NTTドコモは4日、Androidスマートフォン「らくらくスマートフォン F-12D」、「らくらくスマートフォン2 F-08E」、「らくらくスマートフォン プレミアム F-09E」(いずれも富士通製)向けに最新ソフトウェアの提供を開始した。ソフト更新することで「ドコモメール」が利用できるようになる。新しいソフトウェアには、待受画面から「メニューボタン」→「設定」→「端末情報」→「ソフトウェア更新」の順に選択し、案内にしたがって操作することで更新可能。更新時間はF-12Dが約6分、F-08E、F-09Eが約4分。更新後のビルド番号はF-12Dが「V50R50A」、F-08E、F-09Eが「V29R49A」。「メニューキー」→「設定」→「端末情報」→「ビルド番号」と進むことで確認できる。
2016年04月04日コンピュータビジョン分野で活躍中の企業、フリーランサーへのインタビュー記事 第二弾です。IT技術の発達に伴い、働き方が多様化してきています。コンピュータビジョン分野も例外ではありません。そこで今回は、コンピュータビジョン分野におけるフリーランサーの働き方、業務内容、さらにメリットやデメリットについて、東京近郊でフリーランサーとしてご活躍中の皆川卓也さんに伺いました。○皆川卓也氏プロフィール2009年にビジョン & ITラボを設立し、コンピュータビジョンおよびITシステムに関するコンサルティングやソフトウェア開発にフリーランサーとして従事。2014年に慶應義塾大学情報工学科にて博士(工学)の学位を取得。・ビジョン & ITラボ・「コンピュータビジョン勉強会@関東」主催○フリーランサーとしての働き方を教えてくださいフリーランサー歴は約7年になります。コンピュータビジョンのフリーランサーがすごく少ないこともあり、間を開けることなく仕事はあります。業務を請け負って開発しているため、職場は自宅です。気分を変えるために図書館・喫茶店に行くこともあります。下記のようなコンピュータビジョンに関する案件ならなんでも請け負っています。成熟した画像処理技術の実装最新技術の検証コンピュータビジョンに関するコンサルティングプロジェクトマネジメント○フリーランサーを選んだ理由を教えてください前職をやめたのが博士課程在籍中で、就職は難しかろうと思い独立しました。あと、サラリーマン時代にリストラ2回、ブラック企業勤務などを経験し、サラリーマンを続けることに危機感を感じたのも理由です。自分の名前で仕事をとれたほうが長い目で見ると安定していると思いました。転職が厳しくなるといわれている35歳までに自分の名前で仕事を取れるようにと思っていました。○再就職や起業を考えたことはないのですか?条件によっては就職の可能性もありますが、就職すると今までのお客様を手放すことになるので、また会社をリストラされたときのことを考えると厳しいですね。起業することは、今の方向性でならありえます。今後は、海外の仕事も機会があれば取りたいと考えています。日本の国力が落ちてきたときに備えて、海外の仕事もできるようになっておく必要があると思います。○フリーランサーのメリットとデメリットは何ですか?【メリット】時間が自由に使える自分の名前で仕事を取って来られるいろいろな案件を受けられるためスキルアップになるサラリーマンは上司を選べないが、フリーランサーは取引先を選べる働いただけお金が入って来る早めに新しい技術を使える実際に開発した技術が使われるのが早いいろいろな業界が見られるのが楽しいいろいろな人と知り合えるいろいろな仕事をしている間に、新しいマーケット、アイデアを見つけられるかもしれない映画のエンドロールに出たことがある(笑)【デメリット】収入が安定しないトラブル案件などを取っちゃうと大変なことになる。サラリーマンと違いトラブル対応の時間に対してお金が出ないのがほとんどなので会社員は同僚などから自然と自分の知らない情報などが入ってくることがあるが、一人でやっていると自分が注目していない領域の知識はあまり入ってこない○世の中のサラリーマンについて思うことは?いつでも転職できるようにしておいたほうが良いと思います。自分の市場価値を意識しておく必要があります。いつでも転職できる状態であれば、会社や組織の影響で人生がおかしな方向に進んで行くことはないのではないでしょうか。○ビジョンを教えてください「アカデミックとビジネスを繋ぐ」「技術の町医者」(お客様が気軽に相談に訪れ、抱える問題に対して診断を行って技術的な問題に落とし込み、技術開発や大学との共同研究、コンサルティングなどの適切な治療を行う)です。○皆川さんのコア技術は何ですか博士課程では一般物体認識や物体検出などを研究していましたが、今はコンピュータビジョンと名の付く仕事はなんでもやっています。最近ではPoint Cloud(図1)やDeep Learningなどの話が多いです。ほかにも拡張現実感「AR」(図2)や顔認識・顔追跡(図3)、ナンバープレート認識、トラッキング、カメラキャリブレーションの話なんかもあります。○将来、コンピュータビジョン分野のフリーランサーはどうなっていると思いますか?未来は読めません。GoogleとかMicrosoftからするとコンピュータビジョンは自分たちのプラットフォームを便利にしてユーザを呼び込むためのツールでしかありませんから、今後どんどん無料で使えるようにしていくと思います。そういったツールに負けないようにしないといけないと考えています。アカデミックなことをキャッチアップしながら、ツールではできないところを身に付けていきたいと考えています。それができないとおもしろい仕事を継続的に取ることはできません。* * *私、樋口も「自分の名前で仕事を取って来られる」、「いろいろな案件を受けられるためスキルアップになる」「いろいろな人と知り合える」「サラリーマンは上司を選べないが、フリーランサーは取引先を選べる」ということが大きなメリットだと思います。業務内容、取引先などは上司の意向が良くも悪くも強く反映されてしまいます。運が良ければやりがいのある大きなプロジェクトに携われますが、運が悪いと得られるスキルもなく、取引先のわがままに大半の時間を割く仕事を延々とやらなければならない、ということもあり得ます。サラリーマンはメリットも多いので、退職、転職することを強くお勧めする訳ではありませんが、「自分の名前で仕事を取る」ということを選択肢に入れてみてください。著者プロフィール樋口未来(ひぐち・みらい)日立製作所 日立研究所に入社後、自動車向けステレオカメラ、監視カメラの研究開発に従事。2011年から1年間、米国カーネギーメロン大学にて客員研究員としてカメラキャリブレーション技術の研究に携わる。現在は、日立製作所を退職し、東京大学大学院博士課程に在学中。一人称視点映像(First-person vision, Egocentric vision)の解析に関する研究を行っている。具体的には、頭部に装着したカメラで撮影した一人称視点映像を用いて、人と人のインタラクション時の非言語コミュニケーション(うなずき等)を観測し、機械学習の枠組みでカメラ装着者がどのような人物かを推定する技術の研究に取り組んでいる。また、大学院での研究の傍ら、フリーランスとしてコンピュータビジョン技術の研究開発に従事している。専門:コンピュータビジョン、機械学習
2016年03月29日実際の構造物(対象物)を3次元で表示する需要が高まっていることを受け、それを実現する多くの技術が登場してきています。特にマシンビジョンやロボティクスは、正確な3次元キャプチャ機能を実現します。また、3Dスキャナ技術は、バイオメトリクス(生体認証)やセキュリティ、産業用検査装置、品質管理、医療、歯型構築、プロトタイピングなど幅広い分野に応用されるようになっています。こうした3Dスキャナ技術は、対象物の表面を抽出し、物理計測をデジタルで表現します。データは対象物の外側表面を表すXYZ座標からなるポイント・クラウドとして捉えられます。3Dスキャン解析は、対象物の表面積と体積、トポロジー、形状、特長的な寸法を決めます。3Dスキャナには、対象物の表面の各点への距離を測るための「プローブ」が必要です。原理的には、プローブは物理的に接触する必要がありますが、多くのアプリケーションでは非接触測定を必要としています。光を使って対象物をプローブする光学技術は、この問題を解決するソリューションの1つとして考えられています。実際の方法としては、多くの場合、2台のカメラを用いてる方法や、構造化照明パターンを使う方法が考えられます。後者の方法では、光のパターンを作るためのプロジェクタ1台と、カメラ1台、適度な演算力が求められるアルゴリズムだけで済みます。○構造化光「構造化光」は、数学的に構成された光のパターン・セットを投影する3Dスキャンの光学的手法です。これは測定対象物を連続的に投影する方法です。プロジェクタから既知の位置にカメラを置き、照射された対象物の一連の画像を同期しながらキャプチャしていきます。キャリブレーションのために使われるフラットな基準面に対して、カメラで撮られたパターンは、スキャンされた対象物の形状によって歪められます。幾何学的な三角測量の原理を使って、スキャンされた対象物表面上の各点のXYZ座標を計算することができます(図1)。この結果、ポイント・クラウド・データは、スキャンされた対象物表面の詳細な3Dモデルを計算するために使われます。○プログラマブルな構造化光プログラマブルなパターンスキャナは、レーザあるいはデジタル空間光変調器(SLM)を備えたLED照明を使い、対象物体表面に一連のパターンを投影します。プログラマブルな構造化光スキャナは、周囲光の状態と対象物の表面および対象物の光反射特性に応じてパターンを適応させるだけでなく複数のパターンを使うことにより精度を上げることができます。プログラマブルな構造化光は、複数のパターン表示を必要とするため、空間光変調器はスキャナの重要なコンポーネントです。