3月7日(木)、あのディズニーとバンダイナムコゲームスがタッグを組んだ期待作「ディズニー マジックキャッスル マイ・ハッピーライフ」のプレス発表会が行われた。「ディズニー マジックキャッスル マイ・ハッピーライフ」は、ユーザーが夢と魔法の世界でカフェのオーナーとなり、インテリアアイテムで自分の店をデコレーションしたり、アバターのファッションをコーディネートしたり、ディズニーの人気キャラクターとのコミュニケーションを楽しんだりと、自由自在にディズニーライフを満喫できるゲーム。当日には熱烈なディズニーファンとして知られる矢口真里さんも登場し、実際に発売前のゲームをプレイ。「本当に夢のようなゲーム。私が宣伝しなくても必ず大ヒットすると思います!!」とその面白さに太鼓判を押した。本作は、ディズニー公式ホームページで提供されている日本独自のサービス「マジックキャッスル」に、3DSならではの工夫や演出をこらした作品。「畑で作物を収穫する」「魔法使いになってオバケ退治」「ドナルドたちと釣り」などの体験から集めた素材で、ディズニーアイテムを作り、アバターやカフェのコーディネートを行うことができる。そのコーディネートによって、カフェにキャラクターが来店したり、ファッションを褒められたりと、ディズニーキャラクターとのコミュニケーションも楽しめるという内容だ。80以上のディズニーキャラクター、1000種以上のディズニーアイテムが登場。なお、アバター40種に加え“Mii”も使用することができる。レアなアイテムを手に入れると、特別なキャラクターが遊びに来ることもあるとのこと。PC版で遊んだことのない人はもちろん、遊んだことのある人にとっても新たな発見のある仕様となっている。プレス発表会では、スペシャルゲスト矢口真理さんが「小さいころからディズニーもゲームも大好きなので、このコラボはたまりません!」と一足早く、本作のデモプレイを楽しんだ。ゲームを始めると、さっそくミッキーとミニーが矢口さんをお出迎え。その後も、ドナルドやアリス、スティッチなどおなじみのキャラクターが次々と登場し、終始「可愛い!」と歓声があがりっぱなし。アバターを着替えたり、カフェをコーディネートしたり、キャラクターとコミュニケーションしたりと、短い時間ながら本作の世界を満喫した矢口さん。「これは今年一番のソフトになるんじゃないでしょうか。家でディズニーの魅力をたっぷりと味わうことができるので、経済的にもすごく良いなと(笑) このソフトでいろんなキャラクターと会って、それで本物に会いたくなったら本家のディズニーランドに行くということもできますし。夢がたくさんつまったソフトなので、ぜひみなさんにプレイしていただきたいなと思います。本当に夏が待ち遠しいです!発売したらソフトを送ってください」と会場を笑いに包んだ。なお、本作の発売を記念して、オリジナルデザインのニンテンドー3DS LLと本ソフトがセットになった「ディズニー マジックキャッスル マイ・ハッピー・ライフ 限定パック」(価格:24380円)も数量限定で同時発売される。同梱されるニンテンドー3DS LLはミッキーマウスをモチーフとしたラグジュアリーなデザイン。「夢の世界」をテーマにしたプレミアムな仕様となっている。「ディズニー マジックキャッスル マイ・ハッピー・ライフ」は2013年7月11日(木)発売 通常版/ダウンロード版 価格:5,480円(税込) 3DS LL同梱版 価格:24,380円(税込)管 麻以/studio woofoo
2013年03月08日『ブロークバック・マウンテン』でアカデミー賞を受賞するなど、今や世界的な名匠として知られるアン・リー監督。新作『ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日』が再び賞レースを賑わせている彼が、その注目の新作について語ってくれた。その他の写真アン・リーほどあらゆるジャンルに挑戦し、そのジャンルの地平を拡げてきた監督もいない。ならば彼が自分にとっては初体験のジャンル、ヤン・マーテルのベストセラー冒険小説『パイの物語』を映画化することに何ら不思議はないのかもしれない。「私に言わせればこれは“運命”ですね(笑)。なぜなら原作が出版されたときにすぐに読み、自分でも驚くほど魅了されてしまったのです。映像が次から次へと目に浮かぶんですから! とはいえ、それが実際に映像化できるかというとまた別問題。途方もない資金と技術が必要になるのは明らかでした。ところが、5年前です。スタジオから監督しないかと打診されたのです。ほら、まるで運命に導かれたようでしょ?」。リー監督に行き着くまでの本作の監督候補には、M・ナイト・シャマランやジャン・ピエール・ジュネ、アルフォンソ・キュアロンの名前が挙がっていた。彼らがプロジェクトから離れていったのも、映画化困難だったからにほかならない。「そう、いろんな問題が山積みでした。たとえば構成です。私はこの現実離れした物語を、誰もが信じられるようにするため、中年になったパイに物語を語らせるという方法を選びました。第三者が一人称で語ることで、観客はその話を体験すると同時に吟味できるからです。そして、それ以上の難問は映像でした」。映像こそ本作の命であり本作の魂。海の表情を驚くほど豊かに、信じられないほど雄弁にとらえている。それは3Dだからこその美しさでありスペクタクル。海がもうひとりの主役としての役目を存分に果たしているのだ。「3Dは私にとって絶対でした。これも3Dにすることで第三者の観点を手に入れることができると思ったからです。もうひとつは水と3Dの相性です。3Dで水をとらえると、まったく異なる感覚を手に入れられる。つまり観客は海を体験できるのです」。賞レースの時期を迎え、ハリウッドでは様々なウワサが飛び交っているが、そのなかでも有力候補の筆頭に挙げられているのが本作。アカデミー賞でも注目されるのは間違いない。「そうなったら私も嬉しいですね。3000人ものクルーが私のため、この映画のために4年間も働いてくれたのです。もしそんなことになれば、大きな励みになるし刺激にもなる」。賞を取るのも“運命”。そう思える力がこの映画にはあるのだ。『ぴあ Movie Special 2012-2013』より文:渡辺麻紀『ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日』1月25日(金)全国ロードショー『ぴあ Movie Special 2012-2013』発売中
2012年12月27日千葉銀行は26日、ちばぎんマイアクセス(インターネットバンキング・モバイルバンキング)を2013年1月21日より新しくすると発表した。ちばぎんマイアクセスの取引画面が新しくなるとともに、2013年1月21日以降、インターネットバンキングのログオン画面のURL(ドメイン)を変更する。さらに、スマートフォンでも残高照会、取引明細照会、取引履歴照会、振込、振替、ペイジー税金・各種料金の払込などのサービスが利用可能になるほか、残高、取引明細がリアルタイムで照会できるようになるなど、顧客からの意見や要望を取り入れ、機能もアップするとしている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年12月27日映像化不可能と言われてきたブッカー賞受賞のベストセラー小説「パイの物語」を名匠アン・リー監督が映画化した『ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日』。先日の第70回ゴールデン・グローブ賞ノミネート発表では、作品賞(ドラマ部門)、監督賞、作曲賞の3部門にノミネートし、早くも2013年アカデミー作品賞最有力との呼び声も高い本作だが、このたび自身初の3D映画に挑戦をしたリー監督の来日が決定した。荒々しい海に投げ出された少年に残されたのは、小さなボートとわずかな非常食、そして一頭のトラ。主人公・パイの波乱と冒険に満ちた人生の航海が描かれる。リー監督の来日は、2013年1月10日(現地時間)のアカデミー賞ノミネート発表直後となる、1月16日(水)と17日(木)の2日間に渡って東京都内会場にて開催予定の、ジャパン・プレミアと来日記者会見に出席する予定となっている。当日のプレミアイベントでは、日本語吹き替え版の声優を務めた『おくりびと』の本木雅弘の出席も予定しており、オスカー受賞コンビ初の顔合わせが話題を呼びそうだ。3D映像の可能性を極限まで引き出した圧巻の映像美が話題の本作だが、その世界観を再現すべく世界各地で趣向を凝らしたイベントが催されている。中でも12月5日(現地時間)に開催されたフランスでのプレミアでは、屋内プールにボートを浮かべた特別試写会という前代未聞のイベントを実施!幻想的な3D上映会に多くの観客が歓喜し、大成功に終わった上映会は世界中の注目を浴びた。果たしてここ日本ではどのようなイベントが開催されるのだろうか?早くも期待が高まる。『ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日』は2013年1月25日(金)よりTOHO シネマズ日劇ほか全国にて公開。© 2012 Twentieth Century Fox(text:cinemacafe.net)■関連作品:ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日 2013年1月25日よりTOHO シネマズ日劇ほか全国にて公開(C) 2012 Twentieth Century Fox
