『ファミリー・ツリー』でジョージ・クルーニーの愛娘役として出演し、一躍脚光を集めているシャイリーン・ウッドリーが、米インディペンデント映画界で活躍するグレッグ・アラキ監督の最新作『White Bird』(原題)で主演を務めることが決定した。母親が謎の失踪を遂げた、シャイリーン扮する女の子の身に降りかかる数々の出来事を描くという本作。シャイリーンを主演に抜擢したアラキ監督は今後、失踪するヒロインの母親や父親、さらに事件を捜査する刑事などのキャスティングを進める意向だという。本作以外にも、インディーズ作品の『The Spectacular Now』(原題)にも出演する模様のシャイリーンは今後の活躍に期待したい一人。なお、本作のクランクイン予定はまだ分かっていない。■関連作品:ファミリー・ツリー 2012年5月18日よりTOHOシネマズ 日劇ほか全国にて公開© 2011 Twentieth Century Fox
2012年07月02日ジャガー・ランドローバー・ジャパンはこのほど、イギリスで開催される「グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード」にて、Fタイプの開発プロトタイプを一般向けに初公開すると発表した。有名なグッドウッド・ヒルを、ジャガーのビークル・インテグリティ責任者、マイク・クロス氏の運転で駆け上がるという。Fタイプはまったく新しく開発されたスポーツカーで、コンセプトモデルとして発表されたC-X16の市販モデル。今年4月のニューヨーク・オートショーで正式に発売が発表された。2012年中に発表した後、2013年に発売するとしている。同車は2シーターのコンバーチブルで、アルミボディを採用し、軽量であることが特徴。C-X16は全長4,445mm、全幅2,048mmと堂々たるサイズで、380馬力を発生するスーパ―チャージャー付きの3.0リットルV型6気筒エンジンを搭載すると発表されている。こうしたスペックがそのままFタイプに採用されるかは不明。これまで発表されたFタイプの写真はカモフラージュが施されたもので、そのエクステリアさえ明らかにされていない。今回のグッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードでの発表で、Fタイプは初めてそのベールを脱ぐといえる。スペックなどがどの程度発表されるかは不明だが、実際にヒルクライムにチャレンジすると発表されていることから、大まかな動力性能は判明するものとみられる。同イベントはヒルクライムを中心としたモータースポーツイベントで、世界中からスポーツカーファンが集まることで知られている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年06月26日スイスの時計ブランド・ロンジンは、このほど開催した「ロンジン ディアヌ賞(Prix de Diane Longines)」記者発表会にて、オーストラリア出身の俳優、サイモン・ベイカーさんが同社のエレガンスアンバサダーに就任したことを発表した。この発表会では、「ロンジン ディアヌ賞」公式ウォッチとなる「ロンジン サンティミエ」も発表している。「ロンジン ディアヌ賞」はフランスのシャンティイ競馬場で毎年開催される歴史あるレース。その公式ウォッチとなるのは、ロンジン創業の地を名に持つ「ロンジン サンティミエ」だ。ステンレススチールと18金ローズゴールドの26mmケースに、60個のダイヤモンドを配した華やかなモデルで、マザーオブパールの文字盤がダイヤモンドインデックスを引き立てる。ブレスレットもステンレススチールと18金ローズゴールドを採用した。価格は41万4,750円。ロンジンのエレガンスアンバサダーにサイモン・ベイカーさんを起用したのは、「外見と内面双方の美しさを兼ね備え、エレガンスを実践している」が理由とのこと。ロンジンのエレガンスアンバサダーにはケイト・ウィンスレットさんやリン・チーリンさんなど、世界的に著名な俳優が名を連ねている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年06月19日DKSHジャパンは米国の時計メーカー、タイメックスの新製品「ウィークエンダー セントラルパーク」を全国のタイメックス正規取扱店を通して発売する。ニューヨーカーのカジュアルでありながらスタイリッシュな装いにインスピレーションを得たシリーズで、ケース径38mmのフルサイズと31mmのミッドサイズ各4色ずつ、合計8色のラインナップ。文字盤はベトナム戦争時に軍用として製作された際のデザインを踏襲。一方で、1992年にタイメックスが世界で初めて搭載した文字盤全面発光機能「インディグロナイトライト」を搭載するなど、レトロ感と最新のファッショントレンドを融合させたシリーズになっている。タイメックス創業の地であるコネチカット州ウォーターベリーが、かつて真鍮製品の製造で全米に名を馳せたという歴史へのオマージュとして、真鍮製(クロムメッキ)のケースを採用している。価格は両サイズともに6,090円。