度目の上演にして、振付・美術・衣裳が一新。キャストもフレッシュな顔ぶれが揃う“新生ロミジュリ”になった。披露されたのは3つのシーン。ロミオをはじめとしたモンタギュー家の若者たちが青春を謳歌するダンスナンバー『世界の王』を、大野、矢崎広、小野賢章らが。続いて同シーンを古川、馬場徹、平間壮一らがパワフルに軽快に魅せる。続いてロミオとジュリエットが愛を語る有名な『バルコニー』のシーンを大野と木下がロマンチックに、そしてふたりの結婚式で歌われる『エメ』を古川、生田が美しく披露。特にダンスはこれまでの公演を上回る激しさになっており、目を見張る。キャスト陣も生き生きとしたエネルギッシュなパフォーマンスをみせ、人気ミュージカルの新たな魅力をアピールした。会見では、若手メンバーでは唯一前回からの続投となった古川が「前回もロミオを演じましたが、千秋楽を迎えたとき「もう一回この役をやるんだ」と、ひそかに強く深く思っていました。その思いを公演にぶつけたい」と力強く語る。一方の大野は「一番好きなミュージカルで、ずっと憧れの舞台でした。舞台稽古が始まり、衣裳をつけてセットの中に入り、ロミオをやらせていただける幸せと楽しさをいっそう感じています」と感無量気味に話した。ジュリエット役の生田は「エネルギーいっぱいの熱い舞台です。それを感じながら、自分もエネルギーを発せられるように、精一杯頑張りたい」、木下は「稽古場で指導して頂き積み重ねて来たものを、舞台上で思い切り発揮できるように精一杯演じたい」とそれぞれしっかりと語った。ジュリエット役はともに10代の若さだが、演出の小池修一郎は「生田絵梨花のジュリエットに、新しい日本のミュージカル女優の誕生を見ました。彼女は忙しいスターなのでこれからミュージカルをどこまでやっていくのかわからないけれど、本気でそちらに向かえば、日本のミュージカルをリードしていく女優さんになる。木下晴香もおそらくこれから大変な活躍をすると思う」と、若きヒロインたちに大きな期待を寄せていた。公演は2月14日(火)まで同劇場にて。その後2月22日(水)から3月5日(日)まで大阪・梅田芸術劇場メインホールにて行われる。
2017年01月17日マームとジプシー主宰/演劇作家の藤田貴大が演出を手掛ける舞台「ロミオとジュリエット」が、2016年12月10日(土)から21日(水)まで、東京芸術劇場プレイハウスで上演される。宿命的な出会いと短かく悲しい破局をむかえる話はあまりにも有名であり、様々な悲恋物語のモチーフとなっている作品「ロミオとジュリエット」。シェイクスピア没後400年を迎える2016年、気鋭の若手演劇作家の藤田貴大が、誰もが知る名作戯曲をまったく新しいオリジナルな切り口で現代に蘇らせ、これまで取り組んだことのない古典作品に挑む。キャストには、藤田作品にはおなじみの青柳いづみ、川崎ゆり子、吉田聡子らのほか、オーディションによって選出された12名の女性キャストが出演。1980年代を代表する伝説的なサブカルチャー雑誌「Olive」を支えてきたスタイリスト・大森伃佑子が手掛けるの衣装にも注目だ。【概要】「ロミオとジュリエット」作:ウィリアム・シェイクスピア翻訳:松岡和子上演台本・演出:藤田貴大会期:2016年12月10日(土)〜21日(水)※12/12、12/19は休演日時間:・12月10日(土)・11日(日) 18:00〜・12月13日(火)〜16日(金)、19日(月) 19:00〜・12月17日(土)・18日(日)※1 13:00〜・12月21日(水) 14:00〜※1=視覚障害者のための「舞台説明会」及び、聴覚障害者のための「ポータブル字幕機提供」実施(要事前申込)。会場:東京芸術劇場 プレイハウスチケット発売日:2016年10月15日(土)チケット料金(全席指定):S席5,500円(税込)、A席4,500円(税込)ほか※未就学児は入場できない。チケット取扱い:・東京芸術劇場ボックスオフィスTEL:0570-010-296(休館日を除く 10:00〜19:00)URL: 携帯)ほか各種チケットサービス<スタッフ>音楽:石橋英子、須藤俊明、山本達久照明:富山貴之音響:田鹿充、角田里枝映像:召田実子衣裳:大森伃佑子演出助手:吉中詩織舞台監督:森山香緒梨宣伝美術:名久井直子宣伝イラスト:ヒグチユウコ衣裳装飾:YUKI FUJISAWA衣裳協力:DOUBLE MAISON/きものやまと<出演>青柳いづみ、あゆ子、石川路子、内堀律子、花衣、川崎ゆり子、菊池明明、小泉まき、後藤愛佳、西原ひよ、寺田みなみ、豊田エリー、中神円、中村夏子、中村未来、丹羽咲絵、吉田聡子、石井亮介、尾野島慎太朗、中島広隆、波佐谷聡、船津健太、山本達久(ドラマー)【問い合わせ先】東京芸術劇場ボックスオフィスTEL:0570-010-296(休館日を除く10:00〜19:00)
