本年度アカデミー賞にノミネートされた、笑って泣けるドキュメンタリー映画『83歳のやさしいスパイ』より、予告編と場面写真が到着した。本作は、80~90歳のスパイを募集する不思議な求人に応募した83歳の男性セルヒオが、老人ホームに潜入し、調査を行う過程を捉えたドキュメンタリー作品。初スパイの仕事に張り切る心優しいセルヒオが、いつしか悩み多き入居者たちの良き相談相手となっていく様子をユーモアたっぷりに映し出し、また、入居者たちが漏らす本心から現代の介護施設の在り方を問う。かつて私立探偵の助手として働いた経験を持つ本作の監督マイテ・アルベルディは、ホームの許可を得て、セルヒオがスパイであるとは明かさずに3か月間撮影を行った。本作について「鑑賞後に、親や祖父母に連絡したいと思ってもらえたら」と語っている。到着した予告編では、セルヒオが私立探偵のロムロと面接するシーンからスタート。採用され、潜入捜査の説明を受けるが、音声メッセージを送ることもままならないセルヒオにロムロは不安げ。そして潜入が始まるも、ターゲットが特定できなかったり、パーティーを楽しんでしまいロムロに叱られたりと奮闘する様子がコミカルに描かれる。一方で、孤独を感じる入居者に「泣いていいんですよ」と声を掛ける優しい一面も確認することができる。また場面写真には、セルヒオがペン型の隠しカメラをルーペで覗く場面や、入居者と楽しそうに会話をする様子などが切り取られている。『83歳のやさしいスパイ』は7月、シネスイッチ銀座ほか全国にて順次公開予定。(cinemacafe.net)■関連作品:83歳のやさしいスパイ 2021年7月よりシネスイッチ銀座ほか全国にて公開© 2021 Dogwoof Ltd - All Rights Reserved
2021年04月23日綾瀬はるか主演、高橋一生共演の「天国と地獄 ~サイコな2人~」の5話が2月14日放送。綾瀬さんの“女スパイ”スタイルに「非の打ち所がない」など絶賛の声が相次ぐなか、日高がすでに“女性”と入れ替わっていた説も急浮上。様々な憶測が飛び交っている。女性刑事とサイコパス殺人鬼の魂が入れ替わってしまうという究極の入れ替わりエンターテインメントとなる本作。警視庁捜査一課の刑事・望月彩子を綾瀬さんが、ベンチャー社長だが連続殺人犯の顔も持つ日高陽斗に高橋さん。彩子の家に居候中の渡辺陸に柄本佑、彩子の後輩刑事・八巻英雄に溝端淳平、日高の妹・優菜に岸井ゆきの、彩子に疑惑の目を向ける先輩刑事・河原三雄に北村一輝といったキャストが出演。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。日高が誰かを守るために殺人を犯している、犯人ではない可能性もあるのではと思い始めた日高<彩子>のもとに、陸がやってくる。陸は彩子<日高>が使っているコインロッカーを開け、そのなかに日高宛の手紙を見つけたため会いに来たという。時を同じくして日高に関する警察が公表していない情報がSNSに拡散され、コ・アース社へのネガティブキャンペーンが巻き起こる。日高<彩子>と彩子<日高>は協力して捜査情報を漏洩した人間を探す…というのが今回のストーリー。日高<彩子>は陸を守るために自分が入れ替わったことを告白するのだが、「そうだったんだぁ」とあっさり受け入れる陸。初対面の時から日高<彩子>の癖と彩子の癖が同じことに気づいていたこともあってか、自然と“入れ替わり”を受け入れる陸に「飲み込み早すぎじゃんww」「そんな一瞬で納得できるの?」「陸の適応能力高すぎる」といった反応が。またコ・アースへネガティブキャンペーンを仕掛けたのが九十九(中尾明慶)だと判明し、九十九が入り浸る違法賭博場に乗り込むにあたり「どうせなら映画の女スパイみたいな格好してみたい」と高級ブランドの服に身を固める彩子<日高>。道行く人が振り返るほどのその美貌に「綾瀬はるかめっちゃかっこいいんだけどっ!」「綾瀬はるかのガチメイク、まじでキレイ」「綺麗すぎてストーリー入ってこない」「キレイすぎ。非の打ち所がない」などの声が殺到。また日高<彩子>から「あなた化粧とか好きよね」と問われた際、彩子<日高>は「好きですね。毎日鏡の前でうっとりしてます」と答えるのだが、このやり取りから「元々女の子と入れ替わってたんかなぁ」「日高になる前?もともと女の子だったとか…?」などのコメントも。陸が家を出て行った際に「ここは壊したくなかったんですけどね」と寂しげな表情を見せ、戻ってきた際には心から嬉しそうな表情をみせるなど、日高<彩子>が陸に対し好意を持っているようなそぶりを見せる場面もあり「もしや日高は陸に惹かれてる?」「日高さんそれは恋では」などの反応も。そんな彩子<日高>の姿に「やはり別の真犯人を庇っている線が濃厚になってきたな」「彩子が入れ替わった相手は、日高陽斗その人ではなく、既に日高陽斗と入れ替わった謎の女……とか?」「日高はずっと前から真犯人と入れ替わってたか誰かをかばってるってこと?」など日高の素性や真犯人についても様々な憶測が巻き起こっている。(笠緒)
2021年02月14日ジェシカ・チャスティンがプロデュースする女性のスパイ映画『355』の公開が、1年延期されることになった。新たな公開日は2022年1月14日。当初の予定は2021年1月15日だったが、再びコロナ感染が拡大し、世界中で劇場が閉まっているのを受けてのこと。アメリカで最も重要なロサンゼルスとニューヨークシティでも、当分、映画館が再開する目処は立っていない。出演はチャステインのほか、ルピタ・ニョンゴ、ペネロペ・クルス、ダイアン・クーグラー、ファン・ビンビン。彼女らが演じるスパイはライバルだったが、第三次世界大戦が起こる危機を目前に、お互いと協力し合うことになる。監督はサイモン・キンバーグ。文=猿渡由紀
2020年11月24日先月、2年ぶりに心臓の手術を受けたアーノルド・シュワルツェネッガー(73)が、Netflixのスパイドラマに主演することが決定した。「Variety」誌によると、アーノルドの長いキャリアの中で、テレビドラマにレギュラー出演するのは意外にも今作が初めて。アーノルドはクリエイターのニック・サントーラ(「SCORPION/スコーピオン」)とともに製作総指揮も務める。制作スタジオは「スカイダンス・スタジオ」。アーノルドと同スタジオの付き合いは長く、『ターミネーター:新起動/ジェニシス』『ターミネーター:ニュー・フェイト』の制作もここで行われた。今作はアーノルド演じる父親とモニカ・バーバロ(『トップガン マーヴェリック』)演じる娘の父娘スパイが活躍する「グローバル・スパイ・アドベンチャー」。1時間もののドラマシリーズでタイトルは未定。各社による配信権獲得の争奪戦の末、Netflixが権利を獲得した。ファンからは「73歳でスパイってすごい」と高齢でスパイを演じることの驚きや「え、手術を受けたばかりじゃなかった?」と体調を心配する声などが上がっている。手術は難なく終えており、6日前には手術から初めて自転車に乗ったという動画をインスタに投稿し、「いい気分」とつづっている。(Hiromi Kaku)■関連作品:【Netflix映画】ブライト 2017年12月22日よりNetflixにて全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】マッドバウンド 哀しき友情 2017年11月17日よりNetflixにて全世界同時配信【Netflixオリジナルドラマ】オルタード・カーボン 2018年2月2日より全世界同時オンラインストリーミング2月2日(金)より全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】レボリューション -米国議会に挑んだ女性たち-
