チームラボは、3Dプリンタを利用してオリジナルのスマホケースを製作・購入可能なKDDIのWebサービス「3D PRINT LAB.」の制作を担当したことを発表した。利用料金は3,980円 (税抜・送料込、一律料金)。「3D PRINT LAB.」は、 Webブラウザ上でデザインしたスマホケースを高性能3Dプリンタで造形し、 約2週間で注文者が指定した住所へ届けるサービス。 同サービスの制作は、チームラボとDMM.comの「DMM.make 3Dプリント」が連携して行っており、チームラボはサービス企画や3Dエンジン設計、システム構築を担当。 スマホケースの造形は「DMM.make 3Dプリント」にて行い、ベースとなるスマホケースのデザインは、PRODUCT DESIGN CENTER代表/プロダクトデザイナーの鈴木啓太氏が手がけた。また、同サービスでは、好みのベースデザインやカラ―、 立体スタンプを選んで配置するシンプルな操作でデザインのカスタマイズを行うことができる。選択可能なのは、ベース(5種)、ケースカラー(5色)、立体スタンプ(約80種)。チームラボが開発した3Dエンジンによって、どの立体スタンプを選んでもスマホケースとの隙間も自動で埋められる仕様になっているため、3Dモデリングの知識や経験がないユーザーでも操作可能なものになっているという。そのほか、対応しているスマートフォンの機種は、Androidスマートフォン(isai VL LGV31、Xperia Z3 SOL26、Xperia Z1 SOL23、Xperia UL SOL22、Xperia VL SOL21、HTC J butterfly HTL23)、iPhone 6/iPhone5s/iPhone5/iPhone4S。デザイナー・吉岡徳仁氏が本体デザインを担当した「FirefoxOS Fx0」に関しても、2015年2月下旬より対応予定。なお、 同サービスはPCからのみ利用可能となっており、申し込みにあたってau IDが必要。推奨ブラウザはWindowsの場合、Internet Explorer Ver.11以降、Fire Fox Ver.24以降、Google Chrome Ver.31以降。Mac OSの場合、Safari Ver.6以降となっている。
2015年01月27日新しい年を迎え本連載も2年目に入りました。大田区3Dプリンタメーカ スマイルリンクの大林万利子です。年が改まり、当社でも3Dプリンタの出力物を飾りエントランスのディスプレイを刷新しました。ちょっとした小物を飾るだけでも雰囲気が変わります。無料の3Dデータがアップされているサイト(図1)もデータが日々充実してきていますので、試してみてはいかがでしょうか。○成人式に3Dボディースキャナ(人体スキャン)当社では人体の3Dデータが取れるボディースキャナの取扱い及びプリントサービス(図2)を始めました。先日の成人式の日に記念としてフルカラー3Dプリントしたのが図3です。これはハイエンドの3Dプリンタで造形したもので、石膏でできています。ターンテーブル上で1分間回ることで全身360度のデータを取ることができます。その後パソコン上でデータを重ね合わせるなどの処理をして、3Dプリンタで出力します。これからは写真だけでなく、フルカラーのフィギュアでカタチを残しておくのも楽しいかもしれません。○「積層ピッチ」と「造形時間」についてさて、今回は沢山のご質問を頂く「積層ピッチ」についてお話しします。パーソナル3Dプリンタの多くはFDM(積層溶解)方式を取っており、「ホットエンド(溶けたプラスチックの出口)の先端からソフトクリームを重ねるように」造形しています(詳細は第1回をご覧ください)。そこでよくお客様からお問合せを頂くのが「積層ピッチ」についてです。積層ピッチとはホットエンドが描く1層の大きさを言います(図4)。当社の3DプリンタDS1000の最少の積層ピッチは0.05mmです。積層ピッチはユーザー側で指定することができます(DS1000の場合0.05mmから0.35の間で設定が可能です)。○積層ピッチを小さくすると時間が・・・例えば私がDS1000の最少積層ピッチである「0.05mm」を指定して積層すると、1mm重ねるために20層重ねる計算になります(1÷0.05=20)。積層ピッチを「0.25」にした場合には、4層ですむことになり(1÷0.25=4)5倍速く造形できることになります(図5)。一般的に積層ピッチを細かくした方がきれいな造形ができますが、一方で造形時間は長くなるという欠点もでてきます(積層ピッチ以外の設定値を固定した場合。実際には吐出量、吐出スピード、中身の詰め具合等によっても造形時間は変化します)。実際に私が使う積層ピッチは殆ど0.1mmか0.25mmです。FDM方式のパーソナル3Dプリンタでは、積層ピッチの調整によって見栄えを改善することはできても、層の縞を完全にみえなくすることは難しいようです。積層方向を変更するなどみなさん造形時に工夫を重ねているようです。3Dプリンタにはデフォルトの値が設定されていますので、まずはそこからスタートして、いろいろ試してみることをお勧めします。今週の28日から東京ビッグサイトにて開催される3D Printing2015に当社もブース出展します。冒頭にご紹介したボディースキャナも体験頂けます。よろしければスマイルリンクブースにてお試しください。次回は3Dプリンタの現状について3D Printing2015の会場の様子を含めてレポートしたいと思います。お楽しみに。
2015年01月27日KDDI、沖縄セルラーは、3Dプリンタを利用したオリジナルスマートフォンケースの作成サービス「3D PRINT LAB.」を27日より提供する。サービス利用料は税別3,980円(送料込)。「3D PRINT LAB.」は、ウェブページ上で利用者がデザインしたスマートフォンケースを3Dプリンタで造形し、指定住所まで届けてくれるサービス。ケースデザインは、5種のベースデザイン、5種のカラー、約80種の立体スタンプを選んで配置し、最短約3分で作ることができる。対応機種はAndroidスマートフォンがisai VL LGV31、Xperia Z3 SOL26、Xperia Z1 SOL23、Xperia UL SOL22、Xperia VL SOL21、HTC J butterfly HTL21の6機種、iPhoneが、iPhone 6/iPhone 5s/iPhone 5/iPhone 4Sの4機種、ほか2月下旬からはFirefoxOS Fx0も対応する。利用にあたってはau IDが必要。パソコンからのみ申込みを受け付ける。パソコンの利用環境はWindowsがInternet Explorer Ver.11以降、Fire Fox Ver.24以降、Google Chrome Ver.31以降。MacがSafari Ver.6以降。決済はauかんたん決済(通信料金合算支払い、クレジット支払いに対応)で行う。納期は注文より2週間以内。(記事提供: AndroWire編集部)
2015年01月26日KDDI、沖縄セルラーは3Dプリンタを活用してオリジナルのスマホケースの製作・購入ができるサービス「3D PRINT LAB.」を1月27日より提供開始すると発表した。同サービスは、Webページ上で自分でデザインしたスマホケースを、高性能3Dプリンタで造形し、指定した住所で受け取れるというもの。ベースデザイン(5種)、カラー(5色)、立体スタンプ(約80種)を選んで配置するだけで、オリジナルケースを作ることができる。なお、ケースの造形はDMM.comの「DMM.make 3Dプリントサービス連携・API」を利用するほか、ベースとなるスマホケースのデザインは、プロダクトデザイナー・鈴木啓太氏が手掛ける。また、WEB上で3Dデータ作成・デザインができる機能は、チームラボの3Dモデリングエンジンによって実現した。料金は一律3980円(税抜・送料込)で、納期は注文より2週間以内。決済方法はauかんたん決済(「通信料金合算支払い」「クレジット支払い」に対応)となる。
