池井戸潤原作にハズレなしとばかりにヒットしている映画『空飛ぶタイヤ』。トラックの脱輪事故が整備不足によるものではないかと追い詰められた中小運送会社の社長・赤松がその判断に疑問を感じ、独自の調査を行うと意外な事実が浮かび上がってくる。それは大手企業の進退を揺るがすものだったため、様々な妨害を受けながらも、中小企業が歴然と力に差のある大手企業に真実を求めて敢然と立ち向かっていく。池井戸ものといえば、『半沢直樹』や『下町ロケット』『陸王』などに代表される、真面目に生きている人間が報われる勧善懲悪ストーリー。『空飛ぶタイヤ』も期待に違わず勇気がもらえる。その勇気を担う主人公・赤松を演じるのは長瀬智也だ。○外見はかっこよすぎるが、内面を近づけた長瀬だがしかし、原作を先に読むと勇気よりまず疑問が沸いてくる。赤松が登場するときの描写を引用してみよう。「(前略)ずんぐりした赤松の姿が浮かんでくる。若いつもりがいつのまにか四十を過ぎ、髪も薄くなって疲れきり、脂の浮いた額が光っていた。認めたくないが、どっから見てもオヤジだ。しかもいまの赤松は、控えめにいっても、かなりしょぼいオヤジだった(後略)。長瀬智也も今年40歳になるので年齢的にはちょうどいいが、風貌の描写のギャップに驚いた。驚き過ぎて、原作者インタビューの機会に恵まれた際、「赤松の風貌の描写と映画で赤松を演じている長瀬智也さんにはだいぶギャップがある気がしたのですが、いかがですか?」と質問したら、「確かに原作より長瀬さんは格段にかっこいいですが(笑)、ストレスが溜まっている感じの演技をされていて、赤松になりきっていると感じました」と回答された。映画の赤松はずんぐりしてないし髪も薄くないし脂も浮いてないししょぼくない。でも長瀬はまぎれもなく赤松だ。役にアプローチするとき見た目から寄せていく方法もあるが、『空飛ぶタイヤ』で長瀬は役の内面にアプローチしたのだろう。責任感や信念の強さで中小企業のヒーローとなり、こんな人の下で働きたいと思う赤松になっていた。○つながりを感じさせる演技そもそも長瀬智也はこのテの役が似合う。まっ先に思い浮かぶのは、彼の代表作のひとつ『池袋ウエストゲートパーク』(00年)。長瀬は池袋をホームグラウンドにして仲間と共にそこで起こる事件を解決していく青年マコトを演じた。地元や仲間を大事にして、大切なもののためならとことん体を張る。傷ついても傷ついてもくらいついていく、言葉は悪いが熱血馬鹿な感じが魅力的だった。その後『クローズZERO』シリーズ(07〜)や『HiGH&LOW』シリーズ(15〜)などヤンキー系エンタメが大ヒットしていくが、『IWGP』はその前身といってもいいだろう。また、2014年には「マイルドヤンキー」という用語が生まれ、ヤンキー系エンタメはガチからマイルドまで裾野が広がっていく。『IWGP』のあと長瀬が主演した医者もの『ハンドク!!!』(01)は、池袋のチーマーがブラック・ジャックに憧れて医者になるという話だった。その後、数々の作品を経て、マイルドヤンキーエンタメの可能性を拓いた長瀬が到達したのは、池井戸潤ものだった。池袋でチーマーだった男が、原作いわく“土臭い”運送会社の社長になって、古参の従業員から若手社員までその生活の面倒を親身に見ている。そんな履歴書の妄想をひとしきり楽しませてもらえるほど、本質(絆、仲間、真実、正義みたいなこと)は近いものがあるような気がする。○後輩にもキャラクターの系譜長瀬の面白いところは、TOKIOでは最年少の弟キャラにもかかわらず、俳優として出るときは後輩の面倒見のいいアニキキャラであるところだ。『ハンドク!!!』では同じジャニーズ事務所の二宮和也がチーマー時代の弟分として出演していた。『空飛ぶタイヤ』にはジャニーズ事務所の後輩・阿部顕嵐(Love-tune/ジャニーズJr.)が若手整備士・門田役で出演している。長瀬は、阿部扮する金髪のいまどきの若者・門田に手を焼きつつ、気にかける大人としての役割を担う。門田は大人から見たら理解に苦しむところもあって、当初は脱輪事故も彼の整備ミスなのでは? という疑惑も持ち上がる。出番はそれほど多いわけではないが重要な役だ。大人からはちょい悪に見える青少年の意外な面という点において、門田は長瀬が得意としてきたキャラクターの系譜でもある。阿部は、「若いつもりがいつのまにか四十を過ぎ」というネガティブな感じではなく、いい感じのおじさんになった先輩・長瀬の背中を、初めての映画出演で見る幸運に恵まれたといえるだろう。■著者プロフィール木俣冬文筆業。『みんなの朝ドラ』(講談社現代新書)が発売中。ドラマ、映画、演劇などエンタメを中心に取材、執筆。著書『挑戦者たちトップアクターズ・ルポルタージュ』『ケイゾク、SPEC、カイドク』、ノベライズ『隣の家族は青く見える』『コンフィデンスマンJP 』 など。5月29日発売の蜷川幸雄『身体的物語論』を企画、構成した。
2018年06月24日TOKIOの長瀬智也が主演を務める映画『空飛ぶタイヤ』(公開中)の脚本家・林民夫が、同作についてコメントを寄せた。同作は、『半沢直樹』『下町ロケット』『民王』など数々のヒット作を送り出し、ドラマ化される度に高視聴率を記録する作家・池井戸潤の同名小説を映画化。トラックの脱輪事故によってバッシングされた運送会社社長・赤松徳郎(長瀬智也)は、欠陥に気づき製造元・ホープ自動車を自ら調査するが、そこには大企業のリコール隠しがあった。SNSでは「組織と闘う一人の男の葛藤、勇姿が描かれていた。痺れました。 久しぶりに飽きない2時間だった」「高い技術と誇りを持って立ち向かっていくプロのおっさん達の姿は、本当にかっこよくて惚れる」とクチコミが広まり、現在大ヒット中の同作。矢島孝プロデューサーも「キャスティングよりもまずは脚本だと思った」と語る通り、丁寧ながらもテンポの良い展開で、濃い2時間となっている。今回は、気になる部分について林がメールで回答を寄せた。○アメリカのネットドラマをイメージ――池井戸作品初の映画化作品である『空飛ぶタイヤ』の脚本依頼があった際、どのような印象を受けましたか?読み始めたらぐいぐいと引き込まれ、一気読みしました。社会派でありながらエンターテインメントとして成立しているのが素晴らしいと思いました。初めての映画化だったのはその時は知りませんでした。この作品にとってどうか、この物語にとってどうか、ということを最優先事項に考えました。――脚本を執筆するうえで意識したことや、苦労された点は何でしょうか?2時間におさめることです。まず、タイヤの脱輪事故から始まる、ある種の巻き込まれ型の物語としてとらえました。脱輪事故がなければ、主人公の赤松は別の人生を歩んでいたはずだからです。だから脱輪事故を冒頭早い段階で起こし、赤松がどういう人間であるかということを、それに対処する行動で描いていきました。他の登場人物も同じで、自分語りを極力排し、非常時に対する行動、リアクションで人間を描きました。アメリカのネットドラマのように、背景をあまり描かず、物語で転がしていくイメージです。ある状況に対し、怒るのか、あきらめるのか、自分を守るのかで、人間が現れてくると思ったのです。観客の想像力を信じ、行間を駆使し、時には台詞のないリアクションで人間を描くという方法です。それでも登場人物があまりに多く、2時間ではおさまりきりません。赤松とホープ自動車の狩野(岸部一徳)は最後まで会うことはありません。最終的な闘いは刑事の高幡と狩野です。別軸で闘っていた井崎(高橋一生)を赤松は存在すら知りません。でもそれこそが巨大な敵と闘うリアリティにあふれていて、赤松にとって本当の敵は、顔が見えないのです。主人公なんだから赤松と狩野が最後は直接対決しよう、などという物語のための決着は最初から考えませんでした。敵は顔が見えないけれども、どこかで顔の見えない誰かが自分なりの方法で共に闘ってくれているシーンが物語を豊かにしてくれていると思いました。多くの登場人物がこの物語には必要なのです。必要ならば描いていくしかありません。シークエンスでいろんな人物をさばきながら、うねるように観客を巻き込むことだけを考えました。それでも脚本は140枚近くになり、本木監督の職人ような的確な演出がなければ2時間ではおさまらなかったでしょう。○原作の精神に則ったラストシーン――原作では描かれなかったラストシーンを入れたのはなぜでしょうか?赤松がホープ自動車の人間で接するのはほぼ沢田(ディーン・フジオカ)だけです。彼には最初、沢田=ホープ自動車に見えている。でも沢田は単なる一社員で、しかも会社の中でこの事故に関して一番動いてくれているのが彼なんです。それを知らない赤松は、沢田に怒りをぶつける。その2人の関係が僕には、すごく面白かった。だから2人を軸に物語を考えていきました。最初は沢田は電話にもでない。沢田は実在してるのかとさえ赤松は思う。ロビーですれ違う。電話で初めて話す。そして直接会う。1億円の補償金を境に2人の人生は別方向に歩みだす。子供の文集を切っ掛けに再び邂逅する。そんな2人のある種のバディものととらえて、彼らがときには争い、最後は一瞬心を通い合わせて別れていく姿を縦軸に描いていきました。別軸の井崎には「人、1人が死んだんですよ。どうしてそんな会社を助けなくちゃいけないんですか」という直接的な台詞を一言だけ言わせていますが、つまりはそういう話なのではないかと思ったのです。すべてが解決しても命は戻ってこない。人、1人が死んでいる。そのことを痛感している2人がいる。だからあのラストシーンが必要だと考えました。原作の精神と同じだと思います。――完成した作品をご覧になった感想や、長瀬さん、ディーンさん、高橋さんたちの演技はいかがだったでしょうか?素晴らしかったです。長瀬さんは台詞を言っていない時の苦悩の表情も素敵です。父親のあとを継ぎ、10年苦労してきた社長に本当に見えました。おさえた演技もとても魅力的です。ディーンさんは、大企業の社員、一筋縄ではいかない世界を、巧妙に自らの立場を保持しながら、正義のためにも立ち上がる、という難しい、ある意味人間らしい役を繊細に演じていただきました。沢田のどこへ行くのかわからない行動が、物語のいいフックになっていると思います。井崎が唯一会社で私的な言葉を吐くのが「人、1人が死んだ」という台詞です。そこの高橋さんは特に素晴らしかった。高橋さんは自分の演技を見てくれというような過剰な芝居をしないのに、存在感のある、好きなタイプの役者さんです。――最後に本作を手掛けた脚本家として、作品の見どころを教えてください。池井戸さんの原作。長瀬さんの主演。サザンオールスターズの主題歌。本木監督の演出。どんなきっかけでもいいから、劇場に足を運んで観てもらいたいです。1人でも多くのみなさまに観てもらうことを願っています。■林民夫1966年、神奈川県出身。『ルート225』(06)で劇場用映画を初執筆。以後『フィッシュストーリー』(09)、ゴールデンスランバー』(10)、『白ゆき姫殺人事件』(14)、『予告犯』(15)などで、中村監督作品を執筆。その他の作品に『藁の楯 わらのたて』(13/三池崇史監督)、『永遠の0』(13)、『チア☆ダン~女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話~』(17)、『ラストレシピ~麒麟の舌の記憶~』(17)、舞台TEAM NACS本公演「PARAMUSHIR~信じ続けた士魂の旗を掲げて」(18)など。
2018年06月23日映画『空飛ぶタイヤ』(公開中)が、公開から3日間で累計興収約3.4億円の大ヒットスタートを切った。同作は、『半沢直樹』『下町ロケット』『民王』など数々のヒット作を送り出し、ドラマ化される度に高視聴率を記録する作家・池井戸潤の同名小説を映画化。トラックの脱輪事故によってバッシングされた運送会社社長・赤松徳郎(長瀬智也)は、欠陥に気づき製造元・ホープ自動車を自ら調査するが、そこには大企業のリコール隠しがあった。平日の金曜初日にも関わらず、初日は約7,000万円の大入りに。土日も好調に数字を重ね、3日間の累計興収で約3.4億円(3億3,534万8,800円)、動員26万6,810名の大ヒットスタートを切った。週末興行ランキングでは新作の1位を記録しており、最終興収20億円超となる見込みのペースとなっている。主題歌のサザンオールスターズ「闘う戦士(もの)たちに愛をこめて」も、 15日に配信開始されると、各配信サイトのリアルタイム・デイリーランキング1位を席巻した。また原作も映画化発表前が120万部のところ、映画化発表後から65万部増刷、累計発行部数185万部を突破するなど、大きな話題を呼んでいる。観客の男女比は6:4、メインターゲットである40代以上のカップルをボリュームゾーンに20代後半~シニアまで幅広い層が来場。内容も高評価となっており、Yahoo!映画レビューで4.13点、ぴあ映画初日満足度92.1点を記録した。SNSでは「組織と闘う一人の男の葛藤、勇姿が描かれていた。痺れました。 久しぶりに飽きない2時間だった」「高い技術と誇りを持って立ち向かっていくプロのおっさん達の姿は、本当にかっこよくて惚れる」等とクチコミが波及している。○3日間の動き6月15日:動員 5万8,179名、興収 6,963万4,000円6月16日:動員 11万1,358名、興収 1億4,106万1,000円6月17日:動員 9万7,273名、興収 1億2,465万3,800円