2020年11月13日蒼井優主演、黒沢清監督でヴェネチア国際映画祭銀獅子賞(監督賞)を受賞した『スパイの妻<劇場版>』が全国93館にて公開され、各地で満席が出るヒットスタートを切ったことが分かった。公開2日目10月17日(土)に実施した新宿ピカデリーでの舞台挨拶は、発売と同時に2回とも即完売。翌18日(日)には映画の舞台となった神戸の神戸国際松竹にて監督舞台挨拶を2回実施、こちらも早いタイミングで完売となっていた。他の同日公開作品が200館以上の大規模でスタートする中、本作は100館未満ながら高稼働。3日間(10月16~18日)の累計で動員3万6,251名、興収4737万6,520円(全国93館)を達成した。客層は全国的に中高年男女(5:5)を中心に、夫婦連れや30~50代の映画ファン、キャストファンなど幅広い層が見受けられ、新型コロナウィルスの蔓延以降に外出を控えていたシニア層も久々に映画館を訪れている模様。平日も落ちの少ない客層のため、今後さらなる動員も見込まれている。SNS上には「とんでもない傑作!」「もの凄いものを観た」という声から「必ずもう一度観る」「二度観ても面白い」とリピーターも。映画レビューサイト「coco」にも早速コメントが寄られており、coco映画レビュアーの満足度は100%。「凛とした蒼井優さんの佇まいと台詞回しに、高橋一生さんのスーツの皺の入り方まで昭和の香りが素敵」「蒼井優と高橋一生の演技はかなりの貢献度。昭和の匂い」「俳優の力量に唸る。蒼井優の昭和女優の佇まいと一途な眼差しと決意」など、1940年代という時代に巻き込まれていく、神戸の裕福な知識人夫婦を演じた蒼井さん、高橋さんを絶賛する声が多数。「夫VS妻VS憲兵の三人のキャラで最後までもっていく」「蒼井優×高橋一生×東出昌大のバランスが良かった」と、聡子の幼なじみの憲兵を演じた東出さんのヒール演技も含めて注目を集めているよう。「後半に向けての蒼井優の表情や話し振りの変化にドキドキしてしまった」「敗戦国なりの、控えめだけど、納得できる結末がお見事!」「戦争史、映画史まで盛り込んだ見応えのある愛のドラマであり、今そこにある危機まで繋げた脚本力。見る力の大切さ、信じることと騙されることは紙一重」と、現在の日本とも結びつくストーリー展開について触れる声も上がっている。『スパイの妻<劇場版>』は新宿ピカデリーほか全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:スパイの妻 2020年10月16日より新宿ピカデリーほか全国にて公開©2020 NHK, NEP, Incline, C&I
2020年10月19日第77回ヴェネチア国際映画祭にて銀獅子賞を受賞した蒼井優主演映画『スパイの妻<劇場版>』。この度、メイキング映像と現場スチールが到着した。黒沢清監督がメガホンをとり、蒼井さんと高橋一生が夫婦役を演じた本作。メイキング映像では、2人の迫真演技の裏側に迫る。本シーンは、蒼井さん演じる聡子と高橋さん演じる優作が夫婦の絆を確かめ合う、物語において重要な場面。映像冒頭では、合間に和気あいあいと笑みを浮かべて話す2人が映し出される。しかしカメラが回りだすと空気は一変、思わず引き込まれてしまう演技合戦が繰り広げられる。黒沢監督はそのシーンを真剣な眼差しで見守り、蒼井さんの目からは涙が溢れ、テストにも関わらずまるで本番のような緊張感が伝わってくる。さらに映像と同時に到着した現場スチールには、蒼井さんや高橋さんらキャストひとりひとりに黒沢監督が真摯に演出する姿が切り取られている。『スパイの妻<劇場版>』は10月16日(金)より新宿ピカデリーほか全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:スパイの妻 2020年10月16日より新宿ピカデリーほか全国にて公開©2020 NHK, NEP, Incline, C&I
2020年10月13日蒼井優主演、黒沢清監督の映画『スパイの妻<劇場版>』が、10月16日(金)より全国公開される。この度、夫婦役を演じた蒼井と高橋一生の、迫真に迫る演技合戦の裏側をとらえたメイキング映像と、現場スチールが公開された。1940年、神戸で貿易会社を営む優作は、赴いた満州で、恐ろしい国家機密を偶然知り、正義のため、事の顛末を世に知らしめようとする。満州から連れ帰った謎の女、油紙に包まれたノート、金庫に隠されたフィルム……聡子の知らぬところで、別の顔を持ち始めた夫、優作。それでも、優作への愛が、聡子を突き動かしていく……。この度公開されたメイキング映像のシーンは、蒼井演じる聡子と高橋演じる優作が、夫婦の絆を確かめ合う、物語において重要な一場面。撮影の合間、和気あいあいと笑みを浮かべて語らう蒼井と高橋だったが、カメラが回りだすと空気は一変。迫真迫る演技合戦が繰り広げられる。そして、それを真剣な眼差しで見守る黒沢監督。テストにもかかわらず、蒼井の目からは涙が溢れ、本番さながらの緊張感が伝わってくる。あわせて発表された現場スチールでも、黒沢監督が役者陣一人ひとりに対し真摯に演出する姿がとらえられている。『スパイの妻<劇場版>』10月16日(金)より全国公開
2020年10月13日蒼井優を主演に迎え、黒沢清監督がメガホンを取った映画『スパイの妻<劇場版>』の配信トークイベントが10月7日、渋谷ユーロライブにて開催された。本作は太平洋戦争開戦間近の日本を舞台に、時代に翻弄された夫婦の愛と正義をかけたミステリーエンタテインメント。高橋一生演じる、恐ろしい国家秘密を知った夫を支える妻・聡子を日本映画界を牽引する女優の蒼井が演じる。先日行われた第77回ヴェネチア映画祭では銀獅子賞(監督賞)を受賞し、日本人作品としては17年ぶりの快挙を達成。トークライブには、黒澤監督、蒼井、高橋の3名が参加し、現在の心境や撮影の裏側を語った。イベント当日、ヴェネチアから到着したトロフィーを掲げて登場した黒沢監督。「ヴェネチア映画祭のコンペティション部門に選ばれただけで、もう十分幸せだったんですが、おまけにこのような賞をいただけて…。そのニュースを聞いたときは『やった』と思いつつ、実感がなかったんですが、このトロフィーが届いて、なにやら映画の歴史に名前が刻まれたんだなという感慨がわいてきました」と受賞の喜びを語る。さらに、この日初めてトロフィーを目にしたという蒼井は「人生でこんな近くで(トロフィーを)見ることができるなんて……。触れる距離にあるんですけど、(おそれ多くて)全然、触ろうと思わないというか、すごい“圧”があります」とリアルな心境を明かした。今回のトークイベントは事前にファンから集められた質問や、同時進行でTwitterから寄せられた質問に3人が答える形式で開催。劇中では1940年代の衣装が登場することから、お気に入りの衣装を尋ねられた高橋は、蒼井がポスターで着用している黄色のワンピースを挙げ「かわいかった」と語った。イベントでの黒沢監督の語り口について、ライブ配信のTwitterでは「監督が優しい!」というコメントが多く寄せられたが、蒼井は「今回で(一緒に仕事をするのは)3本目なんですが、初めて監督が神戸の出身で、関西人なので笑いをなるべく大切にされていると伺って…。現場では寡黙なイメージがあったので意外でした」と黒沢監督の意外な一面を明かす。続けて、蒼井と高橋に互いの印象や魅力を尋ねると、高橋は「夫婦役は2度目だったんですが、お芝居に関しては全幅の信頼を置いているので、楽しみで仕方がなかったです」と笑顔で振り、蒼井は「尊敬してる先輩なんですが、一緒に何かを作るということをさせていただけるのがありがたいです。すごい先輩であることを知りつつ、一緒に歩んでくださることに感謝しています。できればまた共演したいです!」と再共演を熱望した。高橋は本作について「見方によっていろんな捉え方ができる映画。根幹にあるのは、人が人を思うということ、人間的に生きていくための根源的なテーマが随所にまぶされている作品だと思います」と語り、蒼井さんは「人によってはホラーよりも怖い映画だと思います。夫婦の映画でありながら、ミステリーであり、謎がたくさんあって、見る人の数だけ答えがあります。ぜひ劇場で面白さと恐ろしさを楽しんでください」とメッセージを送る。最後に黒沢監督が、改めて蒼井さん、高橋さんについて「すさまじいお芝居を見せてくれる」と絶賛。「時に剛速球を、時にはすごい変化球が見ている方に飛んでいくので覚悟してご覧ください。それはみなさんを傷つけるのではなく、必ず心の中に刺さっていくと思いますので、どうか真正面から受け止めてください」と語り、トークライブは幕を閉じた。『スパイの妻<劇場版>』10月16日(金)全国公開
2020年10月08日ジェシカ・チャステイン、ルピタ・ニョンゴ、ダイアン・クルーガー、ペネロペ・クルス、ファン・ビンビンという豪華女優たちが最強の国際派スパイチームを結成する『The 355』(原題)のトレーラーが初解禁。全米で2021年1月15日より公開される。本作は、『X-MEN:ダーク・フェニックス』などのサイモン・キンバーグ監督がジェシカと再タッグ、「SMASH/スマッシュ」の女性脚本家テレサ・レベックとキンバーグが脚本を手掛けたスパイアクションスリラー。モロッコからパリ、上海などを飛び回る世界各国の女性スパイたちの顔ぶれが何と言っても超豪華。CIAのエージェントにはアカデミー賞ノミネートのジェシカ、ドイツのエージェントにはカンヌ女優賞受賞のダイアン、MI6のコンピュータ専門家にはアカデミー賞受賞のルピタ、熟練したコロンビア人心理学者には同じくアカデミー賞女優のペネロペ、そして彼女たちのすべての動きを追跡している謎の中国系女性をファンが演じている。さらには、『アベンジャーズ』シリーズのセバスチャン・スタン、『ガール・オン・ザ・トレイン』のエドガー・ラミレスなども出演。タイトルの「355」とは、「007」と同様スパイのコードネームで、18世紀のアメリカ独立戦争時に暗躍していたといわれるアメリカ最初の女性スパイを示すとか。解禁されたトレーラーは、世界を股にかけた全員女性のスパイチームと彼女たちのシスターフッド(連帯)に期待高まる映像となっている。(text:Reiko Uehara)
