スイス インターナショナル エアラインズ(以下、SWISS)の運航拠点であるチューリッヒ国際空港。イギリスの航空サービス調査会社・スカイトラックス社の「ベスト・エアポート・ヨーロッパ」に選ばれるなど、60年前の開港以来数々の受賞歴があるが、評判に違わずいつも快適さを感じさせてくれる空港である。今回は、その魅力をレポートしよう。空港を快適だと思えるかどうか。そのポイントの1つが便利さだ。どんなに快適な設備を誇っていてもアクセスが不便だと、旅行気分は害されてしまう。その点、チューリッヒ国際空港はヨーロッパの中でも早くから鉄道駅と直結した便利な空港。しかも市内まで電車で約15分と抜群の便利さだ。一方、日本から乗り継ぎ便を利用して他の街に行くにしても、ヨーロッパのほぼ中央に位置することから、どこへ行くにもアクセスしやすい場所にあるのもメリット。さらに、建物がコンパクトな構造であり、短距離路線と長距離路線でターミナルを分けるなど、把握しやすい構造になっているのも特徴である。そして、この空港を快適だと感じる最大の理由が、制限区域の中央部を占める全長240m、高さ40mの巨大なショッピングモール「エアサンド・センター」の存在だろう。ショッピングモールというと、いくつものショップが軒を並べているイメージがあるがここはそうではなく、約60のショップやレストラン、バーが外光差し込む明るいガラス張りの広々とした空間にゆったりと配されているのだ。出発までの時間を気分よく過ごさせてくれる、世界でも指折りの場所だと断言していいだろう。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年03月12日トヨタ自動車は、6日から18日の期間にスイスのジュネーブで開催される『第82回 ジュネーブ国際モーターショー』(SALON INTERNATIONAL DE L’AUTO ET ACCESSOIRES GENEVE)に、今春マイナーチェンジ予定のレクサス「RX450h」を出展すると発表した。今回のマイナーチェンジでは、LEXUS独自のデザインフィロソフィーの新たな可能性を追求し、GSから展開されているフロントフェイス「スピンドルグリル」を採用。独自性・存在感をアピールするデザインにリファインしたとのこと。また、より本格的なスポーティバージョン「F SPORT」を追加。独自の内外装を採用したほか、サスペンションの専用チューニングによりってスポーティな走りを実現するという。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年03月05日日本では経営破たんしたJALが再生の道を進んでいるが、スイス インターナショナル エアラインズ(以下、SWISS)は2002年、破たんした旧スイス航空の路線を引き継ぎ見事な”復活”を遂げているスイスのフラッグキャリアだ。不況と言われた2011年にも過去最高の年間旅客数を記録し、権威ある英国の航空サービス・リサーチ会社「スカイトラックス」の「ワールド・エアライン・アワード 2011」では強豪ひしめく西ヨーロッパでベストエアライン賞を獲得した。日本からヨーロッパへはいくつもの航空会社が就航しているが、SWISSを選ぶ理由はどこにあるのか。今回、新しくなったばかりのビジネスクラスに搭乗して、そのサービスをレポートしたい。搭乗したのは成田空港を11時15分に出発するLX161便。スイス・チューリッヒへの直行便である。新しいビジネスクラスの機内に入ってまず驚かされたのが1席あたりのスペースの広さ。各座席にサイドテーブルが備え付けられており、その広さはノートパソコンや雑誌を並べて置けるほど。マガジンラックやコートハンガー、靴入れなどがその前部に設置され、通常の2席分を1人で使えるのである。なかでも両窓側には1席しかなく、プライベートな空間が確保されている。さらに、席の両側に広いサイドテーブルが付いた席もあり、この席ならなんとほぼ3席分を占有できる。今回は窓側の席に座ったが、足元の広さや正面のテレビ画面下にも物入れがあるなど、見た目以上にスペースには余裕があった。映画や音楽が楽しめるのはもちろん、広めのテーブルを出してパソコンで原稿を書いたり本を読んだりと、スペースがあると気分にも余裕を持って過ごせることを実感した。ブラウンを主体にしたインテリアはSWISSの伝統ともいえるが、明るい木目調の茶色も使われていて落ち着き過ぎないバランスもいい。