展覧会「バンクシー展 天才か反逆者か(BANKSY GENIUS OR VANDAL?)」が、2021年10月31日(日)まで福岡・ユナイテッドラボ(UNITEDLAB)にて開催。その後、広島のひろしま美術館にて2021年11月6日(土)から12月5日(日)まで、東京のウィズ原宿にて、2021年12月12日(日)から2022年3月8日(火)まで開催される。バンクシーのオリジナル作品70点超が日本初上陸「バンクシー展 天才か反逆者か」は、世界7都市で100万人以上を動員した展覧会。イギリスを拠点に活動し、世界でもっとも注目を集めているアーティストの1人である、バンクシーによる70点以上の作品が日本初上陸する。日本においては、横浜を皮切りに、大阪、名古屋でも実施された。尚、原宿で開催の東京展には、映像やポスターなども含め計100点以上が集結し、過去最大級の規模での展示となる。バンクシーとは?バンクシーは、世界中のストリート、 壁、 橋などを舞台に、神出鬼没に出現する謎の芸術家。 現在はイギリスを拠点に活動しており、テーマパークや宿泊施設、 映画の制作など、活動は多岐にわたる。特に、ステンシル(型版)を使用した独特なアートと、 それに添えられるエピグラムは、彼の代表的な活動スタイルだ。風刺的でダークユーモアに溢れた作品は、社会問題に根ざした批評的な作品として評価されている。「政治」「抗議」「消費」などテーマごとに作品紹介展覧会では、オリジナル作品や版画、立体オブジェクトなどを過去最大級の規模で紹介。「政治」「抗議」「消費」などテーマごとに作品をまとめ、裏側にある制作意図をあぶり出していく。会場では、平和へのメッセージが込められた《ラブ・イズ・イン・ジ・エア》や、パレスチナ・ヨルダン川西岸地区にあるベツレヘムの建物に描かれている《ガール・ウィズ・バルーン》、社会的弱者をネズミに重ねた「ラット」シリーズなどが展示される。また、インスタレーションや大型3面スクリーンなどによる体験型展示も多数用意。バンクシーの制作風景を連想させるインスタレーションでは、ステンシルの型やスプレー缶、制作イメージ映像などを紹介する。さらに、パレスチナに建てられたホテル「ザ・ウォールド・オフ・ホテル」を再現した空間や、2015年に企画されたアートと風刺のテーマパーク「ディズマランド」の映像インスタレーションも展開される。〈東京展〉関東初登場の貴重な作品も展示ウィズ原宿で開催される東京展には、コレクター所有作を中心とした貴重な作品が登場。関東初登場となる《ラブ・イズ・イン・ジ・エア》の貴重な三部作版《スロウアー》は、バンクシーが所有するザ・ウォールド・オフ・ホテルのロビーに展示されている作品で、分離壁を越えて花束を投げ入れようとしているかのような表現を目にすることができる。加えて、日常で目にする世界を盲目的に信じることへの批判を込め、ロンドンの湖水泳場に設置された標識の作品《ノー・スイミング~注意! 水泳禁止!水辺には近づくな~》や、警察への皮肉を表現した立体作品《メット・ボール》なども展示される。※インスタレーション等については会場によって展示が異なる。展覧会概要展覧会「バンクシー展 天才か反逆者か(BANKSY GENIUS OR VANDAL?)」■福岡展会期:2021年7月2日(金)~10月31日(日)会場:ユナイテッドラボ(福岡県福岡市中央区大名1-3-36)時間:10:00~20:00(最終入館19:30)<チケット詳細>・日時指定チケット平日 一般 1,800円、中学生以下 1,200円/土日祝 一般 2,000円、中学生以下 1,400円販売場所:展覧会オフィシャルホームぺージ・平日いつでもチケット7月入場分一般 1,800円、中学生以下 1,200円販売場所:イープラス、チケットぴあ/(店頭販売)セブンイレブン、ファミリーマート(Pコード:697-020)、ローソンチケット/(店頭販売)ローソン、ミニストップ店内 Loppi(Lコード:84567)・当日券平日 一般 2,200円、中学生以下 1,200円/土日祝 一般 2,400円、中学生以下 1,400円※日時指定チケットは、券面に記載の時間内に入場が可能。