2020年10月06日メイベリン ニューヨーク(MAYBELLINE NEW YORK)のリキッドリップ「SPステイ マットインク」から、限定色「スパイシー テラコッタ」コレクションが登場。2020年10月10日(土)より限定発売される。メイベリン ニューヨークのアイコニックなマットリップ「SPステイ マットインク」の限定色は、さりげなくスパイスを効かせてくれる秋色「スパイシー テラコッタ」カラー。ブラウンやレッドのニュアンスを持つ限定3色が揃う。こっくりとしたテラコッタカラーは、ひと塗りするだけでこなれ感がアップ。肌なじみも良いのに、いつものメイクとは一味違う旬のメイクアップを叶える。「SPステイ マットインク」といえば、メイベリン ニューヨークを象徴するリキッドマットリップ。高発色のフォーミュラが見たままに発色し、美しい仕上がりが長時間続く。塗った後しっかり乾かすのが長持ちのポイントで、“落ちないリップ”として人気。アプリケーターで輪郭を縁取ればしっかり発色、指でぽんぽんとぼかせばナチュラルな仕上がりを楽しむことができる。【詳細】メイベリン ニューヨーク「スパイシー テラコッタコレクション」メイベリン SPステイ マットインク 限定3色 1,500円+税(編集部調べ)発売日:2020年10月10日(土)【問い合わせ先】メイベリン ニューヨーク お客様相談室TEL:03-6911-8585
2020年10月05日蒼井優の主演最新作で高橋一生と共演した映画『スパイの妻』の黒沢清監督が、第77回ヴェネチア国際映画祭にて銀獅子賞(監督賞)を受賞。蒼井さんと高橋さん、そして黒沢監督から喜びのコメントが到着した。ヴェネチア国際映画祭はカンヌ・ベルリンと並ぶ世界三大映画祭のひとつであり、世界最古と呼ばれる歴史深い映画祭。今回、そのコンペティション部門に唯一の日本映画として選出された本作。9月9日(水)22:00(現地時間)のワールドプレミアは早々に完売となり、世界の黒沢清ファンが駆けつけ、新型コロナウィルス感染症の影響で監督・キャストは不在にもかかわらず、上映後はあたたかな拍手の音が響いたという。上映後の評価も上々、「近年の黒沢作品の最高傑作!」(Indiewire)、「純粋に楽しむことができ、国際的にも受け入れられるエンタテインメント」(Variety)、「黒沢監督はこの作品で、新たな野心的出発を遂げる」(Screendaily)と海外メディアからも高評価。審査員のひとりクリスティアン・ペッツォルト監督(『未来を乗り換えた男』)は「大好きな作品です。オペラ的なリズムと画作りで政治ドラマを描く。このような作品には久しく出会っていませんでした。30~40年代の伝統的な世界を現代のスタイルで表現しています」と本作を絶賛した。2018年の『ゴールデン・リバー』ジャック・オーディアール、2019年の『ホモ・サピエンスの涙』ロイ・アンダーソンに続く、監督賞にあたる銀獅子賞となった黒沢監督。日本映画としては2003年の『座頭市』北野武監督以来、17年ぶりの快挙。溝口健二監督が『雨月物語』(53)『山椒大夫』(54)で2度、黒澤明監督が『七人の侍』(54)、熊井啓監督が『千利休 本覺坊遺文』(89)で受賞しており、日本では5人目の受賞者となった。現地時間9月12日に発表された受賞結果に、黒沢監督は「スタッフと俳優の力が最高のかたちで組み合わさった結果だと思っています。映画の可能性は無限なのだと、この歳になって実感しました」とコメント。主演の蒼井さんは「(審査員長の)ケイト・ブランシェットさんから監督のお名前が呼ばれた瞬間、現場の片隅で、モニターを静かに並んで見つめられていた、監督と奥様の後ろ姿を思い出しました。たくさんの映画仲間から連絡が入り、みんなとても興奮し、感動し、喜んでいます。黒沢監督、本当におめでとうございます。これからも監督の映画を楽しみにしています」と語り、撮影現場に思いを馳せた様子。また、高橋さんも「この作品が世界で評価されることを嬉しく思います。黒沢監督のもと、あの空間、あのスタッフ、キャストと共に作品を作り上げていく時間は、最高の体験でした」と振り返っていた。第77回ヴェネチア国際映画祭主な受賞結果■金獅子賞(最優秀作品賞)『ノマドランド』クロエ・ジャオ監督■銀獅子賞(審査員大賞)『Nuevo orden』(原題)ミシェル・フランコ監督■銀獅子賞(監督賞)『スパイの妻』黒沢清監督■女優賞ヴァネッサ・カービー『Pieces of a Woman』(原題)■男優賞ピエルフランチェスコ・ファヴィーノ『Padrenostro』(原題)■脚本賞チャイタニヤ・タームハネー『The Disciple』(原題)■審査員特別賞『Dorogie tovarishchi』(原題)アンドレイ・コンチャロフスキー■マルチェロ・マストロヤンニ賞(新人俳優賞)ルーホッラー・ザマニ『Khorshid』(原題)『スパイの妻』は10月16日(金)より新宿ピカデリーほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:スパイの妻 2020年10月16日より新宿ピカデリーほか全国にて公開©2020 NHK, NEP, Incline, C&I
2020年09月13日9月9日昨日、「第77回ヴェネチア国際映画祭」コンペティション部門の公式会見に、『スパイの妻』主演の蒼井優、共演の高橋一生、そして黒沢清監督がリモートで登壇した。昨今の状況により、現地入りは実現出来なかったが、3人はスペースFS汐留に集まり、映画祭の会場であるイタリア・ヴェネチアと中継を繋ぎ、世界に向けて本作への思いを語った。このテーマを選んだ理由についてまず黒沢監督は「社会と個人が引き裂かれ、対立するわかりやすい職業・存在としてスパイがいました。それ以上に、スパイと聞いた瞬間、ある種の映画的魅力が発揮できるんじゃないか?と思うような、映画に撮って魅惑的な言葉のひとつだと感じました」とコメント。今回夫婦役で共演となった高橋さんと蒼井さんは「聡子と優作の関係性は非常に繊細です。互いに思い合う形が違う。表層的なものと、(実際に)内側で思っているもの違いを、黒沢監督が切り取ってくださった。優作を演じる際は、個人の主観やバイアスもあるでしょうが、脚本に忠実に、目の前にいる蒼井さんとお芝居を通して会話することを心がけていました」(高橋さん)。「優作さんがいるから、自分がいるという感覚だったのが、途中から優作さんと共に生きる喜び、一緒に何かを成し遂げようとする喜び、一心同体になっていく喜びを持つようになり、物語を動かしていると思い、その気持ちを大切に演じました」(蒼井さん)と思いを語った。また、日本マスコミ向けの会見も行われ、今回の会見について問われると、蒼井さんは「そこに行けないことを実感するとともに、この状況でも映画は海を渡るという喜びを噛みしめています。こういう形で映画を喜ぶ瞬間があり、映画祭の灯が消えないようにつながっている。それが今年限りであることを祈っています」と収束を願い、高橋さんは「残念という気持ちもありますが、リモートであっても参加させて頂けることを光栄に思い、汐留からヴェネチアを楽しみました。非常にいい経験ができたと思っています」とリモートでの参加をふり返る。そんな2人について魅力を聞かれた黒沢監督は「どこも素晴らしいけど、声が特に素晴らしい!」と言い、「声のすばらしさに関しては、世界のどの人が見ても、『この人はどんな人なんだろう?』と興味がわく強烈な魅力を持っていると思います」と賛辞を贈った。『スパイの妻』は10月16日(金)より新宿ピカデリーほか全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:スパイの妻 2020年10月16日より新宿ピカデリーほか全国にて公開©2020 NHK, NEP, Incline, C&I
