ナイキはこのほど、夏に着用される新しいフットボールスパイクを発表した。同ブランドがこれまで生産した中で最軽量かつプレイヤーのスピードを最大限生み出すスパイクで、同時にこれまで以上に環境に優しいスパイクに仕上がっている。ゲームにおいて、軽さと機能性を備え、ハイスピードでのコントロールを可能にする、本当に必要なパーツだけでできた新しいフットボールスパイクの制作をめざした結果、リサイクル可能素材やリサイクル素材を利用し、ピッチでは爆発的な機能性を発揮しつつも地球に与えるインパクトを抑えたスパイク「ナイキGS」が誕生した。使われたすべてのコンポーネントは重さとごみを減らすために最適化され、サイズ9(27cm)で160gと、同ブランドでも最軽量のフットボールスパイクに仕上がった。同スパイクの完成にあたり、ナイキフットボール・グローバルデザインディレクターのアンディ・ケイン氏は、「高機能と環境負荷の低減を両立させたスパイクは、プレイヤーにとっても地球にとっても勝利をもたらすものであると言えるでしょう」と述べている。「ナイキGS」は、26 / 27 / 28 / 29cmの4サイズで展開、Nike.comおよび厳選されたオンラインリテイラーで8月15日から販売される。価格は3万1,500円。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年07月13日ナイキは2012年夏に着用される新しいフットボールスパイク、「ナイキGS」を発表した。リサイクル可能素材やリサイクル素材を利用した環境に優しいスパイクで、ナイキがこれまで生産した中で最軽量のものに仕上がっている。同製品が目指したものは、軽さと機能性を備えハイスピードでのコントロールを可能にする、本当に必要なパーツだけでできた新しいフットボールスパイク。すべてのコンポーネントは重さとごみを減らすために最適化され、サイズ9(27cm)で160gとナイキでも最軽量のフットボールスパイクとなっている。同製品のトラクションプレートには、強い反発性としなやかさをもったフォームに高機能な枠組みを組み合わせた。最適な屈曲性と敏しょう性を発揮させるためのダイアモンド・シルエット・スパインが特長。ソールプレートはPebaxRenu(材料の97%にトウゴマの実を使用した植物由来の素材)50%と、TPU50%、また、32%がリサイクル可能素材から作られ、従来の組成のプレートよりも15%軽量化を実現した。アッパー部分には溶剤を使用せず、優れたボールタッチとコントロールを実現するため必要な部分のみに補強を施している。また、中足部とアーチの部分は、しっかりとスパイクに足をホールドするデザイン。軽量で化学物質を使わないソックライナーは100%トウゴマの実からできており、素材の重なりをなくして足にしっくりとなじむフィット性と優れたボールのタッチを実現している。また、足をしっかりスパイクにフィットさせる左右非対称のヒールカウンターとヒールバケットにより、安定性とサポート性も向上。ヒールカウンターはトウゴマの油(ヒマシ油)由来のPebaxRenuで作られている。ナイキGSは3万1,500円(税込み)で、サイズは26.0、27.0、28.0、29.0cmの4展開となっている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年07月11日フットボール最大の決戦、UEFA EURO 2012(6月9日~7月1日の期間、ウクライナとポーランドで開催)への準備が整う中、ナイキはフットボールスパイク「ナイキ クラッシュ コレクション」を発表する。同コレクションは、「マーキュリアル ヴェイパー VIII」「CTR360 マエストリ II」「T90 レーザー IV」「ティエンポ レジェンド IV」のスパイクに、ホワイトと大胆な2色目のカラーがクラッシュするデザイン。これについてナイキ フットボール フットウエア グローバルデザインディレクター、アンドリュー・ケイン氏は、「高い革新的なテクノロジーを備えたスパイクにシャープな対比をなすカラーを使い、まさにこの夏の大会でライバルたちがぶつかり、しのぎを削り合う様子を表現しています。一際鮮やかで目を引くカラーが、この大会をさらに盛り上げることでしょう」と述べている。