2018年06月18日●ちょっと変わったバディ物にしたい自身の作品がベストセラーになるだけでなく、映像化により数々のヒットドラマを生み出す小説家・池井戸潤の作品が初映画化となった『空飛ぶタイヤ』(公開中)。大企業のリコール隠しに挑む赤松社長を長瀬智也が演じ、2018年の注目作となっている。長瀬智也、ディーン・フジオカ、高橋一生と主役級俳優が3人並んだポスターはスタイリッシュながら迫力を見せ、さらに深田恭子、笹野高史、岸部一徳、寺脇康文、小池栄子、阿部顕嵐(Love-tune/ジャニーズJr.)、ムロツヨシ、中村蒼等豪華メインキャストが並ぶ。他、佐々木蔵之介、柄本明、浅利陽介、谷村美月、六角精児、大倉孝二……などなど、細部まで実力派で固められたキャスティングについて、矢島孝プロデューサーに話を聞いた。○熱さとクールさの対比――今回主役の長瀬智也さん、原作のイメージからしてもかなりかっこいい人選だったなと思いましたが、どういう風に決まったんですか?原作の赤松はもう少しもっさりした雰囲気なんですけど、キャスティング時に1度原作の描写を忘れて、ストーリーだけ考えて頭に浮かんできたのが長瀬さんだったんです。社員に慕われる感じ、社長だけど兄貴分みたいな感じが、非常に良かったと思います。長瀬さんとディーンさんが決まった時に、作品全体のイメージが決まりました。――池井戸先生も「かっこよすぎた」と褒めてました(笑)。今まで社会派の作品に出演されていたイメージはないですよね。初めてだと思います。だから、撮影前にいろいろと、赤松像に対しての打ち合わせ行いました。長瀬さんはドラマ版を観ていたので、「映画なり、自分なりの赤松をどう作るか」という思いがものすごくあったみたいです。本木監督と、脚本の林民夫さんと一緒にかなり深い打ち合わせをしましたが、長瀬さんが「僕がやる意味をもたせたい。新しい赤松像を作りたい」と語っている姿が、そのまま赤松だったんですよ(笑)。だから、その時点でもう、いけるなと思っていました。――ホープ自動車の沢田役のディーン・フジオカさんはいかがでしたか?大企業のオフィスに、スーツを着て座っていたらかっこいいだろうな、と頭に浮かびました。それと、長瀬さんと並んだ時の対比ですね。強い熱さと、クールな感じの対比。今回はとにかく、組み合わせが一番大事でした。登場人物も多いので、誰が誰だかわからなくならないように、赤松運送の色、ホープ自動車の色、ホープ銀行の色を想像しながら、キャスティングしていきました。――原作よりも、2人が会うシーンががっつり増えていますよね。群像劇ではありつつも、あの2人のちょっと変わったバディ物というか。2人が人生の中ですれ違った瞬間を描いた作品になるといいよね、と監督たちと話していました。――ディーンさんの人間くささが出ているところが意外というか、素敵な役でした。一番、人間くさい役になりましたよね。世間の人たちも見ると「わかる」と思っていただけると思います。原作では奥さんがいて、家で悩みを吐露したりもしているんですけど、今回離婚経験のある一人暮らしという設定になったのは、本木監督のアイディアです。ムロ(ツヨシ)さんの「ご祝儀返せよ」というセリフまわしもうまいですよね(笑)。関係性が伝わってきます。●ムロツヨシの髪型に懸念が…○高橋一生の深みに期待――高橋一生さんは、池井戸作品でも3度目となりますね。高橋さんには、銀行側の目線で、物語の重要な場面をキュッと締めていただきました。他の池井戸さんのドラマに出てらっしゃるということは頭にあったんですけど、それとは関係なく、少ない出番で深みの出る俳優さんにお願いしたいと思っていました。正義感のなかに、銀行としてのこの物語への関わり方を自然体で表現していただけたと思います。――キャスティングや、撮影で苦労したところはどのようなところだったんですか?スーツ姿の登場人物が多いので、例えば長瀬さんの赤松は「運送会社の社長」をイメージしたときに完全な細身シルエットではない方がいいとか、キャラクターに合わせて衣裳も考えました。岸部(一徳)さんやムロさんの髪型は、メイク部さんが提案してくれて。寺脇(康文)さんのリーゼント姿も、スタイリッシュではない刑事にしたかったので良かったと思います。――ムロさんの髪型の苦労とは……?最初、ちょっと膨らみすぎてるんじゃないかと思って、「これ、大丈夫なの?」と言ってしまいました(笑)。でも実際に動いてみると「こういう人いるよね」という感じで、良いキャラクターになったと思います。――小池栄子さんの演じる記者の榎本は、原作では男性の役でしたね。やっぱり女性が少ない作品なので、増やしたいというところはありました。ビジネスウーマンで少し色気のあるような感じを出していただけました。小池さんと深田恭子さんという2人の女性の役で、生き方の違う女性像が表現できればと思いました。原作では赤松家のストーリーもかなりなボリュームで描かれているのですが、映画では省かざるをえませんでした。短い家庭のシーンながらも、深田さんの存在感で外側にある物語を想像させることはできたんじゃないか、と思いました。実はかなり強い女性ですよね。○舞台からオーディションに――赤松運送の門田役の阿部顕嵐さんは、けっこう抜擢感があるなと思いましたが、どのように決定されたんですか?ジャニーズさんの舞台を拝見していて、オーディションに来ていただきました。オーディションではいくつかセリフをしゃべってもらったんですけど、台詞の裏の意味をちゃんと感じさせる言い回しができたので、これは賭けてみようかな、と思いました。実際完成作を観ると、目が良かったんですよね。最初はすごく緊張していたんですけど、だんだんと撮影現場の雰囲気に溶け込んでいきました。本当にいいお芝居をしていただけたと思います。――プロデューサーの方って、けっこう皆さん舞台を観ていらっしゃるんですね。映画とちょっと違う面が見えるので、舞台はなるべく観るようにしていますね。舞台で面白いと思った方とは、どんどんお仕事をご一緒したいと思います。――阿部さんからは、矢島プロデューサーに向けて「もし演じるならどの役がいいか」という斬新な質問を預かっていまして。私がですか!? そうですね……岸部さんの役をやってみたいですね。上司にこういう人がいたら、怖いだろうなと思います(笑)。そういう、迫力のある役をやってみたいです。――撮影現場で、印象的だったのはどんなシーンですか?佐々木蔵之介さんのシーンはものすごく印象的でした。『超高速!参勤交代』でご一緒しているので、衣装合わせも無しに撮影当日でということになりました。方言のテープなども事前にお渡しはしていたんですが、現場に行った時にはもう、役に入り込んで、できていた。すごいなと思いました。――池井戸先生も、佐々木さんの場面は印象的だったとおっしゃってました。キーになる場面で、佐々木さんが見せる、ちょっと人生から外れてしまった、死んだような目。あれはなかなかできないですよね。――これだけのキャストが出ているのがすごいですが、まとめる方の苦労はあったんですか?キャスティング終わってしまったら現場にお願いするしかないので、基本的には監督にお任せしていました。ただ俳優さんのクランクイン&クランクアップには立ち会わなければならないんですが、スケジュールを見たら「毎日!」と驚きました(笑)。そんな珍しい作品ですし、それだけ豪華なキャストが数多く出ているので、ぜひ期待していただければと思います。※映画『空飛ぶタイヤ』特集はこちら!■矢島孝プロデューサーこれまでの主な担当作品に『鴨川ホルモー』『東京家族』『超高速!参勤交代』『ソロモンの偽証前篇・事件/後篇・裁判』など。(C)2018「空飛ぶタイヤ」製作委員会
2018年06月17日ドラマ「フラジャイル」など数々の話題作に主演する長瀬智也が、この度、映画化としては初となる池井戸潤原作に挑んだ『空飛ぶタイヤ』。長瀬さんにはぴったりともいえる正義感溢れるアツい役を演じるだけでなく、共演陣も魅力的な本作の見どころに迫る。■あらすじよく晴れた日の午後。1台のトレーラーが起こした事故により、1人の主婦が亡くなった。事故を起こした運送会社の社長・赤松徳郎は警察で信じられないことを聞く。突然タイヤが外れた、と。整備不良を疑われ、世間やマスコミからバッシングをされる毎日の中、彼は車両の構造そのものに欠陥があるのではないかと気づき、製造元のホープ自動車へ再調査を要求する。ホープ自動車カスタマー戦略課課長・沢田悠太は、赤松の要求を疎ましく思いながらも真実を突き止めるために、また同じころ、ホープ銀行の本店営業本部・井崎一亮は、グループ会社であるホープ自動車の経営計画に疑問を抱き、独自の調査をそれぞれ開始していく。突き止めた先にあった真実は大企業の“リコール隠し”――。過去にも行われていたそれは、2度とあってはならないことだった。果たして、それは事故なのか事件なのか。男たちは大企業にどう立ち向かっていくのか。正義とはなにか、守るべきものはなにか。日本を代表するオールスターキャストによる世紀の大逆転劇が始まる!■ついに池井戸潤の原作がスクリーンで描かれる!第145回直木賞を受賞した「下町ロケット」をはじめ、「半沢直樹」「花咲舞が黙ってない」「民王」など、世相や現代社会の歪みなどを反映させた数多くの作品がドラマ化され、多くの人の共感を得て社会現象化を巻き起こしてきた池井戸氏。累計120万部突破の大ベストセラー「空飛ぶタイヤ」は、これまでドラマ化が続く池井戸作品の中で満を持しての初映画化となる。2006年に単行本が発行され、第136回直木賞候補作にもなった本作は、池井戸氏本人にとって「ぼくはこの物語から、『ひとを描く』という小説の根幹を学んだ」というほどに思い入れのある1作。2009年にはWOWOW連続ドラマWにて仲村トオル主演で映像化され、「第26回ATP賞テレビグランプリ2009」最優秀賞を受賞するなど、早くから多くの期待を集めていた作品だ。■武骨な社会派に挑んだ、アツい出演者たち!主演の長瀬さんをはじめ、本作にはあえて若手の登場を抑え、実力派を揃えたキャスティングが大きな見どころとなっている。長瀬智也/赤松徳郎「TOKIO」のメンバーとして多岐に活躍する一方、俳優としても一目置かれる存在の長瀬さん。どんな困難にも、あきらめず、負けず、そして終わらせない。自らの信念や正義のため何度でも立ち上がる、巨大企業と戦う運送会社の社長・赤松徳郎を熱演する。長瀬さんは、本作で主人公・赤松を演じるに当たって「役の年齢と近いこともあり、共感できる部分がたくさんありました。社会へ勇敢に立ち向かう役をいただき、とても光栄に思います。そして、僕はいつも通り本気でやるだけです」と語っていた。ディーン・フジオカ/沢田悠太長瀬さんが演じる整備不良を疑われた運送会社社長・赤松と対峙する、ホープ自動車の沢田課長役を演じたディーンさん。赤松からの再三の再調査要求を疎ましく思いながらも、自らも調査内容を疑問に思い調べていく内に、会社がひた隠す、重大な事実に気づいてしまうという難しい役どころだ。「赤松と沢田は立場が全く違いますが、正義に対して近い価値観を持った2人がぶつかり合い、最終的にはそれぞれの戦いを全うしていく…こういう人たちがいたら世の中いい方向に行くんじゃないかなと、希望を感じながら演じることができました」と、自身の役についてふり返っている。高橋一生/井崎一亮「鉄の骨」「民王」に続き今回が3度目の池井戸作品への出演となる高橋さんが、大手ホープ銀行の本店営業本部で、グループ会社であるホープ自動車の担当をしている井崎一亮役を演じる。ホープ自動車の経営計画に疑問を感じ、自らも調査を開始。グループ会社内のいざこざに巻き込まれるも、冷静沈着に本質を見失わず、心に熱い正義を持っている男という役どころ。赤松や沢田と直接対決することはないが、物語の大きな軸の1つとなっている存在だ。「池井戸さんの描く社会的な要素や人間の本質だったりするものが、社会を通して浮き彫りになっていく作品が多いので、出演させていただくことは役者冥利につきます」と、高橋さんは今回の出演に喜びをあらわにした。脇を固めるキャストも実力派ぞろい!文字通りのオールスターといえるキャスト陣が、本作の脇を固めている。主人公・赤松徳郎の妻・史絵役には深田恭子。ホープ自動車常務取締役・狩野威役に岸部一徳。赤松運送専務・宮代直吉役に笹野高史。港北中央署刑事・高幡真治役に寺脇康文。週刊潮流記者・榎本優子役に小池栄子など、総勢37名にも及ぶ錚々たる面々が集結した。■豪華キャストの競演が垣間見える予告編!公開されている予告映像では、懸命に真実を突き止めようとする長瀬さん演じる赤松の姿や、製造元である大手自動車会社のホープ自動車の沢田(ディーンさん)、グループ会社・ホープ銀行の井崎(高橋さん)の登場シーンも見ることができる。さらに、赤松を献身的に支える妻・史絵(深田さん)の姿や、自らの信念を貫く刑事・高幡(寺脇さん)、赤松にすべてを託すもう1人の熱い男・相沢(佐々木蔵之介)、そして「証拠はどこにも存在しない」とリコール隠しを匂わせる狩野(岸部さん)ら、脇を固める超豪華キャストのシーンも解禁されている。最新予告には大企業と孤軍奮闘する赤松が嗚咽する姿も収められており、その先の展開が気になってやまない仕上がりになっている。■サザンの主題歌をフィーチャーしたスペシャルトレーラー解禁!本編映像に「サザンオールスターズ」が歌う主題歌「闘う戦士(もの)たちへ愛を込めて」をフィーチャーした計2分のロングバージョンも、併せて解禁されている。予告編ではサビしか聴くことができなかった主題歌だが、本作のために桑田佳祐が書き下ろした歌詞も大きく表示され、映画と歌詞の世界を存分に楽しめるようになっている。さらに、タイヤの脱落事故を起こした運送会社の社長・赤松を演じる長瀬さんと、事故の再調査を行う自動車会社の社員・沢田を演じるディーンさんが、「巨大企業の闇」について意味深な言葉を交わすシーンも収録。映像のラストでは、「俺が闘わなくて誰が闘う!」という赤松の気迫溢れるセリフも聞くことがことができる。■大先輩と競演を果たした、ジャニーズJr.の阿部顕嵐にも注目!「Love-tune」のメンバーとして活動する阿部さんは、ドラマ「49」で俳優デビューを果たし、翌年には「近キョリ恋愛~Season Zero~」でドラマ初主演。「近キョリ恋愛」に登場する櫻井ハルカ(山下智久)の高校生時代を演じ話題に。舞台では「魔女の宅急便」へ出演し、舞台「何者」では主演を務めるなど、俳優としての活躍に注目が集まりつつある。本作が映画初出演となる阿部さんは、赤松の下で働く若手整備士・門田駿一を演じている。少々態度の尖った、目つきの鋭い金髪の青年という、阿部さんにとって初めてのキャラクターだ。大先輩・長瀬さんと初共演には「長瀬くんをはじめとした大勢の憧れのキャストの方々とご一緒できて、また同じ空気を吸いながらお芝居ができて学ぶことが多く、とても刺激を受けました」とふり返った。■出演者が語る、それぞれの「守りたいもの」とは?完成披露試写会にて登壇した長瀬さんは「守りたいもの」を聞かれると「やっぱり愛する人じゃないですか」と発言すると、会場からは大歓声が!しかし最後に「いればね」と付け加えて笑いを誘った。一方、ディーンさんは「愛するものといえば、やっぱり家族ですね。子どもたちは命をかけて守らなければいけない存在ですし、自分ががんばらなければ、誰が彼らを導いていけるのかと思ってしまいます」と熱い家族への思いを語った。すると長瀬さんは「本当は俺もそれを言いたかった…」と語って再び客席を笑わせていた。また、高橋さんは同じ質問に「想像力」と回答。「自分が言ったことに対して、相手はどう思うか。相手の立場に立って物事を行うためには、しっかり相手のことを思いやるためには想像力が必要だと思います」と真剣な面持ちで語った。池井戸潤が送る骨太なドラマを、若手俳優にはなかなか出せない“大人の色気”を持った3人が体現する本作。熱い魂がぶつかり合う様は、見逃せない1本となりそうだ。『空飛ぶタイヤ』は6月15日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:空飛ぶタイヤ 2018年6月15日より全国にて公開予定ⓒ 2018「空飛ぶタイヤ」製作委員会