2016年11月15日世界各国で上演されたフランス発のミュージカル『ロミオ&ジュリエット』が新キャストにより2017年1月から3月まで、東京、大阪で上演が決定した。ミュージカル『ロミオ&ジュリエット』公演情報本作は、2010年に宝塚歌劇団星組が大阪、博多で日本初演。その後、雪組、月組でも上演され、宝塚歌劇団においても大ヒット作品となった。2011年秋には、さきの宝塚歌劇団での上演を成功に導き、日本ミュージカル界を牽引する演出家、小池修一郎により、日本オリジナル本格ミュージカルバージョンを上演。2013年にも再演し、いずれも大ヒットを記録、16万人を動員した。主演のロミオ役は、『エリザベート』での皇太子ルドルフ役やミュージカル『黒執事』で主演を務めた古川雄大が、前回に引き続き出演する。一方Wキャストは、大河ドラマ『花燃ゆ』やNHK連続テレビ小説『とと姉ちゃん』に出演中の大野拓朗。ミュージカルへの出演は、2012 年の『エリザベート』以来5年ぶり初主演だ。ジュリエット役には、『虹のプレリュード』や『リボンの騎士』で主役経験のある乃木坂46の生田絵梨花。Wキャストはテレビ番組『全日本歌唱選手権 歌唱王2015』の決勝戦に佐賀県から出場した期待の新人・木下晴香が挑むなど、キャストを一新。新ロミオ、新ジュリエットに対し小池は、「古川雄大君は再挑戦ですが、大作への出演が続いているので、今回は自分なりのロミオ像を完成させてくれるでしょう。 大野拓朗君はミュージカル『エリザベート』の後、4年間、秘かに歌のレッスンを重ねてきたというミュージカルへの情熱がオーディションで感じられ、リベンジのチャンスを勝ち取りました。 生田絵梨花さんはトップアイドルにも関わらず、本格的な音楽の勉強を続けていて、ミュージカル女優としての開花に大いに期待しています。 木下晴香さんは、テレビの歌番組で見て高校生ながら突出した歌唱力と新鮮さに懸けました」とコメント。そのほか、ロミオの親友・ベンヴォーリオ役は馬場徹、矢崎広。マーキューシオ役は平間壮一、小野賢章。敵対するティボルト役には、渡辺大輔、広瀬友祐。死のダンサーには、大貫勇輔、宮尾俊太郎(Kバレエカンパニー)が出演する。若者の情熱と、その純粋さを操る“死”の妖しい美しさ、失われた世界に燃え上がるひとすじの恋を描いた、永遠の感動のミュージカルの新たな歴史が生まれるはず。開幕の日を楽しみに待ちたい。■ミュージカル『ロミオ&ジュリエット』【東京公演】8月27日(土)チケット発売予定▼2017年1月15日(日)~2月14日(火)赤坂 ACTシアター[問]0570-077-039【大阪公演】10月チケット発売予定▼2017年2月22日(水)~3月5日(日)梅田芸術劇場メインホール[問]06-6377-3800
2016年04月08日ヴェネチア、ベルリンなどの映画祭や米アカデミー賞などを数々受賞し、名だたる巨匠たちに愛されるフランスの大女優ジュリエット・ビノシュが主演、クリステン・スチュワート&クロエ・グレース・モレッツという若き実力派女優が競演という、華やかなキャストが話題の映画『アクトレス ~女たちの舞台~』。このほど、中谷美紀、風吹ジュン、余貴美子ら“同業”の女優たちを始め、各界の女性たちから絶賛の声が続々と届いていることが分かった。一世を風靡した大女優マリアを演じた主演のジュリエットに、彼女の敏腕マネージャー役として裏方に徹し、米国人として初めてフランスのセザール賞「助演女優賞」を受賞したクリステン・スチュワート、そして清純派のイメージを覆し、本人とはまるで違う(!?)スキャンダルまみれのお騒がせ若手女優を演じたクロエ・グレース・モレッツ。本作のキャッチコピー「永遠に輝くこと、それが彼女たちの使命」の通り、3人の人気女優たちの素晴らしい演技合戦が注目を浴び、第67回カンヌ国際映画祭でも称賛を受けた本作。絶景のスイスの景勝地シルス・マリアを舞台にした女優たちの生きざまには、世代を超えた各界の女性から絶賛のコメントが届いている。<以下、コメント>■中谷美紀(女優)古い器のように年輪を重ねてこそ味わい深くなる円熟した女優も、圧倒的な若さと無邪気さには敵わない。役を見出す産みの苦しみ、そして老いと向き合い、受け入れていくこと。ジュリエット・ビノシュが、彼女の人生そのものを演じているかのようなこの作品に、心動かされました。■風吹ジュン(女優)切れても消えても見事なクリステン…強かで瑞々しいクロエ…それでもビノシュは魅力的!■高橋ひとみ(女優)大女優になってしまったマリアの心の葛藤が突き刺さりました。それぞれ違う立場の女性達の見えない駆け引きが魅力的で怖いくらい。最後の言葉の意味は?受け入れるのか諦めるのか この舞台とはいったい…。■鈴木杏(女優)女優さんの人生って、やっぱり特殊で面白いなぁ!と他人事のように堪能してしまった。この素晴らしい三人を、もっともっと、ずっとずっと見ていたい!■荻野目慶子(女優)このスリリングな演技の“火花”の炸裂は見逃せない!息を呑むほど美しいスイスの絶景の絵、女優魂が眩しくて、新鮮なクリステンにはノック・アウト!■余貴美子(女優)3人の女たちの演技合戦は、物語なのか、現実なのか。ドキュメンタリーのようで、とてもクール!■玉城ティナ(モデル)自覚した美しさほど人を魅了できるものはありません。二人の若さへの隠された争いに虜になってしまいました。かつてない豪華競演の話題作を、ぜひともチェックしてみて。『アクトレス ~女たちの舞台~』は10月24日(土)よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿シネマカリテほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:アクトレス~女たちの舞台~ 2015年10月24日よりヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて公開(C) 2014 CG CINEMA - PALLAS FILM - CAB PRODUCTIONS - VORTEX SUTRA - ARTE France Cinema – ZDF/ARTE - ORANGE STUDIO - RTS RADIO TELEVISION SUISSE – SRG SSR
