『パンズ・ラビリンス』『パシフィック・リム』を手掛けたギレルモ・デル・トロ監督の約3年ぶりとなる最新作『クリムゾン・ピーク』。本日8日(金)の公開と同時に、本作の舞台として監督が創り出した“2つの世界”へのこだわりが明らかとなる特別映像がシネマカフェに到着した。イーディス(ミア・ワシコウスカ)は幽霊を見ることができた。父親のカーターと一緒に暮らしていた彼女は、ある日突如墓場の彼方から現れた母親から不思議な警告を受けとる。「クリムゾン・ピークに気をつけろ」。大人になったイーディスは、父親が不可解な死をとげた後、トーマス(トム・ヒドルストン)と結婚し、トーマスの姉・ルシール(ジェシカ・チャスティン)とともに三人で暮らすこととなる。しかし住居となるゴシック建築の広大な屋敷がそびえ立つ山頂は、冬になると地表に露出した赤粘土が雪を赤く染めることから、“クリムゾン・ピーク”と名付けられていたのだった。新たな生活に慣れるにつれ、クリムゾン・ピークはそれ自身の命を生きはじめ、悪夢のような幻影や深紅の亡霊たちが姿を現し始める。果たして、亡霊たちが現れる本当の意味とは――。細部まで作りこまれた屋敷を舞台に、“怖さ”と“美しさ”が創り出す、デル・トロ監督ならではの世界観が広がる本作。監督自身、今年開催されたコミコンで、「これまでの中でも大好きな三本の映画のうちの一本。そして個人的に最も美しい映画だと思っている」と話すほど、デル・トロ監督史上最も美しい極上のゴシック・ミステリー作品となっている。またキャストには、『アリス・イン・ワンダーランド』の続編で話題のミア・ワシコウスカをはじめ、『マイティ・ソー』や『アベンジャーズ』シリーズのロキ役などで注目されるトム・ヒドルストン、『スノーホワイト/氷の王国』の公開も控えるジェシカ・チャスティンといった人気実力派俳優陣が集結している。今回解禁となったのは、本作の前半の舞台となる米国ニューヨーク州・バッファローと、後半の舞台となる英国のトーマスの屋敷“アラデール・ホール”、それぞれの世界が映し出す“色”へのこだわりを、キャスト・スタッフが解説する映像。バッファローは主人公・イーディスが育った地であり暖かみを感じさせる町、黄金や豊かなセピア色が美術や衣装でも用いられ、進歩と生命力が漲る印象となっている。そこに突然現れたトーマスとルシールは、「バッファローにとって黒い影のような存在」と衣装担当のケイト・ホーリーが話すように、どこか異様な雰囲気を放っている。トーマスの謎めいた魅力に惹かれていくイーディスは、父親の死を機に彼と結婚。そして舞台は不気味で広大な屋敷へと移り、スクリーンに映る世界も一変する。一方“アラデール・ホール”についてデル・トロ監督は「セットの細部にこだわり、屋敷自体を腐食させたようにみせた」とコメント。映像では屋敷の内部も映し出されており、深紅の液体が染み出る壁、天井に空いた穴から雪や枯葉が舞い落ちる様子は、観るものに戦慄を感じさせる。また、衣装について「ルシールとトーマスは屋敷にいると“カメレオン”ね」と話すケイト。2人の衣装には藍色や青緑色が多く用いられ憂鬱さと暗い影が漂う屋敷と調和、それゆえイーディスの存在がより際立つようになっている。色を巧みに使うことで、2つの舞台を全く異なる印象をもつ世界に創りあげたデル・トロ監督。トムが「2つの世界の間には赤が存在する」と話すように、本作では随所に現れる赤が、より恐怖と美しさを演出している。全てにおいて細部にこだわり抜いたその世界観を“色”に注目して観てみて。『クリムゾン・ピーク』は全国にて公開中。(cinemacafe.net)
2016年01月08日国立がん研究センター(国がん)は1月8日、全国がん登録および院内がん登録を推進する「がん登録センター」を開設したと発表した。全国がん登録とは、日本でがんと診断されたすべての人のデータを、国で1つにまとめて集計・分析・管理する仕組みで、1月1日よりスタートしている。全国どこで診断を受けても、がんと診断された時点のがん情報が病院などから都道府県に届出され、国のデータベースで一元管理されるようになる。全ての病院などに届出義務が課せられ、都道府県をまたがった受診や転居による重複や漏れも伏せぐことができるため、今まで集計できていなかった正確な全国のがん罹患数を把握し、収集したデータを用いることで国や都道府県で効果的ながん対策の立案につながると考えられている。一方、院内がん登録ではがん診療連携拠点をはじめとする約1000病院で約90項目にわたる詳細な情報を収集し、より正確で詳細な施設別のデータが比較できるようになっている。全国がん登録で国・地域の状況がもれなく把握された結果が、がん対策に活かされ、院内がん登録で得られる病院ごとの状況が比較されて病院のがん診療が向上していくことが期待される。国がんが新設した「がん登録センター」では、全国がん登録において都道府県に提供されるがん情報を一元的に集約し、都道府県と国のがん対策の基盤として用いられるようにデータベースを整備、データの提供・分析を行う。また、院内がん登録についても、データの収集・分析と提供、院内がん登録実施医療機関の支援について機能強化を図る。いずれのがん登録も情報の収集には人材の育成と収集のルールや手順の標準化が不可欠であり、標準化作業においても国がんならびに同センターがリーダーシップを発揮し標準化事業を推進していくとしている。
2016年01月08日ギレルモ・デル・トロが、リメイク版『ミクロの決死圏』を監督することになりそうだ。その他の情報プロデューサーは、ジェームズ・キャメロン、ジョン・ランドーら。『マン・オブ・スティール』のデイヴィッド・S・ゴイヤーが、現在脚本を執筆中ということだ。オリジナルは1966年に公開。脳内出血を起こし、意識不明となった科学者を救うため、医療チームを乗せた潜航艇をミクロ化して体内に注入し、内部から治療しようと試みるSFアドベンチャー映画だ。リチャード・フライシャーが監督し、スティーブン・ボイド、ラクエル・ウェルチ、エドモンド・オブライエン、ドナルド・プレザンスらが出演した。デル・トロの最新作は、現在日本公開中の『クリムゾン・ピーク』。文:猿渡由紀
2016年01月08日ゼブラは21日、芯が折れにくいシャープペン「デルガード」の高級ライン「デルガード タイプLx」を発売する。○金属部品で高級感と安定感がプラスに「デルガード」は同社が2014年11月より販売しているシャープペンで、筆圧や書く角度に合わせて芯をガードする内部構造となっている。今回発売する「デルガード タイプLx」は、グリップに金属を採用。ペンの重心を低くし、安定性を加えたタイプ。ボディには、リング部やクリップに金属、軸にメタリック塗装が施されている。学生や社会人が長時間筆記する際に集中できるよう安定性を加え、見た目にも高級感を与えた。同商品のサイズは全長146mm、軸径10.7mm、芯径0.5mm、重量は20.5g。軸色は、ブラック・ブルー・レッド・ホワイトの4色で展開している。商品価格は1,080円(税込)。全国の文房具取扱店にて発売。
2016年01月06日カシオ計算機は12月10日、iPhone向けの無料アプリとして、ダンスミュージックを1曲まるごと自動作曲できる「CHORDANA TRACKFORMER」(コーダナ トラックフォーマー)を公開した。App Storeから無料でダウンロードできる。対応OSはiOS 8.0以降。CHORDANA TRACKFORMERは、EDM(Electronic Dance Music)とヒップホップの創作に特化した無料アプリ。iPhoneのマイクを使って口笛や歌声を数秒間入力すると、65小節~110小節程度からなる楽曲を自動作曲してくれる。自動作曲する曲のジャンルは、EDM(3種類)、EDM BASS、Hip hopの5種類から選ぶ。もととなるメロディーは、口笛や鼻歌のほかにも、画面上のドレミボタンや鍵盤、五線譜に音符を配置といった方法でも入力できる。入力した短いメロディーのパーツは、曲のなかで使う場所、小節単位のメインメロディー変化幅、サブメロディーの有無といった設定にも対応。完成した曲は、メールで送信したり、静止画のスライドショーを付加してYouTubeで公開したりできる。また、カシオのデジタルダンスミュージックギア「TRACKFORMER」(XW-PD1/ XW-DJ1)と連携させることも可能。
2015年12月14日アイティフォーは12月11日、コンタクトセンターのオムニチャネルソリューション「アスペクトCXP(Customer Experience Platform)」の販売を開始した。価格は一式700万円(税別、ライセンス料407万円+ハードウェアの料金。ライセンス料407万円は1名分の料金で追加ライセンスは1ライセンスあたり13万円)~。近年、コンタクトセンターへは音声での案内だけでなく、回答のメール送信やモバイルWeb(スマホのWebページ)への誘導により個人情報を変更や回答を参照するなど顧客ニーズに応じたオムニチャネル対応が求められている。新製品はそれらのニーズに対応するもので、IVR(Interactive Voice Response:自動音声応答装置)のコールフローを直感的に作成することができ、そのフローへメールやSMS(ショートメッセージサービス)などテキストのやりとりを連携することが可能なほか、フローを基に同じ流れで対応を行うWebページの生成も容易だという。これまで同社ではIVRのコールフロー作成にコストと時間を要しており、メールやSMSなどを連携させるオムニチャネル対応には複雑なシステム構築が必要だった。新製品はテキストを入力するだけで自然な日本語応答音声を生成でき、コールフローはグラフィカルなツールを用いることで直感的な作成を可能とし、開発言語である「VoiceXML」に完全準拠しているため他社システムのコールフローを簡単に取り込むことができる。また、IVRのコールフローを基に同じ流れで対応を行うWebページを容易に生成できるため、音声案内の部分はテキスト表示へ置き換えられ、画面をクリック(タップ)して解決へ導く。利用客からの電話に対し、メール送信でWebページへ誘導するなどのオムニチャネル対応により、利用客自身で解決できる選択肢を提供。新製品は業界標準となりつつあるソフトウェア開発環境「エクリプス(Eclipse)」のプラグインで、オムニチャネル対応のコンタクトセンターシステムをエクリプスで開発できるソリューションとなる。さらに電話をかけてきた顧客へIVRの自動音声で「携帯電話へサービスメニューをメール送信してもよろしいでしょうか?」または「メニューを音声でお聞きになりますか?」の案内を流し、「メール」が選択された場合は住所変更ページのURLをメール送信して、利用客自身に住所変更を行ってもらえる選択肢を提供する。「音声」が選択された場合は利用客IDの読み上げを依頼、個人認証、新住所の読み上げを依頼、自動認識することにより住所変更を行い、自動対応での住所変更も可能だ。
