先ごろスイスのジュネーブで開催された、「第86回ジュネーブ国際モーターショー」で、タイヤメーカーの米Goodyear Tire & Rubber Companyが展示した、ボール状のタイヤが大きな注目を集めている。海外メディアはこぞってこの話題を採り上げている。このボール状のタイヤ「Eagle-360」は、一般の乗用車では4輪タイヤの代わりに4つ搭載されるように設計されている。もちろん、未来のクルマ、特に自動運転車への搭載を狙って作られたものだ(図1)。このタイヤは、自動運転車での操作性の改善を狙い、クルマとの接続性(Connectivity)をしっかり確保し、さらには生物のサンゴを模したようなタイヤ表面形状を持つ(具体的なイメージは参考資料1の動画を参照)。完全な球状のボールをタイヤにした形は、最新のハリウッド映画「スターウォーズ」に登場する、丸いボールで走るロボット「BB-8」を思い浮かべる(図2)。雪だるまのような形をしており、BB-8という名前のBBは、RobotをイメージするBall-botと呼ばれていたようだ(参考2、3。その8は、8番目ではなく、形が8の字に似ていることから来ているという。Ballbot-8からBB-8と呼ぶらしい)。Goodyearが今回、未来の自動運転車に向けたタイヤとして提案したボール状のメリットは、究極の運転しやすさであり、ボールゆえにすべての方向に動くため、安全性の向上につながるという。これはタイヤ内部に、組み込まれたセンサが道路状態をモニターし、それをドライバーやクルマのECU、あるいは近くのクルマなどに伝えることで、安全性を上げることができるようになるとしている。タイヤの中に、センサやエレクトロニクス回路、送信機を入れる技術は、新車に「TPMS(Tire Pressure Monitoring System)」の搭載が義務化されて以来、すでに実績が積み上がってきている。加えて、駐車場の縦列駐車にも簡単に対応できる。そのまま真横に動けるからだ。縦列駐車場から出る時も真横に出てから、そのまま道路に沿って進めばよい。Uターンも簡単で、混雑した道を対向車線に移って、そのままバックすることも容易にできる。それも自動運転ならなおさら容易だ。タイヤの表面形状は、自然界のサンゴの形に学び、この形状を3Dプリンタで踏み面パターンを模倣している(図3)。こうすると自然のスポンジのように、道路が乾いた状態では球状タイヤは固くなり、雨などで濡れていると柔らかくなってスリップ抵抗を上げるように働くという。肝心の走行に関しては、磁気浮上技術を使うとしている。常に浮いていれば地面の形状や条件に依存しないため、ガタガタすることもなく乗り心地は快適なはずである。ただし、回転をどのように与えるかについては、同社のプレスリリースでは述べられていないし、このタイヤを採り上げた海外メディアもそれにはまったく触れていない。磁石はすべてN極とS極がある。同じ極同士なら反発し合い浮上できる。ただし、タイヤの回転とは別の話である。タイヤの回転は、やはりモータを利用するのであろう。モータの動作のようにN、S、N、Sを交互に変えることで反発を回転に変えていく。ただし、モータのデザインと、その駆動力をボールの回転につなげるような仕組みを開発する必要がある。タイヤの中のモータに電力を供給するには、無線を利用できる。電気自動車用の無線給電は85kHz程度の低周波でkWクラスの電力を供給しているため、これは可能である。では、その内部モータを回転、停止、向きの変更、回転回数の変更などの制御技術も必要になるが、これはどうするか。これにも無線技術を使うが、これはMHz以上の情報を電波に乗せて送ればよい。自動運転ではクルマ内のモータ制御用の信号を作り出し送るだけではなく、歩行者や他のクルマなどの障害物を認識し、避けるため情報を素早く得るための演算能力も求められる。すなわち、いわゆる情報系の演算プロセッサからモータ制御システム、さらに球状タイヤ内のモータを制御するための時間、など一連の制御テクノロジーの演算・処理・制御の全体に渡るレイテンシを少なくとも10ms程度にまで縮めなければならない。このためには半導体チップへの要求はもっと高速化が求められることになる。ただしこれらはあくまでもクルマ側の処理でタイヤ側ではない。