2015年10月06日城田優らが出演するミュージカル『ロミオ&ジュリエット』が9月3日、東京・東急シアターオーブで開幕した。主人公のロミオは城田、古川雄大、柿澤勇人のトリプルキャスト。ヒロインのジュリエットはフランク莉奈、清水くるみがダブルキャストで務める。ミュージカル『ロミオ&ジュリエット』チケット情報作品は、シェイクスピアの不朽の名作を原作に、2001年にフランスで初演されたもの。日本では2010年に宝塚歌劇団星組が初演、宝塚での再演を重ねるとともに、2011年は城田らの出演で男女混合版としての日本オリジナル版も上演された。今回はフレッシュなキャストも多数加わった、待望の再演である。初日及び公開舞台稽古でのキャストは、城田ロミオ、フランク・ジュリエット。城田は2年前よりも格段に歌唱力、表現力が増し、ミュージカル俳優としてもひと回りもふた回りも大きくなったようだ。ジュリエットへの愛、それを失うことからの絶望をほとばしる情熱で演じるさまは圧巻で、彼のロミオを観るだけでもこの作品へ足を運ぶ価値がある。フランクも愛らしい姿はそのままに、初演時より歌声が伸びやかになり、ジュリエットの細やかな感情をうまく客席へ伝えた。ほかのキャストも熱演という言葉がぴったりで、中でも荒々しさの中に切なく純粋な感情を秘めたティボルトを作り上げた加藤和樹や、仲間たちの死を見届け最後に残されるベンヴォーリオを説得力ある演技で見せた尾上松也などが印象的。特に歌舞伎俳優である尾上の豊かな歌唱力に驚かされた。初日前日に行われた会見では、城田は「2年前の初演が非常に高い評価をいただいた。その再演ということで高い壁やプレッシャーとの戦いだったのですが、前回の感動を越えられるものを作っていこうと頑張ってきました。観に来てくださるすべてのお客さまのために、一回一回、愛に生きて愛に死んでいきたい」と力強く意気込みを語った。また、自分が演じるロミオについては「冒頭は夢見がちのところがあるのですが、後半、ジュリエットと引き裂かれてからの僕の作るロミオは、これでもかというくらい弱いロミオ。2幕のボロボロ感は僕が一番やばいかも(笑)。それほどまでに仲間やジュリエットという存在が大きい」とアピール。同じくロミオを演じる古川は「ロミオの透明なイメージに薄い紫を入れたような、純粋なロミオを演じたい。それがジュリエットに出会って真っ赤になる」、柿澤は「ロミオはイメージ的には王子様なのですが、実際に本を読んだらそうでもない。舞台では実際に目の前にジュリエットが現れてくれるし、まわりには仲間が常にいるので、それを情熱的に愛するだけです。あまり背伸びすることなくやりたい」と、それぞれ自身のロミオをアピールしていた。公演は10月5日(土)まで同劇場にて。10月12日(土)から27日(日)までは大阪・梅田芸術劇場 メインホールで上演される。チケットはともに発売中。東京公演では当日引換券(オリジナルグッズ付)も発売中。
2013年09月04日2001年のフランスでの初演以来、世界中で上演されているミュージカル『ロミオとジュリエット』。日本では2010年に宝塚歌劇星組により初演、その後、雪組、月組でも上演されてきた人気作が再び登場。初演でロミオとジュリエットを演じたトップスター柚希礼音(ゆずき・れおん)、夢咲(ゆめさき)ねねコンビを中心とする星組公演として、5月31日、兵庫・宝塚大劇場で開幕した。宝塚歌劇星組 『ロミオとジュリエット』のチケット情報シェイクスピアの純愛物語『ロミオとジュリエット』を、現代的なロックテイストあふれる作品に彩った本作。一度聴くだけで耳に残る楽曲の数々に、アグレッシブなダンスパフォーマンスが魅力のミュージカルだ。宝塚歌劇では、そのフランス版をより美しく華やかにタカラヅカらしくアレンジ。対立するモンタギュー家とキャピュレット家のダンスシーンはカッコよく迫力たっぷりに、仮面舞踏会では華やかさを印象付ける。そして、フランス版でも登場する「死」を象徴するダンサーに加え、「愛」を象徴するダンサーを取り入れるなど、演出家・小池修一郎の手で、悲恋の物語を美しい愛が溢れる作品に仕上げている。主人公のロミオは、ベンヴォーリオやマーキューシオら喧嘩っ早い仲間の中でもひとり違うタイプで、争いを嫌い、本当の愛を求める純粋な青年。柚希はその真っ直ぐなロミオをとびきり爽やかに演じ、ジュリエットへの一途な愛を温かく表現する。一方、ジュリエット役の夢咲は、幸せな結婚を夢見る少女の可憐さと、親に反抗してまでもロミオを愛し抜く芯の強さをバランスよく見せる。フレッシュで初々しいカップルの雰囲気をまとったふたりは、歌のハーモニーも言葉の掛け合いもダンスも抜群に息が合ったベストカップル。殺伐とした空気の中で、ふたりの繋がりが強くなるほど、争いの愚かさと愛の大切さがより強く浮かび上がってくる。今回は、ティボルト、ベンヴォーリオ、マーキューシオほか、複数の役を役替わりで上演。