入れ替え制ではない。※平日いつでもチケットは、券面に記載の期間中平日のみ使用可能。入場日に指定はなし。※当日券は在庫に余裕がある場合のみ、当日窓口で販売。※未就学児入場無料。 ※小学生以下は保護者同伴で入場。 ※ベビーカーでの入場は不可。■広島展会期:2021年11月6日(土)~12月5日(日) ※会期中無休会場:ひろしま美術館(広島県広島市中区基町3-2)時間:9:00~17:00 (金・土は~19:00) ※入館は閉館の30分前まで<チケット詳細>・日時指定チケット平日 一般 1,800円、高大学生 1,600円、小中学生 1,200円/土日祝 一般 2,000円、高大学生 1,800円、小中学生 1,400円販売場所:オフィシャルチケットサイト※QRコードチケットでの入場。手持ちのスマートフォンもしくはプリントした紙を持参。1グループ1つのQRコードとなるため、必ず同行者全員で同時入場。・平日いつでもチケット一般 1,800円、高大学生 1,600円、小中学生 1,200円販売場所:イープラス、チケットぴあ、ローソンチケット 各ホームページ/ファミリーマート、セブンイレブン(Pコード:685-809)/ローソン・ミニストップ店内Loppi(Lコード:62055)※上記の金額に加え、各プレイガイドの手数料が必要。また、購入後のチケットはコンビニでの発券が必要。※本券は日時指定不可につき、混雑状況によって入場待ちとなる場合あり。 ※土日祝日は利用不可。・当日券平日 一般 2,200円、高大学生 1,800円、小中学生 1,200円/土日祝 一般 2,400円、高大学生 2,000円、小中学生 1,400円※在庫に余裕がある場合のみ、当日窓口で販売。※障がい者手帳持参者(本人と同伴者1名は無料)、メープルクラブ・サロン、マロニエカードなどひろしま美術館の会員、招待券など持参者は当日窓口にて入場受付。ただし、入場の日時指定は不可となるため、入場待ちとなる場合あり。※未就学児童入館無料。 ※各種割引は利用不可。 ※団体(20名以上)での入館不可。※小学生以下は保護者の同伴が必要。■東京展会期:2021年12月12日(日)~2022年3月8日(火) ※2月24日(木)休館会場:ウィズ原宿(東京都渋谷区神宮前1-14-30)時間:10:00~20:00(最終入場30分前)<チケット詳細>・日時指定チケット平日 大人 1,800円、大・専・高 1,600円、中学生以下 1,200円/土日祝 大人 2,000円、大・専・高 1,800円、中学生以下 1,400円・平日いつでもチケット平日 大人 1,800円、大・専・高 1,600円、中学生以下 1,200円※日時指定チケットは券面に記載の時間内に入場。入替制ではない。※平日いつでもチケットは券面に記載の期間中平日のみ使用可能。12月入場限定だが、入場日に指定なし。※未就学児は3名まで入場無料。※入場順は日時指定チケット優先。平日いつでもチケット持参者は、混雑状況により入場待ちとなる場合あり。販売場所:オフィシャルチケットサイト 他
2019年11月08日書籍『バンクシー 壊れかけた世界に愛を』が、美術出版社より2019年9月10日(火)に刊行される。バンクシーは、ゲリラ的に街中の壁に描かれる政治色の強いグラフィティと、その社会風刺の効いた作風で人気を博しているイギリス拠点の匿名アーティスト。中でも、メトロポリタン美術館や大英博物館など、各国の有名美術館に作品を無断展示したパフォーマンスは有名で、大英博物館では紆余曲折の後、その作品が正式なコレクションに加わっている。なお、2020年8月29日(土)には東京・大阪で「バンクシー(BANKSY)展(仮称)」の開催も決定している。書籍『バンクシー 壊れかけた世界に愛を』では、彼の活動を、ロンドン在住の研究者・吉荒夕記が現地取材を重ねて著したものだ。世界各地に仕掛けられた“いたずら” や “事件”を追いながら、バンクシーが投げかけるメッセージの真意に迫る。翻訳書を除く日本語でのバンクシー論の刊行は初のこととなる。また、日本では馴染みの少ないストリート・アートが生まれた背景や、作品理解に欠かせないイギリスの社会問題も解説しており、ストリート・アートとは、バンクシーとは、をいちから知りたい人にとっての入門書にもなる1冊だ。【詳細】『バンクシー 壊れかけた世界に愛を』発売日:2019年9月10日(火)定価:,2000円+税著者:吉荒夕記発行:美術出版社仕様:A5変形、並製、244ページISBN:978-4-568-20275-5