この技術はタイヤメーカーと議論を進め、標準化できる所はライバル会社と一緒に標準化を進めていく努力も必要になる。無線関係は標準化した方が開発効率は高い。今回のボール型タイヤは将来の自動運転に向けた技術の1つとして、タイヤメーカーとクルマメーカー、ティア1、2メーカーなどとコラボする価値があるだろう。参考資料「The Goodyear Eagle-360 concept tire」(2016/02/29)「BB-8: Everything You Need to Know About the New Star Wars Droid」(2015/08/26)「BB-8について知っておくべき9つのこと【『スターウォーズ』新ドロイドの仕組みまで徹底解説!】」(2015/12/18)
2016年03月23日たまの休日、いつもは近所の公園に遊びにいくところを「ちょっと珍しい公園」に行き先変更してみませんか? 東京大田区にある西六郷公園は通称「タイヤ公園」とも呼ばれ、古タイヤを利用した怪獣・ロボットのモニュメントやタイヤ遊具がたっぷり!子どもの頃、私自身も遊んだことのあるタイヤ公園の魅力をご紹介しましょう!タイヤが遊び道具の公園!公園の中はいたるところにタイヤがひしめきあっています。古タイヤを利用した一風変わったタイヤ公園は開設当初、日本全国から取材オファーが殺到したそう。アメリカやオーストラリアなど海外でも紹介され、大きな話題を集めたそうです。その人気は今でも途切れることなく、平日・休日問わずたくさんの子どもたちがタイヤと戯れ、夢中になって遊ぶ姿を目にすることができます。超巨大モニュメント!「怪獣」が見下ろす広場見どころはなんといっても怪獣に似せた超巨大モニュメント! すべてタイヤでできており、大きいものは足から頭までの高さが8m、頭からシッポまでの長さが20mもあるため、その迫力に圧倒されっぱなしです。「怪獣退治に出発!」などといいながら、つながったタイヤの中をすり抜けたり落ちないように上を歩いたり、自分たちでストーリーをつくりながら全身を動かす遊びができます。また、吊るされた大きなタイヤの内部に入り込んで隠れ家気分を味わったり、横幅のとても長いすべり台があったり(意外とスリル満点!)、頂上にタイヤのあるジャングルジムがあったりと1日中遊びつくせます。広場一面に敷かれた砂はクッションの役目を果たしており、そうした安全面への気遣いも親となった今はうれしく感じるところです。あの頃と変わらない安心感小学生になると友だちを誘い、自転車で意気揚々と遊びにいっていたあの頃。最初は「なぜこんなにタイヤが!?」とびっくりしました。当時は西六郷公園という正式名称があることすら知りませんでしたが(笑)、密かに気に入っていた入口付近の花壇には今でも四季折々の花が咲き乱れており、あの頃のままであることを実感します。子どもたちの創造性をのばすだけでなく、公園としての安全性を保ちながらのびのびと遊べる配慮がなされた「タイヤ公園」。ぜひ、ご家族で足をのばしてみてはいかがでしょうか?・ 大田区ホームページ:西六郷公園(タイヤ公園) (すだあゆみ)
2016年01月02日俳優モーガン・フリーマンの乗った飛行機がアメリカ・ミシシッピ州で5日、緊急着陸を強いられたそうだ。当時モーガンのみを乗せていた同機は、離陸して間もなく、タイヤが破裂したためにパイロットが緊急胴体着陸を行ったのだという。この事件についてモーガンは「時々物事は予定通りにいかないものだからね。タイヤが破裂してしまって他の問題を引き起こしたんだよ。でもありがたいことに僕の優秀なパイロットであるジミー・ホブソンが僕らにかすり傷も作ることなく安全に着陸してくれたのさ」「飛行機に関しては怪我もなくとは言えないけどね。私たちの安全のために祈ってくれて感謝しているよ」とコメントしている。ナショナル・ジオグラフィック・テレビジョンのシリーズ『ザ・ストーリー・オブ・ゴッド』の撮影に向かう途中だったモーガンは、離陸地から36マイル(約58キロ)離れたミシシッピ州トゥニカに緊急着陸を行ったという。自身も12年前にパイロットの資格を取得しているモーガンは昨年、ミシシッピ州の自宅から出演した『ルース&アレックス』の試写会が行われるトロント映画祭へ自ら操縦かんを握る飛行機で向かう途中に、機械故障により緊急着陸を強いられたため、映画祭に90分遅刻する事態となっていた。(C)BANG Media International