2018年06月16日自身の作品がベストセラーになるだけでなく、映像化により数々のヒットドラマを生み出す小説家・池井戸潤の作品が初映画化となった『空飛ぶタイヤ』(6月15日公開)。大企業のリコール隠しに挑む赤松社長を長瀬智也が演じ、2018年の注目作となっている。原作には約70人という多くの人物が登場し、とても2時間におさまる物語ではないと思われたが、テンポの良さでグイグイと引っ張っていく展開に、観客がどんどん引き込まれる作品に。同作を進める際の苦労や、裏話について、矢島孝プロデューサーに話を聞いた。○アメリカのドラマのようなテンポ感に――池井戸先生の作品としては初の映画化ですが、どのように話が進んでいたんですか?実は池井戸先生の別の作品を仕掛けていたんですが、その企画が停滞している時に池井戸さん側から、「これはどうでしょう」と、『空飛ぶタイヤ』を提案されたんです。原作はボリュームもあり登場人物も多いので、2時間の作品としてまとめるとなると、ハードルが高いなという思いはありました。――WOWOWでもドラマ化されていますが、そちらはすでにご存知だったのですか?あえて見ないで、林民夫さんと脚本作りに着手しました。影響されまいと思っても、絶対に影響されてしまうので(笑)。――キャスティングよりも、まずは脚本だったんですね。企画だけが先行して、脚本がうまくいかないのに映画化しなきゃいけない、という不幸な作り方にはしたくなかったんです。脚本がおもしろいと思っていただいたら、キャストも付いてくると思いました。実際に出来上がった脚本はスピード感もあり、とても面白かった。数多い登場人物のキャラクターもはっきり出て、原作のエッセンスが凝縮されていたので、「これはいけるんじゃないか」と思いました。――重厚さもありつつ、すごくテンポが良い作品だなと思ったんですが、そこは狙ってたんですか?脚本の林さんが打ち合わせで、「今のアメリカのドラマのような感じで行ってみたらどうか」と提案されました。その線でいってみたらうまくいったので、本作は脚本による力が大きいと思いますね。○大人数をさばける本木監督――『超高速!参勤交代』の本木克英監督が、というのも意外でした。古い付き合いなんですけど、昔から「社会派のものを撮りたい」と言っていたことが頭にありました。『超高速!参勤交代』でご一緒して、あれも登場人物が多いのに、ものすごくうまくさばいていたので、その手腕も見込んでお願いしました。本木監督は俳優さんに細い指示は出さないのですが、最終的には作品の世界観をきっちりと作り上げる力にいつも敬服してます。「コメディが一番難しい、それができればどんな作品でもできるよ」というのが撮影所での先輩監督達の教えだったそうです。まずは人間を描くことが大切ですから。――松竹出身の監督だからこそ、やりやすいという点はあるんですか?特別なことは、ないですね(笑)。本木監督もこの作品が始まる前に会社を辞めましたので、フリーになって最初の映画で、良い形でスタートを切ったんじゃないでしょうか。――今、隠蔽問題など話題になっていると思いますが、そういう社会的なメッセージを託したいという思いはあったのですか?そのようなメッセージは自然に出て来れば良いと思いましたが、基本的には「人間ドラマ」を描きたいというのが一番の目的でした。単純な善悪ではなく、組織の中の人間関係や、そこから発生する組織なりの善悪という考え方がいろいろ出ればいいなと思いました。――長瀬さんはこの作品に熱い思いを語っていらっしゃったんですが、観た人それぞれに共感するポイントがある、ということなのかもしれないですね。誰に思い入れを持って観るのか、色々だと思います。まずは登場人物の思いを感じていただき、テーマは後から付いてくれば良いのではないでしょうか。例えば渡辺大さんが演じている銀行員や、斎藤歩さんが演じている人事課の人とかも、後ろにいろいろ抱えているものがあるんだろうな、家に違ったら違う人なんだろうなというようなことも、考えながら観ると面白いと思います。○池井戸作品に対する気合い――今までヒット作ばかりの池井戸作品を預かったことに対するプレッシャーは、あったんですか?池井戸さんのドラマはどれも成功しているので、初の映画化作品として「失敗するわけにはいかないぞ」という気持ちはありました。その気合いは、各所に出せたのではないかと思っています。――マスコミ試写が終わった後に、すごく「良かった!」という空気になっていたのが印象的でした。お客さんに観ていただけることで作品は完結するので、そういう空気が一番嬉しいです。この映画がみなさんのもとにきちっと届いて、小さなことでも何かを感じていただけたらと思います。映画ならではの、池井戸作品になったと思います。※映画『空飛ぶタイヤ』特集、次回はキャスティングについてお話を聞いていきます。(6月17日掲載予定)■プロフィール矢島孝プロデューサーこれまでの主な担当作品に『鴨川ホルモー』『東京家族』『超高速!参勤交代』『ソロモンの偽証前篇・事件/後篇・裁判』など。
2018年06月15日●ジャニー喜多川社長も素晴らしい人『半沢直樹』『下町ロケット』『民王』『陸王』など、次々とドラマ化されヒットを飛ばす小説家・池井戸潤の作品が、初めて映画化される。長瀬智也を主演に迎えた『空飛ぶタイヤ』(6月15日公開)は、大企業のリコール隠しと闘う運送会社の赤松社長(長瀬)を軸に、大手自動車メーカー、銀行など様々な立場で働く人たちの姿を描いた群像劇だ。隠蔽やパワハラなど、社会に巣食う病理が連日報道されている中、まるでリンクするようなこの作品に、主演の長瀬は熱い思いで挑んだという。自身も「闘っている人でいたい」と語る長瀬に、同作についてインタビューした。○仕事だけになってしまうのはいけない――今回作中では、赤松社長がかなり厳しい状況に置かれますが、長瀬さん個人が八方塞がりの状況になった時は、どんなふうに考えて乗り越えますか?もう「死んでも良い」と思ってるくらい極限の状況ですもんね。でも僕は「死ぬんだったら、やるか」となるだけの話なので、意外とシンプルです。赤松も高速道路でハンドルを切ろうとするシーンがありますが、きっと疲れたり、壊れそうになったりして、誰しも思い描いた事はあると思うんですよ。その気持ちもすごく分かるけど、だったら最後にやれることはやった方がいいじゃない、と思うしかないんじゃないかな。――諦めないためには、どんな風にモチベーションを保って行ったらいいと思いますか。モチベーションを保てたら、みんな諦めずにすむし、苦労することもないですよね。でもそこでやっぱり助けてくれるのは、家族や仲間なのだと思います。実は仕事に関係ないバイク仲間とかが、逆に救いだったりするのかもしれない。だから、仕事だけになってしまって友達とかけ離れてしまうのは、実は自殺行為で、いざ何かなったとき周りに誰もいなくなってしまうんじゃないか、と思います。赤松にとっては、支えになるのは家族との時間でした。――赤松はとにかく踏ん張って闘い続けますが、見切りをつけて諦めた人達もいっぱい出てきますよね。きっとこうやって、反撃できることなんて奇跡だと思うんです。でもやっぱり、一人の人間が思い描いた綺麗な気持ちを社会がかき消すのは、すごく残酷だなと思います。世間を見ても、ビジネスのために自粛することがあったり、しょうがないことだと思うんですけど、見えない力が子供みたいな純粋な気持ちを壊してしまうのは、すごく残念だなと思うこともあります。僕も一応、社会で仕事をしている人間として分かる部分もあります。でも、いつかこの世界が、社会が、気付くと思っていて。「そんな時代があったんだね」と言われるようになると思うんですよ。いつかみんな絶対に気付く、という確固たる思いもあるので、今はそっと見ている感覚です。――会社が立ち行かなくなりそうな場面にも直面していましたが、長瀬さんが思う、組織のリーダーとして魅力的なのはどういう人ですか?すごい人って、すごくない人ともちゃんと目線合わせてしゃべれるんですよね。例えば、僕みたいなアホな奴と目線を合わせてしゃべってくれる先輩には、ついていこうと思います。この人がこれから成功しようが失敗しようが、一生一緒にいたいと思います。ジャニー(喜多川)さんも素晴らしいですよ。かっこいい男です。●身を削って苦しみ、お金のためにできる仕事ではない○芝居も歌も表現としてやっている――今回『空飛ぶタイヤ』で見た長瀬さんが、役者としてすごく魅力的だったんですが、役者にもっともっと腰を入れたいという思いはありますか?全くないです。そもそも役者という仕事のジャンルを考えていないですね。僕の中ではお芝居も歌も一緒なんです。――全て「表現」という事でしょうか?表現です。芝居も歌も、言葉じゃないけど感じるものだから、自分の中に根拠のない自信みたいなものもありますが、「受け入れてもらえないだろうな」と思うこともたくさんあります。でも、「それでもやるぞ!」という闘いなんでしょうね。傷つくことなんてたくさんあります。分かりやすく言ったら、視聴率なんて、残酷ですよね。でも、僕らはそれに負けちゃいけない。それでもう、身を削って時間を削って、やるわけです。本当は、それで苦しむくらいだったら、お金をもらわない方がいいかなと思ってしまうくらいです。僕はジャニーズ事務所のTOKIOというバンドに属してやっているので、そこもちゃんとやっていきたい。役者活動をしていても一生「役者」とは名乗れないような気もするし、自分では肩書きはあまり作りたくないんです。ただ、僕の人生で自分なりに培ったものもあるし、自分なりに思うこともあるし、先輩たちを見て感じることもある。だから僕なりに考えたことをやるのが、今の自分にとっては一番正しいんじゃないかなと思って、やらせてもらっています。そして、それは応援してくださったり、観てくださったりする方達のためだけにやっているので、自分のためだけだったら絶対にやらないです。お金を稼ぐためにやらなきゃなんて、さらさら思わないです。それ以上に身体や心を削ることも多いですから。○闘っている人の歌の方が胸にくる――すごく思いが伝わってきます。今までの長瀬さんがされていた役って、アウトロー的なイメージが多かったり……下品だったり、うるさかったりもね(笑)。――(笑)。でも、今回は社長という役どころで社会派な物語ですが、そこに対して思うことはありますか?僕の年になると、もう結婚して子どもがいる人も多いし、それこそ社長やってるやつもいるし、自分もそういう年になったんだなというところはもちろんあります。でも、このままでいいのかなと思う部分もあります。だからこそ、この作品をいただいた時に、僕は純粋に、この作品のメッセージは自分のいる世界にも繋がるもので、自分が伝えたいことだと思いました。『空飛ぶタイヤ』という世界で、赤松というキャラクターを通してメッセージを描くことが任務だ、という気持ちでやらせてもらいました。きっとこういう人がいるだろうとか、こうであって欲しいとか。自分が世界で抱えたストレスとか、そういうものが全部ぶつかっている作品のような気がします。逆境の中をとにかく這いつくばって、その風に流されないように前に突き進んでいく姿というか。もう風が強くて目も開かないし、前も見えないけど、それでも前に進む想いが詰まっている。僕は何でも、闘っている人間に凄く魅力を感じるんです。だから、どんな人にでも闘っていて欲しい。「もう、これに逆らってもしょうがねえな」とはなって欲しくないです。自分もいつまでも闘っていないと、やることに深みが出ないですよね。言われたことを純粋にやることも良いですけど、僕はそういうやり方じゃないんだなとつくづく思うし、それは、みんなバラバラで良いと思います。この作品には、観た人の人生も変わるんじゃないか、という位の責任も感じています。だからこそ社会で、本当は綺麗なものを汚そうということがあったら、許せないですね。この世界にいる以上は、お金よりも観た人の人生を考えることの方が大事なんです。そこがなくなったら、残念だなと思ってしまう。綺麗事だと言われても構わないし、僕みたいにそういうやり方しか出来ない人間も、一人くらいいても良いんじゃないかな。やっぱり、闘っている人の歌と、諦めた人の歌だったら、絶対に闘っている人の歌の方が胸にくるはずで。僕は別にお芝居が上手い人、歌が上手い人になりたいわけじゃなくて、人の心が動いたらいいなと思っています。自分にしか出来ないものを描いてやる。赤松も、そういうことだと思います。――拝見した後に、仕事をちゃんとがんばろうとすごく思えた作品でした。そう言っていただけるとありがたいですね。4月から新社会人になった人もいるでしょうし、ぜひとも、観て元気になってもらいたいです。今後の社会は若い人達にかかっているし、期待しています。僕も下の世代のクリエイターの方達とよく仕事をしますけど、彼らからすごく刺激をもらいますし、リスペクトもするし、わくわくするんです。だから、思うようにやってもらいたいです。……がんばって。■長瀬智也1978年11月7日生まれ、神奈川県出身。94年にTOKIOのメンバーとして「LOVE YOU ONLY」でCDデビューを飾る。14年にはジャニーズ史上初となる夏フェス「SUMMER SONIC 2014」に出演するなど、精力的に音楽活動する一方、95年に放送されたドラマ『カケオチのススメ』で初主演を果たして以降数々のドラマ・映画に出演。主な出演作に、ドラマ『池袋ウエストゲートパーク』(00)、『ムコ殿』(01)、『タイガー&ドラゴン』(05)、『マイ☆ボス マイ☆ヒーロー』(06)、『泣くな、はらちゃん』(13)、『フラジャイル」(16)、『ごめん、愛してる」(17)、映画『ソウル』(02)、『真夜中の弥次さん喜多さん』(05)、『ヘブンズ・ドア』(09)、『TOO YOUNG TO DIE!若くして死ぬ』(16)など。