2015年01月26日XYZプリンティングジャパンは、パーソナル3Dプリンタ「ダヴィンチ」シリーズの新モデルとして、2色出力、ABS樹脂、PLA樹脂に対応した「ダヴィンチ 2.0A Duo」の販売を開始した。販売店は、ダヴィンチシリーズを取り扱う家電量販店、ネットショップ、同社Webストアなど。価格は8万9,800円。「ダヴィンチ 2.0A Duo」は、ABS樹脂のほか、PLA(ポリ乳酸)樹脂フィラメントによる出力にも対応した2色出力の3Dプリンタ。PLA樹脂で出力したオブジェクトには、出力中の温度変化による変形が少ないという特徴がある。一方、既存のABS樹脂はPLA樹脂と比較して、表面処理や塗装の面で優れた面があるという。同機種では、出力するオブジェクトの特性に合わせて使用するフィラメントをABS樹脂かPLA樹脂かを選択できるため、例えばスマホケースなど薄いものには温度変化による収縮が少ないPLA樹脂を、模型などの出力後に塗装するものにはABS樹脂を使うといった選択が簡単に行えるということだ。PLA樹脂フィラメントのカートリッジは既存のABS樹脂のものと同型で、ユーザーはフィラメントを交換することで樹脂を変更できる。さらに、「ダヴィンチ 2.0A Duo」は2つの出力ノズルを搭載し、2色のフィラメントを同時に使った出力も可能。これにより、色のコントラストを表現したカラフルなデザインの作品や、最終的には切り取る部分の色を変えてより精巧で完成度に優れた作品づくりが可能となっている。また、従来モデルの「ダヴィンチ 1.0」もしくは「ダヴィンチ 2.0 Duo」のユーザーを対象に、PLA樹脂およびABS樹脂対応プリントヘッドへのバージョンアップサービス「PLA対応バージョンアップサービス」(有料)を、2月よりスタートするという。価格は、ダヴィンチ1.0のPLA対応バージョンアップサービス一式が1万9,800円、ダヴィンチ2.0のPLA対応バージョンアップサービス一式が2万2,800円(ともに往復の送料込、ただし、離島や一部地域は追加送料がかかる場合あり)となっている。なお、ダヴィンチ 2.0A Duoの本体サイズは468mm(幅)×510mm(高さ)×558mm(奥行)、重量は約24.5kg(本体のみ)。印刷方式はFFF/熱溶解フィラメント製法。プリントヘッドはデュアルヘッド(2色)で、ヘッド直径は1.75mm、ノズル直径は0.4mm。積層ピッチは0.1mm / 0.2mm / 0.3mm / 0.4mm。対応ファイルはSTL、XYZフォーマット。最大出力サイズは150mm(幅)×200mm(高さ)×200mm(奥行)。インタフェースはUSB 2.0。対応OSはWindows 7以降、OS X 10.8以降。
2015年01月26日ブラザー工業およびブラザー販売は22日、2014年8~9月に「ビジネスインクジェット複合機」および「A4レーザープリンター・複合機」のユーザー満足度を調査したところ、総合1位の評価を得たとし、対象製品購入で最大10,000円をキャッシュバックする「満足実感キャンペーン」を開始した。4月13日まで実施する。調査の概要などはこちらのサイトを参照のこと。同社の製品が、購入時に重視する上位5項目で1位となり、合計得点でも1位の評価を得た。キャンペーンでは、1月22日~4月13日までの期間中に対象製品を購入し、4月20日の申し込み締め切りまでに手続きを済ませると、最大10,000円をキャッシュバックする。キャンペーン内容詳細、応募方法等につきいては、こちらのサイトを参照のこと。また、1月10日より新CM「ビジネスプリンター 変身」篇を、全国にて放映している。昨年に引き続き、中村勘九郎さん、七之助さんを起用。年度末のビジネス商戦向けCMということで、今回は中村勘九郎さん、七之助さんが袴からスーツに変身し、オフィスでブラザーのビジネスプリンターがユーザー満足度No.1であるとアピールする。
2015年01月22日NTTデータエンジニアリングシステムズ(NDES)は1月21日、独EOS製の3Dプリンタの造形トレーニングプログラムの提供を2月1日より開始すると発表した。EOSの3Dプリンタはコンシューマー向けの3Dプリンタとは異なり、最終製品の量産も視野に入れたハイエンドな装置として開発されているため、造形物のデータ設計から造形までをトータルに含めた製造プロセスを確立する必要がある。NDESが提供を開始する造形トレーニングプログラムは、3Dプリンタを活用するための高度なトレーニングと、最終製品の量産を実現するためのアプリケーションコンサルティングまで、ハイエンド3Dプリンタの早期導入を実現するための総合的な内容となる。価格は68万円~で、オンサイトまたは同社のAMデザインラボによる講習で5名まで受講が可能だ。同プログラムの内容は以下の通り。基礎トレーニング内容: 装置の運用に必要な基礎知識と操作方法対象機種: EOS M、EOSINT P3 、EOSINT P7、FORMIGA受講日数: 5日3Dデータ設計手法トレーニング内容: 従来の工法とは異なる、3Dプリンタの利点を生かした設計をするための知識 (設計ルールの学習と造形限界の把握、高度な造形を実現するための留意点と手法、高度なサポート構造体の設計)対応機種: EOS M受講日数: 2日レーザー照射パラメータ設計トレーニング内容: 造形物の物性改良や材料開発に必要なパラーメータの活用法 (パラーメータについての学習、パラメータの編集方法、目的に応じたパラメータ調整に関する知識と検証方法)対応機種: EOS M受講日数: 2日アプリケーションコンサルティング内容: 金属積層造形技術を用いた最終製品の量産を実現するための総合支援サービス (実現可能性の検討、材料開発支援、製品開発支援、品質管理支援など)対応機種: EOS M
2015年01月21日JSRは1月19日、3Dプリンタ用フィラメント材料「FABRIAL」シリーズの第1弾として、PLA系で強靭さを高めた「FABRIAL Pシリーズ」の販売を開始すると発表した。フィラメントとは熱溶解積層方式の3Dプリンタで使用する樹脂材料。熱溶解積層方式の3Dプリンタは工業用途から個人用まで幅広く展開されており、主にPLA系やABS系の材料が主に使われている。しかし、強度が低い、加工過程でフィラメントが折れて長時間安定的に成形できない、完成品がもろいといった課題ある。「FABRIAL Pシリーズ」は上記のような課題を克服し、実用製品に必要な強度の成形品を制作することができるという。なお、同製品は1月28日から東京ビッグサイトで開催される「3D Printing 2015」で紹介される予定となっている。