2015年12月08日横浜ゴムは10月15日、車の空気抵抗低減に加え、走行時に発生する車両のリフト(浮き上がり)抑制に貢献するタイヤのエアロダイナミクス技術を開発したと発表した。同社は2010年から空力シミュレーションを活用したエアロダイナミクス技術を研究しており、2012年12月にはタイヤハウス内における空気の流れを制御するためインサイド(車両装着時内側)のサイドウォールにフィン状突起を放射線状に配置した技術を発表した。今回の研究では、車両全体の空気の流れを制御するために、フィンの形状を新たに開発し、タイヤのショルダー部に近いサイドウォールに、斜めに配置した。また、このフィンをアウトサイド(車両装着時外側)のサイドウォールに配置すると、フィンがタイヤ上部では空気抵抗の低減に寄与し、下部では車両のリフト抑制に貢献することを突き止めた。さらに、東北大学流体科学研究所の大林茂 教授らとともにスーパーコンピューター「京」を使って大規模な空力シミュレーションによるパラメータスタディを行った結果、空力的効果を高めるフィン配置に関する知見を得ることができたという。同社は、同技術を実用化することで、車の燃費性能を高めるとともに車体の安定性を向上するタイヤ開発が期待できるとしている。なお、新形状のエアロダイナミクスタイヤは10月28日から東京ビッグサイトで開催される第44回東京モーターショー2015に参考出品される予定。
2015年10月16日モンドデザインは4月30日、廃タイヤを再利用したスピーカー「SEALスピーカー ps-096」の予約受付を開始した。50個限定の受注生産品だ。価格は税込51,840円。専用スタンドの価格は税込2,700円となっている。ps-096は、廃タイヤの形を活かして作ったスピーカー。廃タイヤを利用したスピーカーは世界初だという(モンドデザイン調べ)。タイヤの弾力性によって、振動を適度に吸収し、温かみと深みを持つ独特のサウンドを実現する。入力端子としてAUX×1を備えるほか、Bluetoothにも対応。バッテリーは内蔵しておらず、使用時は一般的な家庭用コンセントに接続する必要がある。スピーカーの出力は15W×2。スピーカーユニットは直径30mmフルレンジ。本体サイズはW525×D525×H200mm、重量は11kg。
2015年05月01日コンチネンタルタイヤは3月1日、製品ラインナップに電気自動車とハイブリッド車向けに開発されたタイヤ2タイプを追加したと発表した。両製品は共にConti.eContactというブランド名で生産されることとなるが、それぞれが電気自動車またはハイブリッド車の駆動系に合わせた特殊設計となる。20インチの電気自動車用Conti.eContactは、乗用車用タイヤとしては径が大きく、比較的幅を細くすることで、転がり抵抗を従来タイヤと比較して約30%低減した。同製品を導入することで、電気自動車の航続距離を理論上最大6%向上させるとしている。一方のハイブリッド車向けには17インチと18インチを用意。パワーが必要なSUVでも使用可能で、転がり抵抗を約20%低減することに成功したという。また、同社製タイヤとしては初めて、転がり抵抗とウェットグリップ性能において、EUタイヤラベリング制度でA評価を獲得した。同社は「Conti.eContactシリーズのタイヤはすでにフォルクスワーゲンやルノーなどから装着タイヤとして承認を得ているほか、今年中にドイツや欧州の他の自動車メーカから承認が得られる予定だ」とコメントした。