この日、ジュリエットの従兄ティボルトを演じた紅(くれない)ゆずるは、クールな雰囲気が一匹狼のティボルトの印象にピッタリ。登場するだけで緊張感を漂わせる危うさが印象的だ。また、ロミオの親友ベンヴォーリオ役の礼真琴(れい・まこと)、マーキューシオ役の壱城(いちじょう)あずさ、死のダンサー真風涼帆(まかぜ・すずほ)らも好演。星組メンバーのフレッシュなパワーが生きたステージは、配役を替えた公演も観たくなるほどそれぞれの魅力があふれている。未見の人はもちろん、前回公演を観た人もきっと、その愛と熱に心震わされるはず。兵庫公演は7月8日(月) まで上演中。また、7月26日(金) ~ 8月25日(日)まで、東京宝塚劇場にて上演される。東京公演のチケットは6月23日(日)より一般発売開始。取材・文:黒石悦子
2013年06月06日ミュージカル『ロミオ&ジュリエット』の再演が決定、あわせて城田優の出演も発表された。城田は昨年に続いてのロミオ役、加えて今回新たに、ジュリエットの従兄弟で親友の敵でもあるティボルトのふた役に挑戦する。2001年フランスで初演。ジェラール・プレスギュルヴィックの情熱的かつロマンティックな音楽が観客を魅了、世界でのべ500万人以上を動員したヒット作だ。日本では『エリザベート』などを手がけた小池修一郎の演出により、2010年に宝塚歌劇団で初演。2011年には同じく小池修一郎がWキャストの城田優&山崎育三郎を得て日本オリジナル版として上演し好評を博した。城田は、以前取材に答えて「ロミオ以外だったらティボルトを演じたい」と話しており、ふた役には並々ならぬ思いが込められているようだ。「光のロミオに対して陰のような存在。危険な、セクシーな雰囲気を出して演じてみたい。いつか絶対に!」そう熱く話している。公演は9月3日(火)から10月5日(土)まで東京・東急シアターオーブ、10月12日(土)から27日(日)まで大阪・梅田芸術劇場メインホールにて。チケットの一般発売は5月18日(土)より。
2013年02月08日香水ブランド「ラブパスポート」より、新作「ロミオ&ジュリエット」が、2012年11月23日(金)より発売中だ。「ジュリエット ラブレター」から始まり「ロミオ スウィートキー」と続く、 ラブパスポートのなかでも人気のラインに、新たな恋の物語を紡ぐオードパルファム スプレーが登場する。”恋”のテーマに合わせて2人の絆を深めるような、ペアで使うことのできるユニセックスの香りに仕上がっている。 香りは、フレッシュ フルーティの、ムスキー フレッシュなグリーンアップルとペア、キウィなどが織りなすみずみずしいトップノート。 ミドルノートに注ぎ込まれた贅沢な花々が香りに華やかさをプラスし、ベースノートのムスクがバランス良く香る。 本の形のボックスに、 鳥たちが運ぶ運命のカギと、ロミオとジュリエットの原作と言われる 「桑の実」の描かれたエンブレムが象徴的なボトルがセットになって発売中だ。「ロミオ&ジュリエット」4,725円(税込)50mL【お問い合わせ先】株式会社フィッツコーポレーションTEL03-5772-1070元の記事を読む
2012年11月25日2001年のパリ初演以来世界中で500万人を動員、“フレンチミュージカル”ブームの火付け役となった『ロミオ&ジュリエット』。日本では2010年に宝塚歌劇団で、さらに昨年は日本オリジナルバージョンも上演され、ミュージカルファンの間ではすっかりおなじみの演目となった。その本家フランス版が今、待望の日本初上陸を果たしている。さまざまな愛の形をエネルギッシュな歌やダンス、美しい衣裳にセットで描く舞台は、ブロードウェイ製ミュージカルとも、イギリスのウエストエンド発のそれとも異なる楽しさにあふれる。その公開稽古と囲み会見が、10月6日、東京・東急シアターオーブにて行われた。フランス招聘版ミュージカル「ロミオ&ジュリエット」チケット情報1部と2部を足して約3時間。それが長く感じられないのは、ロミオとジュリエットだけでなく、友人たち、両親、乳母、大公、神父らの視点が、それぞれ細やかに描き込まれているからだろう。さらに喜び、苦悩、虚栄、発見、諦観……すべての感情が綺麗ごとではなく、人間くさい“愛”の切り口から語られるのが、いかにもフランス流。ロミオ(シリル・ニコライ)は何も知らないウブな少年ではなく、ジュリエットに出会うまで猥雑な俗世をそれなりに楽しむ。一方のジュリエット(ジョイ・エステール)も、そろそろ女としての歓びを知るべきと母親に諭され、それならば本当に愛する人がいいとしっかり意思表示をする。そんなふたりが自らの手で初めての“愛”をつかみ取り、それをまっとうするからこそ、観る者はワクワクとした高揚感に包まれるのだ。ロック色の濃いメロディアスな楽曲(ジェラール・プレスギュルビック作曲)に乗って、感情を放出するように歌い、踊る登場人物たち。『ロミオ&ジュリエット』が愛の物語だという当たり前の事実を、改めて見せつけられた気がした。囲み会見では、ロミオ役のシリル・ニコライとジュリエット役のジョイ・エステールが並んで登場。「日本で初日を迎える今日という日を、ずっと楽しみにしていました。観客の皆さんにも、この舞台を存分に楽しんでもらえたら」と笑顔を見せるエステール。ニコライもうなずきながら、「東京では色々な『ロミオ&ジュリエット』が上演されていると思うが、この作品で最高の舞台を見せたい。本作は(フランスで大物歌手に楽曲提供をしている)ジェラールの、初めて手掛けたオリジナルミュージカル。その最新バージョンとなるので、ぜひ期待して観に来てほしい」と意気込んだ。「フランス招聘版ミュージカル『ロミオ&ジュリエット』」は東急シアターオーブにて10月21日(日)まで上演。その後、大阪・梅田芸術劇場メインホールにて10月26日(金)から11月4日(日)まで行われる。チケットは一般発売中。なお、チケットぴあでは東京公演の学割キャンペーンチケットを発売中。また、大阪公演のホテル阪急インターナショナル・バイキング付きチケットを限定ステージのみ発売する。取材・文:佐藤さくら