同スパイクは今月19日に初披露され、クリスティアーノ・ロナウド選手、アンドレス・イニエスタ選手、ウェイン・ルーニー選手、ジェラール・ピケ選手といった世界的なプレイヤーたちが履くことに。同スパイクの印象に残るスタイルとパフォーマンスで、人々を魅了することとなるだろう。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年05月16日ナイキジャパンは29日、「ナイキ マーキュリアル」シリーズから、圧倒的な加速力を生み出すために作られたフットボールスパイク「マーキュリアル ヴェイパー 8」を発売する。過去10年にわたりフットボールスパイクの最先端イノベーションを示してきた「ナイキ マーキュリアル」シリーズ。このほど発売される「マーキュリアル ヴェイパー 8」は、イノベーションとスタイルに加え、なめらかなフィット、タッチ、グリップ性の両方を提供する。全体的に薄い素材ながらも、強い構造にすることで重さを185gに留め、スピード、耐久性のレベルを高次元で実現。また、後部の2組のツインスタッドと左右非対称のスタッドの配置で、圧倒的な加速を引き出すことに成功した。レアル・マドリード(スペイン)所属のクリスティアーノ・ロナウド選手は、プロになって以来、「マーキュリアル」を愛用し、新作についても、「私のゲームでのパフォーマンスをひときわ高めてくれるものになります。スピードとグリップ力を私に与えてくれるので、ディフェンダーへ鋭く向かっていくことができます」と話している。「マーキュリアル ヴェイパー 8」は24日にピッチ上に登場し、29日から販売を開始する。サイズ展開は24~30cm、価格は1万8,900円。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年03月23日話題の正月映画で、世界中で愛され続ける絵本を実写化した『かいじゅうたちのいるところ』の監督のスパイク・ジョーンズと主演の少年、マックス・レコーズが来日!プロデューサーのビンセント・ランディと共に12月14日(月)、記者会見に臨んだ。会見終了間際には、つい先日、妊娠を発表したばかりであり、本作の日本語吹き替え版で“かいじゅう”のひとりの声を担当した永作博美が登場し、監督らに花束を贈呈した。8歳の少年・マックスが“かいじゅうたち”が暮らす島に流れ着き、成長していく姿を描いた本作。マックスは初来日となったが「昨日は少し時間があったので、ジブリ美術館に行き、すごく楽しみました。日本は建物がカラフルで大きくて楽しいです」と笑顔で挨拶した。偶然にも自身と同じ名前の役柄を演じることになったマックスだが「撮影の間はあまり何も考えずに、車に乗ってどこかに行って演じる、ということの繰り返しでした。(かいじゅうの)着ぐるみを相手に演技するときも、特別に何も考えずに、中に入っている俳優さんと演技をするという気持ちでやりました」と明かした。かいじゅうたちに混じって劇中、マックスも狼の着ぐるみを着ているがその着心地はと言うと「狼の着ぐるみは全部で56着あって、シーンによって汚れ具合が違ったりするんだ。汚くて暑苦しくて嫌なものもあれば、それほどでもない悪くない着心地のものもあったよ(笑)」。さらに、スパイク監督の印象を尋ねられ「“第二の父親”って言えばいいのか“年に二回くらいしか会わないクレイジーなおじさん”って言えばいいのか(苦笑)。厳しい監督ってわけではなくて、仕事のときも勝手なことやりながら楽しんでる感じだったかな…」と語り、会場は笑いに包まれた。監督も、公式に日本を訪れるのはこれが初めて。本作では、かいじゅうの動きが精密に描かれているが、これについて監督は「かいじゅうとの撮影は大変だったよ!彼らは300ポンド(約136キロ)もあるし、なかなか言うことを聞いてくれず、危険と隣り合わせの撮影だった。ときどき、僕らを食べようとしたり、かじったりして来るんだ。(手をかざしながら)ほら、指が1本なくなってしまったんだ!大変だったけど何とかやりぬいたよ」とユーモアたっぷりに語り、隣のマックスは大笑い。プロデューサーのビンセントは「どうやってかいじゅうたちに生命を与えるか、というのは大事な問題でした。全てをCGにすれば、俳優は何もないところで演じなくてはいけない。