2015年03月02日カー用品店の「ジェームス」はこのほど、ベーカリー「アンティーク」とコラボレーションしたタイヤ型のスイーツ『JMSタイヤチョコリング』を開発した。同スイーツは、北海道・東北・北陸地方にて、同店でタイヤを購入し、交換する際の待ち時間に提供していたもの。ベーカリー「アンティーク」とコラボレーションし、雪の中のスタッドレスタイヤをモチーフに開発した。サクッと焼き上げたブラックココアのパイ生地の中に、濃厚なガーナチョコクリームが入っている。仕上げには、ホワイトチョコをかけて雪を表現。形状はよりリアルなタイヤに近づけるべく、「溝」「黒さ」「ジャリジャリとした氷雪」も再現している。これまでは、北海道・東北・北陸地方で先行実施したキャンペーンで提供していたが、好評だったことから、このほど関東以西でのキャンペーンでも提供する。静岡県内の全5店舗では、12月6日・7日の2日間限定でコーヒーとセットで無料提供。各日先着200個で、無くなり次第終了となる。タイヤ4本セット購入者には、平日限定で同商品を提供。茨城・栃木(小山神山店)・埼玉・千葉・神奈川・東京・愛知・静岡・三重・大阪・京都・奈良では12月8日まで、岡山・徳島・香川・福岡・熊本・鹿児島・大分では12月31日まで実施する。
2014年12月05日ブリヂストンは11月14日、路面と接しているタイヤから接地面の情報を収集、解析し、路面情報やタイヤの状態を把握するセンシング技術「CAIS(Contact Area Information Sensing)」のコンセプトに基づいて、タイヤの摩耗状態(残り溝の深さ)を推定する技術を開発したと発表した。タイヤの過度の摩耗はグリップ力の低下や故障の原因となり、事故を引き起こす危険性もある。今回の技術は、車両の通常走行時において、タイヤの内面部に取り付けたセンサが、タイヤの踏面部の挙動変化を取得、その挙動変化の情報を解析することで、タイヤ踏面部の摩耗状態を推定し、運転席でそれをリアルタイムで把握することを可能とするもので「CAIS」としては3つ目の技術(CAIS III)となる。そもそものCAISは、TPMS(Tire Pressure Monitoring System:タイヤ空気圧監視システム)の延長に位置する技術で、CAIS Iはタイヤ内部に2つの歪みセンサを設置し、タイヤの歪み度合を図ることで、直進しているのか、コーナリング中なのかを判別する技術。CAIS IIは周方向の加速度センサを搭載し、路面の状態によって変化する振動を解析することで、「乾燥」「半湿」「湿潤」「シャーベット」「積雪」「圧雪」「凍結」の7つの路面コンディションを判別する技術で、2011年よりネクスコ・エンジニアリング北海道と共同で高速道路の路面状態のリアルタイム監視に向けた研究が進められているという。今回のCAIS IIIは径方向(回転方向)の加速度をMEMSセンサによって検知することで、タイヤの摩耗度を推定するもの。具体的には回転するタイヤが路面に接地すると、タイヤにかかる遠心力(加速度)がセンサの位置により変化し、センサ部が地面側にある際は回転ではなく、直進することになるため加速度がかからなくなるほか、タイヤと路面の界面部分は外側にたわんでおり、そこでは逆にタイヤの曲がり具合が異なるため、加速度が増加するという特性がある。このたわみ具合は新品のすり減っていないタイヤと摩耗しているタイヤでは傾き具合が異なり、摩耗度が高くなると接地端部の傾きが増加し、加速度が増す傾向があるという。この傾きを数値化し、それを演算処理することで、摩耗状態を推定しようというのが今回の技術の核心部分となる。また、実際にはクルマの本体側にデータの受信機と演算コンピュータを設置する必要があるため、センサデータを送信する仕組みも必要となる。今回の研究では2.4GHz帯の省電力無線方式を採用したが、トランシーバICなどを含めシステムとして数mWほど必要とのことであったので、コイルと磁石による回転体による発電機をタイヤの中に設置し、そこから電力を供給することで、データ送信を実現したという。この結果、高速道路を用いたトラックによる実地試験で、推定された摩耗状況と、実際の摩耗状況を比較したところ、摩耗レベルで70%ほど残っている状態で、その誤差は±1mm程度を達成したという。同社では、トラックのタイヤの摩耗具合は設置場所により異なるため、そうしたタイヤの適切なローテーションタイミングの決定などを実現することで、タイヤを最後まで使い切ることを可能とし、その結果としての経費削減を実現したいとしており、同技術を商用車に適用できればとしている。ただし、実際に商用化のめどはまだ立っていないとのことで、今後は、さまざまな使用条件(タイヤ種や取り付け軸)に対するアルゴリズムの実地検証を進めていくほか、さらなるセンサシステムの小型・軽量・省電力化を目指した開発を行っていくとしている。