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年05月16日DKSHジャパンはこのほど、米国の時計メーカー、タイメックスの新製品「モダン ダイブ スタイル」を全国のタイメックス正規取扱店を通して発売すると発表した。タイメックスが1960年代に初めて発表したダイバーズウォッチをインスパイアしたクラシカルなデザインと、最先端素材の組み合わせが特徴。ステンレススチール製のケースには独自のカウントダウン表示機能を持つスポーティな回転式のレジン製ベゼルを装備。ダイヤルは深みのあるブラックにインパクトのあるレッドを配置。数字と針には夜光塗料を塗布している。ストラップはレザー製で、パンチングによりスポーティーさを表現するとともに表裏に防水加工を施して耐久性を向上させた。ケース径は38mm、厚さは10mm、重量は54g。5気圧防水。価格は1万3,650円。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年05月16日市村正親主演の舞台『エンロン』が4月13日、東京・天王洲 銀河劇場にて開幕した。本作は全米7位、世界で16位の売上を誇った米国に実在した総合エネルギー会社・エンロンの2001年の経営破綻を描いた作品で、市村は時代の寵児ともてはやされながらも最後は哀しい末路をたどったエンロン社の最高経営者ジェフリー・スキリングを演じている。この作品は2009年に英国・マンチェスターで初演され、ウエストエンドで大ヒット。その後ブロードウェイに進出し、イギリス人演出家デヴィッド・グリンドレーが手がけた日本版は今回が初演となる。物語はスキリングとその部下で経理担当役員のアンディ・ファストウ(豊原功補)を中心に描いた皮肉に満ちた人間ドラマだ。ケン・レイ(たかお鷹)が会長兼CEO(最高経営責任者)を務めるエンロンにスカウトされたスキリングは、将来の見込み収益を現時点で計上できる会計システムを導入。本業のエネルギー供給以外の事業進出を担い、株価は上昇、世間を味方につけて社内の権力闘争にも打ち勝ち、ついにCEOになる。しかし表の華やかさとは裏腹に、社内では利益を見込んだ事業の多くが莫大な損失を出していた。そこでファストウは公にできない損失をダミー会社に肩代わりさせる方法をスキリングに持ちかけて……。舞台装置は簡素で少々物足りなく感じるが、作品の狙いはそこにある。デヴィッド・グリンドレーの演出はエンロンが築き上げたものをすべて映像で見せ、それがいかに机上の空論の産物であったかを物語る。また登場人物の性格が垣間見られるセリフを大事に言わせることにより、この作品が特別な事件でなくどこにでもある人間ドラマで、渦中にいる人間は常に周りが見えず愚かであることを浮き彫りにする。主演の市村は経済用語を連発する上にほぼ舞台に出ずっぱりのスキリング役を好演。頭は良いがコミュニケーション下手の冴えない男が、自らの欲に駆りたてられた挙句、最終的に全てを失うという落差の大きい人生をエネルギッシュに演じきった。一方、3年ぶりの舞台となる豊原はファストウ役をスマートにこなす。初めはスキリングに頭が上がらないが、ダミー会社での損失隠しを持ちかけて以降、彼と対等に接しようとするなど、ファストウの姑息な様が芝居の中から滲み出ていた。そのほかスキリングに権力闘争で敗れるクローディア・ロウ役の香寿たつき、たかお鷹の演技も光った。末次美沙緒演じるアナリストが、エンロンの経営状態を見抜けなかったのかと問われて「私は信じていたのよ」と言うセリフがある。株価はある一定の人間たちの期待度で簡単に上下し、専門家のチェックもずさんだったことを意味している。AIJ投資顧問の年金消失問題で揺れる日本にとっては、滑稽を通り越して耳の痛い話と言えそうだ。東京公演は同劇場にて、4月29日(日)まで。その後5月12日(土)・13日(日)の大阪・イオン化粧品 シアターBRAVA!、5月16日(水)の愛知・名鉄ホールと各地を回る。なお、東京公演は通常のチケットに加え、豪華東京湾クルージング付チケットもあり。チケットはいずれの公演も発売中。
2012年04月16日市村正親が主演する舞台『エンロン』の公開稽古が3月23日、都内で行われ、芸歴40周年を間近にした市村が作品への意気込みを語った。この舞台は、アメリカの総合エネルギー企業・エンロンが売上高全米第7位、世界第16位にまで成長したものの、巨額の不正経理とインサイダー取引が明るみになり、2001年に破たんした実際の事件を題材にしたもの。“現代の企業版マクベス”とも言われた本作は2009年に英国で初演され、今回の日本版ではデヴィッド・グリンドレーが演出を手がける。世界の経済界を揺るがせた“エンロン事件”の渦中の人物で、最高経営者ジェフ・スキリングに市村、経理担当役員に豊原功輔が扮し、ふたりの人間ドラマを描く。公開稽古では、スキリング(市村)に心酔する投資家と金融アナリストがエンロン株の高値に浮かされ、リズムに乗って「エンロン」と口ずさみながらスキリングを教祖のようにもてはやすシーンや、忙しいエンロン社内を長谷川寧振付によるダンスで表現する場面を披露。ストレートプレイだが、歌、ダンスも盛り込んだリズミカルなシーンに仕上がっていた。動くシーンはお手のものだが、市村は経済用語がオンパレードの膨大なセリフの量に少々苦戦中。