2015年01月19日ムトーエンジニアリングは、パーソナル3Dプリンタ「Value 3D MagiX シリーズ」に、新ヘッドを搭載した後継機「MF-1100」と、簡易3Dソフトを同梱した「MF-1150」を発売する。販売開始は1月19日。価格は「MF-1100」が22万円(税別)、「MF-1150」が23万円(税別)。このたび発表された「MF-1100」および「MF-1150」は、同社が開発・製造を手がけ昨年発売された個人向け3Dプリンタ「Value 3D MagiX MF-1000」の後継モデル。「MF-1000」の機能を継承しながら、高い熱容量を安定的に維持できるように開発された新しいヘッドを搭載し、造形スピードが1.2倍の高速化(同社比)を実現。これにより、樹脂マテリアル吐出を高精度にコントロールでき、樹脂の太さが安定し、バリや返しが出ない高精度な造形が可能になったという。加えて、筐体の剛性化を高めてX、Y、Z 軸のズレを最小限に軽減し、さらにマテリアル特性を勘案してヒーター付き成型テーブルを装備し、樹脂の急激な温度変化による収縮と反りを抑える仕組みが搭載されている。さらに、ヘッド部分にダブル冷却ファンを搭載し、造形物を適切な温度まで素早く冷却して樹脂を硬化させて、ブリッジやオーバーハングの厳しい形状を補助材なしで造形できる特長も継承しているということだ。また、これまでオプション販売されていたLEDライト(内部照明)が標準搭載され、付属のスライサーソフト「Slic3r 日本語版」がVer0.9.10bからVer1.0.0 にバージョンアップするなどの変更もなされている。なお、両モデルともに外形寸法は500mm(奥行)×550mm(幅)×530mm(高さ)、本体重量は17kg。最大造形サイズは最大200(奥行)×200(幅)×170(高さ)mm。造形方式は熱溶融積層(FDM)方式。積層レイヤーは100ミクロン、積層ピッチは0.1mm~0.5mm。同梱ソフトウェアは、制御ソフトウェア「Pronterface 日本語版」と、スライサーソフト「Slic3r 日本語版」で、ともに対応OSはWindows7、8、8.1。入力データはSTL。さらにフィラメント(PLA3mm白1Kg)や予備用ポリイミドテープ(4枚、1回分)などが付属し、「MF-1150」には簡易3Dソフトも付属する。消耗品の価格は、フィラメント(白/赤/黒/青/蛍光緑/蛍光オレンジ/透明/紫/グレー各1kg)が各5,000円、ポリイミドテーブルが6,000円、ヒーターヘッドは1万円(価格はいずれも税別)となっている。ちなみに同製品は1月28日~30日、東京ビックサイト(東6ホール)で開催される3Dプリンティングの技術展「3D Printing 2015」に展示される予定となっている。
2015年01月19日キヤノンは15日、プロフェッショナルやハイアマチュア向けのA3ノビ対応インクジェットプリンタ「PIXUS PRO-10S」と「PIXUS PRO-100S」を発表した。2月中旬に発売し、価格はオープン。通販サイト「キヤノンオンラインショップ」の価格はともに64,800円(税別)。○PIXUS PRO-10S「PIXUS PRO-10S」は、9色の顔料インクとクロマオプティマイザーからなる計10色インクを採用。クロマオプティマイザーは、プリント表面の段差を低減して均一な光沢感を出し、ブロンズ現象も抑制する。3色の黒系インク(フォトブラック・マットブラック・グレー)により、微妙な暗部の濃淡を表現するなど、モノクロプリントも高画質だ。また、色再現性、階調性、黒濃度、粒状性、光沢性、ブロンズ、メタメリズムなどの画像要素を考慮して、最適なインクの組み合わせと紙面へのインク滴の配置を選択する「OIG System」も搭載している。プラグインソフト「Print Studio Pro」の機能強化が図られているほか、RAW画像編集ソフト「Digital Photo Professional」との連携も強化した。モニタ上で色味を確認できる「ソフトプルーフ」機能などによって、作業を効率化。キヤノンの純正フォト用紙で用いるICCプロファイルだけでなく、他社製の用紙をサポートするICCプロファイルも提供する。iPad用アプリ「Pro Gallery Print」では、Webサービス「SmugMug」や「Zenfolio」と連携することで、作品の閲覧やプリントが可能だ。「PIXUS クラウドリンク」にも対応しているので、クラウドサービスに保存した写真の印刷も行える。主な仕様は、最高解像度が4,800×2,400dpi、インク滴サイズが4pl、ノズル数が768×10色、印刷速度がA3ノビ(カラー、モノクロ)で約5分20秒、給紙可能枚数が150枚(普通紙)。インタフェースは10BASE-T/100BASE-TX対応有線LAN、IEEE802.11b/g/n無線LAN、USB 2.0。本体サイズは約W689×D385×H215mm、重量は約20kg。○PIXUS PRO-100S「PIXUS PRO-100S」は、8色染料インクの高い発色性と光沢性により、鮮やかで美しい写真プリントを実現した。3色の黒系インク(ブラック・グレー・ライトグレー)を持ち、粒状感を抑制した暗部の微妙な濃淡を表現。上記「PIXUS PRO-10S」と同様に「OIG System」も採用している。ソフトウェア面は「PIXUS PRO-10S」とほぼ共通。そのほか主な仕様は、最高解像度が4,800×2,400dpi、インク滴サイズが3pl、ノズル数が768×8色、印刷速度がA3ノビカラーで約1分30秒(モノクロで約2分55秒)、給紙可能枚数が150枚(普通紙)。インタフェースは10BASE-T/100BASE-TX対応有線LAN、IEEE802.11b/g/n無線LAN、USB 2.0。本体サイズは約W689×D385×H215mm、重量は約19.7kg。
2015年01月15日キヤノンは15日、A3ノビ対応のインクジェットプリンタ「PIXUS PRO-10S」と「PIXUS PRO-100S」を発表した。2月中旬から発売し、価格はオープン。同社の通販サイト「キヤノンオンラインショップ」での価格はともに64,800円(税別)。○PIXUS PRO-10S「PIXUS PRO-10S」は、プロフェッショナルやハイアマチュア向けのA3ノビ対応インクジェットプリンタ。9色の顔料インクとクロマオプティマイザーからなる計10色インクを採用する。3色の黒系インク(フォトブラック・マットブラック・グレー)により、微妙な暗部の濃淡を表現するなど、モノクロプリントも高画質。クロマオプティマイザーは、プリント表面の段差を低減して均一な光沢感を提供し、ブロンズ現象も抑制する。色再現性、階調性、黒濃度、粒状性、光沢性、ブロンズ、メタメリズムなどの画像要素を考慮して、最適なインクの組み合わせと紙面へのインク滴の配置を選択する「OIG System」も採用している。プラグインソフト「Print Studio Pro」の機能強化が図られているほか、RAW画像編集ソフト「Digital Photo Professional」との連携も強化。モニタ上で色味を確認できる「ソフトプルーフ」機能などによって、作業を効率化する。また、iPad用のアプリ「Pro Gallery Print」では、Webサービス「SmugMug」や「Zenfolio」と連携することで、作品の閲覧やプリントが可能だ。「PIXUS クラウドリンク」にも対応しているので、クラウドサービスに保存した写真の印刷も行える。そのほか主な仕様は、最高解像度が4,800×2,400dpi、インク滴サイズが4pl、ノズル数が768×10色、印刷速度がA3ノビ(カラー、モノクロ)で約5分20秒、給紙可能枚数が150枚(普通紙)。インタフェースは10BASE-T/100BASE-TX対応有線LAN、IEEE802.11b/g/n無線LAN、USB 2.0。本体サイズは約W689×D385×H215mm、重量は約20kg。○PIXUS PRO-100S「PIXUS PRO-100S」は、8色染料インクの高い発色性と光沢性により、鮮やかで美しい写真プリントを実現したモデル。3色の黒系インク(ブラック・グレー・ライトグレー)を持ち、粒状感を抑制した暗部の微妙な濃淡を表現する。上記「PIXUS PRO-10S」と同じ「OIG System」も採用している。ソフトウェアの対応は「PIXUS PRO-10S」とほぼ共通。主な仕様は、最高解像度が4,800×2,400dpi、インク滴サイズが3pl、ノズル数が768×8色、印刷速度がA3ノビカラーで約1分30秒(モノクロで約2分55秒)、給紙可能枚数が150枚(普通紙)。インタフェースは10BASE-T/100BASE-TX対応有線LAN、IEEE802.11b/g/n無線LAN、USB 2.0。本体サイズは約W689×D385×H215mm、重量は約19.7kg。