2014年11月14日Freescale Semiconductorの日本法人であるフリースケール・セミコンダクタ・ジャパンは10月23日、0.3gという軽量小型の統合パッケージタイヤ空気圧モニタリング・システム(TPMS)ソリューション「FXTH87ファミリ」を発表した。同ファミリは、7mm×7mm×2.2mmパッケージを採用しながら2軸加速度センサ・アーキテクチャ、圧力および温度センサ、統合マイクロコントローラ、RFトランスミッタ、および低周波(LF)レシーバを搭載しており、小型TPMSモジュールを構築することを可能とする。また、RF消費電力も7mA lddとしており、バッテリ寿命の延長を可能にするという。さらにマイコンと専用ファームウェアを統合したことで、最大8KBのカスタマ用フラッシュメモリの利用が可能とのことで、アプリケーションの柔軟性の強化ならびに製品市場投入の早期化を可能にするとしている。なお、同ファミリはすでに量産出荷を開始しており、1万個購入時の単価は参考価格ながら3.45ドルからとしている。
2014年10月23日オレンジ・ジャパンはこのほど、iアプリに対応した自動車のタイヤ空気圧を監視するシステム「TPチェッカー P418」の販売を開始した。同商品は、自動車タイヤの空気圧と温度をリアルタイムで監視し、異常をiPhoneやiPadに送信し警告・表示するシステム。App Storeからアプリをダウンロードし、4本のタイヤホイールには、空気圧とタイヤ内温度を検出するセンサー送信機を装着。シガーライターソケットにセンサーデータの送受信スティックを差し込めば利用できる。タイヤ空気圧監視システムは欧米で既に義務化され、日本での近い将来の法制化が見込まれるなか、日本国内の電波法に適合させ同商品の販売開始となった。製造は同社が共同開発、製造を委託する台湾のオレンジ・エレクトロニクスによる。価格はオープン。1月31日までの調査による参考上代価格は3万5,700円(取り付け工賃別)となる。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2013年02月18日クルマを運転する人にとって、冬は気を遣う季節です。雪国ではさらに運転に注意しなければなりません。特に、路面を確実にとらえるようタイヤをスタッドレスにしておくことは大事です。これはクルマの冬支度。準備はOKかを聞いてみました。調査期間:2012/10/25~2012/10/28アンケート対象:マイナビニュース会員有効回答数 916件(ウェブログイン式)雪国に住む人91人と、雪国以外に住む人825人に分けて、「スタッドレスなどの雪用タイヤ」を準備しているかを聞いてみました。■雪国に住むドライバーの人に聞いたあなたはスタッドレスなどの雪用タイヤを準備していますか?はい78人85.8%いいえ13人14.3%やはり「クルマの冬支度」は大事なんですね。約86%の人が雪用タイヤを用意しています。■雪国以外の地域に住む人にドライバーに聞いたあなたはスタッドレスなどの雪用タイヤを準備していますか?はい100人12.1%いいえ725人87.9%それでも100人の人が準備しています。こういった「転ばぬ先のつえ」が安全なクルマの走りに大きく影響するのでしょう。この725人の人に、雪用タイヤではなく「タイヤチェーンの準備」があるかを聞いてみました。■タイヤ用のチェーンは準備していますか?はい42人5.8%いいえ683人94.2%天候の急変などによって降雪などに遭った際には「タイヤチェーン」が必要になります。準備している人が少ないですが、クルマのトランクに用意しておくべき装備です。また、タイヤチェーンを自分で装着できるように練習しておくと良いでしょう。雪国のドライバーに冬場の運転で気をつけていることを聞きましたのでご紹介します。●急加速しない。エンブレを使う。(宮城県/女性/34歳)両方とも非常に重要なことですね。●スピードを出さない。車間距離をあける。急な動きはしない。薄暗くなったら必ずライトをつける。(新潟県/女性/32歳)ライトに関する指摘には注目ですね。早め早めの対応が事故を未然に防ぎます。●安全第一。無理はしない。急ブレーキにならないように、常にゆっくり車間をあけて。雪が降った時は本当にすべる!!(滋賀県/女性/25歳)無理をしない、これが大事なことですね。この女性はいいドライバーでしょう。●ブレーキは早めでゆっくり。アンチロック・ブレーキ・システムを利かさないFF車ならケツを振ったらアクセルを踏む。吹雪や新雪より晴天の夜の除雪後の凍結は侮れない。(福井県/男性/49歳)この人はドライバーとして素晴らしいベテランでしょう。指摘が非常に的確ではないでしょうか。あなたはクルマの冬支度、雪用タイヤの準備をちゃんとしましたか?(高橋モータース@dcp)