2020年09月10日9月9日(水)、第77回ヴェネチア国際映画祭コンペティション部門の公式会見に映画『スパイの妻』の黒沢清監督、蒼井優、高橋一生がスペースFS汐留にてリモートで登壇。映画祭の会場であるイタリア・ヴェネチアと中継を繋ぎ、世界に向けて本作への想いを熱く語った。本作は日本映画界を牽引する黒沢清監督がメガホンを取った、ミステリーエンタテインメント。1940年の太平洋戦争開戦間近の日本を舞台に、時代に翻弄される夫婦の絆を描いている。主演を務めるのは、映画やドラマに数多く出演し、アーティストしても活躍する俳優・高橋一生。高橋演じる主人公・優作を愛する妻の聡子に蒼井優、そのほか東出昌大や坂東龍汰など、豪華俳優陣が集結している。公式会見に登壇した黒沢監督は今回のテーマを選んだ理由について、「社会と個人が引き裂かれ、対立するわかりやすい職業・存在としてスパイがいました。それ以上に、スパイと聞いた瞬間、ある種の映画的魅力が発揮できるんじゃないか?と思うような、映画に撮って魅惑的な言葉のひとつだと感じました。」と説明。高橋と蒼井は、それぞれ「脚本に忠実に、目の前にいる蒼井さんとお芝居を通して会話することを心がけていました」(高橋)、「途中から優作さんと共に生きる喜び、一緒に何かを成し遂げようとする喜び、一心同体になっていく喜びを持つようになり、物語を動かしていると思い、その気持ちを大切に演じました」(蒼井)と、本作で夫婦役を演じるにあたり、意識していたことを明かした。今回は映画祭の会場であるイタリア・ヴェネチアに足を運べず、リモートでの出演となったが、蒼井は「手塩をかけて作った作品がヴェネチアの観客に触れるという、とんでもない緊張感を含めての映画祭。そこに行けないことを実感するとともに、この状況でも映画は海を渡るという喜びを噛みしめています」と、緊張と喜びを同時に味わった様子。また、記者から「高橋さんと蒼井さんについて、国際映画祭の場で世界に向けて誇れる魅力は?」という質問が飛び出すと、黒沢監督は「どこも素晴らしいけど、声が特に素晴らしい! 声が素晴らしい人は、後ろを向いてても、遠くにいても、場合によっては画面にいなくても存在感が強烈にこちらに伝わってきます。声のすばらしさに関しては、世界のどの人が見ても、『この人はどんな人なんだろう?』と興味がわく強烈な魅力を持っていると思います」とふたりの魅力について、活き活きと語っていた。『スパイの妻』10月16日(金)新宿ピカデリーほか、全国ロードショー
2020年09月10日8月20日、映画『ソニア ナチスの女スパイ』の公開記念トークショーが東京・秋葉原にあるアキバシアターで開催された。本作は、9月11日(金)に公開される二重スパイとしてナチスに潜入した女優の驚愕の実話を映画化した歴史ドラマ。長編『The King of Ping Pong(英題)』でサンダンス映画祭グランプリを受賞したイェンス・ヨンソンがメガホンを取り、『ウエストワールド』『ヘラクレス』のイングリッド・ボルゾ・ベルダルが主演を務める。映画公開に先立ち開催された記念トークショーには、映画コメンテーターのLiLiCoと国際ジャーナリストの山田敏弘が参加した。8月上旬に雨で滑って転倒し、左膝を負傷したLiLiCoは松葉杖姿で登場。さらに声帯手術後の大怪我ということもあり、二重スパイならぬ二重の困難を体現していると指摘されたLiLiCoは「たしかにソニアみたいに二重か……。日本人は紐づけが上手いな!」と感心していた。本作を鑑賞したLiLiCoは「難しいテーマだと思って構えてしまいがちだけれど、芸術の秋だし、映画の秋なので頭をフルに動かして物語に浸ってほしい。それに根本にあるのは親子や家族の普遍的な絆。ソニアの人生の一部を共にできて凄く勉強になりました」と熱弁。スパイに詳しい山田も「スパイの生態と生き様が生々しくてリアル。これぞ本当のスパイ映画。様々な人間模様を見ることができます」と太鼓判を押す。物語では、父親をナチスの強制収容所から解放するためにスウェーデンとドイツの二重スパイになった人気女優ソニアの姿に感動したというLiLiCoは「会えない葛藤もそうだし、超オシャレだったお父さんがボロボロになった姿を見ただけで泣けてくる」と語った。第二次世界大戦当時のノルウェー・オスロでは多数のスパイが活動していたそうで「この時代には世界中から大量のスパイが投入され、水面下で熾烈な情報戦を繰り広げていました。探り合いとだまし合い。ドロドロしていたイメージがあります」と説明した上で、「スパイに成り切り、素性を隠して嘘を突き通せる人がスパイ向き」と話す山田。それに対し、LiLicoは「ならできます!だって私はずっと日本でLiLiCoを演じているわけだから」「私はアイドルを目指して日本に来たの。今もアイドルを目指している途中ですから。……笑わないで!」と野望を明かしていた。『ソニア ナチスの女スパイ』9月11日(金)新宿武蔵野館ほか全国ロードショー
2020年08月21日先日、ヴェネチア国際映画祭コンペティション部門へ選出されることも発表された蒼井優主演映画『スパイの妻』より、メインビジュアルと新たな予告編が公開された。到着した予告編では、国家機密を知った優作(高橋一生)と、夫を信じる妻・聡子だったが、やがて自らもその機密を追うことに。そして、泰治(東出昌大)が2人の動向に疑いの目を向けはじめる。そしてついにスパイ疑惑で連行されてしまう優作。通報者を聞く優作に、泰治の回答は「あなたもよくご存じの方だ」とだけ…。また役者陣の手に汗握る演技に加え、「満州から連れ帰った女」「油紙に包まれたノート」「金庫にフィルム」怪しげに画面に浮かび上がる文字も気になる。さらに、本作で初めて映画音楽を手掛ける長岡亮介の壮大な旋律が、物語をより一層盛り上げていく。またメインビジュアルは、意味深な表情でこちらを見つめる聡子と、彼女とは違う方向を見つめる優作の謎めいた横顔、そして、こちらを睨みつける泰治の3人が写し出されているミステリアスな1枚が完成した。『スパイの妻』は10月16日(金)より新宿ピカデリーほか全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:スパイの妻 2020年10月16日より新宿ピカデリーほか全国にて公開©2020 NHK, NEP, Incline, C&I
2020年08月07日蒼井優主演映画『スパイの妻』が、第77回ヴェネチア国際映画祭のコンペティション部門に正式出品されることが決定。蒼井さんと共演の高橋一生、そして黒沢清監督からコメントが到着した。9月2日(現地時間)よりイタリアで開催される、世界三大映画祭のひとつ「ヴェネチア国際映画祭」。今回、本作が出品される映画祭のメインであるコンペティション部門には、毎年各国の実績ある監督たちが名を連ねている。近年では、『ジョーカー』『ROMA/ローマ』『女王陛下のお気に入り』『シェイプ・オブ・ウォーター』などが主要賞を獲得している。また、これまでも数々の国際映画祭で受賞を重ねてきた黒沢監督は、役所広司ら出演『叫』や、蒼井さんも出演した「贖罪」に続き、3度目の出品。コンペティション部門に選ばれるのは、本作が初。黒沢監督は「嬉しい、と同時にたいへん緊張しています。1940年代の日本を生きた夫婦の姿が海外の人の目にどう映るのか、今は予想もつきません」と現在の心境を語っている。主演の蒼井さんは、塚本晋也監督作『斬、』以来、2年ぶりのコンペ出品。「今回は残念ながら現地に伺うことが叶いませんが、会場の皆様にお会いできなくても、想いは通じると信じています。誰かの明日へつながる1本になればと心から祈っております」とコメント。そして出演作が世界三大映画祭に出品されるのは今回が初となる、蒼井さんと夫婦役を演じた高橋さんは、「この時代にこの作品で、このキャストスタッフの下、黒沢組に参加出来た事が夢のようですが、その上にまた、ヴェネチア国際映画祭に参加するという嬉しい知らせを頂きました。より多くの方々に観ていただければと思います」と語った。なお、コンペティション部門の映画祭公式の対象賞は、最高賞の金獅子賞、監督賞にあたる銀獅子賞、審査員大賞、男優賞、女優賞、マルチェロ・マストロヤンニ賞、脚本賞など。現地時間9月2日から12日まで行われ、受賞結果は映画祭最終日に発表予定となっている。『スパイの妻』は10月16日(金)より新宿ピカデリーほか全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:スパイの妻 2020年10月16日より新宿ピカデリーほか全国にて公開©2020 NHK, NEP, Incline, C&I