「出ずっぱりなんです。ひとり芝居もやりましたが、セリフの量がひとり芝居の倍くらい」とこぼしながらも、「お金と権力ってどうしても結びついてしまうと思うんです。エンロンは結果的に良くないことをしたのですが、この作品ではジェフ・スキリングのエネルギーが凄いので、そのエネルギーを存分にお見せしたい」と、初めて挑む“貪欲で愚かな役”への意気込みを語った。ほかに香寿たつき、たかお鷹、秋山真太郎、伊礼彼方、末次美沙緒らが出演。公演は4月13日(金)から29日(日)まで、東京・天王洲 銀河劇場にて上演。その後、5月12日(土)・13日(日)の大阪・イオン化粧品 シアターBRAVA!、5月16日(水)愛知・名鉄ホールと各地を回る。チケットはいずれも発売中。なお、チケットぴあでは4月20日(金)13:30の公演を対象にした『エンロン』豪華東京湾クルージング付きチケットも発売中。
2012年03月26日『アバター』のサム・ワーシントン主演のアクション大作『タイタンの逆襲』の新画像がこのほど解禁され、ワーシントン演じる主人公ペルセウスに襲いかかる巨神タイタン族の姿の一部が公開された。その他の写真本作は、2010年に公開された映画『タイタンの戦い』に続いて人間と魔神の壮絶なバトルを描いたアクション大作。神々の王であるゼウスと人間のあいだに生まれたペルセウスが、人類を支配するべく復活した巨神タイタン族の脅威に立ち向かうべく、冥界への危険な旅に出る姿をダイナミックなアクションで描く。主演のワーシントンのほか、リーアム・ニーソン、レイフ・ファインズらが出演し、『世界侵略:ロサンゼルス決戦』のジョナサン・リーベスマンが監督を務めている。『タイタンの戦い』でも巨大な敵がペルセウスの前に立ちはだかる場面が登場したが、『…逆襲』に登場する敵は、攻撃速度や大きさが前作どころか過去のアクション映画と比較しても“規格外”と呼びたくなるスケールだ。本作では、頭は牛、身体は人間で超怪力のミノタウルス、全方位に向かって超高速の剣さばきを見せるマカイ、灼熱の炎を吐く凶暴な怪物キメラなど、不屈の精神をもつペルセウスでも手こずりそうな敵が次々に登場する。中でもタイタン族の王クロノスは、その“大きさ”において他を圧倒している。クロノスは神ゼウス、ハデス、ポセイドンを生んだ“古の神”で、その全長は何と500メートル! 初代ゴジラの約10倍、ウルトラマンの約13倍、間もなく開業する東京スカイツリー(634メートル)に迫る大きさだ。そんなクロノスに立ち向かうペルセウスは、神の子とはいえ、大きさは人間サイズ。このほど公開された画像もタイタン族の巨大な手で捕まえられ、なす術もなく苦しむペルセウスの姿が捉えられている。クロノスは圧倒的な力と大きさを持つキャラクターだけに、映画館の大画面でそのスケールを体感したいところだ。『タイタンの逆襲』4月21日(土) 丸の内ピカデリー他全国ロードショー(3D/2D公開)
2012年03月16日ヴィヴィアン・ウエストウッドと、ブレンデッドスコッチウイスキー「シーバスリーガル」がコラボレートした限定デザインボトル、『CHIVAS REGAL 18 Year Old by Vivienne Westwood』が、2011年12月1日(木)より、日本国内18本限定で発売する。本商品は、2011年12月1日から表参道ヒルズで開催される、ヴィヴィアン・ウエストウッドの軌跡をたどる靴の回顧展【Vivienne Westwood Shoes, An Exhibition 1973-2012】の、会場内限定販売となる。2ブランドを象徴するこの限定ボトルは、世界で2,500本しか生産されない。日本はその内の18本を限定で発売するということで、何としてでも手に入れたい人は、12月1日表参道ヒルズへ急いで。CHIVAS REGAL 18 Year Old by Vivienne Westwood販売場所:ヴィヴィアン・ウエストウッド 1973年からの軌跡をたどる靴の回顧展【Vivienne Westwood Shoes, An Exhibition 1973-2012】の会場内にて限定発売。会場:表参道ヒルズ 本館B3F スペース オー発売日:2011年12日1日(木)※数がなくなり次第、販売終了。※展覧会の会期中(2011年12月1日~2012年1月9日)は、販売終了後も商品を展示しています。価格:¥52,500お問い合わせ:ペルノ・リカール・ジャパン株式会社 tel.03-5802-2671