2015年12月11日独特の世界観と映像美でファンの心をとらえるギレルモ・デル・トロ監督の最新作にして、監督史上、最も美しいゴシック・ミステリーといわれる『クリムゾン・ピーク』。このほど、ミア・ワシコウスカやジェシカ・チャステインら、メインキャストたちが着こなす衣装についてのこだわりが明らかとなった。本作は、『パンズ・ラビリンス』『パシフィック・リム』を手掛けたデル・トロ監督の約3年ぶりとなる最新作。監督は、本作について「これまでの中でも大好きな3本の映画のうちの1本。そして個人的に最も美しい映画だと思っている」と明かしており、約6か月をかけて実際に建造されたという“クリムゾン・ピーク”(深紅の山頂)に立つ屋敷のみならず、その屋敷に溶け込み、また登場人物の心情を映し出す絢爛な衣装も見どころの1つとなっている。衣装デザインを担当したケイト・ホーリーは、本作を“ビクトリア朝時代の夢の中の芝居のような映画”と表現する。本作の企画が始まったとき、デル・トロ監督は「我々は衣装を建築し、建物を仕立てるんだ」とホーリーに語ったといい、彼女とそのチームは彼の彫刻的なビジョンを反映させ、また、キャストがそれぞれのキャラクターと一体化できるよう試行錯誤を重ね、布地の選択は監督のアイデアに従ったという。例えば、ミア演じる主人公・イーディスが屋敷で元気を失いはじめたとき、彼女は弱々しくなり、「まるで蚕のように透明な感じ」になる。そのイメージは彼女のナイトドレスにも反映され、何層にも重ねた繊細なシルクは、その動きでミアの演技を助けるよう意図されている。また、花々はイーディスの衣装のテーマともなっており、「豊かさや豊饒さ…それに彼女の寛容な精神を表現している」と語るホーリー。なかでも、スミレの花輪で飾られた花嫁衣装はビクトリア朝時代の“記憶”と“朝”の象徴であり、優美で繊細なドレスは見る者をときめかせる。一方、ジェシカ演じるルシールとトム・ヒドルストン演じるトーマスは、屋敷という自分たちの世界に籠るカメレオンのようであり、屋敷の憂鬱さと影を背景に、ルシールはまるで蛾のように壁と一体化させている。衣装チームは監督のモチーフをさらに強調するため、薄い布地を何時間もかけて、いまや時代遅れとなったプリーツ技術で手縫い、監督好みの昆虫の羽のようにサラサラとはためく衣服に仕上げることに成功した。さらに、ルシールのドレスは、イーディスのものとはまるで正反対、枯れた葉っぱのモチーフで荒涼としており、カタストロフ(悲劇的結末)や飢餓、不毛さに満ちている。彼女のどの衣装の刺繍も、屋敷の構造物の飾りを反映しており、「だから、色々な意味で彼女は家を身につけてるんだ」とデル・トロ監督も言う。そして、ホーリーはルシールのか細さをデザインで強調。どのドレスも、服を通して骨格を感じられるくらいにぴったりとして細身であり、彼女の華奢なシルエットが屋敷の長く狭い構造を模すのように表現されている。そんなデル・トロ監督のこだわりが細部に至るまで反映された衣装は、キャストたちが身に纏い演じることで、より本作の世界観に溶け込んでいく。まるで絵画のように際立つその美しさを、スクリーンでも確かめてみて。『クリムゾン・ピーク』は2016年1月8日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年12月11日デルは10日、XPSシリーズ初となる12型サイズの2-in-1タブレットPC「New XPS 12」を国内発表した。発売は2016年1月で、価格やスペックなどの詳細は未定。「New XPS 12」は、米Dellが米国向けに発売済みの2-in-1 PC。国内版では仕様が変わる可能性があるが、米国モデルでは3,840×2,160ドットの4Kディスプレイをサポートし、CPUにIntel Core mシリーズを採用する。また、メイン8M、サブ5Mという高解像度のカメラ機能も特徴だ。着脱型のフルサイズキーボードが付属し、タブレット形状に加え、通常のノートPCとしても利用できるほか、本体背面にスタンドを備え単体でも自立する。OSはWindows 10を搭載。各パーツのカスタマイズにも対応する。
2015年12月10日デル・ソフトウェアは12月2日、記者会見を開き、デルの「PowerEdge」サーバ上にデータ保護ソフトウェアである「AppAssure」を組み合わせたバックアップ&リカバリアプライアンスのDELL DLシリーズの3モデル「Dell DL4300」「Dell DL1000」「Dell DL1000 1TB」を日本において同月8日から提供開始することを発表した。価格はオープンだが、DL 1000の2TBの標準価格は140万円(税別、5年間の保守付き)。冒頭にデル・ソフトウェア 代表取締役社長の中村共喜氏が同社のソリューションポートフォリオについて「米国では、さまざまなソリューションを提供しており、日本法人を支えているのはセキュリティとデータ保護だ。しかし、今後は米国同様に日本におけるポートフォリオの展開を増やしていきたいと考えいる。特にレガシーアプリケーションからの移行管理とデータベース管理に注力する」と語った。新モデルは、PowerEdgeサーバ上にAppAssureを組み合わせた新しいアプライアンスとなり、小規模から大規模の企業・組織でも導入を容易にしたターンキー・データ保護ソリューション。物理、仮想のいずれの環境でも稼働し、顧客の居場所を問わず重要なデータやアプリケーションを保護する。米デル・ソフトウェア システム・情報管理製品担当バイスプレジデントのブレット・ロスコー氏が新モデルの説明を行い「近年、データのバックアップとリカバリ領域は顧客の要求が高くなっており、従来のバックアップ、リカバリの方法では時間・手間を要し、顧客の満足は得られない。我々としては、迅速なリカバリとクラウドに対応するという2つのソリューションが大事なことだと考えている」と述べた。新モデルのメリットとして同氏は「アプリケーションをソフトウェアのみで展開する場合はどのようなソフトウェアであってもITマネージャー達がネットワーク、ストレージ、サーバのリソースの設定やコンフィグレーションに追われることがある。新モデルは簡素化し、ターンキーのソリューションを提供することを目指しており、新モデルを投入した場合、ハードウェアとソフトウェアは互換性を備えた状態で動作するように設定されている。また、バックエンドのストレージやレプリケーションは自動化し、マネージメントについてもシステム関連やストレージ関連、アプリケーション、ネットワークなどは1つのコンソールに一元化している」という。Dell DL4300はバックアップ、複製、リカバリのソフトウェアである「AppAssure」の最新バージョンをプリインストールした使いやすいプラグ・プレイ製品。バックアップ、保護ストレージ、レプリケーションを統合し、ターンキーで20分以内でセットアップが可能だ。同製品に搭載されているRapid Appliance Self Recovery(RASR)は障害発生時にアプライアンスのリカバリを容易にする機能。ユーザはアプライアンスの定義済みリストアポイント作成、または工場出荷時のイメージ復元のいずれかを選択でき、一定間隔でアプライアンスのスナップショットを作成するよう計画し、障害発生時にはフェイルオーバーでスナップショットにアクセスできる。一方、Dell DL1000/DL1000 1TBは小規模企業特有のニーズに合わせて設計された製品。DL1000は60分ごとにスナップショットを取得し、継続的なデータ保護を行うほか、AppAssureのデータ変更追跡と重複排除機能により、変更済みのデータだけをバックアップして移動させるためネットワークおよびストレージへの要求事項が最小限に抑えられるという。新モデルの主な機能として「Live Recovery」は保護したデータにほぼ継続的にアクセスを可能としたほか、「Recovery Assure」はバックアップするデータの整合性をチェックし、リカバリする。「Universal Recovery」は単一のファイル、メッセージ、データオブジェクトからマシン全体(物理または仮想)、異種ハードウェアまで、あらゆるレベルの復元を可能とし、「Virtual Standby」は仮想マシンに更新を継続的に送信し、プライマリマシンで問題が発生した場合は、同仮想マシンを起動する。また「Cloud Archive」は静的データを「Microsoft Azure」「Amazon S3」「OpenStack」「Rackspace」ベースのクラウドプロバイダーにアーカイブし、「レプリケーションシナリオ」はローカルサイトまたはDRサイトのレプリケーションができる。「インライン・グローバル重複除外」はバックアップストレージ容量の削減し、統合管理ポータルではDLシリーズ、AppAssureの一元的な管理を行う。さらに高い拡張性を備え、ビジネス成長度に合わせて必要容量が追加でき、標準エディションの利用可能な容量は最大60TB、大容量エディションは最大120TBに設定しているが、初期では必要な容量のみのライセンスを取得し、ストレージを追加する場合は未使用容量のライセンスを加えられるなどの柔軟性を有する。標準エディションではコストのかかるフォークリフトアップグレードを行わずに、手元のエンクロージャ内での増量を可能にするため、導入規模が大きくなる際は、拡張シェルフを用いたストレージリソースの追加ができる。加えて、パフォーマンスの向上として標準エディションと大容量エディションの2種類で提供し、PowerEdgeサーバを基盤に最新のインテルプロセッサー技術を採用することで、高速かつ高性能のバックアップ&リカバリアプライアンスを実現。標準エディションは、8コアプロセッサーと最大128GBのメモリ、大容量エディションは10コアプロセッサーと最大256GBのメモリを備えている。そのほか、VM管理の強化では保護されたアプリケーションの仮想スタンバイを稼働させ、数秒内にリカバリが行える。仮想環境の保護は複雑になりがちだが、DL4300ではハイパーバイザーにアクセスせずに単一のインタフェースから、すべてのスタンバイ仮想マシンを閲覧、管理ができるため複雑さを軽減。ライセンス済みのMicrosoft Hyper-V仮想マシンが標準エディションには2つ、大容量エディションには4つ搭載されている。ロスコー氏は「このようなソリューションは管理の面からすれば、ITインフラとソフトウェアの適合性や複雑さを避けたい中小企業、ミッドマーケットの顧客に適している。また、Virtual Standbyの機能は利点となり、バックアップしたアプリケーションを常に動作できる。そして、マネージドサービスプロバイダー(MSP)のソリューションとしても活用を可能とし、MSPがDL 1000をBaaSとしてローカルのキャッシュを使うことで、サービスを提供することができる」と強調した。また、クラウドへの対応として「AzureやAmazom S3、Openstackなどの環境にレプリケーションしたい場合にもネイティブのクラウドコネクタを備えているため、パブリッククラウド、プライベートクラウドにつなげることもでき、今後もクラウドの部分は強化していく」と同氏は語った。