2020年07月28日英国映画界・演劇界の至宝ジュディ・デンチを主演に迎え、イギリス史上最も意外なスパイの実話から生まれた衝撃作『ジョーンの秘密』。この度、スパイ容疑で告発されたジョーンが若かりし頃に恋した相手として出演するトム・ヒューズのインタビューと、トムが熱弁を振るう本編映像が到着した。TVシリーズ「女王ヴィクトリア」のアルバート公役で高く評価され、「THE GAME」では70年代のスパイを演じていたトム・ヒューズ。本作では、恋と政治の駆け引きで若かりし頃のジョーンを翻弄するロシア人の恋人レオを演じている。イギリス郊外で穏やかな一人暮らしを送っていたジョーン・スタンリー(ジュディ・デンチ)。ところが、2000年5月、ジョーンはロシアに機密情報を流したというスパイ容疑でMI5に逮捕されてしまう。捜査官の取り調べは、1938年まで遡り…。第2次世界大戦目前、その時代を生きたレオというキャラクターについてトムは、「共産党の活動に深く関与していたケンブリッジの学生なんだ。彼は闘争、発展、共産主義を広めることに心酔していく。そこで、初めてジョーン(ソフィー・クックソン)を紹介されたとき、レオはすぐに二つの何かを感じたんだよ。それは恋愛への情熱と政治的な理想を追求する情熱なんだ。二人は惹かれ合って、同じ世界で生きていくことになる」と語る。その強烈なカリスマ性については、「彼は社会にとらわれていない存在だから、常に魅力的なんだよね。そういう人たちはとにかく自由で、快活さのような不思議な何かがあって、悪びれない。潜在的に人を引き付けるものを持っている。それはたいてい自滅的だったりするんだけど、彼と一緒にいる人には中毒性があるんだ」とレオの魅力について分析。そんなレオと恋におちるジョーンだが、彼女に対して「ジョーンはあらゆる面において未熟で、たぶんレオと一緒にいることへの危険性に対して認識できていなかったから、夢中になって、魅了されてしまったんだと思う。小さな町で育った彼女が知っていたものとは正反対で、典型的な、型破りな男だったから」と語った。ジョーンの心を奪い、彼女と情熱的な恋愛関係になるレオという役は、礼儀正しくてチャーミングで危険な香りがただよう男だ。キャスティングに対して「マクベス」や「冬物語」などジュディ・デンチの名作舞台を何作も演出した、本作の監督トレヴァー・ナンは、「僕が最初に考えたのがトムだった。彼が250人の聴衆を相手に長いスピーチをする大きなシークエンスがあるんだけど、トムは文句ひとつ言わず、全力でそのシーンを14回も演じてくれたよ」と言い、「かなり前から一緒に仕事をしたいと思っていた」と念願のキャスティングだったことを明かしている。なぜジョーンは祖国を裏切ったのか、KGBに利用されたのか、レオへの愛のためなのか、それとも。スリリングな謎解きに息をのみ、クライマックスのジョーンのスピーチに、いまを生きる私たちに深くつながる物語であることに気づかされる本作。ジョーンが若きころに夢中になった“危険な男”レオの、説得力のある魅力的な姿からも目が離せない。『ジョーンの秘密』は8月7日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2020年07月25日蒼井優主演、黒沢清監督とタッグを組んだNHKドラマを、新たに劇場版として構築した映画『スパイの妻』より、劇中場面写真が到着した。蒼井さんが、高橋一生と『ロマンスドール』に続いて夫婦役を演じた本作。6月にNHK BS8Kにて放送されたドラマを、スクリーンサイズや色調を新たに劇場版として構築した。今回到着した場面写真には、蒼井さん演じる聡子が、夫・優作(高橋さん)に背を向け、内に秘めた思いを発しようとするシーンや、床に崩れ落ちながらもお互い見つめ合う場面など、夫婦の印象的なシーンが切り取られている。また、太平洋戦争開戦間近の日本を舞台にした本作。軍服に身を包んだ神戸憲兵分隊長・津森泰治(東出昌大)の姿も。さらに、聡子が疲れ切った優作の甥・竹下文雄(坂東龍汰)からあるノートを受け取り、困惑の表情をみせる場面、複数の拳銃を向けられる場面など、ミステリアスな雰囲気の場面写真も到着した。『スパイの妻』は10月16日(金)より新宿ピカデリーほか全国にて公開。(cinemacafe.net)
2020年07月22日ウィル・スミスとトム・ホランドというビッグネームの声の共演もあり、『アイス・エイジ』シリーズで知られるブルースカイ・スタジオの最新作『スパイ in デンジャー』が久々に日本で(他社のアニメ作品と同様に)劇場公開されることを期待していたファンは多いはず。全米では2019年のクリスマスシーズンに公開され、当初は5月22日(金)公開予定だった今作は、コロナ禍転じて福と成すということか、スタートしたばかりのディズニー公式動画配信サービス「Disney+(ディズニープラス)」にて配信公開されることになった。息つく暇もないスピード感ある展開にスパイ・アクションやガジェットが満載で、102分があっという間。もちろん映画館で楽しめたならベストだったとは思うが、配信だからこそ、大人も子どもも気軽に観てほしい魅力が詰まっている。ウィル&トムホがイメージそのまま、アニメの姿に何と言っても、最高にスタイリッシュなエリートスパイのランス・スターリングと、奇想天外なガジェットを開発する若き発明家ウォルター・ベケットが、アニメーションのキャラクターながら、もうウィルとトムホにしか見えないハマりっぷり。ウィルといえば、実写版『アラジン』でも持ち前の軽妙なトークとウィットに富んだユーモアでジーニーに新たな魅力を加え、同作の大ヒットにひと役買ったが、今作では“ハトになっても”その魅力が全開。アニメーションの声を担当するのは、2004年のドリームワークス製作『シャーク・テイル』以来、約15年ぶりとはいえ、キャラクター設定やストーリーなど企画段階から関わっていただけある。まるでウィルの分身のようなキャラクター:ランスがジェームズ・ボンドやイーサン・ハントさながらにカッコいいエージェントとして、しかも“アガる”ラップミュージックにノって活躍するのだから楽しくないわけがない。また、日本びいきのウィルだけに、冒頭を飾るミッションも“岩手県”のとある怪しい五重塔からスタート、「こんにちは」と日本語の挨拶も飛び出し、ヤクザのキムラ(マシ・オカ)と対決する。一方、そのエリートスパイを、あろうことかハトの姿に変えてしまう珍薬を開発するウォルター役は、MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のピーター・パーカー/スパイダーマンとしてお馴染みのトム。ヒーローにして天才科学者トニー・スターク/アイアンマンを師と仰ぐピーター同様、今作でもずば抜けた発想力と頭脳を持つものの、周囲からは“変人”と呼ばれてしまうキャラ。先日解禁されたインタビュー映像でも、また“スーパーナード”の役と照れくさそうに自己紹介していたトムが印象的だった。彼が演じるウォルターは、15歳で世界最高レベルの名門マサチューセッツ工科大学(MIT)を卒業した超逸材だ。『007』でいえばQ、『ミッション:インポッシブル』シリーズではベンジーのように、ガジェット開発や技術担当としてハトになってしまったランスをサポートする。ありがちなキャラといえばそうだが、彼の実験室にはK-POPガールズグループの女王「TWICE」が流れ、作業の合間には韓流ドラマで涙する、という時流を読んだ(?)今時の若者である点が面白い。韓流ドラマはちょっとした伏線にもなっているので要チェック。スパイ・アクション映画ファンも必見のワケこの凸凹なコンビが世界中を巻き込むピンチを前にチームを組み、ドローン型のアサシンロボや巧みな変装ギミックを持つ強敵キリアン(ベン・メンデルソーン)に立ち向かっていく。2人の関係性は『コードネーム U.N.C.L.E.』のナポレオン・ソロとイリヤ・クリヤキンのように水と油で、『キングスマン』のハリーとエグジーのような師弟関係ともいえ、そんな彼らが次第にチームらしくなっていく点も見どころ。その冒険の物語は、オープニングからして『ミッション:インポッシブル』のごとく導火線で幕を開け、タイトルバックのキャラクターのシルエットは60年代の『007』映画のよう。カーチェイスが白熱するあまり、車が階段を飛び跳ねるシーンもどこかで観たような…。ウィル演じるランスがペン型ガジェットを手にすれば、『メン・イン・ブラック』のニューラライザーがつい浮かんでくるし、ターゲットを執拗に追い続けるドローンやヴェネチアを舞台にした大アクションはまるで『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』!そんなオマージュが随所にあり、さらにアニメーションだからこそ描けるスケール感や定石をくつがえす展開が味付けをする。また、同じくブルースカイ・スタジオの『ブルー』シリーズでは絶滅危惧種のインコが主人公だったが、今回も細やかな観察やリサーチから生まれたであろうハトの習性や動きの描写はデフォルメされながらもリアルで、それをウィルが演じるからこそ余計にコミカル。そもそもハトはどんな街にも溶け込めるため、スパイの隠密行動には最適なのかも!?これまで見たことのないスパイ・ガジェットが伝えるもの有能なスパイゆえに、“群れない主義”だったランス。だが、ハトとなってしまっては“得意分野”がまるで違ってくる。優れたテック担当のウォルターが共にいて1つのチームとなり、ときにはその魅力で“ハト仲間”さえも惹きつけるからこそ、強敵に立ち向かうことができるのだ。今作を、世代を問わず、できれば家族揃って観てほしいと思うのは、このランスとウォルターのようにそれぞれの違い、長所や弱みを受け入れることの大切さを描いているから。少年時代のウォルターが母親と語り合ったように、あくまでも平和的な技術で「世界を変える」という彼の科学者としての信念を通じて、寛容さや相互理解、連帯というテーマが浮かび上がってくるからだ。目には目を、火には火を、拳には拳を…やられたらやり返し、暴力に対してさらなる暴力を重ねることは果たしてどうなのか?アロマを使った正直ガスやキラキラなラメと子猫の癒しのパウダーなど、天才発明家ウォルターが作り出す“人を傷つけない”ガジェットの数々は、例えば「Black Lives Matter」や香港の付箋の壁「レノン・ウォール」のような非暴力の抗議の拡散をも思い起こさせる。『スパイ in デンジャー』は7月10日(金)よりディズニープラスにて独占公開。(text:Reiko Uehara)■関連作品:スパイ in デンジャー 2020年、ディズニー公式動画配信サービスにて公開予定©2020 Twentieth Century Fox Film Corporation