2012年12月24日モンドデザインはこのほど、日本初の廃タイヤチューブをリユースしたバッグ・スニーカーなどをメンズ中心に展開する「SEAL」ブランドから、強度と防水性を保ちつつ軽量化を実現したバイカラーの長財布「ロングウォレット bi-color」を発売した。この新ウォレットは、主要素材に大型トラックの使用済みタイヤチューブをリユース。内部は流行のバイカラー仕様になっており、本革をていねいに染め上げ、発色の良さを実現した「クロムイエロー」「バーミリオン」の2つをカラーを採用した。新たにタイヤ素材をすいて薄くするという工程を開発・採用しており、素材本来の強度や防水性を損うことなく、財布に必要な軽さを実現。国内職人の緻密な縫製作業も可能となり、高い技術が凝縮されたアイテムとなった。表面に採用しているタイヤチューブ自体の衝撃性や防水性が内部を保護するだけでなく、傷や汚れにも強いので長く使用できる。この「タイヤチューブをすく」という工程は非常に高度な技術が必要で、製造できる場所が限られているため、初回は各色限定50個の販売を行い、順次追加生産を行う予定だ。現在、「SEAL」表参道本店とオフィシャルオンラインストアにて販売中。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年09月21日「モンドデザイン」は14日、使用済みタイヤチューブから作った長財布「ロングウォレットbi-color」を発売した。同商品は、廃タイヤチューブをリユースしたバッグやスニーカーなど、メンズを中心に展開する「SEAL」ブランドとして発売された長財布。主要素材には大型トラックの使用済みタイヤチューブを採用。タイヤ素材をすいて薄くするという新工程により、素材本来の強度や防水性を損なうことなく、財布に必要な軽さを実現したという。サイズは幅190×高さ100×厚さ20mm。重量は約170g。内部はバイカラー仕様で、カラーはクロムイエローとバーミリオンの2色を用意した。価格は19,950円。国内職人による手作り製品のため、初回各色50個の限定販売となる。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年09月20日モンドデザインは、日本初となる廃タイヤチューブをリユースしたバッグ、スニーカーを展開する「SEAL」ブランドより、デザイン性と耐久性を追求した「ストライプビジネストートバッグ」を9月6日に発売した。同商品は、主要素材に大型トラックの使用済みタイヤチューブをリユースしたもの。ビジネスで使用する大きめの書類やファイルのほか、大型ノートPCも楽に収納できるサイズで、なおかつ荷物を入れた時でもスマートさを損なわない最適なデザインを追求したという。手持ち・肩掛け・ショルダーの3WAY使いとなっており、持ち手とショルダーベルトに使用している特徴的なストライプテープには、ハリとツヤがあり、耐久性に優れた日本製のものを採用したとのこと。表面に使用したタイヤチューブ自体の衝撃性や防水性により内部を保護し、傷や汚れにも強い。また、負荷の強い部分を補強材やカシメで補強することで、より強度を上げているという。カラーはワインレッド・ベージュ・レッド×グレーの3種。価格は2万3,100円。なお、同商品は、国内職人の緻密な縫製作業が必要なため、初回は各色50個の数量限定として販売する。購入は、SEAL表参道本店とオフィシャルオンラインストアにて。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年09月11日ブリヂストンは8月4日、ゴムとタイヤの博物館「ブリヂストンTODAY」(東京都小平市)にて、「親子で学ぶタイヤ安全点検イベント」を開催する。