2015年01月15日KDDIは25日、Firefox OS搭載スマートフォン「Fx0」の発売に合わせ、同機種の「3Dプリンタ用データ」の無償公開を開始した。「Fx0」は、ミラノサローネ出展をはじめ世界で活躍するデザイナー・吉岡徳仁氏が端末デザインを担当した、一般向けとしては国内初となるFirefox OS搭載スマートフォン。吉岡氏とKDDIによるコラボレーションは、2007年の au design project 「MEDIA SKIN」、2010年の iida 「X-RAY」に次いで3機種目。今回は、「Firefox OSそのものの最も大きな特徴であるオープン性を表現するため、メカの機能から生み出される美しさを取り入れ、内側から放たれる透明で未来感のあるデザインを提案した」ということで、筐体がスケルトン仕様になっているほか、Firefox ロゴをホームボタンに配している。そんな同機種の発売日である25日、Webサイト「au Firefox OS Portal Site」にて、外観カスタマイズ用の3DCADデータが公開された。同サイト上にて、"つくる自由"というテーマにてさまざまなツールの紹介などが行われている「Tools」メニューの最上部より、3Dプリンタの出力に適したSTL形式のデータを2種類ダウンロードすることができる。これにより、同機種が搭載しているWebアプリケーション作成ツール「Framin」などによるソフトウェア面に加え、外観についてもユーザーの手でカスタマイズすることが可能となった。
2014年12月25日年賀状の季節ですね。大田区3Dプリンタメーカ スマイルリンクの大林万利子です。年賀状用に来年の干支「ひつじ」の素材を捜している方も多いのではないでしょうか。3Dプリントできる「ひつじ」の3Dデータもいろいろあり、新しい年のインテリアに加えるのもたのしいです。3Dデータは拡大縮小ができるので、ディスプレイしたい場所に合わせて出力できるのも便利ですね。当社でも入口付近に飾ろうと作り始めています。みなさんもこちらのサイトなどで検索してプリントしてみてはいかがでしょうか。○エコプロダクツにて先日東京ビックサイトで開催されたエコプロダクツのユニチカブースにて3Dプリンタ「DS1000」とともにPLAフィラメントと造形物の展示がありました。3Dプリンタだけでなく、造形物をディスプレイとして利用することで華やかな展示ブースになっていて人気だったようです○3Dプリンタの素材(フィラメント)の製造工程さて前回に続き、パーソナル3Dプリンタの素材であるフィラメントができるまでをご説明します。前回はボビンに巻く工程をご紹介しました。今回はその前工程でプラスチックを糸状にして大きなコイルに巻くまでの工程をご紹介します。当社で取り扱っているPLAフィラメント(名称:T-PLA)の製造工程をユニチカにご協力頂き、京都の宇治事業所にお邪魔して見せて頂きました。○素材→混練(こんれん)→押出しまず、ペレットとよばれるプラスチックの粒を混練(こんれん:よく混ぜ、練り合わせること)します。今回の素材はPLAなので、PLAと色を出すマスターバッチのペレットを機械の中で混ぜます。高温の状態でペレットを混ぜてフィラメント用の細い穴の金型を通して押し出します。金型は機械の中にセットされているので、外からは見えません。金型を通過したことによって糸状になったプラスチックはお湯の中を通り、少しずつ冷えながら張力をかけて引っ張られます(延伸工程)。そして加熱→延伸。それを繰り返し行うことで、強度を増し、3Dプリンタでの造形物をきれいに仕上げる(=フィラメントの溶け方を制御する)ことにつながるということでした。○検査工程工程内で巻き取る前に直径に太い所がないかどうかの検査を行っています。また逐次の抜き取り検査も実施、こちらの写真のような検査工具で直径にバラツキがないかの管理をしています。○巻き取り最後に巻き取り工程に入り大きなボビンにまきとり、箱詰めされて出荷。からまないボビン(スプールパック)に巻き替えるところは前回ご紹介した通りです。見学後にお話しをうかがったところ、震度1の地震でもお湯が揺れるのでフィラメントの品質に影響があり、確認を要するそうです。歴史のある日本の素材メーカーの技術の蓄積がPLAフィラメントひいては3Dプリンタの良い造形に繋がっているのだなと感じました。1年間ご覧頂きありがとうございました。本コラムをご覧になり当社に足を運んでくださる方も多くいらして、大変はげみになりました。来年からは、基本的な内容をご紹介したのちに、3Dプリンタをうまく利用しているユーザーさんに着目し活用事例をご紹介していく予定でおります。また大田区の当社では、3Dプリンタを活用頂くことを目的に、今週から週1回会社3D OPEN DAYを設け、当社取扱いの3Dプリンタを自由にお使いいただける日を設けます。詳しくはホームページなどでご確認ください。次回は質問の多い「積層ピッチ」についてお話します。良いお年をお迎えください。
2014年12月25日XYZプリンティングジャパンは24日、パーソナル向け3Dプリンタ「ダヴィンチ」シリーズの新製品「ダヴィンチ 1.0A」を発表した。直販サイトの販売価格は税込69,800円。同シリーズを取り扱う家電量販店やネットショップなどでも同日より発売する。「ダヴィンチ 1.0A」は、3月に発売した3Dプリンタ「ダヴィンチ 1.0」の後継モデル。「ダヴィンチ 1.0」で対応していたABS樹脂に加え、ユーザーから要望の高かったPLA樹脂フィラメントによる出力に新対応した。ヘッドはシングルで対応色は1色。PLA樹脂で出力したオブジェクトは、ABS樹脂より堅く、温度変化による変性も少ないという特徴がある。一方、表面処理や塗装ではABS樹脂の方が優れるため、「ダヴィンチ 1.0A」では製作物に応じて素材を変更できることを強みとする。樹脂カートリッジは既存モデルと同型で、素材の偏向はフィラメントの交換のみで行える。主な仕様は、印刷方式が熱溶解樹脂積層(FFF:Fused Filament Fabrication)、ヘッド数がシングル、ヘッド直径が1.75mm、ノズル直径が0.4mm。積層ピッチが0.1/0.2/0.3/0.4mm、対応データがSTL、XYZフォーマット(独自)。インタフェースはUSB 2.0。本体サイズはW468×H510×D558mm、重量は24kg(本体のみ)。なお、「ダヴィンチ 1.0A」の発売にともない、前モデル「ダヴィンチ 1.0」の発売は終了する。「ダヴィンチ 1.0」ユーザーに対しては、PLA樹脂およびABS樹脂対応プリントヘッドへの交換サービスを有償で提供する予定。