2019年09月09日展覧会「バンクシーって誰?展」が、東京の寺田倉庫 G1ビルにて、2021年8月21日(土)から12月5日(日)まで開催される。その後、名古屋、大阪、郡山に巡回する。バンクシーの軌跡を辿る日本初の展覧会「バンクシーって誰?展」は、匿名のストリートアーティスト・バンクシーの軌跡を辿る展覧会だ。まるで“映画のセット”のような会場では、バンクシー自身がプライベートコレクターに譲った珠玉のステンシルアート作品を展示。作品を“見る”だけでなく、バンクシーの活動を“感じる”ことができる構成となる。バンクシーとは?バンクシーは、ゲリラ的に街中の壁に描かれる政治色の強いストリートアートと、その社会風刺の効いた作風で人気を博しているイギリス拠点の匿名アーティストだ。なかでも、メトロポリタン美術館や大英博物館など、各国の有名美術館に作品を無断展示したパフォーマンスは有名で、大英博物館では紆余曲折の後、その作品が正式なコレクションに加わっている。2010年には初の監督作品として皮肉に満ちたドキュメンタリー映画『イグジット・スルー・ザ・ギフトショップ』を公開、2015年には某テーマパークのパロディである“ディストピア”テーマパーク「ディズマランド」をイギリス・サマセット州のウェストン゠スーパー゠メアに5週間限定でオープンするなど、ストリートにとどまらない多彩な活動を行なっている。前代未聞の“シュレッダー事件”近年で注目を集めた話題をひとつ挙げるとすれば、ロンドンのオークション「サザビーズ」で起きた“シュレッダー事件”だろう。バンクシー作品のなかでもっとも有名なもののひとつ《風船と少女》の額にバンクシー自身の手によってシュレッダーが仕掛けられており、約1億5000万円での落札直後、遠隔操作によって作品が裁断された、というものだ。当のバンクシーはこの後、「『風船と少女』の裁断 - ディレクターズカット版」と題した動画を投稿。額にシュレッダーを仕込む工程を紹介するとともに、「リハーサルでは毎回うまくいったんだよ......」と、オークション会場での裁断が最後の最後で止まってしまったことを嘆いている(もっとも、この珍事件のお陰(?)で作品自体の価値がさらに上昇するのではという声もある)。自身のストリートアートの売買を推奨しない(販売用でない限り)など、ある種“アンチアート”の立場を取るバンクシーと、そのスタイルにこそ芸術的な価値を見出す人、ストリートに描かれたアートを純粋に楽しむ人、あるいは投機目的で作品を購入する人......。神出鬼没の匿名アーティスト・バンクシーの周囲には、常に様々な思惑がつきまとっている。展覧会概要展覧会「バンクシーって誰?展」会期:2021年8月21日(土)〜12月5日(日)※当初は2020年8月29日(土)~12月6日(日)の開催予定だったが変更会場:寺田倉庫 G1ビル住所:東京都品川区東品川2-6-4休館日:10月5日(火)・12日(火)・19日(火)開館時間:11:00〜20:00(金・土・祝前日は21:00まで)※入場は閉館30分前まで■巡回情報・名古屋展会期:2021年12月19日(日)〜2022年3月27日(日)※会場調整中・大阪展会期:2022年4月23日(土)〜6月12日(日)会場:グランフロント大阪 北館 ナレッジキャピタル イベントラボ住所:大阪府大阪市北区大深町3-1・郡山展会期:2022年6月29日(水)〜8月24日(水)会場;ビッグパレットふくしま住所:福島県郡山市南2丁目52※開催概要は変更となる場合あり