2012年12月25日米の人気ヒーロー“スーパーマン”を新生させる来夏公開の映画『マン・オブ・スティール』の最新予告編が公開された。『マン・オブ・スティール』は、人気ヒーローのスーパーマンを、これまでになかった視点と最新の映像技術を駆使して新生させるもの。『ダークナイト』三部作で“バットマン”を新生させたクリストファー・ノーランが製作を手がけ、アラン・ムーアの傑作コミック『ウォッチメン』を実写化したザック・スナイダーが監督を務める。スナイダー監督が「スーパーマンという究極のヒーローには尊敬しなければいけない大きな柱があるんだ。単純にかっこいいからって新しく作り直したり、設定を変えればいいってものじゃない。僕とクリス(クリストファー・ノーラン)はスーパーマンという本質の中にストーリーとヒーローならではの人間性を求めたんだ」と語る本作。このほど公開された予告編もこれまでのスーパーマン同様、地球人には決して持ち得ない力をもったクラーク・ケントが自身の幼少期を回想する場面から始まる。彼の育ての父は幼いクラークに、自身の“力”を使わないように伝える。常人離れした力が発揮されれば、彼は“普通の地球人”として生きていけなくなるからだ。しかし、予告編の後半で青年となったクラークは決断する。黒いスーツに身を包んだ彼は一瞬で地面にヒビを入れるほどの力を発揮し、音速で空を飛ぶが、父の予言の通り、人間たちは彼を“正義の味方”とはみなさずに、手錠をかけ、銃を向ける。クラークは言う。「父さんはこう信じてた。世界はまだ、本当の僕を受け入れられないと」。予告編映像はシリアスなドラマと並行して、崩れ落ちる高層ビルや、炎に包まれるクラーク、謎の飛行物体のアクションなどハードな映像が次々と映し出される。ヒーローが強大な力を発揮するも人間がそれを拒否した後の世界を描いた『ウォッチメン』のスナイダー監督と、強大な力が必ずしも“善”に作用しない世界に全身全霊で立ち向かうヒーローを描いた『ダークナイト』のノーランは、本作でどんなヒーローと人間を描き出すのか? 詳細なストーリーはいまだにヴェールに包まれている。『マン・オブ・スティール』2013年夏、全国公開
2012年12月20日『ブロークバック・マウンテン』や『ラスト、コーション』で知られる名匠アン・リー監督の最新作『ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日』の特別映像がこのほど公開された。特別映像本作は、動物園経営者を父に持つ16歳の少年パイ・パテルが船の事故に遭い、どう猛なベンガル・トラと小さな救命ボートに乗り込んで227日にもおよぶサバイバル生活を展開する様を、美しい自然の風景を交えて描き出した感動作だ。このほど公開されたのは、映画のダイジェストシーンとメイキング映像を中心に、リー監督が作品に対する想いを語るもの。本作を「複雑で洗練された本だ。同時に映像化するのが難しくもある」と分析するリー監督は、本作でリアルな自然描写を用いて登場人物の心象風景を描く、という難題に挑んだ。多くのサバイバル映画に登場する自然は、生存をおびやかす“脅威”でしかないが「つねに登場人物にこだわって映画をつくる」と宣言するリー監督は、恐ろしくも美しい自然を用いて、主人公パイ少年の“心の中”を描き出した。このほど公開された映像にも荒れ狂う海や、波ひとつない海面、クラゲの光で宝石のように輝く水面が描かれているが、それらはすべて巨大な撮影用水槽とデジタル技術を駆使して描かれたパイ少年の“心の旅”の描写だ。映像の中でもリー監督は「不安定な要素と向き合い、心の動きを描きたい」と語っている。ちなみに本作の撮影を担当したのは、デイヴィッド・フィンチャー監督の作品を多く手がけ、『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』でデジタル撮影で初めてアカデミー撮影賞と全米撮影監督協会賞にノミネートされた気鋭のフォトグラファー、クラウディオ・ミランダ。彼とリー監督が3D映像で描き出す自然は、物語の“背景”や“舞台”に収まらない広がりをもっているようだ。『ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日』2013年1月25日(金) TOHOシネマズ 日劇ほか全国公開※3D/2D同時上映
2012年12月20日アカデミー賞に輝く名匠アン・リー監督が、映画化不可能と言われていたブッカー賞受賞のベストセラー小説「パイの物語」の映画化に挑んだ『ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日』。先日、ジェームズ・キャメロン監督が絶賛のコメントを寄せた特別映像も公開されたが、このたび圧倒的な映像美と深みあるドラマが完璧に溶け合った本作の本編映像の一部がどこよりも早くシネマカフェに到着!荒々しい海に投げ出された少年に残されたのは、小さなボートとわずかな非常食、そして一頭のトラ。主人公・パイの波乱と冒険に満ちた人生の航海が描かれる。このたび解禁されたのは、この極限状況下で起こったトビウオの大群との遭遇する劇中映像。迫力の映像美で描かれる奇想天外な展開は思わず息をのむ光景だが、何とこれは現実に起こっていた出来事だったというのだから驚きだ。本作の製作に当たって、サバイバル技術と海洋のコンサルタントに起用されたのはスティーヴ・キャラハン。キャラハンは、1982年に大西洋で遭難し、76日間もの時間を小型艇の中で過ごした体験を記した著書「大西洋漂流76日間」がベストセラーとなった人物だ。食事の用意の仕方から、巨大な青いクジラとその子クジラの出現など、キャラハンの身に起きた多くのストーリーに、リー監督は魅了され、映画で再現するため、彼の高度な専門的知識を採用したそう。つまり、本作でパイが体験するリアリティあふれる展開のほぼ全ては事実をベースにしているということ!キャラハンは自身が遭遇した事故について、「何かすごいものがボートにぶつかり、大量の海水が船になだれ込んできたんだ。大西洋のど真ん中で救命ボートに飛び乗って、小型艇から離れた。それから2か月半もの間、私は水中に住む野人のように生きることを学んだんだよ。人生は消えることはない。リスクは必ずある。リスクから逃れることでリスクを軽減しようとする人がいるが、私にとってはそれこそがリスクだよ」と当時をふり返りながら、強いメッセージを残す。あまりにも巨大な試練に直面した少年は、どのようにトラとの共存関係を築き、希望をたぐり寄せていくのか――。解禁となった本編映像はその関係性が少しだけ垣間見える仕上がりとなっている。早くもアカデミー賞最有力との呼び声高い本作。パイの身に起こる想像を絶する奇跡をひと足お先に覗いてみては?『ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日』は2013年1月25日(金)よりTOHO シネマズ日劇ほか全国にて公開。※こちらの特別映像はMOVIE GALLERYにてご覧いただけます。MOVIE GALLERY■関連作品:ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日 2013年1月25日よりTOHO シネマズ日劇ほか全国にて公開© 2012 Twentieth Century Fox
2012年12月13日『ブロークバック・マウンテン』や『ラスト、コーション』で知られる名匠アン・リー監督の最新作『ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日』の特別映像がこのほど公開された。『ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日』新映像本作は、動物園経営者を父に持つ16歳の少年パイ・パテルが船の事故に遭い、どう猛なベンガル・トラと小さな救命ボートに乗り込んで227日にもおよぶサバイバル生活を展開する様を、美しい自然の風景を交えて描き出した感動作。このほど公開された映像は、劇中映像を交えながらリー監督が作品について振り返り、リー監督に撮影機材を貸し出したデジタル3Dの第一人者ジェームズ・キャメロンが本作に絶賛の声を寄せている様子を捉えたもの。キャメロン監督は以前より本作について「冒頭から不思議な光景で物語に一気に引き込まれ、その旅は驚きと恐怖に溢れ、そして実に美しいんだ。これ以上の作品はない。アン・リー監督は、3D映画の概念を崩した。これこそ3D映画のあるべき姿だ!」と公言しており、映像でも本作の魅力とリー監督の才能について熱く語っている。また映像で注目なのは、随所に登場する映画のハイライト・シーンとメイキングだ。リー監督は本作で3D映像とデジタル技術を駆使して、少年とトラの漂流生活を、言葉を極力用いることなく、絵画のような美しさをもった“動く映像”で描き出そうとしている。これまでも美しい映像や個性的なビジュアルの映画は多く存在したが、よく観ると背景がCGで描かれているだけだったり、単に“CGの美しさ”だけが強調され、映画としての魅力に乏しい作品も多かった。しかし、本作では“一切の波が消えて鏡面のように空をうつし出す海面”など、現実的にはありえない現象をあえて描き出すことで、自然描写をストーリーを語る極めて重要な要素として扱っている。今回の特別映像で紹介されているのは、ほんの一部だが、荒野をかけるミーアキャットの大群や海面を疾走するトビウオの群れ、海面から出現して宙を舞うクジラなど、華麗な映像が単なる“背景”以上の役割を果たしており、リー監督が意図した“大画面3D”で観賞することで、さらに作品を深く楽しむことができそうだ。『ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日』2013年1月25日(金) TOHOシネマズ 日劇ほか全国公開※3D/2D同時上映