2011年11月17日マキシム・ド・パリ株式会社が日本で展開するパリの高級ブーランジェリー「ドミニク・サブロン」では、11月15日より期間限定で“シュトーレン”の発売を開始。ヨーロッパのクリスマスの定番とも言えるシュトーレンは、洋酒に漬けたドライフルーツ、ローストナッツをたっぷりと生地に練りこんで焼き上げた発酵菓子で、時間とともに熟成し、味わいが増していく。ドミニク・サブロンのシュトーレンは、フランス産のBIO小麦と、サブロンが開発に携わった北海道産の小麦をブレンドし、12時間以上発酵させて作る。また独自にブレンドした6種類の洋酒に約1ヵ月もの間漬けこんだシュトーレンフルーツを贅沢に使用。全てを職人が手作りした「世界中でここだけの味」なのだ。シックな化粧箱入りで贈答にも最適。<シュトーレン>【価格】 ¥3,150(税込)【販売期間】 11月15日(火)~12月25日(日) *ご予約も承ります。【消費期限】 製造より1ヵ月【購入方法】 ・ドミニク・サブロン各店舗(ショップリストは別紙をご覧ください) ・お取り寄せ お電話またはインターネットでお申し込みいただけます。 ・お電話 TEL:03-5312-9831(10:00~21:00) ・インターネット 画面右側「一休.comショッピング」バナーをご利用ください。ラトリエ ドミニク・サブロン 新宿店東京都新宿区新宿2-12-8Tel.03-5312-9831営業時間:10:00~21:00プレスリリース提供元: 日経プレスリリース
2011年11月09日「ドミニク・サブロン」のラスクの、季節の新フレーバーはカボチャ!「ラスク・ド・ポティロン」は、2011年10月1日より販売中だ。「ドミニク・サブロン」2011年秋冬限定フレーバーは、ホクホクのかぼちゃをペースト状にしたっぷりラスクに染み込ませた、かぼちゃのほのかな甘さと香りが、口の中に広がる一品。カボチャのイラストの入ったパッケージと、食べやすいハロウィンパーティにも最適!パン・ド・ミー(食パン)で作った“サクッ”と軽いソフトラスクと、バゲットで作った“カリッ”とした歯ごたえのハードラスク、2種類の食感を楽しんで。ラスク・ド・ポティロン価格:¥945お問い合わせ:各店舗まで ドミニク・サブロン ショップリスト
2011年10月05日日本政府観光局(JNTO)によると、日本人に人気の観光旅行国は、中国、韓国、台湾に次いで、タイがあがっています。タイは「ほほ笑みの国」と呼ばれ、美男美女が多いことで知られていますが、さらに外国人観光客が驚くのは、「女性の体形がスリム」なことです。そこで、本当にタイ人はやせているのか、どんな食生活をしているのか、ダイエットの秘訣(ひけつ)は……などについて、タイ人女性と、タイに住んでいる日本人にリサーチを行いました。■骨格からして日本人とは違う!?バンコクの日系企業で現地採用されて働く奈菜子さん(28歳)によると、「女子大生やOLさんは、確かに細い人が多いですね。タイのオフィス街では、ランチタイムに市場や屋台が出て、女性向けのコスメやブラウス、スカートなどが売られているのですが、OL向けの洋服のサイズが、とにかく小さいのです。私は背が低いので、日本ではSサイズを着ていまですが、タイでは同じSサイズでも洋服の作りがきゃしゃのように感じます。肩が入らなかったり、胸のボタンが止まらなかったり、スカートは太もものところで入らなかったりすることがあります」とのこと。そんな細身のタイ人女性ですが、オフィスでタイ人と一緒に働いた経験のある日本人は、タイ人女性は、仕事中でも、しょっちゅうお菓子を食べているのに驚きます。また、別の日系企業で会社員として働く遙香さん(27歳)は、その理由について次のように話します。「バンコクは、コンビニもたくさんありますが、朝昼晩問わず、あちらこちらにフードの屋台が出ています。ごはんにお総菜をのせて食べる総菜屋台や、ラーメンなどめん屋台の食事系だけでなく、カットフルーツ屋台、揚げもの類のおやつ屋台、ココナツゼリーやタピオカを使ったデザート屋台が並んでいて、小銭でいつでも気軽におやつが買えます。タイ人女性の同僚は、出勤時におやつを一袋買い、ランチ後にフルーツを買い、午後にちょっと姿が見えないと思ったら外でデザートを買い、というふうに、仕事中も常に食べ物が机の上にあるのです」しかし、おやつの内容をよくよく見ると、「もち米にココナツミルクを混ぜたものや、緑豆(りょくとう)が原料のもの、野菜を甘く煮たものなど、スナック菓子というよりも、日本で例えたらおせんべいやおまんじゅうのような昔風のおやつが多いんです。それに、タイではごはんでもおかしでも一人で食べるのではなく、『一緒に食べましょう』と分け合う風習があるので、おやつを一袋買ってきても、実はそれほど量を食べていないのかも」と、遙香さんは分析します。よく、ダイエットのためには、1日に同じ量を食べるなら、少量ずつ回数を分けて食べたほうが効果的といいますが、まさにそれを実践しているようなものです。■青いパパイヤのソムタムでダイエットそこで、細身のタイ人女性ノイさん(31歳/販売員)に、タイ人のダイエット方法を聞いてみると、「私や周りの友人が実践している方法は、夕飯を抜くことかしら。ちょっと太ってきたなと思ったら、ランチは主食のもち米を食べずに青いパパイヤのサラダ(ソムタム)だけで済ますことも多いですね。また、春雨のサラダのように、ヤムといって、春雨、野菜、ソーセージ、海藻などの食材をゆでて、ナムプラー、ライム、唐辛子のドレッシングで和える料理を食べたりします。油を使わないのでヘルシーですよ」とのこと。青いパパイヤのサラダ(ソムタム)は、タイの代表的な料理。青いパパイヤは沖縄でも食べますが、タンパク質や脂肪を分解する酵素が入っていると話題にもなりました。タイ料理は唐辛子を使うものが多いので、唐辛子の発汗作用やカプサイシンでダイエット効果があるのかもしれません。