この映画の持つ、本質的な意味での自然な感じを出すためにも、実際にかいじゅうを動かすことにしました。何年もかけて我々が求める動きを追求しました」と苦労を明かした。そしてこの日の会見には、本作の日本語吹き替え版で、心優しき女のかいじゅう“KW”の声を担当した永作博美が登場し、壇上の3人に花束を贈呈した。永作さんはまず、初めて本作の映像を目にしたときの感想を尋ねられ「感動しました!原作を知ってはいたのですが、絵本というのはどれもシンプルに構成されているもので、これをどう長編にするのか?とドキドキしていました。実際には、観れば観るほどにこの映像に取りこまれていきました。3回泣いて、数え切れないほど笑って…。『男の子ってこうやって遊ぶのか!』って自分が子供の頃を思い出しました」と熱く語った。また、自身が演じた“KW”を「色っぽい」と表現する永作さん。「(かいじゅうの)表情を頼りに演じました」とその感情表現について明かした。監督は、グラミー賞にノミネートされた実績を持つカレン・オーによる本作の音楽について「映像と同じようにナイーヴでイノセンス、感情の奥行きがほしかった。9歳を思い出すような映画にしたくて、カレン・オーを起用しました」と説明したが、永作さんもこの音楽を絶賛。「生々しい音楽で素敵です」と力を込めた。マックスは最後に「僕とスパイクとビンセントの3人がこの映画を観て、それぞれ感じ方や受け止め方が違ったんです。きっと観る人それぞれが、この作品を通してユニークな体験ができると思います」とアピール、会見は幕を閉じた。『かいじゅうたちのいるところ』は1月15日(金)より丸の内ルーブルほか全国にて公開。■関連作品:かいじゅうたちのいるところ 2010年1月15日より丸の内ルーブルほか全国にて公開© 2009 Warner Bros. Entertainment Inc.■関連記事:“かいじゅうたち”の秘密、制作秘話を大公開メイキング画像も!オスカー前哨戦のナショナル・ボード・オブ・レビュー賞でG・クルーニー新作が4冠シネマカフェ12周年で『かいじゅうたちのいるところ』とのスペシャル・コラボが実現シネマカフェ12周年記念『かいじゅうたちのいるところ』試写会に15組30名様ご招待こども店長が狼の着ぐるみでアフレコ!「嘘をついて怒られることはあります…」
2009年12月14日約20年にわたってアメリカ黒人社会を描き続けてきたスパイク・リー監督。黒人男性と白人女性の恋愛を描いた『ジャングル・フィーバー』、黒人解放指導者の伝記『マルコムX』、犯罪ヒューマン・ドラマ『クロッカーズ』など、様々な切り口で数多くの作品を手がけてきた彼が、新作の『セントアンナの奇跡』で初の試みに出た。それは戦場を舞台にしていることだ。物語は1983年、ニューヨークで起きた射殺事件から始まる。真面目に仕事をこなしてきた郵便局員が切手を買いにきたある男をいきなり銃で撃ち殺した。何故──?事件の謎を解き明かすべく、1944年のイタリアへと時代はさかのぼり、第二次世界大戦時に実在した黒人だけの部隊“バッファロー・ソルジャー”たちが送り込まれた最前線、トスカーナでの残酷な史実“セントアンナの大虐殺”の詳細が明らかになっていく。1983年のニューヨークの郵便局員殺人事件と1944年のトスカーナで起きた悲劇。この2つの時代をつなぐ作品の核となっているのは、ドイツ軍とアメリカ軍の戦いではなく、黒人と白人の対立でもなく、4人のバッファロー・ソルジャーとトスカーナの人々の交流。多くの命が失われた戦場の中で、たった1人の少年の命を守りたいと願う人々の愛と絆に心打たれる。そして、タイトルの奇跡とは神がかった奇跡ではなく、人の力、人の愛が生んだ奇跡であることを理解する。また、2時間43分は正直「長い…」と感じてしまう尺ではあるが、実際は時間を感じる余裕などない。新作を発表するたびに物議を醸すスパイク・リー監督作なのだから、それは当然なのかもしれないが…。(text:Rie Shintani)■関連作品:セントアンナの奇跡 2009年7月25日よりTOHOシネマズ シャンテ、テアトルタイムズスクエアほか全国にて公開© 2008 BUFFALO SOLDIERS IN ITALY, LLC - ON MY OWN PRODUZIONI■関連記事:スパイク・リー最新作『セントアンナの奇跡』試写会に10組20名様ご招待
2009年07月23日