2012年12月12日アカデミー賞に輝く名匠アン・リーが、不可能と言われていた名作小説「パイの物語」に映画化に挑戦した渾身の一作『ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日』。「言葉の壁を越えて世界中の人々に感動を与えた」と絶賛され、リー監督がフランス文化芸術文化賞を受賞するなど、早くもアカデミー賞最有力との呼び声も高い本作だが、このたび『アバター』で世界中を席巻した3D映画の先駆者ジェームズ・キャメロンが絶賛のコメントを寄せる特別映像が到着した。荒々しい海に投げ出された少年に残されたのは、小さなボートとわずかな非常食、そして一頭のトラ。主人公・パイの波乱と冒険に満ちた人生の航海が描かれる。この奇想天外なヤン・マーテル原作の小説の映像化を可能にしたのは、最先端のデジタル・テクノロジー技術と、ジェームズ・キャメロンが所有する3D撮影機材。特別映像で垣間見える、3D映像の可能性を極限まで引き出した圧巻の映像美には、思わず目を奪われてしまうはずだ。今回、初公開された特別映像の中でキャメロン監督は、「アン・リー監督は、3D映画の概念を崩した」と熱弁する。「冒頭から不思議な光景で物語に一気に引き込まれ、その旅は驚きと恐怖にあふれ、そして実に美しいんだ。これ以上の作品はない。ぜひ自分の目で確かめてほしい。これこそ3D映画のあるべき姿だ!」と本作を大絶賛!一方のリー監督は、「この方法にたどり着くには時間がかかった」と苦労を明かす。「ヤン・マーテルの原作『パイの物語』で素晴らしいと思ったことの一つは、次から次へと信じられない話が続くこと。映画を作る上で私が目指したのは、それらのストーリーを息づかせることだった。私はストーリーをできるだけ詳細かつリアルに描こうと思い、3Dを使えば心に訴えかける作品が作れると思ったんだよ」と、発表当時世界を驚愕させたリー監督の初の3D映画について持論を展開している。「3Dは立派な芸術だ」と語るキャメロン監督が大絶賛の映画『ライフ・オブ・パイ』。3D映画の未来を託された本作に全世界の注目が集まる。『ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日』は2013年1月25日(金)よりTOHO シネマズ日劇ほか全国にて公開。※こちらの特別映像はMOVIE GALLERYにてご覧いただけます。MOVIE GALLERY■関連作品:ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日 2013年1月25日よりTOHO シネマズ日劇ほか全国にて公開© 2012 Twentieth Century Fox
2012年12月12日『ブロークバック・マウンテン』や『ラスト、コーション』で知られる名匠アン・リー監督の最新作『ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日』の日本語版キャストを俳優の本木雅弘が務めることが発表された。リー監督の熱烈なラブコールがきっかけで、本木は初の実写洋画吹替キャストを務める。その他の画像本作は、動物園経営者を父に持つ16歳の少年パイ・パテルが船の事故に遭い、どう猛なベンガル・トラと小さな救命ボートに乗り込んで227日にもおよぶサバイバル生活を展開する様を、美しい自然の風景を交えて描き出した感動作。本木が演じるのは、大人になったパイ・パテル。彼の回想によって海に投げ出され、極限状態を生き抜いた少年の日々が綴られる構成だけに、映画にとって極めて重要な役どころだ。今回の配役は、本木主演の映画『おくりびと』が好きだというリー監督が熱烈にオファーしたことがきっかけで、本木は「何よりもこの作品が与えてくれた力は、ここ最近で最もインパクトのあるものだった。このプロジェクトに僅かながらも参加できたことに喜びを感じている」とコメントしている。吹替えは、ロンドンにある名門スタジオ、デイ・レーン・リー・スタジオで収録。この施設はロンドンにある伝説的なスタジオで、ザ・ビートルズ、クィーン、ザ・ローリング・ストーンズ、ザ・フーなど多くの音楽家がレコーディングを行い、『プロメテウス』や『007 スカイフォール』『ダークナイト ライジング』など大作映画のポスト・プロダクション作業も行われている場所だ。世界最高峰のスタジオで、本木が『ライフ・オブ・パイ』の登場人物をどのように演じたのか気になるところだ。『ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日』2013年1月25日(金) TOHOシネマズ 日劇ほか全国公開※3D/2D同時上映
2012年11月29日全米批評家から賞賛の嵐を受け、『アバター』のジェームズ・キャメロン監督までもが「自分の目で確かめてほしい」とまで絶賛したアン・リー監督の最新作『ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日』。早くもアカデミー賞の呼び声高い本作の日本語吹き替え版を、本木雅弘が担当することがこのたび決定し、ロンドンのスタジオにて初の実写洋画吹き替えに挑戦した。文学界の権威あるブッカー賞を受賞した世界的ベストセラー小説「パイの物語」を、アカデミー賞に輝く名匠アン・リー監督が映画化した本作。荒々しい海に投げ出された少年に残されたのは、小さなボートと、わずかな非常食、そして一頭のトラ。誰もが目を疑う極限状況の下、あまりにも巨大な試練に直面した少年は、どのようにトラとの共存関係を築き、希望をたぐり寄せていくのだろうか…。主人公・パイの波乱と冒険に満ちた人生の航海が描かれる。今回、本木さんが吹き替えを録音したのは「ビートルズ」や「ザ・フー」、「クイーン」などの伝説的ミュージシャンも収録を行ったという有名スタジオ「デイ・レーン・リー・スタジオ」。ここ数年でもっとも好きな映画が『おくりびと』だというアン・リー監督たってのオファーで、この極めて貴重なコラボレーションが実現した。実は本木さんと本作には不思議な縁があるという。というのも、本木さんが吹き替えを担当したのは本作の主人公を演じるイルファ・カーンの役どころ。そしてイルファンの出演作である『スラムドッグ$ミリオネア』は『おくりびと』が第81回アカデミー外国語映画賞を受賞した2009年に、作品賞を受賞しているのだ。この奇妙な巡り合わせに、46歳にして初めて挑んだ初の実写洋画吹き替えに、本木さんは「何よりもこの作品が与えてくれた力は、ここ最近で最もインパクトのあるものでした。このプロジェクトに僅かながらも参加できたことに喜びを感じています」と未だ興奮冷めやらぬ様子。『ブロークバック・マウンテン』でアジア人初のアカデミー監督賞を受賞し、いまやハリウッド映画界でもっとも重要なクリエイターのひとりとなったアン・リー監督初の3D作品に、本木さんが吹き込んだ魂はどのように共鳴するのだろうか。『ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日』は2013年1月25日(金)よりTOHO シネマズ日劇ほか全国にて公開。■関連作品:ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日 2013年1月25日よりTOHO シネマズ日劇ほか全国にて公開© 2012 Twentieth Century Fox