2020年07月09日『アイス・エイジ』や『ロボッツ』『ブルー 初めての空へ』などのブルースカイ・スタジオ製作で贈るアクション・コメディ・アニメーション『スパイ in デンジャー』から、主人公の声を担当したウィル・スミスとトム・ホランドのインタビュー映像が初公開された。数々の危機に立ち向かい、超難関ミッションに挑む世界トップクラスのスパイ、ランス・スターリング役を、『メン・イン・ブラック』シリーズや実写版『アラジン』のジーニー役のトップ俳優ウィル・スミス、平和を愛するちょっぴりドジな天才発明家ウォルター役を、『アベンジャーズ/エンドゲーム』などでスパイダーマンを演じている若手人気俳優トム・ホランドが演じることで話題の本作。物語の冒頭は、日本を舞台に始まる。そんな本作から、今回公開されたのは、ハトになってしまう世界最強スパイ“ランス”を演じたウィルと、天才発明家“ウォルター”を演じたトムのインタビュー映像。映像では、それぞれの演じたキャラクターの魅力や、作品の見どころを熱く語っている。ウィルは「とにかくおもしろいストーリー」と語り、いつも一匹オオカミを気取っていたスゴ腕スパイがハトの身体になってしまったことでチームワークの大切さを理解するようになる点をアピール。また、トムは「またオタクっぽい役」で、「ジェームズ・ボンドやイーサン・ハント級」のランスを助けるウォルターについて語り、「昔からフクロウの鳴き声だと思っていたのがハトの鳴き声だった」という仰天エピソードも披露!ほかにもここでしか聞けない、作品の裏側など、見どころ満載の映像となっている。『スパイ in デンジャー』は7月10日(金)よりディズニープラスにて独占公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:スパイ in デンジャー 2020年、ディズニー公式動画配信サービスにて公開予定©2020 Twentieth Century Fox Film Corporation
2020年07月07日ディズニー公式動画配信サービス「Disney+(ディズニープラス)」にて7月10日(金)より独占公開となる『スパイ in デンジャー』から、最新予告映像が公開された。本作は、『アイス・エイジ』で有名なブルースカイ・スタジオ製作、世界を舞台に駆け巡る凄腕スパイの活躍を描いた、スマートでエネルギッシュなアクション・コメディ・アニメーション作品。物語の主人公は、世界最強のスパイ“ランス”と変わり者の発明家“ウォルター”。ある任務で情報局から追われることになったランスが、平和を愛する天才発明家ウォルターが開発した薬を誤って飲んでしまったことからハトに変身!世界最強のスパイがハトの姿で、ウォルターとともに乗り越えていく。数々の危機に立ち向かい、超難関ミッションに挑む世界トップクラスのスパイ、ランス・スターリング役の声を務めるのは、実写版『アラジン』ジーニー役のウィル・スミス。そして、若き発明家ウォルター役は『アベンジャーズ/エンドゲーム』をはじめとするマーベル・シネマティック・ユニバースでスパイダーマンを演じているトム・ホランド。今回、本邦初公開となる最新の日本語吹替版予告映像では、ハトになってしまったランスと変わり者発明家ウォルターの、愉快で面白ガジェットも満載の痛快アクションを垣間見ることができる。日本語吹替版でウィル演じる主人公のランスを務めた声優・鶴岡聡は、「普段はわりとパワフルな役で起用して頂く事が多いので、アクションシーンでも冷静で余裕のあるランス・スターリングに翻弄されました。しかしながら演出家さんに導いて頂きながら、僕の新しい部分を引き出して頂けたと思うので、完成された吹替え版が楽しみです」と新境地となった様子。お気に入りのシーンを「徐々にハトになっていくシーンは、ちゃんと鳥肌まで描かれていて鳥肌が立ちました。ハトになってから車を必死に駆け上がっていくシーンは、その懸命さにグッときました。実は演じるにあたって一番楽しみにしていたシーンです」とアピールしている。『スパイ in デンジャー』は7月10日(金)よりディズニープラスにて独占公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:スパイ in デンジャー 2020年、ディズニー公式動画配信サービスにて公開予定©2020 Twentieth Century Fox Film Corporation
2020年07月03日超人気俳優ウィル・スミスとトム・ホランドがタッグを組んだ映画『スパイ in デンジャー』が、ディズニー公式動画配信サービス「Disney+(ディズニープラス)」にて7月10日(金)より日本公開されることになった。本作は、『アイス・エイジ』シリーズで有名なブルースカイ・スタジオ製作、世界を舞台に駆け巡る凄腕スパイの活躍を描いたスマートでエネルギッシュなアクション・コメディ・アニメーション作品。数々の危機に立ち向かい、超難関ミッションに挑む世界トップクラスのスパイ、ランス・スターリング役をウィル・スミス、そんなランスとタッグを組むこととなる若き発明家ウォルター役を、『アベンジャーズ/エンドゲーム』などでスパイダーマンを演じたトム・ホランドが演じる。ウィル・スミス本人が企画段階から関わった話題作ウィルは本作のストーリーやキャラクター設定など、企画段階から参加。まさに、ウィルをそのまま映画の世界へ投影したようなランスのキャラクターは、世界中のファンを虜にしてきた彼同様に、誰もがリスペクトするようなエリートスパイ。一方、トム演じるウォルターはスパイには欠かせないガジェットの数々を開発するが、奇抜なアイディアが時にランスを困惑させることも…。そのほかのキャストには、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズのネビュラ役として人気のカレン・ギラン、『キャプテン・マーベル』のタロス役や『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』のオーソン・クレニック役のベン・メンデルソーン。さらに海外ドラマ「HEROES」シリーズやプロデューサーとしても知られるマシ・オカら、豪華キャストがずらりと肩を並べる。監督は、本作が長編映画監督デビュー作となるトロイ・クエイン、ニック・ブルーノが務める。『スパイ in デンジャー』は7月10日(金)よりディズニープラスにて日本公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:スパイ in デンジャー 2020年、ディズニー公式動画配信サービスにて公開予定©2020 Twentieth Century Fox Film Corporation