2014年12月24日サンコーは20日、「スピード&温度自由自在な3Dプリンターペン」を販売開始した。樹脂製のフィラメントをペン先から溶かし出すことで立体物を作れる。「サンコーレアモノショップ」での直販価格は税込15,800円となっている。スピード&温度自由自在な3Dプリンターペンには、ABSもしくはPLA樹脂製のフィラメントをセットして使用する。フィラメントを押し出すスピードを6段階で切り替え可能だ。また、ABS樹脂は200度から240度、PLA樹脂は160度から200度の間で温度を設定できる。対応するフィラメント径は1.75mm。ピンク・ブルー・イエローのABSフィラメントがそれぞれ175cmずつ付属し、別売の消耗品として、ABSフィラメントを税込3,480円で、PLAフィラメントを税込3,980円で用意する。サイズはW31×D46×H184mm、重量は67g。付属のACアダプタで家庭用コンセントと接続して使用。
2014年12月22日アルテックはこのほど、試作造形ビジネスに携わっているエムトピアが、ストラタシス製Polyjet方式の3Dプリンタとして造経サイズが最大となる「Objet1000」を国内で初めて導入したと発表した。「Objet1000」は造形サイズが1000mm×800mm×500mmにもなるマルチマテリアル・ワイドフォーマット3Dプリンタ。長時間にわたる自動稼動が可能で、自動車や航空宇宙をはじめとするさまざまな分野での利用が見込まれるという。多様な樹脂材料が使用できることに加え、非常に複雑なデザインも高精度で造形できるため、従来ではドリルによる穴あけやネジ山加工などが必要となる試作品も、最終製品の外見だけでなく物性も近づけて製作することができる。エムトピアは以前まで、ストラタシス製の「Objet500 Connex」を用いた造形サービスを検討していたが、造形可能サイズ(500mm×400mm×200mm)の制限により、モデルによっては分割して造形しなければならなかった。「Objet1000」を導入したことで、そうしたモデルも一度で造形できるようになったほか、長時間の自動稼動によってタイトな納期にも対応できるようになったという。エムトピアの林廣守 代表取締役は「スピードが重要視されているR&Dの分野で、より多様なニーズに応えていくために、『Objet1000』の導入に至りました。この業界では400点もの試作品を3日で納入するというようなタイトなスケジュールもあり、それに対応できるのがこの『Objet1000』だと確信しております」とコメントしている。
2014年12月17日秋も終わりクリスマスの飾りを目にする季節になりました。大田区3Dプリンタメーカ スマイルリンクの大林万利子です。クリスマス関連の3Dデータはネット上にたくさんあります。毎年パソコンで年賀状の素材選びに迷う方も多いと思いますが、3Dプリンティングの素材選びも似ているような気がします。違う色の素材で出力して、組み立てるなどバリエーションも増えているので、みなさんも探してプリントしてみてはいかがでしょうか。○展示会での出来事さて11月19日~21日まで東京ビッグサイトで開催された産業交流展に出展いたしました。主催者の発表によれば3日間で4.4万人の人出があったようで盛況でした。3Dプリンタの導入を検討されている方や実物のサンプルを持参される方などがブースに足を止めてくださり、3Dプリンタの利用が着実に広がっていることを実感しました。また会期中に、展示会場で行われていたハッカソン(集中的に共同作業をするソフト/ハードウェアのプロジェクトのイベント)に参加していた学生から急きょ3Dプリンタで出力したいという依頼があり、展示していた3Dプリンタを使って40分ほどで出力しました。このようにその場で「思いをカタチに」することは、新製品のイメージを共有するには絶大な効果があると思います。あらためてその便利さを実感した出来事でした。○3Dプリンタの素材ができるまでさて今回は趣向を変えてフィラメントとよばれる3Dプリンタの素材について、現場写真も含めてお話ししたいと思います。当社は新製品の発表と同時に新しいPLAフィラメント(名称:T-PLA 色:クリア、イエロー、ブルー、マゼンタ)を11月20日に発売いたしました。ユニチカのポリ乳酸の素材テラマックを利用したものです。日本製である3Dプリンタも少ないですが、素材も日本製のものはこれまで殆どありませんでした。T-PLAの特徴は"透明感"と"シャープな仕上がり"です。今回は入れ子構造のサンプルを出力しました。造形物同士を重ねてもきちんと納まっていることがお分かりになると思います。もうひとつの特徴はその形状です。従来のようにフィラメントをボビンに巻くのではなく、スプールパックに収納しました。スプールパックは中心部分が圧着されていて周囲が密着していないので、そこからフィラメントを引き出す構造になっています。これにより「材料がからんで3Dプリントが止まってしまう」問題を解決し、より快適な3Dプリントを実現しています。また、スプールパックを使うことでプリント時のトラブルを減らすだけでなく、使用済みボビンの廃棄量も少なくなります。フィラメントを巻く現場にお邪魔しました。大きいボビンからスプールパックに巻きとります。巻いている様子をぜひ動画でご覧ください。この作業はすべて長野県の特電というボビン専門会社で行っています。フィラメントについては次回も引き続きご紹介いたします。11月29日(日)には東京都大田区にて「おおたオープンファクトリー」が行われます。予約不要で当社を含めた大田区の町工場をご覧いただけます。また大田の職人の技が詰まったカプセルトイ「モノづくりたまご」にも参加。学生インターンの作品も含めてカプセルトイになります。良かったら遊びに来てください。
2014年11月27日大手3Dプリンタメーカー・ストラタシスは11月25日、新しく11機種の3DプリンタとFortusシリーズ向け新樹脂「ULTEM1010」の販売を開始した。○Polyjet方式は9機種、水溶性サポート採用機種も登場「Objet Eden260VS」「Objet Eden260S」は、Polyjet方式では初めてとなる、水溶性のサポートが選択可能。これによって複雑な形状の造形モデルでも、サポートをより簡単に除去できるようになった。なお、「Objet Eden260s」は日本限定機種。最大造形サイズは両機種とも255(X)×252(Y)×200(Z)mm。デスクトップサイズの「Objet30 Prime」は、最小積層厚0.014mmを実現。材料にゴムライク樹脂や生体適合性材料などが加わり、計12種類の材料が利用可能となった。また、高速で造形できるドラフトモードが追加され、用途に合わせた造形モードを選択することができる。最大造形サイズは294(X)×192(Y)×148.6(Z)mmとなっている。「CONNEX」シリーズには、6機種が追加された。「Objet260 Connex1/2/3」はオフィスにフィットするコンパクトなシリーズで、最大造形サイズは255(X)×252(Y)×200(Z)mm。「Objet350 Connex1/2/3」シリーズではより大きなビルドサイズが提供されており、最大造形サイズは342(X)×342(Y)×200(Z)mm。「Objet260 Connex1/2/3」および「「Objet350 Connex1/2/3」はいずれも3種類の素材を1度に使用することができるトリプル・ジェッティング・テクノロジーを搭載。「Connex1/2/3」はそれぞれ使用できる素材や、機能が異なる。今回6機種が追加されたことにより、さまざまなニーズに対応可能なラインアップとなった。○Fortusシリーズに操作性と造形速度が向上した2機種が追加強度が高い材料を使えることが特徴であるFDM方式のFortusシリーズには「Fortus 380mc」と「Fortus 450mc」が追加された。両機種はそれぞれの従来機種に比べ、造形スピードを格段に高速化することに成功。操作盤にタッチパネルを採用するなど使いやすさの向上も図られている。最大造形サイズは「Fortus 380mc」が355(X)×305(Y)×305(Z)mm、「Fortus 450mc」が406(X)×355 (Y)×406(Z)mmとなる。○FDM方式向け材料として唯一食品接触認証を取得FDM方式3Dプリンタ向けの新素材「ULTEM1010」は、メーカーでの使用を念頭に置いて設計されており、優れた耐熱性、引張強度、耐薬品性を備える。また、FDM方式用の材料としては唯一、食品接触認証を取得。そのため航空宇宙、自動車、食品製造金型など幅広い分野での活用が期待される。上記で紹介した新機種および「ULTEM1010」について詳しくは、ストラタシスもしくは、日本での販売代理店である丸紅情報システムズとアルテックのホームページで見ることができる。