2018年06月14日●信じてついていきたいという思い自身の作品がベストセラーになるだけでなく、映像化により数々のヒットドラマを生み出す小説家・池井戸潤の作品が初映画化となった『空飛ぶタイヤ』(6月15日公開)。大企業のリコール隠しという重いテーマの中、こちらも”初”映画出演を果たしたのが、ジャニーズJr.のユニット・Love-tuneとして活躍する阿部顕嵐だ。主演の長瀬智也演じる赤松社長の元で働く今時の青年・門田駿一を演じた阿部。物語を前進させるキーパーソンであり、同作に出演する数少ない20代として、若者世代を代表する役どころでもある。同作で銀幕デビューを飾る阿部に、インタビューした。○先輩・長瀬に引っ張ってもらった――今回原作も読まれたということで、作品全体の印象を教えてください。作品タイトル自体は知っていたのですが、読んだことがなかったのですぐに原作を買いました。すごくスカッとしましたし、門田役としては、信じる人についていくという素晴らしさを感じました。――門田の筋が通ってるところなど、自分を重ねる部分はありましたか?誰かを信じてついていくというのは、僕個人としても重なっている部分がありました。僕はこの仕事をこの先もやり続けるつもりで、もう、この仕事以外はできないと思っています。そういった、信じて突き進んでいくところに、気持ちを重ねながら演じました。――初めての映画出演とのことですが、そうそうたる先輩に囲まれた大作というのもすごいと思います。どういうお気持ちでしたか?現場には長瀬くんをはじめとして、笹野(高史)さんや六角(精児)さん、テレビで見てきた人たちばかりだったので、緊張しました。長瀬くんや笹野さんがいる待合室に飛び込んで、多分「誰だ、こいつ」という状況だったんですけど(笑)。お二人ともすごく優しいので、花粉症の話で盛り上がったり、飴をくれたり、リラックスして楽しくお話もできました。お仕事の話も聞かせていただいて、全てが勉強になりました。長瀬くんは、これまでご挨拶をさせていただいたくらいでしたが、実際に現場でご一緒したらテレビで見る長瀬くんのままで、想像していた通りの方でした。フランクに話しかけて下さるので、現場にいる間はずっと引っ張っていただいていました。――完成披露試写会の舞台挨拶でも、長瀬さんからつっこまれたりしていましたよね。たくさんフォローしてくださって。ああいう方になりたいと思いました。舞台挨拶の裏側では少し話したくらいで、映画のことについては、ほぼほぼ話していないです。すごくフラットに他の共演者の方とも話されていて、おもしろかったです。――同じシーンが多かったのは六角精児さんだったと思いますが、現場ではどのような感じだったんですか?僕も一応、ギターをやらせてもらっているので、ギターの話で盛り上がりました。あとは、電車旅の話。趣味が仕事につながってるとおっしゃってたので、刺激を受けましたし、現場でもスマートな印象でした。――長瀬さん演じる赤松社長からクビにされながらもついて行こうとする姿が印象的でしたが、阿部さんは門田としてどのように感情を捉えていたんでしょうか?怒られる前から良くしてくださっていたという背景があったんだろうなと思ってました。そこはジャニー(喜多川)さんとかぶるところがあって、むちゃくちゃ言われても、許してしまうんです(笑)。何を言われてもついていきたいと思う部分を、重ねました。信用してた人、一番好きでずっとついてきた人に疑いをかけられると悲しいし、怒りも湧いてくると思うんですが、それ以上に許せてしまう門田は、大人だったんだなと思います。●ファンには赤松社長のような女性になってほしい!?○男女関係なく勇気付けられる――最近はジャニーズJr.さんもたくさんユニットがあって、その中でもこういう大きな作品に出ることについて、メンバーや周囲の反応はいかがでしたか?もちろん、みんな「絶対に観に行く」と言ってくれています。だからこそ、ジャニーズJr.の一員としての責任感はあります。観た方にとっては、ジャニーズJr.イコール僕ということになるわけですから、僕個人としても頑張っているけど、背負っている気持ちがあります。――読者アンケートを取ったところ、阿部顕嵐さんがかっこいいという声も多く、Love-tuneさんへの思いが20万字分くらい来ていまして。20万字ですか!? すごいな……!――そういうファンの女性の方々も観に来ると思いますが、こんな風に楽しんでもらえるんじゃないかな、というポイントを教えてください。僕のことを好きで興味を持ってくれた方も、帰るころには作品を好きになって欲しいし、作品を通して、愛されキャラとして、門田のことも好きになってくれたら嬉しいなと思います。――門田のことは愛されキャラと捉えてたんですか?その部分は、少しあるなと思っていました(笑)。女性は女性に感情移入しやすいのではないかと思うので、深田恭子さんが演じられた赤松社長の奥さんみたいに、包み込むような優しい女性になりたいなと思いながら帰っていくのかな? もしくは小池栄子さんみたいにイキイキと働く方か、どちらかに共感するのかもしれないですよね。でも年齢問わず男女関係なく、たくさんの人に、闘うということに目を向けていただけたら。作品に勇気付けられて、日常生活でも「もっと頑張ろう」と思うようになって、帰ってほしいと思います。だから……赤松社長みたいな女性になってほしいですね。――えっ!!すいません、女性じゃないから気持ちがなかなか……!(笑) 女性はどういう風に見るんだろう!? 一人一人に闘うことがあるから、男女関係なく勇気付けられたら嬉しいです!○若さゆえの感情の動きを出す――でも、阿部さんのおっしゃる通りで、きっと男女も関係なく勇気付けられるということなのかもしれませんね。初映画ということで、監督とはどのように作り上げていったのでしょうか?監督はたくさん「どう思う?」と聞いてくださって、嬉しかったですが、まだ不安になってしまう部分もありましたので、相談させてもらいながら進めました。撮影では監督が本当に何度も「もう1回」と言って撮ってくださったシーンがあるんですが、そこはすごく印象深いし、その後も「もっともっとやりたいでしょう」と言ってくださって、楽しかったです。実は、そのシーンは本編ではカットされています。カットされてるんですけど、どのシーンでも全力で撮り直してくださるんだと思って、嬉しかったです。――くじけたり凹んだりはされなかったんですか?初めての映画で、凹むのは大前提だと思っていました。その上で良いものを出したいから、撮り直しをしてくださって、嬉しかったです。それだけ、期待してくださったのだと思います。逆に「最初はどうなることかと思ったけど、今日良かったよ」と言ってくださったシーンもあって、そこも印象的でした。――舞台『何者』では主演を経験されましたが、大きな2作を通して、自分で成長したと思う点や、気づいた点などはありますか?本木監督と、『何者』の時の演出家の丸尾丸一郎さんに、共通して言われたことが一つありました。それが「若いから、技術じゃ周りに敵わない。本番でのパッションを大事にして」ということでした。年を重ねて経験を積めば技術はついていくけど、今できることはそこではないとはっきり言っていただいたことで、勇気付けられました。もちろんもっと技術的に上手くなりたいと思うけど、まだ足りない分は、少しでも若さゆえの感情の動きで出していけたらと思っています。――今回は映画『空飛ぶタイヤ』特集で、この後プロデューサーのインタビューも予定しているのですが、何か聞きたいことや言いたいことがあればぜひ。なんだろう……そうですね、「『空飛ぶタイヤ』に出るとしたら、どの役をやりたいか」です。――プロデューサーに!? 斬新ですね!聞いてみたいです(笑)■阿部顕嵐1997年8月30日生まれ、東京都出身。ジャニーズJr.内ユニット「Love-tune」のメンバーとして活動。17年10月には単独ライブ「Love-tune Live2017」を行った。ドラマ『近キョリ恋愛~Season Zero~』(14)で初主演を果たす。今作が映画初出演となる。近年は『魔女の宅急便』(17)、『何者』(17)など、舞台にも積極的に出演。
2018年06月13日ジャニーズJr.内のグループ・Love-tuneの阿部顕嵐が出演する、映画『空飛ぶタイヤ』(6月15日公開)の場面写真が4日、公開された。同作は、『半沢直樹』『下町ロケット』『民王』など数々のヒット作を送り出し、ドラマ化される度に高視聴率を記録する作家・池井戸潤の同名小説を映画化。トラックの脱輪事故によってバッシングされた運送会社社長・赤松徳郎(長瀬智也)は、欠陥に気づき製造元・ホープ自動車を自ら調査するが、そこには大企業のリコール隠しがあった。ジャニーズ界で熱い注目を集める阿部は、同作が映画デビューとなる。ジャニーズJr.内のグループ・Love-tuneのメンバーとして活躍する一方、2014年に放送したSexy Zone佐藤勝利主演ドラマ『49』で俳優デビューを果たし、翌年にはドラマ初主演となる『近キョリ恋愛〜Season Zero〜』にて、映画『近キョリ恋愛』に登場する櫻井ハルカ(山下智久)の高校生時代を演じ、恋と友情に悩むリアルな高校生の姿が若者を中心に人気となった。その後、舞台『何者』でも主演を務めるなど、俳優界でも目を引く存在となっている。同作では、先輩である長瀬演じる赤松徳郎の下で働く、若手整備士・門田駿一を演じる。態度の尖った、目つきの鋭い金髪の青年という、阿部にとって初めてのキャラクターの挑戦に。今回公開された場面写真でも真剣な表情で長瀬と向かい合っている。映画出演発表時には「事務所に入った時から10代の内に絶対映画に出演したいと言い続けていたのですが、ついにひとつの夢が叶いました。映画出演を初めて聞いたときは、まるで空を飛んでいる気持ちになったのを今でも鮮明に覚えています」と喜び溢れるコメントを寄せた。また、「長瀬くんをはじめとした大勢の憧れのキャストとご一緒できて、また同じ空気を吸いながらお芝居ができて学ぶことが多く、とても刺激を受けました。本木監督やスタッフさんからも色々なアドバイスを頂きながら、自由にのびのびと素敵な環境でお仕事ができました」と振り返る阿部。4月に行われた完成披露試写会の舞台挨拶では、「外見は金髪で、だけど点検は人一倍やっているというできる男なんですけど、若さとか関係なく、何かに立ち向かって戦っている姿を、共感していただけると僕は嬉しいですね」と緊張気味に役柄について語った。長瀬、岡田准一らに続く、演技派ジャニーズの卵として注目が集まっている。映画『空飛ぶタイヤ』特集はこちら!(C)2018映画「空飛ぶタイヤ」製作委員会
2018年06月04日漫画家・弘兼憲史による『島耕作』シリーズの主人公・島耕作が24日、TOKIOの長瀬智也主演の映画『空飛ぶタイヤ』(6月15日公開)に、コメントを寄せた。同作は、『半沢直樹』『下町ロケット』『民王』など数々のヒット作を送り出し、ドラマ化される度に高視聴率を記録する作家・池井戸潤の同名小説を映画化。トラックの脱輪事故によってバッシングされた運送会社社長・赤松徳郎(長瀬)は、欠陥に気づき製造元・ホープ自動車を自ら調査するが、そこには大企業のリコール隠しがあった。今回コメントを寄せた島は、漫画家・弘兼憲史により1983年にコミック誌『週刊モーニング』(講談社)にて開始されたサラリーマン漫画の主人公。電機メーカーの「課長」から始まり、現在は「代表取締役会長」に就任している。そんな島が赤松社長にエールを送ったのは、兼ねてから池井戸作品に親しんでいたという漫画家・弘兼憲史が同作をいち早く鑑賞し、共感したためだという。弘兼は「社長としての気骨を感じる、いい演技」と赤松社長に扮する長瀬を改めて絶賛した。さらに、闘う男たちの姿を描いた同作にちなんで、「生存競争はつらいよ 闘う戦士たちへ」川柳コンテストを開催。「“しんどいね 生きていくのは”と思った瞬間」をテーマに川柳を募集し、応募した人の中から優秀作品者を、6月12日に実施するイベントに招待する。当日は最優秀賞を発表、プレゼントを贈呈する予定だという。○島耕作 コメントトップに立つ者は部下からそっぽを向かれたら終わりです。その気骨と情熱で得た信頼を失わないよう頑張ってほしい。応援しています!テコットホールディング代表取締役会長島耕作※映画『空飛ぶタイヤ』特集はこちら!