2015年12月03日オランダの写真家、ヨハン・ファン・デル・クーケンの日本初個展が東京・恵比寿のPOSTで11月23日より開催される。ヨハン・ファン・デル・クーケンは作家、ドキュメンタリー映像作家としても活躍した写真家。42年間に渡るキャリアのなかで55のドキュメンタリーを発表し、そのうちの6作品は8つの賞を受賞している。ヨハン・ファン・デル・クーケンが17歳のときに初めて制作した小型写真集『Wij zijn 17』が発売されてから60周年にあたる今年、IMA PHOTOBOOKSとPOSTの共同出版レーベル、フォーサイ・プレス(Foci Press)から同写真集の英日版が出版されることになった。彼の友人たちを被写体にしたモノクロ写真は、構図や光の入り方などに細かい配慮が行き渡りながらも、自然な様子がそのまま伝わるかのような作風で、当時17歳だったとは思えないほど卓越したセンスが見てとれる。また、合わせて同時期に撮影していた未発表作をまとめた『Les Copains』も刊行。どちらもPOSTにて取り扱われる。【イベント情報】「Johan van der Keuken / Wij Zijn 17」会場:POST住所:東京都渋谷区恵比寿南2-10-3会期:11月23日~12月13日時間:12:00~20:00定休日:月曜日(※祝日の場合は通常営業)
2015年11月23日デルのハイエンド系液晶ディスプレイを中心とした体験イベントが開催される。場所は大阪府・なんばCITY(ガレリアコート)で、入場は無料。日時は11月20日(金)12時~19時、および11月21日(土)11時~18時。同時に、水陸両用カメラマン・むらいさちさんが選ぶ「地球の色」フォトコンテストの展示と表彰も行う。グランプリ受賞者へのプレゼンターは、女優・歌手のすみれさんが務める。イベントはインテルが協賛しており、3Dカメラによる顔認識やジェスチャー検出などでPCを操作する「RealSense」、ケーブルレスでモニタに映像を投影する「Pro Wireless Display(Pro WiDi)」といった、インテルの最新テクノロジーも体験できる。展示予定のモニタ製品は以下の通り。
2015年11月17日デルは11月17日、中小・中堅規模法人向けに第13世代Dell PowerEdgeシリーズサーバの新モデル4製品の出荷を開始した。4製品には、ラック型とタワー型の2種類があり、ラック型の「PowerEdge R330」「PowerEdge R230」、タワー型の「PowerEdge T330」「PowerEdge T130」となる。新製品の旧世代からの強化点として4製品ともに最新のインテル XeonプロセッサーE3-1200 v5製品ファミリー、DDR4メモリ、およびPCI Express Gen 3.0(PCIe 3.0) I/Oにより、将来的な拡張の余地を確保しながらアプリケーションを高速化している。そのほか、メモリパフォーマンスの向上を図り、4つのDIMMスロットとDDR4メモリによって最大64GBのスルー時間を実現し、旧世代のDDR3に比べてデータ転送速度が33%向上したほか、2~4個のPCIe 3.0スロットにより、PCIe 2.0と比較して2倍のデータスループットを実現。そのほか、PowerEdge PERC9 RAIDコントローラにより、PERC8搭載の旧世代のPowerEdge R320と比べて2倍のIOPSパフォーマンスを有する。ラック型サーバのR330はSMBとリモートオフィス/ブランチオフィス向けに拡張性と可用性に優れたエントリーレベルの1ソケットラックサーバで、自社のアプリケーションの高速化を可能とし、最大4台のケーブル接続/ホットプラグ対応の内蔵3.5インチHDD、または最大8台のホットプラグ対応2.5インチHDDにより、データの増大に対応している。同サーバのオプションでサポートされる最大2台の1.8インチSSDドライブにより、ストレージオプションを強化し、システムの起動/再起動時間を短縮した。仮想化はCitrix XenServer、Microsoft Windows ServerのHyper-V、VMware vSphere ESXi、Red Hat Enterprise Virtualizationをサポートしており、参考モデル構成価格は57万9825円(税別)~。また、R230ラックサーバは効率性と汎用性に優れた1ソケット1Uエントリーラックサーバとなり、データ統合とアプリケーションの高速化を実現する。ケーブル接続型またはホットプラグ対応3.5インチHDDを最大4台内蔵する1つのサーバに、複数のノートパソコンやデスクトップのデータを統合し、最新のインテル XeonプロセッサーE3-1200 v5製品ファミリーを搭載し、仮想化はR330と同様のサービスをサポートしており、参考モデル構成価格は43万9676円(税別)~。一方、タワー型サーバのT330は中小規模企業およびリモートオフィス/ブランチオフィスのビジネスアプリケーションを高速化し、データの増加に対応する。1ソケットタワーサーバで、最大8台の内蔵3.5インチホットプラグ対応ハードドライブにより、ユーザーのペースに合わせて拡張可能なデータストレージ。加えて、同サーバは最大64GBの合計メモリ容量をサポートし、成長に合わせてメモリ容量を拡張するほか、8つの外部USBポートにより、簡単かつ柔軟に周辺機器への接続を可能としており、参考モデル構成価格は52万277円(税別)~。さらに、T130は1ソケットのミニタワー型で、スモールオフィス/ホームオフィスや中小規模企業向けにデータの統合やアプリケーションの高速化を目的とした1台目のサーバとして最適という。同サーバは3.5インチハードドライブを最大4台内蔵する1つのサーバに、複数のノートパソコンやデスクトップのデータを統合できるほか、T330と同様に8つの外部USBポートを備える。参考モデル価格は35万6130円(税別)~。
2015年11月17日●コールセンターの離職率は1桁%どまりサービスや製品を使う際に、困ったら連絡するのが"コールセンター"だが、近年はニアショアブームもあり、中国や東南アジアなどの海外にコールセンターを置くケースが目につく。しかし、フリービットとCCCグループによる仮想移動体通信事業者(MVNO)のトーンモバイルは、国内にコールセンターを設置している。同社のセンターは、もともと東京・赤坂に設置していたが、佐賀県唐津市に移転された。ここは、BPO(ビジネスプロセスアウトソーシング)センターとしても機能する。今回、このコールセンターが報道陣に公開されたので、取材した。○唐津市最大の雇用となったコールセンターこのコールセンター「SiLK Hotlines」を運営する企業はフリービットスマートワークス。唐津市は、フリービットの代表取締役社長である石田 宏樹氏の生まれ故郷で、2007年に設置された。もともとISPのDTIに関わっていた石田氏は、いったん社を離れた後、再びDTIを買収してコールセンターを設置。「顧客満足度はずっとナンバー1を獲り続けている」というコールセンターで、2007年に唐津へ移転させた。石田氏は「フリービットは毎日発明する会社というのがスローガン」と語っており、このコールセンター自体も「すべて発明によってできている」そうだ。自前でオフィスを構築し、ネットワークやサポートのシステムも自身で作り上げてきたと話す。建屋はスーパーの居抜き物件を活用しており、石田氏は「一番大変だったのがセキュリティ」だったという。徹底した理念教育や、コンピューター教育を行ってセキュリティポリシーを守れるようにしたとしている。スタッフは現在107人が働いており、延べ採用人数は289人。唐津市の人口は約12.6万人であるため、同市の380人に1人が同センターで働いたことがある計算になる。また、100人以上の雇用は唐津市最大の雇用のため、「地元密着型」と強調しており、正社員雇用状況も88%と高い。一般的なコールセンターは8割以上が派遣社員などで構成されているため、この比率はその正反対になる。「色々なノウハウがあるので、できるだけ辞めて欲しくない」(石田氏)離職率についても9%と良好で、一般平均の15.6%に比べて低率にとどまっている。「赤坂ではとにかく辞めてしまうのでノウハウが流出するし、ずっと(新人の)教育をしていかなければならない。離職率が低いことなどから、安定して継続的に低コストでサポートできる体制を整えている」(石田氏)また、佐賀県や唐津市との提携で、同エリアで競合を誘致しない契約になっているということで、引き抜きの心配もないそうだ。採用システム自体も「発明」しているとのことで、採用テストは価値観や行動特性を測定するテストを実施。「どういったものに興味を持つか、どういうものに喜びを示すのか」(同)といったコンピテンシーテストと採用適性検査「TAL」を用いており、スキルや経験ではなく、「価値観」で採用を決めているそうだ。現在、CCCのエンジニアリング部門採用も、この手法を採り入れているという。「フリービットグループの成長をずっと支えてくれるような貢献をしてくれている」とは石田氏の言葉。当初、コンタクトセンターとしてスタートしたSiLK Hotlinesだが、その後BPOセンターとして、ビジネスプロセスにおいて人手のかかる部分のほとんどを担当している。SiLK HotlinesはDTI時代のサポートやOEMへのサポート、中国メーカーとの提携によるaigoのサポートなども行ってきたが、現在はDTIとトーンモバイル専用のセンターとなっているそうだ。こうしたSiLK Hotlinesで行われている業務は、ロジスティクスやSIMの作成、販売支援、サービス支援など多岐にわたる。現在、トーンモバイルは「TONE(m14)」の1機種を販売しているが、TSUTAYA店舗を販路としていることで、比較的大型の施設が必要になっているそうだ。端末は、中国・深センから運ばれてきて、SiLK Hotlinesで検品を行い、在庫管理や発送も実施する。SIMは、店舗の発行以外にSiLK Hotlinesでも行っており、MVNEとしてMVNO各社用のものも発行している。月間の発行枚数は、最大で17万枚が可能だという。販売支援では、店舗の店員がカバーしきれない場合に、店頭の端末からリモートでSiLK Hotlinesに接続し、申し込みを受け付ける。契約者側は、申込用紙に記入してスキャナに置けば、SiLK Hotlines側からスキャナを操作して用紙の内容を取り込み、与信審査を行って契約を行うという流れになる。この遠隔対応はサポートでも活用される。特に高齢者は電話での受付を好む傾向にあり、電話で申し込みをして端末が届くと、SiLK Hotlinesに電話するだけで、リモートで初期セットアップなどの設定を行ってくれる。