2019年09月01日覆面芸術家・バンクシー(Banksy)のグラフィティアートをモチーフにした限定Tシャツ・スウェットが、ブランダライズド(BRANDALISED)より登場。2019年1月より、ジョイント ワークス 新宿店にて発売される。社会風刺的なグラフィティアートを世界各地にゲリラ的に描くことで知られるバンクシー。2018年10月には、サザビーズオークションで自身の作品をシュレッダーにかけ、話題を呼んだ。今回登場するのは、《Lizzie Stardust》《Flower Bomber》《Laugh Now》の3作品をそれぞれのフロントにプリントしたTシャツとスウェット。いずれも、風刺の効いたシンボリックなモチーフが、アイキャッチなデザインとなっている。【詳細】ブランダライズド バンクシー 限定Tシャツ&スウェット発売時期:2019年1月取扱場所:ジョイント ワークス 新宿店住所:東京都新宿区新宿3-28TEL : 03-5363-7572■展開アイテム・スウェット 各8,900円+税カラー:ホワイト、ブラック、グレー、ピンク・Tシャツ 各5,400円+税カラー:ホワイト、ブラック、グレー、ピンク【問い合わせ先】A PRESS / エープレスTEL:03-6416-4640
2018年12月31日正体不明の覆面アーティスト・バンクシー(Banksy)のグラフィックをプリントしたTシャツコレクションが、ブランダライズド(BRANDARISED)より登場。発売日は未定だが、ビューティ&ユース ユナイテッドアローズ、シップス、ジョイント ワークスにて発売される予定だ。ゲリラ的に街中の壁に描かれる政治色の強いグラフィティと、その社会風刺の効いた作風で人気を博しているアーティスト、バンクシー(Banksy)。中でも、メトロポリタン美術館や大英博物館など、各国の有名美術館に作品を無断展示したパフォーマンスは有名で、大英博物館では紆余曲折の後、その作品が正式なコレクションに加わっている。今回発売されるTシャツには、バンクシーを代表する「Flower Bomber」、「Monkeysign」、「Lizzie Stardust」の3つのグラフィックを採用。「Flower Bomber」をプリントしたタイプは全店で展開されるが、「Lizzie Stardust」と「Monkeysign」は、それぞれビューティ&ユース ユナイテッドアローズとシップスの限定アイテムとなる。【商品情報】ブランダライズド(BRANDARISED) バンクシーTシャツ ※発売日未定展開店舗・アイテム:■ビューティ&ユース ユナイテッドアローズ・Flower Bomber-SMALL価格:5,500円+税カラー:ホワイト・Lizzie Stardust価格:5,500円+税カラー:ホワイト<問い合わせ先>ビューティ&ユース ユナイテッドアローズ 渋谷公園通店TEL:03-5428-1893■シップス・Flower Bomber-EMB価格:6,000円+税カラー:ホワイト・Monkeysign-EMB価格:6,000円+税カラー:ホワイト<問い合わせ先>シップス 渋谷店TEL:03-3496-0481■ジョイント ワークス・Flower Bomber-BIG価格:5,500円+税カラー:ホワイト/ベージュ/スカイブルー<問い合わせ先>ジョイント ワークス 新宿店TEL:03-5363-7572
2018年04月21日イギリス・ロンドンを中心に活動するバンクシー(Banksy)をはじめ、多くのグラフィックアーティストに影響を与えたヴィニー・ナイロン(Vinnie Nylon)の個展「ストラップハンガーズ」が、11月11日から12月3日まで東京・田端のギャラリー&ショップ・ウィッシュレス ギャラリー(WISH LESS gallery)にて開催される。32年にわたり活動を続ける、イギリス出身のグラフィティライターでコンテンポラリー画家であるヴィニー。「強烈な50年代ミックスと色あせないスケート文化やグラフィティ」をマニュフェストに掲げ、消費者文化の象徴的アイコンを独自に解釈、別のキャラクターを作りだしてきた。本展のタイトルである「ストラップハンガーズ」とは 、80年代のニューヨークで横行していた地下鉄内のグラフィティや危険な問題に立ち向かう市民団体の名前である。直訳すると「電車の吊り革にぶら下がる人」という意味でもあり、ヴィニーはこの“ぶら下がる人”をアート作品に置き換える。会場では、ロンドンのStolenSpaceギャラリーにて披露した新作群を中心に、ヴィニーが選んだとっておきの新作群の他、門外不出のレア作品も展示・販売される。【展覧会情報】ヴィニー・ナイロン個展「ストラップハンガーズ」会期:11月11日~12月3日会場:WISH LESS gallery住所:東京都北区田端5-12-10時間:16:00~21:00(土曜日曜は12:00~19:00、12月3日は18:00まで)休廊日:月曜~水曜