タイヤの構造と摩擦など、夏休みの自由研究にもぴったりの内容だ。同イベントでは、「タイヤの溝の役割は?」といった夏休みの自由研究にも使える内容に加え、タイヤの空気圧の測り方やスペアタイヤの交換方法など、ドライバーの安全確保に役立つ内容の両方が盛り込まれている。開催は8月4日の1日限りだが、時間を分けて3回行われる予定。1回の開催時間は90分となっている。イベントの内容は、「タイヤの溝の役割は? タイヤの空気圧の測り方は?」「タイヤの構造といろいろな摩耗」「スペアタイヤの交換方法」の3つ。さらにゴムとタイヤの博物館「ブリヂストンTODAY」をブリヂストン社員の案内で見学できる。自由研究に使えるように、イベントの様子や館内はすべて撮影が許可されているとのこと。「ブリヂストンTODAY」はゴム、タイヤなどブリヂストンの情報を紹介する展示館で、身近なゴムやタイヤの情報を実物やパネル、映像で展示している。申込みは特設専用Webサイトから行う。参加の条件は子供と保護者の組み合わせで、最大4人までであること(大人のみ、子供のみの参加は認められていない)。参加費用は無料で、参加者にはおみやげが用意される。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年07月23日オーシャンブリッジは、同社の高速・多機能ビューア「Brava Enterprise(ブラバ エンタープライズ)」がブリヂストンのタイヤ設計システムのビューアに採用されたことを発表した。既存システムを変えずにコストを3分の1に削減し、セキュリティ強化を実現したという。ブリヂストンでは、グループ全体でPCのOSをWindows XPから7へ全面的にバージョンアップすることを決定。コストメリットが高く、よりセキュリティの高いビューア製品への切り替えを検討していた。選定における必須条件は、CADデータをHPGL形式のファイルで管理しているため「HPGL形式への対応」、自社の「CADシステムとの連携」の2点。加えて、「機能を絞り、コストを抑えつつ、十分なセキュリティ対策がなされていること」だった。以上の条件をすべて満たすということで採用されたのが、同社のビューア。すでにブリヂストン タイヤ部門の数百名の設計技術者が使用する、CADビューアで同ビューアーが利用されている。同ビューアは、文書、画像、CAD図面といったさまざまな形式のファイルに対応した多機能ビューアソフト。ファイルの高速表示、持出制御や印刷制御などのセキュリティの確保、2つのファイルの差分比較、表示ファイルへの朱書きや墨消しなど、さまざまな機能を搭載している。文書・図面管理システムやECM、ワークフローシステム、SharePointなどに組み込める「Brava Enterprise」、クライアントPCごとにインストールして使用する「Brava Desktop」があり、用途に応じた使用が可能だ。今回の導入事例は、オーシャンブリッジのサイトで公開されている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年05月15日コンチネンタルタイヤはこのほど、メルセデス・ベンツの新型Bクラスの純正タイヤに「ContiSportContact 5」のランフラットタイヤとハイパフォーマンス・エコタイヤ「ContiEcoContact 5」が純正採用されたと発表した。「ContiSportContact 5」はコンチネンタルタイヤの独自の技術である「ブラック・チリ」コンパウンドに2種類のポリマーを配合し、優れた走行性能とウェットグリップ、耐摩耗性などを高い次元で両立する。これまでにメルセデス・ベンツのEクラス、Sクラス、SLクラスなどに採用された実績がある。一方、「ContiEcoContact 5」は時速300kmに対応するスピードレンジ「Y」のサイズを有するハイパフォーマンス・エコタイヤ。転がり抵抗を低減して優れたエコ性能を実現しながら、ウェットグリップやブレーキ性能も高く、耐摩耗性、乗り心地も優れている。空気圧がゼロになっても、時速80km以下で最長80kmまで安全な走行ができるランフラットタイヤだ。