ユーザー側はその間電話を放置しているだけで良いため、使っていて分からないことがあったらまた電話をしてきて、そこでも遠隔で操作をして使い方を教えたり、問題を解決したりできる。こうした取り組みによって、店頭での待ち時間も削減できる。購入者を対象にした調査では、77%のお客さんが5分以内に接客対応を受けており、90%が店舗の印象が「快適だった」と回答したそうだ。今後は、「コンシェルジェのようなサービスもやりたい」とのことで、"リモートコントロール機能"を盛り込んだ新たなサービスを展開していくとしていた。●トーンモバイルが目指す世界そのトーンモバイルは、「単純に格安スマホを作りたかったのではなく、新しいコンピュータを作っていく」(石田氏)ことを目指しているという。13年11月にフリービットモバイルとしてスタートし、今年2月にはCCCと提携してトーンモバイルとなった。もともと石田氏は、ハードウェアの継続課金モデルの構築を目指しており、ソニーとのコクーン事業も「モノではなくサービスとして展開できないか」と考えていたそうだ。それが頓挫したのち、"家電メーカー"を標榜したこともあったが、これも失敗。そうしてトライを続けていく中で、コンピュータの価格が下がり、電話機能が搭載されたことで、「電話のフリをして展開すれば、素晴らしいコンピュータが手元に届くのではないか」と考えたという。通信料金という継続課金でコンピュータ(スマートフォン)を配布するモデルを実現し、石田氏は「この時代のコンピュータの形をデザインしていきたい」という希望を話しつつ、それには「あと(端末が)2~3世代はかかるのではないか」という認識だ。それを実現するために組んだのがCCCと話す。単にTSUTAYAの店舗で売るためではなく、「この時代のコンピュータやライフスタイルをデザインしていくために、リアルを知らなければならない」からこその狙いであり、「すごく大きなデータ(ビッグデータ)を持たなければならない。コンピュータパワーも必要」という理由でCCCとの連携を選んだそうだ。トーンモバイルの特徴は「電話からスタートしたのではなく、完全にコンピュータからスタートした」点であり、コンピュータをベースに電話の機能をソフトウェアで実装したことが特徴とされている。すでに発売済みの端末でもファームウェアのアップデートを続けており、2年前の端末でもアップデートする。これは「自身でハードウェアを含めて管理できているから」と石田氏は強調する。2年前の端末でスペック的に足りない部分については、「クラウドで足す」という考え方で更新を続けていく考えだ。また、CCCとの提携により、8都道府県のTSUTAYA16店舗にトーンの販売スペースが設置された。これは全国に100店舗あるCCC直営店のうちの16店舗で、「全部違うテーマで、3カ月間で一気に出店した」ものとなる。出店自体はCCCが担当しており、販売スペース設置のノウハウを貯めて、パッケージ化をしているという。このパッケージ化されたものを、今後フランチャイズにも広げていく予定で、トーンモバイル側は「サービス・端末の開発に集中できるようになっている」という体制のようだ。現時点では、TSUTAYAでトーンモバイルを購入した人のうち、4割が事前に情報があって買いに来た人だった。一方で、残る6割はTSUTAYAに来てトーンモバイルを知り、購入したということで、「集客力のある、レンタル店や書店のメッセージ性が証明されている」と石田氏は成果を強調する。同社の端末は比較的低スペックで、通信も3Gのみの対応だが、現行の「TONE(m14)」の満足度は75%、通信速度の満足度は96%だった。3Gで500~600kbpsに制限されているにもかかわらず、満足度が高かった理由は、「アプリごとに速度を切り替える」という機能を提供しているからだそうだ。「利用している交換機は専用のモノだが、ソフトウェアはクラウドでやっている」(石田氏)これに加えて、東京大学と実証実験を行っているSDNやNFVを拡張した研究の成果により、「さらに詳細にアプリごとを切り替えることができる」としており、石田氏はさらに満足度が向上することを期待しているようだった。
2015年11月13日デルは11月10日、Dell PowerEdgeサーバ上にNutanixのWebスケールソフトウェアを統合したSDS(Software-Defined Strage:ソフトウェア定義型ストレージ)ソリューションのDell XC Web スケール・コンバージド・アプライアンス(Dell XC シリーズ)のラインアップを拡充し、新たに「Dell XC6320」「Dell XC730-16G」「Dell XC430-4」の3モデルを提供開始することを発表した。XC6320は、高密度コンピューティングおよびストレージ環境、サービスプロバイダ、プライベートクラウド向けで2U、4ノードでサーバはDell PowerEdge C6320、最小構成価格は2178万円(税別)~。XC730-16Gはグラフィックスを多用するワークロードとイメージベースのアプリケーションを使用するナレッジワーカー向けVDI(デスクトップ仮想化)で2U、1ノード、1個または2個のNVIDIA GPUを搭載し、サーバはDell PowerEdge R730、最小構成価格は1193万円(同)~。また、XC430-4は小規模な仮想環境向けにバランスの取れたコンピューティングおよびストレージで1U、1ノード、サーバはDell PowerEdge R430、最小構成価格は441万円(同)~。Dell XCシリーズはコンピューティングとストレージ機能を1台のシャーシに統合しており、データセンター内での導入を可能とし、プロセスデスクトップ仮想化、データベース、プライベートクラウドなどのプロジェクトで発生する複数の仮想ワークロードを処理できるように設計。運用面の利点としてはノードごとにデータセンターの容量を拡張でき、組織の成長に合わせて柔軟に投資を行えるスケールアウト環境の構築を可能としている。例えば、従来型(サーバ・ストレージ・ネットワークの3階層構造のソリューション)よりも6倍の速度、3年間の負荷サイクルを通して最大27%の低コストでデスクトップ仮想化インフラストラクチャの導入が実現可能だ。同シリーズは、個々のLUN、ボリューム、またはRAIDグループを管理するのではなく、各ワークロードのニーズに基づいたポリシーを使用して、仮想環境をVM(仮想マシン)レベルで管理できるようにした。また、Nutanix Distributed File System(NDFS)によりすべてのノードに搭載されたSSDとHDDを効率的に利用し、高パフォーマンスと可用性の実現を可能としている。さらに、同シリーズにはデルのサービスおよびサポートが付属しているほか、特定の仮想ワークロード用に事前構成されているため、ノードやディスクが故障した場合にもデータの可用性を維持するように設計されているという。
2015年11月10日●Skylake搭載や筐体の小型化など大幅リニューアルデルは11月5日、法人向けデスクトップPCとなるVostro、OptiPlexについて、新モデルを発表した。スペックなど概要に関しては別記事に譲り、ここでは発表会の様子をお伝えする。まずはデルの山田氏が、働き方の変化とデスクトップPCの立ち位置をまとめた。「デル入社から20年を振り返ると、当時のオフィス環境と今のオフィス環境や働き方もはまるで別物となっている。以前の(オフィスワーカーの)仕事は9時から5時まで自分の席で自分のパソコンを使うことであり、食堂やコーヒーショップで仕事をするというのは論外だった」(山田氏)という。インテルとの共同で調査した結果も引用し、公共スペースで仕事を行う平均時間が2時間、在宅の方が生産性が高いと感じる割合は59%に達する。こうした流れを受け、オフィスのスペースも減っているそうだ。この変化はITの進化によって生まれた。働き方の多様化に伴い、オフィスワーカーが必要とするクライアントPCにも変化が生まれており、デルはすべての用途に応える多彩なラインナップを提供していると強調する。エンドポイントの重要性が失われることはなく、新モデルの中小企業向けエントリデスクトップPC「Vostro」、および長いライフサイクルや管理性、セキュリティにフォーカスした「OptiPlex」を刷新したと、その背景を説明した。ちなみに、デルの調査によれば、オフィスにおけるデスクトップPCの使用率は非常に高く(77%)、デスクトップ+ノートPC(2-in-1、タブレット)という併用のケースが多いそうだ。●「Vostro」と「OptiPlex」の違い○中小企業向けの「Vostro」次に、コマーシャルブランドリーダーの文氏がVostroシリーズを紹介。Vostroは主に中小企業での使用を考え、シンプルな法人向け機能を搭載したモデルと総括し、ロードマップを紹介。すでに提供を開始しているノートブックに加えて、ミドルタワー型と小型筐体の製品をリニューアルした。旧製品からの刷新ポイントは、第6世代Intel Coreプロセッサ(開発コードネーム:Skylake)を搭載するとともに、本体を小型化したこと。ミドルタワー型で27.5L、小型筐体で15.9Lだった容積を、ミドルタワー型で15.0L、小型筐体で7.8Lと大幅に削減。合わせて重量も最大30%ほど軽量化している。○ライフサイクル・管理性・セキュリティにフォーカスした「OptiPlex」OptiPlex/Chromebookブランドマネージャーの飯塚氏は、新しいOptiPlexを紹介。OptiPlexは従来、エッセンシャルの3000番台、メインストリームの7000番台、プレミアムの9000番台という型番を採用していたが、他のラインナップと歩調を合わせるためにメインストリームを5000番台、プレミアムを7000番台に変更した。これに合わせて新製品のラインナップをチャートで示した。OptiPlexもSkylake世代のCPUを採用し、性能向上と電力消費の削減を図り、筐体サイズも小型化。なお、VostroとOptiPlexの筐体は同一ではなく、Voltroでは通常のネジ、OptiPlexでは大型のネジやワンタッチオープン、電源もEPRAT対応など、細かい差異があるという。また、企業向けの液晶一体型デスクトップPCとなるOptiPlex 7440AIOでは、このタイプとしてはあまりない23.8型ディスプレイを採用し、オプションで4Kにも対応する。「日本市場では他社にないサイズで提案を行っていきたい」という攻めのコメントがあった。●ゲストのインテルは新しいコラボツール「UNITE」をデモ○インテルからはvPROならではとなるUNITEの提案もゲストとしてインテルの小澤氏も登壇。インテルもまた新しい働き方や今後増大する「デジタルネイティブ」への対応として、各種の提案を行っている。その中でも、インテルvPROテクノロジー採用機種に用意されている新しいコラボレーションツール「UNITE」をデモを交えて紹介していた。UNITEは1台のUNITE Hubマシン(vPRO必須)に対して、最大4台のクライアントPCを接続。これら4つのマシンを表示することで、リアルタイムなコラボレーションと共有が行えるツールだ。複数台のディスプレイをひとまとめに表示するため、(部下が)表示したものに(上司が)コメントを入れて修正し、結果を他のPCに送信する、といったことができる。インテルの江田社長もお気に入りだそうだ。