2012年10月09日宝塚歌劇月組の新トップスター・龍真咲(りゅう・まさき)のお披露目公演となる『ロミオとジュリエット』が6月22日、兵庫・宝塚大劇場で幕を開けた。宝塚歌劇月組公演『ロミオとジュリエット』のチケット情報世界中で上演され、500万人以上の動員を誇るこのフランス製『ロミオとジュリエット』。宝塚歌劇では、2010年の星組、2011年の雪組に続いて3度目の上演だ。今回は、新生月組のお披露目であるとともに、主人公のロミオと、ジュリエットに思いを寄せるティボルトを、龍と準トップスターの明日海(あすみ)りおが役替わりで演じることでも話題となっている。シェイクスピアの純愛物語を、ポップ&ロックな音楽、パワフルなダンスで展開していく本作。特に、モンタギュー家とキャピュレット家が対立するシーン、仮面舞踏会での大人数で繰り広げるダンスは圧巻。楽曲も耳馴染みが良く、ずっと心に残るものばかりだ。物語は、10代の若い青年が、愛を信じて真っ直ぐに突き進む姿を軸に描かれているだけに、そのフレッシュでピュアなイメージを体現することが求められる。初日でロミオを演じた龍は、そんな恋に恋する夢見る青年をとびきり爽やかに、芯を持たせながら演じている。両家が憎しみ合い対立する、緊張感のある空気の中で、まるでオアシスのような存在だ。だからこそ、後半のティボルトに対する怒りや、ジュリエットの死を聞いたときの失望感が強く浮かび上がってくる。同じく娘役トップスターに就任した相手役の愛希(まなき)れいかも、真実の愛を求めるジュリエットを初々しく、強い意思をのぞかせながら演じている。一方で、ティボルトを演じた明日海は、荒々しさの中に影を潜ませて表現する。柔らかな印象を持つ明日海が、新境地を開いたともいえるほどのハマりっぷりだ。役替わりで龍と明日海がどう演じるかも気になるところ。また、ロミオの親友ベンヴォーリオを演じる星条海斗(せいじょう・かいと)、マーキューシオの美弥(みや)るりかは、安定した演技、歌唱力を発揮。新生月組を支える柱として、今後の活躍にも期待したい。フィナーレは、『ロミオとジュリエット』の代表曲をアレンジしたショーを展開。明日海を中心とした若者たちのナンバーや、群舞、デュエットダンスなど、短いながらもイキイキとしたダンスが楽しめる。本編もショーもこれまでの星組、雪組とはまた違った、若さあふれる『ロミオとジュリエット』に仕上がっている。兵庫公演は7月23日(月)まで上演。また、8月10日(金)から9月9日(日)まで、東京宝塚劇場にて上演。東京公演のチケットは7月1日(日)に一般発売開始。取材・文:黒石悦子
2012年06月28日今年6月から行われる宝塚歌劇月組公演『ロミオとジュリエット』の制作発表が4月26日、都内にて行われた。これは先週末に宝塚を卒業した霧矢大夢の後を継ぎ、月組新トップスターとなった龍真咲(りゅう まさき)のお披露目公演。会見には龍のほか、新娘役トップスター愛希(まなき)れいか、準トップスターに就任した明日海(あすみ)りお、演出の小池修一郎らが出席した。宝塚歌劇月組『ロミオとジュリエット』チケット情報はこちらお披露目公演に選ばれた作品は、シェイクスピアの古典的名作を原作に、2001年にフランスで初演、全世界で500万人以上の観客動員を誇る大ヒットミュージカル。日本では2010年に宝塚星組が初演、昨年は雪組での再演とともに、宝塚以外でも城田優・山崎育三郎主演バージョンとしても上演されている。演出を手がける小池修一郎は「昨年の雪組公演の最中に震災があった。当日は2幕は中止、数日後に公演が再開されてからも、交通事情もあり来られないお客さまももちろんいたが、来てくださるお客さまも大勢いた。当時はこんな状況下でロマンチックな甘い愛の名作をやるのはどうなのだろうと思ったが、逆にこれを観るから明日も生きていくことに向かい合えると仰ってくださる方もいて、私自身、宝塚歌劇の強さや存在価値を改めて認識できました。この作品が多くの方の心にとって安らぎや、愛というものを信じることができる力になればと思っています」と語った。また、今回は主人公のロミオと、ジュリエットを挟み彼と対立するティボルトを、龍と明日海が役替わりで演じることも話題。トップお披露目の主人公を役替わりにするというめずらしい形態になるが、これについて、小林公一理事長は「月組は龍がトップになり、非常に若い組になった。フレッシュな組なのでいろんな可能性が出てくる。また明日海も愛希も、そして龍自身もまだ伸び盛りなので、その中で月組全体が切磋琢磨していけるためにと考え、主役の役替わりもひとつの手段と思った」とその狙いを話した。