2014年11月25日ムトーエンジニアリングは、パーソナル3Dプリンタ「MF-500」の販売を12月1日より開始すると発表した。「MF-500」は、同社が製造販売している「MF シリーズ」の最小機種で、個人ユースに適したデスクサイズの製品。自社製ヘッドを採用したことにより、同社比で1.2倍の高速化と、吐出樹脂の太さが安定しバリや返しを出さない高精度を実現した。ヘッド専用冷却部品を組み込むことで、フィラメントを素早く溶かしながら造形の冷却にも効果を発揮する。同製品は、3Dプリンタ初心者向けに開発されており、操作に必要なソフトウェアはホームページからダウンロードできる(日本語対応)。最少ピッチ(積層幅)は0.05mm(一部例外あり)。本体のサイズは250(幅)×300(奥行)×350(高さ)mmで、重量は8kg。最大造形サイズは100(幅)×100(奥行)×100(高さ)mmとなっており、フィラメントはPLA樹脂の全9色が提供される。市場想定価格は8万5000円前後(税抜)で、初年度で1000台の販売を想定しているという。
2014年11月21日デアゴスティーニ・ジャパンは、毎号付属のパーツを組み立てると、軽量でコンパクトな3Dプリンター「idbox!(アイディー・ボックス)」ができあがる週刊「マイ3Dプリンター」(全55号/価格は創刊号が999円、第2号以降は1,850円(税別))を、来年1月5日に創刊し、全国書店および同社Webページにて発売する。それに際して、3Dプリンタ関連企業などとのコラボレーション展開を発表した。同誌の創刊にあわせて展開されるコラボレーションのひとつ目は、3Dプリントサービスを展開する「DMM.make」が同誌の読者に向けて行う3Dデータの出力のサポート。ふたつ目としては、同誌で使用する3Dモデリングソフトを扱う「オートデスク」の協力により、11月23日~24日に東京ビッグサイトにて開催されるDIYイベント「Maker Faire 2014」の同社ブースにおいて、同誌を集めて組み立てる3Dプリンタ「idbox!」が展示される。さらに3つ目の試みとして、2015年1月7日~1月20日には、日本橋三越本店 本館7階の「Hajimarino Cafe」において、「idbox!」の展示・実演や3Dプリンタ初心者向けのワークショップが開催される予定となっている。なお、週刊「マイ3Dプリンター」は、毎号付属するパーツを組み立てることで、軽量コンパクトな3Dプリンタ「idbox!」が完成するビギナー向けの3Dプリンター専門マガジン。「idbox!」の組み立て方を写真付きで解説する「組み立てガイド」、3Dプリンターの基礎知識などを解説する「ベーシック講座」、3Dプリンタを活用する企業やクリエイターの最先端の作品や技術を紹介する「3Dプリンタの世界」、立体物を出力するために必要な3Dデータの作成方法を学べる「作って学ぶモデリングガイド」の4つの章で構成される、シリーズは全55号で、約1年後に完成する「idbox!」の本体サイズは250(W)× 250(D)×270(H)ミリ、重量が約5kg。組み立てに必要な工具は一般的なドライバーとシリーズで提供されるレンチのみで、はんだ付けは不要とのことだ。同誌の刊行形態は毎週火曜日発売(一部地域を除く)、判型はA4変型判オールカラー(創刊号:23ページ/第2号以降:16ページ)。ちなみに、創刊号~第45号を購入した読者全員に、出力素材フィラメント(2色セット)と3Dプリンター専用シート「ビルドタック」が進呈されるほか、2015年1月9日までに同誌の定期購読を申し込むと、オリジナルQUOカード(500円分)がもらえる「定期購読早期お申し込みプレゼント」が用意されている。詳しくは週刊「マイ3Dプリンター」特設サイトを参照してほしい。
2014年11月19日TANAKAホールディングスは11月18日、田中貴金属グループの製造事業を展開する田中貴金属工業が、粉末焼結式積層法による3Dプリンタに対応する白金基金属ガラスの粉末を開発し、造形に成功したと発表した。また、白金およびイリジウム添加ニッケル基合金の白金族金属粉末材料も開発し、造形物の作製に成功した。田中貴金属工業は、2004年に白金基金属ガラスの組成で特許を取得しているが、今回、独自の加工設備を用いて粒径や流動性などを調整することで、既存の粉末焼結式積層法に用いられる3Dプリンタ装置で使用可能な白金基金属ガラスの粉体化に成功した。加えて、白金とイリジウム添加ニッケル基合金の2種の粉末材料も併せて開発した。また、大阪府立産業技術総合研究所と共同研究を行い、粉末の材質と、形状に適したレーザエネルギーの照射条件を解明することにより、白金、白金基金属ガラス、イリジウム添加ニッケル基合金の造形物の作製に成功した。3Dプリンタを用いた白金基金属ガラスの造形は世界初になるという。これにより、田中貴金属工業では、白金族金属粉末材料の提供に加え、ユーザーの要望に合わせた白金族金属粉末の粒径サイズ加工、白金族合金製造における組成の提案、および造形物の製造を実施するとしている。これまで、白金族金属は高融点で耐久性があるが、特に合金は切削加工や塑性加工などの加工性が低いものも多く、既存の造形法では形状に限りがあった。これらの材料を3Dプリンタでの造形を可能にすることで、複雑形状の造形や、溶融温度が異なる異種材料を複合した製品の作製が可能になる。今回の開発により、耐食性が要求される医療材料の多品種少量製造や、耐熱性が要求される自動車産業および航空宇宙産業分野における、特殊部品の工業用製品の展開が期待されるという。田中貴金属工業は、3Dプリンタ用白金族金属粉末材料の提供で、2020年度までに年間売上4億円を目指すとしている。
2014年11月18日カブクとStudio仕組は、刀職人が手がけた刀と、3Dプリンタを活用した鞘をアート作品として販売する。発売日は11月16日。価格は発売日をもって発表。このたび販売されるのは、3Dプリンタで出力された鞘「SUMISAYA」と、刀職人が制作した日本刀のセット。400年以上の伝統を受け継ぐ刀職人が生み出した「刃紋の奥ゆかしさ」と「刃断面の緊張感」に着目し、刃紋の波と調和するような刃断面のシルエットを、3Dプリンタを使って造形した。通常であれば鞘に収めると隠れてしまう刃の美しさを、透明な素材を用いることであらわにし、その魅力を前面に映し出すことを目標としてデザインを施したという。また、鞘の3Dデータは、3Dプリンタなどのデジタル製造技術を用いたものづくりマーケットプレイス「rinkak」にて無償でダウンロード可能。そのほか、11月16日の1日限定で、東京都・表参道のBA-TSU ART GALLERYにて展示・発表されるとのことだ。