2012年11月29日ファンタジー・アドベンチャーの金字塔『ロード・オブ・ザ・リング』3部作。その60年前の世界を舞台にした新たなる指輪物語『ホビット 思いがけない冒険』がこの冬、ついに日本公開となる。今年7月に226日間にも渡る撮影を終えたばかりの本作を引っ提げて、ビルボ・バキンズ役のマーティン・フリーマンを始め、『ロード・オブ・ザ・リング』で主人公フロド・バギンズを演じ、本作でも出演を果たすイライジャ・ウッドなどのキャスト陣に加え、ピーター・ジャクソン監督ら総勢6名の豪華メンバーの来日(※予定)が発表された。指輪をめぐる大冒険を三部作で描いた『ロード・オブ・ザ・リング』の前章にあたる、小さなホビット族のビルボ・バギンズの冒険を描いたこの12月14日(金)より全国にて公開シリーズ。フロドの養父であり、指輪の前の所有者であるビルボを主人公に、ドワーフ族の王国を救うため“思いがけない”冒険に旅立ち、指輪を手にするまでの物語が3部にわたって描かれる。今回、明らかとなった来日メンバーは、本作の主人公・ビルボ役のマーティンと前作の主人公・フロド役のイライジャの2人を始め、恐るべきドラゴン“スマウグ”に奪われたドワーフの王国を取り戻すため立ち上がるドワーフの指導者トーリン・オーケンシールド役のリチャード・アーミテージ、エルロンド役のヒューゴ・ウィービング、本作で撮影監督デビューを果たし、ゴラム役でもお馴染みのアンディ・サーキス、そして監督・脚本・製作を手がけたピーター・ジャクソンの豪華6名。11月28日(現地時間)にニュージーランド、ウェリントンで開催されるワールド・プレミアに出席後、その足で日本にやって来るようだ。12月1日(土)に行われる、都内会場で行う来日記者会見と、六本木ヒルズで開かれるジャパン・プレミアの2本立てとなる“ジャパン・ホビット・フェスティバル”と銘打たれたイベントに急遽参加することが決定した。全世界のキャンペーンの合間を縫ってのイベントとなり、滞在時間はなんと1日のみ!プレミアイベント会場では、本作にちなんだコスプレ衣装をまとった熱狂的なファンの参加も予定されており、六本木の街が『ホビット』一色になること必至だ!『ホビット 思いがけない冒険』は12月14日(金)より全国にて公開。■関連作品:ホビット 思いがけない冒険 2012年12月14日より全国にて公開© 2011 WARNER BROS. ENTERTAINENT INC. AND LEGENDARY PICTURES
2012年11月16日『ブロークバック・マウンテン』や『ラスト、コーション』で知られる名匠アン・リー監督の最新作『ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日』が来年1月に日本公開される。ひとりの少年の数奇な運命を描いた本作は、リー監督初の3D作品。その完成度は、『アバター』のジェームズ・キャメロンに「これこそ3D映画のあるべき姿」と言わせてしまうほどのクオリティのようだ。その他の画像本作は、動物園経営者を父に持つ16歳の少年パイ・パテルが船の事故に遭い、どう猛なベンガル・トラと小さな救命ボートに乗り込んで227日にもおよぶサバイバル生活を展開する様を、美しい自然の風景を交えて描き出した感動作。本作が描こうとしているものは基本的にド派手なアクションでも、CGよって描かれた愛らしいアニメキャラクターでもない。ひとりの少年とトラ、そしてもの言わぬ大自然が対話を重ねながら、主人公の意志の強さと心揺さぶるドラマが胸をうつ感動作だ。しかし、リー監督は「この映画は3次元の映像が必要だと思いました。3Dは新しい映像芸術の形。本作は冒険を通じて希望と驚嘆を描き、精神や信念といった概念も表現しています。内容、映像、全てが壮大なのです」と説明する。そこで製作陣は、3D映画の第一人者でもあるジェームズ・キャメロンが所有する最新の3D撮影機材を用いることを決定。ショットごとに左右の映像の視差、露出、フォーカス、そして構図を細かく調整し、近景と遠景をなめらかに結ぶことで、スクリーンの向こう側に“物語の世界”が広がっているような立体映像を作り出すことに成功した。完成した作品についてキャメロンは「本作は、“3D映画は興収が確実に見込める『アベンジャーズ』のようなヒーロー作品や、『ハリー・ポッター』のようなシリーズ作品のように、スペクタクルなビッグタイトル作品でなければならない”という概念を覆した。この映画はとても美しく想像性に溢れ、観客はその素晴らしい映像美をごく自然に体感することができる。一体どんな壮大な冒険が待ち受けているのかわからない楽しみがある。『ライフ・オブ・パイ』のような良質な3D作品は、3D映画を見ているという感覚さえも忘れてさせてくれる。これこそ3D映画のあるべき姿だ」とコメントしている。『アバター』の登場以降、多くの映画監督、撮影監督たちが繰り返し「3D映画だと感じさせないことこそが3Dの目標」と言い続けてきた。『ライフ・オブ・パイ』が目指す映像も、単なる立体ではなく、映画の主人公パイ少年が体験した227日の漂流記を、よりリアルに観客に感じさせるためのものだそうで、感動を呼ぶ奇跡のドラマに、最新の3D映像がどのような効果をもたらしているのか気になるところだ。『ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日』2013年1月25日(金) TOHOシネマズ 日劇ほか全国公開※3D/2D同時上映
2012年11月15日『ブロークバック・マウンテン』や『ラスト、コーション』で知られる名匠アン・リー監督の最新作『ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日』の予告編映像がこのほど公開された。予告編映像本作は、マーテルの小説『パイの物語』(邦訳:竹書房)をリー監督が壮大なスケールで映像化した感動ドラマ。動物園経営者を父に持つ16歳の少年パイ・パテルが船の事故に遭い、どう猛なベンガル・トラと小さな救命ボートに乗り込んで227日にもおよぶサバイバル生活を展開する様を、美しい自然の風景を交えて描き出す。このほど公開された予告編は、主人公のパイが家族、そして動物園の生き物たちと船の事故に遭い、大海原に投げ出されるダイナミックな場面から始まる。混乱の一夜が明けて海に残されたのはパイ青年と一匹のトラだ。その後の映像は、真っ赤に染まった空を写した水面、咆哮をあげるトラ、海を鮮やかに照らすクラゲの集団、空をはねまわるトビウオ、宙を豪快に舞うクジラなど、思わず息をのむシーンがこれでもかと編集されている。主人公のモノローグがあるものの、海にいる人間はパイ少年だけ。予告編は時に美しく、時に脅威を与える自然と少年の“対話”によって綴られおり、本作は大きな画面でじっくり観賞したくなる作品になっているようだ。また予告編では、なぜ十分な食料がなく腹をすかせたトラと227日間も漂流し、少年が生き延びることができたのか? を問いかけるテロップも登場。逃げ場もなく、助けも来ず、サバイバル能力があるわけではないパイ少年の数奇な227日間について、想像がふくらむ内容に仕上がっている。『ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日』2013年1月25日(金) TOHOシネマズ 日劇ほか全国公開※3D/2D同時上映(C)2012 TWENTIETH CENTURY FOX FILM
2012年11月07日『ブロークバック・マウンテン』や『ラスト、コーション』で知られる名匠アン・リー監督の最新作『ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日』が来年1月に日本公開されることが決まり、日本時間29日(土)にはリー監督と原作者のヤン・マーテルが第50回ニューヨーク映画祭に登場し、その模様が全世界にネット中継されることが発表された。その他の写真本作は、マーテルの小説『パイの物語』(邦訳:竹書房)をリー監督が壮大なスケールで映像化した感動ドラマ。動物園経営者を父に持つ16歳の少年パイ・パテルが船の事故に遭い、どう猛なベンガル・トラと小さな救命ボートに乗り込んで227日にもおよぶサバイバル生活を展開する様を、美しい自然の風景を交えて描き出す。台湾出身で、アメリカで映画を学んだ経歴をもつリー監督は、『恋人たちの食卓』のような家族ドラマや、『グリーン・ディスティニー』『ハルク』のようなアクション大作まで幅広いジャンルを手がけながら、映画作家としての評価も獲得してきた名匠で、『ブロークバック・マウンテン』では第78回アカデミー監督賞を、『ラスト、コーション』ではベネチア映画祭の最高賞・金獅子賞を受賞するなど、つねに新作が待たれている監督のひとりだ。そんな中、第50回ニューヨーク映画祭で本作が世界初上映される。現地にはマーテルとリー監督が入り、日本時間の29日(土)の17時からは記者会見も実施。この模様な全世界に向けてネット配信される。関係者の間では、早くも「本年度のオスカー有力候補になるのでは?」と言われており、会見でリー監督がどのような発言をするのかも注目だ。『ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日』2013年1月、TOHOシネマズ 日劇ほか全国公開※3D/2D同時上映