2020年06月24日蒼井優主演、映画『スパイの妻』が、2020年10月16日(金)より新宿ピカデリー他にて全国公開。第77回ヴェネチア国際映画祭においては、銀獅子賞(監督賞)を受賞した。太平洋戦争間近の日本が舞台、“時代”に翻弄される夫婦を描くNHK BS8Kで放送された同名ドラマが、スクリーンサイズや⾊調を新たにした劇場版の公開が決定。『旅のおわり世界のはじまり』『散歩する侵略者』などを手掛けた黒沢清がメガホンを握り、太平洋戦争開戦間近の日本で時代に翻弄されていく夫婦の姿を描いた、手に汗握るミステリーエンタテインメントだ。映画『スパイの妻』あらすじ1940年、神戸で貿易商を営む優作は、赴いた満州で偶然恐ろしい国家機密を知り、正義のため、事の顛末を世に知らしめようとする。聡子は反逆者と疑われる夫を信じ、スパイの妻と罵られようとも、その身が破滅することも厭わず、ただ愛する夫とともに生きることを心に誓う。太平洋戦争開戦間近の日本で、夫婦の運命は時代の荒波に飲まれていく……。主演・蒼井優、高橋一生が再び夫役に福原聡子役:蒼井優主演の蒼井優が演じるのは、スパイ容疑を掛けられた夫の妻である聡子役。自らが“スパイの妻”と罵られようとも、愛する夫と共に生きることを誓う、芯の強い女性を演じる。福原優作役:高橋一生またそんな聡⼦の夫役・勇作を務めるのは、『ロマンスドール』に続き蒼井と“夫婦役”を演じる高橋一生。1940年、満州で恐ろしい国家秘密を偶然知ってしまったことで、正義感から事の顛末を世に知らしめようとするも、反逆者の疑いを掛けられてしまった男を演じる。その他、物語のカギを握るキャスト陣は下記の通り。駒子役:恒松祐里金村役:みのすけ竹下文雄役:坂東龍汰玄理役:草壁弘子野崎医師役:笹野高史津森泰治役:東出昌大映画音楽を⻑岡亮介が担当音楽を手掛けるのは、「ペトロールズ」のリードボーカル&ギターであり、「東京事変」のギタリストとしても活動している⻑岡亮介。映画音楽初デビューとなる彼が、その優れた音楽センスによって、物語の世界観をより一層広げていく。第77回ヴェネチア国際映画祭で快挙カンヌ・ベルリンと並ぶ世界三大映画祭のひとつであるヴェネチア国際映画祭において、銀獅子賞(監督賞)に輝いた本作。日本映画としては、2003年の北野武監督『座頭市』以来17年ぶりの快挙となる。黒沢清監督は、「スタッフと俳優の力が最高のかたちで組み合わさった結果だと思っています。映画の可能性は無限なのだと、この歳になって実感しました。」とコメント。また映画に出演した蒼井優・高橋一生からも喜びの声が寄せられている。作品詳細映画『スパイの妻』公開日:2020年10月16日(金)より、新宿ピカデリーほか全国ロードショー監督:黒沢清脚本:濱口竜介、野原位、黒沢清音楽:長岡亮介出演:蒼井優、高橋一生、東出昌大、坂東龍汰、恒松祐里、笹野高史配給:ビターズ・エンド配給協力:『スパイの妻』プロモーションパートナーズ
2020年06月22日蒼井優が日本を代表する映画監督・黒沢清のもと、高橋一生と『ロマンスドール』に続いて夫婦役を演じた「スパイの妻」が、映画として10月16日(金)より劇場公開されることが決定。併せて、ティザービジュアルと予告編もお披露目された。本作は、世界中にファンを持つ黒沢清監督の最新作。6月6日(土)にNHK BS8Kにて放送されたドラマ(6月末までリピート放送中)を、今回スクリーンサイズや色調を新たに「劇場版」として構築。脚本を手掛けたのは、黒沢監督自身と『寝ても覚めても』の濱口竜介、『ハッピーアワー』の野原位の3人。また、「ペトロールズ」のリードボーカル&ギターであり、浮雲名義で「東京事変」のギタリストとしても活動している長岡亮介が、映画音楽を初めて手掛け、映画世界の奥行きをさらに広げている。主演は数々の受賞歴を誇る実力派女優・蒼井優。儚げでいて芯の強さを持ち、夫を愛し抜く“スパイの妻”聡子を圧倒的な存在感で演じ、正義の遂行のために手段を選ばぬ純粋な優作を高橋さんが魅力的に体現した。今回解禁されたのは、1940年太平洋戦争前夜、神戸で貿易会社を営む優作(高橋一生)とその妻・聡子(蒼井優)が洋装に身を包み、真っ直ぐこちらを見つめている、そのどこか緊張感のある面持ちが印象的なティザービジュアル。煌々と燃え盛る炎が夫婦へと迫り寄り、「時代の嵐が、二人の運命を変えていくーー。」というキャッチコピーと相まって、これから彼らが巻き込まれていく波乱の日々を予感させる。また、予告編では、1940年の物々しくも活気ある神戸が映し出される。「悪魔のような所業を僕は見た」と声を振り絞る優作と、スパイだと疑われる夫・優作へ「つかまることも、死ぬことも怖くはありません。私が怖いのはあなたと離れることです!」と思いの丈をぶつける聡子。優作が知ってしまった国家機密とは…?心を揺さぶる傑作を予感させる予告編が完成した。『スパイの妻』は10月16日(金)より新宿ピカデリーほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2020年06月19日イギリス史上、最も意外なスパイの実話から生まれた衝撃作『Red Joan』が、邦題を『ジョーンの秘密』として公開されることが決定。併せて、予告編とメインビジュアルが解禁となった。■ストーリー夫に先立たれ、仕事も引退したジョーン・スタンリーは、イギリス郊外で穏やかな一人暮らしを送っていた。ところが2000年5月、ジョーンは突然訪ねてきたMI5に逮捕されてしまう。半世紀以上も前に、核開発の機密情報をロシアに流したというスパイ容疑だった。ジョーンは無罪を主張するが、先ごろ死亡した外務事務次官のW・ミッチェル卿が遺した資料から、彼とジョーンがロシアのKGBと共謀していた証拠が出てきたというのだ。彼女の息子で弁護士を務めるニック立ち会いのもと、次々と明かされる驚くべき真実。仲間や家族を裏切ってまで、彼女は何を守ろうとしたのか。そして、彼女を突き動かしたものとは?■実話から生まれた衝撃作…スパイ容疑で逮捕されたのは80代の老女世界がミレニアムに浮かれていた2000年、英国ではロシアのKGBに核開発の機密を漏洩していた“核時代最後のスパイ”が、MI5の手によって暴かれたという驚愕のニュースが国内を駆け抜けた。だが、人々に衝撃を与えたのは、その事実よりも容疑をかけられた“その人物”。それは、まさに私たちの隣に住んでいるような80代の老女だったのだ。ジョーンは信じられないほどの過去を隠し続けて静かに生活を送ってきた。この数奇な実話を基に、英国の作家ジェニー・ルーニーが書き上げ、ベストセラーとなった小説の映画化が実現した。優しく温かな表情の下に、ドラマティックな半生を実の息子にも隠していたジョーンには、『マリーゴールド・ホテルで会いましょう』『オリエント急行殺人事件』などに出演、アカデミー賞に7度ノミネートされ『恋におちたシェイクスピア』で受賞した英国映画・演劇界の至宝、ジュディ・デンチ。ケンブリッジ大学で物理学を学び、第二次世界大戦中に核開発の機密任務についた若かりし頃のジョーンには、大ヒットシリーズ『キングスマン』で人気を獲得したソフィー・クックソン。恋と政治の駆け引きで彼女を翻弄するロシア人の恋人レオには、TVシリーズ「女王ヴィクトリア」のアルバート役で高く評価されたトム・ヒューズが抜擢された。監督は、「マクベス」や「冬物語」などジュディ・デンチの名作舞台を何作も演出し、彼女から「トレヴァーだから出演を決めました。脚本を読むはるか前にね」と絶大なる信頼を受けるトレヴァー・ナン。プロデューサーは『恋におちたシェイクスピア』でオスカーに輝いたデヴィッド・パーフィット。ジョーンは祖国を裏切ったのか、KGBに利用されたのか、レオへの愛のためなのか、それとも――。スリリングな謎解きに息をのみ、クライマックスのジョーンのスピーチに、いまを生きる私たちに深くつながる物語であることに気づかされる衝撃作が完成した。今回解禁された予告編では、ジョーンが逮捕されたシーンから時は一気に彼女の過去へと移り、ケンブリッジ大学で物理を学んだ若かりしジョーンの日々が映し出される。ロシア人の恋人レオとの出会いからスパイへと変貌していくさま、また「母さんは祖国を売った」「祖国のことは愛してた!」とベン・マイルズ演じる息子・ニックと言い合いになるシーンなどが収められ、ジョーンが仲間や家族を裏切ってまで守ろうとしたものは一体何だったのか、本編を期待させる予告編に仕上がっている。併せてメインビジュアルも解禁。イギリス史上最も意外なスパイ、ジョーンの現在と若かりし頃の姿が上下に配置され、過去に繰り広げられたドラマチックな半生を想像させる1枚に仕上がっている。『ジョーンの秘密』は今夏、TOHOシネマズシャンテほかにて公開。(text:cinemacafe.net)
2020年05月26日黒沢清監督が蒼井優を主演に迎え、スーパーハイビジョン“8K”で撮影するドラマ「スパイの妻」がこのほど完成したことが分かった。1940年、太平洋戦争前夜の神戸。福原聡子(蒼井優)は満州へ赴いていた夫・優作(高橋一生)の帰りを待ちわびていた。ところが帰国後、幼なじみの憲兵・津森泰治(東出昌大)から呼び出され、夫が満州から連れ帰った女の死を告げられる。嫉妬心に駆られた聡子は、夫の行動を疑う中、彼が持ち帰った重大な秘密を目にしてしまう――。本作は、戦争という時代のうねりに翻弄されながらも、自らの信念と愛を貫く女性の姿を描くラブ・サスペンスドラマ。主演の蒼井さんと高橋一生が夫婦役で共演するほか、坂東龍汰、恒松祐里、みのすけ、玄理、東出昌大、笹野高史らが出演している。今回の完成を受けて、神戸の貿易商の夫をもつ福原聡子役を演じた蒼井さんは「この時代の女性を演じるのは今回が初めてだったのですが、思い描いたところに自分が行けているのか、どこか感覚が凝り固まっているのではないか、と常に自分を疑いながらの撮影でした」と慎重に撮影を行ったよう。また「黒沢監督は、立ち位置と動きを決めてくださって、そこからどうするかは、演じる側の俳優に委ねられるため、終始『正解は何だろう?』と思いながら演じていました。