この作品でトップお披露目となる龍真咲は2001年に初舞台。宝塚生活12年目でのトップ就任で、5組の中で最も若い。その彼女は「月組生一丸となって楽しい舞台を作ってまいりたいと思いますので、どうぞよろしくお願いします」と爽やかに挨拶。役替わりに関しても「いろんなことを経験させていただくというのは舞台人としてとても恵まれていること。真摯に受け止めてしっかり務めていきたい」と意気込んだ。また愛希は「『ロミオとジュリエット』という名作でジュリエット役をさせていただくことが本当に嬉しく、幸せな気持ちでいっぱい」、明日海は「『ロミオとジュリエット』という物語自体のファンでしたので、今回ふたつの役で作品に関わることができてとても幸せ者だなと実感しています。体力とガッツをしっかり蓄えて頑張りたい」とそれぞれ話した。公演は6月22日(金)から7月23日(月)まで兵庫・宝塚大劇場、8月10日(金)から9月9日(日)まで東京宝塚劇場にて上演される。チケットは兵庫公演が5月12日(土)、東京公演が7月1日(日)にそれぞれ一般発売開始。
2012年04月26日世界中で愛用されているアメリカNo.1ベビー用品ブランドであるGRACO(グレコ)は、腰ベルト付き抱っこ紐『ルーポップ』のイオン限定モデル(2デザイン)を、4月末より全国の「イオン」の一部店舗(94店舗から開始)にて発売開始する。昨今、抱っこ紐を選ぶ基準として、疲れにくさが重視されており、「腰ベルト付き抱っこ紐」の人気が高まってきている。ママ・パパの要望を受け、グレコでは既存製品の不満点を解決するため、疲れにくさ、コンパクトさ、ムレにくさを徹底的に追求。モニター調査では94.8%のママが「疲れにくい」と認めた『ルーポップ』を昨年12月より発売開始していた。今回限定発売される商品は、従来の人気機能はそのままに、若いママ・パパに人気のデザインをイオンと共同開発し、イオンでしか購入できないオリジナルのデザイン「キラキラスター」と「ハッピーハート」の2種類を展開する。いずれもパッと目を惹くカワイイ&ポップなデザインが特徴だ。詳しくはこちら 【製品概要】◇製品名 :ルーポップ(イオン限定モデル)◇カラー:キラキラスター(BL)/ハッピーハート(PK)◇税込価格 :¥7,800◇使用期間:首すわり(4カ月頃)~体重15kg(36カ月頃)<タテ抱っこ時>首すわり~体重13kg(24カ月頃)<おんぶ時>首すわり~体重15kg◇サイズ:W300×D110×H150(mm) ◇重量:395g◇規格:製品安全協会SG合格品 ■“世界中のママが認めた品質・グレコ”グレコは、1942年にアメリカで生まれ、片手で折りたためるベビーカーや、ベビーカーとチャイルドシートをワンタッチで着脱できるトラベルシステムなど、子育てをより豊かにする製品を60年以上にわたって開発・製造してきました。また、アメリカ材料試験協会の工業規格「ASTM」、ヨーロッパ安全基準「EN」「ECE」「CE」などのEU統一規格、日本のSG規格など、各国の厳しい安全基準に適合する製品を製造している。現在では、世界80カ国以上で展開するなど、世界中のママが認めた品質を誇る。プレスリリース提供元: PR TIMES
2012年04月25日佐藤健が初舞台にして初主演を務める『ロミオ&ジュリエット』の製作発表が2月21日、都内にて行われた。ヒロインのジュリエットは石原さとみが務める。登壇者はほかに賀来賢人、菅田将暉、尾上寛之、姜暢雄、石野真子、長谷川初範、橋本さとし、演出のジョナサン・マンビィ。『ロミオ&ジュリエット』チケット情報はこちらシェイクスピアがこの作品を生み出してから400年以上、時代も国境も越えて上演され続けている不朽の名作『ロミオとジュリエット』。敵対する名家の娘と運命的な恋に落ちる青年ロミオに、人気・実力とも屈指の若手俳優、佐藤健が扮する。初舞台でいきなり演劇人が憧れるシェイクスピア作品に挑む佐藤だが「王道的作品を王道的に演じて、数年後に『ロミオとジュリエット』と言ったらこの作品だよね、と言われるような舞台にしたい。決定版『ロミオ&ジュリエット』にします」と意気込みを語る。演出を手がけるのは、イギリス演劇界で最注目の若手演出家、ジョナサン・マンビィ。これまでも『ロミオとジュリエット』の演出のオファーは何度もあったがずっと断ってきたと話し、「自分の国ではない文化のレンズを通すことでフレッシュな『ロミオ&ジュリエット』が出来ると思った。西洋と東洋の融合で私たちだけのユニークな舞台が生まれると思うし、物語の核には希望があるこの物語を、今の日本でやる意味がある」と語る。また佐藤とはすでにワークショップで時間を共有したことを明かし、「生まれながらに舞台の上で演じる資質を持っている」と絶賛した。そのロミオと恋に落ちるジュリエットを演じるのは、ドラマ、映画のみならず舞台でも着実にキャリアを積んでいる石原さとみ。「実は人生で一度も『ロミオとジュリエット』を観たことがないので、真っ白な状態で、ジョナサン色に染まっていきたい」とにっこり。彼女については「ジュリエットに必要な要素を完璧に備えている。役者としての才能はもちろん、外見も本当に美しいし、内面も美しい」とジョナサン。また、佐藤と石原は意外にも今回が初共演とのことだが、お互いのことを「舞台を拝見しましたが光り輝いていました。(自分は初舞台なので)頼っちゃうかも……」(佐藤)、「テレビで見て可愛らしい方かと思っていましたが、実際に会ったら男らしい。ロミオをどう演じるんだろうと楽しみです」(石原)と話していた。公演は5月2日(水)から27日(日)まで東京・赤坂ACTシアター(4月29日(日・祝)から5月1日(火)にプレビュー公演あり)、5月31日(木)から6月10日(日)に大阪・イオン化粧品 シアターBRAVA!にて。チケットはともに発売中。