すでに市場に出ている空間光変調技術の例として、Texas Instruments(TI)のDLPテクノロジを用いた「DLP6000」と「DLP9000チップセット」があります。異なる構造化光スキャニング・アルゴリズムでは、バイナリおよびグレースケールパターンの一方または両方を生成するSLM機能を必要とします。高コントラストはさまざまな対象物の反射率と周囲光の状態を扱う際、精度やロバスト性の最大化に役立ちます。システム設計では、サイズや冷却方式、電池への需要によって、光学的なスループットとエネルギー効率を優先します。3D構造化光を最適化するための技術は多数あります。特に有効な方法は、適応型パターン・セットです。アルゴリズムによってパターンと波長の最良の組み合わせが決まり、それによってスキャンされた対象物の解像度は改善します。色(光の波長)の変更も、対象物の色によって選択できます。適応型パターンは、複雑な表面の形状や不連続な部分がある対象物をスキャンする精度を向上させます。○設計上の配慮プログラマブルな構造化光ソリューションで、設計上考慮しなければならない重要な点がいくつかあります。測定対象物のサイズと距離、さらに3D測定の所望の空間精度によって、SLMとイメージ・キャプチャ・カメラに要求される性能特性が決まります。加えて、SLM解像度(画素数)とスキャン・フィールドのサイズ(画素数/mm)が達成可能な精度を決定します。カメラはサンプリング理論から十分な解像度、通常少なくともSLMの4倍の画素密度を備えている必要があります。スキャン中、対象物が少しでも動くとデータがぼやけ、測定精度が低下します。対象物が予想よりも速く動くものなら、適切な3D精度のレベルを達成するために、より速くスキャンを終了させなければなりません。スキャン速度が早いほど、空間光変調器の高速化や高いキャプチャ・フレーム・レートのカメラが必要となり、より明るいパターン照明が得られるようになります。毎秒数枚~数百枚のパターン速度が様々な3D測定システムに必要となります。○結論マシン/ロボット・ビジョンやその他の3Dアプリケーションを使うことで、インテリジェント・マシンはさらに高度な性能を備えることができます。3Dスキャナ技術は、新技術とアルゴリズムの発展と共に進化してきました。コストを抑えながらプロセッシングとセンサの性能が向上することで、これらの新技術は、エンドユーザに複数の選択肢を与えます。構造化光を利用する、アクティブで非接触の3Dスキャナ・システムは、素晴らしいメリットをユーザにもたらしますが、特定のアプリケーションのニーズに基づいて評価される必要があります。参考文献・Geng, Jason: Structured-light 3D surface imaging: a tutorial・Koninckx, Thomas P. and Gool, Luc Van: Real-Time Range Acquisition by Adaptive Structured Light著者紹介ペドロ・へラベルト(Pedro Gelabert)Texas InstrumentsDSPアルゴリズムの実装と開発、並列処理、超低消費電力DSP、ミクスド ・シグナル、アーキテクチャ、DLP アプリケーションおよびオプティカル・プロセシングにおいて20年来の経験を有する。システムとアーキテクチャの功績は、インターネット・オーディオ(MP3プレーヤ)、ホーム・オーディオ、デジタル・スチル・カメラ、パーソナル医療機器(補聴器、心臓/グルコースおよび心電図モニタ)、ポータブル機器さらに分光器や3Dマシンビジョンなどの従来のディスプレイ技術を超えたDLPの新分野など、多岐にわたる。ジョージア工科大学で電気工学の学士号と博士号学位を取得。5つの特許を保持し、50以上の論文、ユーザガイドおよびアプリケーションノートを執筆。生活の質を向上させるためにDSPプロセシングおよびDLPの技術的進化を新たな市場へもたらすべく尽力。V.パスカル・ネルソン(V.Pascal Nelson)Texas Instruments35年にわたり半導体、光学、RF分野に従事。物理学を専攻し、超低位相ノイズ・クロックからオプティカル・システムまで幅広いプロジェクトに関わる。カスタマー・エデュケーションやサポートだけでなく、数多くのアプリケーションノート、論文、セミナーに尽力。この7年間、DLP技術の将来性に注目し、改善された生活空間のさらなる発展のために貢献している。
2016年03月25日大型LEDビジョン「池袋パルコビジョン」運用開始を記念し、点灯式イベントが3月22日(火)、東京・池袋パルコ本館屋上にて開催。点灯式には、映画『オオカミ少女と黒王子』でダブル主演を務める二階堂ふみ、山崎賢人が登壇した。カウントダウンに合わせ、二人がスイッチを押すと約491インチの「池袋パルコビジョン」が点灯。モニターに映し出された地上の姿を見ながら、「すごーい」と興奮気味に歓声をあげた。映画の予告が流れた後、自身の姿が映し出されると「こんな大画面に映し出されると緊張するね!」と言い合いながら、「みんなも手を振ってくれている」と二人は嬉しそうに手を振ってみせた。通行人に映画のPRを行った二階堂さんは、「大画面に映し出されて緊張してしまいました。池袋に新しい風が吹く一つのきっかけになったら素敵だなと思います」と話した。新宿に次いで乗降客数日本第2位を誇るという池袋。この日、招かれた高野之夫区長も「国際アートカルチャー都市として大きく発展していく良いスタートになるのではないかと」と期待をしているようだった。最後に、「記念すべき日にご一緒できて良かったです。池袋が盛り上がっていくのと同様に『オオカミ少女と黒王子』も盛り上がっていけたらと思っています。原作は漫画ですが、映画としてチャレンジを仕掛けている部分もたくさんあるので、映画館で体感できる作品に仕上がったと思います」(二階堂さん)、「映画では、ドSの黒王子という役なので、格好良く演じようと思いながら、リアルさを監督とふみちゃんと現場で探りながら演じました。池袋にいる方たちもこの映画を見て、楽しい毎日になってくれればいいなと思います」(山崎さん)とそれぞれ挨拶を行った。3月25日(金)~27日(日)の期間には、池袋パルコ本館屋上に映画『オオカミ少女と黒王子』のフォトスポットが設置され、フォトスポットで撮影した写真は大型ビジョンにも放映される。『オオカミ少女と黒王子』は5月28日(土)より新宿ピカデリーほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年03月22日富士フイルムは3月15日、マシンビジョンカメラ用レンズの最上位シリーズとして「FUJINON HF-12Mシリーズ(HF-12M)」を6月中旬に発売すると発表した。価格はオープン価格。「HF-12M」は、画面全域で2.7µmピクセルピッチ(2/3型センサー・8メガピクセル相当)に対応した超高解像固定焦点レンズで、焦点距離の異なる5種類が用意されている。同製品は画像の中心部から周辺部まで均一な高い解像性能を保持し、撮影距離や絞り値の変更に伴う解像力低下も抑制するフジノンレンズ独自の高解像性能を実現した。また、全5種で外径寸法φ33mmを実現したことから、設置スペースに限りがある現場にも柔軟に対応可能だとしている。同社は、同製品を用いることで製造現場の多様な設置・撮影条件下でも、一貫して高解像な画像が得ることができるとしており、今後これを「4D High Resolution」として訴求していく方針だ。
2016年03月15日一般財団法人 家電製品協会は1月22日、スマートハウス普及のための人材育成を目的とした新たな資格制度「スマートマスター」の設立を発表した。説明会では、家電製品協会 専務理事 伊藤章氏らが登壇。スマートハウスの定義や、スマートハウス普及に向けた課題、そして新資格制度の役割についての説明があった。○そもそも「スマートハウス」とは?スマートハウスとは文字通り「賢い家」だが、家電製品協会が定義する「スマートハウス」は大きく2つに分けられるという。1つめは、エネルギー消費効率の向上を目指したインフラを設置した家。設備間でデータをやりとりすることで、家庭内のエネルギーを最適に制御できる。具体的には、電力供給者と各家庭の連携をはかる「スマートメーター」や「スマートグリッド」などがこれにあたるだろう。家の中の設備としては、太陽光をはじめとする家庭内発電設備や蓄電池、これらのエネルギーを家庭内で統合管理する「HEMS」(※)の存在。こういったインフラ設備を駆使することで、効率的かつ快適に節電が可能だ。最終的には、家庭内で作った電気だけでエネルギーをまかなう「ゼロエネルギーハウス」を目指す。※HEMS:Home Energy Management Systemの略。家電や電気設備とつなぎ、エネルギー使用状況を可視化したり、自動制御したりするためのシステム。2つめの定義は「家庭内のニーズやライフスタイルに合わせたサービス」を提供できる家。ホームゲートウェイを介してスマートハウス機器をインターネットとつなげることで、留守時の防犯システムや、独居老人の見守りサービス、家の中のエアコンや照明などを外出先からコントロールするといったサービスが実現する。○問題は「専門家がいない」こと新築時やリフォーム時に「節電効果の高い設備にしたい」「便利なサービスを導入したい」というニーズは多い。現在も、さまざまなスマートハウス関連製品が発売されている。しかし、スマートハウスはインフラ設備から家電製品まで複雑に連携するため、「総合的にアドバイスできる人がいない」「誰に相談すればよいのかわからない」といった問題が起きている。そこで、一定の知識を持った専門家が、実現したい家のコンサルティングやアドバイスを行えるよう、専門の資格制度の導入が決定された。それが今回の「スマートハウス」だ。