2018年05月24日アイドルグループ・TOKIOの長瀬智也が主演を務める映画『空飛ぶタイヤ』(2018年6月15日公開)のスペシャルムービートレーラーが18日、WEBで公開された。同作は、『半沢直樹』『下町ロケット』『陸王』など数々のヒット作を送り出し、ドラマ化される度に高視聴率を記録する作家・池井戸潤の同名小説を映画化。トラックの脱輪事故によってバッシングされた運送会社社長・赤松徳郎(長瀬)は、欠陥に気づき製造元・ホープ自動車を自ら調査するが、そこには大企業のリコール隠しがあった。スペシャルムービートレーラーは、主題歌であるサザンオールスターズ「闘う戦士たちへ愛を込めて」と映画の本編映像がコラボレーションした計2分のロングバージョン。5日より、SMT(松竹マルチプレックスシアターズ)系列劇場にて上映されていた。本編映像に合わせて、桑田佳祐が書き下ろした歌詞が大きく表示され、映画と歌詞の世界を存分に楽しめる映像に。冒頭では整備不良を疑われた赤松運送社長・赤松徳郎と、事故についての再調査を行うホープ自動車販売部カスタマー戦略課課長・沢田悠太(ディーン・フジオカ)が直接対面し「巨大企業の闇」について意味深な言葉を交わすシーンも初解禁された。映像のラストには「俺が闘わなくて誰が闘う!」という赤松徳郎の気迫溢れるセリフが投げかけられる。また、映像公開に合わせて、車の中で電話する長瀬の新しい場面写真も公開された。
2018年05月18日主演に長瀬智也を迎え、ディーン・フジオカ、高橋一生らオールスターキャストで、池井戸潤の同名小説を実写映画化した『空飛ぶタイヤ』。この度、5月5日から松竹系列のシネコンにて上映されていた、サザンオールスターズの主題歌をフィーチャーしたスペシャルムービートレーラーが、WEB上でも解禁となった。解禁されたスペシャルムービートレーラーは、本編映像にサザンオールスターズが歌う主題歌「闘う戦士(もの)たちへ愛を込めて」をフィーチャーした計2分のロングバージョン。予告編ではサビしか聴くことができなかったが、本作のために桑田佳祐が書き下ろした歌詞も大きく表示され、映画と歌詞の世界を存分に楽しめる。さらに、タイヤの脱落事故を起こした運送会社の社長・赤松を演じる長瀬さんと、事故の再調査を行う自動車会社の社員・沢田を演じるディーンさんが、「巨大企業の闇」について意味深な言葉を交わすシーンも初解禁。映像のラストでは、「俺が闘わなくて誰が闘う!」という赤松の気迫溢れるセリフも聞くことがことができる。『空飛ぶタイヤ』は6月15日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:空飛ぶタイヤ 2018年6月15日より全国にて公開予定ⓒ 2018「空飛ぶタイヤ」製作委員会
2018年05月18日池井戸潤の大ベストセラーを、「TOKIO」長瀬智也主演で映画化する『空飛ぶタイヤ』。本作には豪華俳優陣が集結していることでも話題だが、今回は主演の長瀬さんはじめ、ディーン・フジオカ、高橋一生といったアラフォーの3人に注目!第136回直木賞候補作にもなった池井戸氏の同名小説を原作に描く本作は、ある日、突然起きたトレーラーの脱輪事故によって整備不良を疑われた運送会社社長が、大企業に立ち向かいながら真実を追求する…というストーリー。そんな本作で注目なのが、それぞれ“熱い男”を演じる長瀬さん、ディーンさん、高橋さんという、人気・実力を兼ね備え、幅広い年代から支持を集めるほぼ同年代の3人。■長瀬智也、大企業の闇に立ち向かう熱血漢まず主演の長瀬さん(39歳)が演じるのは、運送会社の社長・赤松徳郎。整備不良ではなく車両に欠陥があることに気づき、製造元である大手自動車会社に対して調査を開始する。クランクイン前に長瀬さんは、「役の年齢と近いこともあり、共感できる部分がたくさんありました。社会へ勇敢に立ち向かう役をいただき、とても光栄に思います。そして、僕はいつも通り本気でやるだけです」とコメントを寄せていたように、劇中では諦めない熱血漢を演じきっている。■ディーン・フジオカ、大企業内部から真実を追うまた、現在放送中の主演ドラマ「モンテ・クリスト伯 -華麗なる復讐-」での熱演も話題となっているディーンさん(37歳)が演じるのは、大手自動車会社・ホープ自動車に勤め、赤松(長瀬さん)と対峙することになる沢田悠太。表向きはクールだが、内に秘めたる熱い思いを持ち、大企業内にいながら真実を突き詰めるべく調査を進めていくという役どころだ。■高橋一生、冷静沈着に独自の調査を開始そして高橋さん(37歳)が演じるのは、ホープ自動車のグループ会社であるホープ銀行の銀行員・井崎一亮。グループ会社内のいざこざに巻き込まれるも、冷静沈着に本質を見失わず、心に熱い正義を持っている男で、ホープ自動車の経営計画に疑問を感じ、自らも調査を開始する。そんな3人と共演した記者・榎本優子役の小池栄子は、舞台挨拶で「長瀬さん、ディーンさん、高橋さんという、世の女性が憧れる最高のイイ男・イイ役者さんと過ごせて嬉しかったです!」とコメント。若手俳優には出せない、“大人の色気”を持った3人の熱い魂がぶつかり合う姿は見逃せない。『空飛ぶタイヤ』は6月15日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:空飛ぶタイヤ 2018年6月15日より全国にて公開予定ⓒ 2018「空飛ぶタイヤ」製作委員会
2018年05月13日アイドルグループ・TOKIOの長瀬智也が主演を務める映画『空飛ぶタイヤ』(2018年6月15日公開)のスペシャルムービートレーラーが5日より上映される。同作は、『半沢直樹』『下町ロケット』『民王』など数々のヒット作を送り出し、ドラマ化される度に高視聴率を記録する作家・池井戸潤の同名小説を映画化。トラックの脱輪事故によってバッシングされた運送会社社長・赤松徳郎(長瀬)は、欠陥に気づき製造元・ホープ自動車を自ら調査するが、そこには大企業のリコール隠しがあった。スペシャルムービートレーラーは、主題歌であるサザンオールスターズ「闘う戦士たちへ愛を込めて」と映画の本編映像がコラボレーションした計2分のロングバージョン。5日より、SMT(松竹マルチプレックスシアターズ)系列劇場にて上映される。予告編等ではサビしか聴くことが出来なかった同曲をいち早く聴くことができるほか、本編映像に合わせて、同作のために桑田佳祐が書き下ろした歌詞が大きく表示される。また、今までの予告編映像とは違う初出しの本編映像も収録された。また、“赤松運送”チームでのメイキング写真も初解禁。赤松社長役の長瀬を中心に、専務・宮代役の笹野高史、整備士・門田役の阿部顕嵐(Love-tune/ジャニーズJr.)、整備課長・谷山役の六角精児が、赤松運送の前で笑顔を見せた。(C)2018映画「空飛ぶタイヤ」製作委員会
2018年05月03日映画『空飛ぶタイヤ』(6月15日公開)の完成披露舞台挨拶が23日、都内で行われ、長瀬智也(TOKIO)、ディーン・フジオカ、高橋一生、深田恭子、寺脇康文、小池栄子、阿部顕嵐(Love-tune/ジャニーズJr.)、中村蒼、浅利陽介、本木克英監督が登場した。同作は、『半沢直樹』『下町ロケット』『民王』など数々のヒット作を送り出し、ドラマ化される度に高視聴率を記録する作家・池井戸潤の同名小説を映画化。トラックの脱輪事故によってバッシングされた運送会社社長・赤松徳郎(長瀬)は、欠陥に気づき製造元・ホープ自動車を自ら調査するが、そこには大企業のリコール隠しがあった。舞台挨拶の前にはレッドカーペットセレモニーも行われ、男性陣はタキシード、女性陣はロングドレスでフォーマルな装い。肩を出した女神のようなドレスの深田は、スリットの入ったスカートで美脚をチラ見せした。また抜群のプロポーションがバッチリ分かる青のドレスを着用した小池は、大胆に背中を見せた。深田は同作について「女性にはできない、男性たちだからこその戦いの姿、それぞれの信念が描かれていて、とにかく男性の背中が素敵です」と語る。「たくさんの方に気に入っていただけたら」と同作への思いを表した。一方小池は、「こんなにかっこいいキャストの方に囲まれて、ということだけを楽しみに現場に。毎日楽しいなと思いながら過ごさせていただきました」と笑顔を見せる。「女性ならでは、プラス記者として、男性とは違った形で正義を求めていきました」と役について振り返った。作品にちなみ「守りたいもの」を聞かれると、小池は「番組のポジションですよ。真面目に死守したいと思っています!」ときっぱり。「誰にも座を渡したくない。そういう気持ちで」と強い思いを語った。
2018年04月23日アイドルグループ・TOKIOの長瀬智也が23日、都内で行われた主演映画『空飛ぶタイヤ』(6月15日公開)のレッドカーペットセレモニーに、共演のディーン・フジオカ、高橋一生、深田恭子、小池栄子、阿部顕嵐(Love-tune/ジャニーズJr.)、中村蒼、浅利陽介、本木克英監督とともに登場した。同作は、『半沢直樹』『下町ロケット』『民王』など数々のヒット作を送り出し、ドラマ化される度に高視聴率を記録する作家・池井戸潤の同名小説を映画化。トラックの脱輪事故によってバッシングされた運送会社社長・赤松徳郎(長瀬)は、欠陥に気づき製造元・ホープ自動車を自ら調査するが、そこには大企業のリコール隠しがあった。丸の内ピカデリーで行われたレッドカーペットセレモニーでは、史上初・ワンフロアを貸し切ったロングカーペットが敷かれ、豪華キャストの登場に観客からも歓声が上がる。男性陣はタキシード、女性陣はロングドレスで華やかに決めた。長瀬は「ようやくみなさんに観ていただける時が来まして」と喜びを表す。「池井戸潤さんの原作に、みんなで撮影に励み、監督に編集という調理をしていただき、素晴らしい作品になったのではないかと思います。早くみなさんに観てもらえることが待ち遠しく思っております」と熱く挨拶した。また、長瀬から「後で一曲歌っていただけるかもしれないですよ」と無茶振りされ、苦笑していたディーン。「とても深い、日本の社会のいろんな面が表現されていると思います」と同作についての印象を語り、「公開までは時間がありますが、一人でも多くの方に観ていただけるように、作品の魅力を少しでもお伝えできれば」と意気込んだ。最後に高橋が、「映画には男性が多く出てきますが、女性もきっと観ていただいた後にそれぞれの正義に向かっていく人間にみなさんが少しでも勇気付けられることを祈っています」と語りかける。長瀬の「空飛ぶタイヤ」という言葉に、観客が「反撃開始!」と応答するシーンでは、長瀬が「それいけ! アンパンマンじゃないですよね?」とボケる場面も。最終的には長瀬が「一発OKでいけますよね!」と観客を信頼した様子で、コール&レスポンスを決めていた。
2018年04月23日6月にデビュー40周年を迎える「サザンオールスターズ」の約3年ぶりの新曲が、長瀬智也主演の映画『空飛ぶタイヤ』の主題歌に決定。あわせて、主題歌も挿入された最新予告映像も到着した。「いとしのエリー」をはじめ、数々の記録と記憶に残る作品を世に送り続け、時代と共に新たなアプローチで常に音楽界をリードする国民的ロックバンド「サザンオールスターズ」。6月25日にはデビュー40周年を迎える彼らが手掛ける、本作の主題歌のタイトルは「闘う戦士(もの)たちへ愛を込めて」。2015年にリリースされたアルバム「葡萄」以来、約3年ぶりの新曲となる主題歌は、社会で闘う人たちを描いた映画の世界観と地続きの過酷な現代社会を切り抜いた桑田佳祐にしか書けない痛烈な歌詞、それをポップスに昇華する「サザンオールスターズ」の真髄が際立つ書き下ろし楽曲だ。また今回、本主題歌をいち早く視聴できる最新予告映像も到着。度重なる悲劇に追いつめられる、長瀬さん演じる赤松社長が「最後まで闘う」と覚悟を決めた強い表情が映し出されるほか、長瀬さんをはじめ、ディーン・フジオカ、高橋一生ら豪華キャスト陣がそれぞれの正義に立ち向かっていく様子を鼓舞するように主題歌がかかり、本作公開にさらに期待が高まる仕上がりとなっている。主題歌を聴いた主演の長瀬さんは、「社会で、日々戦っている汗臭さみたいなものを感じました。そして、頑張れと言われているような気持ちにもなりました。感謝と感激です」と感想を語り、本木克英監督は「映画の内容を繊細に鋭く捉えた歌詞、深刻な本質をからりと奏でるオリジナリティ溢れた曲に鳥肌が立ちました。長く熱狂し、敬愛してきたサザンオールスターズの原点を感じる主題歌にただただ感激いたしました」と話している。さらに、「サザンオールスターズ」は学生時代から自分のアイドルだったとふり返る原作者・池井戸潤も、「40周年という記念すべき年に桑田さんに主題歌を書いていただけるとは、とても光栄です」とコメントしている。『空飛ぶタイヤ』は6月15日(金)より全国にて公開。サザンオールスターズ「闘う戦士たちへ愛を込めて」は6月15日(金)より配信リリース。(cinemacafe.net)■関連作品:空飛ぶタイヤ 2018年6月15日より全国にて公開予定。ⓒ 2018「空飛ぶタイヤ」製作委員会