2012年09月28日フランスから強く激しい愛に満ち満ちた映画が届いた。本国を感動の渦に巻き込んだ『わたしたちの宣戦布告』。2人の男女と難病に襲われた2人の子供の勇気ある愛の物語をベースに、何と本人たちが監督と脚本を務め、さらには演じているという異例の一作である。実にバイタリティにあふれる魅力を放つのは、個性派女優として活躍するヴァレリー・ドンゼッリとイケメン俳優のジェレミー・エルカイム。とってもチャーミングな素顔を見せる2人のエネルギーの源に迫ってみた。この映画は、様々な愛に包まれている。出会ってすぐに恋に落ちたカップルのロメオとジュリエットの愛、「ラブドイド腫瘍」という非常に稀な病を宣告された幼い息子への愛、家族全員で“闘う”という愛。難病と闘う家族、と聞くと暗く悲しいテーマのように聞こえるが、そんな暗さは一寸たりとも感じさせない。ヴァレリー:この映画は私たちにとって挑戦でした。実際に私たちが同居していた頃、自分たちに凄いことが起こっているな、もしかしたらこれを映画にすることができるかもという思いもありましたが、それを5年後とか、期間を区切ってやろうということはなく、自発的なアプローチから生まれたんです。この映画の一番のテーマはカップルの愛、子供のために闘うこと。パリで実際に住んでいる同世代の人がどういう生活を送っているのか、父親としての役割や家庭内での男女の同権などを描くのは、すごく楽しかったわ。ロメオが家事をやったり、ジュリエットが外で仕事をしたり、男性が外で働いて女性は家の中にいるという概念を覆したいという思いもあったの。ジェレミー:僕たちが生きた経験というのはエネルギーにあふれた、アクション映画を撮るのにぴったりの経験だったと思うんだ。この映画を作ろうと言い出したのは僕だけど、まずはヴァレリーが一緒にやることが条件だった。一緒に話を進めていたプロデューサーがいたんだけど、彼はこのテーマに反対したんだ。テーマに縛られる映画になるからやめた方がいいとね。それでもっとコメディ寄りの映画にした方がいいと言われたんだけど、僕たちはジャンルにこだわらず、ただ“映画”を作りたかったんだ。生き生きとした、生命力にあふれた映画をね。だからプロデューサーには別れを告げて、ヴァレリーと2人で出発することにしたんだ。ヴァレリー:そうね、私もいつまでも仕事をしていたいし、映画が好きだし、いつもいつも2人では映画の話をしているのよ。ジェレミー:いま彼女、いいこと言ったね。一年間ずっとこの映画のことを話してるけど、初めて聞いた話だよ(笑)。ヴァレリーが言葉を発すれば、ジェレミーがここぞとばかりに合いの手を入れ、ひとたび笑いが起きる。2人の掛け合いを聞いているだけでも哀しむ時間など必要ないのだと思えてしまう。劇中のロメオとジュリエットも立ち止まる暇などなく、その突き進む姿には自然な笑いの要素が散りばめられている。ジェレミー:僕たちは観客たちを人質に取るような映画にはしたくなかった。テーマ自体は凄くインパクトはあるんだけど、苦悩や哀しみを全面に出したくないし、実際にもそうだったんだ。誰にでも哀しいことはあるけど、それでもユーモアをもっていたいというのが現実じゃない?哀しいことがあって泣いていても、すぐその後には笑っている。だからこの映画の中ではそういう現実を少し誇張しながら、哀しみや苦しみの中に笑いを取り込んでいったんだ。ヴァレリー:“冗談”というもの自体、対象と距離を取る、慎ましいものよね。映画を撮るときには全てのものをコントロールできるものと思われがちなんだけど、現場にいろんな技術者やキャストがいる中で、現実が思った通りになることは絶対にないわけで、予想と現実の間でギャップが生まれるの。今回はコメディという要素が含まれているけど、ひょっとしたら自分で思っている以上に感動を呼ぶ内容になっているかもしれない。逆に、シナリオにはないコメディが生まれたこともあったわ。私たちはこの映画では実際の場所で撮影したんだけど、例えば病院の小児科の先生が間違えておもちゃの電話口を取るというシーンは、実際に先生の部屋に子供用の電話があったからそれを使ったところから生まれたし、実際にあるものを取り入れてコメディにしていったの。ジェレミー:ヴァレリーには「私たち、強盗しましょ」と言われたんだけど、実際にあった場所で撮影をするというのは、ある種乱入するということだよね。(手持ちのスチールカメラを指し)このカメラにシネマスコープのレンズを付けて、まるでスチールカメラのように思わせて、実際に回してるとバレないようにしたりして、本物の中にあるものを“強盗”したんだ。実際にあるものを“強盗”するという破天荒な方法は、キャスティングにも及んだ。実は、彼らの家族、そして当の息子・ガブリエルも本人役で登場している。ヴァレリー:この映画は親子3人の映画なので、誰かに映画を撮る許可を取ろうという考えはなく、3人の間で交わされた契約のようなものだった。ガブリエルには、このストーリーがあくまで3人の経験からインスパイアされたものであることを話したんだけど、そしたらガブリエルが「僕の役は誰が演じるの?」と聞いてきたから「まだ決まってないよ」と伝えると、「じゃ僕がやりたい」と言ってくれたの。だから彼には、彼の出演するシーンのシナリオを渡して、ちゃんと映画に参加してもらった。ただ、それから実際に出来上がった映画を彼に見せるということには躊躇があったんだ。映画の中で起きたことと現実を錯覚してしまうんじゃないかという不安があったから、もう少し彼が大きくなってから見せると決めていたんだけど、実際に映画が公開されてからは話題が沸騰して、ガブリエルのクラスのお母さんたちも友達も観ていて、みんなが観ている状況なのに自分が観ていないのはおかしくない?ということになって…。それでおばあちゃんと一緒に観に行って、観た後どうだったか聞いたら「いい映画だね」と言ってたわ。愛する息子の生命の危機という問題についても、「落ち込んで泣くよりも、闘う気持ちが大きくなるのが自然でしょ」(ヴァレリー)、「実際に直面すると意外と勇敢に立ち向かえるものなんだよ」(ジェレミー)と一糸乱れぬ合点を見せる2人。実は、いまは私生活でのパートナーの関係は解消している2人なのだが、ヴァレリーについてジェレミーが「ルールに縛られない、とにかく優等生ではないね(笑)」と太鼓判を押せば、逆にヴァレリーにジェレミーに対して思うことを聞くと、「僕の前で言われるのは気詰まりするな…」と照れながら笑顔を見せる。さて、ヴァレリーの本音は?ヴァレリー:現場でもいままでもそうだし、私たちは本当の意味でコンビなの。私がエンジンをかけて、彼がエンジンを持続する。私がエネルギーを全開にして、彼が新しいエネルギーを入れ込んでくるので、2人のエネルギーが低下することは全然ないの。今回、発見したことは…、やっぱり「寛容で気前がいい」ということね。ジェレミー:現場ではそうだけど、離れたらそうでもないよ(笑)。ヴァレリー:それから映画に対する意志を貫く強さというのを改めて感じた。少しでも良い映画を作るのは自分たちにとって闘いだから。本当に無尽蔵のエネルギーを彼は持ってるの。あともう一つは、写真映りが素晴らしいことね(笑)。ジェレミー:両親に自分のことを話されてるような気分だよ…。後ろをふり返らず、共に愛するものに並々ならぬ愛情と魂を注ぎ込む2人の相思相愛ぶりは羨望を抱かずにはいられない。そんなおふたり、既に3作目となる共同作もすでに撮影に入っているという。ヴァレリー:『手に手を取って』(原題)というロマンティック・コメディなの。私はジェレミーの姉を演じているんだけど、ジェレミー扮する男性とパリのオペラ座の芸術監督を務めている女性、全てが正反対の2人が出会う話なの。片や金持ち、片や貧乏で何もかもが逆の2人なんだけど、2人がやることには“同期性シンドローム”があって、彼女が立ったら彼も立つ。そういうミステリアスなものに自分たちもビックリするわけ。相反する関係から絆が生まれていくの。身振り手振りで説明する姿も息ぴったり。2人の激しく強い、エネルギーをぜひこの映画から受け取ってみて。■関連作品:わたしたちの宣戦布告 2012年9月15日よりBunkamura ル・シネマほか全国にて公開
2012年09月14日ザ・デュークス・オブ・セプテンバー・リズム・レヴューの追加公演が決定した。【公演情報はこちら】ザ・デュークス・オブ・セプテンバー・リズム・レヴューは3人のグラミー受賞アーティスト、スティーリー・ダンのドナルド・フェイゲン、元ドゥービー・ブラザーズのマイケル・マクドナルド、ボズ・スキャッグスが結成したバンド。この3人が日本で同じステージに立つのは初めてと言う事で、ファンの間では大きな話題となっている。スティーリー・ダンの名曲『ペグ』を始め、ドゥービー・ブラザーズ『ホワット・ア・フール・ビリーヴス』、ボズ・スキャッグス『ロウダウン』等数々のヒット曲が披露されるため、プレミアムなステージとなることは間違いない。来日公演は愛知、大阪、東京の3か所が決定していたが、東京公演売り切れ間近につき、追加公演が11月2日(金)に神奈川・パシフィコ横浜 国立大ホールで行われる事になった。追加公演のチケット一般発売は9月15日(土)午前11時より。なお、チケットぴあでは追加公演のプレイガイド最速先行抽選プレリザーブを実施中。受付期間は9月6日(木)午前11時まで。■ザ・デュークス・オブ・セプテンバー・リズム・レヴュー来日公演10月29日(月)愛知 Zepp Nagoya10月30日(火)大阪グランキューブ大阪11月1日(木)東京日本武道館11月2日(金)神奈川パシフィコ横浜国立大ホール【追加公演】