伊藤氏は「将来的には、スマートハウスについてはスマートマスターに相談すればよい、という時代にしたい」と意欲を見せた。○社会のエネルギー問題から家電製品まで説明会中盤では、家電製品協会 認定センター センター長 森拓生氏が登壇し、新資格制度の内容について説明した。森氏がスマートマスターの資格要件として挙げたのは以下8項目。これらを学習し、修めた人を「スマートマスター」として認定する。エネルギー問題を起点とする社会の変化と家庭の変化中核機器スマートメーター、HEMSの機能と「家」における役割ゼロエネルギーハウス(ZEH)の構成要件重要コンセプト「創エネルギー・蓄エネルギー・省エネルギー」を実現する製品スマートハウスの「家」としての基本的構造・仕様・機能スマートハウス化に向けたリフォームビジネスの基本スマートハウスが生み出す多様なサービス家電製品・技術が生み出す新たな付加価値上記に挙げたスマートマスターの資格要件は各関連業界の有識者の協力のもと決められた。森氏は「スマートハウス関連ビジネスや家電製品、エネルギー関連商材、リフォームにかかわるビジネスをしている人、それだけでなく、建築士・電気工事士・工事担当者などの国家資格を持つ人にはぜひ取得してもらいたい。電機、エネルギー、住宅関連業界への就職を目指している学生にとっても、有効な資格だと考えている」とコメントした。試験は年2回実施される予定で、第1回試験は2016年9月4日および7日の2回。受験申請期間は6月1日から7月25日まで。試験科目は「スマートハウスの基礎」と「家電製品」の2科目となる。受験料は2科目受験で税込9,230円、1科目受験で税込6,180円となり、合格した場合は11月1日付で認定証が交付される。森氏はスマートマスター資格の学習用教材として、自身が執筆委員として関わった学習用テキスト「家電製品資格シリーズ スマートマスター インテリジェント化する家と家電のスペシャリスト」についても紹介した。NHK出版から1月26日に税別3,800円で発売される。○スマートハウスの未来は最後に神奈川工科大学創造工学部 ホームエレクトロニクス開発学科教授・スマートハウス研究センター所長・HEMS認証支援センター センター長の一色正男氏が登壇。スマートハウスの展望について語った。一色氏は「スマートハウスにかかわる製品は、今までそれぞれの規格でコントロールしていた。我々は『ECHONET Lite』と呼ばれるサービスプラットフォームを推進し、現在さまざまなメーカーがこの企画に沿ってスマートハウス製品を開発している。ECHONET Liteはオープンプラットフォームなので、新しいメーカーも参入しやすい。このため、今後スマートハウス関連の製品はさらに活気づくだろう」とコメントした。
2016年01月22日米Razerは1月6日(現地時間)、「スマートウオッチではなく、スマート化された腕時計」を掲げるデジタルウオッチを2モデル発表した。直販サイト限定となる「Razer Nabu Watch Forge Edition」は1月6日の発売で、価格は199.99ドル。通常モデルの「Razer Nabu Watch」は149.99ドルで1月下旬の発売予定。日本での発売時期と価格は未定となっている。本体の素材はポリカーボネートで、通常モデルはRazerグリーンのハイライト仕上げ。一報の限定モデルは、ステンレススチール製のボタンを採用し、プレミアムブラックで仕上げている。いずれも、電源として交換可能なリチウムボタン電池(CR2032)を用いることで、時計機能において約12カ月の動作時間を実現した。防水性能は5気圧。デジタル腕時計としての機能は、毎時チャイム、1/100秒ストップウオッチ(ラップタイム/スプリットタイム対応)、カウントダウンタイマー、オートカレンダー、12時間/24時間の表示切り替え、多機能アラーム、世界時計など。スマートウオッチ部分の「Nabu」は、時計表示とは別の有機EL副スクリーンを使ってさまざまな情報を表示する。スマートウオッチ部分の電源は内蔵のリチウムポリマーバッテリーで、動作時間は約7日間だ。活動量計のほか、スマートフォンとBluetoothでペアリングすることで、電話、メッセージ、メール、アプリ通知などをすべて副スクリーン上で確認できる。「ウオッチ間コミュニケーション」機能を使うと、Razer Nabu Watchを腕に巻いたユーザー同氏が握手すると、FacebookやTwitterといったお互いの情報を交換可能だ。対応する端末は、iOS 8以降のiPhone 5 / 5s / 6 / 6 Plus / 6s / 6s Plus、およびBluetooth 4.0以降をサポートしたAndroid 4.3以降の端末。
2016年01月12日第4回目からは技術的な内容です。まずは、ハードウェアの構成について紹介します。「早く本題のコンピュータビジョンについて解説してくれよ!」という方、もう少しお付き合いください。○概要下図にカメラとコンピュータの概略を示します(赤字は必須)。まず、入射光中から不要な反射光(水溜まりや窓ガラスなどによる反射)を偏光フィルタ(PLフィルタ)によりカットします。そして、レンズを通って来た光を、撮像素子上のマイクロレンズで各画素ごとに集光し、撮像素子上のカラーフィルタを通って撮像素子で電荷に変換します。電荷は、デジタルデータに変換された後、コンピュータに入力されます。その後、メモリ上のデジタル画像データをCPU、必要に応じて専用プロセッシングユニット(GPUなど)を用いて処理します。○コンピュータの構成PCPCで処理する場合は、デスクトップPC、あるいはノートPCが図1のコンピュータに該当します。専用プロセッシングユニットは、NVIDIA社製のGPU(Graphics Processing Units)が有名で、CUDAと呼ばれるGPU向けの開発環境が提供されています。オープンソース画像処理ライブラリのOpenCVでは、一部ではありますがCUDAに対応した処理が用意されています。近年、機械学習の分野で注目を集めているDeep Learning(深層学習)のフレームワーク(CaffeやChainerなど)でもGPUを用いることで高速処理が可能になっています。スマートフォン、タブレット、組込み機器スマートフォン・タブレットや、自動車やドローンなどの組み込み機器では、計算リソースがPCと大きく異なります。モバイル機器では、消費電力、発熱、コストに対してシビアなため、一般的にPCやスマートフォンより非力なCPU、容量の小さなメモリを使うことになります。そこで専用プロセッシングユニットがリアルタイム処理で重要となります。モバイル機器では、画像処理専用のASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field-Programmable Gate Array)、モバイル向けのGPU(NVIDIA社のTegraや、ARM社のMali)を使うことになります。それらを1チップにまとめたSoC(System on Chip)を用いることもできます。製品の販売台数が多く、かつ独自の処理をハード化したい場合は、ASIC、SoCを開発するという手もあります。しかし開発コストが高額であるため、販売台数が少ない場合には既製品のSoC、あるいはプログラマブルなFPGAを用いたほうが良いでしょう。○撮像素子撮像素子には、CCDセンサーとCMOSセンサーがあります。どちらもフォトダイオードで入射光を電荷に変換する点では同じです。光を集光するためのマイクロレンズ、カラー画像を撮像するためのカラーフィルタが各画素上に組み込まれていることも同じです(マイクロレンズ、カラーフィルタは、撮像素子製造時に撮像素子上に実装されますので、ユーザーはあまり意識する必要はないのですが、撮像素子の仕組みを理解することを目的に本連載では触れています)。CCDセンサーCCDセンサーは、各画素で電荷をバケツリレーで伝送し、別チップのA/Dコンバーターでデジタルデータに変換します。CCDセンサーは、ノイズが少ないのですが、構造が複雑であるためCMOSセンサーに比べて一般的に高価です。また、バケツリレーで電荷を伝送するため、撮像素子の解像度が高すぎると、バケツリレーが間に合わなくなってしまうという問題や、電荷が飽和してしまうと周囲の画素にその電荷が漏れ出してしまうスミアという現象が発生してしまいます。CMOSセンサー一方、CMOSセンサーは、各ピクセルが独立して電荷を増幅したり、A/D変換回路を持ち、デジタル信号を出力します。構造がシンプルで汎用的な半導体製造技術を用いることができるため、CCDに比べ安価なセンサーです。ノイズ除去回路などさまざまな機能を撮像素子に組み込むことができることも大きなメリットです。昔は、CMOSはノイズが多いと言われていましたが、近年では実用的にまったく問題ないレベルの画質で撮像することができます。単板式図1のカラーフィルタとして、図2に示すベイヤーパターンと呼ばれる赤、緑、青を交互に各ピクセル上に配置したフィルタを用いる方式です。この方式では、近傍の画素の情報を用いて補間演算によりベイヤーパターンから色を復元するデモザイキングという処理が必要になります。USBカメラなどでは、CMOS撮像素子内またはカメラモジュール内でデモザイキングを施し、カラー画像が出力されるので、ユーザーはあまり気にすることはないでしょう。きれいなカラー写真を撮るという以外の特定の用途向けに、ベイヤーパターン以外のカラーフィルタを用いることもあります。たとえば、自動車向けのカメラセンサメーカーとして有名なMobileye社は赤(R)とクリアー(C)を組み合わせたフィルタ(RCCC、RCC)を採用しています。潤沢な資金が用意できる場合は、特注のフィルタを組み込んだ撮像素子を、撮像素子メーカーに作ってもらうこともできるでしょう。