日本では最近、ダイエットのためにウォーキングやジョギングをする女性が増えていますが、タイではどうなのでしょうか。「タイは暑いですが、朝晩の涼しい時間帯に公園やスーパーの駐車場で無料開催されているエアロビクスに参加する人もいます。若い人だけでなく中高年の女性が多いですよ」とノイさん。実は、在タイ日本人の間でタイのダイエット方法として有名なのが、耳ツボダイエットや、やせ薬。そこで、やせ薬について日系の製造業に勤めるジアップさん(29歳)に聞いてみました。「タイでは、クリニックに行けばやせ薬を処方してくれます。でも、飲むと気分が悪くなったり、食欲がバッタリ落ちて病的に体重が減ったりするので、おすすめはできません。薬を飲むのをやめると簡単にリバウンドしてしまうし、薬の服用で意識障害や死亡事故も起きています」(ジアップさん)ダイエットが命がけになってしまったら、元も子もなさそうです。タイと日本、国は違いますが「やせてキレイになりたい」という乙女心は共通だということが分かりました。これからはタイ人を見習い、こっそり隠れて一人でおやつを食べるのではなく、分かち合いの精神でダイエットを成功させたいと思います。(下関崇子/ユンブル)【関連リンク】【コラム】海外旅行や海外出張に!現地情報誌活用術【コラム】「一度ハマると抜け出せない!」中毒性の高い海外ドラマランキング【コラム】スケールが大きすぎる!身近な「お金持ち」の仰天エピソード
2011年09月28日アジア代表の美しさ、ロンジンの輝きもアピール25日、ロンジンは6月1日~7月15日の期間で開催していた「ロンジンドルチェヴィータフォトコンテスト」の受賞作品を発表、エレガンス・アンバサダーを務める女優リン・チーリンも来場し、授賞プレゼンターを務めた。ロンジンは“エレガンスは生き方に表れる”をブランドメッセージにしており、このコンテストでも“心豊かでエレガンスな生き方”が大きなキーワードになっていた。幅広い世代から投稿された作品の中から、リン・チーリン賞、Dolce Vita賞、エレガンスグランプリ賞の3賞が決定したそうだ。外見のエレガンスだけでなく、内面からも美しさを持ち合わせた人として、アンバサダーに選ばれたリン・チーリン。アジアo.1の呼び声も高い、その凛とした美しさを今回の会場でも存分に放っていたのは印象的だった。リン・チーリンもお気に入り☆受賞作も合わせてチェックを『ロンジンドルチェヴィータ』は、彼女もとてもお気に入りの時計なのだとか。「心を穏やかに、そして豊かにしてくれる」「身につけるとエレガントになり、パワーを得ることができる」と、流暢な日本語で、その魅力を語ったそうだ。今回のフォトコンテスト受賞者には、彼女から『ロンジンドルチェヴィータ』も授与されたそうだ。なおこの受賞作を含む計20作品は、8月27日から9月11日まで、期間限定で六本木ヒルズのTORAYA CAFEにオープンする「ロンジンドルチェヴィータカフェ」で展示されるそうなので、ぜひそちらもあわせてチェックしてみて。元の記事を読む
2011年08月29日ライオン株式会社は、洗濯による“色あせ”や“しわ・ヨレ”を防いでやさしく洗い上げる衣料用中性洗剤「アクロン」のパッケージを、特長がよりわかりやすく伝わるデザインにリニューアルして、2011年9月から全国で新発売する。アクロンは、独自の「スタイル保持成分ASP」の働きで、衣類のラインやシルエットをきれいに保ち、ふんわりと仕上げるのが特長。衣類の鮮やかな色や、ジーンズなどの独特な色合いも守りながら洗い上げる。洗浄力も高く、洗浄成分(ノニオン界面活性剤)が繊維にすばやくしみ込んで汚れを浮かし、洗濯機のドライコース等の弱い水流でも、皮脂汚れや汗じみをスッキリ落とす。また、繊維表面が疎水性のウールやポリエステル等へもすばやくしみ込む。液性は中性で蛍光剤無配合だ。さらに静電気防止剤配合で、洗うだけで着用時の静電気によるまとわりつきやセーターのパチパチを防ぐ効果も。香りは『フローラルブーケの香り』と『グリーンリラックスの香り』の2種類。お問い合わせ窓口:お客様センターTEL 0120-556-973 プレスリリース提供元: 日経プレスリリース
2011年08月03日『レスラー』、『人生万歳!』に出演し、マリリン・マンソンの元婚約者でもあったエヴァン・レイチェル・ウッドがバイセクシャルであることを告白した。23歳のレイチェルは「エスクワイア」誌のインタビューで、女性とデートすることは?という質問に「イエス」と答えた。その場合は、男性役を買って出るという。「女の子とデートするときは男性のように振る舞う傾向があるわ。私がリードして、ドアを開けてあげたり、ディナーをおごったり。ロマンティックなのよ」と語る。「子供のときからデヴィッド・ボウイに憧れながら育ったの。だから両性具有的なものが好き」と言うレイチェルは昨年1月、一度破局した19歳年上のマリリン・マンソンとよりを戻して婚約したが、8月にまた破局した。『レスラー』のミッキー・ロークと恋のうわさを立てられたり、ジェイミー・ベルと交際していたこともある彼女は、デートの相手は男女を問わないと主張。「素敵な男性に出会うのも、素敵な女性に出会うのも、どちらでもOKよ」。(text:Yuki Tominaga)写真は最新出演作『The Conspirator』(原題)のプレミアに参加したときのエヴァン・レイチェル・ウッド。© Splash/AFLO■関連作品:人生万歳! 2010年12月11日より恵比寿ガーデンシネマほか全国順次公開© 2009 GRAVIER PRODUCTIONS, INC.■関連記事:恵比寿ガーデンシネマがW・アレン新作で17年の歴史に幕歴代No.1ヒット作は?ウディ・アレン インタビュー「ニューヨークを舞台にあと50本は作ることができるよ」ウディ・アレン×エヴァン・レイチェル・ウッド『人生万歳!』試写会に10組20名様ご招待【ハリウッドより愛をこめて】ウディ・アレンがぼやき節!マイケル遺児は学校へ?