シート自体はファブリックの肌触りが心地よいのに加え、クッションの硬さの調整ができ、マッサージ機能も付いている。リクライニングは180度まで可能。つまりベッドになり、身長178cmの筆者でも楽に身体を伸ばせる。軽くて暖かいブランケットとサラッとした肌触りと枕も寝心地の良さを高めてくれた。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年02月28日ハリソン・フォードが6日、スイスのロカルノで13日まで開催中の第64回ロカルノ国際映画祭で、金豹功労賞を受賞した。この日は最新主演作『カウボーイ&エイリアン』のヨーロッパ・プレミア上映が行われ、小雨が降るあいにくの空模様だったが、フォードはジョン・ファヴロー監督、共演のダニエル・クレイグとオリヴィア・ワイルドと共にヘリコプターで会場入りをした。サプライズでトロフィーを手渡されるや、会場のピアッツァ・グランデに集まった7,000人の観衆の温かい喝采に感激した面持ちで「心から感謝します」とまず一言。「多くの才能ある監督、俳優、スタッフ、脚本家、そしてプロデューサーの方々との仕事に恵まれた幸運に気づかされます。そしていまなお、こうして映画作りに携われる機会を持てることにも感謝します」と喜びを語った。19世紀の西部を舞台に、町を支配する大佐と記憶喪失の男が宇宙からやって来たエイリアンと戦うSFアクション大作『カウボーイ&エイリアン』は10月22日(土)より日本公開。(text:Yuki Tominaga)写真は第64回ロカルノ国際映画祭授賞式の様子。© Reuters/AFLO■関連作品:カウボーイ&エイリアン 2011年10月22日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2011 Universal Studios. ALL RIGHTS RESERVED■関連記事:『カウボーイ&エイリアン』プレミア上映に、ハリソン・フォード夫妻ほか出席ダニエル・クレイグとレイチェル・ワイズ、ニューヨーク州で電撃挙式
2011年08月09日エースがレイン・アンド・ヘイルを買収スイスの保険会社エースは14日、米レイン・アンド・ヘイル・インシュアランス・サービスの過半数株式を現金11億(約910億円)で取得することで合意した。この額は、レイン・アンド・ヘイルの時価総額の約1.59倍に相当する。1株当たりの利益が22セントにエースはすでにアイオワ州に本社を置くレイン・アンド・ヘイルの普通株の20%を保有しており、過半数株式は従業員が保有している。今回の買収では、エースの来年の1株当たりの利益が約22セント押し上げられることになるという。米で農作物の保険事業を拡大エースは、米国の農業経営者を損失から守るビジネスを拡大している。米国では今年、農作物保険への補助金を削減したこともあり、この方針変更が大手保険会社に有利に働く可能性があるとエースはみている。今回の買収でエースは、さらに米国での農作物の保険事業を拡大したい考えだ。
2010年09月17日1977年に米国で少女にわいせつ行為をした容疑で、昨年9月からスイスで身柄を拘束されていたロマン・ポランスキー監督が12日、釈放されたことがスイス司法省により発表された。スイスのヴィドマー・シュルンプフ司法大臣は、米国の身柄引き渡し要求に誤りがある可能性があるとして、要請を拒否したと発表した。「彼は12日午前11時30分から自由の身です。(自宅のある)フランスでも、(故郷の)ポーランドでも行くことができます。逮捕されることもありません」と大臣はスイスの首都ベルンで行われた記者会見で語った。ポランスキーは1977年、ロサンゼルスのジャック・ニコルソン邸で当時13歳だったモデルの少女にわいせつ行為をした容疑で逮捕され、有罪判決を受けたが、保釈中にヨーロッパへ出国、以後アメリカには一度も戻っていない。2003年に『戦場のピアニスト』でアカデミー賞監督賞を受賞した際にも入国しなかった彼は昨年9月26日、チューリヒ映画祭出席のためスイスに入国した際に上記の容疑でスイス司法当局に身柄を拘束された。昨年12月からはスイス国内の山荘で当局の監視下に置かれていた。ロイター通信が別荘を訪ねたところ、ポランスキーのアシスタントを名乗る女性がインターフォン越しに対応し、ポランスキーはすでに別荘を後にしたと話したが、詳細は不明。(text:Yuki Tominaga)© AFLO■関連作品:それぞれのシネマ〜カンヌ国際映画祭60回記念製作映画〜 2008年5月17日よりユナイテッド・シネマ豊洲にて2週間限定公開/8月2日より渋谷ユーロスペースほか全国にて順次公開© 2007 Festival de Cannes-Elzevir Films.All Rights Reserved.■関連記事:巨匠33名の短編が1本の映画に!『それぞれのシネマ』招待券を5組10名様にプレゼント今月はカンヌがテーマ!映画ファン投票でシネマギフトカードを10名様にプレゼント