2018年04月18日5人組ロックバンド・サザンオールスターズの3年ぶりの新曲が、映画『空飛ぶタイヤ』(6月15日公開)の主題歌に決定したことが18日、わかった。同作は、『半沢直樹』『下町ロケット』『民王』など数々のヒット作を送り出し、ドラマ化される度に高視聴率を記録する作家・池井戸潤の同名小説を映画化。トラックの脱輪事故によってバッシングされた運送会社社長・赤松徳郎(長瀬)は、欠陥に気づき製造元・ホープ自動車を自ら調査するが、そこには大企業のリコール隠しがあった。今年6月25日にデビュー40周年を迎えるサザンオールスターズ。2015年に発表されたアルバム『葡萄』以来、約3年ぶりとなる新曲「闘う戦士たちへ愛を込めて」が、『空飛ぶタイヤ』の主題歌に決定した。過酷な現代社会を切りとった痛烈な歌詞をポップスに昇華した、書き下ろし楽曲となる。今回の主題歌をオファーするにあたり、松竹の矢島孝プロデューサーは「二面性、いや多面性のあるドラマに乗る曲はサザンオールスターズしかないと思った」と熱く語る。同曲は、映画の公開と同様6月15日から配信リリースされることも決定し、配信リリースに先駆けて、全歌詞がサザンオールスターズ公式サイトで公開される。また、主題歌入りの最新予告映像も公開。度重なる悲劇に追いつめられる赤松社長(長瀬)が「最後まで闘う」と覚悟を決めた強い表情が映し出される。ディーン・フジオカ、高橋一生ら豪華キャスト陣がそれぞれの正義に立ち向かっていく様子を鼓舞するような主題歌となっている。○長瀬智也コメント社会で、日々戦っている汗臭さみたいなものを感じました。そして、頑張れと言われているような気持ちにもなりました。感謝と感激です。○池井戸潤コメントサザンオールスターズは、学生時代から僕のアイドルでした。40周年という記念すべき年に桑田さんに主題歌を書いていただけるとは、とても光栄です。次回コンサートには必ず駆け付けます!○本木克英監督コメント映画の内容を繊細に鋭く捉えた歌詞、深刻な本質をからりと奏でるオリジナリティ溢れた曲に鳥肌が立ちました。長く熱狂し、敬愛してきたサザンオールスターズの原点を感じる主題歌にただただ感激いたしました。
2018年04月18日アイドルグループ・TOKIOの長瀬智也が主演を務める映画『空飛ぶタイヤ』(2018年6月15日公開)の予告編、及び本ポスター・チラシ画像が23日、公開された。同作は、『半沢直樹』『下町ロケット』『民王』など数々のヒット作を送り出し、ドラマ化される度に高視聴率を記録する作家・池井戸潤の同名小説を映画化。トラックの脱輪事故によってバッシングされた運送会社社長・赤松徳郎(長瀬)は、欠陥に気づき製造元・ホープ自動車を自ら調査するが、そこには大企業のリコール隠しがあった。この度解禁された最新予告映像では、懸命に真実を突き止めようとする赤松や、沢田(ディーン・フジオカ)、井崎(高橋一生)の初公開シーンが含まれる。さらに赤松を献身的に支える妻・史絵(深田恭子)の姿や、自らの信念を貫く刑事・高幡(寺脇康文)、赤松にすべてを託すもう一人の熱い男・相沢(佐々木蔵之介)、「証拠はどこにも存在しない」とリコール隠しを匂わせる狩野(岸部一徳)ら、脇を固める超豪華キャストのシーンも初解禁となる。大企業と孤軍奮闘する赤松が嗚咽する姿も収録されており、先の展開に期待が高まる映像となっている。また本ポスター・チラシ画像には、11名のメインキャストが勢揃いしており、全国の一部劇場にて3月3日より掲出開始。同日よりムビチケも発売される。
2018年02月23日長瀬智也が主演、共演にディーン・フジオカ、高橋一生らを迎えた『空飛ぶタイヤ』。このたび、豪華キャストの初公開シーンを含む最新予告が公開された。「陸王」「下町ロケット」「半沢直樹」などで知られる池井戸潤による同名ベストセラー小説を、初めて映画化する本作。物語は、ある日突然、起きたトレーラーの脱輪事故で整備不良を疑われた運送会社社長・赤松徳郎(長瀬さん)が、自らの無実を信じ、大企業に対して調査を開始するところから始まる。今回到着した最新予告映像では、懸命に真実を突き止めようとする赤松の姿や、製造元である大手自動車会社のホープ自動車の沢田(ディーンさん)、グループ会社・ホープ銀行の井崎(高橋さん)の初公開シーンが。さらに、赤松を献身的に支える妻・史絵(深田恭子)の姿や、自らの信念を貫く刑事・高幡(寺脇康文)、赤松にすべてを託すもう1人の熱い男・相沢(佐々木蔵之介)、そして「証拠はどこにも存在しない」とリコール隠しを匂わせる狩野(岸部一徳)ら、脇を固める超豪華キャストのシーンも初解禁されている。また、最新予告には大企業と孤軍奮闘する赤松が嗚咽する姿も収められており、その先の展開に期待が高まる映像となっている。あわせて、赤松を演じる長瀬さんを中心に、ディーンさん、高橋さん、深田恭子、岸部一徳、笹野高史、寺脇康文、小池栄子、「Love-tune/ジャニーズJr.」阿部顕嵐、ムロツヨシ、中村蒼という11名のメインキャストが勢揃いした本ポスター・チラシ画像も解禁。全国の一部劇場にて3月3日(土)より掲出される。『空飛ぶタイヤ』は6月15日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:空飛ぶタイヤ 2018年6月15日より全国にて公開予定。ⓒ 2018「空飛ぶタイヤ」製作委員会
2018年02月23日主演に長瀬智也、共演にディーン・フジオカ&高橋一生と、いま日本でいちばん熱くかっこいい男たちを迎えた『空飛ぶタイヤ』。池井戸作品初めての映画化となる本作から、待望の30秒特報が公開された。現在放送中の「陸王」をはじめ「半沢直樹」「下町ロケット」「花咲舞が黙ってない」など、数々のヒットドラマをとなった池井戸潤の原作のうち、初めて映画化される本作。長瀬さん、ディーンさん、高橋さんという旬な男たちの競演で2018年最も期待されている日本映画の1つとなっている。そんな本作からこのたび公開されたのは、30秒の中に見どころが凝縮された特報映像。ある日、突然起きたトレーラーの脱輪事故。“空飛ぶタイヤ”が映し出され、整備不良を疑われた運送会社社長・赤松徳郎(長瀬智也)が、自らの無実を信じ、大企業に対して調査を開始するところから物語は始まっていく。映像には、赤松に、トレーラーの製造元であるホープ自動車のカスタマー戦略課課長・沢田悠太(ディーン・フジオカ)、同社のグループ企業であるホープ銀行の本店営業本部・井崎一亮(高橋一生)が、それぞれの立場で巨大企業の闇に迫っていく姿が描かれている。そのほか、深田恭子、岸部一徳、笹野高史、寺脇康文、小池栄子、「Love-tune/ジャニーズJr.」阿部顕嵐、ムロツヨシ、中村蒼ら、豪華すぎる話題のキャストもずらり。世紀の大逆転エンターテインメントを盛り立てている。『空飛ぶタイヤ』は2018年6月15日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:空飛ぶタイヤ 2018年6月15日より全国にて公開予定。ⓒ 2018「空飛ぶタイヤ」製作委員会
2017年11月21日アイドルグループ・TOKIOの長瀬智也が主演を務める映画『空飛ぶタイヤ』(2018年6月15日公開)の特報が21日、公開された。同作は、『半沢直樹』『下町ロケット』『民王』など数々のヒット作を送り出し、ドラマ化される度に高視聴率を記録する作家・池井戸潤の同名小説を映画化。トラックの脱輪事故によってバッシングされた運送会社社長・赤松徳郎(長瀬)は、欠陥に気づき製造元・ホープ自動車を自ら調査するが、そこには大企業のリコール隠しがあった。特報では、タイトル通り事故で"空飛ぶタイヤ"の姿、そして整備不良を疑われた赤松が自らの無実を信じ、大企業に対して調査を開始するところから始まる。またトレーラーの製造元であるホープ自動車のカスタマー戦略課課長・沢田悠太(ディーン・フジオカ)、ホープ自動車のグループ企業であるホープ銀行の本店営業本部・井崎一亮(高橋一生)が、巨大企業の闇にそれぞれの立場で迫っていく姿が描かれている。さらに深田恭子、岸部一徳、笹野高史、寺脇康文、小池栄子、阿部顕嵐(Love-tune/ジャニーズJr.)、ムロツヨシ、中村蒼と話題の豪華キャストが動く姿も。特報とともに、ティザーポスター・チラシが解禁となり、公開日も2018年6月15日に決定した。ポスターは全国の一部劇場にて23日より掲出される。
2017年11月21日池井戸潤の小説を原作に、「TOKIO」長瀬智也主演で映画化する『空飛ぶタイヤ』。長瀬さんのほか、ディーン・フジオカ、高橋一生、深田恭子、岸部一徳、笹野高史、寺脇康文、小池栄子ら豪華キャストが出演することでも話題の本作から、ウルトラティザービジュアルが公開された。本作は、ある日突然起きたトレーラーの脱輪事故。整備不良を疑われた運送会社社長・赤松徳郎(長瀬さん)が、自らの無実を信じ、大企業に対して調査を開始するところから物語がスタートする。今回のビジュアルでは、そんな大企業に挑む覚悟を持った赤松社長の決意が強く表れている。そしてチラシの裏面には、大企業・ホープ自動車に勤務するディーンさん演じる沢田悠太が。含みを持たせた表情が印象的だ。また、本ビジュアルは、9月23日(土)より丸の内ピカデリーほか一部劇場にて掲出開始される。さらに、原作者・池井戸氏によるコメントも掲載されている。<池井戸潤コメント>もし、人を死に至らしめる欠陥を知りつつそれを隠蔽していたなら、それは社会に対する重大な罪だ。 それでも大企業なら許されるのか――。問われているのは、我々の見識と勇気である。■ストーリーよく晴れた日の午後。1台のトレーラーが起こした事故により、1人の主婦が亡くなった。事故を起こした運送会社の社長・赤松徳郎(長瀬智也)は警察で信じられないことを聞く。突然タイヤが外れた、と。整備不良を疑われ、世間やマスコミからバッシングをされる毎日の中、彼は車両の構造そのものに欠陥があるのではないかと気づき、製造元のホープ自動車へ再調査を要求する。ホープ自動車カスタマー戦略課課長・沢田悠太(ディーン・フジオカ)は、赤松の要求を疎ましく思いながらも、真実を突き止めるために、また同じ頃、ホープ銀行の本店営業本部・井崎一亮(高橋一生)は、グループ会社であるホープ自動車の経営計画に疑問を抱き、独自の調査をそれぞれ開始していく。突き止めた先にあった真実は大企業の“リコール隠し”――。過去にも行われていたそれは、二度とあってはならないことだった。果たしてそれは事故なのか事件なのか。男たちは大企業にどう立ち向かっていくのかー正義とはなにか、守るべきものはなにか。日本を代表するオールスターキャストによる世紀の大逆転劇が始まる!『空飛ぶタイヤ』は2018年、全国にて公開予定。(cinemacafe.net)■関連作品:空飛ぶタイヤ 2018年6月15日より全国にて公開予定。ⓒ 2018「空飛ぶタイヤ」製作委員会