2012年09月05日米の人気ヒーロー“スーパーマン”を新生させる来夏公開の映画『マン・オブ・スティール』の予告編映像と劇場用ポスターがこのほど公開された。『マン・オブ・スティール』予告編『マン・オブ・スティール』は、人気ヒーローのスーパーマンを、これまでになかった視点と最新の映像技術を駆使して新生させるもの。『ダークナイト』三部作で“バットマン”を新生させたクリストファー・ノーランが製作を手がけ、アラン・ムーアの傑作コミック『ウォッチメン』を実写化したザック・スナイダーが監督を務める。このほど公開されたのは、主人公クラーク・ケント=スーパーマン(ヘンリー・カヴィル)の父親役を務めるケビン・コスナーとラッセル・クロウがそれぞれナレーションを務める2パターンの予告編。本作の主人公は、クリプトン星で誕生するも、ある事情で生みの親とはなればなれになり、漂着した地球でケント夫妻に育てられるという設定だが、『マン・オブ・スティール』では、生みの親ジョー・エルをクロウが、育ての親ジョナサン・ケントをコスナーが演じている。これまでの“スーパーマン”のイメージを一新させる作品だけに、予告編も派手なアクションシーンや、ジョン・ウィリアムズ作曲のスーパーマンのテーマは一切登場せず、クラーク・ケントはおなじみの新聞記者ですらない。そこにいるのは孤独で、荒れる海で漁師として働き、さらに放浪の旅にでる物静かな男=ケントだ。予告編のラストには、深い青色のプロテクタースーツに身を包んだスーパーマンが飛翔する場面が登場するが、映画ファンが愛してきた“完全無欠のヒーロー”というメージからはほど遠い。原作コミックの生誕から74年。ノーラン、スナイダーをはじめとするクリエイターたちは、全世界で愛されてきた人気キャラクターの魅力を根本から問い直し、現代の観客に新たなクラーク・ケント像を提示するようだ。『マン・オブ・スティール』2013年夏、全国超拡大公開
2012年08月27日ポルシェ ジャパンはこのほど、ドイツのポルシェAGがボルグワーナーターボシステムズをサプライヤー・オブ・ザ・イヤーに選出したと発表した。同車はガソリンエンジン用のターボチャージャーについて革新的な技術を持つことが選出の理由。ポルシェAGは昨年度のベストサプライヤー10社を選出し、シュトゥットガルトにある「ポルシェ ミュージアム」でその栄誉をたたえる授賞式を行った。10社のサプライヤーの頂点であるサプライヤー・オブ・ザ・イヤーを獲得したのはキルヒハイムボランデンにあるボルグワーナーターボシステムズ。ボルグワーナーといえばトランスミッションを連想する人も多いが、1996年にターボチャージャーで有名なKKKを買収してボルグワーナーターボシステムズ社を設立した。同社はポルシェにターボチャージャーを供給しているが、これはガソリンエンジン用としては唯一となるタービン側に可変ベーン採用している。可変ベーンは低回転時に開口面積を小さくすることで過給効率を上げ、高回転時には開口面積を小さくすることで排気圧力を下げ、過剰な過給を防ぐことができる。ターボエンジンの弱点であるターボ・ラグを解消し、低回転からレスポンスの優れたエンジンとすることが可能。ディーゼルエンジンでは広く普及しているが、ガソリンエンジンは排気温度が非常に高温で、これに耐える可変ベーンを製造するのが難しいためほとんど採用されていない。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年07月22日ライフメディアは、同社が運営するパネル「ライフメディア」にて、歯に関するインターネットリサーチを実施した。10代から60代までの男女1,359名のアンケート結果を集計したところ、1日の歯みがき回数は、2回が50.8%、1回が27.4%、3回が17.2%という結果に。男性よりも女性のほうが磨く回数が多い傾向がある。また、1回の歯みがきの平均時間は、1~3分未満と答えた人が50.9%、3~5分未満と答えた人が31.8%だった。2.7%の人は1回に10分以上磨いていた。次に、歯みがき時に使っている道具を聞いたところ、歯ブラシと答えた人は90.7%。以下、歯間ブラシが15.9%、電動歯ブラシが14.1%、デンタルフロスが12.2%などの回答があった。歯磨き粉を挙げた人は47.4%、洗口液は12.3%だった。歯ブラシの交換間隔の質問では、1カ月に1回程度と答えた人が32.9%、2カ月に1回が27.4%。3カ月以上使い続ける人は34.1%に上った。歯ブラシは使っているうちに洗浄能力が落ち、歯ぐきの傷付きや雑菌の繁殖などもあることから、一般的には1カ月以内での交換が望ましいとされている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年06月08日BeeTVで大好評絶賛配信中『L et M わたしがあなたを愛する理由、そのほかの物語』で、沢尻エリカと共演中!注目の若手イケメン俳優・中村蒼のインタビューをお届けする。●今回演じた「倉田啓」について役柄などをお聞かせ下さい。啓は、ジュエリーデザイナーを目指していて、年上のしっかりした女性“絵瑠”に対しては勢いのある、草食系とはかけ離れたガンガンぶつかっていくような年下の男の子です。年下の可愛らしい“絵夢”に対しては、彼女のことが心配で彼女も啓のことをすごく頼りにしているので、頼りがいのある男の子という感じですね。僕自身と比較すると絵瑠に対する啓はないですね。僕は女性に対してあのようなアタックはできないです(笑)。絵夢には友達のような接し方をしているのでそちらの方が自分に近いと思います。●本作で気に入っているシーンはありますか?絵瑠と喋っていてアパートの2階から地上に落ちてイテテテテ!となるシーンがあったんですが、現場では話題になりましたね。「啓として」ではないですが、おもしろいシーンになったと思っています。他には、絵瑠と川にいてジュエリーになる石を見つけるシーンがあるんですが、啓が初めてジュエリーに対するまっすぐな想いを見せるところなので、そこは啓にとっても大事なシーンだったので印象的でした。●撮影中の印象的だった出来事を教えてください。海辺で話すシーンがあったんですが、台本では僕は海に入らない予定だったんです。絵瑠役の沢尻さんが、気づいたらけっこう遠くまで行っていて、僕は絵瑠さんが好きなのに、この距離はイヤだな、近づきたいなという気持ちがあったので、海に入っていったんです。その時、足にマイクをつけていたのでもちろん壊れますよね(笑)。音声さんになんとか許してもらえましたけど(笑)。他には、絵瑠さんの部屋から帰るときに、絵瑠さんのマンションの下からベランダにいる絵瑠さんに向かって『絵瑠さんのこと好きになっちゃったかも!』というセリフがあるんです。台本を読んでいるときから「ここ恥ずかしいなぁ」って思っていたんですが、監督からは「満面の笑みでね!」と言われたので、なかなか言えない・・・というか普段も言わない言葉だよなぁ・・・と思いながらも、すごく恥ずかしかったんですが、一発で演じることができました。●沢尻エリカさんとの共演シーンが主だったと思いますが、共演する上で今回の作品に活かされたことや、参考になったことはありますか?沢尻さんは、ひとつの作品にかけている気合いというか意気込みがすごく伝わってきて、同じ仕事をしている人間として尊敬できましたね。彼女は2役ということもあり、撮影も出ずっぱりなので、体力的には大変だったと思うんですが、そういうところを見せずにいるところはカッコイイなと思いました。●その他の共演者の村上淳さん・岡田義徳さんの印象はいかがでしたか?岡田さんとは以前にも何度かお会いしたことがあって、AB型らしいんですが、変わった面白い方ですね。岡田さんと淳さんの2人とも音楽がお好きで自分でつくったりもされるので、音楽の話をよくしました。淳さんはすごく親しみやすく、変に壁をつくらない方なので、そこは仕事をするなかですごくありがたかったです。●ドラマ内では出演者のファッションにも注目できましたが、中村さんはご自身の衣装に対してはどんな印象をもちましたか?―ジュエリーデザイナーという役ということもあり、すごく特徴的な服装で、長いコートやサルエルパンツを着たりしました。普段だったら絶対着ないような服だったので、こういう機会しか着られないので楽しませてもらいました。普段はシンプルなものが好きです。●絵瑠のような姉御肌で男勝りな女性とエムのような甘え上手な妹系の女性、中村さんはどちらがタイプですか?―台本上では可愛らしい絵夢のような女性の方がいいなと思っていました。でもこのドラマで演じてみて、絵瑠のような強い女性がいいなと思いましたね。絵瑠は強く見えるんですけど、ギャップというか芯に迫るとすごく弱くて、ひとりでいるのが寂しかったり、守ってあげたいと思える女性なので。あと、料理という没頭できるものが他にあって、何かに一生懸命な人は魅力的だと思います。●ご自身の経験で、ドラマのように泣けた恋愛など、印象に残った恋愛はありますか?あまりドラマのような恋愛はないですね。失恋したこともありますが、泣くことはないですね。啓は自分とはあまりにも違うので、演じていて啓はすごくカッコイイなと思いました。好きな人にまっすぐで、その人を喜ばすためにはどうするべきなのかを考える子なので、尊敬すべき人物でした。●ジュエリーデザイナーという職業を演じていましたが、今の役者という仕事についてはいかがですか?―父親がきっかけでこの世界に入ったので、最初はやる気満々で始めたわけではないのですが、この仕事はいろんな人に会えますし、いろんなことを知れますし、今はすごく楽しいですね。役の上でジュエリーデザイナーをやれたり、昔の時代を演じることができたりするので、おもしろさを感じることができています。小さい頃はカメラマンになりたいなと思っていました。小学生のころサッカー部で、地元のTVの人が取材にきて、大きなカメラを持っているさまがすごくかっこよく見えていました。今後の目標は、ざっくりとしていますが、単純にもっと大きくなって有名になりたいと思っています。