また、カラー情報が一切必要なくモノクロで良いのであれば、モノクロの撮像素子を選択することをお勧めします。カラーフィルタは抽出したい色の周波数帯以外の光をカットしてしまいます。つまり、カラーフィルタにより撮像素子に届く光量が減ってしまいます。モノクロ撮像素子は、カラーフィルタによる光の減衰が無いため、暗い環境でノイズの小さい画像を撮ることができます。3板式ベイヤーパターンでは、赤、青、緑を交互に各ピクセル上に配置するため、デモザイキング処理が必要でした。デモザイキング処理は、近傍の画素の情報を用いて補間演算が必要です。この「補間演算」が原因で、画像にボケが発生してしまいます。この問題を解決するのが3板式です。名前のとおり、撮像素子を3枚用います。プリズムで色を三原色(RGB)に分解し、それぞれの色を各撮像素子で撮像します。この方式では、よりリアルで高精細な画像を撮影することができますが、サイズが大きく、高価であることから放送局向けなどのプロ用機材に限られています。○撮像素子のサイズデジタルカメラでは、フルサイズ(35mm)、APS-H、APS-C、フォーサーズ、CXフォーマット、2/3インチ、1.7/3、1/1.7、1/2.33などさまざまなサイズがあります。スマートフォンでは、1/2や1/2.6などの撮像素子が用いられ、自動車用途では1/3といったより小さい撮像素子が用いられます。画質的には、撮像素子が大きい方が有利です。撮像素子が大きいということは、各画素のサイズも大きくなるため、その分各画素が受ける光量が多くなる訳です(画素数が同じという条件で)。しかし、撮像素子が大きくなると、レンズも大きくなり、価格も高くなってしまいますので、大きさ、価格、必要な解像度などを考慮して撮像素子を選定すると良いでしょう。コンピュータビジョンに必須なカメラ、コンピュータの構成を理解していただけたでしょうか? 普段はあまり意識する必要のない内容ですが、カメラやレンズ、プロセッサーを選定する際に必要になることもありますので、頭の片隅に留めておいてください。著者プロフィール樋口未来(ひぐち・みらい)日立製作所 日立研究所に入社後、自動車向けステレオカメラ、監視カメラの研究開発に従事。2011年から1年間、米国カーネギーメロン大学にて客員研究員としてカメラキャリブレーション技術の研究に携わる。現在は、日立製作所を退職し、東京大学大学院博士課程に在学中。一人称視点映像(First-person vision, Egocentric vision)の解析に関する研究を行っている。具体的には、頭部に装着したカメラで撮影した一人称視点映像を用いて、人と人のインタラクション時の非言語コミュニケーション(うなずき等)を観測し、機械学習の枠組みでカメラ装着者がどのような人物かを推定する技術の研究に取り組んでいる。また、大学院での研究の傍ら、フリーランスとしてコンピュータビジョン技術の研究開発に従事している。専門:コンピュータビジョン、機械学習
2015年12月01日富士フイルムは11月26日、製造ラインの製品検査や計測などで使用するマシンビジョンカメラ用レンズ「FUJINON HF-XAシリーズ」を12月中旬に発売すると発表した。価格はオープン。今回発表した「HF-XA」は、2/3型の大型センサー・3メガピクセルに対応した高性能固定焦点レンズで、焦点距離の異なる5機種が用意されている。画像の中心部から周辺部まで均一かつ高い解像性能を発揮し、撮影距離や絞り値の変動による解像力低下も抑制し、製造現場の多様な設置・撮影条件下でも、高い解像性能を実現できる。また、同社は「HF-XA」は、全5機種で外径寸法φ29.5mmと、一般的な小型マシンビジョンカメラと同等のサイズを実現しているため、システムの小型化に貢献するとしている。同シリーズの製品名と焦点距離は以下の通り:
2015年11月26日ビジョンメガネは10月16日、同社のロングセラー商品「K-tai FLEX(ケータイフレックス)」をリニューアルしたメガネ「Master Vision(マスタービジョン)」を発売した。「K-tai FLEX(ケータイフレックス)」は累計63万本の販売実績がある同社一番のロングセラー商品。今回、機能性に加えてデザイン性も追求し、リニューアルして新発売する。従来同様、弾力性・形状記憶性などの機能性を生かしながら、フロント部分には新たに"βチタン素材"を採用。これまでの課題であったブリッジ部分の強度の弱さが改善され、丈夫で美しいメガネフレームとして生まれ変わった。ビジネスパーソンだけではなく、運動量の多い学生(高校生以上)にもおすすめとのこと。形状は、シャープさとカジュアルさを併せ持つデザインにこだわった。鋭角で直線的なラインが特徴のフルリムフレーム「MVI-0001」、0001モデルのナイロール仕様「MVI-0002」、エッジを効かせたフレームの「MVI-0003」、流れるフロントデザインが特長の「MVI-0004」、フロントセル、テンプルNTのコンビネーションフレーム「MVI-0005」の5型。同商品は、日本国内で製造する。価格は、レンズ単焦点1.6非球面付で3万9,800円(税込)。
2015年10月16日ソフトバンクとヤフーは8日、ソフトバンクのスマートフォンからヤフーが運営するすべてのWebサービスを、会員情報やIDなどの入力を省略して利用できる「スマートログイン」の提供を開始した。「スマートログイン」は、ソフトバンクのスマートフォン・タブレットから、ヤフーのすべてのWebサービスに自動でログインできるサービス。端末からYahoo! JAPANのトップページにアクセスすることで、各Webサービスが利用できるようになるため、会員情報やID、パスワードといった情報の入力が必要ない。初回利用時は、端末とYahoo! IDを紐付けるため、Wi-Fiではなくソフトバンク回線を利用して接続する必要がある。また、本人確認と利用規約への同意も求められる。今後は、Webサービスだけでなく、各サービスのアプリでも対応していく予定だとしている。
2015年10月09日ソニーは9月24日、11月21日より渋谷モディ(旧マルイシティ渋谷)の正面壁面に設置される大型街頭ビジョン「ソニービジョン渋谷」を、ソニーグループの魅力を来街者に発信する新たな拠点として活用していくと発表した。公園通り入口のランドマークとして長年親しまれてきた「マルイシティ渋谷」は、11月19日に"知的商業空間"をコンセプトにした、「渋谷モディ」へと刷新される。ソニーはこの渋谷モディの壁面に新設される、500インチを超える大型ビジョンのネーミングライツを取得し、「ソニービジョン渋谷」と名付けた。「ソニービジョン渋谷」では、ソニーグループが有する映像コンテンツやテクノロジーを通じて、チャレンジ精神や遊び心にあふれたソニーのブランドイメージ/メッセージを発信していくとともに、従来の街頭ビジョンの使い方にとらわれず、街や来街者とつながることのできる新しいコミュニケーション媒体として活用していくとしている。ソニービジョン渋谷は渋谷モディの正面壁面、神南一丁目スクランブル交差点前に設置され、放映時間は9:00~24:00となっている。LED画面のサイズは幅約8.7m×高さ約10.6m、ピッチ数は10mmピッチ、解像度は1056×864ピクセル。
2015年09月25日GeekDeskは、可動デスク「スマートデスク」の日本国内における発売を開始した。価格は10万6,380円。「スマートデスク」は、「長時間イスに座っていても腰が痛くならない環境がほしい」という思いから開発された、高さを自動調整できる可動デスク。2010年よりアメリカで発売し、同国内での実績をもとに、このほど日本での発売を開始したとのことだ。同製品は、デスクの高さをボタンひとつで58cm~124cmまで自由に変えられる。そのため、座った状態で自分に合った高さに調節するだけでなく、立った状態でもデスクを使うことが可能。同社は、この製品について、「特に長時間イスに座っているクリエイターやITエンジニアなどが仕事で使用する際、高い生産性を実現いたします」とコメントしている。なお、同製品の天板はカラーは1色(ライトブラウン)、サイズは幅120cm×奥行き80cm。
2015年09月14日ヴェルトは24日、スマートフォンと連携するアナログフェイスのスマートウオッチ「VELDT SERENDIPITY」(ヴェルト セレンディピティ)シリーズの新モデルとして、プレミアモデルとなる「Vesper」(ヴェスパー)を発表した。ホワイト、オレンジ、ネイビーの3モデルをラインナップし、いずれもユニセックスデザインとなっている。発売は8月26日、価格は168,000円(税別)だ。VELDT SERENDIPITYは、アナログ文字盤上のLEDライトと小型ディスプレイによって、iOS端末からの情報を受け取って表示、確認できる日本発のスマートウオッチ。新モデルのVesperは、ローズゴールドカラーのケースとインデックスを「宵の明星(Vesper)」に見立て、午後(ホワイト)・夕方(オレンジ)・宵(ネイビー)という時間の推移をイメージした3モデルで構成。磨き仕上げと組み立てを日本の職人が手作業で行っており、ベルトには美しい発色のイタリア製アリゲーター革ベルトを採用した。スマートウオッチとしての機能では、通知情報をアプリ・送信者・タイトル・冒頭部に絞り、小型ディスプレイに短文で表示する。また、活動量の確認、事前登録地点へのタクシー配車(東京地区のみ)など、ワンボタンで使える機能を持たせた。スマートフォン連動機能はmicroUSB充電の内蔵バッテリーで動作し、内蔵バッテリーの持続時間は待機時で約1週間。内蔵バッテリーが切れても、別電池となっているクオーツ腕時計は動き続ける。本体の素材はステンレススチール(IPローズゴールド)および抗菌仕様の樹脂、風防はサファイアガラス、防水性能はIPX7(生活防水レベル)、ケースサイズは外形48×厚さ15.6mm、重量は76g。対応OSはiOS 7.0以降で、対応言語は日本語と英語、無線通信はBluetooth 4.0 Low Energyとなっている。