2011年04月20日提携の柱は4つ株式会社損害保険ジャパンは8日、タイにおける現地法人である「損保ジャパンタイランド」と、タイの王室系損害保険会社「The Deves Insurance Public Company Limited」(以下「テベ社」)が提携をしたことを発表した。提携の内容は主に下記の4つ。提携の概要(1) 保険引受・再保険・リスクマネジメントノウハウの共有(2) 人材交流(3) 保険業務・規制における情報共有(4) テベ社の顧客に対する損保ジャパングループの海外ネットワークサービスの提供※画像はタイの女性像業界13位の損害保険発表によれば、テベ社はタイの王室財産管理局を大株主とした、同国の昨年度業界13位の損害保険会社で、企業関連を中心に多数の顧客を有しているという。また近年は、成長するタイの中流層の取り込みも積極的に図っており、技術力のある外資保険会社との提携を検討していた。対して損保ジャパンは、1997年に損保ジャパンタイランドを設立。2009年には稲作農家向けの商品を開発販売するなど、業績を拡大してきた。さらに本年9月には、タイ総理大臣賞も受賞している。損保ジャパンは今回の発表に際し、下記のようなコメントを発表した。今回の提携により、テベ社との共同商品開発やテベ社のタイ全土のネットワーク活用を通じて、一層のタイの損害保険市場への浸透を図っていきます。
2010年12月10日来日中の映画『ハリー・ポッターと死の秘宝PART1』のキャスト陣、ロン役のルパート・グリントら3人が11月19日(金)、東京・有楽町の丸の内ピカデリー1で本作の初日舞台挨拶を行った。世界的人気ファンタジーシリーズの第7弾にして最終章の前編。主人公の魔法使いの少年ハリーの親友・ロン役のルパートは、満場の観客から大声援を浴びながら「いままでとあまりに違うから、同じシリーズじゃないと思うかも。特にハリーとハーマイオニーとロンの3人が危険をはらんだ任務に挑むし、登場人物たちが変質的になったり怒りを露わにしたりする。僕もそういう演技をしたんだ。最高の出来で僕たちにとって意義のある特別な作品になったよ」と新たな魅力を強調。「撮影の最後の日は、ものすごく悲しい気持ちと信じられない思いでいっぱいだった」とふり返り、ちょっぴり寂しげな表情ものぞかせた。来日は2004年6月に第3作のプロモーション時以来、6年5か月ぶり2度目。また、ロンの妹でシリーズ全作に登場し、前作からハリーと恋仲のジニー役のボニー・ライトは今回、映画のPRでは初来日。「日本に来られることをとても楽しみにしていました」と微笑み、「これまでと全く違う新鮮さがあり、これまでの舞台だったホグワーツを出てイギリスの田舎の美しいシーンがたくさん出てくるわ」と見どころをアピールした。同じく初来日で、第5作からシリーズ加入のルーナ役、イヴァ・リンチは「シリーズが終わるのはとっても悲しい。でも多分終わらない、というのもファンの方は熱狂的で、ここで築かれた友情は続くと思うから」とメッセージを送った。3人は、20日(土)に大阪のなんばパークスシネマで、21日(日)に名古屋のミッドランドスクエアシネマでも舞台挨拶を行う予定。本作は全国880スクリーンで公開。『PART2』は2011年7月15日(金)より丸の内ピカデリー1ほか全国にて公開。(photo/text:Yoko Saito)特集「10年間ありがとう!ハリー・ポッター」■関連作品:ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1 2010年11月19日より丸の内ピカデリー1ほか全国にて公開© 2010 Warner Bros. Ent. Harry Potter Publishing Rights © J.K.R. Harry Potter characters, names and related indicia are trademarks of and © Warner Bros. Ent. All Rights Reserved.ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2 2011年7月15日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開■関連記事:『ハリー・ポッター』ロンら来日『PART2』のキスシーンにも言及!ルパート・グリントのユニークな乗り物コレクション自慢エマ・ワトソン、アルベルタ・フェレッティとのコラボでオーガニックファッション【ハリー・ポッター】直前インタビューvol.6 デイヴィッド・イェーツ監督『ハリー・ポッター』ジャパン・プレミアにセレブ続々国生さゆりは破局を笑顔で否定