2014年11月13日アビーとNECフィールディングは12日、アビーが提供する光造形方式3Dプリンタ「SCOOVO MAシリーズ」の年間保守契約プログラム「SCOOVO Maintenance Plus.」(SMP)にて、出張保守業務を提供すると発表した。3Dプリンタの保守体制の強化を目指すアビーと保守事業の強化を進めているNECフィールディングのニーズが合致。両社は、今回の出張保守提携により、ユーザーが首都圏や近畿圏といった大都市圏以外でも安心して製品を利用できるとする。具体的な内容としては、全国に約400カ所のサービス拠点、約3,800名のエンジニアを有するNECフィールディングが、アビーの光造形方式3Dプリンタ「SCOOVO MAシリーズ」の年間保守プログラム「SMP」のオンサイトプランにて、障害が発生した際に現地に出張し、修理作業を提供する。今後は全国約90拠点を擁するダイワボウ情報システムを中心に、「SCOOV MAシリーズ」および年間保守プログラム「SMP」を販売していく。
2014年11月12日ボンサイラボは11日、超小型3Dプリンタ「BS01」ユーザーの声を反映し、の基本性能を向上させた新バージョン「BS01+(プラス)」を発売した。カラーバリエーションは全8色。価格は従来モデルから据え置きの8万9,800円。このたび発売された「BS01+」の従来モデルである「BS01」(通称:BONSAI Mini)は、クラウドファンディング方式で資金調達に成功し、開発・販売に至った低価格・超小型の日本製3Dプリンタ。新バージョン「BS01+」では、ABSモデル、PLAモデルともにアルミテーブル仕様に変更し、従来以上の安定した造形品質が確保されたという。また、主要部分のパーツに金属製にしたことでテーブルベースが安定。これにより水平を調整するポイントが3点に減り、クリアランス調整が容易になったのに加え、本体の軽量化を実現したということだ。さらに、材料を押し出すフィーダーの設計変更によってテンション圧を6段階に切り替え可能となり、Polymakr Poly Flexのような柔らかい素材をはじめ、ペットボトルなどで使われている100%リサイクルのPETフィラメントなどにも対応したということだ。なお、ボディーカラーは、新たに「パーシモンオレンジ」、「インディゴブルー」、「コバルトグリーン」の3色が仲間入りし、従来の「オフホワイト」、「フレッシュベリー」、「アクアブルー」、「アップルグリーン」、「ウォームグレー」の5色と合わせて、カラーバリエーションは全8色となった。
2014年11月11日ボンサイラボは11月11日、小型3Dプリンタ「BS01」の基本性能を向上させた「BS01+」を発売した。価格は「BS01」と同じく、8万9800円(税込)。今回、ABSモデル・PLAモデルともにアルミテーブル仕様に変更し、造形品質の安定性向上を図った。主要な部分に金属製のパーツを採用し、テーブルベースが安定したことで水平を調整するポイントが3点に減少。クリアランス調整が容易になり、本体の軽量化も実現した。さらに、新設計のフィーダーを採用し、テンション圧を6段階で変更することができるようになった。これにより「Polymakr Poly Flex」のような柔らかい素材をはじめ、ペットボトルなどで使われている100%リサイクルのPETフィラメントなどにも対応可能となった。また、ボディーカラーにも新たにパーシモンオレンジ、インディゴブルー、コバルトグリーンの3色が追加され、全8色へカラーバリエーションが広がった。なお、経済産業省がFFF(熱溶融積層)方式の製品には「特定電気用品以外の電気用品」としてPSEマークの表示を求める方針を固めたことから、同社では11月20日の出荷分より全ての「BS01」にPSEマークを表示して出荷するという。
2014年11月11日Texas Instruments(TI) DLP Productsは11月4日、3Dプリンタや3Dマシンビジョン、リソグラフィなどのアプリケーション向けに高解像度DLPチップセット「DLP9000/6500」2品種を発表した。同チップセットは、デジタルマイクロミラーデバイス(DMD)で構成され、コントローラ「DLPC900」でプログラムでき、従来品と比較して、より高解像度のイメージング、拡張された波長領域のサポート、より速いパターンレートを提供する。具体的には、最速9500Hzまでプログラム可能なパターンレートが素早い3D計測や製品の製造を実現する。さらに、400nm~700nmの波長に最適化されており、広く供給されている3Dプリンタ向け樹脂や、リソグラフィ向けレジストに対応する。そして、2品種のうち、「DLP9000」は400万(2560×1600)画素に対応し、同社のDLPラインアップの中で、最高の解像度を有する。これにより、3Dプリンタにおいて、より大きく、より高解像度な物体の製作や、より長い投射距離でのスキャニングが可能になるという。また、低価格重視のアプリケーション向けには「DLP6500」がラインナップされており、最大200万(1920×1080、1080p)画素に対応している。この他、評価モジュール(EVM)「DLP LightCrafter 9000/6500」を使うことで、 各チップセットを迅速に評価でき、製品開発サイクルを短縮できるとしている。なお、パッケージは「DLP9000」が355ピン気密封止FLS、「DLP6500」が350ピンセラミックFYE、もしくは203ピン気密封止FLQ、コントローラ「DLPC900」が516ピンBGA。すでに量産出荷を開始している。また、EVM「DLP LightCrafter 9000/6500」も供給を開始している。
2014年11月05日3Dプリンタはどこで最も力を発揮するか。それはものづくりの現場だ。近年の技術的進歩によって、ラピッド・プロトタイピング(迅速な試作品づくり)にだけでなくDDM(Direct Digital Manufacturing=3Dプリンタで最終製品を製作すること)も可能になったことで、治具(部品や工具の位置合わせなどに使う器具)や試作品の製作期間を著しく短縮し、生産・開発の効率を向上させることができるようになった。日本のメーカーでも工場に導入するケースが増えてきており、産業界における存在感はますます高まっている。そのような状況の中、大手3Dプリンタ・メーカーであるストラタシスの日本販売代理店であるアルテックが、10月よりタイでの3Dプリンタ販売を開始すると発表した。タイ進出の狙いや取り組み、今後の展望について同社 取締役 執行役員 陶山秀彦氏に話を聞いた。○タイに眠る3Dプリンタ需要数年前に顕在化したチャイナリスクによって、日系企業が中国から東南アジア、中でもタイへ製造拠点を続々と移転している。陶山氏によれば現在その数は約9000社に上り、その中で製造業は約2500社を占めるとのこと。陶山氏は「タイでは日系メーカーの工場の周りに下請けの工場があり、城下町を形成しています」と語る。工場がそれだけあれば、当然3Dプリンタのニーズもあるはず。しかし、タイでは販売代理店が1社しかなかったことから、あまり普及しておらず、「われわれに声がかかった」という。○高いノウハウを持つ主力社員を派遣 - 日本と同じレベルのサポートを提供同社は2002年にバンコクに現地法人を設立し、事業を展開してきた。同国での事業は好調とのことで、陶山氏は3Dプリンタ販売事業にも自信を見せる。「我々は、産業機械の専門商社として、ものづくりの現場におけるニーズを熟知しています。開発段階の試作品づくりだけでなく、製造ライン上でも3DプリンタによるDDMのニーズは必ず存在する。例えば、治具のように多品種・小ロットなものの場合、アルミの削り出しで作ると少なくとも数十万円はかかってしまうが、3Dプリンタで出力すればそれを数万円に抑えることができる。