2015年08月25日スマートフォンは、携帯電話とコンピュータ両方の顔を持ち、様々な部品や技術が搭載されています。そんなスマートフォンのカタログを見たときに、専門用語 のオンパレード……と思ったことはないでしょうか。このコーナーでは、そんなスマートフォン関連の用語をやさしく解説します。今回は「インカメラ」についてです。***現行モデルのスマートフォンは、その多くが2台のカメラを搭載しています。1台は背面に、もう1台は液晶パネル側に搭載することで、自分が見る景色と手前方向の両方をスマートフォンの向きを変えることなく撮影できます。そのうち手前方向を撮影するカメラが「インカメラ」で、ビデオ通話や自撮り(セルフィー)が主な目的です。基本的には、それなりの水準で撮影できればいいという扱いのカメラであり、風景や人物を美しく撮ることが求められる背面側のカメラ(アウトカメラ)と比較すると、スペック的には劣後したものが採用されてきました。具体的には、アウトカメラのほうが解像度が高く、レンズのF値も少ない(少ないほど明るい)傾向にあります。アウトカメラにはほぼ確実に用意されているフラッシュも、インカメラでは見かけません。鏡が取り付けられたセルフィー用の棒(自撮り棒)が販売されていますが、これは画質に優れるアウトカメラでセルフィーするための仕掛けです。しかし、セルフィーの需要が高まるにつれ、インカメラの性能/画質が重視されるようになりました。日本より早くセルフィー人気が定着した海外ではその傾向が顕著で、アウトカメラ並の画素数を持つインカメラを備えたAndroid端末が多数発売されています。日本におけるセルフィー需要は高まりつつあり、国内メーカーも動き出しました。ソニーモバイルが8月に発表したXperiaの新モデル「Xperia C5 Ultra」(国内発売未定)は、イン/アウトとも画素数が同じ1300万画素の「Exmor RS for Mobile」センサーを採用、そのうえインカメラ側にもオートフォーカス機能とフラッシュを装備しています。インカメラの画質に不満を感じている消費者が多いという調査報告も出ていますから、今後インカメラの性能を重視した新製品が増える可能性は高いといえそうです。(記事提供: マイナビニュース・携帯ch)
2015年08月14日KDDI、沖縄セルラーは10日、固定通信サービスとのセット契約で、スマートフォンなどの利用料金が毎月最大934円~2,000円割引となる「auスマートバリュー」が8月9日に1000万契約に達したと発表した。auスマートバリューは2012年3月1日に開始した割引サービス。対象の固定通信と、auスマホ、auケータイ(指定の料金プランあり)とのセットでの契約で毎月の利用料金が割り引かれる。1000万契約を達成するまでに、同社は対象のインターネットサービスとサービス対象者を拡大させてきた。対象のCATV事業者は現在、140社234局、FTTH事業者は7社となり、auケータイ利用者、モバイルルータとの組み合わせも対象にするなど、サービスの適用拡大を図ってきた。
2015年08月10日スマートニュースは3日、同社提供のスマートフォン、タブレット端末向けニュースアプリ「SmartNews」において、新聞社の社説やブロガーの批評、見解などを集約した「オピニオンチャンネル」を開設した。「SmartNews」は、世界1200万ダウンロードを超えるスマートフォン、タブレット端末向けのニュースアプリ。新たに開設された「オピニオンチャンネル」では、新聞社の社説などの各メディア記事のほか、個人クリエイター・ブロガーによる意見や見解が集約されている。同社は、「オピニオンチャンネル」により多様性あふれる価値観や視点をワンストップで閲覧できると説明。より多様なオピニオンを促進するための第一歩だとしている。また、懇親会イベントなどを定期的に開催し、個人・法人問わず、文章やイラスト、音楽、映像などのコンテンツを生み出すクリエイターやブロガーを支援していくという。
2015年08月03日ユニークビジョンは4月3日、オウンドメディアとしてのマーケティングプラットフォームを構築する企業向けクラウド型キュレーションアプリ「Beluga Apps」を開発、一般販売を開始したと発表した。同アプリは、企業が消費者とオウンドメディアを介して直接繋がり、長期的な関係を構築するための仕組みとして開発されたもの。クラウド型のサービスであるため、企業がキュレーションアプリやコンテンツマーケティングなどを試したいと思ったときに、最初から作るよりも早く、低コストで始めることができる。企業は消費者との関係を築くために、消費者の望んでいることを理解し、その期待に個別に応えていくことが必要になってきている。同アプリでは、登録した各個人にコンテンツを提供し、反応を見ることで、どの消費者が、どんなカテゴリーを登録し、どんな記事を見ているのかを把握することができるようになる。さらに、これらのデータをDMP、DSPに連携し、消費者の嗜好にあった情報を提供することが可能になる。ユーザー側の主な機能として、タイムライン/記事のクリップ/ソーシャルメディアへのシェア/イベントのカレンダー登録/クーポン、キャンペーン機能などがある。管理機能としては、記事登録/記事の承認および予約投稿/登録者数推移、記事購読者数推移、各記事の一覧表示回数、記事表示回数、シェア数などの集計・分析/各カテゴリー登録率の分析/その他、Google Analyticsによる分析などがある。今回、同サービスを用いたアプリの第一弾として、富士フイルムが「FUJIFILM News」を4月3日に公開。カメラや化粧品などさまざまな新商品のサービス情報、撮影スキル情報、技術情報、採用情報など幅広い情報をスマホアプリで配信する。ユーザーは好みに合わせて選択した情報だけを見ることができる。また、プッシュ通知機能があるため、新商品情報、採用情報など重要なお知らせを見逃すことがない。ユニークビジョンは今後、同サービスをメディア企業、EC企業、小売業、ブランド品メーカー、自治体などに展開していく予定だという。
2015年04月06日プラネックスコミュニケーションズは、暗視(ナイトビジョン)機能搭載で、暗い部屋でもクリアに撮影できるiPhone/Android対応ネットワークカメラ「CS-QR20」の販売を開始した。価格はオープン。「CS-QR20」はカメラがとらえた映像をスマートフォンで見られるネットワークカメラ。搭載する光センサーが周囲の明るさを感知し、暗くなると自動的に暗視モードに切り替わり、昼夜を問わずに被写体を映し出すことができる。iPhone/Android対応の専用アプリ「スマカメ」からはカメラの映像を遠隔地から見ることができ、映像に動きがあったときにスマートフォンに通知を行う動体検知機能も搭載している。また、録画機能を備え、microSD/SDHCメモリーカードスロットにメモリーカードを挿し、動画を保存することも可能。動画の圧縮方式はH.264を採用し、遅い通信速度でも良好な映像品質が得られ、ストレージ容量の節約も行える。動画の保存時間は、解像度640×480ピクセル、フレームレート15フレーム/秒の場合、2GBで約12時間、4GBで約24時間、8GBで約48時間、16GBで約96時間、32GBで約192時間。本体の設定は、無線の場合はWPSボタン、有線の場合はLANケーブルをつなぎルーターに接続する。モバイルルーターとの接続も可能。スマートフォンとの設定では、「スマカメ」でQRコードを読み取り、パスワードを入力するだけ。同アプリからはカメラの映像を遠隔地から見ることができ、映像に動きがあったときに、スマートフォンに通知を行う動体検知機能も搭載している。カメラは100万画素、解像度はHD 720p(1280×720)、VGA(640×480)、QVGA(320×240)に対応。Wi-FiはIEEE 802.11 b/g/n対応。
2015年03月24日ZMPは3月17日、ステレオビジョンシステム「RoboVision 2」の受注を開始したと発表した。同製品はソニー製車載向け超高感度CMOSイメージセンサ「IMX224」を2個搭載し、USB3.0でPCへ取り込むことを可能とするシステム。暗闇でも最大1280×960ピクセルで60fpsのカラー映像が取得できる。SDKとしてカメラのキャリブレーションなどの設定や視差画像を出力するためのライブラリ、すぐに画像を確認できるアプリケーションが付属しており、夕方や暗闇などの低照度環境においても、先行車両や歩行者などのセンシングが必要となる先進運転支援システム(ADAS)や自動運転車の研究開発に活用することができる。「RoboVision 2」は自動車メーカー向けの製品だが、今後、機能を絞り込み量産化・コストダウンを行い、アフターマーケットへの展開も検討しているという。価格は80万円(税別)で、同日より先着50台を初期ロットとして生産を開始し、2015年6月より出荷を開始する。