2010年11月20日『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1』の公開を明日に控え、昨日来日したロン役のルパート・グリント、ジニー役のボニー・ライト、ルーナ役のイヴァナ・リンチの3人が11月18日(木)、都内で記者会見を行った。「長いシリーズの中で僕もロンも成長した」と語るルパート。本作については「学校が舞台ではなく、制服を脱いで外に出るということで、大人になった感覚だったね。いままでと違ってダークな部分もあり、(ハリー、ロン、ハーマイオニーの)3人の関係も、ロンが嫉妬したり精神的に追い詰められたりして、より複雑なものになっていくんだ。きっと楽しんでもらえると思うよ」と笑顔で語った。見どころを尋ねられボニーがあげたのは「3人が魔法省に入り込むシーン」。一方のイヴァナは「ルーナの父親が登場するシーンを見てほしい。ルーナがなぜこんな少女なのかが分かってもらえると思うわ」と微笑んだ。10年におよんだ『ハリー・ポッター』シリーズはあなたにとってどういう存在?という質問にルパートは「ものすごく大きなものだよ。この10年が僕の人生と言ってもいいほどね。このシリーズに参加する以前のことが思い出せないくらい大きな意味を持っているんだ。もう二度とロンの役を演じることがないと思うと悲しいし、空っぽになったような気持ちだよ…」と少しさびしそう。ボニーも「9歳でこのシリーズに参加して、毎日が新しい経験で日々、学んでいったわ。同世代の仲間と一緒に成長できたっていうこともすごく大きかったと思う」とコメント。イヴァナは元々、原作の大ファンだったそうで「(原作者の)J.K.ローリングに『私はルーナが大好き。どうしても彼女を演じきりたい』と手紙を書いたら『あなたならきっとできる』と返事をくれたの。彼女の手紙から自信をもらったし、常に障害ではなく明るい方向を向いているルーナからは可能性、チャンスをもらったわ」と感慨深げに語った。戦いはもちろん、恋の行方も気になるところ。前作で少し進展を見せたロンとハーマイオニーの関係だが、来年公開の『PART2』ではついに、2人のキスシーン(!)も。これについてルパートは「(エマ・ワトソンとのキスは)きっと多くの男の子が嫉妬するだろうけどね…。でも、ずっと前から知っている仲なので『ちょっと違うよな…』という気持ちで、笑ってしまったんだ。テイクは数回で済んだから、それほど悪くないシーンになってると思うよ」と笑顔で明かしてくれた。映画は明日公開。3人は都内で舞台挨拶に登壇し、翌20日(土)には大阪、さらに21日(日)には名古屋でも舞台挨拶を行う予定。「相撲(※福岡で開催中)を見に行きたいんだけど…」とルパートは語っていたが、取材だけでもかなりハードなスケジュールとなっているようだ。『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1』は11月19日(金)、『PART2』は2011年7月15日(金)より丸の内ピカデリー1ほか全国にて公開。特集「10年間ありがとう!ハリー・ポッター」■関連作品:ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2 2011年7月15日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1 2010年11月19日より丸の内ピカデリー1ほか全国にて公開© 2010 Warner Bros. Ent. Harry Potter Publishing Rights © J.K.R. Harry Potter characters, names and related indicia are trademarks of and © Warner Bros. Ent. All Rights Reserved.■関連記事:ルパート・グリントのユニークな乗り物コレクション自慢エマ・ワトソン、アルベルタ・フェレッティとのコラボでオーガニックファッション【ハリー・ポッター】直前インタビューvol.6 デイヴィッド・イェーツ監督『ハリー・ポッター』ジャパン・プレミアにセレブ続々国生さゆりは破局を笑顔で否定恒例の大雨も関係なし!ロンドンで『ハリポタ』プレミアダニエル、エマらに大声援