あんまり目標としてこれを言う人はいないので恥ずかしい夢かもしれませんが、素直にこれが一番の夢ですね。●これからドラマを観る人たちやファンの方へメッセージをお願いします。―人によっていろんな見方があると思うのですが、絵瑠や絵夢の2人の女性を比較して楽しんでもらったり、僕が演じる啓のガンガンぶつかっていく姿や、仕事に対する熱い想いをみて感じてもらって、カッコイイなとか、こういう男になりたいなと思ってもらえたら嬉しいです。あと、本当に自分に大切なものはなにか、実は一番近いところにあるんじゃないかということに気づくことのできるドラマなので、このドラマをみて、みなさんも、先の先は見えないかもしれないけど、目の前にあることをしっかり見つめてくれたらいいなと思います。作品情報『L et M わたしがあなたを愛する理由、そのほかの物語』出演:沢尻エリカ/村上淳/中村蒼 他BeeTVにて独占配信中●「BeeTV」視聴方法スマートフォン版月額525円で映画、ドラマ、アニメ、音楽、BeeTVが全部見放題アクセス方法:dメニュー>dマーケット>VIDEOストア powered by BeeTVまたは dマーケット>VIDEOストア powered by BeeTV iモード版月額315円でドラマ、音楽、バラエティなどが見放題アクセス方法:iメニュー>動画>BeeTV
2012年03月13日トム・ハンクスが製作・監督・脚本・主演のすべてを手掛け、ジュリア・ロバーツとの豪華共演で贈るハートフル・ストーリー『幸せの教室』。本作のストーリーは、トム・ハンクスが何年もの歳月をかけて作り上げたもの。ハンクスは高校卒業後、短期大学へ進んだがそこでの体験に衝撃を受けたと、作品の誕生秘話を語ってくれた。ハンクス:70年代半ばの高度成長期で、人々には上昇志向があった。クラスには初老の人や50代の人、ベトナム帰りの人もいた。クラスのほぼ全員と友達になって、彼らのなかでとても豊かな人生経験を手にした。その経験をもとに、ラリー・クラウンという人物を作り出したんだ。学歴のせいで仕事をクビになったラリーはどうするのか?私が高校を出た時の状況とかなり似ているんだが、ありがたいことに短期大学というものがある。そこでは、キャンパスへ行くってこと以外、何もしなくてもいいんだ。―ハンクスは『マイ・ビッグ・ファット・ウェディング』で仕事をした脚本家のニア・ヴァルダロスと組み、アイデアを膨らませていった。ハンクス:私はニアの専門知識を借りようと思った。本作には本当に実在すると思える登場人物が必要だったからね。彼女が書き直した脚本に私が手を加えるというやり方をしたんだが、最後まで何度もやり取りをしたよ。―脚本を執筆している最中に、アメリカの社会状況は変わった。金融危機が起こり、何百万もの人々が財政困難に陥り、不安な将来を押しつけられた。ハンクスは、そんな現実を脚本に組み入れた。ヴァルダロス:このストーリーのとてもリアルなところが好きよ。“こんなに必死で働いているけど、私は認められているんだろうか、この国の役に立っているのだろうか”と感じている、ごく普通の男女の話だから。私たちはみんな取り替えがきく歯車でしかないというのは、厳しい現実ね。仕事をクビになっても、もう一度立ちあがって先へ進んでいくしかないわ。ハンクス自身の体験に現実を組み入れた『幸せの教室』は、「人生は、いつからでもやり直せる」という作品メッセージとともに、今を生きる大人たちに明日への希望を贈る作品に仕上がっている。作品情報『幸せの教室』配給:ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパン5月11日(金)、TOHOシネマズ スカラ座ほか全国ロードショー(c) 2011 Vendôme International, LLC. All Rights Reserved.
2012年03月08日今月末に待望のジャパンツアーを行うマイ・モーニング・ジャケットが来日記念盤を3月7日(水)にリリースする。タイトルはずばり『マイ・モニ』(“My Moni”)、全曲が世界初CD化という貴重な内容の一枚だ。マイ・モーニング・ジャケット来日ツアー情報トラックリストは以下のとおり。1. Friends Again2. Outta My System (Alternate Version)3. Circuital (live at World Cafe)4. Victory Dance (live at World Cafe)5. The Day Is Coming (live at World Cafe)6. Slow Slow Tune (live at World Cafe)7. Butch Cassidy (live at Terminal 5)8. The Way That He Sings (live at Terminal 5)9. One Big Holiday (live at Terminal 5)10. It Beats 4 U (live at Terminal 5)11. Smokin’ From Shootin’ (live at Terminal 5)マイモニ節全開の新曲M1から、彼ららしいユーモアが垣間見えるM2、繊細で温もりのあるスタジオ・ライブを音源にしたM3~M6、2010年NYで行った5夜連続ライブからセレクトしたM7~M11まで全11曲を収録。来日前に予習しておくには絶好のスペシャル盤だ。また、来日公演を記念してマイ・モーニング・ジャケットの特設日本語サイトもオープン。日本のファンに向けたメッセージが現在アップしているほか、今後の最新ニュースなど随時サイトでアップしていくという。来日公演は3月26日(月)大阪・BIGCATでスタート。チケットは現在発売中。■My Morning Jacket『My Moni』マイ・モーニング・ジャケット『マイ・モニ』PCD-4622 定価¥1,470(税込)■MY MORNING JACKET JAPAN TOUR 20123月26日(月) 19:30開演BIGCAT (大阪府)3月27日(火) 19:30開演名古屋クラブクアトロ (愛知県)3月29日(木) 19:30開演SHIBUYA-AX (東京都)
2012年03月07日昨年9月に公開され、日本国内で100万人以上を動員したネイチャー・ドキュメンタリー映画『ライフ -いのちをつなぐ物語-』のブルーレイとDVDのリリースを記念したトークイベントが14日に行われ、タレントの小倉優子と東原亜希が登壇した。その他の写真本作は、BBC(英国放送協会)の製作で、製作費35億円、撮影日数3000日をかけ、多様な生き物たちの生態と命の営みを15にも及ぶ大陸で撮影したドキュメンタリー作品。動物たちの“家族”や“絆”がテーマにもなっている本作にちなみ、この日は公式サイトで募った一般人の母子が参加。二児の母である東原と現在妊娠6ヶ月の小倉が家族愛についてトークを繰り広げた。ふたりは、映画の中で心に残った動物は“アフリカ象”と挙げ、東原は「子象を助ける母親、母親を助けるおばあちゃん象の姿を観て、私もよく母や祖母に助けられているのでとても共感できた」と話し、これから出産を迎える小倉は「人も動物もすぐ大人になってしまうから、可愛い子供の時期は限られてるんだなと実感しました。出産したら、一日一日を大切に過ごしたい」と笑顔でコメントした。イベントの最後には、バレンタインのために用意された等身大のアフリカ象の赤ちゃんをかたどったチョコレート(高さ1.3m、体長1.8m、総重量40キロ)がサプライズで登場する演出も。ふたりは「どの世代の誰が観ても感動できる作品です! 家族で観て、より絆を深めてほしい」とメッセージを送った。『ライフ -いのちをつなぐ物語-』・プレミアム・エディション(2枚組)ブルーレイ 5985円(税込)/DVD 4935円(税込)・スタンダードエディションブルーレイ 3990円(税込)/DVD 2980円(税込)発売中発売元:エイベックス・エンタテインメント
2012年02月14日昨年9月に公開され、日本国内で100万人以上を動員したネイチャー・ドキュメンタリー映画『ライフ -いのちをつなぐ物語-』のブルーレイとDVDが2月3日(金)に発売されるのを記念し、コモドオオトカゲやゾウの群れなどを撮影する模様を収めたメイキング映像が届いた。その他の写真この度公開されたメイキング映像では、インドネシア東部のリンカ島で撮影された、コモドオオトカゲのオスがメスをめぐって闘う貴重な姿を観ることができる。並外れたパワーと鋭い歯、そして毒性の唾液を持つコモドオオトカゲ。限られた撮影時間の中で、発情期に入った2頭が出会う場面を捉えるには、最適な場所選びとタイミング、さらに運も必要だという。動画ではこの他に、興奮の冷めないコモドオオトカゲが闘いの相手を探そうと、カメラマンの直ぐ近くまでやってくるというアクシデントや、画期的な手法を用いたゾウの撮影、驚異的な視力を持つチーターを追った記録などが収められ、見応えのある映像となっている。『ライフ -いのちをつなぐ物語-』は、BBC(英国放送協会)の製作で、製作費35億円、撮影日数3000日をかけ、多様な生き物たちの生態と命の営みを15にも及ぶ大陸で撮影したドキュメンタリー作品。これまでのネイチャー・ドキュメンタリーの撮影とは異なるアプローチで、動物たちの決定的瞬間を捉え、“動物の目線”から自然の驚異を描き出すことに成功した本作は、普段見る事のできない動物たちの珍しい生態をあきらかにし、生き物たちの日々のドラマや、自然の神秘を伝えるため、危険を顧みずカメラを構える撮影隊の情熱が感じられる作品にもなっている。『ライフ -いのちをつなぐ物語-』・プレミアム・エディション(2枚組)ブルーレイ 5985円(税込)/DVD 4935円(税込)・スタンダードエディションブルーレイ 3990円(税込)/DVD 2980円(税込)2012年2月3日(金)リリース発売元:エイベックス・エンタテインメント(C) BBC EARTH PRODUCTIONS(LIFE)LIMITED MMXI.ALL RIGHTS RESEVED.(C)Kevin Flay