2015年03月18日○「スマートデータ」「スマートサポート」実現に向け「CLOUDIAN HyperStore 5.1」を発表クラウディアンは2015年2月12日、サーバをハードウェアに使いオブジェクトストレージを構築できるソフトウェアの新バージョン「CLOUDIAN HyperStore 5.1」を発表した。同社は、新たに米ホートンワークス社と提携し、分散データ処理ソフトウェア「Apache Hadoop」と連携することを検証し、Hadoopアプリケーションを何ら問題なく活用ができることが公式に認定されている。Hadoopの標準的な分散ファイルシステムである「HDFS(Hadoop Distributed File System)」は、Hadoopのためのデータ保管を目的としたものであり、データストレージを代替するようなものではない。そのため、実際のHadoop分析の際には、ストレージプールに蓄積されたビッグデータをHDFSにコピーする必要がある。またHDFSに蓄えたデータを他の目的に利用する場合には、別のストレージ装置にデータ移動する必要があった。一方、CLOUDIAN HyperStoreは、Amazon S3に準拠したAPIを備えており、さまざまなアプリケーションと連携できる。HadoopはS3 APIを経由したデータ移動に対応するため、CLOUDIAN HyperStoreをデータの保管場所として活用することで効率のよい分析が可能となると同時に、共有も容易となる。つまり、スケールアウト型オブジェクトストレージのCLOUDIAN HyperStoreであれば、汎用サーバを用いたシンプルで拡張性の高いHadoop対応のオンプレミスストレージを構築できる。CLOUDIAN HyperStore Readyに対応したアプライアンスなどを活用すれば、容易にスモールスタートできるというメリットもある。クラウディアンによれば、CLOUDIAN HyperStoreとHadoopとの連携は、ビッグデータを「スマートデータ」とすることを加速すると説明する。また同社は、スマートデータを活用することによって、CLOUDIAN HyperStoreのユーザーに対してプロアクティブなサポートを提供する「スマートサポート」を実現しているという。そこで、米クラウディアンのCMOを務めるPaul Turner氏と、クラウディアン グローバル テクニカル サポート プリンシパル サポート エンジニアを務める佐藤剛宣氏に、スマートデータとスマートサポートについて話を伺った。○収集・格納から分析まで、効率のよい分析を実現── スマートデータとはなにか。どのような利点があるのかTurner氏IDCの予測によれば、世界の情報量は2020年に40ZBという数字に達すると見られています。そうした状況に向けて、いわゆる「ビッグデータ」を格納するために、拡張性に優れた大容量のストレージが求められるようになってきました。さらに現在、そうしたビッグデータを基にした「分析」が注目されています。「IoT(モノのインターネット)」や「M2M(Machine to Machine)」の分野においては、多数のデバイスからデータを取り込み、高速に分析することが求められます。そのためには、拡張性に優れ、効率よく分析できる“賢い(スマートな)”ストレージが必要です。スマートデータとは、単なる大容量の情報にすぎないビッグデータに、分析に必要となる要素を加えることによって、“賢く(スマートに)”しようという考え方です。当社のCLOUDIAN HyperStoreは、このスマートデータを実現するストレージシステムです。佐藤氏従来のブロック型ストレージは、データを「ブロック」として格納し、“意味”を持たせることはできません。そのデータがどのようなものか、どういった特性を持つかは、ストレージの外にあるアプリケーションなどで管理する必要があります。一方、オブジェクトストレージ技術は、データを「オブジェクト」として格納したうえ、属性情報である「メタデータ」も保管しています。このメタデータを活用することで、高度なデータ管理を可能としています。このデータに意味を持たせる“スマートデータ”の考え方は、高速かつ高度な分析においては非常に重要です。通常の分析では、“ある期間のデータ”であるとか、“対象となるシステムを限定したデータ”であるとか、何らかのフィルタが必要です。これまでは、すべてのデータを読み出したうえでフィルタをかけていました。オブジェクトストレージであれば、事前にフィルタをかけることが可能となります。しかもCLOUDIAN HyperStoreとHadoopの組み合わせであれば、収集・格納から分析までデータを複数のシステム間に移動する必要がないため、非常に効率のよい分析が実現できます。○3つの特徴を備えたユニークなストレージ── CLOUDIAN HyperStoreを活用するメリットとはTurner氏3つのメリットがあります。1つ目は、非常に拡張性にすぐれていることです。データの増加にともなって、ノードを追加するだけで拡張できるのは大きな特長です。需要とともにシステムを拡張できるため、従来のストレージシステムのように、需要に先立ちシステムを事前設計する必要がありません。需要に応じたシステム容量を用意できることは、コスト削減に大きく貢献します。2つ目は、「レプリケーション(Replication)」と「イレジャーコーディング(Erasure Coding)」を同一のプラットフォームで実現していることです。お客様はコストとパフォーマンスのバランスをとりながらデータを格納する最適な方法を選択することができます。単に複製を作成するレプリケーションはパフォーマンスに優れるものの、大きなオーバーヘッドが発生します。イレジャーコーディングは、ほとんどディスク効率を低下させずに、高い耐障害性を実現できます。CLOUDIAN HyperStoreであれば、データ保護のために、パケット単位でイレジャーコーディングかレプリケーション(ミラーリング)の選択が可能です。3つ目は、地域をまたがった分散(Geo Distribution)が可能である点です。特にIoTの分野では、世界各地に配置されたデバイスからログが収集されます。CLOUDIAN HyperStoreであれば、米国のデータは米国のデータセンターに、欧州のデータは欧州のデータセンターに、日本のデータは日本のデータセンターに格納しておきながら、それらのデータセンターに分散したデータを、1つのストレージシステムとして効率よく扱えます。CLOUDIAN HyperStoreは、こうした3つの特長を兼ね備えた非常にユニークなストレージシステムなのです。○Hadoopとの連携により「スマートサポート」を実現── スマートデータによって実現される「スマートサポート」とは佐藤氏従来の一般的なユーザーサポートは「リアクティブ」、すなわち何かトラブルが発生したときに初めて実行する対処療法にすぎません。ビッグデータ解析の技術によって、トラブルを未然に防ぐ「プロアクティブ」なサポートが期待されるようになりました。ところが、昨今は仮想化技術やクラウドの普及によって、システムが非常に複雑化しています。プロアクティブなサポートを実現しようと思っても、ログの量は膨大なため人が状況を的確に判断することは難しく、結果的にサービス品質が低下しています。それをサポートするのが、Hadoopに代表される分析システムですが、ただ分析の機能が存在するだけでは不十分です。たとえば、シャーロックホームズのように事件が起こってから犯人を捜し出すように、トラブルから原因を突き止めるのは比較的容易ですが、“原因となりうるもの”からトラブルを予期するためには、膨大な情報を分析する必要があります。CLOUDIAN HyperStoreであれば、膨大なデータを比較的安価に格納しておくことが可能です。またHadoopとの連携によって、効率のよい分析が可能となります。当社では、この機能を活用し、ユーザーが利用しているCLOUDIAN HyperStoreからインターネット経由でお客様が利用するCLOUDIAN HyperStoreのログを収集して、プロアクティブなサポートを実現しています。それがクラウディアンの「スマートサポート」です。特にサービスプロバイダーなどは、多数のエンドユーザーを抱えており、各ユーザーは多数のシステムログを保有しています。しかし、それらのデータ量は多く、活用に苦労しているというのが現状です。今後は、当社自身が導入事例となって、スマートサポートの仕組みを提供できると考えています。
2015年03月11日インターメスティックはこのほど、曲がるメガネ「Zoff SMART(ゾフ・スマート)」シリーズから「Zoff SMART CLASSIC(ゾフ・スマート・クラシック)」の販売を、全国のZoff店舗およびオンラインストアにて開始した。Zoff SMARTシリーズは、2011年10月に誕生した曲がるメガネ。耐熱性や強度と剛性、幅広い耐薬品性を備えた素材「スーパーエンジニアリング・プラスチック」を用い、軽さに加え壊れにくさを実現させた。2013年12月には「Zoff SMART NEO-METAL(ゾフ・スマート・ネオメタル)」(1万2,000円/税別)、2014年10月には「Zoff SMART Skinny(ゾフ・スマート・スキニー)」(9,000円/税別)を発売している。今回発売するのは、天地を広くとったフロントに彫金風の装飾を施したテンプル(つる)を合わせたクラシックメガネ。これまでの2倍以上の生産工程を費やし、クラシックフレームの細部や立体感を表現した。表面には本物の金属膜の蒸着加工をし、プラスチックながらもメタルの質感を出した。見た目は金属でも、ぐにゃりと曲がるのでフィットしやすい。軽量も、通常のプラスチック製のメガネで多く使用される素材・アセテートによる類似デザインのクラシック商品と比較すると、約20%軽くなっている。テンプルとヨロイには、高精細レーザーで彫刻やエッチングを施した。フレームは、スクエア型の「HUBBLE(ハブル)」、ボストン型の「GEMINI(ジェミニ)」、サーモント型の「VOYAGER(ボイジャー)」、ウェリントン型の「MAGELLAN(マゼラン)」があり、全12通りの種類がある。価格は標準レンズ代を含めて1万2,000円(税別)。