サイドウォールに剛性の高い補強ゴムを追加し、空気が抜けた時にはこのゴムが車体を支える。コンチネンタルタイヤは自動車部品グループコンチネンタルAGの乗用車タイヤ部門で、ヨーロッパでは欧州新車装着率30%以上を誇るマーケットリーダーとなっている。2014年のFIFAワールドカップ ブラジル大会のオフィシャルスポンサーでもある。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年05月14日JAF(日本自動車連盟)は、高速道路を利用する機会が増える、大型連休の前にタイヤなどの車両点検を行うよう呼びかけた。JAFは、ロードサービス救援現場で故障救援依頼の応急処置を行った後、故障箇所以外にもオイルや冷却水、バッテリー、タイヤなどを無料で点検し、二次事故(故障)の防止を図る「ワンポイントアドバイス」を実施している。2011年度は、175万4320件実施し、点検の結果、応急処置または修理が必要だった箇所は27万6049件にのぼった。そのうち最も多かったのはタイヤ関係で、「空気圧」「摩耗・ひび割れ」などの不具合が11万9617件あったという。特に大型連休の場合は、高速道路のロードサービスも増加傾向にあり、昨年は全国で4756件、1日平均は普段の日の1.6倍にあたる476件にのぼった。そのうち、トラブルの上位につけたのが「タイヤのパンク」1353件(全体の約28%)と「燃料切れ」577件(全体の約12%)だったという。JAFは、なれない高速道路を利用する機会も増えるこのシーズン、クルマで出かける前には、タイヤ(空気圧と摩耗)と燃料のチェックを行うよう呼びかけている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年04月27日JAF(日本自動車連盟)は大型連休を前に、タイヤのチェックを呼びかけている。とくに高速道路では空気圧不足がパンクに直結する原因となり危険だ。昨年のゴールデンウィーク中の高速道路のロードサービスでは、タイヤのパンクが最も多いトラブルだったという。JAFはロードサービス救援現場で応急処置を行った後、二次事故や故障を防ぐために故障箇所以外も無料で点検する「ワンポイントアドバイス」を実施している。2011年度は約175万件実施し、応急処置や修理が必要だったケースは27万6,000件にものぼる。そのうち、最も多かったのがタイヤ関連で、空気圧の不足、摩耗、ひび割れなどの不具合が約12万件もあった。ゴールデンウィークとなると高速道路を利用する機会も増えるが、昨年のデータによれば、JAFのゴールデンウィーク中のロードサービスは1日平均476件と、普段の1.6倍に。その中で最も多いのがタイヤのパンクで、全体の28%を占めるという。ちなみに、2番目に多いのは燃料切れだが、その割合は12%で、パンクの半分以下となっている。こうしたことから、JAFではドライブ前のタイヤの点検を呼びかけている。空気圧のチェック、限度を超えた摩耗や偏磨耗を確認するだけで、危険なパンクなどのトラブルを未然に防ぐことができるという。なお、JAFでは渋滞末尾での追突事故や、思わぬ渋滞による燃料切れ、強い日差しによる子供の脱水症状にも注意を呼びかけている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年04月27日雪道・砂浜での引上げ脱出サービス等、11月から無料にSBI損害保険(株)は、11月1日よりロードサービスの内容を拡充する。この内容は、同日以降に発生したトラブルに対するサービスとして、落輪引上げ・乗り上げ時の引き降ろしサービスで雪道・砂浜等でタイヤが空転して動けなくなった場合でも、引上げや引降ろしサービスを無料で提供するというもの。またロードサービス拠点数も、全国約7,000ヵ所から全国約7,800ヵ所(2010年9月現在)へ拠点数を拡大し、事故や故障など車の突然のトラブルの場合も迅速に対応できるようサポート体制を強化するとのこと。なお同社では、インターネットを最大限活用し、より分かり易く利便性の高い保険サービスの提供に努めるとしており、詳細はリンクの同社サイトを参照いただきたい。
2010年11月03日