2012年01月20日昨年9月に公開され日本国内で100万人以上を動員したネイチャー・ドキュメンタリー『ライフ -いのちをつなぐ物語-』のブルーレイとDVDが2月3日(金)に発売されるのを記念し、抽選で映画を製作したBBC本社(英・ロンドン)の社会科見学へ招待するプレゼントキャンペーンが実施されることが決定した。その他の写真本作は、BBC(英国放送協会)の製作で、製作費35億円、撮影日数3000日をかけ、多様な生き物たちの生態と命の営みを15にも及ぶ大陸で撮影したドキュメンタリー作品。動物と同じ目線から生態を捉えることで、これまでのネイチャー・ドキュメンタリーとは違う自然の世界を描き出したBBCは、イギリスで世界最高峰の撮影後術を誇る放送局で、ドキュメンタリーの他にもニュース、ドラマ、音楽番組などを多数制作している。なかなか見ることのできないBBC現場の裏側を堪能できるチャンスなのはもちろん、今年オリンピックの開催地でもあるロンドンへの旅は思い出深いものになるはず。映画の公式サイトへアクセスすれば誰でも抽選に参加することができるので、これを機会に応募してみてはどうだろうか。また、ブルーレイ、DVDの購入者対象となる“動物にちなんだ社会科見学”招待プレゼントも企画されており、近日公式サイトにて発表される予定だ。●応募期間:映画『ライフ』公式サイトにて2月3日(金)~3月30日(金)●特賞(誰でも参加できるキャンペーン):ヴァージン アトランティック航空で行く!!『英国BBC社会科見学でロンドンへ行こう!!3泊5日の旅』◆当選人数:ペア1組2名◆実施期間:2012年5月予定●副賞(ブルーレイ、DVDの購入者対象):近日発表『ライフ -いのちをつなぐ物語-』・プレミアム・エディション(2枚組)BD 5985円(税込)/DVD 4935円(税込)・スタンダードエディションBD 3990円(税込)/DVD 2980円(税込)2012年2月3日(金)リリース発売元:エイベックス・エンタテインメント(C) BBC EARTH PRODUCTIONS(LIFE)LIMITED MMXI.ALL RIGHTS RESEVED.(C)Joseph Van Os / Getty
2012年01月10日世界中の音楽ファンやメディアが“宇宙最高のライブ・バンド”と称賛するマイ・モーニング・ジャケットの来日公演が決定した。「マイ・モーニング・ジャケット」の公演情報全米ビルボード・チャート5位を記録し、世界中で話題となった最新アルバム『サーキタル』をひっさげて行われる来日ツアー。欧米では大型フェスのメイン・ステージ(多くの場合はヘッドライナー級で)を次々と制覇してきたその圧倒的なライブが、また日本に帰ってくる!前回来日の2009年は歓喜の満員御礼。さらにスケール・アップしたライヴは、2012年最も注目のライブになるだろう。マイ・モーニング・ジャケットの来日ツアーは、2012年3月26日(月)に大阪府・BIGCAT、同27日(火)に愛知県・名古屋クラブクアトロ、同29日(木)に東京都・SHIBUYA-AXで開催。チケットの一般発売は12月3日(土)10:00より。また一般発売に先駆け、11月22日(火)昼12:00より11月28日(月)昼12:00まで主催者先行を受付。■マイ・モーニング・ジャケット 来日ツアー2012年3月26日(月) 19:30開演BIGCAT (大阪府)2012年3月27日(火) 19:30開演名古屋クラブクアトロ (愛知県)2012年3月29日(木) 19:30開演SHIBUYA-AX (東京都)
2011年11月22日9月1日に公開され日本国内で動員100万人を突破したネイチャー・ドキュメンタリー『ライフ ―いのちをつなぐ物語―』のブルーレイとDVDが早くも来年2月3日(金)に発売されることが決定した。その他の写真『ライフ』は、BBC(英国放送協会)の製作で、製作費35億円、撮影日数3000日をかけ、多様な生き物たちの生態と命の営みを地球上の全大陸で撮影したドキュメンタリー作品。現在も一部の劇場でロングランしている本作は、松本幸四郎、松たか子の親子共演による日本語版で上映されているが、ブルーレイ&DVDには、ジェームズ・ボンド役でお馴染みのダニエル・クレイグがナレーターを務めたオリジナル版も同時収録。日本語版は男女の語り手が交互にドラマを紡いでいく穏やかな印象だが、クレイグが渋いトーンで語るオリジナル版がどのような印象に仕上がっているのか気になるところだ。本作は、投じた予算や日数ではなく、撮影においても通常の自然ドキュメンタリーと一線を画する体制が組まれた。これまでの約4倍の記録数を誇る“1秒8000コマ”撮影可能なハイ・スピードカメラを導入し、通常の機材では撮影不可能だった小動物の姿や、動物たちの決定的瞬間を捉え、これまで“傍観者”でしかなかった自然ドキュメンタリーの定石をやぶって“動物の目線”から自然の驚異を描き出すことに成功。通常盤DVD/BDと同日発売になる2枚組のプレミアム・エディションには、そんな撮影の光景を記録したメイキングや、カメラマンへのインタビューが収録されており、自然界のスゴさだけでなく、ドキュメンタリー撮影の驚異と製作クルーの情熱も感じることができる。『ライフ -いのちをつなぐ物語-』・プレミアム・エディション(2枚組)BD 5985円(税込)/DVD 4935円(税込)・スタンダードエディションBD 3990円(税込)/DVD 2980円(税込)2012年2月3日(金)リリース発売元:エイベックス・エンタテインメント(C)BBC EARTH PRODUCTIONS(LIFE)LIMITED MMXI.ALL RIGHTS RESEVED.
2011年11月11日サンリオコラボシリーズジュジュ化粧品は9月29日にサンリオのキャラクターのマイメロディーとコラボした「ブライトベリー」を発売する。「ブライトベリー」はフルーツとお花のスキンコンディショナーで、2種類が登場する。昔からサンリオの人気キャラクター、マイメロディーがイメージキャラクターになった。お肌をうるおして、ひきしめてくれるスキンコンディショナーをマイメロディーがかわいく飾った。8月には数量限定でハローキティーのアクアモイストシリーズも発売されていた。2種類のタイプ。フルーツとお花。2種類あるうちの、「ブライトベリーマイメロディフルーツウォーター」はコットンで古い角質をふき取り、つるつるきれいなお肌を出してくれるウォータータイプのスキンコンディショナーだ。ひきしめ効果はりんご果汁から、香りはシトラス系でとてもフルーティーになっている。もう一種類の「ブライトベリーマイメロディフラワーウォーター」は、乾燥や毛穴の悩みに答えてくれるお花の保湿タイプのスキンコンディショナーだ。うるおい効果にはザクロ花のエキスと、ひきしめ効果にはチャ花のエキスが配合されていて、香りはスイートフローラルになっている。元の記事を読む
2011年09月13日撮影日数のべ3000日、総製作費35億円をかけたBBC史上最大のネイチャードキュメンタリー映画『ライフ ―いのちをつなぐ物語―』が1日より公開され、週末の興行ランキングで初登場1位を飾った。その他の写真映画『ライフ』は、多様な生き物たちの生態と命の営みを最新技術を駆使して捉えたドキュメンタリー作品で、今月1日から全国310スクリーンで公開がスタート。全国的に台風接近による悪天候の影響で、全国劇場の観客動員が前週から約15%減だったにも関わらず、公開後の週末4日間で興行収入約3億5千万円、観客動員数約30万人を記録。先週のランキングで第1位だった『神様のカルテ』をおさえて週末の興行ランキング首位を獲得した。本作は、日本版の案内人に松本幸四郎と松たか子を、主題歌にMr.Childrenを起用し、公開直前には東京・六本木ヒルズで本物の象を招いた大イベントを開催するなど、幅広い層の観客にアピールする宣伝活動を展開し、作品の存在と、そこで描かれる“動物たちの生きる力”を紹介し続けてきた。その結果、公開後最初の週末にはファミリー層を中心に、都市部の劇場では20代~30代の男女が多く来場。シニア層からの支持も厚いことから平日の動員も好調で、配給側は「9月中下旬のシルバーウィークに向けた追い宣伝で、引き続き多くの来場者が見込める」と話しており、天候に恵まれれば、公開2週目に初週の動員記録を更新することも予想される。『ライフ -いのちをつなぐ物語-』公開中
2011年09月06日