2010年11月18日『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1』の新ポスターが10月16日(土)より全国の劇場に登場することになり、森の中を疾走するハリー、ハーマイオニー、ロンのビジュアルが明らかになった。2部構成で公開となる最終章だが、前編となる『PART1』ではハリー、ハーマイオニー、ロンの3人の、“分霊箱”を探す過酷な旅を中心に描かれる。闇の帝王・ヴォルデモート卿の打倒の鍵を握る分霊箱を手に入れようとする一方で、ハリーは闇の者たちから追われる立場でもある。この危険な旅で、改めて3人の絆が試されるのだが…。過去のシリーズのポスタービジュアルでは、目線をはっきりと正面に向けた“キメ”のポーズをとったハリーたちの姿が映し出されているものが多かったが、今回のポスターは映画の一場面を切り取ったような構図で、3人が森を疾走するさまが写し出されており、3人の緊張感、疾走感がひしひしと伝わってくる。ハリーを演じるダニエル・ラドクリフは「オーディエンスがまず気が付く違いは、舞台がホグワーツ魔法魔術学校ではないことだ。映画のトーンはこれまでとは違ったものになっているよ。前編では主役3人の関係が主なテーマなので、これはオーディエンスに興味を持って見てみらえる点ではないかと思う。いいシーンが盛りだくさんなんだ」と過去の作品との違いに言及している。かつてない危険の中で、3人はどのような運命をたどるのか?『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1』は11月19日(金)、『PART2』は2011年7月15日(金)より丸の内ピカデリー1ほか全国にて公開。■関連作品:ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2 2011年7月15日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1 2010年11月19日より丸の内ピカデリー1ほか全国にて公開© 2010 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. HARRY POTTER PUBLISHING RIGHTS © J.K.R. HARRY POTTER CHARACTERS, NAMES AND RELATED INDICIA ARE TRADEMARKS OF AND © WARNER BROS. ENT. ALL RIGHTS RESERVED■関連記事:テイク数は95回!ダニエル・ラドクリフ、“7人のハリー”シーンを語るハリーが7人?『ハリー・ポッター』予告編解禁血まみれのハーマイオニーの画像も…ハリーのキスシーン解禁!シリーズを重ねて成長?ダニエルは余裕の自賛コメント『ハリー・ポッター』特別動画が到着前売特典に過去作に登場アイテムのストラップ『ハリー・ポッター』カウントダウンイベントにハリーたち3人からコメントが到着!
2010年10月14日遺跡の街・スコータイとタイ最北部の街・ノーンカーイとタイ国内を旅してきたのだが、残念ながらどちらの街の中にも映画館が見当たらなかった。しかし、最後に訪れたナコーンパノムという小さな街には2つのスクリーンを持つ映画館が一つだけあった。一つのスクリーンではハリウッド映画を上映しており、もう一つのスクリーンでは、タイ映画を上映している。ちょうど僕がこの街に到着したときにはタイのホラー映画を上映していた。映画館を舞台にした作品で、身体の芯が凍りつくほど怖かった。ここ数年、タイ映画が世界で注目され、特にホラー映画は日本と同じくらいの注目を浴びているそうだ。ハリウッドでのリメイク版も多く、1年ほど前にはトム・クルーズの会社がタイのホラー映画のリメイク権を購入したことも話題になっていた。週末からは同じスクリーンで、トニー・ジャー主演の新作アクション映画が公開されることをテレビのCMで知った。日本では映画『マッハ!』(’03)で一躍有名になったアクション俳優の彼がプロデューサーも務め、歴史大作に挑んだのだ。開演前からチケット窓口にはかなりの行列が出来ていた。高校の文化祭でもらえる焼きそば引換券のような薄い黄色の紙のチケットに窓口の女性が座席番号を手書きで書きこみ、同時に手元の座席表に×の印を書き入れる。バンコクのシネコンのようにコンピューター制御ではないのが、逆に映画興行という感じがする。客席内は先日、ホラー映画を観たときとは明らかに違い、客席の案内係のおじさんがあたふたするほど混みあっていた。一応、指定席なのだが、そういった認識がない客もいて、他人の席に堂々と座っていることもある。もちろん、案内係のおじさんに苦情を言いに行き、自分の席に移るよう伝えに行く。しかし、「別の席が空いているんだから、座らせればいいだろ!」と逆ギレされてしまうこともある。全てタイ語で行われているのであくまで僕の想像ではあるのだけれど…。そうすると、案内係のおじさんは引き下がって別の席に案内してしまう。しかし、よく考えれば、いや、よく考えなくても、空いている席にはほかの客が、またやってくる可能性が高いのだ。こうして席順の秩序がなくなっていく。ついには、案内係のおじさんは逃げるようにして消えてしまった。そうなったらそうなったで不思議なもので、今度は客全体で解決しましょうという雰囲気が流れ、お互い空いている場所を探し、新しく入ってきた客はそこに座るというシステムが自然にできあがっていった。こうして無事、満席の状態で暗くなり、いつもの通り、プミポン国王を称える映像が流れてから映画は始まった。象が走る群れの中で、象の上を移動するという相変わらずトニー・ジャーの人間業ではないアクションが繰り広げられていた。もちろんCGなしで。(text/photo:ishiko)
2009年10月21日