2015年02月18日スマートフォンやタブレットと連動させて遊ぶ次世代オモチャ、スマートトイ。大人だからこそ楽しみたい次世代スマートトイを紹介する本連載、第10回目はスマホの通知を腕元で受け取れる、スイス生まれの格安スマート「トイ」ウォッチをチェック!!○着信の錯覚は妖怪のしわざ?ポケットの中でイタズラする妖怪をご存知だろうか。スマートフォンの通知がブルっとバイブした気がして取り出してみると、そうでもなかったやつ。そう、それ、"スマホあるある"。絶対ブルったはずなのに、何事もなかったかのように佇むスマホ。この事象にはれっきとした名前が付いていて、幻想振動症候群、またはファントム・バイブレーション・シンドロームというらしい。きっと中2病っぽい妖怪が、「喰らえファントム・バイブレーション!!」と技を繰り出しているのだろう。そんな妖怪のイタズラともおさらばできそうなのが、今回紹介するスマートウォッチ「ZeSplash」だ。なんでもスマホとBluetoothで接続し、着信やメールの通知を振動と音で知らせてくれるという。つまりスマホをポケットに入れたままでも、腕元で通知を受け取ることができる。妖怪ファントム泣かせのスマートウォッチだ。画面は防水型のタッチパネルで、マイクとスピーカーを内蔵。タッチスクリーンを使用して電話をかけたり、ボイスコントロールでスマホをハンズフリー操作することも可能。電話をかけてきた相手の情報を表示したり、毎日の歩数やカロリー消費量も測ってくれる。いわゆるスマートウォッチだが、価格は2万円を切るお手頃なウォッチだ。これさえあれば、妖怪ファントムのスマホ鳴らしの攻撃を防げるかもしれない。というわけでさっそくその実力を確かめてみた。○誰からの電話か手元で確認。着信ウォッチさっそく使ってみようとしたが思わぬ落とし穴があった。それはこの「ZeSplash」のiOSアプリがリリースされていないため、機能が一部制限されるのだ。公式サイトには「iOS 4.0以上/Android 2.3以上」となっているものの、iOSは基本動作のみで、全ての機能が使えるのはAndroid端末のみとのこと。これも妖怪のしわざなのだろうか。気を取り直してとりあえずまずはiPhoneとペアリング。「ZeSplash」の電源ボタンを押し、スマホのBluetooth設定画面からあっけなくペアリング。するとiPhoneの連絡先などを自動で同期する。iPhoneに電話がかかってくると、登録名で通知され、スマホをポケットやカバンに入れたままでも誰からの着信か腕元で確認できる。着信ラグは2~3秒ほど。そのまま「ZeSplash」で応対することもできるが、本体のスピーカーから音がダダ漏れになるため注意が必要だ。また着信通知だけでなく、スマホの着信履歴を見ることもできるため、気付かなかった着信を見るのにも便利だ。○画面をスワイプで切り替え。タッチウォッチベルトや本体の一部は防水ラバー製で、画面はタッチパネル式となっている。「ダイヤル」「電話帳」「音声コントロール」「情報」「Music」「歩数計」「通知」「アプリ」などの機能をスワイプで表示。左右でモード切り替え、下にスワイプすると前画面に戻る。○ハンズフリー操作で、近未来ウォッチ腕元の「ZeSplash」からSiriを呼び出し、遠隔操作することもできる。例えばSiriに音声メモをお願いしたり、天気を聞いたりすることも。スマホを腕元でコントロールするちょっとした近未来気分が味わえる。ただし「ZeSplash」の画面上には検索情報は表示されず、音声のみの応対が続くため、こちらも公共の場での使用には注意が必要だ。妖怪ダダ漏れ。○文字盤を簡単チェンジできる、入れ替えウォッチスマートウォッチらしい楽しみ方として、時計文字盤を上下スワイプで切り替えることが出来る。5種類のバリエーションから選べ、いつでもチェンジできる。○スマホ忘れてますよーの、お知らせウォッチ腕時計型の特長をいかした機能として、「紛失防止機能」が便利。スマホと10メートル以上離れるとZeSplashが振動して教えてくれる。これがあればスマホを家に忘れて出かけることや、居酒屋に置き忘れることもなくなるかも。幻想の振動ではなく、リアルに助けるバイブレーション。○結論:スマート・トイウォッチこれはスマートウォッチではなく、スマート「トイ」ウォッチ。「Apple Watch待ち」の人が「雰囲気」を楽しむにはいいかもしれないが、全体的に「トイ」感が強いため、本格的にスマホと連動して「操作」するのは現実的ではない。どちらかというと、スマホと連携する「通知ウォッチ」として捉えたほうが良さそうだ。ただし単なる通知ウォッチと言って侮るなかれ。最近のスマホが大画面化する中、カバンから取り出すのが面倒だったり、本体が大きすぎてうっかり落としてしまう人も多いだろう。個人的にも昨年iPhone 6をポケットから取り出す時に落として画面を割ったこともあった。街中を歩いている時にポケットでブルって来ても腕元でさっと通知だけを確認できれば安全であり、これぞスマートではないか。今年はApple Watchの発売が噂されているが、案外初めはこういった「通知」のためだけに使用されるかもしれない。そういった意味では、似たような一部機能が一足先に使えるスマホ連携時計に、「トイ」以上の価値を見出す人もいるかもしれない。
2015年01月23日ビジョンメガネは2015年1月1日から、衝撃にもキズにも強いメガネ「SuperTAFLEX」を全国で順次発売する。同商品は、宇宙船の部品等にも使われるなど、柔軟性と強度に優れた特殊素材「ウルテム」を使用したTAFLEXフレームを採用。軽さはもちろん、大きく広げたり曲げたりしても変形しにくい柔軟性のあるフレームとなっている。さらに、キズを自然に修復する特性を持つ「クロスガードコーティング」を、メガネフレームに取り入れた。日常の引っかきキズ程度なら10秒程度で自然に修復する機能を実現している。バリエーションは、4型(ベーシックタイプ、スタンダードタイプ、スクエアタイプ、ナイロールタイプ)×3色の合計12種類。薄型非球面レンズ付で価格は2万2,800円(税込)。遠近両用は、プラス3,000円~。
2014年12月19日ミックスネットワークはこのたび、全国6445名のうち、スマートフォンやタブレット端末を持つ1347名を対象に、「スマートデバイスを利用したWebサイト閲覧の利用動向調査」を実施し、その結果を発表した。これによると、1日あたりの平均利用時間は、1時間以上使用するとした人がスマートフォンでは62.6%、タブレットでは52.9%となった。利用場所は、スマートフォン・タブレットともに自宅が最も多く(90%以上)、閲覧対象は「ニュースサイト」が両端末において60%を超える結果に。スマートフォンでの閲覧は、ニュースサイトに次いで、「一般向け情報サイト(44.7%)」や「Facebook、TwitterなどのSNSサイト(42.6%)」「企業サイト(41.2%)」が多い結果となった。また、「過去1年以内にWebサイトを閲覧した目的」として最も多かった回答は、両デバイスともに「商品を購入する」で、スマートフォンユーザーが58.7%、タブレットユーザーが69.9%。私用の商品販売価格に関する「情報収集」なども、スマートフォン・タブレットの両方にて約50%の回答があった。なお、ミックスネットワークは12月16日、同調査の結果を紐解くセミナーを実施し、「マルチデバイス最適化成功のポイント」などを紹介する予定。東京都・千代田区のフクラシア東京ステーション RoomAにて、13:30~より開催する。参加費は無料だ。
2014年12月08日ZMPは10月31日、イタリアのベンチャー企業VisLabが開発したステレオビジョンシステム「3DV-E」の販売を開始したと発表した。VisLabは、イタリア・パルマ大学のAlberto Broggi教授が率いるベンチャー企業で、自動車分野のための画像認識アルゴリズム、およびインテリジェントシステムの研究開発を行っている。マシンビジョン、パターン認識、機械学習、人工知能、ロボット工学およびリアルタイムシステムといった分野での研究をベースに、車線検知、車両・歩行者検出、障害物検知などの技術を有し、2010年には、パルマから上海までを自動運転車両で走行を行った実績もある。ZMPは、VisLabと今年5月よりステレオビジョンシステムのマーケティングで協業を開始し、すでに大手自動車メーカーなどへの導入実績がある。そして、今回の新製品の販売開始により、自動運転/高度運転支援システムの開発といった自動車分野に加え、建機・農機などの産業用機械分野、移動ロボットなどにおける環境認識システム構築の支援を進めていくとしている。同製品は、2つのカメラから3次元空間を再構築するステレオカメラシステムであり、リアルタイムで高精細な3次元情報を提供する。具体的には、高密度視差画像が取得できる他、秒間最大700万点の出力が可能となっている。また、VGAサイズの3Dマップが作成できるのに加え、25fpsの高速処理を実現している。この他、消費電力は5.5W、サイズは187x37x50mm、重量は550gと、低消費電力・小型・軽量となっている。なお、価格は45万円(税抜き)。製品は本体の他、I/O・電源ケーブル、GビットEthernetケーブル、ACアダプタなどのケーブル類で構成されている。