2017年10月16日正体不明のストリートアーティスト、バンクシー(BANKSY)の狂乱の1ヶ月を追ったドキュメンタリー映画『バンクシー・ダズ・ニューヨーク』が、3月26日より渋谷シネクイント他にて公開。これに合わせて、チラシビジュアルと予告編も公開された。バンクシーは、世界各国でゲリラ的に作品を描くことで知られる正体不明のストリートアーティスト。壁や路上に“違法”に描いたグラフィティは世界的な注目を浴びており、ブラッド・ピットやアンジェリーナ・ジョリー、キアヌ・リーブスなどセレブのファンも多い。これまでに、自身の作品をMoMA、メトロポリタン美術館、大英博物館などに無断展示したり、フランス・カレーの難民キャンプにシリア移民の父を持つスティーブ・ジョブズを描くなど、アートの在り方を問うとともに社会問題を提起してきた。そんなバンクシーが13年10月1日、予告もなく突然ニューヨークにて展示をスタートした。バンクシーはニューヨーク各地の路上に毎日1点ずつ作品を残し、場所を明かさずに公式サイトに投稿。人々はその作品を求めてニューヨーク中を駆け回るというストリートとインターネット上の“宝探し戦争”が勃発した。作品を上書きするグラフィティライターや、アクリル板で保護するビルオーナー、即作品を売買するギャラリーオーナーなども現れた、バンクシーの狂乱の1ヶ月が映画に収められた。動画引用元:(UPLINKオフィシャルYouTube:
2016年01月22日世界各地でゲリラ的に作品を描くことで知られる正体不明のストリートアーティスト、バンクシー(BANKSY)。“違法”に描いたグラフィティは驚くほどの高値を呼んでおり、ブラッド・ピットやアンジェリーナ・ジョリー、キアヌ・リーブス、ジュード・ロウなどセレブにもファンが多い。そんな彼の1か月に密着したドキュメンタリー映画『バンクシー・ダズ・ニューヨーク』が3月26日(土)より公開することが決定した。2013年10月1日、バンクシーは突然ニューヨークで展示をスタートさせた。予告もなく始まったその展示は、毎日1点ニューヨークの各地の路上に作品を残し、場所を明かさずに公式サイトに投稿。人々はその作品を求めてニューヨーク中を駆け回るという、ストリートとインターネット上の両方で勃発した「宝探し競争」だった…。記念すべき第一日目にボムされた作品は、スプレー缶を手にした少年の絵。横には電話番号が描かれており、そこに電話すると無料通話でオーディオガイドを聞くことが出来るというものだった。公開された予告編でも分かるように「宝探し」をするべくTwitter、Instagram、Facebook、Vineを駆使してバンクシーの作品を捜索する人々や、作品を上書きするグラフィティ・ライター、アクリル板で保護するビルオーナー、即作品を売買するギャラリーオーナーなど“バンクシー・ハント”が加熱している。2015年夏には“憂鬱な遊園地”「Dismaland」が期間限定でイギリスにて開催され、不気味なアリエルや馬車に乗ったシンデレラなど“夢の国”を連想させるような様々な仕掛けを残したバンクシー。彼は「都市や屋外や公共の場所こそ、アートが存在するべき場所なんだ。アートは市民とともにあるべきだ」と語っている。作品の中で常に社会とアートの在り方を問うてきた謎のストリートアーティスト・バンクシーが仕掛けた“宝探し競争”の一端をまずはここから覗いてみて。『バンクシー・ダズ・ニューヨーク』は3月26日(土)渋谷シネクイント、4月2日(土)渋谷アップリンクほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年01月20日