2017年09月22日長瀬智也主演の映画『空飛ぶタイヤ』(2018年公開)の追加出演者37名が31日、明らかになった。同作は、『半沢直樹』『下町ロケット』『民王』など数々のヒット作を送り出し、ドラマ化される度に高視聴率を記録する作家・池井戸潤の同名小説を映画化。トレーラーの脱輪事故によってバッシングされた運送会社社長・赤松徳郎(長瀬)は、欠陥に気づき製造元・ホープ自動車を自ら調査するが、そこには大企業のリコール隠しがあった。すでにディーン・フジオカ、高橋一生の出演が発表になっているが、今回新たに豪華キャスト37名が明らかに。4月末にクランクアップを迎えており、現在は編集作業中、2018年初頭に完成の予定だという。赤松の妻・赤松史絵役の深田恭子は「撮影は短い期間でしたが、長瀬さんと8年振りに共演させて頂き、昔と変わらず優しいお人柄で、息子役の高村佳偉人くんは照れ屋で可愛らしく、家族3人でとても楽しく撮影させて頂きました」と振り返った。またホープ自動車常務取締役 狩野威役に岸部一徳、赤松運送専務 宮代直吉役に笹野高史、港北中央署刑事 高幡真治役に寺脇康文、週刊潮流記者 榎本優子役に小池栄子と実力派俳優が集結した。赤松運送の整備士 門田駿一役としては、ジャニーズJr.内のユニットLove-tuneの阿部顕嵐が映画初出演。阿部は「この様な機会を得られてとても光栄に思ってます。長瀬くんをはじめとした大勢の憧れの共演者とご一緒できて、また同じ空気を吸いながらお芝居ができて学ぶことが多く、とても刺激を受けました」と喜びを表した。阿部はさらに「本木監督やスタッフさんから色々なアドバイスを頂きながら、自由にのびのびと素敵な環境でお仕事ができました。僕が演じる門田駿一の、若さ故の心の葛藤に注目していただけると嬉しいです」と見どころを語る。「登場人物一人一人に、人間の魅力が溢れて描かれています。年齢を問わず感情移入して、観た後晴れた気持ちになると思うので、是非映画館に足を運んで頂けると嬉しいです」とメッセージを送った。また、ホープ自動車車両製造部 小牧重道役としてムロツヨシ、ホープ自動車品質保証部 杉本元役として中村蒼が出演。ムロは「今作品はディーン・フジオカ氏との撮影がほとんどでした。ディーンムロの可能性を感じる撮影の日々。あ、これいけるな、ディーンムロいけるな、と」と手応えを感じている様子。「他の出演者の皆さまとは、あまり会えませんでしたが、濃い時間を過ごさせてもらいました。 そんな私も完成を楽しみにしてる一人、そして、長瀬ディーンに大いに期待してます」と作品に期待を寄せた。本木克英監督は「物語のカギを握る人物が非常に多く出演するため、ワンカットでその役割と性格が表現できる力を備えた俳優がどうしても必要でした。そしてそれが充分に実現できたと思います」と自信を見せる。矢島孝プロデューサーも「全員『この役はこのキャストでなければ!』という俳優さんたちが揃いました」と語り、「それぞれを中心にすえたスピンオフをキャストの数だけ創ってみたいという衝動に駆られております」と興奮のコメントを寄せた。他、柄本明、佐々木蔵之介、和田聰宏、木下ほうか、浅利陽介、六角精児、大倉孝二、津田寛治、升毅、谷村美月、近藤公園、村杉蝉之介、渡辺大、矢野聖人、田口浩正、斎藤歩、岡山天音、矢島健一、津嘉山正種、毎熊克哉、加藤満、筒井巧、中林大樹、井上肇、小久保丈二、高川裕也、木下隆行(TKO)、木本武宏(TKO)、池上紗理依が出演する。
2017年08月31日長瀬智也を主演に、ディーン・フジオカ、高橋一生と最旬キャストが顔を揃える池井戸潤・原作の映画『空飛ぶタイヤ』。このほど、本作に深田恭子、ムロツヨシ、中村蒼、寺脇康文、小池栄子ら総勢37名もの日本を代表するオールスターが集結することが発表された。原作は、池井戸氏が「僕はこの物語から『ひとを描く』小説の根幹を学んだ」というほど思い入れのある累計140万部超えの同名小説(講談社文庫・実業之日本社文庫)。先日は、ディーンさんと高橋さんの出演が発表されると、「控えめに言って最高」「神共演すぎる」「楽しみすぎて泣きそう」など、話題騒然となった。■日本を代表するオールスターが大集結!そして、このほど文字通りのオールスターといえるキャスト陣が明らかに。赤松運送社長である主人公・赤松徳郎(長瀬さん)の妻・史絵役には深田さん。ホープ自動車常務取締役・狩野威役に岸部一徳。赤松運送専務・宮代直吉役に笹野高史。港北中央署刑事・高幡真治役に寺脇さん。週刊潮流記者・榎本優子役に小池さん。赤松運送整備士・門田駿一役には映画初出演となる「Love-tune/ジャニーズJr.」阿部顕嵐が抜擢。さらに、ホープ自動車車両製造部・小牧重道役にムロツヨシ、ホープ自動車品質保証部・杉本元役に中村蒼ほか、柄本明、佐々木蔵之介、和田聰宏、木下ほうか、浅利陽介、六角精児、大倉孝二、津田寛治、升毅、谷村美月、近藤公園、村杉蝉之介、渡辺大、矢野聖人、田口浩正、斎藤歩、岡山天音、矢島健一、津嘉山正種、毎熊克哉、加藤満、筒井巧、中林大樹、井上肇、小久保丈二、高川裕也、木下隆行(TKO)、木本武宏(TKO)、池上紗理依と、錚々たる面々が集結した。なお、9月23日(土)からは、全国の一部劇場にてウルトラティザーポスターとチラシの展開が予定されている。メインキャスト&スタッフからコメントが到着!■深田恭子(赤松徳郎の妻/赤松史絵役)今回初めての池井戸潤さんの作品で、このような豪華なキャストの方々と共に参加させていただき、とても光栄でした。撮影は短い期間でしたが、長瀬さんと8年ぶりに共演させていただき、昔と変わらず優しいお人柄で、息子役の高村佳偉人くんは照れ屋で可愛らしく、家族3人でとても楽しく撮影させていただきました。仕事で闘う夫、学校で闘う息子を支える温かい妻を演じさせていただきましたので、微笑ましい家族のお話も是非楽しみにしていただけたらと思います。■岸部一徳(ホープ自動車常務取締役/狩野威役)大企業の組織を守る側とそこに戦いを挑む小さな正義の力。ひとりひとりの俳優の表現をまとめる本木監督の演出。久しぶりの社会派映画を僕は楽しみました。■笹野高史(赤松運送専務/宮代直吉役)長瀬さんとは初めてでしたが、たくさんお話ができて嬉しかった。現実的な物語の撮影で、沈みがちになる現場でしたが、本木監督が毎日楽しげでお元気だったのが印象的でした。■寺脇康文(港北中央署刑事/高幡真治役)大好きな、池井戸さん作品で、大好きな本木監督で、大好きな長瀬智也君と、岸部一徳さんで、大好きな作品にならない訳がありません。ジョジョに負けないリーゼント頭で頑張りました!豪華キャストの『空飛ぶタイヤ』じっくりと、お楽しみください。■小池栄子(週刊潮流記者/榎本優子役)真実を追い求める男達の現場に、負けじと食らいついていくカッコイイ女を演じさせていただきました。長瀬さん、ディーンさん、高橋さんという、世の女性が憧れる最高のイイ男・イイ役者さんと過ごせて嬉しかったです!本木監督はとにかく明るくて、楽しく撮影させていただきました。■阿部顕嵐(赤松運送整備士/門田駿一役)『空飛ぶタイヤ』は僕にとって初めての映画出演となる作品です。この様な機会を得られてとても光栄に思ってます。長瀬くんをはじめとした大勢の憧れの共演者とご一緒できて、また同じ空気を吸いながらお芝居ができて学ぶことが多く、とても刺激を受けました。本木監督やスタッフさんから色々なアドバイスをいただきながら、自由にのびのびと素敵な環境でお仕事ができました。僕が演じる門田駿一の、若さ故の心の葛藤に注目していただけると嬉しいです。登場人物一人一人に、人間の魅力が溢れて描かれています。年齢を問わず感情移入して、観た後晴れた気持ちになると思うので、是非映画館に足を運んでいただけると嬉しいです。■ムロツヨシ(ホープ自動車車両製造部/小牧重道役)今作品はディーン・フジオカ氏との撮影がほとんどでした。ディーンムロの可能性を感じる撮影の日々。あ、これいけるな、ディーンムロいけるな、と。ほかの出演者の皆さまとは、あまり会えませんでしたが、濃い時間を過ごさせてもらいました。そんな私も完成を楽しみにしてる一人、そして、長瀬ディーンに大いに期待してます。■中村蒼(ホープ自動車品質保証部/杉本元役)今回『空飛ぶタイヤ』に出演することになりました。諸先輩に囲まれた現場はとても充実した時間でした。僕の演じた杉本は正義感溢れる男で自分も彼の様に勇気ある人間になれたらいいなと思いながら演じさせてもらいました。きっと皆さんの心に残る作品になっていると思います。■本木克英監督物語のカギを握る人物が非常に多く出演するため、ワンカットでその役割と性格が表現できる力を備えた俳優がどうしても必要でした。そしてそれが充分に実現できたと思います。■矢島孝プロデューサーもう本当に全員「この役はこのキャストでなければ!」という俳優さんたちが揃いました。あまりにもはまりすぎて、それぞれを中心にすえたスピンオフをキャストの数だけ創ってみたいという衝動に駆られております。『空飛ぶタイヤ』は2018年、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:空飛ぶタイヤ 2018年6月15日より全国にて公開予定。ⓒ 2018「空飛ぶタイヤ」製作委員会
2017年08月31日3月の映画化発表以来、原作本は累計140万部を突破し、各所で「絶対に観たい!」と話題になっている「TOKIO」長瀬智也主演『空飛ぶタイヤ』。この度、本作の新たなキャストとして、「鉄の骨」「民王」に続き今回が3度目の池井戸潤原作作品への出演となる、俳優・高橋一生の出演が決定。また、高橋さんのスペシャルインタビュー映像も到着した。よく晴れた日の午後。1台のトラックが起こした事故により、1人の主婦が亡くなった。事故を起こした運送会社の社長・赤松徳郎(長瀬智也)は、警察で信じられないことを聞く。走行中のトラックから突然タイヤが外れたと。整備不良を疑われ、世間やマスコミからバッシングをされる毎日の中、彼はトラックの構造そのものに欠陥があるのではないかと気づき、製造元のホープ自動車へ再調査を要求する。ホープ自動車カスタマー戦略課課長・沢田悠太(ディーン・フジオカ)は、赤松の要求を疎ましく思いながらも真実を突き止めるため、また同じ頃、ホープ銀行の本店営業本部・井崎一亮(高橋一生)は、グループ会社である ホープ自動車の経営計画に疑問を抱き、独自の調査をそれぞれ開始していく。突き止めた先にあった真実は大企業の“リコール隠し”。過去にも行われていたそれは、二度とあってはならないことだった。果たして、男たちは大企業にどう立ち向かうのか。正義とは何か、守るべきものはなにか。日本で一番熱くかっこいい男たちによる大逆転劇が始まる――。「下町ロケット」「半沢直樹」「花咲舞が黙ってない」「民王」など、世相や現代社会の歪みを反映させた数多くの作品がドラマ化されてきた池井戸作品だが、今回は累計140万部突破の大ベストセラー「空飛ぶタイヤ」が満を持しての初映画化。巨大企業と戦う運送会社の社長・赤松徳郎役を主演の長瀬さんが演じるほか、先日、赤松と対峙するホープ自動車の沢田課長役をディーン・フジオカが演じることが発表された。そして今回参加が発表されたのは、「グ・ラ・メ!~総理の料理番~」「カルテット」『3月のライオン』などに出演し、10月から放送の連続テレビ小説「わろてんか」にも参加が決定している高橋さん。彼が演じるのは、大手ホープ銀行の本店営業本部で、グループ会社であるホープ自動車の担当をしている井崎一亮役。ホープ自動車の経営計画に疑問を感じ、自らも調査を開始。グループ会社内のいざこざに巻き込まれるも、冷静沈着に本質を見失わず、心に熱い正義を持っている男という役どころ。赤松や沢田と直接対決することはないが、物語の大きな軸の一つとなっている存在だ。本作で3度目の池井戸作品への参加となる高橋さんは、「勝手にご縁を感じてしまっています。池井戸さんの描く社会的な要素や人間の本質だったりするものが、社会を通して浮き彫りになっていく作品が多いので、出演させていただくことは役者冥利につきます」とコメント。役柄については「秘めたる熱量がとても強い男だと思います。外向きはそこまで見えないですが、本質は熱い信念を持っているので、そのあたりをしっかりと演じ切れたんじゃないかなぁ…という過大評価はできないですが(笑)。でも監督がOKと言ってくださったのでそれを信じます! 」と話し、「社会派というと定義づけられてしまうかもしれませんが、色々な人間が描かれていて、余すことなくそれぞれの人の魅力が描かれています。しっかりとした人間ドラマになっていますので、ぜひ来年の公開を楽しみにしてくださったら嬉しいです 」とメッセージを寄せた。『空飛ぶタイヤ』 は2018年、全国にて公開予定。(cinemacafe.net)■関連作品:空飛ぶタイヤ 2018年6月15日より全国にて公開予定。ⓒ 2018「空飛ぶタイヤ」製作委員会
2017年06月22日俳優のディーン・フジオカが、長瀬智也主演の映画『空飛ぶタイヤ』(2018年公開)に出演することが17日、わかった。同作は、『半沢直樹』『下町ロケット』『民王』など数々のヒット作を送り出し、ドラマ化される度に高視聴率を記録する作家・池井戸潤の同名小説を映画化。トラックの脱輪事故によってバッシングされた運送会社社長・赤松徳郎(長瀬)は、欠陥に気づき製造元・ホープ自動車を自ら調査するが、そこには大企業のリコール隠しがあった。ディーンが演じるのは、ホープ自動車のカスタマー戦略課課長・沢田悠太。赤松からの再調査要求を疎ましく思いながらも、調べていくうちにリコール隠しに気づいてしまう。自分の正義と、サラリーマンとしての立場に揺れる役どころで、原作にはない赤松との対峙シーンも描かれていく。矢島孝プロデューサーは、ディーンの起用理由を「表面のクールさと内に秘めた熱さ、繊細さと大胆さ、組織の理論と個人の価値観、そんな二面性を持つ沢田を演じられるのはディーン・フジオカさん以外にいないと確信し、オファーいたしました」と説明。また、本木克英監督も「男から見ても溜息が出るほど美しい容姿と、鍛え抜かれた肉体から発するキレの良い所作に、往年の日本映画の二枚目俳優が彷彿とさせられました」と絶賛した。主演の長瀬は、ディーンについて以前から「音楽好きなんだという印象があった」と明かし、「クランクインした日からずっと音楽の話をして盛り上がっています」と撮影中の様子を語る。「感覚的に自分に近いものを感じています!」と印象を話した。一方ディーンは長瀬について「本当に気持ちの良くて楽しい方です。スカっと晴れた日のカリフォルニアみたいなイメージ」とコメント。初共演となるが、2人が絡むシーンはあまりなく、長瀬は「お互いのお芝居を想像しながら…ということが多かったのですが、その分対面するシーンにエネルギーを溜めて挑むことができました」と撮影を振り返った。またディーンも「もっと一緒にお芝居をしたかったです」と残念がりつつ、「こういう人たちがいたら世の中いい方向に行くんじゃないかなと、希望を感じながら演じることができました。きっといい画が撮れていると思います」と自信を見せた。