2012年02月22日雑誌「ぴあ」調査による5月11日と14日公開の映画・満足度ランキングでもトップに輝き、多くの女性客から支持を集めている『ジュリエットからの手紙』。本作で主演を務めるアマンダ・セイフライドのインタビュー映像が届いた。その他の写真本作は、名作『ロミオとジュリエット』が生まれたイタリア・ヴェローナを舞台に、世界中から届く恋の悩みを綴った手紙に返事を書いている実在の“ジュリエット・クラブ”を題材にしたラブストーリー。本作のほかに、28日(土)から公開される『クロエ』、6月10日(土)から公開される『赤ずきん』と公開作が相次ぐことでも注目を集めているセイフライドは、インタビュー映像で、本作での役柄や共演のヴァネッサ・レッドグレイヴ、ゲイリー・ウィニック監督、ロケ地のイタリアについて語っている。『ジュリエットからの手紙』公開中(C)2010 Summit Entertainment, LLC. All rights reserved.
2011年05月20日イタリア・ヴェローナを舞台に、ある愛の奇跡を描いた真実の物語『ジュリエットからの手紙』。先日劇場公開されたのと同時に、話題を集めているのが、挿入歌で使用されているテイラー・スウィフトの「ラヴ・ストーリー」だ。今回、シネマカフェでは本編映像と同曲を合わせたイメージ動画を独占入手!果たしてテイラーがこの曲に込められたメッセージとは…?「ロミオとジュリエット」の舞台・ヴェローナにあるジュリエットの生家には、いまでも恋の悩みが書かれた手紙が届く。映画では50年前に綴られた手紙を軸に物語が展開されていくが、今回起用された「ラヴ・ストーリー」は“ロミオとジュリエット”の恋のように周囲に反対された禁断の恋について歌っており、テイラー自身が経験した恋愛が基となっているようだ。「当時好きな人がいたんだけど、友達や家族にも反対されて、“ロミオとジュリエット”の心境が初めて理解できたの」と言及するテイラー。そんな彼女が歌い上げるこの歌は、歌詞もジュリエット目線でテイラー流にアレンジされており、ポップでどこか力強く、カントリーシンガーとして活躍する彼女らしさが表現されている。13歳でデビューを果たし、ファーストアルバム「テイラー・スウィフト」は300万枚と大ヒットを記録。「ラヴ・ストーリー」が収録されたセカンドアルバム「フィアレス」は全米チャート1位、11週連続トップに君臨と、瞬く間にスターダムへ駆け上がっていったテイラー。並々ならぬ努力でいくつもの夢と栄光を掴んできた彼女も、恋に対してはいろんな障害の壁に当たってきた様子。そんな彼女が贈る「ラヴ・ストーリー」にはロマンチックな想いがたっぷり込められ、映画をより一層盛り上げる一曲となっている。ぜひこの映像からあふれる、テイラーからのメッセージを感じ取ってみて。『ジュリエットからの手紙』はBunkamuraル・シネマ、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて公開中。※こちらの特別映像はMOVIE GALLERYにてご覧いただけます。MOVIE GALLERY■関連作品:ジュリエットからの手紙 2011年5月14日よりBunkamuraル・シネマ、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて公開© 2010 Summit Entertainment, LLC. All rights reserved.■関連記事:『赤ずきん』女性監督が証言、『トワイライト』を超える新たな“恋のジレンマ”現地からお届け!『ジュリエットからの手紙』レターセットを合計6名様プレゼントガエル・ガルシア・ベルナル インタビュー愛よりも夢を優先する男に共感は…?南野陽子、アイドルだから恋についての質問は「恥ずかしい!」50年前の初恋を捜す旅『ジュリエットからの手紙』試写会に10組20名様ご招待
2011年05月17日不朽の名作「ロミオとジュリエット」で知られるイタリアのヴェローナを舞台にした、美しい愛の物語『ジュリエットからの手紙』(初夏公開)のポスター画像がシネマカフェにて先行解禁された。世界遺産にも登録されている“愛の都”ヴェローナは、「ロミオとジュリエット」のジュリエットの生家がある場所。ここにいまも世界中から年間5,000通にも及ぶ“恋愛相談”の手紙が届いていることをご存じだろうか?驚くべきことにその手紙に対して、ジュリエットの秘書と呼ばれるボランティアの女性たちが一通ずつ返事を出している。本作はそんな実話をベースに、ある女性が50年前の初恋を探す旅に出るロマンティックなラブストーリーだ。恋人と共にニューヨークからイタリアにやって来た雑誌ライターのソフィー(アマンダ・セイフライド)は、ひょんなことからジュリエットの秘書の存在を知り、自らも文才を活かして世界中から届く手紙に返事を書き始める。