2010年07月13日『戦場のピアニスト』でアカデミー監督賞を受賞したロマン・ポランスキー監督が26日、アメリカで起こした32年前のわいせつ罪で、スイス当局に拘束されたが、この措置をめぐって、ヨーロッパを中心に映画人たちの間から抗議の声が上がっている。ポランスキーは開催中のチューリヒ映画祭で功労賞を受賞し、27日に行われる授与式に出席するため、チューリヒ空港に降り立ったところで身柄を拘束された。ロサンゼルス郡検察当局の報道官はポランスキーの渡航情報を事前に入手し、スイス警察当局に逮捕状を送っていたと明らかにしている。ポランスキーは1977年に、自身の監督作『チャイナタウン』に主演したジャック・ニコルソンのハリウッドの邸宅で当時13歳だったモデルの少女に薬物とアルコールを摂取させ淫行したとして逮捕された。翌78年に訴追されたが判決前に出国し、その後フランスに拠点を置いた。米国に入国すると逮捕されるため、アカデミー監督賞を受賞した際も訪米はせず、米国と犯罪人引き渡し条約を結んでいる国への渡航も控えていたポランスキーは罪状取り下げを請求していたが、ロサンゼルス地裁は棄却した。76歳のポランスキーはフランスとポーランドの二重国籍であり、両国はスイス当局に対して、ポランスキー釈放を求めている。また、フランスでは「国際的かつ文化的な場で現代の最も偉大な映画作家の1人を表彰しようとした夕べが、警察によって利用された」という内容の抗議文が作られ、コスタ・ガヴラス、ウォン・カーウァイ、モニカ・ベルッチ、ジュゼッペ・トルナトーレなど、ヨーロッパを中心に世界の映画人たちが署名。ポーランドのアンジェイ・ワイダ監督も、ポランスキー釈放を求める声明を発表した。少女との関係は同意の上、と主張してきたポランスキーは、ロサンゼルス郡検察への身柄引き渡しに対して徹底抗戦する構えだと、彼の代理人は語っている。ハリウッドでのキャリアが絶たれたことを贖罪とみなすか、それとも罪は償われないままと判断されるのか。今後の展開が気になる。(text:Yuki Tominaga)写真は昨年、イタリアのTV番組に出演した際のポランスキー監督。© Rex Features/AFLO
2009年09月29日スイスのバーゼルで10日から開催中の現代アートの見本市「アート・バーゼル」。9日に行われた内覧会にブラッド・ピットが現われた。居合わせたファンたちに求められるまま記念撮影に応じるなど、気さくな様子のブラピは展示された作品を入念に見て回り、旧東ドイツ出身のアーティスト、ネオ・ラウフの油彩画「Etappe」に目を留めた。ウォール・ストリート・ジャーナル紙電子版のブログによると、これは1998年の作品で、F1の赤いレースカーに乗ったドライバーの周囲で様々な色のホースを抱えたスタッフが働く姿を描いたもの。しばらくこの絵画を眺めた後、一度は立ち去ったブラピだが、数分後にロサンゼルスの有名なコレクターであるブロード夫妻を伴って戻ってくると、何事か話し合い、その場を離れた。ブロード氏は「私たちはラウフの作品をすでに4つ所有していると伝えた。もし、あなたが買わないなら、私たちが購入するつもりだ、ともね」と言う。このひと言が後押しになったようで、ブラピは「Etappe」を95万6,000ドルで購入したという。ちなみにアンジーは4日に34回目の誕生日を迎えたばかり。もしかしたら、少し遅めの誕生日プレゼントかもしれない。(text:Yuki Tominaga)© Reuters/AFLO■関連作品:イングロリアス・バスターズ 2009年10月よりTOHOシネマズ日劇ほか全国にて公開■関連記事:【カンヌ現地レポ 13】52歳の新星!ブラピを喰った男演賞俳優クリストフ・ワルツ【カンヌ現地レポ 11】最高賞はミヒャエル・ハネケ作品に!シャルロットに女優賞【カンヌ現地レポ 07】危機説もなんの!カンヌの風物詩?ブランジェリーナ揃い踏み【カンヌ現地レポ 06】ブラピ×タランティーノ会見満席、気分はハイ!
2009年06月11日