2015年11月06日デルは5日、ビジネス向けデスクトップPC「OptiPlex」シリーズとして、「OptiPlex 5040」シリーズを2モデル、「OptiPlex 7040」シリーズを3モデル、「OptiPlex 7440 オールインワン」を1モデル、計6モデルを発表した。いずれも11月6日に発売し、税別価格は91,980円から(以下すべて税別)。○OptiPlex 5040シリーズ「OptiPlex 5040 スモールフォームファクタ」(スリム型デスクトップ)と「OptiPlex 5040 ミニタワー」をラインナップ。価格は前者が91,980円から、後者が96,980円から。第6世代Intel Coreプロセッサ(開発コードネーム:Skylake)を搭載し、ストレージや電源、OSなどに豊富なBTOメニューを用意。Dell Data Protectionといったソフトウェアによって、暗号化セキュリティやデータ保護、管理性を提供。TPMにも対応している。主な仕様は、CPUがIntel Core i5 / i7、チップセットがIntel Q170、メモリがDDR3L-1600 最大16GB、ストレージが1TB SATA HDD(PCIe M.2 SSDなど選択可)、光学ドライブがDVD-ROMまたはDVDスーパーマルチ、グラフィックがIntel HD Graphics 530(CPU内蔵)など。通信機能はGigabit Ethernet対応有線LAN(Intel i219-V)で、オプションでIEEE802.11ac準拠の無線LANと、Bluetooth 4.1を追加できる。OSの選択肢は、Windows 10 HomeまたはPro、Windows 8.1または8.1 Pro、Windows 7 Professional SP1(いずれも64bit版)。OptiPlex 5040 スモールフォームファクタの本体サイズはW29.2×D9.26×29cm、容積は7.8リットル、重量が約4.48kg。OptiPlex 5040 ミニタワーの本体サイズはW15.4×D27.4×H35cm、容積は14.8リットル、重量は約8kg。○OptiPlex 7040シリーズラインナップと価格は、「OptiPlex 7040 マイクロフォームファクタ」が111,980円から、「OptiPlex 7040 スモールフォームファクタ」が111,980円から、「OptiPlex 7040 ミニタワー」が120,980円から。拡張性を重視した筐体を採用し、上記「OptiPlex 5040」と比較してベースとなるスペックが高く、BTOメニューの選択肢が多い。CPUには第6世代Intel Coreプロセッサ(開発コードネーム:Skylake)を搭載する。セキュリティ機能や管理機能はOptiPlex 5040とほぼ共通。OptiPlex 7040 マイクロフォームファクタはVESAマウントに対応しており、液晶ディスプレイ背面への取り付け、さらにはディスプレイアームの取り付け、ウォールマウントといった設置が可能。本体サイズはW17.8×D3.6×H18.2cm、容積は1.2リットル、重量は約1.41kg。主な仕様は、CPUがIntel Core i5T / i7T、チップセットがIntel Q170、メモリがDDR4-2133 最大16GB、ストレージが最大2TBのHDD(PCIe M.2 SSDなど選択可)、光学ドライブがDVD-ROMまたはDVDスーパーマルチ、グラフィックスがIntel HD Graphics 530(CPU内蔵)。OSの選択肢は、Windows 10 HomeまたはPro、Windows 8.1または8.1 Pro、Windows 7 Professional SP1(いずれも64bit版)。通信機能はGigabit Ethernet対応有線LAN(Intel i219-V)で、オプションでIEEE802.11ac準拠の無線LANと、Bluetooth 4.1を追加できる。OptiPlex 7040 スモールフォームファクタとミニタワーでは、CPUがIntel Core i5 / i7、メモリがDDR4-2133 最大32GBとなり、グラフィックスの選択肢としてAMD Radeon R7 350Xなどが増える。OptiPlex 7040 スモールフォームファクタの本体サイズはW29.2×D9.26×H29cm、容積は7.8リットル、重量は約4.48kg。OptiPlex 7040 ミニタワーの本体サイズはW15.4×D27.4×H35cm、容積は14.8リットル、重量は約8kg。○OptiPlex 7440 オールインワン23.8型液晶ディスプレイを搭載した一体型デスクトップPC。HDMI 1.4の入力と出力、200万画素Webカメラを備える。画面はノングレア(非光沢)タイプで、解像度はフルHD(1,920×1,080ドット)か4K(3,840×2,160ドット)、オプションで投影型タッチスクリーンの追加も可能。セキュリティ機能や管理機能は、上記のOptiPlex 5040シリーズやOptiPlex 7040シリーズに準ずる。主な仕様は、CPUが第6世代Intel Coreプロセッサ(開発コードネーム:Skylake)のCore i5 /i7、チップセットがIntel Q170、メモリがDDR4-2133 最大16GB、ストレージが最大2TB HDD(SSDやRAIDK構成を選択可)、グラフィックスがIntel HD Graphics 530(CPU内蔵)など。通信機能はGigabit Ethernet対応有線LAN(Intel I219-LM)、オプションでIEEE802.11ac準拠の無線LAN+Bluetooth 4.1を追加できる。OSの選択肢は、Windows 10 HomeまたはPro、Windows 8.1または8.1 Pro、Windows 7 Professional SP1(いずれも64bit版)。本体サイズは(フルHD液晶とタッチ非対応の場合)、W57.5×D6.3×H39.3cm、重量は約7.2kg。
2015年11月05日デルは11月4日、10月20日から22日まで米国テキサス州オースティンにて開催された「Dell World 2015」で発表された新フラグシップハイエンドストレージ製品「Dell Storage SC9000 アレイコントローラ」の国内提供を開始した。配送料と3年保守料(Dell Copilot サポート)を含む最小構成価格は1160万円から(税別)。「SC9000」は、アレイごとに3ペタバイト以上の物理容量を備え、Dell Storage SCシリーズのTLC 3D NANDテクノロジ SSD搭載モデルを提供しており、選択肢を拡充しながらコスト削減を実現したという。2017年上期にはアレイ間のシームレスなボリューム移動が可能な連携マルチアレイ構成をサポートする予定。「SC8000」からの主な強化点としては、 40%以上のIOPSの向上、110%以上のスループットの向上、新たなアクティブデータ圧縮機能によるオールフラッシュアレイの容量の最大93%の節約が挙げられる。また、「Dell Storage Center 6.7」アレイソフトウェアを新たに搭載したことで、大規模環境向けの機能を大幅に強化しており、SCシリーズにおけるプライベートクラウドなどのミッションクリティカルなアプリケーションのサポートの向上を実現している。「Dell Storage Center 6.7」アレイソフトウェアの重要な新機能には、ワークロードのダウンタイムを解消して内蔵ディザスタリカバリを実現する Live Volume 自動フェールオーバ機能、Oracle環境におけるホスト側の統合データ保護機能「Application Protection Manager Suite」などがある。
2015年11月05日デルは5日、税別42,980円からの小中規模ビジネス向けデスクトップPC「Vostro 3000」シリーズを発表した。スモールタイプとミニタワータイプを用意し、11月6日から発売する。コストパフォーマンスを重視し、小中規模ビジネス向けとして再設計。従来の同等シリーズと比較して、本体容積の小型化(最大50%以上)と、本体の軽量化(最大30%以上)を図った。BTOにも対応する。スモールタイプ「Vostro 3252SFF」は、標準構成時の価格が42,980円(税別)。主な仕様(標準構成)は、CPUがIntel Celeron N3150(1.5GHz)、メモリが4GB、ストレージが500GB HDD、グラフィックスがIntel HD Graphics(CPU内蔵)、光学ドライブがDVDスーパーマルチドライブ。通信機能はGigabit Ethernet対応有線LAN、IEEE802.11b/g/n対応無線LAN、Bluetooth 4.0+LEとなる。OSの選択肢は、Windows 10 HomeまたはPro、Windows 8.1または8.1 Pro、Windows 7 Professional SP1(いずれも64bit版)。本体サイズはW92.6×D293×H290、重量は4.81kg。ミニタワータイプ「Vostro 3653MT」は標準構成時の価格が82,980円(税別)。主な仕様は、CPUが第6世代Intel Coreプロセッサ(開発コードネーム:Skylake)のCore i5、メモリが4GB、ストレージが500GB HDD、グラフィックスがIntel HD Graphics 5xx(CPU内蔵)、光学ドライブがDVDスーパーマルチドライブ。通信機能とOSの選択肢は、上記のスモールタイプと同等。ミニタワータイプの本体サイズは、W154×D278.4×H350mm、重量は7.45kg。