2017年05月17日長瀬智也が主演を務め、池井戸潤の小説を初めて映画化する『空飛ぶタイヤ』。長瀬さんが演じる整備不良を疑われた運送会社社長・赤松と対峙する、ホープ自動車の沢田課長役にディーン・フジオカが決定。撮休日に行われた2人の特別インタビューの模様も到着した。ある日、突然起きたトラックの脱輪事故。整備不良を疑われた運送会社社長・赤松徳郎(長瀬智也)は、トラックの欠陥に気づき、製造元・ホープ自動車に再調査を要求。だが、遅々として進まない調査に苛立った赤松は、自らの足で調査を開始するが、そこには大企業がひた隠しにするリコール隠しがあった――。第136回直木賞候補作にもなった120万部突破の大ベストセラーの池井戸作品を、初めて映画化する本作。ディーンさんが演じるのは、ホープ自動車のカスタマー戦略課課長・沢田悠太。赤松からの再三の再調査要求を疎ましく思いながらも、自らも調査内容を疑問に思い調べていく内に、会社がひた隠す、重大な事実に気づいてしまう。過去にも行われていた“リコール隠し”。それは2度とあってはならないことだった。自らの心の内の正義と、大企業のサラリーマンとしての自分の立場に揺れていく沢田。ディーンさんはこれまでにない難しい役どころで、俳優としての新境地を開く。今回の映画では、原作にはない赤松と沢田が“直接対峙”するシーンを、映画オリジナルとして描いていく。立場の違う2人が、それぞれの正義を胸に、お互いに気持ちをぶつけ合う緊迫したシーンは、本作の大きな見どころの1つとなった。ディーンさんの起用理由について、本作の矢島孝プロデューサーは、「表面のクールさと内に秘めた熱さ、繊細さと大胆さ、組織の理論と個人の価値観、そんな二面性を持つ沢田を演じられるのはディーン・フジオカさん以外にいないと確信し、オファーいたしました」とコメント。また、本木克英監督も、「男から見ても溜息が出るほど美しい容姿と、鍛え抜かれた肉体から発するキレの良い所作に、往年の日本映画の二枚目俳優を彷彿とさせられました。『エリートの沢田ここにあり』と思えるストイックさと知性も溢れて、ただただ見惚れるばかりでした」と、絶賛を贈っている。長瀬さんとディーンさんは、本作が初共演。ともに本木組・池井戸作品へ初参加となった。撮休日に行われた2人の特別インタビューは、それぞれ造詣の深い音楽の話で盛り上がり、互いに「もっと一緒にお芝居したかった」と称え合うなど、本編の緊迫した雰囲気とは一転、非常に和気あいあいしたものとなった。まず、お互いの印象について長瀬さんは、「以前に音楽番組でギターを弾いている映像を観て、音楽好きなんだという印象があったので、ディーンさんのクランクインした日からずっと音楽の話をして盛り上がっています」と明かす。「全然気取らないし、お芝居に集中するときはしっかり集中するし、とても楽しい人です。感覚的に自分に近いものを感じています!」と言うと、ディーンさんも「本当に気持ちの良くて楽しい方です。スカっと晴れた日のカリフォルニアみたいなイメージ」と膝を打つ表現でコメント。「今回の赤松という役は、まっすぐで情熱的で、長瀬さんはベストキャスティングだなと隣で日々感じています」と語った。そんな本作の撮影現場は「スタッフのクオリティと経験値が素晴らしく、撮影もスムーズで楽しい」と長瀬さんがいえば、ディーンさんも「スムーズで無駄がなく、チーム一丸となって素晴らしい作品を作ろうとする気概を感じています」と語り、現場での充実感を覗かせる。赤松徳郎と沢田悠太。立場は違えど、心に熱い正義を持つ2人の男の熱い闘いが実現した本作。「ディーンさんと(直接)絡むシーンはあまり多くなく、お互いのお芝居を想像しながら…ということが多かったのですが、その分、対面するシーンにエネルギーを溜めて挑むことができました。沢田は大企業に勤めるエリートサラリーマンですが、彼にも彼なりの正義感があるような印象を抱いています」と、手応え十分といったところ。一方、ディーンさんも「赤松と沢田は立場が全く違いますが、正義に対して近い価値観を持った2人がぶつかり合い、最終的にはそれぞれの戦いを全うしていく…こういう人たちがいたら世の中いい方向に行くんじゃないかなと、希望を感じながら演じることができました。きっといい画が撮れていると思います」と同調。お互いに「もっと一緒にお芝居したかった」と語り合った。そして、池井戸作品初の映画化に、「すごく意外でしたが、プレッシャーにはならないよう、変わらず本気でやれればいいかなと思っています。素晴らしいメッセージを持つ作品ですし、映画にしか出せない良さを出していきたいです」と語る長瀬さん。「いまの社会を描いている作品です。社会人として、という前に1人の人間として、とても考えさせられる内容になっていますので、是非楽しみにしていただければと思います」とメッセージを贈る。ディーンさんも「『正しさとは何か』という物事の根底にある大切なものを考えさせてくれる作品です。観た後きっと爽快な気持ちになると思う」と語っている。『空飛ぶタイヤ』は2018年、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:空飛ぶタイヤ 2018年6月15日より全国にて公開予定。ⓒ 2018「空飛ぶタイヤ」製作委員会
2017年05月17日映画『空飛ぶタイヤ』が、2018年6月15日(金)に全国の劇場で公開される。監督は『超高速!参勤交代』シリーズなどで知られる本木克英が務める。中小企業社長vs巨大企業の闇、池井戸潤作品初の映画化原作は、池井戸潤による同名のベストセラー小説。主人公で運送会社社長・赤松と、自社製品のリコール隠しを行う大手自動車会社との闘いを描く作品だ。「下町ロケット」「半沢直樹」「花咲舞が黙ってない」「民王」等、数多くの小説がドラマ化、その全てが高視聴率・話題となっている池井戸本人にとって本作は「ぼくはこの物語から、『ひとを描く』という小説の根幹を学んだ」という程に思い入れがある作品で、池井戸作品初の映画化となる。主演に長瀬智也主演は、TOKIOのメンバーとして活躍する一方、映画『TOO YOUNG TO DIE 若くして死ぬ』や、ドラマ「フラジャイル」等、数々の話題作に主演し続ける長瀬智也。巨大企業に潜む闇と戦う、運送会社の社長・赤松徳郎を、熱く演じる。ディーン・フジオカ、高橋一生ら豪華キャスト集結そして、大手自動車会社のカスタマー戦略課課長・沢田悠太を演じるのはディーン・フジオカ。赤松からの再三の再調査要求を疎ましく思いながらも、自らも調査内容を疑問に思い調べていく内に、会社がひた隠す重大な事実に気づく。自らの心の内の正義と、大企業のサラリーマンとしての自分の立場に揺れる難しい役どころだ。さらに、大手ホープ銀行の本店営業本部ホープ自動車担当・井崎一亮役として高橋一生の出演も決定。ホープ自動車の経営計画に疑問を感じ、自らも調査を開始する、正義感の強く芯のある男を演じる。赤松・沢田と直接対決することはないものの、物語の重要な軸の一つとなる役どころだ。そのほか、赤松徳郎(長瀬智也)の妻/赤松史絵役に深田恭子、ホープ自動車常務取締役/狩野威役に岸部一徳、 赤松運送専務/宮代直吉役に笹野高史、港北中央署刑事/高幡真治役に寺脇康文、週刊潮流記者/ 榎本優子役に小池栄子、赤松運送整備士/門田駿一役に阿部顕嵐(あべ あらん)など、人気実力を兼ね備えた豪華キャストが集結している。原作者・池井戸潤コメント原作者の池井戸潤は本作について次のようにコメント。「もし、人を死に至らしめる欠陥を知りつつそれを隠蔽していたなら、それは社会に対する重大な罪。それでも大企業なら許されるのかー。問われているのは、我々の見識と勇気。それは事故か事件かー。正義とはなにか、守るべきはなにか。」「空飛ぶタイヤは私にとって初の映画化作品となりました。人の命を軽視し、社会を欺き、自らは保身に走る――。巨大企業の腐りきった内情と、会社の常識は世間の非常識を地でゆくエリート社員たち。そんな彼らに挑むのは、四面楚歌の運送会社のオヤジ、赤松徳郎です。主演の長瀬智也さん始め、出演者の皆さんの演技がいまから楽しみです。頑張れ、赤松!そう心から応援できる映画になることを期待しています」『空飛ぶタイヤ』あらすじよく晴れた日の午後に、1台のトレーラーが起こした脱輪事故。事故を起こした運送会社の社長・赤松徳郎(長瀬智也)は警察で信じられないことを聞く。突然タイヤが外れた、と。整備不良を疑われてしまい、世間やマスコミからはバッシングをされる日々。彼は車両の構造そのものに欠陥があるのではないか?と考え、製造元のホープ自動車へ再調査を要求する。ホープ自動車カスタマー戦略課課長・沢田悠太(ディーン・フジオカ)は、赤松の要求を疎ましく思いながらも、真実を突き止めるために、また同じ頃、ホープ銀行の本店営業本部・井崎一亮(高橋一生)は、グループ会社であるホープ自動車の経営計画に疑問を抱き、独自のリサーチをそれぞれ始める。突き止めた先にあった真実は大企業のリコール隠し。過去にも行われていたそれは、二度とあってはならないことだった。果たしてそれは事故なのか事件なのか。男たちは大企業にどう立ち向かっていくのかー正義とはなにか、守るべきものはなにか?赤松は親から引き継いだ会社や社員、家族を守るため、何よりも自らの正義のため、巨大な企業に戦いを挑む。作品情報映画『空飛ぶタイヤ』公開時期:2018年6月15日(金)原作:池井戸潤「空飛ぶタイヤ」 (講談社文庫、実業之日本社刊)主演:長瀬智也、ディーン・フジオカ、高橋一生、深田恭子、岸部一徳、笹野高史、寺脇康文、小池栄子、阿部顕嵐(Love-tune/ジャニーズJr.)、ムロツヨシ、中村蒼ほか監督:本木克英(c) 2018「空飛ぶタイヤ」製作委員会
2017年03月17日アイドルグループ・TOKIOの長瀬智也が、映画『空飛ぶタイヤ』(2018年公開)に出演することが6日、わかった。同作は、『半沢直樹』『下町ロケット』『民王』など数々のヒット作を送り出し、ドラマ化される度に高視聴率を記録する作家・池井戸潤の同名小説を映画化。トラックの脱輪事故によってバッシングされた運送会社社長・赤松徳郎は、欠陥に気づき製造元・ホープ自動車を自ら調査するが、そこには大企業のリコール隠しがあった。池井戸作品が映画化されるのは、今回が初となる。『ゲゲゲの鬼太郎』『超高速!参勤交代』シリーズの本木克英がメガホンを取り、3月にクランクイン、4月のクランクアップを予定している。赤松を演じる長瀬は、「役の年齢と近いこともあり、共感できる部分がたくさんありました。社会へ勇敢に立ち向かう役をいただき、とても光栄に思います」と喜びを語る。「そして、僕はいつも通り本気でやるだけです」と、熱い思いを表した。池井戸は「人の命を軽視し、社会を欺き、自らは保身に走る――巨大企業の腐りきった内情と、会社の常識は世間の非常識を地でゆくエリート社員たち。そんな彼らに挑むのは、四面楚歌の運送会社のオヤジ、赤松徳郎です」と作品を説明。2006年に発売された同作には、「ぼくはこの物語から、『ひとを描く』という小説の根幹を学んだ」というほどの思い入れを持っているが「主演の長瀬智也さん始め、出演者の皆さんの演技がいまから楽しみです」と期待を寄せた。本木監督は「池井戸作品の最高傑作と言われる本作を映画化する機会を得られて、とても興奮しています」と喜びのコメント。「主演の長瀬智也さんは、情熱や男気を発散するだけでなく、内に秘める表現もできる稀有な俳優です」と称賛し、「彼の深みのある演技に大いに期待しています」と撮影への思いを語った。(C)2018「空飛ぶタイヤ」製作委員会
2017年03月06日