正解を当てに行くというよりは、不正解を知っていくことで役を形作っていくことができたように思います」とふり返っている。今回、初めての黒沢組参加となった聡子の夫役の高橋さんは「監督の世界観は非常に明確でしたので、動きの指示や細かな機微において、提示されたものの中でどれだけの事が出来るか、楽しみながら取り組むことができました」と参加した感想を語る。さらに「この時代の人間を演じるならではの、現代的な口調ではない台詞群を、どう解釈して出力するかという作業は、個人的にも面白い体験でした。また、撮影終盤には、大掛かりでクラシックなオープンセットを前に、百人以上のエキストラの皆さんが行き交う中で、1カットの非常に長いお芝居をやらせていただきましたが、各部署のスタッフの方々が動いていることを感じてここに参加させていただいていることの感謝と興奮がありました」と言い、「蒼井さんはお芝居で会話が出来る方なので、とても安心して刺激的な経験が出来たと思っています」とコメント。演出を手掛けた黒沢さんは「何より主演俳優二人が渾身の演技でこの時代のリアリティを体現してくれたこと、そして各スタッフたちがそれを支え、超濃密でどこか神秘的な8K映像が見る者をたちまち1940年代の日本へといざなってくれたこと、全てが最高のかたちで結びつきました。このような幸運な経験は、私の長いキャリアの中でも初めてのことです」と自信をみせている。「スパイの妻」は6月6日(土)14時~BS8Kにて放送。(cinemacafe.net)
2020年05月21日ウィル・スミス主演で5月22日(金)に公開される予定だったアニメーション映画『スパイ in デンジャー』の劇場公開中止が決定した。本作は、ウィルが主演し、「スパイダーマン」シリーズのトム・ホランドが共演したデンジェラス・スパイ・アクション・アニメーション。ルーカス・マーテルによる『ピジョン・インポッシブル』を原案とした映画で、数々の危機に立ち向かい超難関ミッションに挑む世界トップクラスのスパイ、ランス・スターリングをウィルが、彼とタッグを組む若き発明家ウォルターをトムが演じるほか、カレン・ギラン、ベン・メンデルソーン、マシ・オカら豪華キャストが参加。すでに全米では、昨年12月に公開されている。そしてこの度、ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社は「新型コロナウイルスの感染拡大防止および来場されるお客様の安全と健康を第一に考え、劇場公開を中止することにいたしました」と中止を発表。なお、劇場公開は中止となったが、ディズニー公式動画配信サービスにて、今年配信予定となる。(cinemacafe.net)■関連作品:スパイ in デンジャー 2020年、ディズニー公式動画配信サービスにて公開予定©2020 Twentieth Century Fox Film Corporation
2020年05月01日今月17日に北米公開が予定されていたアクションコメディ映画『マイ・スパイ』が、劇場公開を飛ばしてストリーミング配信されることになった。新型コロナでアメリカのほとんどの映画館がクローズしていることを受けてのもの。アメリカではAmazonプライム・ビデオが配信する。主演はデイブ・バウティスタ、監督はピーター・シガール。コロナの影響で映画の公開が続々と延期される中、ストリーミング直行を判断される作品はほかにも出てきている。ディズニーが5月末に北米公開する予定だった『アルテミスと妖精の身代金』は、Disney+に直行。またパラマウントが今月北米公開するはずだったロマンチックコメディ『The Lovebirds』は、Netflixで配信されることになった。文=猿渡由紀
2020年04月10日ウィル・スミス×トム・ホランド共演のアニメ映画『スパイ in デンジャー』が、2020年内、ディズニー公式動画配信サービスにて配信予定。なお、2020年5月22日(金)に予定していた劇場公開は中止。世界一クールなスパイが主人公?!『スパイ in デンジャー』は、世界一クールなスパイが危険で超“インポッシブルなミッション”に挑むデンジェラス・スパイ・アクション・アニメーション。ひょんなことから情報局をクビになってしまったスタイリッシュなスパイのランス・スターリングを主人公に、世界の平和を脅かす陰謀に立ち向かうストーリーが描かれる。キャラクター(キャスト)紹介主人公のスパイにウィル・スミス主人公・ランスに声を吹き込むのは、本作のストーリーやキャラクター設定など、企画段階から参加したウィル・スミス。『メン・イン・ブラック』『アラジン』を代表作に持つ彼が、今回は数々の危機に立ち向かい、超難関ミッションに挑む世界トップクラスのスパイに挑戦する。ウィルをそのままアニメ映画の世界へ投影したようなランスのキャラクター像にも注目だ。若き発明家役は、トム・ホランドまたそんなランスとタッグを組むこととなる若き発明家・ウォルター役には、マーベル映画『スパイダーマン』シリーズで主演を務めるトム・ホランドが抜擢。スパイには欠かせないガジェットの数々を開発する優れた頭脳を持ちながら、時にランスを困惑させる奇抜なアイディアの持ち主でもあるユニークなキャラクターを演じる。その他キャストに、豪華な顔ぶれが集結そのほかキャストには、マーベル作品『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズのネビュラ役を務めたカレン・ギランや、『キャプテン・マーベル』のベン・メンデルソーン、海外ドラマ「HEROES」 シリーズのマシ・オカらが参加。監督は、本作が長編映画監督デビュー作となるトロイ・クアネ、ニック・ブルーノが務める。<ストーリー>どんな危険なミッションもクールにこなす世界最強で、最高にスタイリッシュなスパイのランス・スターリング。彼は、ある任務で押収した最新鋭の武器を横流ししたという汚名を着せられ、情報局から追われることになる。真相を追ううちにランスは、世界の平和を脅かす恐ろしい陰謀を知る。この緊急事態に同じく情報局をクビになったばかりの若き発明家ウォルター・ベケットを頼り、彼が開発した“透明になる薬”を飲むのだが、手違いでランスはハトの姿に変身してしまう…。果たしてランスはこの危機を乗り切ることができるのか?!詳細『タイトル:スパイ in デンジャー』動画配信日:未定※2020年5月22日(金)に予定していた劇場公開は中止。監督:トロイ・クエイン/ニック・ブルーノ原案:「ピジョン・インポッシブル」ルーカス・マーテル声の出演:ウィル・スミス/トム・ホランド/マシ・オカ/ベン・メンデルソーン/カレン・ギラン配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
2020年02月21日ウィル・スミスが主演し、「スパイダーマン」シリーズのトム・ホランドが共演したデンジェラス・スパイ・アクション・アニメーション『スパイ in デンジャー』(原題:Spies In Disguise)が日本でも公開されることが決定した。どんな危険なミッションもクールにこなす世界最強で、最高にスタイリッシュなスパイのランス・スターリング。彼は、ある任務で押収した最新鋭の武器を横流ししたという汚名を着せられ、情報局から追われることに。真相を追ううちにランスは、世界の平和を脅かす恐ろしい陰謀を知る。この緊急事態に同じく情報局をクビになったばかりの若き発明家ウォルター・ベケットを頼り、彼が開発した“透明になる薬”を飲むのだが、手違いでランスはハトの姿に変身してしまう…。昨年12月に全米公開を迎えた本作は、ルーカス・マーテルによる「ピジョン・インポッシブル」を原案とした映画。本作が長編映画監督デビューとなるトロイ・クアネ、ニック・ブルーノが監督を務めた。本作には、豪華キャストたちが声の出演をしており、数々の危機に立ち向かい超難関ミッションに挑む世界トップクラスのスパイ、ランス・スターリングをウィルが演じ、さらに本作のストーリーやキャラクター設定など、企画段階から参加。そして、ランスとタッグを組むこととなる若き発明家、ウォルター役を『スパイダーマン』『アベンジャーズ』シリーズなどでスパイダーマンを演じたトムが声をあてる。ウォルターはスパイには欠かせないガジェットの数々を開発するが、奇抜なアイディアが時にランスを困惑させることも…。ほかにも、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズのネビュラ役などで知られるカレン・ギラン、『ダークナイト ライジング』『キャプテン・マーベル』のベン・メンデルソーン、「HEROES」シリーズなどのマシ・オカらが本作を一層盛り上げる。『スパイ in デンジャー』は5月22日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)
2020年02月18日