2015年11月05日ギレルモ・デル・トロ監督の最新作にして、監督史上、最も美しいダークなミステリー『クリムゾン・ピーク』。このほど、11月6日(金)より販売される前売り特典のUS限定“超激レア”なポスター画像が解禁。主演のミア・ワシコウスカ、トム・ヒドルストン、ジェシカ・チャステイン、そしてチャーリー・ハナムのキャラクターを映し出すビジュアルが明らかになった。本作は、『パンズ・ラビリンス』『パシフィック・リム』を手掛けたギレルモ・デル・トロ監督の約3年ぶりとなる最新作。細部まで作り込まれた、深紅に染まる山頂“クリムゾン・ピーク”にそびえ立つ屋敷を舞台に、デル・トロ監督らしい“怖さ”と“美しさ” が創り出すの世界観で、ある“秘密”を描き出す。このたび、解禁となったビジュアルはUSでしか使用されていないのポスター。主人公のイーディス(ミア・ワシコウスカ)をはじめ、イーディスの恋人・トーマス(トム・ヒドルストン)、トーマスの姉・ルシール(ジェシカ・チャステイン)、イーディスの幼馴染・アラン(チャーリー・ハナム)という主要キャラクターの4種類が用意され、それぞれその背景には蝶やドクロなど、キャラクターのモチーフが描かれている。怖ろしくも美しく浮かび上がる、そのモチーフは、“クリムゾン・ピーク”と名付けられた広大な屋敷に隠された“秘密”へのヒントとなるのか?まさに、デル・トロ監督の真骨頂ともいえるミステリーへの好奇心を十分に刺激するビジュアルとなっている。なお、このポスターは11月6日(金)より、劇場窓口にて各500枚限定でランダムでの販売となる(なくなり次第、終了)。『クリムゾン・ピーク』は2016年1月8日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年10月30日10月27日、デルはデジタルハリウッド東京本校において、メディアツアーを開催した。デジタルハリウッド東京本校では、デルのワークステーションを導入しており、普段なかなか接点がないという読者諸氏に、デジタルハリウッドの授業風景などを紹介したい。○デジタルコンテンツ制作に特化した効率的な学習環境デジタルハリウッド、通称デジハリと言えば、名前を聞いたことがあるという方も多いのではないだろうか。1994年に創立した同校は、デジタルコンテンツ制作(当時はマルチメディアと呼んだ)のクリエイター育成に特化した専門学校としてスタートし、2004年には大学院を、2005年には大学を開校し、以来約4万5,000人の卒業生を送り出している。卒業生には映像作品の制作プロダクションに就職している人も多く、米国など海外のスタジオにも多くのクリエイターを送り込んでいる。最初に専門スクールの教室を見学したが、ここは社会人も多く通うということもあって、学習はもっぱらビデオ教材が中心。すべてのワークステーションがデュアルディスプレイ構成になっており、片方にビデオ教材を流しつつ、メイン画面で作業を進められるようになっている。専門スクールは、スキルアップや資格取得などを目的として、社会人も多く学びに来ておいる。だいたい夕方以降に人が集まるという話だった。続いて大学院の部屋も見学。こちらはビジネスとクリエイティビティ、そしてICTの融合を旗頭に揚げており、クリエイティブよりも経営や起業といった方向性だ。実際、農業とデジタルの融合や、落語とKinectを組み合わせた演出など、研究テーマも様々だ。平均して30代の学生が多く、企業の重役クラスが受講するケースもあるとのこと。ちなみに、デジタルハリウッド大学は起業意識が非常に高いのも特徴的。私立大学の起業数としては、早稲田大学、慶應大学に続いて3位だという。そしていよいよ大学の授業へ。大学では映像、3DCG、グラフィックデザイン、アニメ、Web、ゲーム・プログラミングなど、幅広いジャンルの講義が用意されており、クリエイターに必要な技術や法的知識などを身につけられる。学生は現在約1,100名で、うち3割が外国からの留学生だという。今回、Autodeskの「Maya 2015」を使ってモデリングを行う3DCGの授業を見学したが、教室では専門スクールと同様に、各座席にディスプレイを2台用意。片方には、講師が実際に操作する画面がリアルタイムで表示されている。実際の操作の動きを見ることができるため、理解も深まりやすいというわけだ。学内はクリエイティブ系の学校らしく、息抜きできる環境も整っており、自由で開放的な雰囲気。校内の設備は24時間開放されているため、作品の提出間際になると徹夜で作業していく学生も多いとのことだった。○快適な学習を支えるデルのワークステーションデジハリでは、生徒が使う機材については基本的に仕様が統一されており、誰がどのワークステーションを使っても同じアプリと環境を利用できるようになっている。リプレース時期の場合、実際には一度に全台数を交換するわけにもいかないため、何割かずつに分けて交換するそうだが、それでも一度に数百台の導入というのは大仕事だ。このような大量のワークステーションを運用するにあたっては、単に台数を用意できるだけでなく、メンテナンスも含めたアフターセールスでのフォローも必要になる。デルは学校や企業への大量導入実績が豊富で、素早い修理や代替機の導入といったサポート体制に加えて、需要に応じたカスタマイズの柔軟性も得意とするところだ。数百台以上のワークステーションにおけるOSやアプリのバージョン管理など、デジハリとデルはノウハウ面でも協力しているそうだ。デルの側でも、PRECISIONシリーズのワークステーションは、内部のメンテナンス性に留意した設計を採用。どうしても避けられない故障修理対応などを、効率よく行えるように工夫している。また、大量のマシンが稼働する環境で特に重要な消費電力についても、世代を重ねるごとに進化しているという。今後は4K環境の充実なども視野に入れ、さらにパートナーシップを強化していきたいとのことだった。筆者もデジハリの名前はよく知ってはいたが、専門学校としてスタートした当時のイメージのままだったので、今回見学させていただいて、外から見るイメージと実際の様子の違いに驚かされた(もちろんいい意味で)。こうした充実の環境で学べる学生は幸せだと思うとともに、今後も様々な分野で同校の卒業生が活躍していくことを期待したい。
2015年10月28日10月20日、デルは新しくなった13.3型モバイルノートPC「XPS 13」と、15.6型ノートPC「XPS 15」を発表。直販モデルは同日から販売を開始する(店舗販売は11月中旬を予定)。都内で行われた発表会ではまず、デルの田尻氏が「XPS」の位置づけと前モデルに関してコメント。「Xtreme Perfomance System」の略となるXPSは、上質かつ洗練された製品が欲しい人向けのモデルだ。2015年1月から(前モデルの)XPS13を出荷しているが、この製品セグメントとして、コンシューマーとビジネスを合わせて5倍の成長となったという。売り上げ増に関しては、「カッコいい」「バッテリの持ちが良い」という評価や、各種の受賞にも表れており、一例としてグッドデザインを受賞したことを紹介。販売開始時は直販のみだったのに対し、最近注力している「店舗販売、ノートパソコン」を反映し、2015年末には380店舗での販売も予定していると述べた。続いては、デルの添田氏が新モデルのXPS 13と、新たに投入するXPS 15に関して詳細を説明した。XPS 13は、CPUに第6世代Intel Coreプロセッサ(開発コードネーム:Skylake)を使用し、さらにThunderbolt 3 with USB 3.1 Type-Cを採用してグレードアップ。外部ディスプレイ接続ポートもMini DisplayPortからUSB Type-Cコネクターに変更となった。また、上位グレードにはPCIe SSDを搭載することで、パフォーマンスアップを図っている。本体カラーも、従来のシルバーに加えて、ゴールドを新たにラインナップした。ここで、同じようなアルミボディを採用した「A社」の13型製品と比較。5.2mm狭額縁の液晶ディスプレイによって、同じディスプレイサイズでも17%小さい。バッテリ駆動時間は最大18時間と、世界最長レベルであると主張した。一方、15.6型液晶ディスプレイの新モデル、XPS 15も投入。世界最小の15インチノートPCを目指している。XPS 13との違いとしては、クアッドコアCPUとDDR4メモリを採用し、上位モデルには4K IGZO液晶とNVIDIA GeFroce GTX 960Mを搭載した。パワーを求めるユーザーに向いている。○XPSデザイナーが語る、XPS作りのポイントは「最高の素材感」今回の発表会では、デルのデザイナーであるマック・トシユキ・タナカ氏も登壇し、デザインから見たXPSの魅力を語った。タナカ氏は日本人で、もともとは東芝でノートPCのデザインに携わっていたが、2003年にデルに入社。台湾デザインセンターの立ち上げにも関わり、現在はシンガポールのデザインセンターに在籍しているという。「薄い」をウリにしている製品が多いノートPCだが、XPSは縦横サイズも小さく、かつ美しいことを追求した製品とした。美しさのために、妥協しない本物の素材選びから始まり、4年~5年かけて設計した結果が、現在のXPS 13とXPS 15になったという。今回のXPS 13とXPS 15では、天板と下部ボディには削り出しのアルミを使用。アルミの塊をCNC加工機で削り出してから、サンドブラストで滑らかにして、さらに2回の陽極酸化加工で仕上げている。本体の小型化に影響する液晶ディスプレイに関しては、LCDメーカーに打診して共同開発した液晶を採用している。このためか、タッチ機能を含めても5.2mmの狭額縁化を実現し、さらに表面にゴリラガラスを使用して美しさと強度を確保。上部ボディにはカーボンファイバーを含めたコンポジット材を採用し、内側にはマグネシウムフレームを含めて薄さと強度、そして美しさを実現している。ちなみに、前モデルのXPS 13と今回発表のXPS 13は、基本的に同じ構造となっているそうだ(上部ボディのデザインが若干変わっている)。
2015年10月20日映画『サウンド・オブ・ミュージック』の公開は1965年。つまり今年は制作・公開50周年であり、物語の舞台であり撮影地のオーストリア・ザルツブルクでは記念式典として10月17日、ガラ・コンサートが開催された。○あの子役たちも立派な大人にエプロンをつけた金髪ショートカットの女性が丘をかけあがり、大自然の中を美しい声でのびのびと歌う映画。それだけ聞いてもすぐに『サウンド・オブ・ミュージック』と分かる人も多いだろう。「え、知らない」という人でも、「ドレミの歌」ならおなじみなのではないか。これはミュージカル仕立ての映画『サウンド・オブ・ミュージック』の中で歌われる、同作の代表的な曲といっていい。公開以来、世界的なメガヒットを成し遂げたクラシックムービーである。50周年を祝うコンサートには、1,340人の観光客と世界12カ国から集められた50人にものぼる各種メディアの数々。ファンで埋め尽くされた会場の祝祭大劇場は、最後には舞台俳優と観客の大合唱となり興奮と感動に包まれた。また、会場には50年前の当時は子役であった長男フリードリッヒ役のニコラス・ハモンド、次女ルイーズ役のヘザー・メンジーズ、次男クルト役のデュアン・チェイス、そして四女マルタ役のデビ―・ターナーのほか、実際のトラップ家(映画の主人公)の末裔たちが駆けつけ、さらに盛り上がる。撮影秘話なども披露され、ファンにとっては忘れられない一夜となった。(C)2015 Twentieth Century Fox Home Entertainment LLC. All Rights Reserved.