2014年11月05日エレコムは21日、スマートフォンやタブレット、PCを使って、外出さきから自宅といった離れた場所の映像を確認できるネットワークカメラ「NCC-EWNP100WH」「NCC-ENP100WH」を発表した。10月下旬より発売し、価格は「NCC-EWNP100WH」が34,430円、「NCC-ENP100WH」が31,655円。カメラの撮影アングルを操作できる「パン・チルト機能」を搭載。水平方向のパンは355度、垂直方向へのチルトは120度の広い範囲をカバーする。撮影範囲は専用アプリを通じて沿革から操作できる。また、赤外線を利用して夜間など暗い場所でも被写体を鮮明に撮影可能な「ナイトビジョンモード」を備える。撮影モードは、周囲が暗くなると自動的に「ナイトビジョンモード」モードに切り替わる。カメラ本体にはスピーカーとマイクを内蔵し、音声の確認や被写体との会話も行える。さらに学習リモコン機能を搭載することで、外出先からスマートフォンを使ってエアコンやテレビといった家電の電源を切ることもできる。このほか、動作検知機能により、撮影している映像に変化があった場合に撮影した静止画をメールに添付して送信することも可能。カメラの映像は静止画、動画いずれもPCやNASへ保存できるほか、本体に搭載したSDカードスロットで、SD/SDHC/SDXCカードに記録できる。「NCC-EWNP100WH」と「NCC-ENP100WH」の違いは、無線機能の有無のみで、そのほかの仕様は共通。カメラは100万画素のCMOSセンサ、対応フォーマットは動画がH.264、MJPEG、静止画がJPEG、対応解像度はHD(1,280×720ドット)、VGA(640×480ドット)、QVGA(320×240ドット)、対応撮影レートはHDが24/20/15/10/5(fps)、VGA/QVGAが30/20/15/10/5(fps)。電源はACアダプタ。有線ネットワークは10BASE-T/100BASE-TX、無線ネットワーク(NCC-EWNP100WHのみ)はIEEE802.11a/b/g/n/ac対応有線LAN、暗号化形式はWPA2-PSK(AES)、WPA-PSK(TKIP)、WEP(128/64bit)。このほかインタフェースにUSBを備える。NTTドコモの高速通信USBデータカードに対応し、Wi-Fiの電波が届きにくいところでも設置ができる。対応OSはWindows XP SP3 / Vista(32/64 bit)SP2 / 7(32/64 bit)SP1 / 8(32/64 bit) / 8.1(32/64 bit) / Mac OS X 10.6~10.9。Android 2.3~2.4 /3.2 / 4.0~4.4、iOS 5.0~8。対応ブラウザがInternet Explorer 8.0以上、Google Chrome 10以上、Safari 5以上、Firefox 3.6以上、Opera 11以上。本体サイズがW114×D108.4×H114.0mm、重量が約300g。
2014年10月21日National Instruments(NI)の日本法人である日本ナショナルインスツルメンツ(日本NI)は10月14日、高速ビジョンアプリケーション向けの画像入力・処理用ハードウェア「NI CVS-1459RT」を発表した。同製品は、堅牢性に優れた小型ビジョンシステムで、クアッドコアIntel Atomプロセッサと、USB3 Vision規格に準拠したカメラ専用のUSB 3.0ポートを2つ備えているのに加え、ビジョン統合ロボット、工業用検査、OEMビジョンアプリケーションに共通する過酷な環境に耐えることができる。また、プログラミングには、システム開発ソフトウェア「LabVIEW」、もしくは「Vision Builder AI」を使用する。さらに、FPGA対応のI/Oをカスタマイズし、検査結果を工業用I/Oと同期させて、ハードウェアタイミングネットワークトリガを構成してカメラによる画像入力をトリガさせるという高度な機能も搭載されている。そして、システムに搭載された高度なFPGA機能を使うことができれば、アドオンソフトの「LabVIEW FPGA」モジュールを使用してFPGA機能のカスタマイズを図ることも可能となっている。この他、独自のグラフィカルシステム開発プラットフォームに欠かせない「LabVIEW」再構成可能I/O(RIO)アーキテクチャをベースに開発されている。これにより、組み込み監視/制御システムの設計、試作、実装を行うための新手法とも言えるグラフィカルシステムの開発において、「LabVIEW」のプログラミング環境と商用オフザシェルフ(COTS)のハードウェアを組み合わせて、開発の大幅な簡素化を図ることができる。その結果、外部PCを用意しなくても、「LabVIEW」と「CVS-1459RT」のみで、工業用画像処理、高度なI/O機能、工業用通信機能、データロギング、およびヒューマンマシンインタフェース(HIM)が1つの環境に統合でき、システムがシンプルになるとしている。なお、価格は43万8000円(税抜き)。
2014年10月15日パナホームはこのほど、スマートハウス「エコ・コルディス2」を発売した。○「PM0.5」も除去し室内に清潔な空気を導入同商品は、"ウェルネス"と"スマート"を進化させ、空気質へのこだわりによる健康配慮やHEMSによる省エネ性・利便性の高いくらし等を実現するスマートハウス。2013年4月より発売しているスマートハウス「エコ・コルディス」が持つ住まいの価値(大容量太陽光発電ルーフによる優れた経済性と斬新なデザイン、ネット・ゼロ・エネルギーによる経済性等)をベースに、"ウェルネス"と"スマート"の進化を図った。また、デザインにおいても先進性の向上を図るとともに、光や風を取り込む等、自然を活用する空間の演出により、豊かなくらしの提案も行う。新しく採用する換気システムは、空気の質に配慮。空気中の粒子PM2.5の中でもより身体に危険とされるPM0.5にも対応。0.3μm(マイクロメートル)の微小粒子を99.97%除去する「HEPA(ヘパ)フィルター」を、工業化住宅業界で初めて標準搭載し、各居室にきれいな空気を直接給気する。また、"スマート"の進化として新採用するHEMSでは、パナソニックの「スマートHEMS」コントローラーにタブレット型の「プライベート・ビエラ」を採用。エネルギーの収支状況の確認やエアコン等の対応機器のコントロールによるエネルギーマネジメントだけでなく、窓・シャッターの開閉やテレビの視聴もできる等、より便利で快適にすまいのトータルマネジメントが行えるよう進化を図った。屋根にはいっぱいに太陽光発電システムを搭載し、使うエネルギーの約3倍のエネルギーを生み出すとともに、高い断熱性能と活エネ技術により「ゼロエネを超える家」とした。また、光熱費において、同商品と約20年前(1990年代前半)の住宅とを比較した場合、年間約27.5万円の光熱費削減効果と年間約46.1万円の売電金額を合わせ、年間約73.6万円の節約が可能だという。
2014年10月02日スマホは毎日の生活に欠かせないものですが、スマホを使うことで毎日を便利で快適に過ごせる「スマートライフ」は利用していますか。8月16、17日に、ミサイルマンとYouTuberの「PDS株式会社」が登場する、スマートライフ体感イベントが行われました。グランフロント大阪ナレッジキャピタル北館1Fで行われたこのイベントは、たくさんのサービスによって暮らしがどう幸せになるかを参加者自身に確かめてもらう「体験型」を重視。多くの来場者が楽しみながら体験しました。メインステージでは、16日の人気YouTuber「PDS株式会社」による スマートライフ体験動画 の公開収録を皮切りに、17日にはお笑い芸人「ミサイルマン」によるトークショーを開催。「ミサイルマン」のステージでは、「dビデオ」を利用できる「スマートな部屋」と、利用できない「スマートではない部屋」にコンビが分かれて入室。お互いの部屋で同じお題が与えられ、その答えをどちらが早く見つけ出すことができるのか比較してみることに。「スマートな部屋」を担当した西代さんは18秒で答えを見つけられましたが、「スマートではない部屋」を担当する岩部さんは本棚を探しても一向に答えを見つけられません。手持ちのタブレットで探しているものがすぐに見つかる便利さを体験するとともに、「dビデオ」に約20,000タイトルが収録されているというコンテンツの豊富さを知った西代さんは、「実際に使うとめっちゃ楽しい!」と絶賛! 充実したサービスを通してスマートライフの一端を笑いを交えて伝えてくれました。スマートライフアドベンチャーでは、「dビデオ」「dヒッツ」「dマガジン」「dアニメストア」の4つのサービスを実際に体験できるブースを設置。サービスに触れることで答えを見つけるクイズラリーは子ども連れにも大盛況で、終日長蛇の列ができていました。「dビデオ」「dヒッツ」「dマガジン」「dアニメストア」の4つのサービスには、どれも魅力が満載。「dビデオ」なら、国内外のドラマや映画はもちろん、アニメや音楽PVまで約20,000タイトルの動画を月額500円で見放題。レンタルショップに行く感覚で、連続ドラマや話題作を好きなだけ楽しめるからとっても便利。しかも、家に居るときにはテレビにつないで大画面で楽しむことも可能。もうレンタルショップはいらないかも!?「dヒッツ」は、最新の楽曲から懐かしの名曲まで、月額500円で300プログラムが聴けるストリーミング音楽サービス。今の気分に合わせてシチュエーションごとに曲をチョイスできるから、通勤中やリフレッシュしたいときに利用したいですね。雑誌を買うと、部屋にどんどんたまっていくのが困りものですが、「dマガジン」ならその心配はなし。いろいろなジャンルの雑誌約80誌を月額400円で丸ごと購読できるから、1冊買うよりお買い得。そして、「dアニメストア」は、TV放送中の最新作や懐かしのタイトルまで、国内最大級の約1,000作品、約17,000話が月額400円で見放題。テレビアニメのバックナンバーも全部まとめて見られるから、子どもの頃に見た名作をまた楽しむのもいいですね。毎日の生活を楽しく、充実してくれる「スマートライフ」は、楽しいことに目がない欲張り女子にも注目されています。8月30日にワールド記念ホールで開催される神戸コレクションにも、「dマガジン」を体験できるブースが出展。イベントに先駆け、神戸コレクション人気モデルによる スマートライフムービー も公開中。また スペシャルサイト では、神戸コレクション出演モデルに会えるキャンペーンも実施中だから、ぜひ応募してみて。(9月16日まで)これまでの生活をよりハッピーに変えてくれる「スマートライフ」。生活に取り入れれば、毎日がもっとキラキラしそう。・スマートライフ 公式サイト
2014年08月29日