実際に使うことのできる治具や工具が、今までよりはるかに低コストかつ短期間で製作できるようになるのです」かねてから3Dプリンタ事業の海外展開を検討していた同社にとって、今回のタイ進出は重要な契機という認識を示しており、主力社員をタイに送り込むことで、その本気度を内外に示す。具体的には3Dプリンタ事業の豊富な経験と実績を持つ トップセールススタッフに加え、ストラタシスよりトレーニングを受けたエンジニアを併せて派遣する。同社が本気で海外展開を行っていく姿勢の表れであり、「お客様に安心してご利用いただくために、日本と同じレベルのサポートを提供していく」ための決断だ。○万全の体制づくり、現地にショールームもオープンアルテックでは、当面は国内のクライアントでタイに進出しているメーカーに対する営業活動をベースとして、現地のメーカーをはじめ、日系以外の顧客獲得も目指していく。主力社員を派遣し、日本のスタッフと連携をしながら高いサービスクオリティを保つと同時に、タイ人スタッフの雇用も並行して進めているという。また、現地のソフトウェア販売代理店と提携して販売チャネルのさらなる強化・拡大を図るなど、販売・サポートの基盤作りに余念はない。10月には営業所を兼ねた3Dプリンタのショールームも開設。FDM方式の機種ではuPrint SE Plus、Polyjet方式の機種ではObjet30pro、Objet EDEN260VそしてObjet 500 CONNEXの5機種が展示される。先日発表されたばかりのFortus450も11月末には展示される予定となっており、今後、現地のニーズに応じた最新機種を常に揃えた状態を目指すという。陶山氏は、「1年目は基盤づくりです。年間20台の販売、売り上げ1億円を見込んでおり、3年目には年間売り上げ3億円を達成したい」と具体的な目標を明かす。○東南アジア各国への展開、DDMを活かしたサービスビューローも視野に冒頭で述べたように、技術の進歩、特に素材の進化によってDDMが実現したことで、3Dプリンタの可能性はまた一段と広がった。「これからどんどん最終製品に使える素材は増えていく。日本で設計した製品データを、タイやインドネシアの工場へ送って、向こうで出力するようになる」と陶山氏は確信している。物流がなくなり、データのやり取りだけで製品の開発・製造が行われるようになるのだ。そうなると3Dプリンタ自体の需要はもちろん、設計までは自分たちで行い、出力は外注するといったニーズが発生する。同社はそうしたニーズに応えるサービスビューロー事業も視野にいれており、現地に実機を運び込んだという意味で、バンコクに新しくショールームをオープンしたことはその布石ともいえる。「最終的には機械販売だけでなく、DDMを含めたトータルなサービスを提供していきたい」というビジョンの実現に向けて、タイへの進出はその足がかりとなる。ゆくゆくは、すでに営業所のあるインドネシアをはじめ、ベトナムなど、東南アジア各国へ3Dプリンタ販売事業を広げていくことも検討しているという。ニーズの多様化、開発・製造のボーダレス化など、3Dプリンタを中心にものづくりの現場で起こっているさまざまな変化に対して、アルテックがどのような策を打ち出していくのか、これからも注目していきたい。
2014年11月05日大判インクジェットプリンタの製造・販売を手掛ける武藤工業は、米3Dシステムズのプロダクション3Dプリンタシリーズの受注を11月4日より開始したと発表した。今回受注を開始したのは、金属パウダーをレーザービームによって一層ずつ焼結して金属パーツを造形するダイレクトメタル方式の「ProX200」および、耐久性の高いプラスチックやゴム素材を使い分けることで熱可塑性パーツを造形できる「粉末焼結(SLS)」方式の「ProX500」の2機種。共に出力したマテリアルをそのまま製品として利用できる性能をもち、航空宇宙や医療、電子機器や自動車のプロトタイプなどで活用されているという。価格は「ProX200」が5980万円、「ProX500」が4090万円となっており、同社ショールームで両機を展示し、デモンストレーションを行うとのこと。
2014年11月04日XYZプリンティングは、世界初となる3Dスキャナ機能を搭載した3Dプリンタ複合機「ダヴィンチ 1.0 AiO」を販売すると発表した。販売開始は11月中旬を予定。販売経路は全国の家電量販店やネットショップ、同社Webサイト。価格は11万9,800円。「ダヴィンチ 1.0 AiO」は、3Dプリンタと3Dスキャナが一体化した、世界初となる3Dプリンタ複合機。スキャナ機能が搭載されたことで、3Dデータを作成するモデリング技術がなくても、自宅で簡単にお気に入りの小物などを手軽に"3Dコピー"することが可能となっている。スキャンしたい物を筐体内のターンテーブルに置いてスキャンすると、左斜め上と右斜め下に配置された2方向からのセンサーによって、5分弱という短時間でスキャンが行われ、そのスキャンデータがパソコンに出力されるという。また、同製品向けに新たに開発されたPC向けアプリケーション「XYZscan」を使って、スキャンデータのサイズを変更したり、表面の滑らかさを調整できるという。3D形状を表現するファイルフォーマットのひとつである「STL」ファイルとしても保存でき、同型式のファイルに対応した編集ソフトを使って編集することも可能だ。そのほか、フィラメントはABS樹脂およびPLA(ポリ乳酸)樹脂の両方に対応。ABS樹脂フィラメントは従来の13色に加え、新色として「ゴールド」、「蛍光マゼンタ」の2色が販売されるほか、同製品から対応したPLA樹脂フィラメントとして「クリア」、「ホワイト」、「ブラック」、「ブルー」、「レッド」の5色が、同じく11月中旬より順次販売を開始されるとのことだ。価格はABS樹脂、PLA樹脂ともに各色3,280円。なお、同製品の本体サイズは468mm(幅)×510mm(高さ)×558mm(奥行)、重量は約23.0kg(本体のみ)。印刷方式はFFF/熱溶解フィラメント製法。プリントヘッドはシングルへッドで、ノズル直径は0.4mm。プリントスピードは60、90、120mm/秒。積層ピッチは0.1mm / 0.2mm / 0.3mm / 0.4mm。対応ファイルはSTL、das、XYZフォーマット。最大出力サイズは200mm(幅)×200mm(高さ)×190mm(奥行)。スキャナは200万画素カメラ+レーザーダイオード。スキャンサイズは150(直径)×150mm(高さ)、精度は0.2mm(200μm)。スキャン速度は平均4.8 分(288秒)。インタフェースはUSB 2.0。対応OSはWindows 7以降、OS X 10.8以降。
2014年10月30日XYZプリンティングは10月29日、パーソナル3Dプリンタ「ダヴィンチ」シリーズの新製品となる「ダヴィンチ 1.0 AiO」を発表した。「ダヴィンチ 1.0 AiO」は、スキャナ機能を搭載した3Dプリンタ複合機。筐体内の専用ターンテーブルに対象物を置いてスキャンすることができる。スキャン用センサを2つ配置することによってスキャン時間の短縮が図られているほか、より遮光性の高い材質を選定し、従来製品から筐体色を変更するなど、精度を高めるための工夫もなされている。また、フィラメントは従来のAVS樹脂に加えてPLA樹脂にも対応した。本体サイズは468(幅)×510(高さ)×558(奥行)mmで、最大出力サイズは200(幅)×200(高さ)×190mm(奥行)。価格は11万9800円で、家電量販店やネットショップ、同社のWebサイトなどで11月中旬より販売を開始する。
2014年10月30日