2015年10月20日デルは20日、15.6型ノートPCの新モデル「New XPS 15」を発表した。直販モデルは10月27日から発売し、税別価格は169,980円から。量販店モデルは11月中旬の発売予定で、価格はオープン。液晶ディスプレイとして、フレームレスディスプレイ(Infinity Edge)を採用。ベゼルが5.7mmと短く、従来の14型クラスに相当する本体サイズに15.6型の液晶ディスプレイを収めた。直販モデルにはスペック違いで2モデルを用意。スタンダードモデル(税別169,980円)の主な仕様は、CPUがSkylake世代のIntel Core i5-6300HQ(GHz)、メモリがDDR4-2133 8GB、ストレージが1TB HDD(32GB SSDキャッシュ)、グラフィックスがNVIDIA GeForce GTX 960M 2GB。OSはWindows 10 Home 64bit版。光学ドライブは搭載しない。15.6型の液晶ディスプレイはノングレア(非光沢)タイプのIGZO液晶で、解像度は1,920×1,080ドット(フルHD)。通信機能はIEEE802.11ac対応の無線LANとBluetooth 4.1を備え、インタフェースにはThunderbolt 3 with USB 3.1 Type-Cを採用している。バッテリ駆動時間は最大10時間。本体サイズはW357×D235×H11~17mm、重量は約2kg。もうひとつの「プラチナ・4Kディスプレイ・タッチパネル」モデルは、名前の通り4K解像度(3,840×2,160ドット)の15.6型液晶ディスプレイを搭載している。IGZO IPSパネルのタッチ対応グレア(光沢)タイプで、Adobe RGB色空間を100%カバー。そのほか、CPUがIntel Core i7-6700HQ(GHz)、メモリがDDR4-2133 16GB、ストレージが512GB PCIe SSDとなる。税別価格は249,980円。また、量販店モデルについては、上記の「プラチナ・4Kディスプレイ・タッチパネル」モデルとほぼ同等のスペックで提供される。
2015年10月20日デルは20日、13.3型のモバイルノートPCとして世界最小をうたう「New XPS 13」を発表した。直販モデルと量販店モデルを用意し、直販モデルは同日から発売、価格は144,980円(税別)から。量販店モデルは11月中旬の発売予定で、価格はオープン。新モデルのNew XPS 13は、「もっとスタイリッシュで、もっとコンパクトなWindows搭載パソコンを創りたい」という思いで設計。液晶ディスプレイのベゼル幅が5.2mmと短く、13.3型ながら11型相当のサイズを実現した。また、従来モデルの本体カラーはシルバーのみだったが、新色としてゴールドが加わっている。直販モデルのラインナップは、スペック違いで4モデルを用意。スタンダードモデル(税別144,980円)の主な仕様は、CPUがSkylake世代のIntel Core i5-6200U(2.3GHz)、メモリがLPDDR3-1866 4GB、ストレージが128GB SSD、グラフィックスがIntel HD Graphics 520(CPU内蔵)、OSがWindows 10 Home 64bit版。光学ドライブは搭載しない。13.3型の液晶ディスプレイはノングレア(非光沢)タイプのIGZO液晶で、解像度は1,920×1,080ドット(フルHD)。通信機能はIEEE802.11ac対応の無線LANとBluetooth 4.1で、インタフェースとしてThunderbolt 3 with USB 3.1 Type-C、USB 3.0×2、ヘッドホン出力、SDカードリーダーを備える。バッテリ駆動時間は最大18時間、本体サイズはW304×D200×H9~13mm、重量は約1.2kg。プレミアムモデル(税別159,980円)は、メモリがLPDDR3-1866 8GB、ストレージが256GB PCIe SSD、本体カラーがシルバーのみとなる以外は、スタンダードモデルとほぼ共通。このプレミアムモデルから、CPUをIntel Core i7-6500U(2.5GHz)に変更したのがプラチナモデル(税別169,980円)。さらに、税別184,980円の「プラチナ・QHD・タッチパネル」モデルを用意。主な仕様はプラチナモデルに準ずるが、液晶ディスプレイが13.3型QHD+(3,200×1,800ドット)のIGZO IPSパネル、タッチ対応のグレア(光沢)タイプとなる。本体カラーはシルバーとゴールドで、本体重量は約1.29kg。○量販店モデル量販店モデルには、Microsoft Office Home & Business Premiumが標準で付属。ラインナップは2モデルで、スペックは直販モデルのスタンダードモデルとプラチナ・QHD・タッチパネルモデルに相当する。
2015年10月20日『パンズ・ラビリンス』『パシフィック・リム』で知られるギレルモ・デル・トロ監督の約3年ぶりとなる最新作『クリムゾン・ピーク』(原題:『CRIMSON PEAK』)の日本公開日が2016年1月8日に決定し、初となる場面写真が19日、公開された。本作は、冬になると地表に露出した赤粘土が雪を赤く染めることから、"クリムゾン・ピーク"(深紅に染まる山頂)と名付けられた山頂にある広大な屋敷を舞台に、恐ろしくも美しい秘密をひもとくダークなミステリー。今年開催されたコミコンで、監督自身が「これまでの中でも大好きな三本の映画のうちの一本。そして個人的に最も美しい映画だと思っている」と話すほどの自信作だという。主人公は、死んだ母親の幽霊を10歳の時に見て以来、幽霊を見ることができるイーディス。父親の不可解な死をきっかけに、恋人のトーマスと結婚したイーディスは、トーマスの姉・ルシールと一緒に屋敷(=クリムゾン・ピーク)で暮らすことになる。そして、イーディスが新たな生活に慣れるにつれ、深紅の亡霊たちが姿を現し、「クリムゾン・ピークに気をつけろ」と彼女に警告する。主人公イーディスを演じるのは、『アリス・イン・ワンダーランド』の主役を演じた若手女優のミア・ワシコウスカ、イーディスの恋人・トーマスには、『アベンジャーズ』のロキ役などで注目を集めたイギリス人俳優のトム・ヒドルストン。そして、トーマスの姉・ルシールを、『ゼロ・ダーク・サーティ』『ヘルプ』でオスカーノミネートに輝いた実力派女優ジェシカ・チャステインが演じている。このたび公開された場面写真では、イーディスが屋敷の中で、ロウソクを片手に不安そうな表情を浮かべている。(C) Universal Pictures.