その返事を受け取ったのが、ロンドンに暮らすクレア(ヴァネッサ・レッドグレイヴ)。彼女は50年前、イタリアで出会ったロレンツォと恋に落ちたが、彼との愛を貫けず、その苦しい胸の内をジュリエットにだけ打ち明けていたのだ。50年ぶりの返事に背中を押されたクレアは、孫のチャーリー(クリストファー・イーガン)を伴い、ヴェローナへ。クレアと合流し、初恋の相手を探す旅に出る。ヴェローナの美しい街並みが印象的なポスターを飾るのは「50年分の愛を抱えて、あなたに会いに来ました。」の文字。“ジュリエット”から届いた手紙を胸に、50年ぶりに思い出の地を訪れるクレアの心情がじーんと伝わるキャッチコピーだ。また、物語の発端となるソフィーの温かく前向きな眼差しも、作品のメッセージを自然と伝えてくれる。世界的に大ヒットした『マンマ・ミーア!』に出演したアマンダにとっては、今回が初めての本格的な主演で「脚本を読んで、すべてのシーンに自分がいると気付いたとき、大変な仕事になるだろうけど、キャストとスタッフとの交流を通じて、きっと成長できるはずと思ったわ」。クレア役のベテラン女優、ヴァネッサとの共演を「彼女にとっては、何事も大したことではないの。とても聡明で、存在感があり、カメラの前で偽ることのできない人だから、彼女の前ではすぐにリラックスできるのよ」とふり返る。果たしてクレアは初恋の相手と50年ぶりの再会を果たせるのか?そのときソフィーが知る真実とは?愛に「遅すぎる」は決してないと教えてくれる感動のラブストーリー『ジュリエットからの手紙』は初夏に日本で公開される。■関連作品:ジュリエットからの手紙 2011年初夏、Bunkamuraル・シネマ、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて公開© 2010 Summit Entertainment, LLC. All rights reserved.マンマ・ミーア! 2009年1月30日より日劇1ほか全国にて公開© 2008 Universal Studios. ALL RIGHTS RESERVED.■関連記事:ブランジェリーナにザック、ロブ…写真でふり返る来日ハリウッドスター2009【前編】ハリウッドで最も稼ぐ女優が決定!今年はアンジェリーナ・ジョリー【第81回アカデミー賞】レッドカーペットファッションチェック!〜イケメン編〜ABBAに乗せて踊り出したくなる!ハッピー全開ミュージカル『マンマ・ミーア!』メリル・ストリープ、若き日の恋愛話は「娘が興味を示してくれないの!」と苦笑
2011年01月27日第15回釜山国際映画祭の今年のメインゲストの一人である、フランスを代表する女優ジュリエット・ビノシュ。今年のカンヌ映画祭で主演女優賞に輝いた最新作『トスカーナの贋作』の舞台挨拶や、記者会見に加え、「They Walk Together」と題して海雲台ビーチでオープントーク、および手形セレモニーを行った。トークの相手は、『トスカーナの贋作』のアッバス・キアロスタミ監督と、『ホウ・シャオシェンのレッド・バルーン』のホウ・シャオシェン(侯孝賢)監督。ビノシュは、彼らと仕事をした経験を「二人の映画ではどちらも息子を持つ母親役を演じたのだけれど、ヒロインが求めるものがそれぞれ違っていて、とても興味深かった。アッバスの映画では、母としてだけでなく、女として愛されたいと求める女性。一方、シャオシェンの映画では、息子とのつながりの強さに気付く女性。アッバスもシャオシェンも、女性のことをよく理解しているし、もっと理解しよう、という気持ちを持っていてくれる。そのことに感謝したいです」と語った。また、各国の映画人との交流パーティーでは、今年で退任するキム・ドンホ釜山映画祭委員長と、ABBAの曲にあわせてチャーミングかつ熱烈なダンスを披露。15年間、本映画祭をゼロから育て、尽力してきたキム・ドンホ委員長の労をねぎらった。映画祭は15日に閉幕。閉幕式には、クロージング・フィルムで釜山を舞台にしたオムニバス映画『カメリア』(原題)の中の1本、『かもめ』の行定勲監督と主演の吉高由里子、ソル・ギョングも出席。今年の釜山には、レポートで取り上げたスターたちのほかにも、ウィレム・デフォー、オリバー・ストーン監督ら多くの映画人が登場、トークショーなどさまざまな企画が催された。アジアの若手監督から選ぶコンペ、ニューカレンツ部門に日本映画がノミネートされなかったのは残念だったが、製作支援をするPPPアワードを、荻上直子監督の企画作『マッシュルームとメロン』が受賞した。毎年、拡大しつつも、観客と映画人の距離の近さを感じさせる釜山国際映画祭。温厚な人柄と映画への愛情の深さで、世界中の映画人に愛されたキム・ドンホ委員長の退任で、来年以降どう変わっていくかが注目だ。(photo/text:Ayako Ishizu)■関連作品:第15回釜山国際映画祭 [映画祭]■関連記事:仲村トオル、チャン・ドンゴンとの再会に感激!『行きずりの街』韓国公開も即決定釜山の観客の熱烈歓迎に深津絵里「クセになりそう!」宮崎あおい&大竹しのぶに韓国人ファン熱狂「ステキ!」、「カワイイ!」と声援安藤政信が釜山登場!米中合作アクションコメディで天才料理人を熱演
2010年10月18日