2015年10月19日『パンズ・ラビリンス』『パシフィック・リム』のギレルモ・デル・トロ監督最新作『クリムゾン・ピーク』が2016年1月8日(金)に公開されることが決定し、場面写真が解禁された。本作はデル・トロ監督の約3年ぶりとなる作品で、“怖さ”と“美しさ”が共存するミステリーだ。その他の情報物語の舞台は、冬になると地表に露出した赤粘土が雪を赤く染めることから“クリムゾン・ピーク”と名付けられた山頂の広大な屋敷。そこで暮らすことになった主人公・イーディスは幽霊を見ることができるが、深紅の亡霊たちに“クリムゾン・ピークに気をつけろ”と警告され、この言葉の本当の意味と屋敷に隠された秘密を紐解いていく。『アリス・イン・ワンダーランド』のミア・ワシコウスカが主演を務め、『アベンジャーズ』シリーズのロキ役が注目されたトム・ヒドルストン、『ゼロ・ダーク・サーティ』のジェシカ・チャステインが共演する。このほど公開された場面写真は、ロウソクを片手に不安そうな表情でたたずむイーディスの姿を捉えたもの。青や緑の怪しげな光を放つ屋敷の内装と、ロウソクのオレンジ色の炎が印象的で、不気味な雰囲気を漂わせながらも、幻想的で美しい写真になっている。デル・トロ監督は、今年開催されたコミコンで「これまでの中でも大好きな3本の映画のうちの1本。そして個人的に最も美しい映画だと思っている」とコメントしており、これまで独特の映像世界を作り上げてきたデル・トロ監督が、屋敷に隠された恐ろしくも美しい秘密をどのように表現するのか期待が高まる。『クリムゾン・ピーク』2016年1月8日(金)公開
2015年10月19日デルは10月13日、2012年にオープンかつ標準化技術に基づくクラウドテクノロジの利用促進を目指し、発足した「Open Standard Cloud Association(OSCA、オスカ)」が「OSCA 2.0」として次世代のITトレンドであるSoftware-Defined XおよびIoT分野への取り組みを開始させたことを発表した。OSCAは「ハイパースケールデータセンタソリューション」「クラウド運用管理の効率化」「クラウドの相互運用」の3つを柱に6つの技術分科会を構成し、様々な検証結果をホワイトペーパーやリファレンスアーキテクチャなどの技術文書として公開し、当初13であったメンバー組織数も現在では21に拡大している。OSCA 2.0ではSoftware Defined XやIoTに関わるオープンテクノロジーを注力分野として位置づけ、「ビッグデータ分析」「オープンネットワーキング」「オープンクラウドコンピューティング」における検証・情報発信に取り組む。2015年7月にはOSCAの検証拠点の一つとして、デルの東日本支社内のデルソリューションセンターに「Dell Bigdata/IoTラボ」を開設している。OSCAの会長であるデル 執行役員 エンタープライズ・ソリューションズ統括本部長 町田栄作氏は「設立から3年間のOSCA関連におけるビジネスはセミナー、イベントをはじめとしたプロモーションが約73件、OSCA関連のビジネスは年間26パーセントの成長率で推移しており、総案件数は89件だ。特にHadoopとOpenStackが成長を牽引している。クラウドのビジネスがクラウドスタックからOpen Stackにシフトしているということに加え、従来はオープンソースの世界だったが商用ディストリビューションの採用が確実に増えている」と述べた。OSCA 2.0ではビッグデータ分析としてハイブリッドクラウド、オープンネットワーキング連携といった次世代型クラウド基盤運用設計や、リソーススケジューリング、分散環境モニタリングをはじめとしたハイブリッドIT資源の効率化、ソフトウェアコンテナ技術などのワークロードモビリティ/相互運用を行う。また、オープンネットワーキングではアーキテクチャ、パフォーマンスを中心とした次世代ネットワークサービス基盤設計や、動的サービス、サーバー運用とのシームレス連携をはじめとする新基盤での運用設計のほか、センサーネットワークとの連携を実施。さらに、オープンクラウドコンピューティングはリアルタイム性、高度な分析手法およびツールなどを扱う分析から行動までの時間短縮や、人工知能/認知科学を担う複雑で高度な分析に加え、次世代型データストレージ基盤、センサーデータ/ゲートウェイ機能といったデータの多様化と肥大化について取り組む方針だ。
2015年10月13日デルは8日、ノート型ワークステーション「Dell Precision」をリニューアルし、15.6型と17.3型の新モデル(4シリーズ)を発表した。最小構成価格は179,980円(税別)から。型番の表記も変わり、エントリークラスが「3000」番台、メインストリームが「5000」番台、プレミアム(ハイエンド)クラスが「7000」番台となった。今回の新モデルは、15.6型エントリーの「Dell Precision 15 3000」シリーズ、15.6型メインストリームの「Dell Precision 15 5000」シリーズ、15.6型プレミアムの「Dell Precision 15 7000」シリーズ、17.3型プレミアムの「Dell Precision 17 7000」シリーズとなる。いずれも、CPUには第6世代Intel Coreプロセッサ(開発コードネーム:Skylake)、またはIntel Xeon E3-1200 v5ファミリーを搭載でき、チップセットはMobile Intel CM236だ。OSは、Windows 7 Professional 64bit版、Windows 8.1 Pro 64bit版、Windows 10 Pro 64bit版から選べる。○Precision 15 3000シリーズ (モデル#3510)最小構成価格は179,980円(税別)。15.6型の液晶ディスプレイは、1,366×768ドット・ノングレア、1,920×1,080ドット(フルHD)・ノングレア、1,920×1,080ドット(フルHD)・グレア・タッチ対応から選択。グラフィックスはCPU内蔵か、AMD FireProとなる。メモリはDDR4-2133を最大16GB(NECC)、または最大32GB(ECC)、ストレージの選択肢は最大1TB HDDや最大512GB SSDだ。通信機能はGigabit Ethernet対応有線LAN、IEEE802.11ac/a/b/g/n対応無線LAN、Bluetooth 4.1で、USB 3.0×3やHDMI 1.4出力などを搭載する。オプションでThunderbolt 3、USB 3.1 Type-Cにも対応可能。本体サイズはW377.1×D252.6×H24.55mm、最小重量は2.23kg。○Precision 15 5000シリーズ (モデル#5510)最小構成価格は279,980円(税別)。Precision 15 3000シリーズとの主な違いとして、15.6型液晶ディスプレイにタッチ対応4K(3,840×2,160ドット)を、グラフィックスにNVIDIA Quadroを選べる。ストレージは最大2基を搭載でき、PCIe・M.2・NVMeをサポート。本体サイズはW357.1×D235.4×H11.4~16.7mm、最小重量は1.78kg。○Precision 15 7000シリーズ (モデル#7510)最小構成価格は259,980円(税別)。メモリスロット×4基を備え、DDR4-2133を最大64GB(ECC)、または最大32GB(NECC)を搭載できる。グラフィックスの選択肢にAMD FireProとNVIDIA Quadro、15.6型液晶ディスプレイの選択肢に4K(3,840×2,160ドット)IGZOが加わるなど、上記のPrecision 15 3000シリーズやPrecision 15 5000シリーズよりもスペック構成の柔軟性が高くなっている。本体サイズはW378×D263×H27.7~33mm、最小重量は2.79kg。○Precision 17 7000シリーズ (モデル#7710)最小構成価格は279,980円(税別)。17.3型の液晶ディスプレイには、1,920×1,080ドット(フルHD)IPSや、4K(3,840×2,160ドット)IGZOが選べる。基本的なスペック構成のメニューはPrecision 15 7000シリーズとほぼ同じだが、ストレージは最大3基を搭載できるようになっている。本体サイズはW417×D281.4×H28.5~34.5mm、最小重量は3.42kg。
2015年10月09日デルは8日、デスクトップワークステーション「Dell Precision Tower」シリーズの新しいラインナップとして、スリム型の「3420」シリーズ、ミニタワー型の「3620」シリーズを発表した。10月中の発売予定で、最小構成価格は129,980円(税別)。両シリーズとも、CPUに第6世代Intel Coreプロセッサ(開発コードネーム:Skylake)、またはIntel Xeon E3-1200 v5ファミリーを搭載できる。OSは、Windows 7 Professional 64bit版、Windows 8.1 Pro 64bit版、Windows 10 Pro 64bit版から選択可能。○Dell Precision Tower 3000シリーズ(モデル#3420)スリム型の3420シリーズは、従来の筐体から6%ほど小型化。チップセットはIntel C236で、メモリはDDR4-2133を最大64GB(ECCまたはNECC)、グラフィックスにはAMD FireProシリーズやNVIDIA Quadroシリーズ、NVIDIA NVSシリーズが選べる。ストレージの選択肢は、PCI Express接続のSSDやSATA接続のSSD、SATA接続のHDDなど。本体サイズはW92.6×D292×H290mm。○Dell Precision Tower 3000シリーズ(モデル#3620)基本的な仕様と構成は上記の3420シリーズと同じだが、筐体サイズが大きいぶん、大型のグラフィックスカードを搭載できるようになっている。一例として、AMD FirePro W7100、AMD FirePro W5100、NVIDIA Quadro M4000 (後日発売予定)、NVIDIA Quadro K2200など。本体サイズはW175×D435×H360mm。
2015年10月09日シンガポールの観光客の大半が訪れると言われるほど有名なホーカーセンター「Maxwell Food Centre(マックスウェル・フードセンター)」。チャイナタウン散策の腹ごしらえにピッタリのロケーションも魅力。有名なチキンライス店の他に、ローカルに人気の名店もご紹介。古くから地元民にも愛されてきたホーカーの実力とは?チャイナタウン観光に組み込みたい!大人気の屋台村マックスウェル・フードセンターは、チャイナタウン散策のランチにピッタリの好立地。ここへはMRTチャイナタウン駅が便利。駅からは徒歩10分以上と少し距離があるが、お土産探しにちょうどいい雑貨屋が並ぶパゴダストリートをまっすぐ進むとぶつかるサウスブリッジロードの角を右折し、The Buddha Tooth Relic Temple(佛牙寺龍牙院)を目指して進むと程なく左手に現れる。ローカルのサラリーマンやお年寄りも多く訪れ、老若男女問わず大人気のホーカーセンターは、チャイナタウン観光にぜひ組み込みたい。人気のチキンライス店の他にも名店が多数このホーカーセンターは、ガイドブックの常連のチキンライス店「天天海南鶏飯(Tian Tian Hainanese Chicken Rice)」(#01-10/11、月曜定休)で有名。ふんわりと蒸しあげられたチキンに、チリソースを絡め、食欲をそそる香ばしい味付けのジャスミンライスといただくこの料理は、誰もが病みつきに。その他、お粥店「真真粥品(Zhen Zhen Porridge)」(#01-54、火曜定休)やオイスターケーキのお店「洪家福州蠣餅(Maxwell Fuzhou Oyster Cake)」(#01-05、無休)もローカルに人気。豆乳のお店も人気店が集まり、「老伴豆花(Lao Ban Soya Beancurd)」(#01-91、月曜定休)や「Bean Singapore」(#01-86、無休)の豆乳プリンは、さっぱりした味の中にもコクがあり、食後のデザートにピッタリ。日本では馴染みの薄い(?)バナナフリットの名店「Lim Kee Banana Fritters」(#01-61、無休)は、軽い塩味でカリッと揚がった表面の中から溶け出すバナナの果肉が、まるでカスタードのようななめらかさ。驚きの味をお試しあれ!回転は速いものの、ランチタイムはとにかく大混雑するので、早めに訪れるのがスムーズ。オーダー前に、席を確保しよう。時間をずらして遅めに行くと、店によっては休憩時間や売り切れで閉店している場合もあるので注意が必要。また、材料がなくなり次第閉店する店もある。全体的に月曜定休のお店が多い印象だが、お目当ての店舗がクローズしている場合は、並ぶ列が長い店舗で購入するのが成功の秘訣。ガイドブックには取り上げられていない自分だけの隠れた名店を発見できるかも!?Maxwell Food Centre(マックスウェル・フードセンター)・住所:1 Kadayanallur Street, 069184・営業時間:店舗により異なる※月曜定休の店舗が多い・アクセス方法:MRTチャイナタウン駅、MRTタンジョン・パガー駅より徒歩10分強。©All Photos to Singapore Tourism Board
2015年10月07日